JP7637985B2 - Cable Retainer - Google Patents
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Description
本発明はワイヤあるいはケーブル等(以下、ケーブルと総称する)を保持するためのケーブル保持具に関するものである。 The present invention relates to a cable holder for holding wires or cables (hereinafter collectively referred to as cables).
電子機器や電気機器では、電気系統のケーブルを機器本体の一部に保持させるためにケーブル保持具が用いられる。このようなケーブル保持具として、特許文献1は、U字型をした保持部本体とカバー部との内部にケーブルを挿通させ、保持部本体に設けた弾性の支持片と、カバー部に設けた弾性の押さえ片とでケーブルを挟持する構成がとられている。
In electronic devices and electrical equipment, cable holders are used to hold electrical system cables to a part of the device body. As an example of such a cable holder,
特許文献1のケーブル保持具では、弾性片でケーブルを挟持しているので、弾性片が撓むと挟持力が維持できなくなり、ケーブルが長さ方向に移動され易く、ケーブルの保持力が低減される。そのため、例えば、機器との接続具を有するケーブルを保持したような場合には、ケーブルの保持力の低下により接続具における接続が外れてしまうことがある。このようなケーブルの長さ方向の保持力を高める技術として、特許文献2では、外面がテーパ面とされてケーブルを把持する2つのクランプと、両側の内面がテーパ面とされた固定ブロックとで構成され、クランプの外面を固定ブロックの内面に当接させることにより、両者のテーパ面での楔作用によりクランプにおけるケーブルの把持力を確保する技術が提案されている。
In the cable holder of
特許文献2の技術を特許文献1に適用してケーブルの長さ方向に移動することを抑止したケーブル保持具が考えられるが、特許文献2は、別体に構成された固定ブロックとクランプが必要である。すなわち、特許文献1のケーブル保持具に加えて、特許文献2のクランプに相当する部品が必要となる。そのため、ケーブル保持具を構成する部品点数が多くなるとともに、ケーブル保持具の全体としての構造が複雑になるという課題が生じ、さらにはコスト高になるという課題も生じる。
It is conceivable to apply the technology of
本発明の目的は、ケーブルの保持力を高めるとともに、ケーブルの長さ方向の移動を効果的に防止したケーブル保持具を提供する。 The object of the present invention is to provide a cable holder that increases the cable holding force and effectively prevents the cable from moving in the longitudinal direction.
本発明のケーブル保持具は、機器に固定するための固定部と、この固定部と一体に形成されてケーブルを保持する保持部を備えており、保持部は、ケーブルを支承する支承片と、ケーブルを支承片に向けて押圧して支承片との間に挟持するカバー片と、ケーブルの長さ方向及びケーブルを挟持する方向のそれぞれの位置が変位できるように支承片を弾性支持する支持片と、ケーブルの長さ方向に延長されてケーブルを挟持する方向に傾斜されたガイドレールを備える。そして、支承片は長さ方向の一方向に変位されたときにガイドレールにより挟持する方向に変位される構成とされる。 The cable holder of the present invention comprises a fixing part for fixing to equipment and a holding part formed integrally with the fixing part for holding the cable, the holding part comprising a bearing piece for supporting the cable, a cover piece for pressing the cable towards the bearing piece to clamp it between the bearing piece, a support piece for elastically supporting the bearing piece so that its position can be displaced in both the length direction of the cable and the direction in which the cable is clamped, and a guide rail extending in the length direction of the cable and inclined in the direction in which the cable is clamped. The bearing piece is configured to be displaced in the clamping direction by the guide rail when displaced in one direction in the length direction.
例えば、本発明の保持部の好ましい形態として、保持部は、ベースの両側に設けられた一対の側片と、一方の側片から延長されたカバー片と、カバー片に連結されて係合歯を有する係合片と、他方の側片に設けられ係合片が内挿されたときに係合歯に係合される係合爪を有する係合溝と、ベースに支持されてケーブルを支承しカバー片との間でケーブルを挟持する支承片と、ケーブルの長さ方向及びケーブルを挟持する方向のそれぞれの位置が変位できるように支承片を弾性支持する支持片と、長さ方向に延長されて長さ方向の一方から他方に向けて挟持する方向に傾斜されたガイドレールを備える。そして、支承片は長さ方向の一方から他方に変位されたときにガイドレールにより挟持する方向に変位される構成とされる。 For example, in a preferred embodiment of the holding part of the present invention, the holding part comprises a pair of side pieces provided on both sides of the base, a cover piece extending from one of the side pieces, an engagement piece connected to the cover piece and having engagement teeth, an engagement groove provided on the other side piece and having an engagement claw that engages with the engagement teeth when the engagement piece is inserted, a support piece supported by the base and supporting the cable and clamping the cable between the cover piece, a support piece that elastically supports the support piece so that the position of the cable in the length direction and the direction in which the cable is clamped can be displaced, and a guide rail that extends in the length direction and is inclined in the clamping direction from one side to the other in the length direction. The support piece is configured to be displaced in the clamping direction by the guide rail when displaced from one side to the other in the length direction.
さらに、本発明の好ましい形態は、ガイドレールは支承片が当接されるレール面を有し、このレール面は長さ方向の一方から他方に向けてケーブルに近づくように挟持する方向に傾斜される。また、支承片はテーパ面を有するウェッジを備え、このテーパ面はガイドレールのレール面に当接される。本発明において、ケーブルは機器に接続するための接続具を備えており、ケーブルは接続具が備えられた側を長さ方向の一方に向けた状態で保持されることが好ましい。また、本発明においては、支承片は長さ方向に変位されたときにガイドレールにより挟持する方向に変位される構成であり、ガイドレールは支承片が長さ方向の第1側に変位されたときに支承片を挟持する方向に変位させる第1のガイドレールと、支承片が第1側と反対の第2側に変位されたときに支承片を挟持する方向に変位させる第2のガイドレールを備える構成とされてもよい。 In a preferred embodiment of the present invention, the guide rail has a rail surface against which the support piece abuts, and this rail surface is inclined in the clamping direction so as to approach the cable from one side in the lengthwise direction to the other. The support piece also has a wedge with a tapered surface, and this tapered surface abuts against the rail surface of the guide rail. In the present invention, the cable is provided with a connector for connecting to the device, and the cable is preferably held with the side provided with the connector facing one side in the lengthwise direction. In the present invention, the support piece is configured to be displaced in the clamping direction by the guide rail when displaced in the lengthwise direction, and the guide rail may be configured to have a first guide rail that displaces the support piece in the clamping direction when the support piece is displaced to the first side in the lengthwise direction, and a second guide rail that displaces the support piece in the clamping direction when the support piece is displaced to the second side opposite the first side.
本発明によれば、ケーブルを支承する支承片をガイドレールによってケーブルの長さ方向及びケーブルを挟持する方向のそれぞれの位置を変位させることにより、ケーブルの保持力を高めるとともに、ケーブルの長さ方向の移動を防止することができる。 According to the present invention, the support piece that supports the cable can be displaced by the guide rail in both the length direction of the cable and the direction in which the cable is clamped, thereby increasing the holding force of the cable and preventing movement of the cable in the length direction.
本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態のケーブル保持具1を機器としてのテレビTVの背面パネルPに固定し、当該テレビTVの電源コードACCを保持するために用いた適用例の背面図である。この電源コードACCは先端に雌プラグ(コードコネクタボディ)WPが接続されており、テレビTVの背面に設けられた雄プラグ(受電用インレット)MPに接続されるようになっている。このケーブル保持具1は、後述するように、電源コードACCを保持するとともに、電源コードACCに外力が加えられたときに、雌プラグWPが雄プラグMPから離脱されることを防止する機能を備えている。
An embodiment of the present invention will now be described. FIG. 1 is a rear view of an application example in which a
図2はケーブル保持具1を一方から見た斜視図であり、図3は反対方向から見た斜視図である。また、図4(a)はケーブル保持具1の正面図であり、図4(b)はそのb-b線断面図である。ケーブル保持具1は、パネルに固定させるための固定部2と、電源コードACCを保持するための保持部3とが樹脂成形により一体形成されている。なお、以降の説明において上下方向は図2を基準にした方向である。
Figure 2 is a perspective view of the
固定部2は、矩形の板状をしたベース4の一方向(図2及び図3の左右方向、ここでは幅方向とする)の両端からそれぞれ下方に突出された一対のV字型の嵌合片21と、ベース4の中央から下方に突出された一対の弾接片22を備えている。V字型をした嵌合片21は一端がベース4に連結され、他端が自由端として構成され、この自由端の外面に嵌合爪21aが形成されている。後述するように、これらの嵌合片21は背面パネルPに設けられた一対の嵌合穴Hに嵌入される。また、弾接片22は背面パネルPの表面に当接されて弾性変形される。
The
前記保持部3は、前記ベース4の幅方向の両端からそれぞれ上方に突出された一対の側片31,32を備えている。図2の左側の側片31の上端には薄肉片33が設けられ、この薄肉片33を介して所要の角度で屈曲された板状のカバー片34が連結されている。このカバー片34の先端には円弧状の係合片35が連結されており、この係合片35の外面には所要の間隔で配列された複数の鋸歯形状の係合歯、ここではラチェット歯35aが形成されている。
The
また、図2の右側の側片32は厚肉に形成され、その上端から下方に向けて係合溝36が開口されている。この係合溝36は前記係合片35に対応して幾分円弧状に湾曲されており、この係合溝36の外側の内面の一部には、係合片35のラチェット歯35aに歯合可能な係合爪36aが形成されている。
The
前記保持部3は、さらに前記ベース4の上方位置の幅方向の中央に配置された支承片37を備えている。この支承片37は弾性変形が可能な支持片38により前記ベース4に支持されており、保持する電源コードACCの周面を下側から支承するようにその上面が円筒面に形成されている。また、支承片37の上面の一部には、電源コードACCの周面との接触摩擦力を高めるための凸条37aが形成されている。
The
前記支持片38は、図3及び図4(a)に示すように、ベース4と支承片37とを連結するクランク型のストリップ片として形成されている。この支持片38は、下端部がベース4の端部に連結され、上端部が前記支承片37の端部に連結されており、板厚方向に弾性変形が可能な構成とされている。この支持片38の弾性変形により、支承片37は上下方向に移動されて上下方向の位置が変位されることが可能とされている。また、同時に幅方向と交差する方向、すなわち電源コードACCを保持したときの当該電源コードACCの長さ方向(以下、この方向を長さ方向と称する)にも移動されて、当該長さ方向の位置が変位されることも可能とされている。
As shown in Figs. 3 and 4(a), the
前記支承片37は支持片38よりも幅方向の寸法が大きくされており、その両側部は支持片38よりも両外側に突出されている。そして、この両側部にはそれぞれ下面がテーパ面として形成されたウェッジ(楔)39が形成されている。このウェッジ39の下面は長さ方向の一方から他方に向けて所要の角度で傾斜されている。
The
一方、前記両側の各側片31,32の内側面、すなわち両側片31,32が互いに対向する面には、長さ方向に沿って延長されたガイドレール30が内方に向けて段状に突出形成されている。図5はこのガイドレール30を示す部分斜視図であり、これらのガイドレール30はそれぞれ上方に向けられたレール面が前記ウェッジ39の下面に対応して、長さ方向の一方から他方に向けて上下方向の高さが直線的に変化するように傾斜されたスロープとして形成されている。換言すれば、ガイドレール30は、電源コードACCを挟持する方向に沿って傾斜されたスロープ、具体的にはケーブル保持具1の長さ方向の一方から他方に向けてレール面の高さが連続的に高くなりスロープに形成されている。換言すれば、他方に向けて電気コードACCに近づくようなスロープに形成されている。さらに、各ガイドレール30はそれぞれのレール面が支承片37の両側のウェッジ39の直下に配置されている。なお、以降において、ケーブル保持具1について、ガイドレール30のレール面の高さの低い側を低位側(Lo)、高さの高い側を高位側(Hi)と称することがある。
On the other hand, on the inner surface of each of the
以上の構成のケーブル保持具は、図1に示したように、テレビTVの背面パネルPに固定される。この固定に際しては、図6(a)に断面構造を示すように、一対の嵌合片21がそれぞれ背面パネルPの嵌合穴Hに嵌入される。嵌合片21が嵌入されると、嵌合爪23が背面パネルPの裏面側において嵌合穴Hの内縁に係合される。また、同時に弾接片22は背面パネルPの表面に当接されて弾性変形され、この弾性変形に伴う反力により嵌合爪23の嵌合穴Hに対する係合状態が保持される。
The cable holder having the above configuration is fixed to the rear panel P of a television TV as shown in FIG. 1. During this fixing, the pair of
これにより、ケーブル保持具1は背面パネルPに固定される。このとき、図1及び図2に示すように、ケーブル保持具1の低位側、すなわちガイドレール30のレール面の高さが低い側がテレビTVに配設されている雄プラグMPの方向を向いて固定されるように、嵌合穴Hの開口位置及び方向、ならびにケーブル保持具1の方向が設定される。換言すれば、保持する電源コードACCに設けられている雌プラグWPがケーブル保持具1の低位側に向けられるように設定される。
As a result, the
なお、この固定部2の構成では、一対の嵌合片21の自由端を両側から摘んで内側に向けて弾性変形することにより、嵌合片21を嵌合穴Hから引き出すことができる。したがって、ケーブル保持具1を背面パネルPから取り外すことができ、リユース部品として利用することができる。
In addition, with this configuration of the fixing
そして、図2に示したように、ケーブル保持具1のカバー片34を開いた状態にした上で、電源コードACCをケーブル保持具1の両側片31,32の間に内挿する。次いで、図6(a)に示すように、薄肉片33を変形させながらカバー片34を内側に向けて移動させ、同時に係合片35を先端側から係合溝36に挿入し、ラチェット歯35aを係合爪36aに係合させる。これにより、
両側の側片31,32とカバー片34とにより電源コードACCを保持する保持空間が構成され、後述するように、この保持空間において電源コードACCの保持が行なわれる。
2, the
A holding space for holding the power cord ACC is formed by the
図6(a)は電源コードACCが相対的に小径の場合であり、電源コードACCは周面の上側部位にカバー片34が当接され、さらにこのカバー片34により下方に押される。また、この電源コードACCは、カバー片34により押されることにより周面の下側部位が支承片37に当接される。支承片37には支持片38の上向きの弾性力が加えられているので、この弾性力によって電源コードACCはカバー片34と支承片37とによって上下方向に挟持される。これにより、電源コードACCはケーブル保持具1に保持される。
Figure 6 (a) shows the case where the power cord ACC has a relatively small diameter, with the
電源コードACCの径寸法が相対的に大径になると、図6(b)に示すように、係合片35が係合溝36に内挿される長さは短くなるが、いずれかのラチェット歯35aは係合爪36aに係合される。この場合においても、電源コードACCがカバー片34によって下方に押されると、これと一体的に支承片37は下方に押されて移動され、支持片38の上向きの弾性力により電源コードACCはカバー片34と支承片37とによって上下方向に挟持される。
When the diameter of the power cord ACC becomes relatively large, as shown in FIG. 6(b), the length by which the
電源コードACCの径寸法が所定以上になると、電源コードACCがカバー片34によって下方に押され、さらに支承片37も下方に押されて支持片38が弾性変形されたときに、支承片37の両側のウェッジ39がガイドレール30に当接される。このウェッジ39とガイドレール30との当接により、支承片37にはガイドレール30から上向きの抗力が加えられ、この抗力が電源コードACCを挟持する力の一部として作用するようになる。これにより、電源コードACCの挟持力が高められ、保持効果が高められる。
When the diameter of the power cord ACC reaches a predetermined size or larger, the power cord ACC is pushed downward by the
ここで、係合片35の複数のラチェット歯35aは、所要の間隔で配列されているため、いずれかのラチェット歯35aと係合爪36aが係合されたときにカバー片34と支承片37との間に形成される上下方向の間隔寸法は段階的(離散的)な寸法となる。そのため、この間隔寸法と電源コードACCの径寸法とが同じでなく、両者の寸法に差が生じているとき、特に間隔寸法が径寸法よりも大きいときには、この寸法差が電源コードACCを挟持する際の緩みとなって表れ、電源コードACCの保持力が低下することになる。
The
このケーブル保持具1では、図7(a)に示すように、カバー片34によって電源コードACCが下方に押されると、これと一体的に支承片37が下方に押されてウェッジ39のテーパ面がガイドレール30のレール面に当接される。そして、支承片37はウェッジ39のテーパ面がガイドレール30に当接された状態を保ちながらレール面のスロープに沿って長さ方向に滑動され、この滑動により支承片37はウェッジ39とともに上下方向の位置が変位される。この変位量は、レール面がスロープであるので連続的なものとなる。すなわち、支承片37がカバー片34とで電源コードACCを挟持する方向の位置が変位され、結果として支承片37とカバー片34で構成される間隔寸法が変化される。これにより、電源コードACCの径寸法との間に生じている寸法差が吸収され、カバー片34と支承片37による挟持力の低下が防止され、好適な保持が可能になる。
In this
さらに、このケーブル保持具1では、図7(b)に示すように、電源コードACCが保持されている状態において、雌プラグWPを雄プラグMPから引き抜く方向の外力が電源コードACCに加えられたとき、すなわち電源コードACCがケーブル保持具1の低位側(Lo)から高位側(Hi)に移動されようとしたときには、この電源コードACCの移動に伴い支承片37は一体的に高位側(Hi)に変位される。特に、支承片37には凸条37aが形成されており、この凸条37aが電源コードACCの周面に食い込んで両者間の摩擦力が高められているので、電源コードACCが移動されると支承片37が一体的に変位される。
Furthermore, as shown in FIG. 7(b), when the power cord ACC is held in this
この支承片37の変位によりウェッジ39のテーパ面がガイドレール30のレール面上で高位側(Hi)に向けて滑動されると、レール面のスロープにより支承片39は上方に向けて変位される。すなわち電源コードACCを挟持する方向に変位され、電源コードACCの周面に対する当接力が増大される。また、これと同時に支承片37のウェッジ39は電源コードACCの周面とガイドレール30のレール面との間に進入される楔として機能される。この楔作用により、電源コードACCのそれ以上の移動が阻止され、雌プラグWPが雄プラグMPから引き抜かれることが防止される。
When the tapered surface of the
電源コードACCに加えられる外力が反対方向の場合、すなわち電源コードACCがケーブル保持具1の低位側に移動される場合には、支承片37のウェッジ39のテーパ面がガイドレール30のレール面を低位側(Lo)に滑動されることになり、支承片37は電源コードACCを挟持する方向とは反対側の下方に変位される。これにより、カバー片34と支承片37の挟持力が低下され、電源コードACCはケーブル保持具1に対して移動されることが可能になる。したがって、電源コードACCをこの方向に意図的に移動させるようにすれば、ケーブル保持具1の低位側において電源コードACCを撓ませることができ、雌プラグWPを雄プラグMPから容易に取り外すことができるようになる。
When the external force applied to the power cord ACC is in the opposite direction, i.e., when the power cord ACC is moved to the lower side of the
実施形態のケーブル保持具1では、図6に示した側片32の先端から外側に向けて突出された解除片32bを外側に向けて強制的に弾性変形させることにより、ラチェット歯35aと係合爪36aとの係合が解除され、係合片35を係合溝36から引き出すことができる。すなわち、電源コードACCの保持を解除することができる。
In the
図8は本発明の変形例のケーブル保持具1Aの斜視図である。また、図9(a)は正面図、図9(b)はそのb-b線断面図である。この変形例はケーブルを長さ方向の両方向に向けて移動を阻止するように構成されている。例えば、図示は省略するが、電気コードの両端にプラグを接続してそれぞれ機器等に電気接続した場合に、両プラグが離脱されることを防止するために適用される。なお、実施形態と等価な部分には同一符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
Figure 8 is a perspective view of a
図8と図9に示すように、変形例のケーブル保持具1Aは、実施形態と同様に支持片38により支持されている支承片37の幅方向の両側には、それぞれ一対のウェッジ39が形成されている。ここでは、対をなす外側のウェッジ39Aを第1ウェッジと称し、これらで両側から挟まれた対をなす内側のウェッジ39Bを第2ウェッジと称する。これら第1ウェッジ39Aと第2ウェッジ39Bは、それぞれ下面がテーパ面として形成されているが、そのテーパ面の傾斜方向が互いに反対方向に向けられている。第1ウェッジ39Aのテーパ面は長さ方向の第1側に向けて高くなるように傾斜されている。これは実施形態のウェッジ39と同じ方向であり、第1側は実施形態の高位(Hi)側となる。一方、第2ウェッジ39Bのテーパ面はこれと反対の第2側、すなわち、実施形態の低位(Lo)側に向けて高くなるように傾斜されている。これら第1ウェッジ39Aと第2ウェッジ39Bの各テーパ面は同じ傾き角度に形成されているが、必ずしも同じ傾き角度でなくてもよい。
8 and 9, in the
また、ケーブル保持具1Aの両側の各側片31,32の内側面には、実施形態と同様に長さ方向に沿って延長されたそれぞれ対をなすガイドレール30が形成されている。対をなす外側のガイドレール30Aを第1ガイドレールと称し、これらにより両側から挟まれた対をなす内側のガイドレール30Bを第2ガイドレールと称する。これらのガイドレール30A,30Bはそれぞれケーブル保持具1Aの幅方向において、前記した第1ウェッジ39Aと第2ウェッジ39Bにそれぞれ対応された位置に形成されている。また、これら第1ガイドレール30Aと第2ガイドレール30Bは、上方に向けられたレール面が長さ方向に沿って上下方向の高さが直線的に変化するように傾斜されたスロープとして形成されている。ここでは、第1ガイドレール30Aのレール面は実施形態と同様に第1側が第2の側よりも高くされている。一方、第2ガイドレール30Bのレール面は、これと反対に第2側が第1側よりも高くされている。
In addition, a pair of
ここで、第1ガイドレール30Aのレール面の傾き角度は第1ウェッジ39Aのテーパ面の傾き角度に等しくされている。また、第2ガイドレール30Bのレール面の傾き角度は第2ウェッジ39Bのテーパ面の傾き角度に等しくされている。また、第1ガイドレール30Aと第2ガイドレール30Bのレール面の傾き角度は等しくされているが、必ずしも等しくなくてもよい。この変形例では、両ガイドレール30A,30Bの傾き角度が等しくされるとともに、両ガイドレール30A,30Bの長さ方向の中間位置において各レール面の高さは等しくされており、ケーブル保持具1Aを幅方向から視認したときには、この中間位置において互いのレール面が交差されるようになっている。
Here, the inclination angle of the rail surface of the
このケーブル保持具1Aによれば、図10(a)に示すように、電源コードACCを保持したときには、実施形態と同様に支承片37とカバー片34とで電源コードACCを挟持し、これらカバー片34と支承片37による挟持力によって電源コードACCは好適に保持される。このとき、第1ウェッジ39Aのテーパ面は第1ガイドレール30Aのレール面に当接される。あるいは、第2ウェッジ39Bのテーパ面は第2ガイドレール30Bのレール面に当接される。このいずれか、あるいは両方での当接によって支承片37に抗力が生じ、この抗力がカバー片34との間の挟持力になる。
When the
そして、このケーブル保持具1Aでは、図10(b)に示すように、電源コードACCが保持されている状態において、電源コードACCが第2側から第1側に移動されようとしたときには、電源コードACCの移動に伴い支承片37は一体的に第1側に変位される。この支承片37の変位により第1ウェッジ39Aのテーパ面が第1ガイドレール30Aのレール面上で第1側に向けて滑動されると、このレール面のスロープにより第1ウェッジ39Aは上方に向けて変位される。したがって、支承片37は電源コードACCを挟持する方向に変位され、カバー片34との間の電源コードACCの周面に対する当接力が増大される。このとき第1ウェッジ39Aは、電源コードACCの周面と第1ガイドレール30Aのレール面との間に進入される楔として機能され、この楔作用により、電源コードACCはそれ以上の移動が阻止されて第1側に移動することが防止される。
As shown in FIG. 10(b), when the power cord ACC is held in the
一方、電源コードACCに加えられる外力が反対方向の場合、すなわち電源コードACCがケーブル保持具1の第1の側に移動される場合には、図10(c)に示すように、電源コードACCの移動に伴い支承片37は一体的に第2側に変位される。この支承片37の変位により第2ウェッジ39Bのテーパ面が第2ガイドレール30Bのレール面上で第2側に向けて滑動されると、このレール面のスロープにより第2ウェッジ39Bは上方に向けて変位される。したがって、支承片37は電源コードACCを挟持する方向に変位され、カバー片34との間の電源コードACCの周面に対する当接力が増大される。第2ウェッジ39Bは、電源コードACCの周面と第2ガイドレール30Bのレール面との間に進入される楔として機能され、この楔作用により、電源コードACCはそれ以上の移動が阻止されて第2側に移動することが防止される。
On the other hand, when the external force applied to the power cord ACC is in the opposite direction, that is, when the power cord ACC is moved to the first side of the
このように、変形例のケーブル保持具1Aでは、電気コードACCを保持したときには、電気コードACCが第1側に移動されることを阻止するとともに、反対の第2側に移動されることも防止される。すなわち、保持された電気コードACCは長さ方向の両側のいずれの方向についても移動が阻止されることになる。したがって、例えば、電気コードACCの両端にプラグを接続してそれぞれ機器等に電気接続した場合に、両プラグが離脱されることを防止することが可能になる。
In this way, when the modified
変形例では、第1ウェッジ39Aと第1ガイドレール30Aが、第2ウェッジ39Bと第2ガイドレール30Bの外側に配設されているが、第2ウェッジ39Bと第2ガイドレール30bが第1ウェッジ39Aと第1ガイドレール30Aの外側に配設されてもよい。あるいは、第1ウェッジ39Aと第2ウェッジ39B及び第1ガイドレール30Aと第2ガイドレール30Bが互いに対向配置されていれば、幅方向に交互に配設されてもよい。
In the modified example, the
以上の実施形態および変形例は、本発明のケーブル保持具としてテレビの電源用の電源コードを保持する例を示したが、これに限定されるものではなく各種の電気コードや電気ケーブル、あるいはそれ以外のケーブルを保持する保持具として構成されてもよい。 The above embodiments and modifications show examples of the cable holder of the present invention for holding a power cord for a television power source, but the present invention is not limited to this and may be configured as a holder for holding various electrical cords, electrical cables, or other cables.
ガイドレールの構成、特にレール面のスロープは直線的に傾斜する傾斜面でなくてもよく、上方に向けて凸状あるいは凹状の曲線傾斜面として構成されてもよい。このようにすれば、ケーブルの移動と共に支承片がガイドレールに沿って移動する際の支承片がケーブルを挟持する方向の変位量を適宜に設計することができ、ケーブルの挟持力を適宜に調整することが可能になる。また、支承片のウェッジのテーパ面はガイドレールのレール面の形状に対応して凸状または凹状の曲面に形成されてもよい。 The guide rail configuration, particularly the slope of the rail surface, does not have to be a linearly inclined surface, but may be configured as a curved inclined surface that is convex or concave toward the top. In this way, the amount of displacement in the direction in which the support piece clamps the cable when the support piece moves along the guide rail as the cable moves can be appropriately designed, making it possible to appropriately adjust the clamping force for the cable. In addition, the tapered surface of the wedge of the support piece may be formed into a convex or concave curved surface that corresponds to the shape of the rail surface of the guide rail.
本発明におけるケーブル保持具は、機器等に固定するための固定部の構造は、実施形態の構造に限られるものでなく、異なる嵌合形態での固定構造、あるいはネジ等の固定部材を用いた固定構造であってもよい。 The structure of the fixing part of the cable holder for fixing to the device, etc. in the present invention is not limited to the structure of the embodiment, but may be a fixing structure with a different fitting form, or a fixing structure using a fixing member such as a screw.
1,1A ケーブル保持具
2 固定部
3 保持部
4 ベース
21 嵌合片
22 弾接片
30 ガイドレール
30A 第1ガイドレール
30B 第2ガイドレール
31,32 側片
34 カバー片
35 係合片
35a ラチェット歯(係合歯)
36 係合溝
36a 係合爪
37 支承片
38 支持片
39 ウェッジ
39A 第1ウェッジ
39B 第2ウェッジ
P 背面パネル
H 嵌合穴
ACC 電源コード(ケーブル)
WP 雌プラグ
MP 雄プラグ
1,
36
WP Female plug MP Male plug
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