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JP7674845B2 - モータ - Google Patents
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JP7674845B2 - モータ - Google Patents

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本発明は、モータに関する。
従来、ホール素子を有するモータが知られている(例えば特許文献1参照)。ホール素子は、中心軸の周りに回転するマグネットの磁束変化を検出して、ロータの回転角を検出する。
中国実用新案登録CN 207782581
特許文献1では、ホール素子などの電子部品がステータコアの中に埋め込まれる。電子部品は、径方向においてロータのマグネットと対向して位置する。この構成では、ステータコアに電子部品を取り付ける際に、電子部品に負荷が掛かり、電子部品が損傷する虞がある。また、ステータコアに巻き付けられるコイルで発生する磁束がノイズとなる。その結果、電子部品の検出感度が低下する虞がある。電子部品の検出感度の低下は、モータの回転精度の低下につながる虞がある。さらに、電子部品の表面で結露が生じると、電子部品が短絡する虞がある。
本発明は、上記の点に鑑み、電子部品が負荷によって損傷する虞、電子部品の検出感度が低下する虞を低減するとともに、電子部品の表面で結露が生じる虞を低減することができるモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的なモータは、上下に延びる中心軸に沿って延びるシャフトと、前記シャフトに取り付けられるステータと、を備える。前記ステータは、基板部を有する。前記基板部は、軸方向と交差する第1方向に広がる回路基板と、前記回路基板に対して軸方向上方または軸方向下方に位置し、軸方向に貫通する貫通通路を有するスペーサと、前記回路基板と電気的に接続される電子部品と、を備える。前記電子部品の少なくとも一部は、前記貫通通路に配置される。前記スペーサは、軸方向と交差する第2方向に開口して前記貫通通路と繋がる開口部を有する。
本発明によれば、電子部品が負荷によって損傷する虞、電子部品の検出感度が低下する虞を低減するとともに、電子部品の表面で結露が生じる虞を低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態のモータの外観を示す斜視図である。 図2は、モータの側面図である。 図3は、モータの側面図である。 図4は、モータの内部の構成を示す斜視図である。 図5は、モータの基板部の一部を拡大して示す斜視図である。 図6は、基板部のスペーサを軸方向上方から見た斜視図である。 図7は、スペーサを軸方向下方から見た斜視図である。 図8は、基板部の電子部品を径方向内方から見た正面図である。 図9は、基板部を径方向内方から見た正面図である。 図10は、別の基板部を径方向内方から見た正面図である。 図11は、基板部を軸方向上方から見た斜視図である。 図12は、基板部を径方向外方から見た斜視図である。 図13は、基板部の周方向に垂直な断面図である。 図14は、基板部の他の構成を示す斜視図である 図15は、樹脂を有する基板部を径方向内方から見た斜視図である。 図16は、樹脂を有する基板部を径方向内方から見た正面図である。 図17は、樹脂を有する別の基板部を径方向内方から見た正面図である。 図18は、樹脂を有するさらに別の基板部を径方向内方から見た正面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本明細書では、モータ100の中心軸CAの方向、および中心軸CAに平行な方向を「軸方向」と呼び、軸方向を上下方向として各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義がモータ100の使用時の向きおよび位置関係を限定するわけではない。なお、任意の部材が中心軸CAの周りに回転することを、単に「軸周りに回転する」とも言う。
本明細書では、軸方向において、上方向を「軸方向上方」と呼び、下方向を「軸方向下方」と呼ぶ。図面では、軸方向上方を+Z方向で示し、軸方向下方を-Z方向で示す。+Z方向および-Z方向をまとめて、Z方向と呼ぶ。すなわち、Z方向は軸方向を表す。なお、軸方向上方および軸方向下方をそれぞれ、単に上側および下側と呼ぶ場合もある。
本明細書では、中心軸CAに直交する方向を「径方向」と呼び、中心軸CAを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。径方向において、中心軸CAに近づく向きを「径方向内方」と呼び、中心軸CAから離れる向きを「径方向外方」と呼ぶ。図面では、径方向内方を+Y方向で示し、径方向外方を-Y方向で示す。+Y方向および-Y方向をまとめて、Y方向と呼ぶ。すなわち、Y方向は径方向を表す。
<1.モータの概要>
図1は、本実施形態に係るモータ100の外観を示す斜視図である。図2および図3は、モータ100の側面図である。ただし、図2では、後述する第1カバー112の図示を省略する。図3では、後述する第1カバー112および第2カバー113の両方の図示を省略する。図4は、モータ100の内部の構成を示す斜視図である。なお、図4では、後述する軸受140A(図3参照)の図示を省略する。
モータ100は、電動バイクの後輪に一体化される。すなわち、モータ100は、インホイールモータである。モータ100は、電動バイクの他、電気自転車、電気自動車など、電気を動力として駆動する車両であれば、全般に適用可能である。
モータ100は、ロータ110と、シャフト120と、ステータ130(図4参照)と、を備える。
(1-1.ロータ)
ロータ110は、リム111と、第1カバー112と、第2カバー113と、を有する。リム111には、タイヤ(図示せず)が取り付けられる。リム111は、軸方向に延びる筒状である。リム111は、上側および下側にそれぞれ開口を有する。リム111の上側の開口は、第1カバー112によって覆われる。リム111の下側の開口は、第2カバー113によって覆われる。第1カバー112および第2カバー113は、それぞれ、リム111に固定される。
第1カバー112の径方向の中心部には、軸受(図示せず)の外輪が固定される。第2カバー113の径方向の中心部には、軸受140Aの外輪が固定される。軸受140Aを含む複数の軸受をまとめて、ここでは、軸受140と呼ぶ。軸受140は、例えばボールベアリングであるが、スリーブベアリングなどの他のベアリングで構成されてもよい。
軸受140の内輪は、シャフト120の外周面に固定される。つまり、第1カバー112および第2カバー113は、軸受140を介してシャフト120に取り付けられる。これにより、第1カバー112および第2カバー113は、シャフト120の軸周りに回転する。したがって、第1カバー111および第2カバー112が固定されるリム110も、シャフト120の軸周りに回転する。
このように、第1カバー112および第2カバー113が軸受140を介してシャフト120に取り付けられることにより、第1カバー112および第2カバー113を有するロータ110が軸受140を介してシャフト120に取り付けられる。すなわち、モータ100は、シャフト120に軸受140を介して取り付けられるロータ110を備える。
リム111の内周面には、複数のマグネット114(図4参照)が配置される。各マグネット114は、リム111の内周面上で周方向に配置される。各マグネット114は、ステータ130に対して径方向外方に位置する。すなわち、ロータ110は、ステータ130に対して径方向外方に位置するマグネット114を有する。なお、マグネット114は、リング状で単一のマグネットであってもよい。
(1-2.シャフト)
シャフト120は、軸方向に沿って延びる棒状体である。すなわち、モータ100は、上下に延びる中心軸CAに沿って延びるシャフト120を備える。シャフト120の内部には、ケーブル121が挿入される貫通孔が設けられる。ケーブル121は、複数のリード線と、複数のシグナル線と、を有する。ケーブル121は、複数のリード線と複数のシグナル線とが束ねられて構成されている。ケーブル121は、ステータ130に電気的に接続される。具体的には、ケーブル121の一部のリード線は、ステータ130の後述する回路基板10(図4参照)に接続される。ケーブル121の他のリード線は、ステータ130の後述するコイル137(図4参照)に接続される。ケーブル121のシグナル線は、回路基板10と接続される。
ケーブル121におけるステータ130との接続側とは反対側の端部は、不図示のPDU(Power Drive Unit)に接続される。PDUは、モータ100の駆動を制御する制御ユニットである。
(1-3.ステータ)
ステータ130は、シャフト120に取り付けられる。すなわち、モータ100は、シャフト120に取り付けられるステータ130を備える。ステータ130は、リム110の径方向内方に配置される。ステータ130の外周面は、リム110の内周面に配置される複数のマグネット114と径方向に対向する。ステータ130は、リム110を回転させる。
ステータ130は、ステータホルダ131を有する。ステータホルダ131は、シャフト固定部132と、ホルダ本体部133と、コア保持部134と、を有する。
シャフト固定部132は、中心軸CAに沿って筒状に延びる。シャフト固定部132の内周面は、シャフト120の外周面に固定される。ホルダ本体部133は、径方向に広がる円盤状に形成される。ホルダ本体部133は、径方向内方に、シャフト120が通る開口部を有する。ホルダ本体部133の上記開口部の縁は、シャフト固定部132と繋がる。すなわち、シャフト固定部132は、ホルダ本体部133の上記開口部の縁から軸方向下方(-Z方向)に延びる。なお、シャフト固定部132は、ホルダ本体部133の上記開口部の縁から軸方向上方(+Z方向)に延びてもよい。コア保持部134は、中心軸CAを中心とする筒状である。コア保持部134は、ホルダ本体部133の径方向外方の端部から軸方向下方に延びる。なお、コア保持部134は、ホルダ本体部133の径方向外方の端部から軸方向上方に延びてもよい。
ステータ130は、ステータコア135と、インシュレータ136と、コイル137と、を有する。
ステータコア135は、中心軸CAを中心とする環状の磁性体であり、電磁鋼板が軸方向に複数積層された積層体である。ステータコア135は、コア保持部134によって保持される。
インシュレータ136は、樹脂などを用いた絶縁部材である。インシュレータ136は、ステータコア135の少なくとも一部を覆う。インシュレータ136は、回路基板10を固定するための凸部136aを有する。凸部136aは、インシュレータ136の所定の位置から軸方向下方に突出する。本実施形態では、凸部136aの数は3つであるが、この数に限定されるわけではない。
コイル137は、インシュレータ136を介してステータコア135に導線が巻かれることによって形成される。
上記の構成において、ケーブル121を通じてコイル137に電流が供給されると、ステータコア135に磁束が生じる。ステータコア135の磁束によって生じる磁界と、ロータ110のマグネット114によって生じる磁界とが作用し、ロータ110の周方向にトルクが発生する。このトルクにより、ロータ110は、中心軸CAを中心として回転する。
<2.ステータの基板部について>
図4に示すように、ステータ130は、基板部150を有する。基板部150は、回路基板10と、スペーサ20と、電子部品30と、を有する。回路基板10およびスペーサ20の数は1つである。電子部品30は、例えばホール素子30aである。ホール素子30aは、3相、すなわち、U相、V相、W相のそれぞれに対して設けられる。つまり、電子部品30は合計で3つ設けられる。なお、電子部品30ごとにスペーサ20を設けてもよい。つまり、用いるスペーサ20の数は複数(例えば3つ)であってもよく、上記の1つには限定されない。
(2-1.回路基板)
回路基板10は、第1方向に広がる。第1方向は、軸方向と交差する方向である。すなわち、基板部150は、軸方向と交差する第1方向に広がる回路基板10を備える。本実施形態では、第1方向は径方向と一致するが、径方向からずれた方向であってもよい。例えば、第1方向は、径方向に対して±10°の範囲内で傾く方向であってもよいし、±10°以上(絶対値は90°未満)で傾く方向であってもよい。
回路基板10は、インシュレータ136に取り付けられる。具体的には、回路基板10には、第1貫通孔10aが設けられる。第1貫通孔10aは、インシュレータ136の凸部136aの数と同数(ここでは3個)設けられる。なお、第1貫通孔10aの数は、インシュレータ136の凸部136aの数以上であればよく、上記の3つには限定されない。各第1貫通孔10aは、回路基板10を軸方向に貫通するとともに、回路基板10において周方向に離れて位置する。インシュレータ136の3つの凸部136aを、回路基板10の各第1貫通孔10aに対して軸方向に嵌め込むことにより、回路基板10がインシュレータ136に取り付けられる。
回路基板10には、第1貫通孔10aに加えて、第2貫通孔10bおよび第3貫通孔10cがさらに設けられる。
第2貫通孔10bは、回路基板10において、スペーサ20の後述する突起部20a(図6、図7参照)の数と同数(ここでは2個)設けられる。なお、第2貫通孔10bの数は、スペーサ20の突起部20aの数以上であればよく、上記の2つには限定されない。各第2貫通孔10bは、回路基板10を軸方向に貫通するとともに、回路基板10において周方向に離れて位置する。また、回路基板10において、各第2貫通孔10bは、各第1貫通孔10aよりも径方向外方に位置する。スペーサ20の突起部20aを、回路基板10の各第2貫通孔10bに対して軸方向に嵌め込むことにより、スペーサ20が回路基板10に取り付けられる。
第3貫通孔10cは、回路基板10において、1つの電子部品30につき3つ設けられる。これは、後述するように、電子部品30が3つの端子32(図5参照)を有することによる。本実施形態では、3つの電子部品30が用いられるため、回路基板10には、第3貫通孔10cが計9個設けられる。なお、第3貫通孔10cの数は、用いる電子部品30の数および1つの電子部品30が有する端子32の数に応じて適宜変更されればよい。各第3貫通孔10cは、回路基板10を軸方向に貫通するとともに、回路基板10において周方向に離れて位置する。また、回路基板10において、各第3貫通孔10cは、径方向では各第2貫通孔10bとほぼ同じ位置にある。電子部品30の各端子32を、回路基板10の各第3貫通孔10cに対して軸方向に嵌め込み、回路基板10の裏面(-Z方向側の面)側で半田付けすることにより、電子部品30が回路基板10に固定される。
(2-2.スペーサ)
図5は、基板部150の一部を拡大して示す斜視図である。図6は、スペーサ20を軸方向上方から見た斜視図である。図7は、スペーサ20を軸方向下方から見た斜視図である。
スペーサ20は、周方向に延びて形成される。スペーサ20は、回路基板10の径方向外方の周縁部に対して、軸方向上方に取り付けられる。スペーサ20は、例えば、アクリルなどの樹脂材料で形成される。
スペーサ20は、上面201と、下面202と、側面203と、を有する。上面201は、スペーサ20において軸方向上方に位置する面である。下面202は、スペーサ20において軸方向下方に位置する面である。つまり、下面202は、上面201に対して軸方向下方に位置する。下面202は、回路基板10の軸方向上方の面と接触する。
スペーサ20において、上記した突起部20aは下面202に設けられる。つまり、突起部20aは、スペーサ20の下面202から軸方向下方に突出して位置する。側面203は、上面201と下面202とを軸方向に連結する。すなわち、スペーサ20は、上面201と、上面201に対して軸方向下方に位置する下面202と、上面201および下面202と連結される側面203と、を有する。
上面201は、複数の面を有する。つまり、上面201は、第1対向面201aと、第2対向面201bと、連結面201cと、を有する。第1対向面201aは、下面202の一部と軸方向に対向して位置する。第2対向面201bは、下面202の他の一部と軸方向に対向して位置する。第2対向面201bは、第1対向面201aと周方向にずれて位置し、かつ、第1対向面201aよりも軸方向下方に位置する。連結面201cは、第1対向面201aと第2対向面201bとを軸方向に連結する。なお、上面201は、複数の面ではなく、単一の面で形成されてもよい。
スペーサ20は、貫通通路21と、開口部22と、を有する。なお、スペーサ20の開口部22の詳細については後述する。
貫通通路21は、スペーサ20を軸方向に貫通する。なお、「軸方向に貫通する」とは、貫通通路21が軸方向と平行に貫通する場合のみならず、軸方向に対して例えば±10°の範囲内で傾いた方向に貫通する場合も含む。このようなスペーサ20が、回路基板10の軸方向上方に位置する。
ここで、回路基板10に対するスペーサ20の軸方向の位置関係は、ステータコア135に対して回路基板10が軸方向のどちらに位置するかによって決まる。例えば、図4で示したように、ステータコア135に対して回路基板10が軸方向下方に位置する場合、スペーサ20は回路基板10に対して軸方向上方に位置する。一方、ステータコア135に対して回路基板10が軸方向上方に位置する構成であってもよい。この構成では、スペーサ20は回路基板10に対して軸方向下方に位置する。すなわち、基板部150は、回路基板10の軸方向上方または軸方向下方に位置し、軸方向に貫通する貫通通路21を有するスペーサ20を備える。ここでは例として、ステータコア135に対して回路基板10が軸方向下方に位置する図4の構成を前提として説明する。
貫通通路21は、スペーサ20において、上面201に含まれる第1対向面201aと下面202とを貫通する。なお、貫通通路21は、上面201に含まれる第2対向面201bと、下面202とを貫通してもよい。すなわち、貫通通路21は、スペーサ20において、上面201と下面202とを貫通する。
貫通通路21には、電子部品30が差し込まれる。したがって、貫通通路21のY方向の幅は、電子部品30のY方向の幅よりも若干大きい。ただし、貫通通路21のY方向の幅は、スペーサ20のY方向の幅よりも小さい。また、貫通通路21の周方向の幅は、電子部品30の周方向の幅よりも若干大きい。
(2-3.電子部品)
電子部品30としてのホール素子30aは、ロータ110の軸周りの回転によって回転するマグネット114の磁束変化を検出して、ロータ110の軸周りの回転角を検出する。電子部品30は、スペーサ20の貫通通路21に差し込まれて、回路基板10と電気的に接続される。本実施形態では、電子部品30の一部が貫通通路21に配置され、残りが貫通通路21から軸方向に突出しているが、電子部品30の全部が貫通通路21に配置されてもよい。すなわち、基板部150は、回路基板10と電気的に接続される電子部品30を備える。電子部品30の少なくとも一部は、スペーサ20の貫通通路21に配置される。
図5に示すように、電子部品30は、本体部31と、複数の端子32と、を有する。電子部品30がスペーサ20の貫通通路21に差し込まれて回路基板10に固定された状態では、本体部31は、複数の端子32に対して軸方向上方に位置する。各端子32は、本体部31から軸方向下方に延びて回路基板10に固定される。すなわち、電子部品30は、本体部31と、本体部31から回路基板10に向かって延びて回路基板10に固定される複数の端子32と、を有する。本実施形態では、電子部品30が有する端子32の本数は3本であるが、この本数には限定されない。
図8は、電子部品30を径方向内方から見た図である。電子部品30の本体部31は、接続面31Sを有する。接続面31Sには、複数の端子32が接続される。すなわち、電子部品30の本体部31は、複数の端子32が接続される接続面31Sを有する。
電子部品30の各端子32は、それぞれ、本体側端子部32aと、回路基板側端子部32bと、を有する。本体側端子部32aは、軸方向上方の端部で本体部31と接続され、軸方向下方の端部で回路基板側端子部32bと接続される。回路基板側端子部32bは、軸方向上方の端部で本体側端子部32aと接続され、軸方向下方の端部で回路基板10と接続される。すなわち、複数の端子32は、それぞれ、本体部31と接続される本体側端子部32aと、一端が本体側端子部32aと接続され、他端が回路基板10に固定される回路基板側端子部32bと、を有する。
なお、以下での説明の便宜上、各端子32において、本体側端子部32aにおける軸方向上方の端部を、一端部32a1と称する。また、各端子32において、回路基板側端子部32bにおける軸方向下方の端部を、便宜上、他端部32b1と称する。すなわち、各端子32は、一端部32a1および他端部32b1を有する。
3つの端子32は、周方向に離れて位置する。周方向において、中央に位置する端子32は、軸方向に直線状の形状である。他の2つの端子32は、軸方向上方から軸方向下方に向かう途中で周方向に屈曲している。その結果、周方向に隣り合う2つの端子32の間隔は、軸方向上方よりも軸方向下方のほうが広い。つまり、周方向に隣り合う2つの本体側端子部32aの間隔をW1(mm)とし、周方向に隣り合う2つの回路基板側端子部32bの間隔をW2(mm)としたとき、W1<W2である。言い換えれば、隣り合う本体側端子部32aの間隔W1は、隣り合う回路基板側端子部32bの間隔W2よりも狭い。
(2-4.電子部品の回路基板への固定手順)
次に、電子部品30を回路基板10に固定する手順について説明する。まず、スペーサ20の貫通通路21に、電子部品30を各端子32側から差し込む(手順1)。このとき、スペーサ20の貫通通路21に対して、スペーサ20の上面201側(第1対向面201a側)から電子部品30を差し込む。そして、電子部品30の各端子32の先端、すなわち、回路基板側端子部32bの他端部32b1を、貫通通路21から軸方向下方に突出させる。
続いて、スペーサ20の各突起部20aを、回路基板10の第2貫通孔10bに嵌め込む(手順2)。これにより、スペーサ20が回路基板10に取り付けられる。同時に、スペーサ20の貫通通路21に差し込まれた電子部品30の各端子32の先端(他端部32b1)が、回路基板10の第3貫通孔10cを通過して回路基板10の裏面側から突出する(図9参照)。
なお、手順1と手順2の順序は逆であってもよい。つまり、スペーサ20の各突起部20aを、回路基板10の第2貫通孔10bに嵌め込んだ後、スペーサ20の貫通通路21に電子部品30を差し込んでも構わない。
最後に、回路基板10の裏面側に突出した各端子32の他端部32b1を、回路基板10に半田付けする(手順3)。これにより、電子部品30が回路基板10に固定される。
本実施形態のように、回路基板10に電子部品30を固定することにより、ステータコアに電子部品を埋め込む従来で発生する問題を解決することができる。つまり、電子部品に埋め込み時の負荷が掛かるという事態が起こらない。このため、上記負荷によって電子部品30が損傷する虞を低減することができる。また、回路基板10に電子部品30を固定することにより、電子部品30をコイル137から離れて位置させることができる。これにより、電子部品30による検出(例えばマグネット114の磁束変化の検出)の際に、コイル137で発生する磁束がノイズとなることを低減することができる。したがって、電子部品30の検出感度が低下する虞を低減することができる。その結果、電子部品30の検出結果に基づいてモータ100を回転させる場合において、モータ100の回転精度が低下する虞を低減することができる。
本実施形態で用いる電子部品30では、隣り合う回路基板側端子部32bの間隔W2が、隣り合う本体側端子部32aの間隔W1よりも広い。このため、各回路基板側端子部32bをそれぞれ短絡させることなく回路基板10に固定する(例えば半田付けする)ことが容易となる。
<3.スペーサの開口部の詳細について>
次に、スペーサ20の開口部22の詳細について説明する。図5~図7で示すように、スペーサ20の開口部22は、貫通通路21から第2方向に延びてスペーサ20の側面203を貫通する。その結果、スペーサ20において、開口部22は第2方向に開口し、貫通通路21と繋がる。ここで、第2方向は、軸方向と交差する方向である。すなわち、スペーサ20は、軸方向と交差する第2方向に開口して貫通通路21と繋がる開口部22を有する。
本実施形態では、第2方向は、径方向である第1方向と一致する。すなわち、第1方向および第2方向は、シャフト120の径方向である。なお、第2方向は、軸方向と交差する方向で、かつ、径方向と異なる方向であってもよい。例えば、第2方向は、径方向に対して±10°の範囲内で傾く方向であってもよいし、±10°以上(絶対値は90°未満)で傾く方向であってもよい。
スペーサ20において、貫通通路21の貫通方向(軸方向)と、貫通通路21および開口部22が繋がる方向(第2方向)とは、交差する。このため、湿気を含む外気がスペーサ20の貫通通路21内に進入しても、その外気を、開口部22を介してスペーサ22の外部に導くことができる。つまり、上記外気を貫通方向と異なる方向に逃がして、スペーサ22の外部に導くことができる。これにより、貫通通路21内で湿気を含む外気の滞留を低減することができる。また、詳細については後述するが、開口部22を介して貫通通路21内に樹脂を入れることもできる。この場合、貫通通路21内の電子部品30の表面を上記樹脂で覆うことができる。いずれにしても、開口部22を有するスペーサ20を用いることにより、貫通通路21に配置された電子部品30の表面で結露が生じることを低減することができる。その結果、結露によって電子部品30が短絡する虞を低減することができる。
また、本実施形態では、回路基板10が広がる第1方向と、開口部22が開口する第2方向とは、どちらも径方向で一致する。つまり、回路基板10と平行な方向に開口部22が開口する。このようなスペーサ20を用いる構成において、結露による電子部品30の短絡の虞を低減する上記の効果を得ることができる。
また、本実施形態のスペーサ20では、貫通通路21が上面201および下面202を貫通する。そして、開口部22が貫通通路21から第2方向に延びて側面203を貫通する。このように、上面201および下面202を貫通する貫通通路21と、側面203を貫通する開口部22とを有するスペーサ20を用いる。これにより、湿気を含む外気がスペーサ20の貫通通路21内に進入しても、その外気を、開口部22を介してスペーサ22の外部に導くことができる。つまり、上記外気を貫通方向と異なる方向に逃がして、スペーサ22の外部に導くことができる。したがって、電子部品30の短絡の虞を低減する上記の効果を得ることができる。
図9は、基板部150を径方向内方から見た正面図である。スペーサ20の開口部22は、径方向内方から見て、上辺22aと、第1側辺22bと、第2側辺22cと、を有する。
上辺22aは、スペーサ20の側面203において、下面202(図7参照)から軸方向上方に離れて位置するとともに、周方向に延びて位置する。第1側辺22bは、側面203において、上辺22aの周方向の一方の端部22a1から軸方向下方(回路基板10側)に延びて下面202に達する。第2側辺22cは、側面203において、上辺22aの周方向の他方の端部22a2から軸方向下方に延びて下面202に達する。したがって、開口部22は、径方向内方から見て、軸方向下方から軸方向上方に窪んだ形状を有する。
基板部150は、図10の構成であってもよい。図10は、別の基板部150を径方向内方から見た正面図である。図10の基板部150は、スペーサ20の開口部22が、径方向内方から見て、上辺22a、第1側辺22bおよび第2側辺22cに加えて、下辺22dをさらに有する点で、図9の構成とは異なる。下辺22dは、下面202(図7参照)から軸方向上方に離れて位置するとともに、周方向に延びて位置する。また、下辺22dは、スペーサ20の側面203において、上辺22aよりも軸方向下方に位置する。第1側辺22bは、側面203において、上辺22aの周方向の一方の端部22a1から軸方向下方(回路基板10側)に延びて下辺20dに達する。第2側辺22cは、側面203において、上辺22aの周方向の他方の端部22a2から軸方向下方に延びて下辺20dに達する。したがって、開口部22は、径方向内方から見て、閉じた形状(ここでは四角形状)を有する。
すなわち、図9および図10で示した基板部150は、以下の構成を備える。径方向内方(第2方向)から見て、スペーサ20の開口部22は、回路基板10から離れて位置する上辺22aと、上辺22aの一方の端部22a1から回路基板10に向かう方向に延びる第1側辺22bと、上辺22aの他方の端部22a2から回路基板10に向かう方向に延びる第2側辺22cと、を有する。
本実施形態では、第2方向から見て、本体部31の接続面31Sは、開口部22の上辺22aよりも回路基板10側に位置する。電子部品30の複数の端子32の根元に位置する一端部32a1付近では、端子間の距離が近い。このため、上記一端部32a1付近では空気の流れが悪くなり、湿気を含む空気が滞留しやすく、結露が生じやすい。第2方向から見て、本体部31の接続面31Sが、開口部22の上辺22aよりも回路基板10側に位置することにより、結露が生じやすい一端部32a1を、開口部22を介して露出させることができる。これにより、湿気を含む外気がスペーサ20の貫通通路21内に進入しても、その外気を、開口部22を介してスペーサ22の外部に導くことができる。つまり、上記外気を貫通方向と異なる方向に逃がして、スペーサ22の外部に導くことができる。したがって、一端部32a1における結露の発生を低減して、電子部品30の短絡を低減することができる。
なお、スペーサ20の開口部22は、径方向内方から見て、3辺、すなわち、上辺22a、第1側辺22bおよび第2側辺22cを有する形状には限定されない。例えば、開口部22は、径方向内方から見て、2辺を有して軸方向上方に窪んだ形状であってもよいし、4辺以上を有して軸方向上方に窪んだ形状であってもよい。また、開口部22は、径方向内方から見て、軸方向上方に窪む曲線を有する形状であってもよい。さらに、開口部22は、径方向内方から見て、四角形以外の多角形、円形、楕円形などの閉じた形状であってもよい。
図11は、基板部150を軸方向上方から見た斜視図である。上述したように、本実施形態では、基板部150は、電子部品30を3つ有する。つまり、基板部150は、電子部品30を複数備える。そして、スペーサ20は、シャフト120の周方向の異なる位置に、貫通通路21と開口部22との組を有する。上記組の数は、電子部品30の数と同数である。したがって、スペーサ20は、上記の組を3組有する。このとき、各組の開口部22は全て、各組の貫通通路21に対して径方向の同じ側に位置する。言い換えれば、各組の開口部22は全て、各組の貫通通路21に対して径方向の同じ側に向かって開口する。
この場合、スペーサ20の各貫通通路21に電子部品30を差し込む作業を行うときに、径方向の同じ側から各開口部22を介して、各貫通通路21に差し込まれる電子部品30を確認することができる。このため、電子部品30を差し込む際の作業性が良好となる。また、後述するように、開口部22に樹脂40を配置する構成では、径方向の同じ側から各開口部22に樹脂40を配置することができる。したがって、樹脂40を配置する際の作業性も良好となる。
特に、各組の開口部22は全て、各組の貫通通路21に対して径方向内方に位置する。この場合、径方向内方から各開口部22を介して、各貫通通路21に差し込まれる電子部品30を、周方向に視点の少ない移動で確認することができるため、作業性が良好となる効果が高まる。
<4.素子受け部について>
図12は、基板部150を径方向外方から見た斜視図である。図13は、基板部150の周方向に垂直な断面図である。基板部150のスペーサ20は、素子受け部23をさらに有する。素子受け部23は、貫通通路21に電子部品30を軸方向上方から差し込んだときに、電子部品30の本体部31の接続面31Sにおいて接触し、本体部31を軸方向下方から受ける。つまり、スペーサ20は、貫通通路21に配置される電子部品30を第1方向において受ける素子受け部23を有する。
素子受け部23は、図12に示すように、スペーサ20の素子受け面201dで構成される。素子受け面201dは、上面201の第1対向面201aよりも軸方向下方に位置する。ここで、スペーサ20の第1対向面201aの一部は、軸方向下方に窪んでいる。その結果、スペーサ20は、第1対向面201aから軸方向下方に窪んだ凹部20bを有する。素子受け面201dは、凹部20bの底面と一致する。なお、素子受け面201dは、第2対向面201bと軸方向において同じ高さの位置にあってもよいし、第2対向面201bと軸方向にずれた位置にあってもよい。
スペーサ20の素子受け部23(素子受け面201d)が、電子部品30(特に本体部31の接続面31S)を軸方向において受けることにより、軸方向において電子部品30を位置決めすることができる。これにより、軸方向において精度よく、電子部品30を回路基板10に固定することができる。
なお、電子部品30の本体部31は、軸方向に垂直な断面の面積が、軸方向において一定である形状である。しかし、本体部31はこの形状には限定されない。例えば、本体部31は、第1頭部と、第2頭部と、を有する構成であってもよい。第1頭部は、第2頭部に対して軸方向上方に位置して第2頭部と繋がる。第1頭部は、第2頭部よりも径方向外方に突出する。この場合、軸方向に垂直な断面の面積は、第2頭部よりも第1頭部のほうが大きい。本体部31が第1頭部と第2頭部とを有する形状であっても、素子受け部23は、貫通通路21に電子部品30を軸方向上方から差し込んだときに、本体部31の第1頭部と軸方向において接触することにより、第1頭部を軸方向下方から受けることができる。これにより、軸方向において精度よく、電子部品30を回路基板10に固定することができる。
<5.開口部への樹脂の配置について>
図14は、基板部150の他の構成を示す斜視図である。以上で説明したスペーサ20の開口部22には、樹脂40が配置されてもよい。樹脂40は、開口部22全体に配置されてもよいし(図14参照)、開口部22の一部に配置されてもよい(図18参照)。すなわち、基板部150は、スペーサ20の開口部22の少なくとも一部に配置される樹脂40を有する。
樹脂40としては、例えばシリコーン樹脂を用いることができるが、他の樹脂を用いてもよい。また、樹脂40は、透明樹脂であってもよいし、着色した顔料を含む樹脂であってもよい。
スペーサ20において、開口部22と貫通通路21とは第2方向(例えば径方向)に繋がっている。このため、開口部22内に樹脂40を配置することにより、開口部22から貫通通路21に樹脂40を供給して、貫通通路21内の電子部品30の表面の少なくとも一部を樹脂40で覆うことができる。これにより、電子部品30の樹脂40で覆われた部分において、結露し得る場所を無くすことができる。したがって、電子部品30の表面での結露の発生を低減することができ、電子部品30が短絡する虞を低減することができる。
図15は、樹脂40を有する基板部150を径方向内方から見た斜視図である。同図に示すように、スペーサ20の開口部22は、貫通通路21に対してマグネット114とは反対側に位置する。つまり、スペーサ20の開口部22は、貫通通路21に対して径方向内方に位置する。
このような貫通通路21と開口部22との位置関係では、開口部22内に配置された樹脂40が開口部22からはみ出たとしても、開口部22から径方向内方にはみ出ることになり、径方向外方にはみ出ない。これにより、樹脂40が、マグネット114に接触して電子部品30が傾く虞を低減することができる。また、開口部22からはみ出た樹脂40がマグネット114の表面に付着し、電子部品30(例えばホール素子30a)による磁束の検出を阻害する虞も低減される。その結果、電子部品30の検出精度を維持することができる。
図16は、樹脂40を有する基板部150を径方向内方から見た正面図である。開口部22に配置される樹脂40は、開口部22から貫通通路21に供給されて、貫通通路21内の電子部品30の各端子32を覆う。具体的には、樹脂40は、各端子32の本体側端子部32aと回路基板側端子部32bとの両方を覆う。なお、樹脂40は、本体側端子部32aのみを覆ってもよい。すなわち、樹脂40は、本体側端子部32aと回路基板側端子部32bとのうち、少なくとも本体側端子部32aの表面を覆う。
図8で示した電子部品30を用いる構成、つまり、W1<W2の構成では、回路基板側端子部32bよりも本体側端子部32aのほうが、結露による水滴が付着したときに短絡する虞が高くなる。少なくとも本体側端子部32aの表面を樹脂40で覆うことにより、少なくとも本体側端子部32aの表面での結露の発生を低減して、電子部品30が短絡する虞を低減することができる。
特に、樹脂40は、本体側端子部32aと回路基板側端子部32bとの両方を覆う、つまり、端子32の全体を覆う。これにより、結露による複数の端子32間での短絡を低減することができる。
図17は、別の基板部150を径方向内方から見た正面図である。図17の基板部150は、図10で示したスペーサ20の開口部22に樹脂40を配置した構成である。つまり、開口部22が、径方向内方から見て、上辺22a、第1側辺22b、第2側辺22cおよび下辺22dを有する四角形で構成されている。そして、上記開口部22に樹脂40が配置される。この構成においても、図10の場合と同様に、径方向内方から見て、電子部品30の本体部31の接続面31Sは、開口部22の上辺22aよりも回路基板10側に位置することが望ましい。
この場合、開口部22内に配置される樹脂40により、電子部品30の複数の端子32と本体部31の接続面31Sとを同時に覆うことができる。これにより、複数の端子32を根元部分、つまり、本体部31との接続側である一端部32a1まで樹脂40で覆うことができる。したがって、特に、一端部32a1での結露による短絡を低減することができる。
図14~図17で示した基板部150の構成では、樹脂40は、開口部22の内側全体に配置されている。すなわち、樹脂40は、径方向内方から見て開口部22を塞いで配置されている。なお、径方向内方から見て、樹脂40が開口部22を塞ぐのであれば、樹脂40は、スペーサ20の側面203を基準として、開口部22から径方向内方にはみ出てもよい。また、側面203と同一面まで樹脂が開口部22に充填されていてもよい。さらに、開口部22内で樹脂40が径方向内方に側面203と同一面まで達することなく、樹脂40が開口部22を塞いでもよい。
このように、径方向から見て、樹脂40が開口部22を塞ぐことにより、電子部品30の複数の端子32と本体部31の接続面31Sとを樹脂40で覆って、結露による短絡を低減する効果を得ることができる。 また、複数の端子32の根元部分(接続側の一端部32a1)を樹脂40で覆う構成を実現することも容易となる。
また、図16および図17の構成では、開口部22に配置される樹脂40は、電子部品30の各端子32を覆うだけでなく、本体部31の一部をさらに覆う。なお、スペーサ20の素子受け部23(図12、図13参照)の軸方向の高さ位置を、軸方向下方に変更することにより、径方向内方から見て、本体部31の全部が開口部22の上辺22aよりも回路基板10側に位置する構成も可能である。この場合、開口部22に配置される樹脂40は、各端子32に加えて、本体部31の全部を覆う。したがって、開口部22に配置される樹脂40は、(各端子32に加えて)本体部31の少なくとも一部を覆う構成であってもよいと言える。
上記構成では、本体部31の少なくとも一部が、端子32とともに樹脂40を介してスペーサ20に固定される。これにより、スペーサ20を介して、回路基板10に電子部品30を安定して固定することができる。
図18は、さらに別の基板部150を径方向内方から見た正面図である。樹脂40は開口部22の全部ではなく、一部に配置されてもよい。そして、上記樹脂40は、電子部品30の本体部31の一部のみを覆っていてもよい。なお、径方向内方から見て、本体部31の全部が開口部22の上辺22aよりも回路基板10側に位置する場合、樹脂40は、本体部31の全部、つまり、電子部品30の各端子32以外を覆っていてもよい。すなわち、樹脂40は、本体部31の少なくとも一部のみを覆っていてもよい。この場合、本体部31の少なくとも一部とスペーサ20との間に樹脂40を配置することができる。
図18は、樹脂40が本体部31の一部とスペーサ20との間に配置される例を示す。樹脂40が本体部31の全部を覆う場合、樹脂40は本体部31とスペーサ20との間に配置される。つまり、樹脂40は、本体部31の少なくとも一部とスペーサ20との間に配置される。
この構成では、電子部品30の本体部31の少なくとも一部が樹脂40を介してスペーサ20に固定される。このため、スペーサ20を介して電子部品30を回路基板10に安定して固定することができる。
なお、樹脂40が本体部31の少なくとも一部のみを覆う構成では、各端子32が樹脂40で覆われない。このため、各端子32とスペーサ20との間に樹脂40が配置されず、各端子32とスペーサ20とは樹脂40を介して固定されない。したがって、各端子32は開口部22を介して外部に露出する。この場合、複数の端子32の表面での、湿気を含む外気の滞留を低減することができる。その結果、各端子32の表面での結露を低減して、電子部品30の短絡を低減することができる。
なお、以上では、電子部品30として、ホール素子30aを例に挙げて説明したが、電子部品30は、ホール素子30aには限定されない。例えば、電子部品30は、温度センサであってもよい。この場合でも、本実施形態と同様に効果を得ることができる。つまり、電子部品30としての温度センサが負荷によって損傷する虞、温度センサの検出感度が低下する虞を低減するとともに、温度センサの表面で結露が生じる虞を低減することができる。
また、電子部品30が複数存在する場合、複数の電子部品30は、ホール素子30aのみを含んでもよいし、温度センサのみを含んでもよいし、ホール素子30aと温度センサとの両方を含んでもよい。この場合、複数の電子部品30の全てが、スペーサ20の貫通通路21に差し込まれて回路基板10に固定されてもよい。また、複数の電子部品30の一部のみが、スペーサ20の貫通通路21に差し込まれて回路基板10に固定され、残りはスペーサ20を介さずに回路基板10に直接固定されてもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上記実施形態やその変形例は適宜任意に組み合わせることができる。
本発明のモータは、例えば電動バイクのインホイールモータとして利用可能である。
10 回路基板
20 スペーサ
21 貫通通路
22 開口部
22a 上辺
22a1 一方の端部
22a2 他方の端部
22b 第1側辺
22c 第2側辺
23 素子受け部
30 電子部品
30a ホール素子(電子部品)
31 本体部
31S 接続面
32 端子
32a 本体側端子部
32b 回路基板側端子部
40 樹脂
100 モータ
110 ロータ
114 マグネット
120 シャフト
130 ステータ
140、140A 軸受
150 基板部
201 上面
202 下面
203 側面
CA 中心軸

Claims (14)

  1. 上下に延びる中心軸に沿って延びるシャフトと、
    前記シャフトに取り付けられるステータと、を備え、
    前記ステータは、基板部を有し、
    前記基板部は、
    軸方向と交差する第1方向に広がる回路基板と、
    前記回路基板の軸方向上方または軸方向下方に位置し、軸方向に貫通する貫通通路を有するスペーサと、
    前記回路基板と電気的に接続される電子部品と、を備え、
    前記電子部品の少なくとも一部は、前記貫通通路に配置され、
    前記スペーサは、軸方向と交差する第2方向に開口して前記貫通通路と繋がる開口部を有し、
    前記基板部は、前記スペーサの前記開口部の少なくとも一部に配置される樹脂を有する、モータ。
  2. 前記電子部品は、
    本体部と、
    前記本体部から前記回路基板に向かって延びて前記回路基板に固定される複数の端子と、を有する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記複数の端子は、それぞれ、
    前記本体部と接続される本体側端子部と、
    一端が前記本体側端子部と接続され、他端が前記回路基板に固定される回路基板側端子部と、を有し、
    隣り合う前記本体側端子部の間隔は、隣り合う前記回路基板側端子部の間隔よりも狭く、
    前記樹脂は、前記本体側端子部と前記回路基板側端子部とのうち、少なくとも前記本体側端子部の表面を覆う、請求項に記載のモータ。
  4. 前記樹脂は、前記本体側端子部と前記回路基板側端子部との両方を覆う、請求項に記載のモータ。
  5. 前記第2方向から見て、前記開口部は、前記回路基板から離れて位置する上辺と、前記上辺の一方の端部から前記回路基板に向かう方向に延びる第1側辺と、前記上辺の他方の端部から前記回路基板に向かう方向に延びる第2側辺と、を有し、
    前記電子部品の前記本体部は、前記複数の端子が接続される接続面を有し、
    前記第2方向から見て、前記本体部の前記接続面は、前記開口部の前記上辺よりも前記回路基板側に位置する、請求項に記載のモータ。
  6. 前記樹脂は、前記第2方向から見て前記開口部を塞いで配置されている、請求項記載のモータ。
  7. 前記樹脂は、前記本体部の少なくとも一部を覆う、請求項に記載のモータ。
  8. 前記樹脂は、前記本体部の少なくとも一部と前記スペーサとの間に配置される、請求項に記載のモータ。
  9. 前記スペーサは、前記貫通通路に配置される前記電子部品を軸方向において受ける素子受け部を有する、請求項1からのいずれかに記載のモータ。
  10. 前記スペーサは、
    上面と、
    前記上面に対して軸方向下方に位置する下面と、
    前記上面および前記下面と連結される側面と、を有し、
    前記貫通通路は、前記スペーサにおいて、前記上面と前記下面とを貫通し、
    前記開口部は、前記貫通通路から前記第2方向に延びて前記側面を貫通する、請求項1からのいずれかに記載のモータ。
  11. 前記第1方向および前記第2方向は、前記シャフトの径方向である、請求項1から10のいずれかに記載のモータ。
  12. 前記基板部は、前記電子部品を複数備え、
    前記スペーサは、前記シャフトの周方向の異なる位置に、前記貫通通路と前記開口部との組を有し、
    各組の前記開口部は全て、各組の前記貫通通路に対して径方向の同じ側に位置する、請求項11に記載のモータ。
  13. 各組の前記開口部は全て、各組の前記貫通通路に対して径方向内方に位置する、請求項12に記載のモータ。
  14. 前記シャフトに軸受を介して取り付けられるロータを備え、
    前記ロータは、前記ステータに対して径方向外方に位置するマグネットを有し、
    前記スペーサの前記開口部は、前記貫通通路に対して径方向内方に位置する、請求項1から13のいずれかに記載のモータ。
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