JP7680066B2 - コイルばねの保持構造およびコイルばねの保持方法 - Google Patents
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Description
[態様1]コイルばねを保持部材により保持する保持構造であって、前記コイルばねは、軸線方向の端部を構成する変径部と、同変径部以外の部分を構成するベース部とからなり、前記変径部は、弾性変形していない自由状態において、前記コイルばねの延設端に向かうに連れてコイル径が一方向に徐々に変化する形状であって、且つ、前記ベース部の周面から前記コイルばねの径方向に突出する形状をなし、前記保持部材は、前記コイルばねを保持する側の面に複数の凸部が設けられてなり、前記コイルばねが前記保持部材によって保持される保持状態では、前記複数の凸部の各々の周面が前記コイルばねの周面に押し付けられるとともに、前記複数の凸部のうちの少なくとも一つによって前記変径部が押し退けられる態様で、前記変径部が前記コイルばねの径方向に弾性変形している、コイルばねの保持構造。
[態様4]前記凸部は、前記軸線方向において延びる円柱状をなす、[態様1]~[態様3]のいずれか一つに記載のコイルばねの保持構造。
図1に示すように、本実施形態にかかる保持構造では、コイルばね10が保持部材20により保持される。
図1~図3に示すように、保持部材20は、平板状をなす基部21と、3つの凸部22とを有する。
図1に示すように、コイルばね10は、延伸方向において波打つ波板状のばね線材(本実施形態では、鋼材)が右巻きで螺旋状に巻かれた形状をなす、いわゆるコイルドウェーブスプリングである。このコイルばね10は、ばねとして作用する部分である有効巻部101と、軸線L1方向における一方の端部に設けられた座巻部102とにより構成される。
<ベース部>
図4および図5に示すように、ベース部13は、軸線L1方向において、同一のコイル径で延びる。ベース部13は、コイルばね10における上記変径部14以外の部分を構成する。詳しくは、ベース部13は、有効巻部101(図1参照)の全体と座巻部102の一部(具体的には、有効巻部101側の部分)とにより構成される。
変径部14は、上記座巻部102(図1参照)における延設端15側の部分を構成する。変径部14は、弾性変形していない自由状態において、延設端15に向かうに連れてコイル径が一方向(本実施形態では、コイル径が小さくなる方向)に徐々に変化する形状をなす。この変径部14は、ベース部13の内周面からコイルばね10の径方向内側に突出する形状をなす。
[構成B]先端径R3は基端径R2よりも小さい(R3<R2)。
[構成C]凸部径R4は、先端径R3よりも大きく、且つ、コイル内径R1よりも小さい(R3<R4<R1)。
<組み合わせ工程>
コイルばね10を保持部材20に保持させる際には、先ず、組み合わせ工程が実行される。
組み合わせ工程の後には、回転工程が実行される。
回転工程では、3つの凸部22のうちの少なくとも一つによって変径部14が押し退けられるようになる回転方向(図6中に矢印Aで示す方向)で、コイルばね10と保持部材20とが軸線L1周りにおいて相対回転される。
本実施形態によれば、以下に記載する作用効果が得られる。
(1)コイルばね10は、変径部14とベース部13とからなる。変径部14は、弾性変形していない自由状態において、コイルばね10の延設端15に向かうに連れてコイル径が一方向に徐々に変化する形状であって、且つ、ベース部13の内周面からコイルばね10の径方向内側に突出する形状をなす。保持部材20における上記コイルばね10を保持する側の面211には3つの凸部22が設けられる。保持状態(図8に示す状態)では、3つの凸部22の各々の外周面がコイルばね10の内周面に押し付けられるとともに、凸部22によって変径部14が押し退けられる態様で、同変径部14がコイルばね10の径方向外側に弾性変形している。本実施形態によれば、コイルばね10を接着や溶接によって保持部材20に接合したりすることなく、3つの凸部22を利用して、それら凸部22により定められる位置にコイルばね10を容易に固定および保持することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・保持部材20に、3つの凸部22を設けることに限らず、2つの凸部22を設けたり、4つ以上の凸部22を設けたりしてもよい。
・図9および図10に一例を示すように、コイルばね30の外周面を複数の凸部42の外周面に押し付けることによって、コイルばね30を保持部材20により保持する保持構造を採用することができる。
101…有効巻部
102…座巻部
103…被保持部分
13…ベース部
14…変径部
15…延設端
16…基端部分
20…保持部材
21…基部
211…面
22…凸部
30…コイルばね
33…ベース部
34…変径部
35…延設端
40…保持部材
42…凸部
Claims (4)
- コイルばねを保持部材により保持する保持構造であって、
前記コイルばねは、軸線方向の端部を構成する変径部と、同変径部以外の部分を構成するベース部とからなり、
前記変径部は、弾性変形していない自由状態において、前記コイルばねの延設端に向かうに連れてコイル径が一方向に徐々に変化する形状であって、且つ、前記ベース部の周面から前記コイルばねの径方向に突出する形状をなし、
前記保持部材は、前記コイルばねを保持する側の面に複数の凸部が設けられてなり、
前記コイルばね及び前記保持部材の相対位置は、第1位置と、同第1位置から前記コイルばねを軸線周りに回転させた位置である第2位置と、を含み、
前記第1位置では、前記コイルばねを前記複数の凸部を避けながら前記保持部材の側に押し込むことで、前記コイルばねが前記自由状態のままで前記複数の凸部に組み合わされた状態になり、
前記第2位置では、前記複数の凸部の各々の周面が前記コイルばねの周面に押し付けられた状態になるとともに、前記複数の凸部のうちの少なくとも一つによって押し退けられる態様で前記変径部が前記径方向に弾性変形した状態になる、
コイルばねの保持構造。 - 前記複数の凸部は、同一円上において180度未満の間隔で並ぶように設けられた3つの凸部により構成される、
請求項1に記載のコイルばねの保持構造。 - 前記凸部は、前記軸線方向において延びる円柱状をなす、
請求項1または2に記載のコイルばねの保持構造。 - 請求項1または2に記載のコイルばねの保持構造に適用され、前記コイルばねを前記保持部材により保持するコイルばねの保持方法であって、
前記コイルばねを前記複数の凸部を避けながら前記保持部材の側に押し込んで、前記コイルばねを前記自由状態のままで前記複数の凸部に組み合わせる組み合わせ工程と、
前記組み合わせ工程の後に、前記複数の凸部のうちの少なくとも一つによって前記変径部が押し退けられるようになる回転方向で、前記コイルばねと前記保持部材とを当該コイルばねの軸線周りにおいて相対回転させる回転工程と、を備える、
コイルばねの保持方法。
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| JPS62185808U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-26 |
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