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JP7647192B2 - 媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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JP7647192B2 - 媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体搬送装置及び画像形成装置に関する。
複数のローラ対を用いてシート状の媒体を搬送する媒体搬送装置が知られている。ローラ対は、媒体の搬送方向において相対的な位置が固定されるように支持される構造を備える。当該構造には、媒体の搬送方向に配置されるローラ対の相対的な位置を決めて固定するガイド部材を、各ローラの軸方向から挿入し、各ローラの軸位置を固定する方式が採用されることが多い。
媒体搬送装置が用いるローラ対は、媒体搬送装置の継続的な稼働が正常に行なわれるように、確実に媒体を搬送できる状態を維持することが望ましい。ところが、ローラ対を構成する各ローラは、使用によって摩耗などをし、経時的にローラ表面の状態が劣化して消耗する部材の一つである。したがって、劣化状況によって交換を要するが、その交換作業を行う時以外では、ローラの軸抜けなどは確実に防ぐ必要がある。
媒体搬送装置が備えるローラ対の構造として、ガイド部材に設けられた板バネの弾性を利用し、ガイド部材側に設けられた爪形状をローラの軸に設けられた溝に係止し、複数のローラ対を構成する各ローラの軸抜けを防止する技術が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に開示の構造は、媒体搬送装置の組立時や、搬送ローラ対の消耗による交換(ローラ交換)時において、ローラを避けながら、板バネの付勢力に抗う方向に爪形状を移動させて、ローラ軸から爪形状を外し、ガイド部材を取り外す必要がある。また、新たなローラに交換して再装着させるときにもローラを避けながら板バネで付勢されている爪を操作しつつガイド部材を取り付ける、という操作が必要になる。
すなわち、従来技術は、媒体搬送装置が備える搬送ローラ対の組み付けやメンテナンスにおいて、ローラとローラの間のスペースへ板ばね構成を配置しているので固定するためのガイド部材への着脱がしづらい。また、特に新たなローラに交換後に再装着するときにおいて、ガイド部材でローラに擦り傷つける可能性もある。すなわち、媒体搬送装置における搬送ローラ対を装置本体に着脱させる構造において課題がある。
本発明は、媒体搬送装置が備える複数のローラの各ローラ軸に対してスラスト方向へ着脱可能なガイド部材を用いて複数のローラの抜けを防止しつつ、作業者の操作性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、媒体の搬送方向に配列されるローラ対を備える媒体搬送装置であって、前記ローラ対を構成する第二ローラを回転可能に支持する回転軸と、前記回転軸に対して回動可能であり、前記第二ローラと対をなす第一ローラを支持するアーム部材と、前記回転軸及び前記アーム部材と係合することにより、前記第一ローラ及び前記第二ローラの軸方向の位置を決めるガイド部材と、を備え、前記アーム部材は、前記第一ローラを回動可能に支持する軸形状の先端に前記ガイド部材を係止する係止部を有し、前記ガイドは、爪部と第一挿入穴を含み、前記爪部は樹脂素材からなり、記第一挿入穴は、前記搬送方向が長軸方向となる楕円形の長穴であり、前記爪部が前記第一挿入穴の円周によって挿入可能な位置に移動した後、当該第一挿入穴に引っ掛かることで前記アーム部材が前記ガイド部材を係止する、ことを特徴とする。
本発明によれば、媒体搬送装置が備える複数のローラの各ローラ軸に対してスラスト方向へ着脱可能なガイド部材を用いて複数のローラの抜けを防止しつつ、作業者の操作性を向上させることができる。
本発明に係る実施形態としての画像形成装置の全体構成図。 本発明に係る実施形態としてのシート搬送装置の正面断面該略図。 本実施形態に係るシート処理装置を上面方向から見た断面概略図。 本発明に係る実施形態としてのシート搬送装置の正面断面の一部拡大図。 本実施形態に係るシート処理装置を上面方向から見た一部断面拡大図。 本実施形態に係るシート処理装置の一状態を示す一部断面拡大図。 本実施形態に係るシート処理装置の他の一状態を示す一部断面拡大図。 比較例としてのシート処理装置の一状態を示す一部断面拡大図。 比較例としてのシート処理装置の他の一状態を示す一部断面拡大図。 比較例としてのシート搬送装置の正面断面の一部拡大図。 本発明に係る他の実施形態としてのシート搬送装置の正面断面該略図。
[画像形成装置の実施形態]
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像処理装置の実施形態としてのMFP10の全体構成図である、MFP10は、例えば、電子写真方式で画像(トナー像)を形成し、当該トナー像をシート状の媒体Pに転写する装置である。MFP10は、シート状の媒体Pを収容するシート収容空間としての給紙部2と、搬送部の一部を構成するシート搬送装置100と、画像形成部3と、転写部4と、定着部5と、排出部6と、自動原稿搬送装置40と、スキャナ部50と、を備える。
給紙部2は、媒体Pがそれぞれ載置される載置部としての第一給紙トレイ11と第二給紙トレイ12を備える。
本発明に係る媒体搬送装置の実施形態としてのシート搬送装置100は、第一給紙トレイ11と第二給紙トレイ12から媒体Pをそれぞれ取り出して下流へと搬送する。
画像形成部3は、媒体Pに転写する画像を形成する。画像形成部3は、光書き込みユニット13から露光光が照射されてその表面に潜像が形成される像担持体としてのドラム状の感光体14と、感光体14の潜像に現像剤となるトナーを供給して現像して可視化する現像ユニット15と、転写後の感光体14を清掃するクリーニングユニット18を備えている。
また、ベルト転写ユニット17が、転写ニップとしての転写部4を感光体14との間に形成するように対向配置されている。
転写部4は、形成された画像を媒体Pに転写する。定着部5は、媒体Pに転写された画像を媒体Pに定着させる。排出部6は、画像が定着された媒体Pが排出される。
媒体搬送装置の実施形態としての自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」という。)40は、ADF給紙トレイ41に載置された用紙束Pbを1枚ずつ分離して給送するとともに、分離された原稿をスキャナ部50の画像読取位置に搬送し、ADF排紙トレイ42に排紙するようになっている。
画像読取装置としてのスキャナ部50は、ADF給紙トレイ41から搬送された媒体Pの面を読み取って画像データを取得する。読み取られた媒体Pは、ADF排紙トレイ42に排紙される。スキャナ部50では、画像読取位置を通過する媒体Pに形成されている画像などを読み取り電気信号に変換して出力する。このスキャナ部50において変換された電気信号に基づいて、画像形成部3が搬送されてくる媒体Pに画像を形成し、読み取られた画像を複写した媒体Pを生成する。
[画像形成動作の概要]
給紙部2から送り出された媒体Pは、搬送経路に設けた複数の搬送ローラ対16によって転写部4に向かって搬送される。転写部4に搬送された媒体Pは、トナー像が転写され、ベルト転写ユニット17が動作することで定着部5へと搬送される。搬送された媒体Pは、定着部5で媒体Pに画像(トナー像)が定着されたのち、定着部5と排出部6の間に配置された排出ローラ対20によって排出部6へと搬送されて装置外に排出される。
さらに、MFP10には、第一給紙トレイ11と第二給紙トレイ12に収容できないサイズ或いは少数枚の媒体Pへの印刷等に対応するため、手差しにより媒体Pを供給可能とする手差しトレイ300および、手差しトレイ300から媒体Pを給紙搬送する手差し給紙ユニット301が備えられている。
また、ユーザはオプションにより、MFP10に大量の媒体Pを給紙可能な外付けの大容量給紙装置を接続することも可能である。なお、大容量給紙装置は図示していない。
なお、図1に例示したMFP10は、電子写真方式の画像形成装置を例としているが、上記の構成は同様なる機能を持つ構成であれば当然のことながら、本構成に限定されるものではない。例えば、画像形成部3がインクジェット方式のものでもよい。
[媒体搬送装置の実施形態]
以下、本発明に係る媒体搬送装置の実施形態について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るシート搬送装置100の正面断面該略図である。図2に示すようにシート搬送装置100は、媒体Pを搬送するためのローラ対を構成する第一ローラとしてのピックアップコロ101と、第二ローラとしての給紙コロ102と、給紙コロ102に対向し媒体Pを挟持するニップを形成するように配置される分離コロ103と、を備えている。
第一ローラとしてのピックアップコロ101は、給紙部2や、ADF給紙トレイ41から媒体Pを送り出すためのローラである。ピックアップコロ101は、第一給紙トレイ11と第二給紙トレイ12に載置された媒体Pの上面1a(図1参照)に当接するように配置されている。
第二ローラとしての給紙コロ102は、第一ローラよりもシート搬送方向下流に配置されているローラであって、給紙部2やADF給紙トレイ41から媒体Pを送り出すためのローラである。給紙コロ102は、ピックアップコロ101で繰り出された媒体Pが複数枚の場合、分離コロ103との間で一枚に分離して給紙部2から送り出す。
分離部材として分離コロ103は、給紙コロ102と対向配置されていてニップを形成している。分離コロ103と給紙コロ102のニップに向けて、ピックアップコロ101によって給紙部2などから取り出された媒体Pが送り出されるが、その際に、搬送方向下流側へ媒体Pが一枚ずつ搬送されるよう分離コロ103と給紙コロ102するためのニップによって、媒体Pが1枚ずつ分離されて送り出される。なお、分離コロ103は、プレート状の分離板でもよい。
以下の説明において、図2に示す矢印Aは、媒体Pの搬送方向を表している。そして、図3に示すように、搬送方向に対して直交する方向であって搬送される媒体Pの幅方向に相当する方向を矢印Bで示す。また、図4に示すように、矢印Aと矢印Bに直交し、給紙部2において媒体Pが積層されている媒体厚み方向を矢印Cで示す。
したがって、図2に示すように、シート搬送装置100から媒体Pが搬送される方向は、シート搬送装置100を備えるMFP10が載置されている載置面との平行としてのY方向(図1参照)に対して傾斜している。すなわち、シート搬送装置100は、給紙部2に載置されている状態から、水平に対して上向きの方向に媒体Pを搬送する。この媒体Pの搬送方向に沿って、第一ローラとしてのピックアップコロ101と第二ローラとしての給紙コロ102が配列されている。
[第一実施形態]
次に、シート搬送装置100の第一実施形態について詳細に説明する。図3は、シート搬送装置100を上面から見た際の断面該略図について説明する図である。図4は、シート搬送装置100の正面該略図であって、図3に対して、矢印Aの方向を見た図である。図5から図7は、図3同様の上面から見た断面図であって、本実施形態の要部を拡大した図である。図5から図7によって、本実施形態の要部として、係止部を構成する爪部104bと第一挿入穴130aの係合状態および離脱状態について説明する。
まず、図3に示すように、第一給紙トレイ11と第二給紙トレイ12側に最も近い位置に配置されるピックアップコロ101は、ピックアップアーム104に設けられたピックアップ軸104aに回転可能に装着されて片持ち支持されている。
また、ピックアップ軸104aは、ローラ軸線方向である矢印Bの方向に突出するように、ピックアップアーム104に設けられている。給紙コロ102は、駆動源となる駆動用モータで回転駆動されるフィード軸105に回り止めされていて、フィード軸105と一体回転するように構成された駆動ローラである。フィード軸105は、ローラ軸線方向としての矢印B方向に突出するようにピックアップアーム104に回転可能に保持されている。シート搬送装置100は、駆動源によりフィード軸105が給紙方向に回転するように構成されている。
すなわち、アーム部材としてのピックアップアーム104は、回転軸としてのフィード軸105が挿入される保持部を備える。また、ピックアップアーム104は、軸形状としてのピックアップ軸104aを有し、第一ローラとしてのピックアップコロ101を回転可能に支持する。
フィード軸105には、給紙方向に対応する回転方向おいては噛み合って駆動力を伝達し、その逆方向への回転時には空転する歯付きのワンウェイクラッチ106が装着されている。ピックアップコロ101には、歯付きのプーリ107が設けられている。ワンウェイクラッチ106とプーリ107との間には、歯付きのタイミングベルト108が巻き掛けられている。このため、フィード軸105に駆動力が伝達されて回転すると、その回転はワンウェイクラッチ106を介してタイミングベルト108、プーリ107へと伝達され、プーリ107の回転方向にピックアップコロ101が回転する。すなわち、ピックアップコロ101は、非回転軸であるピックアップ軸104aに対して回転可能に支持されている従動ローラである。
また、シート搬送装置100は、ガイド部材130を備えている。図4に例示するように、ガイド部材130は、回転軸であるフィード軸105を挿入するための第二挿入穴130bと、非回転軸であるピックアップ軸104aを挿入するための第一挿入穴130aと、搬送される媒体Pの先端が突き当たる面となるガイド部130cを有する。
ガイド部130cは、媒体搬送方向(矢印A方向)に向かって、下り傾斜する傾斜面に形成されていて、ローラ軸線方向(矢印B方向)において、給紙コロ102と重なるように配置されている。これにより、ピックアップコロ101から媒体搬送方向(矢印A)方向に向かって搬送される媒体Pが、その搬送経路から上方へ過度に浮き上がり、搬送経路周辺の部材へ突き当たることを規制し、ジャムが発生することを防止できる。
図4に示すように、ピックアップ軸104aの端部には弾性変形可能な爪部104bが形成されている。爪部104bは、第一挿入穴130aに引っかかる係合状態と、第一挿入穴130aから離脱する離脱状態に、変化することができる。すなわち、爪部104bは係合状態において第一挿入穴130aから離脱可能な状態になるように、引っかかりが取れる状態に移動可能に形成されている。本実施形態において、爪部104bの係脱方向は媒体Pの媒体厚み方向としての矢印C方向と同一方向である。
また、第一挿入穴130aは楕円形の長穴であって、媒体搬送方向(矢印A方向)が長軸方向になっている。すなわち、爪部104bが第一挿入穴130aに対して係脱する方向は、短軸である。第一挿入穴130aの短軸方向が、係脱方向であることで、爪部104bが第一挿入穴130aの内壁に対して突っ張って確実に固定することができる。また、第一挿入穴130aの長軸が、媒体搬送方向(矢印A方向)であることで媒体Pの搬送時に媒体Pとの摩擦によって搬送方向に向かってピックアップコロ101が若干変位しても、その外力を逃がすことができ、搬送不良を抑止することができる。
図5において矢印C1にて示す方向が離脱方向に相当し、矢印C2にて示す方向が係合方向に相当する。
第二挿入穴130bは、フィード軸105が挿入されて係合することで、ローラ軸線方向(矢印B方向)以外の位置を決めている。また、第一挿入穴130aは、ピックアップ軸104aに対してローラ軸線方向(矢印B方向)での挿入/離脱可能な穴であり、かつ、媒体厚み方向(矢印C方向)には移動しない寸法精度にすることで、第一挿入穴130aとピックアップ軸104aの位置を決めるように構成されている。
例えば、ピックアップコロ101を取り外そうとするとき、その作業者は爪部104bを図5に示す係合状態から離脱方向としての矢印C1方向に移動させる。この操作により、爪部104bと第一挿入穴130aとの係合状態が解除されて、ピックアップ軸104aのローラ軸線方向(矢印B1方向)への規制がなくなる(図6参照)。
このため、ガイド部材130を手前側(矢印B1方向)に移動させることで、シート搬送装置100(ピックアップ軸104a及びフィード軸105)からガイド部材130を取り外すことができる。
取り外したガイド部材130を装着するには、フィード軸105とピックアップ軸104aとを手前側(矢印B1方向)から、第二挿入穴130bと第一挿入穴130aへ挿入して奥側(矢印B2方向)へと押し込む。ガイド部材130を奥側(矢印B2方向)に向かって押し込むと、爪部104bの先端の傾斜部104cは第一挿入穴130aに当接して矢印C1方向へ押し込まれる。この状態を図7に例示する。すなわち、爪部104bの先端は、第一挿入穴130aの長穴方向の直交方向が変形方向となる。
その後、爪部104bが第一挿入穴130aを貫通した時点で、爪部104b自体がその復元力によって元の位置へと戻る。これによって、爪部104bの先端の返し形状部104dが第一挿入穴130aと係合されて、ガイド部材130のローラ軸線方向(矢印B方向)への移動が規制される(図5参照)。以上のように、ガイド部材130がシート搬送装置100に着脱可能となる。
ピックアップアーム104は、例えば、弾性を有する樹脂素材により形成される。したがって、ピックアップ軸104aの先端に形成される爪部104bもC方向の弾性変形する部位となる。これによって、図7に示すように、ガイド部材170の第一挿入穴130aに爪部104bを挿入するとき、爪部104bが第一挿入穴130aの円周にあたって変位し、挿入可能な状態になる。
以上のように、非回転軸としてのピックアップ軸104aの先端に、ガイド部材130を係止する部位を設けることで、ローラの回転の影響を受けずに、ローラ対を所定の位置において、容易かつ確実の支持することができる。
また、ピックアップコロ101とプーリ107の間に、ピックアップ軸104aの軸方向に107を付勢する弾性部材を配置してもよい。その場合、ピックアップコロ101を着脱するために爪部104bを押し下げた段階で、当該弾性部材によってピックアップコロ101が軸方向に動きだし、取り外しがさらに容易になる。なお、この場合、弾性部材の付勢力は、ピックアップコロ101の回転を阻害しない程度であることが望ましい。
[比較例の説明]
以下、本実施形態に係るシート搬送装置100の効果をより明確に説明するための比較例として、従来技術により構成される構造を例示する。なお、シート搬送装置100が備える構成と同じ構成については、同じ符号を付す。
図8及び図9は、従来構成におけるピックアップコロ101及び給紙コロ102の軸方向を決めるガイド部材131の係合状態及び離脱状態を例示する上面断面概略図である。
図10は、図4と同様であって、従来の構成の正面概略図である。
比較例としての従来構成では、ピックアップ軸104aに溝部104fを形成し、ガイド部材131側には弾性変形してピックアップ軸104aと係合する爪部131aが備えられている。さらにガイド部材131に弾性部材としての板バネ132が装着されていた。
板バネ132は、外形がU字形状を成しており、爪部131aに係合方向(矢印A1方向)への付勢力が作用するように機能する。しかしながら、板バネ132を装着するためには、その形状及び寸法において、ガイド部材131の装着時にフィード軸105とピックアップ軸104aとの間のスペースに位置可能な形状及び寸法であることが求められる。
そのため、ガイド部材131の着脱やコロ交換作業時において、ガイド部材131とピックアップコロ101や給紙コロ102が接触する可能性もあり、さらには、積極した場合ピックアップコロ101や給紙コロ102の表面に傷をつけてしまう可能性があった。
したがって、ガイド部材131の着脱やコロ交換作業時には、ガイド部材131とピックアップコロ101や給紙コロ102とが接触しないように作業者は慎重に作業を行う必要がある。その結果、メンテナンス作業の効率が低くなりやすく、また、部材(コロ)の破損(表面に傷をつけるなど)も生ずるものであった。
上記の従来構成に対して、本実施形態に係るシート搬送装置100は、ピックアップ軸104aの端部に弾性変形可能な爪部104bを形成した構成であり、かつ、ガイド部材130と係合してピックアップ軸104aのローラ軸線方向(矢印B方向)への位置を規制する機能を持たせる構成を備えている。
したがって、シート搬送装置100では、フィード軸105とピックアップ軸104aとの間のスペースに抜け止めのための形状を設ける必要がない。これによって、ガイド部材131の着脱やコロ交換作業時にガイド部材131とピックアップコロ101や給紙コロ102とが接触することを抑制することができ、メンテナンス作業時にピックアップコロ101や給紙コロ102の表面に傷をつけることが無い。
すなわち、シート搬送装置100は、ガイド部材130の装着やコロ交換の際の作業者の操作性の向上を図ることができ、作業に要する時間を短縮するなどメンテナンス時の作業効率を高めることができる。加えて、ガイド部材130へ板バネ132を装着する必要がないため、部品点数削減によるコストダウンも図ることができる。
[第二実施形態]
次に、シート搬送装置100の第二実施形態について詳細に説明する。すでに説明したとおり、シート搬送装置100の構成では、ピックアップコロ101と給紙コロ102の間のスペースが空く。そこで、第二実施形態を示す図11のとおり、例えばピックアップコロ101に第一ギヤ101aを設け、給紙コロ102に第二ギヤ102aを設ける。そして、第一ギヤ101aと第二ギヤ102aの矢印A方向における隙間であるギヤ間にアイドラギヤ133を配置する。そして、ピックアップアーム104においてアイドラギヤ133を回動可能に支持する軸形状104eを設ける構成を採用することも可能となる。
以上の構成により、駆動用モータで回転駆動されるフィード軸105の回転に伴って第二ギヤ102aが回転し、第二ギヤ102aに伴ってアイドラギヤ133を介して第一ギヤ101aが回転する。当該構成により、図4等で説明した構成(ワンウェイクラッチ付プーリ、アイドラプーリ、タイミングベルト)よりも、更に部品点数を減らすことができるので、更なるコストダウンを図ることができる。
なお、実施形態として、MFP10の本体側において媒体Pに画像を形成するために、媒体Pを給紙部2からピックアップする装置としてシート搬送装置100を例としているが、同様なる機能を持つ構成であれば当然のことながら、本構成に限定されるものではない。
例えば手差し給紙ユニット301やADF給紙ユニット43、外付けの大容量給紙ユニットに適用することも可能である。
[効果]
以上説明をした本実施形態に係るシート搬送装置100によれば、回転可能な軸(フィード軸105)と、先端に爪形状を備えた非回転の軸(ピックアップ軸104a)にそれぞれローラを組付け、各軸に対しスラスト方向へガイド部材を差し込み、ピックアップ軸104aの爪でガイド部材130を固定する。この構造によって、ローラ対を構成するローラの抜け止めが可能になる。また、従来技術のように、作業者がローラを交換するときの作業時にガイド部材を外すための操作をする空間を大きくとることできる。さらに、作業時にガイド部材を外す部材に板バネなどの弾性部材を設ける必要がない。
これによって、従来技術によるローラ対の組立のしづらさやローラへ傷をつけてしまう可能性を解消することができる。また、部品点数も従来の構成(比較例)では、二つの部材を用いてローラの相対位置を決めて保持する必要があるのに対し、本実施形態では、一の部材(ガイド部材130のみ)のみで可能になるので、部品点数を減少させることができる。
また、ローラ対の間にスペースが空くので、例えば二つのローラにギヤ形状を設けて、ギヤ間へアイドラギヤを設ける構成とすることができる。当該構成によれば、従来の構成のように、ワンウェイクラッチ付プーリ、アイドラプーリ、これらを繋ぐベルトが不要になり、更にコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
10 :MFP
11 :第一給紙トレイ
12 :第二給紙トレイ
30 :ガイド部材
30a :挿入穴
30b :挿入穴
30c :ガイド部
31 :ガイド部材
31a :爪部
32 :板バネ
33 :アイドラギヤ
40 :自動原稿搬送装置
41 :ADF給紙トレイ
42 :ADF排紙トレイ
43 :ADF給紙ユニット
50 :スキャナ部
100 :シート搬送装置
101 :ピックアップコロ
101a :第一ギヤ
102 :給紙コロ
102a :第二ギヤ
103 :分離コロ
104 :ピックアップアーム
104a :ピックアップ軸
104b :爪部
104c :傾斜部
104d :返し形状部
104e :軸形状
104f :溝部
105 :フィード軸
106 :ワンウェイクラッチ
107 :プーリ
108 :タイミングベルト
300 :手差しトレイ
301 :手差し給紙ユニット
特開2019-094211号公報

Claims (2)

  1. 媒体の搬送方向に配列されるローラ対を備える媒体搬送装置であって、
    前記ローラ対を構成する第二ローラを回転可能に支持する回転軸と、
    前記回転軸に対して回動可能であり、前記第二ローラと対をなす第一ローラを支持するアーム部材と、
    前記回転軸及び前記アーム部材と係合することにより、前記第一ローラ及び前記第二ローラの軸方向の位置を決めるガイド部材と、
    を備え、
    前記アーム部材は、前記第一ローラを回動可能に支持する軸形状の先端に前記ガイド部材を係止する係止部を有し、
    前記ガイドは、爪部と第一挿入穴を含み、
    前記爪部は樹脂素材からなり、
    記第一挿入穴は、前記搬送方向が長軸方向となる楕円形の長穴であり、
    前記爪部が前記第一挿入穴の円周によって挿入可能な位置に移動した後、当該第一挿入穴に引っ掛かることで前記アーム部材が前記ガイド部材を係止する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 媒体に画像を形成する画像形成部と、
    媒体を載置する載置部と、前記載置部から媒体を取り出して前記画像形成部へと搬送する搬送部と、を有する画像形成装置であって、
    少なくとも、前記載置部から前記媒体を取り出す位置に配置される搬送ローラ対が請求項1に記載の媒体搬送装置であることを特徴とする画像形成装置。
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