JP7676741B2 - ジルコニア焼結体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
[1] 透明ジルコニア部と不透明ジルコニア部とを備えるジルコニア焼結体であって、二軸曲げ強度が300MPa以上であり、該不透明ジルコニア部が明色ジルコニア焼結体からなることを特徴とするジルコニア焼結体。
[2] 透明ジルコニア部と不透明ジルコニア部とが同一の面上にある上記[1]に記載のジルコニア焼結体。
[3] 透明ジルコニア部の直線透過率が50%以上である上記[1]又は[2]に記載のジルコニア焼結体。
[4] 不透明ジルコニア部の直線透過率が5%未満である上記[1]乃至[3]のいずれかひとつに記載のジルコニア焼結体。
[5] 不透明ジルコニア焼結体のL*a*b*表色系におけるL*が60を超えること上記[1]乃至[4]のいずれかひとつに記載のジルコニア焼結体。
[6] 透明ジルコニア部が、安定化剤及びチタニアを含有するジルコニア、を含む上記[1]乃至[5]のいずれかひとつに記載のジルコニア焼結体。
[7] 前記安定化剤が、イットリア、カルシア及びマグネシアの群から選ばれる少なくとも1種である上記[6]に記載のジルコニア焼結体。
[8] 前記透明ジルコニア部の安定化剤がイットリアであり、なおかつ、イットリア含有量が6mol%以上12mol%以下である上記[6]又は[7]に記載のジルコニア焼結体。
[9] 前記不透明ジルコニア部の安定化剤がイットリアであり、なおかつ、イットリア含有量が2mol%以上6mol%未満である上記[6]乃至[8]のいずれかひとつに記載のジルコニア焼結体。
[10] 不透明ジルコニア部が、着色元素を含む上記[1]乃至[9]のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
[11] 前記着色元素が、遷移金属元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、アルミニウム、ケイ素、ホウ素、リン、ゲルマニウム、希土類元素の群から選ばれるうち少なくとも1種である上記[10]に記載のジルコニア焼結体。
[12] 二軸曲げ強度が350MPa以上であることを特徴とする上記[1]乃至[11]のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
[13] 透明ジルコニア部の原料粉末、又は、不透明ジルコニア部の原料粉末のいずれか一方の原料粉末からなる一次成形体と、他方の原料粉末からなる成形体と、が積層した二次成形体を焼結する焼結工程、を含むことを特徴とする上記[1]乃至[12]のいずれかひとつに記載のジルコニア焼結体の製造方法。
[14] 透明ジルコニア部の原料粉末が、安定化剤含有ジルコニア源及びチタニア源を含む混合粉末である上記[13]に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
[15] 焼結が少なくともHIP処理を含む上記[13]又は[14]に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
[16] 焼結が1300℃以上1400℃以下で常圧焼結をした後、1450℃以上1550℃以下でHIP処理を行う上記[13]乃至[15]のいずれかひとつに記載の製造方法。
相対密度(%) =ジルコニア焼結体の実測密度(g/cm3)/ジルコニア焼結体の見かけ真密度(g/cm3)×100
上記式において、Mはジルコニア焼結体の見かけ真密度(g/cm3)、Maは透明ジルコニア部の見かけ真密度(g/cm3)、Mbは不透明ジルコニア部の見かけ真密度(g/cm3)、Xはジルコニア焼結体の体積に対する透明ジルコニア部の体積比、及び、Yはジルコニア焼結体の体積に対する不透明ジルコニア部の体積比である。Ma及びMbは、アルキメデス法により測定される、それぞれの焼結体のHIP処理体の密度である。該HIP処理体は相対密度100%に相当する密度を有する焼結体であり、これは、相対密度97%以上100%未満の一次焼結体を、圧力媒体としてアルゴンを使用し、150MPa、1500℃で1時間のHIP処理、により製造できる。
Ti=Tt-Td
Tt:全光線透過率(%)
Td:拡散透過率(%)
Ti:直線透過率(%)
加速電圧:10kV
測定倍率:400~10000倍
L* :60超、62以上又は65以上、かつ
100以下、98以下又は95以下
a* :-100以上、-50以上又は0以上、かつ、
100以下、50以下又は30以下、及び、
b* :-100以上、-50以上又は0以上、かつ、
100以下、50以下又は30以下
L*が60を超えて100以下、好ましくは62以上98以下、
a*が-5以上100以下、好ましくは-5以上40以下、かつ
b*が5以上100以下、好ましくは5以上30以下
薄赤色/薄ピンク色~薄紫色の色調 :
L*が60を超えて100以下、好ましくは62以上98以下、又は、60を超えて80以下
a*が5以上100以下、好ましくは5以上40以下、又は、10以上35以下、又は、10を超えて25以下、かつ
b*が-100以上5以下、好ましくは-30以上5以下
薄緑色~薄黄緑色の色調 :
L*が60を超えて100以下、好ましくは62以上98以下、
a*が-100以上-5以下、好ましくは-40以上-5以下、又は、-10以上-5以下、かつ
b*が-5以上100以下、好ましくは-5以上30以下
薄青緑色~薄青色の色調 :
L*が60を超えて100以下、好ましくは62以上98以下、
a*が-100以上5以下、好ましくは-40以上5以下、かつ
b*が-100以上-5以下、好ましくは-30以上-5以下
薄い灰色~白色の色調 :
L*が60を超えて100以下、好ましくは62以上98以下、
a*が-5を超え5未満、好ましくは-3以上2以下、かつ
b*が-5を超え5未満、好ましくは-2以上4以下
L*a*b*表色系の色調はJIS Z 8722に準じた方法により、表面粗さ(Ra)が0.02nm以下である焼結体を測定することで得られる。色調は、一般的な色差計(例えば、SpectrophotometerSD 3000、日本電色工業社製)を使用して測定できる。色調は、背景に白色板を使用した測定(いわゆる、白バック測定)であって、以下の条件で測定することが例示できる。
光源:D65光源
視野角:10°
測定方式:SCE
単斜晶率(%)=[Im(111)+Im(11-1)]×100
/[Im(111)+Im(11-1)+It(111)+Ic(111)]
線源: CuKα線(λ=0.15418nm)
測定モード: 連続スキャン
スキャンスピード: 4°/分
ステップ幅: 0.02°
測定範囲: 2θ=26°~33°
る。
ここで、
Sw=100×{(Lw2-Lw1)/Lw1}
ST=100×{(LT2-LT1)/LT1}
SL=100×{(LL2-LL1)/LL1}
である。また、SWは幅の線収縮率(%)、Lw1は焼成処理前の直方体サンプルの幅(mm)、Lw2は焼成処理後の直方体サンプルの幅(mm)であり、STは厚さの線収縮率(%)、LT1は焼成処理前の直方体サンプルの厚さ(mm)、LT2は焼成処理後の直方体サンプルの厚さ(mm)であり、SLは長さの線収縮率(%)、LL1は焼成処理前の直方体サンプルの長さ(mm)、LL2は焼成処理後の直方体サンプルの長さ(mm)である。
厚み1mm、直径25mmの円板状の焼結体を作製し、その表面両面を表面粗さRa=0.02μm以下に鏡面研磨し、これを測定試料とした。直線透過率はヘーズメーター(装置名:NDH5000、日本電色社製)を使用し、入射光をD65光源、スポット径を直径15mmとして測定した。
色調は、JIS Z 8722に準拠し、D65光源、10°視野角の条件において色差計(装置名:Spectrophotometer SD 3000、日本電色工業社製)を用いて測定を行った。
厚み1mm、直径25mmの円板状の焼結体を作製し、その表面両面を表面粗さRa=0.02μm以下に鏡面研磨し、これを測定試料とした。当該測定試料を使用し、ISO/DIS6872に規定された二軸曲げ強度測定に準じて二軸曲げ強度を測定した。二軸曲げ強度測定において、サポート径を直径22mmとした。サポートには、ボール径9.5mmのジルコニアボールを用いた。
(透明原料)
BET比表面積が5.3m2/gである10mol%イットリア含有ジルコニア粉末と、BET比表面積が20m2/gであるチタニア粉末を、エタノール溶媒中で直径10mmのジルコニア製ボールでボールミル混合した。ボールミル混合は、エタノール溶媒中でチタニア粉末を粉砕し、更にイットリア含有ジルコニア粉末を混合して行った。混合粉末を大気中で乾燥し、10mol%イットリア及び9.1mol%チタニア含有ジルコニア粉末を得、これを透明原料とした。透明原料に含まれるチタニア中のチタン(Ti)は、透明原料の質量に対する、TiO2換算したチタンの質量割合として6.8質量%に相当する。
アルミナ粉末、コバルトアルミネート粉末、酸化ニッケル粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して、20質量%のアルミナ、0.17質量%のコバルトアルミネート及び0.03質量%の酸化ニッケルを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を得た。該混合粉末を大気中、110℃で乾燥した後、篩分けし、これを不透明原料(薄青緑色原料)とした。
直径25mmであり、凹凸形状を有する円板状の一次金型に透明原料を充填し、圧力25MPaで一軸加圧形することによって、厚み2mm、直径25mmの円板状の透明成形体からなる一次成形体を得た。該一次成形体の凸形状が上面となるように、これを直径が50mmの円板状の二次金型に配置した。一次成形体の上面全体が被覆されるように、不透明原料を充填した。その後、これを圧力50MPaで一軸加圧成形することで透明成形体と不透明成形体とが積層した二次成形体を得た後、これを圧力200MPaでCIP処理した。これによって、厚み3.5mm、直径50mmの円板状の二次成形体を得た。図2は二次成形体(200)の断面を示す模式図であり、二次金型(210)中に、透明成形体からなる一次成形体(201)が配置され、該一次成形体の露出面を不透明成形体(202)が被覆した構造を有する、透明成形体と不透明成形体とが積層した二次成形体を示している。
得られた二次成形体を、大気中、昇温速度100℃/h、焼結温度1350℃、焼結時間2時間で常圧焼結した後、温度1500℃、圧力150MPa、保持時間1時間でHIP処理した。HIP処理後、大気中、900℃で8時間アニール処理して焼結体を得た。
HIP処理において、圧力媒体として純度99.9%のアルゴンガスを使用し、また、試料は蓋付きカーボン製容器に配置した。
(透明原料)
実施例1と同様な方法で透明原料を得た。
アルミナ粉末、コバルトアルミネート粉末、酸化ニッケル粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して、20質量%のアルミナ、0.5質量%のコバルトアルミネート及び0.1質量%の酸化ニッケルを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を得た。該混合粉末を大気中、110℃で乾燥した後、篩分けし、これを不透明原料(薄青色原料)とした。
不透明原料を薄青色原料としたこと以外は実施例1と同様な方法で厚み3.5mm、直径50mmの円板状の二次成形体を得た。
得られた二次成形体を、実施例1と同様な方法で常圧焼結、HIP処理、及びアニール処理して焼結体を得た。アニール処理後の焼結体を、実施例1と同様に切削加工及び研磨して円板状円板状のジルコニア焼結体とし、これを本実施例のジルコニア焼結体とした。
(透明原料)
実施例1と同様な方法で透明原料を得た。
酸化ネオジム粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して、2質量%の酸化ネオジムを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を得た。該混合粉末を大気中、110℃で乾燥した後、篩分けし、これを不透明原料(薄紫色原料)とした。
不透明原料を薄紫色原料としたこと以外は実施例1と同様な方法で厚み3.5mm、直径50mmの円板状の二次成形体を得た。
得られた二次成形体を、実施例1と同様な方法で常圧焼結、HIP処理、及びアニール処理して焼結体を得た。アニール処理後の焼結体を、実施例1と同様に切削加工及び研磨して円板状円板状のジルコニア焼結体とし、これを本実施例のジルコニア焼結体とした。
(透明原料)
実施例1と同様な方法で透明原料を得た。
アルミナ粉末及び3.2mol%エルビア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して、0.05質量%のアルミナを含み、残部が3.2mol%エルビア含有ジルコニアである混合粉末を得た。該混合粉末を大気中、110℃で乾燥した後、篩分けし、これを不透明原料(薄赤色原料)とした。
不透明原料を薄赤色原料としたこと以外は実施例1と同様な方法で厚み3.5mm、直径50mmの円板状の二次成形体を得た。
得られた二次成形体を、実施例1と同様な方法で常圧焼結、HIP処理、及びアニール処理して焼結体を得た。アニール処理後の焼結体を、実施例1と同様に切削加工及び研磨して円板状円板状のジルコニア焼結体とし、これを本実施例のジルコニア焼結体とした。
不透明原料として、酸化ネオジム粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して得られた、3.0質量%の酸化ネオジムを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で本実施例のジルコニア焼結体を得た。
不透明原料として、酸化エルビウム粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して得られた、4.0質量%の酸化エルビウムを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で本実施例のジルコニア焼結体を得た。
不透明原料として、酸化エルビウム粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して得られた、2.0質量%の酸化エルビウムを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で本実施例のジルコニア焼結体を得た。
不透明原料として、酸化ユーロピウム粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して得られた、3.0質量%の酸化ユーロピウムを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で本実施例のジルコニア焼結体を得た。
(透明原料)
実施例1と同様な方法で、10mol%イットリア及び9.1mol%チタニア含有ジルコニア粉末を得た。当該混合粉末に含まれるチタニア中のチタン(Ti)は、当該混合粉末の質量に対する、TiO2換算したチタンの質量割合として6.8質量%に相当する。当該粉末とアクリル系樹脂を含む有機バインダーとを混合して組成物とし、これを本実施例の透明原料とした。
実施例1と同様な方法で、アルミナ粉末、コバルトアルミネート粉末、酸化ニッケル粉末及び3mol%イットリア含有ジルコニア粉末を、エタノール溶媒中でジルコニア製ボールを使用したボールミルで湿式混合して、20質量%のアルミナ、0.17質量%のコバルトアルミネート及び0.03質量%の酸化ニッケルを含み、残部が3mol%イットリア含有ジルコニアである混合粉末を得た。当該混合粉末とアクリル系樹脂を含む有機バインダーとを混合して組成物とし、これを本実施例の不透明原料とした。
透明原料を一次金型に射出成形し、凹凸形状を有し、厚み2mm、直径25mmの円板状の透明成形体からなる一次成形体を得た。得られた一次成形体の凹凸形状が上面となるように直径50mmの円板状の二次金型に配置した。当該一次成形体の上面全体(露出面)が被覆されるように、一次成形体上に不透明原料を射出成形し、厚み3.5mm、直径50mmの円板状を有し、透明成形体と不透明成形体とが積層した二次成形体を得た。
得られた二次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で常圧焼結、HIP処理、アニール処理及び加工し、本実施例のジルコニア焼結体を得た。
実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で透明ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例1で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄青緑色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例2で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄青色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例3で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄紫色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例4で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄赤色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例5で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄紫色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例6で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄赤色ジルコニア焼結体を作製した。
透明ジルコニア部の原料粉末の代わりに実施例7で得られた不透明ジルコニア部の原料粉末を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で一次成形体を得た。二次成形体の代わりに得られた一次成形体を使用したこと以外は実施例1と同様な方法で薄ピンク色ジルコニア焼結体を作製した。
101,301 :透明ジルコニア部
102,302 :不透明ジルコニア部
110a,110b,110c :サポート
120 :荷重
200 :二次成形体
201 :一次成形体(透明成形体)
202 :不透明成形体
210 :二次金型
300a,300b :ジルコニア焼結体
301 :透明ジルコニア部
302 :不透明ジルコニア部
Claims (16)
- 試料厚さ1mm、D65光源における直線透過率が50%以上であり、立方晶蛍石型構造を有するジルコニアを含む透明ジルコニア部と試料厚さ1mm、D65光源における直線透過率が5%未満である不透明ジルコニア部とを備えるジルコニア焼結体であって、二軸曲げ強度が300MPa以上であり、該不透明ジルコニア部が、L * a * b * 表色系における明度L * が60を超えて100以下である明色ジルコニア焼結体からなることを特徴とするジルコニア焼結体。
- 透明ジルコニア部と不透明ジルコニア部とが同一の面上にある請求項1に記載のジルコニア焼結体。
- 透明ジルコニア部又は不透明ジルコニア部のいずれか一方が他方を囲むように配置された構造を含む形状である請求項1又は2に記載のジルコニア焼結体。
- 前記不透明ジルコニア部は、正方晶蛍石型構造を有するジルコニアを含むジルコニア焼結体である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 前記不透明ジルコニア部の単斜晶率が10%以下である請求項1乃至4のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 透明ジルコニア部が、安定化剤及びチタニアを含有するジルコニア、を含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 前記安定化剤が、イットリア、カルシア及びマグネシアの群から選ばれる少なくとも1種である請求項6に記載のジルコニア焼結体。
- 前記透明ジルコニア部の安定化剤がイットリアであり、なおかつ、イットリア含有量が6mol%以上12mol%以下である請求項6又は7に記載のジルコニア焼結体。
- 前記不透明ジルコニア部の安定化剤がイットリアであり、なおかつ、イットリア含有量が2mol%以上6mol%未満である請求項6乃至8のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 不透明ジルコニア部が、着色元素を含む請求項1乃至9のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 前記着色元素が、遷移金属元素、アルカリ金属元素、アルカリ土類金属元素、アルミニウム、ケイ素、ホウ素、リン、ゲルマニウム、希土類元素の群から選ばれるうち少なくとも1種である請求項10に記載のジルコニア焼結体。
- 二軸曲げ強度が350MPa以上であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体。
- 透明ジルコニア部の原料粉末、又は、不透明ジルコニア部の原料粉末のいずれか一方の原料粉末からなる一次成形体と、他方の原料粉末からなる成形体と、が積層した二次成形体を焼結する焼結工程、を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
- 透明ジルコニア部の原料粉末が、安定化剤含有ジルコニア源及びチタニア源を含む混合粉末である請求項13に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
- 焼結が少なくともHIP処理を含む請求項13又は14に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
- 焼結が1300℃以上1400℃以下で常圧焼結をした後、1450℃以上1550℃以下でHIP処理を行う請求項13乃至15のいずれか一項に記載の製造方法。
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