JP7655725B2 - 可逆熱変色性撚糸及びそれを用いた布帛、頭飾品、玩具 - Google Patents
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Description
上記の可逆熱変色性糸は、着色剤として微小カプセルに内包された熱変色材を用いることにより、温度変化によって有色から無色、或いは、無色から有色に可逆的に色変化するものであるが、熱変色材はカプセルに内包されているため、一般的な非熱変色性の着色剤を用いる場合と比べて糸の色が薄くなり易く、色変化が視認され難い傾向にある。
糸の色を濃くするために、組成物中の熱変色材の配合割合を増やすことが考えられるが、熱変色材の配合割合を増加すると、可逆熱変色層の、基体又は保護層に対する接着性が低下し易く、特に、上記の可逆熱変色性糸を撚糸に適用する際に、糸にかかる応力によって、可逆熱変色層と基体、又は、可逆熱変色層と保護層の間で層間剥離が生じて、可逆熱変色層が外的要因から保護されなくなり、可逆熱変色層の熱変色機能が損なわれ易くなるという問題があった。
また、前記透明性樹脂層が、透明性樹脂フィルムであること、前記可逆熱変色層の平均厚さが1~50μmであり、且つ、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(D)と前記可逆熱変色層の平均厚さ(T)が、下記式(I)を満たすこと
0.002≦D/T<1 (I)
を要件とする。
さらには、前記可逆熱変色性平糸と、糸とからなる可逆熱変色性撚糸を要件とする。
また、前記糸の周囲に、前記可逆熱変色性平糸が設けられてなること、前記糸が、金属光沢性、真珠光沢性、ホログラム性、虹彩性、光干渉性、光反射性のいずれかから選ばれる光学性状を有する光輝性糸であること、前記光輝性糸が、さらに透明性を有してなる透明性光輝性糸であることを要件とする。
さらには、前記可逆熱変色性撚糸を用いてなる布帛、前記可逆熱変色性撚糸を具備してなる頭飾品、前記可逆熱変色性撚糸を具備してなる玩具を要件とする。
また、接着層中にさらに光安定剤を含有させることにより、可逆熱変色層が耐久性と共に耐光性にも優れ、さらに光沢性を有する可逆熱変色性撚糸、及びそれを用いた布帛、頭飾品、玩具等の製品を提供できる。
ここで、第一の透明性接着層又は第二の透明性接着層は、以下、「透明性接着層」又は「接着層」と表すことがある。
透明性樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン-ビニルアルコール共重合体等のビニルアルコール樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、アクリル酸エステル樹脂、ポリアクリル酸、レーヨン、キュプラ等の汎用の樹脂からなるフィルムを例示できる。
なお、上記の可視光透過率は,可視光領域の波長の光を透過する透明基材上に透明性樹脂フィルムを設け、分光光度計〔(株)日立製作所製、製品名:U-3210〕を用いて380nmから780nmの波長領域で測定し、最大値と最小値の中間値とした。
可逆熱変色性組成物としては、特公昭51-44706号公報、特公昭51-44707号公報、特公平1-29398号公報等に記載された、所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、高温側変色点以上の温度域で消色状態、低温側変色点以下の温度域で発色状態を呈し、両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在せず、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要した熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、ヒステリシス幅(ΔH)が比較的小さい特性(ΔH=1~7℃)を有する加熱消色型(加熱により消色し、冷却により発色する)の可逆熱変色性組成物を用いることができる(図1参照)。
電子供与性呈色性有機化合物としては、フタリド化合物、フルオラン化合物、スチリノキノリン化合物、ジアザローダミンラクトン化合物、ピリジン化合物、キナゾリン化合物、ビスキナゾリン化合物等が挙げられ、これらの中でも、ピリジン化合物、キナゾリン化合物、及びビスキナゾリン化合物が好ましい。
また、フルオラン化合物としては、例えば、アミノフルオラン化合物、アルコキシフルオラン化合物、及びそれらの誘導体が挙げられる。
3,3-ビス(4-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミノフタリド、
3-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)フタリド、
3,3-ビス(1-n-ブチル-2-メチルインドール-3-イル)フタリド、
3,3-ビス(2-エトキシ-4-ジエチルアミノフェニル)-4-アザフタリド、
3-(2-エトキシ-4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド、
3-(2-n-ヘキシルオキシ-4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド、
3-〔2-エトキシ-4-(N-エチルアニリノ)フェニル〕-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド、
3-(2-アセトアミド-4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-プロピル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド、
3,6-ビス(ジフェニルアミノ)フルオラン、
3,6-ビス(N-フェニル-N-p-トリルアミノ)フルオラン、
3,6-ジメトキシフルオラン、
3,6-ジ-n-ブトキシフルオラン、
2-メチル-6-(N-エチル-N-p-トリルアミノ)フルオラン、
3-クロロ-6-シクロヘキシルアミノフルオラン、
2-メチル-6-シクロヘキシルアミノフルオラン、
2-クロロアミノ-6-ジ-n-ブチルアミノフルオラン、
2-(2-クロロアニリノ)-6-ジ-n-ブチルアミノフルオラン、
2-(3-トリフルオロメチルアニリノ)-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-(3-トリフルオロメチルアニリノ)-6-ジ-n-ペンチルアミノフルオラン、
2-ジベンジルアミノ-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-(N-メチルアニリノ)-6-(N-エチル-N-p-トリルアミノ)フルオラン、
1,3-ジメチル-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-クロロ-3-メチル-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-アニリノ-3-メチル-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-アニリノ-3-メトキシ-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-アニリノ-3-メチル-6-ジ-n-ブチルアミノフルオラン、
2-アニリノ-3-メトキシ-6-ジ-n-ブチルアミノフルオラン、
2-キシリジノ-3-メチル-6-ジエチルアミノフルオラン、
2-アニリノ-3-メチル-6-(N-エチル-N-p-トリルアミノ)フルオラン、
6-ジエチルアミノ-1,2-ベンゾフルオラン、
6-(N-エチル-N-イソブチルアミノ)-1,2-ベンゾフルオラン、
6-(N-エチル-N-イソペンチルアミノ)-1,2-ベンゾフルオラン、
2-(3-メトキシ-4-ドデコキシスチリル)キノリン、
2-ジエチルアミノ-8-ジエチルアミノ-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン、
2-ジ-n-ブチルアミノ-8-ジ-n-ブチルアミノ-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン、
2-ジ-n-ブチルアミノ-8-ジエチルアミノ-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン、
2-ジ-n-ブチルアミノ-8-(N-エチル-N-イソアミルアミノ)-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン、
2-ジ-n-ブチルアミノ-8-ジ-n-ペンチルアミノ-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン、
4,5,6,7-テトラクロロ-3-(4-ジメチルアミノ-2-メトキシフェニル)-3-(1-n-ブチル-2-メチル-1H-インドール-3-イル)-1(3H)-イソベンゾフラノン、
4,5,6,7-テトラクロロ-3-(4-ジエチルアミノ-2-エトキシフェニル)-3-(1-エチル-2-メチル-1H-インドール-3-イル)-1(3H)-イソベンゾフラノン、
4,5,6,7-テトラクロロ-3-(4-ジエチルアミノ-2-エトキシフェニル)-3-(1-n-ペンチル-2-メチル-1H-インドール-3-イル)-1(3H)-イソベンゾフラノン、
4,5,6,7-テトラクロロ-3-(4-ジエチルアミノ-2-メチルフェニル)-3-(1-エチル-2-メチル-1H-インドール-3-イル)-1(3H)-イソベンゾフラノン、
3′,6′-ビス〔フェニル(2-メチルフェニル)アミノ〕スピロ[イソベンゾフラン-1(3H),9′-[9H]キサンテン]-3-オン、
3′,6′-ビス〔フェニル(3-メチルフェニル)アミノ〕スピロ[イソベンゾフラン-1(3H),9′-[9H]キサンテン]-3-オン、
3′,6′-ビス〔フェニル(3-エチルフェニル)アミノ〕スピロ[イソベンゾフラン-1(3H),9′-[9H]キサンテン]-3-オン、
2,6-ビス(2′-エチルオキシフェニル)-4-(4′-ジメチルアミノフェニル)ピリジン、
2,6-ビス(2′,4′-ジエチルオキシフェニル)-4-(4′-ジメチルアミノフェニル)ピリジン、
2-(4′-ジメチルアミノフェニル)-4-メトキシキナゾリン、
4,4′-エチレンジオキシ-ビス〔2-(4-ジエチルアミノフェニル)キナゾリン〕
電子受容性化合物としては、活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群〔酸ではないが、可逆熱変色性組成物中で酸として作用して(イ)成分を発色させる化合物群〕、及び電子空孔を有する化合物群等から選択される化合物が挙げられる。上記の(ロ)成分の中でも、活性プロトンを有する化合物群から選択される化合物が好ましい。
偽酸性化合物群としては、フェノール性水酸基を有する化合物の金属塩、カルボン酸の金属塩、酸性リン酸エステルの金属塩、スルホン酸の金属塩、芳香族カルボン酸無水物、脂肪族カルボン酸無水物、芳香族カルボン酸とスルホン酸の混合無水物、シクロオレフィンジカルボン酸無水物、尿素及びその誘導体、チオ尿素及びその誘導体、グアニジン及びその誘導体、並びにハロゲン化アルコール類等が挙げられる。
電子空孔を有する化合物群としては、硼酸塩類、硼酸エステル類、及び無機塩類等が挙げられる。
フェノール性水酸基を有する化合物には、モノフェノール化合物からポリフェノール化合物まで広く含まれ、さらに、ビスフェノール化合物及びトリスフェノール化合物、フェノール-アルデヒド縮合樹脂等もこれに含まれる。フェノール性水酸基を有する化合物は、少なくともベンゼン環を2以上有することが好ましい。また、フェノール性水酸基を有する化合物は、アルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン原子等の置換基を有していてもよい。
フェノール、o-クレゾール、ターシャリーブチルカテコール、ノニルフェノール、n-オクチルフェノール、n-ドデシルフェノール、n-ステアリルフェノール、p-クロロフェノール、p-ブロモフェノール、o-フェニルフェノール、p-ヒドロキシ安息香酸n-ブチル、p-ヒドロキシ安息香酸n-オクチル、レゾルシン、没食子酸ドデシル、4,4-ジヒドロキシジフェニルスルホン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルフィド、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ペンタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ヘプタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-オクタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ノナン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-デカン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ドデカン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルプロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3-メチルブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3-メチルペンタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2,3-ジメチルペンタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-エチルブタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-2-エチルヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,7-ジメチルオクタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1-フェニル-1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ブタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ペンタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ヘキサン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-へプタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-オクタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ノナン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-デカン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)n-ドデカン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-4-メチルペンタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-4-メチルヘキサン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパン、9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレン、1,1-ビス〔2-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロピル〕ベンゼン、ビス(2-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,1-トリス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、3,3-ビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)ブタン
(ハ)成分としては、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類が挙げられる。
上記の可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル化及び二次加工に応用する場合は、低分子量のものは高熱処理を施すとカプセル外に蒸散するので、安定的にカプセル内に保持させるために炭素数10以上の化合物が好適に用いられる。
上記のエステル化合物としては、例えば、酪酸2-エチルヘキシル、ベヘン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-エチルヘキシル、カプリン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸3,5,5-トリメチルヘキシル、パルミチン酸3,5,5-トリメチルヘキシル、ステアリン酸3,5,5-トリメチルヘキシル、カプロン酸2-メチルブチル、カプリル酸2-メチルブチル、カプリン酸2-メチルブチル、パルミチン酸1-エチルプロピル、ステアリン酸1-エチルプロピル、ベヘン酸1-エチルプロピル、ラウリン酸1-エチルヘキシル、ミリスチン酸1-エチルヘキシル、パルミチン酸1-エチルヘキシル、カプロン酸2-メチルペンチル、カプリル酸2-メチルペンチル、カプリン酸2-メチルペンチル、ラウリン酸2-メチルペンチル、ステアリン酸2-メチルブチル、ステアリン酸2-メチルブチル、ステアリン酸3-メチルブチル、ステアリン酸1-メチルヘプチル、ベヘン酸2-メチルブチル、ベヘン酸3-メチルブチル、ステアリン酸1-メチルヘプチル、ベヘン酸1-メチルヘプチル、カプロン酸1-エチルペンチル、パルミチン酸1-エチルペンチル、ステアリン酸1-メチルプロピル、ステアリン酸1-メチルオクチル、ステアリン酸1-メチルヘキシル、ラウリン酸1,1-ジメチルプロピル、カプリン酸1-メチルペンチル、パルミチン酸2-メチルヘキシル、ステアリン酸2-メチルヘキシル、ベヘン酸2-メチルヘキシル、ラウリン酸3,7-ジメチルオクチル、ミリスチン酸3,7-ジメチルオクチル、パルミチン酸3,7-ジメチルオクチル、ステアリン酸3,7-ジメチルオクチル、ベヘン酸3,7-ジメチルオクチル、オレイン酸ステアリル、オレイン酸ベヘニル、リノール酸ステアリル、リノール酸ベヘニル、エルカ酸3,7-ジメチルオクチル、エルカ酸ステアリル、エルカ酸イソステアリル、イソステアリン酸セチル、イソステアリン酸ステアリル、12-ヒドロキシステアリン酸2-メチルペンチル、18-ブロモステアリン酸2-エチルヘキシル、2-ケトミリスチン酸イソステアリル、2-フルオロミリスチン酸2-エチルヘキシル、酪酸セチル、酪酸ステアリル、酪酸ベヘニル等を例示できる。
上記の脂肪酸エステル化合物としては、例えば、酢酸n-ペンタデシル、酪酸n-トリデシル、酪酸n-ペンタデシル、カプロン酸n-ウンデシル、カプロン酸n-トリデシル、カプロン酸n-ペンタデシル、カプリル酸n-ノニル、カプリル酸n-ウンデシル、カプリル酸n-トリデシル、カプリル酸n-ペンタデシル、カプリン酸n-ヘプチル、カプリン酸n-ノニル、カプリン酸n-ウンデシル、カプリン酸n-トリデシル、カプリン酸n-ペンタデシル、ラウリン酸n-ペンチル、ラウリン酸n-ヘプチル、ラウリン酸n-ノニル、ラウリン酸n-ウンデシル、ラウリン酸n-トリデシル、ラウリン酸n-ペンタデシル、ミリスチン酸n-ペンチル、ミリスチン酸n-ヘプチル、ミリスチン酸n-ノニル、ミリスチン酸n-ウンデシル、ミリスチン酸n-トリデシル、ミリスチン酸n-ペンタデシル、パルミチン酸n-ペンチル、パルミチン酸n-ヘプチル、パルミチン酸n-ノニル、パルミチン酸n-ウンデシル、パルミチン酸n-トリデシル、パルミチン酸n-ペンタデシル、ステアリン酸n-ノニル、ステアリン酸n-ウンデシル、ステアリン酸n-トリデシル、ステアリン酸n-ペンタデシル、エイコサン酸n-ノニル、エイコサン酸n-ウンデシル、エイコサン酸n-トリデシル、エイコサン酸n-ペンタデシル、ベヘニン酸n-ノニル、ベヘニン酸n-ウンデシル、ベヘニン酸n-トリデシル、ベヘニン酸n-ペンタデシル等を例示できる。
さらには、総炭素数が12~24のアリールアルキルケトン類、例えば、n-オクタデカノフェノン、n-ヘプタデカノフェノン、n-ヘキサデカノフェノン、n-ペンタデカノフェノン、n-テトラデカノフェノン、4-n-ドデカアセトフェノン、n-トリデカノフェノン、4-n-ウンデカノアセトフェノン、n-ラウロフェノン、4-n-デカノアセトフェノン、n-ウンデカノフェノン、4-n-ノニルアセトフェノン、n-デカノフェノン、4-n-オクチルアセトフェノン、n-ノナノフェノン、4-n-ヘプチルアセトフェノン、n-オクタノフェノン、4-n-ヘキシルアセトフェノン、4-n-シクロヘキシルアセトフェノン、4-tert-ブチルプロピオフェノン、n-ヘプタフェノン、4-n-ペンチルアセトフェノン、シクロヘキシルフェニルケトン、ベンジル-n-ブチルケトン、4-n-ブチルアセトフェノン、n-ヘキサノフェノン、4-イソブチルアセトフェノン、1-アセトナフトン、2-アセトナフトン、シクロペンチルフェニルケトン等を例示できる。
式(1)で示される化合物のうち、R1が水素原子の場合、より広いヒステリシス幅を有する可逆熱変色性組成物が得られるため好ましく、さらにR1が水素原子であり、且つ、mが0の場合がより好ましい。
なお、式(1)で示される化合物のうち、より好ましくは下記式(2)で示される化合物である。
式(2)で示される化合物としては、例えば、オクタン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ノナン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、デカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ウンデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ドデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、トリデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、テトラデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ペンタデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ヘキサデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、ヘプタデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル、オクタデカン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル等を例示できる。
式(3)で示される化合物としては、例えば、オクタン酸1,1-ジフェニルメチル、ノナン酸1,1-ジフェニルメチル、デカン酸1,1-ジフェニルメチル、ウンデカン酸1,1-ジフェニルメチル、ドデカン酸1,1-ジフェニルメチル、トリデカン酸1,1-ジフェニルメチル、テトラデカン酸1,1-ジフェニルメチル、ペンタデカン酸1,1-ジフェニルメチル、ヘキサデカン酸1,1-ジフェニルメチル、ヘプタデカン酸1,1-ジフェニルメチル、オクタデカン酸1,1-ジフェニルメチル等を例示できる。
式(4)で示される化合物としては、例えば、マロン酸と2-〔4-(4-クロロベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、こはく酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、こはく酸と2-〔4-(3-メチルベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、グルタル酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、グルタル酸と2-〔4-(4-クロロベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、アジピン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、ピメリン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、スベリン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、スベリン酸と2-〔4-(3-メチルベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、スベリン酸と2-〔4-(4-クロロベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、スベリン酸と2-〔4-(2,4-ジクロロベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル、アゼライン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、セバシン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、1,10-デカンジカルボン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、1,18-オクタデカンジカルボン酸と2-(4-ベンジルオキシフェニル)エタノールとのジエステル、1,18-オクタデカンジカルボン酸と2-〔4-(2-メチルベンジルオキシ)フェニル〕エタノールとのジエステル等を例示できる。
式(5)で示される化合物としては、例えば、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとカプリン酸とのジエステル、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとウンデカン酸とのジエステル、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとラウリン酸とのジエステル、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとミリスチン酸とのジエステル、1,4-ビス(ヒドロキシメトキシ)ベンゼンと酪酸とのジエステル、1,4-ビス(ヒドロキシメトキシ)ベンゼンとイソ吉草酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンと酢酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとプロピオン酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンと吉草酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとカプロン酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとカプリル酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとカプリン酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとラウリン酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとミリスチン酸とのジエステル等を例示できる。
式(6)で示される化合物としては、例えば、こはく酸と2-フェノキシエタノールとのジエステル、スベリン酸と2-フェノキシエタノールとのジエステル、セバシン酸と2-フェノキシエタノールとのジエステル、1,10-デカンジカルボン酸と2-フェノキシエタノールとのジエステル、1,18-オクタデカンジカルボン酸と2-フェノキシエタノールとのジエステル等を例示できる。
式(7)で示される化合物としては、例えば、4-フェニル安息香酸デシル、4-フェニル安息香酸ラウリル、4-フェニル安息香酸ミリスチル、4-フェニル安息香酸シクロヘキシルエチル、4-ビフェニル酢酸オクチル、4-ビフェニル酢酸ノニル、4-ビフェニル酢酸デシル、4-ビフェニル酢酸ラウリル、4-ビフェニル酢酸ミリスチル、4-ビフェニル酢酸トリデシル、4-ビフェニル酢酸ペンタデシル、4-ビフェニル酢酸セチル、4-ビフェニル酢酸シクロペンチル、4-ビフェニル酢酸シクロヘキシルメチル、4-ビフェニル酢酸ヘキシル等を例示できる。
式(8)で示される化合物としては、例えば、4-ブトキシ安息香酸フェノキシエチル、4-ペンチルオキシ安息香酸フェノキシエチル、4-テトラデシルオキシ安息香酸フェノキシエチル、4-ヒドロキシ安息香酸フェノキシエチルとドデカン酸とのエステル、バニリン酸フェノキシエチルのドデシルエーテル等を例示できる。
式(9)で示される化合物としては、例えば、4-ヒドロキシ安息香酸オクチルの安息香酸エステル、4-ヒドロキシ安息香酸デシルの安息香酸エステル、4-ヒドロキシ安息香酸ヘプチルの4-メトキシ安息香酸エステル、4-ヒドロキシ安息香酸ドデシルの2-メトキシ安息香酸エステル、4-ヒドロキシ安息香酸シクロヘキシルメチルの安息香酸エステル等を例示できる。
式(10)で示される化合物としては、例えば、4-ヒドロキシ安息香酸ノニルのフェノキシエチルエーテル、4-ヒドロキシ安息香酸デシルのフェノキシエチルエーテル、4-ヒドロキシ安息香酸ウンデシルのフェノキシエチルエーテル、バニリン酸ドデシルのフェノキシエチルエーテル等を例示できる。
式(11)で示される化合物としては、例えば、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとシクロヘキサンカルボン酸とのジエステル、1,4-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとシクロヘキサンプロピオン酸とのジエステル、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼンとシクロヘキサンプロピオン酸とのジエステル等を例示できる。
式(12)で示される化合物としては、例えば、4-フェニルフェノールエチレングリコールエーテルとシクロヘキサンカルボン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールジエチレングリコールエーテルとラウリン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールトリエチレングリコールエーテルとシクロヘキサンカルボン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールエチレングリコールエーテルとオクタン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールエチレングリコールエーテルとノナン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールエチレングリコールエーテルとデカン酸とのジエステル、4-フェニルフェノールエチレングリコールエーテルとミリスチン酸とのジエステル等を例示できる。
なお、マイクロカプセル化の際に、一般の染料や顔料等の非熱変色性着色剤を配合することにより、有色(1)から有色(2)への互変的色変化をもたらすこともできる。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は、内包物:壁膜の質量比が7:1~1:1であることが好ましく、内包物と壁膜の質量比が上記の範囲内にあることにより、発色時の色濃度及び鮮明性の低下を防止することができる。より好ましくは、内包物:壁膜の質量比は6:1~1:1である。
可逆熱変色層としては、ベタ柄、円形、楕円形、正方形、長方形、各種文字、記号、図形、模様の他、人、動物、植物、果実、食料品、乗物、建物、天体等の像であってもよい。
なお、可逆熱変色層は、上記の液状組成物中の溶剤等の揮発成分が揮発して、バインダー樹脂により形成される層である。
また、ビヒクル中に可逆熱変色性マイクロカプセル顔料と共に、一般の染料や顔料等の非熱変色性着色剤を配合することにより、可逆熱変色層に有色(1)から有色(2)への互変的色変化をもたらすことができる。
有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、n-オクタン、イソオクタン、n-ヘプタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、ヘキシレングリコール等を例示できる。
セルロース誘導体、アルギン酸誘導体、ロジン誘導体、デンプン類、多糖類、ガム類、天然ゴム、セラック、寒天、カゼイン、ニカワ、ゼラチン、ポリテルペン等の天然又は半合成樹脂等を例示できる。
マイクロカプセル顔料の平均粒子径が上記の範囲内にあることにより、高濃度の発色性を示して可逆熱変色層の温度変化による色変化等が視認され易くなり、さらに、マイクロカプセル顔料のビヒクルへの分散安定性を向上させ易くなる。また、バインダー樹脂の固形分に対して、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が上記の範囲内で配合されることにより、可逆熱変色層に隣接して設けられる第一及び第二の透明性接着層の接着性が損なわれ難くなる。
よって、マイクロカプセル顔料の平均粒子径と、バインダー樹脂の固形分に対するマイクロカプセル顔料の配合割合が共に上記の範囲内にあることにより、可逆熱変色層の温度変化による色変化等の視認性がより良好であり、さらに各層間の接着性が向上して、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とする際の応力による、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムからなる平糸、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の層間剥離の発生が抑制され、透明性樹脂フィルムからなる平糸及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が擦過等の外的要因から保護される効果に優れた、光沢性を有する可逆熱変色性撚糸を容易に得ることができる。
なお、「バインダー樹脂の固形分」とは、バインダー樹脂自体の固形分だけでなく、バインダー樹脂が可逆熱変色層を形成する際に作用する架橋剤や硬化剤等の添加剤の固形分も含むものである。
また、全ての粒子或いは大部分の粒子の粒子径が0.2μmを超える場合は、粒度分布測定装置〔ベックマン・コールター(株)製、製品名:Multisizer 4e〕にて、コールター法により等体積球相当の粒子の平均粒子径として測定することも可能である。
さらに、上記のソフトウェア又はコールター法による測定装置を用いて計測した数値を基にして、キャリブレーションを行ったレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置〔(株)堀場製作所製、製品名:LA-300〕にて、体積基準の粒子径及び平均粒子径を測定しても良い。
0.002≦D/T<1 (I)
最も好ましくは、可逆熱変色層の平均厚さ(T)が5~30μmの範囲にあり、且つ、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(D)と可逆熱変色層の平均厚さ(T)が、上記式(I)を満たすことである。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径を可逆熱変色層の平均厚さで除した値(D/T)が上記の範囲内にあることにより、可逆熱変色性撚糸が柔軟な風合いを有すると共に、可逆熱変色層の温度変化による色変化等の視認性が良好であり、また、可逆熱変色層に隣接して設けられる第一及び第二の透明性接着層の接着性が損なわれ難くなる。
よって、可逆熱変色層の平均厚さ(T)が上記の範囲内にあり、且つ、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(D)と可逆熱変色層の平均厚さ(T)が上記式(I)を満たすことにより、柔軟な風合いを有し、可逆熱変色層の温度変化による色変化等の視認性が良好であり、さらに各層間の接着性が向上して、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とする際の応力による、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムからなる平糸、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の層間剥離の発生が抑制され、透明性樹脂フィルムからなる平糸及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が擦過等の外的要因から保護される効果に優れた、光沢性を有する可逆熱変色性撚糸を容易に得ることができる。
なお、可逆熱変色層の平均厚さ(T)は、光学顕微鏡や電子顕微鏡による可逆熱変色層の断面写真を元に、目視による測定や画像解析ソフトにより、可逆熱変色層の最大厚さ(T1)と最小厚さ(T2)を算出し、下記式(II)により求めた値である。
T=(T1+T2)/2 (II)
なお、透明性樹脂層は、上記の液状組成物中の溶剤等の揮発成分が揮発して、透明性樹脂により形成される層である。
有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、n-オクタン、イソオクタン、n-ヘプタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、ヘキシレングリコール等を例示できる。
架橋性樹脂は、樹脂分子中に反応性の官能基を有し、架橋剤と反応、或いは自己重合や自己縮合等の架橋反応により三次元構造を形成可能な樹脂であり、緻密な構造の透明性樹脂層を形成できる。架橋性樹脂としては、例えば、重合開始剤とアクリル酸エステル系樹脂からなる紫外線硬化型樹脂、イソシアネート系硬化剤とポリオール系樹脂、アミン系硬化剤とエポキシ樹脂、カルボジイミド系硬化剤とポリエステル系樹脂からなる熱硬化性樹脂等を例示できる。
透明性樹脂は、一種又は二種以上を適宜混合して用いることができる。
透明性樹脂フィルムとしては、可逆熱変色層の図柄、文字、温度変化による色変化が視認できるものであれば特に限定されるものではなく、上記した、平糸に用いられる透明性樹脂フィルムと同様のものを用いることができる。
透明性光輝性樹脂フィルムとしては、後述する、透明性金属光沢顔料を用いた単一層又は積層構成の透明性金属光沢性樹脂フィルム、透明性真珠光沢顔料を用いた単一層又は積層構成の透明性真珠光沢性樹脂フィルム、透明性多層フィルムからなる透明性真珠光沢性樹脂フィルム、透明性ホログラム性樹脂フィルム、透明性虹彩性樹脂フィルム、透明性光反射性樹脂フィルム等を例示できる。
透明性樹脂層が光輝性を有することにより、前述の、応力や擦過等の外的要因による、第二の透明性接着層及び可逆熱変色層の損傷を防止する効果に加えて、可逆熱変色性撚糸に光輝性を付与することができ、可逆熱変色層の温度変化による色変化等と共に光輝性が視認されるようになるため、色変化の多様性を満足させる可逆熱変色性撚糸とすることができる。
光輝性を有する透明性樹脂層としては、透明性光輝性樹脂フィルムを用いることが好ましく、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とする際の応力や、擦過等の外的要因による、第二の透明性接着層及び可逆熱変色層の損傷を防止する効果に優れ、可逆熱変色層の耐久性を向上させることができる。
なお、上記の可視光透過率は,可視光領域の波長の光を透過する透明基材上に透明性樹脂層を設け、分光光度計〔(株)日立製作所製、製品名:U-3210〕を用いて380nmから780nmの波長領域で測定し、最大値と最小値の中間値とした。
また、第一及び第二の透明性接着層中には光安定剤を含有させることもでき、第一の透明性接着層が可逆熱変色層の一方の面に設けられ、第二の透明性接着層が可逆熱変色層の他方の面に設けられることにより、可逆熱変色層の耐光性を向上させることができる。よって、光安定剤を含有してなる第一及び第二の透明性接着層を設けることにより、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムからなる平糸、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性を向上させ、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とする際の応力による、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムからなる平糸、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の層間剥離の発生が抑制され、透明性樹脂フィルムからなる平糸及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が応力や擦過等の外的要因から保護されることに加えて、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止することができる。つまり、応力や擦過、光等の外的要因から可逆熱変色層を保護する効果を発現させて、可逆熱変色層の耐久性や耐光性に優れた、光沢性を有する可逆熱変色性撚糸を得ることができるため、第一及び第二の透明性接着層には光安定剤を含有させることが好ましい。
光安定剤のうち、紫外線吸収剤は、太陽光等に含まれる紫外線を効果的にカットして、(イ)成分の光反応による励起状態によって生ずる光劣化を防止するものである。また、酸化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキシドアニオン消光剤、オゾン消光剤等は光による酸化反応を抑制するものである。
光安定剤は、(イ)成分1質量%に対して、好ましくは0.3~24質量%、より好ましくは0.3~16質量%の割合で配合される。
光安定剤は、一種又は二種以上を適宜混合して用いることができる。
2,4-ヒドロキシベンゾフェノン、
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、
2,2′-ジヒドロキシ-4,4′-ジメトキシベンゾフェノン、
2,2′,4,4′-テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、
2-ヒドロキシ-4-オクチルオキシベンゾフェノン、
ビス-(5-ベンゾイル-4-ヒドロキシ-2-メトキシフェニル)-メタン、
2-(3′,5′-ジ-tert-アミル-2′-ヒドロキシフェニル)ベンゾフェノン、
4-ドデシルオキシ-2-ヒドロキシベンゾフェノン、
2-ヒドロキシ-4-オクタデシルオキシベンゾフェノン、
2,2′-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、
4-ベンジルオキシ-2-ヒドロキシベンゾフェノン、
2-(3′,5′-ジ-tert-アミル-2′-ヒドロキシフェニル)ベンゾフェノン
等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、
サリチル酸フェニル、
サリチル酸4-tert-ブチルフェニル、
サリチル酸4-オクチルフェニル、
2,4-ジ-tert-ブチルフェニル-4-ヒドロキシベンゾエート、
1-ヒドロキシベンゾエート、
3-tert-ブチル-1-ヒドロキシベンゾエート、
1-ヒドロキシ-3-tert-オクチルベンゾエート、
レゾルシノールモノベンゾエート
等のサリチル酸系紫外線吸収剤、
2-エチル-2-シアノ-3,3′-ジフェニルアクリレート、
2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3′-ジフェニルアクリレート、
2-エチルヘキシル-2-シアノ-3-フェニルシンナート
等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤、
2-(2-ヒドロキシ-5-tert-ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-〔3,5-ビス(a,a-ジメチルベンジル)-2-ヒドロキシフェニル〕-2H-ベンゾトリアゾール、
2-(3,5-ジ-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-(3-tert-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
2-(3,5-ジ-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、
2-(3,5-ジ-tert-アミル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
β-〔3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-5-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル〕プロピオン酸-ポリエチレングリコール300エステル、
2-(3-ドデシル-2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
ビス{β-〔3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-5-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル〕}プロピオン酸-ポリエチレングリコール300エステル、
2-(3-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル-5-プロピルオクチレート)-5-クロロベンゾトリアゾール、
2-〔2-ヒドロキシフェニル-3,5-ジ-(1,1′-ジメチルベンジル)フェニル〕-2H-ベンゾトリアゾール、
2-(2-ヒドロキシ-5-tert-オクチルフェニル)-2H-ベンゾトリアゾール、
2-(3-tert-ブチル-5-オクチルオキシカルボニルエチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-(2-ヒドロキシ-5-テトラオクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-(2-ヒドロキシ-4-オクトオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2-〔2′-ヒドロキシ-3′-(3″,4″,5″,6″-テトラヒドロフタルイミドメチル)-5′-メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、
2-(5-tert-ブチル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
エタンジアミド-N-(2-エトキシフェニル)-N′-(4-イソドデシルフェニル)、
2,2,4,4-テトラメチル-20-(β-ラウリル-オキシカルボニル)-エチル-7-オキサ-3,20-ジアゾジスピロ(5,1,11,2)ヘンエイコ酸-21-オン
等の蓚酸アニリド系紫外線吸収剤、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-エトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-プロポキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-ブトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-ヘキシルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-ペントキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-オクチルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-ドデシルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-(2-ヒドロキシ-4-ベンジルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジフェニル-6-〔2-ヒドロキシ-4-(2-ブトキシエトキシ)フェニル〕-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-プロポキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-ブトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-ヘキシルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-ペントキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-オクチルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-(2-ヒドロキシ-4-ベンジルオキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ジ-p-トレイル-6-〔2-ヒドロキシ-4-(2-ヘキシルオキシエトキシ)フェニル〕-1,3,5-トリアジン、
2-{4-〔(2-ヒドロキシ-3-ドデシルオキシプロピル)オキシ〕-2-ヒドロキシフェニル}-4,6-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2-{4-〔(2-ヒドロキシ-3-トリデシルオキシプロピル)オキシ〕-2-ヒドロキシフェニル}-4,6-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2-[4-{〔2-ヒドロキシ-3-(2′-エチル)ヘキシル〕オキシ}-2-ヒドロキシフェニル]-4,6-ビス(2,4-ジメチルフェニル)-1,3,5-トリアジン、
2,4-ビス(2-ヒドロキシ-4-ブチルオキシフェニル)-6-〔2,4-ビス(ブチルオキシフェニル)〕-1,3,5-トリアジン、
2-{2-ヒドロキシ-4-〔(1-オクチルオキシカルボニルエトキシ)フェニル〕}-4,6-ビス(4-フェニルフェニル)-1,3,5-トリアジン
等のトリアジン系紫外線吸収剤
等を例示できる。
コハク酸ジメチル-1-(2-ヒドロキシエチル)-4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン重縮合物、
ポリ{〔6-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)アミノ-1,3,5-トリアジン-2-4-ジイル〕〔(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)イミノ〕}ヘキサメチレン、
2-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)-2-n-ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6-ペンタペチル-4-ピペリジル)、
N,N′-ビス(3-アミノプロピル)エチレンジアミン-2,4-ビス〔N-ブチル-N-(1,2,2,6,6-ペンタペチル-4-ピペリジル)アミノ〕-6-クロロ-1,3,5-トリアジン縮合物、
ビス(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルセバシン酸)、
4-ベンゾイルオキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、
8-アセチル-3-ドデシル-7,7,9,9-テトラメチル-1,3,8-トリアザスピロ[4,5]デカン-2,4-ジオン
等のヒンダードアミン系酸化防止剤、
2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール、
2-tert-ブチル-4-メトキシフェノール、
2,6-ジ-tert-ブチル-4-エチルフェノール、
オクタデシル-3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、
4,4-チオビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、
2,2-チオビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、
4,4-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール)、
3,9-ビス{1,1-ジメチル-2-〔β-(3-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル}、
2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
1,1,3-トリス(2-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルフェニル)ブタン、
1,3,5-トリメチル-2,4,6-トリス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
テトラキス〔メチレン-3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、
2,2-エチレンビス(4,6-ジ-tert-ブチルフェノール)、
ビス〔3,3-ビス-(4′-ヒドロキシ-3′-tert-ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕-グリコールエステル、
1,3,5-トリス(3′,5′-ジ-tert-ブチル-4′-ヒドロキシベンジル)-S-トリアジン-2,4,6-[1H,3H,5H]-トリオン、
トコフェノール、
1,3,5-トリス(4-tert-ブチル-3-ヒドロキシ-2,6-ジメチルベンジル)イソシアヌレート、
ペンタエリスリトールテトラキス(3-ラウリルチオプロピオネート)、
トリエチレングリコール-ビス〔3-(3-tert-ブチル-5-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
1,6-ヘキサジオール-ビス〔3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
2,2-チオエチレンビス〔3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
N,N′-ヘキサメチレンビス(3,5-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-ヒドロシンナマミド)、
トリス-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
2,2,4-トリメチル-1,2-ハイドロキノン、
スチレートフェノール、
2,5-ジ-tert-ブチルハイドロキノン、
ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート
等のフェノール系酸化防止剤、
ジラウリル-3,3′-チオジプロピオネート、
ジミリスチル-3,3′-チオジプロピオネート、
ジステアリル-3,3′-チオジプロピオネート、
ステアリルチオプロピルアミド
等の硫黄系酸化防止剤、
トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、
ビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシ-ベンジルホスファネート-ジエチルエステル、
トリフェニルホスファイト、
ジフェニルイソデシルホスファイト、
フェニルイソデシルホスファイト、
4,4′-ブチリデン-ビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェニルジトリデシル)ホスファイト、
オクタデシルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、
9,10-ジヒドロキシ-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン、
10-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)-9,10-ジヒドロキシ-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン-10-オキサイド、
10-デシロキシ-9,10-ジヒドロキシ-9-オキサ-10-ホスファフェナントレン、
サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、
サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェニル)ホスファイト、
2,2-メチレンビス(4,6-ジ-tert-ブチルフェニル)オクチルホスファイト、
2,4-ビス-(n-オクチルチオ)-6-(4-ヒドロキシ-3,5-ジ-tert-ブチルアニリノ)-1,3,5-トリアジン、
オクチル化ジフェニルアミン
等のリン酸系酸化防止剤
等を例示できる。
なお、第一及び第二の透明性接着層は、上記の液状組成物中の溶剤等の揮発成分が揮発して、透明性接着性樹脂により形成される層である。
有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、n-オクタン、イソオクタン、n-ヘプタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、ヘキシレングリコール等を例示できる。
第一の透明性接着層と第二の透明性接着層とで、異なる種類の透明性接着性樹脂を用いることができるが、同一の透明性接着性樹脂を用いることが好ましい。
上記の樹脂の中でも、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル-ウレタン共重合樹脂等の可撓性を有する樹脂が好ましく、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とする際の平糸の屈曲に対して接着層が追従し、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性が保持され易くなるため、層間剥離の発生を抑制することができる。
透明性接着性樹脂は、一種又は二種以上を適宜混合して用いることができる。
なお、上記の可視光透過率は,可視光領域の波長の光を透過する透明基材上に第一又は第二の透明性接着層を設け、分光光度計〔(株)日立製作所製、製品名:U-3210〕を用いて380nmから780nmの波長領域で測定し、最大値と最小値の中間値とした。
従来、可逆熱変色層中に含有されるマイクロカプセル顔料は、汎用の非熱変色性着色剤よりも粒子径が大きく、可逆熱変色層の厚さが大きくなり易いため、可逆熱変色性平糸は、硬い触感となり易いという問題があった。しかしながら、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とすることにより糸に膨らみを持たせることができ、柔らかい触感となるため、可逆熱変色性平糸は撚糸とすることが好適である。
また、可逆熱変色性平糸は、可逆熱変色層が一方の広幅の面、又は他方の広幅の面の二方向からしか視認されないため、視認する方向によっては可逆熱変色層の図柄、文字、温度変化による色変化が視認され難いことがあった。しかしながら、可逆熱変色性平糸を加工して撚糸とすると、可逆熱変色層が撚糸の全面から視認されるようになり、可逆熱変色層の温度変化による色変化等が視認され易くなるため、可逆熱変色性平糸は撚糸とすることが好適である。
図4に示される片撚り形態の撚糸において、可逆熱変色性平糸に撚りをかける回数は、平糸1mあたり100~1000回であることが好ましい。撚りをかける回数が上記の範囲内にあることにより、可逆熱変色層の図柄、文字、温度変化による色変化が撚糸の全面からよりいっそう視認し易くなると共に、柔らかい触感を有する撚糸とし易くなる。
図5に示す通り、可逆熱変色性平糸(2)と糸(8)を引き揃えて、右(S)撚り又は左(Z)撚りをかけることにより得られる、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)が挙げられる。また、可逆熱変色性平糸を芯糸として、芯糸に2本の糸をたすき状に撚り合わせた、たすき撚り形態の撚糸等が挙げられる。
また、図6に示す通り、糸(8)を芯糸として、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸(2)が設けられる形態の可逆熱変色性撚糸(1)とすることもでき、形態としては、丸撚り、蛇腹撚り、羽衣撚り等の形態が挙げられる。
可逆熱変色性平糸と、糸とからなる可逆熱変色性撚糸は、可逆熱変色性平糸のみを加工して得られる片撚り形態の可逆熱変色性撚糸とは異なる風合い、装飾性を有すると共に、撚糸としての耐久性を向上させることができるため、好適に用いられる。
図5に示される片撚り形態の撚糸において、可逆熱変色性平糸及び糸に撚りをかける回数は、平糸1mあたり100~1000回であることが好ましい。撚りをかける回数が上記の範囲内にあることにより、可逆熱変色層の図柄、文字、温度変化による色変化が撚糸の全面からよりいっそう視認し易くなると共に、柔らかい触感を有し、さらに耐久性により優れる撚糸とし易くなる。
上記構成の可逆熱変色性平糸は、可逆熱変色層を中間層として、可逆熱変色層の一方の面と他方の面にそれぞれ設けられる層が同一である。よって、第一及び第二の透明性接着層を形成する過程で生じる透明性接着性樹脂の収縮が、可逆熱変色層の一方の面と他方の面のそれぞれで均一に起こり易く異方性を生じ難いため、可逆熱変色性平糸にカール性が生じることが抑制され、撚糸に加工する際に可逆熱変色性平糸を容易に取り扱うことができる。また、可逆熱変色性撚糸の製造時において、透明性樹脂フィルムの熱膨張や応力による歪も、可逆熱変色層の一方の面と他方の面のそれぞれで均一に起こり易いため、カール性が抑制された可逆熱変色性撚糸を得ることができ、可逆熱変色性撚糸を製品等に適用する際の取り扱い性に優れる。
可逆熱変色性平糸と、糸とからなる片撚り形態の撚糸において、糸としては平糸が好ましく、可逆熱変色性平糸の広幅の面と糸(平糸)の広幅の面が互いに密着し易くなるため、撚糸の耐久性をより向上させることができる。さらに糸としては、可逆熱変色性平糸と略同一の幅である平糸がより好ましく、略同一の幅とすることにより、可逆熱変色性平糸の広幅の面と糸(平糸)の広幅の面における密着性を高めると共に、可逆熱変色性平糸を撚糸に加工する際に安定して撚ることができるため、撚糸の耐久性をより向上させることができ、好適である。ここで「略同一」とは、可逆熱変色性平糸の幅(W1)と、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸(平糸)の幅(W2)が、全く同一の幅であること表し、また、本発明においては、可逆熱変色性平糸の幅(W1)と、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸(平糸)の幅(W2)が、0.8≦W2/W1≦1.2を満たすことも含んでいる。可逆熱変色性平糸の幅に対する、糸(平糸)の幅の比率(W2/W1)が上記の範囲内にあれば、可逆熱変色性平糸の幅と糸(平糸)の幅は同一であるとみなすことができる。好ましくは、0.85≦W2/W1≦1.15であり、より好ましくは、0.9≦W2/W1≦1.1である。
平糸としては透明性樹脂フィルムからなる平糸が好ましく、撚糸の耐久性と耐熱性を向上させながらも、可逆熱変色層の温度変化による色変化等の視認性を向上させることができる。
糸としては、断面形状が円形である糸が好ましく、糸の周囲に可逆熱変色性平糸を設ける際に、糸の外面と可逆熱変色性平糸の広幅の面が密着し易いため、撚糸の耐久性をより向上させることができる。円形としては、真円形状や楕円形状が挙げられるが、真円形状が好ましい。
また、糸としては、透明性を有する糸が好ましく、芯糸を通して可逆熱変色性平糸の可逆熱変色層が視認されるため、可逆熱変色層の温度変化による色変化等が撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され易くなり、好適である。
可逆熱変色性平糸と、糸とからなる片撚り形態の撚糸において、光輝性糸としては光輝性平糸が好ましく、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性糸(光輝性平糸)の広幅の面が互いに密着し易くなるため、撚糸の耐久性をより向上させることができると共に、可逆熱変色層と光輝性平糸により発現する光輝性を伴う色変化を、より明瞭に視認することができる。さらに光輝性糸としては、可逆熱変色性平糸と略同一の幅である光輝性平糸がより好ましく、略同一の幅とすることにより、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性糸(光輝性平糸)の広幅の面における密着性を高め、光輝性を伴う色変化をよりいっそう明瞭に視認することができ、さらに可逆熱変色性平糸を撚糸に加工する際に、撚糸としての形態が安定し易くなるため好適である。ここで「略同一」とは、可逆熱変色性平糸の幅(W1)と、可逆熱変色性平糸と共に撚られる光輝性糸(光輝性平糸)の幅(W2)が、全く同一の幅であること表し、また、本発明においては、可逆熱変色性平糸の幅(W1)と、可逆熱変色性平糸と共に撚られる光輝性糸(光輝性平糸)の幅(W2)が、0.8≦W2/W1≦1.2を満たすことも含んでいる。可逆熱変色性平糸の幅に対する、光輝性糸(光輝性平糸)の幅の比率(W2/W1)が上記の範囲内にあれば、可逆熱変色性平糸の幅と光輝性糸(光輝性平糸)の幅は同一であるとみなすことができる。好ましくは、0.85≦W2/W1≦1.15であり、より好ましくは、0.9≦W2/W1≦1.1である。
糸としては、断面形状が円形である光輝性糸が好ましく、糸の周囲に可逆熱変色性平糸を設ける際に、糸の外面と可逆熱変色性平糸の広幅の面が密着し易いため、撚糸の耐久性を向上させることができる。円形としては、真円形状や楕円形状が挙げられるが、真円形状が好ましい。
金属光沢層としては、金属板や金属箔を設けることにより形成される層、アルミニウム、クロム、亜鉛、金、銀、ニッケル等の金属を用いた蒸着により形成される層、金属光沢顔料をビヒクル中に分散させて調製した印刷インキや塗料等の液状組成物を用いて、スクリーン印刷、オフセット印刷、プロセス印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷方法、又は、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等の塗布方法により形成される層等が挙げられ、上記の金属光沢層を、糸又は支持体上に形成することにより、金属光沢層を設けてなる積層構成の糸や、光輝性積層体を得ることができる。
なお、液状組成物により形成される金属光沢層は、液状組成物中の溶剤等の揮発成分が揮発して、それ以外の化合物により形成される層である。
金属光沢性を有する光輝性糸としては、金属光沢層を有する積層構成の糸、金属光沢層を有する光輝性積層体からなる平糸、単一層の光輝性樹脂フィルムからなる平糸を用いることができる。
なお、上記の光輝性積層体や光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、金属光沢性を有する平糸を得ることができる。
フレーク形状のガラス片を芯物質とし、その表面を酸化チタン等の金属酸化物で被覆した透明性金属光沢顔料は、芯物質にガラスを用いることで、高い金属光沢性と透明性を有する。また、金属酸化物の被覆率により金色、銀色、銅色、或いはメタリック色等を呈する。
ホウ珪酸ガラス片を芯物質とし、その表面を二酸化珪素で被覆し、さらに酸化チタンで被覆した二層被覆型の透明性金属光沢顔料は、芯物質に用いるホウ珪酸ガラスが一般のガラスよりも耐衝撃性、耐熱性、耐薬品性等に優れているため、芯物質の厚さを薄くしても割れ難い状態を維持できる。よって、反射面積あたりの質量を小さくすることができると共に、顔料の光透過性を向上させることが可能となる。また、金属酸化物の被覆率により金色、銀色、銅色、或いはメタリック色等を呈する。
コレステリック液晶型金属光沢顔料について説明する。コレステリック液晶型金属光沢顔料として用いられる液晶ポリマーは、光の干渉効果によって広いスペクトル領域で入射する光の一部の領域のみが反射し、これ以外の領域は全て光が透過する性質を有する。反射スペクトルの領域は、螺旋状のポリマーのピッチ幅、及び材料の屈折率によって決まり、また、反射スペクトル領域は左及び右螺旋に偏光した光線成分に分割され、その際、螺旋の回転方向に応じて一方は反射され、他方は透過させることが可能となる。これによりコレステリック液晶型金属光沢顔料は全体的なスペクトル領域にわたり、透過及び反射する性質、即ち、優れた金属光沢性と視点により色相が変化するカラーフロップ性を有する。また、コレステリック液晶型金属光沢顔料は金属光沢性と共に透明性も有する。
酸化珪素を一種又は二種以上の金属酸化物で被覆した透明性金属光沢顔料は、光透過性を有すると共に、光の干渉効果によって視覚する角度や光の当たる角度で様々な色彩を表現できるカラーフロップ性と優れた金属光沢性を有する。また、二種以上の金属酸化物で酸化珪素を多層に被覆する場合、光反射率の異なる金属酸化物を用いることで、より効果的にカラーフロップ性と金属光沢性を付与できる。金属酸化物としては、例えば、酸化錫、酸化チタン、酸化鉄等を例示できる。
真珠光沢層は、真珠光沢顔料をビヒクル中に分散させて調製した印刷インキや塗料等の液状組成物を、スクリーン印刷、オフセット印刷、プロセス印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷方法、又は、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等の塗布方法により形成される層であり、上記の真珠光沢層を、糸又は支持体上に形成することにより、真珠光沢層を設けてなる積層構成の糸や、支持体上に真珠光沢層を設けてなる光輝性積層体を得ることができる。
なお、液状組成物により形成される真珠光沢層は、液状組成物中の溶剤等の揮発成分が揮発して、それ以外の化合物により形成される層である。
真珠光沢性を有する光輝性糸としては、真珠光沢性を有する積層構成の糸、真珠光沢性を有する光輝性積層体からなる平糸、単一層の光輝性樹脂フィルムからなる平糸を用いることができる。
なお、上記の光輝性積層体や光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、真珠光沢性を有する平糸を得ることができる。
合成雲母を芯物質とし、その表面を金属酸化物で被覆した透明性真珠光沢顔料は、芯物質として天然雲母を用いた系に較べて不純物や鉄等の着色因子となる金属イオンの含有量が少なく、光輝性に優れ、キラキラ光る様相を呈すると共に高い透明性を有する。また、金属酸化物の被覆率により、金色、銀色、銅色、或いはメタリック色等を呈する。合成雲母としては、例えば、KMg3(AlSi3O10)F2を例示できる。
合成雲母の形状は特定されないが、例えば、偏平形状や鱗片形状のものを例示できる。
薄片状酸化アルミニウムを芯物質とし、その表面を酸化チタン等の金属酸化物で被覆した透明性真珠光沢顔料は、芯物質の酸化アルミニウム表面の反射率が高く、粒度分布がシャープであるため、優れた光輝性と高い透明性を有する。また、金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、銅色、或いはメタリック色等を呈する。
また、支持体としては汎用の樹脂からなるフィルムが好適であり、樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-アクリル酸エステル共重合樹脂、アイオノマー樹脂、エチレン-プロピレン共重合樹脂、塩化ビニル-プロピレン共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、ポリアセテート、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩酸ゴム、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリペプチド樹脂等を例示できる。
上記の樹脂の中でも、柔軟性に富み、且つ、安全性に優れることから、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル樹脂等の樹脂を用いた樹脂フィルムが好ましい。
透明性熱可塑性樹脂又は透明性熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレン-ジメチレンテレフタレート、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、アイオノマー樹脂、エチレン-プロピレン共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂、エチレン-アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン-メタクリル酸エステル共重合樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合樹脂、シクロオレフィンコポリマー等の透明性を有する熱可塑性樹脂、
エポキシ樹脂、エポキシアクリレート、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、アリール樹脂、シリコーン樹脂等の透明性を有する熱硬化性樹脂を例示できる。
金属光沢顔料又は真珠光沢顔料は、樹脂中に0.1~40質量%、好ましくは0.3~30質量%、より好ましくは0.5~25質量%の割合で配合される。金属光沢顔料又は真珠光沢顔料の配合割合が40質量%を超えると、樹脂中への分散に際して分散安定性や加工適性に欠け易くなる。一方、配合割合が0.1質量%未満では、所望の光輝性を示し難くなる。
溶剤としては水や各種有機溶剤が挙げられる。
有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、n-オクタン、イソオクタン、n-ヘプタン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、ヘキシレングリコール等を例示できる。
セルロース誘導体、アルギン酸誘導体、ロジン誘導体、デンプン類、多糖類、ガム類、天然ゴム、セラック、寒天、カゼイン、ニカワ、ゼラチン、ポリテルペン等の天然又は半合成樹脂等を例示できる。
金属光沢顔料又は真珠光沢顔料は、バインダー樹脂中に0.1~40質量%、好ましくは0.2~30質量%、より好ましくは0.5~20質量%の割合で配合される。金属光沢顔料又は真珠光沢顔料の配合割合が40質量%を超えると、バインダー樹脂中への分散に際して分散安定性や加工適性に欠け易くなる。一方、配合割合が0.1質量%未満では、所望の光輝性を示し難くなる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート等のアクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂等を例示できる。
透光性染料としては、例えば、アゾ染料、アントラキノン染料、ピリドン染料、ピラゾロン誘導体染料等を例示できる。なお、透光性染料は一層或いは二層以上の層に含まれており、全ての層に含まれていてもよい。染料の添加量については、未添加の系と比較して薄膜層の透過色の少なくとも一つ、又は、薄膜層の反射光の少なくとも一つ、又は、それら両者を強めたり、変化させるのに十分な量が添加される。
真珠光沢性を有する透明性光輝性樹脂フィルムとして具体的には、BASF社製、製品名:AURORA FILM等を例示できる。
なお、上記の光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、真珠光沢性を有する平糸を得ることができる。
ホログラムとしては、微細な凹凸模様の少なくとも片面に光反射層を設けたものであり、透明性樹脂フィルム等の基材に凹凸模様を設けた透明性ホログラム形成層に金属化合物等から形成される透明性反射層を設けたレリーフ型(エンボス型)ホログラムや、体積型ホログラム(リップマンホログラム)等が挙げられる。
なお、上記の光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、ホログラム性を有する平糸を得ることができる。
虹彩性を有する光輝性樹脂フィルムとしては、例えば、基材表面に該基材と屈折率が0.05以上の差がある透明な金属化合物(例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化亜鉛、硫化カドミウム、弗化マグネシウム、弗化セリウム等)の薄膜層を形成し、該薄膜と屈折率が0.05以上の差がある凹凸の透明樹脂層を順に積層したものや、屈折率が異なる透明なプラスチック薄膜を多層に積層した透明性虹彩性樹脂フィルムを例示できる。
透明性虹彩性樹脂フィルムとして具体的には、ENGELHARD社製、製品名:IRIDESCENT FILM等を例示できる。
なお、上記の光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、虹彩性を有する平糸を得ることができる。
光干渉性を有する光輝性積層体としては、例えば、金属性鏡面の基材表面に有色又は無色の塗料によって、光の干渉を引き起こす程度に薄い膜厚である透明皮膜を被覆形成した光輝性積層体を例示できる。
なお、上記の光輝性積層体を、適宜幅にスリッターで裁断することによって、光干渉性を有する平糸を得ることができる。
光反射性を有する光輝性積層体としては、例えば、アルミ蒸着層等の光反射層上に高屈折率ガラスビーズの単層を設けた再帰反射性を有する光輝性積層体を例示できる。
光反射性を有する光輝性樹脂フィルムとしては、例えば、光反射性を有する複数のポリエステル薄膜を、延伸軸をずらしながら積層した構造を有し、鏡面のような金属光沢性を有すると共に、視認する角度によって金属光沢性の色変化を呈し、さらに、視認する角度によっては透明性を有する透明性光反射性樹脂フィルムを例示できる。
透明性光反射性樹脂フィルムとして具体的には、(株)ホログラムサプライ製、製品名:マジカルフィルム(ミラージュフィルム)等を例示できる。
なお、上記の光輝性積層体や光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断することによって、光反射性を有する平糸を得ることができる。
可逆熱変色性平糸と光輝性糸とからなる片撚り形態の撚糸において、光輝性糸が透明性光輝性糸であると、透明性光輝性糸を通して可逆熱変色性平糸の可逆熱変色層が視認されるため、可逆熱変色層と透明性光輝性糸により発現する光輝性を伴う色変化が撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され易くなるため、好適である。
また、光輝性糸を芯糸として、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸が設けられる形態の撚糸において、光輝性糸が透明性光輝性糸であると、芯糸を通して可逆熱変色性平糸の可逆熱変色層が視認されるため、可逆熱変色層と透明性光輝性糸により発現する光輝性を伴う色変化が撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され易くなるため、好適である。
透明性を有する光輝性樹脂フィルムとしては、上記の透明性金属光沢顔料又は透明性真珠光沢顔料を、透明性熱可塑性樹脂又は透明性熱硬化性樹脂中に溶融ブレンドさせてペレット、粉末、又はペースト等の成形用樹脂組成物を調製し、押出成形、カレンダー成形、インフレーション成形等の各種成形手段によりシート状、フィルム状等の平面状形態に成形した、単一層の透明性光輝性樹脂フィルムを用いることができる。
また、透明性金属光沢顔料又は透明性真珠光沢顔料を、上記のビヒクル中に分散させて調製した印刷インキや塗料等の液状組成物を用いて、上記した印刷手段又は塗布手段により、透明性支持体上に透明性光輝層(透明性金属光沢層又は透明性真珠光沢層)を形成した、積層構成の透明性光輝性樹脂フィルムを用いることもできる。
また他にも、上記した透明性真珠光沢性樹脂フィルム、透明性ホログラム性樹脂フィルム、透明性虹彩性樹脂フィルム、透明性光反射性樹脂フィルム等の透明性光輝性樹脂フィルムを用いることもできる。
透明性を有する光輝性樹脂フィルムとしては、単一層又は積層構成の透明性光輝性樹脂フィルムを用いることができる。
なお、上記の透明性光輝性樹脂フィルムを、適宜幅にスリッターで裁断した光輝性平糸を透明性光輝性糸として用いることができる。
透明性熱可塑性樹脂又は透明性熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレン-ジメチレンテレフタレート、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、アイオノマー樹脂、エチレン-プロピレン共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂、エチレン-アクリル酸エステル共重合樹脂、エチレン-メタクリル酸エステル共重合樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合樹脂、シクロオレフィンコポリマー等の熱可塑性樹脂、
エポキシ樹脂、エポキシアクリレート、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿
素樹脂、アリール樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を例示できる。
透明性金属光沢顔料又は透明性真珠光沢性顔料は、透明性熱可塑性樹脂又は透明性熱硬化性樹脂中に、0.1~40質量%、好ましくは0.3~30質量%の割合で配合される。透明性金属光沢顔料又は透明性真珠光沢性顔料の配合割合が40質量%を超えると、樹脂中への分散に際して分散安定性や加工適性に乏しくなり易い。一方、配合割合が0.1質量%未満では、所望の光輝性を示し難くなる。
透明性支持体としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂等の汎用の樹脂を用いたシート状、フィルム状等の平面状形態の熱可塑性樹脂成形体等を例示できる。柔軟性に富み、且つ、安全性に優れることから、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル樹脂等の樹脂を用いた透明性プラスチックシートが好ましい。
なお、上記の可視光透過率は、可視光領域の波長の光を透過する透明基材上に透明性光輝性糸を設け、分光光度計〔(株)日立製作所製、製品名:U-3210〕を用いて380nmから780nmの波長領域で測定し、最大値と最小値の中間値とした。
上記形態の撚糸は、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性平糸の広幅の面が互いに密着し易くなるため、撚糸の耐久性を向上させることができると共に、可逆熱変色層と光輝性平糸により発現する光輝性を伴う色変化をより明瞭に視認することができる。
また、可逆熱変色層中に含有されるマイクロカプセル顔料は、汎用の非熱変色性着色剤よりも粒子径が大きく、可逆熱変色層の厚さが大きくなり易いため、可逆熱変色性平糸は硬い触感となり易い。一方で、透明性真珠光沢性樹脂フィルム又は透明性虹彩性樹脂フィルムは、薄膜を多層に積層して形成されるため、光輝性平糸は柔らかい触感を有する。
よって、可逆熱変色性平糸と光輝性平糸とから構成される片撚り形態の可逆熱変色性撚糸は、耐久性に優れると共に、可逆熱変色層と光輝性平糸により発現する光輝性を伴う色変化が撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、さらに、可逆熱変色性平糸と共に柔らかい触感の光輝性平糸を撚ることにより、可逆熱変色性撚糸に柔らかい触感を付与することができるため、最も好適に用いられる。
上記の光輝性糸は、透明性光輝性糸であることが好ましい。光輝性糸が透明性を有すると、透明性光輝性糸を通して光輝性可逆熱変色性平糸が視認され、撚糸の全面で視認される光輝性を伴う色変化がよりいっそう明瞭に視認されるため、好適である。
また、平糸の厚さ(T′)は8~190μm、好ましくは10~100μm、より好ましくは10~50μmであり、上記の範囲内にあることにより、撚糸が柔軟な風合いを有すると共に、撚糸としての耐久性を満足させることができ、製品等への適用性に優れるものとすることができる。
本発明に適用される平糸を構成する可逆熱変色性積層体は、例えば、透明性樹脂フィルムの一方の面に第一の透明性接着層を設け、第一の透明性接着層の外面(第一の透明性接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に可逆熱変色層を設けて得た積層体と、透明性樹脂フィルムの一方の面に第二の透明性接着層を設けて得た積層体とを、第二の透明性接着層を介して、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムとを貼り付けて作製することができる。
また、透明性樹脂フィルムの一方の面に、接着層を設けて得た積層体を、スリッターで半分に裁断し、裁断して得られた一方の積層体の、接着層(第一の透明性接着層)の外面(接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、可逆熱変色層を設けて得た積層体と、裁断して得られた他方の積層体とを、他方の積層体の接着層(第二の透明性接着層)を介して、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルムを貼り付けて可逆熱変色性積層体を作製することもできる。
これらの可逆熱変色性積層体を、適宜幅にスリッターで裁断することによって、図7に示す可逆熱変色性平糸を得ることができる。
この積層体を、適宜幅にスリッターで裁断することによって、図9に示す、透明性樹脂フィルム(3)からなる平糸の一方の広幅の面に、第一の透明性接着層(4)、可逆熱変色層(5)、接着剤層(9)、第二の透明性接着層(6)、透明性樹脂フィルム(3)を順次設けてなる可逆熱変色性平糸(2)が得られる。
接着剤層に用いられる接着剤としては、可逆熱変色層中に含有される可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の熱変色機能や感度等に影響を及ぼさず、可逆熱変色層の図柄、文字、温度変化による色変化が視認できるものであれば特に限定されるものではない。
接着剤としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、ゴム系樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を例示できる。
水付着具としては、先端部に筆穂や繊維ペン体等を有する筆記又は塗布具、容器内に水を収容し、且つ、容器内の水を導出する繊維体や刷毛を設けた筆記具又は塗布具、ローラー形態の塗布具等を例示できる。
加熱具としては、PTC素子等の抵抗発熱体を装備した通電加熱変色具、温水等の媒体を充填した加熱変色具、スチームやレーザー光等を用いた加熱変色具、ヘアドライヤーの適用等が挙げられる。
冷却具としては、ペルチエ素子を用いた通電冷熱変色具、冷水や氷片等の媒体を充填した冷熱変色具、畜冷剤、冷蔵庫や冷凍庫の適用等が挙げられる。
簡便に撚糸を変色させることができることから、手により熱を与える方法や、水付着具により熱又は冷熱を与える方法、温水等の媒体を充填した加熱変色具、冷水や氷片等の媒体を充填した冷熱変色具を用いることが好ましい。
布帛としては特に限定されるものではないが、例えば、織物、編物、組物、不織布、パイル生地等を例示できる。布帛は、経糸又は緯糸の少なくとも一方に可逆熱変色性撚糸を用いることによって作製することができる。
頭飾品としては特に限定されるものではないが、例えば、ヘアーウィッグやヘアーエクステンション等を例示できる。
玩具としては特に限定されるものではないが、例えば、可逆熱変色性撚糸からなる毛髪又は体毛を備えた人形若しくは動物形象玩具、可逆熱変色性撚糸からなる体毛を備えたぬいぐるみ、又はそれらの付属品等を例示できる。ここで、付属品としては、例えば、人形玩具用のヘアーエクステンション、人形玩具用の衣類又はスカーフ等が挙げられる。
本発明の撚糸は、好ましくは、人形若しくは動物形象玩具等の玩具に備えられる毛髪若しくは体毛、又は、人形玩具用の付属品として用いられる。これらの毛髪若しくは体毛、又は付属品に、手により熱を与える方法や、水付着具により熱又は冷熱を与えたりする方法によって、簡便に色変化をさせることができ、楽しむことができる。このような色変化は繰り返し行うことができる。
また、可逆熱変色性撚糸を用いた上記の玩具と、水付着具とを組み合わせて、玩具セットとすることもできる。
(1)玩具類
アクセサリー玩具、描画玩具、玩具用絵本、積木玩具、ブロック玩具、粘土玩具、流動玩具、こま、凧、楽器玩具、料理玩具、鉄砲玩具、捕獲玩具、背景玩具、及び乗物、動物、植物、建築物、食品等を模した玩具等、
(2)衣類
Tシャツ、トレーナー、ブラウス、ドレス、水着、レインコート、スキーウェア等の被服、靴及び靴紐等の履物、ハンカチ、タオル、風呂敷等の布製身の回り品、手袋、ネクタイ、帽子、スカーフ、マフラー等、
(3)屋内装飾品
絨毯、カーテン、カーテン紐、テーブル掛け、敷物、クッション、カーペット、ラグ、椅子張り地、シート、マット、額縁、造花、写真立て等、
(4)家具
布団、枕、マットレス、ベッド等の寝具、椅子、ソファー等、
(5)装飾品
指輪、腕輪、ティアラ、イヤリング、髪止め、付け爪、リボン、スカーフ、時計、眼鏡、付けまつげ、付け髭、付け眉毛等、
(6)その他
鞄、包装用容器、刺繍糸、運動用具、釣り具、コースター、楽器、財布等の袋物、傘、及び教習具等。
(イ)成分として、2-ジ-n-ブチルアミノ-8-ジ-n-ペンチルアミノ-4-メチルスピロ[5H-[1]ベンゾピラノ[2,3-d]ピリミジン-5,1′(3′H)-イソベンゾフラン]-3′-オン2部と、(ロ)成分として、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン5部と、(ハ)成分として、ステアリン酸シクロヘキシルメチル50部とからなる可逆熱変色性組成物を、壁膜材料として芳香族イソシアネートプレポリマー30部と、助溶剤50部とからなる混合溶液に投入した後、8%ポリビニルアルコール水溶液中で乳化分散し、加温しながら攪拌を続けた後、水溶性脂肪族変性アミン2.5部を加え、さらに攪拌を続けてマイクロカプセル分散液を調製した。上記のマイクロカプセル分散液から遠心分離法により、平均粒子径(DA)が4.6μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料Aを得た。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料Aは、完全発色温度t1が14℃、完全消色温度t4が38℃であり、温度変化により桃色から無色に可逆的に変化した。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料A30部を、ポリエステル樹脂エマルジョン(固形分:50%)60部と、レベリング剤1部と、消泡剤1部と、粘度調整剤0.5部と、水5部と、カルボジイミド系硬化剤(固形分:40%)2.5部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スクリーン印刷に用いられる印刷用インキである可逆熱変色性液状組成物を調製した。
ウレタン樹脂98部、イソシアネート系硬化剤2部とからなるビヒクル中に均一に混合して、グラビヤ印刷に用いられる印刷用インキである液状組成物を調製した。
透明性樹脂フィルム(3)として、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、液状組成物を用いて200メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、80℃で加熱硬化して、厚さ2μmの第一の透明性接着層(4)(可視光透過率:98%)を形成した。
次いで、第一の透明性接着層(4)の外面(第一の透明性接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、可逆熱変色性液状組成物を用いて120メッシュのスクリーン版にてベタ印刷を行い、110℃で加熱して平均厚さ(TA)15μmの可逆熱変色層(5)を形成した。
次いで、可逆熱変色層(5)の外面(可逆熱変色層の、第一の透明性接着層が設けられる側と反対の面)に、液状組成物を用いて200メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、厚さ2μmの第二の透明性接着層(6)(可視光透過率:98%)を形成した。
次いで、第二の透明性接着層(6)の外面(第二の透明性接着層の、可逆熱変色層が設けられる側と反対の面)に、透明性樹脂層(7)として厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)を載置し、圧接した状態で、80℃で加熱硬化して可逆熱変色性積層体を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、厚さ43μmの可逆熱変色性平糸(2)(可逆熱変色性平糸A)を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体は、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、また、最外層の透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が保護されているため、マイクロスリッターで裁断する際に歯が接触しても可逆熱変色層に破損や傷が発生し難かった。
得られた可逆熱変色性平糸Aは、38℃以上で無色、14℃以下で桃色に可逆的に変化し、20~33℃の温度域において、上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、平糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色性平糸は、可逆熱変色層を中間層として可逆熱変色層の一方の面と他方の面にそれぞれ設けられる層が同一であるため、カール性が抑制されており、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料A30部を、ポリエステル樹脂エマルジョン(固形分:50%)60部と、レベリング剤1部と、消泡剤1部と、粘度調整剤0.5部と、水5部と、カルボジイミド系硬化剤(固形分:40%)2.5部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スクリーン印刷に用いられる印刷用インキである可逆熱変色性液状組成物を調製した。
光安定剤として、2-(2-ヒドロキシ-5-tert-ブチルフェニル)-2H-ベンゾトリアゾール(BASF社製、製品名:チヌビンPS)5部を、アクリル樹脂50部、ウレタン樹脂43部、イソシアネート系硬化剤2部とからなるビヒクル中に均一に混合して、グラビヤ印刷に用いられる印刷用インキである液状組成物を調製した。
透明性樹脂フィルム(3)として、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、液状組成物を用いて200メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、80℃で加熱硬化して、厚さ2μmの第一の透明性接着層(4)(可視光透過率:96%)を形成した。
次いで、第一の透明性接着層(4)の外面(第一の透明性接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、可逆熱変色性液状組成物を用いて120メッシュのスクリーン版にてベタ印刷を行い、110℃で加熱して、平均厚さ(TA′)15μmの可逆熱変色層(5)を形成した。
次いで、可逆熱変色層(5)の外面(可逆熱変色層の、第一の透明性接着層が設けられる側と反対の面)に、液状組成物を用いて200メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、厚さ2μmの第二の透明性接着層(6)(可視光透過率:96%)を形成した。
次いで、第二の透明性接着層(6)の外面(第二の透明性接着層の、可逆熱変色層が設けられる側と反対の面)に、透明性樹脂層(7)として厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)を載置し、圧接した状態で、80℃で加熱硬化して可逆熱変色性積層体を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、厚さ43μmの可逆熱変色性平糸(2)(可逆熱変色性平糸A′)を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体は、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、また、最外層の透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が保護されているため、マイクロスリッターで裁断する際に歯が接触しても可逆熱変色層に破損や傷が発生し難くかった。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、可逆熱変色層の耐光性に優れていた。
得られた可逆熱変色性平糸A′は、38℃以上で無色、14℃以下で桃色に可逆的に変化し、20~33℃の温度域において、上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、平糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色性平糸は、可逆熱変色層を中間層として可逆熱変色層の一方の面と他方の面にそれぞれ設けられる層が同一であるため、カール性が抑制されており、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
(イ)成分として、3-(2-エトキシ-4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド1.5部と、(ロ)成分として、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン5部と、(ハ)成分として、ステアリン酸シクロヘキシルメチル50部とからなる可逆熱変色性組成物を、壁膜材料として芳香族イソシアネートプレポリマー30部と、助溶剤50部とからなる混合溶液に投入した後、8%ポリビニルアルコール水溶液中で乳化分散し、加温しながら攪拌を続けた後、水溶性脂肪族変性アミン2.5部を加え、さらに攪拌を続けてマイクロカプセル分散液を調製した。上記のマイクロカプセル分散液から遠心分離法により、平均粒子径(DB)が10.0μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料Bを得た。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料Bは、完全発色温度t1が13℃、完全消色温度t4が38℃であり、温度変化により青色から無色に可逆的に変化した。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料B40部と、桃色の一般顔料0.5部を、ポリエステル樹脂エマルジョン(固形分:50%)50部と、レベリング剤1部と、消泡剤1部と、粘度調整剤0.5部と、水4.5部と、カルボジイミド系硬化剤(固形分:40%)2.5部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スクリーン印刷に用いられる印刷用インキである可逆熱変色性液状組成物を調製した。
光安定剤として、2,4-ビス(2―ヒドロキシ-4-ブチルオキシフェニル)-6-〔2,4-ビス(ブチルオキシフェニル)〕-1,3,5-トリアジン(BASF社製、製品名:チヌビン460)3部を、アクリル樹脂50部、ウレタン樹脂45部、イソシアネート系硬化剤2部とからなるビヒクル中に均一に混合して、グラビヤ印刷に用いられる印刷用インキである液状組成物を調製した。
透明性樹脂フィルム(3)として、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、液状組成物を用いて150メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、80℃で加熱硬化して、厚さ3μmの第一の透明性接着層(4)(可視光透過率:95%)を形成した。次いで、第一の透明性接着層(4)の外面(第一の透明性接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、可逆熱変色性液状組成物を用いて100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷を行い、100℃で加熱硬化して、平均厚さ(TB)20μmの可逆熱変色層(5)を形成し、透明性樹脂フィルム上に第一の透明性接着層、可逆熱変色層を順次設けた積層体を作製した。
透明性樹脂層(7)として厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、液状組成物を用いて150メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、厚さ3μmの第二の透明性接着層(6)(可視光透過率:95%)を形成し、透明性樹脂層上に第二の透明性接着層を設けた積層体を作製した。
次いで、上記2つの積層体を、第二の透明性接着層を介して、可逆熱変色層と透明性PETフィルムとを貼り付けて、80℃で加熱硬化して、可逆熱変色性積層体を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体をマイクロスリッターにて375μmの糸状になるように裁断して、厚さ50μmの可逆熱変色性平糸(2)(可逆熱変色性平糸B)を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体は、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、また、最外層の透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が保護されているため、マイクロスリッターで裁断する際に歯が接触しても可逆熱変色層に破損や傷が発生し難かった。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、可逆熱変色層の耐光性に優れていた。
得られた可逆熱変色性平糸Bは、38℃以上で桃色、13℃以下で紫色に可逆的に変化し、20~33℃の温度域において、上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、平糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色性平糸は、可逆熱変色層を中間層として可逆熱変色層の一方の面と他方の面にそれぞれ設けられる層が同一であるため、カール性が抑制されており、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料B40部と、桃色の一般顔料0.5部を、ポリエステル樹脂エマルジョン(固形分:50%)50部と、レベリング剤1部と、消泡剤1部と、粘度調整剤0.5部と、水4.5部と、カルボジイミド系硬化剤(固形分:40%)2.5部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スクリーン印刷に用いられる印刷用インキである可逆熱変色性液状組成物を調製した。
光安定剤として、2,4-ビス(2―ヒドロキシ-4-ブチルオキシフェニル)-6-〔2,4-ビス(ブチルオキシフェニル)〕-1,3,5-トリアジン(BASF社製、製品名:チヌビン460)3部を、アクリル樹脂50部、ウレタン樹脂45部、イソシアネート系硬化剤2部とからなるビヒクル中に均一に混合して、グラビヤ印刷に用いられる印刷用インキである液状組成物を調製した。
透明性樹脂フィルム(3)として、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、液状組成物を用いて150メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、80℃で加熱硬化して、厚さ3μmの第一の透明性接着層(4)(可視光透過率:95%)を形成した。次いで、第一の透明性接着層(4)の外面(第一の透明性接着層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、可逆熱変色性液状組成物を用いて100メッシュのスクリーン版にてベタ印刷を行い、100℃で加熱硬化して、平均厚さ(TB′)20μmの可逆熱変色層(5)を形成し、透明性樹脂フィルム上に第一の透明性接着層、可逆熱変色層を順次設けた積層体を作製した。
透明性樹脂層(7)として、厚さ18μmの透明性虹彩性樹脂フィルム(ENGELHARD社製、製品名:IRIDESCNT FILM IF-8181 R/G)(可視光透過率:75%)の一方の面に、液状組成物を用いて150メッシュのグラビヤロール版にて全面ベタ印刷を行い、厚さ3μmの第二の透明性接着層(6)(可視光透過率:95%)を形成し、透明性樹脂層上に第二の透明性接着層を設けた積層体を作製した。
次いで、上記2つの積層体を、第二の透明性接着層を介して、可逆熱変色層と透明性虹彩性樹脂フィルムとを貼り付けて、80℃で加熱硬化して、光輝性可逆熱変色性積層体を作製した。
上記の光輝性可逆熱変色性積層体をマイクロスリッターにて375μmの糸状になるように裁断して、厚さ50μmの可逆熱変色性平糸(2)(可逆熱変色性平糸B′)を作製した。
上記の光輝性可逆熱変色性積層体は、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、また、最外層の透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層により可逆熱変色層が保護されているため、マイクロスリッターで裁断する際に歯が接触しても可逆熱変色層に破損や傷が発生し難くかった。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、可逆熱変色層の耐光性に優れていた。
得られた可逆熱変色性平糸B′は、38℃以上で虹彩性を有する桃色、13℃以下で虹彩性を有する紫色に可逆的に変化し、20~33℃の温度域において、上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。温度変化による色変化は、平糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
可逆熱変色性撚糸の作製(図4参照)
可逆熱変色性平糸A(2)を撚糸機にセットして平糸1mあたり300回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Aはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有しており、また、カール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で無色であり、14℃以下で桃色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DA)が4.6μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が96.8質量部であり、D/T(DA/TA)が0.307であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図4参照)
可逆熱変色性平糸A′(2)を撚糸機にセットして平糸1mあたり300回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸A′はカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有しており、また、カール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で無色であり、14℃以下で桃色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DA)が4.6μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が96.8質量部であり、D/T(DA/TA′)が0.307であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図4参照)
可逆熱変色性平糸B(2)を撚糸機にセットして平糸1mあたり180回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Bはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有しており、また、カール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で桃色であり、13℃以下で紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図4参照)
可逆熱変色性平糸B′(2)を撚糸機にセットして平糸1mあたり180回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。
得られた撚糸は柔らかい触感を有していた。また、可逆熱変色性平糸B′は撚糸に加工することによりカール性が抑制されるため、得られた撚糸は製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で虹彩性を有する桃色であり、13℃以下で虹彩性を有する紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。温度変化による光輝性を伴う色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB′)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図5参照)
糸(8)として、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、平糸(以下、「透明性平糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸A′(2)と透明性平糸(8)を撚糸機にセットして平糸1mあたり250回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Aはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性と耐熱性に優れるものであった。さらに、可逆熱変色性平糸と透明性平糸の幅を同一とすることにより、それぞれの平糸を引き揃えて撚りをかける際に、可逆熱変色性平糸の広幅の面と透明性平糸の広幅の面が互いに密着し、撚糸としての耐久性をさらに向上させることができた。また、撚糸はカール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で無色であり、14℃以下で桃色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性樹脂フィルムからなり、透明性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による色変化の視認性は損なわれず、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DA)が4.6μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が96.8質量部であり、D/T(DA/TA′)が0.307であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図5参照)
糸(8)として、厚さ15μmの不透明ホログラム性樹脂フィルム(可視光透過率:0%)をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、不透明ホログラム性平糸(以下、「光輝性平糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸A′(2)と光輝性平糸(8)を撚糸機にセットして平糸1mあたり250回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸A′はカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、撚糸はカール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で可逆熱変色性平糸が無色であり、光輝性平糸によるホログラム性のみが視認された。14℃以下では、桃色の可逆熱変色性平糸と光輝性平糸によってホログラム性を有する桃色が視認され、20~33℃の温度域において上記したいずれかの様相を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。上記の変化は繰り返し行うことができた。また、可逆熱変色性平糸と光輝性平糸の幅を同一とすることにより、それぞれの平糸を引き揃えて撚りをかける際に、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性平糸の広幅の面が互いに密着し、撚糸としての耐久性を向上させると共に、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性をさらに向上させることができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DA)が4.6μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が96.8質量部であり、D/T(DA/TA′)が0.307であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図5参照)
糸(8)として、厚さ18μmの透明性真珠光沢性樹脂フィルム(BASF社製:製品名:AURORA 8181RG)(可視光透過率:70%)をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、透明性真珠光沢性平糸(以下、「光輝性平糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸B(2)と光輝性平糸(8)を撚糸機にセットして平糸1mあたり250回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Bはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、撚糸はカール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上では、桃色の可逆熱変色性平糸と光輝性平糸によって真珠光沢性を有する桃色が視認され、13℃以下では、紫色の可逆熱変色性平糸と光輝性平糸によって真珠光沢性を有する紫色が視認され、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性真珠光沢性樹脂フィルムからなり、光輝性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性は損なわれず、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図5参照)
糸(8)として、厚さ18μmの透明性虹彩性樹脂フィルム(ENGELHARD社製、製品名:IRIDESCNT FILM IF-8181 R/G)(可視光透過率:75%)をマイクロスリッターにて375μmの糸状になるように裁断して、透明性虹彩性平糸(以下、「光輝性平糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸B(2)と光輝性平糸(8)を撚糸機にセットして平糸1mあたり180回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Bはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、撚糸はカール性が抑制されているため、得られた撚糸は製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上では、桃色の可逆熱変色性平糸と光輝性平糸によって虹彩性を有する桃色が視認され、13℃以下では、紫色の可逆熱変色層と光輝性平糸によって虹彩性を有する紫色が視認され、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性虹彩性樹脂フィルムからなり、光輝性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性は損なわれず、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。また、可逆熱変色性平糸と光輝性平糸の幅を同一とすることにより、それぞれの平糸を引き揃えて撚りをかける際に、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性平糸の広幅の面が互いに密着し、撚糸としての耐久性を向上させると共に、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性をさらに向上させることができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図5参照)
糸(8)として、厚さ18μmの透明性虹彩性樹脂フィルム(ENGELHARD社製、製品名:IRIDESCNT FILM IF-8181 R/G)(可視光透過率:75%)をマイクロスリッターにて375μmの糸状になるように裁断して、透明性虹彩性平糸(以下、「光輝性平糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸B′(2)と糸(光輝性平糸)(8)を撚糸機にセットして平糸1mあたり180回の撚りをかけて、片側方向にのみ撚りがかかった片撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、可逆熱変色性平糸B′は撚糸に加工することによりカール性が抑制されるため、撚糸は製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上では虹彩性を有する桃色であり、13℃以下で虹彩性を有する紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性虹彩性樹脂フィルムからなり、光輝性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性は損なわれず、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認された。さらに、透明性樹脂層と光輝性平糸が同じ透明性虹彩性樹脂フィルムからなり、可逆熱変色性平糸と光輝性平糸が示す光学性状が同じであるため、光輝性(真珠光沢性)が強く視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。また、可逆熱変色性平糸と光輝性平糸の幅を同一とすることにより、それぞれの平糸を引き揃えて撚りをかける際に、可逆熱変色性平糸の広幅の面と光輝性平糸の広幅の面が互いに密着し、撚糸としての耐久性を向上させると共に、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性をさらに向上させることができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8部であり、D/T(DB/TB′)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図6参照)
可逆熱変色性平糸B(2)と、糸(8)として、断面形状が真円形状の透明ポリエステル繊維を撚糸機にセットして、上記の糸を芯糸として、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸Bが設けられるように撚りを施し、丸撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。可逆熱変色性平糸Bはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、上記の撚糸は、芯糸が周囲から視認されないように隙間なく可逆熱変色性平糸が巻かれており、芯糸の断面形状が真円形状であることにより、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸を設ける際に、芯糸の外面と可逆熱変色性平糸の広幅の面が密着するため、撚糸の耐久性を向上させることができた。さらに、撚糸はカール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で桃色であり、13℃以下で紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製
ホウ珪酸ガラスを芯物質とし、その表面を二酸化ケイ素で被覆し、さらに酸化チタンで被覆した二層被覆型の透明性金属光沢顔料〔メルク(株)製、製品名:Miraval 5423 Magic Lilac〕1部を、メチルイソブチルケトンに塩化ビニル-酢酸ビニル樹脂を20%溶解した樹脂溶液45部、キシレン20部、メチルイソブチルケトン20部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スプレー塗装に用いられる塗料である金属光沢性液状組成物を調製した。
糸として、断面形状が真円形状の透明ポリエステル繊維の全面に、上記の塗料を用いて、スプレー塗装を施して乾燥して、金属光沢層を設けた透明ポリエステル繊維(以下、「光輝性糸」と表すことがある)を得た。
可逆熱変色性平糸Bと、糸(金属光沢層を設けた透明ポリエステル繊維)を撚糸機にセットして、上記の糸を芯糸として、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸Bが設けられるように撚りを施し、蛇腹撚り形態の可逆熱変色性撚糸を作製した。可逆熱変色性平糸Bはカール性が抑制されているため、撚糸に加工する際に容易に取り扱うことができた。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、上記の撚糸は、芯糸の断面形状が真円形状であることにより、芯糸の周囲に可逆熱変色性平糸を設ける際に、芯糸の外面と可逆熱変色性平糸の広幅の面が密着するため、撚糸の耐久性を向上させることができた。さらに、撚糸はカール性が抑制されているため、製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上では可逆熱変色平糸が桃色であり、可逆熱変色性平糸が巻かれている箇所では桃色が視認され、可逆熱変色性平糸が巻かれていない箇所では、金属光沢性を有する桃色が視認された。13℃以下では可逆熱変色性平糸が紫色であり、可逆熱変色性平糸が巻かれている箇所では紫色が視認され、可逆熱変色性平糸が巻かれていない箇所では、金属光沢性を有する紫色が視認された。これは、芯糸が透明性を有することにより芯糸を通して可逆熱変色性平糸が視認されるためであり、温度変化による色変化は撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、且つ、可逆熱変色性平糸が巻かれていない箇所では光輝性糸による金属光沢性が付与された、金属光沢性を有する桃色が視認された。20~33℃の温度域においては、上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸の作製(図6参照)
可逆熱変色性平糸B′(2)と、糸(8)として、断面形状が真円形状の透明ポリエステル繊維を撚糸機にセットして、上記の糸を芯糸として、芯糸の周囲に、可逆熱変色性平糸Bの透明性樹脂層(透明性虹彩性樹脂フィルム)が表面となるように撚りを施し、丸撚り形態の可逆熱変色性撚糸(1)を作製した。
得られた撚糸は柔らかい触感を有すると共に、撚糸としての耐久性に優れるものであった。また、上記の撚糸は、芯糸が周囲から視認されないように隙間なく可逆熱変色性平糸が巻かれており、芯糸の断面形状が真円形状であることにより、芯糸の外側に可逆熱変色性平糸を設ける際に、芯糸の外面と可逆熱変色性平糸の広幅の面が密着するため、撚糸の耐久性を向上させることができた。さらに、可逆熱変色性平糸B′は撚糸に加工することによりカール性が抑制されるため、得られた撚糸は製品等に適用する際の取り扱い性に優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸は、38℃以上で虹彩性を有する桃色であり、13℃以下で虹彩性を有する紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。温度変化による光輝性を伴う色変化は、撚糸の全面で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れ、撚りをかける際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を擦過等の外的要因から保護する効果を発現するため、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
なお、上記の撚糸は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(DB)が10.0μmであり、バインダー樹脂の固形分100質量部に対して配合されるマイクロカプセル顔料が153.8質量部であり、D/T(DB/TB′)が0.500であることにより、温度変化による色変化がより視認され易く、柔軟な風合いを有し、また、応力や擦過、光等の外的要因に対する可逆熱変色層の耐久性と耐光性により優れるものであった。
可逆熱変色性撚糸を用いた布帛の作製
緯糸に実施例10の可逆熱変色性撚糸を、経糸に紫色に着色したポリエステル繊維を用いて、織機にセットして平織の可逆熱変色性布帛を作製した。撚糸はカール性が抑制されているため布帛を作製する際に取り扱い易く、容易に織ることができた。また、得られた布帛は柔軟な風合いを有すると共に、耐久性に優れるものであった。
布帛は、38℃以上では可逆熱変色性撚糸が桃色であるため、桃色と紫色が交互に配置された格子模様が視認され、13℃以下では可逆熱変色性撚糸が紫色であるため、全面が紫色に視認され、20~33℃の温度域において上記したいずれかの様相を保持した。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れるため、織る際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を保護する効果を発現して、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
可逆熱変色性撚糸を用いたヘアーエクステンションの作製
実施例5の可逆熱変色性撚糸を用いて、常法により留め具に植毛し、ヘアーエクステンション(頭飾品)を作製した。撚糸はカール性が抑制されているためヘアーエクステンションを作製する際に取り扱い易く、容易に留め具に植毛することができた。また、得られたヘアーエクステンションは柔軟な風合いを有すると共に、耐久性に優れるものであった。
ヘアーエクステンションは、38℃以上では無色であり、14℃以下では桃色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性樹脂フィルムからなる平糸(透明性平糸)であり、透明性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による色変化の視認性は損なわれず、ヘアーエクステンション全体で均一且つ明瞭に視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層との間の接着性に優れるため、植毛する際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を保護する効果を発現して、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
可逆熱変色性撚糸を用いた毛髪を備えた人形玩具の作製
実施例3の可逆熱変色性撚糸を、常法により人形の頭部に植毛し、可逆熱変色性撚糸を用いた毛髪を備えた人形玩具を作製した。撚糸はカール性が抑制されているため人形玩具を作製する際に取り扱い易く、容易に人形玩具の頭部に植毛することができた。また、得られた毛髪は柔軟な風合いを有していた。
人形玩具の毛髪は、38℃以上では桃色であり、13℃以下では紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は、毛髪全体で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れるため、植毛する際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を保護する効果を発現して、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
可逆熱変色性撚糸を用いた人形玩具用ヘアーエクステンションの作製
実施例8の可逆熱変色性撚糸を、常法により留め具に植毛し、人形玩具用ヘアーエクステンションを作製し、人形玩具に備えられる毛髪に取り付けた。撚糸はカール性が抑制されているためヘアーエクステンションを作製する際に取り扱い易く、容易に留め具に植毛することができた。また、得られたヘアーエクステンションは柔軟な風合いを有すると共に、耐久性に優れるものであった。
人形玩具用ヘアーエクステンションは、38℃以上では虹彩性を有する桃色であり、13℃以下では虹彩性を有する紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。また、可逆熱変色性平糸と共に撚られる糸が透明性虹彩性樹脂フィルムからなる平糸(光輝性平糸)であり、光輝性平糸側から可逆熱変色性平糸が視認されるため、温度変化による光輝性を伴う色変化の視認性は損なわれず、ヘアーエクステンション全体で均一且つ明瞭に視認された。上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れるため、植毛する際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を保護する効果を発現して、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
可逆熱変色性撚糸を用いた毛髪を備えた動物形象玩具の作製
実施例12の可逆熱変色性撚糸を、常法により馬の形態をした動物形象玩具の尾部に植毛し、可逆熱変色性撚糸を用いた毛髪を備えた動物形象玩具を作製した。撚糸はカール性が抑制されているため動物形象玩具を作製する際に取り扱い易く、容易に動物形象玩具の尾部に植毛することができた。また、得られた毛髪は柔軟な風合いを有すると共に、耐久性に優れるものであった。
動物形象玩具の毛髪は、38℃以上では虹彩性を有する桃色であり、13℃以下では虹彩性を有する紫色であり、20~33℃の温度域において上記したいずれかの色を保持し、色変化の多様性を満足させるものであった。温度変化による光輝性を伴う色変化は、毛髪全体で均一且つ明瞭に視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
また、可逆熱変色層と透明性樹脂フィルム、及び、可逆熱変色層と透明性樹脂層の間の接着性に優れるため、植毛する際の応力によって層間剥離を生じることがなく、透明性樹脂フィルム及び透明性樹脂層が可逆熱変色層を保護する効果を発現して、可逆熱変色層の耐久性に優れていた。さらに、接着層中に光安定剤を含有することにより、光による可逆熱変色層の劣化や損傷を防止するため、可逆熱変色層の耐光性にも優れていた。
可逆熱変色性平糸A″の作製
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料A30部を、ポリエステル樹脂エマルジョン(固形分:50%)60部と、レベリング剤1部と、消泡剤1部と、粘度調整剤0.5部と、水5部と、カルボジイミド系硬化剤(固形分:40%)2.5部とからなるビヒクル中に均一に混合して、スクリーン印刷に用いられる印刷用インキである可逆熱変色性液状組成物を調製した。
透明性樹脂フィルムとして、厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)の一方の面に、可逆熱変色性液状組成物を用いて120メッシュのスクリーン版にてベタ印刷を行い、平均厚さ(TA″)が15μmとなるように可逆熱変色層を形成した。
次いで、可逆熱変色層の外面(可逆熱変色層の、透明性樹脂フィルムが設けられる側と反対の面)に、透明性樹脂層として厚さ12μmの透明性PETフィルム(可視光透過率:99%)を載置し、圧接した状態で、110℃で加熱して可逆熱変色性積層体を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体をマイクロスリッターにて250μmの糸状になるように裁断して、厚さ39μmの可逆熱変色性平糸(可逆熱変色性平糸A″)を作製した。
上記の可逆熱変色性積層体は、マイクロスリッターで裁断する際には目立った破損や傷は発生しなかった。
得られた可逆熱変色性平糸A″は、38℃以上で無色、14℃以下で桃色に可逆的に変化し、20~33℃の温度域において、上記したいずれかの色を保持した。温度変化による色変化は平糸の全面で視認され、上記の変化は繰り返し行うことができた。
人形玩具セット
実施例15の人形玩具と、容器内に10℃の冷水を収容し、且つ、容器内の冷水を導出する刷毛を設けた塗布具とを組み合わせて人形玩具セットを得た。
可逆熱変色層が消色状態では人形玩具の毛髪は桃色であり、塗布具により冷水を塗布すると可逆熱変色層が発色状態となり、人形玩具の毛髪は紫色となり、室温(20℃)環境下では紫色の状態で保持された。さらに、紫色の毛髪を両手でしばらく挟み38℃以上の熱を与えると、可逆熱変色層が消色状態となり、毛髪は桃色となり、室温(20℃)環境下では桃色の状態で保持された。再び、塗布具により10℃の冷水を塗布すると、可逆熱変色性層が発色状態となり、毛髪を紫色とすることができた。
2 可逆熱変色性平糸
3 透明性樹脂フィルム
4 第一の透明性接着層
5 可逆熱変色層
6 第二の透明性接着層
7 透明性樹脂層
8 糸
9 接着剤層
Claims (12)
- 透明性樹脂フィルムからなる平糸の一方の広幅の面に、第一の透明性接着層、(イ)電子供与性呈色性有機化合物と、(ロ)電子受容性化合物と、(ハ)前記(イ)、(ロ)の呈色反応をコントロールする反応媒体とから少なくともなる可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料がバインダー樹脂中に分散状態に固着された可逆熱変色層、第二の透明性接着層、透明性樹脂層を順次設けてなる可逆熱変色性平糸からなる可逆熱変色性撚糸であって、
前記第一の透明性接着層及び第二の透明性接着層が、光安定剤を含有してなり、
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径が1~20μmの範囲にあり、且つ、前記バインダー樹脂の固形分100質量部に対して、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が90~160質量部の範囲で配合されてなる可逆熱変色性撚糸。 - 前記透明性樹脂層が、透明性樹脂フィルムである請求項1記載の可逆熱変色性撚糸。
- 前記可逆熱変色層の平均厚さが1~50μmであり、且つ、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径(D)と前記可逆熱変色層の平均厚さ(T)が、下記式(I)を満たす請求項1又は2記載の可逆熱変色性撚糸。
0.002≦D/T<1 (I) - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の可逆熱変色性平糸と、糸とからなる可逆熱変色性撚糸。
- 前記糸の周囲に、前記可逆熱変色性平糸が設けられてなる請求項4記載の可逆熱変色性撚糸。
- 前記糸が、金属光沢性、真珠光沢性、ホログラム性、虹彩性、光干渉性、光反射性のいずれかから選ばれる光学性状を有する光輝性糸である請求項4又は5記載の可逆熱変色性撚糸。
- 前記光輝性糸が、さらに透明性を有してなる透明性光輝性糸である請求項6記載の可逆熱変色性撚糸。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の可逆熱変色性撚糸を用いてなる布帛。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の可逆熱変色性撚糸を具備してなる頭飾品。
- 前記頭飾品が、ヘアーウィッグ又はヘアーエクステンションである請求項9記載の頭飾品。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の可逆熱変色性撚糸を具備してなる玩具。
- 前記玩具が、人形、動物形象玩具、ぬいぐるみ、又はそれらの付属品である請求項11記載の玩具。
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