JP7655050B2 - 付加製造物の設計方法、付加製造物の設計装置及び付加製造物の製造方法 - Google Patents
付加製造物の設計方法、付加製造物の設計装置及び付加製造物の製造方法 Download PDFInfo
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Description
本発明の一態様は、
材料粉末に光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う付加製造装置により、内部空間を有するように付加製造される付加製造物を設計する付加製造物の設計方法であって、
付加製造する前記付加製造物のうち、前記内部空間を含む曲面であって、二次元に展開した場合に四角形となる前記曲面を設定する領域設定工程と、
前記領域設定工程にて設定された前記曲面を四角形に展開した展開図データに変換する変換工程と、
前記変換工程にて変換された前記展開図データにおいて所定の最適化目的に基づくトポロジー最適化を行う最適化工程と、
前記最適化工程にて前記トポロジー最適化を行った二次元データを三次元データに再変換する再変換工程と、
を順に実行する、付加製造物の設計方法にある。
本発明の他態様は、
材料粉末に光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う付加製造装置により、内部空間を有するように付加製造される付加製造物を設計する付加製造物の設計装置であって、
付加製造する前記付加製造物のうち、前記内部空間を含む曲面であって、二次元に展開した場合に四角形となる前記曲面を設定する領域設定部と、
前記領域設定部にて設定された前記曲面を四角形に展開した展開図データに変換する領域展開部と、
前記領域展開部にて変換された前記展開図データにおいて所定の最適化目的に基づいてトポロジー最適化を行う最適化部と、
前記最適化部にて前記トポロジー最適化を行った二次元データを三次元データに再変換する再変換部と、
を備えた、付加製造物の設計装置にある。
本発明の他の態様は、
前記付加製造物の設計方法による設計工程と、
前記付加製造物を製造する製造工程と、を備えた、付加製造物の製造方法であって、
前記付加製造物は、流体を流通する流路を有すると共に、溶融材料が供給されるキャビティを有する金型であり、
前記製造工程は、
前記材料粉末を供給する工程と、
前記材料粉末に対して前記光ビームを照射する工程と、
前記光ビームにより前記材料粉末を溶融する工程と、
溶融した前記材料粉末を凝固させる工程と、
を備える、付加製造物の製造方法にある。
また、本発明の他の態様は、
前記付加製造物の設計方法による設計工程と、
前記付加製造物を製造する製造工程と、を備えた、付加製造物の製造方法であって、
前記付加製造物は、流体を流通する流路を有すると共に、回転部材と前記回転部材を挿通する円筒形状部を有するハウジングとを備えた工作機械の主軸であり、
前記製造工程は、
前記材料粉末を供給する工程と、
前記材料粉末に対して前記光ビームを照射する工程と、
前記光ビームにより前記材料粉末を溶融する工程と、
溶融した前記材料粉末を凝固させる工程と、
を備える、付加製造物の製造方法にある。
付加製造装置1の構成について図面を参照しながら説明する。本例の付加製造装置1は、粉末床溶融結合方式であってSLM方式を採用する。付加製造装置1は、図1に示すように、層状に配置された(積層された)材料粉末としての金属粉末Sに光ビーム40aを照射することを繰り返すことによって、内部空間としての内部配管Tを有する付加製造物Wを製造する装置である。
制御装置60は、CPU、ROM、RAM、インターフェース等を主要構成部品とするマイクロコンピュータであり、付加製造装置1の作動を統括的に制御する。即ち、制御装置60は、付加製造物支持装置20、粉末供給装置30、光ビーム照射装置40及び加熱装置50を制御する。このため、制御装置60は、図2に示すように、データ記憶部61、昇降テーブル作動制御部62、粉末供給制御部63、光ビーム照射制御部64及び加熱制御部65を備える。又、制御装置60は、後述する最適形状設計装置70と通信可能に接続されている。
付加製造物Wの例について、図3を参照して説明する。付加製造物Wは、上述した付加製造装置1により付加製造(造形)される。従って、付加製造物Wは、任意の三次元形状とすることができる。本例の付加製造物Wは、射出成形、プレス加工等に用いられる金型を例に挙げる。尚、付加製造物Wは、金型に限られず、各種製品、部品等とすることが可能であることは言うまでもない。
本例の設計装置としての最適形状設計装置70は、付加製造装置1によって付加製造される付加製造物Wについて、内部空間であって流路としての内部配管Tを流通する流体の特性に関連する最適化目的を実現するように、内部配管Tの最適形状を設計する。ここで、本例の流体の特性としては、流体である冷却媒体としての冷却水が冷却対象部である凹部Hを冷却する冷却特性を例に挙げることができる。そして、本例の最適化目的としては、凹部Hにおける冷却温度のバラつきを最小化して効率良く冷却する、即ち、流体である冷却水の冷却特性のバラつきを最小化することができる内部配管Tの最適形状を設計する。特に、最適形状設計装置70は、トポロジー最適化を適用することで、最適な内部配管Tの流路構造を設計する。
上述した本例では、最適形状設計装置70の領域設定部71が流路構造Zを設計する領域、換言すれば、温度制御を行う領域である第一領域R1を設定するようにした。そして、上述した本例では、流路構造設計部73がトポロジー最適化を適用することにより、第一領域R1において内部配管Tを有する流路構造Zを設計するようにした。そして、上述した本例では、最終形状設計部76が内部配管Tと流入口I及び流出口Oとを各々連通する通路を設計するようにした。
上述した本例及び第一別例では、第一領域R1を凹部Hの周面とし、内部配管Tを流路断面形状が単純な円形である場合を例示するようにした。この場合、トポロジー最適化を行うことによって決定された流路構造Zに従い、最終形状設計部76は流路断面形状が円形となるように内部配管Tの最終形状を設計する。
上述した本例、第一別例及び第二別例においては、三次元モデル生成部75及び最終形状設計部76は、予め設定された管径となるように、内部配管T即ち第一配管T1の流通部分T11,T12及び第二配管T2の流通部分T21,T22を生成及び最終設計するようにした。これに代えて、三次元モデル生成部75及び最終形状設計部76は、図18に示すように、例えば、管径に関連する流量(又は流速)と温度との関係即ち流体の特性を記憶するデータベース77を用いて、目標温度(目標冷却温度)に対応する管径(流量又は流速)を決定するようにしても良い。これによれば、より最適な内部配管Tを設計することが可能になると共に、内部配管Tを流通する流体(冷却水)の圧力損失等を低減することが可能となる。
上述した本例、第一別例、第二別例及び第三別例においては、付加製造物Wとしてキャビティである有底円筒形状の凹部Hを有する金型を例示した。しかし、付加製造物Wとしては、金型に限られるものではなく、内部空間、特に、流路としての冷却路を有するものであれば、例えば、上述した工作機械の主軸とすることも可能である。
Claims (25)
- 材料粉末に光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う付加製造装置により、内部空間を有するように付加製造される付加製造物を設計する付加製造物の設計方法であって、
付加製造する前記付加製造物のうち、前記内部空間を含む曲面であって、二次元に展開した場合に四角形となる前記曲面を設定する領域設定工程と、
前記領域設定工程にて設定された前記曲面を四角形に展開した展開図データに変換する変換工程と、
前記変換工程にて変換された前記展開図データにおいて所定の最適化目的に基づくトポロジー最適化を行う最適化工程と、
前記最適化工程にて前記トポロジー最適化を行った二次元データを三次元データに再変換する再変換工程と、
を順に実行する、付加製造物の設計方法。 - 前記領域設定工程にて設定される前記曲面は、筒の周面の少なくとも一部を含む、請求項1に記載の付加製造物の設計方法。
- 前記再変換工程にて再変換された前記三次元データにおいて、前記内部空間の形状について形状最適化を行う形状最適化工程を実行する、請求項1又は2に記載の付加製造物の設計方法。
- 前記内部空間は、流体を流入する流入口と前記流体を排出する流出口とを有し、前記流体を前記流入口から前記流出口に向けて流通する流路であり、
前記領域設定工程にて設定される前記曲面は、前記流入口及び前記流出口を含み、前記流入口から前記流出口までの前記流路に沿った面である、請求項1-3の何れか一項に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記流路は、前記付加製造物における冷却対象部に隣接して配置され、且つ、前記流体として前記冷却対象部を冷却するための冷却媒体を流通する冷却路であり、
前記最適化目的は、
前記内部空間を流通する前記流体の特性に関連するものであり、
前記流路を流通する前記冷却媒体による冷却特性、前記冷却媒体の流速及び前記冷却媒体の流量のうちの少なくとも1つのバラつきを最小化することである、請求項4に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記付加製造物は、前記冷却路を有する金型であり、
前記冷却対象部は、前記金型に形成されていて溶融材料が供給されるキャビティである、請求項5に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記キャビティは、有底円筒形状を有しており、
前記冷却路は、前記キャビティにおける円筒部分の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項6に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記付加製造物は、前記冷却路を有すると共に、回転部材と前記回転部材を挿通する円筒形状部を有するハウジングとを備えた工作機械の主軸であり、
前記冷却対象部は、前記円筒形状部である、請求項5に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記冷却路は、前記円筒形状部の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項8に記載の付加製造物の設計方法。
- 前記最適化目的は、さらに、少なくとも前記流入口及び前記流出口を含む位置において、前記流路を流通する前記冷却媒体の圧力損失を最小化することである、請求項5に記載の付加製造物の設計方法。
- 前記付加製造物は、前記冷却路を有する金型であり、
前記冷却対象部は、前記金型に形成されていて溶融材料が供給されるキャビティである、請求項10に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記キャビティは、有底円筒形状を有しており、
前記冷却路は、前記キャビティにおける円筒部分の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項11に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記付加製造物は、前記冷却路を有すると共に、回転部材と前記回転部材を挿通する円筒形状部を有するハウジングとを備えた工作機械の主軸であり、
前記冷却対象部は、前記円筒形状部である、請求項10に記載の付加製造物の設計方法。 - 前記冷却路は、前記円筒形状部の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項13に記載の付加製造物の設計方法。
- 前記付加製造装置は、平らに敷き詰められた前記材料粉末に対して光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う、請求項1-14のうちの何れか一項に記載の付加製造物の設計方法。
- 材料粉末に光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う付加製造装置により、内部空間を有するように付加製造される付加製造物を設計する付加製造物の設計装置であって、
付加製造する前記付加製造物のうち、前記内部空間を含む曲面であって、二次元に展開した場合に四角形となる前記曲面を設定する領域設定部と、
前記領域設定部にて設定された前記曲面を四角形に展開した展開図データに変換する領域展開部と、
前記領域展開部にて変換された前記展開図データにおいて所定の最適化目的に基づいてトポロジー最適化を行う最適化部と、
前記最適化部にて前記トポロジー最適化を行った二次元データを三次元データに再変換する再変換部と、
を備えた、付加製造物の設計装置。 - 前記領域設定部にて設定される前記曲面は、筒の周面の少なくとも一部を含む、請求項16に記載の付加製造物の設計装置。
- 前記再変換部にて再変換された前記三次元データにおいて、前記内部空間の形状について形状最適化を行う形状最適化部を備えた、請求項16又は17に記載の付加製造物の設計装置。
- 前記内部空間は、流体を流入する流入口と前記流体を排出する流出口とを有し、前記流体を前記流入口から前記流出口に向けて流通する流路であり、
前記流路は、前記付加製造物における冷却対象部に隣接して配置され、且つ、前記流体として前記冷却対象部を冷却するための冷却媒体を流通する冷却路であり、
前記領域設定部にて設定される前記曲面は、前記流入口及び前記流出口を含み、前記流路に沿った面であり、
前記最適化目的は、
前記内部空間を流通する前記流体の特性に関連するものであり、
前記流路を流通する前記冷却媒体の冷却特性、前記冷却媒体の流速及び前記冷却媒体の流量のうちの少なくとも1つのバラつきを最小化することである、請求項16-18の何れか一項に記載の付加製造物の設計装置。 - 前記最適化目的は、さらに、少なくとも前記流入口及び前記流出口を含む位置において、前記流路を流通する前記冷却媒体の圧力損失を最小化することである、請求項19に記載の付加製造物の設計装置。
- 前記付加製造装置は、平らに敷き詰められた前記材料粉末に対して光ビームを照射し、前記材料粉末を溶融及び凝固させて付加製造を行う、請求項16-20の何れか一項に記載の付加製造物の設計装置。
- 請求項1-15の何れか一項に記載の付加製造物の設計方法による設計工程と、
前記付加製造物を製造する製造工程と、を備えた、付加製造物の製造方法であって、
前記付加製造物は、流体を流通する流路を有すると共に、溶融材料が供給されるキャビティを有する金型であり、
前記製造工程は、
前記材料粉末を供給する工程と、
前記材料粉末に対して前記光ビームを照射する工程と、
前記光ビームにより前記材料粉末を溶融する工程と、
溶融した前記材料粉末を凝固させる工程と、
を備える、付加製造物の製造方法。 - 前記キャビティは、有底円筒形状を有しており、
前記流路は、前記金型における冷却対象部である前記キャビティを冷却するための冷却媒体を流通する冷却路であり、前記キャビティにおける円筒部分の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項22に記載の付加製造物の製造方法。 - 請求項1-15の何れか一項に記載の付加製造物の設計方法による設計工程と、
前記付加製造物を製造する製造工程と、を備えた、付加製造物の製造方法であって、
前記付加製造物は、流体を流通する流路を有すると共に、回転部材と前記回転部材を挿通する円筒形状部を有するハウジングとを備えた工作機械の主軸であり、
前記製造工程は、
前記材料粉末を供給する工程と、
前記材料粉末に対して前記光ビームを照射する工程と、
前記光ビームにより前記材料粉末を溶融する工程と、
溶融した前記材料粉末を凝固させる工程と、
を備える、付加製造物の製造方法。 - 前記流路は、前記主軸における冷却対象部である前記円筒形状部を冷却するための冷却媒体を流通する冷却路であり、前記円筒形状部の周面に沿った曲線形状に設計される、請求項24に記載の付加製造物の製造方法。
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| ベッロージ ピエトロ,特集 モノづくりの活性化につながるITツール活用の勘どころ / 解説 3次元プリンターのメリットを最大化,機械設計,日本,日刊工業新聞社,2017年06月09日,第61巻, 第8号,pages 29-33 |
| 山田崇恭 外4名,幾何学的特徴量に対する偏微分方程式系に基づく幾何学的特徴制約付きトポロジー最適化,日本機械学会論文集 [online],2019年,Vol. 85, No. 877,pp. 1-17,[検索日 2023.05.12], インターネット,URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjsme/85/877/85_19-00129/_article/-char/ja/ |
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