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JP7640904B2 - 冠水センサおよび通知システム - Google Patents
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JP7640904B2 - 冠水センサおよび通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、冠水センサおよび通知システムに関する。
従来、使い捨て一次電池として、アルカリ電池、マンガン電池、空気電池等が広く使用されている。
また、近年IoT(Internet of Things)の発展において、土壌や森の中など自然界のあらゆる所に設置して用いるばらまき型のセンサの開発も進む。これらの小型センサなど様々な用途に対応した小型の高性能なリチウムイオン電池も普及している。
屋外に設置するセンサの一つとして、特定小電力無線を用いた冠水センサがある(非特許文献1参照)。非特許文献1に記載の冠水センサは、設置位置が所定以上の高さまで冠水すると水を検知し、IoT無線ユニットを用いて通知する。また、浸水または水害に備えるセンサネットワークシステムが提唱され、実証実験がなされている(非特許文献2参照)。センサネットワークシステムにおいて、水位、点流速、またはフラップゲート開度等の様々なセンサが用いられる。
一般的に、使用時に、電池セル内に電解質溶液を注入することで動作する電池がある(非特許文献3参照)。この電池は、電解質溶液が注入されていない状態で長期保存が可能である。
オプテックス株式会社、"浸水や冠水の危険性をIoT簡易モニタリングで迅速に把握"、[online]、[令和3年3月17日検索]、インターネット〈URL:https://www.optex.co.jp/solutions/flood_solution.html〉 国土交通省、"浸水・水害に備えるセンサネットワークシステム"、[online]、[令和3年3月17日検索]、インターネット〈URL:https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/pdf/matching_180516_siryou_7.pdf〉 日本協能電子株式会社、"NOPOPO 災害時用水電池"、[online]、[令和3年3月17日検索]、インターネット〈URL:http://www.aps-j.jp/pdf/NWPx3.pdf〉
しかしながら非特許文献1および非特許文献2に記載のセンサは、検知し通報するための機構が常時稼働しており、定期的な内部電池の交換等を要する。非特許文献1において、冠水センサそのものは待機電力ゼロであるが、冠水を通知するIoT無線ユニットは、内蔵電池で駆動する。
非特許文献3に記載の電池は、人が電解質溶液を注入して使用するものである。従って非特許文献3に記載の電池は、自然界に設置して用いるなど、人が関与することができない状況において、電池による動力を供給できるものではない。
このようにセンサが検知したことを契機に、通知する動力が供給される態様はない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、センサが検知したことを契機に、通知する動力を供給可能な技術を提供する。
本発明の一態様の冠水センサは、冠水の検知を通知する通知部と、一次電池を備え、前記一次電池は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置され、電解質が付着するセパレータを備え、前記セパレータが冠水すると、前記電解質が水に溶解し電解質溶液化し、前記一次電池が発電を開始し、前記通知部の駆動に必要な電力を供給する。
本発明の一態様の通知システムは、上記冠水センサと、前記冠水センサに接続し、前記冠水センサの位置と高さを参照する通知サーバを備え、前記冠水センサの通知部は、前記冠水センサの冠水を通知し、前記通知サーバは、冠水を通知した前記冠水センサの位置と高さに応じて、アラームの重要度を決定する。
本発明によれば、冠水センサが検知したことを契機に、通知する動力を供給可能な技術を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る冠水センサの内部構造を側面視で模式的に説明する図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る通知システムのシステム構成を説明する図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る通知サーバの処理を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態に係る冠水センサにおける一次電池の電池電圧の経時変化を説明する図である。 図5は、本発明の第1の変形例に係る冠水センサの内部構造を側面視で模式的に説明する図である。 図6は、本発明の第2の変形例に係る冠水センサの内部構造を側面視で模式的に説明する図である。 図7は、通知サーバに用いられるコンピュータのハードウエア構成を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付し説明を省略する。
(冠水センサ)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る冠水センサ1を説明する。冠水センサ1は、筐体2、一次電池3、および通知部4を備える。一次電池3は、正極33と、負極31と、正極33と負極31との間に配置され、電解質38が付着するセパレータ35を備える。
本発明の実施の形態に係る冠水センサ1において、一次電池3内のセパレータ35が冠水すると、セパレータ35に付着する電解質38が水に溶解し電解質溶液化する。電解質38は、水と拡散することで、電解液が生成され、セパレータ35が電解液に浸される。これにより一次電池3は、発電を開始し、通知部4の駆動に必要な電力を供給する。通知部4は、電力を得ることで、冠水したことを通知する。このように冠水センサ1は、冠水した際に発電する一次電池3を用いて駆動するので、平常時の稼働を不要とし、非常時のみ動作を通知することができる。これにより冠水センサ1は、不動時の自己放電がなく、10年を超えるなどの長期的な運用が可能となる。
一次電池3は、基本セル36、電池筐体37を備える。基本セル36は、負極31、負極集電体32、正極33、正極集電体34、およびセパレータ35を備える。一次電池3には空気穴39が形成される。空気穴39により、一次電池3内に空気が取り込まれる。
セパレータ35は、冠水時に水を取り込み、電解質38を電解溶液化するために、外部と疎通するように形成される。例えばセパレータ35の一部は、電池筐体37から露出し、筐体2の開口(図示せず)を通じて、外部と疎通し、冠水時に水を取り込む。雨雪などによりセパレータが冠水しないように、筐体2の開口は、筐体2の下方、より好ましくは底面に設けられることが好ましい。図1に示す例において、セパレータ35は、電池筐体37に収容される本体部分と、電池筐体37から露出するテープ部分を備える。セパレータ35のテープ部分は、筐体2からも露出し、冠水時に水を取り込む。
負極31、負極集電体32、正極33、正極集電体34、セパレータ35、電池筐体37、電解質38および空気穴39は、電池として作動することが可能であれば、各部材の配置および形状は問わない。例えば、負極31、負極集電体32、正極33、正極集電体34、セパレータ35および電池筐体37は、平面視で、四角形または円形のシート形状であっても良いし、シートをロールした形状であっても良い。
負極集電体32に負極31が接続する。正極集電体34に正極33が接続する。負極31と正極33との間に、セパレータ35が配置される。正極33の一方の面はセパレータ35に接続する。
互いに接続する負極31、負極集電体32、正極33、正極集電体34およびセパレータ35は、電池筐体37で上下方向に挟み込み、周縁部を接着し、一体化することで、一次電池3の内部が密閉される。接着方法として、熱シール、または接着剤を使用する方法があるが、特に限定されない。例えば、熱シールでの接着が困難な場合、接着剤が使用される。一次電池3の内部を密閉する際に、周縁部の一部を接着せずに開放する、あるいは開孔しておくことで、空気穴39を形成しても良い。空気穴39により、一次電池3内に、空気が取り込み可能である。なお、セパレータ35のテープ部分は、一次電池3の周縁部において接着されず開放される部分から、露出するように形成される。
正極33は、ガス拡散型である。正極33の面のうち、セパレータ35に接する面以外の面は、電池筐体37の周縁部、あるいは空気穴39から取り込まれた大気に暴露される。
セパレータ35は、吸水性を有する絶縁体で形成される。セパレータ35に、コーヒーフィルタおよびキッチンペーパーなどの紙が、用いられることが可能である。セパレータ35として、植物繊維からつくられるセルロース系セパレータのような、強度を保ちつつ自然分解される材料のシートを用いると、冠水センサ1を設置した後に回収しない場合でも、環境に対する負荷が低減される。
電解質38は、水を取り込んだ際に電解質溶液となれば良い。保水する役割を持たせるため、寒天、セルロース、吸水ポリマーなどを同封しても良い。
電池筐体37は、基本セル36を内部に維持すればどのような構成でも良い。セパレータ35が雨水等により湿ることにより一次電池3が発電することがないように、筐体2および電池筐体37内部に雨等が染み込まない構成が好ましい。電池筐体37は、例えば、ラミネートフィルムで形成されることが好ましい。
また、電池筐体37および筐体2のそれぞれに、自然分解される材料を用いることにより、冠水センサ1を回収しない場合でも、環境に対する負荷が軽減される。具体的には、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸、変性ポリビニルアルコール、カゼイン、変性澱粉などのうちのいずれか1つ以上から、電池筐体37および筐体2のそれぞれが形成される。この中でも特に、植物由来のポリ乳酸などの化学合成系で、電池筐体37および筐体2のそれぞれが形成されるのが好ましい。電池筐体37および筐体2のそれぞれの形状は、このような生分解性プラスチックを加工することで得られる形状である。電池筐体37および筐体2のそれぞれに適用可能な材料は、例えば、生分解性プラスチック、生分解性プラスチックのフィルム、牛乳パックなどに用いられるポリエチレンなどの樹脂の被膜が形成されている用紙、または寒天フィルムなどのうちのいずれか1つ以上である。
冠水によってセパレータ35に水が接すると、毛細管現象によりセパレータ35に水が取り込まれる。セパレータ35中の電解質38は、水に溶解し、電解質溶液化する。このように生成された電解質溶液が、負極31および正極33のそれぞれに接することにより、一次電池3は、発電を開始する。一次電池3は、通知部4に電力を供給することで、通知部4は、冠水センサ1が冠水を検知したことを通知することができる。
通知部4は、冠水の検知を通知する。本発明の実施の形態において通知部4は、図3に示すように、冠水の検知を、無線通信ネットワークを介して通知サーバ102に通知する場合を説明する。通信無線ネットワークは、モバイル通信キャリアが提供するモバイル通信、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD-T67、STD-T93またはSTD-T108などの標準規格に準拠した特定小電力無線などである。なお他の通知方法として、冠水が発生した際、冠水センサ1に設けられたランプ(図示せず)を点灯して通知する方法などが考えられる。
通知部4は、給電回路41、演算回路42、通信回路43およびアンテナ44を備える。演算回路42、通信回路43およびアンテナ44の各部は、冠水時に一次電池3から供給される電力によって駆動する。
給電回路41は、一次電池3から供給される電力を、各回路が利用可能な電圧に変換する。給電回路41は、例えばDCDC(Direct Current to Direct Current)回路である。図1に示すように、負極集電体32および正極集電体34が、給電回路41に接続される。給電回路41は、負極集電体32および正極集電体34から供給される電力を所望の電圧に変換して、通知部4の各回路に提供する。
演算回路42は、通知サーバ102への送信データを生成して、通信回路43に入力する。送信データは、冠水センサ1の識別番号を含む。
アンテナ44は、無線通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。通信回路43は、は、アンテナ44を用いて、通知サーバ102と通信する。
本発明の実施の形態に係る冠水センサ1は、冠水が発生した際に、冠水センサ1が内蔵する一次電池3が発電し、通知部4による通知が可能になる。冠水センサ1は、平常時の稼働を不要とし、冠水が発生による非常時のみ動作し、冠水が発生したことを通知することができる。これにより冠水センサ1は、不動時の自己放電がなく、10年を超えるなどの長期的な運用が可能となる。
また冠水センサ1の各部材を、自然分解される材料で形成することも可能である。このような冠水センサ1は、冠水の検知センサまたは土壌の水分センサ等の自然に設置される使い捨てセンサへの適用が好適である。冠水センサ1に用いられる筐体2および一次電池3等のそれぞれは、時間の経過に伴って自然分解されるので、冠水センサ1を回収する必要がない。また冠水センサ1は、自然由来の材料や肥料成分で構成されているため、環境に対する負荷が極めて低い。
また本発明の実施の形態に係る冠水センサ1は、冠水に伴って一次電池3の駆動が可能になる構成を有するので、安価かつ簡便に、冠水センサ1を屋外に設置し、冠水後に交換することが可能になる。また冠水センサ1が環境に対する負荷が極めて低い特性を考慮すると、屋外に多数の冠水センサ1を配置することにより、容易に冠水状況を把握することが可能になる。
(通知システム)
図2を参照して、本発明の実施の形態にかかる通知システム100を説明する。通知システム100において、降雨等により冠水が生じやすい様々な場所に、複数の冠水センサ1が配置される。
通知サーバ102は、冠水センサ1からの通知を監視し集約して、冠水の発生場所、災害規模等を特定して、自治体または行政等の監視者に情報を提供する。なお、図2に示すシステム構成は一例であって、無線通信ネットワークの仕様、冠水センサ1が設けられる位置等によって適宜変更される。
通知システム100は、複数の冠水センサ1、基地局101、通知サーバ102、データベースサーバ103および発信装置104を備える。冠水センサ1は、基地局101を介して通知サーバ102と通信する。
基地局101は、通知サーバ102に接続するとともに、冠水センサ1と無線で接続する。通知サーバ102は、基地局101を介して複数の冠水センサ1に接続に接続する。データベースサーバ103は、冠水センサ1を設置した位置と、標高などの高さなどを記憶し、通知サーバ102は、データベースサーバ103が記憶するデータを参照することができる。冠水センサ1の高さは、その冠水センサ1が冠水したと通知された際に、その冠水センサ1における冠水の深さの推定に用いられる。発信装置104は、通知サーバ102におけるアラームの重要度に応じて、アラームを発信する。発信装置104は、既存の発報システムにおいて自治体または行政等の監視者が利用する装置であって、住民らへの注意勧告または退避勧告等を発信する。発信装置104は、既存の防災無線等の放送設備、屋外拡声支局、緊急連絡メール発信装置等である。
例えば、冠水センサ1の通知部4は、冠水センサ1の識別子を通知サーバ102に送信することで、冠水センサ1の冠水を通知する。通知サーバ102は、データベースサーバ103に接続して、通知元の冠水センサ1のそれぞれについて、冠水センサ1を設置した位置および高さを参照する。通知サーバ102は、冠水を通知した冠水センサ1の位置と高さに応じて、アラームの重要度を決定する。
また通知サーバ102は、冠水の発生を通知する冠水センサ1の数に応じて、アラームの重要度を決定する。冠水の発生を通知する冠水センサ1の数が多いほど、広い範囲において冠水等の災害が発生したことが予想されるので、アラームの重要度は高くなり、少ないほど、アラームの重要度は低くなる。
通知サーバ102はさらに、冠水センサ1が設置された位置の降水量に応じて、アラームの重要度を決定することもできる。降水量が多いほど、アラームの重要度は高くなり、少ないほど、アラームの重要度は低くなる。
図3を参照して、通知サーバ102の処理を説明する。図3に示す処理は、ある冠水センサ1から信号を受信すると、その他の冠水センサ1からの信号、降雨量等に応じて、アラームの警戒度を特定して既存の発報システムに通知する。なお図3に示す処理は一例であって、これに限るものではない。
まずステップS1において通知サーバ102は、ある1つの冠水センサ1から冠水が発生した旨の信号を受信すると、ステップS2において、所定時間、他の冠水センサ1からの信号の受信を待機する。他の冠水センサ1から信号を受信しない場合、ステップS3に進み、他の冠水センサ1から信号を受信する場合、ステップS7に進む。
ステップS3において通知サーバ102は、データベースサーバ103等からステップS1で信号を受信した冠水センサ1が設置された位置を特定し、気象サーバ(図示せず)等から、その位置を含む地区の直近の所定時間における降水量を取得する。ステップS4において通知サーバ102は、ステップS3で取得した降水量が閾値以上でないと判定する場合、ステップS5において、早期注意アラームの発生を認定する。ステップS4において通知サーバ102は、ステップS3で取得した降水量が閾値以上であると判定する場合、ステップS6において、警戒アラームの発生を認定する。
ステップS7において通知サーバ102は、ステップS1における待機中に受信した信号の数が、閾値以上の場合、広い範囲で冠水が発生したと考えられる。ステップS7において、通知サーバ102は、冠水高を推測し、推測された冠水高が閾値以上であるか否かを判定する。通知サーバ102は、ステップS2の待機中に冠水を通知した各冠水センサ1が設置される高さ、さらに冠水を通知しない各冠水センサ1が設置される高さから、その地域における冠水高を推定する。ステップS7において通知サーバ102は、冠水高が閾値以上と判定する場合、ステップS9において、重要警戒アラームの発生を認定する。ステップS7において通知サーバ102は、冠水高が閾値以上でない判定する場合、ステップS8に進む。
ステップS8において通知サーバ102は、ステップS1における待機中に受信した信号の数が、閾値以上であると判定する場合、ステップS9において、重要警戒アラームの発生を認定する。一方、ステップS8において通知サーバ102は、ステップS1における待機中に受信した信号の数が、閾値以上でないと判定する場合、冠水の発生範囲が限定的と考えられるので、ステップS10において、要警戒アラームの発生を認定する。
ステップS5、S6、S9またはS10においてアラームの発生が認定されると、認定されたアラームが、既存の発報システムに通知される。既存の発報システムは、所定のルールに従って、発信装置104を介して、住民等に報知する。
なお、各種警戒アラームに対して、既発報システムがとる対応は、監視者の運用ポリシーに応じて、適宜設定される。一例として、早期注意アラームが発生する場合、監視者の管理画面へ注意勧告を通知する。警戒アラームが発生する場合、複数の監視者向け注意勧告を通知する。重要警戒アラームが発生する場合、発信装置104を介して住民へ退避勧告を通知する。要警戒アラームが発生する場合、発信装置104を介して住民へ注意勧告を通知する。
このような通知システム100によれば、複数の冠水センサ1からの信号に従って、災害の発生した範囲、災害規模等を特定し、既存の発報システムに報知することができる。本発明の実施の形態に係る冠水センサ1は、冠水が発生した場合にのみ電力が供給され報知されるので、維持管理が容易であることから、多数の冠水センサ1を設置することが可能になる。また冠水センサ1を自然分解される材料で形成されることにより、冠水センサ1を回収しなくても、自然界への負荷が生じない。
(一次電池の構成および電極反応)
ここで、一次電池3の各構成について説明する。
負極31は、負極活性物質から形成される。負極31は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄から選ばれる1種類以上の金属、または、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄から選ばれる1種類以上の金属を主成分とした合金で形成される。負極31は、金属または合金の板または箔を所定の形状に成形して用いるなど、一般的な方法で形成されれば良い。
正極33は、炭素材料などの一般的な金属空気電池の正極に用いられる導電性材料で形成される。正極33は、カーボン粉末をバインダーで成形するといった公知のプロセスで作製することができる。一次電池では、正極33の内部に反応サイトを多量に生成することが重要であるので、正極33は、高比表面積を有することが望ましい。カーボン粉末をバインダーで成形してペレット化することで正極33が作製される場合、高比表面積化した際に、カーボン粉末同士の結着強度が低下し、構造が劣化することで、正極33が安定して放電することが困難であり、放電容量が低下する。これに対し、例えば、正極33が三次元ネットワーク構造を有する場合、正極33はバインダーを使用する必要がなく、放電容量を高くできるようになる。また、正極33は、触媒を担持していてもよい。触媒は、特に限定はされないが、Fe、Mn、Zn、CuおよびMoのうちの少なくとも1つの金属、あるいは、Ca、Fe、Mn、Zn、CuおよびMoのうちの少なくとも1つの金属からなる金属酸化物から構成されることが好ましい。この中でも、触媒の金属として、Fe、MnおよびZnのうちの1つの金属、これらの1つからなる酸化物、または2つ以上からなる複合酸化物が好ましい。
電解質38は、水に溶解することで電解質溶液を形成する。電解質38が、負極31および請求項33の間で金属イオンおよび水酸化物イオンの移動が可能な物質であれば、特に限定はされない。電解質38は、例えば、酢酸マグネシウム、塩化ナトリウム、または塩化カリウム等から構成することが好ましい。電解質溶液は、環境影響に配慮して、中性であることが好ましい。
負極集電体32は、公知の材料を使用することができる。負極31に金属を用いる場合、一次電池3は、負極集電体を備えず、負極31から直接端子を外部に取り出しても良い。正極集電体34は、公知の材料を使用することができる。正極集電体34は、例えば、カーボンシート、カーボンクロス、Fe、CuおよびAlのうちのいずれか1つ以上で形成される板を使用すればよい。
ここで、負極31にマグネシウム金属を用いた一次電池における、負極31および正極33における電極反応を説明する。導電性を有する正極33の表面において、空気中の酸素および電解質が接することで、式(1)で示す正極反応が進行する。一方、セパレータ35により供給される電解質に接している負極31の表面において、式(2)で示す負極反応が進行する。負極31を構成するマグネシウムが電子を放出し、電解質中にマグネシウムイオンとして溶解する。
正極反応と負極反応により、一次電池3は、放電を行うことが可能である。全反応は、式(3)で示されるように、水酸化マグネシウムが生成(析出)される反応である。理論起電力は、約2.7Vである。
[数1]
1/2O+HO+2e→2OH ・・・式(1)
Mg→Mg2++2e ・・・式(2)
Mg+1/2O+HO+2e→Mg(OH)・・・式(3)
(一次電池の生成方法)
一次電池3の生成方法を説明する。本発明の実施の形態において、カーボンナノファイバを正極33に使用して、一次電池3を作製する。
まず、正極33の作製方法について説明する。市販のカーボンナノファイバーゾル[分散媒:水(HO)、0.4重量%、Sigma-AldrICh製]を試験管に入れ、この試験管を液体窒素中に30分間浸すことでカーボンナノファイバーゾルを完全に凍結させた。カーボンナノファイバーゾルを完全に凍結させた後、凍結させたカーボンナノファイバーゾルをナスフラスコに取り出し、これを凍結乾燥機(東京理科器械株式会社製)により10Pa以下の真空中で乾燥させることで、カーボンナノシートを含む三次元ネットワーク構造を有する伸縮性共連続体を得た。
次に負極31の生成方法について説明する。負極31は、市販のマグネシウム合金板AZ31B(厚さ300μm、日本金属製)を、はさみを用いて20mm×20mmの正方形の一部に集電用のタブを有する形状に切り抜くことで作製した。
電解質38が付着するセパレータ35は、塩化ナトリウム(NaCl、関東化学製)を1mol/Lの濃度で純水に溶解した溶液を、セパレータ35に含侵させ、70℃の条件で乾燥して生成した。なお、電解質38の付着前のセパレータ35は、正方形状の本体部分と、テープ形状のテープ部分を有する。本体部分は、電池用のセルロース系セパレータ(日本高度紙工業製)で、20mm×20mmの正方形状に形成される。テープ部分は、本体部分と同じセルロース系セパレータで、5mm×50mmのテープ形状に形成される。
正極集電体34には、カーボンクロスを用い、20mm×20mmの正方形の一部に集電用のタブを有する形状にカットして用いた。正極33は、直径17mmの円形サイズにポンチで切り抜いて用いた。
電池筐体37の材料として、フィルムシートエコロージュ(三菱樹脂製)を用いた。このシートを平面視30mm×30mmにカットした2枚のカットシートを作製し、一方を正極33側の筐体とし、他方を負極31側の筐体とした。なお、正極33側の筐体には、Φ10mmの空気穴39を設けた。なお、正極33及び正極集電体34に、空気が通行可能な材料が用いられる場合、空気穴39はなくても良い。
負極31側の筐体の上に、負極31、負極集電体32およびセパレータ35を配置し、この上に、正極集電体34、正極33および正極33側の筐体を順に被せ、2枚の筐体の周縁部を、シーラーを用いて130℃で熱シールし密閉する。セパレータ35のテープ部分は、露出するように形成される。
このようにして得られた一次電池3の総重量は約2gであった。
(筐体の生成)
筐体2の生成方法を説明する。筐体2は、図1に示すように、一次電池3および通知部4を内包する。筐体2は、100mmx100mmx50mm内に、これらが収まるように設計する。Raise3D Pro2(Raise3D社製)を用いたFFF(Fused Filament Fabrication)方式により、PLA(Polylactic Acid)フィラメント(Raise3D社製)を溶解し、積層することで、筐体2が作成される。PLAフィラメントは、ポリ乳酸で形成される。ポリ乳酸は、上述するように自然分解される材料であるので、環境に対する負荷が小さい。
(通知部4の生成)
通知部4の生成方法を説明する。LoRa/GPSトラッカーLT-100(GISUPPY社製)を、一次電池3の駆動に伴い、電源オン、GPS受信および電波発信が可能なよう改良する。LoRa/GPSトラッカーLT-100の外装を取り除き、筐体2内に格納する。LoRa/GPSトラッカーLT-100を、未発電状態、の一次電池3の正極集電体34および負極集電体32と接続する。
なお、セル電圧が1.5V程度であることが想定されるため、給電回路41により3.7Vに昇圧された電力が用いられる。
(センサの評価)
まず、筐体2から外部に露出するセパレータ35のテープ部分に純水を浸す。このときの負極31および正極33間の電圧変化を図4に示す。
セパレータ35から純水を吸い上げると電圧が立ち上がり、吸い上げ開始から約150秒で安定した電圧が得られた。このときの電圧は1.55V程度であった。安定した電圧が得られた状態となった後、通知部4からの電波発信を、受信機が確認した。また通知部4は、固有IDを発信したところ、受信機は、これらの情報の受信も確認した。受信機は、LoRa/GPSトラッカーLT-100で用いる電波を受信可能な受信機であって、LoRaゲートウェイES920LRGW(EASEL社製)である。
また、動作終了後にセンサを土壌中に設置したところ、市販の回路部分を除き、約2ヶ月で筐体の分解が目視で確認できた。土壌中の微生物によって代謝され分解されたことが示された。
本発明の実施の形態に係る冠水センサ1は、外部と疎通するセパレータ35の冠水により、負極31および正極33に接するセパレータ35に水が注入される。セパレータ35に付着する電解質38が水に溶出し、電解液化する。一次電池3が発電し、一次電池3の発電によって、通知部4が駆動し、冠水を通知することができる。冠水センサ1の一次電池3は、平常時の稼働を不要とし、冠水が発生し通知部4が通知しなければならない状況において、動作する。従って、一次電池3は、不動時の自己放電がなく、例えば10年を超えるなどの長期的な運用が可能になる。
筐体2等の各部品を自然分解可能な材料で形成することにより、自然界に設置しても回収する必要がなく、環境に対する負荷が低い。冠水センサ1を自然界に設置し、この冠水センサ1からの通知を、冠水センサ1から離れた位置に設置される通知サーバ102が受信することにより、遠く離れた場所で発生した冠水等の災害を、検知することが可能になる。また複数個の冠水センサ1を、自然界に設置し、これらの冠水センサ1からの冠水の通知を通知サーバ102が受信することにより、現地に赴くことなく、災害規模等を把握することが可能になる。また冠水センサ1が設置された場所の降雨量等の気象情報を参照することにより、災害の警戒度を認定し、住民等にアラームを発信することが可能となる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態において、冠水センサ1の通知部4が給電回路41を備える場合を説明した。これに対し第1の変形例に係る冠水センサ1aの通知部4aは、図5に示すように、給電回路を備えず、複数の一次電池3を備える場合を説明する。
第1の変形例に係る冠水センサ1aにおいて、通知部4aは、演算回路42、通信回路43およびアンテナ44を備える。複数の一次電池3が直列で接続され、充分な電圧で電力が供給される。このような冠水センサ1aにおいて、電圧の昇圧の必要がなく、給電回路41は省略されても良い。その場合、負極集電体32および正極集電体34から供給される電力は、通知部4の各回路に直接提供される。図5に示す例において、通知部4aの演算回路42に一次電池3が接続される。通知部4aの通信回路43およびアンテナ44は、3つの一次電池3から演算回路42を介して供給される電力を用いて、駆動する。
図5に示す例において、3つの一次電池3は、水平方向に並ぶ場合を説明するがこれに限らない。複数の一次電池3は、直列で接続されればよく、垂直方向に並ぶなど、任意の方法で配置される。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態において、冠水センサ1が1つの一次電池3を備える場合を説明した。これに対し第2の変形例に係る冠水センサ1bは、図6に示すように、検知センサおよび電圧計を備え、演算回路42が、冠水高を推定する場合を説明する。
第2の変形例に係る冠水センサ1bは、第1の検知センサ5a、第2の検知センサ5b、第1の電圧計6aおよび第2の電圧計6bを備える。第2の変形例において、2つの検知センサを備える場合を説明するが、1つの検知センサを備えても良いし、3つ以上の検知センサを備えても良い。
第1の検知センサ5aおよび第2の検知センサ5bは、一次電池3よりも上方に設けられ、それぞれ異なる高さに設けられる。図6に示す例において第2の検知センサ5bは、第1の検知センサ5aよりも上方に設けられる。
第1の検知センサ5aは、一次電池3と同様の構成を備える。具体的には、第1の検知センサ5aは、正極と、負極と、正極と負極との間に配置され、電解質が付着するセパレータを備える。正極とセパレータの間に正極集電体が設けられても良い。負極とセパレータの間に負極集電体が設けられても良い。第1の検知センサ5aのセパレータが冠水すると、このセパレータに付着する電解質が水に溶解し電解質溶液化し、第1の検知センサ5aが発電を開始する。第1の電圧計6aは、第1の検知センサ5aが供給する電力の電圧を測定して、演算回路42に入力する。第1の検知センサ5aは、一次電池3よりも上方に設けられるので、一次電池3が発電を開始した後、さらに冠水が進んだときに、第1の検知センサ5aは発電を開始する。
第2の検知センサ5bおよび第2の電圧計6bは、第1の検知センサ5aと同様に動作する。但し、第2の検知センサ5bは、第1の検知センサ5aよりも上方に設けられるので、第1の検知センサ5aが発電を開始した後、さらに冠水が進んだときに、第2の検知センサ5bは発電を開始する。
通知部4は、一次電池3から供給された電力で駆動した際、一次電池3の垂直方向の高さで冠水していることを通知する。通知部4は、一次電池3から供給された電力で駆動した後、第1の検知センサ5aのセパレータの冠水よる発電が検知すると、第1の検知センサ5aの垂直方向の高さで冠水していることを通知する。通知部4は、第1の電圧計6aの電圧値が、検知センサ5aが発電していることを示す閾値となる時点で、セパレータの冠水による発電を認定する。通知部4は、第1の検知センサ5aによる発電を検知した後、第2の検知センサ5bのセパレータの冠水よる発電が検知すると、第2の検知センサ5bの垂直方向の高さで冠水していることを通知する。
第2の変形例において演算回路42は、冠水していることのほか、冠水センサ1bにおける冠水高を示す指標を、通知サーバ102に通知することができる。図6に示すように、冠水センサ1bは、一次電池3のほか、2つの検知センサを備える。演算回路42は、冠水センサ1bにおける冠水高を3つの指標で特定する。演算回路42は、特定した指標をデータに設定し、通信回路43は、このデータを通知サーバ102に送信する。
一次電池3から供給された電力で通知部4が駆動した後、第1の電圧計6aの電圧値が第1の検知センサ5aの発電を示す閾値よりも低く、第2の電圧計6bの電圧値が第2の検知センサ5bの発電を示す閾値よりも低い場合がある。演算回路42は、一次電池3、より具体的にはセパレータ35の垂直方向の高さまで冠水していると特定する。
一次電池3から供給された電力で通知部4が駆動した後、第1の電圧計6aの電圧値が第1の検知センサ5aの発電を示す閾値よりも高く、第2の電圧計6bの電圧値が第2の検知センサ5bの発電を示す閾値よりも低い場合がある。演算回路42は、第1の検知センサ5a、より具体的には第1の検知センサ5aのセパレータの垂直方向の高さまで冠水していると特定する。
第1の電圧計6aが第1の検知センサ5aの発電を示す閾値よりも高いと判定された後、第2の電圧計6bの電圧値も第2の検知センサ5bの発電を示す閾値よりも高い場合がある。演算回路42は、第2の検知センサ5b、より具体的には第2の検知センサ5bのセパレータの垂直方向の高さまで冠水していると特定する。なお、第2の電圧計6bの電圧値が所定の閾値よりも高い状態において、第1の検知センサ5aは発電を既に終了する場合を考慮して、第1の電圧計6aの電圧値の値は問わない。
このように第2の変形例に係る冠水センサ1bは、一次電池3のほか、一次電池3と同様の構成を有する検知センサを一次電池3よりも上方に設置し、さらに検知センサの発電による電圧を監視する。冠水センサ1bは、冠水センサ1bにおける冠水高を推測し、通知サーバ102に通知することが可能になる。
第2の変形例に係る冠水センサ1bを、図2に示す通知システム100に適用することもできる。その場合、図3に示すフローチャートのステップS7は、各冠水センサ1bから通知された冠水高の値が所定条件を満たすか否かによって、アラームの種類を決定しても良い。
上記説明した本実施形態の通知サーバ102およびデータベースサーバ103に、例えば、CPU(Central Processing Unit、プロセッサ)901と、メモリ902と、ストレージ903(HDD:Hard Disk Drive、SSD:Solid State Drive)と、通信装置904と、入力装置905と、出力装置906とを備える汎用的なコンピュータシステムが用いられる。このコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、通知サーバ102およびデータベースサーバ103の各機能が実現される。
なお、通知サーバ102およびデータベースサーバ103は、それぞれ1つのコンピュータで実装されてもよく、あるいは複数のコンピュータで実装されても良い。また通知サーバ102およびデータベースサーバ103は、それぞれ、コンピュータに実装される仮想マシンであっても良い。
通知サーバ102およびデータベースサーバ103のそれぞれのプログラムは、HDD、SSD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、CD (Compact Disc)、DVD (Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
1 冠水センサ
2 筐体
3 一次電池
4 通知部
31 負極
32 負極集電体
33 正極
34 正極集電体
35 セパレータ
36 基本セル
37 電池筐体
38 電解質
39 空気穴
41 給電回路
42 演算回路
43 通信回路
44 アンテナ
100 通知システム
101 基地局
102 通知サーバ
103 データベースサーバ
104 発信装置
901 CPU
902 メモリ
903 ストレージ
904 通信装置
905 入力装置
906 出力装置

Claims (8)

  1. 冠水の検知を通知する通知部と、
    一次電池と、
    前記通知部および前記一次電池を収容する筐体を備え、
    前記一次電池は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置され、電解質が付着するセパレータと、空気を取り込む空気穴を備え、
    前記セパレータの一部を、前記筐体の下部から露出し、
    前記セパレータが冠水すると、前記電解質が水に溶解し電解質溶液化し、空気中の酸素と前記電解質が接して前記一次電池が発電を開始し、前記通知部の駆動に必要な電力を供給する
    冠水センサ。
  2. 直列に接続される複数の一次電池を備える
    請求項1に記載の冠水センサ。
  3. 前記一次電池よりも上方に設けられる検知センサを備え、
    前記検知センサは、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置され、電解質が付着するセパレータを備え、
    前記通知部は、
    前記一次電池から供給された電力で駆動した際、前記一次電池の垂直方向の高さで冠水していることを通知し、
    前記一次電池から供給された電力で駆動した後、前記検知センサのセパレータの冠水よる発電が検知すると、前記検知センサの垂直方向の高さで冠水していることを通知する
    請求項1に記載の冠水センサ。
  4. 前記負極は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄から選ばれる1種類以上の金属、または、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、および鉄から選ばれる1種類以上の金属を主成分とした合金で形成される
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冠水センサ。
  5. 前記セパレータは、吸水性を有する絶縁体で形成される
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冠水センサ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の冠水センサと、
    前記冠水センサに接続し、前記冠水センサの位置と高さを参照する通知サーバを備え、
    前記冠水センサの通知部は、前記冠水センサの冠水を通知し、
    前記通知サーバは、冠水を通知した前記冠水センサの位置と高さに応じて、アラームの重要度を決定する
    通知システム。
  7. 前記通知サーバは、冠水の発生を通知する前記冠水センサの数に応じて、アラームの重要度を決定する
    請求項6に記載の通知システム。
  8. 前記通知サーバはさらに、前記冠水センサが設置された位置の降水量に応じて、アラームの重要度を決定する
    請求項6または7に記載の通知システム。
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