JP7655829B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
しかし、除去部を開封するために、上蓋を開けた後、プルリングなどを引っ張り上げて除去部を抜栓する作業が必要となり、手間がかかるとともに、力の弱い利用者にとっては抜栓に苦労するという問題があった。
なお、上記構成において、キャップ本体の隔壁に画成され、上蓋の最初の開蓋時に開封される注出口を備えるヒンジキャップとして、例えば、キャップ本体の隔壁に薄肉弱化部により画成された移行栓部を、上蓋の開蓋時に持ち上げ、薄肉弱化部を破断して注出口を開封するヒンジキャップや、キャップ本体の注出筒の内側に位置する中板部と、上蓋の頂壁から垂下され、注出筒の内側をシールするインナーリングとが溶着され、上蓋の開蓋時にインナーリングと中板部との溶着が剥離され、注出口を開封するヒンジキャップ等が例示される。
なお、以下の説明において、図1(b)でみて、左方向を「正面側または摘み部側(ヒンジと反対側)」とし、右方向を「背面側(ヒンジ側)」とし、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
容器本体Eの口部1の外周には、係合突条2が設けられている。
引上部27の上面には、図3に示すように、筒状の引上部27を覆うように、段部28を介して上方に山形状の係着突部29が設けられている。
密封筒32は、外周がキャップ本体Aの注出筒6の内周に密接するように設けられ、保持受壁33は、先端が移行栓部22の保持立壁26の上端と係合または当接するように設けられている。
また、本実施例では、引上部27の上方に係着突部29を設け、さらに上蓋Bに係合穴部34を開口し、成形後の閉蓋時に、係着突部29の上部を抜け止め加工によって係着部35に係着させるものであるが、引上部27と上蓋Bの係着部35とを係着させる方法によっては、上蓋Bに係合穴部34を開口しなくてもよいし、また、別部材の挿入体を係合穴部34から挿入して引上部27と係合させる形態でもよく、さらに、上蓋Bから垂下される係着突部を引上部27に開口された穴部に挿入して嵌合または溶着させる形態でもよく、要は、両者をしっかり係着できるものであれば、どのような方法でもよい。
なお、溶着としては、熱溶着、高周波溶着、超音波溶着などを採用することができる。
本実施例においては、天壁41と指掛けリング板43は、正面側の連結板42と、両側のそれぞれ中央の弱化片45とを介して連結され、指掛けリング板43の両側のそれぞれ中央より背面側に偏った位置に屈曲部47が設けられており、指掛けリング板43の背面側のみが持ち上った際に、指掛けリング板43の両側のそれぞれ中央より背面側の屈曲部47で曲がり、指掛けリング板43の両側中央より正面側および弱化片45付近に力が掛って変形や破断させないようになっている。
本実施例のヒンジキャップは、上蓋Bをキャップ本体Aに対して開蓋した状態で金型を用いた射出成形によって一体成形で製造される。
一体成形したヒンジキャップは、キャップ本体AにヒンジCを支点に上蓋Bを回動して閉蓋すると、上蓋Bの密封筒32は、キャップ本体Aの注出筒6に密接してシール部を形成するとともに、キャップ本体Aの蓋係合部12外側および膨出部13と、上蓋Bの係合凹部36とが嵌合して、閉蓋状態となる。
閉蓋状態で、上蓋Bの頂壁30から突出する移行栓部22の係着突部29の上部を溶着等により抜け止め加工すると、係着突部29の上部は、係合穴部34を埋めるように拡げられ、係着突部29は、係着部35上面に係着される。
キャップカバーDをヒンジキャップに被せる際に、キャップカバーDの外周壁44の背面側に拡径段部51が設けられているので、ヒンジCに外周壁44の内周面が接触することがなく、ヒンジCを傷付けたり、キャップカバーDの外周壁44の一部がヒンジキャップから浮いてしまうことがない。
最後に、キャップカバーDがセットされたヒンジキャップは、内容物が充填された容器本体Eの口部1に打栓して装着され、ヒンジキャップを装着した容器となる。
なお、本実施例では、ヒンジキャップの容器本体Eへの装着を打栓としているが、ねじによる螺着であっても構わない。
その際、装着時に、指掛けリング板43の持ち上げ突部46が上蓋Bの頂壁30上面に当接して指掛けリング板43の背面側を僅かに持ち上げているので、指等が掛け易くなっている。
キャップカバーDの外周壁44の正面側がヒンジキャップに対して持ち上げられていくと、まず、外周壁44の係止突部52とキャップ本体Aの外筒11の係止段部15との係合が外れて、キャップカバーDが持ち上げられていくとともに、外周壁44の摘み係合穴50の内側底部が、挿入されている上蓋Bの摘み部37の下面に当接して持ち上げられていく。
キャップカバーDの正面側の持ち上げとともに上蓋Bの摘み部37が持ち上がっていくと、上蓋Bは、ヒンジCを支点に正面側から持ち上げられ、キャップ本体Aの蓋係合部12と上蓋Bの係合凹部36との嵌合が外され、開蓋していく。
また、上蓋BがヒンジCを支点に正面側から持ち上げられると、摘み部37の先端側が上方に向き、外周壁44の摘み係合穴50の内側底部と上蓋Bの摘み部37の下面との当接が外れ、さらに、摘み係合穴50内から摘み部37が抜け、キャップカバーDは、上蓋Bが開蓋したヒンジキャップから外されていく。
また、最初の開蓋の際に、閉蓋状態を維持するキャップ本体Aの蓋係合部12外側および膨出部13と、上蓋Bの係合凹部36との嵌合の他に、キャップ本体Aの隔壁7から移行栓部22を除去して注出口αを開口するため、薄肉弱化部21を破断するために、従来であれば、摘み部37を上方に持ち上げなくてはならず、力が掛けにくく、苦労することもあるが、本実施例では、キャップカバーDの指掛けリング板43の背面側に指等を掛け、引き上げることで摘み部37を上方に持ち上げ開蓋できるので、力を掛け易く、上蓋Bをキャップ本体Aから簡単に開蓋することができる。
移行栓部22は、保持立壁26の外周が上蓋Bの保持受壁33の内周と係合または当接して保持されるので、上蓋Bに保持された移行栓部22の底壁25によってキャップ本体Aの隔壁7の注出口αが閉鎖される。
また、再度開蓋する際には、閉蓋状態を維持するキャップ本体Aの蓋係合部12外側および膨出部13と、上蓋Bの係合凹部36との嵌合を外すだけなので、摘み部37を上方に押し上げるだけで簡単に開蓋できる。
また、使用したキャップカバーDを再度ヒンジキャップに装着しても、最初の使用時にキャップカバーDの天壁41と指掛けリング板43の間を連結する弱化片45が破断されるので容器の開封状態を確認することができる。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、異なる構成部分のみ異なる符号を付して相違点を中心に説明する。
外筒61には、内周下部に、口部1の外周に設けられる係合突条2と係合する係合突部64が突設され、外周上部の背面側にヒンジCが連設されている。
側周面部66bには、上端から所定の高さ(開封用リングHの高さ)の周面72aと底面72bとからなる装着段部72が凹設されるとともに、背面側中央の装着段部72には、さらに下方に凹設された指掛け下凹部73が形成されている。
両側の切欠き部70の側周面部66b側の装着段部72端部には、それぞれ連結部Iが形成されている。
切欠けリング部75は、装着段部72の周面72aと係合する内側面75aと底面72bと当接する下面75bとを形成し、背面側中央には下面75bから上に向けて指掛け上凹部77が凹設されている。
本実施例のヒンジキャップは、図8に示すように、上蓋Gをキャップ本体Fに対して開蓋し、上蓋Gに連結部Iを介して開封用リングHを連設した状態で金型を用いた射出成形によって一体成形で製造される。
一体成形したヒンジキャップは、まず、上蓋Gに両側の連結部Iを支点に開封用リングHを回動させ、上蓋Gの装着段部72に開封用リングHを嵌着する。
次に、キャップ本体FにヒンジCを支点に上蓋Gを回動して閉蓋すると、上蓋Gの密封筒67は、キャップ本体Fの注出筒56に密接してシール部を形成するとともに、キャップ本体Fの蓋係合部62外側および膨出部63と、上蓋Gの係合凹部69とが嵌合して、閉蓋状態となる。
さらに、閉蓋状態で、上蓋Gの頂壁65から垂設されるインナーリング68の先端部68aは、キャップ本体Fの注出筒56内の中板部58上面に当接しており、該当接部を後加工して溶着し、中板部58の内方を密封する。
最後に、閉蓋されたヒンジキャップは、内容物が充填された容器本体Eの口部1に打栓して装着され、ヒンジキャップを装着した容器となる。
また、開封用リングHの引き上げによって上蓋Gを開蓋していくと、図9(b)に示すように、上蓋Gのインナーリング68の先端部68aとキャップ本体Fの中板部58上面との溶着が剥離されていき、中板部58内方が注出口βとして開口され、容器本体E内の内容物の注出が可能となる。
従来は、最初の開蓋の際に、閉蓋状態を維持するキャップ本体Fの蓋係合部62外側および膨出部63と、上蓋Gの係合凹部69との嵌合の他に、上蓋Gのインナーリング68の先端部68aとキャップ本体Fの中板部58上面との溶着を剥離しなければならず、力を必要としたが、本実施例では、開封用リングHの背面側を引き上げることで、上蓋Gをキャップ本体Fから開蓋できるので、力を掛け易くなり、上蓋Gをキャップ本体Fから簡単に開蓋することができる。
また、閉蓋時に上蓋Gのインナーリング68の先端部68aがキャップ本体Fの中板部58上面に当接することにより、中板部58内をシールすることができる。
再度開蓋する際には、閉蓋状態を維持するキャップ本体Fの蓋係合部62外側および膨出部63と、上蓋Gの係合凹部69との嵌合を外すだけなので、摘み部71を上方に押し上げるだけで簡単に開蓋できる。
以下、第2実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、異なる構成部分のみ異なる符号を付して相違点を中心に説明する。
頂壁65は、下面から、密封筒67と、先端部68aがキャップ本体Fの中板部58上面に溶着されるインナーリング68とが垂設されている。
また、側周壁80外周の背面側中央の装着段部82には、さらに下方に凹設された指掛け下凹部84が形成されている。
上摘み部86は、下面86aが指掛けリング部85の下面85bと面一となるとともに、セット時に下摘み部83の上面83aと当接するように形成されている。
本実施例のヒンジキャップは、図12に示すように、上蓋Jをキャップ本体Fに対して開蓋し、上蓋Jに連結部Lを介して開封用リングKを連設した状態で金型を用いた射出成形によって一体成形で製造される。
一体成形したヒンジキャップは、まず、上蓋Jに連結部Lを支点に開封用リングKを回動させ、上蓋Jの装着段部82に開封用リングKを嵌着する。
次に、キャップ本体FにヒンジCを支点に上蓋Jを回動して閉蓋状態にし、上蓋Jのインナーリング68の先端部68aとキャップ本体Fの中板部58の当接部を後加工して溶着し、中板部58の内方を密封する。
最後に、閉蓋されたヒンジキャップは、内容物が充填された容器本体Eの口部1に打栓して装着され、ヒンジキャップを装着した容器となる。
再度開蓋する際には、閉蓋状態を維持するキャップ本体Fの蓋係合部62外側および膨出部63と、上蓋Jの係合凹部69との嵌合を外すだけなので、開封用リングKを装着した上蓋Jの下摘み部83に指等を掛け、上方に押し上げるだけで簡単に開蓋できる。
その他の作用効果については、第2実施例と同様である。
B、G、J 上蓋
C ヒンジ
D キャップカバー
E 容器本体
H、K 開封用リング
I、L 連結部
α、β 注出口
1 口部
2 係合突条
5、55 装着部
6、56 注出筒
7 隔壁
10、60 内筒
11、61 外筒
12、62 蓋係合部
13、63 膨出部
14、64 係合突部
15 係止段部
20 上壁部
21 薄肉弱化部
22 移行栓部
25 底壁
26 保持立壁
27 引上部
28 段部
29 係着突部
30、65 頂壁
31、66、80 側周壁
32、67 密封筒
33 保持受壁
34 係合穴部
35 係着部
36、69 係合凹部
37、71 摘み部
40 開口部
41 天壁
42 連結板
43 指掛けリング板(開封用リング)
44 外周壁
45 弱化片
46 持ち上げ突部
47 屈曲部
48 指掛け部
50 摘み係合穴(係合部)
51 拡径段部
52 係止突部
57 傾斜部
58 中板部
66a 正面部
66b 側周面部
68 インナーリング
68a 先端部
70 切欠き部
72、82 装着段部
72a、82a 周面
72b、82b 底面
73、84 指掛け下凹部
75 切欠けリング部
75a、85a 内側面
75b、85b、86a 下面
76 切欠け端部
77、87 指掛け上凹部
83 下摘み部
83a 上面
85 指掛けリング部
86 上摘み部
Claims (4)
- 容器本体に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とを備えるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器本体の口部に装着される装着部と、装着部の内方を閉塞する隔壁と、隔壁に画成され、上蓋の最初の開蓋時に開封される注出口とを備え、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂下される側周壁と、側周壁のヒンジと反対側から突設される摘み部とを備え、
開封時に、上蓋の摘み部側を引き上げる開封用リングを備え、
開封用リングは、ヒンジキャップを覆うように装着されるキャップカバーの天面に設けられることを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップカバーは、上蓋の頂壁を覆う天壁と、天壁の周縁から垂下され、側周壁からキャップ本体の装着部までを覆う外周壁とを備え、
開封用リングは、天壁の摘み部側を支点にヒンジ側から上方に持ち上げ可能に設けられ、
外周壁は、上蓋の摘み部に係合する係合部を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 容器本体に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とを備えるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器本体の口部に装着される装着部と、装着部の内方を閉塞する隔壁と、隔壁に画成され、上蓋の最初の開蓋時に開封される注出口とを備え、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂下される側周壁と、側周壁のヒンジと反対側から突設される摘み部とを備え、
開封時に、上蓋の摘み部側を引き上げる開封用リングを備え、
開封用リングは、上蓋の側周壁と一体に形成され、摘み部側を支点にヒンジ側から上方に持ち上げ可能に設けられることを特徴とするヒンジキャップ。 - 開封用リングは、側周壁の摘み部先端を屈曲部として持ち上げ可能に設けられることを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。
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