JP7668779B2 - 表示装置、視界補助システム、産業車両、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、本開示の表示装置について、図面を参照して説明する。
(構成)
図1は、各実施形態に係るフォークリフトの一例を示す概略図である。
フォークリフト1は、車体10と、荷役装置11と、制御装置18と、表示装置20と、を備えている。車体10は、不図示の駆動装置およびステアリング装置を備え、フォークリフト1を走行させる。荷役装置11は、フォーク12と、フォーク12を昇降させるマスト13と、荷物が後方(マスト13側)へ落下することを防ぐバックレスト14と、を備え、フォーク12に積載した荷物を昇降させる等して荷役動作を行う。マスト13は、不図示の外側マストと不図示の内側マストを有しており、不動の外側マストに対して内側マストが昇降するように構成されている。マスト13には荷重センサ15が設けられていて、荷重センサ15は、フォーク12に積載された荷物の重量を検出する。また、外側マストには近接センサ16が設けられている。近接センサ16は、フォーク12に荷物が積載されたかどうかを検出する。近接センサ16は、荷物が運転者100の視界を遮る程度に積載されたかどうかを検出できるような高さ(ある程度高い位置)に設けられる。荷役装置11には、前方を撮影するカメラ17が搭載されている。例えば、マスト13の上部にはカメラ17aがフォーク12の先端部を撮影できるように斜め下方向へ向けて搭載されている。また、例えば、フォーク12の先端には、カメラ17bが設けられている。カメラ17bは、フォーク12の前方を撮影する。荷役装置11には、カメラ17a、17bの両方が搭載されていてもよいし、どちらか一方のみが搭載されていてもよい。以下では、一例として、カメラ17aが搭載されているとして説明を行う。カメラ17aが撮影した画像(動画でも静止画でもよい。)は、表示装置20へ送信される。制御装置18は、フォークリフト1の動作を制御する。例えば、運転者100がハンドル19aやリフトレバー19bを操作すると、制御装置18は、その操作を検出し、車両の走行方向の制御やマスト13を昇降させる動作を行う。制御装置18は、荷重センサ15、近接センサ16と接続されており、これらのセンサが検出した情報を取得する。制御装置18は、荷重センサ15、近接センサ16が検出した情報、運転者100がハンドル19aやリフトレバー19bを操作したことを示す信号などの情報を表示装置20へ送信する。表示装置20は、AR(Augmented Reality)グラス又は、MR(Mixed Reality)グラスである。運転者100は、表示装置20を装着して、フォークリフト1の運転を行う。本明細書では、図1に示すようにフォークリフト1の荷役装置11が設けられている方向を前方、その反対方向を後方と呼び、前方を向いたときの左右方向をそれぞれ左側、右側と呼ぶ。
図5Aの表示面Pは、仮想モニターVMの前後方向の表示位置および垂直方向の角度を示している。制御部24は、範囲H2の所定の位置に仮想モニターVMを配置するとともに、運転者100の視線方向と直交するように仮想モニターVMの表示面を上方へ向けて角度θだけ傾ける。運転者100の視線方向は、センサ部21のアイトラッキング機能を利用して算出してもよいし、運転者100の頭部位置に応じて所定の角度を設定するようにしてもよい。また、運転者100から見た荷物50の向こう側の様子をよりよく認識できるように仮想モニターVMのサイズ(垂直方向のサイズ)をできるだけ大きく設定してもよいし(例えば、図5Aのサイズ51)、仮想モニターVMによって、運転者100の視界が少しでも遮られることが無いように荷物のサイズに合わせたサイズ(例えば、図5Aのサイズ52)としてもよい。仮想モニターVMの垂直方向サイズは、倉庫などで積載される平均的な荷物のサイズ等に基づいて、予め定められていてもよいし、例えば、センサ部21が備える可視光カメラが認識する画像から、制御部24が、荷物50とそれ以外の領域(例えば、地面)の境界線を認識して、可視光カメラから見える仮想モニターVMの上端が荷物50の角53を超えないような仮想モニターVMのサイズを計算し、計算したサイズで仮想モニターVMを表示してもよい。また、仮想モニターVMが荷物の範囲を超えた場合でも、仮想モニターVMの向こう側の現実世界を認識できるように、カメラ17aが撮影した画像を仮想モニターVMに透過画像(運転者100から見たときに画像を通り抜けた側の現実世界が透けて見えるような状態で表示した画像)として表示してもよい。
図6Aの表示面Pは、仮想モニターVMの前後方向の表示位置および水平方向の角度を示している。制御部24は、範囲H2の所定の位置に仮想モニターVMを配置するとともに、運転者100の視線方向と直交するように仮想モニターVMの表示面を向ける。制御部24は、仮想モニターVMのサイズ(水平方向のサイズ)をできるだけ大きく設定してもよいし(例えば、図6Aのサイズ61)、荷物60に収まるサイズ(例えば、図5Aのサイズ62)としてもよい。仮想モニターVMの水平方向のサイズは、倉庫などで積載される平均的な荷物のサイズ等に基づいて、予め定められていてもよいし、例えば、センサ部21が備える可視光カメラが認識する画像から、制御部24が、荷物60とそれ以外の境界線を認識して、荷物60に収まるようなサイズを計算し、計算したサイズで仮想モニターVMを表示してもよい。また、制御部24は、カメラ17aが撮影した画像を透過画像として表示してもよい。
(A)表示判定部25は、送受信部23を通じて、制御装置18から近接センサ16が検出した情報(近接センサ16を設けた外側マストと、フォーク12に積載された荷物が近接しているかどうかを検出する。荷物が積載されていない場合、近接センサ16の検出できる高さに至るまでは荷物が積載されていないと考えられる。)を取得する。表示判定部25は、近接センサ16が外側マストと荷物が近接していることを検出した場合、仮想モニターVMを表示すると判定し、そうでない場合、仮想モニターVMを非表示にすると判定する。
(D)制御部24が、例えば、運転者100のジェスチャや音声などに基づいて、仮想空間上に操作パネル(仮想オブジェクト)を表示する。この操作パネルには、仮想モニターVMの表示と非表示を切り替える仮想スイッチが設けられている。運転者100が仮想スイッチの操作によって表示を指示すると、表示判定部25は、仮想モニターVMを表示すると判定する。運転者100が仮想スイッチの操作によって非表示を指示すると、表示判定部25は、仮想モニターVMを非表示にすると判定する。このように仮想空間上に表示した操作パネル操作パネルに対して操作を行うことを可能とする技術はMRによって実現することができる。
次に図8を参照して、表示装置20の制御について説明する。
図8は、実施形態に係る仮想モニターの表示制御の一例を示すフローチャートである。
表示装置20を装着した運転者100は、フォークリフト1の運転席に座ると、表示装置20を起動し、キャリブレーションを行う(ステップS1)。キャリブレーションでは、運転者100とフォークリフト1の位置関係を算出する。例えば、制御部24は、センサ部21の可視光カメラによって、フォークリフト1のハンドルやその他の構造物を認識し、撮影されたハンドル等の形状や見え方からフォークリフト1の車種を推定する。制御部24は、記憶部26に記録されたCAD情報から推定した車種に対応するCAD情報を読み出して、フォークリフト1全体の形状を把握する。また、例えば、制御部24は、センサ部21の可視光カメラによって撮影したハンドルの画像を解析したり、センサ部21の深度センサによってハンドルまでの距離を測定したりすることで、運転者100とハンドルとの位置関係、つまり、運転者100が運転席のどの位置に座っているか、運転者100の頭部の高さがどの程度か、あるいは、読み出したフォークリフト1のCAD情報から運転者100とフォークリフト1の各部までの位置関係(水平方向の距離や垂直方向の距離など)を算出する。これにより、運転者100とフォーク12先端やバックレスト14の正確な距離を把握し、例えば、仮想モニターVMの配置位置、角度や、運転者100が右側に身を乗り出した状態での仮想モニターVMの配置位置、角度などを算出することができる。また、例えば、フォークリフト1の所定位置(例えば外マスト)に2次元マーカを設け、センサ部21によって2次元マーカを認識し、2次元マーカとの位置関係や2次元マーカが示すフォークリフト1の車種および当該車種のCAD情報から上記と同様にして、運転者100とフォークリフト1の各部までの位置関係を算出してもよい。
ステップS3にて、表示判定部25が非表示にすると判定した場合(ステップS4;No)、ステップS6の処理に進む。
従来から運転席の前方に現実のモニターを設け、そのモニターにフォーク12の前方を撮影した画像を表示するシステムが提供されている。このシステムの場合には、走行時にモニターが視界の妨げになり、前方視野確保のために小さく設計された現実のモニターに表示された画像を確認するためにはモニターを凝視する必要がある。これに対し、本実施形態では、運転者にARグラス(表示装置20)を装着させ、仮想空間上に仮想モニターVMを配置し、仮想モニターVMにフォーク12の前方等を撮影した画像を表示する。また、仮想モニターVMは、自由な位置に配置することができるため、車両の前方で視界を塞いでいる荷物に重畳して表示することにより、それ以上、運転者100の視界を塞ぐようなこと無く、前方を確認できるようにする。また、仮想モニターVMは、現実のモニターに比べて大きく表示することができるので、運転者100は車両前方を向いた状態で特に凝視する必要もなく、荷物に投影された前方の画像を確認することができる。また、仮想モニターVMをある程度前方(バックレスト14とフォーク12先端の間)に配置することで、運転席に現実のモニターを設ける場合と比べて焦点距離を遠くに設定することができる。これにより、車両周辺を目視により確認しながらフォークリフト1を運転する運転者100にとって、焦点を合わせやすく、仮想モニターVMに表示された画像の確認が負担とならないようにすることができる。また、不要な場面では仮想モニターVMを消すことで視界の妨げになることを防ぐことができる。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。
上述の表示装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
各実施形態に記載の表示装置、視界補助システム、産業車両、制御方法及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
AR技術を用いて、運転者100の前方の視界を防ぐ物体を利用して、そこにカメラが撮影した産業車両前方の画像を表示することで、運転者の前方の視界が遮られる状況であっても、前方の様子を確認することができる。
これにより、運転者100から仮想モニターを確認しやすくすることができる。
これにより、仮想モニターVMによってかえって前方が見えにくくなることを防ぐことができる。
これにより、必要なときだけ仮想モニターVMを表示することができる。例えば、仮想モニターVMが、視界を遮り邪魔になるような場面では仮想モニターVMを非表示とすることができる。
これにより、作業装置の動作時だけ仮想モニターVMを表示することができる。
視界を塞ぐ物体を産業車両が有すると、前方が見えにくくなるため、視界を塞ぐ物体を有したことを検出することを契機として、仮想モニターを表示する。これにより、前方の視界が塞がれた状況になると自動的に仮想モニターVMを表示し、仮想モニターVMにて前方を確認することができるようになる。
これにより、産業車両が視界を遮る物体を有したかどうかを検出することができる。
これにより、ハードウェアのスイッチを設けることなく、仮想モニターの表示と非表示を切り替えることができるようになる。
これにより、運転者の両手がふさがれた状況であっても、視線によって仮想モニターの表示と非表示を切り替えることができる。
10・・・車体
11・・・荷役装置
12・・・フォーク
13・・・マスト
14・・・バックレスト
15・・・荷重センサ
16・・・近接センサ
17・・・カメラ
18・・・制御装置
19a・・・ハンドル
19b・・・リフトレバー
20・・・表示装置
21・・・センサ部
22・・・表示部
23・・・送受信部
24・・・制御部
25・・・表示判定部
26・・・記憶部
100・・・運転者
VM・・・仮想モニター
900・・・コンピュータ
901・・・CPU
902・・・主記憶装置
903・・・補助記憶装置
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース
Claims (12)
- 人の頭部に装着する表示装置であって、
画像データを表示することが可能な透過的な表示部と、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得する取得部と、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記画像データを表示する範囲が、前記物体からはみ出ないように制御する、
表示装置。 - 前記制御部は、前記人の姿勢に応じて前記画像データを表示する位置および/又は角度を変更する、
請求項1に記載の表示装置。 - 前記画像データを表示するか非表示とするかを判定する表示判定部、
をさらに備え、
前記制御部は、前記表示判定部が前記画像データを表示すると判定すると、前記画像データを表示し、前記表示判定部が前記画像データを非表示にすると判定すると、前記画像データを表示しない、
請求項1又は請求項2に記載の表示装置。 - 人の頭部に装着する表示装置であって、
画像データを表示することが可能な透過的な表示部と、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得する取得部と、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示する制御部と、
前記画像データを表示するか非表示とするかを判定する表示判定部と、
を備え、
前記表示判定部は、前記産業車両が前記物体を有したことを検出すると、前記画像データを表示すると判定し、
前記制御部は、前記表示判定部が前記画像データを表示すると判定すると、前記画像データを表示し、前記表示判定部が前記画像データを非表示にすると判定すると、前記画像データを表示しない、
表示装置。 - 前記表示判定部は、前記産業車両が前記物体を有したことを、前記産業車両が前記物体を有するための機構が検出する重量の変化、前記機構の周辺を撮影した画像の変化、前記機構の周辺に設けられた前記物体の接近を検出する近接センサによる検出情報の何れかによって検出する、
請求項4に記載の表示装置。 - 人の頭部に装着する表示装置であって、
画像データを表示することが可能な透過的な表示部と、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得する取得部と、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示する制御部と、
前記画像データを表示するか非表示とするかを判定する表示判定部と、
を備え、
前記制御部は、前記画像データの表示と非表示を切り替える指示を受け付ける仮想的なスイッチを表示し、
前記表示判定部は、前記スイッチに対する前記人の操作に基づいて、前記画像データの表示と非表示を判定し、
前記制御部は、前記表示判定部が前記画像データを表示すると判定すると、前記画像データを表示し、前記表示判定部が前記画像データを非表示にすると判定すると、前記画像データを表示しない、
表示装置。 - 人の頭部に装着する表示装置であって、
画像データを表示することが可能な透過的な表示部と、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得する取得部と、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示する制御部と、
前記画像データを表示するか非表示とするかを判定する表示判定部と、
を備え、
前記表示判定部は、前記画像データの表示と対応付けられた第1のマーカと、前記画像データの非表示と対応付けられた第2のマーカと、の何れを前記人が凝視したかに基づいて、前記画像データの表示と非表示を判定し、
前記制御部は、前記表示判定部が前記画像データを表示すると判定すると、前記画像データを表示し、前記表示判定部が前記画像データを非表示にすると判定すると、前記画像データを表示しない、
表示装置。 - 前記産業車両は、フォークリフトであって、
前記制御部は、前記フォークリフトの運転席から見て前記フォークリフトのフォークの先端側を前、その反対側を後とした場合の前後方向に関し、前記フォークの先端から前記フォークリフトのバックレストの範囲に前記画像データを表示する、
請求項1または請求項2に記載の表示装置。 - 産業車両に設けられるカメラと、
請求項1又は請求項2に記載の前記表示装置と、
を備える視界補助システム。 - カメラと
請求項1又は請求項2に記載の前記表示装置と、
を備える産業車両。 - 画像データを表示することが可能な透過的な表示部を有する、人の頭部に装着する表示装置の制御方法であって、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得し、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示するとともに、
前記画像データを表示する範囲が、前記物体からはみ出ないように制御する、
制御方法。 - 画像データを表示することが可能な透過的な表示部を有する、人の頭部に装着する表示装置のコンピュータを、
産業車両に設けられたカメラが撮影した前記産業車両の前方の画像を取得する手段、
前記画像が表示された仮想モニターを含む前記画像データを、前記表示部を透過して見える、前記産業車両に積載された前方の視界を塞ぐ物体に重畳して表示する手段、
として機能させ、
前記表示する手段は、前記画像データを表示する範囲が、前記物体からはみ出ないように制御する、
プログラム。
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