JP7655816B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態に係る工作機械について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、ターニングセンタである工作機械1は、工作機械1全体の台であるベッドSと、第1主軸11を有する第1主軸ユニット10と、第2主軸21を有する第2主軸ユニット20と、第2主軸移動機構25と、固定刃物台30と、工具主軸ユニット50と、工具移動機構42と、工具旋回機構45と、支持部材13と、工具マガジン60と、制御部300と、を備える。
以下では、第1主軸11及び第2主軸21の回転軸に沿う軸線方向をZ軸方向と規定し、Z軸方向に直交する高さ方向をX軸方向と規定し、X軸方向及びZ軸方向に直交する奥行き方向をY軸方向と規定する。
本例では、図3に示すように、支持部材13は、ベッドSの上面に設置され、第1主軸ユニット10がベッドSからX軸方向に離れるように、第1主軸台12を側方から支持する。支持部材13は、Y軸方向において、第1主軸ユニット10の工具移動機構42に近い側に位置する。
なお、図2に示すように、Z移動機構25ZのZ軸方向に移動するスライド台25SとZ移動機構42ZのZ軸方向に移動するスライド台42Sは、ベッドS上にZ軸方向に延びる共通の一対のレール29に沿って移動する。一対のレール29は、第1主軸ユニット10、第2主軸ユニット20及び固定刃物台30に並行するようにZ軸方向に沿って延びる。
詳しくは、工具マガジン60は、工具支持部61と、駆動部62と、を備える。
工具支持部61は、略円環状をなし、Z軸方向に沿って延びる回転軸Cを中心に回転可能に支持される。図3に示すように、工具支持部61は複数の工具把持部61aを備える。複数の工具把持部61aは、工具支持部61の外周側に位置し、工具支持部61の回転方向に並ぶように配置される。各工具把持部61aは、工具支持部61の径方向外側に向けて開口するU字状の溝を有し、この溝に工具70,80が嵌まることにより工具70,80を保持する。工具把持部61aは、工具70,80をZ軸方向に沿う向きに保持する。
駆動部62は、例えば、モータを有し、回転軸Cを中心に工具支持部61を回転させる。駆動部62は、支持部材13に固定される。
工具主軸ユニット50は、装着された固定工具70又は回転工具80により、第1主軸11により保持されたワークW又は第2主軸21により保持されたワークWを加工する。
図2に示すように、固定刃物台30は、Z軸方向において第1主軸ユニット10と並ぶように位置する。複数の工具35は、回転してワークWを加工するドリル又はエンドミル等の回転工具と、固定工具と、を含む。工具35は、Z軸方向に沿って延びた状態で固定刃物台30に装着される。固定刃物台30は、駆動部31と、駆動部31の駆動力を回転力として工具35(回転工具)に伝達する図示しないギヤトレーンと、を備える。
固定刃物台30の近傍には、ワークコンベア、アンローダー又はシュートボックス等の図示しないワーク排出部が設けられる。
図1に示すように、制御部300は、図示しないワーク供給部により第1主軸ユニット10の後方からワークWを供給する。
この第1加工において、例えば、工具主軸ユニット50に固定工具70が装着されている場合、固定工具70を利用してワークWの外周面を切削するターニング加工を行ってもよい。このターニング加工において、制御部300は、第1主軸11をワークWとともに軸回転させつつ、工具旋回機構45を介して固定工具70の刃先をX軸方向からワークWに向けた状態で、工具移動機構42を介して固定工具70をZ軸方向に送る。
また、この第1加工において、例えば、工具主軸ユニット50に回転工具80が装着されている場合、回転工具80を利用してワークWのミリング加工を行ってもよい。このミリング加工において、制御部300は、第1主軸11の軸回転及びZ軸方向への送り動作を停止させた状態で、工具主軸ユニット50を介して回転工具80を回転させつつ、工具移動機構42を介して回転工具80を移動させる。また、工具旋回機構45を介してX1軸方向に対して回転工具80の向きをB軸方向に傾けた状態で、ワークWの外周面及び端面にミリング加工を行ってもよい。これにより、ワークWに多様な加工を行うことができる。
そして、制御部300は、第2主軸21により保持されたワークWを固定刃物台30に装着された工具35又は工具主軸ユニット50に装着された工具70,80により第2加工を行う。
この第2加工において、例えば、上記第1加工と同様に、工具主軸ユニット50に装着された固定工具70又は回転工具80により第2主軸21により保持されたワークWにターニング加工又はミリング加工を行ってもよい。
また、この第2加工において、例えば、第2主軸21及び工具35の少なくとも何れか一方を回転させた状態で、第2主軸21により保持されたワークWに固定刃物台30により保持された工具35の刃先を接触させつつ、Z移動機構25Zを介して工具35をワークWに対して相対的に送ることでミリング加工を行ってもよい。
以上で、加工処理を終了する。この加工処理は、ワークWが供給される毎に繰り返し実行される。
なお、制御部300は、上記第1加工又は上記第2加工においては、上記ターニング加工及び上記ミリング加工の何れか一方のみ行われてもよいし、上記ターニング加工及び上記ミリング加工の両方が所定の順番で行われてもよい。
以下では、工具主軸ユニット50に装着される工具を回転工具80から固定工具70に交換する例について説明する。
次に、制御部300は、工具旋回機構45を介して工具主軸ユニット50に装着される回転工具80をB軸方向に回転させ、工具主軸ユニット50の先端側を工具マガジン60に向ける。そして、制御部300は、工具移動機構42を介して工具主軸ユニット50に装着される回転工具80を工具交換位置Pcに対して工具支持部61の径方向外側、本例では下側に移動させる。そして、制御部300は、工具移動機構42を介して工具主軸ユニット50に装着される回転工具80を工具交換位置Pcに対して工具支持部61の径方向内側、本例では上側に移動させて、工具支持部61の工具把持部61aにて回転工具80の工具ホルダを把持させる。そして、工具主軸ユニット50が回転工具80をクランプした状態を解除したうえで、工具移動機構42を介して工具主軸ユニット50を工具支持部61からZ軸方向に遠ざける。これにより、回転工具80が工具主軸ユニット50から離れ、回転工具80が工具支持部61の工具把持部61aに収容される。
そして、制御部300は、工具移動機構42を介して工具主軸ユニット50をZ軸方向において工具マガジン60に支持された固定工具70に近づけて、工具主軸ユニット50に固定工具70を装着する。この際、工具主軸ユニット50が固定工具70をクランプする。
そして、制御部300は、工具移動機構42を介して工具主軸ユニット50を工具支持部61の径方向外側、本例では下側に移動させて、固定工具70を工具支持部61から外す。最後に、工具主軸ユニット50に装着された固定工具70がワークWを向くようにB軸方向に旋回しつつX軸方向及びZ軸方向に移動する。以上で、工具交換処理が終了となる。
以上、説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)工作機械1は、ワークWを保持しつつ回転させる第1主軸ユニット10と、第1主軸ユニット10からワークWを受け取り可能に構成され、ワークWを保持しつつ回転させる第2主軸ユニット20と、互いに交わるように異なる方向に延びる第1方向の一例であるX軸方向、第2方向の一例であるY軸方向及び第3方向の一例であるZ軸方向の3軸方向に第2主軸ユニット20を移動させる第2主軸移動機構25と、第2主軸ユニット20により保持されたワークWを加工する第1工具の一例である工具35を保持し、移動不能に設けられる固定刃物台30と、第1主軸ユニット10又は第2主軸ユニット20により保持されたワークWを加工する第2工具の一例である工具70,80を保持する工具主軸ユニット50と、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3軸方向に工具主軸ユニット50を移動させる工具移動機構42と、Y軸方向に沿って延びる回転軸を中心にB軸方向に工具70,80を工具主軸ユニット50とともに旋回させる工具旋回機構45と、工具主軸ユニット50との間で工具70,80を交換可能に複数の工具70,80を収容する工具収容部の一例である工具マガジン60と、を備える。
この構成によれば、工具旋回機構45により工具主軸ユニット50が回転可能に構成されるため、ワークWに対する工具主軸ユニット50に装着される工具70,80の向きを変えることにより、ワークWの多様な加工を実現することができる。また、工具マガジン60との間で工具主軸ユニット50に装着される工具70,80が交換されることにより、1台の工作機械1で多様な加工を行うことができる。よって、複数台の工作機械にて工程分割する必要がなくなり、加工ラインを短縮できる。
さらに、固定刃物台30が移動不能に設けられるため、固定刃物台30を移動させるスペース及び機構が不要となり、工作機械1をコンパクトに構成できる。また、固定刃物台30を移動させる機構が不要であるため、コストを低減することができる。
また、固定刃物台30が移動不能に設けられても、第2主軸ユニット20がX軸方向(上下方向)に移動可能である。このため、固定刃物台30にはX軸方向に並ぶ複数の工具35が取り付け可能となる。また、これと同様に、第2主軸ユニット20がY軸方向(奥行き方向)に移動可能であると、固定刃物台30にはY軸方向に並ぶ複数の工具35が取り付け可能となる。よって、固定刃物台30をコンパクトにしつつ、工具35の本数を増やすことができる。
また、工具主軸ユニット50は、工具70,80を利用して、第1主軸ユニット10により保持されたワークWを加工することもできるし、第2主軸ユニット20により保持されたワークWを加工することもできる。また、工具主軸ユニット50が保持する工具70,80の種類を交換することにより、ミリング加工とターニング加工の何れも可能となる。
さらに、第2主軸ユニット20により保持されたワークWが固定刃物台30の工具35により加工されると同時に、第1主軸ユニット10により保持された別のワークWが工具主軸ユニット50の工具70,80により加工可能となる。これにより、ワークWの加工に要するサイクルタイムを短縮することができる。
また、ワークWが第1主軸ユニット10に供給され、第1主軸ユニット10が保持したワークWに対して工具70,80により第1加工が行われ、第1加工済みのワークWが第1主軸ユニット10から第2主軸ユニット20に受け渡され、第2主軸ユニット20が保持したワークWに対して工具35,70,80により第2加工が行われたうえでワークコンベア又はアンローダー等の図示しないワーク排出部を利用して外部にワークWが排出される。このように、工作機械1は、ワークWの供給から排出まで人手を介入させることなく、自動で加工を完了させることができる。また、人手が介入しないため、ワークWの設置不良を抑制することができる。
また、ワーク排出位置Poを固定刃物台30の近傍とすることにより、第2主軸ユニット20による工具35を利用したワークWの加工が完了した後、迅速に、ワークWを外部に排出することができる。
この構成によれば、第1主軸ユニット10が移動不能に設けられるため、第1主軸ユニット10を移動させるスペース及び機構が不要となり、工作機械1をコンパクトに構成できる。また、第1主軸ユニット10を移動させる機構が不要であるため、コストを低減することができる。
この構成によれば、加工中に第1主軸ユニット10のみでワークWを支持するガイドブッシュレスであるため、工作機械1をコンパクトに構成することができる。
また、工作機械1は、小径で、かつ短尺なワークWの加工に特化して構成されている。これにより、工作機械1をコンパクトに構成することができる。
詳しくは、ワークWの直径が小さいと、第1主軸11及び第2主軸21がワークWを保持する構造をコンパクトにすることができる。そこで、ワークWは、例えば、細長い(直径が長さよりも小さい)棒材で形成され、例えば、円柱状をなすことが好ましい。例えば、ワークWの直径は、約40mm以下であることが好ましい。
また、ワークWの長さを短くすることで、第2主軸ユニット20及び工具主軸ユニット50等のZ軸方向の移動距離を小さくすることができるとともに、第1主軸11により保持されたワークWをガイドブッシュで支持する必要がなく、ガイドブッシュレスとすることができる。そこで、ワークWは、第1主軸11によりガイドブッシュレスで保持可能な程度に長さが短い短尺ワークであることが好ましい。
また、ワークWが小径で、かつ短尺であると、ワークWが軽量化される。これにより、ワークWを回転させるために必要となるモータトルクが小さくて済み、第1主軸ユニット10及び第2主軸ユニット20のワーク回転用モータ(図示せず)の小型化を図ることができる。
工具マガジン60を第1主軸ユニット10の上方以外の場所に設けると、工具マガジン60のためのスペースが別途必要となるが、工具マガジン60を第1主軸ユニット10の上方に設けることにより、このスペースが不要となる。よって、工作機械1をコンパクトに構成することができる。
また、第1主軸ユニット10により保持されたワークWの加工位置と工具マガジン60との工具交換位置Pcを近くに設定することができる。よって、工具主軸ユニット50は、工具交換から加工まで迅速に移行することができる。
この構成によれば、工具主軸ユニット50及び工具マガジン60の間で工具70,80を交換する工具交換装置(ATC:Automatic Tool Changer)が不要となる。よって、工作機械1をコンパクトに構成することができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る工作機械について、図面を参照して説明する。本実施形態では、工作機械は長尺ワークの加工に適しており、第1主軸ユニットが移動可能に構成され、ガイドブッシュが設けられている点が上記第1実施形態と相違する。以下、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1主軸移動機構15は、制御部300による制御のもと、第1主軸ユニット10をZ軸方向に移動させる。第1主軸移動機構15は、Z移動機構25Z,42Zと同様に、モータ、ボールねじ及びナットを有する。第1主軸移動機構15は、例えば、第1加工中にワークWをZ軸方向に送る。
ガイドブッシュ18は、第1主軸11により保持されたワークWの先端側を支持する。ガイドブッシュ18は、第1主軸ユニット10とワークWの加工点の間に位置し、ベッドSに対して移動不能に設けられている。詳しくは、ガイドブッシュ18は、支持台19に固定されている。支持台19は、ベッドSの上面に設けられ、第1主軸移動機構15を支持する。ガイドブッシュ18がワークWを支持することにより、第1加工時のワークWの撓みや振動が抑制される。
以上、説明した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
工作機械1Aは、ワークWの回転軸に沿うZ軸方向に第1主軸ユニット10を移動させる第1主軸移動機構15と、第1主軸ユニット10により保持されたワークWを支持するガイドブッシュ18と、を備える。
この構成によれば、ワークWが上記第1実施形態よりもワークWの長さが長い長尺ワークであっても、第1加工中に、ガイドブッシュ18によりワークWを安定的に支持できるとともに、第1主軸移動機構15によりZ軸方向にワークWを送ることができる。よって、ワークWが長尺ワークであっても、ワークWに多様な加工を行うことができ、ワークWを複雑な形状に加工することができる。
上記各実施形態においては、工具マガジン60は、第1主軸ユニット10の上方に設けられていたが、他の位置に設けられていてもよい。例えば、工具マガジン60は、第1主軸ユニット10に対してZ軸方向にずれた位置に設けられてもよいし、第1主軸ユニット10の下方に設けられていてもよい。
上記各実施形態においては、ワークWは棒材で形成されていたが、これに限らず、円板状等の他の形状であってもよい。
Claims (6)
- ワークを保持しつつ回転させる第1主軸ユニットと、
前記第1主軸ユニットから前記ワークを受け取り可能に構成され、前記ワークを保持しつつ回転させる第2主軸ユニットと、
前記第1主軸ユニットの回転軸線及び前記第2主軸ユニットの回転軸線に平行な第1方向、奥行き方向に平行な第2方向及び上下方向に平行な第3方向に前記第2主軸ユニットを移動させる第2主軸移動機構と、
前記第2主軸ユニットにより保持された前記ワークを加工する第1工具を保持し、移動不能に設けられる固定刃物台と、
前記第1主軸ユニット又は前記第2主軸ユニットにより保持された前記ワークを加工する第2工具を保持する工具主軸ユニットと、
前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向に前記工具主軸ユニットを移動させる工具移動機構と、
回転軸を中心に前記第2工具を前記工具主軸ユニットとともに旋回させる工具旋回機構と、
前記工具主軸ユニットとの間で前記第2工具を交換可能に複数の前記第2工具を収容する工具収容部と、を備え、
前記固定刃物台は、前記第3方向に複数の前記第1工具を有し、前記固定刃物台の上方を前記第2主軸ユニットが通過可能な高さに設定されており、
前記第2主軸ユニットは、前記第1主軸ユニットから前記ワークを受け取る際に、前記固定刃物台の上方を通過する、
工作機械。 - 前記第1主軸ユニットの回転軸線は、前記固定刃物台よりも上方にある、
請求項1に記載の工作機械。 - 前記第2主軸ユニットが設けられた前記第2主軸移動機構のスライド台と、前記工具主軸ユニットが設けられた前記工具移動機構のスライド台とは、前記第1方向に延びる共通の一対のレールの上を移動し、
前記一対のレールは、前記第2方向において、前記第1主軸ユニットよりも後方に設けられている、
請求項1又は2に記載の工作機械。 - 前記第1主軸ユニットと前記工具収容部を支持する支持部材をさらに備え、
前記工具収容部は、前記第1主軸ユニットよりも上方で前記支持部材に支持されている、
請求項1から3の何れか1項に記載の工作機械。 - 前記支持部材は、前記第2方向において、前記第1主軸ユニットの前記工具移動機構に近い側に設けられている、
請求項4に記載の工作機械。 - 前記工具移動機構を介して前記工具主軸ユニットを前記工具収容部に対向する位置まで移動させて前記工具主軸ユニット及び前記工具収容部の間で直接前記第2工具を交換する制御部を備え、
前記第2工具は、前記工具収容部の下部で交換される、
請求項1から5の何れか1項に記載の工作機械。
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