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JP7666288B2 - 車両用センサ装置 - Google Patents
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Description

本開示は、車両用センサ装置に関する。
従来、車両用センサ装置に関する技術文献として、米国特許出願公開第2016/0334790号明細書が知られている。この文献には、車両のルーフの中央位置にセンサ類が配置される構造が示されている。
米国特許出願公開第2016/0334790号明細書
例えば、速度が遅いときには車両から近い近距離領域をセンサによって検出し、速度が速いときには車両から離れた遠距離領域をセンサによって検出する場合のように、センサで検出したい領域が速度よって異なることがある。しかしながら、車両のルーフの中央位置にセンサを取り付ける場合、車両から近い近距離領域は、車両のルーフの端部によって遮られるためにセンサによる検出ができない死角となることがある。
このため、本開示は、車両のルーフに取り付けられるセンサの死角を抑制しつつ車両の走行状態に応じた領域を検出可能な車両用センサ装置について説明する。
本開示の一態様は、車両の外部環境を検出する車両用センサ装置であって、車両の外部環境を検出するセンサと、センサを車両のルーフに取り付ける台座部であり、鉛直方向に交差する方向に沿ってセンサを移動させる可動機構を有する該台座部と、車両の速度を取得する車両情報取得部と、可動機構を制御する制御部と、を備え、制御部は、車両情報取得部によって取得された速度が遅い場合、速度が速い場合に比べてセンサの位置が車両のルーフの端部に近くなるように、可動機構を制御する。
この車両用センサ装置は、可動機構によってセンサを車両のルーフの端部側に移動させることができる。これにより、車両用センサ装置は、車両のルーフによって遮られることにより生じるセンサの死角を抑制することができる。また、車両用センサ装置は、速度が速い場合、速度が遅い場合に比べて車両のルーフの端部に近くなるようにセンサを移動させる。つまり、車両用センサ装置は、速度が遅い場合には、速度が速い場合に比べて車両から近い近距離領域をセンサによって検出し易くすることができる。このように、車両用センサ装置は、車両のルーフに取り付けられるセンサの死角を抑制しつつ車両の走行状態に応じた領域を検出することができる。
上記の車両用センサ装置において、可動機構は、センサを車両の前後方向に沿って移動させてもよい。例えば、車両の前後方向への発進時又は低速走行時には、車両の前側の近距離領域又は後ろ側の近距離領域をセンサによって検出することが求められる。このため、車両用センサ装置は、センサを車両の前後方向に沿って移動可能とすることにより、車両の前後方向への発進時又は低速走行時に監視対象として求められる領域をセンサによって容易に検出することができる。
上記の車両用センサ装置において、台座部は、センサの検出方向を傾斜させる傾斜機構を更に有し、制御部は、車両情報取得部によって取得された速度が遅い場合、速度が速い場合に比べてセンサの検出方向が下方を向くように、傾斜機構を制御してもよい。これにより、車両用センサ装置は、車両の速度が遅い場合、車両に近い近距離領域をセンサによってより一層容易に検出することができる。
本開示の一態様によれば、車両のルーフに取り付けられるセンサの死角を抑制しつつ車両の走行状態に応じた領域を検出することができる。
図1は、一実施形態に係る車両用センサ装置の一例を示すブロック図である。 図2は、センサが設置された状態の車両の側面図であり、車両用センサ装置が遠距離を検出対象の領域としている状態を示す図である。 図3は、センサが設置された状態の車両の側面図であり、車両用センサ装置が近距離を検出対象の領域としている状態を示す図である。 図4は、車両用センサ装置の台座部周りの内部構造を示す断面図であり、車両用センサ装置が遠距離を検出対象の領域としている状態を示す図である。 図5は、車両用センサ装置の台座部周りの内部構造を示す断面図であり、車両用センサ装置が近距離を検出対象の領域としている状態を示す図である。
以下、例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一又は相当する要素同士には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示される車両用センサ装置1は、車両V(図2参照)に搭載され、車両Vの外部環境を検出する。なお、車両Vは、自動で走行する自動運転車両であってもよく、運転者によって運転操作が行われる手動運転車両であってもよい。
車両用センサ装置1は、センサ10、台座部20、及び制御ECU[Electronic Control Unit]30を備えている。センサ10は、図2に示されるように、車両VのルーフVRに設置される。センサ10は、車両Vの外部環境を検出するセンサである。センサ10としては、例えば、カメラ、ミリ波レーダ、及びライダー[LIDAR:Light Detection and Ranging]等、種々のセンサを用いることができる。本実施形態において、センサ10は、一例として、車両Vの前方を検出対象の領域とする。センサ10の検出結果は、車両Vの周囲の人及び他車両の認識処理等、種々の処理に利用される。
台座部20は、車両VのルーフVRにセンサ10を取り付けるための部材である。台座部20は、可動機構21、及び傾斜機構22を有している。可動機構21は、鉛直方向に交差する方向に沿ってセンサ10を移動させる。本実施形態において可動機構21は、一例として、図2及び図3に示されるように車両Vの前後方向に沿ってセンサ10を移動させる。なお、センサ10を移動させることができれば、可動機構21の構成は限定されない。
一例として、可動機構21は、図4に示されるように動滑車の原理を用いて、センサ10を移動させてもよい。この場合、例えば、台座部20は、車両VのルーフVRに固定される台座本体部20aと、台座本体部20aに対して車両Vの前後方向に移動可能に設けられたセンサ取付部20bとを備えている。センサ10は、センサ取付部20bに取り付けられる。可動機構21は、一例として、回転モータ21aと、センサ取付部20bに取り付けられた動滑車21bと、ワイヤ21cとを備えている。
ワイヤ21cの一方の端部は、回転モータ21aに巻き取り可能に連結されている。ワイヤ21cの他方の端部は、センサ取付部20bにおける車両Vの後ろ側の端部に連結されている。ワイヤ21cの中間部分は、動滑車21bに掛けられている。動滑車21bは、回転モータ21a及びセンサ取付部20bよりも、車両Vの後ろ側に位置している。この状態で図4に示されるように回転モータ21aがワイヤ21cを巻き取ることにより、図5に示されるようにセンサ取付部20bが車両Vの前側に移動する。つまり、可動機構21は、センサ10を車両Vの前方に移動させることができる。なお、可動機構21は、センサ10を車両Vの後ろ側に移動させる場合、一例として、回転モータ又はバネ等によって、センサ取付部20bを後ろ側に移動させてもよい。
傾斜機構22は、センサ10の検出方向を傾斜させる。図4に示されるように、例えば、傾斜機構22は、センサ取付部20bに取り付けられ、センサ10を支持している。図4及び図5に示されるように、傾斜機構22は、センサ10を傾斜させることによって、センサ10の検出方向(検出の向き)を傾斜させる。センサ10の検出方向を傾斜させることができれば、傾斜機構22の構成は限定されない。
制御ECU30は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]などを有する電子制御ユニットである。制御ECU30では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。制御ECU30は、複数の電子ユニットから構成されていてもよい。制御ECU30は、台座部20の内部又は車両V内の所定の位置に設けられている。
制御ECU30は、機能的には、車両情報取得部31、及び制御部32を備えている。車両情報取得部31は、車両Vの速度を取得する。例えば、車両情報取得部31は、速度センサの検出結果を車両Vの速度として取得することができる。
制御部32は、可動機構21の動作を制御する。より詳細には、制御部32は、車両情報取得部31によって取得された速度が遅い場合、速度が速い場合に比べてセンサ10の位置が車両VのルーフVRの端部に近くなるように、可動機構21を制御する。例えば、車両Vの速度が速い場合、制御部32は、図2に示されるように、センサ10がルーフVRの中央に近い位置となるように可動機構21の動作を制御する。例えば、車両Vの速度が遅い場合、制御部32は、図3に示されるように、センサ10がルーフVRの端部に近い位置となるように可動機構21の動作を制御する。
また、制御部32は、傾斜機構22の動作を制御する。より詳細には、制御部32は、車両情報取得部31によって取得された速度が遅い場合、速度が速い場合に比べてセンサ10の検出方向が下方を向くように、傾斜機構22を制御する。
例えば、車両Vの速度が速い場合、制御部32は、図2に示されるように、車両Vの前方において車両Vから距離が離れた遠距離領域(車両Vからの距離が中距離から遠距離までの間の領域)をセンサ10によって検出可能な傾斜状態となるように、傾斜機構22の動作を制御する。ここでは、制御部32は、センサ10の検出中心Lが略水平方向前側を向くように傾斜機構22の動作を制御する。これにより、センサ10は、センサ10の検出範囲Sによって、遠距離領域内の物体等を検出可能な状態となる。
また、例えば、車両Vの速度が遅い場合、制御部32は、図3に示されるように、車両Vの前方において車両Vからの距離が近い近距離領域をセンサ10によって検出可能な傾斜状態となるように、傾斜機構22の動作を制御する。ここでは、制御部32は、センサ10が斜め下方を向くように(検出中心Lが斜め下方を向くように)傾斜機構22の動作を制御する。これにより、センサ10は、センサ10の検出範囲Sによって、近距離領域内の物体等を検出可能な状態となる。
このように、制御部32は、車両Vの速度に応じて、センサ10の位置及び検出方向(傾斜)を制御する。図2に示されるように車両Vの速度が速い場合、センサ10は、ルーフVRの中央に近い位置において、水平方向前側を向いている。このため、センサ10は、車両Vの前方の遠距離領域を検出対象領域とすることができる。また、図3に示されるように車両Vの速度が遅い場合、センサ10は、ルーフVRの端部に近い位置において、斜め下方を向いている。このため、センサ10は、ルーフVRの端部によって検出の範囲が遮られることを抑制しつつ、車両Vの前方の近距離領域を検出対象領域とすることができる。
なお、車両Vの速度が遅い場合とは、例えば、車両Vの発進時や徐行時等の速度が遅い場合、及び、車両Vが停止している場合を含む。
以上のように、車両用センサ装置1は、可動機構21によってセンサ10を車両VのルーフVRの端部側に移動させることができる。これにより、車両用センサ装置1は、車両VのルーフVRによって遮られることにより生じるセンサ10の死角を抑制することができる。また、車両用センサ装置1は、車両Vの速度が速い場合、速度が遅い場合に比べて車両VのルーフVRの端部に近くなるようにセンサ10を移動させる。つまり、車両用センサ装置1は、速度が遅い場合には、速度が速い場合に比べて車両Vから近い近距離領域をセンサ10によって検出し易くすることができる。このように、車両用センサ装置1は、車両VのルーフVRに取り付けられるセンサ10の死角を抑制しつつ車両Vの走行状態に応じた領域を検出することができる。
また、車両用センサ装置1は、車両Vの速度が速い場合、速度が遅い場合に比べて車両VのルーフVRの中央に近い位置にセンサ10を位置させる。これにより、車両用センサ装置1は、車両用センサ装置1自体の大きさを小さくすることができる。従って、車両用センサ装置1は、車両用センサ装置1自体の大きさが小さくなることにより周辺物体と干渉することを抑制することができ、車両Vの走行可能範囲に制約が生じることを抑制できる。
可動機構21は、センサ10を車両Vの前後方向に沿って移動させる。例えば、車両Vの前方への発進時又は低速走行時には、車両Vの前側の近距離領域をセンサ10によって検出することが求められる。このため、車両用センサ装置1は、センサ10を車両Vの前後方向に沿って移動可能とすることにより、車両Vの前方への発進時又は低速走行時に監視対象として求められる領域をセンサ10によって容易に検出することができる。
また、車両用センサ装置1は、車両Vの速度が遅い場合、速度が速い場合に比べてセンサ10の検出方向が下方を向くように、センサ10を傾斜させる。これにより、車両用センサ装置1は、車両Vの速度が遅い場合、車両Vに近い近距離領域をセンサ10によってより一層容易に検出することができる。
上述したように、車両用センサ装置1では、車両Vの前方において車両Vから離れた遠距離領域と車両Vに近い近距離領域とを一つのセンサ10によって検出することができる。これにより、車両用センサ装置1は、検出対象とする領域毎にセンサを設ける必要がない。従って、車両用センサ装置1は、センサ数の削減、センサの取付作業の削減、及び重量の増加を抑制等することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、センサ10は、車両Vの前方を検出対象の領域とすることに限定されない。また、例えば、可動機構21によるセンサ10の移動方向は、前後方向に限定されない。
例えば、センサ10は、車両Vの後方を検出対象の領域としてもよい。この場合、制御部32は、車両Vの速度が遅い場合、前度が速い場合に比べてセンサ10の位置が車両VのルーフVRの後ろ側の端部に近くなるように、可動機構21を制御することができる。
センサ10は、台座部20に対して複数設けられていてもよい。そして、これらの複数のセンサ10に対し、上記実施形態と同様に移動及び検出方向の傾斜が行われてもよい。この場合、車両用センサ装置1は、複数のセンサ10のそれぞれに対して、遠距離領域及び近距離領域の両方を検出する機能を付与することができる。
1…車両用センサ装置、10…センサ、20…台座部、21…可動機構、22…傾斜機構、30…制御ECU、31…車両情報取得部、32…制御部、V…車両、VR…ルーフ。

Claims (5)

  1. 車両の外部環境を検出する車両用センサ装置であって、
    前記車両の外部環境を検出するセンサと、
    前記センサを前記車両のルーフに取り付ける台座部であり、鉛直方向に交差する方向に沿って前記センサを移動させる可動機構を有する該台座部と、
    前記車両の速度を取得する車両情報取得部と、
    前記可動機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記台座部は、前記ルーフに固定される台座本体部と、前記台座本体部に対して前記車両の前後方向に移動可能に設けられたセンサ取付部と、を有し、
    前記センサは、前記センサ取付部に取り付けられ、
    前記可動機構は、前記台座本体部に対して前記センサ取付部を前記車両の前後方向に沿って移動させ、
    前記制御部は、前記車両情報取得部によって取得された前記速度が遅い場合、前記速度が速い場合に比べて、前記台座本体部からの前記センサ取付部の延出長さを長くすることによって前記センサの位置が前記車両のルーフの端部に近くなるように、前記可動機構を制御する、車両用センサ装置。
  2. 前記可動機構は、動滑車を用いて、前記センサが取り付けられた前記センサ取付部を移動させる、請求項1に記載の車両用センサ装置。
  3. 前記可動機構は、回転モータと、前記センサ取付部に取り付けられた前記動滑車と、ワイヤと、を有し、
    前記ワイヤの一方の端部は、前記回転モータに巻き取り可能に連結され、
    前記ワイヤの他方の端部は、前記センサ取付部における前記車両の後ろ側の端部に連結され、
    前記ワイヤの中間部分は、前記動滑車に掛けられ、
    前記動滑車は、前記回転モータ及び前記センサ取付部よりも、前記車両の後ろ側に位置し、
    前記回転モータは、前記ワイヤを巻き取ることにより、前記センサ取付部を前記車両の前側に移動させる、請求項2に記載の車両用センサ装置。
  4. 前記可動機構は、前記センサを前記車両の後ろ側に移動させる場合、バネによって、前記センサ取付部を前記車両の後ろ側に移動させる、請求項3に記載の車両用センサ装置。
  5. 前記台座部は、前記センサの検出方向を傾斜させる傾斜機構を更に有し、
    前記制御部は、前記車両情報取得部によって取得された前記速度が遅い場合、前記速度が速い場合に比べて前記センサの検出方向が下方を向くように、前記傾斜機構を制御する、請求項1~4のいずれか一項に記載の車両用センサ装置。
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