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JP7663134B2 - 光学モジュールおよび光学装置 - Google Patents
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JP7663134B2 - 光学モジュールおよび光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動によって液滴などを除去する光学モジュールおよび光学装置に関する。
特許文献1には、光学素子のドーム部を形成する曲面の端部と接続し、ドーム部に屈曲振動を発生させる加振部材を具備する液滴排除装置が開示されている。特許文献1に記載の液滴排除装置では、防滴カバーと圧電素子とが接着固定されており、圧電素子の振動によって防滴カバーを屈曲振動させ、防滴カバーの表面に付着した液滴等を除去する。
特開2017-170303号公報
特許文献1に記載の装置では、振動減衰を抑制するという点で未だ改善の余地がある。
本発明の一態様の光学モジュールは、
透光体と、
筒状に形成され、前記透光体を支持する振動体と、
前記振動体に配置され、前記振動体を振動させる圧電素子と、
前記振動体の内側に配置される内層光学部品と、
を備え、
前記透光体において前記内層光学部品と対向する面には、前記透光体の厚み方向に窪み、且つ曲率を有する凹部が形成されており、
前記内層光学部品は、前記透光体と対向する内層レンズを含み、
前記内層レンズは、前記透光体に向かって突出し、且つ曲率を有する第1部分と、前記第1部分の外周に設けられた第2部分と、を含み、
前記第1部分の前記外周において、前記第1部分と前記透光体との間には、第1ギャップが形成されており、
前記第2部分と前記透光体との間には、第2ギャップが形成されており、
前記第2ギャップは、前記第1ギャップより大きい。
本発明の一態様の光学装置は、
前記態様の光学モジュールと、
前記光学モジュールに配置される光学素子と、
を備える。
本発明によれば、振動減衰を抑制することができる光学モジュールおよび光学装置を提供することができる。
本発明に係る実施の形態1の光学装置の一例を示す概略斜視図である。 本発明に係る実施の形態1の光学装置の構成の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る実施の形態1の光学装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 透光体と内層レンズとの間のギャップを説明するための模式図である。 比較例1、比較例2及び実施例1を説明するための模式図である。 比較例1、比較例2及び実施例1における透光体の変位量及び音圧のシミュレーション結果の一例を説明するグラフである。 比較例1、比較例2及び実施例1における変位分布及び音圧分布の一例を説明する図である。 第2ギャップの寸法と透光体の変位量との関係の一例を示すグラフである。 透光体の凹部の曲率と内層レンズの第1部分の曲率との関係の一例を説明するグラフである。 変形例1の光学モジュールの主な構成を示す概略断面図である。 変形例2の光学モジュールの主な構成を示す概略断面図である。 変形例3の光学装置の主な構成を示す概略断面図である。
(本発明に至った経緯)
車両の前部や後部に撮像素子などを備える撮像ユニットを設けた車両では、撮像ユニットで取得した画像を利用して安全装置を制御したり、自動運転制御を行っている。このような撮像ユニットは、車外に配置される場合がある。この場合、撮像ユニットの外装に保護カバー又はレンズなどの透光体を配置する。
このため、透光体に雨滴(液滴)、泥、塵埃などの異物が付着することがある。透光体に異物が付着すると、撮像ユニットで取得した画像に、異物が映り込み、鮮明な画像が得られなくなる場合がある。
近年、透光体を振動させることによって透光体に付着した異物を除去する装置が開発されている。このような装置においては、筒状の振動体に透光体を配置し、圧電素子などによって振動体を振動させることによって透光体を振動させている。また、振動体の内部には、内層レンズ等の内層光学部品が配置されている。
しかしながら、振動体の内部に配置される内層光学部品の位置によっては、透光体および/または振動体の振動を減衰させる場合がある。例えば、透光体と内層光学部品との間にはギャップが設けられており、ギャップの寸法によっては振動減衰が生じる。これにより、透光体に付着した異物を十分に除去できなくなるという課題がある。これは、発明者らが発見した新たな課題である。
例えば、透光体を振動させると、当該振動により音波が発生する。透光体から生じた音波が内層光学部品で反射し、音波の腹と節とを含む定在波が生じる。音波の腹では、他の部分と比べて音圧が上昇し、空気がより圧縮された状態となる。このため、音波の腹では、圧縮された空気がダンパーとして働き、振動減衰が発生する。よって、透光体と内層光学部品との間のギャップにおいて、透光体が配置される位置に音波の腹が形成される場合、透光体の振動が減衰されてしまう。その結果、透光体に付着した異物を十分に除去できない場合がある。
また、透光体から生じた音波の反射により生じる腹と節を避けて内層光学部品を配置するため、内層光学部品を透光体に近づけて配置し、透光体と内層光学部品との間のギャップを小さくすることが考えられている。この場合、定在波の有無にかかわらず、ギャップにおける空気の体積が小さくなり、音圧が上昇する。その結果、振動減衰が発生する場合がある。
本発明者らは、鋭意検討したところ、透光体と内層光学部品との間のギャップにおける音圧の上昇を抑制することによって、振動の減衰を抑制する構成を見出し、以下の発明に至った。
本発明の第1態様の光学モジュールは、透光体と、筒状に形成され、前記透光体を支持する振動体と、前記振動体に配置され、前記振動体を振動させる圧電素子と、前記振動体の内側に配置される内層光学部品と、を備え、前記透光体において前記内層光学部品と対向する面には、前記透光体の厚み方向に窪み、且つ曲率を有する凹部が形成されており、前記内層光学部品は、前記透光体と対向する内層レンズを含み、前記内層レンズは、前記透光体に向かって突出し、且つ曲率を有する第1部分と、前記第1部分の外周に設けられた第2部分と、を含み、前記第1部分の前記外周において、前記第1部分と前記透光体との間には、第1ギャップが形成されており、前記第2部分と前記透光体との間には、第2ギャップが形成されており、前記第2ギャップは、前記第1ギャップより大きい。
このような構成により、振動減衰を抑制することができる。
前記第2部分は、前記第1部分よりも前記透光体から離れる方向に窪んだ段差であってもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
前記第2部分は、前記内層レンズの外周に向かって、前記透光体から離れる方向に傾斜した傾斜面を有していてもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
前記第2ギャップは、前記第1ギャップの1.2倍以上であってもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
前記透光体の厚み方向から見て、前記内層レンズの外径は、前記透光体の前記凹部の外径より大きくてもよい。
このような構成により、内層レンズの光学的特性を維持しつつ、振動減衰を抑制することができる。
前記内層レンズの前記第1部分の前記曲率は、前記透光体の前記凹部の前記曲率よりも大きくてもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
前記第2部分は、前記内層レンズの厚み方向と直交するフラット面を有し、前記内層光学部品は、前記内層レンズを収納する筒状のレンズ保持部を含み、前記レンズ保持部は、前記レンズ保持部の内側で、前記フラット面と接触する押さえ部を有していてもよい。
このような構成により、内層レンズの光学的特性を維持しつつ、保持することができる。
前記第1部分は、前記透光体の前記凹部内に配置されてもよい。
このような構成により、モジュールを小型化しつつ、振動減衰を抑制することができる。
前記内層レンズは、球面レンズ又は非球面レンズで構成されてもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
前記透光体の前記凹部は、半球状に窪んだ形状を有していてもよい。
このような構成により、振動減衰をさらに抑制することができる。
本開示の一態様の光学装置は、前記態様の光学モジュールと、前記光学モジュールに配置される光学素子と、を備える。
このような構成により、振動減衰を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
(実施の形態1)
[光学装置]
図1は、本発明に係る実施の形態1の光学装置100の一例を示す概略斜視図である。図2は、本発明に係る実施の形態1の光学装置100の構成の一例を示す概略断面図である。図中のX,Y,Z方向は、光学装置100の縦方向、横方向および高さ方向を示す。
図1及び図2に示すように、光学装置100は、光学モジュール1と、光学素子2と、を備える。光学素子2は、光学モジュール1に配置されている。具体的には、光学素子2は、光学モジュール1の内部に配置されている。
本実施形態では、光学装置100が撮像装置である例について説明する。光学装置100は、例えば車両の前方、後方などに取り付けられ、撮像対象を撮像する。なお、光学装置100が取り付けられる場所は、車両に限られず、船舶、航空機などの他の装置に取り付けられてもよい。
光学素子2は、撮像素子であり、例えば、可視領域から遠赤外領域のいずれかの波長の光を受光する、CMOS、CCD、ボロメーターやサーモパイルである。
光学装置100は、車両などに取り付けて屋外で使用する場合、光学素子2の視野方向に配置され外部を覆う光学モジュール1の透光体10に雨滴、泥、塵埃等の異物が付着することがある。光学モジュール1は、透光体10に付着した雨滴等の異物を除去するため振動を発生させることができる。
[光学モジュール]
図1及び図2に示すように、光学モジュール1は、透光体10、振動体20、圧電素子30、固定部40および内層光学部品50を備える。なお、光学モジュール1において、固定部40は必須の構成ではない。
<透光体>
透光体10は、光学素子2が検出する波長のエネルギー線又は光が透過する透光性を有する。本実施形態では、透光体10は、光学素子2や内層光学部品50を異物の付着から保護するためのカバーである。光学装置100においては、光学素子2が透光体10を通してエネルギー線又は光を検出する。
透光体10を形成する材料としては、例えば、透光性のプラスチック、石英、ホウ桂酸などのガラス、透光性のセラミック又は合成樹脂などを用いることができる。透光体10を例えば強化ガラスにより形成することで、透光体10の強度を高めることが可能である。本実施形態では、透光体10は、BK-7(ホウ珪酸ガラス)で形成されている。
透光体10は、例えば、ドーム形状を有する。光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、透光体10は円形に形成されている。なお、透光体10の形状は、これに限定されない。
本実施形態では、透光体10は、第1主面PS1と、第1主面PS1と反対側の第2主面PS2とを有する。第1主面PS1は、透光体10の外側に位置する主面である。第1主面PS1は、連続した湾曲面で形成されている。具体的には、第1主面PS1は、丸く湾曲している。第2主面PS2は、透光体10の内側に位置する主面である。第2主面PS2には、平坦面に凹部11が設けられている。
具体的には、第2主面PS2は、透光体10において内層光学部品50と対向する面である。第2主面PS2には、透光体10の厚み方向(Z方向)に窪み、且つ曲率を有する凹部11が形成されている。例えば、凹部11は、透光体10の厚み方向(Z方向)から見て、透光体10の中央に設けられており、円形状を有する。例えば、凹部11は、半球状に窪んだ形状を有する。
透光体10の外周端部は、振動体20に接合されている。具体的には、透光体10の厚み方向(Z方向)から見たときの透光体10の外周に沿って、透光体10の第2主面PS2と振動体20の振動フランジ21とが接合されている。透光体10と振動体20との接合は、例えば、接着材又はろう材を用いて行うことができる。または、熱圧着または陽極接合等を用いることもできる。
<振動体>
振動体20は、筒状に形成され、透光体10を支持する。また、振動体20は、圧電素子30によって振動させられることによって、透光体10を振動させる。
振動体20は、振動フランジ21、第1筒状体22、ばね部23、第2筒状体24、振動板25および接続部26を有する。なお、振動体20において、接続部26は必須の構成ではない。
振動フランジ21は、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、円環状の板部材で形成されている。振動フランジ21は、透光体10の外周に沿って配置され、透光体10と接合されている。振動フランジ21は、透光体10と面接触することによって透光体10を安定して支持している。
第1筒状体22は、一端と他端とを有する筒状に形成されている。第1筒状体22は、内部に貫通孔が設けられた中空部材からなる。貫通孔は、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)に設けられており、第1筒状体22の一端と他端とに貫通孔の開口が設けられている。第1筒状体22は、例えば、円筒形状を有する。光学モジュール1の高さ方向から見て、第1筒状体22の外形及び貫通孔の開口は、円形に形成されている。
第1筒状体22の一端には振動フランジ21が設けられており、第1筒状体22の他端にはばね部23が設けられている。第1筒状体22は、振動フランジ21を支持する一方で、ばね部23によって支持されている。
ばね部23は、第1筒状体22の他端を支持する板バネである。ばね部23は、弾性変形するように構成されている。ばね部23は、円筒状の第1筒状体22の他端を支持し、支持した位置から第1筒状体22の外側に向かって延伸している。
ばね部23は、板状に形成されている。また、ばね部23は、内部に貫通孔が設けられた中空円状を有し、第1筒状体22の周囲を円形状に囲むように延伸している。言い換えると、ばね部23は、円環板状を有している。円環板状とは、板状部材が環状に形成されている形状を意味する。光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、ばね部23の外形及び貫通孔の開口は、円形に形成されている。
ばね部23は、第1筒状体22と第2筒状体24とを接続している。具体的には、ばね部23は、ばね部23の内周側で第1筒状体22と接続され、ばね部23の外周側で第2筒状体24と接続されている。
第2筒状体24は、一端と他端とを有する筒状に形成されている。第2筒状体24は、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、第1筒状体22よりも外側に位置し、ばね部23を支持している。第2筒状体24の一端には、ばね部23が接続されている。第2筒状体24の他端には振動板25が接続されている。
第2筒状体24は、内部に貫通孔が設けられた中空部材からなる。貫通孔は、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)に設けられており、第2筒状体24の一端と他端とに貫通孔の開口が設けられている。第2筒状体24は、例えば、円筒形状を有する。光学モジュール1の高さ方向から見て、第2筒状体24の外形及び貫通孔の開口は、円形に形成されている。
振動板25は、第2筒状体24の他端から内側に伸びる板状の部材である。振動板25は、第2筒状体24の他端を支持し、支持した位置から第2筒状体24の内側に向かって延伸している。
振動板25は、内部に貫通孔が設けられた中空円状を有し、第2筒状体24の内周に沿って設けられている。振動板25は、円環板状を有する。
接続部26は、振動板25と固定部40とを接続する。接続部26は、振動板25の外周端部から外側に向かって延び、且つ固定部40に向かって屈曲している。接続部26は、固定部40に支持されている。接続部26は、ノードを有するように構成されており、振動板25からの振動が伝達されにくくなっている。
本実施形態では、第1筒状体22、ばね部23、第2筒状体24、振動板25および接続部26は、一体的に形成される。なお、第1筒状体22、ばね部23、第2筒状体24、振動板25および接続部26は、別体で形成されてもよいし、別部材で形成されてもよい。
上記した振動体20を構成する要素は、例えば、金属またはセラミックスにより形成される。金属としては、例えば、ステンレス、42アロイ、50アロイ、インバー、スーパーインバー、コバール、アルミニウム、またはジュラルミン等を使用することができる。あるいは、振動体20を構成する要素は、アルミナ、ジルコニアなどのセラミックスで形成されていてもよいし、Siなどの半導体により形成されてもよい。さらには、振動体20を構成する要素は、絶縁材料で覆われていてもよい。また、振動体20を構成する要素には黒体処理がされていてもよい。
また、振動体20を構成する要素の形状や配置は、上記した例に限定されない。
<圧電素子>
圧電素子30は、振動体20に配置され、振動体20を振動させる。圧電素子30は、振動板25の主面に設けられている。具体的には、圧電素子30は、振動板25において透光体10が位置する側と反対側の主面に設けられている。圧電素子30は、振動板25を振動させることによって、第2筒状体24を貫通方向(Z方向)に振動させる。例えば、圧電素子30は、電圧が印加されることによって振動する。
圧電素子30は、内部に貫通孔が設けられた中空円状を有する。言い換えると、圧電素子30は、円環板状を有する。光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、圧電素子30の外形及び貫通孔の開口は、円形に形成されている。
なお、圧電素子30の外形及び貫通孔の開口は、これに限定されない。
圧電素子30は、圧電体と、電極と、を有する。圧電体を形成する材料としては、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸・ジルコン酸鉛(PZT:PbTiO・PbZrO)、チタン酸鉛(PbTiO)、メタニオブ酸鉛(PbNb)、チタン酸ビスマス(BiTi12)、(K,Na)NbOなどの適宜の圧電セラミックス、又はLiTaO、LiNbOなどの適宜の圧電単結晶などを用いることができる。電極は、例えば、Ni電極であってもよい。電極は、スパッタリング法により形成される、Ag又はAuなどの金属薄膜からなる電極であってもよい。あるいは、電極はスパッタリングの他、めっき、蒸着でも形成可能である。
固定部40は、振動体20を固定する。また、固定部40は、内層光学部品50を固定する。固定部40は、筒状に形成されている。例えば、固定部40は、円筒形状を有する。なお、固定部40の形状は、円筒形状に限定されない。固定部40は、振動体20と一体で形成されていてもよい。
<内層光学部品>
図2に示すように、内層光学部品50は、振動体20の内部に配置される光学部品である。例えば、内層光学部品50は、レンズモジュールである。
本実施形態では、内層光学部品50は、内層レンズ51と、レンズ保持部52と、内層フランジ53と、を有する。
内層レンズ51は、複数のレンズで構成されている。内層レンズ51は、振動体20の内側で光学素子2の光路上に配置されており、透光体10と対向する。内層レンズ51は、透光体10と対向する側において、第1部分51aと、第2部分51bと、を含む。具体的には、内層レンズ51を構成する複数のレンズのうち、透光体10と対向する位置に配置されるレンズが、第1部分51aと、第2部分51bと、を含む。
第1部分51aは、内層レンズ51において、透光体10に向かって突出し、且つ曲率を有する部分である。第1部分51aは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)から見て、円形状を有する。第1部分51aは、内層レンズ51の中央に向かって厚みが大きくなる形状を有する。例えば、第1部分51aは、球面形状を有する。また、第1部分51aは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)に延びる外壁を有している。第1部分51aは、外壁の下端で第2部分51bと接続されている。
第2部分51bは、内層レンズ51において、第1部分51aの外周に設けられる部分である。第2部分51bは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)から見て、環状に形成されている。
本実施形態では、第2部分51bは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)において、第1部分51aよりも透光体10から離れる方向に窪んだ段差である。第2部分51bは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)において、第1部分51aよりも透光体10から離れた位置に形成されるフラット面FS1を有する。フラット面FS1は、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)と直交する。即ち、フラット面FS1は、X,Y方向に延びている。
内層レンズ51は、例えば、球面レンズで構成されている。なお、内層レンズ51は、球面レンズに限定されず、非球面レンズで構成されていてもよい。
レンズ保持部52は、内層レンズ51を保持する。レンズ保持部52は、一端と他端とを有する筒状に形成されている。具体的には、レンズ保持部52は、円筒形状を有し、内層レンズ51の外周を保持している。
レンズ保持部52は、レンズ保持部52の内側で第2部分51bのフラット面FS1と接触する押さえ部52aを有する。押さえ部52aは、レンズ保持部52の一端において、レンズ保持部52の内側に突出する部材である。押さえ部52aは、内層光学部品50の高さ方向(Z方向)から見て、環状に形成されている。押さえ部52aは、第2部分51bのフラット面FS1と接触し、フラット面FS1を内層レンズ51の厚み方向(Z方向)に押圧している。
本実施の形態では、レンズ保持部52の他端において、内層レンズ51に接触する接触部52bが設けられている。接触部52bは、レンズ保持部52の他端側において、レンズ保持部52の内側に突出する。例えば、接触部52bは、内層光学部品50の高さ方向(Z方向)から見て、環状に形成されている。内層レンズ51は、レンズ保持部52内に収納され、押さえ部52aによって接触部52bに対して押圧される。これにより、内層レンズ51が、レンズ保持部52内に保持される。なお、接触部52bは、レンズ保持部52から着脱可能であってもよい。例えば、接触部52bは、円環形状を有し、ねじ構造によってレンズ保持部52に取り付けられてもよい。
内層フランジ53は、レンズ保持部52の外壁から外側に向かって延びる。具体的には、内層フランジ53は、レンズ保持部52の他端に接続され、固定部40に向かって延びている。内層フランジ53は、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、円環板状に形成されている。内層フランジ53の外周は、固定部40に接続されている。内層フランジ53は、固定部40に支持されることによって振動体20の内側に固定されている。
図3は、本発明に係る実施の形態1の光学装置100の機能的構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、圧電素子30は、制御部3によって制御される。制御部3は、振動を発生させる駆動信号を圧電素子30に印加する。制御部3は、例えば、給電導体を介して圧電素子30と接続されている。圧電素子30は、制御部3からの駆動信号に基づいて光学モジュール1の高さ方向(Z方向)に振動する。圧電素子30が振動することによって、振動体20を振動させ、振動体20の振動を透光体10に伝えることによって透光体10が振動する。これにより、透光体10に付着した雨滴等の異物が除去される。
制御部3は、例えば、半導体素子などで実現可能である。例えば、制御部3は、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成することができる。制御部3の機能は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。
例えば、制御部3は、記憶部に格納されたデータやプログラムを読み出して種々の演算処理を行うことで、所定の機能を実現する。
制御部3は、光学装置100に含まれていてもよいし、光学装置100とは別の制御装置に含まれていてもよい。例えば、制御部3が光学装置100に含まれていない場合、光学装置100は制御部3を含む制御装置によって制御されてもよい。あるいは、制御部3は、光学モジュール1に含まれていてもよい。
[ギャップについて]
次に、光学モジュール1において、透光体10と内層レンズ51との間に形成されるギャップについて説明する。
図2に戻って、透光体10と内層レンズ51との間には、ギャップG0が形成されている。
図4は、透光体10と内層レンズ51との間のギャップG0を説明するための模式図である。図4(a)は透光体10を第1主面PS1側から見た概略図を示し、図4(b)は透光体10付近の概略断面図を示す。図4中の符号D11は透光体10の外径を示し、符号D12は透光体10の凹部11の外径を示し、符号D21は内層レンズ51の第1部分51aの外径を示し、符号D22は内層レンズ51の第2部分51bの外径を示す。符号A1は、透光体10の振動方向を示す。なお、凹部11の外径D12は、透光体10の第2主面PS2において凹部11を画定する径を意味する。また、内層レンズ51の第2部分51bの外径D22は、内層レンズ51の外径も意味する。また、符号D11,D12,D21,D22は、それぞれ、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見たときの寸法である。
本実施形態では、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)から見て、凹部11の外径D12は、内層レンズ51の第1部分51aの外径D11よりも大きい。また、内層レンズ51の外径D22は、凹部11の外径D12より大きい。これにより、光学的特性を向上させることができる。内層レンズ51の外径D22を凹部11の外径D12より大きくすることによって、透光体10から入射する光が、内層レンズ51を通って光学素子2に入射しやすくなる。
図4に示すように、ギャップG0は、透光体10と内層レンズ51との間に形成されている。具体的には、ギャップG0は、透光体10の第2主面PS2と、内層レンズ51において透光体10の第2主面PS2と対向する面と、の間に形成されている。
ギャップG0においては、第1ギャップG1と第2ギャップG2とが形成されている。第1ギャップG1は、内層レンズ51の第1部分51aの外周において、第1部分51aと透光体10との間に形成される。例えば、第1ギャップG1は、第1部分51aの外周において、第1部分51aと凹部11との間に形成される。第2ギャップG2は、内層レンズ51の第2部分51bと透光体10との間に形成される。例えば、第2ギャップG2は、第2部分51bのフラット面FS1と透光体10の第2主面PS2との間に形成される。
第2ギャップG2は、第1ギャップG1よりも大きい。具体的には、光学モジュール1の高さ方向(Z方向)において、第2ギャップG2の寸法は、第1ギャップG1の寸法より大きい。第2ギャップG2の寸法を第1ギャップG1の寸法より大きくすることによって、ギャップG0における空気の体積が小さくなることを抑制している。これにより、ギャップG0内で音圧が上昇し、振動減衰が生じることを抑制できる。
なお、本実施形態では、第2部分51bには、押さえ部52aが配置されているが、第2ギャップG2を押さえ部52aの厚みの分小さくなった場合でも、第2ギャップG2は第1ギャップG1よりも大きくなっている。
[透光体の変位量及び音圧の関係について]
透光体10の変位と音圧の関係を調べるために比較例1、比較例2及び実施例1の解析モデルを用いてシミュレーションを行った。比較例1、比較例2及び実施例1の解析モデル及びシミュレーション結果について、図5~図7を用いて説明する。なお、シミュレーションは、ムラタソフトウェア株式会社製のFemtetを用いて、圧電/音波解析(調和解析、強連成)を行った。解析モデルにおいて、透光体10の材料はホウケイ酸ガラスであり、振動体20を形成する材料はステンレスであり、圧電素子30はPZTであった。また、透光体10と振動体20とは、エポキシ樹脂で接着した。また、振動体20の共振周波数は27kHzとした。
図5は、比較例1、比較例2及び実施例1を説明するための模式図である。図5に示すように、比較例1では、透光体と対向する面がフラット面である内層レンズを有する解析モデルを用いている。比較例2では、透光体と対向する面が透光体に向かって突出し、且つ曲率を有する内層レンズを有する解析モデルを用いている。比較例2の内層レンズでは、透光体と対向する面は、第1部分51aのみで形成されており、第2部分51bを有していない。実施例1では、本実施の形態で説明する光学モジュール1の構成を有する解析モデルを用いている。なお、比較例1及び比較例2においては、内層レンズの構成のみが異なり、他の構成については実施例1と同じである。
図6は、比較例1、比較例2及び実施例1における透光体の変位量及び音圧のシミュレーション結果の一例を説明するグラフである。なお、図6に示す音圧はギャップG0内の音圧を示し、変位量は透光体10の中央部分の変位量を示す。
図6に示すように、実施例1では、比較例1及び比較例2と比べて、ギャップG0内の音圧が小さくなり、透光体10の変位量が大きくなっている。実施例1においては、内層レンズ51の第1部分51aが透光体10に向かって突出し、且つ曲率を有する面を形成している。このため、第1部分51aで反射する音波が拡散しやすい。
また、第1部分51aの外周に、第1部分51aよりも透光体10から離れる方向に配置される第2部分51bが設けられている。このため、第1部分51aの外周における第1部分51aと透光体10との間の第1ギャップG1よりも、第2部分51bと透光体10との間の第2ギャップG2が大きくなっている。このため、ギャップG0内の音波が内層レンズ51の径方向外側に向かって放出しやすくなる。
一方、比較例1では、透光体10と面する内層レンズの面がフラットに形成されているため、内層レンズで反射する音波が拡散しにくい。また、透光体の中央から径方向外側に向かってギャップが小さくなっているため、ギャップ内の音波が内層レンズの径方向外側に放出されにくい。
比較例2では、透光体10と面する内層レンズの面が透光体10に向かって突出し、且つ曲率を有する面に形成されているため、内層レンズで反射する音波が拡散しやすい点で比較例1と異なる。しかしながら、透光体の中央から径方向外側に向かってギャップが小さくなっているため、ギャップ内の音波が内層レンズの径方向外側に放出されにくい点は、比較例1と同様である。
このように、実施例1では、比較例1及び比較例2と比べて、ギャップG0内から音波が放出されやすい構成となっており、ギャップG0内の音波を小さくすることができる。その結果、振動減衰を抑え、透光体10の変位量を大きくすることができる。
図7は、比較例1、比較例2及び実施例1における変位分布及び音圧分布の一例を説明する図である。図7に示すように、比較例1では透光体の最大変位量が約6μmであり、比較例2では最大変位量が約6.5μmであり、実施例1では最大変位量が約7.2μmとなっている。
一方、音圧分布に着目すると、実施例1では、比較例1及び比較例2と比べて、内層レンズ51の径方向外側に音波が放出されていることが分かる。即ち、実施例1では、比較例1及び比較例2と比べて、ギャップG0内に音波が集中することを抑制していることがわかる。
[第2ギャップの寸法について]
図8は、第2ギャップG2の寸法と透光体の変位量との関係の一例を示すグラフである。図8に示すように、第2ギャップG2の寸法が大きくなるほど、透光体10の変位量が大きくなっている。本実施の形態では、第1ギャップG1の寸法は50μmである。第2ギャップG2の寸法は、50μmより大きいことが好ましい。より好ましくは、第2ギャップG2の寸法は、60μm以上である。
あるいは、第2ギャップG2の寸法は、第1ギャップG1の寸法の1.2倍以上が好ましい。より好ましくは、第2ギャップG2の寸法は、第1ギャップG1の寸法の1.5倍以上である。
[透光体の凹部の曲率と内層レンズの第1部分の曲率の関係について]
透光体10の凹部11の曲率と内層レンズ51の第1部分51aの曲率の関係について、図9を用いて説明する。
図9は、透光体10の凹部11の曲率と内層レンズ51の第1部分51aの曲率との関係の一例を説明するグラフである。図9において、横軸は曲率の差を示し、縦軸は透光体10の変位量を示す。なお、「曲率の差」とは、凹部11の曲率から第1部分51aの曲率を減算した値を意味する。
図9において、曲率の差が「-1」であるとき、凹部11の曲率より第1部分51aの曲率が大きい。曲率の差が「0」であるとき、凹部11の曲率と第1部分51aの曲率とが等しい。曲率の差が「+1」であるとき、凹部11の曲率より第1部分51aの曲率が小さい。
図9に示すように、曲率の差が「-1」のとき、曲率の差が「0」及び「+1」であるときと比べて、音圧が下がり、透光体10の変位量が大きくなっている。即ち、凹部11の曲率より第1部分51aの曲率が大きくなるほど、音圧が下がり、変位量が大きくなっている。
このことから、透光体10の凹部11の曲率は、内層レンズ51の第1部分51aの曲率よりも小さいことが好ましい。これにより、ギャップG0内の音圧を小さくでき、振動減衰を抑制できる。その結果、透光体10の変位量を大きくすることができる。
[効果]
実施の形態1に係る光学モジュール1及び光学装置100によれば、以下の効果を奏することができる。
光学モジュール1は、透光体10、振動体20、圧電素子30および内層光学部品50を備える。振動体20は、筒状に形成され、透光体10を支持する。圧電素子30は、振動体20に配置され、振動体20を振動させる。内層光学部品50は、振動体20の内側に配置される。透光体10において内層光学部品50と対向する面PS2には、透光体10の厚み方向(Z方向)に窪み、且つ曲率を有する凹部11が形成されている。内層光学部品50は、透光体10と対向する内層レンズ51を含む。内層レンズ51は、透光体10に向かって突出し、且つ曲率を有する第1部分51aと、第1部分51aの外周に設けられた第2部分51bと、を含む。第1部分51aの外周において、第1部分51aと透光体10との間には、第1ギャップG1が形成されている。第2部分51bと透光体10との間には、第2ギャップG2が形成されている。第2ギャップG2は、第1ギャップG1より大きい。
このような構成により、振動減衰を抑制することができる。光学モジュール1によれば、透光体10と内層レンズ51との間に形成されるギャップG0内で音圧が集中することを抑制することができる。具体的には、内層レンズ51において、第2ギャップG2を第1ギャップG1よりも大きくすることによって、ギャップG0内で反射した音波が内層レンズ51の外側へ放出されやすくなる。これにより、ギャップG0内で音圧が小さくなり、透光体10の振動減衰を抑制することができる。その結果、透光体10の変位量を大きくすることができ、透光体10に付着した液滴の除去効率を向上させることができる。
第2部分51bは、第1部分51aよりも透光体10から離れる方向に窪んだ段差である。このような構成により、第2ギャップG2を第1ギャップG1より大きくすることができ、透光体10の振動減衰を抑制することができる。
第2ギャップG2は、第1ギャップG1の1.2倍以上である。このような構成により、透光体10の振動減衰をより抑制させることができる。
透光体10の厚み方向(Z方向)から見て、内層レンズ51の外径D22は、透光体10の凹部11の外径D12より大きい。このような構成により、光学的特性を向上させつつ、透光体10の振動減衰を抑制することができる。
内層レンズ51の第1部分51aの曲率は、透光体10の凹部11の曲率よりも大きい。このような構成により、第1部分51aで反射する音波をより拡散しやすくなる。これにより、ギャップG0内で音圧が集中することをより抑制することができ、振動減衰をより抑制することができる。
第2部分51bは、内層レンズ51の厚み方向(Z方向)と直交するフラット面FS1を有する。内層光学部品50は、内層レンズ51を収納する筒状のレンズ保持部52を含む。レンズ保持部52は、レンズ保持部52の内側で、フラット面FS1と接触する押さえ部52aを有する。このような構成により、第2部分51bで音圧の集中を抑制しつつ、内層レンズ51をレンズ保持部52の押さえ部52aによって安定して保持することができる。これにより、内層レンズ51の脱落を抑制し、位置ずれを抑制することで、光学的な経路を維持することができる。
内層レンズ51は、球面レンズ又は非球面レンズで構成される。このような構成により、第1部分51a及び第2部分51bを有する内層レンズ51を容易に作ることができる。
透光体10の凹部11は、半球状に窪んだ形状を有する。このような構成により、透光体10の凹部11においても音波を反射する際に、音波を拡散させることができる。これにより、ギャップG0内で音圧が集中することを抑制し、振動減衰を抑制することができる。
光学装置100は、光学モジュール1と、光学モジュール1に配置される光学素子2と、備える。このような構成により、上述した光学モジュール1と同様の効果を奏することができる。
<変形例1>
図10は、変形例1の光学モジュール1Aの主な構成を示す概略断面図である。図10に示すように、内層レンズ51Aの第2部分51baは、内層レンズ51Aの外周に向かって、透光体10から離れる方向に傾斜した傾斜面FS2を有していてもよい。傾斜面FS2は、内層レンズ51Aの径方向外側に向かって、第2ギャップG2が連続して大きくなるように傾斜している。内層レンズ51Aは、例えば、非球面レンズで構成してもよい。
このような構成においても、第2ギャップG2を第1ギャップG1より大きくすることができるため、ギャップG0内の音圧の集中を抑制し、透光体10の振動減衰を抑制することができる。
<変形例2>
図11は、変形例2の光学モジュール1Bの主な構成を示す概略断面図である。図11に示すように、内層レンズ51の第1部分51aが透光体10Aの凹部11A内に配置されてもよい。また、凹部11Aの曲率は、内層レンズ51の第1部分51aの曲率より大きくてもよい。
このような構成により、透光体10と内層レンズ51をより近づけて配置して光学モジュール1を小型化することができる。このように透光体10と内層レンズ51を近づけて配置し、ギャップG0が小さくなったとしても、第2ギャップG2を第1ギャップG1より大きくすることによって、ギャップG0内から音波を放出しやすい構成となっている。これにより、光学モジュール1Bの小型化を実現しつつ、ギャップG0内の音圧の集中を抑制し、透光体10の振動減衰を抑制することができる。
<変形例3>
図12は、変形例3の光学装置100Aの主な構成を示す概略断面図である。図12に示すように、光学装置100Aにおける光学モジュール1Cでは、振動体20Aの角部に湾曲部R1が設けられている。湾曲部R1は、振動体20Aの各構成要素が接続される部分に設けられている。湾曲部R1は、丸く湾曲した形状を有する。
振動体20Aの角部に湾曲部R1を設けることによって、振動体20Aの振動時において応力を分散させることができる。これにより、応力を低減することができるため、振動体20Aの疲労破壊を抑制することができ、信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、第2部分51bが段差又は傾斜面で構成される例について説明したが、これに限定されない。第2部分51bは、第1ギャップG1より第2ギャップG2が大きくなるように形成されていればよい。例えば、第2部分51bは、透光体10から離れる方向に湾曲した湾曲面で構成されていてもよい。湾曲面とは、例えば、曲率を有する面である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明の振動装置および振動制御方法は、屋外で使用する車載カメラ、監視カメラ、またはLiDAR等の光センサへ適用することができる。
1,1A,1B,1C 光学モジュール
2 光学素子
3 制御部
10,10A 透光体
11,11A 凹部
20,20A 振動体
21 振動フランジ
22 第1筒状体
23 ばね部
24 第2筒状体
25 振動板
26 接続部
30 圧電素子
40 固定部
50 内層光学部品
51,51A 内層レンズ
51a 第1部分
51b,51ba 第2部分
52 レンズ保持部
52a 押さえ部
52b 接触部
53 内層フランジ
100,100A 光学装置
A1 振動方向
C1 中心
D11,D12,D21,D22 外径
FS1 フラット面
FS2 傾斜面
G0 ギャップ
G1 第1ギャップ
G2 第2ギャップ
PS1 第1主面
PS2 第2主面

Claims (11)

  1. 透光体と、
    筒状に形成され、前記透光体を支持する振動体と、
    前記振動体に配置され、前記振動体を振動させる圧電素子と、
    前記振動体の内側に配置される内層光学部品と、
    を備え、
    前記透光体において前記内層光学部品と対向する面には、前記透光体の厚み方向に窪み、且つ曲率を有する凹部が形成されており、
    前記内層光学部品は、前記透光体と対向する内層レンズを含み、
    前記内層レンズは、前記透光体に向かって突出し、且つ曲率を有する第1部分と、前記第1部分の外周に設けられた第2部分と、を含み、
    前記第1部分の前記外周において、前記第1部分と前記透光体との間には、第1ギャップが形成されており、
    前記第2部分と前記透光体との間には、第2ギャップが形成されており、
    前記第2ギャップは、前記第1ギャップより大きい、
    光学モジュール。
  2. 前記第2部分は、前記第1部分よりも前記透光体から離れる方向に窪んだ段差である、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  3. 前記第2部分は、前記内層レンズの外周に向かって、前記透光体から離れる方向に傾斜した傾斜面を有する、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  4. 前記第2ギャップは、前記第1ギャップの1.2倍以上である、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  5. 前記透光体の厚み方向から見て、前記内層レンズの外径は、前記透光体の前記凹部の外径より大きい、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  6. 前記内層レンズの前記第1部分の前記曲率は、前記透光体の前記凹部の前記曲率よりも大きい、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  7. 前記第2部分は、前記内層レンズの厚み方向と直交するフラット面を有し、
    前記内層光学部品は、前記内層レンズを収納する筒状のレンズ保持部を含み、
    前記レンズ保持部は、前記レンズ保持部の内側で、前記フラット面と接触する押さえ部を有する、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  8. 前記第1部分は、前記透光体の前記凹部内に配置される、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  9. 前記内層レンズは、球面レンズ又は非球面レンズで構成される、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  10. 前記透光体の前記凹部は、半球状に窪んだ形状を有する、
    請求項1に記載の光学モジュール。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の光学モジュールと、
    前記光学モジュールに配置される光学素子と、
    を備える、光学装置。
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