JP7659382B2 - 第一級および第二級アミン化合物の製造方法 - Google Patents
第一級および第二級アミン化合物の製造方法 Download PDFInfo
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[1]第一級または第二級アミン化合物の製造方法であって、
下記一般式(1)
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドとを、
下記一般式(3)
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基であり、
R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(4)
R9は、 水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(5)
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または、
下記一般式(6)
Aは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベンであり、
R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表される有機イリジウム化合物存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。
下記一般式(1)
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドとを、
下記一般式(7)
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基である、
で表される有機イリジウム化合物と、
下記一般式(8)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(9)
R9は、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(10)
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または
下記一般式(11)
R18は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよい、
A’は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベン前駆体であり、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
Yはアニオン性基である、
で表される有機化合物との存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。
下記一般式(1)
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドから調製されたヘミアミナールエーテル、イミン、またはエナミンを、
下記一般式(3)
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基であり、
R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(4)
R9は、 水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(5)
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または、
下記一般式(6)
Aは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベンであり、
R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表される有機イリジウム化合物存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。
下記一般式(1)
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドから調製されたヘミアミナールエーテル、イミン、またはエナミンを、
下記一般式(7)
Arは、1または2以上の水素原子が前期置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基であり、
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基である、
で表される有機イリジウム化合物と、
下記一般式(8)
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(9)
R9は、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(10)
R7およびlは前記と同じ意味を有し、
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または
下記一般式(11)
R18は、C1~C20のスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよい、
A’は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベン前駆体であり、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
Yはアニオン性基である、
で表される有機化合物との存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。
[6]酸化的な脱保護を、過ヨウ素酸、過ヨウ素酸塩または四酢酸鉛を酸化剤として用いて実施する前記[1]~[5]のいずれかに記載の方法。
本発明は、前記一般式(1)で表されるアミノアルコールと一般式(2)で表されるアルデヒド化合物とを、前記一般式(3)、一般式(4)、一般式(5)または一般式(6)で表される有機イリジウム化合物の存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および窒素上の2-ヒドロキシエチル骨格を有する置換基を酸化的に脱保護する工程を含む、第一級または第二級アミン化合物を製造する方法である。
本発明において「窒素上の2-ヒドロキシエチル骨格を有する置換基」は前記一般式(A)で表される部位を意味する。
式中、R1は、水素原子、1または2以上の水素原子が置換基Wで置換されていてもよいC1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基である。
なお、本明細書において、炭化水素基とは、炭素骨格およびそれに結合する水素原子からなる基を意味し、飽和もしくは不飽和の鎖状もしくは環状の炭化水素基を含む。例えば、飽和または不飽和の鎖状炭化水素基としては、直鎖または分枝鎖アルキル基、アルケニル基、アルキニル基が、飽和または不飽和の環状炭化水素としては、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基、アリール基およびこれら環状炭化水素基の1または2以上の水素原子が、飽和または不飽和の鎖状炭化水素基により置換されたもの、例えば、アラルキル基、アリールアルキル基などが挙げられる。
置換基Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のスルフェニル基、C1~20のスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基である。
nは1または2であり、nが2である場合、R1は存在しないことを意味する。nは1であることが好ましい。
式中、R6は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよいC1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のカルボキシル基、C1~C20の炭素原子で結合するエステル基、C1~C20の炭素原子で結合するアミド基、C1~C20のアシル基である。
ヘミアミナールエーテル、イミンまたはエナミンは、前述の一般式(1)で表されるアミノアルコールと一般式(2)で表されるアルデヒド化合物を原料として、系中で生成または独立して合成したものであってもよい。
上記一般式(3)中、Arは、1または2以上の水素原子が前期置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基である。
式中、Ar、XおよびR7は前記と同じ意味を有する。
式中、Ar、X、R7、lは前記と同じ意味を有する。
式中、Ar、Xは前記と同じ意味を有し、
Aを構成する複素環は、少なくともカルベン構造を有する複素環を含んで構成される。カルベン構造を有する複素環は、環員として2つの窒素原子と1以上の炭素原子を含み、2つの窒素原子が1つの炭素原子を挟み、当該炭素原子がカルベン構造を形成するように構成される。これにより、Aは、カルベン配位子としてIrに配位することができる。
Aは、単環式基であってもよいし、多環式基であってもよい。
Aが単環式基である場合、Aは、上述したカルベン構造を有する複素環のみを環構造として有する複素単環式基である。
一方で、Aが多環式基である場合、Aは、上述したカルベン構造を有する複素環に加え、さらに1または2以上の環を含む。この場合、それぞれの環は、スピロ結合または縮合により互いに結合するか、他の環を架橋することにより形成されることができる。好ましくは、それぞれの環は、縮合により互いに結合している。
また、カルベン構造を有する複素環は、2つの窒素原子と1以上の炭素原子を含んで構成されるが、環員原子としてさらに1以上のヘテロ原子を含んでいてもよい。このようなヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子および硫黄原子が挙げられる。
カルベン構造を有する複素環としては、これに限定されないが、例えば、イミダゾール環、イミダゾリン環、イミダゾリジン環、1,2,4-トリアゾール環、テトラゾール環、オキサゾリン環、オキサゾール環、オキサゾリジン環、チアゾリン環、チアゾール環、チアゾリジン環等のカルベン化した環が挙げられる。特に、Aが、カルベン構造を有する複素環として、イミダゾール環、イミダゾリン環またはイミダゾリジン環を含んで構成される単環または多環式カルベンであることが好ましい。
また、A中のカルベン構造を有する複素環以外の環は、それぞれ、炭化水素環であってもよいし、複素環であってもよい。複素環である場合、当該環は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群から選択される1または2以上のヘテロ原子を含む。
また、Aを構成する各環の環員数は、これに限定するものではないが、例えば、4~8であり、好ましくは4~6である。特に、カルベン構造を有する複素環の環員数は、好ましくは4~6であり、より好ましくは5である。
上述した中でも、反応性、および、触媒活性の観点から、イミダゾール環、イミダゾリン環のカルベン化した環が好ましく、イミダゾール環のカルベン化した環がより好ましい。
すなわち、一般式(7)で表される有機イリジウム化合物と、一般式(8)、一般式(9)、一般式(10)または一般式(11)で表される有機化合物が、反応系内でそれぞれ一般式(3)、一般式(4)、一般式(5)または一般式(6)に相当する有機イリジウム化合物を形成し、触媒として機能するものである。
で表され、Ar、Xは前記と同じ意味を有する。
本発明で用いられる有機化合物は、一般式(8)、
A’は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベン前駆体であり、2つの窒素原子で挟まれた炭素原子上のプロトンが脱離することにより、前述した飽和または不飽和の含窒素複素環カルベンAとなる。すなわち、A’は、前述したAにおけるカルベンを、カルベン前駆体へ読み替えたものと同じ意味を有する。
また、上記反応の反応形式は、特に限定されず、バッチ式、連続式あるいはフロー反応装置のいずれにおいても実施することができる。
また、NMRは、JNM-ECX400P(400MHz,日本電子)を用いて測定した。1H-NMRはテトラメチルシラン(TMS)を内部標準物質に用い、その信号をδ=0(δは化学シフト)とした。
GCは、7890B(Agilent Technologies)を用いて測定した。カラムはHP-5(30m×0.32mm×0.25μm,Agilent Technologies)を用いた。
Cp*IrCl(N-(4-ジメチルアミノフェニル)-4-ジメチルアミノピリジン-2-カルボン酸アミダート)(Ir-PA)、Cp*IrCl(8-キノリノラート)(Ir-QN1)およびCp*IrCl(4-ジメチルアミノ-8-キノリノラート)(Ir-QN2)は、試薬を購入し、使用した。
Cp*IrCl(N-((2,4,6-メシチル)(2-ピリジル)メチル)メタンスルホンアミダート)(Ir-PSA)およびCp*IrCl(5-((3,4,5-トリエチル-4-イミダゾリン-2-イリデン-1-イル)メチル)-1-ピロリジナート-2-オン)(Ir-CA)は、それぞれ特許第6227889号および特許第6254811号に記載の方法を参考に合成した。
アルゴン置換したシュレンク管に、パラアニスアルデヒド(0.136g,1mmol)、酢酸アンモニウム(1.93g,25mmol)、28%アンモニア水(8mL)、エタノール(20mL)を仕込んだ。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.186g,3mmol)を加えて、反応液を還流温度で19時間攪拌した。反応液に約5%水酸化ナトリウム水溶液を加えて攪拌し、塩化メチレンで3回抽出した。塩化メチレン相を合わせて水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して生成物を得た。NMR、GC分析により、目的の4-メトキシベンジルアミンは46%しか生成しておらず、残りは二量体および三量体であった。
アルゴン置換したシュレンク管に、パラアニスアルデヒド(0.681g,5mmol)、テトラヒドロフラン(25mL)を仕込んだ。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.59g,7.5mmol)を加えて、反応液を室温付近で20時間攪拌した。反応液に約5%水酸化ナトリウム水溶液を加えて攪拌し、ジエチルエーテルで2回抽出した。ジエチルエーテル相を合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して生成物を得た。NMR、GC分析により、目的のN-メチル-4-メトキシベンジルアミンは64%しか生成しておらず、残りは二量体であった。
Ir-PA(1.29mg,2μmol)、ギ酸アンモニウム(3.78g,60mmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(20mL)、パラアニスアルデヒド(2.73g,20mmol)、酢酸(2.3mL,40mmol)を加えた。反応液を40℃で18時間激しく攪拌した。反応液に水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、ジエチルエーテルで抽出した。ジエチルエーテル相を水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、生成物を得た。NMR、GC分析により、4-メトキシベンジルアミンは全く生成しておらず、二量体および三量体が生成していた。
Ir-PA(0.53mg,0.823μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(41mL)、パラアニスアルデヒド(5.60g,41.1mmol)、2-アミノエタノール(3.02g,49.4mmol)、ギ酸(5.68g,123mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物6.88gを得た。NMR、GC分析により、99%のN-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミンが、収率92%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.0(br,1H),2.79(t,2H,J=5.0Hz),3.64(t,2H,J=5.0Hz),3.74(s,2H),3.80(s,3H),6.87(m,2H),7.23(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ50.4,52.9,55.3,113.8,129.3,132.2,158.7.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミン(5.71g,31.5mmol)を仕込んだ。メタノール95mL、水95mL、40%メチルアミン水溶液32mL、過ヨウ素酸ナトリウム(17.5g,81.9mmol)を加えて、室温で18時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物3.75gを得た。NMR分析により、4-メトキシベンジルアミンが、収率87%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.5(br,2H),3.80(s,2H),3.80(s,3H),6.87(m,2H),7.23(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ45.9,55.3,113.9,128.2,135.6,158.4.
Ir-PA(1.29mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(20mL)、ベンズアルデヒド(2.12g,20mmol)、2-アミノエタノール(1.47g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で3時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物2.24gを得た。NMR、GC分析により、94%のN-(2-ヒドロキシエチル)ベンジルアミンが、収率70%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.1(br,1H),2.80(m,2H),3.65(m,2H),3.80(s,2H),7.24-7.35(m,5H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ50.5,53.5,60.9,127.1,128.1,128.4,140.1.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)ベンジルアミン(0.509g,3.4mmol)を仕込んだ。メタノール10mL、水10mL、40%メチルアミン水溶液3.4mL、オルト過ヨウ素酸(2g,8.75mmol)を加えて、室温で18時間激しく攪拌した。反応液に5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、塩化メチレンで2回抽出した。塩化メチレン相を合わせて、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物を得た。NMR分析により、ベンジルアミンが生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.5(br,2H),3.87(s,2H),7.22-7.39(m,5H).
Ir-PA(0.65mg,10μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(50mL)、3-ブロモベンズアルデヒド(9.25g,50mmol)、2-アミノエタノール(3.67g,60mmol)、ギ酸(6.91g,150mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物11.1gを得た。NMR、GC分析により、91%のN-(2-ヒドロキシエチル)-3-ブロモベンジルアミンが、収率88%で生成していた
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.1(br,1H),2.79(m,2H),3.66(m,2H),3.78(s,2H),7.17-7.25(m,2H),7.39(m,1H),7.48(s,1H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ50.5,52.9,61.0,122.5,126.6,130.0,130.1,131.1,142.4.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)-3-ブロモベンジルアミン(2.77g,11.8mmol)を仕込んだ。メタノール35mL、水35mL、40%メチルアミン水溶液12mL、過ヨウ素酸ナトリウム(6.55g,30.6mmol)を加えて、室温で20時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物2.06gを得た。NMR分析により、3-ブロモベンジルアミンが、収率94%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.6(br,2H),3.85(s,2H),7.18-7.25(m,2H),7.37(m,1H)、7.48(s,1H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ45.9,122.6,125.6,129.8,130.1,130.1,145.5.
Ir-PA(1.29mg,2.0μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(20mL)、4-シアノベンズアルデヒド(2.62g,20mmol)、2-アミノエタノール(1.47g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物2.92gを得た。NMR、GC分析により、91%のN-(2-ヒドロキシエチル)-4-シアノベンジルアミンが、収率75%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.2(br,1H),2.80(m,2H),3.68(m,2H),3.88(s,2H),7.45(m,2H),7.61(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ50.6,53.0,61.0,110.7,118.8,128.6,132.2,145.7.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)-4-シアノベンジルアミン(1.46g,8.3mmol)を仕込んだ。メタノール25mL、水25mL、40%メチルアミン水溶液8.3mL、過ヨウ素酸ナトリウム(4.62g,21.6mmol)を加えて、室温で20時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物0.89gを得た。NMR分析により、4-シアノベンジルアミンが、収率81%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.5(br,2H),3.96(s,2H),7.45(m,2H),7.63(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ46.0,110.6,119.0,127.7,132.3,148.4.
Ir-PA(1.29mg,2.0μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(20mL)、2-フェニルプロピオンアルデヒド(2.68g,20mmol)、2-アミノエタノール(1.47g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で22時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約5%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物3.28gを得た。NMR、GC分析により、91%のN-(2-ヒドロキシエチル)-2-フェニルプロピルアミンが、収率83%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.27(d,3H,J=6.8Hz),2.73(m,2H),2.79(dd,2H,J=0.8,7.2Hz),2.91(m,1H),3.55(m,2H),7.20-7.34(m,5H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ19.9,40.1,50.7,56.4,60.6,126.4,127.1,127.2,128.6,145.2.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)-2-フェニルプロピルアミン(2.38g,13.3mmol)を仕込んだ。メタノール40mL、水40mL、40%メチルアミン水溶液13.5mL、過ヨウ素酸ナトリウム(7.37g,34.5mmol)を加えて、室温で23時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、MTBEで3回抽出した。MTBE相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物1.61gを得た。NMR分析により、2-フェニルプロピルアミンが、収率90%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.1(br,2H),1.25(d,3H,J=7.2Hz),2.74(m,1H),2.85(m,2H),7.20-7.34(m,5H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ19.3,43.6,49.5,126.3,127.3,128.5,145.0.
Ir-PA(1.29mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(20mL)、シクロヘキサンカルボキシアルデヒド(2.24g,20mmol)、2-アミノエタノール(1.47g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で22時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物2.87gを得た。NMR、GC分析により、97%のN-(2-ヒドロキシエチル)シクロヘキシルメチルアミンが、収率88%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ0.86-0.96(m,2H),1.11-1.30(m,3H),1.44(m,1H),1.66-1.76(m,5H),2.2(br,1H),2.45(d,2H,J=6.9Hz),2.75(m,2H),3.62(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ26.0,26.6,31.4,38.0,51.1,56.2,60.7.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)シクロヘキシルメチルアミン(1.36g,8.66mmol)を仕込んだ。メタノール26mL、水26mL、40%メチルアミン水溶液8.7mL、過ヨウ素酸ナトリウム(4.81g,22.5mmol)を加えて、室温で21時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、ジエチルエーテルで3回抽出した。ジエチルエーテル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物を得た。NMR分析により、シクロヘキシルメチルアミンが生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.5(br,2H),3.80(s,2H),3.80(s,3H),6.87(m,2H),7.23(m,2H).
Ir-PA(1.29mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(2mL)、3-ベンゾチオフェンカルボキシアルデヒド(0.324g,2mmol)、2-アミノエタノール(0.147g,2.4mmol)、ギ酸(0.276g,6mmol)を加えた。反応液を40℃で2時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、ジエチルエーテルで2回抽出した。ジエチルエーテル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物0.37gを得た。NMR、GC分析により、96%のN-(2-ヒドロキシエチル)-3-ベンゾチエニルメチルアミンが、収率83%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.5(br,1H),2.90(m,2H),3.69(m,2H),4.08(s,2H),7.31-7.41(m,3H), 7.82-7.88(m,2H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ47.2,50.7,61.0,121.7,123.0,123.1,124.1,124.4,135.0,138.3,140.7.
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-ヒドロキシエチル)-3-ベンゾチエニルメチルアミン(0.35g,1.7mmol)を仕込んだ。メタノール5mL、水5mL、40%メチルアミン水溶液1.8mL、過ヨウ素酸ナトリウム(0.95g,4.4mmol)を加えて、室温で17時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、塩化メチレンで3回抽出した。塩化メチレン相を併せて、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物を得た。NMR分析により、3-ベンゾチエニルメチルアミンが生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.6(br,2H),4.14(s,2H),7.30-7.42(m,3H), 7.77-7.88(m,2H).
Ir-PA(0.53mg,0.82μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール41mL、4-メトキシベンズアルデヒド(5.6g,41.1mmol)、2-アミノ-1-ブタノール(4.4g,49.4mmol)、ギ酸(5.68g,123mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物8.77gを得た。NMR、GC分析により、96%のN-(2-(1-ヒドロキシ)ブチル)-4-メトキシベンジルアミンが、収率88%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ0.92(t,3H,J=7.3Hz),1.39-1.60(m,2H),2.62(m,1H),3.31(dd,1H,J=6.4,10.5Hz),3.65(dd,1H,J=3.7,10.5Hz),3.68-3.78(m,2H),3.80(s,3H),6.87(m,2H),7.24(m,2H).
構造式は下記のとおりである。
アルゴン置換した4つ口フラスコに、N-(2-(1-ヒドロキシ)ブチル)-4-メトキシベンジルアミン(5.08g,24.3mmol)を仕込んだ。メタノール73mL、水73mL、40%メチルアミン水溶液24mL、過ヨウ素酸ナトリウム(13.5g,63.1mmol)を加えて、室温で18時間激しく攪拌した。不溶物をろ別し、メタノールで洗浄した後、メタノールを減圧下留去した。5%水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物3.39gを得た。NMR分析により、4-メトキシベンジルアミンが、収率81%で生成していた。
Ir-QN2(1.1mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール20mL、3-フェニルプロピオンアルデヒド(2.68g,20mmol)、ジエタノールアミン(2.52g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で21時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物3.99gを得た。NMR、GC分析により、93%のN,N-ジ(2-ヒドロキシエチル)-3-フェニルプロピルアミンが、収率83%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.81(m,2H),2.56-2.64(m,4H),2.65(m,4H),3.60(m,4H),7.17-7.30(m,5H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ28.7,33.5,54.2,56.0,59.7,125.9,128.3,128.4,141.8.
構造式は下記のとおりである。
Ir-QN2(1.1mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール20mL、3-フェニルプロピオンアルデヒド(2.68g,20mmol)、N-メチル-2-アミノエタノール(1.8g,24mmol)、ギ酸(2.76g,60mmol)を加えた。反応液を40℃で21時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物3.54gを得た。NMR、GC分析により、90%のN-(2-ヒドロキシエチル)-N-メチル-3-フェニルプロピルアミンが、収率82%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ1.81(m,2H),2.24(s,3H),2.44(m,2H),2.52(m,2H),2.63(m,2H),2.9(br,1H),3.57(m,2H),7.18-7.30(m,5H).
13C{1H}NMR(CDCl3,100MHz):δ29.0,33.5,41.4,57.1,58.3,58.7,125.8,128.3,128.3,142.1.
構造式は下記のとおりである。
Ir-QN1(1.01mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(2mL)、パラアニスアルデヒド(0.27g,2mmol)、2-アミノエタノール(0.15g,2.4mmol)、ギ酸(0.28g,6mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物0.27gを得た。NMR分析により、N-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミンが、収率73%で生成していた。
Ir-PSA(1.33mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(2mL)、パラアニスアルデヒド(0.27g,2mmol)、2-アミノエタノール(0.15g,2.4mmol)、ギ酸(0.28g,6mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去し、N-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミンが生成していた。
Ir-CA(1.23mg,2μmol)をシュレンク管に仕込み、アルゴン置換した。メタノール(2mL)、パラアニスアルデヒド(0.27g,2mmol)、2-アミノエタノール(0.15g,2.4mmol)、ギ酸(0.28g,6mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去し、N-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミンが生成していた。
アルゴン置換したシュレンク管に、モレキューラーシーブ3A(4.6g)を仕込んだ。トルエン25mL、4-メトキシベンズアルデヒド(3.40g,25mmol)、2-アミノエタノール(1.83g,30mmol)を加えて、室温で18時間攪拌した。不溶物をろ別し、トルエンで洗浄した後、トルエンを減圧下留去して、目的物4.48gを得た。NMR分析により、2-(4-メトキシフェニル)オキサゾリジンが、収率99%で生成していた。
1H NMR(CDCl3,400MHz):δ2.1(br,1H),3.73(m,2H),3.85(s,3H),3.90(m,2h),6.93(m,2H),7.68(m,2H),8.28(s,1H).
アルゴン置換したシュレンク管中の2-(4-メトキシフェニル)オキサゾリジン(2.66g,15mmol)に、Ir-PA(0.19mg,0.3μmol)、メタノール(15mL)、ギ酸(2.1g,45mmol)を加えた。反応液を40℃で24時間激しく攪拌した。反応液を減圧下で濃縮しメタノールを留去した後、約10%水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル相を併せて、水次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去して、目的物を得た。NMR分析により、89%のN-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンジルアミンが生成していた。
Claims (7)
- 第一級または第二級アミン化合物の製造方法であって、
下記一般式(1)
式中、R1は、水素原子、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は置換基Wによって置換されていてもよく、
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
式中、R6は、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、-COOH、カルバモイル基、アセチル基、ベンゾイル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドとを、
下記一般式(3)
式中、Arは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基であり、
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基であり、
R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(4)
式中、Ar、XおよびR7は前記と同じ意味を有し、
R9は、 水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(5)
式中、Ar、X、R7、lは前記と同じ意味を有し、
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または、
下記一般式(6)
式中、Ar、Xは前記と同じ意味を有し、
Aは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベンであり、
R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表される有機イリジウム化合物存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
式中、R2、R3、R4、R5およびnは一般式(1)と同じ意味を有する、
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。 - 第一級または第二級アミン化合物の製造方法であって、
下記一般式(1)
式中、R1は、水素原子、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
式中、R6は、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、-COOH、カルバモイル基、アセチル基、ベンゾイル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドとを、
下記一般式(7)
式中、Arは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基であり、
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基である、
で表される有機イリジウム化合物と、
下記一般式(8)
式中、R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(9)
式中、R7は前記と同じ意味を有し、
R9は、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(10)
式中、R7およびlは前記と同じ意味を有し、
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または
下記一般式(11)
式中、R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよい、
A’は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベン前駆体であり、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
Yはアニオン性基である、
で表される有機化合物との存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
式中、R2、R3、R4、R5およびnは一般式(1)と同じ意味を有する、
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。 - 第一級および第二級アミン化合物の製造方法であって、
下記一般式(1)
式中、R1は、水素原子、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、
で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
式中、R6は、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、-COOH、カルバモイル基、アセチル基、ベンゾイル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドから調製されたヘミアミナールエーテル、イミン、またはエナミンを、
下記一般式(3)
式中、Arは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基であり、
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基であり、
R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(4)
式中、Ar、XおよびR7は前記と同じ意味を有し、
R9は、 水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(5)
式中、Ar、X、R7、lは前記と同じ意味を有し、
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または、
下記一般式(6)
式中、Ar、Xは前記と同じ意味を有し、
Aは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベンであり、
R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表される有機イリジウム化合物存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
式中、R2、R3、R4、R5およびnは一般式(1)と同じ意味を有する、
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。 - 第一級および第二級アミン化合物の製造方法であって、
下記一般式(1)
式中、R1は、水素原子、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Wは、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であり、2以上のWは、一緒になって1または2以上の環を形成してもよく、
Ra、RbおよびRcは、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、環員数6~20のアラルキル基、環員数6~20のヘテロアラルキル基、環員数6~20のアルキルアリール基または環員数6~20のアルキルヘテロアリール基であり、
R2、R3、R4およびR5は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~22のアリール基であり、
nは1または2であり、
nが2の場合、R1は存在しない、で表されるアミノアルコールと、
下記一般式(2)
式中、R6は、C1~C20の飽和または不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、-COOH、カルバモイル基、アセチル基、ベンゾイル基であり、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
で表されるアルデヒドから調製されたヘミアミナールエーテル、イミン、またはエナミンを、
下記一般式(7)
式中、Arは、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、シクロペンタジエニル基であり、
Xは、ヒドリド基またはアニオン性基である、
で表される有機イリジウム化合物と、
下記一般式(8)
式中、R7およびR8は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
jおよびkは、互いに同一または異なり、0~3までの整数であり、
R7またはR8が結合していないキノリン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
jが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(9)
式中、R7は前記と同じ意味を有し、
R9は、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
lは0~4までの整数であり、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、
下記一般式(10)
式中、
R7およびlは前記と同じ意味を有し、
R10およびR11は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R10とR11とが一緒になって環を形成していてもよく、
R12は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra または-C(=O)-NRaRbであって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有し、
R7が結合していないピリジン環中の炭素原子が窒素原子によって置き換えられていてもよく、
lが2以上の場合、2以上のR7は、一緒になって1または2以上の環を形成してもよい、または
下記一般式(11)
式中、R13、R14、R15,R16およびR17は、互いに同一または異なり、水素原子、C1~C20の飽和もしくは不飽和炭化水素基、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基、環員数3~20のヘテロシクリル基、C1~C20のアルコキシ基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-OC(=O)-Ra、ヒドロキシル基、-NRaRb、-C(=O)-NRaRb、-NRa-C(=O)-Rb、ニトロ基、シアノ基、-PRaRb、C1~20のアルキルスルフェニル基、C1~20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、スルホ基、メルカプト基、-SiRaRbRc、ハロゲン基またはC1~C20のフルオロアルキル基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよく、
R18は、C1~C20のアルキルスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、-C(=O)-Ra 、-C(=O)-ORa、-C(=O)-NRaRb、-C(=S)-NRaRb、C1~C20のフルオロアルキル基または炭素原子がヘテロ原子で置き換えられていてもよい環員数6~20のアリール基であって、これらの基の1もしくは2以上の水素原子は前記置換基Wによって置換されていてもよい、
A’は、1または2以上の水素原子が前記置換基Wで置換されていてもよい、少なくとも2つの窒素原子を含む飽和または不飽和の含窒素複素環カルベン前駆体であり、
Ra、RbおよびRcは前記と同じ意味を有する、
Yはアニオン性基である、
で表される有機化合物との存在下において、水素を供与する化合物と反応させる工程、および
反応生成物における以下の一般式(A)
式中、R2、R3、R4、R5およびnは一般式(1)と同じ意味を有する、
で表される部位を酸化的に脱保護する工程、
を含むことを特徴とする、前記方法。 - 一般式(1)で表されるアミノアルコールが、2-アミノエタノール、2-アミノ-1-プロパノール、2-アミノ-1-ブタノール、バリノール、フェニルグリシノールである請求項1~4のいずれかに記載の方法。
- 酸化的な脱保護を、過ヨウ素酸、過ヨウ素酸塩または四酢酸鉛を酸化剤として用いて実施する請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 水素を供与する化合物が、ギ酸またはギ酸塩である請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
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