JP7671306B2 - 超低排出エチレンプラント - Google Patents
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Description
炭化水素供給原料を分解ガス流に変換するための分解炉と、
前記分解ガス流から少なくともエチレンが豊富な生成流、水素が豊富な燃料流及びメタンが豊富な燃料流を供給するように構成されている分離部と、
前記分離部から前記分解炉の燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路、及び/又は、前記分離部からコンバインドサイクルガスタービン発電プラント(CCGT)の廃熱回収ボイラの燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路と、
メタンが豊富な燃料を貯蔵するように構成されているメタン貯蔵部、及び前記分離部から前記メタン貯蔵部に前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路と、
燃焼器を含むガスタービン、及び、前記メタン貯蔵部からCCGTのガスタービンの燃焼器に前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路を有するCCGTであって、前記エチレンプラントの蒸気発生回路の一部を形成する蒸気タービンを駆動するために電力及び/又は高圧蒸気を発生させるように構成されているCCGTと、
前記エチレンプラントを作動させるために電力の一部を供給するように構成されており、再生可能エネルギー源から電力を発生させるための電力システムへの連結部である電力連結部と
を備えている、エチレンプラントに関する。
炭化水素供給原料を、エチレン、水素及びメタンを含む分解ガス流に変換するための分解炉と、
分解ガス流を分離して、少なくともエチレンが豊富な生成流、水素が豊富な燃料流及びメタンが豊富な燃料流を供給するように構成されている分離部と、
分離部から分解炉の燃焼器に水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路、及び/又は、分離部からコンバインドサイクルガスタービン発電プラント(CCGT)の廃熱回収ボイラの燃焼器に水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路と、
分離部から直接得られるか、又は分離部からのガス状のメタンが豊富な燃料流を液化した後に得られる液化されたメタンが豊富な燃料を貯蔵するように構成されているメタン貯蔵部、及び、液化されたメタンが豊富な燃料の一部を分離部からメタン貯蔵部に供給するための通路と、
燃焼器を含むガスタービン、及び、液化されたメタンが豊富な燃料の少なくとも一部をガス状のメタンが豊富な燃料に変換するように構成されている蒸発器ユニットを介してメタン貯蔵部からCCGTのガスタービンの燃焼器に液化されたメタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路を有するコンバインドサイクルガスタービン(CCGT)であって、エチレンプラントの蒸気発生回路の一部を形成する蒸気タービンを駆動するために電力及び/又は高圧蒸気を発生させるように構成されているCCGTと、
エチレンプラントを作動させるために必要な電力の一部を供給するように構成されており、再生可能エネルギー源から電力を発生させるように構成されている電力システムへの連結部である電力連結部と
を備えている。
上述したエチレンプラントの分解炉で炭化水素を分解し、エチレン、水素及びメタンを含み水素を含む分解ガスを発生させ、
水素を含む分解ガスの少なくとも一部を、少なくともエチレンが豊富な生成物、水素が豊富な燃料及びメタンが豊富な燃料に分離し、
前記分離部から前記分解炉の燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給する、及び/又は、前記分離部からコンバインドサイクルガスタービン発電プラント(CCGT)の廃熱回収ボイラの燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給し、
前記分離部から液体として直接得られるか、又は前記分離部からのガス状のメタンが豊富な燃料流を液化した後に得られるメタンが豊富な燃料の少なくとも一部をメタン貯蔵部に供給し、
前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を前記メタン貯蔵部からCCGTの燃焼器に供給し、前記メタン貯蔵部からのメタンが豊富な燃料を前記燃焼器に供給する前に蒸発させ、
CCGTの燃焼器に供給される蒸発したメタンが豊富な燃料をCCGTで燃焼させ、電力を発生させる、及び/又は、前記エチレンプラントの蒸気発生回路の一部を形成する蒸気タービンを駆動するための(高圧)蒸気を発生させ、
前記電力の少なくとも一部は、再生可能エネルギー源から発生する電力である。
第1の供給原料予熱工程では、炭化水素供給原料を分解炉システムの高温の煙道ガスによって予熱し、
第2の供給原料予熱工程では、炭化水素供給原料を分解炉システムの放射部に送る前に分解炉システムの分解ガスの廃熱によって更に予熱する。このような方法は、例えば国際公開第2018/229267号パンフレットに開示されているが、未だ公開されていない欧州出願番号第19198787.4号に記載されているような分解炉システムが、このような方法を行うように更に有利に構成され得る。
- 前記第2の供給原料予熱工程を、移送ライン交換器を使用して行う。
- ボイラ水を分解炉システムの蒸気ドラムから分解炉システムの対流部内のボイラコイルに送り、前記ボイラ水を高温の煙道ガスによって加熱し、好ましくは蒸発させて、水及び蒸気の混合物を前記蒸気ドラムに戻す。
- 炭化水素供給原料を希釈剤、例えば希釈蒸気と混合して、第2の供給原料予熱工程の前に供給原料-希釈剤混合物を供給する。
- 移送ライン交換器の下流側に設けられた二次移送ライン交換器を使用して、分解炉システムの分解ガスの廃熱によって高圧蒸気を発生させる。
- ボイラ給水を、分解炉システムの蒸気ドラムに送る前に高温の煙道ガスによって予熱する。
- 酸化剤、好ましくは純酸素を分解炉システムの放射部に直接導入することにより、放射部内の断熱火炎温度を上昇させる。
- 煙道ガス再循環回路が設けられていない状態で、分解炉システムの放射部に直接主酸化剤として燃焼空気を導入して、二次酸化剤として酸素、好ましくは窒素を十分除去した酸素を導入することにより、放射部内の断熱火炎温度を上昇させる。
- 酸化剤、例えば燃焼空気及び/又は酸素を、放射部に導入する前に予熱する。
- 酸化剤を、分解炉システムの煙道ガスによって予熱する。
- 煙道ガスの少なくとも一部を再循環させることにより、分解炉システムの放射部内の断熱火炎温度を制御する。
- 酸素を、炉火室に送る前に再循環煙道ガスと混合する。
- ボイラ給水を、分解炉システムの蒸気ドラムに送る前にヒートポンプ回路によって予熱する。
- 有機液体を分解炉システムからの高温の煙道ガスによって加熱して、ヒートポンプ回路の蒸気-液体分離装置に戻す。
- 高圧蒸気からの熱を、ヒートポンプ回路の凝縮器によってボイラ給水に伝える。
- ヒートポンプ回路のヒートシンク内で発生した凝縮液体からの熱を、ヒートポンプ回路の熱源で発生した飽和蒸気に供給排出物交換器によって伝える。
対流部は、炭化水素供給原料を受けて予熱するように構成された複数の対流バンクを有しており、
放射部は、熱分解反応を可能にする温度に炭化水素供給原料を加熱するように構成されている少なくとも1つの放射コイルを含む火室を有しており、
冷却部は、少なくとも1つの移送ライン交換器を有しており、
分解炉システムは、炭化水素供給原料を放射部に送る前に移送ライン交換器によって予熱するように構成されている。
- 対流部は、飽和蒸気を発生させるように構成されたボイラコイルを有しており、前記ボイラコイルは、好ましくは対流部の底部に配置されている。
- 分解炉システムは、ボイラコイル及び/又は二次移送ライン交換器(TLE) に連結されている蒸気ドラムを更に備えており、ボイラコイル及び/又は二次TLE は飽和蒸気を発生させるように構成されている。
- 対流部は、前記炭化水素供給原料を希釈剤、好ましくは希釈蒸気と混合して供給原料-希釈剤混合物を与えるように更に構成されており、移送ライン交換器は、供給原料-希釈剤混合物を放射部に送る前に予熱するように構成されている。
- 分解炉システムは二次移送ライン交換器を更に備えており、二次移送ライン交換器は、飽和高圧蒸気を発生させるように構成されている。
- 火室は、火室効率が40%より高く、好ましくは45%より高く、より好ましくは48%より高いように構成されている。
- 対流部は、飽和蒸気を発生させるためにボイラ給水を予熱するように構成されているエコノマイザを備えている。
- 対流部は、好ましくは対流部の下流側に設けられた酸化剤予熱器を有しており、酸化剤予熱器は、酸化剤、例えば燃焼空気及び/又は酸素を火室に導入する前に予熱するように構成されている。
- 分解炉システムは、好ましくは煙道ガスが外部で再循環しない状態で、酸素を放射部に導入するように構成されている。
- 分解炉システムは、火炎温度を制御するために煙道ガスの少なくとも一部を回収して、前記煙道ガスを放射部に再循環させるように構成されている煙道ガス外部再循環回路を更に備えており、好ましくは煙道ガス外部再循環回路は、酸素を火室に送る前に再循環煙道ガスに導入するように構成されている煙道ガス放出器を有している。
- 分解炉システムは、対流部に設けられた蒸発器コイルと凝縮器とを有するヒートポンプ回路を更に備えており、ヒートポンプ回路は、蒸発器コイルが対流部から熱を回収して、凝縮器が前記熱をボイラ給水に伝えるように構成されており、典型的にはボイラ給水を予熱するように構成されている。
- ヒートポンプ回路は、蒸発器コイルに連結されて、前記蒸発器コイルからの液体-蒸気混合物から蒸気を分離すべく配置された蒸気-液体分離装置を有している。
- ヒートポンプ回路は、熱源で発生する蒸気を過熱して、ヒートポンプ回路のヒートシンクで生成される液体を過冷却すべく配置された供給排出物交換器を有している。
- ヒートポンプ回路は、前記蒸気の凝縮温度がボイラ給水に伝えられる所望の温度を超えるように、蒸気圧を上昇させるべく配置された圧縮器を有している。
冷却部は、少なくとも1つの移送ライン交換器を有しており、
分解炉システムは、炭化水素供給原料を放射部に送る前に移送ライン交換器によって予熱するように構成されている。
- 対流部は、炭化水素供給原料が移送ライン交換器から出た後であって、放射部に入る前に炭化水素供給原料を予熱するように構成されている第2の高温コイルを有している。
- 第2の高温コイルは、好ましくは対流部の底部に配置されている。
- 対流部は、前記炭化水素供給原料を希釈剤、好ましくは希釈蒸気と混合して供給原料-希釈剤混合物を与えるように更に構成されており、移送ライン交換器は、放射部に送る前に供給原料-希釈剤混合物を予熱するように構成されており、第2の高温コイルは、供給原料-希釈剤混合物が移送ライン交換器から出た後であって、放射部に入る前に供給原料-希釈剤混合物を予熱するように構成されている。
- 飽和高圧蒸気を発生させるように構成されている蒸気ドラムが設けられており、より好ましくは、対流部は、蒸気ドラムからの高圧蒸気を過熱するように構成されている少なくとも1つの高圧蒸気過熱器を有している。
- 一次移送ライン交換器の下流側に配置されて蒸気ドラムに連結されている二次移送ライン交換器が設けられており、二次移送ライン交換器は、蒸気ドラムからのボイラ水を少なくとも部分的に蒸発させるように構成されている。
- 炭化水素供給原料を分解ガスに変換するための分解炉であって、ボイラ給水から高圧蒸気、特に非常に高い高圧蒸気を発生させるように構成されている分解炉と、
- 前記(非常に高い)高圧蒸気で駆動されるように構成されている蒸気タービンと、
- 蒸気タービンによって駆動されるように構成されているプロセス圧縮器と、
- (非常に高い)高圧蒸気の少なくとも一部を凝縮するように構成されている凝縮器と、
- 凝縮された蒸気をボイラ給水として分解炉に送るように構成されているポンプと、
- (非常に高い)高圧蒸気として熱を回収するように構成されている廃熱回収ボイラを有している発電プラント回路と
を備えているエチレンプラント蒸気発生回路が設けられており、
エチレンプラントは、エチレンプラント蒸気発生回路と発電プラント回路との間に第1の連結部を更に備えており、第1の連結部は、エチレンプラント蒸気発生回路の少なくとも1つの蒸気タービンを駆動すべく廃熱回収ボイラから前記少なくとも1つの蒸気タービンに高圧蒸気の少なくとも一部を導くように構成されている。
- 分解炉から高圧蒸気として熱を回収する工程、
- プロセス圧縮器などの機械を駆動するように構成されている少なくとも1つの蒸気タービンに前記高圧蒸気を供給する工程、
- 高圧蒸気の少なくとも一部を凝縮器で凝縮する工程、及び
- 凝縮された蒸気をボイラ給水として分解炉に送り戻す工程
を有し、この方法は更に、
- 発電プラント回路の廃熱回収ボイラから高圧蒸気として熱を回収する工程、及び
- 発電プラント回路からエチレンプラント蒸気発生回路の少なくとも1つの蒸気タービンに高圧蒸気の少なくとも一部を供給する工程
を有する。
- 発電プラント回路の廃熱回収ボイラから、発電プラント回路の、発電すべく発電機を駆動するように構成されている少なくとも1つの蒸気タービンに高圧蒸気の少なくとも一部を供給する工程、
- 高圧蒸気の少なくとも一部を発電プラント回路の凝縮器で凝縮する工程、及び
- 凝縮された蒸気をボイラ給水として廃熱回収ボイラに送り戻す工程
を有する。
実施例1(参考)
一体化された発電プラントを含むように欧州特許出願第19178729.0号のように適合された国際公開第2018/229267号パンフレットのような低排出分解炉を備えたエチレンプラント構成を設けて、従来の分解炉(つまり低排出ではない分解炉)を備えたエチレンプラント構成と比較する。
分解ガスから分離されたメタンが豊富な過剰な燃料のために、図1及び図5に概略的に示されているように液化メタン貯蔵部を含めることにより、実施例1の構成を変更している(図5は、燃料及び電力の1日平均の発電量及び消費量を示す)。
- (余分な3.5 MWの再生可能エネルギーによる)29MWへの発電量の更なる上昇(実施例1の一体化された構成における25.5MWを参照);
- 搬出に利用可能な電力の10.5MWへの継続的な50%の上昇(実施例1の一体化された構成における7MWを参照);
- 同一の発生量のCO2 に対して余分な最大57%の発電量(仕事量)の上昇(実施例1の一体化された構成における37%を参照);
- 特定のCO2 排出量の最大36%の削減(実施例1の一体化されたプラントにおける27%を参照)。
実施例3の構成は、再生可能エネルギーを使用して水から水素(及び酸素)を生成するように構成されている電解槽を含むように適合されている(図8は、燃料及び電力の1日平均の発電量及び消費量を示す)。
本発明に繋がる研究は、助成金契約第723706号に基づき欧州連合ホライズンH2020 プログラム(H2020-SPIRE-04-2016)からの資金を受けている。
2.分離部
3.メタン貯蔵部
4.メタン蒸発器
5.ガスタービン燃焼室
6.ガスタービン
7.燃焼空気圧縮器
8.廃熱回収ボイラ
9.発電プラント蒸気タービン
10.発電機
11.エチレンプラント蒸気タービン
12.発電プラント表面凝縮器
13.エチレンプラント表面凝縮器
14.ボイラ給水ポンプ
15.発電プラント発電機又はエチレンプラント圧縮器
16.エチレンプラント圧縮器及び/又はポンプ
21.炭化水素供給原料
22.分解ガス
23a~23c 水素が豊富な燃料
24a~24j メタンが豊富な燃料
25.エチレンが豊富な生成物
26.空気
27.排気ガス
28.ボイラ給水
29.高圧蒸気
31.内部電力網
32.外部電力網
33.再生可能エネルギー源
41.電力出力制御システム
42.燃焼制御システム
43.制御バルブ
51.再生可能エネルギー搬入部を備えて一体化された低排出エチレン・発電プラント
52.再生可能エネルギー搬入部及び電解槽を備えて一体化された低排出エチレン・発電プラント
61.電解槽
62.脱塩水
63a~63b.水素燃料
64.酸素
101.分解炉
102.エチレンプラント発電
103.エチレンプラント電力ユーザ
104.分離部
105.コンバインドサイクルガスタービンシステム
106.内部網
107.再生可能エネルギー源
108.メタン貯蔵部
109.外部網
110.電解槽
121.燃料
122.高圧蒸気
123.エチレンプラントからの電力
124.分解ガス
125.CCGTへのメタンが豊富な過剰な燃料
126.CCGTからエチレンプラントへの電力又は高圧蒸気による電力
127.CCGTから内部網への電力
128.再生可能エネルギー源からの電力
129.貯蔵部へのメタンが豊富な過剰な燃料
130.貯蔵部からのメタンが豊富な過剰な燃料
131.外部網への電力
132.水素燃料
139.従来のエチレンプラント
140.一体化された低排出エチレン・発電プラント
141.再生可能エネルギー搬入部を備えて一体化された低排出エチレン・発電プラント
142.再生可能エネルギー搬入部及び電解槽を備えて一体化された低排出エチレン・発電プラント
Claims (31)
- エチレンプラントであって、
炭化水素供給原料を分解ガス流に変換するための分解炉と、
前記分解ガス流から少なくともエチレンが豊富な生成流、水素が豊富な燃料流及びメタンが豊富な燃料流を供給するように構成されている分離部と、
前記分離部から前記分解炉の燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路、及び/又は、前記分離部からコンバインドサイクルガスタービン発電プラント(CCGT)の廃熱回収ボイラの燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路と、
メタンが豊富な燃料を貯蔵するように構成されているメタン貯蔵部、及び前記分離部から前記メタン貯蔵部に前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路と、
燃焼器を含むガスタービン、及び、前記メタン貯蔵部からCCGTのガスタービンの燃焼器に前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための通路を有するCCGTであって、前記エチレンプラントの蒸気発生回路の一部を形成する蒸気タービンを駆動するために電力及び/又は高圧蒸気を発生させるように構成されているCCGTと、
前記エチレンプラントを作動させるために電力の一部を供給するように構成されており、再生可能エネルギー源から電力を発生させるための電力システムへの連結部である電力連結部と
を備えている、エチレンプラント。 - 前記メタン貯蔵部は、前記分離部から直接得られるか、又は前記分離部からのガス状のメタンが豊富な燃料流を液化した後に得られる液化されたメタンが豊富な燃料を貯蔵するように構成されており、
前記メタン貯蔵部からCCGTのガスタービンの燃焼器に前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための前記通路は、液化されたメタンが豊富な燃料の少なくとも一部をガス状のメタンが豊富な燃料に変換するように構成されている蒸発器ユニットを介して、液化されたメタンが豊富な燃料をCCGTのガスタービンの燃焼器に供給するように構成されている、請求項1に記載のエチレンプラント。 - 前記分離部は、前記分解ガス流からガス状のメタンが豊富な燃料流を分離するように更に構成されており、
前記エチレンプラントは、
前記ガス状のメタンが豊富な燃料の一部を前記分離部から前記分解炉の燃焼器に供給するための通路、及び、
前記分離部からCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に前記ガス状のメタンが豊富な燃料の一部を供給するための通路
の少なくとも1つを更に備えている、請求項1又は2に記載のエチレンプラント。 - 前記メタンが豊富な燃料の一部を供給するための前記通路は、液化されたメタンが豊富な燃料を前記メタン貯蔵部から前記分解炉の燃焼器に供給するように構成されている、請求項1~3のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 前記メタン貯蔵部は、液化されたメタンが豊富な燃料を貯蔵するように構成されており、
前記エチレンプラントは、液化されたメタンが豊富な燃料の少なくとも一部をガス状のメタンが豊富な燃料に変換するように構成されている蒸発器ユニットを介して、前記メタン貯蔵部からCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に、液化されたメタンが豊富な燃料の一部を供給するための通路を備えている、請求項1~4のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 前記電力連結部を介して供給される電力の変動を補うように構成されている制御システムを備えており、
前記通路の一又は複数における燃料流量及び/又は燃料圧力が、変動に応じて調整されて、前記電力連結部により供給される電力が減少するか又は減少すると予測される場合にCCGTの電力出力を増加させて、前記電力連結部により供給される電力が増加するか又は増加すると予測される場合にCCGTの電力出力を減少させる、請求項1~5のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 前記電力システムは、風力発電システム、太陽エネルギーシステム、水力発電システム、地熱エネルギーシステム、浸透膜発電システム、バイオマスから発電するように構成されているシステム、及び、バイオ再生可能燃料から発電するように構成されているシステムからなる群から選択される電力システムを有している、請求項1~6のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 電解槽を備えており、
前記電力連結部は前記電解槽に連結されており、前記電解槽は、前記再生可能エネルギー源からの電力の少なくとも一部を使用して、任意にCCGTによって発生する電力の少なくとも一部を使用し、電気分解によって水素を発生させるように構成されており、
前記エチレンプラントは、発生する水素を前記電解槽から前記分解炉の燃焼器に供給するための通路、及び/又は、発生する水素を前記電解槽からCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に供給するための通路を更に備えている、請求項1~7のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 再生可能エネルギー源から電力を発生させるように構成されている前記電力システムは、前記エチレンプラントの一体化された部分、若しくは前記エチレンプラントが一部である工業基地の一体化された部分であり、及び/又は
前記電力システムは、前記エチレンプラントに外部電力網を介して連結されている、請求項1~8のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 再生可能エネルギー源から電力を発生させるように構成されている前記電力システム及びCCGTの両方は、前記エチレンプラントの内部網又は前記エチレンプラントが一部である工業基地への電気連結部を有しており、
前記エチレンプラントは、再生可能エネルギーを供給する発電プラントから電力を受けて、前記エチレンプラントの外側、例えば同一の工業基地内の前記エチレンプラントの外側の別の設備又は前記外部電力網に余剰電力を供給することを可能にするように構成されている電気連結部を更に備えている、請求項9に記載のエチレンプラント。 - エチレンプラント蒸気発生回路及び発電プラント回路を備えており、
前記エチレンプラント蒸気発生回路は、
ボイラ給水から高圧蒸気を発生させるように構成されている前記分解炉と、
前記高圧蒸気で駆動されるように構成されている蒸気タービンと、
前記蒸気タービンによって駆動されるように構成されているプロセス圧縮器と、
前記高圧蒸気の少なくとも一部を凝縮するように構成されている凝縮器と、
凝縮された蒸気をボイラ給水として前記分解炉に送るように構成されているポンプと
を有しており、
前記発電プラント回路は、高圧蒸気として熱を回収するように構成されている廃熱回収ボイラを有しており、
前記エチレンプラントは、前記エチレンプラント蒸気発生回路と前記発電プラント回路との間に第1の連結部を更に備えており、前記第1の連結部は、前記エチレンプラント蒸気発生回路の少なくとも1つの蒸気タービンを駆動すべく前記廃熱回収ボイラから前記少なくとも1つの蒸気タービンに高圧蒸気の少なくとも一部を導くように構成されている、請求項1~10のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 前記エチレンプラント蒸気発生回路は、前記発電プラント回路のガスタービンによって直接駆動されるように構成されているプロセス圧縮器を有している、請求項11に記載のエチレンプラント。
- 前記発電プラント回路は、少なくとも1つの蒸気タービン及び少なくとも1つの発電機を更に有し、前記廃熱回収ボイラから前記発電プラント回路の少なくとも1つの蒸気タービンに高圧蒸気の少なくとも一部を供給するように構成されており、
前記少なくとも1つの蒸気タービンは、発電のために前記少なくとも1つの発電機を駆動するように構成されている、請求項11又は12に記載のエチレンプラント。 - 前記発電プラント回路は、高圧蒸気の少なくとも一部を凝縮するように構成されている凝縮器と、凝縮された蒸気をボイラ給水として前記廃熱回収ボイラに送り戻すように構成されているポンプとを更に有している、請求項13に記載のエチレンプラント。
- CCGTからの電力、及び/又は、再生可能エネルギー源から電力を発生させるように構成されている電力システムからの電力で駆動されるように構成されている機械を備えている、請求項1~14のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 前記分解炉は高効率分解炉である、請求項1~15のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 一体化されたエチレン・発電プラントシステムを備えており、
前記高効率分解炉は、放射部、対流部及び冷却部を有しており、
前記冷却部は、供給原料を前記放射部に送る前に予熱するように構成されている少なくとも1つの移送ライン交換器を有しており、
前記対流部は、煙道ガスから飽和蒸気を発生させるように構成されているボイラコイルを有している、請求項16に記載のエチレンプラント。 - 一体化されたエチレン・発電プラントシステムを備えており、
前記高効率分解炉は、放射部、対流部及び冷却部を有しており、
前記冷却部は、供給原料を前記放射部に送る前に予熱するように構成されている少なくとも1つの移送ライン交換器を有しており、
前記対流部は、供給原料が前記移送ライン交換器から出た後であって前記放射部に入る前に前記供給原料を予熱するように構成されている第2の高温コイルを有している、請求項17に記載のエチレンプラント。 - 前記分解炉は燃焼式分解炉である、請求項1~18のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 前記分解炉はロトダイナミック熱分解反応器であり、
前記エチレンプラントは、前記分離部から前記コンバインドサイクルガスタービン発電プラントの前記廃熱回収ボイラの前記燃焼器に水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための前記通路を更に備えている、請求項1~19のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 前記分解炉は電気加熱式分解炉であり、
前記エチレンプラントは、前記分離部から前記コンバインドサイクルガスタービン発電プラントの前記廃熱回収ボイラの前記燃焼器に水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給するための前記通路を更に備えている、請求項1~20のいずれか1つに記載のエチレンプラント。 - 燃焼式分解炉、ロトダイナミック熱分解反応器及び電気加熱式分解炉からなる群から選択される複数の分解炉を備えている、請求項1~21のいずれか1つに記載のエチレンプラント。
- 炭化水素供給原料からエチレンを生成するプロセスであって、
請求項1~22のいずれか1つに記載のエチレンプラントの分解炉で炭化水素を分解し、エチレン、水素及びメタンを含み水素を含む分解ガスを発生させ、
水素を含む分解ガスの少なくとも一部を、少なくともエチレンが豊富な生成物、水素が豊富な燃料及びメタンが豊富な燃料に分離し、
前記分離部から前記分解炉の燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給する、及び/又は、前記分離部からコンバインドサイクルガスタービン発電プラント(CCGT)の廃熱回収ボイラの燃焼器に前記水素が豊富な燃料の少なくとも一部を供給し、
前記分離部から液体として直接得られるか、又は前記分離部からのガス状のメタンが豊富な燃料流を液化した後に得られるメタンが豊富な燃料の少なくとも一部をメタン貯蔵部に供給し、
前記メタンが豊富な燃料の少なくとも一部を前記メタン貯蔵部からCCGTの燃焼器に供給し、前記メタン貯蔵部からのメタンが豊富な燃料を前記燃焼器に供給する前に蒸発させ、
CCGTの燃焼器に供給される蒸発したメタンが豊富な燃料をCCGTで燃焼させ、電力の少なくとも一部を発生させる、及び/又は、前記エチレンプラントの蒸気発生回路の一部を形成する蒸気タービンを駆動するための蒸気を発生させ、
前記電力の少なくとも別の一部は、再生可能エネルギー源から発生する電力である、プロセス。 - 分解ガスからガス状のメタンが豊富な流れを更に得て、
前記ガス状のメタンが豊富な燃料の少なくとも一部を、液化工程無しで前記分離部から前記分解炉の燃焼器に供給する、及び/又は、前記ガス状のメタンが豊富な燃料の少なくとも一部を、液化工程無しで前記分離部からCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に供給し、
液化されたメタンが豊富な燃料の一部を前記メタン貯蔵部から前記分解炉の燃焼器に供給し、前記メタン貯蔵部からのメタンが豊富な燃料を、前記燃焼器にガスとして供給する前に蒸発させる、請求項23に記載のプロセス。 - 液化されたメタンが豊富な燃料の少なくとも一部を、前記メタン貯蔵部から前記分解炉の燃焼器及び/又はCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に供給し、前記メタン貯蔵部からのメタンが豊富な燃料を、前記燃焼器にガスとして供給する前に蒸発させる、請求項24に記載のプロセス。
- 前記再生可能エネルギー源から発生して電力連結部を介して供給される電力の変動を、前記電力連結部により供給される電力が減少するか又は減少すると予測される場合にはCCGTの電力出力を増加させて、前記電力連結部により供給される電力が増加するか又は増加すると予測される場合にはCCGTの電力出力を減少させることにより補う、請求項23~25のいずれか1つに記載のプロセス。
- 前記エチレンプラントの一部としての電解槽に連結されている再生可能エネルギーを供給する電力連結部を使用して、前記電解槽によって水を電気電解して水素を発生させ、
前記再生可能エネルギーの少なくとも一部、及び任意にCCGTによって発生する電力の少なくとも一部を、前記電解槽によって使用して前記水素を電気分解によって発生させ、発生した水素の少なくとも一部を前記電解槽から前記分解炉の燃焼器及び/又はCCGTの廃熱回収ボイラの燃焼器に供給する、請求項23~25のいずれか1つに記載のプロセス。 - 前記分解炉は、ロトダイナミック熱分解反応器又は電気加熱分解反応器であり、
水素が豊富な燃料の少なくとも一部を、前記分離部から前記コンバインドサイクルガスタービン発電プラントの前記廃熱回収ボイラの前記燃焼器に供給する、請求項23~27のいずれか1つに記載のプロセス。 - 前記分解炉は、燃料を燃焼する一又は複数の燃焼器が設けられている火室を有する燃焼式分解炉である、請求項23~28のいずれか1つに記載のプロセス。
- 再生可能エネルギーを一時的に貯蔵するために請求項1~22のいずれか1つに記載のエチレンプラントを使用する方法。
- 水素をメタンが豊富なガスに間接的に変換するために請求項1~22のいずれか1つに記載のエチレンプラントを使用する方法。
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