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JP7665264B2 - エレベーターの昇降路浸水防止装置 - Google Patents
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JP7665264B2 - エレベーターの昇降路浸水防止装置 - Google Patents

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Description

本開示は、乗場から昇降路への浸水を防止するエレベーターの昇降路浸水防止装置に関する。
従来、乗場出入口に設けられる防水シャッターと、防水シャッターを移動させるモータと、を備えているエレベーターの昇降路浸水防止装置が知られている。防水シャッターは、乗場出入口の間口方向に移動可能となっている。防水シャッターが移動することによって、乗場出入口の下部が開閉される。モータが駆動することによって、防水シャッターが移動する。乗場出入口の下部が防水シャッターに閉じられることによって、乗場に浸入した水が昇降路に浸入することが防止される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-45966号公報
しかしながら、防水シャッターが乗場出入口の下部を閉じている場合であっても、乗場出入口の上部は防水シャッターによって閉じられない。したがって、乗場に浸入した水の高さが防水シャッターの高さよりも高い場合には、乗場に浸入した水が昇降路に浸入してしまうという問題点があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、乗場から昇降路への浸水をより確実に防止することができるエレベーターの昇降路浸水防止装置を提供するものである。
本開示に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置は、乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、乗場壁防水部材と乗場床防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、を備え、乗場壁防水部材は、一対の縦板部と、壁用横板部と、を有し、一対の縦板部は、乗場出入口の間口方向に互いに対向するとともに、乗場出入口の奥行方向に見た場合に間口方向に乗場出入口を挟むように配置され、壁用横板部は、一対の縦板部に渡って配置され、乗場床防水部材は、一対の側板部と、床用横板部と、を有し、一対の側板部は、間口方向に互いに対向するように配置されるとともに、一対の縦板部のそれぞれに1つずつ接続されており、床用横板部は、一対の側板部に渡って配置され、乗場壁防水部材、乗場床防水部材および防水カバー部材が乗場出入口を塞ぐ。
本開示に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置は、乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、乗場天井部材に面接触する乗場天井防水部材と、乗場壁防水部材と乗場床防水部材と乗場天井防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、を備え、乗場壁防水部材、乗場床防水部材、乗場天井防水部材および防水カバー部材が乗場出入口を塞ぐ。
本開示に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置は、乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、乗場壁防水部材と乗場床防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、乗場壁防水部材が乗場壁部材に面接触すること、および、乗場床防水部材が乗場床部材に面接触することの少なくとも何れか一方を検出する面接触検出装置と、を備え、乗場壁防水部材、乗場床防水部材および防水カバー部材が乗場出入口を塞ぎ、面接触検出装置の検出結果は、エレベーター制御盤に入力される。
本開示に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置によれば、乗場から昇降路への浸水をより確実に防止することができる。
実施の形態1に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。 図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す平面図である。 図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す側面図である。 図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す斜視図である。 図1の乗場壁防水部材が乗場壁部材から取り外され、乗場床防水部材が乗場床部材から取り外された状態を示す図である。 図2の乗場壁防水部材が乗場壁部材から取り外され、乗場床防水部材が乗場床部材から取り外された状態を示す図である。 実施の形態2に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置を示すブロック図である。 実施の形態2に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。 図8の乗場壁防水部材が乗場壁部材から取り外され、乗場床防水部材が乗場床部材から取り外された状態を示す図である。 図3のエレベーターの昇降路浸水防止装置の変形例を示す図である。 実施の形態3に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。 図11のXII-XII線に沿って見た矢視断面図である。 図12の乗場壁防水部材が乗場壁部材から取り外され、乗場天井防水部材が乗場天井部材から取り外された状態を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。図2は、図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す平面図である。図3は、図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す側面図である。図4は、図1のエレベーターの昇降路浸水防止装置を示す斜視図である。実施の形態1に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられるエレベーター1は、乗場ドア101と、乗場操作盤102と、を備えている。
エレベーター1が設置されている建物には、乗場壁部材103が含まれている。乗場壁部材103は、乗場と昇降路との間に配置されている。乗場壁部材103には、三方枠が含まれる。乗場壁部材103には、乗場出入口104が形成されている。乗場ドア101は、乗場出入口104の間口方向Aに移動可能となっている。乗場ドア101が乗場出入口104の間口方向Aに移動することによって、乗場出入口104が開閉される。乗場出入口104が開くことによって、乗場の空間と昇降路の空間とが互いに繋がる。
乗場操作盤102は、乗場壁部材103に設けられている。乗場操作盤102は、エレベーター1を利用する利用者に操作される乗場釦と、エレベーター1のかごの位置を表示する表示部と、を有している。乗場操作盤102は、乗場出入口104の間口方向Aにおいて乗場出入口104に隣り合うように配置されている。
実施の形態1に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201と、乗場床防水部材202と、防水カバー部材203と、を備えている。以下、エレベーターの昇降路浸水防止装置2を昇降路浸水防止装置2と称する。
乗場壁防水部材201は、乗場壁部材103に着脱可能に取り付けられる。乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に取り付けられた場合に、乗場壁防水部材201は、乗場壁部材103に面接触する。
乗場壁防水部材201は、弾性変形可能となっている。乗場壁防水部材201を構成する材料としては、例えば、防水ゴムが挙げられる。乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触する場合に、乗場壁防水部材201と乗場壁部材103との間には、隙間が形成されない。乗場壁防水部材201と乗場壁部材103との間に隙間が形成されないことによって、乗場壁防水部材201と乗場壁部材103との間に水が浸入することが防止される。
乗場壁防水部材201は、一対の縦板部204と、1個の横板部205と、を有している。
一対の縦板部204は、乗場出入口104の間口方向Aに互いに対向するように配置されている。また、一対の縦板部204は、乗場出入口104の奥行方向に見た場合に、乗場出入口104の間口方向Aにおいて乗場出入口104を挟むように配置されている。また、一対の縦板部204は、乗場出入口104の奥行方向に見た場合に、乗場出入口104の間口方向Aにおいて乗場操作盤102を挟むように配置されている。縦板部204は、高さ方向に延びて配置されている。また、縦板部204は、乗場床部材105から乗場出入口104の上端部よりも高い位置まで延びて配置されている。
横板部205は、一対の縦板部204に渡って配置されている。また、横板部205は、一対の縦板部204のそれぞれに接続されている。また、横板部205は、乗場出入口104の間口方向Aに延びて配置されている。また、横板部205は、乗場出入口104よりも上方に配置されている。
乗場床防水部材202は、乗場床部材105に着脱可能に取り付けられる。乗場床防水部材202が乗場床部材105に取り付けられた場合に、乗場床防水部材202は、乗場床部材105に面接触する。
乗場床防水部材202は、弾性変形可能となっている。乗場床防水部材202を構成する材料としては、例えば、防水ゴムが挙げられる。乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触する場合に、乗場床防水部材202と乗場床部材105との間には、隙間が形成されない。乗場床防水部材202と乗場床部材105との間に隙間が形成されないことによって、乗場床防水部材202と乗場床部材105との間に水が浸入することが防止される。
乗場床防水部材202は、一対の側板部206と、1個の横板部207と、を有している。
一対の側板部206は、乗場出入口104の間口方向Aに互いに対向するように配置されている。また、一対の側板部206は、一対の縦板部204のそれぞれに1個ずつ接続されている。側板部206は、乗場出入口104の奥行方向に延びて配置されている。
横板部207は、一対の側板部206に渡って配置されている。また、横板部207は、一対の側板部206のそれぞれに接続されている。また、横板部207は、乗場出入口104の間口方向Aに延びて配置されている。
防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201と乗場床防水部材202とに渡って設けられている。防水カバー部材203を構成する材料としては、例えば、ステンレス、ポリカーボネートが挙げられる。防水カバー部材203の形状は、乗場出入口104に対向する部分および乗場床部材105に対向する部分それぞれに開口部が形成された箱形状となっている。防水カバー部材203の剛性は、乗場に浸入した水の圧力によって破壊されない程度の剛性となっている。
防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201に接続されている。防水カバー部材203と乗場壁防水部材201との間には隙間がない。これにより、防水カバー部材203と乗場壁防水部材201との間に水が浸入することが防止される。
防水カバー部材203は、乗場床防水部材202に接続されている。防水カバー部材203と乗場床防水部材202との間には隙間がない。これにより、防水カバー部材203と乗場床防水部材202との間に水が浸入することが防止される。
乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触する。この場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐ。乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐことによって、乗場から昇降路への浸水が防止される。
また、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触する。この場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、防水カバー部材203が乗場操作盤102を覆う。乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203が乗場操作盤102を覆うことによって、乗場に浸入した水によって乗場操作盤102が水没することが防止される。
実施の形態1に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場壁固定部材208と、乗場床固定部材209と、をさらに備えている。
図5は、図1の乗場壁防水部材201が乗場壁部材103から取り外され、乗場床防水部材202が乗場床部材105から取り外された状態を示す図である。図6は、図2の乗場壁防水部材201が乗場壁部材103から取り外され、乗場床防水部材202が乗場床部材105から取り外された状態を示す図である。
図1および図5に示すように、乗場壁固定部材208は、複数の乗場壁部材用雌ねじアンカー210と、複数の乗場壁部材用ボルト211と、を有している。
複数の乗場壁部材用雌ねじアンカー210は、乗場壁部材103に設けられている。また、複数の乗場壁部材用雌ねじアンカー210は、乗場壁部材103における乗場壁防水部材201に面接触される領域に配置されている。
複数の乗場壁部材用ボルト211は、複数の乗場壁部材用雌ねじアンカー210のそれぞれに1個ずつ着脱可能に取り付けられている。乗場壁防水部材201には、乗場壁部材用ボルト211が挿入される貫通孔が形成されている。乗場壁部材用ボルト211が乗場壁防水部材201の貫通孔に挿入された状態で、乗場壁部材用ボルト211が乗場壁部材用雌ねじアンカー210に取り付けられることによって、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に固定される。
図2および図6に示すように、乗場床固定部材209は、複数の乗場床部材用雌ねじアンカー212と、複数の乗場床部材用ボルト213と、を有している。
複数の乗場床部材用雌ねじアンカー212は、乗場床部材105に設けられている。また、複数の乗場床部材用雌ねじアンカー212は、乗場床部材105における乗場床防水部材202に面接触される領域に配置されている。
複数の乗場床部材用ボルト213は、複数の乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれに1個ずつ着脱可能に取り付けられている。乗場床防水部材202には、乗場床部材用ボルト213が挿入される貫通孔が形成されている。乗場床部材用ボルト213が乗場床防水部材202の貫通孔に挿入された状態で、乗場床部材用ボルト213が乗場床部材用雌ねじアンカー212に取り付けられることによって、乗場床防水部材202が乗場床部材105に固定される。
昇降路浸水防止装置2が乗場に設置されない場合には、乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれには、図示しない塞ぎ部材が挿入される。乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれに塞ぎ部材が挿入されることによって、乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれが塞がれる。乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれが塞がれることによって、乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれに異物が入ることが防止される。
次に、昇降路浸水防止装置2の設置方法について説明する。台風、ゲリラ豪雨などによって大量の雨が降った場合に、昇降路浸水防止装置2は、乗場に設置される。昇降路浸水防止装置2が設置される乗場としては、例えば、地下階にある乗場、1階にある乗場が挙げられる。昇降路浸水防止装置2が乗場に設置されない場合には、昇降路浸水防止装置2は、例えば、建物に形成された倉庫に収納される。
まず、作業者は、乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれに挿入されている塞ぎ部材を乗場壁部材用雌ねじアンカー210および乗場床部材用雌ねじアンカー212のそれぞれから取り外す。
その後、作業者は、乗場壁防水部材201を乗場壁部材103に面接触させ、乗場床防水部材202を乗場床部材105に面接触させる。これにより、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐ。
その後、作業者は、乗場壁固定部材208を用いて乗場壁防水部材201を乗場壁部材103に固定し、乗場床固定部材209を用いて乗場床防水部材202を乗場床部材105に固定する。
乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に固定され、乗場床防水部材202が乗場床部材105に固定されることによって、昇降路浸水防止装置2の設置が終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201と、乗場床防水部材202と、防水カバー部材203と、を備えている。乗場壁防水部材201は、乗場壁部材103に面接触する。乗場床防水部材202は、乗場床部材105に面接触する。防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201と乗場床防水部材202とに渡って設けられている。乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触した場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐ。この構成によれば、乗場に浸入した水の高さに関係なく、乗場に浸入した水が昇降路に浸入することが防止される。その結果、乗場から昇降路への浸水をより確実に防止することができる。
また、実施の形態1に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201を乗場壁部材103に固定する乗場壁固定部材208を備えている。乗場壁固定部材208は、乗場壁部材用雌ねじアンカー210と、乗場壁部材用ボルト211と、を有している。乗場壁部材用雌ねじアンカー210は、乗場壁部材103に設けられている。乗場壁部材用ボルト211は、乗場壁部材用雌ねじアンカー210に着脱可能に取り付けられる。乗場壁部材用ボルト211が乗場壁部材用雌ねじアンカー210に取り付けられることによって、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に固定される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場壁防水部材201を乗場壁部材103に固定することができる。
また、乗場壁部材用ボルト211が乗場壁部材用雌ねじアンカー210から取り外されることによって、乗場壁部材103に対する乗場壁防水部材201の固定が解除される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場壁防水部材201を乗場壁部材103から取り外すことができる。
また、実施の形態1に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置2は、乗場床防水部材202を乗場床部材105に固定する乗場床固定部材209を備えている。乗場床固定部材209は、乗場床部材用雌ねじアンカー212と、乗場床部材用ボルト213と、を有している。乗場床部材用雌ねじアンカー212は、乗場床部材105に設けられている。乗場床部材用ボルト213は、乗場床部材用雌ねじアンカー212に着脱可能に取り付けられる。乗場床部材用ボルト213が乗場床部材用雌ねじアンカー212に取り付けられることによって、乗場床防水部材202が乗場床部材105に固定される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場床防水部材202を乗場床部材105に固定することができる。
また、乗場床部材用ボルト213が乗場床部材用雌ねじアンカー212から取り外されることによって、乗場床部材105に対する乗場床防水部材202の固定が解除される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場床防水部材202を乗場床部材105から取り外すことができる。
また、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触した場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、防水カバー部材203が乗場操作盤102を覆う。この構成によれば、乗場に浸入した水によって乗場操作盤102が水没することが防止される。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置を示すブロック図である。図8は、実施の形態2に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。図9は、図8の乗場壁防水部材が乗場壁部材から取り外され、乗場床防水部材が乗場床部材から取り外された状態を示す図である。実施の形態2に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触することを検出する面接触検出装置214をさらに備えている。
面接触検出装置214の検出結果は、エレベーター制御盤106に入力される。エレベーター制御盤106は、面接触検出装置214の検出結果に基づいて、エレベーター1の運転モードを切り換える。具体的には、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触することを面接触検出装置214が検出した場合に、エレベーター制御盤106は、エレベーター1の運転モードを通常運転モードから冠水運転モードに切り換える。エレベーター1の運転モードが冠水運転モードである場合には、かごが最上階の乗場に停止し、かごの昇降が休止される。
面接触検出装置214は、乗場壁部材103に設けられた検出装置本体215と、乗場壁防水部材201に設けられた被検出体216と、を有している。検出装置本体215の周囲には、検出装置本体215の検出エリアが設定されている。検出装置本体215の検出エリアに磁石が配置された場合に、磁石を検出する。被検出体216は、磁石から構成されている。したがって、検出装置本体215の検出エリアに被検出体216がある場合に、検出装置本体215が被検出体216を検出する。
乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触する場合に、検出装置本体215の検出エリアに被検出体216が配置される。したがって、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触した場合に、面接触検出装置214は、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触することを検出する。
実施の形態2に係る昇降路浸水防止装置2におけるその他の構成は、実施の形態1に係る昇降路浸水防止装置2の構成と同様である。
以上説明したように、実施の形態2に係る昇降路浸水防止装置2は、面接触検出装置214を備えている。面接触検出装置214は、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触することを検出する。面接触検出装置214の検出結果は、エレベーター制御盤106に入力される。この構成によれば、昇降路浸水防止装置2が乗場に設置された場合に、エレベーター1の運転モードを通常運転モードから冠水運転モードに切り換えることができる。
なお、実施の形態2では、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触することを検出する面接触検出装置214の構成について説明した。しかしながら、この構成に限らず、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触することを検出する面接触検出装置214の構成であってもよい。この構成であっても、昇降路浸水防止装置2が乗場に設置された場合に、エレベーター1の運転モードを通常運転モードから冠水運転モードに切り換えることができる。また、面接触検出装置214は、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触すること、および、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触することを検出する構成であってもよい。言い換えれば、面接触検出装置214は、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触すること、および、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触することの少なくとも何れか一方を検出する構成であればよい。
また、実施の形態1および実施の形態2では、乗場壁部材用雌ねじアンカー210が乗場壁部材103の表面に対して垂直に延びて配置されている構成について説明した。しかしながら、図10に示すように、乗場壁部材用雌ねじアンカー210は、乗場壁部材103の奥側に向かうにつれて下方に向かうように、乗場壁部材103の表面に対して傾斜して配置されている構成であってもよい。言い換えれば、乗場壁部材用雌ねじアンカー210は、乗場出入口104の奥行方向において乗場壁部材103の表面から離れるにつれて下方に向かうように、乗場壁部材103の表面に対して傾斜して配置されている構成であってもよい。この構成によれば、乗場壁部材用ボルト211が乗場壁部材用雌ねじアンカー210に取り付けられることによって、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に押し付けられるとともに乗場床防水部材202が乗場床部材105に押し付けられる。この構成の場合には、昇降路浸水防止装置2は、乗場床固定部材209を備えていなくてもよい。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置が取り付けられたエレベーターを示す正面図である。図12は、図11のXII-XII線に沿って見た矢視断面図である。実施の形態3に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201と、乗場床防水部材202と、乗場天井防水部材217と、防水カバー部材203と、を備えている。
乗場壁防水部材201は、一対の縦板部204を有している。実施の形態3では、乗場壁防水部材201は、横板部205を有していない。
一対の縦板部204は、乗場出入口104の間口方向Aに互いに対向するように配置されている。また、一対の縦板部204は、乗場出入口104の奥行方向に見た場合に、乗場出入口104の間口方向Aについて乗場出入口104を挟むように配置されている。また、一対の縦板部204は、乗場出入口104の奥行方向に見た場合に、乗場出入口104の間口方向Aについて乗場操作盤102を挟むように配置されている。縦板部204は、高さ方向に延びて配置されている。また、縦板部204は、乗場床部材105から乗場天井部材107まで延びて配置されている。
乗場床防水部材202の構成は、実施の形態1および実施の形態2における乗場床防水部材202の構成と同様である。
乗場天井防水部材217は、乗場天井部材107に着脱可能に取り付けられる。乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に取り付けられた場合に、乗場天井防水部材217は、乗場天井部材107に面接触する。
乗場天井防水部材217は、弾性変形可能となっている。乗場天井防水部材217を構成する材料としては、例えば、防水ゴムが挙げられる。乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に面接触する場合に、乗場天井防水部材217と乗場天井部材107との間には、隙間が形成されない。乗場天井防水部材217と乗場天井部材107との間に隙間が形成されないことによって、乗場天井防水部材217と乗場天井部材107との間に水が浸入することが防止される。
乗場天井防水部材217は、一対の側板部218と、1個の横板部219と、を有している。
一対の側板部218は、乗場出入口104の間口方向Aに互いに対向するように配置されている。また、一対の側板部218は、一対の縦板部204のそれぞれに1個ずつ接続されている。側板部218は、乗場出入口104の奥行方向に延びて配置されている。
横板部219は、一対の側板部218に渡って配置されている。また、横板部219は、一対の側板部218のそれぞれに接続されている。また、横板部219は、乗場出入口104の間口方向Aに延びて配置されている。
防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201と乗場床防水部材202と乗場天井防水部材217とに渡って設けられている。
防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201に接続されている。防水カバー部材203と乗場壁防水部材201との間には隙間がない。これにより、防水カバー部材203と乗場壁防水部材201との間に水が浸入することが防止される。
防水カバー部材203は、乗場床防水部材202に接続されている。防水カバー部材203と乗場床防水部材202との間には隙間がない。これにより、防水カバー部材203と乗場床防水部材202との間に水が浸入することが防止される。
防水カバー部材203は、乗場天井防水部材217に接続されている。防水カバー部材203と乗場天井防水部材217との間には隙間がない。これにより、防水カバー部材203と乗場天井防水部材217との間に水が浸入することが防止される。
乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触し、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に面接触する。この場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、乗場天井防水部材217および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐ。乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、乗場天井防水部材217および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐことによって、乗場から昇降路への浸水が防止される。
また、乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触し、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に面接触する。この場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、乗場天井防水部材217および防水カバー部材203が乗場操作盤102を覆う。乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、乗場天井防水部材217および防水カバー部材203が乗場操作盤102を覆うことによって、乗場に浸入した水によって乗場操作盤102が水没することが防止される。
実施の形態3に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場天井固定部材220をさらに備えている。図13は、図12の乗場壁防水部材201が乗場壁部材103から取り外され、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107から取り外された状態を示す図である。
図12および図13に示すように、乗場天井固定部材220は、複数の乗場天井部材用雌ねじアンカー221と、複数の乗場天井部材用ボルト222と、を有している。
複数の乗場天井部材用雌ねじアンカー221は、乗場天井部材107に設けられている。また、複数の乗場天井部材用雌ねじアンカー221は、乗場天井部材107における乗場天井防水部材217に接触される領域に配置されている。
複数の乗場天井部材用ボルト222は、複数の乗場天井部材用雌ねじアンカー221のそれぞれに1個ずつ着脱可能に取り付けられる。乗場天井防水部材217には、乗場天井部材用ボルト222が挿入される貫通孔が形成されている。乗場天井部材用ボルト222が乗場天井防水部材217の貫通孔に挿入された状態で、乗場天井部材用ボルト222が乗場天井部材用雌ねじアンカー221に取り付けられることによって、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に固定される。
実施の形態3に係る昇降路浸水防止装置2におけるその他の構成は、実施の形態1または実施の形態2に係る昇降路浸水防止装置2の構成と同様である。
以上説明したように、実施の形態3に係るエレベーターの昇降路浸水防止装置2は、乗場壁防水部材201と、乗場床防水部材202と、乗場天井防水部材217と、防水カバー部材203と、を備えている。乗場壁防水部材201は、乗場壁部材103に面接触する。乗場床防水部材202は、乗場床部材105に面接触する。乗場天井防水部材217は、乗場天井部材107に面接触する。防水カバー部材203は、乗場壁防水部材201と乗場床防水部材202と乗場天井防水部材217とに渡って設けられている。乗場壁防水部材201が乗場壁部材103に面接触し、乗場床防水部材202が乗場床部材105に面接触し、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に面接触する。この場合に、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202、乗場天井防水部材217および防水カバー部材203が乗場出入口104を塞ぐ。この構成によれば、乗場に浸入した水の高さに関係なく、乗場に浸入した水が昇降路に浸入することが防止される。その結果、乗場から昇降路への浸水をより確実に防止することができる。
また、実施の形態3に係る昇降路浸水防止装置2は、乗場天井防水部材217を乗場天井部材107に固定する乗場天井固定部材220を備えている。乗場天井固定部材220は、乗場天井部材用雌ねじアンカー221と、乗場天井部材用ボルト222と、を有している。乗場天井部材用雌ねじアンカー221は、乗場天井部材107に設けられている。乗場天井部材用ボルト222は、乗場天井部材用雌ねじアンカー221に着脱可能に取り付けられる。乗場天井部材用ボルト222が乗場天井部材用雌ねじアンカー221に取り付けられることによって、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に固定される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場天井防水部材217を乗場天井部材107に固定することができる。
また、乗場天井部材用ボルト222が乗場天井部材用雌ねじアンカー221から取り外されることによって、乗場天井部材107に対する乗場天井防水部材217の固定が解除される。この構成によれば、簡単な構成で、乗場天井防水部材217を乗場天井部材107から取り外すことができる。
なお、各実施の形態では、防水カバー部材203の形状が箱形状である構成について説明した。しかしながら、防水カバー部材203の形状は、変形可能なシート形状であってもよい。この場合に、防水カバー部材203を構成する材料としては、例えば、防水布が挙げられる。乗場に水が浸入した場合には、変形可能なシート形状の防水カバー部材203は、乗場に浸入した水の圧力によって乗場ドア101に押し付けられる。乗場に浸入した水の圧力は、乗場ドア101に作用する。この場合であっても、乗場壁防水部材201、乗場床防水部材202および防水カバー部材203によって乗場出入口104が塞がれる。
また、実施の形態3では、面接触検出装置214は、乗場天井防水部材217が乗場天井部材107に面接触することを検出する構成であってもよい。
1 エレベーター、2 昇降路浸水防止装置、101 乗場ドア、102 乗場操作盤、103 乗場壁部材、104 乗場出入口、105 乗場床部材、106 エレベーター制御盤、107 乗場天井部材、201 乗場壁防水部材、202 乗場床防水部材、203 防水カバー部材、204 縦板部、205 横板部、206 側板部、207 横板部、208 乗場壁固定部材、209 乗場床固定部材、210 乗場壁部材用雌ねじアンカー、211 乗場壁部材用ボルト、212 乗場床部材用雌ねじアンカー、213 乗場床部材用ボルト、214 面接触検出装置、215 検出装置本体、216 被検出体、217 乗場天井防水部材、218 側板部、219 横板部、220 乗場天井固定部材、221 乗場天井部材用雌ねじアンカー、222 乗場天井部材用ボルト。

Claims (7)

  1. 乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、
    乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、
    前記乗場壁防水部材と前記乗場床防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、
    を備え、
    前記乗場壁防水部材は、一対の縦板部と、壁用横板部と、を有し、
    前記一対の縦板部は、前記乗場出入口の間口方向に互いに対向するとともに、前記乗場出入口の奥行方向に見た場合に前記間口方向に前記乗場出入口を挟むように配置され、
    前記壁用横板部は、前記一対の縦板部に渡って配置され、
    前記乗場床防水部材は、一対の側板部と、床用横板部と、を有し、
    前記一対の側板部は、前記間口方向に互いに対向するように配置されるとともに、前記一対の縦板部のそれぞれに1つずつ接続されており、
    前記床用横板部は、前記一対の側板部に渡って配置され、
    前記乗場壁防水部材、前記乗場床防水部材および前記防水カバー部材が前記乗場出入口を塞ぐエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  2. 前記乗場壁防水部材を前記乗場壁部材に固定する乗場壁固定部材をさらに備え、
    前記乗場壁固定部材は、
    前記乗場壁部材に設けられた乗場壁部材用雌ねじアンカーと、
    前記乗場壁部材用雌ねじアンカーに着脱可能に取り付けられる乗場壁部材用ボルトと、
    を有している請求項1に記載のエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  3. 前記乗場床防水部材を前記乗場床部材に固定する乗場床固定部材をさらに備え、
    前記乗場床固定部材は、
    前記乗場床部材に設けられた乗場床部材用雌ねじアンカーと、
    前記乗場床部材用雌ねじアンカーに着脱可能に取り付けられる乗場床部材用ボルトと、
    を有している請求項1または請求項2に記載のエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  4. 前記乗場壁防水部材が前記乗場壁部材に面接触すること、および、前記乗場床防水部材が前記乗場床部材に面接触することの少なくとも何れか一方を検出する面接触検出装置をさらに備え、
    前記面接触検出装置の検出結果は、エレベーター制御盤に入力される請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  5. 前記乗場壁防水部材、前記乗場床防水部材および前記防水カバー部材は、前記乗場壁部材に設けられた乗場操作盤を覆う請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  6. 乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、
    乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、
    乗場天井部材に面接触する乗場天井防水部材と、
    前記乗場壁防水部材と前記乗場床防水部材と前記乗場天井防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、
    を備え、
    前記乗場壁防水部材、前記乗場床防水部材、前記乗場天井防水部材および前記防水カバー部材が前記乗場出入口を塞ぐエレベーターの昇降路浸水防止装置。
  7. 乗場出入口が形成された乗場壁部材に面接触する乗場壁防水部材と、
    乗場床部材に面接触する乗場床防水部材と、
    前記乗場壁防水部材と前記乗場床防水部材とに渡って設けられた防水カバー部材と、
    前記乗場壁防水部材が前記乗場壁部材に面接触すること、および、前記乗場床防水部材が前記乗場床部材に面接触することの少なくとも何れか一方を検出する面接触検出装置と、
    を備え、
    前記乗場壁防水部材、前記乗場床防水部材および前記防水カバー部材が前記乗場出入口を塞ぎ、
    前記面接触検出装置の検出結果は、エレベーター制御盤に入力されるエレベーターの昇降路浸水防止装置。
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