以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(第1実施形態)
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではPCを例示しているが、これに限定されない。例えば情報処理装置として、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態では複写サービス、FAXサービス、印刷サービスを提供可能なマルチファンクションプリンタ(以後、MFP)を例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。なお、スマートスピーカとは、ユーザが発する音声に従って、同一のネットワークに存在する機器に対して処理を指示したり、ユーザが発する音声に対応して、ネットワークを介して取得した情報をユーザに通知したりするための装置である。その他、単一の機能を備えるシングルファンクションプリンタ(以後、SFP)も適用可能である。
本実施形態の情報処理装置と、本実施形態の情報処理装置と通信可能な通信装置の構成について図1のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では以下の構成を例に記載するが、本実施形態は通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであり、特にこの図のとおりに機能を限定するものではない。
情報処理装置101は、本実施形態の情報処理装置である。情報処理装置101は、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、キーボード109、通信部110、近距離無線通信部111、ネットワークインタフェース112、USBインタフェース113等を有する。CPU103、ROM104、RAM105等によって、情報処理装置101のコンピュータが形成される。
入力インタフェース102は、キーボード109等の操作部が操作されることにより、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、操作部は、物理キーボードや物理ボタン等であっても良いし、表示部108に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース102は、表示部108を介してユーザからの入力(操作)を受け付けても良い。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。
ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、通信装置151の設定処理を実行するためのアプリケーションプログラム(以後、設定アプリ)、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。例えば、設定アプリとは、初期設定処理である、ユーザに選択された接続I/Fを介してプリンタドライバのインストール処理や印刷キュー作成処理を実行するためのプログラムである。なお、設定アプリは、初期設定処理の実行以外の他の機能を備えていても良い。例えば設定アプリは、通信装置151に印刷を実行させる機能や、通信装置151にセットされた原稿をスキャンさせる機能、通信装置151の状態を確認する機能等を備えていても良い。設定アプリは、例えば、通信部110を介したインターネット通信によって、外部のサーバからインストールされることにより、外部記憶装置106に格納される。また、外部記憶装置106は、通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。
通信部110は、通信装置151やアクセスポイント(AP)131等の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部110は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部110と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部110は無線通信で通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する外部装置を介して通信しても良い。なお、外部装置とは、情報処理装置101の外部及び通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131等)や、アクセスポイント以外で通信を中継可能な装置を含む。本実施形態では、通信部110が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるWi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)であるものとする。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラ接続方式という。
近距離無線通信部111は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部110とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部111は、例えば、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。通信方式としては、例えば、Near Field Communication(NFC)、Bluetooth(登録商標) Classic、Bluetooth Low Energy(BLE)、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
ネットワークインタフェース112は、無線経由の通信および有線LANケーブルを経由した通信処理を制御する。具体的にはネットワークインタフェース112は、通信装置151や、情報処理装置101の外部且つ通信装置151の外部に存在する外部装置と無線又は有線LANによって接続して、データ通信を実行するためのインタフェースである。例えば、ネットワークインタフェース112は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。ネットワークインタフェース112と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置15は相互に通信可能となる。なおネットワークインタフェース112は、無線通信のみのネットワークインタフェース112であってもよいし、有線通信のみのネットワークインタフェース112であってもよい。この場合、情報処理装置101は、無線通信のみのネットワークインタフェース112を有していなくても良い。すなわち情報処理装置101は、他の装置と通信するためのインタフェースとして例えば有線通信のためのネットワークインタフェース112と後述のUSBインタフェース113のみ有していても良い。
USBインタフェース113はUSBケーブルを経由したUSB接続を制御する。具体的にはUSBインタフェース113は、通信装置151や、外部アクセスポイント131等の装置とUSBによって接続して、データ通信を実行するためのインタフェースである。
また、本実施形態では、情報処理装置101は、他の装置のネットワ-クセットアップ処理を実行可能である。なお他の装置のネットワ-クセットアップとは、他の装置をネットワ-クを形成するアクセスポイントと接続させる処理である。具体的には、情報処理装置101は、後述するネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介してアクセスポイントの接続情報を通信装置151に送信する。そして、通信装置151は、受信したアクセスポイントの接続情報を用いて当該アクセスポイントに接続することによって、アクセスポイントが形成するネットワ-クに接続することができる。なおネットワ-クセットアップ処理に使用される通信方式はWi-Fi通信とするが、これに限定されない。例えばネットワ-クセットアップは、BLE等、Wi-Fi以外の通信方式によって実行されても良い。
通信装置151は、本実施形態の通信装置である。通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157、入力インタフェース158、操作部159、出力インタフェース160、表示部161、ネットワークインタフェース162、USBインタフェース163等を有する。ROM152、RAM153、CPU154等によって、通信装置151のコンピュータが形成される。
通信部156は、各インタフェースを用いた通信処理を制御する。本実施形態の通信装置151は、通信部156を用いて通信を行うためのモードとして、インフラストラクチャモード及びP2P(Peer to Peer)モードで動作可能である。
インフラストラクチャモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置(例えば、アクセスポイント131)を介して、情報処理装置101等の他の装置と通信する形態である。インフラストラクチャモードで動作する通信装置151によって確立される外部アクセスポイントとの接続を、インフラストラクチャ接続(以後、インフラ接続)という。本実施形態では、インフラ接続において、通信装置151が子局として動作し、外部アクセスポイントが親局として動作する。なお本実施形態において親局とは、親局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定する装置であり、子局とは、子局が属するネットワークにおいて使用される通信チャネルを決定せず、親局が決定した通信チャネルを用いる装置である。
P2Pモードとは、通信装置151が、ネットワークを形成する外部装置を介さず、情報処理装置101等の他の装置と直接的に通信する形態である。本実施形態では、P2Pモードには、通信装置151がアクセスポイントとして動作するAPモードが含まれるものとする。APモード時に通信装置151内で有効化されるアクセスポイントの接続情報(SSIDやパスワード)は、ユーザが任意に設定可能であるものとする。なおP2Pモードには、例えば、通信装置151がWi-Fi Direct(WFD)によって通信するためのWFDモードが含まれていても良い。なお、複数のWFD対応機器のうちいずれが親局として動作するかは、例えば、Group Owner Negotiationというシーケンスに従って決定される。なお、Group Owner Negotiationが実行されずに、親局が決定されても良い。WFD対応機器であり且つ親局の役割を果たす装置を特に、Group Ownerという。P2Pモードで動作する通信装置151によって確立される他の装置との直接的な接続を、ダイレクト接続という。本実施形態では、ダイレクト接続において、通信装置151が親局として動作し、他の装置が子局として動作する。
また、本実施形態では通信装置151は、ユーザから所定の操作を受け付けることで、通信装置151のネットワークセットアップを実行するためのモードであるネットワークセットアップモードとして動作可能である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードとして動作する場合、通信部156を用いることにより、ネットワークセットアップモードとして動作中に有効なセットアップ用アクセスポイントとして動作する。当該セットアップ用アクセスポイントは、上述のAPモード時に有効化されるアクセスポイントとは異なるアクセスポイントである。また当該セットアップ用アクセスポイントのSSIDは、情報処理装置101の設定アプリが認識可能な所定の文字列を含むものとする。また、当該セットアップ用アクセスポイントは、接続にパスワードを必要としないアクセスポイントであるものとする。また、ネットワークセットアップモードとして動作している通信装置151は、セットアップ用アクセスポイントと接続している情報処理装置101との通信において、所定の通信プロトコル(セットアップ用通信プロトコル)を用いるものとする。セットアップ用通信プロトコルは具体的には例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)である。通信装置151は、ネットワークセットアップモードでの動作を開始した後、所定の時間が経過したら、ネットワークセットアップモードでの動作を停止し、セットアップ用アクセスポイントを無効化する。これは、セットアップ用アクセスポイントは上述したようにパスワードを必要としないアクセスポイントであるため、長時間有効化していると、適切でない装置から接続を要求されてしまう可能性が高まるためである。なおセットアップ用アクセスポイントは、パスワードを必要とするアクセスポイントであっても良い。その場合、セットアップ用アクセスポイントとの接続に用いられるパスワードは、設定アプリが予め把握している固定の(ユーザが変更できない)パスワードであるものとする。
近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続するための構成であり、例えば、情報処理装置101内の近距離無線通信部111と接続可能である。通信方式としては、例えば、NFC、Bluetooth Classic、BLE、Wi-Fi Aware等が挙げられる。
RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することで記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。なお一般に、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブのデータ量は大きいため、印刷ジョブの通信には、高速通信が可能な通信方式を用いることが求められる。そのため、通信装置151は、近距離無線通信部157よりも高速な通信が可能な通信部156を介して、印刷ジョブを受信する。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
入力インタフェース158は、物理ボタン等の操作部159が操作されることにより、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。なお、操作部は、表示部161に表示されるソフトキーボードやソフトボタン等であっても良い。すなわち、入力インタフェース158は、表示部161を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
出力インタフェース160は、表示部161がデータの表示や通信装置151の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。
表示部161は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や通信装置151の状態の通知を行う。
ネットワークインタフェース162は、無線経由の通信および有線LANケーブルを経由した通信処理を制御するインタフェースである。具体的には、ネットワークインタフェース162は通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101のネットワークインタフェース112に接続可能である。ネットワークインタフェース162が、該内部のアクセスポイントを有効化することで、通信装置151がアクセスポイントとして動作することになる。なお、ネットワークインタフェース162は情報処理装置101とダイレクトに無線接続しても良いし、アクセスポイント131を介して無線接続しても良い。本実施形態では、ネットワークインタフェース162が用いる無線通信方式は、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格であるものとする。また以下の説明において、Wi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)(Wi-Fi通信)とは、IEEE802.11シリーズに準拠する通信規格である。また、ネットワークインタフェース162は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
USBインタフェース163は、USBケーブルを経由したUSB接続を制御するインタフェースである。具体的にはUSBインタフェース163は、通信装置151や、外部アクセスポイント等の装置とUSBによって接続して、データ通信を実行するためのインタフェースである。
本実施形態において、情報処理装置101は、所定の接続インタフェース(以降、接続I/F)を介して通信装置151と通信し、通信装置151に対する印刷データを出力するための設定(以降、初期設定とする)を行う。接続I/Fとは、情報処理装置101と通信装置151とが通信を行うための接続方式を示す。例えば、情報処理装置101は、USBインタフェース163やネットワーク(NW)インタフェース162などの通信装置151の接続I/Fを介して通信装置151と通信し、初期設定処理を行う。なおNWインタフェースを介した通信装置151との通信は、無線LANインタフェースを介した通信装置151との通信と、有線LANインタフェースを介した通信装置151との通信を含む。なお初期設定処理とは、通信装置151に対応するプリンタドライバのインストールを実行し、プリントキューを作成することによって、通信装置151に印刷データを出力することを可能とするための処理である。初期設定処理は、情報処理装置101が所定の接続I/Fを介して通信装置151と通信し、設定アプリによって通信装置151の機種情報の取得を行うことによって実現される。情報処理装置101は、設定アプリによって通信装置151の初期設定処理を行う場合、通信装置151との通信を実行する際に使用する接続I/Fを選択するための通知を表示部108に表示する。そして、情報処理装置101は、ユーザから接続I/Fの選択を受け付けた場合、選択された接続I/Fを介して通信装置151との通信を実行し、設定アプリによって通信装置151の機種情報を取得する。
ところで、通信装置151は、各接続I/Fを介した通信の有効化又は無効化を制御することができる。例えば、通信装置151は、ネットワークインタフェース162を介した無線通信を無効化した場合、ネットワークインタフェース162の状態を示す値を、ネットワークインタフェースが非対応であることを示す値に変更し、RAM153に保存する。通信装置151は、ネットワークインタフェース162を介した無線通信を無効化した場合、ネットワークインタフェース162が非搭載の場合と同様に、通信装置151との無線LAN接続を介した通信が実行できなくなる。
よって、ユーザによって選択された接続I/Fが、通信装置151が通信を無効化している所定の接続I/Fである場合、接続I/Fを介した通信装置151との通信が実行できなくなる場合がある。また、ユーザは、通信装置151が通信を無効化していない接続I/Fを認識できず、通信装置151が通信を無効化している接続I/Fを選択してしまう可能性がある。
そこで本実施形態では、情報処理装置101が、通信装置151との通信において、通信装置151が備えている(サポートしている)接続I/Fのうち、通信装置によって通信が無効化されていない(有効化されている)接続I/Fをユーザに通知するための通知処理を実行する。これにより、ユーザによって選択された接続I/Fが、通信装置151が通信を無効化している所定の接続I/Fである可能性を低減できる。さらに、ユーザは、通信装置151が通信を無効化していない接続I/Fを認識でき、通信装置151が通信を無効化している接続I/Fを選択してしまう可能性を低減できる。
図2は、本実施形態の初期設定処理において情報処理装置101が実行する処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。また、図2に示すフローチャートは、設定アプリが表示する画面において、初期設定処理を実行するための所定の操作(以下、設定操作)が行われたことに応じて開始される。
まずS201において、CPU103は、情報処理装置101の周囲の通信装置151の検索を情報処理装置101のOSに指示し、その検索結果を設定アプリにより取得する。
具体的には、CPU103は、情報処理装置101が備えるOSのAPI(Application Program Interface)を用いて、情報処理装置101と通信可能な通信装置151の情報を取得する。例えば、情報処理装置101と通信可能な通信装置151として発見される通信装置151は、情報処理装置101が属しているネットワーク(例えば、AP131が形成しているネットワークおよび有線LANインタフェースを介して情報処理装置101が接続しているネットワークの少なくとも1つ)に属している通信装置151である。また、情報処理装置101が上述したネットワークだけでなくUSBケーブルによって通信装置と接続している場合、USBケーブルによって接続している通信装置も発見される。
また、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイント(上述した通信装置151内部のアクセスポイント)が発見される。具体的には、設定アプリは、所定の文字列を含むSSID(Service Set Identifier)のビーコンがネットワークセットアップモードとして動作する通信装置から発行されることを予め認識している。そのため、CPU103は、所定の文字列を含むSSIDを発見することでネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151を発見することができる。
S202において、CPU103は、通信装置151が1台以上検出(発見)されたか否かを判定する。具体的には、CPU103は、情報処理装置101と通信可能な通信装置151の情報を取得したか否かを判定する。S202においてYESと判定された場合、S203に進み、S202においてNOと判定された場合、S211に進む。
S211において、CPU103は、情報処理装置101が利用可能な接続I/Fを表示部108に表示(通知)し、初期設定処理において使用する接続I/Fの選択をユーザから受け付ける。具体的にはCPU203は、図4(b)に示すような通知画面450を、表示部108に表示する。なお通知画面450は、ラジオボタンによる選択画面を表示しているが、ドロップダウンリストや他の選択方法による通知画面が表示されても良い。S211で選択されたI/Fが対象I/Fとして扱われる。S203において、CPU103は、S201で取得した情報を用いて、情報処理装置101が通信可能な通信装置151を示すリストを表示部108に表示する。なお、情報処理装置101が、無線通信のためのネットワークインタフェース112を有していない場合や、有線通信のためのネットワークインタフェース112がいずれの通信装置151とも接続していない場合がある。この場合においてUSBインタフェースを有している場合は、USBインタフェース113によって接続している通信装置151のみが、当該リストに表示されてもよい。そして、CPU103は、ユーザから通信装置151の選択を受け付ける。CPU203は、表示されたリストにおいて選択された通信装置151を、初期設定処理の対象となる装置(以降、対象通信装置151とする)として決定する。なお、ネットワークインタフェース112を介した通信によって発見された通信装置151とUSBインタフェース113を介した通信によって発見された通信装置151とが、区別されて表示されてもよい。
S204において、CPU103は、対象通信装置151において利用可能な接続I/Fを判定する処理を行う。S204の処理は、図3を用いて後述する。
S205において、CPU103は、S204で対象通信装置151において利用可能であると判定された接続I/Fのうち、対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fを選択させるための通知を表示部108に表示(出力)する。なお当該通知の出力は、音声部(不図示)から出力される音声によって行われてもよい。S204において無線LAN接続とUSB接続が利用可能であり、かつ有線LAN接続が利用不可であると判定された場合について説明する。この場合、S205において、無線LAN接続とUSB接続のうちどちらかをユーザに選択させる通知が表示部108に表示される。つまり、S204で対象通信装置151において利用可能であると判定された接続I/Fは、当該通知においてユーザが対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして選択可能となる。また、当該通知には、有線LAN接続の利用ができないことを示す内容と、有線LAN接続の選択ができない状態の選択肢が表示される。なお、当該通知には、有線LAN接続の選択肢が表示されなくてもよい。つまり、S204で対象通信装置151において利用可能でないと判定された接続I/Fは、当該通知においてユーザが対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして選択不可となる。なお図4(a)は、対象通信装置151において利用可能であると判定された接続I/Fを選択させるための通知の一例である。通知画面400では、ラジオボタンによる選択画面を表示しているが、ドロップダウンリストや他の選択方法であっても良い。また、通信装置151が、接続I/Fを介した通信の有効化又は無効化を制御するスイッチを有し、ユーザが当該スイッチを操作可能である場合、通知画面400には例えば、通信装置151が利用不可である接続I/Fのスイッチがオフになっている旨の説明を表示しても良い。さらに、通知画面400には例えば、当該スイッチをオンにする操作の詳細を説明するための領域や、当該領域を新たに表示するためのソフトボタン等が含まれていても良い。当該ソフトボタンが押下された場合は、例えば当該領域は、インターネットコンテンツとしてWebブラウザ等によって表示されてもよい。なお、当該スイッチは物理的なボタンであってもよいし、通信装置151が有する表示部(不図示)にあるメニュー操作によって接続I/Fを介した通信の有効化又は無効化の制御が実行されるスイッチであっても良い。そしてCPU103は、ユーザから対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fの選択を受け付ける。以降、選択された接続I/Fを、対象I/Fとする。
S206において、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであるか否かを判定する。具体的には、CPU103は、S201において対象I/Fを介して対象通信装置151が発見された場合、当該対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであると判定する。CPU103は、S206においてYESと判定された場合、S210に進み、S206においてNOと判定された場合、S207に進む。なおS202において通信装置151が1台以上検出されておらず、S211に進んだ場合、S206においてNOと判定される。
S207において、CPU103は、対象I/Fを介した対象通信装置151との接続処理を実行する。S207の処理は、図5を用いて後述する。
S208において、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151の検索を情報処理装置101のOSに指示し、その検索結果を設定アプリにより取得する。具体的には、CPU103は、情報処理装置101が備えるOSのAPIを用いて、対象I/Fを介して対象通信装置151の情報を取得する。
S209において、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151が検出されたか否かを判定する。具体的には、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151の情報を取得したか否かを判定する。S209においてYESと判定された場合、S210に進み、S209においてNOと判定された場合、S207に戻り、再度対象I/Fを介した対象通信装置151との接続処理を実行する。
S210において、CPU103は、発見された通信装置151から、対象I/Fを介して通信装置151の機種に関する情報を取得する。そして、通信装置151に対応するプリンタドライバを情報処理装置101にインストールするための処理とプリントキューの作成処理を、当該情報に基づいて実行する。つまり、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151から取得した情報を用いて初期設定処理を実行する。その後、本フローチャートの処理を終了する。図3は、通信装置151が利用可能な接続I/Fを判定する処理を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、図2のS204の処理に相当する。図3に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
S301において、CPU103は、本フローチャートにおいて判定を実行する接続I/F(判定対象I/F)を特定する。なお、設定アプリが予め判定対象I/Fの母集団となるI/Fを固定的に備えていても良い。本実施形態においては、無線LANインタフェースと有線LANインタフェースとUSBインタフェースが判定対象I/Fの母集団として予め保持されているものとするが、これに限らない。たとえば、図2のS201における検索処理において、CPU103が通信装置151を発見した際に、発見された通信装置151がサポートしているI/Fに関する情報も取得しているとする。この場合、判定対象I/Fは、図2のS203において選択された通信装置151がサポートしているI/Fである。なお図2のS203において選択された通信装置151と通信を行い、選択された通信装置151がサポートしているI/Fを判定対象I/Fとしてもよい。
S302において、CPU103は、判定対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであるか否かを判定する。具体的には、CPU103は、S201において判定対象I/Fを介して対象通信装置151が発見された場合、判定対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであると判定する。CPU103は、S302においてYESと判定された場合、S307に進み、S302においてNOと判定された場合、S303に進む。なおS302においてYESと判定された判定対象I/Fが、図2のS205においてユーザに選択された場合、S206において、対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであると判定される。
S303において、CPU103は、いずれかの接続I/Fを介した通信装置151との通信を実行し、判定対象I/Fに関する情報を取得する。なお判定対象I/Fに関する情報とは、判定対象I/Fが、通信装置151が対応可能な(サポートしている)接続I/Fであるか否かを示す情報と、通信装置151が判定対象I/Fを介した通信を無効化していない(有効化している)か否かを示す情報である。具体的には、CPU103は判定対象I/Fに関する情報を取得するためのコマンド(以降、取得コマンド)を生成し、通信装置151に送信する。通信装置151は、RAM153に保存された判定対象I/Fが利用可能か否かを示す値(以降、接続ステータス値)を送信するためのコマンド(以降、応答コマンド)を生成し、情報処理装置101に送信する。そしてCPU103は、受信した応答コマンドから、判定対象I/Fの接続ステータス値を取得する。なお判定対象I/Fが利用可能である場合、接続ステータス値は判定対象I/Fが利用可能であることを示す値であり、判定対象I/Fが利用可能でない場合、接続ステータス値は判定対象I/Fが利用可能でないことを示す値である。なお対象通信装置151において利用可能な接続I/Fとは、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ接続I/Fを介した通信が無効化されていない(有効化されている)接続I/Fである。よって、判定対象I/Fが利用可能である場合、接続ステータス値は、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ接続I/Fを介した通信が無効化されていない接続I/Fであることを示す値である。また、判定対象I/Fが利用可能でない場合、接続ステータス値は、通信装置151が対応可能な接続I/Fでないことを示す値や、通信装置151が対応可能な接続I/Fである場合であっても接続I/Fを介した通信が無効化されている接続I/Fであることを示す値である。
なお、S203で選択された対象通信装置151が、情報処理装置101が属しているネットワークを介して検索された装置ではなく、ネットワークセットアップモードを有効化していることで発行されたビーコンを受信することで発見された装置である場合を説明する。ネットワークセットアップモードを有効化している通信装置151が対象通信装置151である場合、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する対象通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、判定対象I/Fが利用可能か否かを示す情報を取得する。この場合、まずS303において、CPU103は、少なくとも設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続していたアクセスポイント(以下、接続済みAP)に関する情報を取得する。当該情報には、情報処理装置101がWi-Fiによって無線接続しているアクセスポイントと接続するための情報(SSID、暗号化方式を示す情報等)が含まれる。なお取得された情報は、情報処理装置101のメモリの所定の記憶領域に保存される。なお設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによっていずれのアクセスポイントとも接続していない場合は、本処理は省略される。次にCPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続の確立を試みる。なお上述したようにネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介した通信では、セットアップ用通信プロトコルが用いられる。そしてCPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する対象通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して判定対象I/Fが利用可能か否かを示す情報を取得する。なお対象通信装置151がネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151であり、図2のS205において対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして無線LANインタフェースが選択された場合、S207に進み、後述する図5においてネットワークセットアップが実行される。よって、図3のフローチャートが終了した際に、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を切断せずに継続しておいてもよい。具体的なネットワークセットアップ処理については、図5のS501、S502においてYESと判定された場合に進むS503、S504において後述する。
S304において、CPU103は、判定対象I/Fが利用可能であるか否かを判定する。つまり、CPU103は、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ接続I/Fを介した通信が無効化されていない接続I/Fであるか否かを判定する。具体的には、S302において取得した接続ステータス値が、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ接続I/Fを介した通信が無効化されていない接続I/Fであることを示す値である場合、利用可能であると判定される。また、接続ステータス値が、通信装置151が対応可能な接続I/Fでないことを示す値や、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ接続I/Fを介した通信が無効化されている接続I/Fであることを示す値である場合、利用可能でないと判定される。CPU103は、S304においてYESと判定された場合、S306に進み、S304においてNOと判定された場合、S305に進む。
S305において、CPU103は、判定対象I/Fは通信装置151と接続しておらず、かつ利用可能でない接続I/Fであると決定する。よって、CPU103は、図2のS205において表示される通知において、通信装置151と接続しておらず、かつ利用可能でない接続I/Fであると決定された接続I/Fに対して利用可能でないことを示す情報を通知する。なお当該接続I/Fを示す選択肢は通知に表示されなくてもよい。
S306において、CPU103は、判定対象I/Fは通信装置151と接続しておらず、かつ利用可能である接続I/Fであると決定する。よって、図2のS205において表示される通知において、通信装置151と接続する際に使用されておらず、かつ利用可能である接続I/Fであると決定された接続I/Fは、当該通知においてユーザが対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして選択可能となる。
S307において、CPU103は、判定対象I/Fを介して通信装置151との接続が確立されており、かつ判定対象I/Fは利用可能である接続I/Fであると決定する。よって、図2のS205において表示される通知において、通信装置151と接続しており、かつ利用可能である接続I/Fであると決定された接続I/Fは、当該通知においてユーザが対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして選択可能となる。
S308において、CPU103は、通信装置151が利用可能な接続I/Fのうち、判定対象I/Fとして特定されていない接続I/Fがあるか否かを判定する。CPU103は、S308においてYESと判定された場合、S301に戻り、特定されていない接続I/Fに対して本フローチャートを実行し、S308においてNOと判定された場合、本フローチャートの処理を終了する。
本フローチャートにおいて、判定対象I/Fは、S302でYESと判定された場合にS307に進み、判定対象I/Fを介して通信装置151との接続が確立されており、かつ判定対象I/Fは利用可能である接続I/Fであると決定される。しかしながら、S302の処理が省略されてもよく、この場合は判定対象I/Fを介して対象通信装置151と接続済みであるか否かに関わらずS303やS304の処理が実行され、判定対象I/Fに関する情報に基づいて、判定対象I/Fが利用可能であるか否かが判定されてもよい。
なお、図3のフローチャートの処理は、何れかの接続I/Fを介した通信装置151との接続が確立している状態の通信装置151(すなわち、何れかの接続I/Fを介した通信において検出された通信装置151)に対して実行される処理である。例えば、無線LANインタフェースを介した通信において検出された通信装置151に対して、USBインタフェースを介した通信が利用可能であるか否かを判定する場合である。この場合、CPU103は、通信装置151との無線LANインタフェースを介した通信によって、取得コマンドの送信および応答コマンドの受信を行う。例えば、無線LANインタフェースを介した通信では、通信プロトコルとしてSNMP(Simple Network Management Protocol)が用いられても良い。なおSNMPで通信を行う場合、判定対象I/Fを介した通信が利用可能であるか否かの情報は、MIB(Management Information Base)と呼ばれるデバイスの情報として保存される。
また、図3のフローチャートの処理は、上述したネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151に対して実行される処理である。よって、通信装置151との取得コマンドの送信および応答コマンドの受信は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介した通信によって行われる。なおネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151であっても、何れかの接続I/Fを介した通信装置151との接続が確立している状態であってもよい。そして、何れかの接続I/Fを介した通信装置151との通信によって、取得コマンドの送信および応答コマンドの受信が行われてもよい。
図5は、対象I/Fを介して対象通信装置151との接続を確立させるための処理を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、図2のS207の処理に相当する。図5に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
S501において、CPU103は、対象通信装置151がネットワークセットアップモードとして動作しているか否かを判定する。上述したように設定アプリは、所定の文字列を含むSSIDがネットワークセットアップモードとして動作する通信装置から発行されることを予め認識している。そのため、CPU103は、所定の文字列を含むSSIDを発見できたか否かを判定することでS501を実行できる。なお通信装置151がネットワークセットアップモードとして動作している状態とは、無線LANインタフェースが有効化されている状態である。CPU103は、S501においてYESと判定された場合、S502に進み、S501においてNOと判定された場合、S508に進む。なお図2のS202において通信装置151が1台以上検出されておらず、NOと判定された場合はS501においてNOと判定される。
S502において、CPU103は、対象I/Fが無線LANインタフェースであるか否かを判定する。S502においてYESと判定された場合、S503に進み、S502においてNOと判定された場合、S505に進む。なおS502においてYESと判定された場合、対象通信装置151に対して上述したネットワークセットアップが実行されることとなる。
S503において、CPU103は、図3のS303において保存した接続済みAPに関する情報を対象通信装置151に送信する。なお本処理において具体的にはCPU103は、アクセスポイントのリストを通信装置151に要求してもよい。そして受信したリストに、接続済みAPが含まれる場合、CPU103は、接続済みAPの接続情報を送信する。また、受信したリストに、接続済みAPが含まれなかった場合、CPU103は、受信したリストを表示部108に表示し、リストからいずれかのアクセスポイントの選択をユーザから受け付ける。そして情報処理装置101は、選択されたアクセスポイントの接続情報を送信する。なおこの形態に限定されず、必ずリストを表示してアクセスポイントの選択をユーザから毎回受け付けても良い。なお接続情報が送信される前に、CPU103は、アクセスポイントと接続するためのパスワードの入力を設定アプリが表示する画面上でユーザから受け付ける。そして、受け付けたパスワードを接続情報に含めて、接続情報を送信する。なお、S503において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151と情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、通信装置151とのダイレクト接続を行うための接続要求を通信装置151に送信してもよい。この場合、通信装置151は、P2Pモード時に通信装置151内で有効化されるアクセスポイントの接続情報を情報処理装置101に送信し、ネットワークセットアップモードを終了してP2Pモードに移行する。そしてCPU103は、受信した接続情報を用いて通信装置151とのP2P接続を確立する。なおこのとき、情報処理装置101が属するネットワークとは、通信装置151内で有効化されるアクセスポイントによって形成されているネットワークである。
S504において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続の切断を指示する。そしてCPU103は、接続済みAPと情報処理装置101との間の接続を再び確立する。なおこの形態に限定されない。例えば情報処理装置101は、設定操作が行われたときに情報処理装置101がWi-Fiによって接続していたアクセスポイントとは異なる他のアクセスポイントの接続情報を通信装置151に送信していた場合等は、当該他のアクセスポイントと接続しても良い。その後、CPU103は、本フローチャートの処理を終了する。
S502においてNO判定の場合に進むS505において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続を介して、対象I/Fを介した通信を有効化させるための指示を通信装置151に送信する。具体的には、CPU103は、通信装置151が対象I/F(ここでは、USBインタフェース又は有線LANインタフェース)を介した通信を有効化するためのコマンドを生成し、通信装置151へ送信する。通信装置151は、受信したコマンドを確認し、対象I/Fを有効化する。そして、通信装置151は、ネットワークセットアップモードを終了する。なお対象通信装置151が、無線LANインタフェースを介した通信の有効化と有線LANインタフェース又はUSBインタフェースを介した通信の有効化を両立させることが可能である場合、ネットワークセットアップモードを終了しなくてもよい。なお対象I/FがUSBインタフェースであり、例えばUSBケーブルの挿入などによってUSBインタフェースを介した通信が有効化される場合は、USBインタフェースを介した通信を有効化させるための指示は送信しなくてもよい。
S506において、CPU103は、ネットワークセットアップモードとして動作する通信装置151が有効化しているアクセスポイントと情報処理装置101との間のWi-Fi接続の切断を指示する。そしてCPU103は、接続済みAPと情報処理装置101との間の接続を再び確立する。
S507において、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151との接続を確立させるために必要な操作をユーザに実行させるための通知を表示する。例えば、対象I/FがUSBインタフェースである場合、ユーザに、対象通信装置151と情報処理装置101をUSBケーブルで接続させるための通知を表示する。具体的にはCPU103は、図6に示すような通知画面600を、表示部108に表示する。その後、CPU103は、本フローチャートの処理を終了する。なお、通知画面において例えば、対象通信装置151の識別情報(シリアルナンバー、MACアドレス等)を表示しても良い。また、通知画面600には例えば、対象I/Fを介した通信を実行するための操作の詳細を説明するための領域や、当該領域を新たに表示するためのソフトボタン等が含まれていても良い。当該ソフトボタンが押下された場合、例えば当該領域は、インターネットコンテンツとしてWebブラウザ等によって表示される。これは、情報処理装置101は、S507において接続済みAPとの接続を再度確立しているため、インターネットによる通信を実行することが可能となっているためである。
S501においてNO判定の場合に進むS508において、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151との接続を確立させるために必要な操作をユーザに実行させるための通知を表示する。本処理は、S507の処理と同様の処理であるため説明を省略する。
上述のように、本実施形態では、CPU103が、通信装置151との通信において取得した接続I/Fに関する情報に基づいて、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ通信装置151によって通信が無効化されていない接続I/Fであるか否かを判定する。そして、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ通信装置151によって通信が無効化されていない接続I/Fと判定された接続I/Fのうち、対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fを選択させるための通知処理を実行する。これにより、ユーザによって選択された接続I/Fが、通信装置151が通信を無効化している所定の接続I/Fである可能性を低減できる。さらに、ユーザは、通信装置151が通信を無効化していない接続I/Fを認識でき、通信装置151が通信を無効化している接続I/Fを選択してしまう可能性を低減できる。
また、ユーザによって選択された接続I/Fである対象I/Fを介して対象通信装置151と接続していないと判定された場合、CPU103は、対象I/Fを介して対象通信装置151との接続を確立させるための通知処理を実行する。これにより、対象I/Fを介して対象通信装置151との接続を確立させる際のユーザビリティが向上する。
(第2実施形態)
第1の実施形態では、通信装置151が対応可能な接続I/Fであり、かつ通信装置151によって通信が無効化されていない接続I/Fをユーザに通知した。第2実施形態では、通信装置151が、接続I/Fの種類によっては、接続I/Fを介した通信装置151の接続の際に必要である接続権限を設定している場合について説明する。具体的には、例えば管理者アカウントは全ての接続I/Fを介した通信装置151との通信が可能であるが、権限の低いアカウント(例えばゲストアカウント)ではUSBインタフェースを介した通信装置151との通信のみを許可する場合がある。これは、例えば、ゲストアカウントにはネットワーク設定変更をさせないことを目的としている。接続権限が設定されている接続I/Fにおいては、通信装置151によって通信が無効化されていない接続I/Fであっても、管理者による認証が必要とされる可能性がある。本実施形態においては、ユーザが利用可能な接続I/Fであるか否かの判定に加えて、接続I/Fに接続権限が設定されているか否かを判定する処理について説明する。なお、以下では実施形態1との相違点を中心に説明する。
図7は、通信装置151が利用可能な接続I/Fを判定する処理を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、図2のS204の処理に相当する。図7に示すフローチャートは、例えば、CPU103がROM104や外部記憶装置106等に格納された設定アプリをRAM105に読み出して実行することにより実現される。
S701の処理はS301と同様の処理であるため説明を省略する。
S702において、CPU103は、いずれかの接続I/Fを介した通信装置151との通信を実行し、判定対象I/Fに接続権限が設定されているか否かを示す情報を取得する。具体的には、CPU103は判定対象I/Fに接続権限が設定されているか否かを示す情報を取得するためのコマンド(以降、接続権限情報取得コマンド)を生成し、通信装置151に送信する。通信装置151は、RAM153に保存された判定対象I/Fに接続制限が設定されているか否かを示す値(以降、接続権限を示す値)を送信するためのコマンド(以降、接続権限応答コマンド)を生成し、情報処理装置101に送信する。そしてCPU103は、受信した接続権限情報応答コマンドから、判定対象I/Fの接続権限を示す値を取得する。なお判定対象I/Fに接続権限が設定されている場合、接続権限を示す値は接続権限が設定されていることを示す値であり、判定対象I/Fに接続権限が設定されていない場合、接続権限を示す値は接続権限が設定されていないことを示す値である。なお接続I/Fに接続権限が設定されている場合、例えば、接続I/Fを介した通信を行う際に管理者認証が必要とされる。よって、判定対象I/Fに接続権限が設定されている場合、接続権限を示す値は管理者認証が必要であることを示す値であり、判定対象I/Fに接続権限が設定されていない場合、管理者認証が必要でないことを示す値であってもよい。
S703において、CPU103は、判定対象I/Fに接続権限が設定されているか否かを判定する。具体的には、S702において取得した接続権限を示す値が、接続権限が設定されていることを示す値である場合、判定対象I/Fに接続権限が設定されていると判定し、接続権限が設定されていないことを示す値である場合、判定対象I/Fに接続権限が設定されていないと判定する。なおCPU103は、判定対象I/Fは管理者認証が必要であるか否かを判定してもよい。具体的には、S702において取得した接続権限を示す値が、管理者認証が必要であることを示す値である場合、判定対象I/Fは管理者認証が必要であると判定し、管理者認証が必要でないことを示す値である場合、判定対象I/Fは管理者認証が必要でないと判定する。CPU103は、S703においてYESと判定された場合、S704に進み、S703においてNOと判定された場合、S711に進む。
S704において、CPU103は、判定対象I/Fに接続権限が設定されている接続I/Fであると決定する。なおCPU103は、判定対象I/Fは管理者認証が必要である接続I/Fであると決定してもよい。
S711において、CPU103は、判定対象I/Fに接続権限が設定されている接続I/Fでないと決定する。なおCPU103は、判定対象I/Fは管理者認証が必要でない接続I/Fであると決定してもよい。
S705の処理はS302と同様の処理であるため説明を省略する。CPU103は、S705においてYESと判定された場合、S710に進み、S705においてNOと判定された場合、S706に進む。
なお、S706からS710とS712は、S303からS308と同様の処理であるため説明を省略する。CPU103は、S712においてYESと判定された場合、S701に戻り、特定されていない接続I/Fに対して本フローチャートを実行し、S712においてNOと判定された場合、本フローチャートの処理を終了する。
なお図2のS205において、CPU103は、図7のフローチャートの処理(図2のS204)で対象通信装置151において利用可能であると判定された接続I/Fのうち、対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fを選択させるための通知を表示部108に表示(出力)する。さらに当該通知において、接続権限が設定されている接続I/Fに対して、接続権限が設定されていることを示す情報を通知する。例えば、S204において通信装置151は無線LANインタフェースは利用可能であり、かつ管理者認証が必要であると判定された場合、CPU103は、無線LAN接続の選択肢に対して管理者認証が必要であることを示す情報を通知する。そして管理者認証が必要な接続I/Fをユーザが選択した場合、CPU103は、管理者認証画面を表示する。なお通知画面には例えば、管理者認証画面を開くためのソフトボタン等が含まれていても良く、当該ソフトボタンが押下されたことによって管理者認証画面が表示されてもよい。さらに例えば、図7のフローチャートの処理(図2のS204)において通信装置151は有線LANインタフェースが利用可能でないと判定された場合、当該通知には、有線LAN接続の利用ができないことを示す内容と、有線LAN接続の選択ができない状態の選択肢が表示される。なお図8は、利用可能であると判定された接続I/Fのうち、対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fを選択させるための通知の一例である。なお通知画面800では、ラジオボタンによる選択画面を表示しているが、ドロップダウンリストや他の選択方法であっても良いし、利用不可の接続I/Fの表示状態を非表示状態に変更しても良い。また、通信装置151が、接続I/Fを介した通信の有効化又は無効化を制御するスイッチを有し、ユーザが当該スイッチを操作可能である場合、通知画面800には例えば、通信装置151が利用不可の接続I/Fのスイッチがオフになっている旨の説明を表示しても良い。さらに、通知画面800には例えば、当該スイッチをオンにする操作の詳細を説明するための領域や、当該領域を新たに表示するためのソフトボタン等が含まれていても良い。当該ソフトボタンが押下された場合は、例えば当該領域は、インターネットコンテンツとしてWebブラウザ等によって表示される。なお、当該スイッチは物理的なボタンである必要はなく、通信装置151が有する表示部(不図示)にあるメニュー操作によって接続I/Fを介した通信の有効化又は無効化の制御が実行されても良い。
上述のように、本実施形態では、CPU103が、通信装置151が利用可能な接続I/Fであるか否かの判定に加えて、接続I/Fに接続権限が設定されているか否かを判定する。そして、利用可能な接続I/Fのうち、接続権限が設定されている接続I/Fに対して管理者認証が必要であることを示す内容が表示された、対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fを選択させるための通知処理を実行する。これにより、ユーザによって選択された接続I/Fが、通信装置151が通信を無効化している所定の接続I/Fである可能性を低減できることに加え、管理者認証が必要である接続I/Fを認識することができる。さらに、管理者ではないユーザは、通信装置151が通信を無効化していない接続I/Fや管理者認証が必要である接続I/Fを認識でき、通信装置151が通信を無効化している接続I/Fや管理者認証が必要である接続I/Fを選択してしまう可能性を低減できる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、接続済みAPに関する情報の送信に用いられる通信方式と、情報処理装置101と通信装置151との接続の確立に用いられる通信方式が、どちらもWi-Fi通信である形態について説明した。しかしながら、接続済みAPに関する情報の送信に用いられる通信方式と、情報処理装置101と通信装置151との接続の確立に用いられる通信方式がそれぞれ異なってもよい。例えば、接続済みAPに関する情報の送信に用いられる通信方式がBluetooth ClassicやBLEであり、情報処理装置101と通信装置151との接続の確立に用いられる通信方式がWi-Fi通信であってもよい。この場合、情報処理装置101は、接続済みAPとの接続を切断せずに情報処理装置101と通信装置151との接続を確立させることができる。
上述の実施形態では、図2のS202において検出された通信装置151が1台以上である場合に、初期設定処置の対象となる通信装置151の選択を受け付ける処理を実行していたが、この形態に限定されない。例えば、情報処理装置101は、検出した通信装置151が1台のみである場合、検出した通信装置151を初期設定処理の対象となる通信装置151として決定してもよい。この場合、S203において対象通信装置151の選択を受け付ける通知を出力しなくてもよい。
上述の実施形態では、CPU103は、図2のS205において、接続I/Fを表示部108に表示し、ユーザから対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fの選択を受け付けるが、この形態に限定されない。例えば、CPU103は、S204の処理において利用可能であると判定された接続I/Fが1つのみである場合、当該接続I/Fを対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとして決定してもよい。さらに例えば、CPU103は、S204の処理において利用可能であると判定された接続I/Fが2つ以上であるが、図3のS302の処理において判定対象I/Fを介した対象通信装置151と接続済みであると判定された接続I/Fが1つのみである場合がある。この場合、判定対象I/Fを介した対象通信装置151と接続済みであると判定された接続I/Fを対象通信装置151との通信において使用する接続I/Fとしてもよい。これらの場合、S205において対象I/Fの選択を受け付ける通知を出力しなくてもよい。
上述の実施形態で、CPU103は、図2のS204で通信装置151において利用可能であると判定された接続I/Fであっても、情報処理装置101において利用可能でない接続I/Fである場合は、当該接続I/Fが利用可能でないことを示す内容を表示してもよい。例えば、情報処理装置101が有線LAN接続の利用ができない場合、有線LAN接続の利用ができないことを示す内容と、有線LAN接続の選択ができない状態の選択肢が表示されてもよい。なお、当該通知には、有線LAN接続の選択肢が表示されなくてもよい。
上述の実施形態における通知において、例えば、CPU103は、利用可能な接続I/Fのうち、ラジオボタンのより上位に表示している接続I/Fが選択されている状態で通知を表示してもよい。また管理者認証を必要としない接続I/Fが1つであれば、当該接続I/Fが選択されている状態で表示してもよい。管理者認証を必要としない接続I/Fが2つ以上ある場合は、CPU103は、ラジオボタンのより上位に表示している接続I/Fが選択されている状態で通知を表示してもよい。なおこの形態に限定されず、CPU103は、S302おいて接続I/Fを介して通信装置151と接続済みであると判定された接続I/Fが選択されている状態で通知を表示してもよい。
上述の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち上述の実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に共有し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしても良い。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしても良い。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしても良い。