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JP7675432B2 - フローリングワイパー - Google Patents
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JP7675432B2 - フローリングワイパー - Google Patents

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Description

本発明は、清掃用のシートをヘッドに装着して床面を掃除するフローリングワイパーに関するものである。
従来から、清掃用のシートをヘッドに装着して床面を掃除するフローリングワイパーは公知である。このようなフローリングワイパーにおいては、前記シートをヘッドに固定するため、様々な固定機構が用いられている。
例えば、特許文献1には、ヘッド10の上面の四つ角部に、複数の交叉する切目を設けることによって複数の弾性舌片18a-18fが設けられたフローリングワイパーが開示されている。清掃用のシート22をヘッド10に固定する場合には、ヘッド10の下面をシート22で覆った状態で、該シート22の端部を前記切目内に押し込んで弾性舌片18a-18fに係止することで固定される。前記シート22をヘッド10から取り外す場合には、該シート22の端部を強めに引っ張って切目内からシート22を引き出すことで取り外せるように成っている。しかし、特許文献1に開示されたフローリングワイパーは、シート22を直接手で触れての交換作業となるので、新しいシート22を装着する場合は兎も角、清掃後の汚れたシート22をヘッド10から外す場合には手が汚れてしまうため衛生的な面で問題がある。
一方、特許文献2には、ワックス剥離用のヘラ付きのシート2が装着されるフローリングワイパー1が開示されている。前記フローリングワイパー1は、ヘッド4上面の長手方向両端部に、前記ヘッド4に対して起倒自在に連結された固定部材10を有し、その長さ方向の先端部に下向きに突出する突起11が設けられている。前記突起11はヘッド4の上面に開設された係止孔12に嵌るように構成されている。前記シート2をヘッド4に固定する場合には、ヘッド4の下面を前記シート2で覆った状態で、固定部材10を倒して該固定部材10とヘッド4との間にシート2の端部を介在させ、前記突起11を、該シート2の取付孔26を通じて係止孔12に嵌め込むことで固定される。また、前記フローリングワイパー1は、前記固定部材10の先端部に摘み13が設けられ、この摘み13を手で摘んで固定部材10を起倒させることができる。しかし、前記シート2がヘッド4に固定された状態においては、前記摘み13がシート2に接しているため、シート2を取り外す際、汚れたシート2が手に接触してしまうことになり、前記特許文献1のものと同様に、衛生面の観点において改善の余地があると言える。
実用新案登録第3023167号公報 特開2006-34604号公報
本発明の技術的課題は、清掃後、ヘッドから清掃用のシートを取り外すときに、汚れたシートに指先が触れるのを防止するフローリングワイパーを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明によれば、柄の先端に清掃用のシートを保持するためのヘッドを有し、このヘッドにシートを装着して床を清掃するためのフローリングワイパーであって、前記ヘッドは、前記シートが装着されると共に、前後方向長さよりも左右方向長さが長い緩衝用パッドと、前記緩衝用パッドの外周部の前方部分及び後方部分を露出させて該緩衝用パッド上面に固定されたヘッド基台と、ヘッド基台の前後方向における前端部に設けられた第1のシート保持部材、及び、後端部に設けられた第2のシート保持部材とを有し、前記第1及び第2のシート保持部材は、それぞれ左右方向に延びる第1及び第2の回動軸線を中心に回動自在なるように取り付けられていて、前記第1及び第2のシート保持部材と緩衝用パッドの露出した前方部分及び後方部分との間で挟持する装着位置と、前記第1及び第2のシート保持部材を緩衝用パッドから離間させてシートの挟持状態を解除する解除位置とに変位可能であり、前記第1及び第2のシート保持部材には、これら第1及び第2のシート保持部材の回動操作に供せられる突片状の第1及び第2の操作片がそれぞれ連結されていて、前記第1の操作片は、第1のシート保持部材から前記ヘッド基台上を後端部に向けて突出し、前記第2の操作片は、第2のシート保持部材から前記ヘッド基台上を前端部に向けて突出し、これら第1及び第2の操作片が、前記ヘッド基台の上面側から操作可能であり、前記第1の操作片と前記第2の操作片とは、これら操作片の先端部が前記ヘッド基台上において、左右方向に隣接して配置されており、前記先端部を上面側から下方へ押し込むことにより、前記シートの挟持状態を前記装着位置から前記解除位置へ変位させることを特徴とするフローリングワイパーが提供される。
本発明において、前記第1のシート保持部材と第1の操作片とは、前記第1の回動軸線を中心に、一方が下方に押されると他方が上方に持ち上がるように回動し、前記第2のシート保持部材と第2の操作片とは、前記第2の回動軸線を中心に、一方が下方に押されると他方が持ち上がるように回動することが望ましい。
本発明において、前記ヘッド基台の前後及び左右方向の中央には、前記柄を取り付けるための柄取付部が設けられ、前記第1及び第2の操作片は、前記柄取付部よりも前記左右方向一端側に寄った位置に配置されていることが望ましい。
本発明において、前記ヘッド基台の上面には、前記第1及び第2の操作片が収容される凹部が設けられていることが望ましい。
本発明において、前記第1及び第2のシート保持部材は、常時収縮力が作用するばね部材の端部がそれぞれ取り付けられた第1及び第2のばね取付部を有し、前記第1及び第2のばね取付部は、第1及び第2のシート保持部材が解除位置にあるときには、前記第1及び第2の回動軸線よりも上方に位置していると共に、これら第1及び第2のシート保持部材が前記ばね部材の収縮力によって該解除位置に保持され、第1及び第2のシート保持部材が装着位置にあるときには、前記第1及び第2の回動軸線よりも下方に位置していると共に、これら第1及び第2のシート保持部材が前記ばね部材の収縮力によって該装着位置に保持され、前記解除位置及び装着位置間における第1及び第2のシート保持部材の回動に伴って、前記第1及び第2のばね取付部が、前記第1及び第2の回動軸線回りを外側に凸の円弧を描いて回動するように構成されていることが望ましい。
この場合、前記ばね部材はコイルばねによって形成されていて、該ばね部材の一端部及び他端部が、それぞれ前記第1及び第2のばね取付部に取り付けられていてもよい。
本発明のフローリングワイパーは、清掃用のシートが装着される緩衝用パッドと、緩衝用パッドの上面に固定されたヘッド基台と、ヘッド基台に回動自在に取り付けられた第1及び第2のシート保持部材を有している。そして、第1及び第2のシート保持部材が、緩衝用パッドとの間でシートを挟持する装着位置と、緩衝用パッドから離間してシートの挟持状態を解除する解除位置とに変位可能であると共に、第1及び第2のシート保持部材にはこれらの回動操作に供される第1及び第2の操作片が連結され、該第1及び第2の操作片がヘッド基台の上面側から操作可能に構成されている。よって、シートの保持に寄与しないヘッド基台上から第1及び第2の操作片を操作すれば、第1及び第2のシート保持部材が前記装着位置及び解除位置間を回動するため、清掃後、前記ヘッドからシートを取り外すときに、汚れたシートに指先が触れるのを防止することができる。
本発明のフローリングワイパーに清掃用のシート装着した状態を示す斜視図である。 図1の状態からシートを取り外した状態を示す斜視図である。 第1及び第2のシート保持部材が装着位置にあるときのヘッドの平面図である。 ヘッドを上面側から視た分解斜視図である。 ヘッド基台と第1及び第2のシート保持部材とを下面側から視た状態を示す分解斜視図である。 ヘッド基台と第1及び第2のシート保持部材とを組み合わせて下面側から視た状態を示す斜視図である 図3のVII-VII線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 図3のVIII-VIII線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 図3のIX-IX線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 第1及び第2のシート保持部材が解除位置にあるときの前記VII-VII線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 第1及び第2のシート保持部材が解除位置にあるときの前記VIII-VIII線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 第1及び第2のシート保持部材が解除位置にあるときの前記IX-IX線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 第1及び第2のシート保持部材の回動に伴って回動する第1及び第2のばね取付部の回動軌跡を模式的に示す要部拡大図である。
本発明に係るフローリングワイパーについて、図1-図13を用いて説明する。
前記フローリングワイパー1は、柄2と、該柄2の先端に取り付けられた矩形のヘッド3とを有し、前記ヘッド3に、清掃用のシート4を、該ヘッド3の下面の全体を覆うようにして装着し、該ヘッド3をトイレやリビング等の床面に押し付けて清掃を行うものである。
前記シート4は、不織布または織物等により形成された長方形状の柔軟なシートである。また、前記シート4は、水や洗浄剤等の液体を含んだウェットタイプのものや、液体を含んでいないドライタイプのものが、清掃目的に応じて使い分けられる。
前記柄2は丸棒状の部材である。この柄2は、その基端部にグリップ2aが設けられていると共に、その先端部に、前後及び左右方向に傾動できる自在継手5が取り付けられている。前記柄2は、前記自在継手5を介して、前後及び左右方向に向けて任意の角度傾動自在なるようにヘッド3に連結されている。前記柄2は、長さ調整のために伸縮可能に形成されていてもよい。
前記ヘッド3は、前記シート4が装着されると共に、前後方向長さよりも左右方向長さが長い緩衝用パッド6と、前記緩衝用パッド6の外周部における上面6aの前方部分FA及び後方部分BAを露出させて、該緩衝用パッド6の上面6aの前後及び左右方向中央部に固定されたヘッド基台7と、ヘッド基台7の前後方向における前端部に設けられた第1のシート保持部材20A、及び、後端部に設けられた第2のシート保持部材20Bとを有している。
前記緩衝用パッド6は、合成樹脂発泡体で形成された板であり、清掃時のクッション性を有している。図4及び図5に示すように、前記緩衝用パッド6には、その板厚方向に貫通する複数の円形孔6bが開設されていて、前記ヘッド基台7の内部(裏側)に設けられ、下方に突設する複数の円形凸部8がこれら円形孔6bに各々嵌合されることで、該緩衝用パッド6及びヘッド基台7が相互に固定されている。なお、前記緩衝用パッド6は、前後方向の両側面の中央部6cが内側に反った形状を成している。
前記ヘッド基台7は、前後方向長さよりも左右方向長さの長い部材であり、該左右方向の両端部は曲線を描いて丸められている。前記ヘッド基台7の上面7aには、前記柄2を取り付けるための柄取付部10が設けられ、この柄取付部10は、前記ヘッド基台7の前後及び左右方向の中央に配されている。
前記柄取付部10は、上方に向けて突出する凸形状に形成され、前記自在継手5が受け入れられる一対の軸受部10a,10aを有している。なお、ヘッド基台7の内部には複数のリブ9が設けられ、ヘッド基台7が補強されていると共に、後述の受入溝31及び凹部43がこれらリブ9によって区画されている。
図4及び図5に示すように、前記ヘッド基台7には、前方及び後方の側面7b,7cに該ヘッド基台7の内部に通じる切欠溝11が形成されていて、前記切欠溝11は、前方及び後方の側面7b,7cの左右方向両端部に一つずつ設けられている。そして、前記ヘッド基台7の内部には、切欠溝11に近接する位置に凹状の軸受部12が設けられている(図5,図7参照)。
前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bは、前記シート4を緩衝用パッド6に装着させるためのものである。第1及び第2のシート保持部材20A,20Bは、その構成が同じであるため、第1のシート保持部材20Aについて説明し、特に説明の必要がない限り、第2のシート保持部材20Bについては第1のシート保持部材20Aと同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
前記第1のシート保持部材20Aは、下部が解放された逆U字形又は逆V字形或いはそれに近い凹状の断面形状を有する細長い部材であって、図4、図5、図7に示すように、前記ヘッド基台7の前方の側面7b(第2のシート保持部材20Bについては後方の側面7c)に沿って左右方向に延びる基板部21と、基板部21の上端縁に連なって、外側に凸の円弧を描くように形成された弧状部22とを有している。前記弧状部22の下端縁22aは、前記シート4を該緩衝用パッド6の上面6aとで挟持する部分であり、シート4を挟持したときに、該シート4の滑りを抑えるための突起25が複数設けられている。また、第1のシート保持部材20Aの内部には複数のリブ26が左右方向に間隔をあけて配置され、該第1のシート保持部材20Aが補強されている。なお、図3に示すように、前記第1のシート保持部材20Aの前後方向外側の下端部(前記弧状部22の下端縁22a)は、平面視において、前記緩衝用パッド6の中央部6cに合わせて内側に反った形状を有している。
図4、図7に示すように、前記第1のシート保持部材20Aは、左右方向両端部に回動軸部27,27を有している。前記回動軸部27,27は、前記基板部21の下端部から第2のシート保持部材20B側(第2のシート保持部材20Aにおいては、第1のシート保持部材20A側)に向けて突出する腕部27a,27aと、腕部27a,27aの先端に設けられた先端軸27b,27bとを有している。前記先端軸27b,27bは互いに背向して左右方向外側に突出している。
そして、前記腕部27a,27aは、前記ヘッド基台7の前方の側面7b(第2のシート保持部材20Bにおいては後方の側面7c)に設けられた2つの前記切欠溝11,11を通じてヘッド基台7内に挿通されると共に、前記先端軸27b,27bがヘッド基台7内の前記軸受部12,12に軸支されている。
前記第1のシート保持部材20Aの先端軸27b,27bは、互いに同心を成していて、それらの中心は、前記ヘッド基台7の前端部において左右方向に延びる第1の回動軸線L1上に位置するように構成されている。
一方、前記第2のシート保持部材20Bの先端軸27b,27bは、互いに同心を成していて、それらの中心が、前記ヘッド基台7の後端部において左右方向に延びる第2の回動軸線L2上に位置するように構成されている。これら第1及び第2の回動軸線L1,L2は互いに平行且つ水平に延びている。
これによって、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bは、ヘッド基台7の前端部及び後端部に対し、それぞれ左右方向に延びる前記第1及び第2の回動軸線L1,L2を中心に回動自在に成っており、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bと緩衝用パッド6上面6aの露出した前方部分FA及び後方部分BAとの間で挟持する装着位置と、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを前記緩衝用パッド6から離間させてシート4の挟持状態を解除する解除位置とに変位可能である。
さらに、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bには、これら第1及び第2のシート保持部材20A,20Bの回動操作に供せられる突片状の第1及び第2の操作片40A,40Bがそれぞれ連結されている。前記第1の操作片40Aは、第1のシート保持部材20Aからヘッド基台7上における後端部(第2のシート保持部材20B側)に向けて突出し、前記第2の操作片40Bは、第2のシート保持部材20Bからヘッド基台7上における前端部(第1のシート保持部材20A側)に向けて突出している。そして、前記第1のシート保持部材20Aと第1の操作片40Aとは、前記第1の回動軸線L1を中心に、一方が下方に押されると他方が上方に持ち上がるように回動し、前記第2のシート保持部材20Bと第2の操作片40Bとは、前記第2の回動軸線L2を中心に、一方が下方に押されると他方が持ち上がるように回動するように構成されている。
図3に示すように、前記第1及び第2の操作片40A,40Bは、前記柄取付部10よりも左右方向一端側に寄った位置に配置されていると共に、これら操作片40A,40Bの先端部41,41が前記ヘッド基台7上において左右方向に隣接している。本実施形態では、第1の操作片40Aが第2の操作片40Bよりも柄取付部10に近接した位置に配されている。また、前記ヘッド基台7の上面7aには、前記第1及び第2の操作片40A,40Bに対応する位置に、これら操作片40A,40Bが収容される凹部43が設けられている。前記凹部43は、ヘッド基台7を上下方向に貫通する貫通孔であり、前記リブ9によって区画されたものである。前記凹部43は、ヘッド基台7の前方の側面7bから後方の側面7cに向けて延びる第1部分43aと、該第1部分43aと左右方向に隣接し、後方の側面7cから前方の側面7bに向けて延びる第2部分43bとで構成され、これらの先端部が前後方向中央部で連結された平面視略クランク状を成している。前記第1の操作片40Aは、前記凹部43の第1部分43aに収容されると共に、該第1凹部43a内において第1の回動軸線L1を中心に回動操作され、前記第2の操作片40Bは、前記凹部43の第2部分43bに収容されると共に、該第2凹部43内において第2の回動軸線L2を中心に回動操作されるように構成されている。なお、前記第1部分43aと第2部分43bとが連結された先端部は円弧状に丸められている。
図3、図9に示すように、前記第1の操作片40A及び第2の操作片40Bは、それぞれ第1及び第2シート保持部材20A,20Bにおける前記基板部21の上端部に連結された基端部42と、基端部42から上方に向けて鈍角に屈曲した前記先端部41とを有している。前記基端部42は平坦な板状に形成され、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが前記装着位置にあるとき、その上面がヘッド基台7の上面7aと同一面を成すように構成されている(図1参照)。また、前記先端部41においては、前記第1のシート保持部材20Aの該先端部41が、前記第1の回動軸線L1を越えて第2のシート保持部材20B側に延びていて、前記第2のシート保持部材20Bの前記先端部41が、前記第2の回動軸線L2を越えて第1のシート保持部材20A側に延びている。なお、前記先端部41の上面は、円弧状に丸められていると共に、前記柄取付部10の上端よりも上下方向において低い位置を占めている。
前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bは、前記装着位置及び解除位置とに保持する保持機構をさらに備えている。それを以下に説明する。
図5、図6に示すように、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bは、第1及び第2のばね取付部28,29をさらに有している。前記第1及び第2のばね取付部28,29は、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bにおける前記基板部21,21の左右方向中央部に設けられた横向きの円柱状を成すものである。これらばね取付部28,29に、常時収縮力が作用する一本のコイルばねから成るばね部材30の一端部及び他端部が係止されることで、第1及び第2のシート保持部材20A,20B間に前記ばね部材30が張設されている。このばね部材30の収縮力が、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを相互に引き寄せる方向に常時作用する。
なお、第1及び第2のばね取付部28,29の外周面には切欠き28a,29aが設けられ、前記ばね部材30の一端部及び他端部が前記切欠き28a,29aに係止されることで、前記ばね部材30の横方向(左右方向)のずれ動きが抑制されている。
また、前記ばね部材30は、前記ヘッド基台7の内部に形成された凹状の受入溝31内に収容されている。この受入溝31は、前記ヘッド基台7の左右方向中央部に形成されていて、ヘッド基台7の左右方向中央部に設けられた前後方向に延びる2つの前記リブ9,9によって区画されている。
前記第1及び第2のばね取付部28,29は、それぞれ前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bの回動動作により、第1の回動軸線L1及び第2の回動軸線L2を中心に回動し、前記第1の回動軸線L1及び第2の回動軸線L2の上方と下方とに変位すると共に、それに伴って、前記ばね部材30も受入溝31内において上方と下方とに変位する。それを具体的に説明する。
すなわち、前記第1及び第2のばね取付部28,29とばね部材30とは、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが図11の解除位置にあるときは、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2よりも上方に位置していると共に、この位置で作用するばね部材30の収縮力によってこれら第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが該解除位置に保持される。この位置から前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが装着位置に向けて回動すると、それに伴って、前記第1及び第2のばね取付部28,29が、図13に示す一点鎖線の下向き矢印方向に、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2回りを外側に凸の円弧を描いて回動する。そして、前記第1及び第2のばね取付部28,29とばね部材30とが、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2よりも下方に位置したとき、この位置で作用するばね部材30の収縮力によって、これら第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが緩衝用パッド6に当接する図8の該装着位置に保持される。
これとは逆に、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが装着位置から解除位置に向けて回動すると、それに伴って、前記第1及び第2のばね取付部28,29が、図13に示す一点鎖線の上向き矢印方向に、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2回りを外側に凸の円弧を描いて回動する。そして、前記第1及び第2のばね取付部28,29とばね部材30とが前記第1及び第2の回動軸線L1,L2よりも上方に位置したとき、この位置で作用するばね部材30の収縮力によってこれら第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが図11の該解除位置に保持される。なお、装着位置においては、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが緩衝用パッド6に当接することで、下方の回動が規制されるのが明白であるが、解除位置においては、前記ばね部材30がヘッド基台7の上面7aを形成する天板に当たることにより、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bの上方への回動が規制される。
前記構成を有するフローリングワイパー1で床面を清掃する場合は、図2に示すように、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを解除位置に保持させて、前記緩衝用パッド6の上面6aの前方部分FA及び後方部分BAを露出させる。それから、前記緩衝用パッド6の下面全体と、前方部分FA及び後方部分BAの両端部とを覆うように巻き付けて、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを下方に押し込む。そうすると、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2を中心に下方に回動して、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bが装着位置に保持されたときに、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bと緩衝用パッド6との間にシート4が挟持される。そして、前記ヘッド3を押し付けながら前後或いは左右に動かすことで該床面の清掃が行われる。
清掃が終わり、前記シート4をヘッド3から取り外す場合は、前記第1及び第2の操作片40A,40Bの先端部41,41を、ヘッド基台7の上面7a側から下方に押し込み、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを、前記第1及び第2の回動軸線L1,L2を中心として上方に持ち上がるように回動させる。そして、前記第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを解除位置まで回動させると、これらシート保持部材20A,20Bが解除位置において保持されると共に、前記シート4の挟持状態が解除され該シート4が取り外される。
かくして、前記フローリングワイパー1によれば、清掃後、前記ヘッド3からシート4を取り外す場合、第1及び第2のシート保持部材20A,20Bを、シート4の保持に寄与しないヘッド基台7の上面7a側からの操作で装着位置から解除位置へと回動変位させることができるため、汚れたシート4に指先が触れることが防止される。
本実施形態では、前記緩衝用パッド6の円形孔6bに前記ヘッド基台7の円形凸部8が嵌合されることで、これら緩衝用パッド6及び前記ヘッド基台7が固定されているが、これら緩衝用パッド6及びヘッド基台7とを接着剤等の接着手段により取り付けてもよい。
また、前記ばね部材30が第1及び第2のシート保持部材20A,20B間において一つだけ張設されているが、複数のばね部材が第1及び第2のシート保持部材20A,20B間の複数位置において張設されていてもよい。
或いは、前記ばね部材30の一端部及び他端部が、それぞれ第1及び第2のシート保持部材20A,20Bにおける前記第1及び第2のばね取付部28,29に取り付けられているが、例えば、2本のばね部材を用いて、1本目のばね部材の一端部を第1のシート保持部材20Aにおける第1のばね取付部28に取り付けると共に、他端部をヘッド基台7の所定の位置(例えば後端部)に取り付け、2本目のばね部材の一端部を第2のシート保持部材20Bにおける第2のばね取付部29に取り付けると共に、他端部をヘッド基台7の所定の位置(例えば前端部)に取り付けることでもよい。
1 フローリングワイパー
3 ヘッド
4 シート
6 緩衝用パッド
6a 上面
7 ヘッド基台
7a 上面
10 柄取付部
20A 第1のシート保持部材
20B 第2のシート保持部材
28 第1のばね取付部
29 第2のばね取付部
40A 第1の操作片
40B 第2の操作片
41 先端部
43 凹部
FA 前方部分
BA 後方部分
L1 第1の回動軸線
L2 第2の回動軸線

Claims (6)

  1. 柄の先端に清掃用のシートを保持するためのヘッドを有し、このヘッドにシートを装着して床を清掃するためのフローリングワイパーであって、
    前記ヘッドは、前記シートが装着されると共に、前後方向長さよりも左右方向長さが長い緩衝用パッドと、前記緩衝用パッドの外周部の前方部分及び後方部分を露出させて該緩衝用パッド上面に固定されたヘッド基台と、ヘッド基台の前後方向における前端部に設けられた第1のシート保持部材、及び、後端部に設けられた第2のシート保持部材とを有し、
    前記第1及び第2のシート保持部材は、それぞれ左右方向に延びる第1及び第2の回動軸線を中心に回動自在なるように取り付けられていて、前記第1及び第2のシート保持部材と緩衝用パッドの露出した前方部分及び後方部分との間で挟持する装着位置と、前記第1及び第2のシート保持部材を緩衝用パッドから離間させてシートの挟持状態を解除する解除位置とに変位可能であり、
    前記第1及び第2のシート保持部材には、これら第1及び第2のシート保持部材の回動操作に供せられる突片状の第1及び第2の操作片がそれぞれ連結されていて、前記第1の操作片は、第1のシート保持部材から前記ヘッド基台上を後端部に向けて突出し、前記第2の操作片は、第2のシート保持部材から前記ヘッド基台上を前端部に向けて突出し、これら第1及び第2の操作片が、前記ヘッド基台の上面側から操作可能であり、
    前記第1の操作片と前記第2の操作片とは、これら操作片の先端部が前記ヘッド基台上において、左右方向に隣接して配置されており、前記先端部を上面側から下方へ押し込むことにより、前記シートの挟持状態を前記装着位置から前記解除位置へ変位させることを特徴とするフローリングワイパー。
  2. 前記第1のシート保持部材と第1の操作片とは、前記第1の回動軸線を中心に、一方が下方に押されると他方が上方に持ち上がるように回動し、前記第2のシート保持部材と第2の操作片とは、前記第2の回動軸線を中心に、一方が下方に押されると他方が持ち上がるように回動することを特徴とする請求項1に記載のフローリングワイパー。
  3. 前記ヘッド基台の前後及び左右方向の中央には、前記柄を取り付けるための柄取付部が設けられ、
    前記第1及び第2の操作片は、前記柄取付部よりも前記左右方向一端側に寄った位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフローリングワイパー。
  4. 前記ヘッド基台の上面には、前記第1及び第2の操作片が収容される凹部が設けられていることを特徴とする請求項1-3の何れかに記載のフローリングワイパー。
  5. 前記第1及び第2のシート保持部材は、常時収縮力が作用するばね部材の端部がそれぞれ取り付けられた第1及び第2のばね取付部を有し、
    前記第1及び第2のばね取付部は、第1及び第2のシート保持部材が解除位置にあるときには、前記第1及び第2の回動軸線よりも上方に位置していると共に、これら第1及び第2のシート保持部材が前記ばね部材の収縮力によって該解除位置に保持され、第1及び第2のシート保持部材が装着位置にあるときには、前記第1及び第2の回動軸線よりも下方に位置していると共に、これら第1及び第2のシート保持部材が前記ばね部材の収縮力によって該装着位置に保持され、
    前記解除位置及び装着位置間における第1及び第2のシート保持部材の回動に伴って、前記第1及び第2のばね取付部が、前記第1及び第2の回動軸線回りを外側に凸の円弧を描いて回動するように構成されていることを特徴とする請求項1-4の何れかに記載のフローリングワイパー。
  6. 前記ばね部材はコイルばねによって形成されていて、該ばね部材の一端部及び他端部が、それぞれ前記第1及び第2のばね取付部に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のフローリングワイパー。
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