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JP7652291B2 - 制御方法、制御装置、及び無線通信システム - Google Patents
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JP7652291B2 - 制御方法、制御装置、及び無線通信システム - Google Patents

制御方法、制御装置、及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、制御方法、制御装置、及び無線通信システムに関する。
無線基地局を可動装置に搭載した複数の可動基地局を用いて、通信要求、又は伝播環境等に応じて、動的に無線通信エリアを形成する無線ネットワーク制御技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
中平俊朗、佐々木元晴、守山貴庸、鷹取泰司、「マルチ無線プロアクティブ制御技術(Cradio)における移動基地局を用いた無線ネットワークの動的最適化」、信学技報、2021年
従来、移動通信においては、基地局は固定設置が一般的である。しかし、工場内等のような、遮蔽環境が厳しく、ユーザ端末、及び遮蔽物等が移動するような環境において、ローカル5G(5th Generation)のような高周波数帯を利用するシステムを導入した場合、無線リンクの確立、又は維持が困難になる場合がある。
非特許文献1に開示された技術により、無線環境の変化に応じて、可動基地局の配置を最適化することができるが、例えば、ユーザ端末が移動したときに、無線リンクの維持が困難になるという課題を解決することはできない。
本発明の実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、可動基地局を含む無線通信システムにおいて、ユーザ端末が移動したときに、無線リンクの維持を容易にする。
上記の課題を解決するため、本発明の実施形態に係る制御方法は、無線基地局を可動装置に搭載した可動基地局を制御する制御装置が、前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得する取得処理と、前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出する第1の算出処理と、前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示する移動指示処理と、を実行し、前記移動指示処理は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲内にある場合、前記可動基地局に前記移動を指示する。

本発明の実施形態によれば、可動基地局を含む無線通信システムにおいて、ユーザ端末が移動したときに、無線リンクの維持が容易になる。
本実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図である。 本実施形態に係る処理の概要について説明するための図(1)である。 本実施形態に係る処理の概要について説明するための図(2)である。 本実施形態に係る処理の概要について説明するための図(3)である。 本実施形態に係る処理の概要について説明するための図(4)である。 本実施形態に係る無線通信システムの機能構成の例を示す図である。 実施例1に係る制御装置の処理の例を示すフローチャートである。 実施例1に係る第1の距離、及び第2の距離について説明するための図である。 実施例1に係る移動候補地点の選択方法の例について説明するための図(1)である。 実施例1に係る移動候補地点の選択方法の例について説明するための図(2)である。 実施例2に係る制御装置の処理の例を示すフローチャートである。 実施例2に係る無線通信システムの処理のイメージを示す図である。 本実施形態に係る制御装置、可動基地局、及びユーザ端末のハードウェア構成の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施形態)を説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る無線通信システムのシステム構成の例を示す図である。無線通信システム1は、無線基地局を可動装置に搭載した複数の可動基地局100-1、100-2、100-3、・・・と、複数の可動基地局100-1、100-2、100-3、・・・を制御する制御装置10とを含む。なお、以下の説明において、複数の可動基地局100-1、100-2、100-3、・・・のうち、任意の可動基地局を示す場合、「可動基地局100」を用いる。
可動基地局100は、無線通信システム1を利用するユーザが利用するユーザ端末102と、例えば、5G(5th. Generation)、LTE(Long Term Evolution)等の所定の無線通信を行う無線基地局である。可動基地局100は、制御装置10と通信可能に接続され、制御装置10からの指示に応じて、基準点を中心とする所定の範囲内を移動できるように構成されている。
例えば、可動基地局100-1は、基準点を中心とする所定の範囲内を移動することにより、可動基地局100-1のカバーエリア101-1の範囲内で、ユーザ端末102と無線通信を行うことができる。同様に、可動基地局100-2は、カバーエリア101-2の範囲内でユーザ端末102と無線通信を行い、可動基地局100-3は、カバーエリア101-2の範囲内でユーザ端末102と無線通信を行うことができる。
制御装置10は、複数の可動基地局100を制御する装置、又は複数の装置を含むシステムである。制御装置10は、可動基地局100、およびユーザ端末102から位置情報を取得し、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離が所定の距離以内となるように可動基地局を移動させる。
ユーザ端末102は、ユーザが利用する無線局であり、複数の可動基地局100-1、100-2、100-3、・・・のうち、最も通信品質が良い可動基地局100に所定の無線通信で接続する。
(処理の概要)
図2~5は、本実施形態に係る処理の概要について説明するための図である。可動基地局100は、予め測定した測定データ、又は設計値等により、所定の通信品質が得られる距離(以下、第1の距離D1と呼ぶ)が予め設定されている。この第1の距離D1は、例えば、次の式(1)等に基づいて決定することができる。
Figure 0007652291000001
式(1)において、Lは伝搬損失、λは波長(m)、Xは距離(m)である。この式(1)を用いて、例えば、無線通信システム1が利用する周波数帯において、伝搬損失Lが所定の値以下となるように、第1の距離D1を求めることができる。ただし、これに限られず、第1の距離D1は、式(1)以外の方法で求めてもよい。
図1に示すように、可動基地局100-1に無線通信で接続しているユーザ端末102が、図2に示すように、可動基地局100-1から第1の距離D1の範囲201-1の外に移動するものとする(図2のステップS1)。この場合、制御装置10は、可動基地局100-1とユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となるように、可動基地局100-1に移動を指示する(図2のステップS2)。これにより、可動基地局100-1は、例えば、図3に示すように、可動基地局100-1とユーザ端末102との間の距離が第1の距離以内となる地点に追従して移動する(図3のステップS3)。
このように、制御装置10は、可動基地局100-1とユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以内となるように可動基地局100-1を移動させることにより、ユーザ端末102は、カバーエリア101-1の範囲内で良好な通信品質を得ることができる。
また、ユーザ端末102が、図4に示すように、可動基地局100-1のカバーエリア101-1から、可動基地局100-2のカバーエリア101-2に移動するものとする(図4のステップS4)。この場合、制御装置10は、他の可動基地局100-2とユーザ端末102との間の距離が第1の距離以内となるように、可動基地局100-2に移動を指示する(図4のステップS5)。これにより、可動基地局100-2は、図5に示すように、可動基地局100-2とユーザ端末102との間の距離が第1の距離以内となる地点に追従して移動する(図5のステップS6)。制御装置10は、ユーザ端末102が、可動基地局100-3のカバーエリア101-3内に移動した場合は、可動基地局100-3に対して同様の処理を行う。
このように、制御装置10は、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離以内となる地点に移動可能な可動基地局100に、当該可動基地局100とユーザ端末102との間の距離が第1の距離以内となるように移動させる。これにより、本実施形態によれば、可動基地局100を含む無線通信システム1において、ユーザ端末102が移動したときに、無線リンクの維持が容易になる。
<機能構成>
続いて、本実施形態に係る無線通信システム1の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る無線通信システムの機能構成の例を示す図である。なお、図6において、可動基地局100-2、100-3は、可動基地局100-1と同様の機能構成を有しているものとする。
(制御装置の機能構成)
制御装置10は、コンピュータの構成を備えており、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより、例えば、通信部601、取得部602、第1の算出部603、第2の算出部604、移動指示部605、情報管理部606、及び記憶部607等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであってもよい。
通信部601は、可動基地局100と通信する通信処理を実行する。また、通信部601は、例えば、ユーザ端末102と直接、又は可動基地局100を介して通信可能である。
取得部602は、通信部601を介して、可動基地局100、及び可動基地局100と無線通信を行うユーザ端末102の位置情報を取得する取得処理を実行する。
第1の算出部603は、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離を算出する第1の算出処理を実行する。例えば、第1の算出部603は、取得部602が取得した可動基地局100、及び可動基地局100と無線通信を行うユーザ端末102との位置情報を用いて、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離を算出する。
第2の算出部604は、可動基地局100の移動範囲の基準となる基準点と、ユーザ端末102との間の距離を算出する第2の算出処理を実行する。例えば、制御装置10は、各可動基地局100の基準点の位置情報を含む基地局情報608を予め記憶しておく。第2の算出部604は、この基準点の位置情報と、ユーザ端末102の位置情報とを用いて、可動基地局100の基準点とユーザ端末102との間の距離を算出する。
移動指示部605は、可動基地局100と、当該可動基地局と無線通信を行うユーザ端末102との間の距離が、予め設定した第1の距離D1以下となるように、可動基地局に移動を指示する移動指示処理を実行する。
情報管理部606は、第1の距離D1、第2の距離D2、及び基地局情報608等の情報を、記憶部607等に記憶して管理する。記憶部607は、例えば、第1の距離D1、第2の距離D2、及び基地局情報608等の情報を含む、様々なデータ、情報、及びプログラム等を記憶する。
なお、図6に示した制御装置10の機能構成は一例である。例えば、取得部602の機能は、第1の算出部603に含まれていてもよいし、第1の算出部603と第2の算出部604は、1つの算出部であってもよい。また、記憶部607は、制御装置10の外部のストレージサーバ等によって実現されるものであってもよい。さらに、図6に示した制御装置10の各機能構成は、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
(可動基地局の機能構成)
可動基地局100は、コンピュータの構成を備えており、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより、例えば、通信部621、通信制御部622、位置情報送信部623、及び移動制御部624等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであってもよい。
通信部621は、制御装置10と通信する第1の通信処理を実行する。また、通信部621は、ユーザ端末102と無線通信を行う第2の通信処理を実行する。なお、通信部621が制御装置10と通信する第1の通信方式と、通信部621がユーザ端末102と通信する第2の通信方式は、同じ通信方式であってもよいし、異なる通信方式であってもよい。
通信制御部622は、通信部621を制御して、ユーザ端末102との無線通信を制御する通信制御処理(呼制御等)を実行する。位置情報送信部623は、可動基地局100の位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報を制御装置10に送信する位置情報送信処理を実行する。移動制御部624は、制御装置10から指示された地点に、可動基地局100を移動するように、可動基地局100が備える可動装置を制御する移動制御処理を実行する。
(ユーザ端末の機能構成)
ユーザ端末102は、ユーザ端末102の位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報を制御装置10に送信する機能を有していれば、任意の機能構成であってよい。ユーザ端末102は、例えば、可動基地局100を介して、ユーザ端末102の位置情報を制御装置10に送信する
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る制御方法の処理の流れについて、複数の実施例を例示して説明する。
[実施例1]
図7は、実施例1に係る制御装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図6で説明した機能構成を有する制御装置10が実行する処理の一例を示している。なお、図7に示す処理の開始時点において、ユーザ端末102は、移動元の可動基地局1(例えば、図1の可動基地局100-1)と無線通信を行っているものとする。また、ユーザ端末102は、移動先の可動基地局2(例えば、図1の可動基地局100-2)に向かって移動するものとする。さらに、制御装置10は、図7の処理を、所定の時間ごと(例えば1秒ごと)に、繰り返し実行するものとする。
ステップS701において、制御装置10の取得部602は、可動基地局100、及びユーザ端末102の位置情報を取得する。例えば、取得部602は、図6のユーザ端末102、及び複数の可動基地局100-1、100-2、100-3、・・・が送信する位置情報を取得する。
ステップS702において、制御装置10の第1の算出部603は、ステップS701で取得した位置情報を用いて、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離Xを算出する。なお、第1の算出部603が算出する距離Xには、可動基地局1とユーザ端末102との間の距離X1、及び可動基地局2とユーザ端末102との間の距離X2が含まれる。
ステップS703において、制御装置10は、第1の算出部603が算出した距離X1が、予め設定した第1の距離D1以下であるか否かを判断する。距離X1が第1の距離D1以下である場合、制御装置10は、処理を終了する。一方、距離X1が第1の距離D1を超える場合、制御装置10は、処理をステップS704に移行させる。
ステップS704に移行すると、制御装置10の第2の算出部604は、可動基地局1の基準点1と、ユーザ端末102との間の距離Y1を算出する。
図8は、実施例1に係る第1の距離、及び第2の距離について説明するための図である。制御装置10は、可動基地局1とユーザ端末102との間の距離が、第1の距離D1以下である場合、通信品質が十分に良いと判断し、可動基地局1に移動を指示しない。一方、制御装置10は、可動基地局1とユーザ端末102との間の距離が、第1の距離D1を超えた場合、可動基地局1とユーザ端末102との間の距離が、第1の距離D1以下となるように、可動基地局1に移動を指示する。
ただし、本実施形態では、可動基地局1が、可動基地局1の移動範囲の中心である基準点1から移動可能な第2の距離D2が予め設定されている。制御装置10は、基準点1とユーザ端末102との間の距離Y1が、第2の距離D2以下である場合、可動基地局1とユーザ端末102との距離X1が第1の距離D1以下となるように、可動基地局1に移動を指示する。一方、制御装置10は、基準点1とユーザ端末102との間の距離Y1が、第2の距離D2を超えた場合、他の可動基地局2とユーザ端末102との距離X2が第1の距離D1以下となるように、可動基地局2に移動を指示する。
ここで、図7に戻り、フローチャートの説明を続ける。図7のステップS705において、制御装置10は、第2の算出部604が算出した距離Y1が、第2の距離D2以下であるか否かを判断する。距離Y1が第2の距離D2以下である場合、制御装置10は、処理をステップS706に移行させる。一方、距離Y1が第2の距離D2を超えた場合、制御装置10は、処理をステップS708に移行させる。
ステップS706に移行すると、制御装置10の移動指示部605は、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となる可動基地局1の移動候補地点のうち、ユーザ端末102からの距離が最短の移動候補地点、又は可動基地局1からの距離が最短の可動候補地点を選択する。
図9は、第1の実施形態に係る移動候補地点の選択方法の例について説明するための図(1)である。第1の実施形態に係る可動基地局100-1は、例えば、図9に示すような、複数の移動候補地点901を有している。また、図9に示すように、ユーザ端末102が、第1の距離D1を超えて移動した場合、制御装置10の移動指示部605は、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となる移動候補地点901a、901bから、1つの移動候補地点を選択する。
一例として、移動指示部605は、移動候補地点901a、901bのうち、ユーザ端末102からの距離が最短の移動候補地点を選択する。好ましくは、ユーザ端末102からの距離が最短の複数の移動候補地点(例えば移動候補地点901a、901b)がある場合、移動指示部605は、可動基地局100-1からの移動距離がより短い移動候補地点901aを選択する。別の一例として、移動指示部605は、移動候補地点901a、901bのうち、可動基地局1001-1からの移動距離がより短い移動候補地点901aを初めから選択してもよい。
ここで、再び図7に戻り、フローチャートの説明を続ける。図7のステップS707において、移動指示部605は、可動基地局1に、ステップS706で選択した移動候補地点への移動を指示する。
一方、ステップS705からステップS708に移行すると、移動指示部605は、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となる可動基地局2の移動候補地点のうち、ユーザ端末102からの距離が最短の移動候補地点、又は可動基地局2からの移動距離が最短の移動候補地点を選択する。
図10は、第1の実施形態に係る移動候補地点の選択方法の例について説明するための図(1)である。第1の実施形態に係る他の可動基地局100-2も、図10に示すような、複数の移動候補地点901を有している。また、ユーザ端末102が、第2の距離D2を超えて移動した場合、移動指示部605は、可動基地局100-2の複数の移動候補地点901c、901dから、1つの移動候補地点を選択する。
一例として、移動指示部605は、移動候補地点901c、901dのうち、ユーザ端末102からの距離が最短の移動候補地点を選択する。好ましくは、ユーザ端末102からの距離が最短の複数の移動候補地点(例えば移動候補地点901c、901d)がある場合、移動指示部605は、可動基地局100-2からの移動距離がより短い移動候補地点901cを選択する。別の一例として、移動指示部605は、移動候補地点901c、901dのうち、可動基地局1001-1からの移動距離がより短い移動候補地点901cを初めから選択してもよい。
図7のステップS709において、移動指示部605は、可動基地局2に、ステップS708で選択した移動候補地点への移動を指示する。
図7の処理を繰り返し実行することにより、制御装置10は、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となるように複数の可動基地局100を制御することができる。
[実施例2]
実施例1では、可動基地局100が複数の移動候補地点を有する場合の処理の例について説明したが、これは一例である。例えば、可動基地局100は、通路、又は軌道等の所定の経路に沿って自由に移動可能なものであってもよい。
図11は、実施例2に係る制御装置の処理の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図6で説明した機能構成を有する制御装置10が実行する処理の別の一例を示している。なお、図11に示す処理のうち、ステップS701~S704の処理は、図7で説明した実施例1に係る制御装置の処理と同様なので、ここでは説明を省略する。
ステップS1101において、制御装置10は、第2の算出部604が算出した距離Y1が、第2の距離D2以下であるか否かを判断する。距離Y1が第2の距離D2以下である場合、制御装置10は、処理をステップS1102に移行させる。一方、距離Y1が第2の距離D2を超えた場合、制御装置10は、処理をステップS1104に移行させる。
ステップS1102に移行すると、制御装置10の移動指示部605は、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となる可動基地局1の移動地点を決定する。例えば、可動基地局1が、所定の経路上を自由に移動できる場合、移動指示部605は、所定の経路上のうち、ユーザ端末102との間の距離が最短(又は所定の距離以内)となる地点を、可動基地局1の移動地点として決定してもよい。或いは、移動指示部605は、ユーザ端末102との間の距離が、予め設定された第3の距離D3(D3<D1)以下となる地点のうち、可動基地局1の移動距離が最短となる地点を、可動基地局1の移動地点として決定してもよい。さらに、移動指示部605は、実施例1と同様の方法により、可動基地局1の移動地点を選択してもよい。
ステップS1103において、移動指示部605は、可動基地局1に、ステップS1102で決定した移動候補地点への移動を指示する。
一方、ステップS1101からステップS1104に移行すると、移動指示部605は、可動基地局1とは異なる他の可動基地局100のうち、ユーザ端末102との間の距離Xが、第1の距離D1以下となる位置へ移動可能な他の可動基地局100を検索する。例えば、制御装置10は、各可動基地局100が移動可能な範囲を、基地局情報608等に予め記憶しておく。また、移動指示部605は、各可動基地局100が移動可能な範囲と、ユーザ端末102の位置情報とを用いて、ユーザ端末102との間の距離Xが第1の距離D1以下となる位置へ移動可能な他の可動基地局100を検索する。
ステップS1105において、移動指示部605は、ステップS1104の条件を満たす可動基地局100があるか否かを判断する。上記の条件を満たす可動基地局100がある場合、移動指示部605は、処理をステップS1106に移行させる。一方、上記の条件を満たす可動基地局100がない場合、移動指示部605は、処理を終了する。
ステップS1106に移行すると、移動指示部605は、上記の条件を満たす1つの可動基地局Zを選択し、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離以下となる可動基地局Zの移動地点を決定する。なお、可動基地局Zの移動地点の決定方法は、ステップS1102と同様でよい。
図12は、実施例2に係る無線通信システムの処理のイメージを示す図である。上記のステップS1104、S1105の処理により、図12に示すように、ユーザ端末102が、可動基地局100-2のカバーエリア101-2ではなく、例えば、可動基地局100-Zのカバーエリア101-Zへ移動した場合でも、可動基地局100-Zを、ユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となるように制御することができる。
なお、ユーザ端末102の移動先に複数の可動基地局100のカバーエリアがある場合、移動指示部605は、例えば、ユーザ端末102との間の距離がより短い1つの可動基地局100を選択してもよいし、ランダムに1つの可動基地局100を選択してもよい。
図11のステップS1107において、移動指示部605は、可動基地局Zに、ステップS1106で決定した移動候補地点への移動を指示する。
図11の処理を繰り返し実行することにより、制御装置10は、可動基地局100とユーザ端末102との間の距離が第1の距離D1以下となるように複数の可動基地局100を制御することができる。
<ハードウェア構成例>
図13は、本実施形態に係る制御装置、可動基地局、及びユーザ端末のハードウェア構成の例を示す図である。制御装置10、可動基地局100、及びユーザ端末102は、例えば、図13に示すようなコンピュータ1300の構成を備えている。なお、可動基地局100は、コンピュータ1300の構成を備える無線基地局を、コンピュータ1300からの制御に従って移動する可動装置に搭載した構成を有する。
図13の例では、コンピュータ1300は、プロセッサ1301、メモリ1302、ストレージデバイス1303、通信装置1304、入力装置1305、出力装置1306、及びバスB等を有する。
プロセッサ1301は、例えば、所定のプログラムを実行することにより、様々な機能を実現するCPU(Central Processing Unit)等の演算装置である。メモリ1302は、コンピュータ1300が読み取り可能な記憶媒体であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。ストレージデバイス1303は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、各種の光ディスク、及び光磁気ディスク等を含み得る。
通信装置1304は、無線、又は有線のネットワークを介して他の装置と通信を行うための1つ以上のハードウェア(通信デバイス)を含む。入力装置1305は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1306は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDランプ等)である。なお、入力装置1305と出力装置1306とは、一体となった構成(例えば、タッチパネルディスプレイ等の入出力装置)であってもよい。
バスBは、上記の各構成要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。なお、プロセッサ1301は、CPUに限られず、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、PLD(Programmable Logic Device)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等であってもよい。
(補足)
本実施形態における制御装置10、及び可動基地局100は専用装置による実現に限らず、汎用コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の様々な記憶装置を含む。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良く、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、可動基地局100を含む無線通信システム1において、ユーザ端末102が移動したときに、例えば、図2~5で説明したように無線リンクの維持が容易になる。
例えば、制御装置10は、図2、3で説明したように、可動基地局100-1のカバーエリア101-1を移動するユーザ端末102に合わせて、可動基地局100-1を追従して移動させることができる。また、制御装置10は、例えば、図4、5で説明したように、隣接又は近接する他の可動基地局100-2のカバーエリア101-2へ移動したユーザ端末102に合わせて、可動基地局100-2を追従して移動させることができる。これにより、ユーザ端末102が移動しても、必要な通信品質を維持し、通信が途切れることを抑制することができる。
<実施形態のまとめ>
本明細書には、少なくとも下記各項の無線通信方法、及び無線通信システムが開示されている。
(第1項)
可動基地局を制御する制御装置が、
前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得する取得処理と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出する第1の算出処理と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示する移動指示処理と、
を実行する、制御方法。
(第2項)
前記可動基地局は、移動可能な複数の移動候補地点を有し、
前記移動指示処理は、前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離以下の前記移動候補地点のうち、前記ユーザ端末からの距離が最短の移動候補地点、又は前記可動基地局からの移動距離が最短の移動候補地点への移動を前記可動基地局へ指示する、第1項に記載の制御方法。
(第3項)
前記移動指示処理は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲内にある場合、前記可動基地局に前記移動を指示する、第1項又は第2項に記載の制御方法。
(第4項)
前記取得処理は、前記可動基地局に隣接又は近接する他の可動基地局の位置情報を取得し、
前記移動指示処理は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲外に移動した場合、前記他の可動基地局に、前記他の可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離以下となるように移動を指示する、第1項乃至第3項のいずれか一項に記載の制御方法。
(第5項)
前記移動指示処理は、前記他の可動基地局のうち、前記ユーザ端末と間の距離が、前記第1の距離以下となる位置へ移動可能な他の可動基地局に前記移動を指示する、第4項に記載の制御方法。
(第6項)
前記制御装置が、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離を超えた場合、前記可動基地局が移動可能な範囲の基準となる基準点と前記ユーザ端末との間の距離を算出する第2の算出処理を実行し、
前記移動指示処理は、前記基準点と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第2の距離を超えた場合、前記他の可動基地局に前記移動を指示する、第4項又は第5項に記載の制御方法。
(第7項)
可動基地局を制御する制御装置であって、
前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得するように構成された取得部と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出するように構成された第1の算出部と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示するように構成された移動指示部と、
を有する、制御装置。
(第8項)
無線基地局を可動装置に搭載した可動基地局と、前記可動基地局を制御する制御装置とを含む通信システムであって、
前記制御装置は、
前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得するように構成された取得部と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出するように構成された第1の算出部と、
前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示するように構成された移動指示部と、
を有し、
前記可動基地局は、前記制御装置から指示された地点に、前記可動基地局を移動するように構成された移動制御部を有する、無線通信システム。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 無線通信システム
10 制御装置
100、100-1、100-2、100-3 可動基地局
102 ユーザ端末
602 取得部
603 第1の算出部
604 第2の算出部
605 移動指示部
623 位置情報送信部
624 移動制御部

Claims (7)

  1. 可動基地局を制御する制御装置が、
    前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得する取得処理と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出する第1の算出処理と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示する移動指示処理と、
    を実行し、
    前記移動指示処理は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲内にある場合、前記可動基地局に前記移動を指示する、制御方法。
  2. 前記可動基地局は、移動可能な複数の移動候補地点を有し、
    前記移動指示処理は、前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離以下の前記移動候補地点のうち、前記ユーザ端末からの距離が最短の移動候補地点、又は前記可動基地局からの移動距離が最短の移動候補地点への移動を前記可動基地局へ指示する、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記取得処理は、前記可動基地局に隣接又は近接する他の可動基地局の位置情報を取得し、
    前記移動指示処理は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲外に移動した場合、前記他の可動基地局に、前記他の可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離以下となるように移動を指示する、請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. 前記移動指示処理は、前記他の可動基地局のうち、前記ユーザ端末と間の距離が、前記第1の距離以下となる位置へ移動可能な他の可動基地局に前記移動を指示する、請求項に記載の制御方法。
  5. 前記制御装置が、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が前記第1の距離を超えた場合、前記可動基地局が移動可能な範囲の基準となる基準点と前記ユーザ端末との間の距離を算出する第2の算出処理を実行し、
    前記移動指示処理は、前記基準点と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第2の距離を超えた場合、前記他の可動基地局に前記移動を指示する、請求項又はに記載の制御方法。
  6. 可動基地局を制御する制御装置であって、
    前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得するように構成された取得部と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出するように構成された第1の算出部と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示するように構成された移動指示部と、
    を有し、
    前記移動指示部は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲内にある場合、前記可動基地局に前記移動を指示する、制御装置。
  7. 無線基地局を可動装置に搭載した可動基地局と、前記可動基地局を制御する制御装置とを含む通信システムであって、
    前記制御装置は、
    前記可動基地局、及び前記可動基地局と無線通信を行うユーザ端末の位置情報を取得するように構成された取得部と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離を算出するように構成された第1の算出部と、
    前記可動基地局と前記ユーザ端末との間の距離が、予め設定した第1の距離以下となるように、前記可動基地局に移動を指示するように構成された移動指示部と、
    を有し、
    前記移動指示部は、前記ユーザ端末が、前記可動基地局が前記ユーザ端末に追従して移動可能な範囲内にある場合、前記可動基地局に前記移動を指示し、
    前記可動基地局は、前記制御装置から指示された地点に、前記可動基地局を移動するように構成された移動制御部を有する、無線通信システム。
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