本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
利用者のアクセス態様に応じて、同一の取引対象に関するコンテンツであって、内容が異なるコンテンツのうち、提供対象のコンテンツを選択する選択部と、前記選択部により選択されたコンテンツを前記利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする情報処理装置。
このような情報処理装置によれば、利用者のアクセス態様に応じて、同一の取引対象に関するコンテンツであって、内容が異なるコンテンツのうち、提供対象のコンテンツを選択し、選択したコンテンツを利用者に提供するため、利用者がどのような態様でアクセスしてきたかに応じて、この態様に適した内容のコンテンツを提供することができる。このようなことから、情報処理装置によれば、ユーザビリティの高いチャットボットを実現することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記同一の取引対象に関するコンテンツとして、前記アクセス態様の違いに拘わらず前記利用者から受け付けた質問が同一であれば、当該質問に対応する取引対象が回答として表示されるコンテンツであって、前記アクセス態様ごとに内容が異なるコンテンツのうち、前記提供対象のコンテンツを選択する。
このような情報処理装置によれば、利用者から受け付けた質問が同一であれば、アクセス態様の違いに拘わらず当該質問に対応する取引対象が回答として表示されるコンテンツであって、アクセス態様ごとに内容が異なるコンテンツのうち、提供対象のコンテンツを選択するため、アクセス対応に応じた最適な内容のコンテンツを、質問に対する回答として提供することができる。
また、情報処理装置は、前記アクセス態様として、前記利用者が使用する端末装置が前記情報処理装置に対してアクセスしてきた際のアクセス態様に応じて、前記提供対象のコンテンツを選択する。
このような情報処理装置によれば、利用者が使用する端末装置が情報処理装置に対してアクセスしてきた際のアクセス態様に応じて、提供対象のコンテンツを選択するため、端末装置の利用用途に合わせた適切な内容のコンテンツを提供することができる。
また、情報処理装置は、前記アクセス態様として、前記端末装置が前記情報処理装置に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情報に応じて、前記提供対象のコンテンツを選択する。
このような情報処理装置によれば、端末装置が情報処理装置に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情報に応じて、提供対象のコンテンツを選択するため、利用者が使用する端末装置がどのような端末装置であるかその種別を精度よく判定でき、この結果、判定した端末装置の利用用途に合わせた適切な内容のコンテンツを提供することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記アクセス態様として、前記情報処理装置にアクセスしてきた前記端末装置の種別、前記情報処理装置にアクセスしてきた前記端末装置に導入されているオペレーションシステムの種別、前記情報処理装置にアクセスしてきた前記端末装置に導入されているブラウザの種別、前記情報処理装置にアクセスしてきた前記端末装置に紐付く履歴情報、または、前記情報処理装置にアクセスしてきた前記端末装置のアクセス時の位置情報に応じて、前記提供対象のコンテンツを選択する。
このような情報処理装置によれば、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置の種別、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置に導入されているオペレーションシステムの種別、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置に導入されているブラウザの種別、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置に紐付く履歴情報、または、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置のアクセス時の位置情報に応じて、提供対象のコンテンツを選択するため、利用者が使用する端末装置がどのような端末装置であるかその種別を精度よく判定、この結果、判定した端末装置の利用用途に合わせた適切な内容のコンテンツを提供することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記アクセス態様に基づき、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が、実店舗への訪問客となり得る利用者個人によって使用される利用者端末、訪問客に対して店頭にて使用させるために実店舗に設置される店頭端末、または、当該実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末のいずれであるか判定し、アクセス元の端末装置ごとに内容が異なるコンテンツのうち、判定結果に応じたコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する。
このような情報処理装置によれば、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が、実店舗への訪問客となり得る利用者個人によって使用される利用者端末、訪問客に対して店頭にて使用させるために実店舗に設置される店頭端末、または、当該実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末のいずれであるか判定し、アクセス元の端末装置ごとに内容が異なるコンテンツのうち、判定結果に応じたコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択するため、利用者によって使用されるが利用者端末、店頭端末、店員端末のいずれであるかに応じた適切な内容のコンテンツを提供することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が前記利用者端末であると判定した場合には、実店舗への訪問客となり得る利用者について推定されるコンテキストに応じた内容のコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する一方で、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が前記店頭端末であると判定した場合には、実店舗に訪問することで訪問客となった利用者について推定されるコンテキストに応じた内容のコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する。
このような情報処理装置によれば、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が利用者端末であると判定した場合には、実店舗への訪問客となり得る利用者について推定されるコンテキストに応じた内容のコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択する一方で、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が店頭端末であると判定した場合には、実店舗に訪問することで訪問客となった利用者について推定されるコンテキストに応じた内容のコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択するため、個人的なデバイス環境下でコンテンツを閲覧できる状況にあるのか、公共のデバイス環境下でコンテンツを閲覧しているのかといった各状況に応じた適切な内容のコンテンツを提供することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が前記利用者端末であると判定した場合には、顧客向けの所定の情報が表示されるコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する一方で、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が前記店頭端末であると判定した場合には、前記顧客向けの所定の情報が表示されないコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する。
このような情報処理装置によれば、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が利用者端末であると判定した場合には、顧客向けの所定の情報が表示されるコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択する一方で、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が店頭端末であると判定した場合には、顧客向けの所定の情報が表示されないコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択するため、プライベートンば環境下では個人情報を提供し、公の環境下では個人情報を提供しないようにすることができるため、チャットボットの利便性を高めることができる。
また、情報処理装置は、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が前記利用者端末であると判定した場合には、前記利用者から受け付けた質問に対する回答として表示された取引対象のうち、任意の取引対象を覚書リストに追加させるメモ機能を有するコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する。
このような情報処理装置によれば、自装置にアクセスしてきた端末装置が利用者端末であると判定した場合には、利用者から受け付けた質問に対する回答として表示された取引対象のうち、任意の取引対象を覚書リストに追加させるメモ機能を有するコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択するため、利用者はチャットボットとの対話の中で、購入したいと思える商品が見つかった場合に、その商品を忘れずにメモしておくことができるようになる。この結果、情報処理装置は、チャットボットのユーザビリティをより高めることができるようになる。
また、情報処理装置は、前記利用者のうち、前記メモ機能を用いて任意の取引対象を覚書リストに追加している利用者が、実店舗に訪問したことが検知された場合には、覚書リストに追加されている取引対象に関する情報を出力するよう前記利用者端末を制御する出力制御部をさらに有する。
このような情報処理装置によれば、メモ機能を用いて任意の取引対象を覚書リストに追加している利用者が、実店舗に訪問したことが検知された場合には、覚書リストに追加されている取引対象に関する情報を出力するよう利用者端末を制御するため、利用者による買い忘れを効果的に防止することができる。
また、情報処理装置は、前記メモ機能により覚書リストに追加されている取引対象が所定の物品と組み合わせて使用される製品である場合であって、当該所定の物品が覚書リストに追加されていない場合には、当該所定の物品を提案する提案情報をさらに出力させる。
このような情報処理装置によれば、利用者は現在購入しようとしている商品を正しく使用するには他にどのような商品を購入しなければならないかを知ることができるようになる。
また、情報処理装置は、前記メモ機能を用いて任意の取引対象を覚書リストに追加している利用者が、前記実店舗に訪問した場合には、前記実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末に対して、当該取引対象を購入目的とする訪問客の存在を通知する。
このような情報処理装置によれば、メモ機能を用いて任意の取引対象を覚書リストに追加している利用者が、実店舗に訪問した場合には、実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末に対して、当該取引対象を購入目的とする訪問客の存在を通知するため、店員は客の目的を把握したうえで客に声をかけることができるため、接客の機会を効果的に増やすことができるようになる。
また、情報処理装置は、前記アクセス態様に基づき、前記情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が、前記実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末であると判定した場合には、前記利用者から受け付けた質問に対する回答として表示された取引対象を識別する識別情報が表示されるコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択する。
このような情報処理装置によれば、情報処理装置にアクセスしてきた端末装置が、実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末であると判定した場合には、利用者から受け付けた質問に対する回答として表示された取引対象を識別する識別情報が表示されるコンテンツを前記提供対象のコンテンツとして選択するため、店員は顧客からの質問に対する適切な回答を得ることができるようになる。このようなことから、情報処理装置100は、店員の営業活動を効果的に支援することができるようになる。
また、識別情報とは、前記実店舗における前記取引対象の在庫状況または仕入状況に対して一意に紐付けられる情報である。
このような情報処理装置によれば、店員は客の要望を直に聞きながら一緒になって商品を探し、探し当てた商品を客が円滑に購入できるよう接客することができるようになる。
また、情報処理装置は、前記利用者から受け付けられた取引対象に関する質問と、当該質問に対する回答とが対話形式で表示される対話コンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、利用者から受け付けられた取引対象に関する質問と、当該質問に対する回答とが対話形式で表示される対話コンテンツを提供するため、商品検索におけるチャットボットの利便性を向上させることができる。
また、情報処理装置は、質問の候補が選択可能な状態で表示される前記対話コンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、質問の候補が選択可能な状態で表示される対話コンテンツを提供するため、利用者が最適な質問を入力できるよう誘導することができる。
また、情報処理装置は、前記質問の候補として、前記取引対象の利用状況が示された動画像と、所定の選択肢とを組み合わせて構成された質問の候補が表示される前記対話コンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、取引対象の利用状況が示された動画像と、所定の選択肢とを組み合わせて構成された質問の候補が表示される対話コンテンツを提供するため、利用者は、質問の候補で挙げられた商品の見た目や利用状況を具体的にイメージすることができるようになるため、チャットボットとの対話の中で自分に合った商品を見つけることができるようになる。
また、動画像とは、前記取引対象の利用状況が示された動画像は、質問の内容を示すテキストが重畳表示された動画像、または、質問の内容が動きとして表現された動画像である。
このような情報処理装置によれば、利用者は、質問の候補で挙げられた商品の見た目や利用状況を具体的にイメージすることができるようになるため、チャットボットとの対話の中で自分に合った商品を見つけることができるようになる。
また、情報処理装置は、前記対話コンテンツを構成するページ全体と、当該ページ含まれる領域であって、前記利用者から受け付けられた質問に対応する取引対象が回答として表示される領域とがそれぞれ異なる方向にスクロール可能に制御された前記対話コンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、対話コンテンツを構成するページ全体と、当該ページ含まれる領域であって、利用者から受け付けられた質問に対応する取引対象が回答として表示される領域とがそれぞれ異なる方向にスクロール可能に制御された対話コンテンツを提供するため、複数の商品が回答として提供された場合に利用者は各商品の比較を容易に行えることができるようになる。
また、情報処理装置は、前記ページ全体は画面の長尺方向にスクロール可能に制御され、前記領域は画面の短尺方向向にスクロール可能に制御された前記対話コンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、ページ全体は画面の長尺方向にスクロール可能に制御され、領域は画面の短尺方向向にスクロール可能に制御された対話コンテンツを提供するため、複数の商品が回答として提供された場合に利用者は各商品の比較を容易に行えることができるようになる。
[実施形態]
以下に、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.実施形態に係る情報処理の概要〕
まず、実施形態に係る情報処理の概要について説明する。実施形態に係る情報処理は、図1に示す情報処理装置100によって行われる。
図1の例によれば、実施形態に係る情報処理システム1は、利用者端末10と、店頭端末30と、情報処理装置100とを含む。利用者端末10、店頭端末30、情報処理装置100は、ネットワークN(図4)を介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の利用者端末10や、複数台の店頭端末30や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
また、図1では不図示であるが、実施形態に係る情報処理システム1には、店員端末50がさらに含まれてよい。例えば、情報処理システム1には、複数の店員端末50が含まれてよい。
利用者端末10は、消費者としての立場の利用者(エンドユーザ)によって利用される情報処理端末である。利用者端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、利用者端末10は、端末装置の一例である。
利用者端末10は、例えば、利用者の操作に応じて、所定のURL(Uniform Resource Locator)等の宛先情報を読み取ると、係る宛先情報に対応する宛先を経由し、最終的に情報処理装置100にアクセスする。また、利用者端末10は、係るアクセスに応じて情報処理装置100から提供された画面を表示する。
店頭端末30は、所定の店舗の店頭に設置されることで、所定の店舗に訪れた利用者(エンドユーザ)によって利用される情報処理端末である。また、店頭端末30は、所定の店舗に訪れた利用者への接客のために、所定の店舗の店員によって利用される場合もある。店頭端末30も、利用者端末10と同様に、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等である。なお、本実施形態では、店頭端末30は、各地でチェーン展開されるストアSH1に設置されるものとする。また、店頭端末30も、端末装置の一例である。
店員端末50は、実店舗であるストアSH1において、店員の立場にある利用者によって利用される情報処理端末である。店員端末50は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等である。同様に、店員端末50も、端末装置の一例である。
店員端末50は、例えば、ストアSH1に訪れた訪問客への営業活動(例えば、セールストーク)に用いられる。例えば、店員は、店頭端末30を使いこなせないような客に対して、店員端末50を用いてデモンストレーションしたり、訪問客から声をかけられた際のコミュニケーション支援ツールとして店員端末50を用いたりする。
また、店員は、必ずしもストアSH1での取扱商品のスペシャリストではないため、客からの問い(例えば、取扱商品に関する使用感や適切なサイズ等の質問)に適切に対応することが困難な場合もある。このようなときに店員は、店員端末50を用いることで、顧客からの質問に対する適切な回答を得ることができるようになる。
情報処理装置100は、利用者からのアクセスに応じて、利用者に対して所定の画面を提供する。また、情報処理装置100は、この所定の画面内において、対話形式で利用者から商品に関する質問を受け付け、受け付けた質問に対する回答を対話形式で出力する。このようなことから、情報処理装置100は、所謂、チャットボットと解することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。本実施形態では、情報処理装置100は、サーバ装置であるものとする。
また、情報処理装置100は、自装置(すなわち、所定の画面)への利用者のアクセス態様に応じて、同一の商品(取引対象の一例)に関する商品コンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する。そして、情報処理装置100は、選択した商品コンテンツを利用者の質問に対する回答として、所定の画面内で利用者に提供する。なお、以下の実施形態では、係る所定の画面を「Q&A画面SC」と表記する。
すなわち、情報処理装置100は、商品に関する質問を受け付け、受け付けた質問と、この質問に対する回答とが対話形式で表示されるような対話コンテンツ(Q&A画面SC)を提供する。また、情報処理装置100は、質問に対する回答となり得る商品コンテンツであって、アクセス態様ごとに内容が異なるコンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する。例えば、情報処理装置100は、利用者が使用する端末装置(利用者端末10、店頭端末30、店員端末50のいずれか)が自装置に対してアクセスしてきた際のアクセス態様に応じて、提供対象のコンテンツを選択する。そして、情報処理装置100は、選択した提供対象の商品コンテンツを質問に対する回答として、対話コンテンツ内で提供する。
また、本実施形態では、利用者端末10および店頭端末30は、ウェブブラウザを介してQ&A画面SCを表示するものとする。これにより、利用者は、専用のアプリケーションを必要とせず、情報処理装置100(チャットボット)と対話したり、対話の中で各種コンテンツの提供を受けられるようになる。一方で、Q&A画面SCは、利用者端末10および店頭端末30に専用のアプリケーションがインストールされることで表示可能になるような画面であってもよい。
また、本実施形態では、店員端末50は、ウェブブラウザを介してQ&A画面SCを表示するものとする。これにより店員の立場にある利用者は、情報処理装置100(チャットボット)と対話形式で訪問客の質問を入力し回答を得ることができるようになるため、訪問客との間で円滑にコミュニケーションを図れるようになる。もちろん、Q&A画面SCは、店員端末50に専用のアプリケーションがインストールされることで表示可能になるような画面であってもよい。
また、Q&A画面SCでは、所定の分野での商品に関する質問が対話形式で受け付けられることにより、所定の分野での商品に関する質問に対する回答が出力される。以下の実施形態では、所定の分野での商品とは「ペット用品」であるものとするが、Q&A画面SCは、様々な分野の商品に対応することが可能である。例えば、所定の分野での商品は、ペット用品に限らず、ヘルスケア用品、フェミニン用品、ベビー用品であってもよい。
また、Q&A画面SCでは、所定の分野での商品に関する質問の候補を選択形式かつ対話形式で提供し、そのいずれかを利用者に選択さることで、利用者から質問を受け付ける構成となっている。一方で、Q&A画面SCでは、選択形式ではなく直接入力により質問を受け付ける構成が採用されてもよい。
〔2.アクセス態様について〕
本実施形態では、アクセス態様とは、どのような宛先情報(例えば、URL)を経由して情報処理装置100にアクセスしてきたかを示す情報(アクセス態様を示す情報)であるものとする。すなわち、本実施形態では、アクセス態様を示す情報とは、URLそのものであるものとする。また、係る例では、アクセス態様を示す情報とは、端末装置が情報処理装置100に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情報と言い換えることができる。
ここで、アクセス態様を示す情報であるURL(実施形態に係るURL)には、以下に示す複数種類が存在するものとする。実施形態に係るURLには、「URL1」、「URL2」および「URL3」が存在する。URL1、URL2、URL3は、いずれも異なる宛先情報である。
URL1は、例えば、上記ストアSH1の会員となっている利用者の利用者端末10に配信される専用の宛先情報であり、お客様用URL等と言い換えることができる。一方、URL2は、ストアSH1において所定の商品が陳列される陳列棚に付された店頭ポップ、あるいは、ストアSH1に設置された垂れ幕等にQRコード(登録商標)形式で掲載される宛先情報である。URL3は、Q&A画面SCの宛先を示す宛先情報である。すなわち、URL3は、情報処理装置100の所在地を示す所在地情報である。
一方で、アクセス態様を示す情報は、必ずしもURLである必要はない。例えば、アクセス態様を示す情報は、どのようなデバイス(例えば、情報処理端末)からアクセスしてきたかを示す情報(端末情報)、どのようなオペレーションシステム(OS)からアクセスしてきたかを示す情報(OS情報)、どのようなブラウザからアクセスしてきたかを示す情報(ブラウザ情報)、どのようなコンテンツを経由してきたかを示す情報(閲覧履歴、もしくは、操作履歴)、どのような位置に所在している状態でアクセスしてきたかを示す情報(位置情報)、Q&A画面SCにおいてどのような内容で対話してきたかを示す情報(チャット履歴)等であってもよい。
また、以下で詳細に説明するが、情報処理装置100は、利用者がURL1を経由してアクセスしてきた場合と、URL2を経由してアクセスしてきた場合とで、内容が異なる商品コンテンツを利用者の質問に対する回答として、Q&A画面SC内で提供する。
より詳細には、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、ストアSH1の訪問客になり得る利用者が自身の利用者端末10を用いて(例えば自宅から)アクセスしてきたと判定した場合と、この利用者が実際にストアSH1に訪問し店頭端末30を用いてアクセスしてきたと判定した場合とでは、それぞれ内容が異なる商品コンテンツをQ&A画面SC内で提供する。この点についての情報処理の一例については図1を用いて説明する。
また、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、ストアSH1の店員が店員端末50を用いてアクセスしてきたと判定した場合には、利用者端末10からアクセスされた場合や、店頭端末30からアクセスされた場合とは、さらに内容の異なる商品コンテンツをQ&A画面SC内で提供する。この点についての情報処理の一例については図3を用いて説明する。
〔3.実施形態に係る情報処理の一例(1)〕
次に、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例(1)を示す図である。図1では、利用者U1が自身の利用者端末10を用いてURL1を経由し情報処理装置100にアクセスする場合(情報処理パターンa)、利用者U1が店頭端末30を用いてURL2を経由し情報処理装置100にアクセスする場合(情報処理パターンb)といった各シチュエーションでの情報処理の一例を示す。
まず、情報処理パターンaについて説明する。情報処理パターンaの場合、利用者U1は、自宅H1に所在している。また、情報処理パターンaでは、利用者U1は、ストアSH1の会員となっておりプッシュ通知にて予めURL1の配信を受けているものとする。
このような状態において、利用者U1は、利用者端末10を操作しURL1を選択したものとする。係る場合、利用者端末10は、URL1を読み取ることでURL1を経由したうえで情報処理装置100にアクセスする(ステップS11a)。具体的には、利用者端末10は、URL1を読み取ることでURL1によって示される宛先へとアクセスし、この宛先によるリダイレクトに応じて最終的に情報処理装置100へとアクセスする。
情報処理装置100は、利用者端末10からのアクセスに応じて、このアクセスに至ったアクセス態様を示す情報を取得する(ステップS12)。係る例では、情報処理装置100は、利用者端末10がどこからリダイレクトされてきたかといったリダイレクト元を識別する情報、すなわちURL1をアクセス態様を示す情報として取得する。
また、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL1)に基づき、アクセスしてきた端末装置の種別を判定する。例えば、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL1)に基づき、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)、ストアSH1に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち店頭端末30)、ストアSH1の店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)のいずれであるかを判定する。
なお、情報処理装置100は、OS情報、ブラウザ情報、位置情報、履歴情報をさらに取得することで、取得した情報を組み合わせて、アクセスしてきた端末装置の種別を判定してもよい。また、情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置に紐付けられる端末ID(Identifier)から端末装置の種別を判定できる場合がある。
図1の例では、結果的に、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、アクセスしてきた端末装置は利用者端末10であると判定することとなる。
そして、情報処理装置100は、Q&A画面SCを利用者端末10に送信することで、利用者U1にQ&A画面SCを提供する(ステップS13a)。
係るQ&A画面SCには、商品(ペット用品)に関する質問の候補が選択形式かつ対話形式で表示されている。例えば、Q&A画面SCには、「ワンちゃんの排泄ケア用品の中でどんな商品をお探しですか?」といった文言に続けて、「トイレのペットシート」(質問Q1)、「ワンちゃん用紙おむつ」(質問Q2)、「お出かけ時のマナーケア」(質問Q3)、「お留守番向けグッズ」(質問Q4)といった4つの質問候補が表示されているものとする。
なお、利用者が自身の問いかけたい質問により近付けることができるよう、質問の候補は、階層関係とされることで、利用者に対して段階的に絞り込めるような構成となっていてもよい。
また、このような状態において、情報処理装置100は、Q&A画面SCにおいて商品(ペット用品)に関する質問を受け付けたか否か判定する(ステップS14)。例えば、利用者U1が、4つの質問候補係のうち、質問Q1(トイレのペットシートでおすすめはあるか?)を選択したとする。係る場合、利用者端末10は、質問Q1を示す情報を情報処理装置100に送信する。そうすると、情報処理装置100は、利用者U1から質問Q1を受け付けたと判定する。
次に、情報処理装置100は、提供候補の商品の中から、選択された質問Q1に対応する商品を決定する決定処理を行う(ステップS15)。例えば、情報処理装置100は、質問を示す質問情報と、当該質問に対する回答として提供すべき商品を示す商品情報とが対応付けられた商品情報記憶部121を参照することで、商品を決定することができる。係る例では、情報処理装置100は、質問Q1に対応する商品として「商品PD11」という1つの商品を決定したものとする。商品PD11は、取引対象の商品である。
次に、情報処理装置100は、アクセス態様に基づいて、同一の商品(取引対象の商品)に関するコンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する選択処理を行う(ステップS16)。質問Q1に対応する商品として「商品PD11」が決定された今回の例の場合、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報が「URL1」であることに応じて、商品PD11に関する商品コンテンツとして、どのような内容を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとするかを候補の中から選択する。
より詳細には、情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)であると判定したことに応じて、利用者U1について推定されるコンテキストに対応する内容の商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。例えば、情報処理装置100は、利用者U1について、個人的なデバイス環境下でコンテンツを閲覧できる状況にあると推定することができる。また、情報処理装置100は、このように推定したことで、利用者U1の個人的な情報である顧客向け情報を含む商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。
例えば、所定の記憶部において、アクセス態様を示す情報が「URL1」である場合には、提供対象の商品コンテンツに対して「利用者個人に特化した販促情報」を含めるよう規定されているものとする。一方、アクセス態様を示す情報が「URL2」である場合には、提供対象の商品コンテンツに対して「利用者個人に特化した販促情報」を含めないようよう規定されているものとする。
そうすると、情報処理装置100は、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツ、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツといった内容が異なる商品コンテンツのうち、前者のコンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。具体的には、情報処理装置100は、商品PD11に関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。
次に、情報処理装置100は、商品PD11に関するに関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツを生成し、Q&A画面SC内において係る商品コンテンツを回答として表示させることで、係る商品コンテンツを利用者U1に提供する(ステップS17a)。係る例では、情報処理装置100は、このような商品コンテンツとして商品コンテンツC11を生成したものとする。
ここで、図1(a)を用いて、商品コンテンツC11が表示される場合のQ&A画面SCの一例について説明する。まず、Q&A画面SCには、チャットボットに対応するキャラクターであるキャラクターCHが表示される。このようなことから、図1(a)に示すように、質問の候補や、質問に対する回答は、キャラクターCHが利用者に対して話しかけているかの如く表示される。
また、Q&A画面SCは、情報処理端末(利用者端末10、店頭端末30)の表示画面の上下に合わせて上下にスクロール可能に表示され、取引対象の商品(ステップS14で決定された商品)に関する商品コンテンツが表示される領域AR1が含まれる。Q&A画面SCが上下にスクロール可能となっている一方で、領域AR1は、複数の商品を比較しやすいよう表示画面の左右に合わせて左右にもスクロール可能に表示される。
また、このように取引対象の商品が複数存在する場合、領域AR1は、取引対象の商品が個別に表示されるように、領域AR11、領域AR12・・・領域AR1xといったように取引対象の商品の数だけ分割される。係る構成の詳細については図2で説明するが、図1(a)の例では、取引対象の商品が商品PD11の1つであるため、領域AR1は、分割されず、商品PD11に対応する領域AR11のみが含まれている例が示されている。したがって、領域AR11には、図1(a)の例では、商品コンテンツC11が表示される。
また、領域AR11には、取引対象の商品の商品画像が表示される領域AR11-1と、取引対象の商品の詳細情報(例えば、スペック等)が表示される領域AR11-2と、アクセス態様に応じて異なる内容が表示される領域AR11-3とが含まれる。図1(a)の例では、領域AR11-1には商品PD11の商品画像が表示され、領域AR11-2には商品PD11の詳細情報が表示される。また、図1(a)の例では、内容が異なる商品コンテンツのうち、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツが選択されたことにより、領域AR11-3には「利用者個人に特化した販促情報」が表示される。
また、図1(a)の例では、「利用者個人に特化した販促情報」として、商品PD11を購入した場合にはポイントのキャッシュバックを受けられるようになるサービスへの応募を誘導する誘導情報と、ストアSH1に対応するECサイトであって商品PD11を購入可能なECサイトへと誘導する誘導情報が示されている。
また、図1(a)での説明をまとめると、領域AR1および領域AR1xは、商品コンテンツが表示される領域であり、利用者によって商品に関する質問が行われた場合にのみ、Q&A画面SC内に生成される領域である。また、商品コンテンツの内容、具体的には、領域AR11-3に表示される内容は、アクセス態様を示す情報に応じて異なる。この点がより明確になるよう、以下では同様に、図1を用いて、情報処理パターンbについて説明する。
情報処理パターンbでは、商品コンテンツの内容が情報処理パターンaの場合と比較して異なる点を除けば、全体的な情報処理は情報処理パターンaと同様である。したがって、情報処理パターンaと共通する説明については適宜省略または簡略化する。
情報処理パターンbの場合、利用者U1は、ストアSH1に訪問し、ストアSH1にて店頭端末30を操作している。例えば、利用者U1は、ストアSH1において所定の商品が陳列される陳列棚に付された店頭ポップにQRコード形式で掲載されたURL2を店頭端末30に読み取らせたとする。係る場合、店頭端末30は、URL2を読み取ることでURL2を経由したうえで情報処理装置100にアクセスする(ステップS11b)。具体的には、店頭端末30は、URL2を読み取ることでURL2によって示される宛先へとアクセスし、この宛先によるリダイレクトに応じて最終的に情報処理装置100へとアクセスする。
情報処理装置100は、店頭端末30からのアクセスに応じて、このアクセスに至ったアクセス態様を示す情報を取得する(ステップS12)。係る例では、情報処理装置100は、店頭端末30がどこからリダイレクトされてきたかといったリダイレクト元を識別する情報、すなわちURL2をアクセス態様を示す情報として取得する。
また、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL2)に基づき、アクセスしてきた端末装置の種別を判定する。例えば、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL2)に基づき、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)、ストアSH1に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち店頭端末30)、ストアSH1の店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)のいずれであるかを判定する。
図1の例では、結果的に、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、アクセスしてきた端末装置は結果的に店頭端末30であると判定することとなる。
そして、情報処理装置100は、Q&A画面SCを店頭端末30に送信することで、利用者U1にQ&A画面SCを提供する(ステップS13b)。
また、このような状態において、情報処理装置100は、Q&A画面SCにおいて商品(ペット用品)に関する質問を受け付けたか否か判定する(ステップS14)。例えば、利用者U1が、情報処理パターンaの例と同様に質問Q1(トイレのペットシートでおすすめはあるか?)を選択したとする。係る場合、店頭端末30は、質問Q1を示す情報を情報処理装置100に送信する。そうすると、情報処理装置100は、利用者U1から質問Q1を受け付けたと判定する。
次に、情報処理装置100は、提供候補の商品の中から、選択された質問Q1に対応する商品を決定する決定処理を行う(ステップS15)。情報処理パターンaの例と同様に、情報処理装置100は、質問Q1に対応する商品として「商品PD11」という1つの商品を決定したものとする。
次に、情報処理装置100は、アクセス態様に基づいて、同一の商品(取引対象の商品)に関するコンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する選択処理を行う(ステップS16)。情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報が「URL2」であることに応じて、商品PD11に関する商品コンテンツとして、どのような内容を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとするかを候補の中から選択する。
より詳細には、情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が、ストアSH1に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)であると判定したことに応じて、利用者U1について推定されるコンテキストに対応する内容の商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。例えば、情報処理装置100は、利用者U1について、公共のデバイス環境下でコンテンツを閲覧している状況にあると推定することができる。また、情報処理装置100は、このように推定したことで、利用者U1の個人的な情報である顧客向け情報を含まない商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。
係る例では、情報処理装置100は、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツ、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツといった内容が異なる商品コンテンツのうち、後者のコンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。具体的には、情報処理装置100は、商品PD11に関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。
次に、情報処理装置100は、商品PD11に関するに関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツを生成し、Q&A画面SC内において係る商品コンテンツを回答として表示させることで、係る商品コンテンツを利用者U1に提供する(ステップS17b)。係る例では、情報処理装置100は、このような商品コンテンツとして商品コンテンツC12を生成したものとする。
ここで、図1(b)を用いて、商品コンテンツC12が表示される場合のQ&A画面SCの一例について説明する。ここで、図1(a)の例では、商品コンテンツC11は、「利用者個人に特化した販促情報」を含んでいる。具体的には、商品コンテンツC11に対応する領域AR11に含まれる領域AR11-3に、「利用者個人に特化した販促情報」が表示されることで、商品コンテンツC11は、「利用者個人に特化した販促情報」を含むことになる。
一方で、図1(b)では、アクセス態様を示す情報がURL2であることに応じて、商品コンテンツC12は、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない。このような場合、図1(b)に示すように、商品コンテンツC12に対応する領域AR11に含まれる領域AR11-3には、「利用者個人に特化した販促情報」が表示されず「利用者個人に特化した販促情報」以外の情報が表示される。例えば、図1(b)に示すように、領域AR11-3は、空白とされてもよいし、利用者U1が訪れているストアSH1での商品コンテンツC11の在庫情報が表示されてもよい。
これまで説明してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者から受け付けた質問が同一であれば、アクセス態様の違いに拘わらず当該質問に対応する取引対象(図1の例では、商品PD11)が回答として表示される商品コンテンツであって、アクセス態様ごとに取引対象以外の内容が異なる商品コンテンツのうち、どの内容を含む商品コンテンツを提供するか選択する。そして、情報処理装置100は、選択した商品コンテンツを提供する。
また、これまで説明してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者のコンテキスト(利用者の状況)に応じて、それぞれ内容が異なる商品コンテンツを利用者に提供する。情報処理装置100は、利用者が個人の端末装置といったプライベートな情報処理端末を用いてアクセスしてきた可能性が高い状況(すなわち、URL1を経由してアクセスしてきた状況)では、利用者の質問に対する回答として、「利用者個人に特化した販促情報」といった内容を含む商品コンテンツを提供する。
一方、店頭の端末装置といった公共の情報処理端末を用いてアクセスしてきた可能性が高い状況(すなわち、URL2を経由してアクセスしてきた状況)では、係る利用者が、この公共の情報処理端末を私的な用途(例えば、キャッシュバック応募したりECサイトで商品購入すること)に使用することは考えにくい。したがって、情報処理装置100は、公共の情報処理端末を用いてアクセスしてきた可能性が高い状況では、利用者の質問に対する回答として、「利用者個人に特化した販促情報」といった内容を含まない商品コンテンツを提供する。
このように、個人の端末装置と、店頭の端末装置とでは使用される目的が異なる場合があるため、情報処理装置100は、目的に応じた最適な情報が提供されるよう制御する。例えば、情報処理装置100は、シチュエーションごとに、当該シチュエーションで利用者に必要とされる情報のみが提供されるよう制御する。すなわち、情報処理装置100は、利用者のコンテキストごとに、当該コンテキストに応じて必要とされる情報のみが提供されるよう制御する。
以上のことから、実施形態に係る情報処理装置100によれば、チャットボットのユーザビリティを改善することができるようになる。
〔4.複数の商品コンテンツを提供する際の画面制御〕
図1の例では、取引対処の商品が1つ決定されたことより、係る商品(商品PD11)に関する商品コンテンツが回答としてQ&A画面SC内に表示される例を示した。しかし、情報処理装置100は、複数の取引対処の商品を決定する場合があり、このような場合、各商品に関する商品コンテンツそれぞれがQ&A画面SC内に表示される。
ここで、図1で説明したように、Q&A画面SCの長尺方向の長さは、情報処理端末(利用者端末10、店頭端末30)の表示画面の長尺方向の長さより長いため、表示画面の長尺方向に対応する上下に合わせて上下にスクロール(縦スクロール)可能に表示される。このような場合、各商品に関する商品コンテンツそれぞれが、Q&A画面SCの長尺方向に沿って例えば縦一列に配置された場合、Q&A画面SCが縦スクロールされることに応じてこれら商品コンテンツが移動させられる。そうすると、商品コンテンツの数が多い程、利用者は、より多くの縦スクロールを求められ、表示画面外へと移動されてしまっている商品コンテンツを再度閲覧する作業が煩雑になる。
このようなことから、情報処理装置100は、複数の取引対処の商品を決定した場合には、Q&A画面SCにおいて、商品コンテンツが表示される領域AR1を、表示画面の短尺方向に対応する左右に合わせて左右にスクロール(横スクロール)可能なように表示させる。また、情報処理装置100は、取引対象の商品それぞれが表示画面の短尺方向に合わせて左右に並べて個別に表示されるように、領域AR1を領域AR11、領域AR12・・・領域AR1xといったように取引対象の商品の数だけ分割する。このような処理により、Q&A画面SCに対する縦スクロールに合わせてQ&A画面SCとともに上下に移動可能である一方で、Q&A画面SCとは別に横スクロールにも対応する商品コンテンツの表示が、Q&A画面SC内で実現される。この点について、図2を用いて説明する。
図2は、複数の商品コンテンツを提供する際の画面制御の一例を示す図である。図1の例では、情報処理装置100は、商品PD11を取引対象の商品として決定していたが、図2の例では、情報処理装置100は、商品PD11および商品PD12といった2つの商品を取引対象の商品として決定している。なお、情報処理装置100がどれだけの数の取引対象の商品を決定するかは限定されない。
そして、係る例では、情報処理装置100は、取引対象の商品の数が2つであることに応じて、横スクロール可能な領域AR1を商品コンテンツが表示される領域AR11および領域AR12といった2つの領域に分割する。具体的には、情報処理装置100は、商品PD11および商品PD12それぞれが表示画面の短尺方向に合わせて左右に並べて個別に表示されるように、領域AR1の横幅を表示画面の短尺方向の長さより長くして領域AR11、領域AR12に分割する。また、換言すると、情報処理装置100は、横スクロール可能な領域AR11および領域AR12を生成しこれらを左右に隣接させた状態でQ&A画面SC内に表示させる。
また、情報処理装置100は、領域AR11に含まれる領域AR11-1には商品PD11の商品画像を表示させ、領域AR11-2には商品PD11の詳細情報を表示させ、領域AR11-3には「利用者個人に特化した販促情報」を表示させる。また、情報処理装置100は、領域AR12に含まれる領域AR12-1には商品PD12の商品画像を表示させ、領域AR12-2には商品PD12の詳細情報を表示させ、領域AR12-3には「利用者個人に特化した販促情報」を表示させる。領域AR12-3は、領域AR11-3に対応する領域であり、アクセス態様に応じて異なる内容が表示される領域である。
そして、このような処理により、Q&A画面SC内において各商品コンテンツが回答として表示される初期の段階では、図2(a)に示されるように、各商品コンテンツのうち、商品PD11に対応する商品コンテンツのみが表示画面に露出されている状態となる。また、Q&A画面SCには、各商品コンテンツを一度に左右に移動させることができるよう領域AR1を横スクロールさせるためのスクロールボタンSL1が表示される。また、Q&A画面SCには、各商品コンテンツを含んだ状態でQ&A画面SC自体を上下に移動させることができるようQ&A画面SCを縦スクロールさせるためのスクロールボタンSL2が表示される。
なお、スクロールボタンSL1およびSL2は、必ずしも表示される必要はなく、商品コンテンツやQ&A画面SCに対する利用者の直接的なスクロール操作を受け付ける構成が採用されてもよい。
また、図2(a)の状態から、利用者U1が領域AR1内の商品コンテンツを左方向に移動させるスクロール操作を行ったとする。係る場合、領域AR11には商品PD11に対応する商品コンテンツが表示され、領域AR12には商品PD12に対応する商品コンテンツCが表示されている状態で、領域AR1自体が、スクロール操作に応じて左方向に移動させられる。これにより、図2(b)に示されるように、商品PD11に対応する商品コンテンツは、表示画面外へと移動し、代わりにこれまで表示画面外に存在していた、商品PD12に対応する商品コンテンツが表示画面に露出される。
これまで図2で説明してきたように、情報処理装置100は、取引対象の商品が複数の場合には、Q&A画面SCに対するスクロールとは別に、横一列に並べられた商品コンテンツであって、取引対象の商品それぞれに対応する商品コンテンツを一度に左右にスクロール可能なように表示させる。このような情報処理装置100によれば、商品コンテンツを閲覧する際の煩雑さを解消するとともに、取引対象の商品の比較し易さを向上させることができるため、チャットボットのユーザビリティを改善することができる。
特にペット用品、ヘルスケア用品、フェミニン用品、ベビー用品などの商品は、利用者にとって適切な機能を有する商品を選ばなければならない一方、利用者の好みや希望の価格等の利用者の意向により購入されることから、各商品の機能や特徴を提示しながら利用者に選択させる必要がある。しかしながら、チャットボットのように画面の一方向(本実施例では画面縦方向)に画面遷移を行いながら質問を繰り返して商品を決定する場合、商品比較においてチャットボットの画面遷移方向と同一方向(チャットボットのメッセージが表示される方向、本実施例では画面縦方向)に商品コンテンツを表示すると、チャットボットでのメッセージのやり取りの履歴の表示と商品比較の操作方法が同一となりユーザが目的の操作をしにくくなるという課題がある。そこで、上述のような表示方法を採用することで、商品コンテンツを閲覧する際の煩雑さを解消するとともに、取引対象の商品の比較し易さを向上させることができるため、チャットボットのユーザビリティを改善することができる。
〔5.実施形態に係る情報処理の一例(2)〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例(2)について説明する。図3は、実施形態にかかる情報処理の一例(2)を示す図である。図3では、ストアSH1の店員が、自身の店員端末50を用いて訪問客に対して商品説明等の営業を行う場面を想定する。以下に説明するように、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、店員端末50がアクセスしてきたと判定すると、利用者端末10からアクセスされた場合や、店頭端末30からアクセスされた場合とは、さらに内容の異なる商品コンテンツをQ&A画面SC内で提供する。係る情報処理を情報処理パターンcとして具体的な一例を以下で説明する。
図3の例では、ストアSH1の店員CL1が、店員端末50を操作している例が示される。ここでは、店員CL1は、情報処理装置100(Q&A画面SC)の所在地がURL3であることを知っているものとし、店員端末50を操作しURL3を選択したものとする。係る場合、店員端末50は、情報処理装置100へと直接アクセスする(ステップS11c)。
情報処理装置100は、店員端末50からのアクセスに応じて、このアクセスに至ったアクセス態様を示す情報を取得する(ステップS12)。係る例では、情報処理装置100は、店員端末50が経由なしで直接アクセスしてきたことから、URL3をアクセス態様を示す情報として取得する。
また、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL3)に基づき、アクセスしてきた端末装置の種別を判定する。例えば、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報(URL3)に基づき、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)、ストアSH1に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち店頭端末30)、ストアSH1の店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)のいずれであるかを判定する。
また、情報処理装置100は、OS情報、ブラウザ情報、位置情報、履歴情報をさらに取得することで、取得した情報を組み合わせて、アクセスしてきた端末装置の種別を判定してもよい。また、情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置に紐付けられる端末ID(Identifier)から端末装置の種別を判定できる場合がある。
図3の例では、結果的に、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報に基づき、アクセスしてきた端末装置は店員端末50であると判定することとなる。
そして、情報処理装置100は、Q&A画面SCを店員端末50に送信することで、店員CL1にQ&A画面SCを提供する(ステップS13c)。
これまでの例と同様、Q&A画面SCには、商品(ペット用品)に関する質問の候補が選択形式かつ対話形式で表示されているものとする。具体的には、Q&A画面SCには、「ワンちゃんの排泄ケア用品の中でどんな商品をお探しですか?」といった文言に続けて、「トイレのペットシート」(質問Q1)、「ワンちゃん用紙おむつ」(質問Q2)、「お出かけ時のマナーケア」(質問Q3)、「お留守番向けグッズ」(質問Q4)といった4つの質問候補が表示されているものとする。
また、このような状態において、情報処理装置100は、Q&A画面SCにおいて商品(ペット用品)に関する質問を受け付けたか否か判定する(ステップS14)。例えば、店員CL1が、客からの指示に応じて、4つの質問候補係のうち、質問Q1(トイレのペットシートでおすすめはあるか?)を選択したとする。係る場合、店員端末50は、質問Q1を示す情報を情報処理装置100に送信する。そうすると、情報処理装置100は、利用者U1から質問Q1を受け付けたと判定する。
次に、情報処理装置100は、提供候補の商品の中から、選択された質問Q1に対応する商品を決定する決定処理を行う(ステップS15)。これまでの例と同様に、情報処理装置100は、「商品PD11」という1つの商品を決定したものとする。
次に、情報処理装置100は、アクセス態様に基づいて、同一の商品(取引対象の商品)に関するコンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する選択処理を行う(ステップS16)。具体的には、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報が「URL3」であることに応じて、商品PD11に関する商品コンテンツとして、どのような内容を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとするかを候補の中から選択する。
より詳細には、情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が、店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)であると判定したことに応じて、店員CL1について推定されるコンテキストに対応する内容の商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。例えば、情報処理装置100は、店員CL1について、接客している状況にあると推定することができる。また、情報処理装置100は、このように推定したことで、商品PD11の在庫状況あるいは仕入状況を特定可能な識別情報である商品識別コードを含む商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択することができる。商品識別コードとは、例えば、JANコードをはじめとするコード情報であってよい。
例えば、これまでの例に加えて、所定の記憶部において、アクセス態様を示す情報が「URL3」である場合には、提供対象の商品コンテンツに対して「商品識別コード」を含めるよう規定されているものとする。
そうすると、情報処理装置100は、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツ、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツ、そして、商品識別コード」を含む商品コンテンツといった内容が異なる商品コンテンツのうち、商品識別コード」を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。具体的には、情報処理装置100は、商品PD11に関する商品コンテンツであって、商品PD11の在庫状況や仕入状況に紐付けられた「商品識別コード」を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。
次に、情報処理装置100は、商品PD11に関するに関する商品コンテンツであって、商品PD11の状況に紐付けられた「商品識別コード」を含む商品コンテンツを生成する。そして、情報処理装置100は、Q&A画面SC内において係る商品コンテンツを回答として表示させることで、係る商品コンテンツを店員CL1に提供する(ステップS17c)。例えば、情報処理装置100は、このような商品コンテンツとして商品コンテンツC13を生成したものとする。
ここで、図3(c)を用いて、商品コンテンツC13が表示される場合のQ&A画面SCの一例について説明する。図3(c)に示すQ&A画面SCの基本的な構成は、図1および図2で説明した内容と同一である。したがって、ここでは、情報処理パターンcに関連する点にフォーカスして説明する。
図3(c)に示すように、領域AR11には、取引対象の商品の商品画像が表示される領域AR11-1と、取引対象の商品の詳細情報(例えば、スペック等)が表示される領域AR11-2と、アクセス態様に応じて異なる内容が表示される領域AR11-3とが含まれる。したがって、図3(c)の例では、領域AR11-1には商品PD11の商品画像が表示され、領域AR11-2には商品PD11の詳細情報が表示される。
また、図3(c)の例では、アクセス態様に応じて、商品PD11の状況に紐付けられた「商品識別コード」を含む商品コンテンツが選択されたことにより、領域AR11-3には「商品識別コード」が表示される。図3(c)には、商品識別コードCD1が領域AR11-3に表示される例が示される。
ここで、ストアSH1には、商品識別コードと、商品識別コードによって識別される商品の在庫状況や仕入状況とを対応付けて管理するシステムが導入されているとする。係る場合、店員CL1は、例えば、携帯しているリーダーで商品識別コードを読み取ることで商品PD11の状況を知ることができるようになる。このようなことから、店員CL1は、商品PD11が置かれている位置へと迅速に客を案内したり、商品PD11の在庫がない場合には、商品PD11の在庫がある他ストアを客に提案したりすることができるようになる。
これまで説明してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が、店員端末50である場合には、顧客ユーザ側に属する端末装置(利用者端末10および店頭端末30)がアクセスしてきた場合と同様に、対話コンテンツ(Q&A画面SC)の中で質問と回答とを対話形式で表示させる一方で、回答として提供する商品コンテンツについては顧客向けの情報ではなく、店員向けの情報(例えば、商品識別コード)を表示させる。このような情報処理装置100によれば、店員は客の要望を直に聞きながら一緒になって商品を探し、探し当てた商品を客が円滑に購入できるよう接客することができるようになる。
〔6.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者端末10、店頭端末30との間で情報の送受信を行う。また、通信部110は、店員端末50との間でも情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、商品情報記憶部121を有する。商品情報記憶部121は、質問を示す質問情報と、当該質問に対する回答として提供すべき商品を示す商品情報とを対応付けて記憶する。また、記憶部120は、利用者情報記憶部122、選択対象記憶部123も有する。
(商品情報記憶部121について)
商品情報記憶部121は、質問に候補と、質問の候補が正式に質問として選択された場合に回答として提供すべき商品を示す商品情報とを対応付けて記憶する。ここで、図5に実施形態に係る商品情報記憶部121の一例を示す。図5の例では、商品情報記憶部121は、「大質問」、「製品ジャンル1」、「中質問候補」、「製品ジャンル2」、「小質問候補」、「商品情報」といった項目を有する。
「大質問」は、利用者がチャットボットに対して問いかけたいと考える質問へと適切に到達できるよう、利用者に対してはじめにチャットボット側から提供される質問を示す。図1~図3の例のように、実施形態に係るチャットボットは、「ペット用品」に関する対話を主に行うものとすると、Q&A画面SCに利用者がアクセスしてきた場合には、Q&A画面SCの中でまずはチャットボット側から、「大質問」に従った問いかけが行われる。図5の例では、チャットボット側から「どのようなジャンルのペット用品をお探しですか?」といった問いかけが利用者に対して行われる。
「製品ジャンル1」は、「ペット用品」に対するジャンル分けを示す情報であり、図5の例では、「ペット用品」の中には、「排泄ケア」に属する商品、「ペットフード」に属する商品、「健康器具」に属する商品が存在する例が示されている。
「中質問候補」は、利用者に対して提供される質問候補であって、「製品ジャンル1」に属する商品に関して質問したいか否かを問いかける内容の質問候補を示す。図5の例よれば、チャットボットは、「どのようなジャンルのペット用品をお探しですか?」といった大質問に引き続き、中質問♯11(例えば、「排泄ケア用品をお探しですか?」)、中質問♯12(例えば、「ペットフードをお探しですか?」)、中質問♯13(例えば、「健康器具をお探しですか?」)といった3つの質問候補を利用者に対して提供する。より具体的には、図5の例では、チャットボットは、これら3つの質問候補を利用者が選択可能な状態で提供する。例えば、利用者は、排泄ケア用品の中でおすすめはないか探したい場合には、中質問♯11を選択することで、チャットボットに対して実質「排泄ケア用品の中でおすすめはありますか?」といった質問を行うことができるようになる。
「製品ジャンル2」は、「製品ジャンル1」に属する商品をさらに細分化するカテゴリである。図5の例では、「排泄ケア用品」の中には、「トイレシート」に属する商品、「マナーケア用おむつ」に属する商品、「トイレ」に属する商品が存在する例が示されている。
「小質問候補」は、利用者に対して提供される質問候補であって、「製品ジャンル2」に属する商品に関して質問したいか否かを問いかける内容の質問候補を示す。図5の例よれば、チャットボットは、中質問♯11(例えば、「排泄ケア用品をお探しですか?」)が選択された場合には、小質問♯111(例えば、「トイレ用ペットシートをお探しですか?」)、中質問♯112(例えば、「マナーケア用おむつをお探しですか?」)、小質問♯113(例えば、「トイレ本体をお探しですか?」)といった3つの質問候補を利用者に対して提供する。より具体的には、図5の例では、チャットボットは、これら3つの質問候補を利用者が選択可能な状態で提供する。例えば、利用者は、排泄ケア用品の中でおすすめはないか探したい場合には、中質問♯11を選択したことに引き続き提供される上記3つの質問候補の仲嵩最適な質問候補を選択する。例えば、利用者は、中質問♯11に引き続き小質問♯111を選択することで、チャットボットに対して実質「トイレシートの中でおすすめはありますか?」といった質問を行うことができるようになる。
「商品情報」は、利用者から受け付けた質問に対する回答となる商品に関する情報を示す。「商品情報」は、利用者から受け付けた質問に対する回答となる商品を示す画像、商品識別コード、詳細情報、価格情報等を含む。
(利用者情報記憶部122について)
利用者情報記憶部122は、アクセス態様を示す情報を記憶する。例えば、利用者情報記憶部122は、アクセスしてきた端末装置について、この端末装置が、利用者端末10、店頭端末30または店員端末50のいずれであるか端末種別を判定するために用いる情報(アクセス態様を示す情報)を記憶する。ここで、図6に実施形態に係る利用者情報記憶部122の一例を示す。図6の例では、利用者情報記憶部122は、「端末ID」、「経由URL」、「OS情報」、「ブラウザ情報」、「位置情報」、「履歴情報」、「端末情報」といった項目を有する。
「端末ID」は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置を識別する識別情報を示す。
「経由URL」は、アクセスしてきた端末装置が、どのような所在地情報(URL)を経由して情報処理装置100に至ったかを示す。すなわち、「経由URL」は、端末装置が情報処理装置100に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情を示す。
「OS情報」は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているオペレーションシステムに関する情報(例えば、オペレーションシステムの種別)を示す。
「ブラウザ情報」は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているブラウザに関する情報(例えば、ブラウザの種別)を示す。
「位置情報」は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置のアクセス時の位置情報を示す情報である。
「履歴情報」は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に紐付く履歴情報である。「履歴情報」としては、閲覧履歴、操作履歴、チャットボットとのチャット履歴等が挙げられる。
「端末情報」は、「端末ID」で識別される端末装置の種別に関する情報である。例えば、「端末情報」には、利用者端末10、店頭端末30または店員端末50のいずれでか端末種別が対応付けられる。また、「端末情報」は、「端末ID」、「経由URL」、「OS情報」、「ブラウザ情報」、「位置情報」、「履歴情報」といったアクセス態様を示す情報のうちの少なくともいずれか1つに基づき判定される。
(選択対象記憶部123について)
選択対象記憶部123では、質問に対する回答として提供される商品コンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、アクセス態様に応じてどのコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択すべきかが規定される。ここで、図7に実施形態に係る選択対象記憶部123の一例を示す。図7の例では、選択対象記憶部123は、「端末種別」、「提供対象のコンテンツ」といった項目を有する。
「端末種別」は、アクセスしてきた端末装置について、アクセス態様を示す情報に基づき判定された端末種別を示す。「提供対象のコンテンツ」は、質問に対する回答として提供される商品コンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、アクセス態様に基づく判定結果(端末種別)に応じて、提供すべきコンテンツを規定する内容を示す。
図7の例では、端末種別「利用者端末10」と判定された場合には、顧客向けの情報を含む商品コンテンツ、顧客向けの情報を含まず空欄とされている商品コンテンツ、店員向けの情報(例えば、商品識別コード)を含む商品コンテンツ、といった内容の異なる3種の商品コンテンツのうち、顧客向けの情報を(所定領域に)含む商品コンテンツを提供するよう条件付けられている例を示す。
また、図7の例では、端末種別「店頭端末30」と判定された場合には、顧客向けの情報を含む商品コンテンツ、顧客向けの情報を含まず空欄とされている商品コンテンツ、店員向けの情報(例えば、商品識別コード)を含む商品コンテンツ、といった内容の異なる3種の商品コンテンツのうち、顧客向けの情報を含まず(所定領域を)空欄とする商品コンテンツを提供するよう条件付けられている例を示す。
また、図7の例では、端末種別「店員端末50」と判定された場合には、顧客向けの情報を含む商品コンテンツ、顧客向けの情報を含まず空欄とされている商品コンテンツ、店員向けの情報(例えば、商品識別コード)を含む商品コンテンツ、といった内容の異なる3種の商品コンテンツのうち、店員向けの情報を(所定領域に)含む商品コンテンツを提供するよう条件付けられている例を示す。
(制御部130について)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、受付部131と、取得部132と、決定部133と、選択部134と、提供部135と、出力制御部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、利用者(端末装置)からのアクセスを受け付ける。図1の例では、受付部131は、URL1を経由したアクセス、URL2を経由したアクセスを受け付ける。また、図4の例では、受付部131は、端末装置による直接のアクセスを受け付けている。
(取得部132について)
取得部132は、受付部131によりアクセスが受け付けられた場合には、どのような態様で利用者がアクセスしてきたかといったアクセス態様を示す情報を取得する。例えば、利用者U1が、URL1を踏むことによりURL1によって示される宛先を経由してアクセスしてきた場合には、取得部132は、係るアクセスに対応するリダイレクト元をたどることにより、アクセス態様を示す情報としてURL1を取得する。また、例えば、利用者U1が、URL2を踏むことによりURL2によって示される宛先を経由してアクセスしてきた場合には、取得部132は、係るアクセスに対応するリダイレクト元をたどることにより、アクセス態様を示す情報としてURL2を取得する。
すなわち、取得部132は、端末装置からのアクセスが受け付けられた場合には、端末装置が情報処理装置100に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情報を取得する。
また、取得部132は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置の種別に関する情報、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているオペレーションシステムに関する情報、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているブラウザに関する情報、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に紐付く履歴情報、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置のアクセス時の位置情報を取得してもよい。
(決定部133について)
決定部133は、Q&A画面SCにおいて商品(例えば、ペット用品)に関する質問を受け付けたか否か判定する。そして、決定部133は、商品に関する質問を受け付けたと判定した場合には、提供候補の商品の中から、受け付けた質問に対応する商品を決定する。例えば、決定部133は、商品情報記憶部121に登録される提供候補の商品の中から、受け付けた質問に対応する商品を決定し、決定した商品を取引対象の商品として商品情報記憶部121から抽出する。
(選択部134について)
選択部134は、利用者のアクセス態様に応じて、同一の取引対象に関するコンテンツであって、内容が異なるコンテンツのうち、提供対象のコンテンツを選択する。例えば、選択部134は、取得部132により取得されたアクセス態様を示す情報に基づいて、同一の取引対象に関するコンテンツであって、内容が異なるコンテンツのうち、アクセス態様を示す情報に応じたコンテンツを選択する。
例えば、選択部134は、アクセス態様を示す情報に基づいて、受け付けられた質問に対応する商品に関する商品コンテンツとして、どのような内容を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとするかを候補の中から選択する。例えば、選択部134は、予め決められたルールベースと、アクセス態様を示す情報とを照らし合わせることにより、供対象の商品コンテンツを選択する。
また、図1~図3の例によれば、選択部134は、同一の取引対象に関するコンテンツとして、利用者から受け付けた質問が同一であれば、アクセス態様の違い(例えば、端末装置の種別の違い)に拘わらず当該質問に対応する取引対象が回答として表示されるコンテンツであって、アクセス態様ごとに取引対象以外の内容(例えば、領域AR11-3に表示される情報)が異なるコンテンツのうち、提供対象のコンテンツを選択する。また、このようなことから、選択部134は、利用者が使用する端末装置が情報処理装置100に対してアクセスしてきた際のアクセス態様に応じて、提供対象のコンテンツを選択する。
また、例えば、選択部134は、アクセス態様として、端末装置が情報処理装置に対してアクセスする際に経由してきた経由先の所在地を示す所在地情報に応じて、提供対象のコンテンツを選択する。
また、選択部134は、アクセス態様として、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置の種別、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているオペレーションシステムの種別、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に導入されているブラウザの種別、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置に紐付く履歴情報、または、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置のアクセス時の位置情報に応じて、提供対象のコンテンツを選択してもよい。
アクセス態様に応じて、提供対象のコンテンツを選択する手法についてより具体的に説明する。
選択部134は、アクセス態様に基づき、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置が、実店舗への訪問客となり得る利用者(図1の例では利用者U1)個人によって使用される利用者端末10、訪問客に対して店頭にて使用させるために実店舗(図1の例ではストアSH1)に設置される店頭端末30、または、当該実店舗の店員の立場にある利用者(図3の例では店員CL1)によって使用される店員端末50のいずれであるか判定する。図1および図3の例では、選択部134は、ステップS12にて係る判定処理を行っている。なお、係る判定処理は、選択部134以外の処理部(例えば、図示しない判定部)により行われてもよい。
また、選択部134は、アクセス元の端末装置ごとに内容が異なるコンテンツ(選択対象記憶部123において、端末装置ごとに規定される商品コンテンツ)のうち、判定結果に応じたコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択する。
図1の例(情報処理パターンa)によれば、選択部134は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置が利用者端末10であると判定した場合には、利用者U1(ストアSH1への訪問客となり得る利用者の一例)について、個人的なデバイス環境下でコンテンツを閲覧している状況(コンテキスト)にあると推定している。また、選択部134は、このように推定したことで、利用者U1の個人的な情報である顧客向け情報を含む商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択している。
また、図1の例(情報処理パターンb)によれば、選択部134は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置が店頭端末30であると判定した場合には、利用者U1(ストアSH1に訪問することで訪問客となった利用者の一例)について、公共のデバイス環境下でコンテンツを閲覧している状況(コンテキスト)にあると推定している。また、選択部134は、このように推定したことで、利用者U1の個人的な情報である顧客向け情報を含まない商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択している。
また、図3の例(情報処理パターンc)によれば、選択部134は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置が店員端末50であると判定した場合には、店員CL1(ストアSH1の店員の立場にある利用者の一例)について、接客している状況(紺的須知)にあると推定している。また、選択部134は、このように推定したことで、利用者U1から受け付けた質問に対する回答となる商品PD11を識別する識別情報(商品識別コード)が表示されるコンテンツを、提供対象のコンテンツとして選択している。
(選択部134に係るバリエーション)
上記実施形態では、選択部134が、顧客向けの情報を含む商品コンテンツ、顧客向けの情報を含まず空欄とされている商品コンテンツ、店員向けの情報(例えば、商品識別コード)を含む商品コンテンツ、といった内容の異なる3種の商品コンテンツのうち、アクセス態様に応じた商品コンテンツを、提供対象のコンテンツとして選択し、それを提供させる例を示した。しかし、選択部134は、アクセス態様に応じてさらに別の内容の商品コンテンツを提供対象のコンテンツとして選択してもよい。
例えば、選択部134は、情報処理装置100にアクセスしてきた端末装置が利用者端末10であると判定した場合には、利用者から受け付けた質問に対する回答として表示された取引対象のうち、任意の取引対象を覚書リストに追加させるメモ機能が表示されるコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択してもよい。また、この結果、後述する提供部135は、任意の取引対象を覚書リストに追加させるメモ機能が(所定領域に)表示されるコンテンツを提供する。この点について、図8を用いて説明する。
図8は、提供対象のコンテンツの他の一例を示す図である。例えば、情報処理装置100は、図1の情報処理パターンaの場合には、図1(a)に示す商品コンテンツC11ではなく、図8に示すような商品コンテンツC111を回答としてQ&A画面SC内で提供することができる。
より具体的に説明する。選択部134は、利用者U1からのアクセスが受け付けられたことで、このときのアクセス態様を示す情報(URL1)に基づき、アクセスしてきた利用者U1の端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)であると判定したとする。
ここで、図1の例では、選択部134は、係る判定結果に応じて、顧客向けの情報を含む商品コンテンツを提供対象のコンテンツとして選択していた。またこの結果、提供部135は、顧客向けの情報を領域AR11-3に含む商品コンテンツを提供対象のコンテンツとして商品コンテンツC11を生成し、これを回答としてQ&A画面SC内で提供していた。
しかしながら、選択部134は、質問に対する回答として表示された商品を覚書リストに追加させるメモ機能が(所定領域に)表示される商品コンテンツを、提供対象のコンテンツとして選択してもよい。係る場合、提供部135は、図8に示すように、利用者U1から受け付けた質問Q1に対する回答となる商品PD11を買い物メモとして残すことのできる(すなわち、買い物メモリストに追加することのできる)メモ機能が領域AR11-3に表示される商品コンテンツC111を生成し、これをQ&A画面SC内で提供する。
図8の例によれば、商品コンテンツC111の領域AR11-3(アクセス態様に応じて異なる内容が表示される領域)には、図1(a)のように利用者個人に特化した販促情報(顧客向けの情報)が表示されるのではなく、商品PD11を買い物メモとして所定のメモリストに追加するための追加ボタンBT11が導入される。
このような状態において、例えば、利用者U1は、商品PD11に興味があり忘れないようにメモとして残しておきたいといった場合、追加ボタンBT11を押下することで、商品PD11を買い物メモリストに追加する。
なお、ここでいう買い物メモリストとは、利用者端末10において標準的に導入されているメモアプリに対応するものであってもよいし、利用者U1が任意に導入したメモアプリに対応するものであってもよい。また、追加ボタンBT11が押下された場合には、利用者端末10は、買い物メモリストとして自装置内に展開されているメモ用データベースに商品PD11を追加する。例えば、利用者端末10は、追加ボタンBT11が押下された場合には、商品PD11を示す商品名、商品識別コード等といった各種の商品情報を1つの買い物メモとしてメモ用データベースに格納する。
また、図2の例のように複数の商品が回答として提供される場合には、各商品に対応する商品コンテンツごとに、メモ機能(追加ボタン)が導入されることとなる。
このように情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が利用者端末10であると判定した場合には、回答として表示された取引対象をメモリストに追加させることのできるメモ機能を有するコンテンツを提供する。このような情報処理装置100によれば、利用者は、例えば、チャットボットとの対話の中で、購入したいと思える商品が見つかった場合に、その商品を忘れずにメモしておくことができるようになる。このようなことから、情報処理装置100は、チャットボットのユーザビリティをより高めることができるようになる。
(提供部135について)
提供部135は、アクセスしてきた利用者に対して情報提供を行う。例えば、提供部135は、利用者が利用者端末10を操作し所定のURLを踏んでアクセスしてきた場合には、Q&A画面SCを係る利用者端末10に送信することでQ&A画面SCを利用者に提供する。また、例えば、提供部135は、利用者が店頭端末30を操作し所定のURLを踏んでアクセスしてきた場合には、Q&A画面SCを係る店頭端末30に送信することでQ&A画面SCを利用者に提供する。
また、提供部135は、利用者からの質問が受け付けられた場合には、受け付けられた質問に対する回答を生成し、生成した回答をQ&A画面SC内にて対話形式で表示させる。
また、提供部135は、利用者から商品に関する質問が受け付けられた場合には、取得部132により取得されたアクセス態様を示す情報に応じて選択部134により選択された情報に基づいて、質問に対応する商品に関する商品コンテンツを生成する。
例えば、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツ、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツといった内容が異なる商品コンテンツのうち、前者のコンテンツが提供対象の商品コンテンツとして選択されたとする。係る場合、提供部135は、質問に対応する商品に関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツを生成し、これを質問に対する回答としてQ&A画面SC内にて対話形式で表示させる。
また、例えば、「利用者個人に特化した販促情報」を含む商品コンテンツ、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツといった内容が異なる商品コンテンツのうち、後者のコンテンツが提供対象の商品コンテンツとして選択されたとする。係る場合、提供部135は、質問に対応する商品に関する商品コンテンツであって、「利用者個人に特化した販促情報」を含まない商品コンテンツを生成し、これを質問に対する回答としてQ&A画面SC内にて対話形式で表示させる。
具体的には、提供部135は、利用者から受け付けられた取引対象に関する質問と、当該質問に対する回答とが対話形式で表示される対話コンテンツとして、Q&A画面SCを提供する。例えば、Q&A画面SCを介して利用者から質問が受け付けられた場合に、提供部135は、受け付けられた質問に対応する回答をQ&A画面を介して提供する。この結果、提供部135は、Q&A画面SC内で質問と回答との対話を実現する。
また、提供部135は、利用者が取引対象に関して適切な質問を入力することができるよう、質問の候補が選択可能な状態で表示される対話コンテンツを提供してもよい。例えば、提供部135は、商品情報記憶部121に記憶される階層関係の質問候補(大質問、中質問候補、中質問候補)を段階的にQ&A画面内で提供することで、利用者を適切な質問へと誘導してもよい。
また、図2で説明したように、提供部135は、対話コンテンツを構成するページ全体と、当該ページ含まれる領域であって、利用者から受け付けられた質問に対応する取引対象が回答として表示される領域とがそれぞれ異なる方向にスクロール可能に制御された対話コンテンツを提供する。図2の例によれば、提供部135は、対話コンテンツを構成するページ全体は画面の長尺方向にスクロール可能に制御され、取引対象が回答として表示されるは画面の短尺方向向にスクロール可能に制御された対話コンテンツを提供する。
(出力制御部136について)
情報処理装置100は、アクセスしてきた端末装置が利用者端末10であると判定した場合には、回答として表示された取引対象をメモリストに追加させることのできるメモ機能を有するコンテンツを提供してもよい点説明した。この場合、出力制御部136は、メモ機能を用いて任意の取引対象をメモリストに追加している利用者が、実店舗に訪問したことが検知された場合には、メモリストに追加されている取引対象に関する情報を出力するよう、この利用者の利用者端末10を制御することができる。この一例について、追加ボタンBT11を押下することで、商品PD11を買い物メモリストに追加した利用者U1が、実際にストアSH1に訪問した場合を例に説明する。
例えば、ストアSH1の店頭には、利用者端末10との間で近距離無線通信する設備(例えば、ビーコン)が備えられているとすると、情報処理装置100は、このビーコンから取得した情報に基づき、利用者U1の来店を検知することができる。
また、例えば、ストアSH1の店頭には、客からのチェックインを受け付ける設備が備えられていてもよい。係る場合には、利用者U1は例えば利用者端末10に表示された所定のQRコードをこの設備に読み取らせたり、この設備自体を操作したりすることでチェックインを行うことができる。また、情報処理装置100は、客によるチェックインを管理することで、利用者U1の来店を検知することができる。
ここで、出力制御部136は、利用者U1がストアSH1に来店したことが実際に検知されると、買い物メモリストに追加されている商品PD11に関する情報を出力するよう、利用者U1の利用者端末10を制御する。例えば、出力制御部136は、商品PD11の購入を促す通知を出力するよう利用者端末10を制御する。例えば、出力制御部136は、ブラウザを介して出力制御することもできるし、専用のアプリケーションが利用者端末10にインストールされている場合にはこのアプリを介して出力制御することもできる。
このような出力制御によれば、情報処理装置100は、利用者による買い忘れを効果的に防止することができる。
また、出力制御部136は、メモ機能によりメモリストに追加されている取引対象が所定の物品と組み合わせて使用される製品である場合であって、当該所定の物品が覚書リストに追加されていない場合には、当該所定の物品を提案する提案情報をさらに出力させる。この点についても、追加ボタンBT11を押下することで、商品PD11を買い物メモリストに追加した利用者U1の例を用いて説明する。
例えば、追加ボタンは商品コンテンツごとに含まれるため、商品PD11に対応する商品コンテンツC111が有する追加ボタンBT11が押下された今回の例の場合、出力制御部136は、利用者U1が商品PD11を買い物メモリストに追加したことを認識することができる。例えば、出力制御部136は、買い物メモリストへの追加操作の履歴を利用者ごとに管理することでき、これにより利用者U1が商品PD11を買い物メモリストに追加したことを認識することができる。
そして、出力制御部136は、利用者U1がストアSH1に来店したことが実際に検知されると、商品PD11が所定の物品と組み合わせて使用すべき製品であるか否かを判定する。説明の便宜上、商品PD11を大人用おむつとする。ここで、大人用おむつには外側のパンツ(アウターと呼ばれる)と、内側の尿取りパッド(インナーと呼ばれる)とを組み合わせて使用する併用タイプがあるが、商品PD11は外側のパンツであるものとする。このような場合、出力制御部136は、記憶部を参照し、商品PD11に対して組み合わせられる尿取りパッドも買い物メモリストに追加されているか否かを判定する。
例えば、出力制御部136は、商品PD11に対して組み合わせられる尿取りパッドが買い物メモリストに追加されていないと判定した場合には、尿取りパッドの購入を提案する提案情報をさらに出力するよう利用者端末10を制御する。
このような出力制御によれば、利用者は現在購入しようとしている商品を正しく使用するには他にどのような商品を購入しなければならないかを知ることができるようになる。
特に、端末装置においてチャットボットを用いて商品を表示・比較する場合、例えばインナーとアウターのような複数の商品を組み合わせて使用する商品では、比較対象が混在してわかりにくくなりやすい。例えば、インナーを2種、アウターを2種、計4種類の商品を表示する場合、利用者は、それらの商品が組み合わせて使うものであるか、一つで使用できる商品が4種類提案されているのかを判断することが難しい場合があり、アウターのみを購入すればよいと考えてしまい、結果、アウターのみでは十分な機能を発現することができない(例えば排泄の漏れなどにつながる)等、利用者に正しい商品の購入・利用を促すことができないことがある。
そのため、商品を提示する際に組み合わせで利用されることを明確にする(例えば、商品コンテンツを提示する際、必ず組み合わせに関する情報を表示する、一つの商品ごとの商品コンテンツを提示するのではなく商品を組み合わせた商品コンテンツ(例えば一つの商品コンテンツに組み合わせる対象である複数種類の商品の情報が含まれる)を提示する等)だけでなく、万が一、組み合わせて利用する商品の一部のみリストに登録されている場合に、組み合わせて利用するリストに登録されていない商品の購入の提案をすることで、正しい商品の購入・利用を利用者に促すことができる。
また、出力制御部136は、メモ機能を用いて任意の取引対象をメモリストに追加している利用者が、実店舗に訪問した場合には、実店舗の店員の立場にある利用者によって使用される店員端末50に対して、当該取引対象を購入目的とする訪問客の存在を通知してもよい。この一例について、追加ボタンBT11を押下することで、商品PD11を買い物メモリストに追加した利用者U1が、実際にストアSH1に訪問した場合を例に説明する。
例えば、出力制御部136は、利用者U1がストアSH1に来店したことが実際に検知されると、買い物メモリストに追加されている商品PD11を購入目的とする客(すなわち利用者U1)が来店したことを、ストアSH1の店員が有する店員端末50に通知する。例えば、出力制御部136は、利用者U1がストアSH1に来店したことが実際に検知されると、買い物メモリストへの追加操作の履歴から利用者U1が買い物メモリストにどのような商品を追加しているかを特定する。係る例であれば、出力制御部136は、利用者U1が買い物メモリストに商品PD11を追加していることを特定する。
そうすると、出力制御部136は、ストアSH1の店員が有する店員端末50に対して商品PD11を購入目的とする客が来店したことを通知する。このような出力制御によれば、店員は客の目的を把握したうえで客に声をかけることができるため、接客の機会を効果的に増やすことができるようになる。
〔7.処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。
まず、受付部131は、利用者からのアクセスを受け付けたか否かを判定する。例えば、受付部131は、URL1を経由したアクセス、あるいは、URL2を経由したアクセスを受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。受付部131は、利用者からのアクセスを受け付けていないと判定している間は(ステップS101;No)、利用者からのアクセスを受け付けたと判定できるまで待機する。
一方、取得部132は、受付部131により利用者からのアクセスを受け付けたと判定された場合には(ステップS101;Yes)、どのような態様で利用者がアクセスしてきたかといったアクセス態様を示す情報を取得する(ステップS102)。例えば、利用者U1が、URL1を踏むことによりURL1によって示される宛先を経由してアクセスしてきた場合には、取得部132は、アクセス態様を示す情報としてURL1を取得する。また、例えば、利用者U1が、URL2を踏むことによりURL2によって示される宛先を経由してアクセスしてきた場合には、取得部132は、アクセス態様を示す情報としてURL2を取得する。
また、選択部134は、アクセス態様を示す情報に基づき、アクセスしてきた端末装置の種別を判定する。例えば、選択部134は、アクセス態様を示す情報に基づき、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)、実店舗に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち店頭端末30)、実店舗の店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)のいずれであるかを判定する。
また、不図示であるが、提供部135は、Q&A画面SCをアクセス元の利用者の端末装置に送信することにより、アクセス元の利用者に対してQ&A画面SCを提供する(ステップS103)。
また、このような状態において、決定部133は、Q&A画面SCにて商品(例えば、ペット用品)に関する質問を受け付けたか否か判定する(ステップS104)。決定部133は、商品に関する質問を受け付けていないと判定している間は(ステップS104;No)、商品に関する質問を受け付けたと判定できるまで待機する。
一方、決定部133は、商品に関する質問を受け付けたと判定した場合には(ステップS104;Yes)、提供候補の商品の中から、受け付けた質問に対応する商品を決定する。例えば、決定部133は、商品情報記憶部121に登録される提供候補の商品の中から、受け付けた質問に対応する商品を決定する(ステップS105)。
決定部133により取引対象の商品が決定されると、選択部134は、アクセス元の利用者のアクセス態様に応じて、この取引対象の商品に関する商品コンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、提供対象の商品コンテンツを選択する(ステップS106)。例えば、選択部134は、取得部132により取得されたアクセス態様を示す情報に基づいて、取引対象の商品に関する商品コンテンツであって、内容が異なる商品コンテンツのうち、このアクセス態様を示す情報に応じた商品コンテンツを選択する。
例えば、選択部134は、アクセスしてきた端末装置が、顧客ユーザによって利用される端末装置(すなわち利用者端末10)であると判定した場合には、アクセス元の利用者について、個人的なデバイス環境下でコンテンツを閲覧できる状況にあると推定することができる。また、係る場合、選択部134は、顧客向け情報を含む商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択する。
一方、選択部134は、アクセスしてきた端末装置が、実店舗に訪問した訪問客によって利用される端末装置(すなわち店頭端末30)であると判定した場合には、アクセス元の利用者について、公共のデバイス環境下でコンテンツを閲覧している状況にあると推定することができる。また、係る場合、選択部134は、顧客向け情報を含まない商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択する。
さらに一方、選択部134は、アクセスしてきた端末装置が、店員によって利用される端末装置(すなわち店員端末50)であると判定した場合には、店員について、接客している状況にあると推定することができる。また、係る場合、選択部134は、商品の在庫状況あるいは仕入状況を特定可能な識別情報である商品識別コードを含む商品コンテンツを、提供対象の商品コンテンツとして選択する。
提供部135は、選択部134によりどのような内容を含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとするかが候補の中から選択されると、選択された情報に基づいて、提供対象の商品コンテンツを生成する。そして、提供部135は、生成した商品コンテンツを質問に対する回答としてQ&A画面SC内にて対話形式で表示させることでアクセス元の利用者に提供する(ステップS107)。
〔8.変形例〕
上述した情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
〔8-1.関連先への誘導〕
上記実施形態では、情報処理装置100が、利用者のアクセス態様に応じて提供対象の商品コンテンツを選択し、選択した商品コンテンツを利用者に提供する例を示した。ここで、提供部135は、選択した商品コンテンツで示される商品(取引対象の商品)と同一分野の商品、あるいは、選択した商品コンテンツで示される商品と類似する商品がおすすめ商品として紹介される紹介コンテンツへのリンクが張られた商品コンテンツを生成しこれを回答として表示させてもよい。
また、提供部135は、選択した商品コンテンツで示される商品が利用される対象(ペット用品の場合、このペット用品が使用される対象のペット)に関する質問掲示板へのリンクが張られた商品コンテンツを生成しこれを回答として表示させてもよい。
また、提供部135は、利用者のアクセス態様に応じて、このようなリンクを貼り付けるか否かを制御してもよい。例えば、提供部135は、アクセス態様を示す情報がURL1である場合には係るリンクを貼り付けるようにし、アクセス態様を示す情報がURL2である場合には係るリンクを貼り付けないようにしてもよい。これにより、関連商品や商品の評判などを考慮して購入するか否かをじっくり検討したいといった利用者に向けたユーザビリティを高めることができる。
〔8-2.AR技術を活用した商品紹介〕
例えば、取引対象の商品のうち、ストアSH1で取り扱われている商品は、Q&A画面SC内において商品コンテンツという形で回答されることで宣伝効果が高められる。ここで、店頭での宣伝効果をさらに高める方策として、取引対象の商品のうち、ストアSH1で取り扱われている商品は、店頭端末30(利用者端末10でもよい)を介したAR技術により、係る商品の撮像画像に各種の情報を重畳表示される仕組みとなっている場合がある。
このようなことから、提供部135は、選択した商品コンテンツで示される商品がAR技術に対応している場合には、係る商品の撮像画像に各種の情報を重畳表示させる所定のアプリケーションを起動するためのボタンを商品コンテンツ内に表示させでもよい。例えば、提供部135は、アクセス態様を示す情報がURL1である場合には係るボタンが表示されない商品コンテンツを生成し、アクセス態様を示す情報がURL2である場合には係るボタンが表示される商品コンテンツを生成する。これにより、例えば、実際に店舗に訪れ商品に興味を有している利用者に対して、この商品を仮想的に体験させることができるため、高い宣伝効果を生み出すことができる。
〔8-3.位置情報を活用した情報提供〕
また、情報処理装置100は、利用者のアクセス態様として、利用者がどのような位置からアクセスしてきたかといったアクセス元の位置に応じて、どのような内容のコンテンツを提供するか、提供対象のコンテンツを選択してもよい。具体的には、情報処理装置100は、アクセス態様を示す情報として、どのような位置に所在している状態で利用者がアクセスしてきたかを示す情報(すなわち、利用者の位置情報)に応じて、提供対象のコンテンツを選択してもよい。例えば、位置情報が所定の店舗から利用者がアクセスしてきていることを示す場合には、情報処理装置100は、係る所定の店舗で取り扱われている商品に関する情報を内容に含むコンテンツを提供対象のコンテンツとして選択する。この点について、図1の例を用いて説明する。
例えば、取得部132は、受付部131により利用者U1からのアクセスが受け付けられた場合には、利用者U1のアクセス態様を示す情報として、利用者の現在位置を示す位置情報を取得する。例えば、取得部132は、受付部131により利用者U1からのアクセスが受け付けられた場合には、利用者U1の利用者端末10が有するGPSセンサにより検出された位置情報を取得する。
また、このような状態において、決定部133は、利用者U1から商品に関する質問を受け付けたことにより、係る質問に対応する商品として商品PD11を決定したものとする。そうすると、選択部134は、取得部132により位置情報に基づいて、利用者U1がストアSH1(所定の店舗の一例)からアクセスしてきているか否かを判定する。例えば、選択部134は、利用者U1がストアSH1からアクセスしてきていると判定した場合には、ストアSH1内での商品PD11の所在位置を示す場所情報を内容として含む商品コンテンツを提供対象の商品コンテンツとして選択する。係る場所情報としては、商品PD11の所在位置が示されたストアSH1の店舗内地図や、PD11が置かれた場所の目印となるオブジェクト(例えば、看板や広告)が写された撮像画像が挙げられる。
そして、提供部135は、場所情報が領域AR11-3に表示されるような商品コンテンツC11を生成し、場所情報を含む商品コンテンツC11を回答としてQ&A画面SC内に表示させる。
このような情報処理装置100によれば、所定の店舗内で利用者が商品に関する質問を行うという状況、すなわち所定の店舗内で利用者が商品を探している可能性が高い状況では、その所品の有り場を通知することができるため、商品へと利用者を誘導することができ、この結果、利用者を購買へとつなげることができるようになる。
〔8-4.広告提供〕
また、情報処理装置100は、回答として提供された各商品コンテンツに対応する商品それぞれに対する利用者の興味の度合いに基づいて、商品に関する広告を提供してもよい。例えば、選択部134は、回答として提供された各商品コンテンツに対する利用者の行動(例えば、商品コンテンツを選択するという選択行動)の傾向に基づいて、商品ごとに当該商品に対する利用者の興味の度合いを分析することができる。一例を示すと、選択部134は、利用者による選択回数が多い商品コンテンツほど、高い興味の度合いを算出することで、この興味の度合いが高い商品ほど注目され易い商品(人気の商品)と分析する。
例えば、選択部134は、回答として提供された各商品コンテンツに対応する商品のうち、商品PD11に最も高い興味の度合いを算出したとする。係る場合、選択部134は、商品PD11について他の商品と比較して人気の商品と判断し、提供候補の広告コンテンツのうち、商品PD11に関する広告コンテンツを選択する。また、提供部135は、選択部134により選択された広告コンテンツを店頭端末30に表示させる一方で、利用者端末10には表示させない。
このような情報処理装置100によれば、より購買につながり易い利用者(例えば、ストアSH1に出向いて店頭端末30を操作している利用者)に対して、多くの利用者の興味を集めいている商品を広告することができるため、広告効果を高めることができる。また、このような情報処理装置100によれば、広告を必要としない利用者(例えば、利用者端末10を操作している利用者)には必要以上の広告が提供されないよう制御することができる。
〔8-5.動画を活用した質問選択〕
上記実施形態では、提供部135が、質問の候補が選択可能な状態で表示される対話コンテンツを提供する例を示した。具体的には、提供部135が、質問候補(例えば、階層関係にある質問候補)を対話コンテンツ内で提供することで、利用者を適切な質問へと誘導する例を示した。
しかしながら、利用者は、質問候補が単に文章で提供されるだけでは、質問候補で対象となっている取引対象(商品)の利用状況を具体的にイメージすることが困難な場合があり、どの質問候補を選択するべきか迷ってしまう場合がある。例えば、「お使いのフードはウェットタイプですか?」、それとも、「お使いのフードはドライタイプですか?」といったように2つの質問候補が提供されたとする。係る場合、ペットフードに詳しくない利用者であれば、ウェットタイプ、ドライタイプがどのようなフードなのかわからず、その利用状況を具体的にイメージすることができない結果、2つの質問候補のうちいずれを選択すべきか迷ってしまう場合がある。
このようなことから、提供部135は、取引対象の利用状況を具体的にイメージさせる動画像と、所定の選択肢とを組み合わせて構成された質問候補が表示される対話コンテンツを提供してもよい。具体的には、提供部135は、商品の利用状況を具体的にイメージさせる動画像と、所定の選択肢とを組み合わせて構成された質問候補をQ&A画面SC内で提供する。また、このような動画像としては、質問の内容を示すテキストが重畳表示された動画像、あるいは、質問の内容が(例えば、クイズ形式の)動きとして表現された動画像が考えられる。この点について、図10を用いて説明する。図10は、動画像と選択肢とで構成された質問候補の一例を示す図である。
図10(a)には、提供部135が、「お使いのフードはウェットタイプですか?」といった質問文が重畳され、かつ、ウェットタイプのフードの見た目やウェットタイプのフードの利用状況を示す動画像VD1をQ&A画面SC内で提供している例が示される。動画像VD1の再生時間は限定されないが利用者が離脱しない数秒程度の再生時間が好ましい。そして、動画像VD1の再生が進むと、図10(a)に示すように、2つの選択肢がボタン形式で表示される。具体的には、「Yes」を選択する選択ボタンCBT11と、「No」を選択する選択ボタンCBT12とが表示される。
係る例では、利用者は、ウェットタイプのフードにはどのような商品があるか質問したい場合には選択ボタンCBT11を押下し、ウェットタイプのフードには興味がない場合(ドライタイプのフードにはどのような商品があるか質問したい場合)には選択ボタンCBT12を押下すればよい。このように動画を活用した質問候補の提供が行われることで、利用者は、質問候補で対象となっている商品の見た目や利用状況を容易にイメージすることができるようになるため、チャットボットに対して適切に質問することができるようになる。
一方、図10(b)には、商品の利用状況をイメージさせる動画像と、選択肢とを組み合わせて構成された質問候補の他の一例が示される。図10(b)には、提供部135が、ウェットタイプのフードの見た目やウェットタイプのフードの利用状況を示す動画像VD21と、ドライタイプのフードの見た目やドライタイプのフードの利用状況を示す動画像VD22といった2種類の動画像が組み合わされた動画像VD2をQ&A画面SC内で提供している例が示される。また、図10(b)の例によれば、動画像VD2には、「お使いのフードはウェットタイプですね?」といった質問文が重畳される例が示される。
このような状態において、動画像VD1の再生が進ことに応じて、図10(b)に示すように、2つの選択肢がボタン形式で表示される。図10(b)の例によれば、はじめに「Yes」を選択する選択ボタンCBT21が表示され、その後、「No」を選択する選択ボタンCBT22へと表示が切り替わる。
また、さらに再生が進むと、選択ボタンCBT21および選択ボタンCBT22の両方が表示される。また、この時点で、選択ボタンCBT21、選択ボタンCBT22のいずれかを押下できるよう各選択ボタンがアクティブ化される。
係る例では、利用者は、ウェットタイプのフードと、ドライタイプのフードとの間で、見た目や利用状況の観点から違いを比較しながら、いずれの商品について質問すべきかをじっくり検討したうえで選択ボタンCBT21、選択ボタンCBT22のいずれかを押下することができる。この結果、利用者は、チャットボットに対して適切に質問することができるようになる。
〔9.その他〕
上記した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、手動的に行われてもよい。また、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、公知の方法で自動的に行われてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されなくともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。また、各構成要素は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。また、上記してきた各処理は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実行されてもよい。
〔10.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現することとなる。