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JP7645672B2 - 保護材及び保護方法 - Google Patents
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JP7645672B2 - 保護材及び保護方法 - Google Patents

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Description

本開示は、建材、家具、家電などの被保護材を保護するのに有用な保護材(養生材)及びそれを用いた保護方法に関する。
養生シート又はプラスチック段ボールなどの保護材は、建材、家具及び/又は家電などの被保護材の損傷、破損を抑制するために利用される。例えば、保護材は、物品の搬入出時に建物の出入口に設けられた扉などの建材を保護するため、養生テープ(粘着テープ)などを利用して被保護材に取付け又は固定することが多い。しかし、養生テープによる保護材の取付け作業は、煩雑であるため、取付け作業効率が低下する。さらに、解体に伴って、粘着テープの粘着剤が被保護材に付着したり、被保護材表面が剥離する場合がある。
そのため、被保護材に容易に取付けできる保護材が検討されている。例えば、特許文献1(特開2016-27235号公報)には、発泡樹脂製の保護材が、被保護材を装着するための開口部と対向し、かつ被保護材の前面を保護するための前面保護部と、この前面保護部の両端から側部方向に湾曲する湾曲部と、この湾曲部から互いに近づく方向に延び、かつ互いに遊離して前記開口部を形成する延出部と、この延出部に対して所定の角度で内側に屈曲した挟持部とを備え、この挟持部が、被保護材に対する締め付け力が作用する作用部位を有することが記載されている。
また、特許文献2(特開平11-152904号公報)には、概略断面三角枠状の形態を有し、各コーナー部が円弧状に湾曲した凸部を形成し、各辺が内方へ窪んで円弧状に湾曲した凹部を形成し、底辺の中央部が開口した保護材が記載されている。この保護材は、開口両端部を拡開して柱の側面を挟持することが記載されている。
特開2016-27235号公報 特開平11-152904号公報
しかし、特許文献1に記載の保護材は、延出部に対して所定の角度で内側に屈曲した挟持部で、柱などの被保護材に対して締め付け力(把持力)を作用させるため、被保護材に対して装着するには、挟持部を比較的大きな力で開放する必要がある。そのため、被保護材に対する装着作業性が低下しやすい。また、被保護材の両側壁に対して挟持部の締め付け力を作用させるため、被保護材を広い面積で保護できない。さらに、前記延出部が、前面保護部に対向した形態を有しているため、特許文献1の保護材を、所定厚みの被保護材、例えば、扉などの厚みが比較的小さい被保護材に取付けると、保護材の一部(湾曲部など)が被保護材から側部方向に突出し、搬入出作業の妨げとなる虞があった。
また、特許文献2の保護材でも、開口端部が底辺で対峙しているため、比較的大きな力で開放する必要があり、被保護材に対する装着作業性が低下しやすい。また、被保護材の両側壁を開口端部で挟持するため、被保護材を広い面積で保護できない。
従って、本開示の目的は、被保護材を有効に保護又は養生できる保護材(養生材)を提供することにある。
本開示の他の目的は、被保護材に対して高い装着性と把持力(挟み込み力)とを両立できる保護材(養生材)を提供することにある。
本開示のさらに他の目的は、被保護材に容易に取付け可能であって、搬入出作業の妨げとなることを抑制する保護材(養生材)を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、樹脂発泡体で概略断面四角枠又は菱形枠状であって、1つのコーナー部が開口可能な形態、特に、他の複数のコーナー部をアール状とした所定の形態に形成することにより、被保護材に対する装着性を改善できるとともに、把持力(挟み込み力)も向上できること、被保護材を広い面積で保護できること、被保護材に容易に取付け可能であって、搬入出作業の妨げとなることを抑制できる保護材を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本開示の保護材(又は養生材)は、樹脂発泡体(発泡樹脂又は発泡性樹脂組成物)で形成され、被保護材を保護するために利用される。この保護材(養生材)は、一対の遊離端部(開口部又は導入部)から延び、かつ拡開可能な一対の脚部と;この一対の脚部から側部外方向に屈曲又は湾曲して突出又は膨出する第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)と;この第1の屈曲部から延び、かつ拡開可能な一対のアーム部と;このアーム部から延びて合流する第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)とを備えている。
換言すれば、前記保護材(養生材)は、前記一対の脚部の遊離端部に対して対向して位置し、前記一対の脚部の遊離端部に対向する外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲する第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)と;この第2の屈曲部から延びる一対のアーム部(第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能なアーム部)と;このアーム部から側部外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲する第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)と;この第1の屈曲部から延びて、前記一対の遊離端部に至り、かつ拡開可能な一対の脚部とを備えていてもよい。
前記一対の遊離端部は、互いに離れて(開口して)いてもよく、互いに接触していてもよい。前記保護材(養生材)の前記一対の遊離端部は、前記被保護材が挿入又は装着可能な挿入口(開口部又は開口可能な導入部)、若しくは隣接する前記被保護材間に挿入又は導入可能な導入部(挿入部)を形成してもよい。また、保護材は、被保護材の少なくとも一部を収容して、若しくは被保護材間に介在させて、被保護材を保護又は養生してもよい。
すなわち、保護材(養生材)は、前記被保護材が装脱着(挿入又は挿通)可能な開口を形成するための導入部(開口部又は挿入口)若しくは隣接する前記被保護材間に挿入可能な導入部(挿入部)と、この導入部と対向して位置する前記第2の屈曲部(前記導入部と対向し、前記導入部に対して外方向に突出又は膨出した形態(導入部に対して離れる方向から近づく方向に突出又は膨出した形態)で屈曲又は湾曲する第2の屈曲部)と、この第2の屈曲部から延びる前記一対のアーム部と、このアーム部から延びて形成された第1の屈曲部と、この第1の屈曲部から延びる一対の脚部とを備えていてもよい。なお、前記一対の脚部と第1の屈曲部とアーム部とで、前記第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能な可動部を形成し、この可動部と前記第2の屈曲部とで、前記被保護材の少なくとも一部を収容する保護空間を形成するための保護部を形成してもよい。すなわち、前記被保護材の少なくとも一部を収容可能な保護空間を形成するための保護部は、前記第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能な可動部(アーム部、第1の屈曲部、脚部)を有していてもよい。
前記一対の脚部は、一対の遊離端部(前記挿入口若しくは前記挿入部を形成する遊離端部)から互いに離反する方向(拡がる方向)に延びて第1の屈曲部に至ってもよい。換言すれば、一対の脚部は、第1の屈曲部から互いに近づく方向に延びて前記一対の遊離端部に至り、前記導入部(挿入口若しくは前記挿入部)を形成してもよい。一対の脚部は、直線状又は側部外方向に膨らんで湾曲した湾曲状に形成してもよい。前記第1の屈曲部は、一対の脚部及び一対のアーム部からそれぞれ近づく方向にアール状に湾曲して延びる湾曲壁と、この湾曲壁から延び、屈曲又は湾曲して合流する屈曲頂部壁とを備えていてもよい。
前記一対のアーム部は、第1の屈曲部から互いに近づく方向(狭まる方向)に延びて第2の屈曲部に至ってもよい。換言すれば、一対のアーム部は、第2の屈曲部から互いに離反する方向(拡がる方向)に延びていてもよい。前記第2の屈曲部は、前記一対の脚部の遊離端部(前記被保護材が挿入可能な挿入口、若しくは前記被保護材間に挿入可能な挿入部)に対して対向して位置し、前記一対の脚部の遊離端部(前記挿入口若しくは前記挿入部)に対向する外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲していてもよい。
より具体的には、保護材(又は養生材)は、概略断面四角枠又は菱形枠状の形態を有していてもよく、1つのコーナー部(第1のコーナー部)が開口可能な形態(前記導入部(挿入口又は前記挿入部)が形成可能な形態)を有していてもよい。開口可能なコーナー部(第1のコーナー部)の両辺は拡開可能な一対の脚部(又は挟持部)を形成してもよい。好ましい態様において、保護材は、前記挿入口又は前記挿入部を形成する脚部の一対の遊離端部と第2の屈曲部との距離が、第1の屈曲部間の距離よりも大きく形成された形態(概略断面菱形枠状の形態)を有している。このような形態の保護材において、内角が小さな1つのコーナー部が開口可能(開口して前記挿入口(又は導入部)を形成可能又は開口することなく前記挿入部を形成可能)であってもよい。さらに、開口可能なコーナー部(第1のコーナー部)に隣接する2つのコーナー部(断面菱形枠状の形態では、内角が大きなコーナー部)は第1の屈曲部を形成してもよく、この第1の屈曲部は、側部外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲した形態を有していてもよい。さらには、開口可能なコーナー部(第1のコーナー部)に対向して位置するコーナー部(断面菱形枠状の形態では、内角が小さなコーナー部)は第2の屈曲部を形成してもよく、この第2の屈曲部は外方向に屈曲又は湾曲して突出した形態を有していてもよい。このような第1及び第2の屈曲部を有する保護材は、断面菱形状、手裏剣状などの保護空間を形成してもよい。
さらに、前記脚部の前記一対の遊離端部(前記挿入口又は前記挿入部)の内側及び/又は外側に突出又は膨出した凸部を形成してもよい。
前記樹脂発泡体は、少なくともオレフィン系樹脂を含む独立気泡発泡体で形成してもよい。
本開示は、前記保護材の一対の遊離端部(挿入口)を通じて被保護材を前記保護材に装着し、被保護材を保護する方法;被保護材間に、前記保護材の少なくとも一部を介在させ、被保護材を保護する方法も包含する。
なお、前記一対の遊離端部(挿入口(開口部又は導入部)又は挿入部)と前記第2の屈曲部とを結ぶ仮想線(概略断面四角枠又は菱形枠状の形態において、前記開口可能なコーナー部(第1のコーナー部)と、この開口コーナー部に対して対向するコーナー部とを結ぶ仮想線)を基準としたとき、前記保護材は、前記仮想線を中心として、対称な形態(例えば、前記仮想線を対称軸として線対称な形態)を有していてもよい。一対の脚部は、前記第2の屈曲部から離れるにつれて(第2の屈曲部から開口部の方向にいくにつれて)前記仮想線に近づく方向(狭まる方向)に傾斜してもよい。第1の屈曲部は、仮想線に対して交差する方向(又は直交する方向)に突出又は膨出した形態(前記仮想線に対して、離れる方向から近づく方向に屈曲又は湾曲した形態)を有していてもよい。また、アーム部は、前記第2の屈曲部から離れるにつれて(第2の屈曲部から開口部の方向にいくにつれて)前記仮想線に対して離れる方向(拡がる方向)に傾斜してもよい。第2の屈曲部は、前記一対の遊離端部(挿入口又は挿入部)から延びる前記仮想線の方向(外方向)に突出又は膨出した形態(前記仮想線に対して、離れる方向から近づく方向)に屈曲又は湾曲した形態を有していてもよい。
本開示では、保護材(養生材)の開口部から被保護材を装着することにより、第1及び第2の屈曲部を利用して、被保護材に対して高い装着性と把持力(挟み込み力)とを両立できる。また、保護材(養生材)の開口部の開閉により被保護材に装着できるため、粘着テープを使用することなく、被保護材に容易に取付けて把持可能である。さらに、保護材を断面菱形状の形態とすることにより、被保護材から保護材が突出するのを抑制でき、搬入出作業性を改善できる。さらには、被保護材を広い面積で保護できるとともに、容積を小さくでき、輸送・保管コストを低減できる。
被保護材間に保護材を介在させる態様では、前記脚部、第1の屈曲部、アーム部及び第2の屈曲部の反発力を利用して、隣接する板状部材などの被保護材間に安定に保護材を保持でき、被保護材の損傷を防止できる。
図1は、本開示の第1実施形態に係る保護材の使用状態の一例を示す図である。 図2(a)は、本開示の第1実施形態に係る保護材の一部を示す斜視図であり、図2(b)は、本開示の第1実施形態に係る保護材を示す平面図である。 図3(a)は、本開示の第1実施形態に係るアーム部、第1の屈曲部及びその近傍を示す拡大図であり、図3(b)は、本開示の第1実施形態に係る脚部及びその近傍を示す拡大図である。 図4(a)及び(b)は、本開示の第1実施形態に係る保護材の被保護材への取付け方法を説明するための図である。 図5(a)及び(b)は、本開示の第1実施形態に係る保護材が被保護材に取付けられた状態を示す図である。 図6(a)は、本開示の第1実施形態に係る保護材の第1変更例を示す平面図であり、図6(b)は、本開示の第1実施形態に係る保護材の第2変更例を示す平面図である。 図7(a)は、本開示の第2実施形態に係る保護材の構成を示す平面図であり、図7(b)は、本開示の第2実施形態に係る保護材の変更例を示す平面図である。 図8(a)は、本開示の第3実施形態に係る保護材の構成を示す平面図であり、図8(b)は、本開示の第3実施形態に係る保護材の変更例を示す平面図である。 図9は、本開示のさらに他の実施形態に係る保護材を示す平面図である。 図10(a)及び(b)は、本開示の実施例に係る保持力測定試験を説明するための図である。
以下に、添付図面を参照しつつ、本開示の実施形態に係る保護材及び保護方法について説明する。なお、以下、同じ部材又は要素(若しくは同様の機能を有する部材又は要素)については同じ符号を付して説明する。また、保護材の形態は、特に断りがない限り、解放又は自然状態(被保護材に装着していない状態)において、遊離端部(被保護材に対する挿入口(開口部)又は挿入部)を下方に位置させ、第2の屈曲部を上方に位置させた形態に基づいて説明する。また、用語「略」「概略」は、「略」「概略」で修飾されない記載内容も含み、例えば、「略直交」は、「直交」と「略直交」との双方を含み、「概略断面四角形枠」は、「断面四角形枠」と「変形した断面四角形枠」との双方を含む意味に用いる。
[保護材(養生材)]
[第1実施形態]
第1実施形態において、図1は、保護材1の使用状態の一例を示し、図2(a)は、第1実施形態に係る保護材1の一部を示す斜視図であり、図2(b)は保護材1を示す平面図であり、図3(a)はアーム部8、第1の屈曲部7及びその近傍を示す拡大図であり、図3(b)は脚部5及びその近傍を示す拡大図である。
この保護材1は、緩衝性(衝撃吸収力)及び形状復元力を高めるため、樹脂発泡体(発泡樹脂、発泡性樹脂組成物)で形成され、建材、家具及び/又は家庭電気製品などの被保護材Pを保護するために使用できる。この例では、被保護材Pとしての扉を、長尺の筒状の保護材1で保護している。
保護材1は、1つのコーナー部が開閉可能な断面概略菱形枠状の形態を有しており、被保護材Pが挿入可能な挿入口(開口)1hを形成するための導入部(挿入部又は開閉部)2と、被保護材Pの少なくとも一部(保護材1により覆われて保護される保護範囲又は保護部位R)を収容可能な保護空間Sを形成するための保護部3とを備えている。保護空間Sは、両側部と上下部とがそれぞれ両側方及び上方に突出した断面概略菱形枠状、例えば、断面略手裏剣形状の空間を形成している(図2(b)参照)。
より詳細には、保護部3は、一対の脚部5と、第1の屈曲部7と、一対のアーム部8と、第2の屈曲部10とを備えており、保護空間Sを形成している。すなわち、保護材1は、前記挿入口(開口部)1hを形成する一対の遊離端部(開口端部又は導入部)2から互いに離反する方向(拡がる方向)に略直線状に傾斜して延び、かつ拡開可能な一対の脚部5と;この一対の脚部から側部外方向に断面V字状又はU字状の形態で屈曲又は湾曲して突出又は膨出する第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)7と;この第1の屈曲部から互いに近づく方向(収束する方向又は狭まる方向)に略直線状に傾斜して延び、かつ拡開可能な一対のアーム部8と;このアーム部から収束する方向に延びて合流する第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)10とを備えており;第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)10は、断面V字状又はU字状の形態で屈曲又は湾曲して、前記挿入口(開口部)1h又は一対の遊離又は開口端部2に対して対向する外方向に突出又は膨出している。
前記一対の脚部5と第1の屈曲部7とアーム部8とで、前記第2の屈曲部10を支点として拡開又は回動可能な可動部4を形成している。なお、一対の脚部5は、第1の屈曲部7を支点として(さらには第2の屈曲部10を支点として)拡開又は回動可能であり、前記アーム部8は、前記第2の屈曲部10を支点として拡開又は回動可能である。
前記第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)7は、互いに対向して保護材1の両側部に位置し、第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)10は、前記被保護材Pが挿入可能な挿入口(開口部又は導入部)1hに対して対向して保護材1の上部に位置している。
また、前記保護部3並びに保護材1は、概略対称形状に形成され、前記保護部3並びに保護材1は、前記保護空間Sに対応して、前記挿入口1hを形成する脚部5の一対の遊離端部(開口端部、導入部)2と第2の屈曲部10との距離が、両側部に位置して互いに対向する第1の屈曲部7間の距離よりも大きく(すなわち、長細状に)形成され、概略断面菱形枠状の形態に形成されている。
このような保護材1において、前記脚部5の一対の遊離端部(開口端部、導入部)2と第2の屈曲部10とを結ぶ線を「仮想線X」と記載し;保護材1のうち、仮想線Xに近い側を「内側」、その反対側を「外側」と記載する場合がある。また、保護材1の長手方向(軸方向)の長さを単に「長さL」と記載し、仮想線Xと平行な方向の保護材1の長さ、すなわち、前記脚部5の遊離又は開口端部(導入部)2と第2の屈曲部10との間の距離を単に「高さH」又は「奥行きH」若しくは「深さH」と記載し、2つの第1の屈曲部7の間の距離を単に「幅W」又は「突出幅W」と記載する場合がある。さらに、保護材1の「幅W」又は「突出幅W」の長さの中央から高さ(奥行き又は深さ)H方向に沿って延びる線を単に「中心線」と言う場合がある。
前記保護材1は、高さ(奥行き又は深さ)Hよりも幅(突出幅)Wが小さな断面概略菱形状に形成され、前記保護材1及び可動部4の断面形状は、仮想線Xを対称軸として略線対称の形態(すなわち、仮想線Xと中心線とが略一致する対称形態)を有しており、高さ(奥行き)H方向の中央部分(第1の屈曲部7に対応する部位)が外側方向(側部外方)へ突出又は膨出して屈曲又は湾曲した線形状の形態を有している。すなわち、一対のアーム部8と、一対の脚部5とは、略同じ長さに形成されている。
脚部5は、図2(b)及び図3(b)に示されるように、仮想線Xを挟んで対向しており;第1の屈曲部7から挿入口(開口)1h又は一対の遊離端部[導入部(挿入部又は開閉部)]2の方向にいくにつれて、仮想線Xに対して近づく方向(内側に狭まる方向)に傾斜して、線形状(略直線状)に延びており;保護空間Sを構成する傾斜内壁5aを有する傾斜壁を形成している(図3(b)参照)。
さらに、図3(b)に示されるように、前記挿入口(開口)1hを形成する脚部5の一対の遊離端部又は先端部(開口端部又は導入部)2には、側部外方向に円弧状に膨らむ凸部(留め部)6が形成され、仮想線X(又は中心線)を挟んで対向する凸部(留め部)6との間で挿入口(開口)1hを形成可能な遊離端部[導入部(開口端部又は開閉部)]2を形成している。
脚部5の遊離又は開口端部(導入部)2は、一対の脚部5の先端部(凸部6の先端部)を含む導入面(開閉面)1Sを形成しており、仮想線Xは、導入面1Sに対して略直交し、一対の脚部5の先端部(凸部6の先端部)を結ぶ線分の略中点を通過する。
前記第1の屈曲部7は、仮想線X(又は中心線)を挟んで対向して位置し、各第1の屈曲部7は、仮想線Xに対して略直交する側部外方向(外側方向)に突出又は膨出して屈曲又は湾曲して形成されており、各第1の屈曲部7は頂点又は頂部7t(仮想線Xから最も離れる部位)を有している。すなわち、第1の屈曲部7は、頂点7tから遊離端部[導入部(開口端部)]2又は第2の屈曲部10の方向にいくにつれて、仮想線Xに対して近づく方向(内側)に屈曲又は湾曲して形成されている。
第1の屈曲部7は、一対の脚部5及び一対のアーム部8がそれぞれ近づく方向にいくにつれて側部外方向にアール状に湾曲して延びる湾曲壁7a,7bと、この湾曲壁から側部外方(外側方向)に断面V字状又はU字状に突出して延び、屈曲又は湾曲して合流した屈曲頂部壁7cとを備えている。より詳細には、アーム部8から脚部5の方向にいくにつれて側部外方向(外側方向)にアール状に湾曲して延びる第1の湾曲壁7aと、脚部5からアーム部8の方向にいくにつれて側部外方向(外側方向)にアール状に湾曲して延びる第2の湾曲壁7bと、第1の湾曲壁7aと第2の湾曲壁7bとから側部外方向(外側方向)に延びて合流する屈曲頂部壁7cとを有している。すなわち、第1の湾曲壁7a及び第2の湾曲壁7bは、仮想線X(又は中心線)に対して直交する方向において互いに対向しており、側部外方向(外側方向)にいくにつれて接近し、屈曲頂部壁7cで合流している。
この例では、湾曲壁7a,7bと屈曲頂部壁7cとの間に傾斜壁が介在している。すなわち、第2の屈曲部10側に位置する第1の湾曲壁7aの内壁(内側)は、第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて仮想線Xから遠ざかる方向に略円弧状に湾曲する第1の湾曲内壁7dと、この湾曲内壁7dから延び、かつ第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて仮想線Xから遠ざかる方向に傾斜する第1の傾斜壁(第1の傾斜内壁7g)とを有し;脚部5側に位置する第2の湾曲壁7bの内壁(内側)は、第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて仮想線Xに近づく方向に略円弧状に湾曲する第2の湾曲内壁7eと、この湾曲内壁7eから延び、かつ第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて仮想線Xに近づく方向に傾斜する第2の傾斜壁(第2の傾斜内壁7h)とを有している。すなわち、第1の湾曲内壁7dと第2の湾曲内壁7eとは、仮想線X(又は中心線)に対して直交する方向において互いに対向しており、第1の湾曲内壁7d及び第2の湾曲内壁7eは、互いに近づくにつれて仮想線Xから遠ざかる側部外方(外側方向)に湾曲している。この例では、第1の湾曲内壁7dと第2の湾曲内壁7eとは略同じ曲率半径、例えば、半径8~12mm程度に形成されている。
屈曲頂部壁7cは、湾曲壁7a,7bから外側方向に突出又は膨出して円弧状に湾曲して形成されており、屈曲頂部壁7cの内壁は、第3の湾曲内壁7fを有している。
略直線状に延びる一対のアーム部8は、仮想線X(又は中心線)を挟んで互いに対向し、第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて仮想線Xから離れる外側方向(拡がる方向)に傾斜して延びており、アーム部8は、アーム傾斜壁(アーム傾斜内壁8a)を有している。
さらに、前記保護部3の第2の屈曲部10は、略直線状に傾斜した一対のアーム部8が合流して、前記挿入口1hに対向する外方向に突出又は膨出した形態で屈曲又は湾曲して形成されている。
なお、第1の湾曲内壁7d、第1の傾斜内壁7g、第2の湾曲内壁7e、第2の傾斜内壁7h、第3の湾曲内壁7f、並びにアーム傾斜内壁8aは、保護空間Sの内壁の一部を形成する。
[装着又は保護方法]
図4(a)及び図4(b)を参照して、第1実施形態に係る保護材1の被保護材Pへの装着又は取付け方法並びに保護方法について説明する。
図4(a)に示されるように、保護材1の一対の脚部5の遊離又は開口端部(導入部)2を拡開して(拡げて)、矢印Dに沿って被保護材Pを挿入口(開口)1hから保護空間Sに挿入又は導入する。その際、被保護材Pの種類に応じて、保護材1を保護空間Sの所定位置まで移動させてもよい。図4(b)に示す例では、被保護材Pの先端部(又は角部)が第1の湾曲壁7a(第1の湾曲内壁7d及び/又は第1の傾斜内壁7g)に接触する所定位置にまで挿入している。そして、拡開した保護材1の一対の脚部5を解放すると、保護材1及び可動部4の形状復元力により、被保護材Pの端部を包み込みながら、挟み込み力(把持又は挟持力)を被保護材Pに作用させることができ、挟持又は把持した状態で、保護材1を被保護材Pに着脱自在に取付け又は装着できる。そのため、一対の脚部5の拡開と解放という簡単な操作で(ワンタッチ式に)保護材1を被保護材Pに装着できる。また、樹脂発泡体の緩衝性を利用して、保護材1で被保護材Pを有効に保護できる。
すなわち、複数の屈曲部(第1の屈曲部7及び第2の屈曲部10)をアール部として形成しているため、各屈曲部での挟圧力を積算して、遊離端部又は開口端部(導入部)2での挟み込み力(挟持力)を向上できる。
具体的には、前記一対の脚部5が少なくとも第1の屈曲部7を支点として拡開又は回動可能であり、可動部4(前記一対の脚部5、第1の屈曲部7及びアーム部8、特にアーム部8)が前記第2の屈曲部10を支点として拡開又は回動可能である。また、一対の脚部5及びアーム部8も第1の屈曲部7を支点として拡開又は回動可能である。さらに、保護材1を形成する樹脂発泡体は撓み又は復元力も有している。そのため、被保護材Pを把持又は挟持した状態では、アール状に形成された複数の屈曲部(第1の屈曲部7及び第2の屈曲部10)により、挟み込み力(反発力)を向上でき、一対の脚部5及びアーム部8により締め付け力を被保護材Pに作用させることができる。例えば、一対の脚部5は、少なくとも第1の屈曲部7(さらには第2の屈曲部10)を支点として拡開するため、拡開した遊離端部又は開口端部2を解放すると、脚部5による締め付け力(仮想線X(又は中心線)へ向かう力(形状復元力))を増大できる。そのため、保護材1の挟持又は挟圧力をさらに向上できる。従って、保護材1で被保護材Pを挟圧又は挟持して、保護材1を被保護材Pにさらに安定に取り付け又は装着できる。さらに、粘着テープを使用することなく、被保護材Pに保護材1を安定に保持できる。
特に、内角が小さな1つのコーナー部が遊離端部又は開口端部2を形成した断面概略菱形枠状であって、開口可能なコーナー部に隣接するコーナー部(第1の屈曲部7)が側部外方へ断面V字状又はU字状の形態で突出した形態(第1の傾斜内壁7g及び第2の傾斜内壁7hが、仮想線Xに対して直交する側部外方に行くにつれて互いに近づく方向に接近して概略V字状の第1の屈曲部7を形成した形態)を有しているため、種々の形態の被保護材Pを有効に把持又は挟持して保護材1で保護できる。
より具体的には、一対の脚部5は、第1の屈曲部7から遊離又は開口端部2の方向にいくにつれて近づく方向に傾斜して(第2の屈曲部10から遊離又は開口端部2の方向にいくにつれて仮想線Xに近づく方向に傾斜して)、開口端部2が狭まった形態を有している。そのため、引き戸、ドアなどの厚みの小さな被保護材Pであっても、脚部5の遊離又は開口端部2での挟圧力(仮想線X(又は中心線)へ向かう挟持力(形状復元力))を向上でき、脚部5の遊離又は開口端部2で挟み込んで挟圧できる。
また、保護材1は、断面菱形状の保護空間Sを有しているため、凹凸部などを有する複雑な形状の被保護材Pでも有効に保護できる。例えば、一対のアーム部8の内壁は、第1の屈曲部7から第2の屈曲部10の方向にいくにつれて狭まる(第2の屈曲部10から脚部の方向にいくにつれて仮想線Xから離れて拡がる)方向に延びるアーム傾斜内壁8aを有している。そのため、例えば、図5(a)に示されるように、先細り形状の被保護材Pでも、被保護材Pの先細り状の先端部とアーム傾斜内壁8aとを接触させることができ、保護材1と被保護材Pとの接触面積を増大できる。従って、被保護材Pに対する保護材1の保持力を高め、保護材1を被保護材Pに安定に保持できる。
また、図5(b)に示されるように、例えば、凹凸部を有する被保護材Pであっても、第1の湾曲壁7a(第1の湾曲内壁7d及び/又は第1の傾斜内壁7g)と、第2の湾曲壁7b(第2の湾曲内壁7e及び/又は第2の傾斜内壁7h)に被保護材Pを接触させることができ、保護材1と被保護材Pとの接触面積を増大できる。そのため、被保護材Pに対する保護材1の保持力を向上でき、保護材1を被保護材Pに安定して保持できる。
また、脚部5の一対の遊離端部又は開口端部(又は導入部)2を中心として、保護材1が略対称形状(保護材1及び可動部4が仮想線X(又は中心線)を対称軸として線対称形状)に形成されているため、被保護材Pに対する装着性を向上できるとともに、安定に保護材1を取付け又は装着できる。さらに、略対称形状であるため、被保護材Pに対する方向性(表裏の方向性)がなく、被保護材Pに対する装着性を向上でき、被保護材Pを有効に保護できる。
さらには、保護材1の幅(突出幅)Wが高さ(奥行き又は深さ)Hよりも小さいため、従来の保護材に比べて、幅(突出幅)Wを小さく扁平状にできるため、容積を小さく(コンパクト化)して、省スペース化できる。そのため、輸送・保管コストを低減できる。また、被保護材Pへの取付け状態では、従来の保護材に比べて、保護材1の第1の屈曲部7が幅(突出幅)W方向(被保護材Pの厚み方向)へ突出するのを抑制できる。そのため、搬入出作業の妨げとなることがなく、搬入出作業効率の低下を抑制できる。特に、厚みPDが比較的小さな被保護材P(扉など)に取付けても、搬入出作業効率を改善できる。
なお、幅(突出幅)Wが小さくなると、形状復元力が低下する場合がある。このような場合であっても、高さ(深さ)Hを調整することによって、形状復元力の低下を補い又は補償でき、被保護材Pに対する保持力の低下を抑制できる。
粘着テープを用いて保護材1を被保護材Pに取付けると、粘着テープの剥離に伴って被保護材Pを損傷する虞がある。具体的には、被保護材Pが壁材である場合、粘着テープの剥離に伴って、壁材のクロスが剥がれてしまう虞がある。本実施形態では、養生テープなどの粘着テープを用いることなく保護材1を被保護材Pに取付け可能であるため、被保護材Pの損傷を抑制できる。
なお、一対の脚部5は、遊離端部又は開口端部2から拡がる方向(第2の屈曲部10から遊離端部又は開口端部2の方向にいくにつれて仮想線Xに対して近づく方向)に延びている必要はなく、例えば、一対の脚部5は、第1実施形態に係る保護材1の第1変更例を示す図6(a)のように、一対の脚部5は、互いに略平行(例えば、仮想線Xと略平行)に延びていてもよい。
脚部5は、必ずしも略直線状に延びている必要はなく、側部外方(外側方向)又は側部内方(内側方向)に膨出して湾曲していてもよい。一対の脚部5が側部外方向に膨出して湾曲した形態では、遊離端部又は開口端部2での挟み込み力(把持力)を向上させるのに有利である。
脚部5の先端部(遊離端部)の凸部(留め部)6は外側方向に膨らむ必要はなく、第1実施形態に係る保護材1の第2変更例を示す図6(b)のように、凸部(留め部)6は、脚部5の先端部(遊離端部)で内側方向(互いに対向する方向)に膨らんで形成してもよい。このような形態では、凸部(留め部)6で被保護材Pを挟圧でき、被保護材Pに対する保護材1の保持力(係止力)を向上できる。
また、一対のアーム部8は、第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて互いに離反する方向(拡がる方向)に傾斜している必要はなく、例えば、一対のアーム部8は、互いに略平行(仮想線Xと略平行)に延びていてもよい。
アーム部8は、略直線状に延びる必要はなく、第2の屈曲部10から脚部5の方向にいくにつれて側部外方(外側方向)又は側部内方(内側方向)に膨出した形態で湾曲していてもよい。
また、前記第1の実施形態において、第1の屈曲部7は、保護材1の幅方向の略中央部に形成する必要はなく(アーム部8と脚部5との長さが略同じである必要はなく)、第1の屈曲部7は、遊離端部又は開口端部2側又は第2の屈曲部10側に位置して脚部5とアーム部8との長さが異なっていてもよい。例えば、アーム部8が脚部5よりも長くてもよく、短くてもよい。
さらに、第2の屈曲部10から延びる可動部4は、2つの第1の屈曲部7に限らず、3以上の第1の屈曲部を有していてもよい。
凸部(留め部)6の形状は、断面略円形状に限らず、保護材1の保持力が低下しない限り、平断面楕円形状又は矩形状などであってもよい。
[第2実施形態]
図7(a)を参照して、第2実施形態に係る保護材11の構成について説明する。第2実施形態は、第1の屈曲部17の構成が第1実施形態と異なる点を除き、第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態と重複する部分についての説明は省略する。
図7(a)に示されるように、本実施形態では、保護材11は、解放又は自然状態において、第1の屈曲部17が側部外方にゆるやかな断面V字状(頂部及び裾部が湾曲した断面V字状)の形態で突出する点で、第1実施形態の第1の屈曲部7の形態と相違する。すなわち、保護材11は、幅(突出幅)Wが高さ(奥行き又は深さ)Hよりも小さい断面菱形枠状の形態を有し、内角が小さな1つのコーナー部が開口可能な遊離端部(開口端部又は導入部)2を形成し、この開口可能なコーナー部に隣接するコーナー部(第1の屈曲部17)が、側部外方に、頂部(屈曲頂部壁17c)及び裾部(第1の湾曲壁17aと第2の湾曲壁17b)が湾曲した形態で、三角形状に突出した形態を有している。
より詳細には、第1の屈曲部17は、アーム部8から脚部5の方向にいくにつれて側部外方向(外側方向)にアール状に緩やかに湾曲して延びる第1の湾曲壁17a(第1の湾曲内壁117d)と、脚部5からアーム部8の方向にいくにつれて側部外方向(外側方向)にアール状に緩やかに湾曲して延びる第2の湾曲壁17b(第2の湾曲内壁17e)と、第1の湾曲壁17aと第2の湾曲壁17bとから側部外方向(外側方向)に延びて緩やかな湾曲状の形態で合流する屈曲頂部壁17c(第3の湾曲内壁17f)とを備えている。
屈曲頂部壁17c(第3の湾曲内壁17f)と、第1の湾曲壁17a(第1の湾曲内壁17d)及び第2の湾曲壁17b(第2の湾曲内壁17e)との間には、前記第1の実施形態よりも長い第1の傾斜壁(第1の傾斜内壁17g)及び第2の傾斜壁(第2の傾斜内壁17h)が介在している。
また、第1の湾曲壁17a(第1の湾曲内壁17d)、第2の湾曲壁17b(第2の湾曲内壁17e)、及び屈曲頂部壁17c(第3の湾曲内壁17f)の曲率半径(湾曲度)は、第1実施形態での第1の湾曲内壁7d、第2の湾曲内壁7e、及び第3の湾曲内壁7fの曲率半径(湾曲度)よりも大きく、例えば、15~20mm程度に形成されている。
このような形態の保護材11では、第1の湾曲内壁17d、第2の湾曲内壁17e、及び第3の湾曲内壁17fの曲率半径が大きくなることにより、厚みPDがより大きな被保護材Pに対しても保持力を高めることができる。
また、第2実施形態に係る保護材11でも、遊離又は開口端部(導入部)2を拡開して、被保護材Pを保護空間Sへ案内又は挿入するだけで、保護材11を被保護材Pに容易に装着でき、取り付け作業性を向上でき。また、保護材11の幅(突出幅)Wが高さ(奥行き)Hよりも小さいため、被保護材Pへの装着又は取り付け状態(変形状態)において、保護材11の第1の屈曲部17が被保護材Pから側方に突出するのを抑制でき、搬入出作業性を改善できる。
なお、図7(b)に示されるように、脚部5の遊離又は開口端部2の内側に円弧状に膨らんだ凸部(留め部)6を形成してもよい。
[第3実施形態]
図8(a)を参照して、第3実施形態に係る保護材21の構成について説明する。第3実施形態は、第1の屈曲部27の構成が第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を除き、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。そのため、第1実施形態及び第2実施形態と重複する部分についての説明は省略する。
図8(a)に示されるように、保護材21は、解放又は自然状態において、脚部5及びアーム部8から延びて、側部外方に突出する第1の屈曲部27が形成され、断面略菱形枠状の形態を有している。
すなわち、保護材21は、幅(突出幅)Wが高さ(奥行き)Hよりも小さく、内角が小さな1つのコーナー部が開口又は開閉可能な断面菱形枠状の形態を有している。第1の屈曲部27は、挿入口(開口部)1hを形成する一対の遊離端部(開口端部又は導入部)2から互いに離反する方向(拡がる方向)に略直線状に傾斜して延びる一対の脚部5と、第2の屈曲部10から互いに離反する方向(拡がる方向)に略直線状に傾斜して延びる一対のアーム部8と、一対のアーム部8が合流して、側部外方(外側方向)に断面V字状(略三角山形状)に突出した第2の屈曲部10とを備えた形態を有している。すなわち、第1の屈曲部27は、第1実施形態における第1の湾曲壁7a(第1の湾曲内壁7d)及び第2の湾曲壁7b(第2の湾曲内壁7e)を形成することなく、直線的に延びる内壁を有している。
なお、脚部5は、第1の屈曲部27から遊離又は開口端部2の方向にいくにつれて仮想線Xに対して近づく方向に略直線状に延びて形成され、アーム部8は、第2の屈曲部10から第1の屈曲部7の方向にいくにつれて仮想線Xから遠ざかる方向に略直線状に延びて形成されている。また、凸部(留め部)6は、脚部5の遊離又は開口端部2の外側に円弧状に膨らんで形成されている。
このような第3実施形態に係る保護材21でも、導入部2を拡開して、被保護材Pに容易に装着できる。また、保護材21の幅(突出幅)Wが高さ(奥行き)Hよりも小さいため、被保護材Pへの装着状態(変形状態)において、保護材21の第1の屈曲部27が被保護材Pから側方へ大きく突出するのを抑制でき、搬入出作業性を改善できる。
なお、図8(b)に示されるように、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、脚部5の遊離又は開口端部2において凸部(留め部)6は内側に円弧状に膨らんで形成してもよい。
なお、本開示に係る保護材(養生材)は、図1~図8(b)を参照して説明した上記実施形態に限られるものではなく、本開示は、第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能な可動部(前記一対の脚部と少なくとも一対の第1の屈曲部と一対のアーム部とで形成された可動挟持部)を有し、前記被保護材の少なくとも一部を保護空間(第2の屈曲部と前記可動部とで形成された保護部内)に収容して、被保護材を挟持して又は挟み込んで保護できればよい。すなわち、本開示に係る保護材(養生材)は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態で示される形状、寸法、材料等は、一例であって特に限定されるものではなく、本開示の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、一対の脚部は、前記被保護材が挿入可能な挿入口(開口)を形成する一対の遊離端部(開口部又は導入部)から第1の屈曲部に延びて拡開可能であればよい。すなわち、一対の脚部は、第1の屈曲部から延びて、一対の遊離端部で前記挿入口(開口を形成可能な導入部)を形成し、かつ拡開可能であればよい。一対の脚部は、少なくとも第1の屈曲部を支点として拡開又は回動可能であり、第1の屈曲部及び第2の屈曲部を支点として、多関節の様式で、拡開又は回動可能であってもよい。一対の脚部の端部に位置する一対の遊離端部は、互いに離れている必要はなく、互いに接触していてもよい。
前記一対の脚部5は、前記のように、前記挿入口を形成する一対の遊離端部(開口端部又は導入部)から互いに離反する方向(拡がる方向)に延びて第1の屈曲部に至ってもよく;互いに平行(仮想線Xと略平行)に延びて第1の屈曲部に至ってもよく;少なくとも一方の脚部5が遊離又は開口端部2から拡がる方向に傾斜して第1の屈曲部に至っていてもよい。好ましい態様では、一対の脚部のうち少なくとも一方の脚部(特に、双方の脚部)は、前記挿入口を形成する一対の遊離端部(開口端部又は導入部)から互いに離反する(拡がる)方向に傾斜して延びて第1の屈曲部に至っている。換言すれば、一対の脚部は、第1の屈曲部から開口部の方向にいくにつれて互いに近づく方向(狭まる方向)に傾斜して延びて遊離した端部に至り、前記挿入口(開口端部又は導入部)を形成してもよい。
一対の脚部は、直線状又は湾曲状に形成してもよく、湾曲状の脚部は、側部外方向(外側方向)又は側部内方向(内側方向)に膨らんで湾曲(例えば、アーチ状などの僅かに膨らんで湾曲)した湾曲状に形成してもよい。好ましい態様では、一対の脚部は、直線状又は側部外方向に膨らんで湾曲した湾曲状に形成してもよい。例えば、図9に示すように、第1の実施形態とその変更例において、一対の脚部35は、頂点又は頂部37tを有する第1の屈曲部37から遊離又は開口端部2にいくにつれて、互いに側部外方向(離反する方向)に膨出して湾曲し、かつ遊離又は開口端部2で狭まった(若しくは遊離又は開口端部2で挿入口1hを閉じた)湾曲状(又はアーチ状)の形態に形成してもよい。このような形態の保護材31では、特に、一対の脚部が、遊離又は開口端部で狭まり、側部外方向に膨出して湾曲した形態(又はアーチ状の形態)では、遊離又は開口端部2に挟圧力を集中でき、遊離又は開口端部2での挟み込み力(把持力)を大きく向上できる。一対の脚部35は、湾曲した傾斜内壁35aを有している。
さらに、一対のアーム部38も、第2の屈曲部10から直線状に延びることなく、第2の屈曲部10から第1の屈曲部37の方向にいくにつれて、互いに側部外方向(離反する方向)に膨出して湾曲した湾曲状の形態で形成してもよい。一対のアーム部38を湾曲状に形成すると、一対のアーム部38及び遊離又は開口端部2での挟み込み力(把持力)を向上できる。そのため、前記一対の脚部35と前記一対のアーム部38とを組み合わせると、保護材31の遊離又は開口端部2に挟圧力を有効に集中でき、遊離又は開口端部2での挟み込み力(挟圧力)を大きく向上できる。なお、一対のアーム部38は、湾曲したアーム傾斜壁(アーム傾斜内壁38a)を有している。
なお、一対の脚部35及び一対のアーム部38の双方を湾曲させて(又はアーチ状に)形成する必要はなく、一対の脚部35及び一対のアーム部38のうち少なくとも一方の可動部位、特に少なくとも一対の脚部35、さらには一対の脚部35のうち少なくとも一方の脚部を湾曲させて(又はアーチ状)に形成してもよい。また、一対のアーム部38は、互いに側部外方向(離反する方向)に膨出して湾曲し、かつ第1の屈曲部37で狭まるアーチ状の形態に形成してもよい。
また、脚部には、必ずしも凸部(留め部)を形成する必要はない。また、凸部は、少なくとも一方の脚部に形成してもよく、一対の脚部の双方に凸部を形成してもよい。凸部は、脚部の遊離端部(開口端部)に形成する必要はなく、被保護材と接触可能な部位に形成してもよい。凸部は、脚部の少なくとも一方の遊離端部に形成してもよく、通常、脚部の一対の遊離端部(開口端部又は導入部)に形成する場合が多い。凸部は、前記脚部(特に、一対の遊離端部又は前記挿入口)の内側及び/又は外側に突出又は膨出した形態で形成してもよい。凸部は、被保護材と接触可能な形態で形成でき、凸部(留め部)は断面円弧状である必要はなく、先端部(遊離端部)で被保護材と接触又は挟圧可能な断面三角形状などの多角形状(矩形状)などであってもよい。
第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)は、一対の脚部(及び/又はアーム部)から側部外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲した形態を有していればよく、第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)は、一対の脚部(及び/又はアーム部)から、斜め下方向、斜め上方向、特に側部方向(仮想線X(又は中心線)に対して交差する方向(斜めに又は直交して交差する方向))に突出又は膨出していてもよい。前記第1の屈曲部は、一対の脚部及び一対のアーム部からそれぞれ近づくにつれて側部外方にアール状に湾曲して延びる湾曲壁と、この湾曲壁から延び、屈曲又は湾曲して合流する屈曲頂部壁とを備えていてもよい。また、湾曲壁と、この湾曲壁から延びる傾斜壁と、この傾斜壁から屈曲又は湾曲して形成された屈曲頂部壁とを備えていてもよい。前記湾曲壁(第1の湾曲壁及び第2の湾曲壁)は、互いに対向又は対峙して(前記仮想線Xに対して交差する方向(特に、直交する方向)において対向又は対峙して)位置していてもよく、対向又は対峙する2つの湾曲壁は、脚部及びアーム部から互いに近づくにつれて前記仮想線Xから離れる方向(側部外方)へ湾曲していてもよい。
前記第1の屈曲部(支点部)は、通常、断面V字状又はU字状の形態である場合が多いものの、断面コ字状の形態、脚部及びアーム部の湾曲基部(2つの湾曲部)が括れた形態で、側部外方向(仮想線Xに対して交差(又は直交)する方向)に突出又は膨出していてもよい。
保護材(養生材)は、少なくとも一対の第1の屈曲部(第1の支点部又は変曲部)を有している。第2の屈曲部から延びる各可動部(脚部と第1の屈曲部とアーム部とで形成される拡開又は挟持部)は少なくとも1つの第1の屈曲部を有していればよく、被保護材Pの形状に応じて、複数、例えば、2~5(例えば、2~3)程度の第1の屈曲部を有していてもよい。換言すれば、脚部とアーム部との間には、少なくとも1つの第1の屈曲部が介在すればよく、必要により連結部を介して連結された複数の第1の屈曲部が介在していてもよい。好ましい形態では、各可動部は1つの第1の屈曲部を有している。なお、保護材(養生材)及び可動部において、第1の屈曲部は必ずしも互いに対向して両側部に位置している必要はなく、高さ(奥行き又は深さ)H方向において位置ずれして両側部に位置していてもよい。
一対のアーム部は、第1の屈曲部から延びて第2の屈曲部を形成でき、少なくとも第2の屈曲部を支点として拡開可能であればよい。前記一対のアーム部は、前記のように、前記第2の屈曲部から開口部の方向にいくにつれて拡がる方向に傾斜していてもよく;互いに略平行(仮想線Xと略平行)に延びていてもよく;少なくとも一方のアーム部が第1の屈曲部から前記第2の屈曲部の方向にいくにつれて互いに近づく方向(収束する方向又は狭まる方向)に傾斜して形成してもよい。好ましい態様では、一対のアーム部のうち少なくとも一方のアーム部(特に、双方のアーム部)は、第1の屈曲部から前記第2の屈曲部の方向にいくにつれて互いに近づく方向(狭まる方向)に傾斜して延びていてもよい。換言すれば、一対のアーム部は、前記第2の屈曲部から、互いに離反する方向(拡がる方向)(すなわち、第1の屈曲部の方向にいくにつれて互いに離反する方向(拡がる方向))に延びて形成してもよい。
前記一対のアーム部は、前記一対の脚部と同様に、直線状又は湾曲状に形成してもよく、湾曲形状のアーム部は、側部外方(外側方向)又は側部内方(内側方向)に膨出した形態(例えば、アーチ状などの僅かに膨らんだ形態)で湾曲していてもよい。好ましい態様では、一対のアーム部は、直線状又は側部外方向に膨らんで湾曲した湾曲状に形成してもよい。
前記アーム部は、少なくとも前記第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能であってもよく、前記第2の屈曲部及び第1の屈曲部を支点として拡開又は回動可能であってもよい。すなわち、前記一対の脚部とアーム部とはそれぞれ第1の屈曲部を支点として拡開又は回動可能であってもよい。
第2の屈曲部(第2の支点部又は変曲部)は、合流したアーム部(例えば、第1の屈曲部から収束する方向に延びて合流したアーム部)で形成でき、第2の屈曲部は、必ずしも挿入口(一対の脚部の遊離端部で形成される開口部又は導入部)に対して対向して位置する必要はなく、挿入口(開口部又は導入部)に対する対向位置から、側部方向に離れて位置していてもよい。好ましい態様では、第2の屈曲部は、前記挿入口に対向する外方向(仮想線Xの方向)に突出又は膨出して屈曲又は湾曲して形成できる。第2の屈曲部は、前記第1の屈曲部と同様に、断面V字状又はU字状の形態に限らず、断面コ字状の形態、突出又は湾曲基部が括れた形態で、外方向に突出又は膨出していてもよい。
さらに、第1実施形態~第3実施形態の構成又は要素を適宜組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態での第1の湾曲壁7a(第1の湾曲内壁7d)と第2実施形態での第2の湾曲壁17b(第2の湾曲内壁17e)とを組み合わせて、第1の湾曲内壁7dと第2の湾曲内壁17eとを異なる曲率半径で形成してもよい。
なお、保護材(養生材)及び可動部は、一対の脚部の遊離端部で形成される前記挿入口(開口部又は導入部)と前記第2の屈曲部とを結ぶ仮想線Xを中心として、対称形状(線対称)の形態である必要はなく、非対称の形態であってもよい。
例えば、第1の実施形態において、保護材は、仮想線Xが、導入面1Sに対して略直交する形態(例えば、線対称の形態)に限らず、仮想線Xが、導入面1Sに対して傾斜(例えば、僅かに傾斜)した形態(例えば、非対称の形態)であってもよい。具体的には、第2の屈曲部が保護材の中心軸線(仮想線X)から側部方向に位置ずれし、一方のアーム部が他方のアーム部よりも長さが大きな形態などであってもよい。
また、非対称の保護材は、仮想線Xから中心線が離れた形態、例えば、第2の屈曲部から延びる一対の対向壁(可動部)において、一対の屈曲部のうち一方の屈曲部が他方の屈曲部に対して側部外方に位置する形態(仮想線Xから側部外方(幅(突出幅)W方向)に位置ずれした形態)、一方の対向壁(可動部)が他方の対向壁(可動部)に対して側部外方に位置する形態(仮想線Xから側部外方(幅(突出幅)W方向)に位置ずれした形態)などを有していてもよい。
さらには、非対称の保護材では、一対の脚部の長さ、一対のアーム部の長さ、一対の屈曲部の位置や屈曲又は湾曲度、及び/又は第2の屈曲部を形成する壁部の屈曲又は湾曲度が異なっていてもよい。さらに、非対称の保護材では、一対の脚部のうち少なくとも一方の脚部、及び/又は一対のアーム部のうち少なくとも一方のアーム部の傾斜角度又は湾曲が異なっていてもよく、少なくとも一方の脚部、及び/又は少なくとも一方のアーム部が変形していてもよい。
好ましい態様では、前記仮想線Xを基準としたとき、前記保護材は、前記仮想線X(中心線)を中心として、略対称な形態(例えば、前記仮想線Xを対称軸として線対称な形態)を有していてもよい。また、前記挿入口を形成する脚部の一対の遊離端部と第2の屈曲部との距離が、第1の屈曲部間の距離と同等若しくは第1の屈曲部間の距離よりも大きく形成された形態を有していてもよい。具体的には、保護材は、前記概略断面四角枠又は菱形枠状の形態を有している。
代表的な保護材(又は養生材)は、1つのコーナー部が開閉又は開口可能(一対の遊離端部で前記挿入口(導入部)が形成可能)な概略断面四角枠状又は菱形枠状の形態を有していてもよく、開口可能なコーナー部の両辺は拡開可能な一対の脚部(又は挟持部)を形成してもよい。特に、保護材は、概略断面菱形枠状の形態を有しており、内角が小さな1つのコーナー部が開閉又は開口可能な遊離又は開口端部(挿入部又は導入部)を形成し、開口可能なコーナー部に隣接するコーナー部で第1の屈曲部を形成し、開口可能なコーナー部に対向して位置するコーナー部で第2の屈曲部を形成してもよい。
概略断面四角枠状の保護材は、概略断面菱形枠状の保護材も包含し、断面正方形状、長方形状、台形状、菱形状、平行四辺形状など形態を有していてもよい。好ましい保護材は、断面菱形状の断面形状を有していてもよい。
保護材は、長尺の部材に限らず、被保護材P(保護範囲又は保護部位R)に応じて選択でき、短尺であってもよい。
前記凸部(留め部)を除く可動部(アーム部、第1の屈曲部、及び脚部)は、略同じ厚みTで形成してもよく、形状復元力及び装着性の観点から、厚みTは、用途に応じて、例えば、3~20mm、好ましくは5~15mm、さらに好ましくは6~12mm、特に、5~10mm(例えば、7~9mm)程度であってもよい。厚みTが小さすぎると、形状復元力(挟持力)が低下し、被保護材Pを保持する保持力が低下する虞があり、曲げ剛性が低下する虞がある。一方、厚みTが大きすぎると、曲げ剛性が大きくなりすぎて、取付け又は装着作業効率が低下する虞がある。
保護材において、幅(突出幅)W及び高さ(奥行き又は深さ)Hは、被保護材Pへの装着性及び脱着性などの観点から、被保護材Pの形態に応じて、保護範囲又は保護部位R(又は被保護材P)の寸法サイズ及び形状などを考慮して選択できる。幅(突出幅)Wに対する高さ(奥行き)Hの割合(H/W)は、例えば、0.5/1~10/1(例えば、0.7/1~8/1)、好ましくは1/1~6/1(例えば、1.5/1~5/1)、さらに好ましくは2/1~4/1程度であってもよく、1/1~2/1程度であってもよい。幅(突出幅)Wが高さ(奥行き)Hと同等若しくは高さ(奥行き)Hよりも小さな保護材(幅(突出幅)W≦高さ(奥行き)Hの保護材)は、扉などの厚みPDが比較的小さな被保護材Pに好適に利用でき、被保護材Pの保護部位(保護範囲)Rを包み込んだ状態で保護できる。また、保護材の幅(突出幅)Wを高さ(奥行き)Hよりも小さくすると、容積を小さくでき、輸送・保管コストを低減するのに有利である。また、幅(突出幅)Wに対する高さ(奥行き)Hの割合(H/W)は、例えば、0.1/1~2/1(例えば、0.15/1~1.5/1)、好ましくは0.17/1~1/1(例えば、0.2/1~0.7/1)、さらに好ましくは0.25/1~0.5/1程度であってもよく、0.5/1~1/1程度であってもよい。前記割合(H/W)が小さな形態の保護材(例えば、比較的幅広の形態の保護材)は、被挿入部に幅広部材が取り付け又は幅広部が形成された被保護材(例えば、取っ手、レバーなどが取り付けられた観音開きなどの扉など)Pであっても、被保護材Pの保護部位(保護範囲)Rを包み込んだ状態で有効に保護できる。
保護部位Rの幅(挿入幅)は、保護材の高さ(奥行き)Hの90%以下(例えば、30~90%、好ましくは50~85%、さらに好ましくは60~80%)程度の範囲から選択してもよく、保護部位Rの厚みPDは、保護材の幅(突出幅)Wの100%以下(例えば、10~80%、好ましくは20~70%、さらに好ましくは30~60%)程度の範囲から選択してもよい。保護材の高さ(奥行き)Hは、例えば、100~250mm(例えば、100~150mm、具体的には120mm)程度であってもよく、保護材の幅(突出幅)Wは、例えば、60~250mm(例えば、60~100mm、具体的には85mm)程度であってもよい。保護材の高さ(奥行き)Hは、例えば、100~150mm(例えば、120mm)程度であってもよく、保護材の幅(突出幅)Wは、例えば、60~100mm(例えば、85mm)程度であってもよい。なお、保護材の寸法(特に高さ(奥行き)H)は、被保護材Pに対する保持力に応じて選択できる。
保護材の寸法(幅(突出幅)W及び/又は高さ(奥行き又は深さ)H)が保護部位Rの寸法(厚みPD及び/又は幅)に対して大きすぎると、被保護材Pに対する保護材の保持性が低下して脱離する虞があり、小さすぎると、保護部位Rへの保護材の装着性が低下する虞がある。
被保護材Pの厚みPDは、例えば、5~110mm、好ましくは10~100mm、より好ましくは20~90mm、特に30~80mm程度であってもよく、50~70mm(例えば、60mm)程度であってもよい。
本開示では、前記保護材を用いるため、前記保護材の一対の遊離端部(又は挿入口)を通じて(又は一対の遊離端部を開口して)被保護材を前記保護材に装着することにより、被保護材を有効に保護できる。特に、挟み込み機能を高め、粘着テープを使用することなく、ワンタッチ式に簡単に装着でき、被保護材を前記保護材で把持又は挟持して被保護材を養生・保護できる。
前記の説明では一対の脚部の開放端部を保護材の挿入口と記載しているが、前記保護材の一対の脚部の遊離端部(挿入口)は、前記被保護材間に挿入又は装着可能な挿入部を形成してもよい。すなわち、保護材の挿入口(一対の遊離端部)は、被保護材間に挿入可能な挿入部と読み替えることができる。この態様では、前記被保護材間に、前記第2の屈曲部、好ましくは前記挿入部(一対の遊離端部)を先導して挿入でき、前記被保護材間に前記保護材の少なくとも一部を介在させることにより、前記被保護材を養生・保護できる。
[保護材の製造方法]
保護材1は、慣用の方法、例えば、発泡性樹脂組成物を押出成形し、サイジングダイで冷却することにより製造できる。保護材1の製造方法については、例えば、特開2000-274081号公報、前記特許文献1を参照できる。
[樹脂組成物]
前記樹脂組成物は、基材樹脂(ベース樹脂)を含み、発泡剤、気泡調整剤、収縮防止剤、及び添加剤が必要に応じて配合される。
基材樹脂は、例えば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹脂、これらの樹脂の構成成分を含む熱可塑性エラストマーなどである。これらの樹脂は、単独で又は二種以上組み合わせてもよい。
基材樹脂は、オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂など)、スチレン系樹脂(例えば、ポリスチレンなど)、熱可塑性エラストマー(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーなど)が好ましく、衝撃吸収力能及び形状復元性能などの機械的特性に優れる観点から、オレフィン系樹脂が特に好ましい。
オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン)、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体などのα-C2-4鎖状オレフィン単独又は共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA樹脂)などが挙げられ、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂が汎用される。
発泡剤としては、分解性発泡剤(化学発泡剤)又は揮発性発泡剤(物理発泡剤)などの慣用の発泡剤が挙げられる。発泡剤は、分解性発泡剤であってもよいが、発泡倍率を簡便に向上できる観点から、揮発性発泡剤が好ましい。
揮発性発泡剤としては、例えば、無機系発泡剤(窒素、二酸化炭素、酸素、空気、水など)、有機系発泡剤(脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、フッ化炭化水素、アルコール類、エーテル類、アルデヒド類、ケトン類など)などが挙げられる。揮発性発泡剤は、毒性が低く、かつ安価であることから、ブタン(n-ブタン、又は、イソブタン)、ペンタン(n-ペンタン、イソペンタンなど)などの低級脂肪族炭化水素が好ましい。
発泡剤の割合は、基材樹脂100質量部に対して、例えば、0.01~30質量部程度、好ましくは0.1~25質量部、さらに好ましくは1~20質量部、特に好ましくは5~15質量部である。
気泡調整剤としては、例えば、ケイ素化合物(タルク、シリカ、ゼオライトなど)、無機酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩又は炭酸水素塩など)、有機酸又はその塩(クエン酸、クエン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛など)、金属酸化物(酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウムなど)、金属水酸化物(水酸化アルミニウムなど)などが挙げられる。これらの気泡調整剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用されてもよい。
気泡調整剤の割合は、基材樹脂100質量部に対して、例えば、0.01~50質量部程度、好ましくは0.05~25質量部、さらに好ましくは0.1~20質量部、特に好ましくは0.5~10質量部である。
収縮防止剤としては、例えば、脂肪酸エステル(パルミチン酸モノ乃至トリグリセリド、ステアリン酸モノ乃至トリグリセリドなどのC8-24脂肪酸と多価アルコールとのエステルなど)、脂肪酸アミド(パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミドなどのC8-24脂肪酸アミドなど)などが挙げられる。これらの収縮防止剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
収縮防止剤の割合は、基材樹脂100質量部に対して、例えば、0.01~30質量部程度、好ましくは0.05~20質量部、さらに好ましくは0.1~10質量部、特に好ましくは1~5質量部である。
添加剤としては、例えば、着色剤(染料や顔料など)、表面平滑剤、安定剤(酸化防止剤、熱安定化剤、紫外線吸収剤など)、粘度調節剤、相溶化剤、分散剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、防曇剤、充填剤(炭酸カルシウム、炭素繊維など)、滑剤、離型剤、潤滑剤、衝撃改良剤、可塑剤、難燃剤、バイオサイド(殺菌剤、静菌剤、抗かび剤、防腐剤、防虫剤など)、消臭剤などが挙げられる。これらの添加剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
樹脂発泡体の発泡倍率は、例えば、10~80倍程度の範囲から選択でき、好ましくは15~60倍、さらに好ましくは20~40倍である。発泡倍率が低くすぎると、衝撃吸収力能が低下し、発泡倍率が高すぎると、形状復元力が低下する。したがって、発泡倍率は、衝撃吸収力能と被保護材Pを保持する保持力とのバランスを考慮して設定される。
樹脂発泡体の平均気泡径は、例えば、0.2~3mm(例えば、0.3~2mm)程度、好ましくは0.4~1.8mm、さらに好ましくは0.5~1.5mm、特に好ましくは0.8~1.3mmである。平均気泡径が低すぎると、発泡倍率を高くするのが困難となり、大きすぎると、表面平滑性及び機械的特性が低下する。
樹脂発泡体の気泡構造は、連続気泡構造であってもよいが、少なくとも独立気泡構造を含むのが好ましく、独立気泡体が特に好ましい。気泡全体(連続気泡と独立気泡との合計)に対する独立気泡の割合は、例えば、85~100%程度、好ましくは90~100%(例えば、90~99%)、さらに好ましくは93~100%、特に好ましくは93~99%である。
好ましい態様では、樹脂発泡体は、少なくともオレフィン系樹脂(例えば、エチレン系樹脂)を含む独立気泡発泡体で形成してもよい。
樹脂発泡体の目付は、例えば、30~200g/m、好ましくは50~150g/m、さらに好ましくは70~100g/m程度であってもよい。目付が大きくなると、剛性や弾性が高くなり、保持力(挟み込み力)も増加する。
なお、本明細書に開示された各々の態様は、本明細書に開示された他のいかなる特徴とも組み合わせることができる。
以下に、実施例に基づいて本発明について説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1~10
特開2000-274081号公報の実施例に準じて、発泡剤として炭化水素系低沸点発泡剤20質量部を用い、上記組成の樹脂組成物を発泡させて押出成形し、サイジングダイで冷却して、図2に示す形態の複数の試料(保護材)を製造した。
(樹脂組成物)
低密度ポリエチレン(住友化成(株)製、「F101」)100質量部
気泡調整剤(日本タルク(株)製、「ミクロエースK-1」)1.0質量部
収縮防止剤(日本ベーリンガー社製「ACTIV325」)3.2質量部
また、各試料の密度(見掛け密度)、目付及び発泡倍率をJIS K 6767に準じて測定するとともに、各種寸法サイズを測定した。また、各試料の保持力を以下のようにして測定した。
[見掛け密度]
水中置換法により、見掛け密度を測定した。すなわち、発泡体の空気中の重さ(g)と水中での重さ(g)とに基づいて、以下の式により見掛け密度を算出した。
見掛け密度ρf(g/cm)=A/(A-B)×(ρw-d)+d
(式中、Aは試料の空気中の重さ(g)、Bは試料の水中の重さ(g)、ρwは水の密度(g/cm)、dは空気の密度(g/cm)を示す)。
[目付]
目付は、試料の空気中の重さ(g)と寸法サイズとに基づいて算出した。
[発泡倍率]
発泡倍率は、発泡体の前記見掛け密度ρf(g/cm)を測定して、以下の式により算出した。
発泡倍率(倍)=ρ/ρf
(式中、ρは発泡前の樹脂密度(g/cm)を示す)。
[保持力]
図10(a)及び図10(b)は、保持力の測定方法を説明するための図である。なお、図10(b)は、図10(a)に示す木材JW及び測定治具JMを試料JSで挟み込んだ状態を示す図であり、机JDを省略している。
図10(a)及び図10(b)に示すように、木材JW(長さ1m)と、測定治具JM(タニタ製アナログ秤;幅11.0cm、長さ10.3cm、高さ3.7cm、重量335g)とを用いて各試料JSの保持力を測定した。まず、机JDから1m以上の長さで先端部を突出させて、木材JWを机JDに固定し、測定治具JMを木材JWの先端部の切り欠き部の上に取付けた。測定治具JMの取り付け端部において、木材JWと測定治具JMとの合計厚みは、3.5寸(105mm)であった。次いで、1mの長さにカットした試料JSで、木材JWと、測定治具JMとを挟んで試料JSを装着した。10分間放置後、測定治具JMが示す数値(g)を読み取り、保持力として記録した。
結果を表1に示す。なお、表1において、内周長(TD長さ)は、一方の脚部の先端部(凸部6)から、他方の脚部の先端部(凸部6)までの内周の長さを示す。
Figure 0007645672000001
表1の結果から、各試料は被保護材に対して取付け可能な保持力を有する。なお、目付が増加すると、剛性や弾性が高くなり、保持力も増加する傾向を示している。例えば、実施例2と実施例4とを比較すると、目付(製品重量)が13重量%大きくなると、保持力は23%向上している。
樹脂発泡体で形成された本開示の保護材(又は養生材)は、被保護材の少なくとも一部を収容して保護するために利用でき、例えば、建材(建築構造物を形成する部材)、スポーツ用品、レジャー用品、家具、電気又は電子機器、及び/又は家庭電化製品などの被保護材の保護に利用できる。本開示の保護材(例えば、断面菱形形状の保護材)は、凹凸部を有する被保護材(複雑な形状の被保護材を含む)、比較的厚みが小さな被保護材の少なくとも一部を包み込む形態で被保護材を保護するのに有用であり、被保護材の略全体を包み込む形態で被保護材を保護してもよい。例えば、被保護材を、保護材の挿入口を通じて前記保護材に装着し、被保護材の少なくとも一部を包み込む形態で被保護材を保護してもよい。被保護材は、例えば、比較的厚みが小さな建材(扉、引き戸、障子、襖、パーティション、テーブル、天板、窓部材(サッシなど)など)、V溝レールなどのレール部材(例えば、製造、建築現場などで台車などによる物品の搬送又は移送のためのV溝レール、引き戸などの開閉のための敷居レールなど)などの建材;テーブル、天板、まな板、ガラス又は陶器皿などの家庭又は事務用品;サーフボード、スタンドアップパドルボード、スキー板、スケート靴、スノーボードなどのスポーツ用品、特に、スキー板、スケート靴、スノーボードなどの板状又はエッジ部(若しくはブレード部)を有するスポーツ用品;テーブル、折り畳み式テーブル、折り畳み式椅子などのレジャー用品(キャンプ用品又はアウトドア用品など)などであってもよい。
また、本開示の保護材(又は養生材)又は緩衝材の少なくとも一部を、隣接する被保護材間に挟み込んで介在させ、被保護材を保護してもよい。なお、前記被保護材間には、第2の屈曲部側から保護材(又は養生材)を挿入してもよいが、挿入部(一対の遊離端部)側から保護材を挿入して、被保護材間に保護材(又は養生材)を介在させもよい。例えば、前記比較的厚みが小さな被保護材の間に保護材又は緩衝材を挟み込んで介在させ、被保護材を保護してもよい。なお、隣接する被保護材の間には、被保護材の大きさなどに応じて、少なくとも1つの保護材を介在させてもよく、配設位置を異にして又は散在させて複数の保護材を介在させてもよい。このような態様でも、前記脚部、第1の屈曲部、アーム部及び第2の屈曲部の反発力を利用して、隣接する被保護材(物品)間に安定に保護材を保持でき、被保護材(物品)の損傷を防止でき、養生できる。隣接する被保護材(物品)は、任意の方向、例えば、縦方向及び/又は横方向などに隣接していてもよい。
なお、被保護材の間には、保護材(又は養生材)の少なくとも一部が介在すればよく、挿入部(一対の遊離端部)から延びる一対の脚部を介在させていてもよく、保護材全体を介在させてもよい。例えば、保護材の介在形態は、第1の屈曲部が被保護材間から外方に延出した形態で一対の脚部を介在させ(又は挿入し)てもよく、第2の屈曲部が被保護材間から外方に延出した形態で一対の脚部及び第1の屈曲部を介在させ(又は挿入し)てもよく、保護材全体を隣接する被保護材で挟み込んだ形態であってもよい。
さらに、保護形態は、被保護材の形態に応じて選択でき、前記包み込む形態と前記介在する形態とを組み合わせた形態であってもよく、被保護材は互いに対向する部材であってもよい。例えば、一方の被保護材を、保護材の挿入口を通じて前記保護材に装着し、被保護材の少なくとも一部を包み込み、前記一方の被保護材を包み込んだ形態の前記保護材の第2の屈曲部を他方の被保護材に向けて配置する形態;又は前記包み込んだ形態の前記保護材の壁部が一方の被保護材と他方の被保護材との間に介在する形態で、双方の被保護材を保護してもよい。例えば、台車などの搬送手段のコロ(又は車輪)を保護材の挿入口から挿入して保護材内に収容して保護し、コロ(又は車輪)を収容した形態の保護材を第2の屈曲部を前記V溝レールの溝部に向けて配置し、前記コロ(又は車輪)と前記V溝レールとの間に前記保護材又は緩衝材の壁部を介在させてもよい。
このように、本開示の保護材(又は養生材)を用いることにより、運搬・輸送や引っ越し、家具、家電電気製品などの搬入搬出作業などにおいて、被保護材の損傷を防止できる。
1,11,21,31…保護材
1h…挿入口
2…導入部(遊離又は開口端部)
3…保護部
4…可動部
5,35…脚部
6…凸部
7,17,27,37…第1の屈曲部
7d,17d…第1の湾曲内壁
7e,17e…第2の湾曲内壁
7t,17t,27t,37t…頂点
8,38…アーム部
10…第2の屈曲部
P…被保護材
S…保護空間
X…仮想線
H…高さ
W…幅

Claims (11)

  1. 樹脂発泡体で形成され、被保護材を保護するための保護材であって、
    一対の遊離端部から延び、かつ拡開可能な一対の脚部と;この一対の脚部から側部外方向に屈曲又は湾曲して突出又は膨出する第1の屈曲部と;この第1の屈曲部から延び、かつ拡開可能な一対のアーム部と;このアーム部から延びて合流する第2の屈曲部とを備え
    前記一対の脚部と前記一対の第1の屈曲部と前記一対のアーム部とで、前記第2の屈曲部を支点として拡開又は回動可能な可動部を形成する、保護材。
  2. 前記一対の遊離端部から互いに離反する方向に延びて第1の屈曲部に至る一対の脚部と、前記第1の屈曲部から互いに近づく方向に延びて第2の屈曲部に至る一対のアーム部とを備えている請求項1記載の保護材。
  3. 一対の脚部が、直線状又は側部外方向に膨らんで湾曲した湾曲状に形成されている請求項1又は2記載の保護材。
  4. 第1の屈曲部が、一対の脚部及び一対のアーム部からそれぞれ近づく方向にアール状に湾曲して延びる湾曲壁と、この湾曲壁から延び、屈曲又は湾曲して合流する屈曲頂部壁とを備えている請求項1~3のいずれかに記載の保護材。
  5. 第2の屈曲部が、一対の脚部の遊離端部に対して対向して位置し、前記一対の脚部の遊離端部に対向する外方向に突出又は膨出して屈曲又は湾曲している請求項1~4のいずれかに記載の保護材。
  6. 概略断面四角枠又は菱形枠状であって、1つのコーナー部が開口可能な形態を有しており、開口可能なコーナー部の両辺が拡開可能な前記一対の脚部を形成し、前記開口可能なコーナー部に隣接する2つのコーナー部が前記第1の屈曲部を形成し、前記開口可能なコーナー部に対向して位置するコーナー部が前記第2の屈曲部を形成している請求項1~5のいずれかに記載の保護材。
  7. 概略断面菱形枠状であって、内角が小さな1つのコーナー部が開口可能な形態を有する請求項1~6のいずれかに記載の保護材。
  8. 前記脚部の前記一対の遊離端部の内側及び/又は外側に突出又は膨出した凸部が形成されている請求項1~7のいずれかに記載の保護材。
  9. 樹脂発泡体が、少なくともオレフィン系樹脂を含む独立気泡発泡体である請求項1~8のいずれかに記載の保護材。
  10. 請求項1~9のいずれかに記載の保護材の一対の遊離端部を通じて被保護材を前記保護材に装着し、被保護材を保護する方法。
  11. 被保護材間に、請求項1~9のいずれかに記載の前記保護材の少なくとも一部を介在させ、被保護材を保護する方法。
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