JP7680667B2 - 混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法および混練成型機 - Google Patents
混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法および混練成型機 Download PDFInfo
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Description
1)混練原料レベルの管理
一般的に、混練を安定的に継続するためには、混練部4内の混練原料レベルを適切な範囲に維持管理することが重要である。例えば、混練原料レベルが高すぎると、混練部4の上部から混練原料が溢れ出して操業継続が不可になったり、混練部4に過大な負荷かがかかり操業停止となったりする。一方で、混練原料レベルが低すぎると、加水ノズルからの散水がシャフトや混練羽根4cの先に当たってしまい、混練原料に偏りなく加水できなかったり、混練羽根4cから混練原料に力が加わりにくくなって、混練原料を安定して混練できなくなったりすることがある。これらのような場合、後工程に混練不足の混練原料を供給してしまうため、製品歩留の低下や、操業停止を発生させる懸念がある。
前述の様に、混練機内の混練原料レベルの調整は、図1の例に示すような混練部機4への混練原料投入量、シャフト4bの回転速度、加水ノズル5からの加水量などの条件を変えることで実施可能である。例えば、混練部4への混練原料投入量を増やすと混練原料レベルは上昇し、混練原料投入量を減らすと混練原料レベルは低下する。
図1の例に示すような非焼成含炭塊成鉱の混練成型機では、混練部4の上面に設置されたグレーチングや窓、開口等4fから作業者が定期的に目視で混練原料レベルを監視していることが多い。しかし、作業者の目視による定期的な監視は、短期間で発生する混練原料レベル変動の見逃しや、作業者ごとの判断ばらつきが発生しやすく、必ずしも混練原料レベルの変動を迅速に検知できる手段とはならない。さらに、作業者の目視による監視は、混練成型機の近くに混練原料レベルの監視作業に従事する作業者を常に配置せねばならず、製造コストの上昇要因にもなる。作業者の目視による管理の難しさは、複数系統の混練成型機を並列で操業している場合に特に問題となる。
(1)混練原料投入口、混練原料を混練部へと導く接続管、羽根車を備えたシャフトが配置された混練機、混練原料が押し出される堰、が順に配置され、前記堰の手前の混練原料圧密部の入側、及び/または加水ノズル設置位置にて混練原料レベルを測定することを特徴とする、混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法とする。
(2)前記混練原料レベルを混練部高さの50%から90%に維持することを特徴とする、(1)に記載の混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法とすることも好ましい。
(3)前記加水ノズルが混練原料を混練部へと導く接続管内に配置されている場合、加水ノズル設置位置での混練原料レベル測定は、混練部入側にて測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法とすることも好ましい。
(4)混練原料投入口、混練原料を混練部へと導く接続管、羽根車を備えたシャフトが配置された混練機、混練原料が押し出される堰、が順に配置され、前記堰の手前の混練原料圧密部の入側、及び/または加水ノズル設置位置にて混練原料レベルを測定する装置が備えられていることを特徴とする混練成型機とする。
(5)前記加水ノズルが混練原料を混練部へと導く接続管内に配置されており、加水ノズル設置位置での混練原料レベル測定位置は、混練部入側であることを特徴とする(4)に記載の混練成型機とすることも好ましい。
調査の結果、図1の例に示すような混練部4の混練原料レベル変動は、混練原料圧密部4eの手前と、加水ノズル5の設置位置の2か所で発生する局所的な原料レベル変動が起点となっている場合が多いことが分かった。そして、この2か所に原料レベルを測定する計器を設置することで、混練部4全体の混練原料レベルを安定的に管理できることが分かった。以下で、上記2か所のそれぞれについて、混練原料レベル変動の起点となるメカニズムと、混練部4を安定操業させるための混練原料レベル管理範囲について、調査結果の詳細を説明する。
混練原料圧密部4eでは、混練部4の入側から搬送されてきた混練原料が堰4dにより抵抗を受けるため、混練原料がケーシング4a内で圧密されている。通常操業時は、堰4dによる混練原料の排出抵抗と混練羽根4cによる混練原料の搬送力がバランスしており、混練原料圧密部4e内のみで混練原料レベルが高い状態である。しかし、何らかの原因で混練原料の押出力が低下した場合や混練原料の流動性が低下した場合は、一時的に堰4dによる排出抵抗が混練羽根4cの押出力に勝ってしまい、堰4dから後工程への混練原料排出速度が低下してしまう。このとき、図2に示すように、混練原料圧密部4eの手前から混練部4の入側に遡って混練原料が次第に滞留していき、徐々に混練部4全体の混練原料レベルが上昇していく。
混練部4には混錬に必要な水分を添加するための加水ノズル5が設置されている場合があり、加水ノズル5の位置(加水位置)では、混練原料水分がその前後の位置の混練原料に比較して比較的高いため、流動性が高くなりやすい。このため、加水位置では、何らかの理由で混練原料水分が過多(流動性過大)になってしまい、混練原料が混練羽根4cと接触するときにスリップしやすくなる場合がある。この時、混練原料の搬送速度が低下し、加水位置から混練部4の入側にかけての混練原料レベルが上昇する。一方で、このとき、加水部以降では、混練原料搬送速度が低下しているために混練原料供給不足となり、混練原料レベルが低下する。
2 投入口
3 接続管
4 混練部
4a ケーシング
4b シャフト
4c 混練羽根
4d 堰
4e 混練原料圧密部(堰手前で混練原料が圧密され、混練が特に顕著に実施される場所)
4f 混練機上面の内部観察部(グレーチング、ガラス窓、開口等)
5 加水ノズル
6 真空室
7 押出成型部
7a ケーシング
7b 押出成型部シャフト
7c 押出成型羽根
7d 押出成型堰
8 真空ポンプ
9 真空ポンプ接続管
Claims (4)
- 混練原料投入口、混練原料を混練部へと導く接続管、羽根車を備えたシャフトが配置された混練機、混練原料が押し出される堰、が順に配置され、
混練部の出側が-40kPaG以下に真空脱気される、混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法であって、
前記堰の手前の混練原料圧密部の入側、及び/または加水ノズル設置位置にてマイクロ波レベル計またはミリ波レベル計を用いて混練原料レベルを測定し、混練原料レベルを混練部高さの50%から90%に維持することを特徴とする、混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法。 - 前記加水ノズルが混練原料を混練部へと導く接続管内に配置されている場合、加水ノズル設置位置での混練原料レベル測定は、混練部入側にて測定することを特徴とする請求項1に記載の混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法。
- 混練原料投入口、混練原料を混練部へと導く接続管、羽根車を備えたシャフトが配置された混練機、混練原料が押し出される堰、が順に配置され、前記堰の手前の混練原料圧密部の入側、及び/または加水ノズル設置位置にて混練原料レベルを測定する装置が備えられており、混練部の出側が-40kPaG以下に真空脱気される混練成型機であって、
前記堰の手前の混練原料圧密部の入側、及び/または加水ノズル設置位置にマイクロ波レベル計またはミリ波レベル計を配置し、
継続混練原料レベルが混練部高さの50%から90%に維持されるように操業される混練成型機。 - 前記加水ノズルが混練原料を混練部へと導く接続管内に配置されており、加水ノズル設置位置での混練原料レベル測定位置は、混練部入側であることを特徴とする請求項3に記載の混練成型機。
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| JP2021019486A JP7680667B2 (ja) | 2021-02-10 | 2021-02-10 | 混練成型機における混練部内の混練原料レベル計測管理方法および混練成型機 |
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