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JP7653213B2 - 金型装置、および発泡体の製造方法 - Google Patents
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JP7653213B2 - 金型装置、および発泡体の製造方法 - Google Patents

金型装置、および発泡体の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、金型装置、およびこの金型装置を用いた発泡体の製造方法に関する。
従来から、上下方向に分割された上型および下型を有する発泡成形型用の金型装置が知られている。このような発泡成形型は、上型と下型とを型閉じした状態で形成されるキャビティ内で発泡材料を発泡させて発泡体を製造する。
このような金型装置では、上型と下型との端部をクランプ機構によってクランプする(例えば特許文献1参照)。このように、上型と下型とをクランプすることによって、キャビティ周囲の隙間を閉じ、キャビティの周囲に発泡材料が流出し、発泡体にバリが発生することを防止する。
実公平3-15286号公報
このような金型装置では、クランプ機構によって上型と下型とが押し付けられた押圧位置と、押圧位置から解除した解除位置と、を切り替える。金型装置は、クランプ機構が解除位置において、型開きする。このとき金型装置は、クランプ機構と金型本体とが干渉することなく円滑に型開きできることが好ましい。本開示の課題は、円滑に型開きができる金型装置、およびこの金型装置を用いた発泡体の製造方法を提供することにある。
本開示に係る金型装置は、前後方向に延びる第1型と第2型とを有し、第1型と第2型とを型閉じしてキャビティを形成する金型装置である。金型装置は、第1型および第2型の後方に配置され、第1型と第2型とを回転可能に支持する支持部と、第1型の前面に設けられ第2型を第1型に対して押圧する押圧位置と、押圧を解除する解除位置との間で変位する第1変位部と、第1型の後面に設けられ押圧位置と解除位置との間で変位する第2変位部と、第2変位部の変位量が第1変位部の変位量よりも大きくなるように、第1変位部と第2変位部とを連動させる連動部と、を備える。
本開示の発泡体の製造方法は、上記の金型装置のキャビティ内に発泡材料を投入し、キャビティ内で発泡材料を発泡硬化させて発泡体を成形する。
この金型装置によれば、支持部を中心に第1型と第2型とが型開く。金型装置を型開く際は、支持部のある後面側に設けられた第2変位部の変位量が、第1変位部の変位量よりも大きく動く。これによって、金型装置を型開く際に、第2変位部が第2型と干渉することを防止できる。この結果、この金型装置によれば円滑に型開きができる。また、このような金型装置を用いた発泡体の製造方法によれば、バリの少ない発泡体を効率よく生産できる。
本開示によれば、円滑に型開きができる金型装置、およびこの金型装置を用いた発泡体の製造方法を提供できる。
本開示の第1実施形態における金型装置の側面図。 本開示の第1実施形態における金型装置の第2変位部を示す図。 本開示の第1実施形態における金型装置の開閉状態を示す側面図。 本開示の第1実施形態における連動部を示す底面概略図。 本開示の第2実施形態における連動部を示す底面概略図。 本開示の第3実施形態における第1変位部および第2変位部を示す概略図。 本開示の第4実施形態における連動部を示す底面概略図。 本開示の第5実施形態における金型装置の側面図。 本開示の第6実施形態における変位部の位置を示す上面概略図。 本開示の他の実施形態における金型装置の概略図。 本開示の他の実施形態における金型装置の概略図。 本開示の第3実施形態における変形例を示す第1変位部および第2変位部を示す概略図。
(1)第1実施形態
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態において、金型装置1は、図1、図2に示すように、下型(第1型の一例)2と、上型(第2型の一例)4と、下フレーム6と、上フレーム8と、ヒンジ部(支持部の一例)10と、第1変位部12と、第2変位部14と、連動部16と、伝達アーム18と、開閉アーム20と、を備える。金型装置1は、下型2と、上型4と、を型閉じして形成されるキャビティに発泡材料を注入し、発泡材料を発泡硬化させて発泡体を成形する装置である。本実施形態では、発泡材料はイソシアネートを主とするA液と、ポリオールを主とするB液とをキャビティ内で混合する発泡樹脂材料である。キャビティは例えば、自動車に用いるエネルギ吸収材などに合わせた形状に形成される。
下型2、および上型4は、前後方向および左右方向それぞれに拡がる構造体である。下型2、および上型4は、製造する発泡体に応じて図示しないキャビティが形成される。本実施形態では、下型2、および上型4は、アルミによって形成される。しかし、下型2、および上型4は、発泡体を成形可能な材料であればいかなる材料であってもよい。
下フレーム6は、前後方向に延びる構造体であり、下型2を下方から支持する。上フレーム8は、前後方向に延びる構造体であり、上型4を上方から支持する。ヒンジ部10は、下フレーム6および上フレーム8それぞれにおける後端部側に設けられる。ヒンジ部10は、左右方向に沿って延びる軸を回転中心として、上フレーム8を下フレーム6に対して揺動可能に支持している。すなわち、ヒンジ部10は、下フレーム6および上フレーム8を介して、上型4を下型2に対して揺動可能に支持する。
第1変位部12は、下型2の前面に設けられ、上型4を下型2に対して押圧する押圧位置Pa(図3参照)と、押圧を解除する解除位置Pb(図3参照)との間で変位する。図1に示すように、本実施形態では、第1変位部12は、第1軸12aと、第1レバー12bと、第1駒12cと、を有する。第1軸12aは、下型2の前面に設けられる。第1レバー12bは、第1軸12aを中心に、押圧位置Paと解除位置Pbとの間で前後方向に揺動する棒状部材である。第1駒12cは、第1レバー12bに設けられた左右方向に延びる駒軸12dを中心に回転する円筒形のローラである。
上型4の前面には、第1保持部22が設けられる。第1保持部22は、第1変位部12と嵌合して第1変位部12を押圧位置Paに保持する。本実施形態では、第1保持部22の上面に凹部が設けられ、凹部に第1駒12cが勘合することによって第1レバー12bを押圧位置Paに保持する。
第2変位部14は、下型2の後面に設けられ、上型4を下型2に対して押圧する押圧位置Paと、押圧を解除する解除位置Pbとの間で変位する。本実施形態では、第2変位部14は、第2軸14aと、第2レバー14bと、第2駒14cと、を有する。第2軸14aは、下型2の後面に設けられる。第2レバー14bは、第2軸14aを中心に、押圧位置Paと解除位置Pbとの間で前後方向に揺動する棒状部材である。第2駒14cは、第2レバー14bに設けられた左右方向に延びる駒軸14dを中心に回転する円筒形のローラである。
上型4の後面には、第2保持部24が設けられる。第2保持部24は、第2変位部14と嵌合して第2変位部14を押圧位置Paに保持する。本実施形態では、第2保持部24の上面に凹部が設けられ、凹部に第2駒14cが勘合することによって第2レバー14bを押圧位置Paに保持する。
図2に示すように、本実施形態では、第2変位部14が後面に左右方向に間隔を空けて2つ設けられる。各第2変位部14は、第2レバー14bの下端が第2接合部材14eによって接合され、各第2レバー14bが同期して前後方向に揺動する。このように、接合された状態で揺動する2つの第2レバー14bを、ひとつの第2レバー14bとみなしてもよい。同様に、第1変位部12も前面に左右方向に間隔を空けて2つ設けられる。各第1変位部12は、第1レバー12bの下端が第1接合部材12eによって接合され、各第1レバー12bが同期して前後方向に揺動する。第1レバー12bも第2レバー14bと同様に、接合された2つの第1レバー12bをひとつの第1レバー12bとみなしてもよい。
図3に示すように、連動部16は、第2変位部14の第2変位量a2が第1変位部12の第1変位量a1よりも大きくなるように、第1変位部12と第2変位部14とを連動させる。本実施形態では、第1変位量a1は、第1レバー12bが第1軸12aを中心に前方へ揺動する角度である。第2変位量a2は、第2レバー14bが第2軸14aを中心に後方へ揺動する角度である。第2変位量a2は、少なくとも上型4の後端(本実施形態では第2保持部24の後端)の型開きの際の軌跡に対して、第2レバー14bが干渉しない角度であればよい。
連動部16は、同期リンク16aと、第1リンク部材16bと、第2リンク部材16cと、を有する。図1および図3に示すように、第1リンク部材16bは、第1レバー12bの一端に連結される。第2リンク部材16cは、第2レバー14bの一端に連結される。同期リンク16aは、第1リンク部材16bおよび第2リンク部材16cを連結し同期させる。
図4に示すように、本実施形態では、第1リンク部材16bは、2つの第1レバー12bの下端同士を接続する第1接合部材12eの下端に連結される。具体的には、図1に示すように、第1接合部材12eの下部にボールジョイント17が設けられ、このボールジョイント17に第1リンク部材16bが連結される。第2リンク部材16cも第1リンク部材16bと同様に、2つの第2レバー14bの下端同士を接続する第2接合部材14eの下端にボールジョイント17を介して連結される。
図4に示すように、同期リンク16aは、下型2に回転可能に保持される第3リンク部材16dを含む。第3リンク部材16dは、回転軸16eを中心に回転する。第3リンク部材16dは、回転軸16eの中心から第1距離R1の位置に第1リンク部材16bを回転可能に保持する。第3リンク部材16dは、回転軸16eの中心から第2距離R2の位置に第2リンク部材16cを保持する。第2距離R2は、第1距離R1よりも長い。
なお、本実施形態においては、第1リンク部材16bの長さと、第2リンク部材16cの長さは同じである。第1レバー12bと第2レバー14bの長さも同じである。また、第1軸12aの中心位置は、第2軸14aの中心位置と同じ高さにある。すなわち、第1駒12cの中心から第1軸12aの中心までの距離(例えば図6のD1a参照)と、第2駒14cの中心から第2軸14aの中心までの距離(例えば図6D2a参照)が等しい。さらに、第1軸12aの中心から第1リンク部材16bとの連結位置までの距離(例えば図6D1参照)は、第2軸14aの中心から第2リンク部材16cとの連結位置までの距離(例えば、図6D2参照)と等しい。また、第1リンク部材16bと第1レバー12bとの連結位置(本実施形態ではボールジョイント17の前後方向の中心位置)から第1レバー12bと第3リンク部材16dとの連結位置までの距離L1は、第2リンク部材16cと第2レバー14bとの連結位置から第2レバー14bと第3リンク部材16dとの連結位置までの距離L2と等しい。このような構成とすることによって、第1レバー12bと第2レバー14bとを共通の部材を用いて製造することができ、金型装置1の製造コストが抑制できる。また、第1リンク部材16bと第2リンク部材16cとを共通の部材を用いて製造することができ、さらに金型装置1の製造コストを抑制できる。
図1に示すように、伝達アーム18は、一端側(本実施形態では後端)が第1変位部12と連結され、前方に向けて他端側が延びる棒状の部材である。本実施形態では、伝達アーム18を軸として回転する伝達アームローラ18aが設けられる。開閉アーム20は、上フレーム8の上部を前後方向に沿って延びる棒状の部材である。本実施形態の開閉アーム20は、上フレーム8の上方に取り付けられるとともに、上フレーム8の前端を超えて延びる。また、本実施形態では開閉アーム20を軸として回転する開閉アームローラ20aが設けられる。
本実施形態の金型装置1は、左右方向に流れる図示しないベルトコンベアの上に複数設置される。金型装置1の前方には、図示しないベルトコンベアに沿って上下方向に傾斜して延びる伝達アーム18用のガイドレールと、開閉アーム20用のガイドレールが設けられる。伝達アーム18は、伝達アーム18用のガイドレールに沿って上下することによって、第1変位部12を前後に揺動させる。同様に、開閉アーム20は、開閉アーム20用のガイドレールに沿って上下することによって、上型4を上下に移動させる。
このように構成された金型装置1は、キャビティに発泡材料が注入された状態で型閉じし、第1レバー12bおよび第2レバー14bを押圧位置Paに保持する。このような状態で発泡材料が十分に発砲硬化した段階で下記の手順に移る。このとき、下型2および上型4を加熱し、発泡材料の発泡硬化を促進してもよい。金型装置1は、第1レバー12bおよび第2レバー14bを押圧位置Paに保持することによって、下型2および上型4に変形が生じても、キャビティの周囲に隙間ができないようにしている。
金型装置1は、発泡硬化が完了すると伝達アーム18用のガイドレールに沿って伝達アーム18が下がり、第1変位部12の第1レバー12bが前方に向けて揺動する。第1レバー12bが前方に向けて揺動すると、第1レバー12bの下端は第1軸12aを中心に後方に移動する。第1レバー12bの下端が後方に移動すると、連動部16の第1リンク部材16bが同期リンク16aの第3リンク部材16dを回転させる(図4では右回りに回転する)。第3リンク部材16dが回転すると、第2リンク部材16cが第2レバー14bの下端を前方に引っ張る。第2レバー14bの下端が前方に引っ張られると、第2軸14aを中心に第2レバー14bの上部が後方に向けて揺動する。このようにして、連動部16は、第1変位部12と第2変位部14を連動させる。
本実施形態では、第3リンク部材16dが第2リンク部材16cを保持する第2距離R2は、第3リンク部材16dが第1リンク部材16bを保持する第1距離R1よりも長い。このため、第1リンク部材16bが第3リンク部材16dを回転させるために移動する距離に対して、第2リンク部材16cの移動する距離の方が長い。具体的には、第2距離R2から計算できる回転軸16eを中心とした円弧の長さと、第1距離R1から計算できる回転軸16eを中心とした円弧の長さの差分だけ、第2リンク部材16cが第1リンク部材16bよりも大きく動く。これによって、第2レバー14bの第2変位量a2は、第1レバー12bの第1変位量a1よりも大きくなる。
次に、開閉アーム20が開閉アーム20用のガイドレールに沿って上方に移動する。開閉アーム20が上方に移動すると、上型4がヒンジ部10を中心に上方に移動し、型開きする。このように、型開きする際、上型4の後面および第2保持部24は、上方に持ち上がりながら後方に向かう円弧を描く軌跡となる。このため、上型4の後面および第2保持部24が、第2変位部14の第2レバー14bに近づく方に移動する。一方、上型4の前面および第1保持部22も同様に、上方に持ち上がりながら後方に向かう円弧を描く軌跡となるため、第1変位部12の第1レバー12bから遠ざかる。このため、金型装置1は、第2変位部14の第2変位量a2を第1変位部12の第1変位量a1よりも大きくすることによって、上型4の後面および第2保持部24の軌跡と、第2レバー14bとが干渉することがない。この結果、金型装置1は、円滑に型開きが可能である。また、このような構成とすることによって、金型装置1は、変位量の小さい第1変位量a1に合わせて、伝達アーム18を下方に下げれば、押圧位置Paと解除位置Pbの切り替えができる。これによって、押圧位置Paと解除位置Pbの切り替え時間が短くでき、型閉じ状態から型開きまでの時間を短縮できる。この結果、この金型装置1を用いた場合、生産効率をあげることができる。
このように、金型装置1は、型開きしたのち発泡樹脂成形品(発泡体の一例)を取り出し、発泡樹脂成形品の製造が完了する。このような製造方法によって製造された発泡樹脂成形品は、バリも少なく形状の精度もよい。そして、上型4が第2変位部14と干渉することなく円滑に型開きができるため、生産効率もよくコストが下がる。
(2)第2実施形態
次に、図5を用いて本開示の第2実施形態の金型装置201について説明する。なお、第2実施形態から第6実施形態における説明においては、第1実施形態の金型装置1と異なる点のみ説明する。
図5に示すように、本実施形態では、連動部216は、第2リンク部材216cの長さL2が第1リンク部材216bの長さL1よりも短い。第1レバー212bと第2レバー214bの長さは、同じである。連動部216は、同期リンク216aとして第3リンク部材216dを含む。本実施形態における第3リンク部材216dは、回転軸216eの中心から第1距離R1の位置に第1リンク部材16bを回転可能に保持する。第3リンク部材216dは、回転軸216eの中心から第2距離R2の位置に第2リンク部材216cを保持する。第2距離R2と、第1距離R1とは等しい。
このような金型装置201であれば、第1レバー212bが前方に揺動した際の、第2リンク部材216cと第2レバー214bとの連結部が前方に移動する移動量が、第1リンク部材216bと第1レバー212bとの連結部が後方に移動する移動量よりも大きくなる。これによって、第2レバー214bの第2変位量a2は、第1レバー212bの第1変位量a1よりも大きくなる。
(3)第3実施形態
次に、図6を用いて本開示の第3実施形態の金型装置301について説明する。図6に示すように、第3実施形態における金型装置301は、第1レバー312bと第2レバー314bの長さが異なる。具体的には、第2レバー314bの第2軸314aの中心から第2リンク部材316cの連結位置(本実施形態では上下方向にみてボールジョイントのボール中心位置)までの距離D2が、第1レバー312bの第1軸312aの中心から第1リンク部材316bの連結位置までの距離D1よりも短い。第2レバー314bの第2軸314aの中心から第2駒314cの中心までの距離D2aは、第1レバー312bの第1軸312aの中心から第1駒312cの中心までの距離D1aと等しい。本実施形態では、第1リンク部材316bと第2リンク部材316cの長さは同じである。また、本実施形態における同期リンク316a(図示なし)は、第3リンク部材316d(図示なし)を含み、第2実施形態と同様に、回転軸316e(図示なし)の中心から第1リンク部材316bおよび第2リンク部材316cの保持位置までの距離が同じである。
このような金型装置301であれば、第1レバー312bが前方に揺動した際の、第2リンク部材316cと第2レバー314bとの連結部が前方に移動する移動量が、第1リンク部材316bと第1レバー312bとの連結部が後方に移動する移動量と同じである。しかし、距離D2が距離D1よりも短いため、同じ移動量であっても第2レバー314bが後方に揺動する角度が大きくなる。これによって、第2レバー214bの第2変位量a2は、第1レバー212bの第1変位量a1よりも大きくなる。
(4)第4実施形態
次に、図7を用いて本開示の第4実施形態の金型装置401について説明する。本実施形態では、同期リンク416aは、第1リンク部材416bと、第2リンク部材416cと、リンク支持部416dと、スライド部416eと、を含む。リンク支持部416dは、第1リンク部材416bと、第2リンク部材416cとを回転可能に支持する。スライド部416eは、リンク支持部416dを左右方向にスライドさせる。リンク支持部416dの中心から第2リンク部材416cと第2レバー414bとの連結位置までの距離L2は、リンク支持部416dの中心から第1リンク部材416bと第1レバー412bとの連結位置までの距離L1よりも短い。
このような金型装置401であれば、第1レバー412bが前方に向けて揺動する。第1レバー412bが前方に向けて揺動すると、第1レバー412bの下端が後方に移動する。第1レバー412bの下端が後方に移動すると、第1リンク部材416bが同期リンク416aのリンク支持部416dをスライド部416eのスライド方向に沿って左右方向に移動させる。リンク支持部416dが左右方向(本実施形態では右方向)に移動すると、第2リンク部材416cが第2レバー414bの下端を前方に引っ張る。第2レバー414bの下端が前方に引っ張られると、第2レバー414bの上部が後方に揺動する。
このとき、距離L2が距離L1よりも短いため、第2レバー414bの下端の移動量は、第1レバー412bの移動量よりも大きい。このため、第2レバー414bの第2変位量a2は、第1レバー412bの第1変位量a1よりも大きくなる。
(5)第5実施形態
次に、図8を用いて本開示の第5実施形態の金型装置501について説明する。本実施形態では、同期リンク516aは、第1リンク部材516bと、第2リンク部材516cと、リンク支持部516dと、スライド部516eと、を含む。本実施形態では、スライド方向が上下方向である点で第4実施形態とことなる。その他の構成は、第4実施形態と同様であるため説明を省略する。このような金型装置501であっても、第2レバー514bの第2変位量a2を、第1レバー512bの第1変位量a1よりも大きくできる。
(6)他の実施形態
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
例えば、図9に示すように金型装置601は、左右方向に一対の第3変位部630、および第4変位部632を備えてもよい(第6実施形態)。この場合、前後方向の後方にあり、ヒンジ部610側の第2変位部614のレバーの変位量を、第1変位部612、第3変位部630、および第4変位部632のレバーの変位量より大きくすればよい。
その他、図10(a)に示すように、第1実施形態に示した上フレーム8がなく、下型702および上型704に直接ヒンジ部710を設けた金型装置701であってもよい。このような金型装置701の場合、図10(b)に示すように、下型702および上型704に空間Sを設け、空間Sに第2変位部714を配置してもよい。その他の第1変位部712、第3変位部730、および第4変位部732は、第6実施形態と同様に配置してもよい。さらに、図10(c)に示すように、空間Sに第2変位部714を左右方向に間隔を空けて2つ配置してもよい。このような金型装置701であっても、ヒンジ部710側の第2変位部714のレバーの変位量を、第1変位部712、第3変位部730、および第4変位部732のレバーの変位量より大きくすればよい。
さらに図11(a)に示すように、金型装置801は、金型装置701が有する空間Sをなくし、下型802および上型804の後面に直接ヒンジ部810を設けてもよい。この場合、図11(b)に示すように、ヒンジ部810の間に第2変位部814を設けてもよい。また、図11(c)に示すように、ヒンジ部810の左右方向両側に第2変位部814を設けてもよい。この場合であっても、ヒンジ部810側の第2変位部814のレバーの変位量を、第1変位部812、第3変位部830、および第4変位部832のレバーの変位量より大きくすればよい。
また、上記第3実施形態において、第2レバー314bの第2軸314aの中心から第2リンク部材316cの連結位置までの距離D2が、第1レバー312bの第1軸312aの中心から第1リンク部材316bの連結位置までの距離D1よりも短い例を用いて説明したが、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、第2レバー314bの第2軸314aの中心から第2駒314cの中心までの距離D2aを、第1レバー312bの第1軸312aの中心から第1駒312cの中心までの距離D1aよりも長くしてもよい。このとき、距離D2と距離D1は等しくてもよい。このように、距離D2aを距離D1aよりも長くすることによっても、第2変位量a2を、第1変位量a1よりも大きくすることができる。
以上説明した通り、本開示によれば、型開きが円滑な金型装置1、201,301,401,501,601,701,801を提供できる。
1:金型装置,2:下型,4:上型,6:下フレーム,8:上フレーム
10:ヒンジ部,
12:第1変位部,12a:第1軸,12b:第1レバー,12c:第1駒
12d:駒軸,12e:第1接合部材
14:第2変位部,14a:第2軸,14b:第2レバー,14c:第2駒
14d:駒軸,14e:第2接合部材
16:連動部,16a:同期リンク,16b:第1リンク部材,16c:第2リンク部材
16d:第3リンク部材,16e:回転軸
18:伝達アーム,18a:伝達アームローラ
20:開閉アーム,20a:開閉アームローラ
22 :第1保持部,24:第2保持部
516d :リンク支持部
516e :スライド部
D1:距離,D2:距離
L1:距離,L2:距離
R1:第1距離,R2:第2距離
Pa:押圧位置,Pb:解除位置
a1:第1変位量,a2:第2変位量

Claims (8)

  1. 前後方向に延びる第1型と第2型とを有し、前記第1型と前記第2型とを型閉じしてキャビティを形成する金型装置であって、
    前記第1型および前記第2型の後方に配置され、前記第1型と前記第2型とを回転可能に支持する支持部と、
    前記第1型の前面に設けられ前記第2型を前記第1型に対して押圧する押圧位置と、前記押圧を解除する解除位置との間で変位する第1変位部と、
    前記第1型の後面に設けられ前記押圧位置と前記解除位置との間で変位する第2変位部と、
    前記第2変位部の変位量が前記第1変位部の変位量よりも大きくなるように、前記第1変位部と前記第2変位部とを連動させる連動部と、
    を備える金型装置。
  2. 前記第1変位部は、前記第1型の前記前面に設けられた第1軸を中心に前記押圧位置と前記解除位置との間で前後方向に揺動する第1レバーであり、
    前記第2変位部は、前記第2型の前記後面に設けられた第2軸を中心に前記押圧位置と前記解除位置との間で前後方向に揺動する第2レバーであり、
    前記連動部は、前記第1レバーの一端に連結される第1リンク部材と、前記第2レバーの一端に連結される第2リンク部材と、前記第1リンク部材および前記第2リンク部材を連結し同期させる同期リンクと、を有する、
    請求項1に記載の金型装置。
  3. 前記第2レバーの前記第2軸から前記第2リンク部材の連結位置までの距離が、前記第1レバーの前記第1軸から前記第1リンク部材の連結位置までの距離よりも短い、
    請求項2に記載の金型装置。
  4. 前記第1レバーと、前記第2レバーと、が同じ長さである、
    請求項2に記載の金型装置。
  5. 前記第2リンク部材の長さが、前記第1リンク部材の長さよりも短い、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の金型装置。
  6. 前記同期リンクは、前記第1型に回転可能に保持される第3リンク部材を含み、
    前記第3リンク部材は、回転軸を中心に回転し、前記回転軸から第1距離の位置に前記第1リンク部材を保持し、前記回転軸から第2距離の位置に前記第2リンク部材を保持し、
    前記第2距離が、前記第1距離よりも長い、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の金型装置。
  7. 前記同期リンクは、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを回転可能に支持するリンク支持部と、前記リンク支持部をスライドさせるスライド部と、を含む、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の金型装置。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の金型装置のキャビティ内に発泡材料を投入し、前記キャビティ内で前記発泡材料を発泡硬化させて発泡体を成形する、
    発泡体の製造方法。
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