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JP7652142B2 - 走行ルート案内装置及び走行ルート案内方法 - Google Patents
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JP7652142B2 - 走行ルート案内装置及び走行ルート案内方法 - Google Patents

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Description

本発明は、走行ルート案内装置及び走行ルート案内方法に関する。
例えば特許文献1には、カーシェアリングシステムの課金額管理装置において、車両の複数の候補ルート上の山岳地、市街地、及び高速道路の各距離に基づき車両の走行時の累積負荷を候補ルートごとに算出し、負荷に応じた追加課金額を候補ルートとともに提示する点が記載されている。
特開2021-135757号公報
例えば配車サービスやタクシー運営会社では、車両の維持費を削減するため、ギア交換やオイル交換などの車両のメンテナンス頻度の低減や車検費用の低減が要求される。このため、走行ルートごとに車両の負荷をより高精度に推定し、低負荷な走行ルートをより確実に選択することが望まれる。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、車両の走行ルートごとの負荷を高精度に提示することができる走行ルート案内装置及び走行ルート案内方法を提供することを目的とする。
本発明の走行ルート案内装置は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有する。
上記の構成において、前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞状況を示す渋滞情報を取得し、前記渋滞情報に基づき前記車速を推定してもよい。
本発明の走行ルート案内装置は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有前記負荷推定部は、前記複数の走行ルートが共通の経由地点を経由する場合、前記車両の現在位置から前記経由地点までの第1区間、及び前記経由地点から前記目的地までの第2区間の各々を走行したときの前記負荷をそれぞれ推定し、前記通知部は、前記複数の走行ルートの各々の前記第1区間及び前記第2区間のそれぞれの前記負荷を通知する
本発明の他の走行ルート案内装置は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、前記複数の走行ルートの各々のカーブの曲率の分布を取得する曲率分布取得部と、前記曲率の分布から前記車両の一組の駆動輪の回転数の差分を前記走行ルートごとに推定する差分推定部と、前記走行ルートごとの前記勾配の分布、前記車速、及び前記回転数の差分に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有する。
本発明のさらに他の走行ルート案内装置は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、前記車両のトランスミッションオイルの温度を取得する温度取得部と、前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の前記トランスミッションオイルの温度上昇量を算出し、前記温度及び前記温度上昇量から、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有する。
上記の構成において、前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間を走行する前記他の車両の位置の時間変化から推定してもよい。
上記の構成において、前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間の法定速度から推定してもよい。
上記の構成において、前記負荷推定部は、前記勾配に応じた前記車速及び前記負荷の相関関係が登録されたデータベースから前記負荷を推定してもよい。
上記の構成において、前記通知部は、前記複数の走行ルート、前記負荷、及び前記複数の走行ルートの各々を走行したときの前記目的地までの所要時間を通知してもよい。
本発明の走行ルート案内方法は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させ、前記負荷を推定する処理において、前記複数の走行ルートが共通の経由地点を経由する場合、前記車両の現在位置から前記経由地点までの第1区間、及び前記経由地点から前記目的地までの第2区間の各々を走行したときの前記負荷をそれぞれ推定し前記負荷を通知する処理において、前記複数の走行ルートの各々の前記第1区間及び前記第2区間のそれぞれの前記負荷を通知する、方法である。
本発明の他の走行ルート案内方法は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、前記複数の走行ルートの各々のカーブの曲率の分布を取得し、前記曲率の分布から前記車両の一組の駆動輪の回転数の差分を前記走行ルートごとに推定し、前記走行ルートごとの前記勾配の分布、前記車速、及び前記回転数の差分に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させる、方法である。
本発明のさらに他の走行ルート案内方法は、車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、前記車両のトランスミッションオイルの温度を取得し、前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の前記トランスミッションオイルの温度上昇量を算出し、前記温度及び前記温度上昇量から、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させる、方法である。
上記の方法では、前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞状況を示す渋滞情報を取得し、前記渋滞情報に基づき前記車速を推定してもよい。
上記の方法では、前記車速を取得する処理において、前記渋滞情報に基づき、前記複数の走行ルートにおいて渋滞している区間、及び渋滞していない区間を判別し、前記渋滞している区間における前記車速を渋滞の度合いに応じて推定してもよい。
上記の方法では、前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間を走行する前記他の車両の位置の時間変化から推定してもよい。
上記の方法では、前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間の法定速度から推定してもよい。
上記の方法では、前記負荷を推定する処理において、前記勾配に応じた前記車速及び前記負荷の相関関係が登録されたデータベースから前記負荷を推定してもよい。
上記の方法では、前記負荷を通知する処理において、前記複数の走行ルート、前記負荷、及び前記複数の走行ルートの各々を走行したときの前記目的地までの所要時間を通知してもよい。
本発明によれば、車両の走行ルートごとの負荷を高精度に提示することができる。
走行ルート案内システムの一例を示す構成図である。 第1実施例のECU(Electronic Control Unit)を示す構成図である。 負荷情報データベースの一例を示す図である。 走行ルートの渋滞状況に応じたトルク負荷の算出例を示す図である。 走行ルート案内画面の一例を示す図である。 走行ルート案内画面の他の例を示す図である。 第1実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。 車速の推定処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施例のECUを示す構成図である。 第2実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。 第3実施例のECUを示す構成図である。 第3実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。
(走行ルート案内システム)
図1は、走行ルート案内システム8の一例を示す構成図である。走行ルート案内システム8は、車両9、交通情報サーバ80、及びクラウドサーバ81を含む。車両9、交通情報サーバ80、及びクラウドサーバ81は、例えばインターネットなどの通信ネットワークNWにそれぞれ接続されている。
交通情報サーバ80は、交通の状況に関する各種の情報を、通信ネットワークNWを介して車両9に提供する。この情報には、道路の渋滞状況を示す渋滞情報、他の車両の位置を示す位置情報などが含まれる。渋滞情報は、渋滞の有無及び渋滞の程度を示す。また、位置情報は、例えばGPS(Global Positioning System)を搭載した車両から受信した位置情報である。
クラウドサーバ81は、車両9のトルクに基づく負荷(以下、トルク負荷と表記)を推定するための装置である。クラウドサーバ81は、車両9の車速とトルク負荷の相関関係が登録された負荷情報データベース(DB)810を有する。クラウドサーバ81は、通信ネットワークNWを介して車両9からの要求に応じて負荷情報DB810からトルク負荷を算出して車両9に送信する。
車両9は、一例としてハイブリッド車であるが、これに限定されず、ガソリン車または電気自動車であってもよい。車両9は、ECU1、ナビゲーションシステム2、無線通信装置3、エンジン40、モータジェネレータ(MG)41、トランスミッション43、ディファレンシャルギア44、車軸45、及び一組の駆動輪46を有する。また、車両9は、センサ系として、車速センサ50、外気温センサ51、油温センサ52、及びモータ温度センサ53を有する。
無線通信装置3は、例えばWiFi(登録商標)、4G(4th Generation)、または5G(5th Generation)などに準拠した無線通信回路を備えている。ECU1は、無線通信装置3により通信ネットワークNWを介して交通情報サーバ80及びクラウドサーバ81と通信する。
ECU1は、ドライバの操作に応じてエンジン40及びMG41の出力トルクを制御する。エンジン40及びMG41は、それぞれ、トルクをトランスミッション43に出力する。トランスミッション43はエンジン40及びMG41の回転を変速する。ディファレンシャルギア44は、駆動輪46の車軸45に連結されている。
ディファレンシャルギア44は各駆動輪46の回転数に差が生ずるようにトランスミッション43の動力を各駆動輪46に伝達する。ディファレンシャルギア44には、各駆動輪46に連結した一対のサイドギア、及び、各サイドギア間に位置するピニオンギアを有している。車両9が左右の何れかに旋回するとき、その旋回方向に応じた一方の駆動輪46のサイドギアは他方の駆動輪46のサイドギアよりも回転数が多くなるようにピニオンギアと噛み合う。
また、ECU1は、車速センサ50、外気温センサ51、油温センサ52、及びモータ温度センサ53から各々の検出値を取得して各種の処理に用いる。車速センサ50は車両9の速度を検出する。外気温センサ51は車両9の外気温を検出する。油温センサ52は、トランスミッション43及びディファレンシャルギア44を潤滑及び冷却するトランスミッションオイルの温度を検出する。モータ温度センサ53はMG41の温度を、例えばMG41の冷却油から検出する。
ナビゲーションシステム2は、ドライバの操作に応じて地図上の現在地から目的地に至る走行ルートを探索する。ナビゲーションシステム2は、一例として、GPS20、経路探索部21、地図データベース(DB)22、及びタッチパネル23を有する。
GPS20は車両9の現在地(緯度及び経度)を取得する。地図データベース22は、メモリなどの記憶装置に予め記憶されており、道路に関する地図情報を含む。地図データベース22には、道路のルートだけでなく、道路に沿った路面の勾配及び曲率の分布も含まれる。タッチパネル23は、地図DB22に基づく地図を表示し、ドライバから例えば目的地の入力操作を受け付ける。
経路探索部21は、例えばマイクロコントローラなどのコンピュータにより実現される。経路探索部21は、GPS20が取得した現在地、タッチパネル23から入力された目的地、及び地図DB22に基づいて、現在地から目的地に至る複数の走行ルート、その走行距離、及び目的地の到着予定時刻を探索する。
ECU1は走行ルート案内装置及びコンピュータの一例である。ECU1は、ナビゲーションシステム2と連携して、走行ルートごとの車両9の負荷を推定してドライバに提示する。なお、走行ルート案内装置は、ECU1及びナビゲーションシステム2の機能を併せ持つ1つの装置であってもよい。
(第1実施例)
図2は、第1実施例のECU1を示す構成図である。ECU1は、マイクロコントローラなどのコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、フラッシュメモリなどのストレージメモリ13、及び入出力ポート14を有する。CPU10は、互いに信号の入出力ができるように、ROM11、RAM12、ストレージメモリ13、及び入出力ポート14と、バス19を介して電気的に接続されている。
ROM11は、CPU10を駆動するプログラムが格納されている。RAM12は、CPU10のワーキングメモリとして機能する。入出力ポート14は、CPU10とナビゲーションシステム2、無線通信装置3、エンジン40及びMG41の各制御器(不図示)、車速センサ50、外気温センサ51、油温センサ52、及びモータ温度センサ53との間のデータの入出力処理を行う回路である。
CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、動作管理部100、走行制御部101、情報取得部102、車速取得部103、負荷推定部104、及び通知部105を形成する。動作管理部100はECU1の全体の動作を制御する。動作管理部100は、所定のシーケンスに従い走行制御部101、情報取得部102、車速取得部103、負荷推定部104、及び通知部105に対して動作を指示する。
走行制御部101は、ドライバのアクセル及びブレーキの操作に応じてエンジン40及びMG41にそれぞれ出力トルクを指令する。
情報取得部102は、ルート取得部及び勾配分布取得部の一例である。情報取得部102は、ナビゲーションシステム2から走行ルートの情報(以下、走行ルート情報と表記)130を取得する。情報取得部102は走行ルート情報をストレージメモリ13に格納する。
また、情報取得部102は、ナビゲーションシステム2から各走行ルートの路面の勾配の分布の情報(以下、勾配分布情報と表記)131を取得する。情報取得部102は、勾配分布情報131をストレージメモリ13に格納する。
また、情報取得部102は、ナビゲーションシステム2から各走行ルートの走行距離の情報(以下、距離情報と表記)132を取得する。情報取得部102は、距離情報132をストレージメモリ13に格納する。
車速取得部103は、各走行ルートを走行している他の車両の車速を取得する。例えば車速取得部103は、交通情報サーバ80から無線通信装置3を介して渋滞情報を取得し、渋滞情報に基づき車速を推定する。このため、車速取得部103は、現在の走行ルートの渋滞状況から車速を容易に取得することができる。
負荷推定部104は、走行ルートごとの距離、勾配の分布、及び上記の車速に基づき、各走行ルートを走行したときの車両9の負荷を推定する。負荷推定部104は、走行ルートごとに、勾配分布情報及び車速からクラウドサーバ81の負荷情報DB810に基づき単位距離当たりのトルク負荷を算出する。負荷推定部104は、走行ルートごとの単位距離当たりのトルク負荷に、距離情報132が示す走行距離を乗ずることにより負荷を算出する。このように負荷推定部104は、走行ルートごとの勾配及び車速から高精度に負荷を推定することができる。
通知部105は、各走行ルート及び上記の負荷をドライバに通知する。より具体的には、通知部105は、ナビゲーションシステム2に各走行ルート及び負荷の表示を要求する。ナビゲーションシステム2は、経路探索部21が探索した各走行ルート及び負荷をタッチパネル23に表示する。これによりドライバは、走行による車両9の負荷を考慮して走行ルートを選択することができる。なお、ドライバは車両9の乗員の一例であり、通知部105はドライバ以外の乗員に各走行ルート及び負荷を通知してもよい。
(トルク負荷の推定)
図3は、負荷情報DB810の一例を示す図である。負荷情報DB810は、勾配に応じた車速及び負荷の相関関係が登録されたデータベースの一例である。図3のグラフにおいて、横軸は、車速取得部103が推定した車速を示し、縦軸は、車両9に生ずる単位距離(例えば1km)当たりのトルク負荷を示す。車速及びトルク負荷の相関関係は勾配ごと(例えば0°、5°、10°、・・・)に示されている。
トルク負荷は、エンジン40及びMG41の少なくとも一方からトランスミッション43に入力されるトルクをT(N・m)とすると、Tk(k:トランスミッション43の素材及び構造に応じて決定される係数)で表される。本例においてトルク負荷は車速に対して2次関数的に変化するが、トルク負荷と車速の相関関係は車両9の特性に応じて適宜に決定される。
負荷推定部104は、例えば各走行ルートの所定距離D1(例えば5km)の区間ごとに負荷情報DB810からトルク負荷を算出する。例えば、走行ルートのある区間の車速がVであり、その区間内の勾配の平均が10°である場合、単位距離D2当たりのトルク負荷はTLとなる。したがって、負荷推定部104は、トルク負荷TLに距離の比(D1/D2)を乗ずることによりその区間のトルク負荷を算出することができる。なお、所定距離D1及び単位距離D2は同一であってもよい。
このように、負荷推定部104は、勾配に応じた車速及び負荷の相関関係が登録されたデータベースから負荷を推定する。このため、負荷推定部104は、煩雑な計算を省き、容易に負荷を算出することができる。
(車速の推定)
次に走行ルートを走行中の他の車両の車速の推定手段の例を説明する。なお、本例の車速取得部103は、交通情報サーバ80が保持する渋滞情報から車速を推定するが、これに限定されず、クラウドサーバ81が収集した各走行ルートの他の車両の車速を取得してもよい。
図4は、走行ルートの渋滞状況に応じたトルク負荷の算出例を示す図である。車速取得部103は、走行ルートごとに渋滞情報を取得し、渋滞情報に基づき車速を推定する。渋滞情報は、走行ルートにおいて渋滞状況が同じ区間L1~L4ごとに渋滞の程度を示す。例えば、「渋滞(大)」は渋滞の度合いが高いことを示し、「渋滞(小)」は渋滞の度合いが低いことを示す。また、「渋滞なし」は渋滞が発生していないことを示す。
符号Gaで示されるように、一例として、走行ルート上の現在地Aに最も近い区間L1の渋滞状況は「渋滞(大)」であり、区間L1の次の区間L2の渋滞状況は「渋滞(小)」である。また、区間L2の次の区間L3の渋滞状況は「渋滞(大)」であり、走行ルート上の目的地Bに最も近く、区間L3の次の区間L4の渋滞状況は「渋滞なし」である。これにより、車速取得部103は、渋滞情報に基づき、走行ルートにおいて渋滞している区間L1~L3、及び渋滞していない区間L4を判別する。
符号Gbは、走行ルート上の位置に対する、車速取得部103が推定した車速を示す。車速取得部103は、渋滞している区間L1~L3における車速を渋滞の度合いから推定する。車速取得部103は、一例として、「渋滞(大)」の区間L1,L3の車速をVL(Km/h)と推定し、「渋滞(小)」の区間L2の車速をVH(Km/h)と推定する。ここでVHはVLより大きい。例えば、VHは3(Km/h)であり、VLは10(Km/h)である。これにより、渋滞の度合いに応じて高精度に車速を推定することができる。
また、車速取得部103は、走行ルートの渋滞していない区間L4における車速を、その区間L4を走行する他の車両の位置の時間変化から推定する。車速取得部103は、交通情報サーバ80から、区間L4を走行中の他の車両の位置情報を周期的に複数回取得する。車速取得部103は、位置情報が示す位置の時間変化から車速を推定する。
例えば、区間L4を走行中の他の車両の位置情報が、期間TごとにP1、P2、・・・・、Pn(一例として緯度または経度)を示すと仮定する。この場合、車速取得部103は、位置Piと位置Pi+1との差分をΔPとして、ΔPi/T(i=1,2,・・・,n-1、nは正の整数)の平均値を車速として算出する。また、位置情報は車両1台分に限定されず、複数台分の位置情報から車速の平均値が算出されてもよい。なお、車速は所定距離D1ごとに算出される。
このように、車速取得部103は、他の車両の位置の時間変化から高精度に車速を推定することができる。また、車速取得部103は、これに限定されず、例えば区間L4の法定速度から車速を推定してもよい。ここで法定速度は例えば地図データベース22から取得されてもよいし、交通情報サーバ80から取得されてもよい。法定速度から車速を推定した場合、上記のような算出処理を省くことができるだけでなく、該当区間L4を走行中の他の車両がいないときでも、迅速に車速を推定することができる。さらに上述したように、クラウドサーバ81が車両と通信したときに車速を収集して車速情報として配信してもよい。この場合、車速取得部103は、クラウドサーバ81から該当区間L4の車速を取得する。
符号Gcは、走行ルート上の位置に対する勾配の変化、つまり勾配分布情報131を示す。また、符号Gdは、走行ルート上の位置に対するトルク負荷の変化を示す。例えば区間L1では、目的地Bに近い位置ほど、勾配が増加しており、車速はVLであると推定される。このため、区間L1のトルク負荷は勾配の増加に従って増加している。
また、区間L2では、目的地Bに近い位置ほど、勾配が増加しているが、勾配の増加は直前の区間L1より小さい。車速は、直前の区間L1の車速(VL)より大きいVHと推定される。このため、区間L2のトルク負荷は、車速の増加分だけ区間L1より大きくなるが、位置変化に対する増加は区間L1より緩やかとなる。
また、区間L3では、目的地Bに近い位置ほど、勾配が増加しているが、勾配の増加は直前の区間L2より小さい。車速は、直前の区間L2の車速(VH)より小さいVLと推定される。このため、区間L3のトルク負荷は、車速の減少分だけ区間L2より小さくなるが、位置変化に対する増加は区間L2より緩やかとなる。
また、区間L4では、位置に応じて勾配が増減している。また、車速は、車両の位置情報から目的地Bに近づくほど上昇するものと推定されたと仮定する。このため、区間L4のトルク負荷は、目的地Bに近いほど増加しつつ、勾配の変化に応じて増減する。
このように、車速取得部103は、交通情報サーバ80から取得した渋滞情報に基づき走行ルート上の車速を推定するため、渋滞状況に応じて高精度に車両9の負荷を算出することができる。負荷推定部104は、走行ルート上の位置に応じたトルク負荷を合計することにより車両9の負荷を算出する。具体的には、所定距離D1ごとのトルク負荷の合計が負荷としてドライバに提示される。
(走行ルート案内画面)
通知部105は、ナビゲーションシステム2に対し走行ルート案内画面の表示を指示する。ナビゲーションシステム2は指示に従って走行ルート案内画面をタッチパネル23に表示する。
図5は、走行ルート案内画面の一例を示す図である。走行ルート案内画面は、地図上の各走行ルート#1,#2、及びルート案内情報Wを含む。ルート案内情報Wには、走行ルート#1,#2の負荷レベル及び到着予想時刻が含まれる。
負荷推定部104は、推定した負荷と所定の基準負荷との比較結果に基づき負荷レベルを決定する。負荷推定部104は、負荷>基準負荷の場合、負荷レベルを「大」とし、負荷≦基準負荷の場合、負荷レベルを「小」とする。本例では、走行ルート#1の負荷レベルは「大」であり、走行ルート#2の負荷レベルは「小」である。
また、ナビゲーションシステム2の経路探索部21は、車両9が走行ルート#1,#2を走行したときの所要時間を算出する。算出には、例えば車速取得部103が推定した車速が用いられてもよい。ナビゲーションシステム2は、各走行ルート#1,#2を走行したときの目的地Bへの到着予想時刻を現在時刻及び所要時間から算出して表示する。
ドライバは、走行ルート案内画面を見て何れの走行ルート#1,#2を選択するかを決定する。例えばドライバは、負荷レベルに応じて負荷の小さい走行ルート#2を選択することができる。また、ドライバは、到着予想時刻に応じて早く到着できる走行ルート#1を選択することもできる。
このように、通知部105は、走行ルート#1,#2、負荷レベル、及び各走行ルート#1,#2を走行したときの目的地Bまでの所要時間を通知する。このため、ドライバは、負荷及び所要時間を考慮して走行ルート#1,#2を選択することができる。
また、通知部105は、走行ルート#1,#2が共通の経由地点を経由する場合、車両9の現在地Aから経由地点までの区間、及び経由地点から目的地Bまでの区間の各々を走行したときの負荷レベルを表示してもよい。
図6は、走行ルート案内画面の他の例を示す図である。走行ルート案内画面は、地図上の各走行ルート#1,#2、及びルート案内情報Waを含む。ルート案内情報Waには、走行ルート#1,#2の負荷レベル及び到着予想時刻が含まれる。
本例において、走行ルート#1,#2が共通の経由地点Cを経由する。このため、負荷推定部104は、車両9の現在地Aから経由地点Cまでの区間A-C、及び経由地点Cから目的地Bまでの区間C-Bの各々を走行したときの負荷を推定する。これにより、ルート案内情報Waは、各走行ルート#1,#2の区間A-C及び区間C-Bのそれぞれを走行した場合の負荷レベルを含む。
したがって、ドライバは、例えば負荷レベルが小さいことを優先する場合、現在地Aから経由地点Cまで走行ルート#2を選択し、経由地点Cから目的地Bまで走行ルート#1を選択することができる。これは、分岐点の多い走行ルート#1,#2において有効である。なお、区間A-Cは第1区間の一例であり、区間C-Bは第2区間の一例である。
このように、通知部105は、各走行ルート#1,#2の区間A-C及び区間C-Bの各々の負荷を通知する。よって、ドライバは、走行ルート#1,#2を部分的に選択することができる。
(ECUの処理)
図7は、第1実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。走行ルート案内処理は走行ルート案内方法の一例である。ECU1は、起動すると走行ルート案内処理を実行する。
まず、動作管理部100は、ドライバからナビゲーションシステム2を介して走行ルート案内の要求を受けたか否かを判定する(ステップSt1)。ナビゲーションシステム2は、例えばドライバからタッチパネル23の入力操作を受け付けることにより走行ルート案内の要求を検出してECU1に出力する。走行ルート案内の要求を受けていない場合(ステップSt1のNo)、本処理は終了する。
また、走行ルート案内の要求を受けた場合(ステップSt1のYes)、情報取得部102は、ナビゲーションシステム2から走行ルート情報130を取得する(ステップSt2)。走行ルート情報130は、地図データベース22に基づいて複数の走行ルートを示す。
次に情報取得部102は、走行ルートごとの勾配分布情報131及び距離情報132を取得する(ステップSt3)。なお、勾配分布情報131及び距離情報132の少なくとも一方は走行ルート情報130に一体化されていてもよい。
次に車速取得部103は、無線通信装置3を介して交通情報サーバ80から走行ルートの渋滞情報を取得する(ステップSt4)。車速取得部103は、例えば走行ルート情報130を交通情報サーバ80に送信し、交通情報サーバ80は、走行ルート情報130が示す走行ルートに応じた交通情報を無線通信装置3に送信する。
次に車速取得部103は、渋滞情報に基づき各走行ルート上の他の車両の車速を推定する(ステップSt5)。車速の推定処理は後述する。
次に負荷推定部104は、各走行ルートについて、走行ルート情報130、勾配分布情報131、及び距離情報132に基づき、走行時の車両9の負荷を推定する(ステップSt6)。負荷推定部104は、所定距離D1ごとに勾配の平均値及び車速から負荷情報データベース810を参照することにより単位距離当たりのトルク負荷を算出する。負荷推定部104は、距離情報132が示す距離分のトルク負荷の合計を負荷として算出する。なお、各走行ルートに共通の経由地点がある場合、負荷推定部104は、上述したように、現在地から経由地点までの区間、及び経由地点から目的地までの区間のそれぞれの走行時の車両9の負荷を算出する。また、負荷推定部104は、負荷と閾値の比較結果から負荷レベルを判定する。
次に通知部105はルート案内画面の表示をナビゲーションシステム2に指示する(ステップSt7)。これにより、各走行ルート、負荷レベル、及び到着予想時刻がドライバに通知される。このようにして走行ルート案内処理は実行される。
図8は、車速の推定処理の一例を示すフローチャートである。本処理は上記のステップSt5において実行される。
車速取得部103は、渋滞情報から、渋滞が発生中の区間、及び渋滞が未発生の区間を判別する(ステップSt11)。上述した例の場合、渋滞が発生中の区間は区間L1~L3(渋滞(大)及び渋滞(小))であり、渋滞が未発生の区間は区間L4(渋滞なし)である。
次に車速取得部103は、識別した区間の1つを選択する(ステップSt12)。選択順序に限定はないが、例えば走行ルート上で車両9の現在地に最も近い区間から目的地に最も近い区間に向かう順序で選択が行われてもよい。
次に車速取得部103は、選択中の区間に渋滞が発生中であるか否かを上記の判別結果に基づき判定する(ステップSt13)。選択中の区間に渋滞が発生中である場合(ステップSt13のYes)、車速取得部103は、渋滞情報が示す該当区間の渋滞の度合いから車速を推定する(ステップSt14)。上述した例の場合、車速は、渋滞(大)の区間の場合、VLと推定され、車速は、渋滞(小)の区間の場合、VHと推定される。なお、渋滞が発生中の区間では車速が遅いため、仮に車両の位置情報の時間変化から車速を推定すると、上記の手法より処理時間が長くなる。
一方、選択中の区間に渋滞が未発生である場合(ステップSt13のNo)、車速取得部103は、選択中の区間を走行中の他の車両の位置情報を交通情報サーバ80から取得する(ステップSt16)。ここで取得する位置情報は、車両1台分に限定されず、2台以上の車両の位置情報が取得されてもよい。
次に車速取得部103は、位置情報が示す位置の時間変化から車速を推定する(ステップSt17)。このとき、例えば所定の時間間隔をおいた位置の偏差(つまり車両の移動距離)から車速が算出される。また、車速取得部103は、複数台の車両の位置情報を取得した場合、各車両の車速の平均値を算出してもよい。
ステップSt14及びSt17の後、車速取得部103は未選択の区間の有無を判定する(ステップSt15)。未選択の区間が有る場合(ステップSt15のYes)、車速取得部103は、他の区間を選択して(ステップSt12)、再びステップSt13以降の処理を実行する。また、未選択の区間が無い場合(ステップSt15のNo)、本処理は終了する。このようにして車速の推定処理は実行される。なお、車速取得部103は、ステップSt16,St17に代えて、クラウドサーバ81から他の車両の車速を取得してもよいし、あるいは法定速度から車速を推定してもよい。
(第2実施例)
本例においてECU1は、車両9の負荷としてディファレンシャルギア44の負荷を、走行ルートのカーブの曲率の分布から推定する。
図9は、第2実施例のECU1を示す構成図である。図9において、図2と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、動作管理部100、走行制御部101、情報取得部102a、車速取得部103、負荷推定部104a、通知部105、及び回転差推定部106を形成する。
情報取得部102aは、ルート取得部、勾配分布取得部、及び曲率分布取得部の一例である。情報取得部102aは、走行ルート情報130、勾配分布情報131、及び距離情報132に加えて、各走行ルートのカーブの曲率の分布を示す曲率分布情報133を取得する。情報取得部102aは曲率分布情報133をストレージメモリ13に格納する。
回転差推定部106は差分推定部の一例である。回転差推定部106は、曲率分布情報133が示す曲率の分布から車両9の一組の駆動輪46の回転数の差分を走行ルートごとに推定する。例えば回転差推定部106は、各走行ルートの所定距離D1ごとに曲率の平均値から駆動輪46の回転数の差分を算出する。算出には、例えばディファレンシャルギア44、車軸45、及び駆動輪46の設計に応じた算出式が用いられてもよいし、曲率と回転数の差分の対応関係を示すマップデータが用いられてもよい。
負荷推定部104aは、負荷情報DB810及び回転数の差分から車両9の負荷を推定する。負荷推定部104aは、第1実施例と同様の手法で負荷情報DB810からトルク負荷を算出し、トルク負荷と回転数の差分から車両9の負荷を算出する。負荷推定部104aは、負荷情報DB810のトルク負荷を例えば1回転の差分当たりの負荷量として、所定距離D1ごとにトルク負荷に回転数の差分を乗ずることにより負荷を算出する。
図10は、第2実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。図10において、図7と共通する処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。
ステップSt2の処理後、情報取得部102aは、走行ルートごとの勾配分布情報131、距離情報132、及び曲率分布情報133を取得する(ステップSt3a)。なお、勾配分布情報131、距離情報132、及び曲率分布情報133の少なくとも1つは走行ルート情報130に一体化されていてもよい。
また、ステップSt5の処理後、回転差推定部106は、曲率分布情報133に基づき一組の駆動輪46の回転数の差分を走行ルートごとに推定する(ステップSt5-1)。このとき、回転差推定部106は、例えば所定距離D1ごとの曲率の平均値から算出式やデータベースを用いて回転数の差分を算出する。
次に負荷推定部104aは、負荷情報DB810及び回転数の差分から車両9の負荷を推定する(ステップSt6a)。このとき、負荷推定部104aは、負荷情報DB810から得たトルク負荷に回転数の差分を乗ずることにより車両9の負荷を算出する。このようにして走行ルート案内処理は実行される。
このように、本例では負荷推定部104aは左右の駆動輪46の回転数の差分を用いて負荷を推定する。このため、ディファレンシャルギア44における左右のサイドギアとピニオンギアの?み合わせによるダメージを考慮した負荷の推定が可能となる。
(第3実施例)
本例においてECU1は、車両9の負荷としてトランスミッション43のトランスミッションオイルの温度上昇による熱負荷を推定する。
図11は、第3実施例のECU1を示す構成図である。図11において、図2と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。CPU10は、ROM11からプログラムを読み込むと、機能として、動作管理部100、走行制御部101、情報取得部102b、車速取得部103、負荷推定部104b、及び通知部105を形成する。
情報取得部102bは、ルート取得部、勾配分布取得部、及び温度取得部の一例である。情報取得部102bは、走行ルート情報130、勾配分布情報131、及び距離情報132に加えて、油温センサ52からトランスミッションオイルの温度を取得する。また、情報取得部102は、車速センサ50、外気温センサ51、及びモータ温度センサ53から車両9の車速、外気温、MG41の冷却油の温度をそれぞれ取得する。
負荷推定部104bは、走行ルートごとの勾配の分布及び車速に基づき、走行ルートを走行したときの車両9のトランスミッションオイルの温度上昇量を算出し、トランスミッションオイルの温度上昇量及び温度から車両9の負荷を推定する。
負荷推定部104bは、第1実施例と同様の手法で負荷情報DB810からトルク負荷を算出し、トルク負荷、車両9の車速、外気温、MG41の冷却油の温度から温度上昇マップデータ134を参照することによりトランスミッションオイルの温度上昇量を算出する。温度上昇マップデータ134は、ストレージメモリ13に格納されており、トルク負荷、車両9の車速、外気温、MG41の冷却油の温度、及びトランスミッションオイルの温度上昇量の相関関係を示す。
負荷推定部104bは、油温センサ52が示すトランスミッションオイルの現在の温度に温度上昇量を加算することにより、各走行ルートに応じたトランスミッションオイルの平均温度を算出する。負荷推定部104bは、走行ルートごとの走行の所要時間をナビゲーションシステム2から取得し、平均温度と所要時間の乗算値を車両9の負荷として算出する。
図12は、第3実施例の走行ルート案内処理を示すフローチャートである。図12において、図7と共通する処理には同一の符号を付し、その説明は省略する。
ステップSt5の処理後、情報取得部102bは、油温センサ52、車速センサ50、外気温センサ51、及びモータ温度センサ53からトランスミッションオイルの温度、車両9の車速、外気温、MG41の冷却油の温度をそれぞれ取得する(ステップSt5-2)。
次に負荷推定部104bは、第1実施例と同様の手法で負荷情報DB810から車両9のトルク負荷を推定する(ステップSt6b-1)。次に負荷推定部104bは、トルク負荷、車両9の車速、外気温、MG41の冷却油の温度から温度上昇マップデータ134を参照することによりトランスミッションオイルの温度上昇量を算出する(ステップSt6b-2)。
次に負荷推定部104bは、トランスミッションオイルの温度及び温度上昇量の和から各走行ルートに応じた平均温度を算出し、平均温度と各走行ルートの所要時間の乗算値を負荷として推定する(ステップSt6b-3)。このようにして走行ルート案内処理は実行される。
トランスミッションオイルは熱負荷により酸化する。このため、トランスミッションオイルの粘度は、酸化が進むほど増加する。トランスミッションオイルは、粘度が高いほど、トランスミッション43及びディファレンシャルギア44などのトランスアクスル内部の部品に到達しにくい。この場合、例えば摺動部品が凝着摩耗するなどのダメージが発生するおそれがある。
これに対し、負荷推定部104bは、トランスミッションオイルの温度及び温度上昇から走行ルートごとに負荷を推定するため、ドライバはトランスミッションオイルの温度上昇による熱負荷を考慮して走行ルートを選択することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1 ECU(走行ルート案内装置、コンピュータ)
2 ナビゲーションシステム
40 エンジン
41 モータジェネレータ
43 トランスミッション
44 ディファレンシャルギア
80 交通情報サーバ
81 クラウドサーバ
102,102a,102b 情報取得部
103 車速取得部
104,104a,104b 負荷推定部
105 通知部
106 回転差推定部
810 負荷情報データベース

Claims (18)

  1. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有
    前記負荷推定部は、前記複数の走行ルートが共通の経由地点を経由する場合、前記車両の現在位置から前記経由地点までの第1区間、及び前記経由地点から前記目的地までの第2区間の各々を走行したときの前記負荷をそれぞれ推定し、
    前記通知部は、前記複数の走行ルートの各々の前記第1区間及び前記第2区間のそれぞれの前記負荷を通知する、
    走行ルート案内装置。
  2. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々のカーブの曲率の分布を取得する曲率分布取得部と、
    前記曲率の分布から前記車両の一組の駆動輪の回転数の差分を前記走行ルートごとに推定する差分推定部と、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布、前記車速、及び前記回転数の差分に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有する、
    走行ルート案内装置。
  3. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得するルート取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得する勾配分布取得部と、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得する車速取得部と、
    前記車両のトランスミッションオイルの温度を取得する温度取得部と、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の前記トランスミッションオイルの温度上昇量を算出し、前記温度及び前記温度上昇量から、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定する負荷推定部と、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する通知部とを有する、
    走行ルート案内装置。
  4. 前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞状況を示す渋滞情報を取得し、前記渋滞情報に基づき前記車速を推定する、
    請求項1乃至3の何れかに記載の走行ルート案内装置。
  5. 前記車速取得部は、前記渋滞情報に基づき、前記複数の走行ルートにおいて渋滞している区間、及び渋滞していない区間を判別し、前記渋滞している区間における前記車速を渋滞の度合いに応じて推定する、
    請求項に記載の走行ルート案内装置。
  6. 前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間を走行する前記他の車両の位置の時間変化から推定する、
    請求項に記載の走行ルート案内装置。
  7. 前記車速取得部は、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間の法定速度から推定する、
    請求項に記載の走行ルート案内装置。
  8. 前記負荷推定部は、前記勾配に応じた前記車速及び前記負荷の相関関係が登録されたデータベースから前記負荷を推定する、
    請求項に記載の走行ルート案内装置。
  9. 前記通知部は、前記複数の走行ルート、前記負荷、及び前記複数の走行ルートの各々を走行したときの前記目的地までの所要時間を通知する、
    請求項1乃至の何れかに記載の走行ルート案内装置。
  10. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させ
    前記負荷を推定する処理において、前記複数の走行ルートが共通の経由地点を経由する場合、前記車両の現在位置から前記経由地点までの第1区間、及び前記経由地点から前記目的地までの第2区間の各々を走行したときの前記負荷をそれぞれ推定し
    前記負荷を通知する処理において、前記複数の走行ルートの各々の前記第1区間及び前記第2区間のそれぞれの前記負荷を通知する、
    走行ルート案内方法。
  11. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、
    前記複数の走行ルートの各々のカーブの曲率の分布を取得し、
    前記曲率の分布から前記車両の一組の駆動輪の回転数の差分を前記走行ルートごとに推定し、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布、前記車速、及び前記回転数の差分に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させる、
    走行ルート案内方法。
  12. 車両の現在位置から目的地に至る複数の走行ルートを取得し、
    前記複数の走行ルートの各々の路面の勾配の分布を取得し、
    前記複数の走行ルートの各々を走行している他の車両の車速を取得し、
    前記車両のトランスミッションオイルの温度を取得し、
    前記走行ルートごとの前記勾配の分布及び前記車速に基づき、前記走行ルートを走行したときの前記車両の前記トランスミッションオイルの温度上昇量を算出し、前記温度及び前記温度上昇量から、前記走行ルートを走行したときの前記車両の負荷を推定し、
    前記複数の走行ルート及び前記負荷を前記車両の乗員に通知する、処理をコンピュータに実行させる、
    走行ルート案内方法。
  13. 前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞状況を示す渋滞情報を取得し、前記渋滞情報に基づき前記車速を推定する、
    請求項10乃至12の何れかに記載の走行ルート案内方法。
  14. 前記車速を取得する処理において、前記渋滞情報に基づき、前記複数の走行ルートにおいて渋滞している区間、及び渋滞していない区間を判別し、前記渋滞している区間における前記車速を渋滞の度合いに応じて推定する、
    請求項13に記載の走行ルート案内方法。
  15. 前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間を走行する前記他の車両の位置の時間変化から推定する、
    請求項14に記載の走行ルート案内方法。
  16. 前記車速を取得する処理において、前記複数の走行ルートの各々の渋滞していない区間における前記車速を、前記渋滞していない区間の法定速度から推定する、
    請求項14に記載の走行ルート案内方法。
  17. 前記負荷を推定する処理において、前記勾配に応じた前記車速及び前記負荷の相関関係が登録されたデータベースから前記負荷を推定する、
    請求項10に記載の走行ルート案内方法。
  18. 前記負荷を通知する処理において、前記複数の走行ルート、前記負荷、及び前記複数の走行ルートの各々を走行したときの前記目的地までの所要時間を通知する、
    請求項10乃至12の何れかに記載の走行ルート案内方法。
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