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JP7659698B2 - 検知器を用いた解析・監視システム - Google Patents
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JP7659698B2 - 検知器を用いた解析・監視システム - Google Patents

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Description

この発明は、検知器を用いて対象物の経路、使用状況、開封の有無などを解析・監視するシステムに関するものである。
配送物が正しい経路にて届けられたかどうかを監視するシステムが提案されている。たとえば、特許文献1においては、無線発信器を備えたIDノードを配送物に付して、その位置を検出することで経路や到着の有無を検知するシステムが開示されている。
このようなシステムによれば、配送物の現在状況も含めて経路を検知し、配送状況を知ることができる。特に、運送業者にとって有用なシステムということができる。
また、特許文献2には、包装体にて内容物を包装し、内容物の有無を静電容量センサによって判断し、その判断結果を無線通信によってサーバ装置に送信するシステムが開示されている。利用者は、インターネットを介してサーバ装置にアクセスすることで、開封されて開封物が取り出されたかどうかを知ることができる。
特開2021-012715 特開2021-124838
しかしながら、上記のような従来の開封検知技術においては、次のような問題があった。
特許文献1のものにおいては、配送物の現状を知ることはできるが、メーカなどが出荷した商品が利用者において利用されているかを考慮した施策に用いることはできなかった。同様に、ダイレクトメールなどの広告などが、ユーザに対してどの程度の効果を発揮しているのかを解析するためには用いることはできなかった。
また、特許文献2のものにおいては、発送物などが開封されたか否かを判断することができるものの、不正開封であるか否かの判断に用いることは難しかった。また、空家などにおいて、家に侵入したのが本人ではない他人による不正侵入であるか否かの判断に用いることはできなかった。
この発明は、上記のような問題点のいずれかを解決して、より効果的な解析システムや監視システムを提供することを目的とする。
この発明の独立して適用可能ないくつかの特徴を列挙する。
(1)(2)(6)(10)(11)この発明に係る解析システムは、サーバ装置と端末装置を備え、出荷された商品の流通・利用を解析するためのシステムであって、
前記サーバ装置は、商品に対して付される検知器の識別符号と、前記商品の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・商品対応記録手段と、前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、出荷情報として記録部に記録する出荷情報記録手段と、出荷後に検知器からの信号に基づいて商品に付された検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、経路情報として記録部に記録する経路情報記録手段と、前記商品の使用時に使用入力が与えられた検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、使用情報として記録部に記録する使用情報記録手段と、前記端末装置に対し、前記記録部に記録された出荷情報、経路情報、使用情報を送信部によって送信する情報送信手段とを備え、
前記端末装置は、前記サーバ装置から送られてきた出荷情報、経路情報、使用情報を受信部によって受信する情報受信手段と、前記サーバ装置から受信した出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を算出する解析手段とを備えている。
したがって、商品などの流通状況を容易に解析することのできるシステムを構築できる。
(3)(7)(12)この発明に係る解析システムは、解析手段が、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数、使用者による使用数に基づいて、当該商品の生産計画または出荷計画を算出することを特徴としている。
したがって、適切な生産計画、出荷計画を算出することができる。
(4)(8)(13)この発明に係る解析システムは、解析手段が、使用者による使用場所を地域ごとに集計した使用数に基づいて、地域ごとに当該商品の予定広告出稿量を算出することを特徴としている。
したがって、地域ごとの予定広告量(所定期間(たとえば1日)あたりの広告量、広告の総量など)を適切に決定することができる。
(5)(9)(14)この発明に係る解析システムは、商品に付された検知器とは別に、複数の商品を収納した容器に付された検知器が設けられ、前記出荷時には、前記複数の商品を収納した容器に付された検知器に出荷入力が与えられて追跡処理が開始され、前記複数の商品を収納した容器が開封されると、前記商品に付された検知器による追跡処理が開始されるよう構成されたことを特徴としている。
したがって、複数個まとめて出荷され、流通経路上で小分けされるような商品についての追跡を無駄なく適切に行うことができる。
(15)(16)(18)(20)(21)この発明に係る情報伝達効果測定システムは、サーバ装置と端末装置を備え、情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するためのシステムであって、
前記サーバ装置は、封書に付される検知器の識別符号と、前記封書の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・情報対応記録手段と、前記封書の発送時に活性化された検知器からの信号に基づいて検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、発送情報として記録部に記録する発送情報記録手段と、前記封書の開封時に開封入力が与えられた検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、開封情報として記録部に記録する開封情報記録手段と、前記記録部に記録された発送情報、開封情報を送信部によって送信する情報送信手段とを備え、
前記端末装置は、前記封書に収納された情報に対するリアクションの有無を取得するリアクション有無取得手段と、前記サーバ装置から送られてきた発送情報、開封情報を受信部によって受信する情報受信手段と、前記サーバ装置から受信した発送情報、開封情報および前記リアクション有無取得手段によって取得したリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合またはリアクション有の割合を算出する効果測定手段とを備えている。
したがって、適切に情報伝達効果を計測することができる。
(17)(19)(22)この発明に係るシステムは、効果測定手段が、前記開封が開封された位置によって示される地域ごとに効果情報を算出することを特徴としている。
(23)-(27)この発明に係る不正侵入監視システムは、サーバ装置と携帯端末装置を備え、家への不正侵入を監視するための監視システムであって、
前記サーバ装置は、ユーザが家から出る際に開閉体に付されて活性化された検知器の識別符号を含む空家開始情報を取得する開始情報取得手段と、前記開閉体が開かれたことを検出した検知器の識別符号、位置を取得し、開情報として前記携帯端末装置に送信する開情報送信手段と、
前記携帯端末装置は、サーバ装置から開情報を受信する受信手段と、前記開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を行う異常通知手段とを備えている。
したがって、適切に不正侵入を監視することができる。
(28)(29)(31)(33)(34)この発明に係る不正開封監視システムは、サーバ装置と端末装置を備え、発送物の不正開封を監視するシステムであって、
前記サーバ装置は、発送物の開封部に付される検知器の識別符号と、前記商品の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・発送物対応記録手段と、前記発送物の発送時に活性化された検知器からの信号に基づいて検知器の位置を検知し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、発送情報として記録部に記録する発送情報記録手段と、前記発送物の開封部が開封されたことを検出した検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む開封情報を受けると、当該開封情報をを送信部によって端末装置に送信する情報送信手段とを備え、
前記端末装置は、不正開封があったか否かを判断するため、前記サーバ装置から受信した開封情報に基づいて、開封時の位置を出力する監視手段を備えたことを特徴としている。
したがって、適切に不正開封を監視することができる。
(30)(32)(35)この発明に係る不正解封監視システムは、監視手段が、予め記録された発送物の受領予定位置と、前記開封が検出された位置とが、所定距離以上離れていれば、不正開封の警告を出力することを特徴としている。
したがって、適切に警告を発することができる。
(a)この発明に係る検知シート体は、破断可能な薄板基板に設けられ、移動通信の基地局に対し状況信号を送信する無線送信回路と、前記薄板基板に設けられ、第1の端子に与えられる電圧に応じて、発送を示す状態信号を送信するように前記無線送信回路を制御するとともに、第2の端子に与えられる電圧に応じて、開封を示す状態信号を送信するように前記無線送信回路を制御する制御回路と、前記薄板基板に設けられ、無線送信回路および制御回路に電圧を供給するための電池と、前記薄板基板に設けられ、前記第1の端子と電池との間を接続する第1のシート配線と、前記薄板基板に設けられ、前記第2の端子と電池との間を接続する第2のシート配線と、前記第1のシート配線を切断することで前記第1の端子の電圧を変動させるため、前記薄板基板に設けられた第1の破断構造と、前記第2のシート配線を切断することで前記第2の端子の電圧を変動させるため、前記薄板基板に設けられた第2の破断構造とを備えている。
したがって、簡易な操作で発送、開封を検知することができる。また、物理的な破断により検知を行うようにしているので、外観上も状態の把握が容易である。
(b)この発明に係る検知シート体は、薄板基板が紙であり、前記第1のシート配線、第2のシート配線は、紙の上に印刷によって形成された印刷配線であり、前記第1の破断構造、第2の破断構造は、紙および印刷配線に設けられたミシン目であることを特徴としている。
したがって、特別な機器を必要とせず破断構造を破断することができ取り扱いが容易である。
(c)この発明に係る検知シート体は、印刷配線が、前記ミシン目の近傍において、ミシン目の延長方向に幅広に形成されていることを特徴としている。
したがって、ミシン目によって印刷配線の導電性が低下するおそれがない。
(d)この発明に係る検知シート体は、第1の破断構造であるミシン目構造と、第2の破断構造であるミシン目構造とは異なる方向に設けられており、前記第2の破断構造であるミシン目構造の少なくとも一端は前記紙の端部に到達しておらず、前記第1の破断構造であるミシン目構造によって前記紙の一部を取り除くことによって生じる新たな端部に到達するよう構成されている。
したがって、第2の破断構造が破断しにくくなって、第1の破断構造を破断せずに発送されたような誤った使用があったことを容易に知ることができる。
(e)この発明に係る封筒は、検知シートの前記第2の破断構造であるミシン目構造に、前記開封用の破断構造が重なるように、検知シート体が固定されている。
したがって、封筒の開封時に、第2の破断構造が同時に破断され、開封を検知することができる。
(f)この発明に係る容器は、蓋を開くと、前記検知シートの前記第2の破断構造であるミシン目構造が破断されるように、検知シート体が固定されている。
したがって、容器の開封時に、第2の破断構造が同時に破断され、開封を検知することができる。
(g)この発明に係る検知シート体は、第1の端子および第2の端子が、ハードウエア割り込みの端子であり、前記制御回路は、前記ハードウエア割り込み端子に所定の信号が入力されるまで、当該ハードウエア割り込み端子の監視のみを実行するように構成されていることを特徴としている。
したがって、電池の消耗を抑えて、長時間の運用が可能となる。
(h)今発明に係る検知シート体は、制御回路が、前記発送を示す状態信号を送信した後、少なくとも前記開封を示す状態信号を送信するまでの間、当該検知シート体が動作していることを示す状態信号を所定時間間隔にて送信するように前記無線送信回路を制御することを特徴としている。
したがって、発送後、検知シート体が正しく動作しているかどうかを確認することができる。
(i)この発明に係る検知シート体は、制御回路が、前記発送を示す状態信号を送信した後、少なくとも前記開封を示す状態信号を送信するまでの間、当該検知シート体の現在位置を推定するために用いる状態信号を所定時間間隔にて送信するように前記無線送信回路を制御することを特徴としている。
したがって、発送後、いずれの位置に検知シート体があるかを知ることができる。
(j)この発明に係る検知シート体は、検知シート体の周囲の環境を計測するセンサをさらに備え、制御回路は、前記発送を示す状態信号を送信した後、少なくとも前記開封を示す状態信号を送信するまでの間、前記センサによる計測結果を示す状態信号を所定時間間隔にて送信するように前記無線送信回路を制御することを特徴としている。
したがって、発送中の周囲の環境を検知することができる。
(k)この発明に係る状態検知システムは、容器に収納または固定され、無線送信回路を有する検知シート体と、前記無線通信回路からの状態信号を直接的または間接的に取得することのできるサーバ装置とを備えた状態検知システムにおいて、
前記検知シート体は、破断可能な薄板基板に設けられ、移動通信の基地局に対し状況信号を送信する無線送信回路と、前記薄板基板に設けられ、第1の端子に与えられる電圧に応じて、発送を示す状態信号を送信するように前記無線送信回路を制御し、第2の端子に与えられる電圧に応じて、開封を示す状態信号を送信するように前記無線送信回路を制御するとともに、前記発送を示す状態信号を送信した後、少なくとも前記開封を示す状態信号を送信するまでの間、当該検知シート体の現在位置を推定するために用いる状態信号を所定時間間隔にて送信するように前記無線送信回路を制御する制御回路と、前記薄板基板に設けられ、無線送信回路および制御回路に電圧を供給するための電池と、前記薄板基板に設けられ、前記第1の端子と電池との間を接続する第1のシート配線と、前記薄板基板に設けられ、前記第2の端子と電池との間を接続する第2のシート配線と、前記第1のシート配線を切断することで前記第1の端子の電圧を変動させるため、前記薄板基板に設けられた第1の破断構造と、前記第2のシート配線を切断することで前記第2の端子の電圧を変動させるため、前記薄板基板に設けられた第2の破断構造とを備え、
前記サーバ装置は、発送を示す状態信号を受けて、当該検知シートが発送状態にあることを、日時とともに当該検知シートに対応付けて記録部に記録する発送記録手段と、発送を示す状態信号を受けた後、開封を示す状態信号を受けるまでの間、当該検知シートが輸送状態にあることを、現在位置を推定するために用いる状態信号に基づいて推定された現在位置および日時とともに当該検知シートに対応付けて記録部に記録する輸送記録手段と、開封を示す状態信号を受けて、当該検知シートが開封状態にあることを、日時とともに当該検知シートに対応付けて記録部に記録する開封記録手段と、端末装置に対し、前記記録部に記録された前記検知シートの状態を送信する送信手段とを備えている。
したがって、簡易な操作で、発送時、現在位置、開封時を知ることができる。
「検知器・商品対応記録手段」は、実施形態においては、ステップS151がこれに対応する。
「出荷情報記録手段」は、実施形態においては、ステップS52がこれに対応する。
「経路情報記録手段」は、実施形態においては、ステップS53がこれに対応する。
「使用情報記録手段」は、実施形態においては、ステップS54がこれに対応する。
「検知器・情報対応記録手段」は、実施形態においては、ステップS151がこれに対応する。
「効果測定手段」は、実施形態においては、ステップS205がこれに対応する。
「異常通知手段」は、実施形態においては、ステップS62、S63がこれに対応する。
「監視手段」は、実施形態においては、ステップS66、S67がこれに対応する。
「装置」とは、1台のコンピュータによって構成されるものだけでなく、ネットワークなどを介して接続された複数のコンピュータによって構成されるものも含む概念である。したがって、本発明の手段(あるいは手段の一部でもよい)が複数のコンピュータに分散されている場合、これら複数のコンピュータが装置に該当する。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム、オペレーティングシステムと協働してその機能を発揮するプログラム等を含む概念である。
この発明の第1の実施形態による解析システムの機能構成である。 解析システムによる解析内容を説明するための図である。 解析システムのシステム構成図である。 管理サーバ装置10のハードウエア構成である。 検知シート体210の制御回路のハードウエア構成である。 検知シート体210の配線パターンを示す図である。 検知シート体210の回路図である。 製品を出荷する際に用いる容器41の平面図である。 検知シート体210のテストを行う際のフローチャートである。 送信データの構造を示す図である。 LPWA電波による位置検出を説明するための図である。 記録された状態データを示す図である。 状態検知処理のフローチャートである。 状態検知処理のフローチャートである。 状態検知処理のフローチャートである。 記録された状態データを示す図である。 記録された状態データを示す図である。 他の例による検知シート体210の構造を示す図である。 検知シート体210の段ボール箱への取り付けを示す図である。 他の例による検知シート体210の構造を示す図である。 第2の実施形態による情報伝達効果測定システムの機能構成である。 検知シート体210を封書270に取り付けた状態を示す図である。 効果測定のフローチャートを示す図である。 第3の実施形態による不正侵入監視システムの機能構成である。 不正侵入監視のフローチャートである。 不正侵入監視のフローチャートである。 第4の実施形態による不正開封監視システムの機能構成である。 不正開封監視のフローチャートである。 不正開封監視のフローチャートである。
1.第1の実施形態
1.1機能構成
図1に、この発明の一実施形態による解析システムの機能構成を示す。このシステムは、商品4に付された検知器2、サーバ装置10、端末装置30を備えている。
検知器2は、自らLPWAなどの電波を発することで、これを受信した基地局などにおいてその位置を得ることができる。あるいは、GPS受信機のように、複数の衛星からの電波を受信して位置を算出し、算出した位置を送信するように構成されたものでもよい。
サーバ装置10の検知器・商品対応記録手段12は、各商品4を識別するための識別符号に、当該商品に付された検知器2の識別符号を対応付けて、記録部20に記録する。
この商品4の出荷の際には、検知器2に対して出荷入力が与えられる。出荷情報記録手段14は、出荷入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、出荷情報として記録部20に記録する。
出荷されて、問屋、販売店などの経路上にある商品4について、経路情報記録手段16は、所定の間隔で、日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、経路情報として記録部20に記録する。
商品4が使用者の元に届き、使用者が商品4を使用しようとすると、検知器2に使用入力が与えられる。たとえば、商品を収納する袋や箱を開封することで、回路が切断されたりスイッチが入ったりして、検知器2に使用入力が与えられる。使用情報記録手段18は、使用入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、使用情報として記録部20に記録する。
情報送信手段22は、送信部24により、上記出荷情報、経路情報、使用情報を、端末装置30に送信する。
端末装置30の情報受信手段34は、受信部32により、これら出荷情報、経路情報、使用情報を受信する。解析手段36は、出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数、使用者による使用数を算出する。算出された情報は、たとえば、当該商品の生産計画や出荷計画の立案に用いられる。
解析手段36による解析の一例を、図2に模式的に示す。地図上において地域販売店を○印にて表す。この自動車部品(商品)においては、市町村ごとに1つの販売店が、使用者である修理工場に販売している。図において、各地域販売店の下に表されている数字a/b/cは、cが当該販売店における部品の現在在庫数、bが当該販売店から1月以内に出荷された部品数、aが出荷された部品数bのうち修理工場において実際に使用された部品数である。また、()内は、工場出荷から当該販売店に届くまでの平均所要日数である。
上記の各数値は、修理工場、販売店の位置を予め記録しておき、その位置に存在する部品の数、使用された部品の数、出荷日時と販売店への到達日時に基づいて算出することができる。端末装置30は、これら数値により部品の使用傾向に基づく予測使用量、現在在庫数と安全在庫数、平均所要日数を考慮して、当該販売店への出荷量を決定する。また、各販売店への出荷量の合計に基づいて、生産計画を策定する。
1.2システム構成およびハードウエア構成
図3に、解析システムのシステム構成例を示す。商品である部品4は箱体に収納されており、箱体を開く部分には検知器2が貼付られている。部品4の発送時には、出荷入力を検知器2に与える。これにより、検知器2よりLPWAなどの電波が送信される。
また、この際、部品製造メーカの担当者は、端末装置30から部品4の識別符号と検知器2の識別符号を対応付けて入力する。この実施形態では、個々の部品4も、個々の検知器2も、それぞれがユニークに識別できる識別符号を付しているが、同種の(同時期生産の)商品ごとに、同一の識別符号を付すようにしてもよい。
入力された部品4の識別符号と当該商品に付された検知器2の識別符号は、対応付けられて管理サーバ装置10に送信されて記録される。
出荷入力が与えられた検知器2からの電波は、基地局6によって受信され、追跡サーバ装置11により、検知器2の位置が検出され、検知器2の識別符号とともに管理サーバ装置10に送信される。管理サーバ装置10は、これを取得して出荷情報として記録する。
出荷後、部品4に付された検知器2は、所定時間ごとに電波を送出する。この電波は、基地局6によって受信され、追跡サーバ装置11により、検知器2の位置が検出され、検知器2の識別符号とともに管理サーバ装置10に送信される。管理サーバ装置10は、これを取得して経路情報として記録する。したがって、運送経路やいずれの問屋を経由した等が記録される。
部品4が利用者である修理工場に到達し、利用者が開封すると、スイッチONや電極破断などによって検知器2に利用入力が与えられ、電波が送出される。
利用入力が与えられた検知器2からの電波は、基地局6によって受信され、追跡サーバ装置11により、検知器2の位置が検出され、検知器2の識別符号とともに管理サーバ装置10に送信される。管理サーバ装置10は、これを取得して利用情報として記録する。
これらの出荷情報、経路情報、使用情報は、管理サーバ装置10から端末装置30に送信され、流通経路上の商品数、使用数、出荷から使用までの時間などに基づいて、生産計画や出荷計画に利用される。
図4に、管理サーバ装置10のハードウエア構成を示す。CPU100には、メモリ102、通信回路104、SSD106、DVD-ROMドライブ108が接続されている。通信回路104は、インターネットに接続するための回路である。
SSD106には、オペレーティングシステム110、管理プログラム112が記録されている。管理プログラム112は、オペレーティングシステム110と協働してその機能を発揮するものである。これらプログラムは、DVD-ROM114に記録されていたものを、DVD-ROMドライブ108を介して、SSD106にインストールしたものである。
追跡サーバ装置11も実質的に同様のハードウエア構成である。なお、この実施形態においては、Sigfox社がインターネット上に用意しているサーバ装置を、追跡サーバ装置11として用いるようにしている。
端末装置30は、インターネットに接続可能な通常のPCを用いることができる。基本的なハードウエア構成は、図4と同様であるが、ディスプレイ、マウス/キーボードなどを備えていることが好ましい。
検知器2は、スイッチなどにより出荷入力、使用入力を行うことができ、無線電波の送出やGPSなどによって位置を特定することができるものであれば、どのようなものでも用いることができる。たとえばICタグのようなものであってもよい。
この実施形態では、以下に示すような検知シート体210を、検知器2として用いている。検知シート体210は、紙などの上に導電性インクにて回路パターンが印刷され、無線送信回路や制御回路を有している。また、ミシン目などの破断構造が設けられ、印刷されたパターンを切断することで、出荷入力や使用入力を与えるようにしている。
図5に、検知シート体210の無線送信回路203、制御回路204のハードウエア構成を示す。制御回路204のCPU250には、メモリ252、不揮発性メモリ54、割込制御回路256、I/Oポート258、無線通信回路203が接続されている。この実施形態では、Sigfox(商標)などLPWA規格の無線通信回路を用いるようにしている。
不揮発性メモリ254には、ファームウエア(制御プログラム)260が記録されている。このファームウエア260は、I/Oポート258を介して端子Q1・・・Q5を用いて書き込まれたものである。
割込制御回路256の第1の端子T1には、抵抗R1を介して電池電圧が供給されるとともに、アースに接続されている。同様に、第2の端子T2には、抵抗R2を介して電池電圧が供給されるとともに、アースに接続されている。したがって、端子T1、T2はアース電位(L)に保持される。破断構造206、207によってアースへのパターンが切断されると、端子T1、T2の電圧は、電池電圧(H)に変化する。
割込制御回路256は、第1の端子T1、第2の端子T2の電圧がL(低電圧)からH(高電圧)に変化すると、CPU250に対して割り込み信号を与える。CPU250は、割込信号を受けると、それまでの動作モードや処理を中断し、予め定められた処理を実行する(ハードウエア割込)。この実施形態では、割込信号を受けると、スリープモードであったCPU250は、通常モードになって所定の処理を実行する。
図6に、検知シート体210の構造を示す。紙による薄板基板211には、導電性インクによってアンテナAN1、AN2、負極パッドG、正極パッドVおよび回路パターンが印刷されている。また、それぞれの検知シート体210をユニークに識別する検知器識別符号を示したバーコード49が印刷されている。
負極パッドGの上には、負極が接するようにボタン電池2が置かれる。このボタン電池202の正極と、正極パッドVとの間は、貼り付け面が導電性である粘着テープによって接続され、これによりボタン電池202が薄板基盤211に固定される。
この実施形態では、制御回路204と無線通信回路203を組み込んだモジュール215(Innovation Farm社のIFS-M01)を用いている。モジュール215の端子と回路パターンとの間は、導電性接着剤によって電気的に接続されて固定される。
負極パッドGからはグランド・パターンGPが伸びており、第1のシート配線であるグランド・パターンGP1と第2のシート配線であるグランド・パターンGP2に分岐している。グランド・パターンGP1は、余裕パターンAP1、AP2、AP3を介して、第1の端子であるモジュール215の割込端子U1TXに接続されている。なお、図においてR0は、パターンを跨ぐための導電体である。
また、この割込端子U1TXには、正極パッドVから伸びた電源パターンVP、抵抗R1を介して、電池202の正極が接続されている。余裕パターンAP1、AP2に沿って、グランド・パターンGP1を跨ぐように第1の破断構造であるミシン目206が、ジッパー加工によって形成されている。余裕パターンAP1、AP2は、ミシン目206に沿って、グランド・パターンGP1より幅広に形成され、ミシン目206による導通不良を防いでいる。
したがって、図7の回路図に示すように、ミシン目206がちぎられていなければ、割込端子U1TXは「L」に保たれる。ミシン目266がちぎられて、グランド・パターンGP1が切断されると、抵抗R1を介して電池電圧が与えられ、割込端子U1TXは「H」となる。
グランド・パターンGP2は、余裕パターンAP5、AP4を介して、第2の端子であるモジュール215の割込端子U1RXに接続されている。また、この割込端子U1RXには、正極パッドVから伸びた電源パターンVP、抵抗R2を介して、電池202の正極が接続されている。余裕パターンAP3、AP4、AP5に沿って、グランド・パターンGP2を跨ぐように第2の破断構造であるミシン目207が、ジッパー加工によって形成されている。余裕パターンAP3、AP4、AP5は、ミシン目207に沿って、グランド・パターンGP2より幅広に形成され、ミシン目207による導通不良を防いでいる。
なお、この実施形態においては、ミシン目206とミシン目207の形成方向は異なるようにしている。また、ミシン目207はミシン目206と接するところまで形成され、ミシン目206を超えては形成されていない。これにより、ミシン目206によって薄膜基板211の一部を取り除くことによって、ミシン目207の端部が薄膜基板211の外周に表れるようにしている。これは、ミシン目620を切断した後、ミシン目207を切断することを促すためのものである。
図7の回路図に示すように、ミシン目207がちぎられていなければ、割込端子U1RXは「L」に保たれる。ミシン目207がちぎられて、グランド・パターンGP2が切断されると、抵抗R2を介して電池電圧が与えられ、割込端子U1RXは「H」となる。
アンテナAN1、AN2も印刷パターンとして形成されている。アンテナAN1はグランド・パターンGPに接続され、アンテナAN2はモジュール215のアンテナ端子ANT(無線送信回路203のアンテナ端子に接続されている)に接続されている。アンテナAN1の接続されたグランド・パターンGPと、アンテナAN2の接続されたパターンとの間には、コンデンサC2が設けられている。
この検知シート体210は、たとえば、図8に平面図にて示すように、部品4が収納された容器41の開封ジッパー272に沿って貼付られる。ジッパー272は、図に示すように、不連続の切り目によって構成されており、部品4を取り出すため開封時に切り目に沿って左側から容易に開封できるようにしたものである。検知シート体210のミシン目207が、ジッパー272の切り目に沿うように、検知シート体210を貼り付けている。なお、ミシン目206によって形成される三角領域261については、剥がすことが可能なように、容器41には貼り付けられない。
容器41には、部品4の部品識別番号を示すバーコード43が印刷されている。この実施形態では、部品の種類ごとではなく個々の部品ごとに部品識別符号(たとえば製造番号)を付けるようにしている。
1.3状態検知および解析処理
1.3.1発送までの処理
検知シート体210を容器41に貼り付ける前に、検知シート体210の製造業者または検知シート体210の購入者によって、事前の処理が行われる。
容器41に貼り付ける前、ファームウエア260の書き込まれたモジュール215の端子を、パターンが印刷された紙(薄板基板211)に、導電性接着剤によって接着する。その後、導電性接着剤および導電性シールによりボタン電池202を接続する。これにより、回路に電源が供給される。
図9に、ボタン電池202が装着されて、電源が供給されてからのファームウエア260の処理フローチャートを示す。検知シート体210の制御回路204のCPU250(以下制御回路204と省略することがある)は、電源供給によってファームウエア260を起動すると、無線送信回路203を制御して、電源ONデータ・テストデータを送信するように指令する(ステップS1)。これを受けて、無線送信回路203は電源ONデータ・テストデータを送信する。この実施形態では、LPWAによる無線通信の電波を、送信データによって変調して送信するようにしている。
図10に、無線送信回路203から送信される送信データの構造を示す。IDは、検知シート体210に対して固有に付される識別符号であり、製造時にモジュール215に予め記録されている。この識別符号は、図6に示すように、バーコード49としても表示される。イベントは、検知シート体の状態を表すデータであり、イベントの対応表に示すように0~7のそれぞれに対して状態が対応付けられている。電池電圧は、モジュール215に内蔵されたセンサによって検出したボタン電池202の電圧を示すデータである。
無線送信回路203から送信されたLPWAの電波は、各地に設けられた基地局のうち検知シート体210の近傍の基地局によって受信される。図11に、検知シート体210、基地局B1~B4、追跡サーバ装置11の関係を示す。検知シート体210の無線送信回路203からの電波は、基地局B1、B2、B3、B4によって受信される。各基地局B1~B4では、受信した電波からデータを復調し、受信した際の電波強度とともに追跡サーバ装置230に送信する。
追跡サーバ装置230は、これらデータ(ID・イベント・電池電圧・受信日時など)を受けて、管理サーバ装置235に送信する(ステップS31)。また、この際、基地局B1~B4において受信した電波強度に基づいて、検知シート体210の位置および位置精度(誤差半径)を算出し、これも併せて管理サーバ装置235に送信する。算出した位置の正確性は、算出に用いた基地局の数によって変化する。すなわち、多くの基地局からの電波強度に基づいて推定を行った場合には位置精度が高くなり、少ない基地局からの電波強度に基づいて推定を行った場合には位置精度が低くなる。
このように基地局の数などによって決まる精度を、誤差半径として算出するようにしている。おおむね、算出された位置を中心とした誤差半径内に正しい位置があるということができる。
管理サーバ装置10のCPU100(以下、管理サーバ装置10と省略することがある)は、ID・受信日時・イベント・電池電圧・位置を、追跡サーバ装置11から受信し状態データとして、SSD106に記録する(図9、ステップS51)。
図12Aに、記録された状態データを示す。検知シート体210ごとに(すなわちIDごとに)、イベントの種類、発生日時(追跡サーバ装置230が受信した日時)、位置、電池電圧が記録される。図12Aにおいては、電源ONデータ、テストデータ送信がイベントとして記録されている。
製造者は、製造者端末装置(図示せず)を操作して、インターネットを介して管理サーバ装置10にアクセスし、この状態データを閲覧することができる。したがって、ボタン電池202を装着したにも拘わらず、電源オンデータ、テストデータのイベントが記録されていなかったり、電池電圧が所定値より低ければ、モジュール215に不具合があることを知ることができる。
検知シート体210の制御回路204は、ステップS1においてデータを送信すると、その後は、低消費電力モード(スリープモード)に入る(ステップS2)。低消費電力モードでは、CPU250は、実質的に割込を受け付ける以外の処理は実行せず、ボタン電池202の消耗を抑える。
1.3.2部品と検知器との対応付け
部品と検知器との対応付け処理のフローチャートを図13に示す。商品4の発送時に、メーカの担当者は、端末装置30に接続されたバーコードリーダにて、部品4の容器41に印刷された部品識別符号のバーコード43を読み取る。端末装置30のCPU(以下、端末装置30と省略することがある)は、読み取った部品識別符号を管理サーバ装置10に送信する(ステップS101)。
担当者は続いて、バーコードリーダにて検知器2の表面に印刷されたバーコード49を読み取り、検知器識別符号を取得する。端末装置40は、読み取った検知器識別符号を管理サーバ装置10に送信する(ステップS102)
管理サーバ装置10のCPU100(以下、管理サーバ装置10と省略することがある)は、受信した部品識別符号と検知器識別符号を対応付けてSSD106に記録する(ステップS151)。これにより、いずれの部品4にいずれの検知シート体210が貼付けられたかを記録することができる。
なお、上記の対応付けの処理は、出荷時ではなく、その前にしておいてもよい。
1.3.3出荷時の処理
出荷時、メーカの担当者は、ミシン目6にて検知シート体10を切断し、三角領域(除去領域)61を取り除く。三角領域61が取り除かれているので、発送がなされたことを人が視覚的に容易に確認することができる。
これによりグランド・パターンGP1が切断され、第1の端子T1(端子U1TX)が、「L」から「H」に変化する。図5の割込制御回路256は、これを検知してCPU250に対して端子T1による割込指示を行う。
端子T1による割込処理のフローチャートを、図14に示す。端子T1(端子U1TX)による割込指示がなされると、CPU250は、低消費電力モードを止めて通常の動作モードとなる。そして、無線送信回路3に対し、出荷データを送信するように指令する(ステップS3)。これを受けて、無線送信回路3は、イベントを「2」とする送信データ(図10参照)を、LPWA無線電波にて送信する。
追跡サーバ装置11は、基地局を介して出荷データを取得し、日時、場所、誤差半径を付加して、管理サーバ装置10に送信する(ステップS32)。管理サーバ装置10は、これを受信してSSD356に記録する(ステップS52)。図12Bに、記録された出荷データを示す。出荷(発送)を示すイベントとともに、日時、位置などが記録される。
検知シート体10の制御回路4は、発送データを載せた電波を送信すると、低消費電力モード(スリープモード)に入る(ステップS4)。この低消費電力モードにおいても、CPU50は、割込を受け付ける以外の処理は実行せず、ボタン電池2の消耗を抑える。ただし、端子T1による割込処理においては、端子T2による割込処理を受け付ける他、CPU50の持つ内部タイマによって時間を計測し、所定時間経過するごとにタイマ割込を行うようにしている。すなわち、ミシン目6を切断することで、検知シート体210は活性化されて、所定時間ごとのタイマ割込を実施するようになる。
上記のように、利用者によってミシン目6が切断された後、部品4を収納した容器41は、輸送業者などに渡されて問屋、代理店などに運ばれる。
1.3.4経路上での処理
上記のように出荷された部品4(容器41)は、問屋、代理店などを介して、最終的に当該部品4の利用者によって購入される。ここでは、部品4(容器41)が出荷され、利用者が容器41を開封するまでの間を、経路と呼んでいる。
多くの場合、メーカが出荷した先まではメーカにわかっているが、その先の問屋、中間業者などについては、どのような経路となったのか、どこの利用者が購入したのかまでを把握することはできない。しかし、この実施形態では、経路や購入者の場所を把握することができる。
出荷データ送信から所定時間(ここでは24時間)が経過すると、CPU250はタイマ割込による処理を実行する(図14のフローチャートでは理解を容易にするために分岐処理にて示しているが割込処理にて実行されるものである)。この割込により、CPU250は低消費電力モードから通常モードに復帰する。そして、イベントを「4」にした状態データ、すなわち死活監視データを送信するよう無線送信回路3に指令する(図14、ステップS6)。これを受けて、無線送信回路203は、イベントを「4」とする死活監視データをLPWA無線電波にて送信する。
追跡サーバ装置11は、基地局を介して発送データを取得し、日時、場所を付加して、管理サーバ装置10に送信する(ステップS33)。管理サーバ装置10は、これを受信してSSD106に記録する(ステップS53)。図12Cに、記録された発送データを示す。発送を示すイベントとともに、日時、位置などが記録される。
CPU100は、死活監視データを送信すると、再び、低消費電力モードに入る(ステップS4)。そして、タイマ割込により、所定時間(ここでは24時間)ごとに、死活監視データを送信するよう制御する。したがって、図12Cに示すように、ミシン目6が切断された後は、24時間ごとに検知シート体210の位置を追跡して管理サーバ装置10に記録される。管理サーバ装置10に記録された状態データは、インターネットを介して端末装置30から閲覧することができる。したがって、メーカの担当者は、発送した部品4が現在どこの場所にあるのかを知ることができる。
時間経過とともに位置が変わっている場合には、移動中であることがわかる。また、所定時間以上(たとえば、1日以上)同じ場所にとどまっている場合には、運送業者の集荷場所、中継店や問屋などの業者の倉庫にあると判断してもよい。この場合、予め、これらの各地点と企業名などを対応付けたテーブルを記録しておけば、いずれの企業を経由したかも知ることができる。
なお、閲覧の際には、緯度経度に基づいて地図上に検知シート体210の位置を表示するように、管理サーバ装置10が表示画面を用意するようにしてもよい。
1.3.5開封の際の処理
次に、利用者が、部品4を取り出して使用するためにジッパー272を開けると、図8に示すように、検知シート体210のミシン目207も同時に切断される。
これによりグランド・パターンGP2が切断され、第2の端子T2(端子U1RX)が、「L」から「H」に変化する。図5の割込制御回路256は、これを検知してCPU250に対して端子T2による割込指示を行う。
端子T2による割込処理のフローチャートを、図15に示す。端子T2(端子U1RX)による割込指示がなされると、CPU250は、低消費電力モードを止めて通常の動作モードとなる。そして、無線送信回路203に対し、開封データ(利用データ)を送信するように指令する(ステップS7)。これを受けて、無線送信回路203は、イベントを「3」とする送信データ(図10参照)を、LPWA無線電波にて送信する。
追跡サーバ装置11は、基地局を介して開封データを取得し、日時、場所を付加して、管理サーバ装置10に送信する(ステップS34)。管理サーバ装置10は、これを受信してSSD106に記録する(ステップS54)。図16に、記録された開封データ(利用データ)を示す。開封を示すイベント「3」とともに、日時、位置などが記録される。したがって、メーカの担当者は、端末装置30を操作して管理サーバ装置10にアクセスし、容器41が到着しただけでなく開封がなされたことを確認することができる。
検知シート体210の制御回路204は、開封データを載せた電波を送信すると、低消費電力モード(スリープモード)に入る(ステップS8)。この低消費電力モードにおいても、CPU250は、割込を受け付ける以外の処理は実行せず、ボタン電池202の消耗を抑える。ただし、端子T2による割込処理においては、CPU250の持つ内部タイマによって時間を計測し、所定時間経過するとタイマ割込を行うようにしてる。
CPU250は、開封データを送信してから所定時間(ここでは1分)が経過すると、タイマ割込による処理を実行する。この割込により、CPU250は低消費電力モードから通常モードに復帰する。そして、イベントを「5」にした状態データ、すなわち開封検知1分後データを送信するよう無線送信回路203に指令する(ステップS11)。これを受けて、無線送信回路203は、イベントを「5」とする開封検知1分後データをLPWA無線電波にて送信する。
追跡サーバ装置11は、基地局を介して発送データを取得し、日時、場所を付加して、管理サーバ装置10に送信する(ステップS35)。管理サーバ装置10は、これを受信してSSD106に記録する(ステップS55)。
CPU250は、開封検知1分後データを送信すると、再び、低消費電力モードS8に入る(ステップS8)。
続いて、CPU250は、開封検知1分後データを送信してから所定の時間(ここでは4分)が経過すると、タイマ割込による処理を実行する。この割込により、CPU250は低消費電力モードから通常モードに復帰する。そして、イベントを「6」にした状態データ、すなわち開封検知5分後データを送信するよう無線送信回路203に指令する(ステップS11)。これを受けて、無線送信回路203は、イベントを「6」とする開封検知5分後データをLPWA無線電波にて送信する。
追跡サーバ装置11は、基地局を介して発送データを取得し、日時、場所を付加して、管理サーバ装置10に送信する(ステップS35)。管理サーバ装置10は、これを受信してSSD106に記録する(ステップS55)。
CPU250は、開封検知5分後データを送信すると、再び、低消費電力モードS8に入る(ステップS8)。それ以降は、所定時間ごと(ここでは1時間ごと)に、タイマ割込によって、開封検知後の死活監視データを送信する(ステップS11)。このデータも、追跡サーバ装置11を介して、管理サーバ装置10に記録される。
図17に、上記のようにして記録された状態データを示す。開封データを送信した後も、状態データを送信し続けるのは、何らかの要因で開封データが受信されない場合であっても、その後のデータを受信することで開封を知ることができるようにするためである。
また、開封後に容器41がいずれの場所に移動するのかを記録することで、消費者の廃棄行動を知ることができ、ゴミ償却、廃棄行動に伴うマーケティングなどに利用することができる。
以後、検知シート体210のボタン電池2がなくなったり、検知シート体210が破壊されるなどにより検知シート体210が動作しなくなるまで、状態データの送信が続けられる。
なお、出荷時にミシン目206を切断するのを忘れた場合、開封時にミシン目207を切断することで、出荷の後に開封が検出される。図8に示すように、ミシン目206が切断されていない状態であっても、左右いずれの方向から破いたとしても、必ず第1の端子が「H」となってから、第2の端子が「H」となるようにパターンを構成している。第2の端子の切断箇所の両側に、第1の端子の切断箇所を設けるようにしているからである。
したがって、出荷時にミシン目206の切断忘れがあっても動作が行われるようになっている。ただし、出荷と開封の時間差が極めて少なく記録されるので、出荷時にミシン目206の切断忘れがあり、実際の出荷タイミングは記録された日時より前であったことを知ることができる。
1.3.6解析処理
上記のようにして管理サーバ装置10には、メーカから出荷された部品4の出荷時点から使用時点までの位置経路が記録されることになる。メーカの担当者は、端末装置30から管理サーバ装置10にアクセスし、これらデータを取得する。
これにより、各部品4が、どのような経路で使用者まで到達したかを知ることができる。たとえば、所定時間以上(1日以上など)同じ場所にとどまっている場合には、問屋、販売店に置かれている、使用者などに到着して保管されているなどであると判断できる。この場合、予め、場所がわかっている問屋、販売店、使用者については、端末装置30にその位置を記録しておいて、対応づけるようにすればよい。これにより、いずれの問屋、販売店などを介して、いずれの使用者に到達したかを知ることができる。特に、メーカから出荷した先の問屋が販売した先まで追跡することができるのが利点である。
また、複数の部品4のデータを参照することで、出荷してから使用されるまでの平均日数、使用者のところまで到達した部品4のうち実際に使用された部品4の割合、現在流通経路上にある部品4の数量を算出することができる。また、これらの数値は、その地域ごとに算出することもできる。
また、図2に示すように、上記データに基づいて、出荷計画や生産計画を策定することができる。
さらに、出荷日時、使用日時、使用場所に基づいて、使用地域ごとに、出荷から使用までに要した時間(日数)の平均を算出し、各地域を担当する問屋への単位期間あたりの出荷数を決定するようにしてもよい。また、追跡経路において、使用者の直前の滞留場所を最終販売店とし、出荷から最終販売店までに要した時間(日数)の平均を、最終販売店の地域ごとに算出し、各地域を担当する問屋への単位期間あたりの出荷数を決定するようにしてもよい。
1.4変形例
(1)上記実施形態では、検知器2として検知シート体210を用いている。しかし、出荷時に出荷を検知でき、使用時に使用を検知できるものであれば他の検知器を用いてもよい。たとえば、LPWA以外の電波を送出するものや、RFIDなどのように電源を持たずに外部の読み取り機から状態の読み取りを行うもの等を用いてもよい。
(2)上記実施形態では、メーカの出荷から利用者までの経路を追跡するようにしている。しかし、問屋や販売店がその出荷から利用者までの経路を追跡するようにしてもよい。また、運送業者が預かって配送する荷物の経路管理(自社やユーザのために)をする場合に用いてもよい。
(3)上記実施形態では、個々の部品4に検知器2を取り付けるようにしている。しかし、複数の部品4を収納した箱などの容器に第1の検知器を取り付け、個々の部品4に第2の検知器を取り付けるようにしてもよい。この場合、流通経路の途中において、箱が開けられるまでは第1の検知器にて追跡を行い、箱が開けられて小分けされた後は、第2の検知器にて検知を行うようにすればよい。第1の検知器が開封を検知しなければ第2の検知器が活性化しないように回路を構成してもよいし、第1の検知器、第2の検知器が双方とも活性化されていても、第1の検知器が開封を検知するまでは第2の検知器からの送信データを用いないようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、データを解析して出荷計画や生産計画に用いるようにしている。しかし、各地域の利用数を比較して、広告を出稿する地域と量の計画を算出するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、LPWA無線を用いている。しかし、通常の携帯無線通信など他の無線方式を用いてもよい。
(6)上記実施形態では、位置情報も検出するようにしている。しかし、発送があったこと、開封がされたことだけを検出するようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、発送以後の位置データを所定時間間隔で検出するようにしている。これは、発送前の位置データを取得すると、ボタン電池202の消耗によって発送以後の追跡に支障きたすことを避けるためである。しかし、ボタン電池202の容量に余裕があれば、発送前の位置データを取得するようにしてもよい。これにより、検知シート体210がどのような経路でメーカなどの元に到達したかを知ることができ、マーケティングなどに利用することができる。
また、発送時に第1の破断構造206の破断処理を忘れた場合であっても、位置データが取得されているので、位置データに基づいて発送時を推定することが可能となる。
(8)上記実施形態では、発送時に切り取った部分(上記例では三角領域261)を破棄するようにしているが、この部分にユニークな番号(検知シート体210のIDと対応付けておくとよい)(バーコードでもよい)を印字しておき、これを発送控えとしてメーカの担当者が保持するようにしてもよい。
(9)上記実施形態では、薄板基板211として紙を用いている。しかし、破断構造が容易に破断できる材料であれば、薄板プラスチック材などを用いてもよい。
(10)上記実施形態では、検知シート体210と容器41を別体として構成し貼り付けるようにしている。しかし、容器41の一部を検知シート体としてパターンを形成し、両者を一体のものとして構成してもよい。
(11)上記実施形態では、追跡サーバ装置11と管理サーバ装置10を、別のサーバ装置として構成している。しかし、これらを一つのサーバ装置として構成するようにしてもよい。
(12)上記実施形態では、ジッパー構造付きの容器41を用いている。しかし、段ボールなどを開けることで、第2の破断構造が破断されるように検知シート体10を設けるようにしてもよい。
図18に、段ボール箱用に構成した検知シート体10の構造を示す。回路図としては、実質的に、図7と同等である。
第1の破断構造であるミシン目206によってグランド・パターンGP1が切断され、第2の破断構造である脆弱部207によってグランド・パターンGP2が切断されるようになっている。折曲線278の先には、シール276が設けられている。シール276は剥離可能に構成されており、シール276を剥がすと、粘着材が現れるようになっている。脆弱部207は、矢印A方向に引っ張る力を加えたときに、この部分から破断するように、切欠きや空洞が設けられている。なお、折曲線278は、折曲げのための目安として線を印刷し、ミシン目としない方が好ましい。折曲線278をミシン目などで折り曲げやすく構成してもよいが、脆弱部278より破断に対する強度を高くしておくことが好ましい。
図19Aに、この検知シート体210を用いて部品を出荷する場合の処理を示す。段ボール箱290の内側に検知シート体210を貼り付ける。この際、折曲線278と、フラップ292の折り曲げ部が合致するようにする。
なお、検知シート体210の段ボール箱290への貼り付けは、部品を出荷する際に行ってもよいし、予め貼り付けられた段ボール箱290を用意しておいてもよい。
図19Aの状態で、部品を段ボール箱290に詰めた後、ミシン目206を破断する。これにより、出荷データが送信される。続いて、フラップ292、294、296、298を閉じる。この際、図19Bに示すように、シール276を剥がしてフラップ294の上面に検知シート体210を貼り付ける。
部品が発送されると、所定時間ごとに死活監視データが送信されて、位置の追跡がなされる。
利用者によって部品を使用するために開封がなされると、フラップ294を開けた際、検知シート体210がフラップ294の上面に張り付けられているので、図18の矢印A方向に力が加わり、脆弱部207が破断する。これにより、使用データが送信される。
(13)上記実施形態では、部品4を対象物としてその追跡について説明したが、製品、物品などを対象物としてもよい。
(14)上記実施形態では、容器41に検知シート体210を設けた場合について説明した。しかし、段ボール箱など配送に用いる容器一般だけでなく、封筒などにも適用することができる。
(15)上記実施形態では、発送・開封・位置などを送信するようにしている。しかし、これらのいずれかに代えて、あるいは加えて、環境情報(温度、湿度、照度、漏水など)をセンサによって取得して送信するようにしてもよい。
たとえば、検知シート体210に温度センサを設け、出荷後、所定時間間隔にて検出データを送信する(たとえば、死活監視データ送信の際に送信する)ようにすることができる。これにより、輸送中の対象物の温度を検出することができ、生鮮食品などの輸送管理に用いることができる。
図20に、温度センサ295を設けた検知シート体210の構造を示す。温度センサ295の出力データがアナログ信号である場合、A/D変換をしてディジタルデータとして取り込む必要がある。上記実施形態にて用いたモジュール215(Innovation Farm社のIFS-M01)は、内部にA/D変換器を備えており、入力端子GPにアナログ信号を与えると、CPU250はA/D変換器によってディジタル化されたデータを取得することができる。したがって、CPU250は、このデータを、無線送信回路203によって送信することができる。
また、漏水などによる通電を検知するセンサを設けることで、対象物が漏水したことを検知することができる。
(16)上記実施形態では、出荷時にミシン目206の切断忘れがあっても、開封時に手で開封できるようにしている。しかし、ミシン目がないと薄板基板211が破れないような強度に構成することで、発送時にミシン目206を切断していなければ、開封時にミシン面207を切断しても、図8の三角の領域261が手で破れないようにしてもよい。利用者が出荷日を知ることを条件に購入する商品などでは、受け取り人は、開封をせずに返品を行うことができる。
(17)上記実施形態では、ハードウエア割り込み処理によって、出荷データ、利用データを送信する処理を行うようにしている。しかし、通常の判断処理によって、出荷データ、利用データを送信する処理を行うようにしてもよい。タイマ割込についても同様である。
(18)上記実施形態では、破断構造としてミシン目や穴を設けた脆弱部を用いている。しかし、破断可能な構造であれば、厚み方向に半分程度の深さで設けた連続した切り込みなど他の破断構造を用いてもよい。
(19)上記実施形態では、容器に破断構造を設けた例を示した。しかし、容器を包む包装(プラスチック包装など)に、破断構造を設けるようにしてもよい。
(20)上記実施形態では、端末装置30において、解析処理を行っている。しかし、管理サーバ装置10において解析処理を行い、端末装置30がこれを取得するようにしてもよい。また、追跡処理と解析処理を行う解析装置を、サーバ装置ではなく、通常のPCとして構築するようにしてもよい。
(21)上記に示した変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能であり、他の実施形態と組み合わせても実施可能である。
2.第2の実施形態
2.1機能構成
図21に、第2の実施形態による情報伝達効果測定システムの機能構成を示す。このシステムは、チラシなどの宣伝情報の封入された封書4に付された検知器2、サーバ装置10、端末装置30を備えている。
サーバ装置10の検知器・情報対応記録手段12は、各封書に封入されたチラシを識別するための識別符号に、当該封書に付された検知器2の識別符号を対応付けて、記録部20に記録する。
この封書4の発送の際には、検知器2に対して発送入力が与えられる。発送情報記録手段14は、発送入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、発送情報として記録部20に記録する。
発送されて、配送経路上にある封書4について、経路情報記録手段16は、所定の間隔で、日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、経路情報として記録部20に記録する。
封書4が受取人の元に届き、受取人が封書4を開封すると、検知器2に開封入力が与えられる。たとえば、封書4を開封することで、回路が切断されたりスイッチが入ったりして、検知器2に使用入力が与えられる。開封情報記録手段18は、開封入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、開封情報として記録部20に記録する。
情報送信手段22は、送信部24により、上記発送情報、経路情報、開封情報を、端末装置30に送信する。
端末装置30の情報受信手段34は、受信部32により、これら発送情報、経路情報、開封情報を受信する。また、端末装置30には、封書4を受け取った受取人が、封書に入ったチラシなどを見て、これに対するリアクション(例えば商品購入申込など)を、リアクション有無として取得する。
効果測定手段36は、発送情報、開封情報、リアクション有無に基づいて、封書の発送数に対するリアクション有の割合を、効果情報として算出する。なお、開封情報に基づいて、開封地域ごとに効果情報を算出してもよい。また、経路情報に基づいて、経路ごとに効果情報を算出してもよい。経路情報を用いない場合には、経路情報記録手段16は設けなくともよい。
また、効果測定手段36は、発送情報、開封情報に基づいて、封書の発送数に対する開封数の割合を、効果情報として算出するようにしてもよい。この場合、リアクション取得手段36は設けなくともよい。また、上記と同様に、地域ごとに効果情報を算出するようにしてもよい。
以上のようにして、情報伝達効果を測定することができる。
2.2システム構成およびハードウエア構成
システム構成、ハードウエア構成は、第1の実施形態と同様である。この実施形態では、図22に示すように、商品などの広告チラシを封入した封書4(ダイレクトメール)に検知シール体210を貼り付けるようにしている。ダイレクトメール発送者は、その効果を測定するために端末装置30を使用する。
2.3状態検知および効果測定処理
ダイレクトメール発送者は、発送時に、今回発送の封書4に貼り付けた検知シート体210の検知器識別符号を、端末装置30に記録しておく。1万通発送した場合であれば、1万の検知器識別符号が記録されることになる。同様に、封書4に封入した広告チラシの識別符号(それぞれのチラシごとにユニークな識別符号を付している)を、端末装置30に記録しておく。これも、1万通発送した場合であれば、1万の情報識別符号が記録されることになる。
管理サーバ装置10が、発送情報(出荷情報)、経路情報、開封情報(使用情報)を記録部20に記録する処理は、第1の実施形態と同様である。ただし、封書4に貼り付けた検知シート体210の検知器識別符号と、当該封書4に封入した広告チラシの情報識別符号を対応づけて管理するようにしている。これにより、いずれの広告チラシが、いずれの検知シート体210によって管理されるかが明確となる。
第1の実施形態において説明したように、各封書4ごとに、発送日時や開封日時などが管理サーバ装置10に記録される。
発送者の端末装置30による効果測定処理のフローチャートを図23に示す。端末装置30は、検知器識別符号を特定して、管理サーバ装置10に対し情報送信の要求を行う(ステップS201)。ここでは、今回発送した封書4に貼り付けた検知シート体210の検知器識別符号(たとえば1万個)を特定して要求することになる。
これを受けた管理サーバ装置10は、要求された検知器識別符号の発送情報、開封情報を、端末装置30に送信する(ステップS251)。端末装置30は、これを受信して、記録する(ステップS202)。
続いて、端末装置30は、広告チラシに掲載された商品の販売サーバ装置(図示せず)にアクセスし、今回発送した広告チラシの識別番号を伴って、そのリアクション情報を要求する(ステップS203)。
販売サーバ装置には、いずれかの広告チラシに基づいてアクセスがあった場合、その広告チラシの識別番号が記録されている。これはたとえば、広告チラシに販売サーバ装置のURLをQRコード(商標)にて印刷しておく。広告チラシを受け取った消費者がスマートフォンなどで、このQRコード(商標)を読み取って、販売サーバ装置にアクセスできるようにする。さらに、このQRコード(商標)中に、広告チラシの識別番号をパラメータとして含めておく。このようにすれば、販売サーバ装置を訪れた消費者が、いずれの広告チラシに基づいて訪れたのかを知ることができる。また、販売サーバ装置は、その消費者の行動(訪れただけ、商品ページを開いた、商品を購入したなど)も記録している。
ステップS203の要求を受信した販売サーバ装置は、記録している消費者の行動(リアクション情報)を、端末装置30に送信する。端末装置30は、これを受信して記録する(ステップS204)。
次に、端末装置30は、発送情報とリアクション情報に基づいて、発送した広告チラシの数に対するリアクション(たとえば購入)の数を効果情報として算出する(ステップS205)。ウエブ訪問数や商品ページ閲覧数に対する効果情報を算出するようにしてもよい。
また、発送した広告チラシの数に対する開封した広告チラシの数を効果情報として算出するようにしてもよい。さらに、開封された広告チラシの数に対するリアクションの数を効果情報として算出するようにしてもよい。
さらにまた、これらの効果情報を、開封された地域ごと、開封された時間帯や曜日ごと、経路ごとに算出するようにしてもよい。
2.4変形例
(1)上記実施形態では、経路情報を管理サーバ装置10に記録するようにしている。しかし、効果算出に用いない場合には、経路情報は管理サーバ装置10に記録しなくともよい。
(2)上記実施形態では、端末装置30にリアクション取得手段35を設けている。しかし、リアクション情報を効果算出に用いない場合には、リアクション取得手段35は端末装置30に設けなくともよい。
(3)上記実施形態では、端末装置30にリアクション取得手段35を設けている。しかし、管理サーバ装置10にリアクション取得手段35を設けて、端末装置30に送信するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、端末装置30に効果測定手段36を設けている。しかし、管理サーバ装置10に、リアクション取得手段35と効果測定手段36を設け、効果情報を端末装置30に送信するようにしてもよい。また、追跡処理と効果算出処理を行う効果算出装置を、サーバ装置ではなく、通常のPCとして構築するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、封書4に検知シート体210を貼り付ける場合について説明した。しかし、内側に情報を記載した圧着はがきの剥がし部分に検知シート体210を貼り付けるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、広告チラシを例として説明した。しかし、アンケートやお知らせなど、その他の情報の伝達度合いを計測するようにしてもよい。
(7)上記に示した変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能であり、他の実施形態と組み合わせても実施可能である。
3.第3の実施形態
3.1機能構成
図24に、第3の実施形態による監視システムの機能構成を示す。この実施形態では、旅行などで家を空けている間に、不正侵入がないかを監視する。このシステムは、家の玄関ドア、窓などの開閉体に付された検知器2、サーバ装置10、端末装置30を備えている。
旅行などで家を出る際、ユーザは、玄関ドアなどに取り付けた検知器2に対して開始入力を与える。空家開始情報取得手段14は、開始入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、開始情報として記録部20に記録する。
検知器2が取付けられた玄関ドアが開かれると、検知器2に対し開入力が与えられる。たとえば、玄関ドアや窓が開けられることで、回路が切断されたりスイッチが入ったりして、検知器2に使用入力が与えられる。
開情報送信手段22は、開入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を、開情報として取得する。さらに、開情報(空家開始情報を伴ってもよい)を、送信部24によって、ユーザの保持するスマートフォン30(携帯端末装置)に送信する。
スマートフォン30の情報受信手段34は、受信部32によって、開情報を受信する。位置取得手段39は、情報受信手段34が受信した時(あるいは開情報が発せられた時刻における)の、スマートフォン30の位置を取得する。たとえば、内蔵されているGPS受信器などによって取得することができる。
異常検知手段37は、開情報に含まれる検知器2の位置と、スマートフォン30の位置が、所定距離以上(たとえば、10m以上)離れていれば、ユーザ以外の者が侵入したと判断し、スマートフォン30が音声や画面・テキストなどで警告を発する。あるいは予め登録した警察、警備会社などの連絡先に対して警告メールなどを送信する。
ユーザ本人が、自宅に戻ってきて玄関ドア等を開けた場合、ユーザがスマートフォン30を身につけていれば、検知器2の位置と、スマートフォン30の位置が所定距離以内になるので、警報は発せられない。
以上のようにして、空き家の監視を行うことができる。
3.2システム構成およびハードウエア構成
システム構成、ハードウエア構成は、第1の実施形態と同様である。この実施形態では、ドアや窓を開けた時に、第2の破断構造が破断するように、検知シート体210を、ドアや窓に貼り付けるようにしている。また、家を出る前に、第1の破断構造を破断して、空家開始信号を送信するようにしている。
3.3監視処理
図25に、空家開始信号送出以後の処理フローチャートを示す。ユーザが家を出るときに、第1の破断構造(ミシン目206)を破断すると、その際の日時、位置、識別符号などが管理サーバ装置10に記録される(ステップS52)。この際、管理サーバ装置10から、ユーザの持つスマートフォン30に対して、不正侵入監視処理が開始された旨を連絡するようにしてもよい。
その後は、第1の実施形態と同じように、所定時間ごとに、日時、位置、識別符号が管理サーバ装置10に記録される(ステップS53)。なお、この実施形態では、経路情報を取得する必要は無いので、この処理は行わなくとも(あるいは、間隔を長くしても)よい。
ドアや窓が開けられたときの処理フローチャートを、図26に示す。ドアや窓が開けられると、検知シート体210の第2の破断構造(ミシン目207)が破断される。これにより、管理サーバ装置10は、その際の日時、位置、識別符号などを、開情報として取得する(ステップS54)。開情報を取得した管理サーバ装置10は、当該開情報を、スマートフォン30に送信する(ステップS57)。なお、いずれのスマートフォン30に送信するかは、予め登録しておく。
ユーザが身につけているスマートフォン30は、この開情報を受信する(ステップS61)。続いて、スマートフォン30は、内蔵しているGPS受信器によって自らの位置を取得し、自らの位置と、開情報に示された検知シート体210の位置が、所定距離内にあるかどうかを判定する(ステップS62)。
所定距離内(たとえば数m以内)にあれば、ユーザ自身がドアなどを開いたものと判断して、警報は出力しない(ドアなどが開いた旨の通知を行ってもよい)。所定距離内になければ、ユーザ以外の者がドアを開いたと判断して、スマートフォン30から警報を出力する(ステップS63)。これにより、例えば旅行中のユーザが、自宅に不正侵入があったことを知ることができる。
3.4変形例
(1)上記実施形態では、スマートフォン30が判断をして、警報を出力するようにしている。しかし、ユーザが判断を行えるように、開情報をディスプレイなどに表示するだけにしてもよい。
(2)上記実施形態では、空家開始情報をスマートフォン30に送信するようにしている。しかし、空家開始情報は送信せず、開情報のみをスマートフォン30に送信するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、空家にする場合について説明したが、子供や老人を残して家を出る場合などにも適用することができる。
(4)上記実施形態では、スマートフォン30に、異常検知手段37を設けるようにしている。しかし、サーバ装置10に異常検知手段37を設けて、その判定結果による警報を、端末装置30に送信するようにしてもよい。この場合、管理サーバ装置10は、判断のために、スマートフォン30に対して位置情報を送信するよう要求して、スマートフォン30の位置を取得すればよい。また、空家開始しょり、開処理、異常検知処理を行う監視装置を、サーバ装置ではなく、通常のPCとして構築するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、検知シート体210に2カ所の破断構造を設けている。しかし、1カ所だけ破断構造を設け、ドアなどが開かれたときに破断するようにしてもよい。この場合でも、開情報を得て、不正侵入であるかどうかを判断することができる。
(6)上記に示した変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能であり、他の実施形態と組み合わせても実施可能である。
4.第4の実施形態
4.1機能構成
図27に、第4の実施形態による不正開封監視システムの機能構成を示す。このシステムは、発送物4が輸送中に不正に開封されないかどうかを監視するものである。
サーバ装置10の検知器・発送物対応記録手段12は、各発送物4を識別するための識別符号に、当該発送物に付された検知器2の識別符号を対応付けて、記録部20に記録する。
この発送物4の発送の際には、検知器2に対して発送入力が与えられる。発送情報記録手段14は、発送入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、発送情報として記録部20に記録する。
発送されて、輸送経路上にある発送物4について、経路情報記録手段16は、所定の間隔で、日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、経路情報として記録部20に記録する。
発送物4が受取人の元に届き、受取人が発送物4を開封すると、検知器2に開封入力が与えられる。たとえば、発送物4を収納する袋や箱を開封することで、回路が切断されたりスイッチが入ったりして、検知器2に開封入力が与えられる。開封情報送信手段18は、開封入力が与えられた際の日時、検知器2の位置、識別符号を取得し、開封情報として、送信部24により端末装置30に送信する。この際、発送情報、経路情報も併せて送信するようにしてもよい。
端末装置30の情報受信手段34は、受信部32により、開封情報を受信する。監視手段39は、予め端末装置30に記録されている受取人の位置と、開封情報に含まれる開封時の検出器4の位置が、所定距離内(たとえば50m以内)にあるかどうかを判断する。
所定距離内であれば、本来の受取人が受け取ったものと判断し、警告は発しない。所定距離より離れていれば、不正開封があった旨を警告(音声出力、表示、メール送信など)する。
4.2システム構成およびハードウエア構成
システム構成、ハードウエア構成は、第1の実施形態と同様である。この実施形態では、発送物を受取人に発送する際に、開封箇所に検知シート体210を貼り付けるようにしている。これにより、経路中で不正に開封された場合には、その位置情報によって、これを検知して警告することができる。
4.3監視処理
図28、図29に、監視処理のフローチャートを示す。図28は、第1の実施形態などと同様の処理である。ただし、このシステムを利用するユーザ(発送物の発送者、受取人、運送業者などのいずれであってもよい)は、発送物発送の際に、発送物4の発送物識別符号または当該発送物に付した検知シート体210の識別符号に対応づけて、端末装置30に受取人の位置(緯度経度)を記録しておく。受取人の位置は、住所に基づいて変換した緯度経度であってもよい。
開封を検知すると、図29に示すように、管理サーバ装置10は、発送データ、経路データ、開封データを端末装置30に送信する(ステップS57)。この実施形態では、発送データ、経路データ、開封データを全て送信しているが、少なくとも、開封データを送信すればよい。
端末装置30は、これらデータを受信する(ステップS65)。端末装置30は、開封データに含まれる開封時の検知シート体210の位置と、予め記録されている受取人の位置が、所定距離内にあるかどうかを判断する(ステップS66)。
所定距離内であれば、不正開封がなされず受取人が受け取ったものとして警告を発しない。しかし、所定距離を超えていれば、不正開封がなされたものとして、警告(音声、テキストの出力、警告メール送信など)を出力する。
4.4変形例
(1)上記実施形態では、受取人の位置と、開封された位置が合致していれば、警告を発しないようにしている。しかし、受取人の位置において、受け取り人以外の者が開封を行うこともありうる。この場合にも、警告を発するのであれば、上記の警告判断に加えて、あるいはこれに代えて、第3の実施形態のように、予め受取人のスマートフォンを登録しておき、開封位置とスマートフォンの位置が合致(所定範囲内)するかどうかを、端末装置30または当該スマートフォンにおいて判断すればよい。
(2)上記実施形態では、端末装置30が判断をして、警報を出力するようにしている。しかし、ユーザが判断を行えるように、開封情報(特に開封位置)などをディスプレイなどに表示するだけにしてもよい。
(3)上記実施形態では、端末装置30に、監視手段39を設けるようにしている。しかし、管理サーバ装置10に監視手段39を設けて、その判定結果による警報を、端末装置30に送信するようにしてもよい。この場合、受取人の位置は、管理サーバ装置10に登録するとよい。また、発送処理、経路処理、開封処理、監視処理を行う監視装置を、サーバ装置ではなく、通常のPCとして構築するようにしてもよい。
(5)上記に示した変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能であり、他の実施形態と組み合わせても実施可能である。


Claims (37)

  1. サーバ装置と端末装置を備え、出荷された商品の流通・利用を解析するためのシステムであって、
    前記サーバ装置は、
    商品に対して付される検知器の識別符号と、前記商品の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・商品対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、出荷情報として記録部に記録する出荷情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記出荷入力が与えられると、その後、所定時間間隔で繰り返して複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、前記商品の経路情報として記録部に記録する経路情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の使用時に使用入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、使用情報として記録部に記録する使用情報記録手段と、
    前記端末装置に対し、前記記録部に記録された出荷情報、経路情報、使用情報を送信部によって送信する情報送信手段とを備え、
    前記端末装置は、
    前記サーバ装置から送られてきた出荷情報、経路情報、使用情報を受信部によって受信する情報受信手段と、
    前記サーバ装置から受信した出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を算出する解析手段とを備えた解析システム。
  2. 出荷された商品の流通・利用を解析するための端末装置であって、
    前記商品に付された検知器に対し前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む出荷情報を取得する出荷情報取得手段と、
    前記検知器に対し前記出荷入力が与えられた後に所定時間間隔で複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記検知器に対し前記商品の使用時に使用入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む使用情報を取得する使用情報取得手段と、
    出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を算出する解析手段と、
    を備えた端末装置。
  3. 請求項2の端末装置において、
    前記解析手段は、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数、使用者による使用数に基づいて、当該商品の生産計画または出荷計画を算出することを特徴とする端末装置。
  4. 請求項2の端末装置において、
    前記解析手段は、使用者による使用場所を地域ごとに集計した使用数に基づいて、地域ごとに当該商品の予定広告出稿量を算出することを特徴とする端末装置。
  5. 請求項2の端末装置において、
    前記商品に付された検知器とは別に、複数の商品を収納した容器に付された検知器が設けられ、
    前記出荷時には、前記複数の商品を収納した容器に付された検知器に出荷入力が与えられて追跡処理が開始され、
    前記複数の商品を収納した容器が開封されると、前記商品に付された検知器による追跡処理が開始されるよう構成されたことを特徴とする端末装置。
  6. 出荷された商品の流通・利用を解析するための端末装置をコンピュータによって実現するための端末プログラムであって、コンピュータを、
    前記商品に付された検知器に対し前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む出荷情報を取得する出荷情報取得手段と、
    前記検知器に対し前記出荷入力が与えられた後に所定時間間隔で複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    前記検知器に対し前記商品の使用時に使用入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む使用情報を取得する使用情報取得手段と、
    出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を算出する解析手段として機能させるための端末プログラム
  7. 請求項6の端末プログラムにおいて、
    前記解析手段は、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数、使用者による使用数に基づいて、当該商品の生産計画または出荷計画を算出することを特徴とする端末プログラム。
  8. 請求項6の端末プログラムにおいて、
    前記解析手段は、使用者による使用場所を地域ごとに集計した使用数に基づいて、地域ごとに当該商品の予定広告出稿量を算出することを特徴とする端末プログラム。
  9. 請求項6の端末プログラムにおいて、
    前記商品に付された検知器とは別に、複数の商品を収納した容器に付された検知器が設けられ、
    前記出荷時には、前記複数の商品を収納した容器に付された検知器に出荷入力が与えられて追跡処理が開始され、
    前記複数の商品を収納した容器が開封されると、前記商品に付された検知器による追跡処理が開始されるよう構成されたことを特徴とする端末プログラム。
  10. 出荷された商品の流通・利用を解析するためのサーバ装置であって、
    商品に対して付される検知器の識別符号と、前記商品の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・商品対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、出荷情報として記録部に記録する出荷情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記出荷入力が与えられると、その後、所定時間間隔で繰り返して複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、前記商品の経路情報として記録部に記録する経路情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の使用時に使用入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、使用情報として記録部に記録する使用情報記録手段と、
    端末装置において、出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を算出することができるように、前記端末装置に対し、前記記録部に記録された出荷情報、経路情報、使用情報を送信部によって送信する情報送信手段と、
    を備えたサーバ装置。
  11. 出荷された商品の流通・利用を解析するための解析装置であって、
    各商品に対して付され、もしくは複数商品に対して付される検知器の識別符号と、前記商品の識別符号または前記複数商品の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・商品対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の出荷時に出荷入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、出荷情報として記録部に記録する出荷情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記出荷入力が与えられた後に、所定時間間隔で複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、前記商品の経路情報として記録部に記録する経路情報記録手段と、
    前記検知器に対し前記商品の使用時に使用入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置を取得し、日時、検知器の識別符号に対応付けて、使用情報として記録部に記録する使用情報記録手段と、
    前記出荷情報、経路情報、使用情報に基づいて、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数または使用者による使用数を解析情報として算出する解析手段と、
    を備えた解析装置。
  12. 請求項11の解析装置において、
    前記解析手段は、出荷日時から使用日時までの時間、流通経路上にある商品の数、使用者による使用数に基づいて、当該商品の生産計画または出荷計画を算出することを特徴とする解析装置。
  13. 請求項11の解析装置において、
    前記解析手段は、使用者による使用場所を地域ごとに集計した使用数に基づいて、地域ごとに当該商品の予定広告出稿量を算出することを特徴とする解析装置。
  14. 請求項11の解析装置において、
    前記商品に付された検知器とは別に、複数の商品を収納した容器に付された検知器が設けられ、
    前記出荷時には、前記複数の商品を収納した容器に付された検知器に出荷入力が与えられて追跡処理が開始され、
    前記複数の商品を収納した容器が開封されると、前記商品に付された検知器による追跡処理が開始されるよう構成されたことを特徴とする解析装置。
  15. サーバ装置と端末装置を備え、情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するためのシステムであって、
    前記サーバ装置は、
    封書に付される検知器の識別符号と、前記封書の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・情報対応記録手段と、
    前記封書の発送時に検知器に発送入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、発送情報として記録部に記録する発送情報記録手段と、
    前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、開封情報として記録部に記録する開封情報記録手段と、
    前記記録部に記録された発送情報、開封情報を送信部によって送信する情報送信手段とを備え、
    前記端末装置は、
    前記封書に収納された情報に対するリアクションの有無を取得するリアクション有無取得手段と、
    前記サーバ装置から送られてきた発送情報、開封情報を受信部によって受信する情報受信手段と、
    前記サーバ装置から受信した発送情報、開封情報および前記リアクション有無取得手段によって取得したリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合およびリアクション有の割合を算出する効果測定手段とを備えた効果測定システム。
  16. 情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するための端末装置であって、
    前記封書の発送時に検知器に発送入力が与えられた際に記録された日時、検知器の識別符号を発送情報を取得する発送情報取得手段と、
    前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に記録された日時、検知器の識別符号を開封情報として取得する開封情報取得手段と、
    前記封書に収納された情報に対するリアクションの有無を取得するリアクション有無取得手段と、
    発送情報、開封情報および前記リアクション有無取得手段によって取得したリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合およびリアクション有の割合を算出する効果測定手段と、
    を備えた端末装置。
  17. 請求項16の端末装置において、
    前記開封情報には、前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置が開封された位置として含まれており、
    前記効果測定手段は、前記封書が開封された位置によって示される地域ごとに効果情報を算出することを特徴とする端末装置。
  18. 情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するための端末装置をコンピュータによって実現するための端末プログラムであって、コンピュータを、
    前記封書の発送時に検知器に発送入力が与えられた際に記録された日時、検知器の識別符号を発送情報を取得する発送情報取得手段と、
    前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に記録された日時、検知器の識別符号を開封情報として取得する開封情報取得手段と、
    前記封書に収納された情報に対するリアクションの有無を取得するリアクション有無取得手段と、
    発送情報、開封情報および前記リアクション有無取得手段によって取得したリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合およびリアクション有の割合を算出する効果測定手段として機能させるための端末プログラム。
  19. 請求項18の端末プログラムにおいて、
    前記開封情報には、前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置が開封された位置として含まれており、
    前記効果測定手段は、前記封書が開封された位置によって示される地域ごとに効果情報を算出することを特徴とする端末プログラム。
  20. 情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するためのサーバ装置であって、
    封書に付される検知器の識別符号と、前記封書の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・情報対応記録手段と、
    前記封書の発送時に検知器に発送入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、発送情報として記録部に記録する発送情報記録手段と、
    前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、開封情報として記録部に記録する開封情報記録手段と、
    端末装置において、前記発送情報、開封情報およびリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合、前記封書の開封数に対するリアクション有の割合を、効果情報として算出するために、前記端末装置に対して、前記記録部に記録された発送情報、開封情報を送信部によって送信する情報送信手段と、
    を備えたサーバ装置。
  21. 情報を収納した封書の情報伝達効果を測定するための解析装置であって、
    封書に付される検知器の識別符号と、前記封書の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・情報対応記録手段と、
    前記封書の発送時に検知器に発送入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、発送情報として記録部に記録する発送情報記録手段と、
    前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に、日時、検知器の識別符号を、開封情報として記録部に記録する開封情報記録手段と、
    前記封書に収納された情報に対するリアクションの有無を取得するリアクション有無取得手段と、
    前記発送情報、開封情報およびリアクションの有無に基づいて、封書の発送数に対する封書の開封数の割合、前記封書の開封数に対するリアクション有の割合を効果情報として算出する効果測定手段と、
    を備えた解析装置。
  22. 請求項21の解析装置において、
    前記開封情報には、前記封書の開封時に検知器に開封入力が与えられた際に複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置が開封された位置として含まれており、
    前記効果測定手段は、前記封書が開封された位置によって示される地域ごとに効果情報を算出することを特徴とする解析装置。
  23. サーバ装置と携帯端末装置を備え、家への不正侵入を監視するための監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    ユーザが家から出る際に開閉体に付されて活性化された検知器の識別符号を含む空家開始情報を取得する開始情報取得手段と、
    前記開閉体が開かれたことを検出した検知器の識別符号、位置を取得し、開情報として前記携帯端末装置に送信する開情報送信手段と、
    前記携帯端末装置は、
    サーバ装置から開情報を受信する受信手段と、
    前記開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を行う異常通知手段と、
    を備えた監視システム。
  24. 家への不正侵入を監視するための携帯端末装置であって、
    ユーザが家から出る際に活性化された検知器が付された開閉体が開かれたことを検出した当該検知器の識別符号、位置を、開情報として取得する開情報取得手段と、
    前記開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を行う異常通知手段と、
    を備えた携帯端末装置。
  25. 家への不正侵入を監視するための携帯端末装置をコンピュータによって実現するための端末プログラムであって、コンピュータを、
    ユーザが家から出る際に活性化された検知器が付された開閉体が開かれたことを検出した当該検知器の識別符号、位置を、開情報として取得する開情報取得手段と、
    前記開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を行う異常通知手段として機能させるための携帯プログラム。
  26. 家への不正侵入を監視するためのサーバ装置であって、
    ユーザが家から出る際に開閉体に付されて活性化された検知器の識別符号を含む空家開始情報を取得する開始情報取得手段と、
    携帯端末装置において、前記開閉体に付された検知器が開かれたことを示す開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を行うために、前記開閉体が開かれたことを検出した検知器の識別符号、位置を取得し、開情報として前記携帯端末装置に送信する開情報送信手段と、
    を備えたサーバ装置。
  27. 家への不正侵入を監視するための監視装置であって、
    ユーザが家から出る際に開閉体に付されて活性化された検知器の識別符号を含む空家開始情報を取得する開始情報取得手段と、
    前記開閉体が開かれたことを検出した検知器の識別符号、位置を取得し、開情報として携帯端末装置に送信する開情報送信手段と、
    前記開情報の対象となった検知器の位置と、当該開情報の際の携帯端末装置の位置とが、所定範囲内にあるか否かを判定し、所定範囲内になければ、異常通知を前記携帯端末装置に送信する異常通知手段と、
    を備えた監視装置。
  28. サーバ装置と端末装置を備え、発送物の不正開封を監視するシステムであって、
    前記サーバ装置は、
    発送物の開封部に付される検知器の識別符号と、前記発送物の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・発送物対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記発送物の開封部が開封された時に開封入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別情報を含む開封情報を受けると、当該開封情報を送信部によって端末装置に送信する情報送信手段とを備え、
    前記端末装置は、
    不正開封があったか否かを判断するため、前記サーバ装置から受信した開封情報に基づいて、開封時の位置を出力する監視手段を備えたことを特徴とする不正開封監視システム。
  29. 発送物の不正開封を監視する端末装置であって、
    発送物の開封部に付された検知器に対し前記発送物の開封部が開封された時に開封入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む開封情報を取得する開封情取得録手段と、
    不正開封があったか否かを判断するため、サーバ装置から受信した発送情報、開封情報に基づいて、開封時の位置を出力する監視手段と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  30. 請求項29の端末装置において、
    前記監視手段は、予め記録された発送物の受領予定位置と、前記開封が検出された位置とが、所定距離以上離れていれば、不正開封の警告を出力することを特徴とする端末装置。
  31. 発送物の不正開封を監視する端末装置をコンピュータによって実現するための端末プログラムであって、コンピュータを、
    発送物の開封部に付された検知器に対し前記発送物の開封部が開封された時に開封入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別符号を含む開封情報を取得する開封情取得録手段と、
    不正開封があったか否かを判断するため、サーバ装置から受信した発送情報、開封情報に基づいて、開封時の位置を出力する監視手段として機能させるための端末プログラム。
  32. 請求項31の端末プログラムにおいて、
    前記監視手段は、予め記録された発送物の受領予定位置と、前記開封が検出された位置とが、所定距離以上離れていれば、不正開封の警告を出力することを特徴とする端末プログラム。
  33. 発送物の不正開封を監視するサーバ装置であって、
    発送物の開封部に付される検知器の識別符号と、前記発送物の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・発送物対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記発送物の開封部が開封された時に開封入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別情報を含む開封情報を受けると、端末装置において、開封情報に基づいて、不正開封があったか否かを判断するため、当該開封情報を送信部によって端末装置に送信する情報送信手段と
    を備えたサーバ装置。
  34. 発送物の不正開封を監視する監視装置であって、
    発送物の開封部に付される検知器の識別符号と、前記発送物の識別符号とを対応付けて記録部に記録する検知器・発送物対応記録手段と、
    前記検知器に対し前記発送物の開封部が開封された時に開封入力が与えられた際に、複数の基地局との通信によって計測された検知器の位置、日時、検知器の識別情報を含む開封情報を受けると、当該開封情報に基づいて、不正開封があったか否かを判断する監視手段と、
    を備えた監視装置。
  35. 請求項34の監視装置において、
    前記監視手段は、予め記録された発送物の受領予定位置と、前記開封が検出された位置とが、所定距離以上離れていれば、不正開封の警告を出力することを特徴とする監視装置。
  36. 請求項1~35のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記検知器の位置は、検知器から発せられる信号が複数の基地局に受信された際の信号強度に基づいて計測されたものであることを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  37. 請求項1~35のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記検知器の位置は、検知器が受信した複数の基地局がいずれの基地局であったかに基づいて計測されたものであることを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
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