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JP7656527B2 - 燃料電池ユニットの検査方法 - Google Patents
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JP7656527B2 - 燃料電池ユニットの検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池ユニットの検査方法に関する。
従来、燃料ガスが充填された高圧タンクと、燃料電池スタックと、複数のコンバータ(DC/DCコンバータ)と、バッテリとを有している燃料電池ユニットが知られている(例えば、特許文献1)。従来の燃料電池ユニットでは、燃料ガスを用いて燃料電池スタックが発電した電力やバッテリからの電力が、複数のコンバータにより低圧の第1電圧と、高圧の第2電圧とに変換され、適宜用いられている。
特開2007-149621号公報
特許文献1に開示の燃料電池ユニットでは、燃料電池ユニットの整備、点検時等において、電力供給対象から降ろされた状態で、第1電圧に係る第1回路と、第2電圧に係る第2回路とのそれぞれが正常に動作することを検査することが求められる場合がある。しかしながら、燃料電池ユニットが電力供給対象から降ろされた状態において、高圧の燃料ガスのタンクを開状態にして燃料電池スタックが電力を発電することは、高圧ガス保安法の観点から、困難である場合があった。一方で、燃料電池ユニットが電力供給対象に搭載されている状態において検査を行った結果、整備の必要が生じた場合、整備のために燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろす手間が生じる場合がある。
上記目的を達成する燃料電池ユニットの検査方法は、燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給する燃料ガスが充填された燃料タンクと、前記燃料タンクを開閉可能な開閉部と、第1電圧で動作する第1回路と、前記第1電圧を生じさせる第1電圧バッテリとを備える燃料電池ユニットの検査方法であって、前記燃料電池ユニットに、不具合の有無を検出する不具合検出部を有する制御装置が接続され、前記不具合検出部は、前記開閉部の閉状態、且つ前記燃料電池スタックを動作させない状態において、前記第1電圧バッテリの電力供給によって動作する前記第1回路内の不具合の有無を検出する第1検査を行う、ことを特徴とする。
かかる構成によれば、燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろした状態のまま、簡便に整備、点検することができる。
上記燃料電池ユニットの検査方法において、前記第1回路は、前記第1回路内で前記第1電圧によって動作する第1電圧系補機を有し、前記不具合は、前記第1電圧系補機の故障および又は断線短絡に関する不具合であってもよい。
かかる構成によれば、整備、点検によって、第1電圧系補機の故障および又は断線短絡に関する不具合箇所の整備、点検を行うことができる。
上記目的を達成する燃料電池ユニットの検査方法は、燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給する燃料ガスが充填された燃料タンクと、前記燃料タンクを開閉可能な開閉部と、前記燃料電池スタックと前記燃料タンクとを接続する配管と、第1電圧で動作する第1回路と、前記第1電圧とは異なる第2電圧で動作する第2回路と、を備える燃料電池ユニットの検査方法であって、前記燃料電池ユニットに、不具合の有無を検出する不具合検出部を有する制御装置が接続され、前記開閉部の閉状態において、前記配管内に残存する水素を使って前記燃料電池スタックが発電を行い、前記第2電圧を生じさせ、前記不具合検出部は、前記開閉部の閉状態において、前記燃料電池スタックの電力供給によって動作する前記第2回路内の不具合の有無を検査する第2検査を行う、ことを特徴とする。
かかる構成によれば、燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろした状態のまま、簡便に整備、点検することができる。
上記燃料電池ユニットの検査方法において、前記燃料電池ユニットは、前記第2電圧を前記第1電圧に変換する変換部を更に備え、前記変換部は、前記燃料電池スタックが発電した前記第2電圧の電力を前記第1電圧の電力に変換し、前記不具合検出部は、前記開閉部の閉状態において、前記変換部の電力供給によって前記第1回路内の不具合の有無を検出する第1検査を更に行ってもよい。
かかる構成によれば、燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろした状態のまま、第1回路と、第2回路とに係る整備、点検を効率よく実施することができる。
上記燃料電池ユニットの検査方法において、前記燃料電池ユニットは、前記第1電圧を生じさせる第1電圧バッテリを更に備え、前記不具合検出部は、前記第1電圧バッテリの電力供給によって動作する前記第1回路内の不具合の有無を検出する第1検査を更に行ってもよい。
かかる構成によれば、燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろした状態のまま、第1回路と、第2回路とに係る整備、点検を効率よく実施することができる。
上記燃料電池ユニットの検査方法において、前記燃料電池ユニットは、前記燃料電池スタック、前記燃料タンク、前記第1回路、及び前記第2回路を収容する収容部を画定するフレームと、前記収容部を覆う蓋部と、前記蓋部が前記収容部を覆っている状態であるか否かを検出する開閉検出部と、を備え、前記不具合検出部は、前記蓋部が前記フレームを覆っている状態であることが前記開閉検出部により検出された場合、前記第2検査を行ってもよい。
かかる構成によれば、蓋部を閉状態にしたまま燃料電池ユニットを整備、点検を実施することができる。
上記燃料電池ユニットの検査方法において、前記第2回路は、前記第2回路内で前記第2電圧によって動作する第2電圧系補機を有し、前記不具合は、前記第2電圧系補機の故障および又は断線短絡に関する不具合であってもよい。
かかる構成によれば、整備、点検によって、第2電圧系補機の故障および又は断線短絡に関する不具合箇所の整備、点検を行うことができる。
本発明によれば、燃料電池ユニットを電力供給対象から降ろした状態のまま、簡便に整備、点検する燃料電池ユニットの検査方法を提供することができる。
燃料電池ユニットの構成の一例を示す図である。 燃料電池ユニットの電気系部品に関する構成の一例を示す図である。 第1回路の検査の一例を示すフローチャートである。 第2回路の検査の一例を示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、図面を参照し、燃料電池ユニットの検査方法を具体化した実施形態について説明する。本実施形態において、燃料電池ユニット10は、図示しない産業車両に搭載され、産業車両の各部に電力を供給する。産業車両は、「電力供給対象」の一例である。
[全体構成]
図1に示すように、燃料電池ユニット10は、蓋部11と、フレーム12と、燃料電池スタック21と、エアコンプレッサ15と、水素タンク30と、開閉部40と、配管50と、後述する電気系部品と、開閉検出部60とを備える。配管50は、燃料電池スタック21と、開閉部40とを接続し、開閉部40の開状態において燃料電池スタック21に水素タンク30に充填された水素ガスを供給する。水素ガスは、「燃料ガス」の一例であり、水素タンク30は、「燃料タンク」の一例である。
燃料電池ユニット10が備える各部は、蓋部11と、フレーム12とにより構成されたケース内に固定されて収容される。詳しくは、フレーム12は、燃料電池ユニット10が備える各部を収容する収容部を備え、収容部を画定する。蓋部11は、収容部を覆うように構成される。開閉検出部60は、フレーム12に蓋部11が取り付けられ、蓋部11が収容部を覆っている閉状態であるか否かを検出する。開閉検出部60は、例えば、フレーム12に蓋部11が取り付けられることに伴い押圧されて導通するスイッチ等により実現される。燃料電池ユニット10の点検者は、蓋部11がフレーム12から取り外されることにより、燃料電池ユニット10が備える各部を視認したり、直接触れたりすることができる。
エアコンプレッサ15は、電動モータによって駆動する電動圧縮機である。エアコンプレッサ15は、燃料電池スタック21に空気を供給する。燃料電池スタック21への空気の供給量は、電動モータの電圧(回転数)を制御することで調整可能である。開閉部40は水素タンク30を開閉可能である。開閉部40の開閉は、図示しないタンクバルブで行われる。開閉部40は、産業車両が備える図示しないECU(Electronic Control Unit)や、燃料電池ユニット10の点検時に用いられる制御装置の制御に伴い、開閉される。水素ガスは、開閉部40の開状態において、水素タンク30から燃料電池スタック21に供給され、開閉部40の閉状態において、水素タンク30から燃料電池スタック21に供給されない。
図2に示すように、燃料電池ユニット10は、燃料電池スタック21と、電気系部品として、第2電圧コンバータ22と、キャパシタ23と、第2電圧系補機24と、第1電圧コンバータ25と、第1電圧バッテリ26と、第1電圧系補機27とを備える。燃料電池ユニット10が備える構成のうち、第1電圧コンバータ25と、第1電圧バッテリ26と、第1電圧系補機27とは、第1電圧で動作する第1回路CT1である。また、燃料電池ユニット10が備える構成のうち、燃料電池スタック21と、電気系部品としての、第2電圧コンバータ22と、キャパシタ23と、第2電圧系補機24とは、第2電圧で動作する第2回路CT2である。第1電圧と、第2電圧とは、互いに異なる電圧であって、第1電圧と、第2電圧とでは、第1電圧の方が低い電圧である。第1電圧とは、例えば、直流電圧12[V]であって、第2電圧とは、例えば、直流電圧48[V]である。
第1回路CT1にかかる構成は、例えば、正極線PL1と、負極線NL1とにより接続される。また、第2回路CT2にかかる構成は、例えば、正極線PL2と、負極線NL2とにより接続される。また、産業車両の各部と、第1電圧コンバータ25とには、正極線PL2と、負極線NL2とが接続され、第2電圧の電力が供給される。
燃料電池スタック21は、複数の燃料電池セルをスタック化して実現される。燃料電池セルは、例えば、固体分子型燃料電池である。燃料電池スタック21は、燃料ガスと、酸化剤ガスとの化学反応によって発電を行う。燃料電池スタック21では、水素タンク30に充填される水素ガスを燃料ガスとし、エアコンプレッサ15から供給される空気中の酸素を酸化剤ガスとして発電が行われる。
第2電圧コンバータ22は、燃料電池スタック21が発電した電力を第2電圧の電力に変換するDC/DCコンバータである。キャパシタ23は、第2電圧コンバータ22が変換した第2電圧の電力を蓄える。第2電圧系補機24は、第2電圧コンバータ22が変換した第2電圧により駆動する電装品である。第2電圧系補機24は、エアコンプレッサ15の他、水素ポンプ、冷却水ポンプである。
第1電圧コンバータ25は、第2電圧コンバータ22が変換した第2電圧の電力を第1電圧の電力に変換するDC/DCコンバータである。第1電圧バッテリ26は、第1電圧コンバータ25が変換した第1電圧の電力を蓄える。第1電圧系補機27は、第1電圧コンバータ25が変換した第1電圧により駆動する電装品である。第1回路CT1は、第1電圧バッテリ26によって駆動することが可能である。つまり、第1検査を行うのに、既存の第1電圧バッテリ26を使って、第1回路CT1を動作させればよい。第1回路CT1は、燃料電池スタック21を電源としなくても動作が可能な回路である。第1電圧コンバータ25は、「変換部」の一例である。
[燃料電池ユニット10の点検について]
高圧ガス保安法上、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、開閉部40を開状態にして、水素タンク30に充填された水素ガスを燃料電池スタック21に供給することができない。以降の説明では、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、水素タンク30を開状態にして水素タンク30に充填された水素ガスを用いることなく、燃料電池ユニット10の検査方法について説明する。
燃料電池スタック21には、燃料電池ユニット10の点検時において、点検に用いられる制御装置100が接続される。制御装置100は、不具合検出部を有する。本実施形態の不具合検出部は、第1回路CT1内の不具合の有無、及び第2回路CT2内の不具合の有無を検出する。燃料電池スタック21は、制御装置100が有する不具合検出部の制御に基づいて、各種検査を実行する。以降の説明において、第1回路CT1の検査を第1検査と記載し、第2回路CT2の検査を第2検査と記載する。
[第1回路CT1の検査について]
以下、図3を用いて、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、第1回路CT1を検査する場合の詳細について説明する。図3に示すフローチャートは、燃料電池ユニット10のうち、第1回路CT1の検査に係る手順を示すフローチャートである。第1回路CT1の検査において、蓋部11は、フレーム12に取り付けられた閉状態であってもよく、フレーム12から取り外された開状態であってもよい。また、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、開閉部40は、閉じられており、水素タンク30は、燃料電池スタック21に水素ガスを供給していない。
まず、制御装置100は、第1回路CT1の第1検査の実行を指示する(ステップS100)。これに伴い、第1回路CT1のうち、第1電圧系補機27が、第1電圧バッテリ26に蓄えられた電力を用いて動作する。この時の動作は、例えば、産業車両のキーオン時の動作と同様であって、起動時及び通常運転時に行われる各種点検動作である。詳しくは、第1電圧系補機27には、例えば、温度センサ、圧力センサ、各種リレー、電圧センサ、及び電流センサ等が含まれる。各種点検動作は、センサ類やリレー類の不具合の有無を検知するものであり、例えば、各種センサが正常な値を検出できているか、リレーの溶着等が発生していないか、各種接続が断線、又は短絡等をしていないか等を確認する動作である。
制御装置100の不具合検出部は、第1回路CT1より点検結果を取得し、第1回路CT1の不具合の有無を検出する(ステップS102)。制御装置100の不具合検出部は、例えば、各種点検動作の結果、各種センサが正常な値を検出できていない、リレーの溶着等が発生している、又は各種接続が断線、又は短絡等をしていることを、第1回路CT1の不具合として検出する。制御装置100は、第1回路CT1の不具合を検出しない場合、処理を終了する。
制御装置100の不具合検出部が第1回路CT1の不具合を検出した場合、点検者は、第1回路CT1のうち、不具合箇所の点検に対応する(ステップS104)。制御装置100は、例えば、自装置が備える表示部等により不具合箇所を示す情報を表示して、点検者に情報を提供してもよい。不具合箇所を示す情報とは、例えば、エラーコード等である。また、点検者が不具合箇所の点検に対応する場合、第1回路CT1、及び第2回路CT2は、停止状態に制御される。
[第2回路CT2の検査について]
以下、図4を用いて、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、第2回路CT2を検査する場合の詳細について説明する。図4に示すフローチャートは、燃料電池ユニット10のうち、第2回路CT2の検査に係る手順を示すフローチャートである。第2回路CT2の検査において、蓋部11は、フレーム12に取り付けられた閉状態である。また、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、開閉部40は、閉じられており、水素タンク30は、燃料電池スタック21に水素ガスを供給していない。
まず、制御装置100の不具合検出部は、開閉検出部60の検出結果に基づいて、蓋部11が閉状態であるか否かを判定する(ステップS200)。制御装置100の不具合検出部は、蓋部11が閉状態ではないと判定した場合、点検者は、蓋部11をフレーム12に取り付け、閉状態にする(ステップS202)。制御装置100の不具合検出部は、例えば、蓋部11が閉状態ではないと判定した場合、自装置が備える通知部等により蓋部11が開状態であることを点検者に通知してもよい。
蓋部11が閉状態である場合、制御装置100の不具合検出部は、第2回路CT2の第2検査の実行を指示する(ステップS204)。配管50には、試運転や前回の運転で使用されなかった水素ガスが残存している。ステップS204の指示に伴い、第2回路CT2のうち、燃料電池スタック21が、配管50に残存する水素ガスを用いて発電を行う。そして、第2電圧コンバータ22が、燃料電池スタック21が発電した電力を第2電圧の電力に変換する。第2電圧系補機24には、第2電圧コンバータ22が変換した第2電圧の電力がキャパシタ23を介して供給され、動作する。この時の動作は、例えば、産業車両のキーオン時の動作と同様であって、起動時及び通常運転時に行われる各種点検動作である。詳しくは、第2電圧系補機24には、例えば、エアコンプレッサ15、水素ポンプ、冷却水ポンプ等が含まれる。各種点検動作は、例えば、発電動作が正常に行われるか、エアコンプレッサ15、水素ポンプ、冷却水ポンプが故障していないか、断線短絡が生じていないか等を確認する動作である。
制御装置100の不具合検出部は、第2回路CT2より点検結果を取得し、第2回路CT2に不具合の有無を検出する(ステップS206)。制御装置100は、例えば、各種点検動作の結果、発電動作に不具合があることを、第2回路CT2の不具合として検出する。制御装置100の不具合検出部は、第2回路CT2の不具合を検出しない場合、処理を終了する。
制御装置100の不具合検出部は、第2回路CT2の不具合を検出した場合、点検者は、第2回路CT2のうち、不具合箇所の点検に対応する(ステップS208)。制御装置100は、例えば、自装置が備える表示部等によりエラーコード等を表示して、点検者に情報を提供してもよい。また、点検者が不具合箇所の点検に対応する場合、第1回路CT1、及び第2回路CT2は、停止状態に制御される。
[実施形態の作用効果]
上記実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、制御装置100の不具合検出部は、開閉部40の閉状態、且つ燃料電池スタック21を動作させない状態において、第1電圧バッテリ26の電力供給によって動作する第1回路CT1内の不具合の有無を検出する第1検査を行う。
一般に、第1回路CT1の第1検査が行われる場合、第1回路CT1は、燃料電池スタック21が水素ガスを用いて発電した電力を用いて動作する。一方、上述したように、高圧ガス保安法上、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、水素タンク30の開閉部40を開状態にして水素タンク30に充填された水素ガスを、燃料電池スタック21に供給することができない。
本実施形態において、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、第1回路CT1の第1検査は、第1電圧バッテリ26に蓄えられた電力により行われる。かかる構成によれば、水素タンク30に充填された水素ガスを用いずに、燃料電池ユニット10を産業車両に戻すことなく、降ろした状態のまま、簡便に整備、点検することができる。
(2)第1回路CT1は、第1回路CT1内で第1電圧によって動作する第1電圧系補機27を有し、不具合は、第1電圧系補機27の故障および又は断線短絡に関する不具合である。かかる構成によれば、制御装置100の不具合検出部は、第1電圧系補機27の故障および又は断線短絡に関する不具合の有無を検査することができ、不具合箇所の整備、点検を行うことができる。
(3)燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、制御装置100の不具合検出部は、開閉検出部60により蓋部11が収容部を覆っている状態であることが検出され、且つ開閉部40の閉状態において、配管50内に残存する水素を使って燃料電池スタック21が発電を行い、第2回路CT2内の不具合の有無を検出する第2検査を行う。
一般に、第2回路CT2の第2検査が行われる場合、第2回路CT2は、燃料電池スタック21が水素ガスを用いて発電した電力を用いて動作する。一方、上述したように、高圧ガス保安法上、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、水素タンク30の開閉部40を開状態にして、水素タンク30に充填された水素ガスを、燃料電池スタック21に供給することができない。
本実施形態において、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、第2回路CT2の第2検査は、配管50に残存する水素ガスを用いて、燃料電池スタック21が発電した電力により行われる。かかる構成によれば、水素タンク30に充填された水素ガスを用いずに、燃料電池ユニット10を産業車両に戻すことなく、降ろした状態のまま、簡便に整備、点検することができる。
また、燃料電池ユニット10が産業車両から降ろされた状態において、蓋部11がフレーム12から取り外され、開状態である場合がある。この場合、第2回路CT2の第2検査が実施されると、高圧である第2電圧の電力により動作する第2回路CT2の各部や、正極線PL2,負極線NL2が露出した状態で点検者が作業する場合がある。一方、本実施形態によれば、制御装置100は、開閉検出部60により蓋部11がフレーム12に取り付けられた閉状態であることが検出されている場合に、第2回路CT2の第2検査を行う。したがって、かかる構成によれば、燃料電池ユニット10を産業車両から降ろした状態にしつつ、蓋部11を閉状態にしたまま整備、点検することができる。
(4)第2回路CT2は、第2回路CT2内で第1電圧によって動作する第2電圧系補機24を有し、不具合は、第2電圧系補機24の故障および又は断線短絡に関する不具合である。かかる構成によれば、制御装置100の不具合検出部は、第2電圧系補機24の故障および又は断線短絡に関する不具合の有無を検査することができ、不具合箇所の整備、点検を行うことができる。
上記各実施形態は以下のように変更してもよい。なお、上記実施形態および以下の各別例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせてもよい。
〇上述では、第1回路CT1に係る第1検査と、第2回路CT2に係る第2検査とが、図3、及び図4に示す別々の手順により実施される場合について説明したが、これに限られない。第1検査と、第2検査とは、一連の手順において、一度に実施されてもよい。この場合、ステップS202と、ステップS204との間、又はステップS204と、ステップS206との間に、ステップS100の処理を実行する。また、この場合、ステップS206では、第1回路CT1の不具合の有無を検出し、且つ第2回路CT2の不具合の有無を検出する。制御装置100は、第1回路CT1、又は第2回路CT2の少なくとも一方の不具合を検出した場合、処理をステップS208に進める。
〇配管50に残存する水素が多ければ、配管50に残存する水素により燃料電池スタック21が発電を行って、第1検査および第2検査を行ってもよい。詳しくは、配管50に残存する水素により燃料電池スタック21が発電した第2電圧の電力を、第1電圧コンバータ25が第1電圧の電力に変換し、第1回路CT1を動作させる。制御装置100の不具合検出部は、第1電圧コンバータ25が変換した電力を用いて第1回路CT1を動作させた状態で、第1検査を行う。一方で、第1電圧バッテリ26には、第1検査を実施するために第1回路CT1を動作させる電力が十分に蓄電されている場合がある。この場合、残存する水素により燃料電池スタック21が発電している場合であっても、第1電圧バッテリ26に蓄えられた電力を用いて第1回路CT1を動作させてもよい。制御装置100の不具合検出部は、第1電圧バッテリ26に蓄えられた電力を用いて第1回路CT1を動作させた状態で、第1検査を行う。また、第1電圧バッテリ26には、第1検査を実施するために第1回路CT1を動作させる電力が十分に蓄電されていない場合がある。この場合、制御装置100の不具合検出部は、第1電圧コンバータ25が変換した電力と、第1電圧バッテリ26に蓄えられた電力とのうち、一方、または両方を用いて第1回路CT1を動作させた状態で、第1検査を行ってもよい。
かかる構成によれば、燃料電池ユニット10を産業車両から降ろした状態のまま、安全に整備、点検することができ、且つ第1検査と第2検査とを別々の手順に実施する場合に比して、効率的に検査を実施することができる。
〇燃料電池ユニット10を収容する構成は、蓋部11と、フレーム12とに限られず、別の態様であってもよい。詳しくは、燃料電池ユニット10が備える各部を収容可能であって、且つ整備、点検時以外には外部から各部を触れられない構成であれば、いずれの構成であってもよい。
〇上述では、開閉検出部60により蓋部11が収容部を覆っている状態であることが検出された場合に、第1回路CT1に係る第1検査と、第2回路CT2に係る第2検査とを実施する場合について説明したが、これに限られない。蓋部11がフレーム12から取り外された開状態であっても、第1回路CT1に係る第1検査と、第2回路CT2に係る第2検査とを実施してもよい。
〇上述では、燃料電池ユニット10の電力供給対象が産業車両である場合について説明したが、これに限られない。燃料電池ユニット10は、例えば、乗用車、航空機、船舶等の産業車両以外の移動体や、電力供給設備等に設けられ、それらの機器に電力を供給してもよい。
10…燃料電池ユニット、11…蓋部、12…直流電圧、12…フレーム、21…燃料電池スタック、22…第2電圧コンバータ、23…キャパシタ、24…第2電圧系補機、25…第1電圧コンバータ、26…第1電圧バッテリ、27…第1電圧系補機、30…水素タンク、40…開閉部、48…直流電圧、50…配管、60…開閉検出部、100…制御装置、CT1…第1回路、CT2…第2回路、NL1、NL2…負極線、PL1、PL2…正極線。

Claims (5)

  1. 燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックに供給する燃料ガスが充填された燃料タンクと、前記燃料タンクを開閉可能な開閉部と、前記燃料電池スタックと前記燃料タンクとを接続する配管と、第1電圧で動作する第1回路と、前記第1電圧とは異なる第2電圧で動作する第2回路と、を備える燃料電池ユニットの検査方法であって、
    前記燃料電池ユニットに、不具合の有無を検出する不具合検出部を有する制御装置が接続され、
    前記開閉部の閉状態において、前記配管内に残存する水素を使って前記燃料電池スタックが発電を行い、前記第2電圧を生じさせ、
    前記不具合検出部は、前記開閉部の閉状態において、前記燃料電池スタックの電力供給によって動作する前記第2回路内の不具合の有無を検査する第2検査を行う、
    ことを特徴とする燃料電池ユニットの検査方法。
  2. 前記燃料電池ユニットは、前記第2電圧を前記第1電圧に変換する変換部を更に備え、
    前記変換部は、前記燃料電池スタックが発電した前記第2電圧の電力を前記第1電圧の電力に変換し、
    前記不具合検出部は、前記開閉部の閉状態において、前記変換部の電力供給によって前記第1回路内の不具合の有無を検出する第1検査を更に行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の燃料電池ユニットの検査方法。
  3. 前記燃料電池ユニットは、前記第1電圧を生じさせる第1電圧バッテリを更に備え、
    前記不具合検出部は、前記第1電圧バッテリの電力供給によって動作する前記第1回路内の不具合の有無を検出する第1検査を更に行う、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の燃料電池ユニットの検査方法。
  4. 前記燃料電池ユニットは、前記燃料電池スタック、前記燃料タンク、前記第1回路、及び前記第2回路を収容する収容部を画定するフレームと、前記収容部を覆う蓋部と、前記蓋部が前記収容部を覆っている状態であるか否かを検出する開閉検出部と、を備え、
    前記不具合検出部は、前記蓋部が前記フレームを覆っている状態であることが前記開閉検出部により検出された場合、前記第2検査を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の燃料電池ユニットの検査方法。
  5. 前記第2回路は、前記第2回路内で前記第2電圧によって動作する第2電圧系補機を有し、
    前記不具合は、前記第2電圧系補機の故障および又は断線短絡に関する不具合である、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の燃料電池ユニットの検査方法。
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