Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7650732B2 - 歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7650732B2 - 歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置 - Google Patents

歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7650732B2
JP7650732B2 JP2021102958A JP2021102958A JP7650732B2 JP 7650732 B2 JP7650732 B2 JP 7650732B2 JP 2021102958 A JP2021102958 A JP 2021102958A JP 2021102958 A JP2021102958 A JP 2021102958A JP 7650732 B2 JP7650732 B2 JP 7650732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
root canal
concentration
irrigation solution
apex
root
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021102958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022001259A (ja
Inventor
ティエリー・マイヤール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2022001259A publication Critical patent/JP2022001259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7650732B2 publication Critical patent/JP7650732B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/04Measuring instruments specially adapted for dentistry
    • A61C19/042Measuring instruments specially adapted for dentistry for determining the position of a root apex
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/40Implements for surgical treatment of the roots or nerves of the teeth; Nerve needles; Methods or instruments for medication of the roots
    • A61C5/44Means for controlling working depth, e.g. supports or boxes with depth-gauging means, stop positioners or files with adjustably-mounted handles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/50Preparations specially adapted for dental root treatment
    • A61K6/52Cleaning; Disinfecting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/50Preparations specially adapted for dental root treatment
    • A61K6/56Apical treatment

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

本発明は、歯内療法の技術分野全般、とりわけ、一般に(電気的)根管長測定器と呼ばれる根尖位置を特定する装置に属し、より具体的には、セメント象牙境の直前の根管に注入される灌注溶液の濃度の測定が可能な根管長測定器に関する。
このような根管長測定器は、例えば、歯内療法の治療である管形成の段階で使用される。
まず初めに、根尖領域の歯根の生体構造を簡単に確認することが望ましい。根管系、より具体的に、根尖構造は、例えば、図1に示される代表的なモデルをもたらすKuttlerの根尖概念に従って説明することができる。
図1は、歯根RTの部分的長手断面であり、根管CRが歯根RTの中心を通過し、当該歯根の端部に存在し血管および神経束が通る孔FA、いわゆる、根尖孔で終了することを示している。この根尖孔FAは、根尖狭窄部CAと呼ばれる最小口径を規定する根管CRが狭窄後拡大していることにより、一般にボトルネック形状を有する。この根尖狭窄部CAは、歯髄に灌注する神経血管束の最も狭い通路を構成する。一般に、根管CRは、歯冠側の部位と根尖周囲との間で収束後広がる形状を有し、根尖狭窄部CAの頂点に対して相対的な2つの円錐形状となる。より正確には、この根管CRによって、象牙質の円錐部とより短いセメント質の円錐部が規定される。これら二つの境界面は、セメント象牙境JCDと呼ばれる。図1の詳細Aに示されるように、この根尖狭窄部CAおよびセメント象牙境JCDは必ずしも混同されるものではないが、混同される場合もある。専門文献では、根尖狭窄部CAは、セメント象牙境JCDと通常一致する、またはセメント象牙境JCDの近傍にあることが示されている。
歯内療法の術中、施術者(歯科医)は、歯根管内に歯性膿瘍が再び発症しないように、根管の底部まで、すなわち、根尖孔まで埋まっているすべての物質、渣および有機流体を除去しようとする。ただし、施術者の目的は、特に、可能な限り根尖端部APXまたは根尖を通り越さないようにして、患者に痛みを与えないようにしつつ、膿瘍を生じる可能性のある根尖を越えた歯根の下まで窩洞を開けないようにすることである。
そのため、施術者にとって、とりわけ、根管の洗浄および形成(管形成)の処置中に、きわめて正確に根尖孔および根尖の位置特定を行うことは、根尖孔を越えてしまうことを防ぐために必須である。このことは、歯冠の基準点から、通常根尖狭窄部に位置し、事前に固定および選択された根尖限界までの厳密な長さである「作業長」の決定という本題に戻ることになる。この作業長は、X線写真撮影法(やや精密さに劣るX線的根尖RAが得られる)および/または電気的根管長測定器(より精密な解剖学的根尖AAが得られる)を使用して決定することが出来る。
根尖の位置特定によって灌注を正確に行うことができ、これは、管形成において重要な工程である。
灌注の目的は、様々な微生物の除去、根管に挿入される歯内療法器具の潤滑、および有機的な渣および無機質の溶解である。この灌注は次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)などの灌注溶液を根管に十分に注入して行われる。
次亜塩素酸ナトリウムは、抗菌作用および細胞の溶解性を有し、その有効性は濃度と共に上昇するが、高濃度になると毒性、中でも、細胞障害作用の危険性を有する。
NaOClの「医療」濃度は、0.5%から5.25%の範囲であり、臨床診療において広く利用されている。濃度が抑えられた溶液であっても、特定の抗菌に対する有効性を有することが判明しているが、前述の濃度では、より速くより実効的な殺菌効果を有するが、通例超過してはならない。
過度に高濃度の次亜塩素酸ナトリウムは、生体組織に対して極めて有毒性を有し、腐蝕液となってしまう。大量の高濃度次亜塩素酸ナトリウムを根尖周囲に送り込むことは、溶血反応、肌の潰瘍形成、壊死、さらには、関連領域における顔面神経の衰えを生じさせる原因になりうる。これに加えて、次亜塩素酸ナトリウムは象牙質の硬度に影響を及ぼす。高濃度に長時間曝露されることで、象牙質の(湾曲における)弾性率が下がる可能性がある。
そのため、効果的な治療と毒性リスクの制限を確実に行うために、根管内、特に根尖領域における灌注溶液、ここではNaOClの濃度を正確に知ることが極めて重大である。
出願人が知る限り、根管長測定器またはそれに類するもので、根尖領域、とりわけ、セメント象牙境において、この濃度を決定できるというものは存在しない。
本発明は、歯内療法の治療中に根管内の灌注溶液の濃度を実用的かつ確実な方法で知りたいという施術者のニーズに応えることを目的とする。
そのために、本発明の目的は、歯根管における根尖の位置を特定する電子装置を提供することである。当該電子装置は、根管に挿入される歯内療法器具と唇側電極に電気的に接続可能であり、セメント象牙境などの根尖の臨界基準点に対して相対的に根管内における歯内療法器具の進行を表示する表示画面を備える。本装置は、前記臨界基準点の近傍において、電気伝導度測定法によって根管に注入された電解質灌注溶液の濃度の測定がさらに可能である点で顕著である。
本発明の具体的に有利な態様によれば、根管内に歯内療法器具が挿入される方向のセメント象牙境直前の1ミリメートルの領域において、灌注溶液の濃度の測定が行われる。
一実施形態によれば、濃度の測定レベルは、医療濃度の範囲に対して相対的に、本装置の表示画面上において視覚的インジケータによって表示される。
例えば、上記視覚的インジケータは、バーグラフである。
さらに、本装置は、歯内療法器具と唇側電極などに電気的に接続可能である接続コードを含む。
有利には、本装置の処理および算出手段が、少なくとも、1種の灌注溶液である次亜塩素酸ナトリウムNaOClに対し電導度を算出するように構成され、実質的に0.5%、2.5%または5.25%に等しい値を少なくとも1つ備える目盛り上に測定された濃度レベルを表示することができる。これらの濃度は、歯内療法において、とりわけ、管形成に最も推奨され、かつ、利用される濃度である。
一実施形態によれば、灌注溶液の測定された濃度が、前記灌注溶液の注入時の濃度に実質的に等しい間は、表示画面が「OK」の類の確認情報を表示する。
また、本発明の目的は、上記装置を実装することによる、歯の根管内の灌注溶液濃度の測定方法である。
有利には、当該方法は濃度情報を保存する工程を含み、施術者が患者の根管から器具を取り外しても灌注溶液濃度の値を読み取ることができるため、施術者の作業を容易にすることができる。
本発明の基本的概念は、その最も基礎的な形が上記に開示された通りであり、他の詳細および特性は、以下の説明を読み、添付図面を参照し、非限定的な例として本発明の原理に従った装置の実施形態を考慮することで、より明確になる。
図は、本発明の理解のため、あくまで説明を目的としたものであって、発明の範囲が限定されるものではない。異なる構成要素は図式的に示され、必ずしも同一のスケールではない。
(上述した)Kuttlerの根尖概念による根尖領域にある歯根の長手断面である。 灌注溶液の濃度を測定するために、本発明による根尖の位置を特定する装置を歯に使用する一例である。 セメント象牙境近傍の灌注溶液濃度の電導度測定の原理である。 本発明による、電導度により濃度測定を可能にする簡略化された電気アセンブリである。 管形成の進行状態に従って、根管内の器具の進行および灌注溶液濃度をモニタリングするグラフィカルインターフェースの一例である。ここでは、器具は、根尖の臨界基準点の近傍の測定領域外にある。 セメント象牙境の直前の1ミリメートルを器具が通過するときのグラフィカルインターフェースである。 器具が根尖に到達している時のグラフィカルインターフェースである。
本発明を理解するにあたり、不足点や不明瞭さを防ぐため、当業者に周知の特定の装置および手法が本書で説明されていることを注記する。
以下に説明する実施形態において、歯の根管内の灌注溶液濃度を測定するための、主に、管形成中にセメント象牙境直前における前記濃度の測定を目的とする、改良された根尖位置の特定装置について述べる。この例は限定的なものではなく、本発明をよりよく理解するためのものであり、他の装置の使用を排除するものではない。例えば、少なくとも先端(根尖)で終端している根管へのイオン溶液の注入に関し、治療が歯内療法の治療と同様である別の解剖学的領域における灌注溶液または生理学的な液体の濃度測定に本装置を適用することができる。
以降の説明において、セメント象牙境は、仏語訳の頭字語の「JCD」と称する。「灌注剤」は灌注溶液を指し、「根管長測定器」は、ひいては電気的根管長測定器を指す。根尖領域にある歯根の解剖学的部分に関しては、すでに説明済みの図1を参照されたい。
図2は、歯Tの標本または歯根管模型に、従来どおり接続される根管長測定器10を示し、ファイルなどの歯内療法器具20および唇側フック30を介しており、これらは、2つの測定電極を形成するように、接続コード12および13によって根管長測定器に電気的に接続される導電部を有する。
既知の原理によれば、その2つ電極により定義される端末端子間のオームの法則を適用することにより、間接的な抵抗測定、より一般にはそのインピーダンスを測定基準として使用して、その根管長測定器10は、歯Tの根管CRにおける根尖の位置を特定することができる。
原則として、根管長測定器は、根管が根尖狭窄部で固定の電気インピーダンスを有するという知見を利用し、患者の根管と口唇との間の導電性の解剖学的ユニットの境界を定める2つの電流により、閉回路の交流電流で作動する。根管長測定器の発電機で印加される電圧は既知であるため、根管長測定器は電流の強度を計算する。電流の強度は、導電性の解剖学的ユニットにおけるインピーダンスより変動する。したがって、インピーダンスの値は、使用される器具が根尖領域を通過すると、実質的に個体間で一定の値に急峻に達し、根管長測定器はその対応する電流の強度を検出する。
以降で説明するように、本発明の根管長測定器10は、根管内の灌注溶液濃度を電気伝導度測定法によって決定するために、上記原理と、電気インピーダンスおよび伝導性間の関連性を利用する。
図示される例によれば、根管長測定器10は、表示画面15を備え、該表示画面上では、根管CR内で、根尖が検出されるまでの歯内療法器具20の挿入がリアルタイムで監視ができるように各種情報の読み取りが可能になる。
根管長測定器10の接続コード12および13は、各自由端にクランプ121またはその他任意の接続手段131を備え、該クランプ121とその他任意の接続手段131には歯内療法器具20と唇側フック30の導電部がそれぞれ取り付けられている。
図示される例によれば、歯内療法器具20は、先端211を有する金属ロッド21を含む管形成ファイルである。このようなファイルは、異なる曲率を持った根管に適応するために可撓性であることが好ましい。接続コード12のクランプ121は、管形成ファイル20の金属ロッド21に固定される。
一方、唇側フック30は、患者の口唇および/または歯肉Gに確実に接触するように形成される。
従って、歯内療法器具20および唇側フック30は、図2に破線Sで示される、電流が流れる解剖学的ユニットを電気的に画定する。
本発明の基本的な態様によれば、上記従来の取り付けにより、根管長測定器10は、器具20の先端211において、電気伝導度測定技術による根管CR内の灌注溶液濃度の測定を行うことがさらに可能になる。
実際、灌注溶液は、根管媒体と灌注溶液の化学反応により生成された水性の電荷キャリア(イオン)が溶け込む電解質溶液である。
歯内療法において、現在依然として最も一般に利用され、不可避でさえある、灌注剤が次亜塩素酸ナトリウムNaOClのケースをここで検討する。
NaOClの殺菌および溶解効果は、以下の連続的な反応によって得られる。
Figure 0007650732000001
初めに次亜塩素酸ナトリウムの溶解反応で、次亜塩素酸HOClを生成する。次亜塩素酸HOClは、塩基性媒体中において、第2反応中に解離され、抗菌作用で知られている次亜塩素酸イオンOClを生成する。実際、次亜塩素酸イオンは、細菌酵素を抑制し、かつ、いわゆる酵素膜の大部分を形成するスルフヒドリル基(SH)の不可逆的酸化を導く強力な酸化剤であるため、スルフヒドリル基(SH)の破壊をもたらす。
当然、上記の第2反応後に形成されるイオンは水性である。電子的に荷電された化学種が存在することにより、灌注溶液の伝導率σは、NaOClの場合、以下のように表される。
Figure 0007650732000002
ここでλはイオンXのイオンモル伝導率であり、[X]は溶液中のイオンXの濃度である。
Cは化学平衡状態にある溶液の濃度であり、影響を及ぼすイオンの電荷係数を考慮すると、次のように表すことができる。
Figure 0007650732000003
ただし、伝導率は次の公式に従って抵抗Rの逆数に他ならない伝導性Gに比例することが知られている。
Figure 0007650732000004
係数kは、測定セルの形状によって決まる。Λはイオンのモル伝導率の和であり、次のように構成される。
Figure 0007650732000005
したがって、濃度Cは抵抗Rに反比例し、比例係数k’は、基本的に灌注溶液中のイオンの性質および測定セルの形状に依存する定数である。
上記の簡略化した数式は、電流が流れる解剖学的ユニットの抵抗(またはインピーダンス)と灌注溶液濃度との関連性を示すためのものであり、根管長測定器の基本原理を利用して、電気伝導度測定法により濃度を決定することができる。
図3は、歯根の根尖領域内の灌注剤濃度を測定する原理を示したもので、理解しやすいように、解剖学的構造を簡略化したものである。
灌注の間、NaOCl溶液は根管CRから根尖孔FAまで充填され、低表面張力により根管のごくわずかな隙間にまで浸透する。
本発明の目的は、施術者がJCD近傍、例えば、JCD直前の1ミリメートルの灌注剤の濃度を知ることができることである。
原則として、根管の洗浄は、濃度0.5%、2.5%および5.25%間のNaOClで実施される。それ故、根管長測定器10は、いわゆるこの「医療」濃度の範囲内で測定される濃度レベルを表示するよう調整できる。
その算出および処理手段の中で、根管長測定器10は、根管長測定器の基本機能、すなわち、根尖検出から独立して、電導度算出を管理するための特定の電子モジュール141を含むことができる。このようなモジュールは、根管長測定器の既知のモデルに容易に一体化させることができる電子ボードの形態であり得る。
好適には、以下に図4を参照して説明されるように、電導度算出は、直接、根管長測定器10の中央演算装置により実施される。
電気的根管長測定器が、根管の特定インピーダンスによる電流のばらつきに基づいて作動し、そのインピーダンスが灌注剤など根管を充填する任意の電解質の濃度に直接依存する限り、本発明は根管長測定器の異なる世代および技術に適用される。
特に、図4の本実施の形態によれば、根管長測定器10は、接続コード12および13を介して電極20および30を有する接続インターフェース11、異なるサービス、とりわけ、表示モジュール15に接続されるマイクロプロセッサ型の演算部14、オン/オフボタン16、電力供給バッテリー17ならびに交流調整器18を備える。
このマイクロプロセッサ14は、根尖の位置特定計算と電導度算出の両方を用いて、灌注溶液濃度を測定する。当然、根管長測定器は、生成された情報を格納するのに必要な記憶手段を有する。
根管の洗浄度は、主に、(上述の医療範囲における)灌注剤の濃度と灌注剤が根管内に存在する時間に依存することを考慮に入れることが重要である。よって、施術者は、灌注による根管洗浄を行う際、根管内の灌注剤濃度を監視する必要がある。ましてやJCD近傍の灌注剤濃度を知ることは、合併症や膿瘍が発症しやすい部位の治療を効果的に行うために非常に重要である。
従って、本発明の根管長測定器10は、根管の根尖領域内における灌注剤の濃度に関する情報に迅速かつ直感的にアクセスが可能である。
図5aから図5cは、歯Tの根管CR内を歯内療法器具20が進行する際の考えられ得る表示(グラフィカルインターフェース)の一例を示す。この表示により、歯根の部分縦断面を大まかに可視化することができ、根尖領域Zにおいて、破線の進行ライン151が根管CR内の器具20の進行状況を示している。図の例では、表示される根尖領域は、歯根の最後の3ミリメートル、より正確にはJCDの直前の3ミリメートルにほぼ対応している。歯内療法におけるこの臨界領域をより良好にモニタリングできるように、倍率として、好適には、最後の1ミリメートルまで拡大される。
図5aでは、器具20が根管CRの根尖領域Zへ入り始めている。根管長測定器の表示画面15で得られる表示では、進行ライン151が、灌注剤の濃度を知る必要のある臨界領域に対応するJCDの直前の1ミリメートルにまだ進入していないことが示されている。実際、表示される歯根の断面部分は、2つの領域に分けることができる。領域Z1と領域Z2であり、領域Z1は濃度測定が不要であるため測定されない領域であり、領域Z2は施術者が管形成中にわずかな疑念も残さないように濃度測定が必須な領域である。領域Zは、最後の1ミリメートルから上流に位置しているのに対し、領域2はJCDの直前の1ミリメートルに対応する。また、いかなる濃度の灌注剤を注入しても、灌注剤は、領域Z1に難なく充填され、かつ、その濃度は概ね一定であるため、この領域では濃度測定が不要である。その一方で、JCD近傍(したがって、多くの場合は、根尖狭窄部近傍)にある領域Z2では、根管の幅が狭いため、灌注溶液が充填するかどうかは依然として問題であり不確実である。これが、この臨界領域の濃度を測定することが必要になる理由である。
図5aから図5cの例では、濃度2.5%の次亜塩素酸ナトリウムNaOCl溶液の注入が考察されている。
図5bは、器具20が問題となる根尖領域を通過しており、そのため、濃度測定領域Z2内における進行ライン151の存在を示唆する結果が表示されていることを示している。そのため測定された濃度レベルは、根管長測定器の表示画面にバーグラフ152などの視覚的インジケータを以て示される。例えば、濃度レベルの表示画面は、施術者に視覚的な注意喚起を行うために、器具が測定領域Z2に進入すると同時に自動的にかつ予告なしに画面上に表示可能である。この例では、表示画面に、注入濃度に従って2.5%の濃度が示されている。また、濃度が必要レベルに達した場合は「OK」などの監視メッセージが表示可能であるため、利用する施術者が複雑な情報を読み取って混乱することがない。これにより、施術者は根管内での歯内療法器具の操作にほぼ集中することができる。
さらに、濃度値が記憶されることで、根管治療器具を抜いた後であっても、容易に濃度値を読み取ることができる。この情報は、器具を根管内に再び差し込むか、または根管長測定器が自動的に終了したときにリセットされる。
図5cでは、器具20が根尖に到達したか、または、少なくとも許容差内で根尖近接したため、表示画面には、ミリメートル単位の基準点の「ゼロ」まで伸びている進行ライン151が表示されている。根管長測定器は、器具20が根尖に近接したことを視覚的および/または聴覚的な通知によって知らせることができる。図の例では、灌注剤の濃度は1%未満であるため要求される値より低いままである。この場合、施術者は、この領域内の灌注剤の濃度を上げるために、一定量の溶液を追加して、根管の再灌注を行う必要がある。さらに、濃度が不十分な場合であっても、混乱を避け、かつ、グラフィカルインターフェースをできる限り直観的なものするために、画面上にネガティブなメッセージは表示されない。
ただし、上記に示すグラフィカルインターフェースが簡略化された例は、限定されるものではなく、当該グラフィカルインターフェースは、根管長測定器の対象の利用者の推奨事項に応じて変更可能である。
最後に、請求の範囲に定義される本発明の範囲を逸脱しない限り、根管長測定器の特定の要素は、変更、抑制または置換可能であるということは本明細書から明らかである。
10 根管長測定器
11 接続インターフェース
12 接続コード
13 接続コード
14 演算部/マイクロプロセッサ
15 表示画面/表示モジュール
16 オン/オフボタン
17 電力供給バッテリー
18 交流調整器
20 歯内療法器具/管形成ファイル/電極
21 金属ロッド
30 唇側電極/唇側フック
121 クランプ
131 その他任意の接続手段
141 電子モジュール
151 (器具の)進行ライン
152 視覚的インジケータ/バーグラフ
211 先端
AA 解剖学的根尖
APX 根尖端部
CA 根尖狭窄部
CR 根管
FA 根尖孔
G 歯肉
JCD セメント象牙境
RA X線的根尖
RT 歯根
S 破線
T 歯
Z 根尖領域
Z1 (濃度測定不要)領域
Z2 (濃度測定)領域

Claims (7)

  1. 根管(CR)に挿入される歯内療法器具(20)と唇側電極(30)に電気的に接続可能であり、セメント象牙境(JCD)などの根尖の臨界基準点に対して相対的に前記根管内の前記歯内療法器具の進行(151)を表示する表示画面(15)を備える、歯(T)の前記根管(CR)における根尖の位置を電子的に特定する装置(10)において、
    前記臨界基準点の近傍において、電気伝導度測定法によって前記根管に注入された電解質灌注溶液の濃度測定がさらに可能であることを特徴とする装置。
  2. 前記根管(CR)内に前記歯内療法器具(20)が挿入される方向の前記セメント象牙境(JCD)直前の1ミリメートルの領域において、前記灌注溶液の濃度測定が行われる、請求項1に記載の装置。
  3. 濃度の測定レベルは、医療濃度の範囲に対して相対的に前記表示画面(15)上に視覚的インジケータ(152)によって表示される、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記視覚的インジケータ(152)は、バーグラフである、請求項3に記載の装置。
  5. 前記歯内療法器具(20)と前記唇側電極(30)に電気的に接続する接続コード(12、13)を備える、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 処理および算出手段が、少なくとも、1種の灌注溶液である次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)に対し電導度を算出するように構成され、実質的に0.5%、2.5%または5.25%に等しい値を少なくとも1つ備える目盛り上に測定された濃度レベルを表示可能である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記灌注溶液の測定された濃度が、前記灌注溶液の注入時の濃度に実質的に等しい間は、前記表示画面(15)が確認情報を表示する、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の装置。
JP2021102958A 2020-06-22 2021-06-22 歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置 Active JP7650732B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR2006486A FR3111537B1 (fr) 2020-06-22 2020-06-22 Dispositif de localisation d’apex pour mesurer la concentration d’une solution d’irrigation dans la zone apicale d’un canal de racine dentaire
FR2006486 2020-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022001259A JP2022001259A (ja) 2022-01-06
JP7650732B2 true JP7650732B2 (ja) 2025-03-25

Family

ID=74668885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021102958A Active JP7650732B2 (ja) 2020-06-22 2021-06-22 歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210393384A1 (ja)
EP (1) EP3928733B1 (ja)
JP (1) JP7650732B2 (ja)
FR (1) FR3111537B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002500055A (ja) 1997-12-30 2002-01-08 ラディカル ウォータース アイピー (ピーティーワイ) リミテッド 根管用潅注媒体
JP2005320301A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Gc Corp 根管洗浄液
JP2007229110A (ja) 2006-02-28 2007-09-13 Morita Mfg Co Ltd 歯科用根管治療装置
JP2011516140A (ja) 2008-04-07 2011-05-26 メルフェール インストルメンツ ホールディング エスアエールエル 歯根管の根尖位置を特定するための方法及び装置
US20150010882A1 (en) 2013-02-04 2015-01-08 Sonendo, Inc. Dental treatment system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6968229B2 (en) * 2003-05-06 2005-11-22 Ormco Corporation Apex locating system
WO2008114244A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Medicn.R.G. Ltd. System and method for sterilizing a dental root canal
JP7023636B2 (ja) * 2017-07-31 2022-02-22 株式会社ジーシー 塩素濃度調整装置、及び歯科ユニットシステム
WO2020247869A1 (en) * 2019-06-07 2020-12-10 Sonendo, Inc. Dental treatment system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002500055A (ja) 1997-12-30 2002-01-08 ラディカル ウォータース アイピー (ピーティーワイ) リミテッド 根管用潅注媒体
JP2005320301A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Gc Corp 根管洗浄液
JP2007229110A (ja) 2006-02-28 2007-09-13 Morita Mfg Co Ltd 歯科用根管治療装置
JP2011516140A (ja) 2008-04-07 2011-05-26 メルフェール インストルメンツ ホールディング エスアエールエル 歯根管の根尖位置を特定するための方法及び装置
US20150010882A1 (en) 2013-02-04 2015-01-08 Sonendo, Inc. Dental treatment system

Also Published As

Publication number Publication date
EP3928733B1 (fr) 2024-03-06
FR3111537A1 (fr) 2021-12-24
US20210393384A1 (en) 2021-12-23
EP3928733C0 (fr) 2024-03-06
FR3111537B1 (fr) 2022-05-27
JP2022001259A (ja) 2022-01-06
EP3928733A1 (fr) 2021-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Plotino et al. Ex vivo accuracy of three electronic apex locators: Root ZX, Elements Diagnostic Unit and Apex Locator and ProPex
de Camargo et al. Influence of preflaring on the accuracy of length determination with four electronic apex locators
Kim et al. Electronic apex locator
JP5450590B2 (ja) 尖部位置特定装置の作動方法及び尖部位置特定装置
Kang et al. Accuracies of seven different apex locators under various conditions
Khattak et al. A comparative assessment of the accuracy of electronic apex locator (Root ZX) in the presence of commonly used irrigating solutions
Kolanu et al. Evaluation of correlation between apical diameter and file size using Propex Pixi apex locator
Suguro et al. The use of micro-computed tomography to determine the accuracy of electronic working length with two apex locators
Nekoofar et al. The accuracy of the Neosono Ultima EZ apex locator using files of different alloys: an in vitro study
Khatri et al. Accuracy of two electronic apex locators in locating root perforations in curved canals in dry and wet conditions: A comparative: in vitro: study
Ebrahim et al. Electronic apex locators—a review
Golvankar et al. Comparison of accuracy in determining the root canal working length by using two generations of apex locators–an in vitro study
Saatchi et al. Influence of tooth length on the accuracy of the Root ZX electronic apical foramen locator: an ex vivo study
JP7650732B2 (ja) 歯根管の根尖領域内において灌注溶液の濃度を測定するための根尖位置を特定する装置
Janeczek et al. The effect of file size and type and irrigation solutions on the accuracy of electronic apex locators: An in vitro study on canine teeth
Soi et al. Electronic apex locators
US20240053289A1 (en) Method for indicating the concentration level of an irrigation solution in the apical zone of a dental root canal
Bhagat et al. Accuracy of an electronic apex locator (EAL) in measuring the working length of root canals in comparison with radiographs: an in vivo study
Ayhan et al. Ex vivo accuracy of three electronic root canal length measurement devices: X-smart pro+, root ZX mini, and propex pixi
Dumani et al. The influence of MTAD and QMix on the accuracy of electronic apex locator in locating simulated perforations
Ikhar et al. The influence of various irrigants on the accuracy of third generation apex locator and fifth generation apex locators in locating simulated root perforation: An in vitro study
Joshi et al. Effect of various irrigating solutions on working length determination by electronic apex locator: In vitro study
Sannino et al. Impedance spectroscopy for monitoring sound teeth and carious lesions
Sharma et al. Accuracy comparison of three different electronic apex locators in single-rooted teeth—an in vitro study
Ravichandra et al. The clinical accuracy of 2 electronic apex locators to determine working length in comparison with standard radiographic method in teeth with and without periapical lesions

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210707

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7650732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150