JP7645092B2 - 反射型マスクブランク、反射型マスクおよび反射型マスクの製造方法 - Google Patents
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図6(a)は、多層反射層15上に第2レジスト膜18を塗布した反射型マスクブランクの模式断面図である。次に、フォトリソグラフィもしくは電子線リソグラフィによってフィデューシャルマークを形成するためのレジストパターンを形成し(図6(b))、次いで、エッチングによって多層反射層15を掘り込み、多層反射層除去部4を形成し(図6(c))、次いで、第2レジスト膜18を剥膜洗浄したのち((図7(d))、さらに、保護層14、吸収層13、低反射層12及びレジスト膜11を順次積層することで、多層反射層除去部4にフィデューシャルマーク20が形成され、フィデューシャルマーク付き反射型マスクブランク100´が完成する(図7(e))。
前記フィデューシャルマークが、前記多層反射層に形成された、平面視の大きさが600nm以下であり、多層反射層とは光の反射率が異なる部位からなることを特徴とするフィデューシャルマーク付きEUV用反射型マスクブランクである。
前記多層反射層に、平面視の大きさが600nm以下であり、フィデューシャルマークとして使用可能な、前記多層反射層とは光の反射率が異なる部位と、
前記吸収層に、前記吸収層を除去することにより前記多層反射層が露出した回路パターンと、を備えていることを特徴とするEUV用反射型マスクである。
用反射型マスクである。
前記多層反射層中に形成されている欠陥の前記フィデューシャルマークからの相対位置を把握する工程と、
前記多層反射層上に少なくとも吸収層を成膜する工程と、
前記フィデューシャルマークを使用して、回路パターンが前記欠陥を避けるようにパターン形成位置を調整して回路パターンを描画する工程と、
をこの順に備えていることを特徴とする反射型マスクの製造方法である。
前記多層反射層中に形成されている欠陥の前記フィデューシャルマークからの相対位置を把握する工程と、
前記多層反射層上に少なくとも吸収層を成膜する工程と、
前記吸収膜にアライメントマークを形成する工程と、
前記フィデューシャルマークと前記アライメントマークの相対位置を把握する工程と、
前記アライメントマークと前記欠陥の相対位置を求める工程と、
前記アライメントマークを用い、回路パターンが前記欠陥を避けるようにパターン位置を調整して回路パターンを描画する工程と、
をこの順に備えていることを特徴とする反射型マスクの製造方法である。
次に、本発明の実施形態のフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランクについて図1を用いて説明する。
型マスクブランクにおいては、このフィデューシャルマーク19は、多層反射層15の内部に形成されており、反射型マスクブランク100を平面視した場合の大きさが600nm以下であり、多層反射層15とは光の反射率が異なることにより、観察可能な部位となっている。
基板16の材料には、<±5ppb/Kレベルの低い熱膨張係数が求められるほか、波長13.5nmのEUV光を、反射型マスクに対して6°の入射角で入射するように露光装置の光学系が設計されている。そのため、マスク表面の凹凸に関しては、マスク全面における最高低差(P-V:Peak to Valley)で<36nmの平坦度が要求されている。このような厳しい仕様を満たすことができる材料として、酸化チタンをドープした石英ガラスを使用した基板が入手可能となっている。
多層反射層15は、EUV光を反射する層である。Si(シリコン)とMo(モリブデン)をそれぞれ約4.2nmと約2.8nmの膜厚で交互に成膜された多層膜となっており、トータルで40~50ペア(Si層とMo層で1ペアであるため、80層から100層程度に相当する。)から成る多層反射層が使用されている。EUV反射率(EUV光の波長における光反射率)は、概ね62~65%程度のものが入手可能となっている。
保護層14は、EUV光の照射による多層反射層15の劣化を抑制するために設けられる層である。保護層14の材料としては、特に限定する必要は無いが、例えば、Ru(ルテニウム)やRuの化合物が使用可能である。膜厚を2~4nm程度とすることが好ましい。
吸収層13は、EUV光を吸収することで、反射させない層である。多層反射層15の高い反射率の領域と、吸収層13の低い反射率の領域と、のコントラストにより、EUV光をパターン反射させることにより、パターン形成を可能とするものである。
吸収層13の材料としては、EUV光の吸収率が高く、EUV反射率が低い材料であり、またEUV光によって劣化し難い材料であれば特に限定する必要は無い。例えば、Ta(タンタル)およびTaの化合物が使用される。例えば、TaN、TaBN、TaSi、TaGeNなどをあげることができる。また、吸収層13のEUV反射率としては、<0.5%程度であることが求められている。
低反射層12は、吸収層13の上に設けられ、パターン検査に使用するDUV(深紫外)光に対する低反射層である。低反射層12の材料としては、EUV反射率が吸収層13より低く、EUV光の照射により劣化し難い材料であれば特に限定する必要は無い。例えば、厚さ5nm~12nm程度の吸収層13のTa系材料の酸化窒化層が形成される。
レジスト膜11は、フォトマスクのエッチングマスクとして使用する感光性レジストや電子ビームレジストであれば使用可能であり、特に限定する必要は無い。
次に、本発明の実施形態の反射型マスクの製造方法について図2~図5を用いて説明する。
本発明の実施形態の反射型マスクの製造方法にかかる第1の実施形態について、図2~図3を用いて説明する。
反射型マスクブランク10-1の裏面からフェムト秒レーザーを、所定の位置に照射することによって、照射された部分のみの多層反射層15でミキシング(原子が混ざり合う状況)を起こし、多層反射層15の多層構造が乱されることで、周囲とは異なる反射率の箇所19(図2(b)参照)であるフィデューシャルマーク19を形成する。フェムト秒レーザーを照射する装置としては、例えば、Carl Zeiss社製のRegC(Registration Control)(Carl Zeiss社の登録商標)を使用することができる。
次に、KLA Tencor社製のフォトマスク検査装置などの、微小な測定対象物の座標を計測可能な装置を使用し、前記のフィデューシャルマーク(光の反射率が周囲の多層反射層とは異なる部位)19をアライメントマークとして欠陥検査を実施し、多層反射層15中の欠陥1を検出し、その座標を計測し、記録することにより、反射型マスクブランク10-1における欠陥1の座標をすべて把握する(図2(c)参照)。
次に、スパッタリング法により、最初に多層反射層15上に、多層反射層15を保護する保護層(キャッピング層とも言う。)を形成する。保護層の材料としては、例えばRu(ルテニウム)を使用することができる。次に、スパッタリング法により、EUV光の吸収層13を形成する。吸収層13の材料としては、例えばTa(タンタル)を使用することができる。図3(d)においては、保護層を省略して示している。また、吸収層13の上に、低反射層が形成されるが、図3(d)においては低反射層も省略して示している。
次に、まず吸収層13の上に第2レジスト膜18を形成する。第2レジスト膜18の形成は、フォトマスクの製造工程で使用されているスピンコータなどの膜厚の均一性が良好な塗布装置を用いて感光性レジスト塗液を塗布し、乾燥することによって得ることができる。電子ビーム描画装置を使用して回路パターンを描画する場合には電子ビームレジスト塗液を使用すればよい。
要部をエッチング除去する(図3(e)参照)。
エッチング除去には、例えば、Applied Material社製CENTURA
(Applied Material社登録商標) TETRA(Applied Material社商標)などのフォトマスク用のドライエッチング装置を使用することができる。またはFEI社製 NB(収束イオンビーム)装置などを使用しても良い。
本発明の実施形態の反射型マスクの製造方法にかかる第2の実施形態について、図4~図5を用いて説明する。
本発明の実施形態の反射型マスクの製造方法にかかる第2の実施形態は、ステップ1:基板16上に少なくとも多層反射層15を有する反射型マスクブランク10-1の多層反射層15中に、平面視の大きさが600nm以下で、光の反射率が多層反射層15とは異なるフィデューシャルマーク19を形成する工程から、ステップ3:多層反射層15上に少なくとも吸収層13を成膜する工程までは第1の実施形態における工程、までは第1の実施形態と同様であるが、ステップ4以降の工程が、次のような工程となっている。すなわち、吸収層13にアライメントマーク2を形成する工程と、フィデューシャルマーク19とアライメントマーク2の相対位置を把握する工程と、アライメントマーク2と欠陥1の相対位置を求める工程と、アライメントマーク2を用い、回路パターン3が欠陥1を避けるようにパターン位置を調整して回路パターン3を描画する工程と、をこの順に備えている。なお、図4~図5では基板16の多層反射層15が形成されている面とは反対側の面に、裏面導電膜17が形成されている例を示している。裏面導電膜17は静電チャックを行う場合に必要となるため、通常は形成されている。
(ステップ4:吸収層にアライメントマークを形成する工程)
フォトリソグラフィ法を用いて、吸収層13(または、低反射層と吸収層13)の一部をエッチング除去することによりアライメントマーク2を形成する(図4(a)参照)。具体的には、まず感光性レジスト層を吸収層13の上に塗布・乾燥した後、アライメントマークを露光し、現像することにより感光性レジスト層のパターンを形成する。
次に、KLA Tencor社製のフォトマスク検査装置を使用し、STEP1で作製した多層反射層15中の周囲と異なる反射率の箇所(フィデューシャルマーク)19と、ステップ4で作製した吸収層13のアライメントマーク2を両方検出し、2つの相対座標を把握する(図4(b)参照)。
次に、KLA Tencor社製のフォトマスク検査装置を使用し、ステップ4で作製した吸収層13のアライメントマーク2と多層反射層15中の欠陥1の両方を検出し、2つの相対座標を把握する(図4(c)参照)。その上で、ステップ5とステップ6より、ステップ1で作製した多層反射層15中の周囲と異なる反射率の箇所(フィデューシャルマーク)19と多層反射層15中の欠陥1の相対座標を把握する。
次に、まずアライメントマーク2が形成された吸収層13の上に第2レジスト膜18を形成する。第2レジスト膜18の形成は、フォトマスクの製造工程で使用されているスピンコータなどの膜厚の均一性が良好な塗布装置を用いて感光性レジスト塗液を塗布し、乾燥することによって得ることができる。電子ビーム描画装置を使用して回路パターンを描画する場合には電子ビームレジスト塗液を使用すればよい。
次に、本発明の実施形態のEUV用反射型マスクについて、図3(f)および図5(e)を用いて説明する。
図3(f)に例示したように、本発明のEUV用反射型マスクにかかる第1の実施形態におけるEUV用反射型マスク200-1は、基板16上に、少なくとも、多層反射層15と、吸収層13と、をこの順に備えたEUV用反射型マスクである。基板16上の一方の面に、多層反射層15と、保護層14と、吸収層13と、低反射層12と、をこの順に備えた層構成であっても良い。さらに、基板16上のもう一方の面に、静電チャックを可能とする裏面導電膜17が備えられていても良い。
図5(e)に例示したように、本発明のEUV用反射型マスクにかかる第2の実施形態におけるEUV用反射型マスク200-2は、第1の実施形態におけるEUV用反射型マスク200-1の吸収層13に、回路パターン3に加えて、アライメントマーク2を備えている。
2・・・アライメントマーク
3・・・回路パターン
4・・・多層反射層除去部
10、10-1・・・EUV用反射型マスクブランク
11・・・レジスト膜
12・・・低反射層
13・・・吸収層
14・・・保護層(またはキャッピング層)
15・・・多層反射層
16・・・低熱膨張基板
17・・・裏面導電膜
18・・・第2レジスト膜
19・・・多層反射層と異なる反射率の箇所(またはフィデューシャルマーク)
20・・・フィデューシャルマーク
100、100´・・・フィデューシャルマーク付きEUV用反射型フォトマスクブラン
ク
200-1、200-2・・・EUV用反射型フォトマスク
Claims (14)
- 基板上に、少なくとも、多層反射層と、吸収層と、を有するフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランクであって、
前記フィデューシャルマークが、前記多層反射層の内部に形成された、平面視の大きさが600nm以下であり、多層反射層とは光の反射率が異なる部位からなることを特徴とするフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランク。 - 前記部位の光の反射率は、多層反射層の光の反射率よりも低いことを特徴とする請求項1に記載のフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランク。
- 前記部位では、前記部位が形成されていない前記多層反射層の領域と比べて、前記多層反射層を構成する原子が混ざり合って、前記多層反射層の積層構造が乱れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランク。
- 前記部位が形成された領域における前記多層反射層の厚さは、前記部位が形成されていない領域における前記多層反射層の厚さと同じであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィデューシャルマーク付き反射型マスクブランク。
- 基板上に、少なくとも、多層反射層と、吸収層と、をこの順に備えたEUV用反射型マスクであって、
前記多層反射層の内部に、平面視の大きさが600nm以下であり、フィデューシャルマークとして使用可能な、前記多層反射層とは光の反射率が異なる部位と、
前記吸収層に、前記吸収層を除去することにより前記多層反射層が露出した回路パターンと、を備えていることを特徴とする反射型マスク。 - 前記反射率が前記多層反射層の反射率より低いことを特徴とする請求項5に記載の反射型マスク。
- 請求項5または請求項6に記載の反射型マスクの構成に加えて、さらに前記吸収層にアライメントマークが備えられていることを特徴とする反射型マスク。
- 前記部位では、前記部位が形成されていない前記多層反射層の領域と比べて、前記多層反射層を構成する原子が混ざり合って、前記多層反射層の積層構造が乱れていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の反射型マスク。
- 前記部位が形成された領域における前記多層反射層の厚さは、前記部位が形成されていない領域における前記多層反射層の厚さと同じであることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の反射型マスク。
- 基板上に少なくとも多層反射層を有する反射型マスクブランクの前記多層反射層の内部に、平面視の大きさが600nm以下で、光の反射率が前記多層反射層とは異なるフィデューシャルマークを形成する工程と、
前記多層反射層中に形成されている欠陥の前記フィデューシャルマークからの相対位置を把握する工程と、
前記多層反射層上に少なくとも吸収層を成膜する工程と、
前記フィデューシャルマークを使用して、回路パターンが前記欠陥を避けるようにパターン形成位置を調整して回路パターンを描画する工程と、
をこの順に備えていることを特徴とする反射型マスクの製造方法。 - 前記光の反射率が前記多層反射層とは異なる部位では、前記部位が形成されていない前記多層反射層の領域と比べて、前記多層反射層を構成する原子が混ざり合って、前記多層反射層の積層構造が乱れていることを特徴とする請求項10に記載の反射型マスクの製造方法。
- 前記光の反射率が前記多層反射層とは異なる部位が形成された領域における前記多層反射層の厚さは、前記部位が形成されていない領域における前記多層反射層の厚さと同じであることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の反射型マスクの製造方法。
- 前記基板側から前記多層反射層側に向かってレーザーを照射して、前記フィデューシャルマークを形成することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の反射型マスクの製造方法。
- 基板上に少なくとも多層反射層を有する反射型マスクブランクの前記多層反射層中に、平面視の大きさが600nm以下で、光の反射率が前記多層反射層とは異なるフィデューシャルマークを形成する工程と、
前記多層反射層中に形成されている欠陥の前記フィデューシャルマークからの相対位置を把握する工程と、
前記多層反射層上に少なくとも吸収層を成膜する工程と、
前記吸収層にアライメントマークを形成する工程と、
前記フィデューシャルマークと前記アライメントマークの相対位置を把握する工程と、
前記アライメントマークと前記欠陥の相対位置を求める工程と、
前記アライメントマークを用い、回路パターンが前記欠陥を避けるようにパターン位置を調整して回路パターンを描画する工程と、
をこの順に備えていることを特徴とする反射型マスクの製造方法。
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