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JP7640082B2 - 空気浄化装置および方法 - Google Patents
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Description

本発明は、空気浄化装置および方法に関し、より詳しくは、紫外線の照射により空気を殺菌して浄化する空気浄化装置および方法に関する。
室内空気の浄化等を目的として、空気を循環させながら紫外線を照射して殺菌することが従来から行われている。例えば、特許文献1には、紫外線の反射率が高い材料からなるダクトやチャンバー内に紫外線を照射して、循環させる空気を浄化する空気調和システムが開示されている。
特開2017-146013号公報
ところが、ダクトやチャンバー内に紫外線を照射する従来の空気浄化方法は、通過する空気の全体に紫外線を照射することが困難であり、十分な殺菌効果を得難いという問題があった。上記の特許文献1には、紫外線殺菌チャンバー内に導光板等を配置して、紫外線を拡散光として出射することも開示されているが、製造コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、紫外線の照射による空気の殺菌を安価に効率良く行うことができる空気浄化装置および方法の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、吸込口および吹出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に設けられて前記吸込口から吸引した空気を前記吹出口から排出するファンと、前記ケーシング内の空気に紫外線を照射する紫外線光源とを備え、前記紫外線光源は、前記ファンに向けて紫外線を照射するように、前記ケーシングに設けられ、前記ケーシングは、天井埋込型の空気調和装置に設けられており、前記紫外線光源は、前記ファンと前記吸込口との間に介在されたベルマウスの内部に配置され、前記紫外線光源は、伸縮可能な取付ステーにより前記ベルマウスの開口中心部に支持されている空気浄化装置により達成される。
前記紫外線光源は、前記ファンの回転軸の軸線上に配置されていることが好ましい。
また、本発明の前記目的は、上記の空気浄化装置を用いて室内の空気を浄化する方法であって、室内の空気を前記吸込口から吸引して、前記紫外線光源により紫外線を照射し、前記吹出口から室内に向けて排出する空気浄化方法により達成される。
本発明によれば、紫外線の照射による空気の殺菌を安価に効率良く行うことができる空気浄化装置および方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る空気浄化装置の全体構成図である。 図1に示す空気浄化装置の要部を一部断面で示す側面図である。 図1に示す空気浄化装置の他の要部を示す平面図である。 図1に示す空気浄化装置の更に他の要部を示す底面図である。 図1に示す空気浄化装置の更に他の要部を示す底面図である。 本発明の他の実施形態に係る空気浄化装置の底面図である。 図6に示す空気浄化装置の要部を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る空気浄化装置の全体構成図であり、図2は、図1に示す空気浄化装置の要部を一部断面で示す側面図である。図1および図2に示すように、本実施形態の空気浄化装置1は、筐体状のケーシング10と、ケーシング10内に設けられたファン16と、紫外線光源32を有する殺菌装置30とを備えており、建築物や車両等の室内における天井裏に設置されている。
ケーシング10は、下面側に吸込口11が形成されている。吸込口11は、天井50に形成された開口を介して室内に臨むように配置されており、室内側からケーシング10に着脱可能に取り付けられたグリル20によって、吸込口11が覆われている。図3に上方からの平面図で示すように、グリル20は、開口部21が複数形成されており、開口部21を介して空気が吸引される。
ケーシング10の側面には、筒状の接続部12が設けられており、接続部12の先端に吹出口13が形成されている。接続部12は、天井50の他の箇所に設けられた室内導入部60にダクト70を介して接続され、吹出口13から排出された空気が室内導入部60から室内に供給される。室内導入部60は、天井50の複数箇所に設けてもよく、接続部12に接続されたダクト70を分岐させて、各室内導入部60に接続することができる。室内導入部60は、室内の壁面や床面等に設けてもよい。
ケーシング10の内部には、下面側に開口15が形成された収容部14が設けられており、収容部14の内部にファン16が配置されている。本実施形態のファン16はシロッコファンであり、モータ17により回転駆動される。ファン16は、プロペラファンやターボファン等であってもよい。収容部14は、接続部12に連通しており、ファン16の作動により吸込口11から開口15を経て吸引された空気が、吹出口13から排出される。
図2および図3に示すように、殺菌装置30は、筐体状の本体31の上面に紫外線光源32を備えている。紫外線光源32は、殺菌作用が強い紫外線を照射する紫外線LEDや紫外線ランプ等からなり、本体31内に設けられた制御回路により出力が制御される。本体31の底面には取付用の脚部33,34が設けられている。また、本体31の側面には、不図示の電源に接続される電源接続部35と、紫外線光源32の発光状態を調節するPWM調節部36とを備えている。PWM調節部36は、回動操作によって、紫外線光源32を駆動するパルス信号のデューティー比を調節することが可能であり、例えば、オン時間およびオフ時間をいずれも0.1秒に設定することができる。PWM調節部36は、ファン16のスイッチ等と共に室内の壁面等に設けて、使用者が容易に操作できるように構成してもよく、室内の汚染度が低い場合や、室内をしばらく使用しない場合等には、オン時間よりもオフ時間を長くすることで(例えば、オン時間0.1秒、オフ時間0.2秒)、紫外線光源32の長寿命化を図ることができる。
図4は、殺菌装置30の底面図である。図4に示すように、脚部33,34の基端側は、回動軸33a,34aにより、本体31の底面に回動自在に取り付けられている。脚部33,34の先端側には取付孔33b,34bが形成されており、脚部33,34を破線で示すように回動させることで、本体31の両側に取付孔33b,34bを配置することができる。取付孔33b,34bには、インシュロックや針金等の固定具を挿入することができ、図3に示すように、この固定具22,23をグリル20の開口部21に係合させることで、殺菌装置30がグリル20の内面側に固定される。本体31の底面には、殺菌装置30の作動状態を表示するランプ37が設けられており、使用者がグリル20の開口21を介してランプ37を目視することにより、殺菌装置30の作動状態を把握することができる。
図5は、ケーシング10内のファン16を下方から見た底面図である。図2および図5に示すように、紫外線光源32は、ファン16の回転軸の軸線R上に配置されており、ファン16に向けて紫外線を照射する。紫外線光源32は、ファン16の全体または広範囲に紫外線を照射することができるように、広い指向角(例えば、約110度)を有することが好ましい。
上記の構成を備える空気浄化装置1は、ファン16の作動により室内の空気を吸込口11からケーシング10内に吸引して、殺菌装置30の紫外線光源32から紫外線を照射することにより殺菌することができる。殺菌された空気は、吹出口13から排出され、ダクト70を介して室内導入部60から室内に供給される。
本実施形態の空気浄化装置1は、紫外線光源32が、ファン16に向けて紫外線を照射するようにケーシング10に設けられているので、ファン16の表面で反射した紫外線が、ファン16の回転によりケーシング10内の種々の方向に散乱される。これにより、安価な構成で、ケーシング10内に導入された空気の全体に紫外線を効率良く照射し、室内の空気を浄化することができる。
ファン16は、紫外線を効率良く拡散反射することができるように、アルミニウムやステンレス等のように紫外線反射率が高い材料で形成されることが好ましく、あるいは、シリカ膜などの紫外線反射膜で表面をコーティングしたものを好適に使用することができる。ファン16の表面での紫外線反射光を更に散乱させるため、ケーシング10やグリル20についても、ファン16と同様に、表面での紫外線反射率を高めることが好ましい。
紫外線光源32は、ファン16の広範囲に紫外線を容易に照射することができるように、ファン16の回転軸の軸線R上に配置されていることが好ましいが、ファン16に対して紫外線を直接照射可能であれば、他の配置でもよい。ケーシング10に対する紫外線光源32の取付位置は、必ずしも限定されないが、本実施形態のように、吸込口11を覆うグリル20の上面側(内面側)に固定することで、ファン16に対する紫外線の照射を容易に行うことができる。
本実施形態の空気浄化装置1は、例えば、既存のダクト用換気扇を利用し、グリル20に殺菌装置30を取り付けることで容易に構成することができるので、製造や施工を迅速且つ安価に行うことができる。
図6は、本発明の他の実施形態に係る空気浄化装置の底面図である。図6に示す空気浄化装置101は、室内の天井に吊下げ設置された既設の天井埋込型空気調和装置200に、上述した殺菌装置30を取付ステー40により取り付けて構成したものであり、下方から見た状態を示している。図6において、図1等と同様の構成部分には、同一の符号を付している。
天井埋込型空気調和装置200は、ケーシング10の最下部に矩形状の吸込口11が形成されており、吸込口11に吸込グリルが着脱可能に装着される。図6においては、吸込グリルを取り外した状態で示している。
ケーシング10の内部における吸込口11の上方には、ベルマウス18を介して、ファン16が設けられている。ベルマウス18の下端となる開口18aと吸込口11との間には、空間部201が形成されている。ベルマウス18の開口18aの中心部は、ファン16の回転軸線と一致している。
ケーシング10の下面には、吸込口11の四辺のそれぞれに沿って吹出口13が形成されている。ファン16の作動により吸込口11から吸引された空気は、ベルマウス18を上方に通過して水平方向に拡散され、不図示の熱交換器で加熱または冷却された後、各吹出口13から室内に排出される。
図7は、図6に示す殺菌装置30および取付ステー40を上方から見た平面図である。図7に示すように、取付ステー40は、偏平筒状の本体41に帯状の可動部材42が長手方向に移動可能に収容されて、伸縮可能に構成されている。既設の天井埋込型空気調和装置200に殺菌装置30を取り付けるに際しては、まず、取付ステー40のみを、図6に示す空間部201の互いに対向する一対の内壁間に一杯まで伸ばし、本体41と可動部材42との境界部分にマーキングする等して、取付ステー40の取付位置における空間部201の長さを測定する。
ついで、取付ステー40を測定した長さに保持しながら、殺菌装置30の脚部33,34に形成された下穴等の取付孔を利用して、殺菌装置30を取付ステー40にネジ43,44で固定する。殺菌装置30の取付位置は、図5に示す構成と同様に、紫外線光源32がファン16の回転軸線と一致する位置であることが好ましく、本実施形態では、取付ステー40の長手方向中央部としている。
次に、殺菌装置30が取り付けられた取付ステー40を、図6に示す天井埋込型空気調和装置200の取付位置にセットし、取付ステー40の長手方向両端部に下穴を開けてネジ45,46で固定する。これにより、殺菌装置30は、ベルマウス18の開口18aの中心部に支持され、上部の紫外線光源32がベルマウス18の内部に配置される。この後、必要な配線等を行い、ランプ37の発光を確認して取付作業が完了する。
図6に示す空気浄化装置101によれば、紫外線光源32がファン16の回転軸の軸線上に配置されることにより、図1等に示す空気浄化装置と同様に、ファン16の広範囲に紫外線を容易に照射することができると共に、紫外線光源32がベルマウス18の内部に配置されることで、照射する紫外線の大部分をファン16の表面で確実に反射させることができる。この結果、空気の殺菌効果をより高めることができる。
また、伸縮可能な取付ステー40を使用して殺菌装置30の取り付けを行うことにより、紫外線光源32とベルマウス18の開口中心部との位置合わせを、容易且つ正確に行うことができる。但し、殺菌装置30の取り付け方法は必ずしも限定されず、例えば、吸込口11を覆う吸込グリル(図示せず)から上方に突出するブラケット等を利用して、紫外線光源32をベルマウス18の内部に配置してもよい。紫外線光源32とファン16の回転軸とは完全に一致する必要はなく、ベルマウス18内において紫外線光源32が回転軸と若干ずれた位置に配置されてもよい。
1,101 空気浄化装置
10 ケーシング
11 吸込口
13 吹出口
16 ファン
18 ベルマウス
20 グリル
30 殺菌装置
32 紫外線光源
40 取付ステー

Claims (3)

  1. 吸込口および吹出口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられて前記吸込口から吸引した空気を前記吹出口から排出するファンと、
    前記ケーシング内の空気に紫外線を照射する紫外線光源とを備え、
    前記紫外線光源は、前記ファンに向けて紫外線を照射するように、前記ケーシングに設けられ
    前記ケーシングは、天井埋込型の空気調和装置に設けられており、
    前記紫外線光源は、前記ファンと前記吸込口との間に介在されたベルマウスの内部に配置され、
    前記紫外線光源は、伸縮可能な取付ステーにより前記ベルマウスの開口中心部に支持されている空気浄化装置。
  2. 前記紫外線光源は、前記ファンの回転軸の軸線上に配置されている請求項に記載の空気浄化装置。
  3. 請求項1または2に記載の空気浄化装置を用いて室内の空気を浄化する方法であって、
    室内の空気を前記吸込口から吸引して、前記紫外線光源により紫外線を照射し、前記吹出口から室内に向けて排出する空気浄化方法。
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