JP7639367B2 - Liquid ejection device - Google Patents
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Description
本発明は、液体吐出ヘッドに連通する液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路を連通させる連通状態、及び、大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体吐出装置に関する。 The present invention relates to a liquid ejection device having an electrically driven valve that can selectively take either a connected state that connects an atmosphere communication passage for connecting a liquid storage chamber that is connected to a liquid ejection head with the outside, or a blocked state that blocks the atmosphere communication passage.
特許文献1には、インクタンクから供給されたインクがインクバッファに貯留され、キャリッジ上の印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、インク供給の間、インクバッファ内の上部空気層と大気との連絡を制御する大気開放用電磁バルブは開放されている。これにより、インク供給時に、インクバッファ内の上部の空気を逃がすことが可能となって、インクバッファ内のインクが加圧されない。また、このインクジェット記録装置においては、パージング時には、大気開放用電磁バルブは閉塞されており、インクタンクから加圧されたインクが供給され、パージング動作が行われる。
このように上記特許文献1には、インクタンクからインクバッファにインクを供給する際に大気開放用電磁バルブを開放することが記載されているが、インクバッファに直接的にインクを注入する際の大気開放用電磁バルブの動作については記載されていない。つまり、ユーザがインクバッファにインクを直接的に注入するためのインク注入口や当該インク注入口を覆うカバーなどを設けた場合の電磁バルブの動作について記載されていない。ユーザが、カバーを開いてインク注入口にインクを注入するためのインク注入部をセットし、インクバッファにインクを注入する際に、電磁バルブが閉塞された状態であると、インクバッファ内のインク液面と大気開放用電磁バルブとの間の空間において内圧が高くなる内圧変動が生じる。このような内圧変動が生じて、印字ヘッドのノズルに形成されたインクメニスカスの耐圧値よりも内圧が上昇すると、インクメニスカスが破損してノズルからインクが漏れ出す問題が生じる。一方、インクバッファに内圧変動が生じないように、常時、大気開放用電磁バルブを開放することも考えられるが、この場合、インクバッファのインクが蒸発する問題が生じる。
In this way, the above-mentioned
そこで、本発明の目的は、ノズルから液体が漏れるのを抑制しつつ液体貯留室から液体が蒸発するのを抑制することが可能な液体吐出装置を提供することである。 The object of the present invention is to provide a liquid ejection device that can prevent liquid from leaking from the nozzle while also preventing liquid from evaporating from the liquid storage chamber.
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通する液体注入口、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、前記液体注入口を開閉可能なカバーと、前記カバーが開いた前記液体注入口の開状態において、前記液体貯留室への前記液体注入口からの液体注入を検出する液体注入検出センサと、前記液体吐出ヘッド及び前記バルブを制御する制御部と、を備えている。そして、前記制御部は、前記液体注入検出センサが前記液体注入口からの液体注入を検出したときに、前記バルブが前記遮断状態から前記連通状態を取るように前記バルブを制御する注入処理を実行可能である。
The liquid ejection device of the present invention includes a liquid ejection head having a nozzle for ejecting liquid, a liquid storage chamber for storing liquid, a liquid inlet connecting the liquid storage chamber with the outside, an atmosphere communication passage for connecting the liquid storage chamber with the outside, and a liquid storage section having an electrically operated valve capable of selectively taking either a communication state for connecting the atmosphere communication passage or a blocking state for blocking the atmosphere communication passage, a liquid flow path connecting the liquid ejection head and the liquid storage chamber so that liquid can flow through them, a cover capable of opening and closing the liquid inlet, a liquid injection detection sensor that detects liquid injection from the liquid inlet into the liquid storage chamber when the cover is open and the liquid inlet is in an open state, and a control unit that controls the liquid ejection head and the valve. The control unit is capable of executing an injection process that controls the valve so that the valve changes from the blocked state to the communicating state when the liquid injection detection sensor detects liquid injection from the liquid inlet.
本発明の液体吐出装置によると、カバーが開いた液体注入口の開状態において、液体注入口からの液体注入により、液体貯留室の内圧変動を抑制することが可能となる。このため、ノズルに形成された液体メニスカスが破損しにくくなって、ノズルから液体が漏れるのを抑制することが可能となる。また、バルブは、液体注入検出センサが液体注入口からの液体注入を検出したときに、連通状態を取るように制御されるため、液体貯留室の液体の蒸発を抑制することが可能となる。 According to the liquid ejection device of the present invention, when the cover is open and the liquid inlet is open, it is possible to suppress fluctuations in the internal pressure of the liquid storage chamber by injecting liquid from the liquid inlet. This makes it difficult for the liquid meniscus formed in the nozzle to break, making it possible to suppress leakage of liquid from the nozzle. In addition, the valve is controlled to be in a communicating state when the liquid injection detection sensor detects liquid injection from the liquid inlet, making it possible to suppress evaporation of liquid in the liquid storage chamber.
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタ1について説明する。プリンタ1は、図1に示す状態に設置されて使用される。本実施形態において、図1に矢印を付して示す3つの方向が、上下方向A1、前後方向A2、及び、左右方向A3である。図2、図3及び図7にも、図1に示す3つの方向を反映して示す。
The
<プリンタ1の概要>
図1に示すように、プリンタ1は、概ね直方体形状の筐体11を有する。筐体11の前壁11aの略中央には、開口12が形成されている。開口12には、給紙トレイ15及び排紙トレイ16が、上下2段に設けられている。給紙トレイ15は、開口12から前後方向A2に挿抜可能、すなわち、筐体11から着脱可能に構成されている。所望のサイズ(例えば、A4サイズ)の用紙Pが給紙トレイ15に載置される。プリンタ1は、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)などの外部機器と接続可能である。そして、PCなどからの記録データに基づいて記録動作を実行する。
<Outline of
As shown in FIG. 1, the
前壁11aの上部には、図1に示すように、操作部13が設けられている。操作部13は、各種設定のために操作されるボタンや、各種情報が表示される液晶ディスプレイなどによって構成されている。本実施形態において、操作部13は、ボタン及び液晶ディスプレイの双方の機能を有するタッチパネルによって構成されている。
As shown in FIG. 1, an
筐体11は、図1及び図2に示すように、その天井部分を構成する開閉カバー14を有する。開閉カバー14は、後端部において、左右方向A3に沿う回転軸(不図示)を回転中心として回動可能に構成されている。開閉カバー14を開くことで、後述のインクタンク61が露出され、インクタンク61にインクを注入して補充することが可能となる。
As shown in Figs. 1 and 2, the
<プリンタ1の内部構造>
次に、プリンタ1の内部構造について説明する。図2に示すように、プリンタ1は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図4参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図4参照)と、開閉センサ6(図4参照)と、制御部5(図4参照)とを含む。
<Internal structure of
Next, a description will be given of the internal structure of the
給送部20は、図2に示すように、給紙トレイ15に載置される用紙Pを搬送路25へ給送する。搬送ローラ対35は、給送部20によって給紙された用紙Pを記録部40に搬送する。記録部40は、例えば、インクジェット記録方式の構成を有し、搬送ローラ対35によって搬送された用紙Pに画像を記録する。排紙ローラ対36は、記録部40によって記録された用紙Pを排紙トレイ16に排紙する。
As shown in FIG. 2, the
<給送部20>
図2に示すように、給送部20が給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22を有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持され、バネなどにより付勢されて給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触するように下側へ回動されている。また、アーム22は、給紙トレイ15を着脱する際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転し、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
<
As shown in Fig. 2, the
<給紙トレイ15>
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に載置される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
<Paper Feed Tray 15>
2, the
<搬送路25>
搬送路25は、筐体11内に構成されており、図2に示すように、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ1の前側へ曲がっている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
<
2, the
<搬送ローラ対35>
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
<Pair of Conveying
The pair of conveying
<排紙ローラ対36>
排紙ローラ対36は、下側に配置された排紙ローラ36aと、上側に配置された拍車ローラ36bとを有する。排紙ローラ36aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。拍車ローラ36bは、排紙ローラ36aの回転に伴って連れ回る。排紙ローラ36aと拍車ローラ36bとは、協働して用紙Pを上下方向A1から挟持し、用紙Pを排紙トレイ16に搬送する。
<Paper
The pair of
<記録部40>
図2及び図3に示すように、記録部40は、インクジェットヘッド41と、インクタンク61と、キャリッジ70と、移動機構71と、プラテン17とを有する。キャリッジ70は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。インクジェットヘッド41及びインクタンク61は、キャリッジ70に支持されている。つまり、本実施形態におけるプリンタ1は、インクタンク61及びインクジェットヘッド41がキャリッジ70に搭載された所謂オンキャリッジ型である。本実施形態におけるインクタンク61は、その全体がインクジェットヘッド41よりも上方に位置する。しかし、これに限らず、インクタンク61の一部がインクジェットヘッド41の上面よりも上方に位置し、残りの部分が当該上面よりも下方に位置していてもよい。
<
2 and 3, the
<インクタンク61>
インクタンク61は、図3に示すように、タンク本体62と、キャップ63と、電磁バルブ64とを有している。タンク本体62は、略直方体形状を有しており、内部にインクを貯留するためのインク貯留室62aが形成されている。インク貯留室62aには、ブラックインクが貯留される。また、タンク本体62は、主に透光性材料(例えば、透明又は半透明樹脂)により作製される。これにより、ユーザがインク貯留室62aにおけるインクの量を視認できる。
<
As shown in Fig. 3, the
タンク本体62には、図3に示すように、その上壁62bを貫通する貫通孔62cが形成されている。貫通孔62cは、上壁62bの左右方向A3の中央であって、やや前方寄りの位置に配置されている。貫通孔62cには、筒体66が嵌め込まれている。筒体66は、その上端部にインク注入口67を有する。インク注入口67は、上方(すなわち、外部)に向かって開放された開口である。筒体66の内周面は、インク注入口67からインク貯留室62aに至るインク供給路66aを区画する。これにより、インク注入口67は、インク貯留室62aと連通する。
As shown in FIG. 3, the
図3に示すキャップ63は、例えば柔軟性樹脂で作製され、インク注入口67を密閉可能である。キャップ63は、ユーザ操作により、筒体66の上端部に着脱可能であり、インク注入口67を閉塞または開放する。より詳細には、キャップ63は、図3(b)に示すように、後端部において、左右方向A3に沿う回転軸63aを回転中心として回動可能に、支持部62b1に支持されている。支持部62b1は、タンク本体62の上壁62bに形成されている。そして、ユーザ操作により、キャップ63がインク注入口67を閉塞する閉状態(図3(b)中実線で示す状態)からキャップ63がインク注入口67を開放する開状態(図3(b)中二点鎖線で示す状態)へと回動可能に構成されている。なお、インク注入口67は、キャップ63によって通常は閉塞されており、インク貯留室62aにインクを注入する際に、開放される。
The
タンク本体62には、図3(b)に示すように、その後方側壁62dを貫通し、インク貯留室62aと外部とを連通する大気連通口62eが形成されている。大気連通口62eは、後方側壁62dの上端部付近に配置されている。また、タンク本体62には、図3に示すように、その前方側壁62fに上側指標62f1及び下側指標62f2が形成されている。なお、大気連通口62eは、上側指標62f1よりも上方に配置されておればよく、例えば、上壁62bに形成されていてもよい。
As shown in FIG. 3(b), the
図3において、上側指標62f1は、前方側壁62fの外表面において、上端部付近の位置で、左右に延びる線状形状を有する。また、上側指標62f1は、上下方向A1において、図3(b)に示すように、大気連通口62eよりも下方に配置されている。上側指標62f1は、インク貯留室62aに貯留可能な最大のインク量の液面の位置を示す指標の一例である。また、下側指標62f2は、前方側壁62fの外表面において、下端部付近の位置で、左右に延びる線状形状を有する。下側指標62f2は、インク貯留室62aにインクの補充、すなわちインク注入が必要となる液面の位置を示す指標である。なお、上側指標62f1および下側指標62f2は、前方側壁62fの外表面に形成された凹凸、または塗料等による着色によっても実現可能である。
3, the upper indicator 62f1 has a linear shape extending left and right near the upper end on the outer surface of the
電磁バルブ64は、図3(b)に示すように、公知の2方向電磁バルブであって、弁部64aとソレノイド部64bとを有する。電磁バルブ64は、上側指標62f1よりも上方に配置されるように、上壁62bに固定されている。弁部64aは、インク貯留室62aに配置され、大気連通口62eとインク貯留室62aとに連通する内部流路(不図示)と当該内部流路を開閉する弁(不図示)とを有している。ソレノイド部64bは、上壁62b上に配置されており、弁部64aの弁の開閉を行う。電磁バルブ64は、制御部5の制御により、ソレノイド部64bが駆動されることで、弁部64aが、大気連通口62eとインク貯留室62aとを連通させる連通状態(すなわち、弁が内部通路を開とした状態)と、大気連通口62eとインク貯留室62aとの連通を遮断する遮断状態(すなわち、弁が内部通路を閉とした状態)とを選択的にとる。
As shown in FIG. 3B, the
変形例として、電磁バルブ64は、弁部64aがインクタンク61の外部において大気連通口62eと外部とを連通可能に接続されていてもよい。これにおいて、大気連通口62eを外部と連通する連通状態及び外部との連通を遮断する遮断状態を選択的に取ることが可能となる。また、電磁バルブ64全体が、インク貯留室62aに配置されていてもよい。また、電磁バルブ64は、弁部64aの内部流路が大気連通口62eと連通可能に接続されておれば、タンク本体62の上壁62b以外の前後左右の側壁の少なくともいずれかに固定されて設置されていてもよい。
As a modified example, the
また、タンク本体62には、その底壁62gを貫通し、インク貯留室62aのインクをインクジェットヘッド41へ流出する流出口62hが形成されている。流出口62hは、底壁62gの左右方向A3の中央であって、前端部付近の位置に配置されている。
In addition, the
<開閉センサ6>
開閉センサ6は、図3(b)に示すように、タンク本体62の上壁62b上に配置されている。開閉センサ6は、公知のメカスイッチであって、キャップ63がインク注入口67を開状態とするときにちょうど当接する位置に配置されており、キャップ63と当接するときと当接しないときとで異なる信号を制御部5に出力する。つまり、開閉センサ6は、インク注入口67を開状態とするときのキャップ63と当接し、このときにインク注入口67が開である信号を制御部5に出力する。一方、キャップ63がインク注入口67を閉状態とするときは、キャップ63が開閉センサ6に当接しない。このとき、開閉センサ6は、インク注入口67が閉である信号を制御部5に出力する。このように開閉センサ6は、インク注入口67が開状態とされ、インク注入口67からのインク注入を検出する。
<Open/
The open/
<インクジェットヘッド41>
インクジェットヘッド41には、インクタンク61からのブラックインクが供給される内部流路(不図示)を有する。また、インクジェットヘッド41は、図3(b)に示すように、その下面であるノズル面41aに形成された複数のノズル42からインクを吐出する。より詳細に説明すると、複数のノズル42は、前後方向A2であって用紙Pの搬送方向に沿ったノズル列を形成している。複数のノズル42からは、ブラックのインクが吐出される。
<
The
インクジェットヘッド41は、図3に示すように、接続部材69を介してインクタンク61と接続されている。接続部材69には、流出口62hとインクジェットヘッド41の内部流路とを繋ぐ連通路(液体流路)69aが形成されている。これにより、インクタンク61のインク貯留室62aのインクがインクジェットヘッド41に供給される。
As shown in FIG. 3, the
<プラテン17>
プラテン17は、インクジェットヘッド41の下方に配設されており、搬送ローラ対35によって搬送される用紙Pを支持する。プラテン17は、キャリッジ70の往復移動範囲のうち、用紙Pが通過する部分に配設されている。プラテン17の幅は、搬送可能な用紙Pの最大幅より十分に大きいので、搬送路25を搬送される用紙Pは常にプラテン17上を通過する。
<
The
<移動機構71>
移動機構71は、図2に示すように、一対のガイドレール72、及び、ベルト伝達機構(不図示)を含む。一対のガイドレール72は、前後方向A2に離隔して配置され、左右方向A3に互いに平行に延在している。キャリッジ70は、これら一対のガイドレール72を跨ぐように配置されている。キャリッジ70は、ベルト伝達機構を介してキャリッジモータ70M(図4参照)に接続されており、キャリッジモータ70Mを駆動させると、ベルト伝達機構が駆動される。これにより、キャリッジ70が一対のガイドレール72に沿って走査方向(左右方向A3)に移動し、メンテナンスキャップ(不図示)と対向するメンテナンス位置と当該メンテナンスキャップと対向しない非メンテナンス位置との間においてインクジェットヘッド41を移動させる。
<Moving
As shown in FIG. 2, the
インクジェットヘッド41は、記録データに基づく制御部5の制御により、ノズル42からインクを吐出する。つまり、キャリッジ70が左右方向A3へ往復移動することにより、インクジェットヘッド41が用紙Pに対して走査されると共に、ノズル42から、インクを吐出することで、プラテン17上を搬送される用紙Pに画像が記録される。なお、プリンタ1内には、走査方向に間隔を空けて配列された多数の透光部(スリット)を有するリニアエンコーダ(不図示)が設けられている。一方、キャリッジ70には、発光素子と受光素子とを有する透過型の位置検出センサ(不図示)が設けられている。そして、プリンタ1は、キャリッジ51の移動中に位置検出センサが検出したリニアエンコーダの透光部の計数値から、キャリッジ70の走査方向に関する現在位置を認識できるようになっており、キャリッジモータ70Mの回転駆動が制御される。
The
<制御部5>
図4に示すように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)131、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)135、及び、メモリ140を含む。これらCPU131、ASIC135、メモリ140は内部バス137によって接続される。メモリ140は、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)134を含む。ROM132には、プリンタ1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。CPU131は、プログラムをRAM133やEEPROM134を使いつつ実行する。
<Control unit 5>
As shown in Fig. 4, the control unit 5 includes a CPU (Central Processing Unit) 131, an ASIC (Application Specific Integrated Circuit) 135, and a
ASIC135は、ASFモータ20M、LFモータ35M、キャリッジモータ70M、電磁バルブ64、インクジェットヘッド41等に制御信号を出力し、これらの動作を制御する。例えば、制御部5は、外部機器(例えばPCやスマートフォン)から送信された記録データに基づいて、インクジェットヘッド41、ASFモータ20M、LFモータ35M、キャリッジモータ70M等を制御して、搬送処理と記録処理とを交互に実行し、用紙Pに画像等を記録させる。また、ASIC135は、開閉センサ6からの信号を受信する。
The
搬送処理は、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36に所定改行量だけ用紙Pを搬送させる処理である。制御部5は、LFモータ35Mを制御することによって、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36に搬送処理を実行させる。記録処理は、キャリッジ70を左右方向A3に沿って移動させながら、インクジェットヘッド41を制御して、ノズル42からインク滴を吐出させる処理である。そして、制御部5は、今回の搬送処理と次回の搬送処理との間、用紙Pの搬送を一定期間停止させ、用紙Pの搬送が停止している間に記録処理を実行する。つまり、制御部5は、記録処理において、キャリッジ70を右向きまたは左向きに移動させながら、ノズル42からインク滴を吐出させる1回のパスを実行する。これにより、用紙Pに対して1パス分の画像記録が実行される。制御部5は、搬送処理と記録処理とを交互に繰り返し実行することによって、用紙Pの画像記録可能な全領域に、画像記録することが可能である。つまり、制御部5は、複数回のパスで1枚の用紙Pに画像記録させる。
The conveying process is a process in which the conveying
なお、本実施形態の制御部5では、CPU及びASICを1つずつ有しているが、制御部5は、ASICを1つだけ含み、この1つのASICが必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASICを複数含み、これら複数のASICが必要な処理を分担して行うものであってもよい。 In this embodiment, the control unit 5 has one CPU and one ASIC, but the control unit 5 may include only one ASIC, which performs all the necessary processing, or it may include multiple ASICs, which share the necessary processing.
メモリ140には、インクカウント値、基準値、インク閾値が記憶される。インクカウント値は、インクジェットヘッド41からのインクの吐出量に応じて更新される値であり、RAM133またはEEPROM134に記憶される。インクカウント値は、用紙Pへ記録される画像のデータである記録データに基づいて算出される。
The
詳述すると、制御部5は、外部機器(例えばPCやスマートフォン)などから送信されてきた記録データを参照する。記録データは、外部機器から逐次送信されてくる。制御部5は、記録データに基づいて、次回の記録処理において吐出されるインク量を推定して、当該インク量に対応するインクカウント値を決定する。つまり、制御部5は、記録データに基づいて、次の記録処理の際に吐出される領域内の各ドットについて、インク滴の吐出回数を決定する。これにより、当該領域内の全ドットの吐出回数が各ドットの吐出回数の合算によって算出される。算出された当該領域内の全ドットの吐出回数が、次回の記録処理において吐出されるインク量に対応するインクカウント値である。 More specifically, the control unit 5 refers to the recording data transmitted from an external device (e.g., a PC or a smartphone). The recording data is transmitted sequentially from the external device. Based on the recording data, the control unit 5 estimates the amount of ink to be ejected in the next recording process, and determines the ink count value corresponding to that amount of ink. In other words, based on the recording data, the control unit 5 determines the number of times ink droplets are ejected for each dot in the area to be ejected in the next recording process. This allows the number of times that all dots in the area are ejected to be calculated by adding up the number of times each dot is ejected. The calculated number of times that all dots in the area are ejected is the ink count value corresponding to the amount of ink to be ejected in the next recording process.
後述するように、インクカウント値は、記録データに基づいて積算されることによって更新される。また、インクカウント値は、制御部5の制御によって所定のタイミング(インク補充のタイミング)で初期値にリセットされる。初期値は、インクカウント値の初期値であって予め設定された値がROM132またはEEPROM134に記憶される。本実施形態において、初期値はゼロである。なお、本実施形態において、インクカウント値は、初期値のゼロからカウントアップされるが、これに限らない。例えば、インクカウント値は、ゼロではない初期値からカウントダウンされてもよい。
As described below, the ink count value is updated by being accumulated based on the recording data. The ink count value is also reset to an initial value at a predetermined timing (timing for ink refill) under the control of the control unit 5. The initial value is a preset value that is an initial value of the ink count value and is stored in the
インク閾値は、インク貯留室62aに貯留されたインクの消費量と比較される値であって、電磁バルブ64を開放するタイミングを決めるための値である。詳述すると、インク閾値は、インク貯留室62aの負圧上昇によってノズル42に形成されたインクメニスカスの破損が発生する前に、インクカウント値と基準値の差分が当該インク閾値に達するように予め設定された値である。インク閾値は、インクメニスカス耐圧に対して設計的に決められる値であり、当該耐圧値未満を示す値である。つまり、差分がインク閾値に達していない場合は、インク貯留室62aの負圧がそれほど大きくない状態であり、ノズル42に形成されたインクメニスカスが破損しない。一方、差分がインク閾値に達している場合は、負圧の上昇によって、ノズル42に形成されたインクメニスカスが破損しやすい状態となる。また、インク閾値は、インク貯留室62aにインクが最大量貯留されたときのインク部分の空間の体積と空気部分の空間の体積との比率によって決定される。本実施形態においてインク閾値は、ROM132またはEEPROM134に記憶される。
The ink threshold is a value that is compared with the consumption amount of ink stored in the
続いて、プリンタ1の記録動作について、図5を参照しつつ以下に説明する。プリンタ1では、待機時(記録動作が実行されていないとき)に、インクジェットヘッド41はメンテナンス位置に位置している。このとき、電磁バルブ64は、大気連通口62eの連通を遮断する遮断状態を取る。このため、インク貯留室62aのインクの蒸発が抑制される。
The recording operation of the
プリンタ1の操作部13や外部機器などから、記録コマンドが制御部5へ送られる。記録コマンドは、記録動作を開始する旨のコマンドと、用紙Pのサイズに関する情報と、用紙Pへ画像記録される記録データとを含んでいる。
A recording command is sent to the control unit 5 from the
制御部5は、S1において、記録コマンドを取得していない場合(NO)はS1を繰り返して待機し、記録コマンドを取得した場合(Yes)、S2に進む。 If the control unit 5 has not received a recording command in S1 (NO), it repeats S1 and waits, and if the control unit 5 has received a recording command (Yes), it proceeds to S2.
制御部5は、S2において、ASF20Mを駆動させ、給紙トレイ15の用紙Pの給送を実行する。また、制御部5は、S2において、LFモータ35Mを駆動させ、用紙Pの先端が搬送ローラ対35へ到達したときに、当該用紙Pを搬送し、頭出しを実行する。頭出しにおいて、制御部5は、用紙Pを画像記録開始位置で停止させる。画像記録開始位置とは、用紙Pにおける画像記録領域の搬送方向の先端(下流端)が、複数のノズル42のうち搬送方向の最下流に配置されたノズル42と対向する位置である。
In S2, the control unit 5 drives the
また、S2において、制御部5は、キャリッジモータ70Mを駆動させて、キャリッジ70(インクジェットヘッド41)をメンテナンス位置から開始位置へ移動させる。開始位置は、記録処理(S7)が実行されるときのキャリッジ70の移動開始位置であり、記録データに基づいて決定される。なお、S2において、用紙Pの給送から頭出しまでの動作と、キャリッジ70の移動動作とは、並行して実行される。
In addition, in S2, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S3において、記録データを参照して、次に実行されるパスにおいて、つまり次回の記録処理(S7)において吐出されるインク量に対応するインクカウント値を決定する。そして、制御部5は、決定したインクカウント値を現在メモリ140に記憶されているインクカウント値に加算して、加算した結果を新たなインカウント値としてメモリ140に記憶する。これにより、インクカウント値が更新される。
Next, in S3, the control unit 5 refers to the recording data and determines an ink count value that corresponds to the amount of ink to be ejected in the next pass to be executed, i.e., in the next recording process (S7). The control unit 5 then adds the determined ink count value to the ink count value currently stored in the
次に、制御部5は、S4において、インクカウント値と基準値との差分がインク閾値に達しているかを判定する。なお、基準値は、電磁バルブ64が連通状態から遮断状態を取る前回の遮断処理のときに、制御部5が、そのときにメモリ140に記憶されているインクカウント値を基準値として、メモリ140に記憶している。そして、後述のS7の記録処理が繰り返し実行されインクカウント値が更新されていくことで、インクカウント値と基準値との差分がインク閾値に達することがある。この場合(YES)、S5に進む。一方、差分がインク閾値に達していない場合(NO)、S7に進む。
Next, in S4, the control unit 5 determines whether the difference between the ink count value and the reference value has reached the ink threshold value. Note that the control unit 5 stores the reference value in
次に、制御部5は、S5において、連通処理を実行する。つまり、制御部5は、電磁バルブ64を駆動させ、遮断状態から連通状態を取らせる。これにより、大気連通口62eが連通し、インク貯留室62aが大気に対して開放された状態となる。したがって、インク貯留室62aの負圧が小さくなる(圧力が大気圧と平衡した状態となる)。この結果、ノズル42に形成されたインクメニスカスの破損が抑制され、ノズル42内に空気が侵入したり、ノズル42からインクが漏れるのを抑制することが可能となる。
Next, the control unit 5 executes a communication process in S5. That is, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S6おいて、遮断処理を実行する。つまり、制御部5は、電磁バルブ64を駆動させ、連通状態から遮断状態を取らせる。これにより、大気連通口62eの連通が遮断され、インク貯留室62aが大気に対して閉鎖された状態となる。このとき、制御部5は、現在メモリ140に記憶されているインクカウント値を基準値として、メモリ140に記憶する。
Next, the control unit 5 executes a cut-off process in S6. That is, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S7において、記録処理を実行する。つまり、制御部5は、キャリッジ70を開始位置から移動させながら、ノズル42からインク滴を吐出させる1回のパスを実行する。
Next, in S7, the control unit 5 executes the recording process. That is, the control unit 5 executes one pass to eject ink droplets from the
次に、制御部5は、S8において、記録コマンドに含まれる用紙Pのサイズに関する情報や記録データに基づいて、用紙Pへの画像記録が終了したか否かを判定する。用紙Pへの画像記録が終了していない場合(NO)、S9に進み、搬送処理が実行される。用紙Pへの画像記録が終了した場合(YES)、S10に進む。 Next, in S8, the control unit 5 determines whether image recording on the paper P is complete based on the information about the size of the paper P and the recording data included in the recording command. If image recording on the paper P is not complete (NO), the process proceeds to S9, where a conveying process is performed. If image recording on the paper P is complete (YES), the process proceeds to S10.
次に、制御部5は、S9において、LFモータ35Mを駆動させて、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36に用紙Pを所定改行量だけ搬送させる。この後、S3に戻り、制御部5は、次回の記録処理(S7)において吐出されるインク量に対応するインクカウント値を決定し、当該決定したインクカウント値をそれまでのインクカウント値に加算する。その後、ステップS4~S8の処理が再び実行される。なお、S3のインクカウント値の更新は搬送処理と並行して実行されてもよい。
Next, in S9, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S10において、LFモータ35Mを駆動させて、搬送ローラ対35及び排紙ローラ対36に、用紙Pを搬送させて、排紙トレイ16へ排紙する。
Next, in S10, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S11において、記録コマンドに含まれる画像データに用紙Pに記録されていない画像データがあるか否か、すなわち、次ページの画像記録があるか否かを判定する。次ページの画像記録がある場合(YES)、S2に戻る。一方、次ページの画像記録がない場合(NO)、制御部5は、一連の記録動作を終了する。 Next, in S11, the control unit 5 determines whether the image data included in the recording command contains image data that has not been recorded on the paper P, i.e., whether there is image recording for the next page. If there is image recording for the next page (YES), the process returns to S2. On the other hand, if there is no image recording for the next page (NO), the control unit 5 ends the series of recording operations.
続いて、インクタンク61にインクを注入して補充するときのプリンタ1の動作について、図6及び図7を参照しつつ以下に説明する。図6に示すように、制御部5は、S101において、インク注入口67が開状態であるか否かを判定する。
Next, the operation of the
ユーザは、インクタンク61のインク液面が下側指標62f2付近又はこれ以下になるときに、インクタンク61にインクを補充する。なお、プリンタ1にインクタンク61のインク量がエンプティであるか否かを検出する液量センサを設け、その液量センサからの検出信号に基づいて、エンプティを検知したときにインクタンク61のインクがエンプティであることをユーザに報知してもよい。そして、ユーザがその報知によって、インクタンク61にインクを補充してもよい。また、ユーザが開閉カバーを定期的に開けてインクタンク61のインク量をチェックして、適宜のタイミングでインクタンク61にインクを補充してもよい。
The user refills the
インクタンク61にインクを補充するときは、図7に示すインクボトル90を準備する。インクボトル90には、ブラックインクが貯留されたボトル本体91と、ボトル本体91内のインクをインクタンク61に注入するためのインク注入部92とを有する。インク注入部92は、インク注入口67を介してインクタンク61に挿入する注入ノズル92aを有する。そして、ユーザが開閉カバー14を開き、インクタンク61のキャップ63を回動させて、インク注入口67を閉状態(図3(b)中実線で示す状態)から図7に示す開状態にする。これにより、キャップ63が、開閉センサ6に当接し、開閉センサ6が制御部5にインク注入口67が開状態であることを示す信号を出力する。
When refilling the
S101において、インク注入口67が開状態の場合(YES)、制御部5はインク注入口67からインク貯留室62aにインクが注入されると判定し、S102に進む。一方、インク注入口67が閉状態の場合(NO)、制御部5はインク注入口67からインク貯留室62aにインクが注入されないと判定し、S101を繰り返して待機する。
In S101, if the
次に、制御部5は、S102において、注入処理を実行する。つまり、制御部5は、電磁バルブ64を駆動させ、遮断状態から連通状態を取らせる。これにより、大気連通口62eが連通し、インク貯留室62aが大気に対して開放された状態となる。ユーザは、キャップ63を開状態とした後、所定のタイミングでインク注入部92の注入ノズル92aをインク注入口67に挿入する。そして、インクボトル90のインクをインク貯留室62aに注入して補充する。このとき、インク貯留室62aが大気に対して開放された状態であるため、インク貯留室62a内のインク液面が上昇しても、インク貯留室62aの内圧変動が生じない。
Next, the control unit 5 executes the injection process in S102. That is, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S103において、インク注入口67が閉状態であるか否かを判定する。インク貯留室62aへのインクの注入により、インク液面が上側指標62f1に達すると、ユーザは、インクの注入を終了して注入ノズル92aをインク注入口67から抜き出す。そして、ユーザは、キャップ63を回動させて、インク注入口67を開状態から閉状態にする。この後、ユーザは、開閉カバー14も閉じる。これにより、キャップ63が、開閉センサ6から離れ、開閉センサ6が制御部5にインク注入口67が閉状態であることを示す信号を出力する。
Next, in S103, the control unit 5 determines whether the
S103において、インク注入口67が閉状態の場合(YES)、制御部5はインク貯留室62aへのインクの注入が終了したと判定し、S104に進む。一方、インク注入口67が開状態の場合(NO)、制御部5はインク貯留室62aにインクが注入されていると判定し、S103を繰り返して待機する。
In S103, if the
次に、制御部5は、S104において、遮断処理を実行する。つまり、制御部5は、上述のS6と同様に、電磁バルブ64を駆動させ、連通状態から遮断状態を取らせる。これにより、大気連通口62eの連通が遮断され、インク貯留室62aが大気に対して閉鎖された状態となる。こうして、インク貯留室62aのインクの蒸発が抑制される。このときも、制御部5は、現在メモリ140に記憶されているインクカウント値を初期値にリセットするとともに、このインクカウント値を基準値として、メモリ140に記憶する。こうして、フローが終了する。
Next, in S104, the control unit 5 executes a cut-off process. That is, the control unit 5 drives the
以上に述べたように、本実施形態のプリンタ1によると、S101において、キャップ63(カバー)が開かれてインク注入口67が開状態とされると、S102の注入処理より、電磁バルブ64が連通状態を取る。このため、インク注入口67からのインク注入により、インク貯留室62aの内圧変動を抑制することが可能となる。このため、ノズル42に形成されたインクメニスカスが破損しにくくなって、ノズル42からインクが漏れるのを抑制することが可能となる。また、電磁バルブ64は、開閉センサ6(液体注入検出センサ)がインク注入口67からのインク注入を検出したときに、連通状態を取るように制御されるため、インク貯留室62aのインクの蒸発を抑制することが可能となる。
As described above, in the
開閉センサ6を採用することで、キャップ63の開閉状態でインク注入口67からインクが注入されることを検出することが可能となる。
By using the open/
また、制御部5は、S103において開閉センサ6が開状態から閉状態を検出したときに、S104において電磁バルブ64が遮断状態と取るように電磁バルブ64を制御する。これにより、インク貯留室62aのインクが蒸発するのをより一層抑制することが可能となる。
In addition, when the open/
また、インク注入口67を開閉するカバーとしてキャップ63が採用されていることで、インク注入口67を閉じた閉状態において密閉することが可能となる。
In addition, the
インクジェットヘッド41及びインクタンク61がキャリッジ70によって支持されているため、オンキャリッジ型のプリンタ1となる。
The
上述の実施形態においては、開閉センサ6によって、キャップ63が開かれたインク注入口67の開状態において、インク注入口67からのインク注入を検出していたが、図8に示すように、筒体66に挿抜センサ206を設け、インク注入口67に対する、インクボトル90のインク注入部92の挿抜を検出することで、インク注入口67からのインク注入を検出してもよい。なお、上述の実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。
In the above-described embodiment, the open/
この変形例において、挿抜センサ206は、インク注入部92の注入ノズル92aがインク注入口67に挿入された挿入状態(図8に示す状態)と、注入ノズル92aがインク注入口67から抜去された抜去状態とを検出する。より詳細には、挿抜センサ206は、検出面206aがインク供給路66aの壁面の一部を構成するように、筒体66に固定された近接センサであり、挿入状態の注入ノズル92aを検出する。そして、挿抜センサ206は、挿入状態のときと抜去状態のときとで異なる信号を制御部5に出力する。これにより、制御部5が、注入ノズル92aがインク注入口67に挿入された挿入状態か抜去状態かを判定することが可能となる。
In this modified example, the insertion/
本変形例におけるインクタンク61にインクを注入して補充するときのプリンタ1の動作について、図9を参照しつつ以下に説明する。図9に示すように、制御部5は、S201において、挿入状態であるか否かを判定する。ユーザが開閉カバー14を開き、インクタンク61のキャップ63を回動させて、インク注入口67を閉状態から図8に示す開状態にする。そして、ユーザは、インク注入部92の注入ノズル92aをインク注入口67に挿入する。これにより、挿抜センサ206が、注入ノズル92aの抜去状態から挿入状態を検出し、当該状態であることを示す信号を制御部5に出力する。
The operation of the
S201において、挿入状態の場合(YES)、制御部5はインク注入口67からインク貯留室62aにインクが注入されると判定し、S202に進む。一方、抜去状態の場合(NO)、制御部5はインク注入口67からインク貯留室62aにインクが注入されないと判定し、S201を繰り返して待機する。
In S201, if the ink is inserted (YES), the control unit 5 determines that ink is being injected from the
次に、制御部5は、S202において、注入処理を実行する。つまり、制御部5は、上述のS102と同様に、電磁バルブ64を駆動させ、遮断状態から連通状態を取らせる。これにより、大気連通口62eが連通し、インク貯留室62aが大気に対して開放された状態となる。ユーザは、注入ノズル92aをインク注入口67に挿入後、所定のタイミングでインクボトル90のインクをインク貯留室62aに注入して補充する。このとき、インク貯留室62aが大気に対して開放された状態であるため、インク貯留室62a内のインク液面が上昇しても、インク貯留室62aの内圧変動が生じない。
Next, the control unit 5 executes the injection process in S202. That is, the control unit 5 drives the
次に、制御部5は、S203において、抜去状態であるか否かを判定する。インク貯留室62aへのインクの注入により、インク液面が上側指標62f1に達すると、ユーザは、インクの注入を終了して注入ノズル92aをインク注入口67から抜き出す。そして、ユーザは、キャップ63を回動させて、インク注入口67を開状態から閉状態にする。この後、ユーザは、開閉カバー14も閉じる。このように注入ノズル92a(インク注入部92)がインク注入口67から抜き出されると、挿抜センサ206が注入ノズル92aの挿入状態から抜去状態を検出し、制御部5に抜去状態であることを示す信号を出力する。
Next, in S203, the control unit 5 determines whether or not it is in the removed state. When the ink level reaches the upper indicator 62f1 due to the injection of ink into the
S203において、抜去状態の場合(YES)、制御部5はインク貯留室62aへのインクの注入が終了したと判定し、S204に進む。一方、挿入状態の場合(NO)、制御部5はインク貯留室62aにインクが注入されていると判定し、S203を繰り返して待機する。
In S203, if the ink cartridge is in the removed state (YES), the control unit 5 determines that ink injection into the
次に、制御部5は、S204において、遮断処理を実行する。つまり、制御部5は、上述のS104と同様に、電磁バルブ64を駆動させ、連通状態から遮断状態を取らせる。これにより、大気連通口62eの連通が遮断され、インク貯留室62aが大気に対して閉鎖された状態となる。こうして、インク貯留室62aのインクの蒸発が抑制される。このときも、制御部5は、現在メモリ140に記憶されているインクカウント値を初期値にリセットするとともに、このインクカウント値を基準値として、メモリ140に記憶する。こうして、フローが終了する。
Next, in S204, the control unit 5 executes a cut-off process. That is, similar to S104 described above, the control unit 5 drives the
このような変形例によると、挿抜センサ206が、インク注入部92のインク注入口67に対する挿入状態及び抜去状態のいずれであるかを検出し、制御部5が、S201において挿抜センサ206が抜去状態から挿入状態を検出したときに、S202において電磁バルブ64が連通状態と取るように電磁バルブ64を制御する。このため、インク注入口67からのインク注入により、インク貯留室62aの内圧変動を抑制することが可能となる。したがって、上述の実施形態と同様に、ノズル42に形成されたインクメニスカスが破損しにくくなって、ノズル42からインクが漏れるのを抑制することが可能となる。また、電磁バルブ64は、挿抜センサ206(液体注入検出センサ)がインク注入口67からのインク注入を検出したときに、連通状態を取るように制御されるため、インク貯留室62aのインクの蒸発を抑制することが可能となる。また、挿抜センサ206を採用することで、インク注入部92のインク注入口67に対する挿抜状態でインク注入口67からインクが注入されることを検出することが可能となる。
According to this modified example, the insertion/
また、制御部5は、S203において挿抜センサ206が挿入状態から抜去状態を検出したときに、S204において電磁バルブ64が遮断状態と取るように電磁バルブ64を制御する。これにより、インク貯留室62aのインクが蒸発するのをより一層抑制することが可能となる。
In addition, when the insertion/
また、別の変形例として、上述の開閉センサ6に代えて、インク注入口67を開閉可能な開閉カバー14の開閉状態を検出するセンサをプリンタに設けてもよい。この変形例においては、上述のキャップ63の開状態及び閉状態のときと同様に、開閉カバー14の開状態及び閉状態に応じて、電磁バルブ64を制御してもよい。つまり、制御部5は、開閉カバー14が開状態と取ることを示す信号をセンサが制御部5に出力している場合、インク注入口67からインクが注入されると判定し、電磁バルブ64を駆動させ、遮断状態から連通状態を取らせる。また、制御部5は、開閉カバー14が閉状態と取ることを示す信号をセンサが制御部5に出力している場合、インク貯留室62aへのインクの注入が終了したと判定し、電磁バルブ64を駆動させ、連通状態から遮断状態を取らせる。これにおいても、上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
As another modification, instead of the above-mentioned open/
また、別の変形例として、インク注入口67からインク貯留室42aにインクが注入されることにより、インク貯留室42aのインクが増加したことを検出するセンサ(例えば、フロート式センサやラインセンサ)を設け、インク注入口67からのインク注入を検出してもよい。そして、当該センサから信号に基づいて、制御部5が、上述と同様に、電磁バルブ64を制御してもよい。つまり、制御部5は、インク貯留室42aのインクが増加したことを示す信号をセンサが制御部5に出力している場合、インク注入口67からインクが注入されたと判定し、電磁バルブ64を駆動させ、遮断状態から連通状態を取らせる。また、制御部5は、インク貯留室42aのインクが増加したことを示す信号を出力してからインクの増加が終了したことを示す信号をセンサが制御部5に出力している場合、インク貯留室62aへのインクの注入が終了したと判定し、電磁バルブ64を駆動させ、連通状態から遮断状態を取らせる。これにおいても、上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。
As another modified example, a sensor (e.g., a float-type sensor or a line sensor) may be provided to detect the increase in ink in the ink storage chamber 42a due to the injection of ink from the
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態及び変形例においては、モノクロプリンタに採用しているが、カラープリンタに採用してもよい。これにおいても、上述と同様の効果を得ることができる。また、インクタンク61は、大気連通口62eとインク貯留室62aとを繋ぐ連通路を有していてもよい。この場合、電磁バルブ64は、当該連通路及び大気連通口62eから構成される大気連通路が、外部と連通する連通状態及び外部との連通を遮断する遮断状態を選択的に取るようにすることが可能であればよい。
Although the preferred embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications are possible within the scope of the claims. In the above embodiment and modified example, the present invention is used in a monochrome printer, but it may be used in a color printer. In this case, the same effects as those described above can be obtained. The
上述の実施形態においては、インクタンク61及びインクジェットヘッド41がキャリッジ70に搭載されたオンキャリッジ型であるが、キャリッジ70が設けられておらず、インクジェットヘッドが固定されたライン型インクジェットヘッドにおいても、本発明を採用することが可能である。これにおいても、上述と同様の効果を得ることができる。
In the above embodiment, the
また、インク以外の液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。バルブが、電磁バルブ64以外の電動ボールバルブや電動バタフライバルブなどから構成されていてもよい。すなわち、電気で駆動することが可能なバルブであればよい。開閉センサ6はキャップ63の開閉状態を検出することが可能であれば、どのようなセンサ(例えば、光センサや近接センサ)であってもよい。また、挿抜センサ206は、インク注入口67に対して注入ノズル92aの挿抜状態を検出することが可能であれば、どのようなセンサ(例えば、光センサやメカスイッチ)であってもよい。
The present invention can also be applied to a liquid ejection device having a liquid ejection head that ejects liquids other than ink. The valve may be composed of an electric ball valve or an electric butterfly valve other than the
1 プリンタ(液体吐出装置)
5 制御部
6 開閉センサ(液体注入検出センサ、カバーセンサ)
14 開閉カバー(カバー)
20 給送部(搬送機構)
35 搬送ローラ対(搬送機構)
36 排紙ローラ対(搬送機構)
41 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
42 ノズル
61 インクタンク(液体貯留部)
62a インク貯留室(液体貯留室)
62e 大気連通口(大気連通路)
63 キャップ(カバー)
64 電磁バルブ(バルブ)
67 インク注入口(液体注入口)
69a 連通路(液体流路)
70 キャリッジ
71 移動機構
206 挿抜センサ(液体注入検出センサ)
1. Printer (liquid ejection device)
5
14 Opening and closing cover (cover)
20 Feeding section (transport mechanism)
35 Transport roller pair (transport mechanism)
36 Paper discharge roller pair (transport mechanism)
41 Inkjet head (liquid ejection head)
42
62a Ink storage chamber (liquid storage chamber)
62e Atmosphere communication port (atmosphere communication passage)
63 Cap (cover)
64 Electromagnetic valve (valve)
67 Ink inlet (liquid inlet)
69a Communication path (liquid flow path)
70: Carriage 71: Moving mechanism 206: Insertion/removal sensor (liquid injection detection sensor)
Claims (8)
液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通する液体注入口、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、
前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、
前記液体注入口を開閉可能なカバーと、
前記カバーが開いた前記液体注入口の開状態において、前記液体貯留室への前記液体注入口からの液体注入を検出する液体注入検出センサと、
前記液体吐出ヘッド及び前記バルブを制御する制御部と、を備えており、
前記制御部は、
前記液体注入検出センサが前記液体注入口からの液体注入を検出したときに、前記バルブが前記遮断状態から前記連通状態を取るように前記バルブを制御する注入処理を実行可能であることを特徴とする液体吐出装置。 a liquid ejection head having a nozzle for ejecting liquid;
a liquid storage section having a liquid storage chamber for storing liquid, a liquid inlet connecting the liquid storage chamber to the outside, an atmosphere communication passage for connecting the liquid storage chamber to the outside, and an electrically operated valve capable of selectively taking either a communication state for connecting the atmosphere communication passage or a blocking state for blocking the atmosphere communication passage;
a liquid flow path that connects the liquid ejection head and the liquid storage chamber so that liquid can flow therethrough;
a cover capable of opening and closing the liquid inlet;
a liquid injection detection sensor that detects the injection of liquid from the liquid injection port into the liquid storage chamber when the cover is open and the liquid injection port is in an open state;
a control unit for controlling the liquid ejection head and the valve,
The control unit is
A liquid ejection device characterized in that, when the liquid injection detection sensor detects liquid injection from the liquid injection port, an injection process can be executed to control the valve so that the valve changes from the blocked state to the connected state.
前記制御部は、
前記注入処理において、前記カバーセンサが前記閉状態から前記開状態を検出したときに、前記バルブが前記連通状態を取るように前記バルブを制御することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 the liquid injection detection sensor is a cover sensor that detects the open state and a closed state of the liquid injection port with the cover closed,
The control unit is
2. The liquid ejection device according to claim 1, wherein, in the injection process, when the cover sensor detects that the cover has changed from the closed state to the open state, the valve is controlled so that the valve is in the communicating state.
前記制御部は、
前記注入処理において、前記挿抜センサが前記抜去状態から前記挿入状態を検出したときに、前記バルブが前記連通状態を取るように前記バルブを制御することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 the liquid injection detection sensor is an insertion/removal sensor that detects an insertion state in which a liquid injection unit for injecting liquid into the liquid storage chamber is inserted into the liquid injection port and a removal state in which the liquid injection unit is removed from the liquid injection port,
The control unit is
2. The liquid ejection device according to claim 1, wherein, in the injection process, when the insertion/removal sensor detects the inserted state from the removed state, the valve is controlled so as to assume the communicating state.
前記液体吐出ヘッド、及び、前記液体貯留部を支持するキャリッジと、
前記搬送方向と交差する走査方向にキャリッジを移動させる移動機構と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。 a conveying mechanism that conveys the recording medium in a conveying direction;
a carriage supporting the liquid ejection head and the liquid storage unit;
7. The liquid ejection device according to claim 1, further comprising a moving mechanism that moves a carriage in a scanning direction that intersects with the transport direction.
前記ノズルからの液体の吐出量に応じて更新される液体カウント値、基準値、及び、前記ノズルに形成された液体メニスカスの耐圧値未満を示す液体閾値を記憶するメモリを有し、a memory that stores a liquid count value, a reference value, and a liquid threshold value that indicates a pressure less than a withstand pressure value of a liquid meniscus formed in the nozzle, the liquid count value being updated in accordance with the amount of liquid ejected from the nozzle;
前記バルブが前記連通状態から前記遮断状態を取るときの前記液体カウント値を前記基準値として前記メモリに記憶する記憶処理と、a storage process for storing the liquid count value when the valve changes from the communicating state to the blocking state in the memory as the reference value;
前記液体カウント値と前記基準値との差分が前記液体閾値に達しているか否かを判定する判定処理と、をさらに実行可能であり、a determination process for determining whether or not a difference between the liquid count value and the reference value has reached the liquid threshold value,
前記判定処理において差分が前記液体閾値に達していると判定されると、前記バルブが前記大気連通路を一旦連通させて遮断するように、前記バルブを制御することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。A liquid ejection device according to any one of claims 1 to 7, characterized in that when it is determined in the judgment process that the difference has reached the liquid threshold value, the valve is controlled so that the valve temporarily opens and then closes the atmosphere communication passage.
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