JP7641185B2 - インストルメントパネル本体の製造方法 - Google Patents
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Description
図1および図2に示すインストルメントパネル1は、エンジン回転計や速度計などの各種の計器類を搭載する部分を含む樹脂製の計器板であって、車室前部に配置される。このインストルメントパネル1は、車幅方向に延びるインパネレインフォースメント(不図示)に支持されて車体に取り付けられることにより、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルの後方側(車室側)に装備される。
インストルメントパネル本体2は、パッド付きインストルメントパネル本体2である。基材10と、基材10上に設けられたパッド20とを有する。基材10は、インストルメントパネル本体2のベースとなる板状物である。パッド20は、クッション性を有し、インストルメントパネル本体2の表面にソフト感を持たせるものである。
次に、インストルメントパネル本体2を製造する要領について説明する。インストルメントパネル本体2を製造する方法は、準備工程と、セット工程と、型閉め工程と、パッド形成工程と、トリム工程と、除去工程とを含む。
準備工程では、予め成形した基材10および表皮材21と、マスキングシート50とを用意する。図8に示すように、このとき準備する基材10の露出予定部11には、注入口部13が一体に設けられる。ここで、基材10の露出予定部11は、インストルメントパネル本体2で基材露出部30をなす部分である。注入口部13は、発泡樹脂層25を形成する際の樹脂原料Rを注入するための注入口14を有する。
次に行うセット工程では、図11に示すように、マスキングシート50を貼り付けた基材10を、マスキングシート50がセット面121とは反対側を向くように第2型120のセット面121にセットする。第2型120に基材10がセットされると、注入口部13の注入口14が、第2型120のセット面121に形成された開口124を介して注入ノズル140に接続される。そして、基材10の各連結部17とその周辺における第1開口35の周縁と注入口部13との間の隙間とが、第2型120の溝部123に対応する。
次に行う型閉め工程では、第2型120を第1型110に接近させるように移動させることで、図12および図13に示すように、成形型100を型閉めする。それにより、型閉めした成形型100内で基材10と表皮材21との間にキャビティCを形成する。このとき、基材10の突条部40が表皮材21を介して第1型110のセット面111に押し付けられることで、基材10と表皮材21とが、パッド形成部18の外周でシールされる。そして、表皮材21の延出部23が突条部40よりも基材10の外側に延びる。また、型閉め工程では、成形型100を型閉めすることで、第2型120に対して、第1型110の各突起113により表皮材21を介して注入口部13を押し付ける。
次に行うパッド形成工程では、図14に示すように、注入機を動作させ、注入ノズル140に接続された注入口部13からキャビティC内にウレタン原料などの樹脂原料Rを注入して発泡させる。そのことで、基材10と表皮材21との間に発泡樹脂層25を成形し、その発泡樹脂層25と表皮材21からなるパッド20をパッド形成部18に形成する。この段階では、基材10の露出予定部11は、パッド形成部18に含まれるため、パッド20によって覆われる。図15に示すように、基材10の露出予定部11に形成された発泡樹脂層25の各突起113に対応する部分には、位置決め部24の跡の凹所27が形成される。
次に行うトリム工程では、図16に示すように、成形型100を型閉めした状態で、スライドブロック130を第2型120に接近する進行方向へスライドさせる。これにより、第1トリム刃131を収容孔115から第2型120側へ進出させて、第1トリム刃131により基材10の露出予定部11の外周でパッド20を切断する。本例では、第1トリム刃131により突条部40の脆弱部41を切り込み、基材10の露出予定部11の外周の開放辺31を除く部分でパッド20を切断する。突条部40の脆弱部41は、一般部43に比べて薄いので、切れ込みを入れ易い。よって、第1トリム刃131によるパッド20の切断が突条部40によっては阻害され難い。
その後に行う除去工程では、パッド20のうち露出予定部11に設けられた部分とマスキングシート50と注入口部13とを取り除き、基材露出部30で基材10を露出させる。具体的には、図17に示すように、表皮材21の延出部23を掴んで基材10から離間する方向(図17の白抜き矢印の方向)へ引っ張る。そのことにより、図18に示すように。パッド20のうちトリミングラインTL1の内側の部分、つまり露出予定部11に設けられた部分と、マスキングシート50および注入口部13とを、基材10から共に剥ぎ取る。剥ぎ取った注入口部13は、マスキングシート50を取り除いて再生材として利用できる。
この実施形態のインストルメントパネル本体2の製造方法によると、基材10に一体に設けられた注入口部13からキャビティCに樹脂原料Rを注入して発泡樹脂層25を成形するので、パッド20を形成する際にインストルメントパネル本体2に対して注入口14を設けるためのマスキングプレートなどの別部品を取り付けなくて済む。また、注入口部13は再び注入口部として再利用する必要がない。したがって、パッド20付きインストルメントパネル本体2の製造にかかる手間を軽減できる。
SP スピーカー(付属部品)
2 インストルメントパネル本体
10 基材
11 露出予定部
13 注入口部
17 連結部
18 パッド形成部
20 パッド
21 表皮材
23 延出部
25 発泡樹脂層
30 基材露出部
31 開放辺
35 第1開口(開口)
37 第2開口(開口)
40 突条部
41 脆弱部
43 一般部(他の部分)
50 マスキングシート
100 成形型
110 第1型
113 突起
120 第2型
131 第1トリム刃
133 第2トリム刃
Claims (5)
- 基材(10)上に表皮材(21)と該表皮材(21)の裏側に設けられた発泡樹脂層(25)とからなるパッド(20)が設けられ、少なくとも三方が前記パッド(20)で囲まれて前記基材(10)が露出する基材露出部(30)を有し、該基材露出部(30)に付属部品(SP)を取り付けるための開口(35)が形成されたインストルメントパネル本体(2)を製造する方法であって、
注入口部(13)が前記開口(35)内に配置されて橋状の連結部(17)で前記開口(35)の周縁部分と一体に連結された基材(10)を用意し、該基材(10)のうち前記基材露出部(30)をなす露出予定部(11)にマスキングシート(50)を貼り付けて該マスキングシート(50)により前記注入口部(13)を除く開口(35,37)を塞ぐ準備工程と、
前記マスキングシート(50)を貼り付けた前記基材(10)と前記表皮材(21)とを、前記表皮材(21)が前記露出予定部(11)を含めたパッド形成部(18)に対応するように成形型(100)にセットするセット工程と、
前記成形型(100)を型閉めすることにより、前記基材(10)と前記表皮材(21)とを前記パッド形成部(18)の外周でシールして前記基材(10)と前記表皮材(21)との間にキャビティ(C)を形成する型閉め工程と、
前記注入口部(13)から前記キャビティ(C)内に樹脂原料(R)を注入して発泡させることで前記発泡樹脂層(25)を成形し、前記パッド形成部(18)に前記パッド(20)を形成するパッド形成工程と、
前記露出予定部(11)の外周で前記パッド(20)を切断し、且つ前記連結部(17)を切断するトリム工程と、
前記パッド(20)のうち前記露出予定部(11)に設けられた部分と前記マスキングシート(50)と前記注入口部(13)とを取り除き、前記基材露出部(11)で前記基材(10)を露出させる除去工程と、を含む
ことを特徴とするインストルメントパネル本体の製造方法。 - 請求項1に記載されたインストルメントパネル本体の製造方法において、
前記成形型(100)として、前記表皮材(21)がセットされる第1型(110)と、前記基材(10)がセットされる第2型(120)とを有し、前記第1型(110)の前記注入口部(13)に対応する位置に突起(113)が設けられた成形型(100)を用い、
前記型閉め工程では、前記第2型(120)に対して、前記突起(113)により前記表皮材(21)を介して前記注入口部(13)を押し付ける
ことを特徴とするインストルメントパネル本体の製造方法。 - 請求項1または2に記載されたインストルメントパネル本体の製造方法において、
前記成形型(100)として、前記表皮材(21)がセットされる第1型(110)に前記キャビティ(C)に対して進退可能な第1トリム刃(131)および第2トリム刃(133)を有する成形型(100)を用い、
前記トリム工程では、前記成形型(100)を型閉めした状態で、前記第1トリム刃(131)を進出させて該第1トリム刃(131)により前記露出予定部(11)の外周で前記パッド(20)を切断し、前記第2トリム刃(133)を進出させて該第2トリム刃(133)により前記連結部(17)を切断する
ことを特徴とするインストルメントパネル本体の製造方法。 - 請求項3に記載されたインストルメントパネル本体の製造方法において、
前記基材露出部(30)は、一方側に前記パッド(20)から開放された開放辺(31)を有し、
前記基材(10)のうち前記開放辺(31)を含む部分には、前記型閉め工程で前記表皮材(21)との間をシールする突条部(40)が設けられ、
前記突条部(40)のうち前記開放辺(31)の両端側に位置する部分には、当該突条部(40)の他の部分(43)よりも切り込み易い脆弱部(41)が設けられ、
前記トリム工程では、前記第1トリム刃(131)により前記脆弱部(41)を切り込み、前記露出予定部(11)の外周の前記開放辺(31)を除く部分で前記パッド(20)を切断する
ことを特徴とするインストルメントパネル本体の製造方法。 - 請求項4に記載されたインストルメントパネル本体の製造方法において、
前記表皮材(21)として、前記成形型(100)を型閉めした状態で、前記開放辺(31)側に前記突条部(40)よりも外側に延びる延出部(23)を有する表皮材(21)を用い、
前記除去工程では、前記延出部(23)を掴んで前記基材(10)から離間する方向へ引っ張ることにより、前記パッド(20)のうち前記露出予定部(11)に設けられた部分と前記マスキングシート(50)と前記注入口部(13)とを前記基材(10)から剥ぎ取る
ことを特徴とするインストルメントパネル本体の製造方法。
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|---|---|---|---|---|
| JP2013000929A (ja) | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Daikyonishikawa Corp | パッド付きインストルメントパネル本体の成形方法 |
| JP2017222037A (ja) | 2016-06-13 | 2017-12-21 | しげる工業株式会社 | 発泡成形品の製造方法 |
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