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JP7672948B2 - 電力系統用データベース運用システム - Google Patents
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JP7672948B2 - 電力系統用データベース運用システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力系統用データベース運用システムに関する。
特許文献1には、電力系統解析用データベース運用システムが記載されている。一般に、電力系統の設備形成計画に用いるデータと、形成された設備の運用解析に用いるデータとは異なる。長期予測に基づく系統の設備形成計画では、設備の新設や除却を検討するため、設備の地理的情報や大域的な情報が重要となる。一方、系統を運用する際には系統解析が必要となるため、より詳細な電気的情報が運用解析にあたり重要となる。そのため、これらデータの粒度的差異を適切にデータベースで管理する必要がある。
また、電力系統では、落雷や系統故障といった外乱に対してもある程度強靭であることが求められる。このため、将来の設備を形成する際には、多様な状態を想定して織り込んだ複数のシナリオに基づき、系統の信頼性を評価することが必要である。この際、設備形成や設備の増強・更新状態もシナリオに応じて変化するが、同一設備・同一時間において別シナリオでは設備が異なる状態に該当している事を、データベースに管理させる必要がある。さらに、該当設備が境界設備であり、管理する事業者が複数存在する場合、両事業者で該当設備の管理名が異なる可能性も存在する。これらデータのID的差異も適切にデータベースで管理する必要がある。
特開2013-219853号公報
ところで、特許文献1に記載の電力系統解析用データベース運用システムでは、電圧毎、発電・負荷モデルといった役割毎に設備レイヤを分割し、系統構成を管理している。そして、系統構成を管理するためのデータベースは、非リレーショナル型データベースとされている。
しかし、一般に非リレーショナル型データベースは、データベース内で完結したデータの整合性が担保できず、ID管理の部分で不整合が生じる可能性がある。加えて、系統構成に含まれる設備データが時不変な場合を想定しており、将来予測に応じた管理や、将来に該当設備が更新または廃止された場合の管理が困難になるという課題がある。
これに対し、パラメータに対応シナリオや存在期間を追加し管理することが考えられるが、この場合には、非リレーショナルデータベースであることから、該当設備がどの時点の設備と同一設備であるのかを整合的に管理することができないという課題が残る。
本発明の態様による電力系統用データベース運用システムは、複数の電力設備を含む電力系統設備モデルの系統設備データベースを、複数の前記電力系統設備モデルに関して備える電力系統用データベース運用システムであって、前記系統設備データベースは、上位の電力設備のデータを含む上位レイヤと前記上位の電力設備を構成する下位の電力設備のデータを含む下位レイヤの関係を有するレイヤを、2レイヤ以上備える階層型のデータベースであり、電力系統の系統計画および系統解析で利用される設備パラメータが前記レイヤに格納され、前記電力設備を全ての前記系統設備データベースにおいて一意に指定する第1IDと、前記電力設備を該電力設備が含まれる前記系統設備データベースにおいて一意に指定する第2IDとが、全ての前記電力設備の各々に対応付けて格納されている。
本発明によれば、系統計画および系統解析の双方で利用可能であって、多数シナリオに基づく系統設備データおよび系統構成データを整合的に扱うことができる。
図1は、第1の実施の形態における電力系統用データベース運用システムのハードウェア構成を示す図である。 図2は、系統構成データの構成の一例を示す図である。 図3は、3層構造のレイヤ構成を示す例である。 図4は、データD1221の一例を示す図である。 図5は、データD1231の一例を示す図である。 図6は、データD1241の一例を示す図である。 図7は、シナリオデータ125の一例を示す図である。 図8は、電力系統用データベース運用システムの動作を説明するフローチャートである。 図9は、処理ステップS2の詳細処理を示すフローチャートである。 図10は、処理ステップS202およびS203における処理概要を示す図である。 図11は、処理ステップS3の詳細処理を示すフローチャートである。 図12は、処理ステップS302およびS303の処理概要の一例を示す図である。 図13は処理ステップS4の詳細処理を示すフローチャートである。 図14は、出力画面の一例を示す図である。 図15は、断面311Aの系統構成データD1211Aの一例を示す図である。 図16は、断面311Bの系統構成データD1211Bの一例を示す図である。 図17は、外部システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 図18は、対策前の系統構成データを示す図である。 図19は、対策候補1の系統構成Bを示す図である。 図20は、対策候補2の系統構成Cを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
-第1の実施の形態-
図1は、電力系統用データベース運用システムのハードウェア構成を示す図である。電力系統用データベース運用システム1は、一般的には計算機装置で構成されることになるので、コンピュータや計算機サーバ(CPU: Central Processing Unit)で構成される中央処理部10、HDD等の記憶装置で構成される主記憶部11、HDDやメモリ等で構成される補助記憶部12、通信部13、入力部14、出力部15で構成される。
中央処理部10は一つまたは複数の半導体チップとして構成しても良いし、または、計算サーバのようなコンピュータ装置として構成しても良い。通信部13は、通信ネットワークに接続するための回路及び通信プロトコルを備える。入力部14は、例えば、キーボードスイッチ、マウス等のポインティング装置、タッチパネル、音声指示装置等の少なくとも一つを備えて構成できる。出力部15は、例えば、ディスプレイ装置として構成されるが、ディスプレイ装置、プリンタ装置および音声出力装置等の少なくとも一つで構成するようにしても良い。出力部15は、中央処理部10で処理されたデータあるいは主記憶部11及び補助記憶部12に記録されたデータをデバイスに適した形で出力する。出力例は後述する。
外部システム20は電力系統用データベース運用システム1と連携するシステムである。連携するシステムはなくてもよいし、複数あってもよい。図1において、補助記憶部12には、系統構成データ121、レイヤ補間設定データ122、構成条件設定データ123、断面遷移データ124、シナリオデータ125、系統構成レイヤ補間プログラム126、系統構成生成プログラム127、多断面生成プログラム128が保持されている。
図2は、系統構成データ121の構成の一例を示す図である。系統構成データ121には、系統構成毎に、その系統構成に属する設備およびその設備のパラメータがレイヤ毎に格納されている。系統構成データ121には、実在する系統構成のデータD1211に限らず、モデル的な系統構成のデータD1211も含まれる。図2において、データD1211は、ある特定の系統構成のデータを表している。系統構成データ121は、複数の系統構成のデータD1211から構成されている。データD1211は、3種類のデータD1212,D1213およびD1214で構成されている。
データD1212には、各系統構成に割り振られた系統構成ID(=A)と、その系統構成に含まれる設備に割り振られたIDであるマスタID(=0001,0011,…)が格納されている。データD1213は、データD1211に示す系統構成(系統構成ID=A)に含まれる設備(マスタID=0001,0011,…)の内の、上位構成(以下では、上位レイヤとも呼ぶ)の設備のデータを表している。データD1214は、データD1211に示す系統構成(系統構成ID=A)に含まれる設備(マスタID=0001,0011,…)の内の、下位構成(以下では、下位レイヤとも呼ぶ)の設備のデータを表している。上位レイヤおよび下位レイヤについては後述する。
上位レイヤの設備のデータを表すデータD1213には、上位レイヤの設備のマスタID、設備ID、各種規定のパラメータ、下位レイヤの設備のマスタID等が格納されている。下位レイヤの設備のデータを表すデータD1214は、下位レイヤの設備のマスタID、設備ID、規定のパラメータ等が格納されている。パラメータとは設備のパラメータであって、例えば、変電所の変圧器であれば容量やリアクタンスなどである。
ここで、マスタIDは全時間および全設備(すなわち、時間軸および空間軸)で一意に割り振られたIDであり、設備IDは各系統構成内(すなわち、空間時)で一意に各設備に割り振られたIDである。マスタIDを指定することで、どの系統構成のどの設備であるかを指定することができる。例えば、マスタID=0001は、データD1211に格納された「substation1」という設備のみを指定するもので、同じマスタIDを有する他の設備はこのデータD1211内にも他のデータD1211内にも存在しない。
ここで、系統構成に含まれる設備の上位レイヤと下位レイヤについて説明する。上位レイヤに属する設備は、より小さな電力設備から構成される設備(施設)であって、例えば、変電所や発電プラントといった施設があげられる。一例として変電所を例にとると、変電所は、概ね変圧器や送電線、母線といった電力設備で構成されている。この場合、上位レイヤの設備は変電所という施設であり、変圧器、送電線、母線が下位レイヤに属する設備である。このように、上位レイヤの施設に属するさらに詳細な設備群を表現したものが、下位レイヤである。すなわち、ある系統構成に含まれる上位レイヤの設備は、内部に下位レイヤに属する設備で構成される系統構成を持つ。
図2に示す例は、2層構造の場合のレイヤ構成を示したものであり、2つのレイヤを便宜上、上位、下位という言葉で表現した。しかし、3層以上のレイヤ構造も可能であり、そのような場合には、各レイヤを第1レイヤ、第2レイヤ、第3レイヤのように表現すれば良い。
図3は、3層構造のレイヤ構成を示す例である。図3において、データD1213が第1レイヤの設備のデータを示し、データD1214が第2レイヤの設備のデータを示し、データD1215が第3レイヤの設備のデータを示す。第1レイヤのデータD1213において、例えばマスタID=1000の設備(変電所1)のデータおよび設備IDが格納されており、下位設備の欄には、変電所1を構成する設備のマスタID=0001,0002,0003が記載されている。第1レイヤの下位設備の欄に記載されているマスタIDが付された設備のデータおよび設備IDは、データD1213の下位のレイヤである第2のレイヤのデータD1214に格納されている。例えば、変電所1を構成する設備のマスタID=0001,0002,0003が付された設備(変電所1を構成する設備)のデータおよび設備IDは、データD1214に格納されている。第2のレイヤの(データD1214)の下位設備の欄に記載されているマスタIDが付された設備のデータおよび設備IDは、データD1214の下位のレイヤである第3のレイヤのデータD1215に格納されている。例えば、マスタID=0001の設備を構成しているマスタID=001A,001Bの設備のデータおよび設備IDは、データD1215に格納されている。
なお、以下では、2層のレイヤ構成の場合を例に説明する。上述のように、上位レイヤのパラメータは下位レイヤの設備群から決定される、リレーショナルデータベースを想定している。そのため、上位レイヤに必要なパラメータは事前に決定し、データベースを構築する必要がある。この際に、上位レイヤのパラメータやデータ項目と下位レイヤのパラメータやデータ項目は一致する必要はない。例えば、位置情報は上位構成も下位構成も一緒なので、上位構成の施設には地理的な位置情報を入力するが、その下位構成の設備ではそれらは重要ではないとして簡略化するといった柔軟な構造を取ることが可能である。
図4に示すデータD1221は、レイヤ補間設定データ122の一例を示したものである。データD1221には、系統構成データ121の各レイヤにおける設備構成およびパラメータを補間する方法が格納されている。格納されている補間する方法は、ユーザからの入力、あるいは予めの設定によって生成される。各補間方法には、それぞれID(=B1,B2)が割り振られている。なお、データD1221の使用方法については後述する。
図5に示すデータD1231は、図1に示した構成条件設定データ123の一例を示したものであ。図5に示す例では、データD1231には、ユーザの利用方法に応じた系統構成の生成方法が格納されている。それらの生成方法は、ユーザからの入力、あるいは予めの設定によって生成される。各構成条件には、それぞれID(=C1,C2)が割り振られており、コメントの欄には、上位レイヤ指定の欄の設備に対する構成の生成方法が記載されている。なお、データD1231の使用方法については後述する。
図6に示すデータD1241は、図1に示した断面遷移データ124の一例を示したものである。断面遷移データ124には、系統構成データ121に格納された系統構成データ群(すなわち、データD1211の群)が、シナリオ毎および計画毎に時系列に応じてどの順で遷移するかといったデータが格納されている。データD1241は、後述するように計算の結果生成されるものであるが、ユーザの手動によって事前にデータを入力しておいてもよい。
図7に示すデータは、図1に示したシナリオデータ125の一例を示したものである。シナリオデータ125には、将来の電力需要や発電予測、地域毎の人口動態や電化率といった様々な将来予測に基づく時系列シナリオが格納されている。図7に示す例では、需要シナリオ、再エネ導入量シナリオおよび電化率シナリオが格納されている。図6のデータD1241に示したシナリオID=Scenario1,Scenario2のシナリオもシナリオデータ125に格納されており、図7はシナリオID=Scenario1のシナリオに関するデータを示したものである。
データD1251は、需要シナリオ、再エネ導入量シナリオおよび電化率シナリオを統合したマスタシナリオを保存している。シナリオID=Scenario1のシナリオに関しては、需要シナリオIDは「Demand A」で、再エネ導入量シナリオIDは「RE A」で、電化率シナリオIDは「Electrification A」である。データD1252には、需要シナリオのID、時間およびその時間に対応したシナリオ値(需要値)が格納されている。データD1253には、再エネ導入量シナリオのID、時間およびその時間に対応したシナリオ値(導入値)が格納されている。データD1254には、電化率シナリオのID、時間およびその時間に対応したシナリオ値(電化率値)が格納されている。図7に示す例では、シナリオ値(需要値、導入値、電化率値)は、それぞれ基準値に対する倍率として設定されている。
図4~7に示したデータは、別システムで計算されたデータを引き継いでも良いし、データベースそのものが別システムに存在していても良い。なお、図1に示した系統構成レイヤ補間プログラム126、系統構成生成プログラム127、多断面生成プログラム128については後述する。
(動作説明)
図8は、図1に示した電力系統用データベース運用システム1の動作を説明するフローチャートである。この制御プログラムは電力系統用データベース運用システム1の主記憶部11に格納され、中央処理部10により実行される。
処理ステップS1では、主記憶部11に入力された設備データを読み込み、読み込んだ設備データに基づいて初期状態となる系統構成を作成する。この設備データは、ユーザが入力部により入力したデータであっても良いし、別システム(例えば、図1の外部システム20)から入力されたデータであっても良い。作成される系統構成は、図2に示すものと同様のデータ構造で作成される。この際に作成される系統構成は、入力された設備データに応じて一つまたは複数となる。
後述するように、系統構成データを生成する際は上位レイヤの構成及び下位レイヤの構成両方あるいは片方のみでもよい。また、系統構成を生成する際には、マスタIDはシステム側で一意な値を自動で割り振り、設備IDは各事業者が利用しているシステム内で使用されているIDを用いる。処理ステップS1で作成された系統構成は処理ステップS2に引き継がれる。
処理ステップS2では、図1の系統構成レイヤ補間プログラム126を実行し、処理ステップS1から引き継いだ系統構成(初期状態の系統構成)における不足の系統構成およびデータを補間する。処理ステップS2の詳細については後述する。処理ステップS2により構成が補間された設備データは処理ステップS3に引き継がれる。
処理ステップS3では、系統構成生成プログラム127を実行して、処理ステップS3から引き継いだ系統構成に対して再構築を行う。系統構成生成プログラム127の実行により、構成条件設定データ123に基づいて条件設定が必要な設備が抽出され、各設備について上位レイヤの構成または下位レイヤの構成が系統構成に追加されることにより、解析用の系統構成データが再構築される。再構築された解析用の系統構成は、系統構成データ121のデータベースに格納される。処理ステップS3の詳細については後述する。
処理ステップS4では、処理ステップS3で再構築された系統構成に関して、多断面生成プログラム128による計算処理を実行する。すなわち、入力されたシナリオ反映方法を用いてシナリオに含まれる各種パラメータを系統構成のパラメータに反映し、さらに、シナリオの期間と時間粒度とを用いて系統構成を多断面化する。さらに、多断面の系統構成に反映したシナリオIDと時系列順を記録した断面遷移データを作成する。多断面化により作成された系統構成群は図1の系統構成データ121のデータベースに保存され、作成された断面遷移データは図1の断面遷移データ124のデータベースに保存される。
処理ステップS5では、入力された系統構成全てに対して処理ステップS2,S3およびS4が実行されたか否かを判定する。処理ステップS5でNOと判定されると処理ステップS2へ戻り、処理ステップS5でYESと判定されると処理ステップS6へ進む。処理ステップS6では、処理ステップS2から処理ステップS5までの結果を出力する。例えば、図1の出力部15に表示モニタに後述するような出力画面を表示しても良いし、出力データを外部システム20に出力するようにしても良い。
(処理ステップS2の詳細説明)
図9は、処理ステップS2の詳細処理を示すフローチャートである。処理ステップS201では、処理ステップS1で生成された系統構成データに含まれる設備を探査し、上位構成あるいは下位構成の片方のみで構成されている設備データすなわち補間対象の設備データを抽出する。そして、抽出された各設備について、続く処理ステップS202およびS203の補間処理が実行される。
処理ステップS202では、処理ステップS201で抽出された設備と、レイヤ補間設定データ122(図4のデータD1221を参照)とを用いて、抽出された設備に下位レイヤの設備データがない場合、レイヤ補間設定データ122に登録されている補間方法を用いて、下位の設備データの構成を補間する。図4の例では、データD1221に登録されている下位構成のテンプレートを用いて補間する。なお、補間の方法は、テンプレートに基づく簡易的な手法でも良いし、上位設備の種別に応じたグラフ理論等の数学的手法を用いて生成してもよい。
処理ステップS203においても、処理ステップS201で抽出された設備とレイヤ補間設定データ122を用いて処理を行う。処理ステップS203では、抽出された設備に上位レイヤの電気的データがない場合、レイヤ補間設定データ122に登録されている補間方法を用いて、上位レイヤの電気的データを補間する。図4のデータD1221に示す例では、上位レイヤの変電所容量を下位設備の容量最小値で補間するものであり、例えば、全機器が直列に接続されている場合はその上位レイヤの容量はボトルネックとなる機器の容量と同じものである。
図10は、処理ステップS202およびS203における処理概要を示す図であり、変電所設備に関して図4のデータD1221に示す補間方法を適用した場合を示す。ここで、変電所Xはユーザにより指定された設備(上位構成)である。処理ステップS201では、この変電所Xが、上位構成のみで構成されている設備データすなわち補間対象の設備データとして抽出される。
図10の左側に示す処理が処理ステップS202の具体例を示し、右側に示す処理が処理ステップS203の具体例を示している。処理ステップS202において、矢印上側に示す処理前では、下位構成の設備が空欄になっている。一方、矢印下側の処理後においては、データD1221の補間方法B2に基づいて、変電所Xを構成する設備が補間されている。処理ステップS203において、矢印下側に示す処理前の上位構成においては、パラメータの欄が空欄になっている。一方、矢印上側に示す処理後においては、データD1221の補間方法B1に基づいて、上位構成のパラメータ欄が補間されている。
処理ステップS204では、処理ステップS201で抽出された全ての補間対象に関して補間処理が実行されたか否かを判定する。そして、全てに対する補間処理が完了していない場合にはステップS202へ戻り、全てに対する補間処理が完了した場合には図9の一連の補間処理、すなわち図8の処理ステップS2を終了し、図8の処理ステップS3へ進む。
(処理ステップS3の詳細説明)
図11は、処理ステップS3の詳細処理を示すフローチャートである。処理ステップS301では構成条件設定データ123を取得し、条件設定が必要な設備を抽出する。処理ステップS302では、処理ステップS301で抽出された設備とユーザの入力に基づく構成条件設定データ123とを比較し、抽出した各設備に関して上位レイヤの構成を用いるか、下位レイヤの構成を用いるかを決定する。処理ステップS303では、処理ステップS302で上位レイヤの構成を用いると決定した設備には上位構成を系統構成に追加し、処理ステップS302で下位レイヤの構成を用いると決定した設備には下位構成を系統構成に追加することで、解析用の系統構成を再構築する。
ユーザから系統構成条件について何も指示が無ければ、系統構成は下位レイヤのデータで構成される。一方、系統構成条件について指示がある場合には、上位レイヤの構成を用いる。すなわち、その上位レイヤに含まれる下位設備群を抽出し、その下位レイヤ設備群を丸めて上位レイヤ設備に置き換える縮約を行う。系統構成生成プログラム127の実行により、構成条件設定データ123に基づいて条件設定が必要な設備が抽出され、各設備について上位レイヤの構成または下位レイヤの構成が系統構成に追加されることにより、解析用の系統構成データが再構築される。
図12は、処理ステップS302およびS303の処理概要の一例を示す図であり、破線20で囲まれた設備群を需要地21という上位構成を用いて再構築した例である。ユーザの指示により、破線20で囲まれた設備群を下位構成とする上位構成(需要地21)が設定される。破線20で囲まれた設備群を縮約する指示が構成条件設定データ123に格納されている場合には、縮約が行われ、解析時は上位構成の電気的データが用いられる。
処理ステップS304では、処理ステップS301で抽出された設備の全てに対して処理ステップS302およびS303の処理が行われたか否かを判定する。処理ステップS304でNOと判定された場合には、処理ステップS302へ戻る。一方、処理ステップS304でYESと判定された場合には、処理ステップS305へ進んで、再構築された解析用の系統構成が系統構成データ121のデータベースに格納される。処理ステップS3で再構築された系統構成は、処理ステップS4に引き継がれる。
(処理ステップS4の詳細説明)
図13は処理ステップS4の詳細処理、すなわち、多断面生成プログラム128による計算処理を示すフローチャートである。処理ステップS4の処理は、処理ステップS3で再構築された系統構成に基づいて実行される。処理ステップS401では、シナリオデータ125の読込みに加え、入力されたシナリオ反映方法を用いてシナリオに含まれる各種パラメータを系統構成のパラメータに反映する。加えて、各系統構成に関して、シナリオの期間と時間粒度を用いて系統構成に反映することで系統構成を時系列順に多断面化する。例えば、図7に示す需要シナリオのデータD1252の場合、その需要値をもって系統構成に含まれる負荷の値を補正すると共に、需要シナリオが5年分、1時間毎であるならば、それぞれの需要値を用いて1つの系統構成を5年分、1時間毎の系統構成に拡張する。
処理ステップS402では、処理ステップS401で生成された多断面の系統構成に反映したシナリオIDと時系列順を記録して、図6に示すような断面遷移データを作成する。処理ステップS403では、処理ステップS401で生成された全ての断面群に関して、処理ステップS402の処理が行われたか否かを判定し、NOと判定された場合には処理ステップS402へ戻り、YESと判定された場合には処理ステップS404へ進む。処理ステップS404では、シナリオを反映して多断面化することで得られた系統構成の群のデータ、および、断面遷移データをデータベースに格納する。系統構成の群のデータは系統構成データ121のデータベースに格納され、断面遷移データは断面遷移データ124のデータベースに格納される。
図14は、上述した処理ステップS6(図8参照)における出力画面の一例を示す図である。画面左側には選択画面30が表示され、画面右側には結果表示画面31が表示される。選択画面30の表示領域301は、系統構成が表示される領域である。ユーザ定義の系統構成が複数ある場合には、操作領域303の三角アイコン304を操作することで複数の系統構成の一つが選択され、その構成が表示領域301に表示される。図14では、ユーザにより入力された系統構成の内の一つの構成A1が選択表示されている。選択画面30の表示領域302は、シナリオが表示される領域である。計算に用いたシナリオが複数ある場合には、操作領域305の三角アイコン306を操作することで複数のシナリオの一つが選択され、そのシナリオが表示領域302に表示される。図14では、シナリオB1が選択表示されている。
画面右側の結果表示画面31には、選択画面30で選択した系統構成かつシナリオに基づく結果が表示される。図14に示す例では、系統構成A1かつシナリオB1に関する結果が表示されている。選択画面30による選択に応じた断面遷移データが参照され、結果表示画面31の画面上段に生成された時系列断面群311が表示され、断面群の中からユーザにより選択された断面311Aの系統構成(詳細な設備情報)312が画面中段に表示される。系統構成312の設備313(変電所1)を選択すると、設備313(変電所1)を構成する設備群、すなわち設備313(変電所1)の設備情報314が画面下段に表示される。
上述のように、本実施の形態の電力系統用データベース運用システム1では、系統構成データベース121は、図2および3に示すように、系統構成に含まれる複数の電力設備に関して、上位の電力設備のデータを含む上位レイヤと上位の電力設備を構成する下位の電力設備のデータを含む下位レイヤの関係を有するレイヤを、2レイヤ以上備える階層型のデータベースである。さらに、電力設備を全ての系統構成において一意に指定するマスタIDとその電力設備が含まれる系統構成において一意に指定する設備ID、すなわち、時間軸および空間軸で一意なマスタIDと空間軸で一意な設備IDが、系統構成に含まれる複数の電力設備にそれぞれ付与されている。
例えば、図14の時系列断面群311の内の、日時の異なる二つの断面311A,311Bについて考える。図15は断面311Aの系統構成データD1211Aの一例を示し、図16は断面311Bの系統構成データD1211Bの一例を示したものである。各断面311A,311Bには複数の設備が存在するが、各設備にはマスタIDと設備IDとがそれぞれ割り振られている。
系統構成データD1211Aと系統構成データD1211Bとを比較すると、変電所1の構成(下位構成)に変化はなく同一構成になっている。しかし、同一構成の変電所1であっても、系統構成データD1211Aと系統構成データD1211Bとでは日時(すなわち、時間軸上での位置)が異なる。そのため、変電所1のマスタIDの値は異なり、系統構成データD1211AではID=1000であり、系統構成データD1211BではID=2000である。そのため、マスタIDにより、各設備を、系統構成データ121のデータベースにおいて時間的および空間的に一意に指定することができる。
一方、設備IDは断面内での管理に関するものであり、例えば、変電所1の設備IDはXであるが、同じ設備IDはこの断面内のいずれの設備にも割り振られることはない。また、マスタIDの場合には同じ設備であっても断面が異なればIDの値が異なるが、図15,16に示すように、変電所1の設備IDはいずれの断面においてもXが割り振られている。そのため、設備IDで管理することで設備の同一性を保持することができる。
このように、系統構成データベース121では、設備管理に複数層のレイヤ構造を用い、各レイヤの設備にマスタIDと設備IDとを割り振り管理している。そして、電力系統の系統計画および系統解析で利用される設備パラメータが、各レイヤに格納されている。そのため、各レイヤで同一のID管理構造を持つことでデータ取得や加工が容易となり、各レイヤを順番に追うことで該当設備が何で構成されているかを網羅することが可能となる。
その結果、電力系統における設備データから施設や個別の設備といったデータを適切に管理しながら、設備計画、運用解析といった異なる業務の目的に沿った空間的粒度(例えば、変電所とその内部の変圧器といった関係)および時間的粒度(例えば、設備計画における1年毎の系統構成、運用解析における1時間毎の系統構成といった関係)の系統構成を生成することが可能となる。すなわち、設備計画および運用の双方で利用可能な長期・多シナリオの系統設備データを、整合性を保って扱うことができる。これにより、系統構成の利用者はデータの違いを意識することなく目的に応じた系統構成を容易に取り出すことができ、作業の労力を低減できる。
-第2の実施の形態-
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に記載した電力系統用データベース運用システム1を、設備計画およびその設備計画に基づく系統の解析に利用した場合について説明する。第2の実施の形態におけるハード構成図は、第1の実施の形態の図1に示す構成と同様である。第2の実施の形態では、図1の外部システム20が系統計画システムである場合を仮定する。そして、設備対策として、所定の将来に変電所を増強する場合、および、所定の将来に変電所を新設する場合のそれぞれについて、系統の信頼度や運用コストについて解析する場合を考える。
図17は、外部システム20における処理手順を示す図である。処理ステップS21では、将来の需要変化に対処するための、設備の対策候補を作成する。ここで、対策候補の作成方法は、人間による入力、他システムからの引継ぎ、あるいは数学的な処理による生成等どのような方法を用いても良く、作成の方法については問わない。ここでは、将来に利用率が増えることが予想される変電所に関して、変電所を増強する対策候補1と、既設変電所を除却して別変電所を新設する対策候補2を作成する。
処理ステップS22では、作成された対策候補1および対策候補2に対して、設備対策後の系統構成に関するデータを作成する。ここで、作成の方法は人間による入力や他システムからの引継ぎ、あるいはシステムによる自動生成を問わない。まず、現在の設備すなわち設備対策を施す前の系統構成については、系統構成データ121に既に格納されているとする。図18は、対策前の系統構成データを示したものである。対策前の系統構成Aには、容量10MVAの変圧器1を備える変電所1のデータが格納されている。変電所1および変圧器1のマスタIDは0001および1001であり、設備IDはXおよびTr1である。系統構成Aは、断面全体についての設備構成が網羅されており、設備ID=Xの変電所はその一部の構成である。
処理ステップS22で作成される対策候補1および対策候補2の系統構成は、系統構成Aの一部である変電所に関するデータである。対策候補1の場合、変電所の増強によっては変電所の管理名を変更せず、増強によって変圧器の容量のみを10MVAから15MVAへ変更する。対策候補2の場合には、変電所の内部構成は問わず、スペックのみを定めた変電所を新設する場合であり、容量を20MVAとする。これらのデータと共にシナリオ反映方法のデータが処理ステップS22で作成されることになる。
処理ステップS23では、処理ステップS22で作成されたデータを、通信を介して図1に示した電力系統用データベース運用システム1に入力する。次いで、処理ステップS0が実行される。この処理ステップS0は電力系統用データベース運用システム1で実行される処理であり、外部システム20から入力された対策候補1および2のデータに基づいて、第1の実施の形態で説明した図8の処理が実行される。
以下では、図8の処理の詳細な説明は省略し、要点のみを記載する。図8の処理ステップS1では、入力された対策候補1および2のデータに基づいて、対策候補1の場合の系統構成および対策候補2の場合の系統構成をそれぞれ生成する。そして、各系統構成に対して、処理ステップS2から処理ステップS4までの処理が実行される。図19は対策候補1の系統構成Bを示す図で、図20は対策候補2の系統構成Cを示す図である。
図8の処理ステップS2では、系統構成レイヤ補間プログラム126が実行される。対策候補2の系統構成Cの場合、図20の系統構成Cの変電所2(新設される変電所)に関する下位レイヤは補間され、テンプレートに基づく系統構成が仮で入力される。図8の処理ステップS3では、系統構成生成プログラム127が実行される。今回は問題となっている設備は変電所であるから、周囲の詳細な解析は不要であると仮定し、周囲の系統構成を上位レイヤの施設に丸める。図8の処理ステップS4では、多断面生成プログラム128が実行され、所定期間・所定粒度のシナリオが反映された系統構成の断面群を得る。そして、図8の処理ステップS6において、処理結果がデータベースに登録されると共に、通信を介して外部システム20へ出力される。
処理ステップS24では、生成された各断面について電圧や熱容量等といった所定の信頼度解析コストや利用率といった所定のKPI(KPI: Key Performance Indicator)を計算する。この際、例えば変電所に対策する年までの解析も可能であるし、処理ステップS0で反映するシナリオをより長期化することで、得られる断面も長期的なものとなり、より長期にわたる設備対策による信頼度・KPI評価を行うことも可能である。
また、この段階で系統構成の上位レイヤおよび下位レイヤの整合性は取れているため、両者を対象にとった解析や設備対策へのフィードバックも可能である。例えば、変電所を新設する系統構成Cでは信頼度に問題なしであったが、変電所に増強を実施する系統構成Bでは信頼度に影響があった場合、解析者は変電所の変圧器の増強値をより向上させる、あるいは他の機器も増強するべきといったフィードバックを設備対策者に行うことが可能である。その際に、設備計画および系統解析という異業種間でデータの作り直しが発生しないので、異業種間での連携が容易になる。
以上のように、第2の実施の形態によれば、電力系統用データベース運用システム1を設備計画およびその設備計画に基づく系統の解析に利用した場合について、異なる業務間での共通データの円滑な利用が可能である。加えて、データの統合管理による業務間協調の強化や、過去の系統構成をアーカイブ化する作業の簡易化が期待できる。また、電力系統用データベース運用システム1を利用することで、異なる事業者同士の境界設備の粒度が違う場合や管理方法が違う場合においても、レイヤ別に分類する、あるいは新たに上位レイヤに設備を追加することで共通の系統構成を生成することが可能である。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)図1,2に示すように、電力系統用データベース運用システム1は、複数の電力設備を含む電力系統設備モデルである系統構成の系統設備データベースを、複数の電力系統設備モデルに関して備える。図2に示すデータD1211は、系統構成Aに関する系統設備データベースである。データD1211は、上位の電力設備のデータを含む上位レイヤであるデータD1213と上位の電力設備を構成する下位の電力設備のデータを含む下位レイヤであるデータD1214の関係を有するレイヤを、2レイヤ以上備える階層型のデータベースである。データD1211において、電力系統の系統計画および系統解析で利用される設備パラメータがデータD1213,D1214に格納され、電力設備(例えば、substation1)を全てのデータD1211において一意に指定するマスタIDと、電力設備(substation1)を該電力設備が含まれるsubstation1において一意に指定する設備IDとが、全ての電力設備の各々に対応付けて格納されている。
図2に示す系統構成データ121の全てのデータD1211において電力設備を一意に指定するマスタIDを、各電力設備に割り振ることにより、マスタIDによって時系列順に並んだ断面の内のどの断面のどの設備かを認識することができる。また、予測シナリオが異なれば同一日時の時間的に並列な断面であってもマスタIDが異なるので、長期または多シナリオの系統設備データを、整合性を保って扱うことができる。さらに、断面内の設備構成を設備IDで管理することで、設備の同一性が保持される。そのため、設備計画および運用の双方で利用可能な長期・多シナリオの系統設備データを、整合性を保って扱うことができる。
(2)また、図1,4、10に示すように、レイヤにおける電力設備の構成および/または設備パラメータを補間する情報であるデータD1221が格納されているデータベースであるレイヤ補間設定データ122と、データD1221に基づいて、レイヤにおいて不足している電力設備の構成および/または設備パラメータを補間するレイヤ補間部として機能する中央処理部10および系統構成レイヤ補間プログラムと、を備える。その結果、入力された系統構成データに不足があった場合でも適切なデータ構成に補間され、設備計画における地理的および大域的な設備情報と、系統解析における詳細な電気的情報のいずれにも対応が可能となる。
(3)また、図1,5,11,12に示すように、電力系統用データベース運用システムの利用方法に応じた設備構成を生成する情報であるデータD1231は構成条件設定データ123のデータベースに格納されている。そして、データD1231に基づいて運用目的に応じた粒度に系統構成を再構築する再構築部として、中央処理部10および系統構成生成プログラムを備える。その結果、運用目的に応じた系統構成に再構築され、設備計画における地理的および大域的な設備情報と、系統解析における詳細な電気的情報のいずれにも対応が可能となる。
(4)さらに、図1,7,13に示すように、将来予測情報に基づく将来想定シナリオであるシナリオデータD1251が格納されているデータベースであるシナリオデータ125と、シナリオデータD1251と再構築された系統設備データベースである系統構成とに基づいて、新たな系統構成を時系列に複数生成する第1生成部として機能する中央処理部10および多断面生成プログラム128と、を備える。入力データに基づいて、将来想定シナリオに応じた時系列断面群が生成される。
(5)さらに、図1,6,13,14に示すように、中央処理部10および多断面生成プログラム128は、生成された複数の系統構成の時系列的な遷移順を記録した遷移データを生成する第2生成部としても機能し、図6に示すような断面遷移データが自動的に生成される。
(6)また、図1に示すように、電力系統用データベース運用システム1は、電力系統設備モデルである図2に示す系統構成Aを構成するためのデータ、すなわち、系統構成Aに含まれる電力設備に関するデータの、入力部として機能する入力部14および通信部13と、入力されたデータを系統構成AのデータD1211に変換する変換部として機能する中央処理部10とを備える。電力系統用データベース運用システム1の使用目的に関わらず、データ入力の効率化を図ることができる。
以上説明した各実施の形態はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…電力系統用データベース運用システム、10…中央処理部、11…主記憶部、12…補助記憶部、13…通信部、14…入力部、15…出力部、20…外部システム、
121…系統構成データ、122…レイヤ補間設定データ、123…構成条件設定データ、124…断面遷移データ、125…シナリオデータ、126…系統構成レイヤ補間プログラム、127…系統構成生成プログラム、128…多断面生成プログラム

Claims (6)

  1. 複数の電力設備を含む電力系統設備モデルの系統設備データベースを、複数の前記電力系統設備モデルに関して備える電力系統用データベース運用システムであって、
    前記系統設備データベースは、
    上位の電力設備のデータを含む上位レイヤと前記上位の電力設備を構成する下位の電力設備のデータを含む下位レイヤの関係を有するレイヤを、2レイヤ以上備える階層型のデータベースであり、
    電力系統の系統計画および系統解析で利用される設備パラメータが前記レイヤに格納され、
    前記電力設備を全ての前記系統設備データベースにおいて一意に指定する第1IDと、前記電力設備を該電力設備が含まれる前記系統設備データベースにおいて一意に指定する第2IDとが、全ての前記電力設備の各々に対応付けて格納されている、電力系統用データベース運用システム。
  2. 請求項1に記載の電力系統用データベース運用システムにおいて、
    前記レイヤにおける前記電力設備の構成および/または前記設備パラメータを補間する第1情報が格納されている第1情報データベースと、
    前記第1情報に基づいて、前記レイヤにおいて不足している前記電力設備の構成および/または設備パラメータを補間するレイヤ補間部と、を備える電力系統用データベース運用システム。
  3. 請求項1に記載の電力系統用データベース運用システムにおいて、
    前記電力系統用データベース運用システムの利用方法に応じた設備構成を生成する第2情報が格納されている第2情報データベースと、
    前記第2情報に基づいて、運用目的に応じた粒度に前記系統設備データベースを再構築する再構築部と、を備える電力系統用データベース運用システム。
  4. 請求項3に記載の電力系統用データベース運用システムにおいて、
    将来予測情報に基づく将来想定シナリオが格納されているシナリオデータベースと、
    前記将来想定シナリオと前記再構築された系統設備データベースとに基づいて、新たな系統設備データベースを時系列に複数生成する第1生成部と、を備える電力系統用データベース運用システム。
  5. 請求項4に記載の電力系統用データベース運用システムにおいて、
    生成された前記複数の系統設備データベースの時系列的な遷移順を記録した遷移データを生成する第2生成部を備える、電力系統用データベース運用システム。
  6. 請求項1に記載の電力系統用データベース運用システムにおいて、
    前記電力系統設備モデルに含まれる電力設備に関する第3情報が入力される入力部と、
    入力された前記第3情報を前記系統設備データベースに変換する変換部と、を備える電力系統用データベース運用システム。
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