JP7675598B2 - 動力工具 - Google Patents
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Description
前記サイドハンドルは、前記工具本体を挟んだ左右2カ所で前記サイドハンドルに設けた操作部により、前記工具本体に対して位置決め可能に取り付けられていると共に、
各前記操作部は、前記工具本体に対して前記サイドハンドルを位置決めする第1の位置と、前記位置決めを解除する第2の位置とに移動可能な操作部材と、
前記操作部材を前記第1の位置に付勢する付勢手段とをそれぞれ含んでおり、
前記サイドハンドルは、両端に設けた腕部が前記工具本体の両側面に対して回転可能に設けられて、各前記腕部と前記工具本体との間に、回転方向で互いに係合する係合部が設けられると共に、前記操作部は、各前記腕部にそれぞれ設けられて、
各前記操作部材は、前記第1の位置では、前記腕部の撓みを規制して前記腕部側の係合部と前記工具本体側の係合部との係合を維持させて前記サイドハンドルを回転方向に位置決めし、前記第2の位置では、前記腕部の撓みを許容して前記腕部側の係合部と前記工具本体側の係合部との係合を解除して前記サイドハンドルの回転を許容することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の別構成は、工具本体の側面に、サイドハンドルを取り付けてなる動力工具であって、
前記サイドハンドルは、前記工具本体を挟んだ左右2カ所の両端に、左右方向を軸線とする一対の筒部を有し、各前記筒部に設けた操作部により、前記工具本体に対して位置決め可能に取り付けられていると共に、
各前記操作部は、前記筒部内に設けられ、前記工具本体に設けた被係合部に係合する係合位置と前記被係合部に係合しない非係合位置とに左右方向へ移動可能な係合部材と、前記筒部内に設けられて前記係合部材を前記係合位置に付勢する付勢手段と、前記筒部内に突出して前記係合部材に係合する偏心ピンを備えた操作部材とをそれぞれ含み、
各前記操作部材の回転操作で前記偏心ピンを介して各前記係合部材を前記非係合位置に移動可能であり、
各前記係合部材には、前記筒部の内面に係合して前記係合部材を前記サイドハンドルの回転方向で前記筒部と一体とする回転規制部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ループ状のサイドハンドルの位置決めを操作性よく行うことができる。
本開示の一実施形態において、各操作部は、工具本体に対してサイドハンドルを位置決めする第1の位置と、位置決めを解除する第2の位置とに移動可能な操作部材と、操作部材を第1の位置に付勢する付勢手段とをそれぞれ含んでいてもよい。
この構成によれば、操作部材を第2の位置に移動させてサイドハンドルの位置決めを行った後、操作部材の押し込みを解除すれば、付勢手段によって操作部材が自動的に第1の位置へ復帰してサイドハンドルの回転がロックされる。従って、2つの操作部材があっても操作性は良好となる。
本開示の一実施形態において、サイドハンドルは、両端に設けた腕部が工具本体の両側面に対して回転可能に設けられて、各腕部と工具本体との間に、回転方向で互いに係合する係合部が設けられると共に、操作部は、各腕部にそれぞれ設けられていてもよい。そして、各操作部材は、第1の位置では、腕部の撓みを規制して腕部側の係合部と工具本体側の係合部との係合を維持させてサイドハンドルを回転方向に位置決めし、第2の位置では、腕部の撓みを許容して腕部側の係合部と工具本体側の係合部との係合を解除してサイドハンドルの回転を許容するものであってもよい。
この構成によれば、腕部の撓みを利用したサイドハンドルの位置決めが簡単に行える。
本開示の一実施形態において、工具本体の左右に、サイドハンドルの各腕部を回転可能に支持する取付部材がそれぞれ設けられ、各操作部材は、第1の位置では取付部材と係止して腕部の撓みを規制し、第2の位置では取付部材との係止が解除されて腕部の撓みを許容するものであってもよい。
この構成によれば、操作部材の簡単な移動でサイドハンドルの回転ロックとその解除との切り替えが可能となる。
本開示の一実施形態において、腕部側の係合部と工具本体側の係合部との何れか一方の係合部に、他方の係合部を押圧する押圧手段が設けられていてもよい。
この構成によれば、位置決め状態でのサイドハンドルのがたつきが抑えられる。
この構成によれば、操作部材の簡単な回転操作でサイドハンドルの位置決めを解除することができる。
本開示の一実施形態において、各係合部材には、サイドハンドルの端部に係合して回転方向で一体となる回転規制部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、係合部材とサイドハンドルとを回転方向で容易に一体化することができる。
本開示の一実施形態において、各操作部は、工具本体に設けた被係合部に係合する係合位置と被係合部に係合しない非係合位置とに移動可能な係合部材と、係合部材を非係合位置に付勢する付勢手段と、非係合位置で係合部材と当接する操作部材とを含むものであってもよい。そして、係合部材と操作部材との互いの当接面には、回転方向で互いに噛み合う噛合位置と、回転方向で噛み合わずに端面同士が当接する非噛合位置とに切替可能なカムがそれぞれ形成されて、操作部材の回転操作により、非噛合位置で係合部材を係合位置に移動させ、噛合位置で係合部材を非係合位置に移動させるものであってもよい。
この構成によれば、操作部材の簡単な回転操作でサイドハンドルの位置決めを行うことができる。
本開示の一実施形態において、サイドハンドルは、左右の向きを逆にしても工具本体に取り付け可能であってもよい。
この構成によれば、サイドハンドルの向きを気にせずに組み付けでき、組み付けしやすくなる。
図1は、動力工具の一例であるグラインダを示す斜視図である。図2はグラインダの側面図、図3はグラインダの正面図である。
グラインダ1は、図示しないモータを収容して前後方向に延びる本体ハウジング2を有する。本体ハウジング2の前側には、スピンドル4を下向きに突出するギヤハウジング3が組み付けられている。スピンドル4の下端には、円盤状の先端工具(例えば砥石)5が直交状に装着されている。本体ハウジング2の後部には、細径のグリップ部6が形成されている。グリップ部6の後端には、電源となるバッテリパック7が装着されている。
ギヤハウジング3の左右の側面には、図4及び図5に示すように、サイドハンドル20の取付部10,10が突設されている。各取付部10は、側面視が円形の筒状で、外端面には、内側カム面11,11が形成されている。内側カム面11は、放射方向に延びる複数の山形のカム歯12,12・・を、周方向に等間隔で備えている。各取付部10の中心には、有底の受け孔13が形成されている。受け孔13の中心には、ネジ孔14が同軸で形成されている。
連結ボルト15は、二面幅部19を工具等で把持すると、ネジ部17を取付部10のネジ孔14にねじ込むことができる。すると、大径部16が受け孔13の底部に当接した位置で固定される。この状態で大径部16の左右外側半分と頭部18とは、内側カム面11から左右外側へ突出する。
図6にも示すように、腕部22の下部には、左右方向の厚みが上部よりも小さい薄肉部23が左寄りに形成されている。薄肉部23の左側面の下端には、左側へ突出する側面視円形の筒部24が形成されている。筒部24の左端面には、外側カム面25が形成されている。外側カム面25は、内側カム面11と同様に、放射方向に延びる複数の山形のカム歯26,26・・を、周方向に等間隔で備えている。筒部24の中心は、受け孔13と略同径の貫通孔27となっている。貫通孔27に連結ボルト15が頭部18から貫通されて、外側カム面25は、内側カム面11と互いに当接した状態でカム歯12,26同士が回転方向で互いに係合するようになっている。
係止爪37,37の間で抑え蓋35の左側面には、上下方向に延びる外側凹部39が形成されている。外側凹部39は、薄肉部23の内側凹部28と対向している。外側凹部39には、係合片36も含めて上下方向に延びる半円状の外側半円溝40が形成されている。外側半円溝40は、薄肉部23の内側半円溝29と対向している。
外側半円溝40の下端には、有底孔41が形成されている。有底孔41は、連結ボルト15の同軸上にあって、頭部18を収容可能となっている。
抑え蓋35は、係合片36を切欠き30に合わせて係止爪37,37を角孔31,31に貫通させることで薄肉部23に組み付けられる。この状態で薄肉部23と抑え蓋35との間には、内側凹部28と外側凹部39とが対向し、内側半円溝29と外側半円溝40とが対向して下面に開口する収容空間42が上下方向に形成される。コイルバネ33,33の右端は、抑え蓋35の左側面に当接して左側のボール34,34を内側カム面11に押圧させる。
操作部45は、操作プレート46と、コイルバネ47とを備えている。
操作プレート46は、内側凹部28と外側凹部39とに跨がって嵌合する帯板である。操作プレート46の中間部には、連結ボルト15の頭部18が遊挿する逃がし孔48が形成されている。逃がし孔48の上側には、逃がし孔48よりも小径のロック孔49が連通して形成されている。ロック孔49は、連結ボルト15の軸部よりも大径で且つ頭部18よりも小径となっている。
操作プレート46は、逃がし孔48が連結ボルト15の同軸上に位置する上スライド位置と、ロック孔49が連結ボルト15の同軸上に位置する下スライド位置とにスライド可能となっている。上スライド位置では、逃がし孔48が連結ボルト15の頭部18と干渉しないため、薄肉部23と共に右方向への撓みが許容される。下スライド位置では、ロック孔49が頭部18と干渉するため、薄肉部23と共に右方向への撓みが規制される。
操作プレート46の上端には、係止突起50が設けられている。操作プレート46の下端は、収容空間42から下方へ突出している。下端には、右側へ折曲される操作片51が形成されている。
この状態でサイドハンドル20を回転させると、内側カム面11,11のカム歯12と外側カム面25,25のカム歯26とが干渉する。この干渉により、薄肉部23,23は、図4に二点鎖線で示すように、操作プレート46及び抑え蓋35と共に左右外側へ撓む。よって、外側カム面25,25のカム歯26が内側カム面11,11のカム歯12を乗り越えることできる。従って、図2に二点鎖線で示すように、サイドハンドル20を任意の角度に回転させることができる。角度が決まって操作片51,51の押し込みを解除すると、操作プレート46,46が下スライド位置に復帰するため、再びサイドハンドル20の回転はロックされる。
但し、左右何れか一方の操作プレート46の操作片51を押し込んで薄肉部23の移動規制を解除しても、他方の薄肉部23は移動規制されたままであるため、サイドハンドル20の回転ロックは維持される。
この構成により、サイドハンドル20の角度調整をツールレスで簡単に行えると共に、角度調整後は不意に角度が変わってしまうおそれが生じにくくなる。よって、サイドハンドル20の角度調整を高い信頼性で行うことができる。
特に、操作部45,45は、ギヤハウジング3を挟んで左右2カ所に設けられているので、ループ状のサイドハンドル20の角度調整を操作性よく行うことができる。
よって、操作プレート46,46を上スライド位置に移動させてサイドハンドル20の角度調整を行った後、操作プレート46,46の押し込みを解除すれば、コイルバネ47,47によって操作プレート46,46が自動的に下スライド位置へ復帰してサイドハンドル20の回転がロックされる。従って、2つの操作プレート46,46があっても操作性は良好となる。
よって、腕部22,22の撓みを利用したサイドハンドル20の角度調整が簡単に行える。
よって、操作プレート46の簡単な上下移動でサイドハンドル20の回転ロックとその解除との切り替えが可能となる。
腕部22側の外側カム面25に、内側カム面11を押圧するコイルバネ33及びボール34(押圧手段)が設けられている。
よって、回転ロック状態でのサイドハンドル20のがたつきが抑えられる。
操作プレートは、直線状にスライドさせて第1の位置と第2の位置とを切り替える構造に限らない。例えば操作プレートを、腕部内で上端に設けた支点を中心に前後へ揺動可能に設け、連結ボルトの頭部と同軸にロック孔が位置する前後一方の揺動位置(第1の位置)と、頭部と同軸に逃がし孔が位置する前後他方の揺動位置(第2の位置)とを切り替える構造も採用できる。よって、付勢手段はトーションスプリングや板バネ等も採用できる。
薄肉部は、サイドハンドルの腕部と別体であってもよい。
抑え蓋は、薄肉ヒンジ等によって腕部と一体に設けてもよい。
取付部材は、連結ボルトに限らず、ピン等の部材を採用してもよい。
図7は、サイドハンドルが取り付けられるギヤハウジングの上側部分を示す一部斜視図である。図8は一部側面図、図9は一部正面図である。
このグラインダ1Aにおいても、ギヤハウジング3の左右の側面には、図10,図11に示すように、取付部10A,10Aが設けられている。取付部10Aは、側面視円形の凹部で、中心には、ネジ孔55が形成されている。ネジ孔55の周囲には、ネジ孔55を中心とした径方向に延びる複数の係合溝56,56・・が、取付部10Aの周方向に等間隔をおいて形成されている。
サイドハンドル20Aは、ギヤハウジング3の上側を回り込むループ状で、両端には、取付部10A,10Aと同軸上に位置する一対の筒部57,57が設けられている。但し、サイドハンドル20Aは、左右対称でなく、左端部58は、筒部57の上面から上向きに連結され、右端部59は、筒部57の下面から右側へ延びた後、筒部57の右外側を通って上方へ湾曲状に形成されている。よって、サイドハンドル20Aは、左右非対称形となっている。右端部59には、筒部57の軸線と同軸に貫通する透孔60が形成されている。透孔60は、後述する六角穴付きボルト83の操作用である。
連結ボルト61は、軸部の右端にネジ部64を、左端部に円形板状の頭部65を備えている。頭部65の中心には、ネジ孔66と、ネジ孔66を中心とした同心円上に、ねじ込み操作用の一対の小孔67,67が形成されている。連結ボルト61は、筒部57内で取付部10Aのネジ孔55にねじ込まれる。
筒部57の左側面には、右側面の開口よりも小径で、連結ボルト61の頭部65が嵌合する円形孔68が形成されている。筒部57の正面には、円形の嵌合孔69が形成されている。筒部57の内周面には、右端部から左側へ直線状に切り込まれる3つのガイド溝70,70・・が、上下及び後方に形成されている。
コイルバネ63は、連結ボルト61の頭部65と係合板62との間で連結ボルト61の軸部に貫通されている。よって、係合板62は、コイルバネ63により、係合歯73が係合溝56に係合する右スライド位置に付勢される。
筒部57の左側で連結ボルト61の頭部65には、ストッパ板78が固定されている。ストッパ板78は、頭部65よりも大径の円形部79と、円形部79の前端から前方へ突出した後、右側へ折曲する平面視L字状の帯板部80とを有する。円形部79の中央には、透孔81が形成されている。帯板部80の正面には、横長の四角孔82が形成されている。
円形部79は、左側から透孔81を貫通させた六角穴付きボルト83によって筒部57の左側から頭部65のネジ孔66に固定される。すると、筒部57は、ストッパ板78の円形部79によって左外側へ抜け止めされる。このとき帯板部80は、四角孔82にツマミ77を貫通させて操作ノブ75に前方から当接する。よって、操作ノブ75は、前方へ抜け止めされる。
サイドハンドル20Aの回転後、左右の操作ノブ75,75を、再び第1の回転位置にさせる。すると、係合板62,62は、コイルバネ63,63の付勢により内スライド位置へ移動する。よって、筒部57,57の回転が規制されてサイドハンドル20Aの回転がロックされる。なお、係合板62が取付部10A側へ移動した際、係合歯73と係合溝56との位相が合わなくても、サイドハンドル20Aを前後何れかへ回転させると、係合歯73が係合溝56と係合する位相で係合板62は内スライド位置に移動できる。
但し、左右何れかの操作ノブ75のみを第2の回転位置に回転させて係合板62を外スライド位置に移動させ、筒部57の回転規制を解除しても、反対側の筒部57は回転規制されているため、サイドハンドル20Aの回転ロックは維持される。
この構成により、サイドハンドル20Aの角度調整をツールレスで簡単に行えると共に、角度調整後は不意に角度が変わってしまうおそれが生じにくくなる。よって、サイドハンドル20Aの角度調整を高い信頼性で行うことができる。
特に、操作部45A,45Aは、ギヤハウジング3を挟んで左右2カ所に設けられているので、ループ状のサイドハンドル20Aの角度調整を操作性よく行うことができる。
よって、操作ノブ75の簡単な回転操作でサイドハンドル20Aの回転ロックを解除することができる。
各係合板62には、サイドハンドル20Aの筒部57(端部)に係合して回転方向で一体となるピン72(回転規制部材)が設けられている。
よって、係合板62とサイドハンドル20Aとを回転方向で容易に一体化することができる。
コイルバネは、取付部と係合板との間に配置して係合板を外スライド位置に付勢して、係合板に操作ノブの偏心ピンを当接させてもよい。この場合、操作ノブの回転操作によりコイルバネの付勢に抗して偏心ピンが係合板を内スライド位置に移動させることになる。
係合板の形状は、上記例に限定されない。係合歯の数や形状は取付部の係合溝の数や形状に合わせて変更できる。係合板と筒部との回転方向の一体化も、ピン等の突起を筒部の内面に設け、係合板の外周に突起が係合する溝を設けて行ってもよい。
但し、上記例の係合板のように、筒部との回転方向での一体化と取付部に対するスライドとを係合板のみで可能としなくてもよい。例えば筒部と係合板との間に別部材を設けて係合板の回転規制を行ってもよい。
筒部は、サイドハンドルと別体であってもよい。
このグラインダ1Bにおいても、取付部10B,10Bは、ギヤハウジング3の左右の側面にそれぞれ形成されている。各取付部10Bは、図17に示すように、側面視が円形状に凹設されている。各取付部10Bには、放射方向に延びる複数の係合凹部85,85・・が、周方向に等間隔をおいて形成されている。
サイドハンドル20Bも、実施例2と同様に、ギヤハウジング3の上側を回り込むループ状である。サイドハンドル20Bの両端には、取付部10B,10Bと同軸上に位置する一対の有底筒部86,86が設けられている。
サイドハンドル20Bも、実施例2と同じ左右非対称形である。ここでは右端部59が、有底筒部86の上面から上向きに連結され、左端部58が、有底筒部86の下面から左側へ延びた後、有底筒部86の左外側を通って上方へ湾曲状に形成されている。
各有底筒部86の底面中心には、左右外側へ突出するネジボス88が形成されている。ネジボス88の先端は、有底筒部86の開口面よりも外側へ突出している。左側の有底筒部86の外端部には、後半分が前半分よりも高くなる段差が形成されて、後半分の上下にストッパ面89,89が前向きに形成されている。右側の有底筒部86の外端部には、前半分が後半分よりも高くなる段差が形成されて、前半分の上下にストッパ面89,89が後向きに形成されている。
係合板90は、有底筒部86内でネジボス88に貫通される内側貫通孔93を有した円板状である。係合板90の左側面には、左側へ突出する複数の係合片94,94・・が形成されている。係合片94は、内側貫通孔93を中心として放射方向に延び、周方向に等間隔をおいて配置されている。各係合片94は、有底筒部86の各係合孔87に係合して係合板90を有底筒部86内で回転規制している。各係合片94は、各係合孔87を貫通すると取付部10Bの各係合凹部85に係合可能となっている。係合片94の内側で係合板90の左側面には、内側貫通孔93と同心のリング溝95が形成されている。
コイルバネ91は、係合板90の左側でネジボス88に外装されている。コイルバネ91は、係合片94の内側で右端を係合板90のリング溝95に嵌合させ、左端を有底筒部86の底面に当接させている。よって、係合板90は、ネジボス88に沿って右方向へ付勢される。
外側カム98,98は、回転規制される係合板90の内側カム96,96と右側面視での右回転方向で互いに噛合可能となっている。この噛合位置では、係合板90は、コイルバネ91の付勢により、操作板92寄りの外スライド位置となる。噛合位置から外側カム98,98が右側面視で180°未満で左回転すると、内側カム96,96と端面同士で当接して互いに噛み合わない状態となる。この非噛合位置では、係合板90は、コイルバネ91の付勢に抗して操作板92から離れる内スライド位置となる。
操作板92の右側面には、ツマミ部100が設けられている。ツマミ部100は、外側カム98,98同士の合わせ面と平行な直径方向に形成されている。
操作板92は、ツマミ部100の中央でワッシャ101を介してネジ102をネジボス88の先端にねじこむことで回転可能に取り付けられる。すると、係合板90がコイルバネ91の付勢によって操作板92側へ押圧され、内側カム96,96を外側カム98,98に当接させる。
ここから操作板92,92を互いに逆方向に回転させて第2の回転位置とすると、図20に示すように、左右の外側カム98,98は、内側カム96,96との噛合位置となる。よって、係合板90,90は、コイルバネ91,91の付勢により外スライド位置へ移動する。すると、係合板90,90の各係合片94は、取付部10B,10Bの各係合凹部85から離間する。但し、有底筒部86,86の各係合孔87には係合しているため、係合板90,90自体の回転規制は行われる。よって、有底筒部86,86の回転規制が解除され、図15に二点鎖線で示すように、サイドハンドル20Bを任意の角度に回転させることができる。
但し、左右何れかの操作板92を第2の回転位置に回転させて係合板90を外スライド位置に移動させ、有底筒部86の回転規制を解除しても、反対側の有底筒部86は回転規制されているので、サイドハンドル20Bの回転ロックは維持される。
サイドハンドル20Bは、操作部45Bが全て有底筒部86に設けられているので、左右の向きを逆にしても取付部10B,10Bに取り付けることができる。
この構成により、サイドハンドル20Bの角度調整をツールレスで簡単に行えると共に、角度調整後は不意に角度が変わってしまうおそれが生じにくくなる。よって、サイドハンドル20Bの角度調整を高い信頼性で行うことができる。
特に、操作部45B,45Bは、ギヤハウジング3を挟んで左右2カ所に設けられているので、ループ状のサイドハンドル20Bの角度調整を操作性良く行うことができる。
よって、操作板92の簡単な回転操作でサイドハンドル20Bの角度調整を行うことができる。
サイドハンドル20Bは、左右の向きを逆にしてもギヤハウジング3に取り付け可能である。
よって、サイドハンドル20Bの向きを気にせずに組み付けでき、組み付けしやすくなる。
コイルバネは、係合片の内側でなく外側を囲むように配置してもよい。
内側カム及び外側カムの形状は、半円状のものを一対配置する上記例に限らない。半周以上周回する1つのカム同士を互いに噛合及び非噛合可能に設けてもよい。
操作板は、ツマミ形状でなくレバー形状としてもよい。
有底筒部は、サイドハンドルと別体であってもよい。
有底筒部の端部に設ける段差と、操作板に設ける突起との位置は左右逆にしてもよい。どちらも同じ側に設けて操作板の回転方向を左右で同じにしてもよい。
サイドハンドルの位置決めは、角度調整に限らない。サイドハンドルの取付位置を所定方向にスライドさせて固定するような場合も含まれる。
操作部の位置も適宜変更できる。操作部は、3カ所以上設けることもできる。
動力工具は、DC工具でなく、商用電源を用いるAC工具であってもよい。
動力工具は、グラインダに限らない。ポリッシャやサンダ等の他の研削・研磨工具、丸鋸、カッタ等の切断工具等であっても、本開示は適用可能である。よって、動力工具は、電動工具に限らない。エア工具やエンジン工具等であっても、本開示は採用可能である。
よって、サイドハンドルの取付位置は、ギヤハウジングに限らない。モータハウジングでもよいし、他のハウジングでもよい。
Claims (4)
- 工具本体の側面に、サイドハンドルを取り付けてなる動力工具であって、
前記サイドハンドルは、前記工具本体を挟んだ左右2カ所で前記サイドハンドルに設けた操作部により、前記工具本体に対して位置決め可能に取り付けられていると共に、
各前記操作部は、前記工具本体に対して前記サイドハンドルを位置決めする第1の位置と、前記位置決めを解除する第2の位置とに移動可能な操作部材と、
前記操作部材を前記第1の位置に付勢する付勢手段とをそれぞれ含んでおり、
前記サイドハンドルは、両端に設けた腕部が前記工具本体の両側面に対して回転可能に設けられて、各前記腕部と前記工具本体との間に、回転方向で互いに係合する係合部が設けられると共に、前記操作部は、各前記腕部にそれぞれ設けられて、
各前記操作部材は、前記第1の位置では、前記腕部の撓みを規制して前記腕部側の係合部と前記工具本体側の係合部との係合を維持させて前記サイドハンドルを回転方向に位置決めし、前記第2の位置では、前記腕部の撓みを許容して前記腕部側の係合部と前記工具本体側の係合部との係合を解除して前記サイドハンドルの回転を許容することを特徴とする動力工具。 - 前記工具本体の左右に、前記サイドハンドルの各前記腕部を回転可能に支持する取付部材がそれぞれ設けられ、各前記操作部材は、前記第1の位置では前記取付部材と係止して前記腕部の撓みを規制し、前記第2の位置では前記取付部材との係止が解除されて前記腕部の撓みを許容することを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
- 前記腕部側の係合部と前記工具本体側の係合部との何れか一方の前記係合部に、他方の前記係合部を押圧する押圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力工具。
- 工具本体の側面に、サイドハンドルを取り付けてなる動力工具であって、
前記サイドハンドルは、前記工具本体を挟んだ左右2カ所の両端に、左右方向を軸線とする一対の筒部を有し、各前記筒部に設けた操作部により、前記工具本体に対して位置決め可能に取り付けられていると共に、
各前記操作部は、前記筒部内に設けられ、前記工具本体に設けた被係合部に係合する係合位置と前記被係合部に係合しない非係合位置とに左右方向へ移動可能な係合部材と、前記筒部内に設けられて前記係合部材を前記係合位置に付勢する付勢手段と、前記筒部内に突出して前記係合部材に係合する偏心ピンを備えた操作部材とをそれぞれ含み、
各前記操作部材の回転操作で前記偏心ピンを介して各前記係合部材を前記非係合位置に移動可能であり、
各前記係合部材には、前記筒部の内面に係合して前記係合部材を前記サイドハンドルの回転方向で前記筒部と一体とする回転規制部材が設けられていることを特徴とする動力工具。
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