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JP7641771B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、特に、撮像装置における自動露出制御の技術に関する。
従来から、被写体の適正露出を測るために、焦点検出枠に対応する範囲で測光を行い、その結果を用いた露出制御が行われている。一方、多数の焦点検出ポイントのうち、被写体に対応するポイントに焦点検出枠を設定する多点AF(Auto Focus)機能が知られており、被写体に応じて焦点検出枠の大きさや位置が変化する。
また、例えば特許文献1では、多点AFにおいて、撮影画面内の複数のフォーカスポイントのうち、輝度に基づいて被写体と判断できる位置にあるフォーカスポイントに表示枠を設定する方式が開示されている。
特開2010-266503号公報
一例として、車を被写体とした場合の焦点検出枠の設定方法を図12(a)に示す。焦点検出枠1201は、図12(a)の破線のように被写体全体に合わせた範囲となることが望ましい。しかしながら、特許文献1の方式では、例えば、光の当たり方によっては、被写体のごく一部だけを被写体と判断し、焦点検出枠1201が表示される場合がある(図12(b))。また、被写体や撮像装置が動いた場合、焦点検出枠1201の位置が被写体内で移動してしまう(図12(c))。
図12(b)のように車のボディに焦点検出枠1201が設定される場合と、図12(c)のようにタイヤに焦点検出枠1201が設定される場合とでは、焦点検出枠に対応する範囲で測光を行った場合に測光結果が大きく異なる。これらの測光結果に従って露出制御を行った場合、被写体や画角が同じにも関わらず、撮影毎に露出が大きく異なってしまうことがある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、焦点検出枠の大きさや位置が変化する焦点検出方式において設定された焦点検出枠に対応する範囲で測光を行う場合に、同一被写体に対する撮影毎の露出変動を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、焦点検出を行う焦点検出領域を設定する第1の設定手段と、前記焦点検出領域に基づいて、測光を行う第1の測光領域を設定する第2の設定手段と、所定範囲における前記第1の測光領域の大きさが予め決められた所定面積よりも小さいかどうかを判定する判定手段と、前記第1の測光領域の大きさが前記所定面積よりも小さい場合に、前記第1の測光領域を広げた第2の測光領域を設定する第3の設定手段と、前記第2の測光領域が設定されている場合には前記第2の測光領域について測光を行い、前記第2の測光領域が設定されていない場合には前記第1の測光領域について測光を行う測光手段と、を有する。
本発明によれば、焦点検出枠の大きさや位置が変化する焦点検出方式において設定された焦点検出枠に対応する範囲で測光を行う場合に、同一被写体に対する撮影毎の露出変動を抑制することができる。
本発明の実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図。 実施形態における焦点検出領域を説明するための概念図。 第1及び第3の実施形態における静止画像の撮影処理を示すフローチャート。 焦点検出枠に対応して設定される測光枠の例を示す図。 第1の実施形態における焦点検出枠に対応した測光枠よりも広い範囲を測光枠とした例を示す図。 第2の実施形態における静止画像の撮影処理を示すフローチャート。 第2の実施形態における測光値の再計算処理を示すフローチャート。 第3の実施形態における特定範囲の設定方法を説明するための図。 第3の実施形態における被写体の輪郭に焦点検出枠が設定された例を示す図。 第3の実施形態における測光枠の大きさの判定方法を適用した場合の一例を示す図。 第3の実施形態における測光枠の大きさの判定によって測光範囲を広げた場合の一例を示す図。 従来例における測光枠の設定方法の問題点を説明するための図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態における撮像装置の一例として、カメラの構成を説明するブロック図である。本実施形態のカメラは、カメラ本体100とカメラ本体100に対して着脱可能なレンズユニット200によって構成されている。以下、図1を参照して、カメラ本体100にレンズユニット200が取り付けられた状態のカメラの構成について説明する。
カメラシステム制御部101は、カメラ本体100の各部を統括的に制御する。シャッター104は、カメラシステム制御部101からの信号により、レンズユニット200を介して入射した光束を撮像素子103に導く退避状態、及び撮像素子103を遮光する遮光状態のいずれかに駆動制御される。撮像素子103は、CMOS等の電荷蓄積型の撮像素子であり、レンズユニット200及びシャッター104を介して入射した光束(被写体の光学像)を光電変換してアナログ画像信号を出力する。
A/D変換部105は、撮像素子103から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、変換されたデジタル画像信号はメモリ制御部107を介してメモリ102に保持される。メモリ102は、カメラシステム制御部101に接続されているRAMやROM等のメモリであり、上述したA/D変換部105からのデジタル画像信号の他、画像処理部106による処理途中の画像データ等を含む様々な信号を保持する。画像処理部106は、メモリ制御部107を介して入力されるメモリ102からの信号やデータに対して、所定の画像補間や縮小といったリサイズ処理、色変換処理、飽和画素や黒潰れ画素等の画像信号の補正処理等を行う。処理して得られた画像データは、メモリ制御部107を介して再びメモリ102に保持される。
D/A変換部108は、メモリ102に保持された画像データを、表示用のアナログ画像信号に変換する。表示部109は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)などで構成され、表示用のアナログ画像信号に基づいて画像を表示することができる。また、表示部109は、撮像して得られた画像データをD/A変換部108を介して逐次表示することで、ライブビュー表示を行うこともできる。なお、表示部109には、画像以外の種々の情報を表示することもできる。
タイミングジェネレータ(TG)110は、撮像素子103の駆動タイミングやフレームレートの変更、シャッター104による撮像素子103の露光/遮蔽のタイミング等、カメラ内の動作に関わるタイミングをカメラ本体100の各部に送信する。
レリーズボタン111及び操作部112は、ユーザがカメラシステム制御部101に各種の動作指示を入力するための操作部材である。ユーザによるレリーズボタン111の途中操作(例えば、半押し)によりSW1がON状態となることで撮像準備動作の開始が指示され、焦点検出演算処理、測光演算処理等が開始される。また、ユーザによるレリーズボタン111の操作完了(例えば、全押し)によりSW2がON状態となることで撮像動作の開始が指示され、被写体を撮像して画像を記録するまでの一連の処理が開始される。操作部112は、スイッチ、ボタン、ダイヤル等、カメラ本体100に対して、ユーザが各種の指示や設定を行うための操作部材からなり、電源スイッチやメニューボタン、方向指示ボタンな等が含まれる。なお、表示部109が静電容量式のタッチパネルであって、表示部109に表示されたUIを操作することで、操作部112を操作した際と同様の情報入力ができるような構成であっても良い。
焦点検出部113は、画面内における後述する焦点検出枠(焦点検出領域)の設定や、画像処理部106から得られた画像データを用いた焦点検出に係る演算を行う。測光部114では、画面内における後述する測光枠(測光領域)の設定や、画像処理部106から得られた画像データを用いた測光演算を行う。なお、焦点検出部113及び測光部114は、カメラシステム制御部101と一体的に設けられているような構成であってもよい。その場合、カメラシステム制御部101が、上述した焦点検出部113及び測光部114が行う各種の処理を実行する。
本実施形態では、焦点検出方法として、画面を複数の領域に分割し、任意の分割領域について焦点検出を行う多点AFと、予め決められた固定領域について焦点検出を行う固定AFとを有する。図2(a)は、多点AF用の画面分割の一例を示す図である。なお、図2(a)では、画面を8×8の分割領域に分割した例を示しているが、分割数や分割方法はこれに限られるものではなく、また、分割領域を互いに接することなく離散的に配置してもよい。そして、複数の分割領域の内、例えば、被写体検出により検出された被写体に対応する領域を焦点検出領域として設定する。なお、被写体検出は、公知の方法を用いて行えばよいため、ここでは説明を省略する。図2(b)は、固定AF用の焦点検出領域の一例を示す図であり、ここでは画面の中央に焦点検出領域が設定された場合を示している。図2(a)の分割領域の内の予め設定された固定領域を用いるように設定してもよい。焦点検出の大きさや位置を、撮影処理を開始する前に予めユーザが設定可能に構成してもよい。なお、以下の説明では、焦点検出領域の範囲を示す枠を焦点検出枠と呼ぶ。
レンズシステム制御部201は、レンズユニット200の動作を統括的に制御する。カメラ本体100にレンズユニット200が取り付けられている状態で、レンズシステム制御部201とカメラシステム制御部101とは、不図示のインターフェースを介して通信が可能である。そして、例えば、カメラシステム制御部101からの指示に応じて、カメラ本体100に取り付けられているレンズユニット200に関する情報がカメラシステム制御部101に出力される。
撮影レンズ群202は、光軸シフトレンズやズームレンズ、フォーカスレンズ等を含む複数のレンズからなるレンズ群である。絞り203は、撮影レンズ群202を透過した光束の光量を調節するための光量調節部材であって、レンズシステム制御部201によって制御される。なお、レンズユニット200にレンズシステム制御部201が設けられていない構成の場合は、カメラシステム制御部101からの指示によって撮影レンズ群202及び絞り203の動作が制御される。
記録媒体300は、メモリ102に記録された画像信号の記録が可能な記録媒体であり、例えば、カメラ本体100に対して挿抜可能なメモリカード等や、DVD-RWディスク等の光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスク等である。また、記録媒体300が取り外し可能ではなく、予めカメラ本体100に内蔵されているような構成であってもよい。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図3は、第1の実施形態における静止画像の撮影処理を示すフローチャートである。
まずS101において、予めユーザによって設定された焦点検出モード(多点AF/固定AF)を判別する。次にS102で、レリーズボタン111のSW1がON状態かどうかを判定し、ON状態でなければS101に戻って焦点検出モードの判別を繰り返す。一方、ON状態になると、S103に進み、焦点検出部113において、S101で設定された焦点検出モードに従って焦点検出枠を設定して焦点検出処理を行う。S104では、検出された焦点状態を判定し、合焦と判定されなければ、S105に進み、焦点状態に応じてフォーカスレンズを駆動し、S102に戻って再びSW1のON状態を判定する。S104で合焦と判定されるとS106に進み、焦点検出枠に連動する測光枠を設定する。
S106で測光枠を設定すると、S107では、S101で判定した焦点検出モードに応じて、測光枠の大きさが固定であるか否かを判定する。焦点検出モードが固定AFを行うモードの場合、焦点検出枠に連動する測光枠も固定となる。一方、焦点検出モードが多点AFを行うモードの場合、撮影シーンに応じて、焦点検出枠に連動する測光枠の大きさや位置が変化する。そのため、測光枠の大きさが固定である場合、すなわち、焦点検出モードが固定AFを行うモードの場合はS110に進み、S106で設定した測光枠について測光を行う。
一方、測光枠の大きさが変化する場合、すなわち、焦点検出モードが多点AFを行うモードの場合はS108に進み、測光枠の大きさの判定を行う。そして、測光枠が所定面積以上の場合はS110に進み、測光枠の大きさが固定である場合と同様に、S106で設定した測光枠について測光を行う。測光枠が所定面積よりも小さい場合はS109に進み、S106で設定した測光枠の、例えば4倍の面積となるような、より広い測光枠を設定し、S110に進む。この場合、S110では、S109で設定された測光枠について測光を行う。
次に、S111でレリーズボタン111のSW2がON状態かどうかを判定し、ON状態でなければS102に戻って上記処理を繰り返し、ON状態になるとS112に進んで、撮影処理を行って、処理を終了する。なお、測光枠の判定に用いる所定面積としては、例えば、本実施形態では、測光枠が画面全体に占める5%未満となるような面積とする。また、当該所定面積としては、撮影シーンや撮影モードに応じて判定に用いる閾値を異ならせる構成であってもよい。例えば、被写体が動体である場合は測光枠から主要被写体が外れる確率も高くなるため、被写体検出技術により動物や乗り物などを検出したシーンや、スポーツ撮影モードが設定されている場合に、他のシーンやモードよりも所定面積を広くする。以上説明したように、本実施形態に係る測光枠の判定に用いる所定面積としては、測光対象の被写体が測光枠から外れる可能性が高いと推測されるような大きさを判定の閾値とすればよい。
次に、図4及び図5を参照して、S108及びS109における処理とその効果について説明する。なお、図4及び図5において、破線が焦点検出枠401、実線が測光枠402を示す。
図4(a)は、焦点検出枠401が被写体全体を捉えて大きく表示されている場合を示しており、図4(b)は、焦点検出枠401が被写体の一部となり小さく表示されている場合を示している。本実施形態では、焦点検出枠に連動する測光枠として、焦点検出枠401と同様の範囲となる測光枠402を設定する。
図4(a)に示す場合のように測光枠402が所定面積よりも広い場合は(S108でNo)、この測光枠402について測光を行う。
一方、図4(b)に示す場合のように測光枠402が所定面積よりも小さい場合は(S108でNo)、S109で測光枠を広げる。この具体例を図5に示す。図5(a)及び(b)は、共に焦点検出枠401(すなわち、測光枠402)が小さく、焦点検出枠401の位置が変動した場合を示しており、例えば、S106で設定した測光枠402の4倍の面積となる円形領域を測光枠403として設定している。このように測光枠402の範囲を広げることによって、図5(a)及び(b)どちらの場合でも、測光枠403は車体とタイヤを含むことになり、測光値の変動を抑えることができる。
上記の通り第1の実施形態によれば、焦点検出枠の大きさや位置が変化する場合においても、焦点検出枠に連動する測光枠を用いて、安定した露出で撮影することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態における静止画像の撮影処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3と同様の処理には同じ参照番号を付し、説明を省略する。
S111でレリーズボタン111のSW2がON状態となると、S211において、過去の測光値を用いて測光値の再計算を行う。なお、S211における再計算処理については、図7を参照して後述する。そして、S112では、S211で得られた測光値を用いて撮影が行われ、S213で、撮影で使われた測光値を保持する。なお、保持する測光値はn回分であり、それを超えた場合は、最も古い測光値を破棄する。
次に、S211における測光値の再計算の流れを、図7のフローチャートを用いて説明する。
S301では、S108における測光枠の大きさ判定が、前回の結果と異なるかを判定する。前回と異なると判定された場合はS304に進み、ループ変数であるloop_numをkに設定し、S305に進む。
一方、S301で前回と等しいと判定された場合はS302に進み、loop_numが1以上かを判定する。1以上であると判定された場合は、S303でloop_numを1減らし、S305に進む。S302で、0であると判定された場合は、特に処理を行わず、処理を終了する。
S305では、過去の測光値も用いた測光値の計算を行う。ここでは、過去n回分の測光値を保持しておき、計算結果となる測光値Maverageを、以下の式を用いて求める。
Figure 0007641771000001
i回過去の測光値をMiとし、i回過去の測光値に掛ける重みをwiとしている。重みwiは、例えば直近の情報により重みがかかるように設定する。
このようにすることで、S108における測光枠の大きさの判定結果が変わったとき、切り替わってからk回の間、測光範囲が切り替わることによる測光値の変動を時間的に緩やかにすることができる。
上記の通り第2の実施形態によれば、焦点検出枠の大きさが変化する場合において、安定した露出で撮影することができる。特に連写時において、測光枠の大きさの判定が切り替わり、測光枠の範囲が変化した場合にも、露出変動を抑えて撮影することができる。
なお、上述した第2の実施形態における制御を、連写時等、撮影シーンや被写体が変動しない場合に制限して行うようにしても良い。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態における静止画像の撮影処理の流れは、図3のフローチャートを参照して説明したものと同様であるが、第1の実施形態との違いは、S108における測光枠の大きさの判定方法である。そこで、以下、第3の実施形態における測光枠の大きさの判定方法について説明する。
図8は、多点AFを想定した焦点検出枠及び測光枠の一例を示しており、この図を例にとって、測光枠の重心の求め方について説明する。横軸及び縦軸それぞれについて焦点検出枠801に対応する測光枠802の面積の射影ヒストグラム803,804を作成し、各射影ヒストグラム803,804で最大値となる座標を求め、当該座標が示す点を重心805とする。続いて、重心805から予め決められた範囲を特定範囲806として設定し、この特定範囲806に含まれる測光枠802内の領域の面積を求める。そして、特定範囲806に含まれる測光枠802内の領域の面積が所定値より小さいか否かを判定することで、S108における測光枠の大きさの判定とする。
なお、焦点検出枠が複数あり、重心となり得る座標が複数ある場合は、全ての重心について特定範囲を設定してそれぞれ測光枠の大きさの判定を行う。このとき、全ての判定結果が小さいと判定される場合のみ、最終的に測光枠の大きさが小さいと判定する。また、最終的に測光枠の大きさが小さいと判定された場合は、各重心について設定した特定範囲内の測光枠の面積が最大となった重心を、最終的な重心とする。
次に、第3の実施形態における測光枠の大きさの判定方法の具体例について、図9~図11を参照して説明する。
多点AFにおいて、図9のように被写体の輪郭に焦点検出枠901が設定される場合がある。このような場合に、画面内における被写体の位置によっては、図9(a)と図9(b)のように、焦点検出枠901が、被写体を多く含む場合と背景を多く含む場合とがあり得る。このとき、焦点検出枠901に連動した測光枠902を設定すると、測光値が大きく異なってしまう。このような場合も、測光枠902の大きさの判定で小さいと判定できれば測光範囲を広げることで露出変動を抑えられるが、単純な測光枠902の面積による判定では、小さいと判定することが難しい場合がある。
そこで、第3の実施形態では、図10に示すように、図8で説明したようにして測光枠902の重心903を求め、重心903から予め決められた特定範囲904を設定し、この特定範囲904に含まれる測光枠902内の領域の面積を求める。このように、測光枠902の領域の一部の領域のみを用いて大きさの判定を行うことにより、輪郭に沿った焦点検出枠が長く伸びている場合も、測光枠902を小さいと判定できる。
測光枠902が小さいと判定した場合に設定し直される測光枠905の例を図11に示す。図11(a)と図11(b)では、S106で設定した測光枠902よりも広い範囲を含むような円形領域を測光枠905として設定している。このように、測光枠の範囲を広げることによって、図11(a)と図11(b)どちらの場合でも被写体と背景を同等量含んだ測光範囲となり、測光値の変動を抑えることができる。
上記の通り第3の実施形態によれば、焦点検出枠の大きさが変化する場合において、安定した露出で撮影することができる。さらに、測光枠が細く伸びているような形状でも、位置変化に対して安定した露出で撮影することができる。
なお、第3の実施形態では、S108における測光枠の大きさの判定において、所定範囲に含まれる測光枠内の領域の面積を求めるのが望ましいが、例えば計算量の削減のために、単純に画面内の測光枠領域の面積で判定してもよい。すなわち、撮像素子から出力される画像の全領域(画角全体)に対応する領域における測光枠(領域)の面積を判定する構成であってもよい。
なお、第3の実施形態では、特定範囲が矩形であるものとして説明したが、矩形に限るものでは無く、例えば円形等、他の形状であっても構わない。
また、上述した例では、測光枠が所定面積よりも小さい場合に、測光枠よりも大きい円形状の測光枠を設定するものとして説明したが、これに限られものでは無く、例えば、現在の測光枠に対応する焦点検出領域の周りに分割領域を追加した範囲としてもよい。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、ビデオカメラなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:カメラ本体、101:カメラシステム制御部、103:撮像素子、106:画像処理部、113:焦点検出部、114:測光部、200:レンズユニット、201:レンズシステム制御部、202:レンズ群、203:絞り

Claims (12)

  1. 焦点検出を行う焦点検出領域を設定する第1の設定手段と、
    前記焦点検出領域に基づいて、測光を行う第1の測光領域を設定する第2の設定手段と、
    所定範囲における前記第1の測光領域の大きさが予め決められた所定面積よりも小さいかどうかを判定する判定手段と、
    前記第1の測光領域の大きさが前記所定面積よりも小さい場合に、前記第1の測光領域を広げた第2の測光領域を設定する第3の設定手段と、
    前記第2の測光領域が設定されている場合には前記第2の測光領域について測光を行い、前記第2の測光領域が設定されていない場合には前記第1の測光領域について測光を行う測光手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の設定手段は、焦点検出領域の大きさおよび位置が固定された第1の焦点検出モードまたは、焦点検出領域の大きさおよび位置が変化する第2の焦点検出モードに応じて、焦点検出領域を設定し、
    前記第1の焦点検出モードの場合、前記判定手段は、前記第1の測光領域の判定を行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段による判定結果が変化した場合に、前記判定結果が変化してから予め決められた間、前記測光手段による前記測光の結果と、過去に前記測光手段により得られた予め決められた数の前記測光の結果とを用いて、測光値を演算する演算手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記演算手段は、前記判定結果が変化してから予め決められた間、i回の過去の測光値をMiとし、i回過去の測光値に掛ける重みをwiとして、前記測光値であるMaverage
    Figure 0007641771000002
    により求めることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記判定手段は、被写体を撮像して出力される画像の全領域に対応する領域を前記所定範囲とし、前記第1の測光領域の大きさが、前記所定面積よりも小さいかどうかを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段は、被写体を撮像して出力される画像の一部の領域に対応する領域を前記所定範囲とし、前記第1の測光領域の大きさが、前記所定面積よりも小さいかどうかを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記所定範囲は、前記第1の測光領域の重心から予め決められた範囲であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 撮像手段を更に有し、
    前記撮像手段は、前記測光手段による前記測光の結果を用いて、撮像を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 撮像手段を更に有し、
    前記撮像手段は、前記演算手段により得られた前記測光値を用いて、撮像を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  10. 焦点検出を行う焦点検出領域を設定する第1の設定工程と、
    前記焦点検出領域に基づいて、測光を行う第1の測光領域を設定する第2の設定工程と、
    前記第1の測光領域の大きさが予め決められた所定面積よりも小さいかどうかを判定する判定工程と、
    所定範囲における前記第1の測光領域の大きさが前記所定面積よりも小さい場合に、前記第1の測光領域を拡げた第2の測光領域を設定する第3の設定工程と、
    前記第2の測光領域が設定されている場合には前記第2の測光領域について測光を行い、前記第2の測光領域が設定されていない場合には前記第1の測光領域について測光を行う測光工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の撮像装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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