本開示のシステム、方法、及びデバイスは、各々、いくつかの革新的な態様を有するが、これらのうちの1つとして、本明細書に開示された望ましい属性の全てに単独で責任を負うものはない。本明細書で説明される主題の1つ以上の実装態様の詳細は、以下の説明及び添付の図面に記述される。
本明細書で提案される、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを示す目的で、まず、アンテナに関与する現象を理解することが有用であろう。以下の基本的な情報は、本開示が正しく説明され得る根拠と見てよい。そのような情報は、説明のみを目的として提供されるものであり、したがって、本開示の広義の範囲及びその可能性のある適用をいかようにも制限するものとして解釈されるべきではない。
上記したように、フェーズドアレイアンテナは、一般に、特定の方向にRFエネルギーを集束させ、それによってメインビームを作り出すために使用されるアンテナ素子の集合を指す。特に、フェーズドアレイアンテナの個々のアンテナ素子は、球状パターンに放射し得るが、集合的に、複数のそのようなアンテナ素子は、建設的及び破壊的な干渉を通して特定の方向に波面を発生させるように構成され得る。各アンテナ素子で送信される信号の相対位相は、固定又は調整されるかのいずれかとすることができ、アンテナシステムが異なる方向に波面を操向することを可能にする。フェーズドアレイアンテナは、典型的には、発振器、複数のアンテナ素子、位相調整器又はシフタ、可変利得増幅器、受信機、及び制御プロセッサを含む。フェーズドアレイアンテナシステムは、位相調整器又はシフタを使用して、アンテナ素子によって送信される信号の位相を制御する。アンテナ素子の放射パターンは、ターゲット方向において建設的に干渉し、その方向においてメインビームと呼ばれる(「ローブ」とも称される)波面を作り出す。フェーズドアレイアンテナは、利得増大を実現し、メインビームの方向において干渉に加えてノイズ比に対して、信号を改善することができる。放射パターンは、メインビームの方向以外のいくつかの他の方向において破壊的に干渉し、それらの方向における利得を低減することができる。
「ビーム走査」は、アンテナ素子のメインビームの方向を変更する(例えば、走査する)ことを指す。このコンテクストでは、「ブロードサイド」は、アンテナ素子の平面に垂直なメインビームの方向を指す。現在の第5世代セルラー(5G)(例えば、ミリメートル波(mm波)技術)の用途では、ブロードサイドから少なくとも70度離れる可能性のある大胆な走査角が必要である(以下、「走査角」という用語は、アンテナ素子のメインビームの方向とブロードサイドとの間の角度を指す)。そのようなアンテナは、反射率、吸収、マルチパス、及び位相の問題の観点から(例えば、線形偏波アンテナと比較して)特に有利であり得るので、円偏波アンテナ(例えば、各波長の間に完全に一回転するコルクスクリューパターンで回転する偏波平面を有するアンテナ素子)を使用する必要もある。残念ながら、従来の円偏波アンテナを使用すると、広い走査範囲を実現するための重大な課題が提起される。特に、アンテナ素子の円偏波を実現するために、アンテナ素子の軸比は、可能な限り1(又は0デシベル(dB))に近づくべきであり、ここで、軸比は、偏波楕円の短軸と長軸との比として定義される。しかしながら、走査角が増大するにつれて、従来の円偏波アンテナを使用する場合、軸比を十分に0dB近くに維持するとは非常に困難である。
本開示の実施形態は、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを実現するための新しいアンテナ設計を提供する。設計は、4つの順次供給されるアンテナパッチを、フェーズドアレイ全体に、「スーパー素子」と称される単一のアンテナ素子とみなされるように構成することに基づく。例示的なスーパー素子は、垂直偏波場及び水平偏波場のための励起を提供するための比較的短い伝送線を含み、垂直偏波場及び水平偏波場ための伝送線は、互いに垂直である。寄生伝送線(例えば、アンテナの動作中に電気的に浮動であり得る伝送線)が、スーパー素子の各アンテナパッチの一部の周り(例えば、4つの順次供給されるアンテナパッチの各々の周り)に配置され、円偏波を維持するために、場ベクトル方向を更に強制するためのカプラの役割を果たし得る。そのような設計では、39.5GHzで少なくとも75度の走査角に対して3.6dB未満の軸比を達成し得る。限定されるわけではないが、本明細書に開示の広い走査範囲を有する円偏波アンテナは、5G通信、例えば、mm波又は6GHz以下の用途での使用に特に有益であり得る。
当業者には理解されるように、本開示の態様、特に本明細書で提案されるような広い走査範囲を有する円偏波アンテナの態様は、様々な方式、例えば、方法、システム、コンピュータプログラム製品、又はコンピュータ可読記憶媒体として、具現化され得る。したがって、本開示の態様は、全体的にハードウェアの実施形態、全体的にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、その他を含む)、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとり得、それらは、本明細書では、全てが概して「回路」、「モジュール」又は「システムと」と称され得る。本開示で説明される機能は、1つ以上のハードウェア処理ユニット、例えば、1つ以上のコンピュータの1つ以上のマイクロプロセッサによって実行されるアルゴリズムとして実装され得る。様々な実施形態において、本明細書に記載の方法の各々の異なるステップ及びステップの部分は、異なる処理ユニットにより実行され得る。
以下の詳細な説明は、具体的な特定の実施形態の様々な説明を提示する。しかしながら、本明細書に記載の革新的事項は、例えば、選択された例によって定義及び包含されるような、多数の異なる方法で具現化することができる。以下の発明では、図面が参照されるが、図中、同様の参照番号は同一又は機能的に類似する要素を示し得る。図面に示された要素は、必ずしも縮尺通りに描かれていないことが理解されよう。更に、特定の実施形態は、図面に示されたよりも多くの要素及び/又は図面に示された要素のサブセットを含むことができることが理解されよう。更に、いくつかの実施形態は、2つ以上の図面からの特徴の任意の好適な組み合わせを組み込むことができる。
説明は、同じ又は異なる実施形態のうちの1つ以上を各々が指し得る、「一実施形態では」又は「実施形態では」という言い回しを使用する場合がある。特記なき限り、共通の対象物を記述するための序数形容詞「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などの使用は、単に、同様の対象物の異なるインスタンスが参照されていることを示し、そのように説明されている対象物が、時間的、空間的、順位付け、又は任意の他の方法のいずれかで、所与の順序でなければならないことを示唆しようと意図するものではない。更に、本開示の目的で、「A及び/又はB」という言い回し、或いは「A/B」という表記は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味し、一方で、「A、B、及び/又はC」という言い回しは、(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)、又は(A、B、及びC)を意味する。本明細書で使用される場合、「A/B/C」という表記は、(A、B、及び/又はC)を意味する。測定範囲に関して使用されるときの「間の」という用語は、測定範囲の端を含めるものである。
例示的な実施形態の様々な態様は、当業者が彼らの仕事の実質内容を他の当業者に伝えるのに一般的に採用される用語を使用して説明される。例えば、「接続されている」という用語は、いかなる中間デバイス/コンポーネントもなく、接続されている物の間の直接的な電気的接続を意味し、一方で、「結合されている」という用語は、接続されている物の間の直接的な電気的接続、又は1つ以上の受動的又は能動的な中間デバイス/コンポーネントを介した間接的な電気的接続のいずれかを意味する。別の例では、(交換可能に使用され得る)「回路」又は「サーキットリ」という用語は、所望の機能を提供するために互いに協働するように構成された1つ以上の受動的及び/又は能動的コンポーネントを指す。時々、本説明では、「回路」という用語が省略される場合がある(例えば、アップ及び/又はダウンコンバータ(UDC)回路は、単に「UDC」などと称される場合がある)。使用される場合、「実質的に」、「約」、「およそ」などの用語は、通常、本明細書に記載されているような、又は当技術分野において知られているような、特定の値のコンテクストに基づき、目標値の±20%以内、例えば、目標値の±10%以内であることを指すのに使用され得る。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、広い走査範囲を有する円偏波アンテナが実装され得るアンテナ装置100、例えば、フェーズドアレイシステム/装置の概略図を提供する。図1に示されたように、システム100は、アンテナアレイ110、ビームフォーマアレイ120、UDC回路140、及びコントローラ170を含み得る。
一般に、アンテナアレイ110は、基板114内に(例えば、内に、又は上に)収容された複数のアンテナ素子112(図面を煩雑にしないために、図1では、そのうちの1つだけに参照番号が付けられている)を含み得、ここで、基板114は、例えば、プリント回路基板(PCB)又は任意の他の支持構造であり得る。様々な実施形態において、アンテナ素子112は、放射素子又は受動素子であり得る。例えば、アンテナ素子112は、ダイポール、開放端導波管、スロット付き導波管、マイクロストリップアンテナなどを含み得る。いくつかの実施形態では、アンテナ素子112は、RF信号を無線で送信及び/又は受信するように構成された任意の好適な要素を含み得る。アンテナアレイ110は、フェーズドアレイアンテナであり得、したがって、以下ではそのように称される。いくつかの実施形態では、フェーズドアレイアンテナ110は、プリントフェーズドアレイアンテナであり得る。
アンテナ素子112の少なくともいくつかは、フェーズドアレイアンテナ110の走査範囲を拡張しながら円偏波アンテナを実現するように構成された、本明細書で提案されるスーパー素子として実装され得る。例えば、アンテナ素子112の各々は、本明細書に開示の実施形態のうちのいずれかによるスーパー素子として実装され得る。ビームフォーマアレイ120、UDC回路140の特定の構成、及びビームフォーマアレイ120とUDC回路140との間の関係など、図1に示された更なる詳細は、異なる実施形態で異なり得、図1の説明は、これらのコンポーネントが、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを実装するフェーズドアレイアンテナとして構成されているフェーズドアレイアンテナ110と共に、どのように使用され得るかのいくつかの例のみを提供する。更に、本願図面に示されたいくつかの実施形態は、特定の数のコンポーネント(例えば、特定の数のアンテナ素子112、ビームフォーマ、及び/又はUDC回路)を示しているが、これらの実施形態は、本明細書で提供される説明に従って、任意の数のこれらのコンポーネントを用いて実装され得ることが分かる。更に、開示は、アンテナ装置の特定のタイプのコンポーネントを参照して特定の実施形態を検討する場合があるが(例えば、アンテナ素子を収容する基板をPCBとして参照しているが、一般に、任意の好適な支持基板であり得る)、本明細書に開示の実施形態は、異なるタイプのコンポーネントを用いて実装され得ることが理解される。
ビームフォーマアレイ120は、複数のビームフォーマ122(図面を煩雑にしないために、図1では、そのうちの1つだけに参照番号が付けられている)を含み得る。ビームフォーマ122は、アンテナ素子112に供給する送受信機(例えば、信号、この場合にはRF信号を送信及び/又は受信し得るデバイス)と見なされ得る。いくつかの実施形態では、単一のビームフォーマ122が、アンテナ素子112のうちの1つに(例えば、1対1の対応で)関連付けられ得る(例えば、それと信号を交換し得る、例えば、それに信号を供給し得る)。他の実施形態では、複数のビームフォーマ122が、単一のアンテナ素子112に関連付けられ得る。また他の実施形態では、単一のビームフォーマ122が、複数のアンテナ素子112に関連付けられ得る。所与のアンテナ素子112が、スーパー素子、例えば、図2A及び図2Bに示されたスーパー素子200として実装されるとき、単一のビームフォーマ122は、そのようなスーパー素子の複数のパッチ(例えば、4つのパッチ210)のための信号を支援するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、ビームフォーマ122の各々は、対応するアンテナ素子112からの経路を受信機又は送信機の経路に切り替えるためのスイッチ124を含み得る。図1には具体的に示されていないが、いくつかの実施形態では、ビームフォーマ122の各々は、信号プロセッサ(やはり図示せず)からの経路を受信機又は送信機の経路に切り替えるための別のスイッチも含み得る。図1に示されたように、いくつかの実施形態では、ビームフォーマ122の各々の送信経路(TX経路)は、位相シフタ126、及び可変(例えば、プログラム可能な)利得増幅器128を含み得、一方で、受信経路(RX経路)は、位相調整130、及び可変(例えば、プログラム可能な)利得増幅器132を含み得る。位相シフタ126は、アンテナ素子112によって送信されるべきRF信号(TX信号)の位相を調整するように構成され得、可変利得増幅器128は、アンテナ素子112によって送信されるべきTX信号の振幅を調整するように構成され得る。同様に、位相シフタ130及び可変利得増幅器132は、アンテナ素子112によって受信されたRF信号(RX信号)を調整してから、RX信号を更なる回路、例えばUDC回路140、信号プロセッサ(図示せず)、その他に提供するように構成され得る。ビームフォーマ122を横断する信号はRF信号であるので、ビームフォーマ122は、アンテナ装置100の「RF経路内」にあると考えられ得る(例えば、ビームフォーマ122を横断し得るTX信号は、より低い周波数信号から、例えば、中間周波数(IF)信号から、又はベースバンド信号から、UDC回路140によって上方変換されたRF信号であり、一方で、ビームフォーマ122を横断し得るRX信号は、より低い周波数信号に、例えば、IF信号に、又はベースバンド信号に、UDC回路140によってまだ下方変換されていないRF信号である)。
図1には、送信機経路から受信経路に切り替えるためのスイッチ(例えば、スイッチ124)が示されているが、ビームフォーマ122の他の実施形態では、デュプレクサなど、他のコンポーネントを使用することができる。更に、図1は、ビームフォーマ122が(「位相調整器」とも称され得る)位相シフタ126、130及び可変利得増幅器128、132を含む実施形態が示しているが、他の実施形態では、ビームフォーマ122のうちのいずれかが、TX信号及び/又はRX信号の大きさ及び/又は位相を調整するための他のコンポーネントを含み得る。いくつかの実施形態では、所望の位相調整が、代替的に、局部発振器(LO)経路内の位相シフトモジュールを使用して実行され得るので、ビームフォーマ122のうちの1つ以上が、位相シフタ126及び/又は位相シフタ130を含まなくてもよい。他の実施形態では、LO経路内で実行される位相調整が、ビームフォーマ122の位相シフタを使用してRF経路内で実行される位相調整と組み合わせられ得る。
UDCの詳細に目を向けると、一般に、UDC回路140は、アップコンバータ及び/又はダウンコンバータサーキットリを含み得、例えば、様々な実施形態において、UDC回路140は、1)アップコンバータ回路は含むがダウンコンバータ回路は含まない、2)ダウンコンバータ回路は含むがアップコンバータ回路は含まない、又は3)アップコンバータ回路及びダウンコンバータ回路の両方を含む場合がある。図1に示されたように、いくつかの実施形態では、UDC回路140のダウンコンバータ回路は、増幅器142及びミキサ144を含み得、一方で、UDC回路140のアップコンバータ回路は、増幅器146及びミキサ148を含み得る。いくつかの実施形態では、UDC回路140は、位相シフトモジュール150を更に含み得る。
様々な実施形態において、「UDC回路」という用語は、周波数変換サーキットリ(例えば、無線送信のためにRF信号に対して上方変換を実行するように構成された周波数ミキサ、受信したRF信号の下方変換を実行するように構成された周波数ミキサ、又は両方)、並びにフィルタ、アナログ-デジタル変換器(ADC)、デジタル-アナログ変換器(DAC)、トランスフォーマー、及び周波数ミキサに関連して典型的に使用される他の回路素子など、この用語のより広い意味に含まれ得る任意の他のコンポーネントを含むように使用され得る。これらの変形体の全てにおいて、「UDC回路」という用語は、UDC回路140がTX経路に関する回路素子のみを含む実装態様(例えば、上方変換ミキサのみを含んで下方変換ミキサは含まず、そのような実装態様では、UDC回路は、送信のためのRF信号を生成するためのRF送信機として/RF送信機内に使用され得る)、UDC回路140がRX経路に関する回路素子のみを含む実装態様(例えば、下方変換ミキサのみを含んで上方変換ミキサは含まず、そのような実装態様では、UDC回路140は、受信したRF信号を下方変換するために、RF受信機内として/RF受信機内に使用され得、例えば、UDC回路140は、フェーズドアレイアンテナ110のアンテナ素子が受信機として作用するか又は使用されることを可能にし得る)、並びにUDC回路140が両方、TX経路の両方の回路素子及びRX経路の回路素子を含む実装態様(例えば、上方変換ミキサ及び下方変換ミキサの両方を含み、そのような実装態様では、UDC回路140は、RF送受信機として/RF送受信機内に使用され得、例えば、UDC回路140は、フェーズドアレイアンテナ110のアンテナ素子が送受信機として作用するか又は使用されることを可能にし得る)に応じる。
図1には、単一のUDC回路140が示されているが、上方変換RF信号をビームフォーマ122のうちのいずれか1つに提供し、かつ/又は下方変換されるべきRF信号をビームフォーマ122のうちのいずれか1つから受信するために、複数のUDC回路140がアンテナ装置100に含まれ得る。各UDC回路140は、例えば、スプリッタ/コンバイナ130を使用して、ビームフォーマアレイ120の複数のビームフォーマ122に関連付けられ得る。これは、図1では、ビームフォーマアレイ120及びUDC回路140の様々な要素を接続するスプリッタ/コンバイナ130内の破線及び点線を用いて、概略的に示されている。すなわち、図1は、破線がUDC回路140のダウンコンバータ回路(すなわち、増幅器142)を2つの異なるビームフォーマ122のRX経路に接続し、点線がUDC回路140のアップコンバータ回路(すなわち、増幅器146)を2つの異なるビームフォーマ122のTX経路に接続していることを示す。例えば、フェーズドアレイアンテナ110の96個の単一偏波アンテナ素子112に関連付けられた、96個のビームフォーマ122がビームフォーマアレイ120内に存在し得る。
いくつかの実施形態では、UDC回路140のダウンコンバータ経路(例えば、RX経路)内のミキサ144は、「少なくとも」2つの入力及び1つの出力を有し得る。ミキサ144の入力のうちの一方は、例えば、低ノイズ増幅器(LNA)であり得る増幅器142からの入力を含み得る。ミキサ144の第2の入力は、LO信号160を示す入力を含み得る。いくつかの実施形態では、位相シフトは、(RF経路内の位相シフトに追加的又は代替的に)LO経路内に実装され得、その場合、LO信号160は、まず、位相シフトモジュール150に提供され得、次いで、位相シフトされたLO信号160が、ミキサ144への第2の入力として提供される。LO経路内の位相シフトが実装されない実施形態では、位相シフトモジュール150は不在であり得、ミキサ144の第2の入力は、LO信号160を受信するように構成され得る。ミキサ144の1つの出力は、例えば、IF信号156であり得る下方変換信号156を提供するための出力である。ミキサ144は、その第1の入力において、ビームフォーマ122のうちの1つのRX経路からRFRX信号を、それが増幅器142によって増幅された後に受信し、その第2の入力において、位相シフトモジュール150からの信号又はLO信号160自体のいずれかを受信し、これら2つの信号を混合して、RFRX信号をより低い周波数に下方変換し、下方変換RX信号156、例えば、IFのRX信号を生成するように構成され得る。したがって、UDC回路140のダウンコンバータ経路内のミキサ144は、「下方変換ミキサ」と称され得る。
いくつかの実施形態では、UDC回路140のアップコンバータ経路(例えば、TX経路)内のミキサ148は、少なくとも、2つの入力及び1つの出力を有し得る。ミキサ148の第1の入力は、より低い周波数のTX信号158、例えばIFのTX信号を受信するための入力であり得る。ミキサ148の第2の入力は、LO信号160を示す入力を含み得る。位相シフトが(RF経路内の位相シフトに追加的又は代替的のいずれかで)LO経路内に実装される実施形態では、LO信号160は、まず、位相シフトモジュール150に提供され得、次いで、位相シフトされたLO信号160が、ミキサ148への第2の入力として提供される。LO経路内の位相シフトが実装されない実施形態では、位相シフトモジュール150は不在であり得、ミキサ148の第2の入力は、LO信号160を受信するように構成され得る。ミキサ148の1つの出力は、例えば、電力増幅器(PA)であり得る増幅器146への出力である。ミキサ148は、その第1の入力においてIFTX信号158(例えば、送信されるべきより低い周波数の、例えば、IFの信号)を受信し、その第2の入力において位相シフトモジュール150からの信号又はLO信号160自体のいずれかを受信し、これら2つの信号を混合して、IFTX信号を所望のRF周波数に上方変換し、それが増幅器146によって増幅された後に、ビームフォーマ122のうちの1つのTX経路に提供されるべき上方変換RFTX信号を生成するように構成され得る。したがって、UDC回路140のダウンコンバータ経路内のミキサ148は、「上方変換ミキサ」と称され得る。
いくつかの実施形態では、増幅器128はPAであり得、かつ/又は増幅器132はLNAであり得る。
通信及び電子工学において知られているように、IFは、搬送波が送信又は受信における中間段階としてシフトされる周波数である。ヘテロダイニングと呼ばれるプロセスにおいて搬送波信号をLO信号と混合することによって、IF信号を作り出し得、差分周波数又はうなり周波数の信号がもたらされる。いくつかの理由で、IFへの変換が有用となり得る。1つの理由は、いくつかのフィルタ段が使用されるとき、それらを全て固定周波数に設定することができ、作り易く、調整し易くなるからことである。別の理由は、より低い周波数のトランジスタは一般により高い利得を有し、そこで、より少ない段が必要とされ得ることである。また別の理由は、より低い固定周波数においてはっきりした選択性のフィルタを作り出することが容易になり得るので、周波数選択性を改善することである。本明細書で提供される一部の説明は、信号156及び158をIF信号として言及しているが、これらの説明は、信号156及び158がベースバンド信号である実施形態にも同等に適用可能であることにも留意されたい。そのような実施形態では、ミキサ144及び148の周波数混合は、混合を実行するのに使用されるLO信号160がRFRX/TX周波数帯域における中心周波数を有し得るゼロIF混合(「ゼロIF変換」とも称される)であり得る。
図1には具体的には示されていないが、更なる実施形態では、UDC回路140は、不整合による同相及び直交(IQ)信号の不均衡を緩和するように構成されたバランサを、例えば、TX経路及びRX経路の各々に、更に含み得る。更に、やはり図1には具体的には示されていないが、他の実施形態では、アンテナ装置100は、本明細書に記載されているようなフェーズドアレイアンテナ110、ビームフォーマアレイ120、及びUDC回路140の組み合わせの更なるインスタンスを含み得る。
コントローラ170は、アンテナ装置100の様々な部品の動作を制御するように構成された任意の好適なデバイスを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、コントローラ170は、アンテナ装置100内に実装された位相シフトの量及びタイミングを制御し得る。別の例において、いくつかの実施形態では、コントローラ170は、アンテナアレイ110内に実装された広い走査範囲を有する円偏波アンテナに提供される、様々な信号、及びそれらの信号のタイミングを制御し得る。
アンテナ装置100は、フェーズドアレイアンテナ110の電磁放射パターンを特定の方向に操向することができ、それによって、フェーズドアレイアンテナ110がその方向にメインビームを発生させ、他の方向にサイドローブを発生させるのを可能にする。放射パターンのメインビームは、送信された信号の位相に基づき、送信されたRF信号の建設的干渉に基づいて生成される。サイドローブレベルは、アンテナ素子によって送信されたRF信号の振幅によって決定され得る。アンテナ装置100は、例えば、ビームフォーマ122の位相シフタ及び/又は位相シフトモジュール150を使用して、アンテナ素子112に位相シフタ設定を提供することによって、所望のアンテナパターンを生成することができる。
図2A及び図2Bは、本開示のいくつかの実施形態による、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを実装するために使用され得る例示的なアンテナスーパー素子200の概略図を提供する。スーパー素子200は、図1に示されたアンテナ装置100のアンテナ素子112のうちの1つの一例であり得る。
図2Aに示されたように、スーパー素子200は、複数のパッチ210、例えば、4つのパッチ210-1~210-4を含み得る。パッチ210の各々は、順次供給されるアンテナであり得る。異なるパッチ210には、順次90度ずつ異なる位相を有する信号が順次供給され得、例えば、第1のパッチ210-1には0度の位相を有する信号が供給され得、第2のパッチ210-2には-90度の位相を有する信号が供給され得、第3のパッチ210-3には-180度の位相を有する信号が供給され得、第4のパッチ210-4には-270度の位相を有する信号が供給され得る。各パッチ210は、例えば、図2Aに示されたように、パッチに成形された好適な導電性材料の層として設けられ得る(図2Aの灰色は、導電性材料を示す)。ここで、パッチ210を、パッチ210-1を参照して説明する(類似の説明が、スーパー素子200の他のパッチ210に適用可能である)。
図2Aに示されたように、パッチ210-1は、パッチ210-1の導電性材料内の開口部(例えば、不連続部)である、2つのリング状開口部212-1及び212-2を含み得る。それぞれの励起ビア214が、開口部212の各々によって囲まれた導電性材料に結合するように、例えば、図2Aに示されたように、開口部212の各々によって囲まれた導電性材料の実質的に中心に結合するように配置され得、励起ビア214-1は開口部212-1によって囲まれた導電性材料に結合し、励起ビア214-2は開口部212-2によって囲まれた導電性材料に結合している。所与の励起ビア214が開口部212のそれぞれのものによって囲まれた導電性材料を結合する(例えば、それと接触する)領域を表す点(例えば、接点)は、アンテナパッチ210が設けられている層内の「接続点」と称され得る。
図2Aに示されたように、開口部212は、完全なリング状開口部ではない。むしろ、開口部212の各々のリングは、開口部212内の導電性材料と、パッチ210-1内であるが開口部212の外にある導電性材料とに連続している導電性材料の一部分によって中断されている。開口部212内の導電性材料と、パッチ210-1内であるが開口部212の外にある導電性材料とを結合する導電性材料のそのような一部分は、比較的短い「伝送線」と称され得(「励起線」とも称され得)、図2Aでは、開口部212-1のリングを中断する伝送線216-1と、開口部212-2のリングを中断する伝送線216-2として標識されている。
ビア214-1及び214-2の各々は、互いに直交する偏波を有する信号を支援するように構成されている。伝送線216-1及び216-2は、それぞれのビア214によって支援される信号の偏波に対応する方向に配向されている。例えば、ビア214-1は、水平偏波を有する信号を支援するように構成され得、したがって、伝送線216-1は、水平方向に配向され、一方で、ビア214-2は、垂直偏波を有する信号を支援するように構成され得、したがって、伝送線216-2は、垂直方向に配向されている。これは、単一の供給ビアが各パッチに接続されている、順次供給されるパッチを使用する円偏波アンテナの従来の実装態様とは明確な違いである。供給ビアを、直交偏波を支援する2つの供給ビア214に分離し、所与のパッチ210内のそれぞれの伝送線216を使用して各偏波を強制することによって、軸比のより低い値が、より広い走査角に対して達成され得る。
やはり図2Aに示されたように、いくつかの実施形態では、パッチ210の各々は、それぞれの寄生伝送線218に関連付けられ得、より広い走査角のための円偏波を強制するための(例えば、軸比の低い値を実現するための)追加方法を提供する。寄生伝送線218の一部分219-2は、パッチ210内の信号の電場を垂直方向に向かうよう強制する垂直カプラとして作用し得、一方で、寄生伝送線218の部分219-2は、パッチ210内の信号の電場を水平方向に向かうよう強制する水平カプラとして作用し得る。パッチ210の動作中、寄生伝送線218は、電気的に浮動であり得る(例えば、任意の電圧/電流源に接続されていなくてもよい)。
いくつかの実施形態では、パッチ210-1は、アンテナ反射減衰量を改善するための追加開口部220(又は複数のそのような開口部)を含み得る。
図2Aの図において、各パッチ210内の2つの開口部212は、融合するように示されている(例えば、それらの側部のうちの1つに触れている)。しかしながら、他の実施形態では、図2Bに示されたように、これは必ずしもそうである必要はない。図2Bは、各パッチ210内の開口部212が接触していないことを除いて、図2Aに示されたものと実質的に同じであるスーパー素子200の実施形態を示す。更に、開口部212は、図2A及び図2Bにはリング形状として示されているが、スーパー素子200の他の実施形態では、開口部212は、リングに類似し、利用可能な処理技術を使用して製造することが可能又は不可避である任意の他の形状を有し得る。例えば、スーパー素子200のいくつかの実施形態では、開口部212は、多角形に基づいていながら、リングに類似し得る。合わせて、その開口部212を有し、かつ、実装されている場合には、対応する寄生伝送線218及び/又は追加開口部220を有する所与のアンテナパッチ210は、スーパー素子200のアンテナ素子230と見なされ得る。そうして、スーパー素子200は、4つのそのようなアンテナ素子230を含み得、それらの各々は、そのスーパー素子200の隣接するアンテナ素子230に対する配向において均等にかつ漸進的に回転されている。図面を煩雑にしないために、図2A及び図2Bには、アンテナ素子230のうちの1つの概略を示し、破線の輪郭がアンテナ素子230-2についてのみ付されているが、4つのそのようなアンテナ素子230が示されている。本明細書に記載の実施形態のうちのいずれかによるスーパー素子200を使用して、図1に示されたアンテナアレイ100のアンテナ素子112のうちのいずれかを実装し得る。
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、図2A及び図2Bに示されたアンテナスーパー素子、例えばスーパー素子200の異なるパッチのビア対に信号を提供するための例示的な層300の概略図を提供する。層300は、例えば、図2A及び図2Bの図に示されたものの下の層に提供され得る(図3並びに図2A及び図2Bの両方が、基板/ウエハ/支持構造の上の異なる層を上から見た図を提供している)。図3は、図2A及び図2Bのスーパー素子200の4つのパッチ210の各々のビア対214を示しており、図3では、異なるパッチ210は、(それらが図2A及び図2Bで標識されているのと同様に)それらの位相オフセット0度、-90度、-180度、及び-270度によって標識されている。やはり図2A及び図2Bと同様に、図3には、パッチ210-1のみが記述及び標識され、類似の説明が、スーパー素子200の他のパッチ210に適用可能である。
図3に示されたように、供給源302が、層300内の伝送線304に結合され得、伝送線304は、供給源302を第1のビア214-1に結合する。供給源302は、「励起源」302と称され得、RF信号を供給ビア214-1に(例えば、層300が図2A及び図2Bの図の下に設けられている場合、ビア214-1の底部に)送達する伝送線304に供給する波ポートを提供するように構成されている。励起源302は、例えば、上記のビームフォーマ122のうちの1つの出力であり得、スーパー素子200のパッチ210-1によって送信されるべき信号(例えば、線形偏波信号)を提供するように構成されている。ビア214-1は、励起源302から提供された信号に90度の位相シフトを適用するように構成された1/4波長の伝送線であり得る、伝送線306によってビア214-2に結合され得る。このようにして、ビア214-2内を伝播する信号は、ビア214-1内を伝播する信号に対して90度位相シフトされ得、したがって、パッチ210-1のこれら2つのビア内に直交(例えば、垂直及び水平)線形偏波を実現する。所与の励起ビア214が層300の導電性材料を結合する(例えば、それと接触する)領域を表す点は、層300内の「接続点」と称され得る。層300は、アンテナパッチ210の層の下にあり得、その場合、層300は、アンテナパッチ200がその上に設けられている支持構造(例えば、PCB又はPCBの一部分)とアンテナパッチ210の層との間に存在し得る。
図3はまた、漏れを最小限に抑えるためにパッチ210-1のビア214-1及び214-2内にRF信号をシールドするように構成された複数の遮蔽ビア308(そのうちの1つだけが標識されている)を示す。そのような実装態様はPCB用途に特に好適であるので、図3には、複数の遮蔽ビア308が示されている。各遮蔽ビア308は、ビア214及びパッチ210-1の残りの部分の導電性材料から電気的に絶縁された接地電位に結合された導電性材料を含むビアであり得る。しかしながら、他の実施形態では、導電性材料の垂直配向連続層を代わりに使用して、アンテナパッチ210の導電性材料から分離させ、接地電位に結合し得る。
励起源310は、図3では、第1のパッチ210-1についてのみ標識されているが、同じスキーム及び90度の漸進的位相シフトを有する他のソースを使用して、スーパー素子200の他のパッチ210-2~210-4の類似の素子に供給し得る。したがって、スーパー素子200では、異なるパッチ210-1~210-4の間に90度の位相シフトが存在し、加えて、パッチ210の各々内に別の90度の位相シフトが存在して、ビア214-1及び214-2内の信号に垂直及び水平(直交)偏波を提供する。
説明の一部は、本明細書では、ビア214に信号を供給することのために(例えば、伝送経路のために)提供されているが、類似の説明が、他の方向に進む信号(例えば、受信経路の信号)に適用可能である。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを実装するために使用され得る例示的なアンテナスーパー素子、例えばスーパー素子200について、ブロードサイド方向に対して測定される角度の関数としての軸比のグラフ400を示す。この例では、シータはブロードサイド方向から測定された角度であり、シータが180度に等しいということは、ブロードサイド方向を示し、シータが、例えば、240度に等しい場合、メインビームはブロードサイド方向から60度離れていることを意味する。グラフ400は、ブロードサイドからおよそ75度離れた角度で3.6dB未満の軸比を示す。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを実装するために使用され得る例示的なアンテナスーパー素子、例えばスーパー素子200について、信号周波数の関数としての、反射減衰量を表す拡散パラメータ(sパラメータ)の大きさのグラフ500を示す。グラフ500は、-9.5dB未満の反射減衰量が達成され得ることを示す。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを有するフェーズドアレイアンテナは、無線通信に使用される様々なRFデバイス及びシステムに含まれ得る。例示のみを目的として、本明細書に記載の広い走査範囲を有する円偏波アンテナを有するフェーズドアレイアンテナのうちのいずれかを含み得る1つの例示的なRFデバイスを図6に示し、以下に説明する。しかしながら、一般に、本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを有するフェーズドアレイアンテナは、他のRFデバイス及びシステムに含まれ得、それらの全ては、本開示の範囲内である。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、広い走査範囲を有する円偏波アンテナを有するフェーズドアレイアンテナが実装され得る例示的なRFデバイス600、例えば、RF送受信機のブロック図である。
一般に、RFデバイス600は、約3kHz~約300GHzのRF範囲の電磁波の形態の信号の無線の送信及び/又は受信を支援し得る任意のデバイス又はシステムであり得る。いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、例えば、GSM、WCDMA(登録商標)、又はLTEなどの任意の好適なセルラー無線通信技術の基地局(BS)又はユーザ機器(UE)デバイスにおける無線通信に使用され得る。更なる例では、RFデバイス600は、例えば、5Gワイヤレス(例えば、例えばおよそ5~15ミリメートルの範囲の波長に対応する、およそ20~60GHzの範囲の周波数を有する、高周波/短波長スペクトル)などのmm波無線技術のBS又はUEデバイスとして、又は、例えばその中に、使用され得る。また別の例では、RFデバイス600は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、ビデオゲームコンソール、スマートフォン、タブレット、スマートTV、デジタルオーディオプレーヤー、車、プリンタ、その他などのWi‐Fi対応デバイスにおいて、Wi‐Fi技術(例えば、およそ7cmの波長に対応する2.4GHzの周波数帯域、又はおよそ5cmの波長に対応する5.8GHzの周波数帯域)を使用する無線通信に使用され得る。いくつかの実装態様では、Wi‐Fi対応デバイスは、例えば、他のノード、例えば、スマートセンサとデータを通信するように構成されたスマートシステム内のノードであり得る。更に別の例では、RFデバイス600は、Bluetooth(登録商標)技術(例えば、およそ7cmの波長に対応するおよそ2.4~およそ2.485GHzの周波数帯域)を使用する無線通信に使用され得る。他の実施形態では、RFデバイス600は、例えば、自動車レーダーシステム内、又はMRLなどの医療用途において、通信以外の目的でRF信号を送信及び/又は受信するために使用され得る。
様々な実施形態において、RFデバイス600は、セルラーネットワークで使用され得る周波数割り当ての周波数ドメインデュプレックス(FDD)又は時間ドメインデュプレックス(TDD)変形態様に含まれ得る。FDDシステムでは、アップリンク(例えば、UEデバイスからBSに送信されるRF信号)及びダウンリンク(例えば、BSからUSデバイスに送信されるRF信号)は、同時に別個の周波数帯域を使用し得る。TDDシステムでは、アップリンク及びダウンリンクは、同じ周波数を、但し異なる時間に、使用し得る。
図6には、いくつかのコンポーネントがRFデバイス600に含まれるとして示されているが、これらのコンポーネントのうちのいずれか1つ以上は、用途に好適なように、省略又は重複され得る。例えば、いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、RF信号の無線の送信及び受信の両方を支援するRFデバイス(例えば、RF送受信機)であり得、その場合、それは、本明細書で送信(TX)経路と称されるもののコンポーネントと、本明細書で受信(RX)経路と称されるもののコンポーネントとの両方を含み得る。しかしながら、他の実施形態では、RFデバイス600は、無線受信のみを支援するRFデバイス(例えば、RF受信機)であり得、その場合、それは、RX経路のコンポーネントは含むが、TX経路のコンポーネントは含み得ず、或いは、RFデバイス600は、無線送信のみを支援するRFデバイス(例えば、RF送信機)であり得、その場合、それは、TX経路のコンポーネントは含むが、RX経路のコンポーネントは含み得ない。
いくつかの実施形態では、RFデバイス600に含まれるいくつかの又は全てのコンポーネントが、1つ以上のマザーボードに取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、これらのコンポーネントのいくつか又は全ては、単一のダイ上、例えば、単一のシステムオンチップ(SOC)ダイ上に製造される。
加えて、様々な実施形態において、RFデバイス600は、図6に示されたコンポーネントのうちの1つ以上を含まないことがあるが、RFデバイス600は、その1つ以上のコンポーネントに結合するためのインターフェースサーキットリを含み得る。例えば、RFデバイス600は、デジタル処理ユニット608を含まないことがあるが、デジタル処理ユニット608が結合され得るインターフェースサーキットリ(例えば、コネクタ及び支援サーキットリ)を含み得る。別の例では、RFデバイス600は、LO606を含まないことがあるが、LO606が結合され得るインターフェースサーキットリ(例えば、コネクタ及び支援サーキットリ)を含み得る。
図6に示されたように、RFデバイス600は、アンテナ602、デュプレクサ604(例えば、RFデバイス600がFDDRFデバイスである場合であり、そうでない場合は、デュプレクサ604は省略され得る)、LO606、デジタル処理ユニット608を含み得る。やはり図6に示されたように、RFデバイス600は、RX経路増幅器612、RX経路プレミックスフィルタ614、RX経路ミキサ616、RX経路ポストミックスフィルタ618、及びADC620を含み得るRX経路を含み得る。図6に更に示されたように、RFデバイス600は、TX経路増幅器622、TX経路ポストミックスフィルタ624、TX経路ミキサ626、TX経路プレミックスフィルタ628、及びDAC630を含み得るTX経路を含み得る。また更に、RFデバイス600は、インピーダンスチューナ632、RFスイッチ634、及び制御ロジック636を更に含み得る。様々な実施形態において、RFデバイス600は、図6に示されたコンポーネントのうちのいずれかの複数のインスタンスを含み得る。いくつかの実施形態では、RX経路増幅器612、TX経路増幅器622、デュプレクサ604、及びRFスイッチ634は、RFデバイス600のRFフロントエンド(FE)を形成するか、又はその一部であると見なされ得る。いくつかの実施形態では、RX経路増幅器612、TX経路増幅器622、デュプレクサ604、及びRFスイッチ634は、RFデバイス600のRFFEを形成するか、又はその一部であると見なされ得る。いくつかの実施形態では、RX経路ミキサ616及びTX経路ミキサ626は(場合によっては、図6に示されたそれらの関連プレミックス及びポストミックスフィルタと共に)、RFデバイス600のRF送受信機(又は、RX経路若しくはTX経路コンポーネントのみがそれぞれRFデバイス600に含まれる場合、RF受信機若しくはRF送信機)を形成するか、又はその一部であると見なされ得る。いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、制御ロジック636として図6に示された1つ以上の制御ロジック素子/回路、例えば、RFFE制御インターフェースを更に含み得る。いくつかの実施形態では、制御ロジック636は、複雑なRFシステム環境の制御を強化する、エンベロープ追跡技術の実装を支援する、又はRFデバイス600内の消散電力を低減するなどの機能を実行するために使用され得る。いくつかの実施形態では、制御ロジック636は、本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナの動作を制御し得る。
アンテナ602は、任意の無線標準又はプロトコル、例えば、Wi‐Fi、LTE、又はGSM、並びに3G、4G、5G、及びそれ以上に指定された任意の他の無線プロトコルに従って、RF信号を無線で送信及び/又は受信するように構成され得る。RFデバイス600がFDD送受信機である場合、アンテナ602は、別個の、例えば、非重複及び非連続の周波数帯域内の、例えば、互いに20MHz離れた帯域内の通信信号の同時受信及び送信用に構成され得る。RFデバイス600がTDD送受信機である場合、アンテナ602は、TX経路及びRX経路について同じ又は重複し得る周波数帯域内の通信信号の順次受信及び送信用に構成され得る。いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、マルチバンドRFデバイスであり得、その場合、アンテナ602は、別個の周波数帯域に複数のRF成分を有する信号の同時受信用に構成され得、かつ/又は別個の周波数帯域に複数のRF成分を有する信号の同時送信用に構成され得る。そのような実施形態では、アンテナ602は、単一の広帯域アンテナ又は複数の帯域固有アンテナ(例えば、各々が特定の周波数帯域内の信号を受信及び/又は送信するように構成された複数のアンテナ)であり得る。様々な実施形態において、アンテナ602は、本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを有するアンテナアレイであり得る。いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、アンテナの多様性を実装するために、1つを超えるアンテナ602を含み得る。いくつかのそのような実施形態では、RFスイッチ634は、異なるアンテナ間を切り替えるために配備され得る。
アンテナ602の出力は、デュプレクサ604の入力に結合され得る。デュプレクサ604は、デュプレクサ604とアンテナ602との間の単一の経路を介した双方向通信を可能にするために複数の信号をフィルタリングするように構成された任意の好適なコンポーネントであり得る。デュプレクサ604は、RFデバイス600のRX経路にRX信号を提供するように、かつRFデバイス600のTX経路からTX信号を受信するように構成され得る。
RFデバイス600は、アンテナ602によって受信されたRF信号の下方変換及び/又はアンテナ602によって送信されるべき信号の上方変換に使用され得るLO信号を提供するように構成された1つ以上のLO606を含み得る。
RFデバイス600は、1つ以上の処理デバイスを含み得るデジタル処理ユニット608を含み得る。デジタル処理ユニット608は、RX信号及び/又はTX信号のデジタル処理に関する様々な機能を実行するように構成され得る。そのような機能の例としては、これらに限定されないが、デシメーション/ダウンサンプリング、エラー修正、デジタル下方変換又は上方変換、DCオフセット相殺、自動利得制御などが挙げられる。図6には示されていないが、いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、デジタル処理ユニット608と協働するように構成されたメモリデバイスを更に含み得る。
RFデバイス600に含まれ得るRX経路の詳細に目を向けると、RX経路増幅器612は、LNAを含み得る。RX経路増幅器612の入力は、例えば、デュプレクサ604を介して、アンテナ602のアンテナポート(図示せず)に結合され得る。RX経路増幅器612は、アンテナ602によって受信されたRF信号を増幅し得る。
RX経路増幅器612の出力は、RX経路プレミックスフィルタ614の入力に結合され得、RX経路プレミックスフィルタ614は、RX経路増幅器612によって増幅された受信RF信号をフィルタリングするように構成された高調波又は帯域(例えば、低域)フィルタであり得る。
RX経路プレミックスフィルタ614の出力は、ダウンコンバータとも称されるRX経路ミキサ616の入力に結合され得る。RX経路ミキサ616は、2つの入力及び1つの出力を含み得る。第1の入力は、アンテナ602によって受信された信号を示す電流信号であり得るRX信号を受信するように構成され得る(例えば、第1の入力は、RX経路プレミックスフィルタ614の出力を受信し得る)。第2の入力は、LO606のうちの1つからLO信号を受信するように構成され得る。次いで、RX経路ミキサ616は、その2つの入力で受信された信号を混合して、RX経路ミキサ616の出力で提供される、下方変換RX信号を生成し得る。本明細書で使用される場合、下方変換は、受信したRF信号をLO信号と混合して、より低い周波数の信号を生成するプロセスを指す。特に、TX経路ミキサ(例えば、ダウンコンバータ)616は、2つの入力ポートに2つの入力周波数が提供されるときに、出力ポートに合計及び/又は差分周波数を生成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、RFデバイス600は、ホモダイン、シンクロダイン、又はゼロIF受信機としても知られる直接変換受信機(DCR)を実装し得、その場合、RX経路ミキサ616は、周波数が無線信号の搬送周波数と同一であるか又は非常に近いLO信号を使用して着信無線信号を復調するように構成され得る。他の実施形態では、RFデバイス600は、IFへの下方変換を利用し得る。IFは、受信されたRF信号がIFにシフトされてから、受信信号中の情報の最終検出が行われる、超ヘテロダイン無線受信機に使用され得る。いくつかの実施形態では、RX経路ミキサ616は、いくつかのIF変換段を含み得る。
図6のRX経路には、単一のRX経路ミキサ616が示されているが、いくつかの実施形態では、RX経路ミキサ616は、直交ダウンコンバータとして実装され得、その場合、それは、第1のRX経路ミキサ及び第2のRX経路ミキサを含むであろう。第1のRX経路ミキサは、アンテナ602によって受信されたRX信号とLO606によって提供されるLO信号の同相成分とを混合することによって、下方変換を実行して同相(I)の下方変換RX信号を生成するように構成され得る。第2のRX経路ミキサは、アンテナ602によって受信されたRX信号と、局部発振器606によって提供されるLO信号の直交成分とを混合することによって、下方変換を実行して直交(Q)の下方変換RX信号を生成するように構成され得る(直交成分は、局部発振器信号の同相成分から位相が90度オフセットされた成分である)。第1のRX経路ミキサの出力は、I信号経路に提供され得、第2のRX経路ミキサの出力は、I信号経路と位相が実質的に90度外れ得るQ信号経路に提供され得る。
RX経路ミキサ616の出力は、任意選択的に、低域フィルタであり得るRX経路ポストミックスフィルタ618に結合され得る。RX経路ミキサ616が、上述したように第1及び第2のミキサを実装する直交ミキサである場合、第1及び第2のミキサの出力にそれぞれ提供されるIQ成分は、フィルタ618に含まれるそれぞれ個々の第1及び第2のRX経路ポストミックスフィルタに結合され得る。
ADC620は、RX経路ミキサ616からの混合RX信号をアナログドメインからデジタルドメインに変換するように構成され得る。ADC620は、RX経路直交ミキサ616と同様に、IQ成分において分離された下方変換RX経路信号をデジタル化するように構成された2つのADCを含み得る直交ADCであり得る。ADC620の出力は、RX信号中の符号化された情報を抽出することができるように、RX信号のデジタル処理に関する様々な機能を実行するように構成されたデジタル処理ユニット608に提供され得る。
RFデバイス600に含まれ得るTX経路の詳細に目を向けると、後でアンテナ602によって送信されるべきデジタル信号(TX信号)は、デジタル処理ユニット608からDAC630に提供され得る。ADC620と同様に、DAC630は、それぞれ、デジタルI経路及びQ経路のTX信号成分をアナログ形式に変換するように構成された2つのDACを含み得る。
任意選択的に、DAC630の出力は、TX経路プレミックスフィルタ628に結合され得、TX経路プレミックスフィルタ628は、DAC630によって出力されたアナログTX信号から、所望の帯域の外の信号成分をフィルタリングして取り除くように構成された帯域(例えば、低域)フィルタ(又は、直交処理の場合には、一対の帯域、例えば、低域フィルタ)であり得る。次いで、デジタルTX信号は、アップコンバータとも称され得るTX経路ミキサ626に提供され得る。RX経路ミキサ616と同様に、TX経路ミキサ626は、IQ成分混合のために、一対のTX経路ミキサを含み得る。RX経路に含まれ得る第1及び第2のRX経路ミキサと同様に、TX経路ミキサ626のTX経路ミキサの各々は、2つの入力及び1つの出力を含み得る。第1の入力は、それぞれのDAC630によってアナログ形式に変換されたTX信号成分を受信し得、それが、上方変換されて、送信されるべきRF信号を生成する。第1のTX経路ミキサは、DAC630によってアナログ形式に変換されたTX信号成分を、LO606から提供されるTX経路LO信号の同相成分と混合することによって、同相(I)の上方変換信号を生成し得る(様々な実施形態において、LO606は、複数の異なるLOを含んでもよいし、又はRX経路のミキサ616及びTX経路のミキサ626に対して異なるLO周波数を提供するように構成されてもよい)。第2のTX経路ミキサは、DAC630によってアナログ形式に変換されたTX信号成分をTX経路LO信号の直交成分と混合することによって、直交位相(Q)上方変換信号を生成し得る。第2のTX経路ミキサの出力は、第1のTX経路ミキサの出力に加算されて、実際のRF信号を作り出す。TX経路ミキサの各々の第2の入力は、LO606に結合され得る。
任意選択的に、RFデバイス600は、TX経路ミキサ626の出力をフィルタリングするように構成されたTX経路ポストミックスフィルタ624を含み得る。
TX経路増幅器622は、電力増幅器のアレイを含み得る。
様々な実施形態において、RX経路プレミックスフィルタ614、RX経路ポストミックスフィルタ618、TXポストミックスフィルタ624、及びTXプレミックスフィルタ628のいずれも、RFフィルタとして実装され得る。いくつかの実施形態では、RFフィルタは、複数のRFフィルタ又はフィルタバンクとして実装され得る。フィルタバンクは、フィルタバンクの所望のフィルタリング特性を達成するために(例えば、フィルタバンクをプログラムするために)、複数のRFフィルタのうちのいずれか1つを選択的にオン及びオフに切り替える(例えば、複数のRFフィルタのうちのいずれか1つを作動させる)ように構成された、スイッチ、例えば、RFスイッチ634に結合され得る複数のRFフィルタを含み得る。例えば、そのようなフィルタバンクは、RFデバイス600がBS若しくはUEであるか又はBS若しくはUEに含まれるときに、異なるRF周波数範囲間を切り替えるために使用され得る。別の例では、そのようなフィルタバンクは、異なるデュプレックス距離でのTX漏れを抑制するようにプログラム可能であり得る。
インピーダンスチューナ632は、RFデバイス600内の信号損失を最小限に抑えるために、異なるRF回路の入出力インピーダンスを整合させるように構成された任意の好適な回路を含み得る。例えば、インピーダンスチューナ632は、アンテナインピーダンスチューナを含み得る。アンテナのインピーダンスは、RFデバイス600が置かれている環境の関数であり、例えば、アンテナのインピーダンスは、例えば、アンテナが手で持たれているか、車の屋根に配置されているかなどによって変化するので、アンテナ602のインピーダンスを調整し得ることは特に有利であり得る。
上述したように、RFスイッチ634は、例えば、図6に示されたコンポーネントのうちのいずれか1つの複数のインスタンスの間で選択的に切り替えて、例えば、RFデバイス600の所望の挙動及び特性を達成するために、伝送経路を通して高周波信号をルーティングするように構成されたデバイスであり得る。例えば、いくつかの実施形態では、RFスイッチは、異なるアンテナ602を切り替えるために使用され得る。他の実施形態では、RFスイッチは、RFデバイス600の複数のRFフィルタを(例えば、RFフィルタのオン及びオフを選択的に切り替えることによって)切り替えるために使用され得る。典型的には、RFシステムは、複数のそのようなRFスイッチを含むであろう。
RFデバイス600は、簡略化バージョンを提供しており、更なる実施形態では、図6に具体的に示されていない他のコンポーネントが含まれ得る。例えば、RFデバイス600のRX経路は、下方変換信号を増幅して電圧信号に変換するように構成され得る電流-電圧増幅器をRX経路ミキサ616とADC620との間に含み得る。別の例では、RFデバイス600のRX経路は、平衡信号を生成するためのバラン変換器を含み得る。また別の例では、RFデバイス600は、例えば、RX経路又はTX経路で使用される好適な位相ロックLO信号を含み得るクロック生成器を更に含み得る。
図7は、本明細書で説明されるような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを動作させるためのシステム及び方法の少なくとも部分を実装するか又はそれらの実装態様を制御するように構成され得る例示的なデータ処理システム700を示すブロック図を提供する。例えば、データ処理システム700は、位相アンテナアレイの制御プロセッサを含んでもよいし、又はその中に含まれてもよく、例えば、データ処理システム700は、本開示のいくつかの実施形態による、図6に示された、制御ロジック636を含んでもよいし、又はその中に含まれてもよい。
図7に示されたように、データ処理システム700は、システムバス706を通してメモリ素子704に結合された、少なくとも1つのプロセッサ702、例えば、ハードウェアプロセッサ702を含み得る。よって、データ処理システムは、メモリ素子704内にプログラムコードを記憶し得る。更に、プロセッサ702は、システムバス706を介してメモリ素子704からアクセスされるプログラムコードを実行し得る。1つの態様では、データ処理システムは、プログラムコードを記憶及び/又は実行するのに好適なコンピュータとして実装され得る。しかしながら、データ処理システム700は、本開示内に記載の機能、特に本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを動作させることに関する機能を実行することができるプロセッサ及びメモリを含む任意のシステムの形態で実装され得ることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、プロセッサ702は、本明細書で検討されているようなアクティビティ、特に本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを動作させることに関するアクティビティを実行するためのソフトウェア又はアルゴリズムを実行することができる。プロセッサ702は、非限定的な例として、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又は仮想マシンプロセッサを含む、プログラマブルロジックを提供するハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアの任意の組み合わせを含み得る。プロセッサ702は、プロセッサ702がメモリ素子704から読み取る、又はメモリ素子704に書き込むことができるように、例えばダイレクトメモリアクセス(DMA)構成でメモリ素子704に通信可能に結合され得る。
一般に、メモリ素子704は、ダブルデータレート(DDR)ランダムアクセスメモリ(RAM)、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、フラッシュ、読み取り専用メモリ(ROM)、光媒体、仮想メモリ領域、磁気メモリ若しくはテープメモリ、又は任意の他の好適な技術を含む、任意の好適な揮発性又は不揮発性メモリ技術を含み得る。特記なき限り、本明細書で検討されたメモリ素子のいずれも、広義の用語「メモリ」内に包含されるものとして解釈されるべきである。測定、処理、追跡、又はデータ処理システム700のコンポーネントのいずれかとの間でやり取りされる情報は、任意のデータベース、レジスタ、制御リスト、キャッシュ、又は記憶装置構造において提供されることが可能であり、それらの全ては任意の好適な時間枠で参照することができる。任意のそのような記憶装置の選択肢が、本明細書で使用される場合の広義の「メモリ」という用語に含まれ得る。同様に、本明細書に記載の潜在的な処理要素、モジュール、及びマシンのいずれも、広義の「プロセッサ」という用語に包含されるものとして解釈されるべきである。本願の図に示された要素の各々、例えば、図1~図3及び図6に示された回路/コンポーネントのうちのいずれも、ネットワーク環境においてデータ又は情報を受信、送信、及び/又は別様に伝えるのに好適なインターフェースを含むことができ、したがって、それらは、例えば、これらの要素のうちの別のもののデータ処理システム700と通信することができる。
特定の例示的な実装態様では、本明細書に記載されているような広い走査範囲を有する円偏波アンテナを動作させるための機構は、非一時的媒体を含み得る1つ以上の有形媒体に符号化されたロジック、例えば、ASICに、DSP命令に提供される埋め込みロジック、プロセッサ又は他の同様のマシンによって実行されるソフトウェア(潜在的にオブジェクトコード及びソースコードを含む)、その他によって実装され得る。これらのインスタンスのいくつかでは、図7に示されたメモリ素子704などのメモリ素子は、本明細書に記載の動作に使用されるデータ又は情報を記憶することができる。これは、本明細書に記載のアクティビティを遂行するように実行されるソフトウェア、ロジック、コード、又はプロセッサ命令を記憶することができるメモリ素子を含む。プロセッサは、本明細書に詳述された動作を達成するためのデータ又は情報に関連付けられた任意のタイプの命令を実行することができる。1つの例では、図7に示されたプロセッサ702などのプロセッサは、要素又は物品(例えば、データ)を、1つの状態又はモノから別の状態又はモノへ変形することができる。別の例では、本明細書に概説されたアクティビティは、固定ロジック又はプログラマブルロジック(例えば、プロセッサによって実行されるソフトウェア/コンピュータ命令)を用いて実装され得、本明細書で識別される要素は、何らかのタイプのプログラマブルプロセッサ、プログラマブルデジタルロジック(例えば、FPGA、DSP、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM))、若しくはデジタルロジック、ソフトウェア、コード、電子命令を含むASIC、又はこれらの任意の好適な組み合わせとすることができる。
メモリ素子704は、例えば、ローカルメモリ708及び1つ以上の大容量記憶デバイス710などの1つ以上の物理的メモリデバイスを含み得る。ローカルメモリは、プログラムコードの実際の実行中に一般的に使用されるRAM又は他の非永久メモリデバイスを指し得る。大容量記憶デバイスは、ハードドライブ又は他の永久データ記憶デバイスとして実装され得る。処理システム700はまた、実行中に大容量記憶デバイス710からプログラムコードを読み出さなければならない回数を減らすために、少なくともいくつかのプログラムコードの一時記憶装置を提供する1つ以上のキャッシュメモリ(図示せず)も含み得る。
図7に示されたように、メモリ素子704は、アプリケーション718を記憶し得る。様々な実施形態において、アプリケーション718は、ローカルメモリ708、1つ以上の大容量記憶デバイス710内に、又はローカルメモリ及び大容量記憶デバイスとは別に、記憶され得る。データ処理システム700は、アプリケーション718の実行を容易にすることができるオペレーティングシステム(図7には示さず)を更に実行し得ることを理解されたい。実行可能プログラムコードの形態で実装されているアプリケーション718は、データ処理システム700によって、例えば、プロセッサ702によって実行することができる。アプリケーションを実行することに応答して、データ処理システム700は、本明細書に記載の1つ以上の動作又は方法ステップを実行するように構成され得る。
入力デバイス712及び出力デバイス714として示された入/出力(I/O)デバイスを、任意選択的に、データ処理システムに結合することができる。入力デバイスの例としては、これらに限定されないが、キーボード、マウスなどのポインティングデバイスなどを挙げ得る。出力デバイスの例としては、これらに限定されないが、モニタ又はディスプレイ、スピーカなどを挙げ得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス714は、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、エレクトロルミネセンス(EL)ディスプレイなどの任意のタイプのスクリーンディスプレイ、又はダイヤル、気圧計、若しくはLEDなどの任意の他のインジケータであり得る。いくつかの実装態様では、システムは、出力デバイス714のためのドライバ(図示せず)を含み得る。入力及び/又は出力デバイス712、714は、直接又は介在I/Oコントローラを通してのいずれかで、データ処理システムに結合され得る。
一実施形態では、入力及び出力デバイスは、(図7では、入力デバイス712及び出力デバイス714を包囲する破線を用いて示された)複合入/出力デバイスとして実装され得る。そのような複合デバイスの一例は、「タッチスクリーンディスプレイ」又は単に「タッチスクリーン」と称されることもある、タッチセンサ式ディスプレイである。そのような実施形態では、デバイスへの入力は、タッチスクリーンディスプレイ上又はその近くでの、スタイラス又はユーザの指などの物理的な物体の動きによって提供され得る。
任意選択的に、ネットワークアダプタ716がデータ処理システムに結合され、私設又は公共の介在ネットワークを通して他のシステム、コンピュータシステム、リモートネットワークデバイス、及び/又はリモートストレージデバイスに結合することを可能にし得る。ネットワークアダプタは、上記システム、デバイス及び/又はネットワークによってデータ処理システム700に送信されるデータを受信するためのデータ受信機と、データ処理システム700から上記システム、デバイス及び/又はネットワークにデータを送信するためのデータ送信機と、を備え得る。モデム、ケーブルモデム、及びイーサネットカードは、データ処理システム700で使用され得る異なるタイプのネットワークアダプタの例である。
本開示の実施形態が、図1~図7に示されたような例示的な実装態様に関して上記に説明されたが、当業者であれば、上記の様々な教示が多種多様な他の実装態様に適用可能であることが分かるであろう。例えば、本明細書に提供された説明は、無線通信システムの1つの例を提供する5Gシステムだけではなく、これらに限定されないが、Wi‐Fi技術又はBluetooth(登録商標)技術などの他の無線通信システムにも適用可能である。また別の例では、本明細書に提供された説明は、無線通信システムだけではなく、レーダーシステムなど、アンテナアレイが使用され得る任意の他のシステムにも適用可能である。
特定のコンテクストでは、本明細書で検討された特徴は、自動車システム、医療システム、科学機器、無線及び有線通信、ラジオ、レーダー、並びにデジタル処理ベースのシステムに適用可能であり得る。
上記実施形態の検討において、位相シフタ、ビア、及び/又は他のコンポーネントなど、システムのコンポーネントは、特定のサーキットリのニーズに対応するために、容易に交換、置換、又は別様に改変することができる。更に、補完的な電子デバイス、ハードウェア、ソフトウェア、その他の使用が、本明細書に記載されているような円偏波アンテナの走査範囲を延長することに関する本開示の教示を実装するのに等しく実行可能な選択肢を提供する。
1つの例示的な実施形態では、本願図面の任意の数の電気回路が、関連電子デバイスの基板上に実装され得る。基板は、電子デバイスの内部電子システムの様々なコンポーネントを保持し、かつ更に、他の周辺装置のためのコネクタを提供することができる一般的な回路基板とすることができる。より具体的には、基板は、システムの他のコンポーネントがそれによって電気的に通信することができる電気接続部を提供することができる。(DSP、マイクロプロセッサ、支援チップセット、その他を含む)任意の好適なプロセッサ、コンピュータ可読の非一時的メモリ素子、その他を、特定の構成ニーズ、処理要望事項、コンピュータ設計、その他に基づいて、基板に好適に結合することができる。外部記憶装置、追加センサ、オーディオ/ビデオディスプレイ用コントローラ、及び周辺デバイスなどの他のコンポーネントが、プラグインカードとして、ケーブルを介して基板に取り付けられたり、又は基板自体に組み込まれたりし得る。様々な実施形態において、本明細書に記載の機能性は、これらの機能を支援する構造に配置された1つ以上の構成可能な(例えば、プログラム可能な)要素内で作動するソフトウェア又はファームウェアとして、エミュレーション形態で実装され得る。エミュレーションを提供するソフトウェア又はファームウェアは、プロセッサがそれらの機能性を遂行することを可能にするための命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に提供され得る。
別の例示的な実施形態では、本願図面の電気回路は、スタンドアロンモジュール(例えば、特定のアプリケーション又は機能を実行するように構成された関連コンポーネント及びサーキットリを有するデバイス)として実装されてもよいし、又は電子デバイスの特定用途向けハードウェアへのプラグインモジュールとして実装されてもよい。本開示の特定の実施形態は、SOCパッケージ内に、部分的又は全体的のいずれかで、容易に含まれ得ることに留意されたい。SOCは、コンピュータ又は他の電子システムのコンポーネントを単一のチップ内に統合する集積回路(IC)を表す。それは、デジタル、アナログ、混合信号機能、また多くの場合、RF機能を含み得、それらの全てが1つのチップ基板上で提供され得る。他の実施形態は、単一の電子パッケージ内に位置し、電子パッケージの至るところで互いに密接に相互作用するように構成された複数の別個のICを有するマルチチップモジュール(MCM)を含み得る。
また、本明細書で概説された仕様、寸法、及び関係(例えば、図1~図7のシステムに示されたコンポーネントの数)は、単に、例及び教示のみを目的として提供されていることに留意することが必須である。そのような情報は、本開示の趣旨から逸脱することなく、大きく変動し得る。システムは、任意の好適な方法で確立することができることを理解されたい。同様の設計代替態様に沿って、本願図面の示された回路、コンポーネント、モジュール、及び要素のいずれも、考えられる様々な構成で組み合わせることができ、それらの全ては、明らかに、本明細書の広義の範囲内にある。前述の説明では、例示的な実施形態が、特定のコンポーネント構成を参照して説明された。様々な改変及び変更が、本開示の範囲から逸脱することなく、そのような実施形態に対して行い得る。したがって、説明及び図面は、制限的な意味ではなく、むしろ例示的な意味で捉えられるべきである。
本開示の実施形態のいくつかの選択された例を以下にまとめる。
例1は、アンテナアセンブリであって、支持構造(例えば、PCB、又はPCBの一部分)と、支持構上の第1の層(例えば、図2の図に示された層)内の導電性材料のアンテナパッチ(例えば、アンテナパッチ210-1)と、第1のビア(例えば、アンテナパッチ210-1のビア214-1)であって、支持構造上の第2の層(例えば、図3の図に示された層)内の第1のビア接続点と、アンテナパッチ内の第1のビア接続点(すなわち、支持構造上の第1の層内の第1のビア接続点)との間に延在する(かつ、それらに電気的に結合されている、例えば接触している)第1のビアと、第2のビア(例えば、アンテナパッチ210-1のビア214-2)であって、支持構造上の第2の層内の第2のビア接続点と、アンテナパッチ内の第2のビア接続点(すなわち、支持構造上の第1の層内の第2のビア接続点)との間に延在し(かつ、それらに電気的に結合され、例えば接触し)、アンテナパッチ内の第2のビア接続点はアンテナパッチ内の第1のビア接続点とは異なり、第2の層内の第2のビア接続点は第2の層内の第1のビア接続点とは異なる、第2のビアと、アンテナパッチの導電性材料の第1の開口部であって、アンテナパッチの導電性材料の第1の部分が、第1の開口部内に部分的にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分と、第1の開口部の外にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分との間にあるように、アンテナパッチ内の第1のビア接続点を部分的に囲む、第1の開口部と、アンテナパッチの導電性材料の第2の開口部であって、アンテナパッチの導電性材料の第2の部分が、第2の開口部内に部分的にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分と、第2の開口部の外にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分との間にあるように、アンテナパッチ内の第2のビア接続点を部分的に囲む、第2の開口部と、を備え、アンテナパッチの導電性材料の第1の部分はアンテナパッチの導電性材料の第2の部分に実質的に垂直である、アンテナアセンブリを提供する。
例2は、第1の開口部が、アンテナパッチの導電性材料の第1の部分を除いて、アンテナパッチ内の第1のビア接続点を囲む連続開口部である、例1に記載のアンテナアセンブリを提供する。同様に、第2の開口部は、アンテナパッチの導電性材料の第2の部分を除いて、アンテナパッチ内の第2のビア接続点を囲む連続開口部であり得る。
例3は、第1の開口部がリング状開口部である、例2に記載のアンテナアセンブリを提供する。同様に、第2の開口部は、リング状開口部であり得る。
例4は、第1の開口部の一部分が第2の開口部の一部分と接触している、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例5は、アンテナパッチ内の第1のビア接続点が、実質的に第1の開口部の中心にある、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。同様に、アンテナパッチ内の第2のビア接続点は、実質的に第2の開口部の中心にあり得る。
例6は、第2の層内の第1のビア接続点と第2の層内の第2のビア接続点との間に延在する(かつ、それらに電気的に結合されている、例えば、接触している)伝送線(例えば、伝送線308)を更に含む、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例7は、伝送線が1/4波長伝送線である、例6に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例8は、第2の層内の第1のビア接続点又は第2の層内の第2のビア接続点のいずれかに結合された信号相互接続部(例えば、伝送線304)を更に含む、例6又は7に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例9は、伝送線が第2の層内にある、例6~8のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例10は、支持構造上の第1の層内に伝送線(例えば、伝送線218)を更に含み、伝送線は、アンテナパッチからある距離にあり、かつアンテナパッチを部分的に囲む、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例11は、伝送線が、アンテナアセンブリの動作中、浮いている、例10に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例12は、伝送線が、アンテナパッチ内の第1のビア接続点とアンテナパッチの導電性材料の第1の部分との間の線に実質的に垂直である第1の部分(例えば、部分219-1)と、アンテナパッチ内の第2のビア接続点とアンテナパッチの導電性材料の第2の部分との間の線に実質的に垂直である第2の部分(例えば、部分219-2)と、を含む、例10又は11に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例13は、伝送線が、伝送線の第1の部分と伝送線の第2の部分との間に第3の部分(例えば、部分219-3)を更に含み、伝送線の第3の部分は、アンテナパッチ内の第2のビア接続点とアンテナパッチ内の第1のビア接続点との間の線に実質的に平行である、例12に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例14は、支持構造上の第1の層内のアンテナパッチ、第1のビア、第2のビア、第1の開口部、第2の開口部、及び伝送線が、アンテナアセンブリのアンテナ素子に含まれ、アンテナ素子は、アンテナアセンブリの複数のアンテナ素子のうちの1つであり、複数のアンテナ素子の個々のものは、互いに対するそれらの配向を除いて、実質的に同一である、例10~13のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例15は、複数のアンテナ素子の各アンテナ素子が、その隣接するアンテナ素子に対する配向において均等にかつ漸進的に回転されている、例14に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例16は、支持構造上の第1の層内のアンテナパッチ、第1のビア、第2のビア、第1の開口部、第2の開口部、及び伝送線が、アンテナアセンブリのアンテナ素子に含まれ、アンテナ素子は、アンテナアセンブリの複数のアンテナ素子のうちの1つであり、複数のアンテナ素子の各アンテナ素子は、その隣接するアンテナ素子に対する配向において均等にかつ漸進的に回転されている、例10~13のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例17は、複数のアンテナ素子が、第1のアンテナ素子、第2のアンテナ素子、第3のアンテナ素子、及び第4のアンテナ素子を含み、アンテナアセンブリの動作中、第1のアンテナ素子に提供される信号は、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトを有し、第3のアンテナ素子に提供される信号は、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトと、第1のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に180度の位相シフトとを有し、第4のアンテナ素子に提供される信号は、第4のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトと、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に180度の位相シフトと、第1の信号に提供される信号に対して実質的に270度の位相シフトとを有する、例14~16のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例18は、複数のアンテナ素子が、アンテナアセンブリのスーパー素子(例えば、スーパー素子200)に含まれ、スーパー素子は、アンテナアセンブリの複数のスーパー素子のうちの1つである(例えば、スーパー素子200の異なるインスタンスは、アンテナアレイ110のアンテナ素子112の異なるものを実装し得る)、例14~17のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例19は、アンテナアセンブリの複数のスーパー素子のうちの1つ以上に結合された1つ以上のビームフォーマを更に含む、例18に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例20は、アンテナパッチ、第1のビア、第2のビア、第1の開口部、及び第2の開口部が、アンテナアセンブリのアンテナ素子に含まれ、アンテナ素子は、アンテナアセンブリの複数のアンテナ素子のうちの1つであり、複数のアンテナ素子の個々のものは、互いに対するそれらの配向を除いて、実質的に同一である、例1~13のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例21は、複数のアンテナ素子の各アンテナ素子が、その隣接するアンテナ素子に対する配向において均等にかつ漸進的に回転されている、例20に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例22は、アンテナパッチ、第1のビア、第2のビア、第1の開口部、及び第2の開口部が、アンテナアセンブリのアンテナ素子に含まれ、アンテナ素子は、アンテナアセンブリの複数のアンテナ素子のうちの1つであり、複数のアンテナ素子の各アンテナ素子は、その隣接するアンテナ素子に対する配向において均等にかつ漸進的に回転されている、例1~13のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例23は、複数のアンテナ素子が、第1のアンテナ素子、第2のアンテナ素子、第3のアンテナ素子、及び第4のアンテナ素子を含み、アンテナアセンブリの動作中、第1のアンテナ素子に提供される信号は、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトを有し、第3のアンテナ素子に提供される信号は、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトと、第1のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に180度の位相シフトとを有し、第4のアンテナ素子に提供される信号は、第4のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に90度の位相シフトと、第2のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に180度の位相シフトと、第1のアンテナ素子に提供される信号に対して実質的に270度の位相シフトとを有する、例20~22のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例24は、複数のアンテナ素子が、アンテナアセンブリのスーパー素子(例えば、スーパー素子200)に含まれ、スーパー素子は、アンテナアセンブリの複数のスーパー素子のうちの1つである(例えば、スーパー素子200の異なるインスタンスは、アンテナアレイ110のアンテナ素子112の異なるものを実装し得る)、例20~23のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例25は、アンテナアセンブリの複数のスーパー素子のうちの1つ以上に結合された1つ以上のビームフォーマを更に含む、例24に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例26は、アンテナパッチの導電性材料内に1つ以上の追加開口部(例えば、開口部220)を更に含む、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例27は、1つ以上の追加開口部が、従来の技術を使用して(例えば、スピンコーティング又は浸漬コーティングを使用して)IC構造の開口部内に堆積し得る任意の固体誘電体材料などの固体誘電体材料、又は空気などの気体誘電体のいずれかであり得る、誘電体材料で少なくとも部分的に充填されている、例26に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例28は、第1の開口部が、従来の技術を使用して(例えば、スピンコーティング又は浸漬コーティングを使用して)IC構造の開口部内に堆積し得る任意の固体誘電体材料などの固体誘電体材料、又は空気などの気体誘電体のいずれかであり得る、誘電体材料で少なくとも部分的に充填されている、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。同じことが、第2の開口部にも当てはまる。
例29は、第1の開口部が、第1の層と第2の層との間を支持構造に実質的に垂直な方向に延在する(すなわち、連続的である)、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例30は、第2の層が第1の層よりも支持構造に近い、先行例のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを提供する。
例31は、アンテナアセンブリであって、2×2アンテナパッチアレイを含み、各アンテナパッチは、その隣接するアンテナパッチに対する配向において均等にかつ漸進的に回転されており、各アンテナパッチは、導電性材料の層を含み、導電性材料は、多角形としてパターン化され、かつ、第1のリング状開口部であって、アンテナパッチの導電性材料の第1の部分を囲むことにおいて、第1のリング状開口部によって囲まれたアンテナパッチの導電性材料の第1の部分と、第1のリング状開口部の外にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分とを接続する第1の伝送線を除いて、連続している、第1のリング状開口部と、第2のリング状開口部であって、アンテナパッチの導電性材料の第2の部分を囲むことにおいて、第2のリング状開口部によって囲まれたアンテナパッチの導電性材料の第2の部分と、第2のリング状開口部の外にあるアンテナパッチの導電性材料の一部分とを接続する第2の伝送線を除いて、連続し、第1の伝送線は第2の伝送線に実質的に垂直である、第2のリング状開口部と、を含む、アンテナアセンブリを提供する。
例32は、2×2のアンテナパッチアレイの異なるアンテナパッチに近接し、かつそれを部分的に包囲するそれぞれの伝送線(例えば、伝送線218)を更に含む、例31に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例33は、伝送線が、アンテナアセンブリの動作中、浮いている、例32に記載のアンテナアセンブリを提供する。
例34は、例1~30のいずれか1つに記載のアンテナアセンブリを含むアンテナ装置を提供する。
例35は、アンテナアセンブリに結合されたビームフォーマアレイを更に含む、例34に記載のアンテナ装置を提供する。
例36は、ビームフォーマアレイに結合されたアップ又はダウンコンバータ(UDC)回路を更に含む、例34又は35に記載のアンテナ装置を提供する。
例37は、他のコンポーネント、例えば、図1に示されたものを更に含む、例34~36のいずれか1つに記載のアンテナ装置を提供する。