JP7675634B2 - 放熱構造体およびそれを備えるバッテリー - Google Patents
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Description
(2)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記第1絶縁フィルムは、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、前記放熱部材の外形に沿って撓んだ凹凸形状をなして前記複数の放熱部材に面接触し、前記保持部材は、前記複数の放熱部材における前記熱源と反対側に面接触し、かつ少なくとも前記第1絶縁フィルムの凹部と接合しても良い。
(3)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、少なくとも一方の面に粘着層を有する粘着テープであって、前記粘着層が前記複数の放熱部材および前記第1絶縁フィルムの前記凹部と接合しても良い。
(4)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、その両面に前記粘着層を有する粘着テープであって、前記放熱部材の長手方向の両端部にそれぞれ配置される両面粘着テープと、その一方の面に前記粘着層を有する粘着テープであって、前記放熱部材の長手方向の中央部に少なくとも1つ配置される片面粘着テープと、を備えても良い。
(5)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、前記複数の放熱部材における前記熱源と反対側に面接触する第2絶縁フィルムであって、少なくとも前記第1絶縁フィルムの凹部と前記第2絶縁フィルムとが熱溶着しても良い。
(6)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、その両面に粘着層を有する両面粘着テープであって、一方の面の前記粘着層が前記第1絶縁フィルムと接合し、他方の面の前記粘着層が前記放熱部材に面接触しても良い。
(7)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、前記放熱部材の長手方向に沿って隙間を空けて配置される2枚以上のシートであっても良い。
(8)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、糸であって、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に連結し、かつ前記複数の放熱部材を前記第1絶縁フィルムに固定しても良い。
(9)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、前記第1絶縁フィルムを兼ねており、前記複数の放熱部材を包む袋であっても良い。
(10)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記保持部材は、前記袋と、前記袋の内部において前記複数の放熱部材を固定する糸と、を含んでも良い。
(11)別の実施形態に係る放熱構造体では、好ましくは、前記放熱部材は、前記長手方向に沿う中空部を備える筒状部材であっても良い。
(12)一実施形態に係るバッテリーは、冷却部材を流す構造を持つ筐体内に、1または2以上の熱源としてのバッテリーセルを備えたバッテリーであって、前記バッテリーセルと前記筐体との間に、上述のいずれかの放熱構造体を備える。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る放熱構造体の平面図を示す。図2は、図1におけるA-A線断面図およびその一部Cの拡大図をそれぞれ示す。図3は、図1におけるB-B線断面図およびその一部Dの拡大図をそれぞれ示す。なお、この実施形態において、熱源は、図2および図3の紙面上方に配置されるものとする。以後の実施形態においても同様である。また、図1は、放熱構造体1は、14本の放熱部材20を備えているが、放熱部材20の数は特に限定されない。以後の実施形態においても同様である。
第1実施形態に係る放熱構造体1は、熱源からの放熱を高める複数の放熱部材20と、複数の放熱部材20をその長手方向と直交する方向(図1の左右方向)に沿って並べた状態で、少なくとも熱源と放熱部材20との間に配置される第1絶縁フィルム10と、第1絶縁フィルム10と別体であって複数の放熱部材20を保持する保持部材12と、を備える部材である。放熱部材20は、中空若しくは中実の形状を有する複数のクッション部材22と、熱源からの熱を伝えるためのシートであって、クッション部材22の外側面を覆う熱伝導シート21と、を備える。「第1絶縁フィルム」および後述の「第2絶縁フィルム」は、好ましくは、1.0×107Ω・m以上の電気抵抗率を有するフィルムである。
熱伝導シート21は、その構成材料を問わないが、好ましくは炭素を含むシートであり、さらに好ましくは90質量%以上を炭素から構成されるシートである。例えば、熱伝導シート21に、樹脂を焼成して成るグラファイト製のフィルムを用いることもできる。ただし、熱伝導シート21は、炭素と樹脂とを含むシートであっても良い。その場合、樹脂は、合成繊維でも良く、その場合には、樹脂として好適にはアラミド繊維を用いることができる。本願でいう「炭素」は、グラファイト、グラファイトより結晶性の低いカーボンブラック、ダイヤモンド、ダイヤモンドに近い構造を持つダイヤモンドライクカーボン等の炭素(元素記号:C)から成る如何なる構造のものも含むように広義に解釈される。熱伝導シート21は、この実施形態では、樹脂に、グラファイト繊維やカーボン粒子を配合分散した材料を硬化させた薄いシートとすることができる。熱伝導シート21は、メッシュ状に編んだカーボンファイバーであっても良く、さらには混紡してあっても混編みしてあっても良い。なお、グラファイト繊維、カーボン粒子あるいはカーボンファイバーといった各種フィラーも、すべて、炭素フィラーの概念に含まれる。
クッション部材22の重要な機能は変形容易性と、回復力である。回復力は、弾性変形性による。変形容易性は、熱源の形状に追従するために必要な特性であり、特にリチウムイオンバッテリーなどの半固形物、液体的性状も持つ内容物などを変形しやすいパッケージに収めてあるようなバッテリーセルの場合には、設計寸法的にも不定形または寸法精度があげられない場合が多い。このため、クッション部材22の変形容易性や追従力を保持するための回復力の保持は重要である。
第1絶縁フィルム10は、この実施形態では、放熱部材20の長手方向(図1の上下方向)に沿う1枚のシートである。この実施形態において、第1絶縁フィルム10は、複数の放熱部材20をその長手方向と直交する方向(図2および図3の左右方向)に沿って並べた状態で、放熱部材20の外形に沿って撓んだ凹凸形状をなして複数の放熱部材20に面接触する(図2の一部Cの拡大図および図3の一部Dの拡大図を参照)。また、第1絶縁フィルム10は、好ましくは、当該凹凸形状を構成する凹部11が保持部材12と接合するよう配置される(図2の一部Cの拡大図および図3の一部Dの拡大図を参照)。
保持部材12は、この実施形態では、第1絶縁フィルム10とは別体にて、複数の放熱部材20における熱源と反対側(図2および図3の下側)に面接触し、かつ少なくとも第1絶縁フィルム10の凹部11と接合する部材である(図2の一部Cの拡大図および図3の一部Dの拡大図を参照)。この実施形態において、保持部材12は、基材17を挟んでその両面に粘着層15を有する粘着テープであって、放熱部材20の長手方向(図1の上下方向)の両端部にそれぞれ配置される両面粘着テープ13,13と、その一方の面に粘着層15を有する粘着テープであって、放熱部材20の長手方向の中央部に少なくとも1つ配置される片面粘着テープ14と、を備える(図1を参照)。両面粘着テープ13および片面粘着テープ14(以後、単に「粘着テープ13,14」とも称する。)は、好ましくは、粘着層15が複数の放熱部材20および第1絶縁フィルム10の凹部11と面接触して固定する(図2の一部Cの拡大図および図3の一部Dの拡大図を参照)。両面粘着テープ13は、好ましくは、一方の面の粘着層15を、放熱部材20および第1絶縁フィルム10の凹部11にそれぞれ面接触させて固定し、他方の面の粘着層15を、冷却部材を備える冷却部位と接合させる。なお、粘着テープ13,14は、少なくとも粘着層15を放熱部材20および第1絶縁フィルム10の凹部11にそれぞれ面接触させて固定可能であれば、互いに異なる材料で構成されていても良いし、互いに異なる形態であっても良い。両面粘着テープ13,13もまた、互いに異なる材料で構成されていても良いし、互いに異なる形態であっても良い。また、両面粘着テープ13,13は、一方の面にのみ粘着層を有する片面粘着テープであっても良い。この場合、粘着テープ13,13は、粘着層15の面を放熱部材20および第1絶縁フィルム10の凹部11に面接触させ、基材17の面を冷却部位に接着剤等を介して接合させても良いし、接着剤等を介さずに接合させても良い。片面粘着テープ14は、放熱部材20の長手方向のうち両端部を除く領域に2以上備えられていても良い。また、片面粘着テープ14は、その両面に粘着層15を有する両面粘着テープであっても良い。
次に、第2実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第4実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第5実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
次に、第1実施形態に係る放熱構造体1の好適な製造方法の一例を説明する。
図13は、図1の放熱構造体を構成する放熱部材の変形例1の製造方法の一部を説明するための図を示す。
図14は、図1の放熱構造体を構成する放熱部材の変形例2の側面図、平面図および当該平面図の拡大図を示す。
図15は、図1の放熱構造体を構成する放熱部材の変形例3の側面図、平面図および当該平面図の拡大図を示す。
図16は、図1の放熱構造体を構成する放熱部材の変形例4の側面図、平面図および当該平面図の拡大図を示す。
次に、本実施形態に係るバッテリーについて説明する。
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
Claims (11)
- 熱源からの放熱を高める複数の放熱部材と、
前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、少なくとも前記熱源と前記放熱部材との間に配置される第1絶縁フィルムと、
前記複数の放熱部材を保持する保持部材と、
を備える放熱構造体であって、
前記放熱部材は、
中空若しくは中実の形状を有する複数のクッション部材と、
前記熱源からの熱を伝えるためのシートであって、前記クッション部材の外側面を覆う熱伝導シートと、
を備え、
前記第1絶縁フィルムは、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、前記放熱部材の外形に沿って撓んだ凹凸形状をなして前記複数の放熱部材に面接触し、
前記保持部材は、前記複数の放熱部材における前記熱源と反対側に面接触し、かつ少なくとも前記第1絶縁フィルムの凹部と接合することを特徴とする放熱構造体。 - 前記保持部材は、少なくとも一方の面に粘着層を有する粘着テープであって、前記粘着層が前記複数の放熱部材および前記第1絶縁フィルムの前記凹部と接合することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
- 前記保持部材は、
その両面に前記粘着層を有する粘着テープであって、前記放熱部材の長手方向の両端部にそれぞれ配置される両面粘着テープと、
その一方の面に前記粘着層を有する粘着テープであって、前記放熱部材の長手方向の中央部に少なくとも1つ配置される片面粘着テープと、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の放熱構造体。 - 前記保持部材は、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、前記複数の放熱部材における前記熱源と反対側に面接触する第2絶縁フィルムであって、少なくとも前記第1絶縁フィルムの凹部と前記第2絶縁フィルムとが熱溶着することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
- 熱源からの放熱を高める複数の放熱部材と、
前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に沿って並べた状態で、少なくとも前記熱源と前記放熱部材との間に配置される第1絶縁フィルムと、
前記複数の放熱部材を保持する保持部材と、
を備える放熱構造体であって、
前記放熱部材は、
中空若しくは中実の形状を有する複数のクッション部材と、
前記熱源からの熱を伝えるためのシートであって、前記クッション部材の外側面を覆う熱伝導シートと、
を備え、
前記保持部材は、その両面に粘着層を有する両面粘着テープであって、一方の面の前記粘着層が前記第1絶縁フィルムと接合し、他方の面の前記粘着層が前記放熱部材に面接触することを特徴とする放熱構造体。 - 前記保持部材は、前記放熱部材の長手方向に沿って隙間を空けて配置される2枚以上のシートであることを特徴とする請求項5に記載の放熱構造体。
- 前記保持部材は、糸であって、前記複数の放熱部材をその長手方向と直交する方向に連結し、かつ前記複数の放熱部材を前記第1絶縁フィルムに固定することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
- 前記保持部材は、前記第1絶縁フィルムを兼ねており、前記複数の放熱部材を包む袋であることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
- 前記保持部材は、前記袋と、前記袋の内部において前記複数の放熱部材を固定する糸と、を含むことを特徴とする請求項8に記載の放熱構造体。
- 前記放熱部材は、前記長手方向に沿う中空部を備える筒状部材であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の放熱構造体。
- 冷却部材を流す構造を持つ筐体内に、1または2以上の熱源としてのバッテリーセルを備えたバッテリーであって、前記バッテリーセルと前記筐体との間に、請求項1から10のいずれか1項に記載の放熱構造体を備えるバッテリー。
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