以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るエンジニアリング装置10を備えた施設監視システム1000の構成例を示す図である。施設監視システム1000は、図1に示すように、エンジニアリング装置10、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40を備える。エンジニアリング装置10、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40は、ルータ15及びネットワークNWを介して接続される。
なお、図1では施設監視システム1000に統合コントローラ20が1つ、プライマリデバイス30が1つ、セカンダリデバイス40が3つ備えられているが、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40の台数はこれに限られない。また、統合コントローラ20は必須の構成ではなく、省略されていてもよい。また、セカンダリデバイス40には、制御又は監視の対象となる機器が接続されているが、図1ではこの機器の表示を省略している。
エンジニアリング装置10は、上述した設定データの作成を含むエンジニアリング処理を行い、施設監視システム1000を構築する。設定データは、例えば、統合コントローラ20がプライマリデバイス30の状態を監視するための統合コントローラ20用の設定データ、プライマリデバイス30が配下のセカンダリデバイス40を監視又は制御するためのプライマリデバイス30用の設定データ、及びセカンダリデバイス40が配下の機器を監視又は制御するためのセカンダリデバイス40用の設定データである。また、エンジニアリング装置10は、統合コントローラ20用の設定データ、プライマリデバイス30用の設定データ、及びセカンダリデバイス40用の設定データをまとめたデータを、エンジニアリングデータとして保持部105(図2参照)に保持する。
統合コントローラ20は、エンジニアリング装置10が保持するエンジニアリングデータのうち、自機に対応する設定データをエンジニアリング装置10からダウンロードし、当該ダウンロードした設定データに基づいて動作することで、プライマリデバイス30の状態を監視する。統合コントローラ20は、管理者等がプライマリデバイス30の状態を把握することができるように、プライマリデバイス30の状態を示す情報を例えばディスプレイ等の表示装置(不図示)に表示させる。統合コントローラ20とプライマリデバイス30は、ルータ15を介してエンジニアリング装置10に接続されており、ネットワークNWの同じ階層に設置されている。
プライマリデバイス30は、エンジニアリング装置10が保持するエンジニアリングデータのうち、自機に対応する設定データをエンジニアリング装置10からダウンロードし、当該ダウンロードした設定データに基づいて動作することで、配下のセカンダリデバイス40を監視又は制御する。
セカンダリデバイス40は、エンジニアリング装置10が保持するエンジニアリングデータのうち、自機に対応する設定データをエンジニアリング装置10からダウンロードし、当該ダウンロードした設定データに基づいて動作することで、配下の機器を監視又は制御する。機器は、施設内に設置されており、例えば、センサ、温度計、モータ、ダンパ又は電力計で構成される。
図1では、施設監視システム1000の要部を構成するネットワークNWは、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30を含む上位層と、セカンダリデバイス40を含む下位層との2つの階層により構成されている。なお、ここでは1つ以上のデバイスが属する階層が2層積層されてネットワークNWが構成される例を説明するが、ネットワークNWはこれに限らず、1つ以上のデバイスが属する階層が3層以上積層されて構成されていてもよい。
次に、実施の形態1に係るエンジニアリング装置10の構成例について、図2を参照しながら説明する。
エンジニアリング装置10は、図2に示すように、第1表示制御部101、第1受付部102、第1生成部103、第1登録部104、及び保持部105を備える。また、エンジニアリング装置10は、ディスプレイ等の表示装置50に接続されている。
第1表示制御部101は、第1の設定画面を表示装置50に表示させる。第1の設定画面は、施設内に設置された機器を監視又は制御するための複数のデバイスのうち、所定の機能を付加することが可能なデバイスである対象デバイスに対して付加する機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とが設定可能な画面である。
具体的には、所定の機能を付加することが可能なデバイスである対象デバイスは、ここでは統合コントローラ20(第1のデバイス)、及びプライマリデバイス30(第2のデバイス)であるものとする。この場合、対象デバイスが統合コントローラ20及びプライマリデバイス30である旨は、例えば管理者等により予めエンジニアリング装置10に設定されている。
このとき、第1表示制御部101は、第1の設定画面として、統合コントローラ20に対して付加可能な機能と、当該機能が付加された統合コントローラ20の台数とが設定可能な第1の設定領域と、プライマリデバイス30に対して付加可能な機能と、当該機能が付加されたプライマリデバイス30の台数とが設定可能な第2の設定領域と、を含む画面を表示装置50に表示させる。なお、この場合の第1の設定画面の例については後述する。
なお、ここでは、対象デバイスに付加可能な所定の機能は、例えば「シングル」、「マスタ」、「スレーブ」、及び「冗長化」のいずれかであるものとする。
例えば、「シングル」は、対象デバイスを単体(1台)で動作させるための機能である。「マスタ」は、対象デバイスをマスタデバイスとして動作させるための機能であり、「スレーブ」は、対象デバイスをスレーブデバイスとして動作させるための機能である。また、「冗長化」は、対象デバイスを冗長化(例えば二重化)して動作させるための機能である。
第1受付部102は、第1表示制御部101により表示装置50に表示された第1の設定画面を介して、対象デバイスに対して付加する機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とを設定する設定指示を受け付ける。
第1生成部103は、第1受付部102により受け付けられた設定指示に基づいて、所定の機能が付加された対象デバイスに対して設定される設定データを、当該対象デバイスの台数分生成する。なお、ここで生成される設定データは、対象デバイスに付加された機能を実現するためのデータを少なくとも含む。
第1登録部104は、第1生成部103により生成された設定データを保持部105に登録する。
保持部105は、エンジニアリング装置10が使用する各種情報を保持する。例えば、保持部105は、第1登録部104により登録された設定データを含むエンジニアリングデータを保持する。
なお、保持部105は、例えばHDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はメモリ等で構成される。また、図2では、保持部105がエンジニアリング装置10の内部に設けられた場合を示しているが、保持部105はエンジニアリング装置10の外部に設けられていてもよい。
また、第1表示制御部101、第1受付部102、第1生成部103、及び第1登録部104の機能は、例えばエンジニアリング装置10が備える不図示のCPU(Central Processing Unit)が、不図示のメモリに展開された所定のプログラムを実行することにより実現される。
次に、図2に示す実施の形態1に係るエンジニアリング装置10の動作例について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の説明では、所定の機能を付加可能な対象デバイスは、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30であるものとする。
まず、第1表示制御部101は、管理者等の指示に応じて、第1の設定画面を表示装置50に表示させる(ステップST301)。
このとき、第1表示制御部101は、第1の設定画面として、統合コントローラ20に対して付加可能な機能と、当該機能が付加された統合コントローラ20の台数とが設定可能な第1の設定領域と、プライマリデバイス30に対して付加可能な機能と、当該機能が付加されたプライマリデバイス30の台数とが設定可能な第2の設定領域と、を含む画面を表示装置50に表示させる。
ここで、第1の設定画面の例を図4に示す。第1の設定画面は、対象デバイスに対して付加可能な機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とを設定する設定指示を行うための画面である。
図4の画面左側には、対象デバイス(統合コントローラ20及びプライマリデバイス30)の種別及び用途が表示されている。図4において、種別名が「BH」から始まるデバイスは統合コントローラ20を示し、種別名が「WJ」から始まるデバイスはプライマリデバイス30を示している。
なお、ここでは、対象デバイスの種別及び用途に関する情報は、例えば管理者等により予めエンジニアリング装置10に設定されている。そして、管理者等により、第1の設定画面が呼び出されると、予め設定された対象デバイスの種別及び用途に関する情報が第1の設定画面に表示される。
また、用途の右隣に表示された「存在デバイス数」の欄は、保持部105に設定データが登録されている対象デバイスの数を示している。図4の例では、保持部105に設定データが登録されている対象デバイスは存在しないため、いずれのデバイスも「0」と表示されている。
「存在デバイス数」の右隣には、「登録デバイス台数」の欄が表示されている。「登録デバイス台数」の欄には、統合コントローラ20に対して付加可能な機能と、当該機能が付加された統合コントローラ20の台数とが設定可能な第1の設定領域401と、プライマリデバイス30に対して付加可能な機能と、当該機能が付加されたプライマリデバイス30の台数とが設定可能な第2の設定領域402と、が表示されている。
なお、「存在デバイス数」の欄及び「登録デバイス台数」の欄に表示される項目名(例えば「合計」、及び「詳細」等)の情報は、例えば管理者等により予めエンジニアリング装置10に設定されている。そして、管理者等により、第1の設定画面が呼び出されると、予め設定された各項目名に関する情報が第1の設定画面に表示される。
次に、第1受付部102は、第1表示制御部101により表示装置50に表示された第1の設定画面を介して、所定の機能を付加することが可能な対象デバイスに対して付加する機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とを設定する設定指示を受け付ける(ステップST302)。
設定指示は、例えば以下のように行われる。例えば、管理者等は、「マスタ」の機能を付加した統合コントローラ20の台数を1台とし、この統合コントローラ20を二重化するとともに、「スレーブ」の機能を付加した統合コントローラ20の台数を1台とする場合、図4に示すように、第1の設定領域401において、「マスタ」の欄に台数「1」を入力し、その左隣の「二重化」のチェックボックスをオンにするとともに、「スレーブ」の欄に台数「1」を入力する。
また、管理者等は、「アドバンストコントローラ」として使用するプライマリデバイス30、「熱源コントローラ」として使用するプライマリデバイス30、「二重化コントローラ」として使用するプライマリデバイス30、及び「DGP」として使用するプライマリデバイス30の台数をそれぞれ1台とし、「ジェネラルコントローラ」として使用するプライマリデバイス30の台数を3台とする場合、図4に示すように、第2の設定領域402において、「アドバンストコントローラ」、「熱源コントローラ」、「DGP」、及び「二重化コントローラ」の台数の欄にそれぞれ「1」を入力し、「ジェネラルコントローラ」の台数の欄に「3」を入力する。また、「二重化コントローラ」の「二重化」のチェックボックスをオンにする。なお、「二重化コントローラ」として使用するプライマリデバイス30については、「二重化」のチェックボックスをオンとすることを必須とするとよい。
その後、管理者等は、画面右端の操作領域403に表示されている実行アイコン4031を押下する。これにより、管理者等は、統合コントローラ20に対する設定指示、及びプライマリデバイス30に対する設定指示を行う。そして、管理者等により行われた設定指示は、第1受付部102により受け付けられる。
次に、第1生成部103は、第1受付部102により受け付けられた設定指示に基づいて、所定の機能が付加された対象デバイスに対して設定される設定データを、当該対象デバイスの台数分生成する(ステップST303)。
図4の例では、マスタの機能が付加された統合コントローラ20に二重化の機能が付加されているため、第1生成部103は、マスタの機能が付加された統合コントローラ20に対する設定データを2台分(例えば現用系分と待機系分)生成する。また、第1生成部103は、スレーブの機能が付加された統合コントローラ20に対する設定データを1台分生成する。なお、ここで生成される設定データは、統合コントローラ20に付加された機能を実現するためのデータを少なくとも含む。
また、第1生成部103は、二重化の機能が付加されたプライマリデバイス30(二重化コントローラ)に対する設定データを2台分生成し、その他のプライマリデバイス30に対する設定データをそれぞれ1台分生成する。
なお、第1生成部103は、生成する設定データを初期値で生成する。例えば、第1生成部103は、生成する設定データのうち数値に関するデータについては「0」として生成する。また、第1生成部103は、生成する設定データのうち数値以外のデータ(例えばデバイス名)については、予め定めた初期値として生成する。また、第1生成部103は、設定データを2台分以上生成する場合、予め定めたルールにしたがって初期値をインクリメントしながら、設定データを生成する。
なお、ここでは、第1生成部103は、各デバイスに設定されるすべての設定データを生成する必要はなく、保持部105に登録する設定データとして最低限必要な設定データのみを生成すればよい。ここで、最低限必要な設定データとしては、例えば、対象デバイスに付加された機能を実現するためのデータを少なくとも含み、その他、各デバイスの識別情報(デバイスID)、名称、アドレス等、保持部105に登録するためのデータとして必須となるデータを含むものである。
次に、第1登録部104は、第1生成部103により生成された設定データを保持部105に登録する(ステップST304)。
なお、第1表示制御部101は、管理者等により実行アイコン4031が押下されたとき、図5に示すような、実際に生成される設定データのおおよその容量を通知するメッセージを示すメッセージボックスを表示装置50に表示させてもよい。そして、第1受付部102は、図5のメッセージボックスにおいて、管理者等により「はい」のボタンが押下された場合に、設定指示を受け付けるようにしてもよい。これにより、管理者等は、設定指示を行った場合に実際に生成される設定データのおおよその容量を、設定指示を行う前に把握することができる。
なお、設定データのおおよその容量は、例えばエンジニアリング装置10が備える算出部(不図示)により算出される。例えば、算出部は、1台の対象デバイスに設定される設定データの容量(基準容量)と、基準容量に掛け合わせる機能毎の係数とを記憶している。そして、算出部は、第1受付部102により受け付けられた設定指示に基づき、基準容量に台数を掛け、さらに機能に応じた係数を掛け合わせることで、設定データのおおよその容量を算出する。
なお、第1表示制御部101は、上記のメッセージを、図5に示すようなメッセージボックスではなく、図4に示す第1の設定画面上に直接表示させてもよい。
また、第1表示制御部101は、所定の機能が付加され、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数を、所定の機能毎に第1の設定画面に表示させてもよい。
例えば、第1表示制御部101は、図6に示すように、第1の設定画面における「存在デバイス数」欄内の「合計」欄に、設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20の台数の合計「3」を表示させる。また、第1表示制御部101は、図6に示すように、第1の設定画面における「存在デバイス数」欄内の「詳細」欄に、統合コントローラ20の機能毎の台数として、「マスタ:2台、スレーブ:1台」と表示させる。
同様に、第1表示制御部101は、図6に示すように、第1の設定画面における「存在デバイス数」欄内の「合計」欄に、設定データが保持部105に登録されたプライマリデバイス30(二重化コントローラ)の台数の合計「2」を表示させる。また、第1表示制御部101は、図6に示すように、第1の設定画面における「存在デバイス数」欄内の「詳細」欄に、当該プライマリデバイス30(二重化コントローラ)の機能毎の台数として、「A系:1台、B系:1台」と表示させる。
また、第1表示制御部101は、所定の機能が付加され、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数が、当該機能との関係において予め定められた上限値に達した場合、第1の設定画面において、当該機能を付加可能な統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数の設定を不可としてもよい。
例えば、統合コントローラ20は、「シングル」の機能が付加された場合、台数の上限値は1台であり、さらに「二重化」の機能が付加された場合、台数の上限値は2台となる。また、統合コントローラ20は、「マスタ」の機能が付加された場合、台数の上限値は1台であり、さらに「二重化」の機能が付加された場合、台数の上限値は2台となる。
図6に示す例では、既に「マスタ」の機能が付加された統合コントローラ20が2台登録され、上限値に達している。また、「マスタ」の機能が付加された統合コントローラ20が登録されている以上、「シングル」の機能が付加された統合コントローラ20は追加登録できない。したがって、第1表示制御部101は、図6に示すように、第1の設定領域401において、「シングル」の欄、及びその左側の「二重化」のチェックボックス、並びに、「マスタ」の欄、及びその左側の「二重化」のチェックボックスを選択できないようにし、これ以上の台数の設定を不可としてもよい。
なお、管理者等は、上記の処理を行った後、各デバイスに設定される設定データのうち、第1生成部103により生成されておらず不足している設定データの作成、及び、第1生成部103により生成された設定データの編集(修正等)を行い、これらのデータを保持部105に登録させる。これにより、管理者等は、各デバイスに設定される設定データの作成を完了させる。
このように、エンジニアリング装置10では、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に対して設定される設定データの作成に際し、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に付加する機能を考慮した台数の指定が可能となる。したがって、エンジニアリング装置10では、機能に応じた制約を超える台数分の設定データが作成されるおそれがなくなり、当該制約を超えて作成された設定データを削除する等の対応が不要となる。これにより、エンジニアリング装置10は、管理者等のエンジニアリング作業の効率低下を抑制することができる。
また、エンジニアリング装置10では、以下のような点でエンジニアリング作業の効率が従来よりも向上する。
例えば、従来のエンジニアリング装置では、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に対して設定される設定データの作成に際し、図7に示すような設定画面を表示装置50に表示させていた。
この設定画面では、ネットワーク内に存在する、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30を含むすべてのデバイスがツリー構造で画面左側に表示される。なお、セカンダリデバイス40は、プライマリデバイス30のアイコンの左側に表示された「+」ボタンを押下することで、プライマリデバイス30の配下に展開される。
また、画面中央には、デバイス毎の一覧画面が表示され、画面右側には、操作領域及びプロパティ表示領域が表示される。図7では、画面中央にプライマリデバイス30の一覧画面が表示されている。
例えば、管理者等は、任意のプライマリデバイス30に対する設定データを作成する場合、画面中央の一覧画面から、設定データを作成するプライマリデバイス30を選択し、設定データの作成画面を別画面で呼び出す。そして、管理者等は、呼び出した作成画面を介して設定データの作成を行う。管理者等は、この作業を、作成するプライマリデバイス30の台数分だけ繰り返す。また、管理者等は、同様の作業を、統合コントローラ20に対しても行う。
このように、従来のエンジニアリング装置では、統合コントローラ20とプライマリデバイス30とで構成が大きく異なるため、設定データの作成画面も別画面としていた。そのため、例えばこれらのデバイスについて、複数台分の設定データを一括して作成しようとする場合でも、表示装置50に表示させる画面を頻繁に入れ替えながら作業をする必要があり、エンジニアリング作業の効率が低下する一因となっていた。
この点、実施の形態1に係るエンジニアリング装置10では、管理者等は、統合コントローラ20に対する付加機能及び台数の設定指示と、プライマリデバイス30に対する付加機能及び台数の設定指示とを、同一の画面(第1の設定画面)を介して行うことができる。したがって、管理者等は、従来のような頻繁な画面の入れ替え等の操作が不要となり、エンジニアリング作業の効率が従来よりも向上する。
また、特に、統合コントローラ20とプライマリデバイス30とは、ネットワークNW内の同一の階層に属し、ネットワークNW内においても相互に複雑な接続設定等が必要とされず、いわば並列の関係で存在することができる。
このような関係にある2台のデバイスは、同一の画面を介して上記設定指示を行えると管理者等にとっても便宜である。この点、実施の形態1に係るエンジニアリング装置10では、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に対する付加機能及び台数の設定指示を、同一の画面を介して行うことができる。したがって、この点においても、エンジニアリング作業の効率が従来より向上する。
なお、上記の説明では、対象デバイスが2種類(統合コントローラ20及びプライマリデバイス30)である場合を例示したが、対象デバイスはこれに限らず、1種類(例えば統合コントローラ20)のみであってもよい。その場合でも、当該1種類の対象デバイスについては、付加機能及び台数の設定指示を、同一の画面を介して行うことができる。
以上のように、実施の形態1によれば、エンジニアリング装置10は、施設内に設置された機器を監視又は制御するための複数のデバイスのうち、所定の機能が付加可能なデバイスである対象デバイスに対し、付加可能な機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とが設定可能な第1の設定画面を表示装置50に表示させる第1表示制御部101と、第1表示制御部101により表示装置50に表示された第1の設定画面を介して、対象デバイスに対して付加する機能と、当該機能が付加された対象デバイスの台数とを設定する設定指示を受け付ける第1受付部102と、第1受付部102により受け付けられた設定指示に基づいて、前記機能が付加された対象デバイスに対して設定される、当該機能を実現するためのデータを含む設定データを、当該対象デバイスの台数分生成する第1生成部103と、第1生成部103により生成された設定データを保持部105に登録する第1登録部104と、を備えた。これにより、エンジニアリング装置10は、機能に応じた制約を超える台数分の設定データが作成されるおそれがなくなり、管理者等によるエンジニアリング作業の効率低下を抑制することができる。
また、所定の機能を付加することが可能な対象デバイスは、階層構造を有するネットワークNWのうちのある階層に属する統合コントローラ20(第1のデバイス)と、当該統合コントローラ20と同一の階層に属し、かつ当該統合コントローラ20の監視下にあるプライマリデバイス30(第2のデバイス)と、を含み、第1表示制御部101は、第1の設定画面として、統合コントローラ20に対して付加可能な機能と、当該機能が付加された統合コントローラ20の台数とが設定可能な第1の設定領域401と、プライマリデバイス30に対して付加可能な機能と、当該機能が付加されたプライマリデバイス30の台数とが設定可能な第2の設定領域402と、を含む画面を表示装置50に表示させる。これにより、管理者等は、統合コントローラ20に対する付加機能及び台数の設定指示と、プライマリデバイス30に対する付加機能及び台数の設定指示とを、同一の画面を介して行うことができ、エンジニアリング作業の効率が従来よりも向上する。
また、第1表示制御部101は、所定の機能が付加され、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数を、所定の機能毎に第1の設定画面に表示させる。これにより、管理者等は、設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30が、機能毎にそれぞれ何台あるのかを容易に把握することができる。
また、第1表示制御部101は、所定の機能が付加され、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数が、当該機能との関係において予め定められた上限値に達した場合、第1の設定画面において、当該機能を付加可能な統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数の設定を不可とする。これにより、エンジニアリング装置10は、機能との関係において予め定められた上限値を超えて統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数が設定されることを防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、統合コントローラ20に対する付加機能及び台数の設定指示と、プライマリデバイス30に対する付加機能及び台数の設定指示とを、同一の画面を介して行う例について説明した。実施の形態2では、セカンダリデバイス40に対する台数の設定指示を行う例について説明する。
セカンダリデバイス40は、プライマリデバイス30に接続されるデバイスであり、ネットワークNWにおいてプライマリデバイス30が属する階層よりも下位の階層に属する。また、セカンダリデバイス40は、プライマリデバイス30が備える2つの接続口(1CH及び2CH)のうちのいずれかの接続口に対し、デイジーチェーン方式で接続される。また、プライマリデバイス30の2つの接続口では、通信種別(通信方式)が異なる場合もあり、通信種別によって接続可能なセカンダリデバイス40が決まる場合もある。
このように、セカンダリデバイス40は、どのプライマリデバイス30の配下に接続するか、あるいは、プライマリデバイス30のどちらの接続口に対し、どのような通信種別で接続するかといった点を考慮する必要がある。そのため、エンジニアリング装置では、セカンダリデバイス40に対する台数の設定指示は、実施の形態1で説明した、第1の設定画面とは別の画面である第2の設定画面を介して行うようにしている。実施の形態2では、この第2の設定画面を中心に、セカンダリデバイス40に対する台数の設定指示を行う例について説明する。
図8は、実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bの構成例を示す図である。実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bは、実施の形態1に係るエンジニアリング装置10に対し、第2表示制御部121、第2受付部122、第2生成部123、及び第2登録部124が追加されている。エンジニアリング装置10bのその他の構成については、実施の形態1に係るエンジニアリング装置10と同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2表示制御部121は、第2の設定画面を表示装置50に表示させる。第2の設定画面は、プライマリデバイス30(第2のデバイス)に対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータを表示する表示領域と、プライマリデバイス30が属する階層よりも下位の階層に属し、当該プライマリデバイス30に接続されるセカンダリデバイス40(第3のデバイス)の台数が設定可能な第3の設定領域と、を含む画面である。なお、通信種別が複数存在する場合、第2の設定画面では、セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別の設定も可能である。この場合の第2の設定画面の例については後述する。
第2受付部122は、第2表示制御部121により表示装置50に表示された第2の設定画面を介して、セカンダリデバイス40の台数と、当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別とを設定する設定指示を受け付ける。
第2生成部123は、第2受付部122により受け付けられた設定指示に基づいて、セカンダリデバイス40に対して設定される設定データを、当該セカンダリデバイス40の台数分生成する。
第2登録部124は、第2生成部123により生成された設定データを保持部105に登録する。
なお、上記の説明では、第2表示制御部121は、通信種別が複数存在する場合の例を説明したが、通信種別が1種類である場合は、第2表示制御部121は、第2の設定画面として、上記表示領域と、セカンダリデバイス40の台数が設定可能な第3の設定領域とを含む画面を表示すればよい。また、その場合、第2受付部122は、第2の設定画面を介して、セカンダリデバイス40の台数のみを設定する設定指示を受け付ければよい。
次に、図8に示す実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bの動作例について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、通信種別が複数存在する場合(BACnet通信、及びModbus通信)の例を説明する。
まず、第2表示制御部121は、管理者等の指示に応じて、第2の設定画面を表示装置50に表示させる(ステップST901)。
ここで、第2の設定画面の例を図10に示す。第2の設定画面は、セカンダリデバイス40の台数、及び当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別を設定する設定指示を行うための画面である。
図10の画面左側には、プライマリデバイス30に対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータを表示する表示領域1001が設けられている。図10の例では、プライマリデバイス30のUDコード、名称、及び種別が表示領域1001に表示されている。なお、プライマリデバイス30のこれらの情報は、保持部105に登録されている、各プライマリデバイス30に対する設定データに基づいて表示される。
図10の画面中央から右側には、第3の設定領域1002が設けられている。第3の設定領域1002では、セカンダリデバイス40の台数、及び当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別が設定される。
第3の設定領域1002における「セカンダリデバイス台数」は、各プライマリデバイス30に接続されているセカンダリデバイス40の台数を示している。なお、「合計」の欄は、各プライマリデバイス30に接続されているセカンダリデバイス40の台数の合計を表示しており、その内訳として、各プライマリデバイス30の2つの接続口のそれぞれに接続されているセカンダリデバイス40の台数が、「CH1」及び「CH2」の欄に表示されている。
例えば、「コントローラ001」という名称のプライマリデバイス30に対しては、合計で3台のセカンダリデバイス40が接続されており、その3台すべてが「CH1」に接続されており、「CH2」にはセカンダリデバイス40が1台も接続されていないことを示している。
また、「コントローラ002」という名称のプライマリデバイス30に対しては、合計で6台のセカンダリデバイス40が接続されており、そのうちの4台が「CH1」に接続されており、残りの2台が「CH2」に接続されていることを示している。
第3の設定領域1002における「下位通信」は、プライマリデバイス30とセカンダリデバイス40との間の通信種別を示している。通信種別は、プライマリデバイス30の2つの接続口毎に決定される。
例えば、「コントローラ002」という名称のプライマリデバイス30では、「CH1」の接続口ではBACnet通信が採用されており、「CH2」の接続口ではModbus通信が採用されている。また、「コントローラ004」という名称のプライマリデバイス30では、「CH1」及び「CH2」の接続口ともにBACnet通信が採用されている。
なお、この通信種別に応じて、各接続口に接続可能なセカンダリデバイス40が決定される。したがって、各接続口の通信種別は、セカンダリデバイス40の台数を設定するよりも前に、予め管理者等により設定される必要がある。
第3の設定領域1002における「セカンダリデバイス」は、新たに設定データを作成するセカンダリデバイス40を、プライマリデバイス30の2つの接続口のうちのどちらの接続口に接続するかを設定する欄である。管理者等は、接続したい側の接続口のチェックボックスをオンにする。
第3の設定領域1002における操作領域は、新たに設定データを作成するセカンダリデバイス40の、プライマリデバイス30との通信種別、タイプ、及び台数を設定する領域である。また、操作領域には、セカンダリデバイス40の台数等の設定指示を行うための実行アイコン10021が表示されている。
ステップST901において、第2の設定画面が表示装置50に表示された後、第2受付部122は、第2の設定画面を介して、セカンダリデバイス40の台数と、当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別とを設定する設定指示を受け付ける(ステップST902)。
設定指示は、例えば以下のように行われる。例えば、管理者等は、操作領域において、新たに設定データを作成するセカンダリデバイス40について、プライマリデバイス30との通信種別として「BACnet」を選択するとともに、セカンダリデバイス40のタイプを選択し、台数欄に「5」と入力する。また、管理者等は、第3の設定領域1002における「セカンダリデバイス」の欄にて、新たに作成されるセカンダリデバイス40が接続されるプライマリデバイス30の接続口を示すチェックボックスをオンにする。
その後、管理者等は、操作領域に表示されている実行アイコン10021を押下する。これにより、管理者等は、セカンダリデバイス40の台数と、当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別とを設定する設定指示を行う。そして、管理者等により行われた設定指示は、第2受付部122により受け付けられる。
次に、第2生成部123は、第2受付部122により受け付けられた設定指示に基づいて、セカンダリデバイス40に対して設定される設定データを、当該セカンダリデバイス40の台数分生成する(ステップST903)。
図10の例では、セカンダリデバイス40に対して設定される設定データが、チェックボックスがオンとなっている箇所に5台分生成される。その結果、UDコードが「100011」であるプライマリデバイス30の「CH1」の台数は、3から8に変更される。同様に、UDコードが「100019」であるプライマリデバイス30の「CH1」の台数も、3から8に変更される。
次に、第2登録部124は、第2生成部123により生成された設定データを保持部105に登録する(ステップST904)。
このように、セカンダリデバイス40は、どのプライマリデバイス30の配下に接続するか、あるいは、プライマリデバイス30のどちらの接続口に対し、どのような通信種別で接続するかといった点を考慮する必要がある。そこで、エンジニアリング装置10bでは、第1の設定画面とは別の画面である第2の設定画面を用意し、この第2の設定画面において、プライマリデバイス30に対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータを表示する表示領域1001と、セカンダリデバイス40の台数、及び当該セカンダリデバイス40のプライマリデバイス30との通信種別を設定する第3の設定領域1002とを表示させている。これにより、管理者等は、プライマリデバイス30に対して設定された設定データを参照しながら、その配下に接続するセカンダリデバイス40の台数及び通信種別を設定することができ、作業効率が向上する。
また、管理者等は、実施の形態1で説明した第1の設定画面と、この実施の形態2で説明した第2の編集画面との2つの画面を介することにより、ネットワークNWを構成するすべてのデバイスに対する設定データの作成を効率よく行うことができる。
なお、第2表示制御部121は、ステップST904でセカンダリデバイス40に対する設定データが登録された後、図11に示すような台数表示画面を表示装置50に表示させてもよい。
図11に示す台数表示画面は、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数と、第2登録部124により設定データが保持部105に登録されたセカンダリデバイス40の台数とが表示された画面である。図11の例では、設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20が3台、プライマリデバイス30が8台、セカンダリデバイス40が65台であることが表示されている。
また、台数表示画面では、図11に示すように、各デバイスの台数のより詳細な内訳を表示させてもよい。図11の例では、台数表示画面の中央上部に、各デバイスの種別毎の台数が表示されている。また、台数表示画面の中央下部には、同画面の中央上部で管理者等により選択された、種別が「WJ-1201」であるセカンダリデバイス40のタイプ毎の内訳が表示されている。
以上のように、実施の形態2によれば、エンジニアリング装置10bは、プライマリデバイス30(第2のデバイス)に対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータを表示する表示領域1001と、プライマリデバイス30が属する階層よりも下位の階層に属し、当該プライマリデバイス30に接続されるセカンダリデバイス40(第3のデバイス)の台数が設定可能な第3の設定領域1002と、を含む第2の設定画面を表示装置50に表示させる第2表示制御部121と、第2表示制御部121により表示装置50に表示された第2の設定画面を介して、セカンダリデバイス40の台数を設定する設定指示を受け付ける第2受付部122と、第2受付部122により受け付けられた設定指示に基づいて、セカンダリデバイス40に対して設定される設定データを、当該セカンダリデバイス40の台数分生成する第2生成部123と、第2生成部123により生成された設定データを保持部105に登録する第2登録部124と、を備えた。これにより、エンジニアリング装置10bは、実施の形態1の効果に加え、セカンダリデバイス40についても台数を指定した上で設定データを作成することができる。
また、従来のエンジニアリング装置では、セカンダリデバイス40に対して設定される設定データの作成に際しても、実施の形態1で説明した図7に示すような設定画面を表示装置50に表示させていた。
例えば、管理者等は、任意のセカンダリデバイス40に対する設定データを作成する場合、図7の画面中央の一覧画面から、設定データを作成するセカンダリデバイス40を選択し、設定データの作成画面を別画面で呼び出す。そして、管理者等は、呼び出した作成画面を介して設定データの作成を行う。管理者等は、この作業を、作成するセカンダリデバイス40の台数分だけ繰り返す。
特に、セカンダリデバイス40は台数も多く、設定データの作成に際しては、表示装置50に表示させる画面の入れ替えも頻繁に行わなければならず、管理者にとっては非常に手間であり、エンジニアリング作業の効率が低下する一因となっていた。
この点、実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bでは、管理者等は、プライマリデバイス30に対する設定データの確認と、セカンダリデバイス40に対する設定データの台数の設定指示とを、同一の画面(第2の設定画面)を介して行うことができる。したがって、管理者等は、従来のような頻繁な画面の入れ替え等の操作が不要となり、エンジニアリング作業の効率が従来よりも向上する。
また、第2表示制御部121は、第1登録部104により設定データが保持部105に登録された統合コントローラ20及びプライマリデバイス30の台数と、第2登録部124により設定データが105保持部に登録されたセカンダリデバイス40の台数とが表示された台数表示画面を表示装置50に表示させる。これにより、管理者等は、設定データが保持部105に登録された各デバイスの台数を容易に把握することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40に対して設定される設定データを台数指定により作成する例を説明した。実施の形態3では、既に保持部105に登録された設定データをコピーする例について説明する。
図12は、実施の形態3に係るエンジニアリング装置10cの構成例を示す図である。実施の形態3に係るエンジニアリング装置10cは、実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bに対し、第3表示制御部131、第3受付部132、第3生成部133、及び第3登録部134が追加されている。エンジニアリング装置10cのその他の構成については、実施の形態2に係るエンジニアリング装置10bと同様であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
第3表示制御部131は、第3の設定画面を表示装置50に表示させる。第3の設定画面は、第1登録部104により保持部105に登録された、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に対する設定データのうちの少なくとも一部のデータと、第2登録部124により保持部105に登録された、セカンダリデバイス40に対する設定データのうちの少なくとも一部のデータとを表示する表示領域と、当該表示領域に少なくとも一部のデータが表示された各設定データをコピーする際のコピー数を設定可能なコピー設定領域と、を含む画面である。この場合の第3の設定画面の構成例については後述する。
第3受付部132は、第3表示制御部131により表示装置50に表示された第3の設定画面を介して、表示領域に表示された各設定データをコピーする際のコピー数を設定する設定指示を受け付ける。
第3生成部133は、第3受付部132により受け付けられた設定指示に基づいて、表示領域に表示された各設定データを、当該各設定データのコピー数分コピーする。
第3登録部134は、第3生成部133によりコピーされた設定データを保持部105に登録する。
次に、図12に示す実施の形態3に係るエンジニアリング装置10cの動作例について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、第3表示制御部131は、第3の設定画面を表示装置50に表示させる(ステップST1301)。
ここで、第3の設定画面の例を図14に示す。第3の設定画面は、保持部105に登録されている、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40に対する設定データをコピーする際のコピー数を設定する設定指示を行うための画面である。
図14の画面左側には、統合コントローラ20、プライマリデバイス30、及びセカンダリデバイス40に対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータを表示する表示領域1401が設けられている。図14の例では、各デバイスに対して設定された設定データのうちの少なくとも一部のデータとして、各デバイスの種別、UDコード、LDコード、名称等が表示領域1401に表示されている。なお、表示領域1401に表示されるこれらの情報は、保持部105に登録されている、各デバイスに対する設定データに基づいて表示される。
なお、表示領域1401では、二重化されているデバイスについては、一方(例えば現用系)のデバイスの設定データのみを表示している。表示領域1401では、二重化されているデバイスについては、「二重化」の欄のチェックボックスがオンになっている。
図14の画面右側には、コピー設定領域1402が設けられている。コピー設定領域1402では、設定データのコピー数等が設定される。
コピー設定領域1402における「親デバイス」及び「接続CH」の欄は、特にセカンダリデバイス40に対してのみ入力が可能となっている。管理者等は、セカンダリデバイス40に対する設定データをコピーする際、複数のプライマリデバイス30のうちのどのプライマリデバイス30の配下にコピーを作成するかを「親デバイス」の欄に入力する。また、管理者等は、そのコピーを作成する際、親デバイスとなるプライマリデバイス30の2つの接続口(CH1又はCH2)のうち、どちらの接続口に対してコピーを作成するかを「接続CH」の欄に入力する。
また、コピー設定領域1402における「台数」の欄は、表示領域1401に表示されたデバイスに対する設定データをコピーする際のコピー数が入力される。管理者等は、設定データのコピーを行いたいデバイスの「台数」の欄に、設定データのコピー数を入力する。
また、コピー設定領域1402における「配下デバイス」の欄は、特にプライマリデバイス30に対してのみ入力が可能となっている。管理者等は、プライマリデバイス30に対する設定データをコピーする際、そのプライマリデバイス30の配下に接続されているセカンダリデバイス40に対する設定データも併せてコピーしたい場合に、チェックボックスをオンにする。
また、コピー設定領域1402における操作領域は、設定データのコピー数等の設定指示を行うための実行アイコン14021が表示されている
次に、第3受付部132は、第3表示制御部131により表示装置50に表示された第3の設定画面を介して、表示領域に表示された各設定データをコピーする際のコピー数を設定する設定指示を受け付ける(ステップST1302)。
設定指示は、例えば以下のように行われる。例えば、管理者等は、コピー設定領域1402において、設定データをコピーするデバイスについて、「台数」の欄にコピー数を入力する。なお、図14の例では、UDコードが「100013」であるプライマリデバイス30は二重化されているため、「台数」に1と入力した場合でも、実際には2台分のコピーが行われる。
また、管理者等は、プライマリデバイス30に対する設定データをコピーする際、そのプライマリデバイス30の配下に接続されているセカンダリデバイス40に対する設定データも併せてコピーするか否かを、チェックボックスのオンオフにより設定する。また、管理者等は、セカンダリデバイス40に対する設定データをコピーする際、接続先となるプライマリデバイス30及びその接続口を設定する。
その後、管理者等は、操作領域に表示されている実行アイコン14021を押下する。これにより、管理者等は、各デバイスに設定されている設定データのコピー数等を設定する設定指示を行う。そして、管理者等により行われた設定指示は、第3受付部132により受け付けられる
次に、第3生成部133は、第3受付部132により受け付けられた設定指示に基づいて、表示領域に表示された各設定データを、当該各設定データのコピー数分コピーする(ステップST1303)。なお、コピー数を「0」と設定された設定データについては、第3生成部133は、当該設定データのコピーを行わない。
次に、第3登録部134は、第3生成部133によりコピーされた設定データを保持部105に登録する(ステップST1304)。
以上のように、実施の形態3によれば、エンジニアリング装置10cは、第1登録部104により保持部105に登録された、統合コントローラ20及びプライマリデバイス30に対する設定データのうちの少なくとも一部のデータと、第2登録部124により保持部105に登録された、セカンダリデバイス40に対する設定データのうちの少なくとも一部のデータとを表示する表示領域1401と、当該表示領域に少なくとも一部のデータが表示された各設定データをコピーする際のコピー数を設定可能なコピー設定領域1402と、を含む第3の設定画面を表示装置50に表示させる第3表示制御部131と、第3表示制御部131により表示装置50に表示された第3の設定画面を介して、表示領域に表示された各設定データをコピーする際のコピー数を設定する設定指示を受け付ける第3受付部132と、第3受付部132により受け付けられた設定指示に基づいて、表示領域に表示された各設定データを、当該各設定データのコピー数分コピーする第3生成部133と、第3生成部133によりコピーされた設定データを保持部105に登録する第3登録部134と、を備えた。これにより、エンジニアリング装置10cは、実施の形態1及び実施の形態2の効果に加え、各デバイスに設定されている設定データのコピーを、コピー数を設定した上で容易に行うことができる。
また、コピー設定領域1402には、プライマリデバイス30に対する設定データをコピーする際、当該プライマリデバイス30に接続されているセカンダリデバイス40に対する設定データを併せてコピーするか否かを設定する領域が含まれており、第3受付部132は、第3表示制御部131により表示装置50に表示された第3の設定画面を介して、プライマリデバイス30に対する設定データをコピーする際、当該プライマリデバイス30に接続されているセカンダリデバイス40に対する設定データを併せてコピーするか否かを設定する設定指示を受け付ける。これにより、管理者等は、プライマリデバイス30に対する設定データのコピーを行う際、必要に応じて、そのプライマリデバイス30に接続されているセカンダリデバイス40に対する設定データを併せてコピーすることができ、作業効率が向上する。
また、コピー設定領域1402には、プライマリデバイス30が複数存在する場合において、セカンダリデバイス40に対する設定データをコピーする際、複数のプライマリデバイス30のうちどのデバイスの配下にコピーを作成するかを設定する領域が含まれており、第3受付部132は、第3表示制御部131により表示装置50に表示された第3の設定画面を介して、セカンダリデバイス40に対する設定データをコピーする際、複数のプライマリデバイス30のうちどのデバイスの配下にコピーを作成するかを設定する設定指示を受け付ける。これにより、管理者等は、セカンダリデバイス40に対する設定データのコピー先を容易に設定することができ、作業効率が向上する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組合わせ、或いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。