JP7650874B2 - 発達段階判定装置、プログラム及び端末装置 - Google Patents
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Description
本願は、2020年5月15日に、日本に出願された特願2020-085752号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
この口腔機能の低下の程度は、乳幼児期・学童期の口腔機能の獲得の状況に大きく左右されることが知られている。特に、乳幼児の口腔機能の発達には、発達の程度に応じた、離乳食の調製及び与え方への留意が重要である。
したがって、乳幼児の口腔機能の発達の程度を、養育する保護者等が正しく認識する必要があり、客観的に判定する方法が求められている。口腔機能の発達の程度を客観的に判定するためには、判定が自動化されることが好ましい。
従来、口腔機能の自動判定については、例えば特許文献1のような技術が開示されている。
図1は、本実施形態の発達段階判定システム1の機能構成の一例を示す図である。
発達段階判定システム1は、発達段階判定装置10と、端末装置20とを備える。発達段階判定装置10と、端末装置20とは、ネットワーク30と、発達段階判定装置10と、端末装置20とを備える。発達段階判定装置10と端末装置20とは、ネットワーク30を介して互いに接続される。
発達段階判定装置10は、例えば、サーバ装置によって構成される。端末装置20は、例えば、スマートフォンやタブレットによって構成される。
端末装置20は、撮像部21と、表示部22と、操作検出部23とを備える。撮像部21は、端末装置20の利用者の操作に基づいて撮像を行う。表示部22は、例えば、液晶ディスプレイを備えており、撮像部21によって撮像される画像や、発達段階判定装置10からネットワーク30を介して送信される情報を表示する。操作検出部23は、例えば、タッチパネルを備えており、端末装置20の利用者による操作を検出する。
端末装置20は、撮像部21によって撮像された画像などの情報を、ネットワーク30を介して発達段階判定装置10に送信する。
なお、発達段階判定装置10と端末装置20との間において、画像や文字などの情報は、上述したようにネットワーク30を介して通信されるが、以下の説明においては、「ネットワーク30を介する」との説明は省略する。
端末装置20の利用者は、食事中の乳幼児の口元が、撮像部21の撮像画角内に含まれるように端末装置20の位置・方向を調整して、撮像操作を行う。この結果、撮像部21が撮像した動画には、食事中の乳幼児の口元の動作が含まれることになる。すなわち、この一例において動作情報とは、乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す情報である。
また、動作情報には、食物が捕食されてから嚥下されるまでの期間のうち、少なくとも一部の期間における口唇、口角、舌、及び顎の少なくとも1つの部位の動きの情報が含まれることが好ましい。
また、動作情報には、食物が捕食される前の期間における口唇、口角、舌、及び顎の少なくとも1つの部位の動きの情報が含まれることが好ましい。
すなわち動作情報には、食事中の乳幼児の口元の動作をより詳しく示す情報が含まれていることが好ましい。動作情報に食事中の乳幼児の口元の動作をより詳しく示す情報が含まれていれば、発達段階の判定精度をより向上させることができる。
発達段階判定装置10は、動作情報取得部110と、記憶部120と、発達段階判定部130と、表示制御部140と、操作受付部150と、食物情報取得部160と、種類判定部170と、分量判定部180とを備える。
なお、ここでは動作情報取得部110と、記憶部120と、発達段階判定部130と、表示制御部140と、操作受付部150とについて説明し、食物情報取得部160、種類判定部170及び分量判定部180の説明は後述する。
動作情報には、乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す情報が含まれている。すなわち、動作情報取得部110は、乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す動作情報を取得する。
動作情報取得部110は、取得した動作情報を発達段階判定部130に出力する。
例えば、発達段階「第一段階」には、判定基準「舌の頻繁な突出、舌に指を近づけると吸い付く(原始反射)、指しゃぶり、玩具なめ、首がすわり始める」が対応づけられている。
すなわち、記憶部120には、乳幼児の発達段階の所定の判定基準が記憶されている。
(1)各発達段階を通して、判定基準の基準動作において重要な部位は、「舌、唇、口角、顎」である。この場合、所定の判断基準には、上記のうち少なくとも1つの部位の、発達段階に応じた基準動作が含まれる。
・全段階(第1段階~第5段階):判定基準における重要部位が「舌」であることが共通する。
・第2段階~第4段階:判定基準における重要部位が「唇、口角、顎」であることが共通する。
・第4段階のみ:判定基準に、「歯」の使い方及び「頬」の動きが含まれる。
・第1段階及び第5段階:判定基準に「手」の使い方が含まれる。
・第2段階~第5段階:判定基準に、「首と頭」の動きが含まれる。
以上のことから、次に示すことが考えられる。
・第1段階の判定において、「舌」の情報を必須の判定基準とすることが好ましい。より好ましくは、各発達段階の判定において、「舌」の情報を必須の判定基準とすることが望ましい。
・第2段階~第4段階では、「唇、顎」の情報をさらに加えることが好ましい。さらに「口角」の情報を加えることがより好ましく、その場合は特に第4段階で加えることが好ましい。
・第4段階では、さらに「歯、頬」の情報を補助的に追加することが好ましい。
・第1段階及び第5段階では、さらに「手」の情報を補助的に追加することが好ましい。
・第2段階~第5段階では、さらに、「首と頭」の情報を補助的に追加することが好ましい。
・舌(第1段階~第5段階):「口元に食物を近づけたときの、口先から舌が頻繁に突出する」→「前記動きが抑えられる」→「舌が上下に動く」→「舌が上下左右に動く」→「舌が自由自在に動く」。
・唇(第2段階~第4段階):「下唇が上唇の下に入る」→「前記動きが抑えられ、上下唇は左右対称に動く」→「上下唇が左右非対称に動く」。
・口角(第2段階→第4段階):「口角は動かない」→「左右同時に対象に伸縮」→「左右非対称に動く」。
・顎(第2段階~第4段階):「顎は上下に僅かに動く」→「上下に動く」→「上下左右に動く」。
・歯の使い方(第4段階~第5段階):「前歯でかじり取るように食物を取り込む」→「大きな食べ物を前歯でかじり取れる」。
・頬(第4段階~第5段階):「頬を膨らませて咀嚼する」→「リズミカルに頬を膨らませて咀嚼する」。
・手:「指しゃぶり(第1段階)」、「手づかみで食べることができる、自ら食器を使って食べることができる(第5段階)」。
・首と頭(第2段階~第5段階):「首がすわっている、首と頭が頻繁には動かない」→「食べ物に向かって首から頭をわずかに突き出す」→「食べ物に向かって首から頭を大きく突き出す」→「首と頭が自由自在に動き、正しい姿勢を保持できる」。
A.判定基準:
・舌の頻繁な突出。
・舌に指を近づけると吸い付く(原始反射)。
・指しゃぶり。
・玩具なめ。
・首がすわり始める。
B.判定基準の動作が起こる流れ:
1.口元にスプーン等のモノを近づけたとき、舌を口先から頻繁に突出させる。
舌に指を近づけると吸い付く。
指しゃぶり、玩具なめ。
C.発達段階の判定において優先度が高い動作:
・口元にスプーン等のモノを近づけたとき、舌を口先から頻繁に突出させる。
A.判定基準:
・下唇が上唇の下に入る。
・口角がほとんど動かない。
・舌が前後に動く、舌でのどの奥に食べ物を送る。
・顎が上下にわずかに動く。
・唇を閉じて飲み込む。
・上唇で食物を取り込む。
・食べ物を見たときに口元を動かす(食べ物に興味を示す)。
・食べ物が口の近くには運ばれてくると口を開ける。
・首がすわっている。
・首と頭が頻繁には動かない。
・「口元にスプーン等のモノを近づけたとき、舌を口先から出す」という動作の頻度が減少する。
・口元にスプーン等のモノを近づけても、舌で押し出さなくなる。
B.判定基準の動作が起こる流れ:
1.「口元にスプーン等のモノを近づけたとき、舌を口先から出す」という動作の頻度が減少する。
食べ物を見たときに口元を動かす(食べ物に興味を示す)。
首がすわっている。
首と頭が頻繁には動かない。
2.食べ物が口の近くに運ばれてくると口を開ける。
舌が前後に動く、舌でのどの奥に食べ物を送る、口角はほとんど動かない。
3.口元にスプーン等のモノを近づけても、舌で押し出さなくなる。
上唇で食べ物を取り込む、下唇が上唇の下に入る、顎が上下にわずかに動く。
唇を閉じて飲み込む。
C.発達段階の判定において優先度が高い動作:
・下唇が上唇の下に入る。
・食べ物が口の近くには運ばれてくると口を開ける。
・唇を閉じて飲み込む。
・顎が上下にわずかに動く。
A.判定基準:
・つぶして飲み込んでいる間、上下唇をしっかり閉じている。
・口角が左右同時に水平に伸縮する。
・舌が上下に動き、上顎に押し付ける。
・顎を上下に動かして食べ物をつぶす。
・唇を閉じて2~3秒モグモグしてから飲み込む。
・食べ物に向かって首から頭をわずかに突き出す。
B.判定基準の動作が起こる流れ:
1.唇を閉じて2~3秒モグモグしてから飲み込む。
舌が上下に動き、上顎に押し付ける。
口角が左右同時に水平に伸縮する。
2.食べ物に向かって首から頭をわずかに突き出す。
顎を上下に動かして食べ物をつぶす。
つぶして飲み込んでいる間、上下唇をしっかりと閉じている。
C.発達段階の判定において優先度が高い動作:
・つぶして飲み込んでいる間、上下唇をしっかりと閉じている。
・唇を閉じて2~3秒モグモグしてから飲み込む。
・顎を上下に動かして食べ物をつぶす。
A.判定基準:
・上下唇が左右非対称にねじれながら動く。
・口角が左右非対称に動く(片側引き)。
・舌が上下左右に動く。
・顎が上下左右に動く。
・前歯でかじりとるように食物を取り込む。
・頬を膨らませて咀嚼する。
・食べ物に向かって首から頭を大きく突き出す。
・口唇でしっかり食べ物を取り込める。
・歯ぐきで硬い食べ物をすりつぶすような動きをする。
B.判定基準の動作が起こる流れ:
1.食べ物に向かって首から頭を大きく突き出す。
口唇でしっかり食べ物を取り込める。
舌が上下左右に動く、頬を膨らませて咀嚼する。
2.上下唇が左右非対称にねじれながら動く、口角が左右非対称に動く。
顎が上下左右に動く。
3.前歯でかじり取るように食物を取り込む。
歯ぐきで硬い食べ物をすりつぶすような動きをする。
C.発達段階の判定において優先度が高い動作:
・口角が左右非対称に動く。
・上下唇が左右非対称にねじれながら動く。
・頬を膨らませて咀嚼する。
・前歯でかじりとるように食物を取り込む。
・顎が上下左右に動く。
A.判定基準:
・舌が自由自在に動く。
・歯や歯ぐきでリズミカルに噛んだり、つぶすことができる。
・首と頭が自由自在に動き、正しい姿勢を保持できる。
・手指で食べ物を握ったり離したりできる。
・持ちやすい玩具などを手で持ち、口元に運ぶことができるようになる。
・手づかみで食べることができる。
・大きな食べ物を前歯でかじり取れる。
・頭を動かさずに手を口の前に持ってくることができる。
・自ら食器を使って食べることができる。
B.判定基準の動作が起こる流れ:
1.舌が自由自在に動かせる。
歯や歯ぐきでリズミカルに噛んだり、つぶすことができる。
2.首と頭が自由自在に動き、正しい姿勢を保持できる。
手指で食べ物を握ったり離したりできる。
持ちやすい玩具などを手で持ち、口元に運ぶことができるようになる。
3.手づかみで食べることができる。
大きな食べ物を前歯でかじり取れる。
頭を動かさずに手を口の前に持ってくることができる。
4.自ら食器を使って食べることができる。
C.発達段階の判定において優先度が高い動作:
・手づかみで食べることができる。
・自ら食器を使って食べることができる。
・歯や歯ぐきでリズミカルに噛んだり、つぶすことができる。
発達段階判定部130が行う判定手順には、既知の画像処理アルゴリズムが適用される。ここでいう画像アルゴリズムには、静止画を処理対象とするアルゴリズムや、動画を処理対象とするアルゴリズムなどが広く含まれる。
なお、発達段階判定部130は、乳幼児の口唇、口角、舌及び顎の動作が機械学習された結果を参照して、発達段階を判定するものであってもよい。
発達段階判定部130は、発達段階の判定結果を表示制御部140に出力する。
また、端末装置20は、静止画を撮像するタイミングを指示する説明情報(例えば、スプーンを近づけたとき・口に入れて3秒後、など)を表示させてもよい。
このように構成することにより、発達段階判定システム1は、乳幼児が食物を経口摂取している間の(つまり、長時間の)動画を端末装置20から判定装置10に送信する場合に比べて、情報量を低減することができる。
すなわち、表示制御部140は、発達段階判定部130が判定した発達段階を示す情報を端末装置20(つまり、表示装置)に表示させる。
次に、図7を参照して、発達段階判定システム1の動作の一例について説明する。
図7は、本実施形態の発達段階判定システム1の動作の一例を示す図である。
例えば、「スプーンを口元に運んでから、飲み込むまで撮影する」といった指示を表示部22に表示させてもよい。
また、表示制御部140は、撮像中に乳幼児が撮像部21の方向に顔を向けるように注意を引く情報(例えば、フラッシュ点滅や音)を提示させてもよい。
また、動作情報取得部110は、取得した成長状態に関する情報を、記憶部120に履歴情報として記憶させてもよい。
また、表示制御部140は、撮像タイミングや撮像対象の部位を示す情報(すなわち、撮影ガイド情報)を表示させてもよい。撮影ガイド情報を表示させる場合には、表示制御部140は、乳幼児の発達段階に応じてそれぞれ内容の異なる撮影ガイド情報を表示させてもよい。
なお、表示制御部140が表示させる回答欄は、テキスト入力形式であってもよく、Yes/Noなどによる選択形式であってもよい。
(ステップS30)発達段階判定部130は、端末装置20によって撮像された乳幼児の食事動作が、乳幼児期の口腔機能の発達段階のうち、どの段階であるのかを判定する。
具体的には、発達段階判定部130は、ステップS10において取得された動作情報を検索キーにして、ステップS20において取得された判定基準情報121を検索する。発達段階判定部130は、検索の結果、動作情報に対応する発達段階を得る。発達段階判定部130は、発達段階の判定結果を表示制御部140に出力する。
(1)離乳食の形態の情報
表示制御部140は、離乳食の形態の情報を、発達段階に対応する情報として取得する。離乳食の形態の情報の一例について、図8を参照して説明する。
離乳食情報122には、発達段階と、発達段階に応じた離乳食の形態の情報とが対応付けられている。表示制御部140は、ステップS30において判定された発達段階を検索キーにして離乳食情報122を検索することにより、発達段階に対応する離乳食の形態の情報(例えば、「第2段階」において「とろとろのポタージュ状・ヨーグルト状」)を取得する。
表示制御部140は、離乳食の与え方の情報を、発達段階に対応する情報として取得する。離乳食の与え方の情報の一例について、図9を参照して説明する。
離乳食与え方情報123には、発達段階と、発達段階に応じた離乳食の与え方の情報とが対応付けられている。表示制御部140は、ステップS30において判定された発達段階を検索キーにして離乳食与え方情報123を検索することにより、発達段階に対応する離乳食の与え方の情報(例えば、「第3段階」において「下唇にスプーンをのせ、赤ちゃんが食べ物を取り込んで、モグモグ、ゴックンしたことを見届けてから、次の1さじを運ぶ」)を取得する。
操作画像B11とは、「食事のアドバイス画面」を表示させるための操作画像である。
端末装置20の利用者によって操作画像B11が操作されると、端末装置20は、操作画像B11が操作されたことを示す操作情報を発達段階判定装置10に出力する。操作受付部150は、端末装置20が出力する操作情報を受け付け、表示制御部140に出力する。表示制御部140は、操作画像B11「食事のアドバイス画面」が操作されたと判定すると、食事のアドバイス画面を、発達段階に対応する情報として端末装置20に出力する。この結果、端末装置20の表示部22には、「食事のアドバイス画面」が表示される。
ここで「食事のアドバイス画面」とは、例えば、上述した離乳食与え方情報123に記憶されている情報に基づいて生成された画像である。
1.食事の与え方(口へのスプーンの持っていきかた、乳幼児の姿勢、一口一口のタイミング等)
2.食形態・栄養(その時期にふさわしい離乳食の形態、必要な栄養量)3.離乳食ステップのアドバイス(発達段階と与えている離乳食が合っていない場合は、正しいステップをアドバイス。例えば「ステップを一つ戻そう」「ステップを一つ進めよう」「しばらく日をおいてから離乳食を再開しよう」)
などがある。
ここで「離乳食レシピ画面」とは、例えば、上述した離乳食情報122に記憶されている情報に基づいて生成された画像である。なお、「離乳食レシピ画面」には、例えば、調理の各段階を示した動画や、完成した離乳食が撮像された静止画が含まれていてもよい。
ここで「ステップアップカレンダー画面」とは、例えば、日付単位、週単位、月単位などによって発達段階の時間的変化を表示する画面であり、ステップアップ記念日を表示するなど、手軽に成長の記録を残すことができる画面である。また、「ステップアップ」とは、発達段階が上昇すること(例えば、第1段階から第2段階に変化すること)をいう。
離乳食ステップアップの履歴の確認:
・各日付の食事動画
・実際に食べさせた離乳食メニュー
・各食材のアレルギー反応の有無
などがある。
また、発達段階判定部130は、発達段階を細かく区切って発達段階を判定してもよい。例えば、発達段階判定部130は、発達段階を100等分して詳細段階を判定する場合、発達段階が「第3段階内の60%」などと判定してもよい。
判定結果画像P21とは、ステップS30において判定された発達段階を示す画像であり、図10を参照して説明した判定結果画像P11と同様の画像である。ステップS30において「第3段階」であると判定されている場合には、表示部22には、「第3段階」(あるいは、発達段階を平易に表現した「モグモグ期」)が判定結果画像P21として表示される。
判定結果画像P22とは、ステップS30において判定された発達段階の、典型的な乳幼児の例を示す写真画像である。
判定結果画像P23とは、ステップS30において判定された発達段階の、乳幼児の口元の動きを強調して示すイラスト画像である。
判定結果画像P24とは、ステップS30において判定された発達段階の、乳幼児の口腔内の動きを強調して示すイラスト画像である。
判定結果画像P25とは、発達段階を数値化(1~100、など)したものを、過去の判定結果(数値)と併せて、数値の推移としてグラフ化し表示部22に表示させてもよい。
表示制御部140は、上述した各種の画像情報や文字情報を、発達段階に対応する情報として、表示部22に表示させる。
すなわち、表示制御部140は、発達段階判定部130が判定した発達段階に対応する情報を端末装置20(表示装置)にさらに表示させる。
以上説明したように、発達段階判定システム1は、撮像部21によって撮像された食事中の乳幼児の口元の動作と、所定の判定基準とに基づいて、発達段階判定部130が発達段階を判定する。このため、発達段階判定システム1によれば、乳幼児期における口腔機能の発達の程度を客観的に判定することができる。
次に、実施形態の変形例について説明する。なお、上述した実施形態と同一の機能及び動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述したように、発達段階判定部130は、端末装置20から動作情報を取得するごとに、発達段階を判定する。乳幼児の発達段階が更新される(例えば、発達段階が1段階上昇する)ためには、相応の時間がかかる。このため、端末装置20から乳幼児の動作情報を発達段階判定装置10に出力したとしても、発達段階が更新されない状況が続く場合がある。このような場合において、端末装置20に表示される情報が更新されないとすれば、発達段階判定システム1の利用を継続する動機が薄れてしまう場合がある。
すなわち、表示制御部140は、発達段階判定部130が判定した発達段階が更新されるまでの間、発達段階に対応する複数の情報のなかから選択された情報を、発達段階に対応する更新後の情報として端末装置20(表示装置)に表示させる。
このように構成された発達段階判定システム1によれば、乳幼児の発達段階が変化していない場合であっても、端末装置20に表示される情報に変化を与えることができる。このため、発達段階判定システム1によれば、乳幼児の発達段階が変化していない場合であっても、発達段階判定システム1の利用者に対して、利用を継続する動機を与えることができる。
操作受付部150は、端末装置20の利用者による表示対象の情報を更新する更新操作を受け付ける構成であってもよい。この場合、表示制御部140は、操作受付部150が更新操作を受け付けたことに応じて、発達段階に対応する情報を更新させて、更新後の情報を端末装置20(表示装置)に表示させる。
このように構成された発達段階判定システム1によれば、乳幼児の発達段階が変化していない場合であっても、端末装置20に表示される情報に変化を与えることができる。このため、発達段階判定システム1によれば、乳幼児の発達段階が変化していない場合であっても、利用者に利用を継続する動機を与えることができる。
発達段階判定システム1は、利用者がしばらくの期間、発達段階判定システム1を利用していないと判定した場合には、利用を促す表示(利用リマインド)を行ってもよい。
すなわち、表示制御部140は、動作情報取得部110に対する動作情報の提供頻度と、操作受付部150による更新操作の受付頻度とに基づいて、動作情報の提供を促す情報を端末装置20(表示装置)に表示させる。
また、更新操作の受付頻度は高いが、動作情報の提供頻度は低い場合に、表示制御部140は、動作情報の提供を促す情報を端末装置20(表示装置)に表示させる。この場合、発達段階判定システム1による情報提供機能の利用頻度は高いが、発達段階の判定機能をあまり利用していない利用者に対して利用リマインドを行うことができる。
発達段階判定システム1は、乳幼児に与えられている離乳食が、乳幼児の発達段階に適したものであるか否かを判定する機能を備えていてもよい。この場合、発達段階判定装置10は、食物情報取得部160と、種類判定部170とを備える。
食物情報取得部160は、乳幼児に与えられた食物の種類を示す食物情報を取得する。
具体的には、利用者は、端末装置20の撮像部21を使用して、乳幼児に与えている離乳食の画像を撮像する。端末装置20は、撮像部21が撮像した離乳食の画像を発達段階判定装置10に出力する。発達段階判定装置10の食物情報取得部160は、端末装置20から離乳食の画像を取得する。食物情報取得部160は、既知の画像マッチング手法を適用して離乳食の画像に撮像されている離乳食の種類を判定する。
なお、食物情報取得部160は、端末装置20に対して利用者が行う、離乳食の種類を文字入力操作やメニュー選択操作などの結果得られる情報を、食物情報として取得してもよい。
また、上述した食物情報が示す食物の種類には、食材、調理方法、柔らかさ、サイズなどの食物の属性が広く含まれる。
具体的には、種類判定部170は、乳幼児の発達段階に応じてあらかじめ定められた食物の種類と、発達段階判定部130が判定した発達段階とに基づいて、乳幼児に与えられるべき食物の種類(当該乳幼児の発達段階において適した食物の種類)を判定する。種類判定部170は、判定した食物の種類(すなわち、発達段階に応じた理想的な食物の種類)と、食物情報取得部160が取得した食物情報が示す食物の種類(すなわち、実際に乳幼児に与えられた食物の種類)とを比較することにより、発達段階判定部130が判定した発達段階において摂取される食物として適しているか否かを判定する。
この場合、表示制御部140は、種類判定部170による判定結果を端末装置20(表示装置)にさらに表示させる。
発達段階判定部130は、種類判定部170が判定した食物の種類に基づいて(つまり、好きな種類の食べ物を与えられた場合と、嫌いな種類の食べ物を与えられた場合とを判定して)、複数の動作情報を統計演算することにより、発達段階の判定精度を向上させるように構成されていてもよい。
発達段階判定システム1は、乳幼児に与えられている離乳食の分量を判定する機能を備えていてもよい。この場合、発達段階判定装置10は、分量判定部180を備える。
分量判定部180は、動作情報取得部110が取得する動作情報に基づいて、乳幼児に与えられた食物の分量を判定する。この場合、表示制御部140は、分量判定部180の判定結果に基づく情報を端末装置20(表示装置)にさらに表示させる。
このように構成された発達段階判定システム1によれば、離乳食の量が多すぎる場合や少なすぎる場合などに、利用者に情報を提供することができる。
例えば、分量判定部180は、種類判定部170が判定した食物の種類にさらに基づいて、乳幼児に与えられた食物の分量を判定する。
また例えば、記憶部120に過去に乳幼児に与えられた食物の履歴が記憶されている場合には、分量判定部180は、記憶部120に記憶された食物の履歴にさらに基づいて、離乳食の分量を判定してもよい。
このように構成された発達段階判定システム1によれば、乳幼児に与えられた食物が、初めて与えられた種類の食物であるか、複数回与えられており慣れた種類の食物であるかによって、又は発達段階のステップアップ直後であるかどうかなど、状況に応じて離乳食の分量が適切であるか否かを利用者に提示することができる。
例えば、発達段階判定システム1は、発達段階判定装置10の機能の全部又は一部が、端末装置20において動作するソフトウエアとして実現されていてもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (9)
- 乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す動作情報を取得する動作情報取得部と、
前記動作情報取得部が取得する前記動作情報と、所定の判定基準とに基づいて、前記動作情報が示す動作が、乳幼児期の口腔機能の複数の発達段階のうち、いずれの段階であるのかを判定する発達段階判定部と、
前記発達段階判定部が判定した前記発達段階を示す情報を表示装置に表示させ、前記発達段階判定部が判定した前記発達段階に対応する情報を、過去の判定結果履歴と併せてグラフ化して、前記発達段階判定部が判定した前記発達段階が更新されるまでの間、前記発達段階に対応する複数の情報のなかから選択された情報を、前記発達段階に対応する更新後の情報として表示装置に表示させる表示制御部と、
を備える発達段階判定装置。 - 表示対象の情報を更新する更新操作を受け付ける操作受付部
をさらに備え、
前記表示制御部は、
前記操作受付部が前記更新操作を受け付けたことに応じて、前記発達段階に対応する情報を更新させて、更新後の情報を表示装置に表示させる
請求項1に記載の発達段階判定装置。 - 前記表示制御部は、
前記動作情報取得部に対する前記動作情報の提供頻度と、前記操作受付部による前記更新操作の受付頻度とに基づいて、前記動作情報の提供を促す情報を表示装置に表示させる
請求項2に記載の発達段階判定装置。 - コンピュータに、
乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す動作情報を取得する動作情報取得手順と、
前記動作情報取得手順において取得される前記動作情報と、所定の判定基準とに基づいて、前記動作情報が示す動作が、乳幼児期の口腔機能の複数の発達段階のうち、いずれの段階であるのかを判定する発達段階判定手順と、
前記発達段階判定手順において判定された前記発達段階を示す情報を表示装置に表示させ、前記発達段階判定手順において判定された前記発達段階に対応する情報を、過去の判定結果履歴と併せてグラフ化して、前記発達段階判定手順において判定された前記発達段階が更新されるまでの間、前記発達段階に対応する複数の情報のなかから選択された情報を、前記発達段階に対応する更新後の情報として表示装置に表示させる表示制御手順と、
を実行させるためのプログラム。 - 乳幼児の食物の経口摂取の動作を撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像に基づく動作情報と、所定の判定基準とに基づいて、前記動作情報が示す動作が、乳幼児期の口腔機能の複数の発達段階のうち、いずれの段階であるのかを判定する発達段階判定装置に対して、前記動作情報を出力する出力部と、
前記出力部が出力した前記動作情報に基づいて前記発達段階判定装置が判定した前記発達段階を示す情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得する前記発達段階を示す情報を表示装置に表示させる表示制御部と、
を備える端末装置。 - 前記発達段階判定装置は、前記撮像部が撮像した画像に基づく前記動作情報と、乳幼児の口唇、口角、舌及び顎の少なくとも1つの部位の、乳幼児期の口腔機能の複数の発達段階に応じた基準動作が含まれる所定の判定基準とに基づいて、前記発達段階のうち、いずれの段階であるのかを判定する
請求項5に記載の端末装置。 - 前記動作情報は、乳幼児の食物の経口摂取の動作を示す情報であって、食物が捕食されてから嚥下されるまでの期間のうち、少なくとも一部の期間における口唇、口角、舌及び顎の少なくとも1つの部位の動きの情報が含まれる情報である
請求項5に記載の端末装置。 - 前記発達段階判定装置は、前記端末装置において動作するソフトウエアとして実現されている
請求項5に記載の端末装置。 - 端末装置が備えるコンピュータに、
撮像部によって乳幼児の食物の経口摂取の動作を撮像することと、
前記撮像部が撮像した画像に基づく動作情報と、所定の判定基準とに基づいて、前記動作情報が示す動作が、乳幼児期の口腔機能の複数の発達段階のうち、いずれの段階であるのかを判定する発達段階判定装置に対して、前記動作情報を出力することと、
出力した前記動作情報に基づいて前記発達段階判定装置が判定した前記発達段階を示す情報を取得することと、
取得した前記発達段階を示す情報を表示装置に表示させることと、
を実行させるためのプログラム。
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