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JP7638830B2 - 車両用制御装置 - Google Patents
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Description

本発明は、フリーズフレームデータの記憶に関わる制御を行う車両用制御装置に関する。
従来から、車両に搭載されたECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)のCPUは、車両故障の発生時に、フリーズフレームデータ(Freeze Frame Data:FFD、例えば、冷却水温情報、エンジン回転数情報、スロットル開度情報、車速情報、燃圧情報、吸気温度情報などやこれらと紐づく故障要因情報を含む)を不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)に記憶する。ECUのCPUは、起動時に不揮発性メモリからフリーズフレームデータを読み出して揮発性メモリ(RAM)に記憶し、このときミラーチェックやサムチェックなどのデータ誤りの検出手法を用いてデータ破壊の有無のチェックを実行する。ECUに対してダイアグツールが接続された場合には、ECUのCPUはダイアグツールからの要求に応じて揮発性メモリからフリーズフレームデータを読み出してダイアグツールへ送信する(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-138726号公報
ところで、フリーズフレームデータはそのデータ量が大きいために分割して不揮発性メモリの複数のセクションにわたって連続的に保持されることになる。
また、データの不揮発性メモリへの書き込みには一定の時間を要するため、膨大なデータ量のフリーズフレームデータを不揮発性メモリに書き込むには多くの時間(例えば、数秒)を要することがある。このため、フリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込み中にバッテリ抜けや瞬断の発生などにより電源供給が途絶える虞がある。
そして、一の車両の故障が発生した際の一のフリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込み中に電源供給が途絶えると当該一のフリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込みが途中で終了してしまう。この場合には、一のフリーズフレームデータの一部は不揮発性メモリの複数のセクションのうちの該当するセクションに書き込まれて保持されることになるが、一のフリーズフレームデータの残りは複数のセクションのうちの該当するセクションに書き込まれずに保持されない状況となる。このとき、複数のセクションの各々に保持されているデータが一のフリーズフレームデータに関するものであるか否かを判定できなければ、一のフリーズフレームデータに関係しないデータを含めて車両故障の解析を行ってしまい、正確な車両故障の解析ができないことになる。
本発明の目的は、一の車両の故障が発生した際の一のフリーズフレームデータに関らないものを含めて車両の故障を解析してしまうという不具合を防止できる車両用制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置は、車両の故障が発生した際のフリーズフレームデータの記憶に関わる制御を行う車両用制御装置であって、一の車両の故障が発生した際に、一のフリーズフレームデータを構成する複数のセクション書込データの各々を不揮発性メモリの複数のセクションのうちの該当するセクションに故障情報として書き込み、当該複数のセクションの各々に相関性のある相関データを書込確認情報として書き込む書込処理を行うものであって、前記書込処理では一つのセクションへの前記セクション書込データ及び前記相関データの書き込みを終了した後に他の一つのセクションへの前記セクション書込データ及び前記相関データの書き込みを行う書込手段と、前記不揮発性メモリから前記一のフリーズフレームデータを読み出す際に、前記複数のセクションの各々に保持されている前記書込確認情報に互いに相関性があるか否かを判定し、前記複数のセクションに保持されている前記故障情報を、前記書込確認情報に互いに相関性があると判定された場合には車両の故障の解析に用いる情報であるとし、前記書込確認情報に互いに相関性があると判定されなかった場合には車両の故障の解析に用いる情報であるとしない、判定手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、一の車両の故障が発生した際の一のフリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込みに成功した場合には不揮発性メモリの複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報には互いに相関性がある一方で、一のフリーズフレームデータを不揮発性メモリに書き込んでいる途中に電源供給が途絶えるなどして当該一のフリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込みに失敗した場合にはセクション書込データを書き込むことができたセクションに保持されている書込確認情報と書き込むことができなかったセクションに保持されている書込確認情報とには相関性がないものとなる。このため、複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報の中に他の書込確認情報と相関性がないものがあれば当該複数のセクションの各々に保持されている故障情報の中に一のフリーズフレームデータに関らないものが含まれていると判定でき、一のフリーズフレームデータに関らないものを含めて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。
また、複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報に互いに相関性があるか否かを判定することにより、複数のセクションの各々に保持されている故障情報が一のフリーズフレームデータに関わるものであるか否かを判定できるので当該判定に要する時間が短くて済む。
また、前記書込手段は、今回の車両の故障が発生した際に前記複数のセクションの各々に前記書込確認情報として今回書き込む相関性のある相関データを、前回の車両の故障が発生した際に前記複数のセクションの各々に前記書込確認情報として前回書き込まれた相関性のある相関データとは相関性のないデータとするとしてもよい。
これによれば、今回の車両故障の発生時のフリーズフレームデータと以前の車両故障の発生時のフリーズフレームデータとが混在したデータを用いて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。
また、前記書込確認情報に互いに相関性があると判定されなかった場合には前記複数のセクションの各々に保持されている前記故障情報及び前記書込確認情報を消去する消去手段をさらに備えるとしてもよい。
これによれば、今後、フリーズフレームデータの不揮発性メモリへの書き込みに失敗した場合の不揮発性メモリの複数のセクションの各々に保持されている故障情報を用いて車両故障の解析を行ってしまうという不具合をより一層防止できる。
本発明によれば、一の車両の故障が発生した際に、一のフリーズフレームデータを構成する複数のセクション書込データの各々を不揮発性メモリの複数のセクションのうちの該当するセクションに故障情報として書き込み、当該複数のセクションの各々に相関性のある相関データを書込確認情報として書き込むため、当該複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報に互いに相関性があるか否かを判定することにより、当該複数のセクションの各々に保持されている故障情報が一のフリーズフレームデータに関わるものであるか否かを判定でき、一のフリーズフレームデータに関らないものを含めて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。このように、一のフリーズフレームデータを不揮発性メモリの複数のセクションにわたって分割して保持する場合に好適である。
本発明の一実施形態に係る車両用制御システムの構成を示すブロック図である。 図1のメインECUのCPUにおいて行われるフリーズフレームデータ(FFD)保存処理の処理フローを示すフローチャートである。 図1のメインECUのCPUにおいて行われるフリーズフレームデータ(FFD)読込処理の処理フローを示すフローチャートである。 (a)はフリーズフレームデータのデータフラッシュへの書き込みの成功例を説明するための図であり、(b)はフリーズフレームデータのデータフラッシュへの書き込みの失敗例を説明するための図である。
以下では、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
1.車両用制御システムのシステム構成
本発明の一実施形態に係る車両用制御システムSの構成について図1を参照して説明する。
車両用制御システムSは、車両1に搭載され、例えば車両1の故障が発生した際の後述するフリーズフレームデータ(以下では、適宜、「FFD」と記載する。)の記憶に関わる制御などを行うシステムである。
車両用制御システムSは、メインECU10やECU30、50、70など複数のECUを備えており、当該複数のECUはバス2に接続されて他のECUとの間でCAN(Controller Area Network)通信を行う。例えば、メインECU10はECU30、50、70などとの間で定期的に通信を行う。なお、ECU30、50、70などの例として、エンジンスロットルの開度の制御やエンジンの停止制御などを行うエンジンECU、ステレオカメラが撮影した画像に基づいて先行車と車両1との相対速度や車間距離などの算出を行うステレオカメラECU、エンジンの燃料噴射量や吸入空気量などを制御するEFI-ECUなどを挙げることができる。
車両用制御システムSにはバッテリ3が設けられている。また、車両用制御システムSには車両1のエンジンの始動や各種電気系統の制御を行うための装置であるイグニッションスイッチ4が設けられている。メインECU10の後述するマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と記載する。)11はイグニッションスイッチ4を介してバッテリ3に接続されており、メインECU10の後述するマイコン11にはイグニッションスイッチ4がオン状態である場合にバッテリ3から電源供給が行われ、イグニッションスイッチ4がオフ状態である場合にバッテリ3から電源供給が行われないようになっている。なお、車両用制御システムSにはメインECU10のマイコン11以外にも電源供給を必要とするユニットがあり、図1には図示していないがバッテリ3から当該電源供給を必要とするユニットへの電源供給が可能に構成されている。
車両用制御システムSにはアクチュエータ5が備えられており、アクチュエータ5はメインECU10に接続されてメインECU10の後述するマイコン11が備える後述するCPU12により駆動制御される。
メインECU10には、マイコン11が搭載され、車両1などの車両の故障を診断するための故障診断ツールを搭載した端末(不図示:以下、適宜、「故障診断ツール搭載端末」と記載する。)の接続用のオンボードダイアグノーシス(On board diagnostics:OBD)コネクタTが設けられている。
マイコン11は、各種演算及び各種制御を行うCPU12と、コードフラッシュメモリ(以下、「コードフラッシュ」と記載する。)13A、データフラッシュメモリ(以下、「データフラッシュ」と記載する。)13B及びSRAM13Cを含むメモリ13と、コンピュータ内部でCPU12と周辺機器が通信を行うための窓口となる端子又は回路であるI/Oポート14とを備える。マイコン11にはイグニッションスイッチ4がオン状態である場合にバッテリ3から電源供給が行われ、イグニッションスイッチ4がオフ状態である場合にバッテリ3から電源供給が行われないようになっている。
コードフラッシュ13Aは、保持内容の書き換えが可能であって、バッテリ3などからの電源供給が行われている状態に加えバッテリ3などからの電源供給が途絶えた状態でも記憶内容を保持し続けることが可能な不揮発性メモリであり、例えば図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理用のプログラムや図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理用のプログラムなどの各種プログラムなどを保持する。また、データフラッシュ13Bは、保持内容の書き換えが可能であって、バッテリ3などからの電源供給が行われている状態に加えバッテリ3などからの電源供給が途絶えた状態でも記憶内容を保持し続けることが可能な不揮発性メモリであり、例えばFFDや後述するキーワードなどの各種データなどを保持し、本発明の「不揮発性メモリ」に相当する。また、SRAM13Cは、保持内容の書き換えが可能であって、バッテリ3などからの電源供給が行われている状態では記憶内容を保持し続けることが可能であるが、バッテリ3などからの電源供給が途絶えると記憶内容が失われる揮発性メモリであり、例えばFFDや後述するキーワードなどの各種データなどを保持する。SRAM13Cはデータフラッシュ13Bに比べ読み出し速度が速い。なお、コードフラッシュ13Aの代わりに例えばコードフラッシュ13A以外の他の不揮発性メモリを用いてもよく、データフラッシュ13Bの代わりに例えばデータフラッシュ13B以外の他の不揮発性メモリを用いてもよく、SRAM13Cの代わりに例えばデータフラッシュ13B又はその代わりに用いるデータフラッシュ13B以外の他の不揮発性メモリよりも読み出し速度が速い、SRAM13C以外の揮発性メモリを用いてもよい。
CPU12は、本実施形態では、例えば、アクチュエータ5の駆動制御を行ったり、図2及び図4を用いて後に詳述するフリーズフレームデータ(FFD)保持処理や図3及び図4を用いて後に詳述するフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を行ったりする。
フリーズフレームデータ(FFD)保持処理では、CPU12は、車両1の故障が発生した際に、収集していた車両情報やこれらと紐づく故障要因情報を含むFFDを複数のデータ(一つのデータは例えば同一の属性の情報から構成されている。:本発明の「セクション書込データ」に相当し、以下では、適宜、「セクション書込データ」と記載する。)に分けて当該複数のセクション書込データの各々をデータフラッシュ13Bの複数のセクション(一つのセクションは一つのセクション書込データ及び一つのキーワードを書き込むメモリ領域である。)のうちの該当するセクションに故障情報として書き込み、当該複数のセクションの各々に同一のキーワード(本発明の「相関性のある相関データ」に相当)を書込確認情報として書き込む書込処理を行い、当該書込処理では一つのセクションへのセクション書込データ及びキーワードの書き込みを終了した後に他の一つのセクションへのセクション書込データ及びキーワードの書き込みを行う(本発明の「書込手段」による処理に相当)。
ここで、車両情報は、例えば、CPU12を備えるメインECU10に接続されたセンサの計測結果などやバス2を介したCAN通信で取得した他のECU30、50、70に接続されたセンサの計測結果などであり、例えば、冷却水温情報、エンジン回転数情報、スロットル開度情報、車速情報、燃圧情報、吸気温度情報などであり、CPU12は車両情報を定期的に収集している。また、故障要因情報は、車両1の故障の要因に関わる情報であり、例えば、ECU30との間の定期的な通信が途絶えた通信異常に関わる通信異常情報などであり、CPU12は車両1の故障の発生時に故障要因情報を取得する。
フリーズフレームデータ(FFD)読込処理では、CPU12は、データフラッシュ13BからFFDを読み出し、その際に、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報(キーワード)が全て同一であるか否かを判定し、複数のセクションに保持されている故障情報(セクション書込データ)を、書込確認情報(キーワード)が全て同一であると判定された場合には車両1の故障の解析に用いる情報であるとし、書込確認情報(キーワード)が全て同一であると判定されなかった場合には車両1の故障の解析に用いる情報であるとしない(本発明の「判定手段」による処理に相当)。また、CPU12は、書込確認情報(キーワード)が全て同一であると判定されなかった場合には、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている故障情報(セクション書込データ)及び書込確認情報(キーワード)を初期化して消去する(本発明の「消去手段」による処理に相当)。
2.フリーズフレームデータ(FFD)保持処理
2.1.フリーズフレームデータ(FFD)保持処理の処理フロー
メインECU10のCPU12において行われるフリーズフレームデータ(FFD)保持処理の処理フローについて図2を参照しつつ詳細に説明する。図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理の処理フローは所定周期(例えば、5ms)で実行される。
フリーズフレームデータ(FFD)保持処理では、まず、CPU12は車両1の故障が発生したか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1の判定処理において車両1の故障が発生していないと判定された場合には(ステップS1のNO)、図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理を終了する。一方、ステップS1の判定処理において車両1の故障が発生していると判定された場合には(ステップS1のYES)、収集していた車両情報やこれらと紐づく故障要因情報を含むFFDをデータフラッシュ13Bに書き込むために、ステップS2の処理に進む。
例えば、メインECU10は他のECU30、50、70と定期的に通信を行っており、CPU12はメインECU10とECU30との間の通信が予め定められた期間途絶えた通信異常により車両1に故障が発生したと判定し(ステップS1のYES)、収集していた車両情報やこれらと紐づく故障要因情報を含むFFDをデータフラッシュ13Bに書き込むために、ステップS2の処理に進む。この場合、FFDに含まれる車両情報は、メインECU10に接続されたセンサの計測結果などやECU50、70に接続されたセンサの計測結果などを含むとともに、ECU30との通信が途絶える前にECU30から受け取っていたECU30に接続されたセンサの計測結果などを含み、故障要因情報はECU30との間の通信異常に関わる通信異常情報である。
CPU12はキーワードを生成し(ステップS2)、ステップS3の処理に進む。ステップS2におけるキーワードの生成では、CPU12は前回生成したキーワードとは異なるように(前回生成したキーワードとは相関性がないように)キーワードを生成する。前回生成したキーワードと異なるキーワードの生成は、例えば、ランダムに乱数を発生させて抽出し、抽出した乱数をキーワードとして用いることにより行う。
CPU12は、FFD及びキーワードを最初に書き込むデータフラッシュ13Bのセクションを指定し(ステップS3)、ステップS4に進む。
CPU12は、ステップS2で生成したキーワードをデータフラッシュ13Bの指定セクションに書込確認情報として書き込み、FFDを構成する複数のセクション書込データのうちのデータフラッシュ13Bにまだ書き込まれていない該当するセクション書込データを当該指定セクションに故障情報として書き込む、FFD及びキーワードの指定セクションへの書き込み処理を行い(ステップS4)、ステップS5の処理に進む。なお、ステップS4の書き込み処理では、例えば、指定セクションの先頭領域からキーワードを書き込み、キーワードを書き込んだ領域の次の領域からセクション書込データを書き込む。
CPU12は、FFDの全て(FFDを構成する複数のセクション書込データの全て)をデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5の判定処理においてFFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定されなかった場合には(ステップS5のNO)、ステップS6の処理に進む。
CPU12は、FFD及びキーワードを次に書き込むデータフラッシュ13Bのセクションを指定し(データフラッシュ13Bの指定セクションを次に移動し)(ステップS6)、ステップS4の処理に戻る。
ステップS5の判定処理においてFFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定された場合には(ステップS5のYES)、図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理を終了する。
2.2.FFDのデータフラッシュへの書き込みの具体例
図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理でのFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みの具体例について図4を参照しつつ詳細に説明する。
2.2.1.FFDのデータフラッシュへの書き込みの成功例
N回目の車両の故障が発生した際のFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込み中に電源供給が断たれることなく、FFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに成功した成功例について図4(a)を参照しつつ詳細に説明する。
図4(a)の例では、N回目の車両の故障が発生した際のFFDは4つの故障情報A1~A4から構成され、FFDの書き込み対象のデータフラッシュ13Bのセクションは4つのセクションA~Dであるとする。
CPU12は車両1の故障を発生したか否かを判定し(ステップS1)、車両1の故障が発生していると判定し(ステップS1のYES)、収集していた車両情報やこれらと紐づく故障要因情報を含むFFDをデータフラッシュ13Bに書き込むための処理に移行する。
CPU12はキーワード(Key=0x12345678)を生成する(ステップS2)。
CPU12は、FFD及びキーワードを最初に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションAに指定し(ステップS3)、図4(a-1)に示すように、Key=0x12345678及び故障情報A1を指定セクションAに書き込む(ステップS4)。
CPU12は、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定し(ステップS5)、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定せず(ステップS5のNO)、FFD及びキーワードを次に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションBに指定し(ステップS6)、図4(a-2)に示すように、Key=0x12345678及び故障情報A2を指定セクションBに書き込む(ステップS4)。
CPU12は、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定し(ステップS5)、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定せず(ステップS5のNO)、FFD及びキーワードを次に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションCに指定し(ステップS6)、図4(a-3)に示すように、Key=0x12345678及び故障情報A3を指定セクションCに書き込む(ステップS4)。
CPU12は、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定し(ステップS5)、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定せず(ステップS5のNO)、FFD及びキーワードを次に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションDに指定し(ステップS6)、図4(a-4)に示すように、Key=0x12345678及び故障情報A4を指定セクションDに書き込む(ステップS4)。
CPU12は、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定し(ステップS5)、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定し(ステップS5のYES)、図2のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理を終了する。
上述したFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに成功した成功例では、図4(a)に示すように、データフラッシュ13Bの4つのセクションA~DにはN回目の車両の故障が発生した際のFFDを構成する4つの故障情報A1~A4が書き込まれて保持されるとともに、セクションA~Dの各々には同一のKey=0x12345678が書き込まれて保持されることになる。
2.2.2.FFDのデータフラッシュへの書き込みの失敗例
N+1回目の車両の故障が発生した際のFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込み中に電源供給が断たれて、FFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに失敗した失敗例について図4(b)を参照しつつ詳細に説明する。
図4(b)の例では、N+1回目の車両の故障が発生した際のFFDは4つの故障情報B1~B4から構成され、FFDの書き込み対象のデータフラッシュ13Bのセクションは4つのセクションA~Dであるとする。また、N+1回目の車両の故障が発生する前のデータフラッシュ13Bには、セクションA~DにN回目の車両の故障が発生した際のFFDを構成する故障情報A1~A4が保持されているとともに、セクションA~Dの各々に同一のKey=0x12345678が保持されている(図4(a)参照)。
CPU12は車両1の故障を発生したか否かを判定し(ステップS1)、車両1の故障が発生していると判定し(ステップS1のYES)、収集していた車両情報やこれらと紐づく故障要因情報を含むFFDをデータフラッシュ13Bに書き込むための処理に移行する。
CPU12は前回作成したキーワード(Key=0x12345678)と異なる(相関性のない)キーワード(Key=0x98765432)を生成する(ステップS2)。
CPU12は、FFD及びキーワードを最初に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションAに指定し(ステップS3)、図4(b-1)に示すように、Key=0x98765432及び故障情報B1を指定セクションAに書き込む(ステップS4)。
CPU12は、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだか否かを判定し(ステップS5)、FFDの全てをデータフラッシュ13Bに書き込んだと判定せず(ステップS5のNO)、FFD及びキーワードを次に書き込むデータフラッシュ13BのセクションをセクションBに指定し(ステップS6)、図4(b-2)に示すように、Key=0x98765432及び故障情報B2を指定セクションBに書き込む(ステップS4)。
Key=0x98765432及び故障情報B2の指定セクションBへの書き込みが終了した後に、バッテリ抜けや瞬断の発生などにより電源供給が途絶えたとする。この場合、実行中のフリーズフレームデータ(FFD)保持処理は、Key=0x98765432及び故障情報B3のセクションCへの書き込み、及び、Key=0x98765432及び故障情報B4のセクションDへの書き込みが実行されることなく終了してしまう。この結果、セクションCとセクションDにはN+1回目の車両の故障が発生する前の内容が保持されたままになる、つまり、Key=0x12345678及び故障情報A3とKey=0x12345678及び故障情報A4が保持されたままになる(図4(b-3)~(b-4))。
上記したFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに失敗した失敗例では、図4(b)に示すように、データフラッシュ13BのセクションA、BにはN+1回目の車両1の故障が発生した際のFFDの故障情報B1、B2が書き込まれて保持されるとともに、セクションA、Bの各々にはKey=0x98765432が書き込まれて保持されることになる。また、データフラッシュ13BのセクションC、DにはN回目の車両の故障が発生した際のFFDの故障情報A3、A4が保持されたままになるとともに、セクションC、Dの各々にはKey=0x12345678が保持されたままとなる。このように、セクションA、Bの各々に保持されているKey=0x98765432と、セクションC、Dの各々に保持されているKey=0x12345678とは異なったキーワードとなる。
3.フリーズフレームデータ(FFD)読込処理
3.1.フリーズフレームデータ(FFD)読込処理の処理フロー
メインECU10のCPU12において行われるフリーズフレームデータ(FFD)読込処理の処理フローについて図3を参照しつつ詳細に説明する。図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理の処理フローはCPU12の起動時や再起動時などに実行される。
フリーズフレームデータ(FFD)読込処理では、まず、CPU12は、データフラッシュ13BにFFDが保持されているか否かを判定する(ステップS51)。データフラッシュ13BにFFDが保持されていないと判定された場合には(ステップS51のNO)、図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了する。一方、データフラッシュ13BにFFDが保持されていると判定された場合には(ステップS51のYES)、ステップS52の処理に進む。
CPU12は、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から書込確認情報(キーワード)及び故障情報(FFDを構成する複数のセクション書込データのうちの当該セクションに保持されているセクション書込データ)を読み出してこれらをSRAM13Cに書き込んで保持し(ステップS52)、ステップS53の処理に進む。
CPU12は、ステップS52でデータフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から読み出されてSRAM13Cに書き込まれた書込確認情報(キーワード)が全て同一であるか否かを判定する(ステップS53)。ステップS53の判定処理において書込確認情報(キーワード)が全て同一であると判定された場合には(ステップS53のYES)、図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了する。一方で、ステップS53の判定処理において書込確認情報(キーワード)が全て同一であると判定されなかった場合には(ステップS53のNO)、ステップS54の処理に進む。
CPU12は、データフラッシュ13BからFFD及びキーワードを初期化して消去し、SRAM13CからFFD及びキーワードを初期化して消去し(ステップS54)、図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了する。ステップS54の処理内容をさらに記載すると、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から故障情報(セクション書込データ)及び書込確認情報(キーワード)を初期化して消去し、SRAM13Cからデータフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から読み出されてSRAM13Cに書き込まれた故障情報(セクション書込データ)及び書込確認情報(キーワード)を初期化して消去する。
図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理が終了した後に、故障診断ツール搭載端末がOBDコネクタTに接続され、故障診断ツール搭載端末がメインECU10のCPU12に対してFFDの送信要求を行う。
CPU12の起動時や再起動時などの複数のセクションの書込確認情報(キーワード)が全て同一である場合、CPU12は、故障診断ツール搭載端末からの送信要求に応じて、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から読み出されてSRAM13Cに書き込まれた故障情報(セクション書込データ)をSRAM13Cから読み出して故障診断ツール搭載端末へ送信する。これにより、故障診断ツール搭載端末において、一のフリーズフレームデータを構成する複数のセクション書込データ(故障情報)だけを用いた車両故障の解析を行うことができる。
一方、CPU12の起動時や再起動時などの複数のセクションの書込確認情報(キーワード)の中に他の書込確認情報(キーワード)と異なるものがある場合、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々から読み出されてSRAM13Cに書き込まれた故障情報(セクション書込データ)はSRAM13Cから消去されているので、CPU12の起動時や再起動時などにデータフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている故障情報(セクション書込データ)が故障診断ツール搭載端末へ送信されることはない。これにより、故障診断ツール搭載端末において、一のフリーズフレームデータに関らないものを含めて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。
3.2.FFDのデータフラッシュからの読み込み例
図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理でのFFDのデータフラッシュ13Bから読み込み例について図4を参照しつつ詳細に説明する。
3.2.1.FFDのデータフラッシュへの書き込みに成功した場合のFFDの読み込み例
FFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに成功した場合のFFDの読み込み例について図4(a)を参照しつつ詳細に説明する。
CPU12は、データフラッシュ13BにFFDが保持されているか否かを判定し(ステップS51)、FFDが保持されていると判定する(ステップS51のYES)。
CPU12は、データフラッシュ13BのセクションA、B、C、Dから「Key=0x12345678及び故障情報A1」、「Key=0x12345678及び故障情報A2」、「Key=0x12345678及び故障情報A3」、「Key=0x12345678及び故障情報A4」を読み出してSRAM13Cに書き込む(ステップS52)。
CPU12は、データフラッシュ13BのセクションA、B、C、Dから読み出されてSRAM13Cに書き込まれたKey=0x12345678、Key=0x12345678、Key=0x12345678、Key=0x12345678が全て同一であるか否かを判定し(ステップS53)、全て同一であると判定し(ステップS53のYES)、図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了する。
図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理が終了した後に、故障診断ツール搭載端末がOBDコネクタTに接続され、故障診断ツール搭載端末がメインECU10のCPU12に対してFFDの送信要求を行う。CPU12は、故障診断ツール搭載端末からの送信要求に応じて故障情報A1~A4をSRAM13Cから読み出して故障診断ツール搭載端末へ送信する。これにより、故障診断ツール搭載端末において、N回目の車両の故障が発生した際のフリーズフレームデータを構成する4つの故障情報A1~A4だけを用いた車両故障の解析を行うことができる。
3.2.2.FFDのデータフラッシュへの書き込みに失敗した場合のFFDの読み込み例
FFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに失敗した場合のFFDの読み込み例について図4(b)を参照しつつ詳細に説明する。
CPU12は、データフラッシュ13BにFFDが保持されているか否かを判定し(ステップS51)、FFDが保持されていると判定する(ステップS51のYES)。
CPU12は、データフラッシュ13BのセクションA、B、C、Dから「Key=0x98765432及び故障情報B1」、「Key=0x98765432及び故障情報B2」、「Key=0x12345678及び故障情報A3」、「Key=0x12345678及び故障情報A4」を読み出してSRAM13Cに書き込む(ステップS52)。
CPU12は、データフラッシュ13BのセクションA、B、C、Dから読み出されてSRAM13Cに書き込まれたKey=0x98765432、Key=0x98765432、Key=0x12345678、Key=0x12345678が全て同一であるか否かを判定し(ステップS53)、全て同一であると判定しない(ステップS53のNO)。CPU12は、データフラッシュ13BのセクションA、B、C、Dから「Key=0x98765432及び故障情報B1」、「Key=0x98765432及び故障情報B2」、「Key=0x12345678及び故障情報A3」、「Key=0x12345678及び故障情報A4」を消去し、SRAM13Cから「Key=0x98765432及び故障情報B1」、「Key=0x98765432及び故障情報B2」、「Key=0x12345678及び故障情報A3」、「Key=0x12345678及び故障情報A4」を消去し(ステップS54)、図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了する。
図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理が終了した後に、故障診断ツール搭載端末がOBDコネクタTに接続され、故障診断ツール搭載端末がメインECU10のCPU12に対してFFDの送信要求を行っても、CPU12の起動時や再起動時などにデータフラッシュ13BのセクションA~Dに保持されている故障情報B1、B2、A3、A4がCPU12から故障診断ツール搭載端末へ送信されることはない。これにより、故障診断ツール搭載端末において、N+1回目の車両の故障が発生した際のフリーズフレームデータに関わる故障情報B1、B2とN回目の車両の故障が発生した際のフリーズフレームデータに関わる故障情報A3、A4とを混在して車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。
<効果>
以上の実施形態によれば、一の車両の故障が発生した際の一のFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込に成功した場合にはデータフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報(キーワード)は全て同じになる(図4(a)参照)。一方で、一のFFDをデータフラッシュ13Bに書き込んでいる途中に電源供給が途絶えるなどして当該一のFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに失敗した場合にはセクション書込データを書き込むことができたセクションに保持されている書込確認情報(キーワード)と書き込むことができなかったセクションに保持されている書込確認情報(キーワード)とは異なるものになる(図4(b)参照)。このため、複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報(キーワード)の中に他の書込確認情報(キーワード)と異なるものがあれば当該複数のセクションの各々に保持されている故障情報(セクション書込データ)の中に一のFFDに関らないものが含まれていると判定でき、一のFFDに関らないものを含めて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。
また、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている故障情報(セクション書込データ)の全てが一のFFDに関わるものであるか否かを判定することなく、データフラッシュ13Bの複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報(キーワード)の全てが同一であるか否かを判定することにより、複数のセクションの各々に保持されている故障情報(セクション書込データ)が一のFFDに関わるものであるか否かを判定できるので当該判定に要する時間が短くて済む。
また、書込確認情報(キーワード)としてデータサイズの小さいものを利用すれば、一のFFDのデータフラッシュ13Bへの書き込み中に電源供給が断たれる可能性の増大を抑えることができる。
また、今回の車両の故障が発生した際に生成されるキーワードを、前回の車両の故障が発生した際に生成したキーワードと異なるようにすることにより、今回の車両の故障が発生した際のFFDと前回の車両の故障が発生した際のFFDとが混在したデータを用いて車両故障の解析を行ってしまうという不具合を防止できる。このように、一のフリーズフレームデータを不揮発性メモリの複数のセクションにわたって分割して保持する場合に好適である。
また、複数のセクションの各々に保持されている書込確認情報(キーワード)に異なるものがある場合にはデータフラッシュ13B及びSRAM13Cの各々からFFD及びキーワードを消去するので、今後、FFDのデータフラッシュ13Bへの書き込みに失敗した場合の故障情報を用いて車両故障の解析を行ってしまうという不具合をより一層防止できる。
また、CPU12は、OBDコネクタTに接続された故障診断ツール搭載端末からのFFDの送信要求に応じでFFDを送信する場合、FFDを構成する複数のセクション書込データ(故障情報)をデータフラッシュ13Bから読み出して送信するのではなく、SRAM13Cから読み出して送信するため、FFDを構成する複数のセクション書込データ(故障情報)の故障診断ツール搭載端末への送信を速やかに行うことができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
例えば、上記の実施形態では、相関性のある相関データとして同一のキーワードを例に挙げ、相関性のない相関データとして異なるキーワードを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、複数のセクションの各々の故障情報(セクション書込データ)が同じフリーズフレームデータに関わるものであることの判定を可能にするものであれば同一のキーワード以外の相関性のある相関データであってもよく、複数のセクションの各々の故障情報(セクション書込データ)が異なるフリーズフレームデータに関わるものであることの判定を可能にするものであれば異なるキーワード以外の相関性のないデータであってもよい。
上記の場合において、例えば、FFDを4つに分けてデータフラッシュ13Bの4つのセクションA~Dに書き込むケースついて記載する。前回の車両1の故障が発生した際に書込確認情報として相関データDA1、DA2、DA3、DA4がセクションA、B、C、Dに書き込まれ、今回の車両1の故障が発生する前にセクションA、B、C、Dには相関データDA1、DA2、DA3、DA4が保持されている。この相関データDA1、DA2、DA3、DA4には互いに相関性がある。今回の車両1の故障が発生した際の図2のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理ではステップS2が相関データDA1、DA2、DA3、DA4とは互いに相関性のない相関データDB1、DB2、DB3、DB4を生成する処理に置き換わる。この相関データDB1、DB2、DB3、DB4には互いに相関性がある。そして、ステップS4が指定セクションへのキーワードの書き込み部分を指定セクションへの相関データDB1~DB4のうちのまだ書き込まれていない相関データの書き込みを行うものに置き換わる。図3のフリーズフレームデータ(FFD)読込処理ではステップS52~S54の処理において書込確認情報(キーワード)が書込確認情報(相関データDB1~DB4)に置き換わり、ステップS53では複数のセクションA~Dの各々から読み出されてSRAM13Cに書き込まれた書込確認情報に互いに相関性があるか否かを判定することになり、書込確認情報に互いに相関性があると判定された場合はフリーズフレームデータ(FFD)読込処理を終了し、書込確認情報に互いに相関性があると判定されなかった場合はステップS54に進む。
また、上記の実施形態で説明した内容や上記の変形例で説明した内容を適宜組み合わせるようにしてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明は、フリーズフレームデータの記憶に関わる制御を行う車両用制御装置に広く適用可能である。
1:車両
S:車両用制御システム
10:メインECU
11:マイコン
12:CPU
13B:データフラッシュ
13C:SRAM

Claims (3)

  1. 車両の故障が発生した際のフリーズフレームデータの記憶に関わる制御を行う車両用制御装置であって、
    一の車両の故障が発生した際に、一のフリーズフレームデータを構成する複数のセクション書込データの各々を不揮発性メモリの複数のセクションのうちの該当するセクションに故障情報として書き込み、当該複数のセクションの各々に相関性のある相関データを書込確認情報として書き込む書込処理を行うものであって、前記書込処理では一つのセクションへの前記セクション書込データ及び前記相関データの書き込みを終了した後に他の一つのセクションへの前記セクション書込データ及び前記相関データの書き込みを行う書込手段と、
    前記不揮発性メモリから前記一のフリーズフレームデータを読み出す際に、前記複数のセクションの各々に保持されている前記書込確認情報に互いに相関性があるか否かを判定し、前記複数のセクションに保持されている前記故障情報を、前記書込確認情報に互いに相関性があると判定された場合には車両の故障の解析に用いる情報であるとし、前記書込確認情報に互いに相関性があると判定されなかった場合には車両の故障の解析に用いる情報であるとしない、判定手段と
    を備えることを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記書込手段は、今回の車両の故障が発生した際に前記複数のセクションの各々に前記書込確認情報として今回書き込む相関性のある相関データを、前回の車両の故障が発生した際に前記複数のセクションの各々に前記書込確認情報として前回書き込まれた相関性のある相関データとは相関性のないデータとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記書込確認情報に互いに相関性があると判定されなかった場合には前記複数のセクションの各々に保持されている前記故障情報及び前記書込確認情報を消去する消去手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用制御装置。
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