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JP7668653B2 - 冷蔵庫の扉および冷蔵庫 - Google Patents
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Description

本発明は、冷蔵庫の扉、およびこの扉を備えている冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には、各収納室を開閉するための扉が備えられている。この扉の外形は、主として、前面側に位置する金属板と、背面側に位置する背面部材と、扉の端面部分(例えば、上端面および下端面など)を覆うキャップ部材とで構成されている。これらの部材で外形が形成された扉の内部には、発泡ウレタンなどの断熱材が設けられている。
例えば、特許文献1には、鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体が開示されている。
特開2008-45869号公報
扉の端面部分にキャップ部材を設ける構成では、特許文献1に開示されている扉体のように、金属板とキャップ部材との接合部において、金属板の端部がキャップ部材に嵌め込まれ、金属板の端部がキャップ部材で覆われることになる。近年、冷蔵庫の意匠性を向上させるために、扉の前面部分および側面部分を形成している金属板の端部を前面から側面にわたって露出させる構成が検討されている。このような構成では、キャップ部材を金属板に取り付ける際に隙間が発生したり、金属板が変形したりする課題が考えられる。
そこで、本発明では、扉の前面部分を形成している金属板の端部を露出させる構成を有する扉および冷蔵庫において、キャップ部材に金属板を取り付ける箇所の意匠性の向上、および取り付ける際の作業性を向上させることを目的とする。
本発明の一局面にかかる扉は、冷蔵庫の扉であって、前記扉の前面部および少なくとも一つの側面部を形成している金属板と、前記金属板の前記前面部および前記側面部の上側端辺に取り付けられているキャップ部材とを備えている。前記金属板は、前記上側端辺に上端折り曲げ部を有しており、前記前面部および前記側面部の前記上端折り曲げ部との境界は、露出している。前記金属板は、前記側面部に連続する背面側折り曲げ部を有しており、前記金属板は、前記背面側折り曲げ部において前記キャップ部材に係止されている。
本発明のもう一つの局面にかかる冷蔵庫は、本発明の一局面にかかる扉を備えている。
本発明によれば、扉の前面部分を形成している金属板の端部を露出させる構成を有する扉および冷蔵庫において、キャップ部材に金属板を取り付ける箇所の意匠性の向上、および取り付ける際の作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の正面部の構成を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫の冷蔵室扉の外観構成を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉のヒンジ部周辺の内部の構成を示す平面図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する金属板にキャップ部材および押さえ部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する金属板にキャップ部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する金属板にキャップ部材および押さえ部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成するキャップ部材の構成を示す斜視図である。 図2に示す冷蔵室扉を構成する押さえ部材の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫の冷蔵室扉を構成する金属板、キャップ部材、および押さえ部材を分解した状態で示す斜視図である。 第2の実施形態にかかる冷蔵庫の冷蔵室扉のキャップ部材を取り外した状態で示す斜視図である。 変形例にかかる冷蔵庫の冷蔵室扉を構成する金属板、キャップ部材、および押さえ部材を分解した状態で示す斜視図である。 変形例にかかる冷蔵庫の冷蔵室扉を構成するキャップ部材を示す斜視図である。 変形例にかかる冷蔵庫の冷蔵室扉を構成する押さえ部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
(冷蔵庫の全体構成)
先ず、第1の実施形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を説明する。図1には、冷蔵庫1を正面から見た外観を示す。
冷蔵庫1の外形は、主として断熱箱体90で構成されている。この断熱箱体90によって冷蔵庫1の貯蔵空間が形成される。断熱箱体90によって形成される貯蔵空間は、水平方向に延びる複数の仕切りによって、例えば、上段から順に、冷蔵室11と、野菜室12と、製氷室14および第2冷凍室15と、冷凍室13とに区分けされている。
冷蔵室11には、左右に分割された観音開き式の冷蔵室扉11aおよび11bが設けられている。野菜室12には、引き出し式の野菜室扉12aが設けられている。冷凍室13には、引き出し式の冷凍室扉13aが設けられている。製氷室14には、引き出し式の製氷室扉14aが設けられている。第2冷凍室15には、引き出し式の冷凍室扉15aが設けられている。
以上のように、本実施の形態にかかる冷蔵庫1は、複数の貯蔵空間に区分けされて、冷蔵室11および野菜室12などが設けられている。但し、各貯蔵空間の配置位置については、これに限定はされない。また、各貯蔵空間に設けられている扉の構成も、上記のものに限定はされない。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の正面または前面と呼ぶ。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1の各面を、上面、側面、背面、及び底面とする。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、冷蔵庫1を正面から見て左右の方向(上下方向と直交する横方向)のことを、冷蔵庫1(または、冷蔵室扉11aなど)の左右方向という。また、冷蔵庫1を設置面に載置した状態で、冷蔵庫1の上下の方向(左右方向と直交する縦方向)のことを、冷蔵庫1(または、冷蔵室扉11aなど)の上下方向という。また、冷蔵庫1の前面側から見て左側に位置する側を、冷蔵庫1の左側と呼び、冷蔵庫1の前面側から見て右側に位置する側のことを、冷蔵庫1の右側と呼ぶ。
(冷蔵室扉の構成)
続いて、冷蔵庫1に設けられている冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)11aのより詳細な構成について説明する。冷蔵室扉11aは、正面から見て冷蔵室11の左側に位置している。冷蔵室扉11aの左側の端部には、ヒンジ部31が設けられている。なお、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、もう一つの冷蔵室扉11bが備えられている。冷蔵室扉11bは、冷蔵室扉11aと左右対称の構成を有していること以外は、冷蔵室扉11aと同様の構成が適用できる。
図2には、冷蔵室扉11aの正面側の外観を示す。図3には、冷蔵室扉11aのヒンジ部31周辺の内部の構成を示す。図3は、上側のヒンジ部31が設けられている冷蔵室扉11aの左上部分の内部を、下方から見た状態の図である。図4から図6は、金属板21にキャップ部材22および押さえ部材23が取り付けられる様子を、それぞれ異なる方向から見た図である。
冷蔵室扉11aは、主として、金属板21、キャップ部材22、押さえ部材23、下方キャップ部材24、取っ手部材(図示せず)、背面部材25、および断熱材(図示せず)などを備えている。冷蔵室扉11aの外形は、金属板21、キャップ部材22、下方キャップ部材24、および背面部材25で形成されている。
金属板21は、扉の前面に配置されている。図4には、金属板21の背面側の構成を示している。金属板21は、例えば、略四角形状の1枚の鋼板の各端辺を折り曲げて形成されている。金属板21は、正面部(前面部)21a、および側面部21bなどを有している。正面部21aは、冷蔵室扉11aの前面部分を形成している。側面部21bは、冷蔵室扉11aの一方の側面部分を形成している。正面から見て冷蔵室11の左側に位置している冷蔵室扉11aでは、側面部21bは、ヒンジ部31が設けられている左側の側面部分を形成している。
また、金属板21は、各端辺に、折り曲げ部がそれぞれ設けられている。具体的には、金属板21の上側に位置している上端折り曲げ部41a、金属板21の下側に位置している下端折り曲げ部41b、金属板21の背面側に位置している背面側折り曲げ部21c、および金属板21の右側(取っ手側)に位置している取っ手側折り曲げ部21dなどを有している。背面側折り曲げ部21cは、側面部21bに連続する金属板21の端辺を略直角に折り曲げて形成されており、冷蔵室扉11aの背面部の一部を形成している。
キャップ部材22は、金属板21の上側に取り付けられている。キャップ部材22は、例えば、ABS、PP、PSなどの樹脂材料を成形して形成されている。本実施形態では、キャップ部材22は、金属板21の上端折り曲げ部41aに取り付けられている。すなわち、キャップ部材22は、金属板21の正面部21aおよび側面部21bの上側端辺に取り付けられている。また、後述するように、キャップ部材22は、金属板21の背面側折り曲げ部21cと係合された状態となっている。
押さえ部材23は、金属板21とキャップ部材22との係止部の一部を補強するための部材である。図3および図4などに示すように、押さえ部材23は、上側のヒンジ部31周辺を、扉の内側から支持するように配置されている。また、押さえ部材23は、扉の内側から金属板21とキャップ部材22との係止部(具体的には、金属板21の切り欠き部45とキャップ部材22のリブ34との係合部)を覆うように設けられている。押さえ部材23は、例えば、ABS、PP、PSなどの樹脂材料を成形して形成されている。
下方キャップ部材24は、金属板21の下側に取り付けられている。下方キャップ部材24は、キャップ部材22と同様に、例えば、ABS、PP、PSなどの樹脂材料を成形して形成されている。本実施形態では、下方キャップ部材24は、金属板21の下端折り曲げ部41bに取り付けられている。
取っ手部材は、冷蔵室扉11aの右側の側面部(すなわち、ヒンジ部31とは反対側(扉の開閉側)の側面部)に位置している。本実施形態では、取っ手部材は、金属板21の取っ手側折り曲げ部21dに取り付けられている。取っ手部材は、キャップ部材22などと同様に、例えば、ABS、PP、PSなどの樹脂材料を成形して形成されている。取っ手部材は、使用者が扉を開けるときに手を掛けることのできる取っ手部を有している
背面部材25は、例えば、ABS、PP、PSなどの樹脂材料を成形して形成されている。背面部材25は、冷蔵室扉11aの背面部を覆うように取り付けられる。これにより、扉の外形が形成される。
断熱材は、金属板21、キャップ部材22、押さえ部材23、下方キャップ部材24、取っ手部材、および背面部材25などを組み合わせて形成された扉の外装体の内部に設けられている。断熱材は、例えば、発泡ウレタンなどの発泡断熱材を扉の外装体の内部に充填することによって形成される。
(金属板とキャップ部材との接合部の構成)
続いて、金属板21とキャップ部材22との接合部のより詳細な構成について説明する。図7には、キャップ部材22の内側(断熱材と接する側)の構成を示す。図8には、金属板21とキャップ部材22との接合部に取り付けられる押さえ部材23の外観を示す。
金属板21は、上述したように、主として、正面部21a、側面部21b、上端折り曲げ部41a、下端折り曲げ部41b、背面側折り曲げ部21c、および取っ手側折り曲げ部21dなどで構成されている。
上端折り曲げ部41aおよび下端折り曲げ部41bには、金属板21の一部を切り欠いた凹部42が少なくとも一つ形成されている。図4に示す例では、上端折り曲げ部41aには、2個の凹部42が形成されており、下端折り曲げ部41bには、2個の凹部42が形成されている。
また、背面側折り曲げ部21cの上端には、金属板21の一部を切り欠いた切り欠き部45が設けられている(図4参照)。切り欠き部45は、キャップ部材22の係止部33に対応する位置に設けられており、キャップ部材22との係合部を構成している。
キャップ部材22の外形は、主として、上面部22a、前方部22b、左右両側の側方部22c・22c、および背面部22dで形成されている。これらのキャップ部材22の各部分の名称は、キャップ部材22が冷蔵室扉11aに取り付けられた状態での位置に基づいて規定されている。また、キャップ部材22は、左右何れかの一方の側方部22cの近傍にヒンジ部31を有している。冷蔵室扉11aの場合には、ヒンジ部31は、正面から見て左側の側方部22cの近傍に設けられている。
そして、本実施形態では、キャップ部材22は、金属板21との係合部を含む係止部33を有している。係止部33は、冷蔵室扉11aの背面側(すなわち、金属板21の背面側折り曲げ部21cに対応する位置)に設けられている(図4など参照)。係止部33には、金属板21の背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45に嵌め込まれるリブ(嵌め込み部)34が設けられている(図7参照)。
また、キャップ部材22の側方部22cには、開口部36が設けられている(図5参照)。この開口部36には、押さえ部材23の第2爪部54が嵌め込まれる。
押さえ部材23は、側方部51、前方部52、および後方部53などを有している(図8参照)。これらの押さえ部材23の各部分の名称は、押さえ部材23が冷蔵室扉11aに取り付けられた状態での位置に基づいて規定されている。また、押さえ部材23には、第2爪部54が設けられている。この第2爪部54は、キャップ部材22の側方部22cに設けられている開口部36に嵌め込まれる。
押さえ部材23の側方部51および前方部52は、ヒンジ部31の周囲に配置されている(図3参照)。これにより、冷蔵室扉11aのヒンジ部31の周囲を補強することができる。
押さえ部材23の後方部53は、キャップ部材22の背面部22dの端部に位置している係止部33に対応する位置に配置されている。押さえ部材23の後方部53は、金属板21とキャップ部材22との係止部を扉の内側から覆うように設けられている(図3など参照)。このような押さえ部材23が設けられていることで、金属板21とキャップ部材22との間に形成された隙間を狭くしたり、塞いだりすることができる。これにより、扉内部に充填される発泡断熱材の漏れを抑制できる。また、金属板21とキャップ部材22とを組み立てたときに、金属板21の位置ずれが発生したり、組付けが外れたりすることを抑制できる。
金属板21に対してキャップ部材22を取り付ける際には、キャップ部材22の前方部22bに設けられている嵌め込み溝に、金属板21の上端折り曲げ部41aの前方部分を差し込む(図5参照)。そして、上端折り曲げ部41aに設けられている凹部42にキャップ部材22の爪部(図示せず)を係合させる。
次に、金属板21の背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45に、キャップ部材22の係止部33に設けられているリブ34を上から嵌め込む。このとき、キャップ部材22の上面部22aの下面が、金属板21の上端折り曲げ部41aの側方部分の上面に当接する。これにより、キャップ部材22の側方部22cが金属板21の側面部21bによって覆われる。
このように、金属板21において、キャップ部材22との係止部が、金属板21の正面部21aから離れた背面側折り曲げ部21cに設けられていることで、キャップ部材22の取り付け時の作業性を向上させることができる。また、金属板21とキャップ部材22との係止部が、背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45と、キャップ部材22のリブ34とで構成されることで、金属板21に対するキャップ部材22の左右方向の動きが規制され、冷蔵室扉11aの組み立て時の位置ずれおよび組み付けの外れを抑えることができる。
これにより、キャップ部材22の側方部22cに嵌め込み溝を設けなくても、金属板21の上端折り曲げ部41aの側方部分をキャップ部材22の側方部22cに位置合わせすることができる。したがって、キャップ部材22の前方部22bと側方部22cの両方に嵌め込み溝を設けた場合の、金属板21の側面部21bを広げながらキャップ部材22の嵌め込み溝に嵌め込む、という作業工程が不要となる。そのため、キャップ部材22の取り付け時の金属板21の変形を防止することができ、また、取り付け時の作業性を向上させることができる。
金属板21に対してキャップ部材22が取り付けられた後、押さえ部材23が取り付けられる。
押さえ部材23は、キャップ部材22の下方側からキャップ部材22に対して取り付けられる(図4および図6参照)。このとき、押さえ部材23の第2爪部54が、キャップ部材22の開口部36の下方側から開口部36の配置位置に移動して、係合される。すなわち、第2爪部54は、押さえ部材23の取り付け方向に沿って開口部36に嵌め込まれる。これにより、押さえ部材23の取り付け時の作業性を向上させることができる。
金属板21とキャップ部材22との接合部に押さえ部材23が取り付けられると、押さえ部材23の側方部51および前方部52は、ヒンジ部31を側方から支持する(図3参照)。これにより、ヒンジ部31の周囲の強度を高めることができる。
また、押さえ部材23の後方部53は、金属板21とキャップ部材22との係止部を扉の内側から覆う(図3参照)。これにより、金属板21とキャップ部材22との接合部が押さえ部材23によって扉の内側から塞がれた状態となる。したがって、扉内部に充填される発泡断熱材の漏れを抑制したり、金属板21の位置ずれを抑制したりすることができる。
なお、冷蔵室扉11aの下端部に設けられている下方キャップ部材24と金属板21との接合部も、上記と同様の構成が適用できる。したがって、金属板21と下方キャップ部材24との接合部にも、押さえ部材が設けられていてもよい。
また、別の実施態様では、金属板21と下方キャップ部材24との接合には、押さえ部材が設けられていなくてもよい。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1は、冷蔵室11に開閉式の冷蔵室扉11aおよび11bを備えている。冷蔵室扉11aは、金属板21と、キャップ部材22とを備えている。金属板21は、扉の正面部(前面部)21aおよび少なくとも一つの側面部21bを形成している。キャップ部材22は、金属板21の正面部21aおよび側面部21bの上側端辺に取り付けられている。金属板21は、その上側端辺に上端折り曲げ部41aを有しており、正面部21aおよび側面部21bにおける上端折り曲げ部41aとの境界は、キャップ部材22で覆われることなく露出している。金属板21は、側面部21bに連続する背面側折り曲げ部21cを有しており、金属板21は、背面側折り曲げ部21cにおいてキャップ部材22に係止されている。
本実施形態にかかる冷蔵室扉11aは、キャップ部材22が、金属板21の上端折り曲げ部41aに取り付けられていることで、冷蔵庫1を正面から見たときに、扉の前面部分および側面部分を形成している金属板の上方側の端部を前面から側面にわたって露出させることができる。このように、金属板21の上端部を、例えば、キャップ部材22で覆わない構成とすることで、冷蔵庫1の正面側の美観を向上させることができる。
また、上記の構成では、金属板21におけるキャップ部材22との係止部が、正面部21aから離れた背面側折り曲げ部21cに設けられている。これにより、キャップ部材22の取り付け時の作業性を向上させることができる。また、金属板21とキャップ部材22との係止部が、背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45と、キャップ部材22のリブ34とで構成されることで、金属板21に対するキャップ部材22の左右方向の動きが規制され、冷蔵室扉11aの組み立て時の位置ずれおよび組み付けの外れを抑えることができる。
このように、本実施形態にかかる冷蔵室扉11aは、金属板21の背面側折り曲げ部21cとキャップ部材22との間を係合することで、金属板21の左右方向の動きを規制することができ、キャップ部材22を取り付ける際の金属板21の変形を防止することができ、また、取り付け時の作業性を向上させることができる。
また、キャップ部材22が金属板21の背面側で係止されていることで、キャップ部材22の係止部33を、正面から見えない場所に設けることができる。そのため、冷蔵庫1の正面側の美観を向上させることができる。
なお、本実施形態では、金属板21側に切り欠き部45を設け、キャップ部材22側に切り欠き部45に嵌め込まれる突起状の構造(例えば、リブ34)設けることによって、金属板21とキャップ部材22とを係合している。しかし、別の実施態様では、金属板21の背面側折り曲げ部21cに凸部が設けられており、キャップ部材22の係止部33に凸部が嵌まり込む凹部または穴などが設けられていてもよい。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、金属板とキャップ部材との接合部の構成が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
以下では、第2の実施形態にかかる冷蔵庫1の冷蔵室扉111bを例に挙げて説明する。冷蔵室扉111bは、正面から見て冷蔵室11の右側に位置している。冷蔵室扉111bの右側の端部には、ヒンジ部31が設けられている。なお、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、もう一つの冷蔵室扉111aが備えられている。冷蔵室扉111aは、冷蔵室扉111bと左右対称の構成を有していること以外は、冷蔵室扉111bと同様の構成が適用できる。
図9には、冷蔵室扉111bを構成する金属板121、キャップ部材122、および押さえ部材23を分解した状態で示す。また、図10には、冷蔵室扉111bからキャップ部材122を取り外した状態を示す。
冷蔵室扉111bは、主として、金属板121、キャップ部材122、押さえ部材123、下方キャップ部材24、取っ手部材(図示せず)、背面部材25、および断熱材(図示せず)などを備えている。下方キャップ部材24、取っ手部材、背面部材25、および断熱材については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
金属板121は、扉の前面に配置されている。金属板121は、正面部(前面部)21a、および側面部21bなどを有している。側面部21bは、冷蔵室扉111bの一方の側面部分を形成している。正面から見て冷蔵室11の右側に位置している冷蔵室扉111bでは、側面部21bは、ヒンジ部31が設けられている右側の側面部分を形成している。
また、金属板121は、各端辺に、折り曲げ部がそれぞれ設けられている。具体的には、金属板121の上側に位置している上端折り曲げ部41a、金属板121の下側に位置している下端折り曲げ部41b、金属板121の背面側に位置している背面側折り曲げ部21c、および金属板21の左側(取っ手側)に位置している取っ手側折り曲げ部21dなどを有している。各折り曲げ部の構成は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
また、第1の実施形態と同様に、上端折り曲げ部41aおよび下端折り曲げ部41bには、金属板121の一部を切り欠いた凹部42が少なくとも一つ形成されている。図9に示す例では、上端折り曲げ部41aには、2個の凹部42が形成されている。
また、第1の実施形態と同様に、背面側折り曲げ部21cの上端には、金属板121の一部を切り欠いた切り欠き部45が設けられている。切り欠き部45は、キャップ部材22の係止部33に対応する位置に設けられており、キャップ部材22との係合部を構成している。
また、本実施形態にかかる金属板121は、第1の実施形態で説明した金属板21とは異なる構成として、側面部21bから連続する上端折り曲げ部41aの一部(すなわち、上端折り曲げ部41c)に穴146を有している(図9参照)。この穴146には、キャップ部材122に設けられている爪部135が嵌まり込む。
キャップ部材122は、金属板121の上側に取り付けられている。また、第1の実施形態と同様に、キャップ部材122は、金属板121の背面側折り曲げ部21cと係合された状態となっている。
キャップ部材122の外形は、主として、上面部22a、前方部22b、左右両側の側方部22c・22c、および背面部22dで形成されている。また、キャップ部材122は、左右何れかの一方の側方部22cの近傍にヒンジ部31を有している。冷蔵室扉111bの場合には、ヒンジ部31は、正面から見て右側の側方部22cの近傍に設けられている。
第1の実施形態と同様に、キャップ部材122は、金属板121との係合部を含む係止部33を有している。係止部33は、冷蔵室扉111bの背面側(すなわち、金属板121の背面側折り曲げ部21cに対応する位置)に設けられている。係止部33には、金属板121の背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45に嵌め込まれるリブ(嵌め込み部)34が設けられている。
また、本実施形態にかかるキャップ部材122は、第1の実施形態で説明したキャップ部材22とは異なる構成として、ヒンジ部31が設けられている側の側方部22cの近傍に爪部135を有している。キャップ部材122が金属板121に取り付けられた状態で、爪部135は、金属板121に設けられた穴146に嵌め込まれる。
押さえ部材123は、第1の実施形態と同様に、側方部51、前方部52、および後方部53などを有している。また、本実施形態にかかる押さえ部材123は、第1の実施形態で説明した押さえ部材23とは異なる構成として、凹部155を有している(図9参照)。凹部155は、側方部51の上面の後方側(すなわち、キャップ部材122の爪部135と対応する位置)に設けられている。押さえ部材123が、金属板121とキャップ部材122との接合部に取り付けられた状態で、凹部155は、爪部135および穴146の下方に位置している。
金属板121に対してキャップ部材122を取り付ける際には、キャップ部材122の前方部22bに設けられている嵌め込み溝に、金属板121の上端折り曲げ部41aの前方部分を差し込む。そして、上端折り曲げ部41aに設けられている凹部42にキャップ部材22の爪部(図示せず)を係合させる。
また、金属板121の上端折り曲げ部41cを、キャップ部材122の側方部22cと位置合わせさせながら、金属板121の穴146にキャップ部材122の爪部135を嵌め込む。そして、金属板121の背面側折り曲げ部21cに設けられている切り欠き部45に、キャップ部材122の係止部33に設けられているリブ34を嵌め込む。
このように、本実施形態にかかる冷蔵室扉111bは、金属板121の背面側折り曲げ部21cに加えて、金属板121の側面部21bに連続する上端折り曲げ部41cにも、キャップ部材122との係止部が設けられている。これにより、金属板121に対するキャップ部材122の左右方向の動きをより確実に規制することができ、冷蔵室扉11aの組み立て時の位置ずれおよび組み付けの外れを抑えることができる。
また、キャップ部材122が、金属板121の背面側折り曲げ部21cおよび上端折り曲げ部41cの2箇所で係止されることで、キャップ部材122と金属板121との隙間を狭めることができる。そのため、扉内部に充填される発泡断熱材が漏れにくい構成とすることができる。したがって、本実施形態にかかる冷蔵室扉111bには、押さえ部材123が設けられていなくてもよい。
また、本実施形態にかかる冷蔵室扉111bは、キャップ部材122が、金属板121の上端折り曲げ部41aに取り付けられていることで、冷蔵庫1を正面から見たときに、扉の前面部分および側面部分を形成している金属板の上方側の端部を前面から側面にわたって露出させることができる。このように、金属板121の上端部を、キャップ部材122で覆わない構成とすることで、冷蔵庫1の正面側の美観を向上させることができる。
<変形例>
続いて、本発明の変形例について説明する。本変形例では、金属板とキャップ部材との接合部の構成が上述の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1および第2の実施形態と同様の構成が適用できる。
以下では、変形例にかかる冷蔵庫1の冷蔵室扉211bを例に挙げて説明する。冷蔵室扉211bは、正面から見て冷蔵室11の右側に位置している。冷蔵室扉211bの右側の端部には、ヒンジ部31が設けられている。なお、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、もう一つの冷蔵室扉211aが備えられている。冷蔵室扉211aは、冷蔵室扉211bと左右対称の構成を有していること以外は、冷蔵室扉211bと同様の構成が適用できる。
図11には、冷蔵室扉111bを構成する金属板221、キャップ部材222、および押さえ部材223を分解した状態で示す。また、図12には、キャップ部材222の内側(断熱材と接する側)の外観を示す。図13には、押さえ部材223の外観を示す。
冷蔵室扉211bは、主として、金属板221、キャップ部材222、押さえ部材223、下方キャップ部材24(図11では図示せず)、取っ手部材(図示せず)、背面部材25(図11では図示せず)、および断熱材(図示せず)などを備えている。下方キャップ部材24、取っ手部材、背面部材25、および断熱材については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
金属板221は、上述の実施形態で説明した金属板21および121などと概ね同様の構成が適用できる。但し、金属板221においては、背面側折り曲げ部21cの上端に切り欠き部45は設けられていない。なお、金属板121と同様に、金属板221の上端折り曲げ部41cには、穴146が設けられている。
キャップ部材222は、上述の実施形態で説明したキャップ部材22および122などと概ね同様の構成が適用できる。但し、キャップ部材222においては、冷蔵室扉211bの背面側に位置する係止部33に、リブ(嵌め込み部)34は設けられていない。なお、キャップ部材122と同様に、キャップ部材222の側方部22cの近傍には、爪部135が設けられている。爪部135は、金属板221に設けられた穴146に嵌め込まれる。
押さえ部材223は、上述の実施形態で説明した押さえ部材23および123などと概ね同様の構成が適用できる。なお、押さえ部材123と同様に、押さえ部材223の前方部52の上面の後方側(すなわち、キャップ部材222の爪部135と対応する位置)には、凹部155が設けられている。押さえ部材223が、金属板221とキャップ部材222との接合部に取り付けられた状態で、凹部155は、爪部135および穴146の下方に位置している。
以上のように、変形例にかかる冷蔵室扉211bでは、金属板221の側面部21bに連続する上端折り曲げ部41cに設けられた穴146に、キャップ部材222の側方部22cに位置する爪部135を嵌め込むことで、金属板221とキャップ部材222とが係止されている。すなわち、上述の実施形態のように、金属板221とキャップ部材222とは、扉の背面側で係止されておらず、扉の側面側で係止されている。これにより、金属板221に対するキャップ部材222の左右方向の動きが規制され、冷蔵室扉211aの組み立て時の位置ずれおよび組み付けの外れを抑えることができる。
また、上述の実施形態と同様に、金属板221に対してキャップ部材222が取り付けられた後、押さえ部材223が取り付けられる。押さえ部材223が取り付けられることで、金属板221とキャップ部材222との接合部が押さえ部材223によって扉の内側から塞がれた状態となる。したがって、扉内部に充填される発泡断熱材の漏れを抑制したり、金属板221の位置ずれを抑制したりすることができる。
また、本変形例にかかる冷蔵室扉211bは、キャップ部材222が、金属板221の上端折り曲げ部41aに取り付けられていることで、冷蔵庫1を正面から見たときに、扉の前面部分および側面部分を形成している金属板の上方側の端部を前面から側面にわたって露出させることができる。このように、金属板221の上端部を、キャップ部材222で覆わない構成とすることで、冷蔵庫1の正面側の美観を向上させることができる。
(まとめ)
本発明の一局面にかかる冷蔵庫の扉(例えば、冷蔵室扉11a、11b、111a、111b)は、前記扉の前面部(例えば、正面部21a)および少なくとも一つの側面部(例えば、側面部21b)を形成している金属板(例えば、金属板21、121)と、前記金属板の前記前面部および前記側面部の上側端辺に取り付けられているキャップ部材(例えば、キャップ部材22、122)とを備えている。前記金属板は、前記上側端辺に上端折り曲げ部(例えば、上端折り曲げ部41a)を有しており、前記前面部および前記側面部の前記上端折り曲げ部との境界は、露出している。前記金属板は、前記側面部に連続する背面側折り曲げ部(例えば、背面側折り曲げ部21c)を有しており、前記金属板は、前記背面側折り曲げ部において前記キャップ部材に係止されている。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫の扉(例えば、冷蔵室扉11a、11b、111a、111b)において、前記金属板(例えば、金属板21、121)の前記背面側折り曲げ部(例えば、背面側折り曲げ部21c)には、前記金属板の一部が切り取られた切り欠き部(例えば、切り欠き部45)が設けられており、前記キャップ部材(例えば、キャップ部材22、122)には、前記切り欠き部に嵌め込まれる嵌め込み部(例えば、リブ34)が設けられていてもよい。
上記の本発明のもう一つの局面にかかる冷蔵庫の扉(例えば、冷蔵室扉11a、11b、111a、111b)は、前記金属板(例えば、金属板21、121)と前記キャップ部材(例えば、キャップ部材22、122)との係止部を、前記扉の内側から覆うように設けられている押さえ部材(例えば、押さえ部材23、123)をさらに備えていてもよい。
上記の本発明の何れかの局面にかかる冷蔵庫の扉(例えば、冷蔵室扉11a、11b、111a、111b)において、前記金属板(例えば、金属板121)は、さらに前記側面部(例えば、側面部21b)に連続する前記上端折り曲げ部(例えば、上端折り曲げ部41c)において前記キャップ部材(例えば、キャップ部材122)に係止されていてもよい。
本発明のもう一つの局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、上記の本発明の何れかの局面にかかる扉(例えば、冷蔵室扉11a、11b、111a、111b)を備えている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
11 :冷蔵室
11a :冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)
21 :金属板
21a :(金属板の)正面部(前面部)
21b :(金属板の)側面部
21c :(金属板の)背面側折り曲げ部
22 :キャップ部材
23 :押さえ部材
33 :(キャップ部材の)係止部
34 :(キャップ部材の)リブ(嵌め込み部)
41a :(金属板の)上端折り曲げ部
41c :(金属板の)上端折り曲げ部
45 :(金属板の)切り欠き部
111b :冷蔵室扉(冷蔵庫の扉)
121 :金属板
122 :キャップ部材
123 :押さえ部材
135 :(キャップ部材の)爪部
146 :(金属板の)穴

Claims (3)

  1. 冷蔵庫の扉であって、
    前記扉の前面部および少なくとも一つの側面部を形成している金属板と、
    前記金属板の前記前面部および前記側面部の上側端辺に取り付けられているキャップ部材と
    を備えており、
    前記金属板は、前記上側端辺に上端折り曲げ部を有しており、前記前面部および前記側面部の前記上端折り曲げ部との境界は、露出しており、
    前記金属板は、前記側面部に連続する背面側折り曲げ部を有しており、
    前記金属板は、前記キャップ部材の前方部分に設けられている嵌め込み溝に前記前面部の前記上端折り曲げ部が差し込まれるとともに、前記キャップ部材の係止部に設けられている嵌め込み部が前記背面側折り曲げ部に設けられた切り欠き部に嵌め込まれて前記キャップ部材に係止されており、
    前記キャップ部材の左右側には、前記金属板の前記側面部に対向するように、前記キャップ部材の前記前方部分から前記係止部に亘って側方部が形成されており、
    前記金属板の前記前面部、前記側面部、および前記背面側折り曲げ部に囲まれた空間内に差し込まれる押さえ部材をさらに備えており、
    前記押さえ部材が、前記金属板の前面部および前記背面側折り曲げ部に当接するように、前記キャップ部材の前記側方部と前記金属板の前記側面部との間に差し込まれる、
    扉。
  2. 前記金属板は、さらに前記側面部に連続する前記上端折り曲げ部において前記キャップ部材に係止されている、
    請求項1に記載の扉。
  3. 請求項1または2に記載の扉を備えている冷蔵庫。
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