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JP7679876B2 - アナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器 - Google Patents
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JP7679876B2 - アナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器 - Google Patents

アナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器 Download PDF

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Description

本発明は、消費電力を低減できる光-電気アナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器に関する。
近年、オンチップ光デバイスの大規模集積を前提とした新たな応用技術の1つとして、光ニューラルネットワークアクセラレータに代表される光アナログ演算器が研究開発されている(非特許文献1)。
光アナログ演算器では、光学干渉によるベクトル演算が理想的には消費エネルギーゼロで実行でき(省エネ性)、特定の応用により演算遅延を低減できる(低遅延性)ので関心をもたれている。
光アナログ演算器において、入出力光信号はアナログ信号である。したがって、電気デジタル信号を光アナログ信号に変換する機構である電気-光デジタル・アナログ変換器(electro-optic analog to digital converter、E-O DAC、特許文献1)と、光アナログ信号を電気デジタル信号に変換する機構である光-電気アナログ・デジタル変換器(opto-electronic analog to digital converter、O-E ADC)とを動作させる必要がある。
現状の一般的なO-E ADCは、受光器と所定のビット数(8-12bit程度)を備えた電気ADCを組み合わせる構成を有する。この構成による数GHz以上の高速動作には、並列型ADCを用いる必要がある。
国際公開第2019-167620号
Y. Shen et al., "Deep learning with coherent nanophotonic circuits," Nature Photon 11, 441-446 (2017) W. Liu et al., "HolyLight: A Nanophotonic Accelerator for Deep Learning in Data Centers," 2019 Design, Automation & Test in Europe Conference & Exhibition (DATE), Florence, Italy, 1483-1488 (2019)
しかしながら、並列型ADCは2の(N-1)乗個(Nはビット分解能)のコンパレータが必要であるため消費電力が大きく、光ニューラルネットワークアクセラレータ全体の80-90%程度の電力を消費すると試算されている(非特許文献2)。
このように、O-E ADCにおいて並列型ADCを用いる場合、消費電力が大きいことが問題となっていた。
そこで、ADCにおいて可能な限り全て光処理で実行することが望まれるが、しきい値処理を全光で実行することは困難である。したがって、ADCにおいてしきい値処理以外の処理を可能な限り光処理で実行する必要がある。
上述したような課題を解決するために、本発明に係るアナログ・デジタル変換方法は、光アナログ信号を電気デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換方法であって、前記光アナログ信号について、第1の参照光でのアフィン変換を実施するステップと、第2の参照光の検波軸でのホモダイン検波を実施するステップと、前記実施された光アナログ信号を、光電変換によって電気アナログ信号に変換するステップと、前記電気アナログ信号をしきい値処理により電気デジタル信号に変換するステップとを備える。
また、本発明に係るアナログ・デジタル変換器は、光アナログ信号を電気デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器であって、第1の参照光を生成する第1の参照光生成部と、前記光アナログ信号を前記第1の参照光でアフィン変換する演算部と、第2の参照光を生成ずる第2の参照光生成部と、前記アフィン変換された光アナログ信号を前記第2の参照光でホモダイン検波して、電気アナログ信号を取得する検波部と、前記電気アナログ信号をしきい値処理により電気デジタル信号に変換する変換部とを備える。
本発明によれば、消費電力を低減できるアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器を提供できる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示すブロック図である。 図3は,本発明の第1の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するためのフローチャート図である。 図4Aは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するための図である。 図4Bは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するための図である。 図4Cは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するための図である。 図4Dは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するための図である。 図5Aは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図5Bは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図6Aは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図6Bは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図7Aは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図7Bは、本発明の第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の一例を説明するための図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を説明するための図である。 図9Aは、本発明の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を説明するための図である。 図9Bは、本発明の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を説明するための図である。 図10Aは、本発明の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を説明するための図である。 図10Bは、本発明の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を説明するための図である。 図11は、本発明の第1の実施例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。 図12は、本発明の第2の実施例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。 図13は、本発明の第1の実施例の変形例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施例の変形例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。 図15は、本発明の第3の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示すブロック図である。 図16は、本発明の第3の実施例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。 図17は、本発明の第3の実施例に係るアナログ・デジタル変換器の構成の一例を示す図である。 図18は、図15は、本発明の第4の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示すブロック図である。 図19は、本発明の第4の実施例に係るアナログ・デジタル変換器の構成を示す図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器について、図1を参照して説明する。本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器では、時間分割多重方式を用いる。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器10は、時間分割多重方式を用い、図1に示すように、第1の参照光生成部12と、演算部13、第2の参照光生成部14と、検波部15と、変換部16とを備える。
アナログ・デジタル変換器10に、光アナログ信号(信号光)11が入力する。
第1の参照光生成部12には、時変参照光生成部であり、第1の参照光を時間変化させて生成して、演算部13に出力する。
演算部13は、入力される信号光に第1の参照光を加算することにより、信号光をアフィン変換(平行移動)する。
ここで、光によるアフィン変換において、複数の参照光との比較により信号光の大きさを検出できる。詳細には、信号光に、振幅(大きさ)の異なる複数の参照光を加算した後に、所定のしきい値に対する大小を判定することにより、信号光の大きさを検出できる。
第2の参照光生成部14は、時変参照光生成部であり、第2の参照光を時間変化させて生成して、検波部15に出力する。
検波部15は、アフィン変換された信号光を、第2の参照光を用いて任意の検波軸でホモダイン検波し、電気アナログ信号を取得する。
ここで、任意の検波軸を用いることにより、主に信号光の位相を検出できる。詳細には、位相の異なる複数の参照光により、信号光を判別することにより、信号光の位相を検出できる(後述)。
変換部16は、低ビット分解能(1~2bit)でしきい値処理することにより、電気アナログ信号を電気デジタル信号17に変換する。この低ビットでのしきい値処理により、消費電力を低減できる。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器10によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換(信号光の強度の検出)、ホモダイン検波(信号光の位相の検出)までを光処理で実行することができる。その結果、消費電力を低減できる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器について、図2を参照して説明する。本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器では、空間分割多重方式を用いる。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器20は、空間分割多重方式を用い、図2に示すように、複数(N個)の第1の参照光生成部22_1~22_Nと、複数(N個)の演算部23_1~23_N、複数(N個)の第2の参照光生成部24_1~24_Nと、複数(N個)の検波部25_1~25_Nと、複数(N個)の変換部26_1~26_Nとを備える。
アナログ・デジタル変換器20に、光アナログ信号(信号光)21が入力する。
第1の参照光生成部22_1~22_Nは、第1の参照光を生成して、演算部に出力する。
演算部23_1~23_Nは、入力される信号光に第1の参照光を加算することにより、信号光をアフィン変換(平行移動)する。ここで、第1の実施の形態と同様に、光によるアフィン変換において、複数の参照光との比較により信号光の大きさを検出できる。
第2の参照光生成部24_1~24_Nは、第2の参照光を生成して、検波部25_1~25_Nに出力する。
検波部25_1~25_Nは、アフィン変換された信号光を、第2の参照光を用いて任意の検波軸でホモダイン検波し、電気アナログ信号を取得する。ここで、第1の実施の形態と同様に、任意の検波軸を用いることにより、主に信号光の位相を検出できる。
変換部26_1~26_Nは、低ビット分解能(1~2bit)で、電気アナログ信号を電気デジタル信号27_1~27_Nに変換する。ここで、低ビットでアナログ・デジタル(AD)変換することにより、消費電力を低減できる。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器20によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換(信号光の強度の検出)、ホモダイン検波(信号光の位相の検出)までを光処理で実行することができる。その結果、消費電力を低減できる。
<アナログ・デジタル変換方法>
第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を、図3~図4Dを参照して説明する。図3に、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法のフローチャート図を示す。また、図4A-Dに、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法を説明するためのIQ平面図を示す。
光アナログ信号(信号光)が入力される。図4Aに変換対象の光アナログ信号の初期状態を示す。
初めに、図4Bに示すように、信号光に第1の参照光を加算することにより、信号光をアフィン変換(平行移動)する(ステップS1)。
次に、図4Cに示すように、上記のアフィン変換後の光を、任意の参照光(第2の参照光)の検波軸で検波する(ステップS2)。引き続き、検波された光を光電変換によって電気アナログ信号に変換する(ステップS3)。ここで、実際には参照光の大きさによりアナログ信号の大きさが変化するが、ここでは参照軸への正射影(図中太線)がアナログ量として検出される状況を想定する。
次に、図4Dに示すように、上記の電気アナログ信号の値(アナログ量)を、1~2ビットの低ビットでのAD変換によって1桁または2桁の電気デジタル信号に変換する(ステップS4)。図中41_1、41_2それぞれに、1ビット、2ビットでのAD変換の態様を示す。
最後に、時間分割多重方式を用いる場合、第1の参照光および第2の参照光を時間変化させて、上述のステップを事前に設定した回数(N回)繰り返すことにより、複数桁のデジタル信号を取得する(ステップS5、S6)。
また、空間分割多重方式を用いる場合、図2に示すように、複数の第1の参照光および第2の参照光を用いるので、上述のステップを1回繰り返すことにより、複数桁のデジタル信号を取得できる。この場合、上記のステップS5、S6は必要としない。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法において、アフィン変換およびホモダイン検波は、光回路において線形光学素子のみを用いた処理であるため、波長分割多重方式を用いることもできる。このように、時間分割多重方式と空間分割多重方式と波長分割多重方式とを組み合わせて用いることで、より高ビット数のデジタル信号をより高速で取得できる。
以下に、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法の具体例を説明する。
図5A、Bに、複数の第2の参照光の位相を用いる場合のアナログ・デジタル変換の態様を示す。図5Aに、第2の参照光のIQ成分を示す。第2の参照光R11、R12、R13、R14それぞれの絶対位相は0,π/4、π/2、3π/4であり、振幅は同じである。
これらの4個の第2の参照光R11~R14を用いて、4通りのホモダイン検波を実施した後に、それぞれの第2の参照光に対する1ビットアナログ・デジタル変換の結果(数字)を順に並べる(配置する)。その結果、図5Bに示すように、1ビットしきい値処理器で4桁の電気デジタル信号(図中、“”内)が得られる。ここでは、最上位が第2の参照光R14によるもの、順にR13、R12、R11によるものを並べる。このように、4個の参照光の位相と1ビットしきい値処理器を組み合わせる場合、8通りに量子化される。
以上のように、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法において、光アナログ入力信号の位相によりデジタル信号が決定される。
図6A、Bに、複数の第1の参照光の振幅を用いる場合のアナログ・デジタル変換の態様を示す。図6Aに、第1の参照光のIQ成分を示す。第1の参照光R21、R22、R23、R24それぞれの絶対位相は0であり、4種類の振幅を用いる。
これらの4個の第1の参照光R21~R24を用いて、4通りのアフィン変換後を実施し、それぞれの第1の参照光に対する1ビットアナログ・デジタル変換の結果(数字)を順に並べる(配置する)。
その結果、図6Bに示すように、1ビットしきい値処理器で4桁の電気デジタル信号(図中、“”内)が得られる。ここでは、最上位が第1の参照光R24によるもの、順にR23、R22、R21によるものを並べる。このように、4個の参照光の振幅と1ビットしきい値処理器を組み合わせる場合、5通りに量子化される。
以上のように、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法において、光アナログ入力信号の「振幅」によりデジタル信号が決定される。
図7A、Bに、第1および第2の参照光を用いる場合のアナログ・デジタル変換の態様を示す。図7Aに、第2の参照光R31、R32、R33、R34のIQ成分を示す。ここでは、絶対位相をπ/4に固定して、複数の振幅を用いる。
第1の参照光による4通りのアフィン変換後に、4個の第2の参照光R31~R34を用いて、2種類のホモダイン検波(IQ検波)を実施する。詳細には、位相がπ/2異なる2種類のホモダイン検波(IQ検波)を実施する。次に、それぞれの第2の参照光に対する1ビットアナログ・デジタル変換のIチャンネルおよびQチャンネルの結果(数字)を順に並べる(配置する)。
その結果、図7Bに示すように、1ビットしきい値処理器で4桁の電気デジタル信号(図中の“”内で、上段にIチャンネル、下段にQチャンネルの結果を示す。)が2セットずつ得られる。ここでは、最上位が第2の参照光R34によるもの、順にR33、R32、R31によるものを並べる。このように、4個の参照光における「I成分」と「Q成分」と、1ビットしきい値処理器とを組み合わせる場合、25通りに量子化される。
以上のように、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法において、光アナログ入力信号の「I成分」と「Q成分」によりデジタル信号が決定される。
<効果>
第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の効果を、図8~図10Bを参照して説明する。ここでは、第2の参照光の位相を用いる場合(以下、「タイプA」という。)と、第2の参照光の「I成分」と「Q成分」を用いる場合(以下、「タイプB」という。)とを、例として説明する。
初めに、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器におけるホモダイン検波数xと最大量子化数との関係について説明する。
図8に、タイプAで1ビット(図中31_1)と1.5ビット(図中31_2)およびタイプBで1ビット(図中31_3)と1.5ビット(図中31_4)の場合でのアナログ・デジタル変換におけるホモダイン検波数xと最大量子化数との関係を示す。
ホモダイン検波数xと最大量子化数との関係は、検波数2、4、6、8、16に対して得られた最大量子化数の数値解析値の具体例を計算し、その得られた数列から一般式を推定することで導出される。
最大量子化数は、アナログ・デジタル変換の方式に依存せず、ホモダイン検波数xに対して単調増加するが、ホモダイン検波数xに対する依存性が、以下の通り異なる。
タイプA(1ビット)の場合は、2xに依存する(31_1)。タイプA(1.5ビット)の場合は、2x+1に依存する(31_2)。
タイプB(1ビット)の場合は、(x/2+1)に依存する(31_3)。タイプB(1.5ビット)の場合は、(x+1)に依存する(31_4)。
図8に示すように、最大量子化数は、タイプA(1ビット)の場合が最も小さく、タイプB(1ビット)、タイプB(1.5ビット)、タイプA(1.5ビット)の場合の順で増加する。
このように、タイプA(1.5ビット)の場合が最も効率よく量子化数を増加できる。しかしながら、この場合、IQ平面上で不均一な分割となる。
例えば、1.0ビットの場合、図4(a)に示すように、しきい値の境界線は原点を通り、IQ平面を均等に8分割して、量子化された信号は均一に分布する。一方、1.5ビットの場合、しきい値の境界線は原点を通らず、その交点が原点からシフトして、IQ平面を均等に8分割しないので、量子化された信号は不均一に分布する。
アナログ・デジタル変換において、量子化された信号が不均一に分布する場合には、非線形変換になるので制御が困難である。一方、量子化された信号が均一に分布する場合には、線形変換になるので望ましい。
そこで、タイプBは、図7Bに示すように、低ビット量子化で用いるアナログ・デジタル変換の分解能によらず、IQ平面上でグリッド状に均一に分割されるように参照光を設定できるので、アナログ・デジタル変換に用いるのに望ましい。
次に、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器における消費電力(消費エネルギー)について、図9A~図10Bを参照して説明する。ここで、O-E ADCにおけるタイプAで1.0ビットしきい値処理器(図中32_1)、1.5ビットしきい値処理器(図中32_2)、2.0ビットしきい値処理器(図中32_3)を用いる場合を示す。
消費エネルギーは、各構成に必要なフォトダイオードの数を後述のPD1個あたりの消費エネルギーに乗じた値と、各構成に必要なしきい値処理器の数をしきい値処理器の消費エネルギーに乗じた値との和として算出される。
ここで、ADCの基準の消費エネルギーを50fJ/conversionとして、1ビットしきい値処理器で50fJ/conversion、1.5ビットしきい値処理器で100fJ/conversion、nビットしきい値処理器で2×50fJ/conversionとする。また、フォトダイオード(PD)1個あたりの消費エネルギーを5fJ/conversionと仮定する(K. Nozaki et al., "Photonic-crystal nano-photodetector with ultrasmall capacitance for on-chip light-to-voltage conversion without an amplifier," Optica 3, 483-492 (2016))。
図9Aに、O-E ADCにおいてタイプAを用いる場合と、全処理を電気で実行するADC(以下、「電気ADC」という。図中32_4で示す。)を用いる場合における消費エネルギーのビット分解能依存性を示す。
ここで、空間分割多重方式を想定するので、ビット分解能の増加にともないPDの数が増加する。また、O-E ADCのビット分解能は、図5に示す量子化数yに対して、底が2の対数(logy)として得られる。
図9Bに、図9Aに示すO-E ADCそれぞれの場合の消費エネルギーが電気ADCの場合と比較して低減する度合い(低減比)を示す。
タイプAにおいて、1.5ビットまたは2.0ビットしきい値処理器を用いる場合に、ビット分解能の増加に伴い、消費エネルギー低減比が増加する。さらに、1.5ビットしきい値処理器を用いる場合に、消費エネルギー低減比が大きく、8ビット相当で10倍程度である。ここで、消費エネルギー低減比は、それぞれの消費エネルギーの電気ADCによる消費エネルギーに対する比である。
このように、1.5ビットしきい値処理器を用いる場合に、消費エネルギーの低減に関して顕著な効果を奏する。また、ビット分解能の増加に伴い、消費エネルギーの低減に関して顕著な効果を奏する。
同様に、図10Aに、O-E ADCにおいてタイプBを用いる場合と、電気ADCを用いる場合における消費エネルギーのビット分解能依存性を示す。ここで、タイプAで1.0ビットしきい値処理器(図中33_1)、1.5ビットしきい値処理器(図中33_2)、2.0ビットしきい値処理器(図中33_3)を用いる場合を示す。また、電気ADCを用いる場合(図中33_4)も示す。
また、図10Bに、図10Aに示すO-E ADCそれぞれの場合の消費エネルギーが電気ADCの場合と比較して低減する度合い(低減比)を示す。
タイプBにおいて、1.0、1.5ビットまたは2.0ビットしきい値処理器で同程度に消費エネルギーを低減でき、ビット分解能の増加に伴い、消費エネルギーを低減できる。その中でも、とくに1.5ビットしきい値処理器を用いる場合に、消費エネルギーの低減に関して顕著な効果を奏する。
このように、第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器では、光回路によりO-E ADCにおける複数の処理を実施し、これらから得られた複数のアナログ量に対して低ビット電気ADCを介して複数のデジタル信号を取得する。
これにより、第1および第2の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器によれば、高ビットの電気ADCを用いた場合よりも消費電力を大幅に低減できる。
<第1の実施例>
次に、本発明の第1の実施例に係るアナログ・デジタル変換器を、図11を参照して説明する。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器100は、第1の実施の形態の構成の一例である。
アナログ・デジタル変換器100は、図11に示すように、光IQ変調器106と、位相変調器107と、Y合波器108と、カプラ109と、光検出器110と、差動増幅器111と、しきい値処理器112とを備える。
アナログ・デジタル変換器100に入力する信号光を生成する構成として、連続発振レーザダイオード(CW LD)101が分波器102に接続され、分波器102の一方の出力端が光干渉器103に接続される。
分波器102の他方の出力端が、他の分波器105に接続される。
アナログ・デジタル変換器100における光IQ変調器106に、他の分波器105の一方の出力端が接続される。また、他の分波器105の一方の出力端が位相変調器107に接続される。
ここで、分波器102、105は、信号光と参照光の分配比が最適に設定できるように可変スプリッタが望ましい。
光干渉器103の出力端と光IQ変調器106の出力端がY合波器108に接続され、Y合波器108の出力端と位相変調器107の出力端がカプラ109に接続される。
カプラ109からの2個の出力それぞれが光検出器110に接続され、それぞれの光検出器110の出力が差動増幅器111に接続される。
差動増幅器111の出力はしきい値処理器112に接続される。
<アナログ・デジタル変換器の動作>
光干渉器103では、CW光源101から分波器102を介して入力する光を電気入力信号104により変調して信号光として出力する。
光IQ変調器106は、CW光源101から分波器102で分岐された光をアフィン変換用の参照光(第1の参照光)として時間分割で出力する。
Y合波器108は、光干渉器103の出力である信号光に光IQ変調器106の出力である第1の参照光を合波して、アフィン変換を実行する。
位相変調器107は、CW光源101から分波器102、105で分岐された光をホモダイン検波用の参照光(第2の参照光)として時間分割で出力する。
カプラ109は、Y合波器108でアフィン変換された信号光を、第2の参照光と干渉させて2つの干渉光を出力する。
光検出器110はそれぞれ、カプラ109の出力光を電気信号に変換して、差動増幅器111に出力する。
差動増幅器111は、それぞれの電気信号より差分信号を取得する。このように、ホモダイン検波により得られた信号を、しきい値処理器112に出力する。
しきい値処理器112は、差分信号を量子化して、電気デジタル信号113を取得する。
本実施例において、分波器にY分岐や特定の固定比カプラを用いてもよい。再構成性を重視する場合は可変スプリッタを用いることが望ましい。
本実施例において、カプラには、方向性結合器や多モード干渉導波路などの3dBカプラを用いることができる。
本実施例において、差動増幅器に限らず、差分演算器を用いてもよい。また、しきい値処理器に限らず、トランスインピーダンス増幅器を用いてもよい。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器100によれば、上述のタイプAおよびタイプBでの動作が可能である。ここで、タイプBで動作させる場合には、位相変調器107を位相変化π/2で時間変化させればよい。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器100によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換、ホモダイン検波までを光処理で実行することができる。
これにより、本実施例に係るアナログ・デジタル変換器100によれば、消費電力を低減できる。
<第2の実施例>
次に、本発明の第2の実施例に係るアナログ・デジタル変換器を、図12、13を参照して説明する。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
アナログ・デジタル変換器200は、図12に示すように、光IQ変調器206と、Y合波器208と、カプラ209_1、209_2と、光検出器210_1、210_2と、差動増幅器211_1、211_2と、しきい値処理器212_1、212_2と、π/2位相シフタ214とを備える。
アナログ・デジタル変換器100に入力する信号光を生成する構成として、連続発振レーザダイオード(CW LD)201と、光干渉器203とを備える構成と、分波器202、205を介して、アナログ・デジタル変換器100における光IQ変調器206に接続される構成は、第一の実施の形態と同じである。
アナログ・デジタル変換器200では、光IQ変調器206の後段に、Y合波器208を備え、第1の実施の形態と同様のホモダイン検波を実行する2個の構成(以下、「ホモダイン検波回路」という。)と、しきい値処理器212_1、212_2が並列に接続される。
一方のホモダイン検波回路は、カプラ209_1と、光検出器210_1と、差動増幅器211_1により構成される。他方のホモダイン検波回路は、カプラ209_2と、光検出器210_2と、差動増幅器211_2により構成される。
ここで、2つのホモダイン検波回路のうち、他方のホモダイン検波回路における第2の参照光の入力端子の前段にπ/2位相シフタ214が配置される。これにより、第2の参照光は、それぞれのホモダイン検波回路のカプラ209_1、209_2にπ/2位相差をもって入力される。
この構成において、一方のホモダイン検波回路よりI成分213_1が出力され、他方のホモダイン検波回路よりQ成分213_2が出力される。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器によれば、上述のタイプBでの動作が可能である。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器200によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換、ホモダイン検波までを光処理で実行することができる。
したがって、本実施例に係るアナログ・デジタル変換器200によれば、消費電力を低減できる。
<変形例>
第1の実施例の変形例として、図13に示すように、2台の光IQ変調器306_1、306_2を用いて、光IQ変調器306_1、306_2の後段にY合波器308_1、308_2を備え、4個のホモダイン検波回路としきい値処理器312_1~312_4が並列に接続されてもよい。この構成によれば、空間分割数を2倍に増大できる。
また、図14に示すように、4台の光IQ変調器406_1~406_4を用いて、光IQ変調器406_1~406_4の後段にY合波器408_1~408_4を備え、8個のホモダイン検波回路としきい値処理器412_1~412_8が並列に接続されてもよい。この構成によれば、空間分割数を4倍に増大できる。
本発明の実施例および変形例において、アフィン変換用の参照光をIQ変調器で生成する例を示したが、これに限らない。時間分割を用いない場合は、固定の減衰器や移相器を用いることができる。
また、回路面積などにより空間分割数の増大が制約される場合には、適宜、時間分割や波長分割を組み合わせることにより対応できる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器について図15~17を参照して説明する。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器50は、時間分割多重方式を用いる場合、図15に示すように、第2の参照光生成部54と、検波部55と、変換部56とを備える。
アナログ・デジタル変換器50に、光アナログ信号(信号光)51が入力する。
第2の参照光生成部54は、時変参照光生成部であり、第2の参照光を時間変化させて生成して、検波部55に出力する。
検波部55は、第2の参照光を用いて任意の検波軸でホモダイン検波し、電気アナログ信号を取得する。
変換部56は、低ビット分解能(1~2bit)で、電気アナログ信号を電気デジタル信号57に変換する。ここで、低ビットでアナログ・デジタル(AD)変換することにより、消費電力を低減できる。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法では、第1の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法におけるステップS1を必要としない。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器によれば、第1の実施の形態におけるタイプAでの動作が可能である。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器50によれば、O-E ADCにおいてホモダイン検波までを光処理で実行することができる。その結果、消費電力を低減できる。
これにより、本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器50によれば、消費電力を低減できる。
<第3の実施例>
本発明の第3の実施例に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器について図16を参照して説明する。本実施例に係るアナログ・デジタル変換器500は、図16に示すように、第3の実施の形態の構成の一例である。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
アナログ・デジタル変換器500は、図16に示すように、位相変調器507と、カプラ509と、光検出器510と、差動増幅器511と、しきい値処理器512とを備える。
アナログ・デジタル変換器500に入力する信号光を生成する構成として、連続発振レーザダイオード(CW LD)501が分波器502に接続され、分波器502の一方の出力端が光干渉器503に接続される。
アナログ・デジタル変換器500における位相変調器507に、分波器503の他方の出力端が接続される。
光干渉器503の出力端と位相変調器507の出力端がカプラ509に接続される。
カプラ509からの2個の出力それぞれが光検出器510に接続され、それぞれの光検出器510の出力が差動増幅器511に接続される。
差動増幅器511の出力はしきい値処理器512に接続される。
<アナログ・デジタル変換器の動作>
光干渉器503では、CW光源501から分波器502を介して入力する光を電気入力信号により変調して信号光として出力する。
位相変調器507は、CW光源501から分波器502で分岐された光をホモダイン検波用の参照光(第2の参照光)として時間分割で出力する。
カプラ509は、光干渉器503からの信号光を、第2の参照光と干渉させて2つの干渉光を出力する。
光検出器510はそれぞれ、カプラ509の出力光を電気信号に変換して、差動増幅器511に出力する。
差動増幅器511は、それぞれの電気信号より差分信号を取得する。このように、ホモダイン検波により得られた信号を、しきい値処理器512に出力する。
しきい値処理器512は、差分信号を量子化して、電気デジタル信号513を取得する。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器500によれば、上述のタイプAでの動作が可能である。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器500によれば、O-E ADCにおいてホモダイン検波までを光処理で実行することができる。
これにより、本実施例に係るアナログ・デジタル変換器500によれば、消費電力を低減できる。
また、図17に示すように、空間分割多重方式を用いて、位相変調器607_1~607_4の後段に複数のホモダイン検波回路が並列に接続される構成としてもよい。これにより、空間分割数を増大できる。この場合のアナログ・デジタル変換方法では、第1の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法におけるステップS2とS5、S6を必要としない。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器について図18、19を参照して説明する。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器70は、時間分割多重方式を用いる場合、図18に示すように、第1の参照光生成部72と、演算部73、第2の参照光生成部74と、検波部75と、変換部76とを備える。
アナログ・デジタル変換器70に、光アナログ信号(信号光)71が入力する。
第1の参照光生成部72は、時変参照光生成部であり、第1の参照光を時間変化させて生成して、演算部73に出力する。
演算部73は、入力される信号光に第1の参照光を加算することにより、信号光をアフィン変換(平行移動)する。
第2の参照光生成部74は、第2の参照光を生成して、検波部75に出力する。
検波部75は、アフィン変換された信号光を、第2の参照光を用いて任意の検波軸でホモダイン検波し、電気アナログ信号を取得する。
変換部76は、低ビット分解能(1~2bit)で、電気アナログ信号を電気デジタル信号77に変換する。ここで、低ビットでアナログ・デジタル(AD)変換することにより、消費電力を低減できる。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換方法は、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態に係るアナログ・デジタル変換器70によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換、ホモダイン検波までを光処理で実行することができる。その結果、消費電力を低減できる。
<第4の実施例>
本発明の第4の実施例に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器について図19を参照して説明する。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器700は、図19に示すように、第4の実施の形態の構成の一例である。
<アナログ・デジタル変換器の構成>
アナログ・デジタル変換器700は、図19に示すように、光IQ変調器706と、Y合波器708と、カプラ709と、光検出器710と、差動増幅器711と、しきい値処理器712とを備える。
アナログ・デジタル変換器700に信号光を生成する構成として、連続発振レーザダイオード(CW LD)701が分波器702に接続され、分波器702の一方の出力端が光干渉器703に接続される。
分波器702の他方の出力端が、他の分波器705に接続される。
アナログ・デジタル変換器700における光IQ変調器706に、他の分波器705の一方の出力端が接続される。
光干渉器703の出力端と光IQ変調器706の出力端がY合波器708に接続され、Y合波器708の出力端と他の分波器705の出力端がカプラ709に接続される。
カプラ709からの2個の出力それぞれが光検出器710に接続され、それぞれの光検出器710の出力が差動増幅器711に接続される。
差動増幅器711の出力はしきい値処理器712に接続される。
<アナログ・デジタル変換器の動作>
光干渉器703では、CW光源701から分波器702を介して入力する光を電気入力信号により変調して信号光として出力する。
光IQ変調器706は、CW光源701から分波器702、705で分岐された光をアフィン変換用の参照光(第1の参照光)として時間分割で出力する。
Y合波器708は、光干渉器703の出力である信号光に光IQ変調器706の出力である第1の参照光を合波して、アフィン変換を実行する。
カプラ709は、Y合波器708でアフィン変換された信号光を、他の分波器705からの第2の参照光と干渉させて2つの干渉光を出力する。
光検出器710はそれぞれ、カプラ709の出力光を電気信号に変換して、差動増幅器711に出力する。
差動増幅器711は、それぞれの電気信号より差分信号を取得する。このように、ホモダイン検波により得られた信号を、しきい値処理器712に出力する。
しきい値処理器712は、差分信号を量子化して、電気デジタル信号713を取得する。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器700によれば、第1の実施の形態における複数の第1の参照光の振幅を用いる場合(図6A、B)でのアナログ・デジタル変換の動作が可能である。ここで、光IQ変調器706により第1の参照光の振幅を変化させる。
本実施例に係るアナログ・デジタル変換器700によれば、O-E ADCにおいてアフィン変換、ホモダイン検波までを光処理で実行することができる。
これにより、本実施例に係るアナログ・デジタル変換器700によれば、消費電力を低減できる。
本発明の実施の形態および実施例に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器において、CW光源の出力光を分岐して第1の参照光および第2の参照光に用いる例を示したが、他の光源の出力光を第1の参照光および第2の参照光に用いてもよい。
本発明の実施の形態および実施例に係るアナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器において、第1の参照光および第2の参照光を変化させる例を示したが、第1の参照光および第2の参照光の少なくともいずれか一方を時間変化させてもよい。
本発明の実施の形態では、アナログ・デジタル変換器の構成、変換方法などにおいて、各構成部の構造、寸法、材料等の一例を示したが、これに限らない。アナログ・デジタル変換方法およびアナログ・デジタル変換器の機能を発揮し効果を奏するものであればよい。
本発明は、光コンピュータ、光ニューラルネットワークに用いるアナログ・デジタル変換器、とくに光-電気アナログ・デジタル変換器に適用することができる。
10 アナログ・デジタル変換器
12 第1の参照光生成部
13 演算部
14 第2の参照光生成部
15 検波部
16 変換部

Claims (6)

  1. 光アナログ信号を電気デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換方法であって、
    前記光アナログ信号について、第1の参照光でのアフィン変換を実施するステップと、
    第2の参照光の検波軸でのホモダイン検波を実施するステップと、
    前記実施された光アナログ信号を、光電変換によって電気アナログ信号に変換するステップと、
    前記電気アナログ信号をしきい値処理により電気デジタル信号に変換するステップと
    を備えるアナログ・デジタル変換方法。
  2. 前記第2の参照光の位相を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアナログ・デジタル変換方法。
  3. 前記第1の参照光の振幅を変化させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアナログ・デジタル変換方法。
  4. 前記第1の参照光の振幅を変化させ、
    前記ホモダイン検波を位相差がπ/2である2つの位相で行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアナログ・デジタル変換方法。
  5. 前記第1の参照光および前記第2の参照光の少なくともいずれか一方を時間変化させることを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアナログ・デジタル変換方法。
  6. 光アナログ信号を電気デジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器であって、
    第1の参照光を生成する第1の参照光生成部と、
    前記光アナログ信号を前記第1の参照光でアフィン変換する演算部と、
    第2の参照光を生成ずる第2の参照光生成部と、
    前記アフィン変換された光アナログ信号を前記第2の参照光でホモダイン検波して、電気アナログ信号を取得する検波部と、
    前記電気アナログ信号をしきい値処理により電気デジタル信号に変換する変換部と
    を備えるアナログ・デジタル変換器。
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