JP7649489B2 - 調光装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態による調光装置(合わせガラス)10を示す図である。本実施の形態による調光装置10は、その表面形状が曲面形状を有する3次元形状により構成されており、図1では、一例として、調光装置10が一方の面側に凸となる形状を有している。なお、調光装置10は、これに限らず、例えば、表面形状が平面状(すなわち、平板状)としてもよいし、その表面形状が曲面形状を有する2次元形状(例えば、円筒の一部を構成する形状)等としてもよい。ここで、3次元形状とは、単純な円筒面ではなく、平面を伸縮なしに変形させるだけでは構成できない曲面であり、単一の軸を中心として2次元的に曲がった2次元形状(2次元曲面)、或いは、互いに平行な複数の軸を中心として異なる曲率で2次元的に曲がった2次元形状(2次元曲面)とは区別されるものである。すなわち、3次元形状とは、互いに対して傾斜した複数の軸の各々を中心として、部分的に又は全体的に曲がっている面による形状である。また本明細書中、平面視とは、調光装置10の主たる面に対して垂直な方向から見た状態をいう。
次に、本実施の形態による調光装置10の調光セル20の製造方法について、図4(a)-(d)及び図5(a)-(c)を用いて説明する。図4(a)-(d)及び図5(a)-(c)は、本実施の形態による調光セル20の製造方法を示す断面図である。
次に、本実施の形態による調光装置10の製造方法(合わせガラス加工方法)について、図6(a)-(c)を用いて説明する。図6(a)-(c)は、調光装置10の製造方法を示す断面図である。
次に、図8乃至図17を参照して、本開示の各種変形例について説明する。図8乃至図17は、それぞれ本開示の変形例による調光装置を示す図である。図8乃至図17において、図1乃至図7に示す形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8は、第1の変形例による調光装置10Aを示している。図8に示す調光装置10Aにおいて、第1ガラス板11と調光セル20との間に、流動性樹脂層Lが設けられている。この流動性樹脂層Lは、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間に封入されている。流動性樹脂層Lは、例えば、中間膜14よりも低い温度で軟化する透明樹脂であり、未硬化の液体であってもゲル状であってもよい。また、第1ガラス板11と調光セル20とは、流動性樹脂層Lを介して直接対向している。このような流動性樹脂層Lとしては、例えばグリセリン等を用いることができる。また流動性樹脂層Lは、流動性液体層であってもよい。流動性樹脂層Lの厚さは、0μmより大きく10000μm以下としても良く、100μm以上300μm以下とすることが好ましい。流動性樹脂層Lの厚みを100μm以上300μm以下とした場合、流動性樹脂層Lの存在によって生じる干渉ムラ(ニュートンリング)の発生を抑制することができる。このように、第1ガラス板11と調光セル20との間に流動性樹脂層Lを設けることにより、合わせガラス加工後に流動性樹脂層Lを流動させることができる。これにより、調光セル20の液晶層23の厚みを均一化し、液晶だまりの発生を抑えることができる。なお、後述する図9乃至図11に示す例においても、空隙層Gに代えて流動性樹脂層Lを設けても良い。
図9は、第2の変形例による調光装置10Bを示している。図9に示す調光装置10Bにおいて、調光セル20の空隙層Gに面する面上に、反射防止層37が設けられている。このような反射防止層37としては、例えば、AR(Anti Reflection)フィルム、LR(Low Reflection)フィルム、AG(防眩、Anti Glare)フィルム、又はモスアイフィルムを用いても良い。ARフィルムは、反射光の干渉を利用して正反射を抑制するフィルムである。LRフィルムは、反射率の低い低反射材によって構成されるフィルムである。AGフィルムは、入射光を拡散させることで正反射を低減するフィルムである。またモスアイフィルムは、反射光を低減する構造として、多数の微小突起が反射防止を図る光の波長域の最短波長以下の間隔で規則正しく配置されてなる凹凸構造を含むフィルムである。反射防止層37の厚みは、30μm以上200μm以下としても良い。また反射防止層37は、光学透明粘着フィルムを介して調光セル20上に貼着されても良い。このような光学透明粘着フィルムは、例えばアクリル系粘着剤等の、OCA(Optical Clear Adhesive Film)と呼ばれる光学透明粘着フィルムを用いることができる。なお、反射防止層37は、第1ガラス板11の空隙層Gに面する面上に設けられていても良い(図9の仮想線)。また、反射防止層37は、調光セル20の空隙層Gに面する面と、第1ガラス板11の空隙層Gに面する面との両方に設けられていても良い。
図10(a)(b)は、第3の変形例による調光装置10Cを示している。図10(a)(b)に示す調光装置10Cにおいて、第1ガラス板11のうち、調光セル20と重なる領域(薄肉領域11a)が、他の領域(周縁領域11b)よりも薄肉化されている。具体的には、第1ガラス板11のうち、平面視で調光セル20と重なる領域が薄肉化されて薄肉領域11aを形成している。薄肉領域11aは、例えば加工前の平坦なガラス基板を切削加工することにより形成されても良い。薄肉領域11aの周縁には、額縁中間膜16と略同一の平面形状を有する周縁領域11bが形成されている。周縁領域11bは、薄肉化されておらず、薄肉領域11aよりも厚い領域である。また周縁領域11bは、額縁中間膜16に接合されている。薄肉領域11aの厚みは、周縁領域11bの厚みの85%以上95%以下としても良い。
図11は、第4の変形例による調光装置10Dを示している。図11に示す調光装置10Dにおいて、第1ガラス板11のうち、空隙層Gの反対側に第3ガラス板(第3透明基板)46が配置されている。また第1ガラス板11と第3ガラス板46との間に、追加の中間膜(第3中間膜)47が設けられている。第3ガラス板46は、調光装置10Dの最表面に位置しており、高い透光性を有する板ガラスである。第3ガラス板46の素材としては、上述した第1ガラス板11及び第2ガラス板12と同様のものを用いることができる。追加の中間膜47は、第1ガラス板11と第3ガラス板46とを接合させる部材である。追加の中間膜47の素材としては、上述した中間膜14と同様のものを用いることができる。
図12及び図13は、第5の変形例による調光装置10Eを示している。図12及び図13に示す調光装置10Eにおいて、第1ガラス板11と調光セル20との間に、流動性樹脂層Lが設けられている。また、額縁中間膜16は、流動性樹脂層Lに連通する溝48を有している。溝48は、額縁中間膜16の周縁の一部を幅方向に沿って切除して形成したものである。溝48は、額縁中間膜16の厚み方向の一部(第1ガラス板11側)に形成されている。溝48は、合わせガラス加工後に、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間に流動性樹脂層Lを注入する際の注入口として用いられる。この場合、第1ガラス板11が剛体であるため、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間が確保され、溝48から流動性樹脂層Lを注入する作業が容易となる。また、溝48は、流動性樹脂層Lを注入した後、額縁中間膜16の素材又はシーリング材を用いて塞ぐことが好ましい。なお、調光装置10Eにおいて、流動性樹脂層Lに代えて空隙層Gを用いても良い。この場合、合わせガラス加工時に第1ガラス板11と調光セル20との間の空隙層Gから空気が抜けた場合でも、溝48から空気又は窒素等の気体を注入して空隙層Gを復元することができる。
図14及び図15は、第6の変形例による調光装置10Fを示している。図14及び図15に示す調光装置10Fにおいて、第1ガラス板11と調光セル20との間に、流動性樹脂層Lが設けられている。また、第1ガラス板11は、流動性樹脂層Lに連通する溝49を有している。溝49は、第1ガラス板11の周縁の一部を第1ガラス板11の面方向に沿って切削加工して形成したものである。また、溝49は、第1ガラス板11の厚み方向の一部(額縁中間膜16側)に形成されている。溝49は、合わせガラス加工後に、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間に流動性樹脂層Lを注入する際の注入口として用いられる。この場合、第1ガラス板11が剛体であるため、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間が確保され、溝49から流動性樹脂層Lを注入する作業が容易となる。また、溝49は、流動性樹脂層Lを注入した後、額縁中間膜16の素材又はシーリング材を用いて塞ぐことが好ましい。なお、調光装置10Fにおいて、流動性樹脂層Lに代えて空隙層Gを用いても良い。この場合、合わせガラス加工時に第1ガラス板11と調光セル20との間の空隙層Gから空気が抜けた場合でも、溝49から空気又は窒素等の気体を注入して空隙層Gを復元することができる。なお、第1ガラス板11の溝49と、額縁中間膜16の溝48(図12及び図13)とを両方とも形成しても良い。
図16及び図17は、第7の変形例による調光装置10Gを示している。図16及び図17に示す調光装置10Gにおいて、第1ガラス板11と調光セル20との間に、流動性樹脂層Lが設けられている。また、額縁中間膜16は、流動性樹脂層Lに連通する溝48Aを有している。溝48Aは、額縁中間膜16の周縁の一部を幅方向に沿って切除して形成したものである。また、溝48Aは、額縁中間膜16の厚み方向の一部(第1ガラス板11側)に形成されている。溝48Aは、合わせガラス加工後に、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間に流動性樹脂層Lを注入する際の注入口として用いられる。この場合、第1ガラス板11が剛体であるため、第1ガラス板11と調光セル20との間の空間が確保されやすく、溝48Aから流動性樹脂層Lを注入する作業が容易となる。また、溝48Aは、流動性樹脂層Lを注入した後、額縁中間膜16の素材又はシーリング材を用いて塞ぐことが好ましい。なお、調光装置10Gにおいて、流動性樹脂層Lに代えて空隙層Gを用いても良い。この場合、合わせガラス加工時に第1ガラス板11と調光セル20との間の空隙層Gから空気が抜けた場合でも、溝48Aから空気又は窒素等の気体を注入して空隙層Gを復元することができる。
11 第1ガラス板
12 第2ガラス板
14 中間膜
16 額縁中間膜
20 調光セル
21 第1積層体
22 第2積層体
23 液晶層
24 第1基材
25 第1透明電極
26 第1配向層
27 第2基材
28 第2透明電極
29 第2配向層
31 ビーズスペーサー
32 シール材
Claims (7)
- 第1透明基板と、
第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置された調光セルと、
前記第2透明基板と前記調光セルとの間に配置された第1中間膜と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に配置され、平面視において前記調光セルの周囲を取り囲むように形成された第2中間膜と、を備え、
前記第1透明基板と前記調光セルとの間に、空隙層又は流動性樹脂層が設けられ、
前記調光セルは、第1積層体と、第2積層体と、前記第1積層体と前記第2積層体との間に配置された液晶層と、前記第1積層体と前記第2積層体とによって挟持される外部電極基板とを有し、
前記外部電極基板は、前記第1中間膜と前記第2中間膜との間に挟まれ、前記第1中間膜及び前記第2中間膜から外方に突出し、
前記第1中間膜は、ポリビニルブチラール、エチレン・酢酸ビニル共重合体、又は、シクロオレフィンポリマーを含み、前記第2中間膜は、前記第1中間膜と同一の材料から構成され、
前記第1透明基板のうち、前記調光セルと重なる薄肉領域が、前記薄肉領域の周縁に位置する周縁領域よりも薄肉化され、前記周縁領域は、前記第2中間膜と同一の平面形状を有する、調光装置。 - 前記第1透明基板と前記調光セルとは、前記空隙層又は前記流動性樹脂層を介して直接対向している、請求項1に記載の調光装置。
- 前記第1透明基板又は前記調光セルの、前記空隙層又は前記流動性樹脂層に面する面上に、反射防止層が設けられている、請求項1に記載の調光装置。
- 前記第1透明基板のうち、前記空隙層又は前記流動性樹脂層の反対側に、第3透明基板が配置され、前記第1透明基板と前記第3透明基板との間に、追加の中間膜が設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の調光装置。
- 前記空隙層又は前記流動性樹脂層の厚みが、100μm以上300μm以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の調光装置。
- 前記第2中間膜は、前記空隙層又は前記流動性樹脂層に連通する溝を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の調光装置。
- 前記第1透明基板は、前記空隙層又は前記流動性樹脂層に連通する溝を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の調光装置。
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