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JP7679652B2 - 情報処理システム、検査方法およびプログラム - Google Patents
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情報処理システム、検査方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のファイルを検査する情報処理システム、方法およびその検査をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
PC(Personal Computer)等の情報処理システムは、記憶装置内に格納された複数のファイルを検査対象とし、各ファイルがコンピュータウィルスに感染していないかどうかを一定期間毎に検査する。検査対象のファイル数が膨大である場合、検査に相当の時間を要することから、検査を途中で中断し、他の処理を実行させることがある。
一般的にコンピュータウィルスの検査は、ファイル名のイニシャル文字の昇順や降順で実行されるが、このような規則性に従った検査は、常に同じファイルが優先して検査されるため、効率が悪い。
そこで、ファイルの検索順序をランダムに作成し、一時中断するときにその検索状態を仕掛として記録し、再開時に検索順序をランダムに設定し、仕掛状態にあるファイルを最初に検索する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
コンピュータウィルスの検査は、情報処理システムが備える記憶装置のほか、情報処理システムに接続して利用される外部記憶装置についても実行される。情報処理システムには、複数のシステムから構成され、各システムに接続先を切り替えて外部記憶装置を共有するシステムがある。このような情報処理システムは、接続先の切り替えにより検査を一時中断し、再度の切り替えにより検査を再開するまでの間、接続先が切り替えられるだけで、新たなウィルスが混入することはない。
上記従来の技術では、このような検査の一時中断から再開までの間に新たなウィルスが混入されていないことが保証されるシステムにおいても、再開後の2番目以降のファイルについて中断前と同じファイルを検査する可能性があり、検査時間がかかるという問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、複数のファイルの検査時間を短縮することができるシステム、装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のファイルを検査する情報処理システムであって、
情報処理システムに接続された外部記憶装置が記憶する複数のファイルを検査する検査手段と、
外部記憶装置の接続先を切り替える切替手段と
を含み、
切替手段は、接続先を切り替えた際に切り替えた接続先を検査手段に通知し、
検査手段は、切替手段により接続先が所定の接続先から他の接続先へ切り替えられた場合、検査したファイルの結果を保持するとともに検査を中断し、切替手段により再び接続先が切り替えられ、切替手段により通知された接続先が所定の接続先であった場合、保持した結果を基にファイルの検査を再開する、情報処理システムを提供する。
本発明によれば、複数のファイルの検査時間を短縮することができる。
情報処理システムとしての画像処理装置の構成例を示した図。 本体部コントローラのハードウェア構成の一例を示した図。 画像処理装置が備える本体部および操作部の構成例を示した図。 マウント先を操作部から本体部へ切り替える処理の流れを示したシーケンス図。 マウント先を本体部から操作部へ切り替える処理の流れを示したシーケンス図。 操作部から本体部への別の切替処理の流れを示したフローチャート。 本体部から操作部への別の切替処理の流れを示したフローチャート。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。
図1は、情報処理システムとしての画像処理装置の構成例を示した図である。ここでは、情報処理システムを画像処理装置として説明するが、複数のシステムから構成される装置やシステムであれば、画像処理装置に限定されるものではない。なお、複数のシステムは、ケーブルによる有線接続されたものであってもよいし、無線(赤外線を含む)接続されたものであってもよく、複数の装置を有線もしくは無線で接続したものであってもよい。
したがって、情報処理システムは、画像処理装置、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、デスクトップPC等のうちの2以上の装置を組み合わせたものであってもよいし、2以上の同じ装置から構成されるものであってもよい。
画像処理装置10は、以下、MFP(Multi-Function Peripheral)とし、複数のシステムを本体部11と操作部12として説明する。
本体部11と操作部12は、ケーブル13により接続されている。本体部11は、本体部11の制御動作を司る本体部コントローラ20と、原稿の読み取りを行うスキャナデバイス21と、用紙に印刷を行うプロッタデバイス22とを含む。
本体部コントローラ20は、例えば、描画、スキャナデバイス21やプロッタデバイス22との通信、ネットワーク14を介した通信、操作部12からの入力等を制御する。スキャナデバイス21は、読み取った原稿を画像データに変換して出力する。プロッタデバイス22は、画像データに基づき、印刷を実行する。スキャナデバイス21とプロッタデバイス22は、画像データを画像処理する画像処理部分を含むことができ、画像処理として誤差拡散やガンマ変換等を実行することができる。
本体部コントローラ20は、ネットワーク14に接続されたPC等の端末装置15と通信を行うことができる。また、本体部コントローラ20は、ネットワーク14に接続された無線アクセスポイント16を介してスマートフォンやタブレット端末等の端末装置17と通信を行うことができる。この例では、端末装置17がWiFi(登録商標)を使用し、無線アクセスポイント16およびネットワーク14を介して通信を行っているが、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線を使用して本体部11と直接通信を行ってもよい。本体部11は、近距離無線を使用して通信を行う場合、近距離通信回路を備えることができる。
ネットワーク14は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットのいずれであってもよく、有線ネットワークでも、無線ネットワークでもよい。また、ネットワーク14は、1つのネットワークであってもよいし、プロキシサーバやルータ等の中継装置により接続された2以上のネットワークから構成されたものであってもよい。
操作部12は、操作部12の制御動作を司る操作部コントローラ23と、ユーザが操作するハードキー24と、画面表示および操作入力受付を行う液晶タッチパネル25と、着脱可能な外部記憶装置26とを備えている。外部記憶装置26は、メモリカードやUSB(Universal Serial Bus)メモリ等である。
ハードキー24は、濃度の設定条件等の画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキーや、コピー開始指示を受け付けるスタートキー等である。液晶タッチパネル25は、アプリケーション切り替えキーを表示し、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を順次に切り替えて選択することを可能にする。ドキュメントボックス機能を選択した場合、ドキュメントボックスモードとなり、コピー機能を選択した場合、コピーモードとなる。プリンタ機能を選択した場合、プリンタモードとなり、ファクシミリ機能を選択した場合、ファクシミリモードとなる。なお、ドキュメントボックス機能は、コピー機能やファクシミリ機能等で読み取ったデータを本体部11のHD(Hard Disk)等の記憶装置に蓄積し、再度使用ができる機能である。
操作部12は、外部記憶装置26を着脱可能にする接続口を有し、接続口は、1種類の外部記憶装置に限らず、2種類以上の外部記憶装置を着脱可能にするように2以上設けられていてもよい。
外部記憶装置26は、2つのシステム(本体部11、操作部12)で共有され、それぞれのシステムで利用するタイミングにおいて利用元となる接続先(マウント先)を切り替えて利用される。なお、マウントは、接続し、利用可能な状態にすることである。
操作部12が外部記憶装置26に記憶されたファイルの検査を行う場合、外部記憶装置26は、操作部12にマウントされ、外部記憶装置26に記憶されたファイルの印刷を実行する場合、操作部12から本体部11にマウント先が切り替えられる。
マウント先の切り替えは、例えば、ユーザが操作部12において外部記憶装置26に記憶されたファイルの1つを選択し、ハードキー24により印刷枚数等を設定し、印刷を開始させ、操作部12がその指示を受け付けたことをトリガーとして実施される。マウント先が本体部11に切り替えられると、本体部11は、操作部12からの指示を受け、選択されたファイルの印刷を実行する。
ここでは、外部記憶装置26に記憶されたファイルの印刷について説明したが、印刷に限定されるものではなく、スキャンした画像データの外部記憶装置26への格納等であってもよい。スキャンした画像データの格納の場合も、マウント先の切り替えが、操作部12が原稿の読み取りの指示を受け付けたことをトリガーとして実施される。
図2は、本体部11が備える本体部コントローラ20のハードウェア構成の一例を示した図である。本体部コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)30、システムメモリ(MEM-P)31、ノースブリッジ(NB)32、サウスブリッジ(SB)33、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)34、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)35、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ36、HD37を有する。NB32とASIC34との間は、AGP(Accelerated Graphics Port)バス38により接続されている。
CPU30は、画像処理装置10の全体制御を行う制御部である。NB32は、CPU30と、MEM-P31、SB33、AGPバス38とを接続するためのブリッジである。NB32は、MEM-P31に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM-P31は、本体部コントローラ20の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM(Read Only Memory)31aと、プログラムやデータの展開、メモリ印刷時の描画用メモリ等として用いるRAM(Random Access Memory)31bとから構成される。なお、RAM31bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD-R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB33は、NB32とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC34は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス38、PCIバス39、HDDコントローラ36およびMEM-C35をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC34は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC34の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C35を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、スキャナデバイス21およびプロッタデバイス22との間でPCIバス39を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。
なお、ASIC34には、USBのインターフェース、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C35は、コピー用画像バッファおよび符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD37は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うストレージである。HDDコントローラ36は、CPU30の制御の下、HD37に対するデータの読み出し、または書き込みを制御する。AGPバス38は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P31に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
ここでは、本体部コントローラ20のハードウェア構成について説明したが、操作部コントローラ23もCPU、HD、ROM、RAM等の同様のハードウェアを含む構成であり、操作部コントローラ23のハードウェア構成についてはその説明を省略する。
図3は、画像処理装置10が備える本体部11および操作部12の構成例を示した図である。本体部11は、本体部コントローラ20と、スキャナデバイス21と、プロッタデバイス22とを含み、本体部コントローラ20は、OS(Operating System)40と、通信制御部41と、通信I/F42と、印刷制御部43と、送信制御部44とを含む。
通信制御部41、印刷制御部43、送信制御部44は、1または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における処理回路とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようにプログラミングされたプロセッサ(CPU)や、上記で説明した各機能を実行するように設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や、従来の回路モジュール等のデバイスを含む。OS40は、1または複数の処理回路により実行される。
OS40は、本体部コントローラ20の制御動作のための基本的な機能を提供するソフトウェアである。通信制御部41は、USB、シリアル、有線LAN、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)等の通信デバイスである通信I/F42を介して操作部12および端末装置15、17とのデータ通信を制御する。通信制御部41は、外部から受信したデータを印刷制御部43や送信制御部44に転送し、印刷制御部43や送信制御部44からのデータを外部に転送する。
印刷制御部43は、スキャナデバイス21やプロッタデバイス22等を制御し、印刷ジョブの管理を行う。送信制御部44は、メールやフォルダ配信等の送信ジョブの管理を行う。フォルダ配信は、指定したフォルダにデータを送信し、蓄積する機能である。
操作部12は、操作部コントローラ23と、ハードキー24と、液晶タッチパネル25と、外部記憶装置26とを含み、操作部コントローラ23は、OS50と、通信制御部51と、通信I/F52と、操作情報入出力部53と、外部記憶装置制御部54と、外部記憶装置切替部55と、アプリケーション(以下、アプリと略す。)56とを含む。
通信制御部51、操作情報入出力部53、外部記憶装置制御部54、外部記憶装置切替部55も、1または複数の処理回路によって実現することが可能である。OS50、アプリ56は、1または複数の処理回路により実行される。なお、アプリ56は、1または複数の処理回路により実行されて所定の機能を実現するが、以下、アプリ56が所定の処理を実行するものとして説明する。
OS50は、操作部コントローラ23の制御動作のための基本的な機能を提供するソフトウェアである。通信制御部51は、USB、シリアル、有線LAN、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、IrDA等の通信デバイスである通信I/F52を介して本体部11とのデータ通信を制御する。通信制御部51は、外部から受信したデータを、操作情報入出力部53、外部記憶装置制御部54、外部記憶装置切替部55、アプリ56に転送し、操作情報入出力部53、外部記憶装置制御部54、外部記憶装置切替部55、アプリ56からのデータを外部に転送する。
操作情報入出力部53は、液晶タッチパネル25によりユーザに対して画面を表示し、ハードキー24、液晶タッチパネル25からユーザの操作を受け付ける。操作情報入出力部53は、本体部11の機能および操作部12のアプリ56と外部記憶装置26のマウント先となる装置との対応付けを記憶している。操作情報入出力部53は、操作部12から起動した本体部11の機能もしくは操作部12のアプリ56に応じて、記憶した対応付けに基づき、外部記憶装置26のマウント先の装置を決定する。
外部記憶装置切替部55は、外部記憶装置26のマウント先を切り替える。例えば、外部記憶装置26が、操作部12をマウントされている状態で、本体部11をマウントする場合、操作部12によるマウントを一旦解除し、USB等により本体部11のストレージとしてマウントする。また、本体部11にマウントされている状態において操作部12を利用元とする場合には、本体部11によるマウントを一旦解除し、操作部12にマウントする。
アプリ56は、操作部12側で動作する画像閲覧アプリ等のアプリケーションプログラムである。アプリ56には、メディア印刷アプリ、セキュリティアプリ等が含まれる。なお、本体部11もしくは操作部12に含まれる機能は、必ずしも本体部11もしくは操作部12の内部に実装される必要はなく、ネットワーク14上で利用可能な機能として実現されていてもよい。
メディア印刷アプリは、外部記憶装置26に記憶されたファイルの印刷を実行させるためのアプリである。セキュリティアプリは、HD37等の記憶装置や外部記憶装置26に保存されたファイルがコンピュータウィルスに感染していないかどうか検査するアプリである。セキュリティアプリは、コンピュータウィルスだけではなく、トロイの木馬等の他のマルウェアも検査対象とし、ウィルススキャンにより検査を実行する。また、セキュリティアプリは、検査を実行し、ウィルスに感染したファイルを見つけると、ウィルスを駆除する。ウィルスの駆除は、ウィルスに感染したファイルの削除や隔離等により実現される。
ここでは、複数のファイルの検査を、ウィルスに感染しているか否かの検査として説明するが、これに限定されるものではない。
外部記憶装置26が操作部12に装着され、操作部12に外部記憶装置26がマウントされると、外部記憶装置26に記憶されたファイルが利用可能となる。外部記憶装置26に記憶されたファイルの中にウィルスに感染したファイルが存在すると、画像処理装置10内に感染が広がり、メール送信やファックス送信等により外部へ感染したファイルが送信され、ウィルスが拡散していくおそれがある。このため、利用を開始するにあたって、セキュリティアプリがウィルススキャンを実行し、ウィルスに感染したファイルがないか検査する。
ウィルススキャンは、時間がかかる作業であるため、ウィルススキャンの途中で、ユーザが外部記憶装置26に記憶されたファイルの1つを選択し、ファイルの印刷を実行する場合がある。この場合、ウィルススキャンを一時中断し、外部記憶装置26のマウント先を操作部12から本体部11に切り替え、本体部11のプロッタデバイス22が選択されたファイルの印刷を実行する。
ファイルの印刷が完了すると、外部記憶装置26のマウント先を本体部11から操作部12に切り替え、ウィルススキャンを再開することができる。
マウント先を操作部12から本体部11に切り替え、その後、本体部11から操作部12に切り替える間、外部記憶装置26は、操作部12に装着されたままの状態で、利用元のみが切り替わり、外部からのアクセスはない。本体部11は、操作部12からの指示を受けて印刷等の所定の処理を実行することから、操作部12は、本体部11にとって信頼できるシステムである。すると、ウィルススキャンの中断から再開までの間は、スキャン対象となる外部記憶装置26が信頼できる操作部12に接続され続けており、新たなウィルスが混入されていないことが保証されている状態である。
このような状態において、ウィルススキャンを再開するにあたって、最初から開始すると、中断するまでの検査が無駄になり、効率が悪い。また、外部記憶装置26の安全性を早く確認することができない。
そこで、中断時に、それまでのスキャン結果を保持した上で中断するようにし、再開時には、保持したスキャン結果を基にウィルススキャンを再開するようにする。これにより、外部記憶装置26に対するスキャン完了までの時間を短縮し、より早い外部記憶装置26の安全性を確認することが可能となる。
具体的な処理を、図4を参照して説明する。この処理は、操作部コントローラ23の外部記憶装置切替部55およびアプリ56により実行される。ここでは、外部記憶装置切替部55を切替手段として機能する監視サービス60とし、アプリ56を検査手段として機能するセキュリティアプリ61と、セキュリティアプリ61以外のアプリとして説明する。この例では、セキュリティアプリ61以外のアプリを、単にアプリ62とし、外部記憶装置26を、単にメディアとする。アプリ62には、メディア印刷アプリ等の本体部11に対して印刷等の所定の処理を指示する指示手段として機能するアプリが含まれる。
図4は、操作部12から本体部11へマウント先を切り替える際の処理の流れを示したシーケンス図である。セキュリティアプリ61は、監視サービス60に対し、予めマウント先切替時の問い合わせ先としてセキュリティアプリ61を登録しておく(S1)。これにより、マウント先を切り替える場合において、監視サービス60が切替処理を実行する前に問い合わせを受け取ることができる。
操作部12にメディアがマウントされた場合、監視サービス60が、操作部12内のセキュリティアプリ61に、操作部12にメディアがマウントされたことを通知する(S2)。通知には、マウント先の情報のほか、メディアの種別の情報が含まれる。メディアの種別の情報は、メディアの種類によって区分される情報で、例えばメモリカード、USBメモリ等である。
操作部12に装着可能なメディアが1種類のみであれば、上記の通知は、マウント先の情報のみであってもよい。
セキュリティアプリ61は、その通知を受け、ウィルススキャンを開始する(S3)。セキュリティアプリ61は、通知に含まれるメディアの種別の情報に基づき、対応する種別のメディアのウィルススキャンを実行する。ウィルススキャンは、ファイル名のイニシャル文字の昇順や降順で実行することもできるし、ファイルをランダムに並び替え、並び替えた順に実行することもできる。ただし、ランダムに並び替える場合、ランダムに並び替えた順を記憶しておく必要がある。また、ウィルススキャンは、ファイルの更新日時、種類、サイズ、作成日時、作成者等の昇順や降順で実行してもよい。なお、昇順は、ファイル名のイニシャル文字等が平仮名の場合、「あ」から「ん」の順で、英字の場合、「A」から「Z」、「a」から「z」の順で、数字の場合、「0」から「9」の順である。降順は、昇順の逆である。
監視サービス60は、操作部12内のセキュリティアプリ61のほか、アプリ62等にも、操作部12にメディアがマウントされたことを通知する(S4)。
アプリ62は、例えば、ユーザからメディアに記憶されたファイルの中の1つの選択を受け付け、選択されたファイルの印刷実行が指示された場合、監視サービス60に対してマウント先切替を要求する(S5)。監視サービス60は、アプリ62からマウント先切替要求を受け取ると、マウント先切替時の問い合わせ先として登録されているセキュリティアプリ61に対し、問い合わせを実施する(S6)。問い合わせは、上記の通知とは異なり、登録した問い合わせ先に対してのみに実施される。このため、図4において「oneway」と記載している。問い合わせは、マウント先を切り替えても良いかを問い合わせるもので、マウント先の情報と、メディアの種別の情報とを含む。ここでは、マウント先が本体部11とされているが、マウント先はその他のシステムであってもよい。
セキュリティアプリ61は、監視サービス60からの問い合わせを受けて、現在実行中のウィルススキャンを中断する(S7)。このとき、セキュリティアプリ61は、それまでに実行したウィルススキャンのスキャン結果を保持する。スキャン結果は、スキャンしたファイルの情報と当該ファイルのウィルス感染の有無を示す情報を含む。
セキュリティアプリ61は、ウィルススキャンを開始する際に、外部記憶装置26に記憶されたファイルの情報に基づき、スキャンの順序を定めたリストを作成し、リストに従ってウィルススキャンを実行することができる。セキュリティアプリ61は、リスト中の各ファイルに対し、フラグを設け、スキャンが完了したファイルについてフラグを立て、どこまでスキャンが完了したかを把握できるようにすることができる。これにより、スキャンが中断し、スキャンを再開するにしても、どこから再開すればよいかを容易に認識することができる。なお、この方法は一例であるので、スキャン済みのファイルと、スキャンが未実行のファイルとを区別し、再開後に未実行のファイルのみのスキャンを実行できれば、いかなる方法を採用してもよい。
セキュリティアプリ61は、監視サービス60に対し、問い合わせに対する応答を返す(S8)。応答は、マウント先を切り替えても良い旨の応答である。監視サービス60は、セキュリティアプリ61からの応答を受けて、マウント先を操作部12から本体部11へ切り替える(S9)。監視サービス60は、マウント先を切り替えると、セキュリティアプリ61とアプリ62に対し、操作部12からアンマウントした旨を通知する(S10、S11)。通知には、メディアの種別の情報、マウント先の情報に加え、アンマウント要因が含まれる。アンマウント要因は、アンマウントの理由を示すものである。その理由としては、メディアマウント先切替等が挙げられる。
監視サービス60は、セキュリティアプリ61とアプリ62に対し、本体部11にマウントした旨を通知する(S12、S13)。通知には、メディアの種別の情報、マウント先の情報に加え、マウント要因が含まれる。マウント要因は、マウントの理由を示すものである。その理由としては、メディアマウント先切替等が挙げられる。
図5は、本体部11から操作部12へマウント先を切り替える際の処理の流れを示したシーケンス図である。この例では、本体部11から操作部12へのマウント先の切り替えについて説明するが、その他のシステムから操作部12へのマウント先の切り替えであってもよい。
アプリ62は、本体部11に対して指示した処理の実行完了の通知を受けて、監視サービス60に対してマウント先切替を要求する(S1)。監視サービス60は、アプリ62からマウント先切替要求を受け取ると、マウント先切替時の問い合わせ先として登録されているセキュリティアプリ61に対し、問い合わせを実施する(S2)。問い合わせは、登録した問い合わせ先に対してのみに実施される。問い合わせは、マウント先を切り替えても良いかを問い合わせるもので、マウント先の情報と、メディアの種別の情報とを含む。
セキュリティアプリ61は、監視サービス60からの問い合わせに対して応答を返す(S3)。応答は、マウント先を切り替えても良い旨の応答である。監視サービス60は、セキュリティアプリ61からの応答を受けて、マウント先を本体部11から操作部12へ切り替える(S4)。監視サービス60は、マウント先を切り替えると、セキュリティアプリ61とアプリ62に対し、本体部11からアンマウントした旨を通知する(S5、S6)。通知には、メディアの種別の情報、マウント先の情報に加え、アンマウント要因が含まれる。
監視サービス60は、セキュリティアプリ61とアプリ62に対し、操作部12にマウントした旨を通知する(S7、S8)。通知には、メディアの種別の情報、マウント先の情報に加え、マウント要因が含まれる。
セキュリティアプリ61は、監視サービス60からの操作部12にマウントした旨の通知を受けて、一時中断時に記録したスキャン結果を基に、ウィルススキャンを再開する(S9)。スキャン結果は、スキャンしたファイルの結果を含むことから、まだスキャンしていないファイルに対してウィルススキャンを実行することができる。
ウィルススキャンは、メディアに記憶された全てのファイルに対して実行が完了した場合に終了する。なお、メディアの特定のファイルについてウィルススキャンを実行するように設定した場合、当該特定のファイルに対して実行が完了した場合にウィルススキャンを終了する。特定のファイルは、特定のフォルダ内のファイルであってもよい。
ウィルススキャンは、外部記憶装置26以外に、画像処理装置10が備える記憶装置に対しても実行される。記憶装置は、本体部11が備えるHD等の記憶装置、操作部12が備える記憶装置である。画像処理装置10が備える記憶装置に対するウィルススキャンは、外部記憶装置26とは異なり、常時装着され、夜間等の画像処理装置10が利用されない時間帯に実施できることから、外部記憶装置26のウィルススキャン処理に比較して優先度が低く設定される。
このような優先度が低いウィルススキャン処理と、優先度が高い外部記憶装置26のウィルススキャン処理とがある場合、優先度が高いウィルススキャン処理を実行することになるが、優先度が高いウィルススキャン処理が中断したときに何も実行されないのは効率的ではない。そこで、優先度が高いウィルススキャン処理が中断し、再開するまでの間、優先度が低いウィルススキャン処理を実行することができる。
図6を参照して、マウント先切替時の別の処理について説明する。図6は、操作部12から本体部11への別の切替処理の流れを示したフローチャートである。図4に示すS6のセキュリティアプリ61が監視サービス60からの問い合わせを受けて、ステップ100からこの処理を開始する。ステップ101では、セキュリティアプリ61が、メディアのウィルススキャン処理(メディアスキャン)を中断する。
ステップ102では、セキュリティアプリ61が、待機中のウィルススキャン処理(スキャンジョブ)があるか否かを確認する。セキュリティアプリ61は、複数のスキャンジョブがある場合、それらのジョブをキューイングしておき、優先順位が高いスキャンジョブから順次実行させる機能を有する。キューイングは、キューを用いてスキャンジョブを管理することである。なお、キューは、データ構造の1つで、スキャンジョブを入力された順に並べ、先に入力されたスキャンジョブから順に取り出すものである。ここでは、待機中の優先度が低いスキャンジョブがあるか否かを確認する。
セキュリティアプリ61が、優先度が低いスキャンジョブがある場合、ステップ103へ進み、待機中のスキャンジョブを開始し、ステップ104で、切り替えを終了する。
一方、ステップ102で、優先度が低いスキャンジョブがない場合、そのままスキャン待機状態となり、ステップ104へ進み、この処理を終了する。ちなみに、図6に示した処理は、メディアスキャンが実行され、それが中断した場合の処理であるから、メディアスキャンより優先度が高いジョブが存在しない場合の処理である。
次に、図7を参照して、本体部11から操作部12への別の切替処理について説明する。図5に示すS8のセキュリティアプリ61が操作部12にマウントした旨の通知を受けて、ステップ200からこの処理を開始する。ステップ201では、セキュリティアプリ61が、予め設定された優先順位情報に基づき、実行中のジョブとメディアスキャンの優先順位を比較する。実行中のジョブは、セキュリティアプリ61が現在実行しているジョブであり、例えば他のメディアや画像処理装置10が備える記憶装置のスキャンジョブである。優先順位情報は、各ジョブに関連付けられた優先順位を示す情報である。
ステップ202では、セキュリティアプリ61が、比較の結果、メディアスキャンの方が、優先順位が高いか否かを判断する。高いと判断した場合、ステップ203へ進み、実行中のジョブを中断する。そして、ステップ204で、セキュリティアプリ61が、メディアスキャンを再開し、ステップ205で、切り替えを終了する。
一方、ステップ202で低いと判断した場合、ステップ205へ進み、切替処理を終了する。この場合、セキュリティアプリ61は、実行中のジョブを継続させ、実行中のジョブが完了した後、メディアスキャンを再開させる。
以上に説明してきたように、本発明によれば、複数のファイルを効率的に検査することができ、複数のファイルの検査時間を短縮することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または本実施形態の構成要素を他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…画像処理装置
11…本体部
12…操作部
13…ケーブル
14…ネットワーク
15、17…端末装置
16…無線アクセスポイント
20…本体部コントローラ
21…スキャナデバイス
22…プロッタデバイス
23…操作部コントローラ
24…ハードキー
25…液晶タッチパネル
26…外部記憶装置
27…接続I/F
30…CPU
31…MEM-P
31a…ROM
31b…RAM
32…NB
33…SB
34…ASIC
35…MEM-C
36…HDDコントローラ
37…HD
38…AGPバス
39…PCIバス
40…OS
41…通信制御部
42…通信I/F
43…印刷制御部
44…送信制御部
50…OS
51…通信制御部
52…通信I/F
53…操作情報入出力部
54…外部記憶装置制御部
55…外部記憶装置切替部
56…アプリ
60…監視サービス
61…セキュリティアプリ
62…アプリ
特許第4622523号公報

Claims (6)

  1. 複数のファイルを検査する情報処理システムであって、
    前記情報処理システムに接続された外部記憶装置が記憶する複数のファイルを検査する検査手段と、
    前記外部記憶装置の接続先を切り替える切替手段と
    を含み、
    前記検査手段は、前記切替手段により接続先が所定の接続先から他の接続先へ切り替えられた場合、検査したファイルの結果を保持するとともに検査を中断し、前記切替手段により接続先が再び所定の接続先に切り替えられた場合、保持した結果を基にファイルの検査を再開し、前記情報処理システムに接続された前記外部記憶装置を含む複数の記憶装置について、予め設定された優先順位に従って検査することが可能であり、前記外部記憶装置に対する検査を中断し、再開するまでの間、前記外部記憶装置より優先順位が低い記憶装置に対する検査を実行する、情報処理システム。
  2. 前記情報処理システムは、
    前記検査手段と前記切替手段とを含む第1のシステムと、
    前記第1のシステムに接続され、該第1のシステムからの指示に応答して、所定の処理を実行する第2のシステムと
    を含み、
    前記外部記憶装置は、前記第1のシステムに接続されており、
    前記切替手段は、前記外部記憶装置に記憶されたファイルを使用した前記所定の処理の実行指示に応答して、接続先を前記第1のシステムから前記第2のシステムに切り替える、請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記切替手段は、前記第2のシステムから前記所定の処理の実行完了通知を受けたことに応答して、接続先を前記第2のシステムから前記第1のシステムに切り替える、請求項に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報処理システムは、前記第1のシステムとして、ユーザからの操作を受け付ける操作部と、前記第2のシステムとして、受け付けた操作に対して画像処理を実行する本体部とを備える画像処理装置であり、
    前記操作部が、前記検査手段と、前記切替手段と、前記操作を受け付ける入出力手段と、前記本体部に対して画像処理の実行を指示する指示手段とを含み、
    前記検査手段は、前記外部記憶装置のウィルススキャン処理を実行する、請求項またはに記載の情報処理システム。
  5. 情報処理システムにより複数のファイルを検査する方法であって、
    前記情報処理システムが備える検査手段が、前記情報処理システムに接続された外部記憶装置が記憶する複数のファイルを検査するステップと、
    前記外部記憶装置に記憶されたファイルを使用した所定の処理の実行指示に応答して、前記検査手段が、検査したファイルの結果を保持するステップと、
    前記情報処理システムが備える切替手段が、前記所定の処理を実行するために第1の接続先から第2の接続先へ切り替えるステップと、
    前記所定の処理の実行完了通知を受けたことに応答して、前記切替手段が、前記第2の接続先から前記第1の接続先へ切り替えるステップと、
    前記検査手段が、保持した前記結果を基にファイルの検査を再開するステップと
    を含み、
    前記検査手段は、前記情報処理システムに接続された前記外部記憶装置を含む複数の記憶装置について、予め設定された優先順位に従って検査することが可能であり、
    前記方法は、
    前記外部記憶装置に対する検査を中断し、再開するまでの間、前記外部記憶装置より優先順位が低い記憶装置に対する検査を実行するステップを含む、検査方法。
  6. 複数のファイルを検査する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを検査手段として機能させ、前記検査手段により前記コンピュータに接続された外部記憶装置が記憶する複数のファイルを検査するステップと、
    前記外部記憶装置に記憶されたファイルを使用した所定の処理の実行指示に応答して、前記検査手段により検査したファイルの結果を保持するステップと、
    前記コンピュータを切替手段として機能させ、前記切替手段により前記所定の処理を実行するために第1の接続先から第2の接続先へ切り替えるステップと、
    前記所定の処理の実行完了通知を受けたことに応答して、前記切替手段により前記第2の接続先から前記第1の接続先へ切り替えるステップと、
    前記検査手段により保持した前記結果を基にファイルの検査を再開するステップと
    を実行させ、
    前記検査手段は、前記コンピュータに接続された前記外部記憶装置を含む複数の記憶装置について、予め設定された優先順位に従って検査することが可能であり、
    前記プログラムは、
    前記外部記憶装置に対する検査を中断し、再開するまでの間、前記外部記憶装置より優先順位が低い記憶装置に対する検査を実行するステップを実行させる、プログラム。
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