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JP7637564B2 - 経路教示データ作成装置及び経路教示データ作成方法並びにプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、経路教示データ作成装置及び経路教示データ作成方法並びにプログラムに関するものである。
例えば、産業用ロボットは、ロボットのツールが辿る経路を教示データとして与えることで制御される。例えば、特許文献1には、ロボットに与える教示データを2次元CAD(Computer-Aided Design)データを利用して作成することが記載されている。
特開2005-332347号公報
ところで、ロボットを駆動制御するための経路教示データは、分岐のない1本の経路を示す必要がある。しかしながら、設計用の3次元CADデータは、複数のスプライン曲線が多重につながっている(一例として、図4を参照)。このため、従来は、図4に示されるような3次元CADで描かれた3次元形状において、ロボットのツールが辿る経路をユーザが逐次指定する必要があり、ユーザの負担が大きかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ユーザの負担を軽減することのできる経路教示データ作成装置及び経路教示データ作成方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、複数の曲線の情報を含む設計データを用いて、ロボットの駆動制御に必要とされる経路教示データを作成するための経路教示データ作成装置であって、接続元の曲線である接続元曲線の終点に接続される他の曲線を接続先曲線として選択し、選択した前記他の曲線を次の前記接続元曲線として、前記接続先曲線となる曲線を順次選択する選択部と、前記選択部によって選択された複数の前記曲線に基づいて前記経路教示データを作成する経路作成部とを備え、前記選択部は、前記接続元曲線の終点に接続される複数の前記他の曲線が存在する場合に、前記接続元曲線の最終接線方向と、複数の前記他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する経路教示データ作成装置である。
本発明の第2態様は、複数の曲線の情報を含む設計データを用いて、ロボットの駆動制御に必要とされる経路教示データを作成するための経路教示データ作成方法であって、接続元の曲線である接続元曲線の終点に接続される他の曲線が複数存在するか否かを判定する工程と、前記他の曲線が複数存在しない場合には、前記他の曲線を接続先曲線として選択する工程と、前記他の曲線が複数存在する場合には、前記接続元曲線の最終接線方向と、複数の前記他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する工程と、選択した前記他の曲線を次の前記接続元曲線とする工程と、選択された複数の前記曲線に基づいて前記経路教示データを作成する工程とをコンピュータが実行する経路教示データ作成方法である。
本発明の第3態様は、コンピュータを上記経路教示データ作成装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、ユーザの負担を軽減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットシステムの全体構成を概略的に示したシステム概略図である。 本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成装置が備えるハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成装置が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。 3次元モデルの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る選択部について実行される選択工程について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る選択部について実行される選択工程について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る選択部について実行される選択工程について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る選択部について実行される選択工程について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成方法の手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成方法の手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成方法の手順の一例を示したフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成装置及び経路教示データ作成方法並びにプログラムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロボットシステム100の全体構成を概略的に示したシステム概略図である。図1に示すように、ロボットシステム100は、例えば、経路教示データ作成装置1、ロボット制御装置2、及びロボット3を備えている。
経路教示データ作成装置1は、複数の曲線の情報を含む設計データを用いて、ロボット3の駆動制御に必要とされる経路教示データを作成するための装置である。
ロボット制御装置2は、ロボット3を駆動制御する制御装置である。ロボット制御装置2は、例えば、経路教示データ作成装置1によって作成された経路教示データに基づいてロボット3を駆動制御する。
例えば、経路教示データ作成装置1とロボット制御装置2とは、ネットワークを介して接続され、データの送受信が可能な構成とされている。経路教示データ作成装置1によって作成された経路教示データは、例えば、ネットワークを介してロボット制御装置2に送信され、ロボット制御装置2において用いられる。
ロボット3は、例えば、産業用ロボットであり、例えば、ロボット制御装置2による駆動制御に基づき、アームの先端に取り付けられたツール(以下「ロボットツール」という。)が経路教示データに基づく経路を辿り、接着剤の塗布、バリ取り、ネジ締め等の各種設定された加工等を行う。
図2は、本発明の一実施形態に係る経路教示データ作成装置1が備えるハードウェア構成の一例を示した概略構成図である。図2に示すように、経路教示データ作成装置1は、いわゆるコンピュータであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)11、メインメモリ12、記憶部13、外部インターフェース14、通信インターフェース15、入力部16、及び表示部17等を備えている。これら各部は直接的にまたはバスを介して間接的に相互に接続されており、互いに連携して各種処理を実行する。また、入力部16及び表示部17は、例えば、ネットワークを介して接続されていてもよい。
CPU11は、例えば、バスを介して接続された記憶部13に格納されたOS(Operating System)により経路教示データ作成装置1全体の制御を行うとともに、記憶部13に格納された各種プログラムを実行することにより各種処理を実行する。
メインメモリ12は、例えば、キャッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の書き込み可能なメモリで構成され、CPU11の実行プログラムの読み出し、実行プログラムによる処理データの書き込み等を行う作業領域として利用される。
記憶部13は、非一時的な記録媒体(non-transitory computer readable storage medium)であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等である。記憶部13は、例えば、Windows(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等の経路教示データ作成装置1全体の制御を行うためのOS、BIOS(Basic Input/Output System)、周辺機器類をハードウェア操作するための各種デバイスドライバ、各種アプリケーションソフトウェア、及び各種データやファイル等を格納する。また、記憶部13には、各種処理を実現するためのプログラムや、各種処理を実現するために必要とされる各種データが格納されている。
外部インターフェース14は、外部機器と接続するためのインターフェースである。外部機器の一例として、外部モニタ、USBメモリ、外付けHDD等が挙げられる。なお、図1に示した例では、外部インターフェースは、1つしか図示されていないが、複数の外部インターフェースを備えていてもよい。
通信インターフェース15は、ネットワークに接続して他の装置と通信を行い、情報の送受信を行うためのインターフェースとして機能する。
例えば、通信インターフェース15は、例えば、有線又は無線により他の装置と通信を行う。無線通信として、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、専用の通信プロトコルを用いた通信等が挙げられる。有線通信の一例として、有線LAN(Local Area Network)等が挙げられる。
入力部16は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド等、ユーザが経路教示データ作成装置1に対して指示を与えるためのユーザインタフェースである。
表示部17は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。また、表示部17は、タッチパネルが重畳されたタッチパネルディスプレイでもよい。
図3は、経路教示データ作成装置1が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。図3に示されるように、経路教示データ作成装置1は、例えば、CADデータ記憶部21、CADデータ取得部22、表示制御部23、選択部24、経路作成部25、経路教示データ記憶部26、及び経路変更部27を備えている。
これら機能の全て又は一部は、例えば、処理回路(processing circuitry)によって実現される。例えば、以下に示す機能を実現するための連の処理は、一例として、プログラム(例えば、経路教示データ作成プログラム)の形式で記憶部13に記憶されており、このプログラムをCPU11がメインメモリ12に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
なお、プログラムは、記憶部13に予めインストールされている形態や、他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
CADデータ記憶部21には、例えば、複数の3次元CADデータが格納されている。3次元CADデータは、ロボット3によって加工される製品に関する設計データである。設計データは、最終加工製品の設計用データであってもよいし、中間品の設計用データであってもよい。
3次元CADデータは、例えば、複数の曲線(スプライン曲線)の情報を含んでいる。ここで、「曲線」は、「直線」も含む概念であり、一例としてスプライン曲線が挙げられる。各曲線の情報は、その曲線の第1端部の座標情報及び第2端部の座標情報、及び第1端部と第2端部とをつなぐための情報を備えている。
第1端部と第2端部とをつなぐための情報の一例として、接線情報、ベクトル情報等が挙げられる。また、各曲線は向きの情報を有していてもよい。この場合、第1端部及び第2端部の一方が始点、他方が終点としての情報を有することとなる。
CADデータ取得部22は、CADデータ記憶部21に格納されている複数の3次元CADデータのうちのいずれかを指定する入力情報が入力部16から入力された場合に、指定された3次元CADデータをCADデータ記憶部21から取得する。
表示制御部23は、CADデータ取得部22によって取得された3次元CADデータで表される三次元モデルを表示部17に表示させる。
また、表示制御部23は、後述する経路作成部25によって作成された経路教示データに基づく経路を表示部17に表示させる。これにより、ロボットツールが辿る経路をユーザに視覚的に提示することが可能となる。
選択部24は、例えば、ユーザによって入力部16が操作されることにより、いずれかの曲線とその始点とを指定する入力情報が入力された場合に、指定された曲線を接続元の曲線である接続元曲線に設定するとともに、その接続元曲線の終点に接続される他の曲線を接続先曲線として選択する。
例えば、図4に示すような3次元モデルが表示部17に表示されている場合において、ユーザによって入力部16が操作され、点A及び曲線Lが指定された場合を想定する。この場合、選択部24は、図5に示すように、点Aを始点P1として設定するとともに、その始点P1を含む曲線L1を接続元曲線として設定する。
続いて、選択部24は、3次元CADデータから接続元曲線の終点に接続される他の曲線を特定する。これにより、例えば、図6に示すように、接続元曲線L1の終点P2に接続される他の曲線として、曲線L2が特定される。そして、特定した他の曲線が一つである場合には、その他の曲線を接続先曲線として選択するとともに、選択した他の曲線を次の接続元曲線として、接続先曲線となる曲線を選択する。
例えば、図6に示される例では、終点P2に接続される他の曲線L2は、1つであるから、曲線L2が接続先曲線として選択されるとともに、この曲線L2が次の接続元曲線として設定される。そして、接続元曲線L2の終点P3に接続される他の曲線が特定される。そして、このような処理を繰り返すことにより、例えば、図6に示すように、曲線L2~L6が、接続先曲線として順次選択されるとともに、接続元曲線に順次設定されることとなる。
また、選択部24は、接続元曲線に接続される複数の他の曲線が存在する場合には、接続元曲線の最終接線方向(例えば、終端ベクトル)と、複数の他の各曲線の各開始接線方向(例えば、始端ベクトル)とに基づいて、いずれか一つの他の曲線を接続先曲線として選択する。
より具体的には、選択部24は、接続元曲線の最終接線方向と複数の他の曲線の各開始接線方向とがなす角の角度である接続角度θを算出し、算出した接続角度θが最も小さい他の曲線を接続先曲線として選択する。
例えば、図6に例示した3次元モデルでは、接続元曲線である曲線L6の終点P7に接続される他の曲線として、曲線L7と曲線L8とが存在する。この場合、選択部24は、例えば、接続元曲線である曲線L6と曲線L7との接続角度、及び、曲線L6と曲線L8との接続角度をそれぞれ算出する。ここで、図7は、曲線L6の周辺を拡大して示した図である。
接続角度θは、例えば、以下の式で表される。
選択部24は、算出した接続角度のうち、最小の接続角度を有する曲線を接続先曲線として選択する。選択部24は、例えば、上記(1)式で表されるcosθの値が1に最も近い曲線を接続先曲線として選択する。
これにより、図7に例示した3次元モデルでは、曲線L7が曲線L6の接続先曲線として選択される。なお、図7に示した3次元モデルでは、各曲線L6、曲線L7、曲線L8がほぼ直線で表されているので、始端ベクトル、終端ベクトルの区別がないように表されているが、スプライン曲線である場合には、その曲線の開始接線方向と最終接線方向とは異なる方向である場合があるから、その場合には区別が必要である。
また、接続元曲線と複数の他の曲線との各接続角度が等しい場合には、選択部24は、接続元曲線の始点に接続される曲線の始点並びに接続元曲線の始点及び終点から平面を特定する。そして、この平面と複数の他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの他の曲線を接続先曲線として選択する。
例えば、3次元モデルが図8に示すような直方体である場合、接続元曲線(曲線には、直線も含まれる)である曲線Lに接続される他の曲線は、曲線Ln+1と曲線Ln+2であり、また、これらの曲線の各々は接続元曲線とそれぞれ直角に交わるから、接続角度は等しくなる。このような場合、選択部24は、接続元曲線Lの始点Pに接続される曲線Ln-1の始点Pn-1並びに接続元曲線Lの始点P及び終点Pn+1から平面(図8における斜線部分)を特定する。そして、特定した平面の法線ベクトルと、曲線Ln+1、曲線Ln+2のそれぞれの開始接線方向との余角を演算し、余角が最も小さい曲線を接続先曲線として選択する。
ここで、平面の法線ベクトルと曲線の開始接線ベクトルとのなす角度をDとした場合、余角Eは、以下の(2)式で表される。
この結果、図8に示した3次元モデルにおいては、曲線Ln+1が接続先曲線として選択されることとなる。
なお、開始点の場合などで、接続元曲線の始点に接続される曲線が存在しない場合には、3次元モデルが規定されている直交座標系におけるいずれかの平面(例えば、XY平面)の法線ベクトルを利用してもよい。
経路作成部25は、選択部24によって選択された複数の曲線に基づいて経路教示データを作成する。具体的には、経路作成部25は、選択部24によって順次選択される曲線を順番につなぎ合わせるための連結情報を各曲線の情報に付加することにより、経路教示データを作成する。
経路作成部25によって作成された経路教示データは、経路教示データ記憶部26に格納される。
経路変更部27は、例えば、表示制御部23によって表示部17に表示されたロボットツールの経路に対して、ユーザにより修正指示が入力された場合に、入力された修正指示に基づいて経路教示データを変更し、経路教示データ記憶部26における当該経路教示データを更新する。
次に、本実施形態に係る経路教示データ作成方法について図9~図11を参照して説明する。図9~図11は、本実施形態に係る経路教示データ作成方法の処理手順の一例を示したフローチャートである。以下に説明する処理は、例えば、CPU11が記憶部13に格納されているプログラム(経路教示データ作成プログラム)をメインメモリ12に読み出して実行することにより実現される。
まず、ユーザによっていずれかの3次元CADデータが指定されると、指定された3次元CADデータをCADデータ記憶部21から取得し(SA1)、取得した3次元CADデータで表される3次元モデルを表示部17に表示する(SA2)。続いて、ユーザによっていずれかの曲線と始点とが指定されると、指定された曲線を接続元曲線に設定し(SA3)、その接続元曲線の終点に接続される他の曲線を特定する(SA4)。次に、特定した他の曲線が複数か否かを判定する(SA5)。この結果、他の曲線が一つである場合には(SA5:NO)、特定した他の曲線を接続先曲線として選択し(SA6)、ステップSA14に移行する。
一方、複数の他の曲線が存在する場合には(SA5:YES)、接続元曲線の最終接線方向(例えば、終端ベクトル)とそれぞれの他の曲線の開始接線方向(例えば、始端ベクトル)とのなす角度である接続角度をそれぞれ演算する(図10のSA7)。続いて、演算した接続角度のうち、最も小さい角度を有する他の曲線を特定し(SA8)、特定した他の曲線が一つに特定されるか否かを判定する(SA9)。この結果、一つに特定される場合には(SA9:YES)、特定した他の曲線を接続先曲線として選択し(SA10)、図9のステップSA14に移行する。
一方、ステップSA9において、特定した他の曲線が一つに特定されない場合(SA9:NO)、例えば、図8に例示したように、接続角度が等しい複数の他の曲線が存在した場合には、接続元曲線の始点に接続される曲線の始点並びに接続元曲線の始点及び終点から特定される平面を特定する(SA11)。そして、特定した平面の法線ベクトルと複数の他の曲線の各開始接線方向とのなす角度の余角を演算する(SA12)。続いて、余角が最も小さい他の曲線を接続先曲線として選択し(SA13)、図9のステップSA14に移行する。
図9のステップSA14では、選択した接続先曲線の終点が、処理終了条件を満たしているか否かを判定する(SA14)。処理終了条件の一例として、例えば、選択した接続先曲線の終点が最初の接続元曲線の始点であるか、選択した接続先曲線の終点がユーザによって指定された終点であるか等が挙げられる。
この結果、処理終了条件を満たしていない場合には(SA14:NO)、選択した接続先曲線を接続元曲線に設定し(SA15)、ステップSA4に戻り、上述した処理を繰り返し行う。これにより、一つながりとなる複数の曲線が順次選択されることとなる。
一方、ステップSA14において、接続先曲線の終点が、処理終了条件を満たしている場合には(SA14:YES)、選択された複数の曲線の情報に基づいて経路教示データを作成する(図11のSA16)。続いて、作成された経路教示データを経路教示データ記憶部26に格納するとともに(SA17)、当該経路教示データに基づくロボットツールの駆動経路を表示部17に表示させる(SA18)。
続いて、ユーザによりロボットツールの駆動経路の修正指示が入力されたか否かを判定する(SA19)。例えば、ユーザは、表示部17に表示されたロボットツールの移動経路に誤りがないか確認を行い、誤りがあれば、入力部16を操作することにより、手動で修正を行う。このようにして、ユーザによって駆動経路の修正が行われた場合には(SA19:YES)、修正指示に基づいて経路教示データ記憶部26の経路教示データを変更し(SA20)、ステップSA21に移行する。
一方、ステップSA19において、ユーザからの修正指示が入力されなかった場合には(SA19:NO)、ステップSA21に移行する。
ステップSA21では、ユーザによって終了指示が入力されたか否かを判定する。この結果、終了指示が入力されていない場合には(SA21:NO)、ステップSA19に戻り、後続の処理を繰り返し行う。一方、ステップSA21において、ユーザによって終了指示が入力された場合には(SA21:YES)、当該処理を終了する。
上記処理が実行されることにより、経路教示データ記憶部26には、3次元CADデータに基づいて作成された経路教示データが格納されることとなる。そして、例えば、ロボット制御装置2(図1参照)からの要求指示に応じて所定の経路教示データが経路教示データ記憶部26から読み出され、ロボット制御装置2においてロボット3の駆動制御に用いられることとなる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る経路教示データ作成装置1及び経路教示データ作成方法並びにプログラムによれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、接続元の曲線である接続元曲線の終点に接続される他の曲線が接続先曲線として選択され、選択された他の曲線が次の接続元曲線として設定され、その接続元曲線に接続される他の曲線が更に選択される。この処理が繰り返し行われることにより、一つながりとなる複数の曲線が選択され、選択された複数の曲線に基づいて経路教示データが作成される。これにより、3次元CADデータから自動的に経路教示データを作成することが可能となる。この結果、経路教示データの作成に伴うユーザの負担を軽減することが可能となる。
また、接続元曲線の終点に接続される複数の他の曲線が存在する場合、換言すると、接続元曲線に接続される曲線として複数の候補が存在する場合には、接続元曲線の最終接線方向(例えば、終端ベクトル)と、複数の他の曲線の各開始接線方向(例えば、開始ベクトル)とに基づいていずれか一つの他の曲線が接続先曲線として選択される。
より具体的には、接続元曲線の最終接線方向と複数の他の曲線の各開始接線方向とがなす角度である接続角度が算出され、その接続角度が最も小さい他の曲線が接続先曲線として選択される。
このように、接続元曲線に対する他の曲線の接続角度を考慮して接続先曲線が選択されるので、適切な曲線を接続先曲線として選択することが可能となる。
更に、接続先の候補となる複数の他の曲線についての接続角度が等しい場合には、接続元曲線の始点に接続される曲線の始点並びに接続元曲線の始点及び終点から平面が特定される。そして、この平面と複数の他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの他の曲線が接続先曲線として選択される。これにより、例えば、図8に例示したように、接続元曲線に対して同じ角度で接続される複数の他の曲線が接続先曲線の候補として存在する場合でも、適切な接続先曲線を選択することが可能となる。
また、最初の接続元曲線及びその始点をユーザが指定するための入力部16が設けられている。これにより、ユーザは所望の始点を指定できるとともに、その始点から経路の進む方向を指定することが可能となる。
また、作成された経路教示データに基づくロボット3の駆動経路が表示部17に表示されるので、ユーザは自動的に作成された経路教示データに基づくロボット3の駆動経路を容易に確認することが可能となる。
更に、ロボットの駆動経路に対してユーザが修正作業を行った場合には、その修正指示に基づいて経路教示データが変更される。これにより、経路教示データに基づくロボットの駆動経路が適切でなかった場合には、ユーザは容易にその修正作業を行うことが可能となる。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態で説明した経路教示データ作成方法の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
例えば、上記実施形態では、ユーザによって最初の曲線及び始点が指定される場合について説明したが、曲線及び始点の設定は、上記例に限定されない。例えば、予め初期条件が決められている場合には、その初期条件に基づいて、最初の接続元曲線及び始点を自動で設定することとしてもよいし、また、その他の手法を用いることとしてもよい。
また、上記実施形態において、選択部24が接続先曲線を選択する際の判定条件に、接続角度の閾値を設けることとしてもよい。例えば、接続元曲線に対して接続先曲線が鋭角に接続されている場合、ユーザが意図する接続となっていない可能性が高い。このような不適切な接続を避けるために、例えば、選択部24が、以下のような判定を行うこととしてもよい。
例えば、選択部24は、接続元曲線の終点に接続される他の曲線が特定された場合に、特定した他の曲線の接続角度を演算し、演算した接続角度が閾値以上であるか否かを判定する。そして、接続角度が閾値未満である場合に、特定した他の曲線を接続先曲線として選択する。また、接続角度が閾値以上である場合には、接続元曲線に接続される他の曲線が他にもあるかを判定し、他にもある場合には、当該他の曲線を候補から除外することとしてもよい。また、例えば、接続元曲線と接続先曲線との接続関係を表示部17に表示し、ユーザに選択をさせることとしてもよい。このような判定処理は、例えば、図9におけるステップSA4とステップSA5との間、又は、ステップSA5とステップSA6との間に設けることが可能である。
上記接続角度の閾値は、例えば、90°よりも大きい任意の値に設定することが可能である。
また、上記実施形態では、複数の3次元CADデータがCADデータ記憶部21に格納されている場合を例示して説明したが、3次元CADデータの格納場所については特に限定されない。例えば、ネットワークに接続された特定のサーバに格納されており、このサーバからネットワークを介して3次元CADデータをダウンロードすることにより、CADデータ取得部22が3次元CADデータを取得することとしてもよい。また、3次元CADデータは、経路教示データ作成装置1に着脱可能なコンピュータ読取可能な記憶媒体(例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等)に記憶されていてもよく、これらが経路教示データ作成装置1に接続された状態でCADデータ取得部22が3次元CADデータを取得するような構成とされていてもよい。
同様に、上記実施形態では、経路教示データ記憶部26に経路教示データが格納される場合を例示したが、経路教示データの格納場所についてはこの例に限定されない。すなわち、上述した3次元CADデータと同様に、特定のサーバに格納されてもよいし、経路教示データ作成装置1に着脱可能なコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
更に、上記実施形態では、経路教示データ作成装置1とロボット制御装置2とがネットワークを介して接続され、ネットワークを介して経路教示データを送受信する態様としたが、経路教示データの授受については、この例に限定されない。例えば、経路教示データは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して、経路教示データ作成装置1からロボット制御装置2に与えられてもよい。
また、ロボット制御装置2が経路教示データ作成装置1を含んでもよく、ロボット制御装置2において、経路教示データが作成されることとしてもよい。すなわち、ロボット制御装置2に、経路教示データ作成装置1が備える各種機能が搭載された構成とされてもよい。
1 :経路教示データ作成装置
2 :ロボット制御装置
3 :ロボット
11 :CPU
12 :メインメモリ
13 :記憶部
14 :外部インターフェース
15 :通信インターフェース
16 :入力部
17 :表示部
21 :CADデータ記憶部
22 :CADデータ取得部
23 :表示制御部
24 :選択部
25 :経路作成部
26 :経路教示データ記憶部
27 :経路変更部
100 :ロボットシステム

Claims (7)

  1. 複数の曲線の情報を含む設計データを用いて、ロボットの駆動制御に必要とされる経路教示データを作成するための経路教示データ作成装置であって、
    接続元の曲線である接続元曲線の終点に接続される他の曲線を接続先曲線として選択し、選択した前記他の曲線を次の前記接続元曲線として、前記接続先曲線となる曲線を順次選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された複数の前記曲線に基づいて前記経路教示データを作成する経路作成部と
    を備え、
    前記選択部は、前記接続元曲線の終点に接続される複数の前記他の曲線が存在する場合に、前記接続元曲線の最終接線方向と、複数の前記他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する経路教示データ作成装置。
  2. 前記選択部は、前記接続元曲線の終点に接続される複数の前記他の曲線が存在する場合に、前記接続元曲線の最終接線方向と複数の前記他の曲線の各開始接線方向とがなす角の角度である接続角度を算出し、該接続角度が最も小さい前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する請求項1に記載の経路教示データ作成装置。
  3. 前記接続角度が等しい場合には、前記接続元曲線の始点に接続される曲線の始点並びに前記接続元曲線の始点及び終点から特定される平面と、複数の前記他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する請求項2に記載の経路教示データ作成装置。
  4. 最初の前記接続元曲線及びその始点をユーザが指定するための入力部を備える請求項1から3のいずれかに記載の経路教示データ作成装置。
  5. 前記経路作成部によって作成された前記経路教示データに基づく前記ロボットの駆動経路を表示するための表示制御部と、
    ユーザによって前記ロボットの駆動経路が修正されることにより修正指示が入力された場合に、前記修正指示に基づいて前記経路教示データを変更する経路変更部と
    を備える請求項1から4のいずれかに記載の経路教示データ作成装置。
  6. 複数の曲線の情報を含む設計データを用いて、ロボットの駆動制御に必要とされる経路教示データを作成するための経路教示データ作成方法であって、
    接続元の曲線である接続元曲線の終点に接続される他の曲線が複数存在するか否かを判定する工程と、
    前記他の曲線が複数存在しない場合には、前記他の曲線を接続先曲線として選択する工程と、
    前記他の曲線が複数存在する場合には、前記接続元曲線の最終接線方向と、複数の前記他の曲線の各開始接線方向とに基づいて、いずれか一つの前記他の曲線を前記接続先曲線として選択する工程と、
    選択した前記他の曲線を次の前記接続元曲線とする工程と、
    選択された複数の前記曲線に基づいて前記経路教示データを作成する工程と
    をコンピュータが実行する経路教示データ作成方法。
  7. コンピュータを請求項1から5のいずれかに記載の経路教示データ作成装置として機能させるためのプログラム。
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