JP7681202B2 - アンモニア燃料ボイラ、及び、ボイラの運転方法 - Google Patents
アンモニア燃料ボイラ、及び、ボイラの運転方法 Download PDFInfo
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Description
1400℃以上である火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して燃焼させることを特徴とする。
火炉のノーズ温度が1120℃以上である前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップを備えることを特徴とする。
ボイラ運転システム1は、例えば図示外の火力発電プラントに組み込まれるボイラ2と、ボイラ2に空気及び燃料を供給するための供給システム15と、ボイラ2の運転に関するパラメータを計測するための計測システム9とを備える。
供給システム15からボイラ2に供給される燃料には、アンモニア燃料が含まれる。アンモニア燃料は、液体アンモニアまたはアンモニアガスのいずれであってもよい。以下では、アンモニア燃料が液体アンモニアである実施形態を例示する。一実施形態では、ボイラ2に液体アンモニアが液状のまま供給される。液体アンモニアは水素ガスなどの気体を含まないが、ボイラ2での燃焼に影響を与えない程度の不純物(例えば尿素)を含んでいてもよい。液体アンモニアはボイラ2内でアンモニアガスに気化する。
また、供給システム15からボイラ2に供給される燃料には、アンモニア燃料以外の他の燃料が含まれる。例えば、ボイラ2内では他の燃料を用いた燃焼が行われた後に、アンモニアと他の燃料との混焼またはアンモニアの専焼が行われる。
アンモニア以外の他の燃料の一例である炭素含有燃料は、バイオマス燃料または化石燃料などである。化石燃料は、液化天然ガス、重油または軽油などの油、もしくは微粉炭などの石炭である。以下では、炭素含有燃料が油と微粉炭である実施形態を例示する。
火炉20は、バーナユニット30によって噴射された燃料が燃焼用空気と反応して燃焼するための筒状の中空体であり、例えば、円筒形状や四角柱状など種々の形態をとり得る。
また、一実施形態の火炉20は、火炉20内に向けて突出するノーズ11を含む。ノーズ11は、火炉20の燃焼空間7で生じたガス(例えば燃焼ガス及び未燃焼ガス)が、火炉20の下流側にある流路に適正に流れるように構成される。火炉20の下流側にある流路は一例として煙道8である。
少なくとも1つのバーナユニット30は、燃料が火炉20の燃焼空間7で燃焼するように構成される。図1で例示される実施形態では、バーナユニット30は、燃焼空間7で生じたガスが流れる方向(図1の矢印A)に沿って3段に分かれて配置される。以下では、ガスの流れ方向の下流側から順に各段のバーナユニット30を第1バーナユニット31、第2バーナユニット32、及び第3バーナユニット33という場合があり、これら3段のバーナを総称してバーナユニット30という場合がある。なお、バーナユニット30は、2段または4段などに分かれて配置されてもよい。
一実施形態のボイラ2は旋回燃焼型ボイラであり、各段に設けられたバーナユニット30は、火炉20の周方向に沿って等間隔に複数配置される。各段のバーナユニット30の個数は一例として4個であるが、図1では各段のバーナユニット30を1つのみ図示している。なお、各段のバーナユニット30は、3個または5個以上であってもよい。
他の実施形態に係るボイラ2は、対向燃焼型ボイラである。この場合、各段のバーナユニット30は、互いに対向する位置に少なくとも一対設けられる。
一実施形態では、第1バーナユニット31がアンモニアバーナ50を含む。第2バーナユニット32と第3バーナユニット33は、アンモニアバーナ50を含んでもよいし、含まなくてもよい。他の実施形態では、アンモニアバーナ50は、第2バーナユニット32または第3バーナユニット33のみに含まれてもよい。
さらに、いずれのかのバーナユニット30は、炭素含有燃料を火炉20内に噴射するための燃料バーナ35(図4参照)を含んでもよい。詳細は後述する。
一実施形態の供給システム15は、バーナユニット30よりも下流側で火炉壁19に設けられた供給部4を介して2次空気(アディショナルエア)を供給するように構成される。
一実施形態の火炉20内では、アンモニア燃料以外の他の燃料(本例では炭素含有燃料)が燃焼した後にアンモニア燃料の供給が開始され、アンモニア燃料と他の燃料との混焼が行われてもよい。
判定条件を構成する上記の空気比は、火炉20に供給される他の燃料を燃焼させるために必要な理論空気量に対する火炉20への空気供給量の比である。一実施形態では、上記した火炉20への空気供給量には2次空気(アディショナルエア)が含まれない。つまり本例では、判定条件を構成する空気比は、火炉20に供給される全空気のうち2次空気以外の空気が占める供給割合を全空気比に乗じた値でもある。具体的には、判定条件を構成する空気比(以下、バーナ部空気比という場合がある)は、以下の式(1)によって規定される。
λb=λ×(100-AA)/100 ・・・式(1)
式(1)において、λbはバーナ部空気比であり、λは全空気比であり、AAはボイラ2への全空気供給量のうちで2次空気の供給割合である。
また、全空気比(λ)は、式(2)、式(3)、及び式(4)によって規定される。
λ=QAir/Qx ・・・式(2)
Qx=Qmf×Amf ・・・式(3)
Amf=(100-X)/100×Acar+X/100×ANH3 ・・・式(4)
式(2)~式(4)において、QAirは全空気供給量である。また、Qmfは、火炉20内で行われる燃焼がアンモニア混焼(重量換算での混焼率:X%)であるときのアンモニア燃料と他の燃料(本例では炭素含有燃料)との供給量である。Qxは、該混焼時に空気比が1となるための空気流量である。Amfは、上記混焼が行われるときの燃料(本例ではアンモニア燃料と炭素含有燃料)の理論空気量であり、Acarは、炭素含有燃料の理論空気量であり、ANH3はアンモニア燃料の理論空気量である。
式(1)~式(3)は、アンモニア燃料と炭素含有燃料との混焼についても適用できる式である。そして、判定条件を構成する空気比(つまり、アンモニア燃料の供給開始前のバーナ部空気比)を求めるには、X及びANH3を各々0に設定し、且つQmfを炭素含有燃料のみの供給量に設定して、式(1)~式(3)を適用すればよい。なお、以下では、アンモニア燃料の供給開始前に限らず、アンモニア混焼またはアンモニア専焼が行われるときも含めて、式(1)によって規定されるλbをバーナ部空気比という場合がある。
判定条件を構成するバーナ部空気比の上限値は、0.7以下であってもよい。この場合、空気比が0.7以下となる条件下でアンモニア燃料の燃焼が開始され、過剰なNOxの生成が抑制される。
なお、火力発電プラントに用いられる一般的な体格を有するボイラ2では、バーナ部空気比が0.6未満になることは現実的ではない。従って、判定条件を構成するバーナ部空気比は、好ましくは0.6以上かつ0.8以下であり、より好ましくは0.6以上かつ0.7以下である。
なお、炉内滞留時間は、燃料が火炉20に投入されてからノーズ11に到達するまでの時間である。炉内滞留時間は、例えば、1次空気及び2次空気の空気流量と炭素含有燃料の供給流量、火炉20の断面積(一定値)、及び火炉20の高さ(一定値)に基づき算出可能である。従って、炉内滞留時間は、計測システム9に含まれる複数の流量計の計測結果に基づき取得可能である。
炉内滞留時間が長いほど、アンモニア燃料の熱分解には有利な燃焼環境が形成される。ただし、火力プラントに用いられる一般的な体格を有するボイラ2では、燃料(他燃料とアンモニア燃料を含む)の炉内滞留時間は、長くて例えば2.0秒から3.0秒である。従って、判定条件を構成する炉内滞留時間は0.5秒以上かつ3.0秒以下であってもよいし、0.5秒以上かつ2.0秒以下であってもよい。
一実施形態では、ボイラ2の負荷上昇時において、判定条件が満たされるまで(S13:NO)、他の燃料を用いた燃焼が火炉20内で行われる。これにより、火炉20内の温度は上昇する。発明者らの知見によれば、ボイラ2の熱負荷上昇時、火炉20内のガス温度は比較的低く、このときにアンモニア燃料が火炉20に供給されると過剰なNOxが生成されることが判明した。ボイラ2の負荷上昇時に判定条件が充足されるまでアンモニア燃料の供給が開始されないので、NOxの発生を抑制できる。なお、ボイラ2の負荷上昇時とは、ボイラ(2)の熱負荷が低下した後に上昇する時を含む概念である。
他の実施形態では、S13において、バーナ部空気比が0.8以下であるか判定される代わりに、バーナ部空気比が0.7以下であるか判定されてもよい。また、S13の判定条件には、他の燃料の炉内滞留時間が0.5秒以上であることが含まれてもよい。この場合、計測システム9の計測結果に基づき他燃料の炉内滞留時間が取得される。また、判定条件とは別の条件が満たされるかがS13において併せて判定されてもよい。
一実施形態では、供給システム15は、炭素含有燃料と共にアンモニア燃料をバーナユニット30に供給し、アンモニア燃料と炭素含有燃料との混焼が火炉20内で行われる。このときの熱量換算でのアンモニア混焼率は、一例として20%以上である。発明者らの知見によれば、アンモニアと他の燃料との熱量換算での混焼率が20%以上である場合、火炉20内におけるNOxの生成量が増大し易い。従って、混焼率が20%以上のアンモニア混焼が行われるときのNOxの生成量を低減することの意義は大きい。
一実施形態では、アンモニア混焼時におけるバーナ部空気比は、0.6以上かつ0.7以下である。発明者らの知見によれば、バーナ部空気比が0.6以上かつ0.7以下の条件下でアンモニア混焼が行われることで、NOx排出量を抑制できる。
上述したように、ボイラ2に供給されるアンモニア燃料は一例として液体アンモニアである。アンモニアバーナ50は、供給システム15(図1参照)からの液体アンモニアが供給されるように構成されたアンモニア供給路52と、アンモニア供給路52から供給される液体アンモニアを液状のまま火炉20の内部に噴射するように構成されたアンモニア噴射ノズル54とを備える。
アンモニアバーナ50は、アシスト流体を用いずに液体アンモニアを液状のまま噴射するための1流体ノズルである。より具体的には、アンモニアバーナ50は、噴射される液体アンモニアが末広がり状の液膜になるように構成された渦巻噴射ノズル(スワールアトマイザ)である。あるいは、アンモニアバーナ50は、噴射される液体アンモニアがシート状の液膜になるように構成されたファンスプレーノズル、または、単純な液噴流の状態で液体アンモニアを噴射するように構成されたプレーンジェット型のアトマイザであってもよい。いずれの実施形態であっても、火炉20内に噴射される液体アンモニアは微粒化し易く、燃焼空間7において液体アンモニアは気化し易い。
難燃性を有する液体アンモニアが燃料として用いられる場合、火炉20内で失火が起こる可能性がある。失火を回避するためには、液体アンモニアは火炉20内で気化してさらに熱分解する必要がある。この点、上記の保炎効果を有する機構60が燃焼火炎を保炎することで、液体アンモニアは気化及び熱分解するための熱を得ることができるので、火炉20内における失火を抑制することができる。
空気供給路63Aから火炉20に供給される空気にはスワラ65によって旋回力が付与される(矢印B)。これにより、アンモニア噴射ノズル54から噴射される液体アンモニアと空気との混合が促進される。従って、火炉20の内部において液体アンモニアの拡散が促進され、火炉20内の液体アンモニアが熱分解し易い。
なお、他の実施形態では、保炎効果を有する機構60は、スワラ型に代えてディフューザ型であってもよい。また、アンモニアバーナ50は保炎効果を有する機構60を備えなくてもよい。
図4で示されるバーナユニット30は、アンモニアの混焼率が熱量換算で約50%となった後、アンモニア専焼に切り替わるように構成される。
バーナユニット30は、一例として既設のバーナのユニットである。従って、バーナユニット30の一部の構成要素は不使用であってもよい。あるいは、該構成要素は、アンモニア混焼時のみに使用され、アンモニア専焼時には不使用であってもよい。
各段のバーナユニット30は、5つの噴射手段40を含む。各々の噴射手段40は、燃料または空気を火炉20に供給するように構成される。一例として、各々の噴射手段40は、既述のアンモニアバーナ50、炭素含有燃料を噴射するための燃料バーナ35、または、1次空気を噴射するための空気ノズル42のいずれかである。
バーナユニット30の第1バーナユニット31、第2バーナユニット32、及び第3バーナユニット33ではいずれも、同じ構成が採用される。具体的には、最も外側にある2つの噴射手段40はいずれも空気ノズル42であり、中央にある噴射手段40はアンモニアバーナ50である。そして、アンモニアバーナ50と上側の空気ノズル42との間にある噴射手段40は燃料バーナ35であり、残る1つの噴射手段40は使用されない。
図4の例では、バーナユニット30の燃料バーナ35はいずれも、炭素含有燃料として微粉炭を噴射するように構成された石炭バーナである。
一実施形態では、第1バーナユニット31のアンモニアバーナ50から噴射される燃料は液体アンモニアのみであり、第2バーナユニット32と第3バーナユニット33のアンモニアバーナ50から噴射される燃料は、油と液体アンモニアである。
はじめに、炭素含有燃料を用いた燃焼が行われる。具体的には、空気ノズル42が1次空気を噴射し、燃料バーナ35が微粉炭を噴射する。このとき、第1バーナユニット31のアンモニアバーナ50は作動せず、第2バーナユニット32と第3バーナユニット33の各々のアンモニアバーナ50は油を噴射する。
その後、第1バーナユニット31のアンモニアバーナ50から液体アンモニアが噴射され、残る2つのアンモニアバーナ50から噴射される燃料は油から液体アンモニアに切り替わる。これにより、アンモニアの混焼が火炉20内で行われる。その後、バーナユニット30の3つの燃料バーナ35では微粉炭の噴射が停止され、火炉20に噴射される燃料は3つのアンモニアバーナ50からの液体アンモニアのみとなる。これにより、火炉20内での燃焼は、アンモニアの混焼からアンモニアの専燃に切り替わる。
一実施形態の制御装置5は、プロセッサ91、ROM92、RAM93、及びメモリ94を含む。
プロセッサ91は、ROM92に記憶されるボイラ運転プログラムを読み出してRAM93にロードし、ボイラ運転プログラムに含まれる命令を実行するように構成される。プロセッサ91は、CPU、GPU、MPU、DSP、これら以外の各種演算装置、又はこれらの組み合わせである。プロセッサ91は、PLD、ASIC、FPGA、及びMCU等の集積回路により実現されてもよい。メモリ94は、ボイラ運転プログラムの実行に伴い各種データが記憶される。メモリ94は一例としてフラッシュメモリである。プロセッサ91は、供給システム15と計測システム9とに電気的に接続されている。
一実施形態のプロセッサ91は、アンモニア燃料以外の他の燃料を火炉20内で燃焼させるための他燃料燃焼指令と、アンモニア燃料の供給を供給システム15に開始させるためのアンモニア供給開始指令と、アンモニアの専焼を火炉20内で開始させるためのアンモニア専焼開始指令とを生成するように構成される。一実施形態では、これらの制御指令は供給システム15に送られる。
一実施形態のプロセッサ91は、計測システム9の計測結果に基づき既述の判定条件が満たされると判定した場合、アンモニア供給開始指令を生成する。また、一実施形態のプロセッサ91は、アンモニア専焼を開始するためのアンモニア専焼条件が満たされると判定した場合、アンモニア専焼指令を開始する。アンモニア専焼条件は、例えば、火炉20内の代表温度が規定の温度に到達したこと、アンモニア混焼が開始されてから規定時間が経過したこと、オペレータから規定の入力操作があったのち所定のパラメータが設定値に到達したこと、またはこれらの組み合わせなどである。
1次空気、液体アンモニア、微粉炭、及び油はバーナユニット30に供給され、2次空気は火炉壁19に設けられた供給部4に供給される。上記供給システム15は、制御装置5によって制御されるように構成される。
2次空気供給システム120の空気供給ライン122は供給部4に接続される。空気供給ライン122には、2次空気の流量を調整するための流量調整弁126、及び空気供給ライン122の連通状態を切り替えるための切替弁128が設けられる。
流量調整弁116、126と切替弁118、128は、制御装置5から送られる制御指令に応じて作動するように構成される。
圧力調整弁105、切替弁107、及び流量調整弁108はプロセッサ91からの制御指令に応じて作動するように構成される。これにより、アンモニア供給システム100は、いずれのアンモニアバーナ50にも液体アンモニアを供給しない供給停止状態と、全てのアンモニアバーナ50に液体アンモニアを供給する供給状態との間で変化できる。後述のように、アンモニア供給システム100が供給停止状態のとき、第2バーナユニット32と第3バーナユニット33のアンモニアバーナ50には、油供給システム80から油が供給される。
一実施形態では、油供給装置81、油流量調整弁86、及び切替弁88は、制御装置5からの制御指令に応じて作動するように構成される。これにより、油供給システム80は、油供給ライン82に接続されたアンモニアバーナ50に油を供給する供給状態と、油の供給を停止する供給停止状態との間で変化できる。
なお、他の実施形態では、油供給ライン82は、油を噴射するための燃料バーナ35と接続されてもよい。また、油供給ライン82は、アトマイズ蒸気が流入するように構成されてもよい。この場合、油とアトマイズ蒸気がバーナユニット30に供給される。
微粉炭供給装置71、微粉炭流量調整弁76、及び切替弁78は、制御装置5からの制御指令に応じて作動するように構成される。これにより、微粉炭供給システム70は、微粉炭の供給を停止する供給停止状態と、微粉炭をバーナユニット30に供給する供給状態との間で変化できる。微粉炭供給システム70が供給状態のとき、石炭バーナとして機能する既述の燃料バーナ35(図4参照)に微粉炭が供給される。
これらの流量計は計測結果をプロセッサ91に送るように構成される。これにより、一実施形態のプロセッサ91は、判定条件の充足の有無を判定することができる。
はじめに、プロセッサ91から供給システム15に他燃料燃焼指令が送られる。これにより、1次空気供給システム110と2次空気供給システム120が各々、空気を供給する。このとき、アンモニア供給システム100は供給停止状態であり、油供給システム80と微粉炭供給システム70はいずれも供給状態である。従って、バーナユニット30には油と微粉炭が供給される。このとき、第1バーナユニット31のアンモニアバーナ50は停止しており、第2バーナユニット32と第3バーナユニット33のアンモニアバーナ50は油を噴射する。
その後、判定条件が満たされたことに応じて、プロセッサ91から供給システム15にアンモニア供給開始指令が送られる。油供給システム80は供給停止状態に変化し、アンモニア供給システム100は供給状態に変化する。これにより、第1バーナユニット31は液体アンモニアを噴射し、第2バーナユニット32と第3バーナユニット33から噴射される燃料は油から液体アンモニアに切り替わる。微粉炭供給システム70は供給状態を維持する。結果、ボイラ2ではアンモニアと微粉炭との混焼が行われる。
その後、アンモニア専焼条件が満たされたことに応じて、制御装置5は供給システム15にアンモニア専焼指令を送る。微粉炭供給システム70は供給停止状態に変化し、石炭バーナとして機能していた燃料バーナ35は停止する。また、アンモニア供給システム100は液体アンモニアの供給量を増やす。結果、ボイラ2ではアンモニアの専焼が行われる。
なお、他の実施形態では、プロセッサ91から他燃料燃焼指令を受信した供給システム15は、初めに油をバーナユニット30に供給してから、油及び微粉炭をバーナユニット30に供給してもよい。また、アンモニア供給開始指令が供給システム15に送られた後、アンモニア燃料と油との混焼が行われてもよいし、アンモニア燃料、微粉炭、及び油の混焼が行われてもよい。
S51を実行するプロセッサ91は、他の燃料(本例では炭素含有燃料)を火炉20内で燃焼させるための他燃料燃焼指令を生成する他燃料燃焼指令部の一例である。
S53を実行するプロセッサ91は、判定条件が満たされるか否かを判定する判定部の一例である。
一実施形態の判定条件は、以下の条件(A)~(C)を含み、(A)~(C)が全て満たされた場合に、プロセッサ91は判定条件が満たされたと判定する。
(A)他の燃料(本例では炭素含有燃料)を燃焼させるために必要な理論空気量に対する火炉20への空気供給量の比である空気比が0.8以下である。
(B)火炉20内の代表温度であるノーズ温度が1120℃以上である。
(C)火炉20内における他の燃料の炉内滞留時間が0.5秒以上である。
条件(A)が満たされるか否かは、式(1)~式(3)と計測システム9の計測結果に基づいて判定される。条件(B)が満たされるか否かは、火炉温度計6の計測結果に基づいて判定される。条件(C)が満たされるか否かは、計測システム9の計測結果に基づいて判定される。
判定条件が満たされるまで(S53:NO)、プロセッサ91は待機する。一実施形態では、ボイラ2の負荷上昇時において判定条件が満たされるまでの期間、他の燃焼が火炉20内で燃焼する。
なお他の実施形態では、条件(A)で規定される空気比の上限値は0.7であってもよい。
S55を実行するプロセッサ91は、火炉20へのアンモニア燃料の供給を供給システム15に開始させるためのアンモニア供給開始指令を生成するように構成されたアンモニア供給指令生成部の一例である。
一実施形態では、ボイラ2でのアンモニア混焼率(熱量換算)は20%以上かつ50%以下である。また、このときの火炉20内のバーナ部空気比が0.7以下である。
プロセッサ91は、アンモニア専焼条件が満たされるまでの間(S57:NO)、待機する。この間、アンモニアと他の燃料との混焼がボイラ2内で行われる。
一実施形態では、アンモニア専焼時におけるバーナ部空気比は0.9以下である。これにより、アンモニア専焼時において、二酸化炭素とNOxの各々の排出量を抑制することができる。
以下、幾つかの実施形態に係るボイラ2の運転方法、ボイラ用の制御装置5について概要を記載する。
アンモニア燃料以外の他の燃料を火炉(20)内で燃焼させるステップ(S11、S51)と、
前記火炉(20)に供給される前記他の燃料を燃焼させるために必要な理論空気量に対する前記火炉(20)への空気供給量の比である空気比(バーナ部空気比)が上限値以下であり、且つ、前記火炉(20)内の代表温度が下限値以上である判定条件が満たされるか否かを判定するステップ(S13、S53)と、
前記判定条件が少なくとも満たされる場合に前記火炉(20)への前記アンモニア燃料の供給を開始するステップ(S15、S55)と、
を備え、
前記判定条件を構成する前記空気比の前記上限値は0.8以下である。
前記ボイラ(2)の熱負荷の上昇時において、前記判定条件が満たされるまでの期間(S13:NO、S53:NO)、前記他の燃料を燃焼させ、前記判定条件の充足後、前記火炉(20)への前記アンモニア燃料の供給を開始する。
前記判定条件を構成する前記空気比の前記上限値は0.7以下である。
前記判定条件を構成する前記代表温度としての前記火炉(20)のノーズ温度の前記下限値は、1120℃以上である。
前記判定条件は、前記他の燃料が前記火炉(20)に投入されてから前記火炉(20)のノーズ(11)に到達するまでの炉内滞留時間が0.5秒以上である。
前記火炉(20)において、供給された前記アンモニア燃料と前記他の燃料との混焼率が熱量換算で20%以上である。
前記アンモニア燃料の供給を開始するステップ(S15、S55)では、アンモニア混焼率が熱量換算で50%以下であり、かつ、前記火炉(20)内の前記空気比が0.7以下となるように、前記アンモニア燃料の供給を開始し、
前記アンモニア燃料の供給開始後、前記火炉(20)内の前記空気比が0.9以下となるように、前記アンモニア燃料の専焼を行うステップ(S59)を備える。
また、アンモニア混焼時のバーナ部空気比を0.7以下とすることで、未燃アンモニアの生成量の増加を抑制することよりも、NOx排出量の増加の抑制を優先することができる。従って、アンモニア混焼時においても、NOx排出量を効果的に抑制することができる。
火炉(20)、および、アンモニア燃料および他の燃料を前記火炉(20)内に供給するように構成された供給システムを備えるボイラ(2)用の制御装置であって、
前記他の燃料を火炉(20)内で燃焼させるための他燃料燃焼指令を生成する燃焼指令生成部(91)と、
前記火炉(20)に供給される前記他の燃料を燃焼させるために必要な理論空気量に対する前記火炉(20)への空気供給量の比である空気比が上限値以下であり、且つ、前記火炉(20)内の代表温度が下限値以上である判定条件が満たされるか否かを判定するための判定部(91)と、
前記判定条件が少なくとも満されると前記判定部が判定した場合(S53:YES)、前記火炉(20)への前記アンモニア燃料の供給を前記供給システムに開始させるためのアンモニア供給開始指令を生成するように構成されたアンモニア供給指令生成部(91)と、
を備え、
前記判定条件を構成する前記空気比の前記上限値は0.8以下である。
図7を参照して、バーナ部空気比とNOxの排出量との関係を燃焼試験により特定した結果を説明する。図7は、バーナ部空気比とNOxの排出量との関係を示すグラフである。
本燃焼試験では、鉛直方向に延びるドロップチューブ炉(DTF)と、単一バーナ試験炉とが用いられた。DTFで行われた燃焼試験は、アンモニアの専焼、アンモニアと微粉炭の混焼、及び微粉炭の専焼である。アンモニア混焼時の混焼率は熱量換算で25%または50%である。また、単一バーナ試験炉で行われた燃焼試験は、微粉炭の専焼である。
次に、図8、図9を参照して、火炉20内の代表温度、アンモニアの炉内滞留時間、及びNOx排出量の関係について説明する。
図8は、ガス温度とアンモニアの必要滞留時間との関係を示すグラフである。ガス温度は火炉20内の代表温度の一例である。必要滞留時間は、火炉20内に供給されたアンモニア燃料の80%が燃焼空間7で熱分解するために必要なアンモニア燃料の炉内滞留時間である。アンモニアの熱分解は、以下の(化学式A)によって表される。
2NH3→N2+3H2 ・・・(化学式A)
熱分解するアンモニアの割合が増えるほど、NOxに変化するアンモニアの割合は低減するので、NOx排出量は低減する。
図8で示されるグラフでは、ガス温度が1400℃のときの必要滞留時間が0.741秒であり、ガス温度が1500℃のときの必要滞留時間は、0.569秒であり、ガス温度が1600℃のときの必要滞留時間が0.452秒である。
図8から判る通り、ガス温度が1400℃以上であれば、必要滞留時間が1秒未満であってもアンモニア燃料の80%が火炉20内で熱分解されることが判る。一方、ガス温度が1300℃のとき、必要滞留時間が2秒以上になると予測され、特にガス温度が1200℃のときには、必要滞留時間が約10秒になる。このような状況下でボイラ2が稼働しても、アンモニア燃料の80%を熱分解することが困難になることが判る。
以上のことから、火炉20に供給されたアンモニア燃料の80%が燃焼空間7で熱分解するためには、ガス温度が1400℃以上であることが好ましいことが判る。
なお、図8で示される必要滞留時間は、計算により求めた数値である。火力発電プラントに用いられる一般的な体格を有するボイラ2では実際、ボイラ負荷が極めて小さくても、ガス温度は1200℃よりも十分に大きい。
図10を参照し、アンモニア混焼率とNOx排出量との関係を説明する。図10は、アンモニア混焼率とNOx排出量との関係を示すグラフである。図10で示されるグラフは、同じボイラ2の燃焼条件下で、アンモニア混焼率が0%、25%、50%、及び100%のときのNOx排出量を示す。なお、図10のグラフで示されるアンモニア混焼率は熱量換算での割合であり、アンモニア混焼率100%はアンモニアの専焼と同義である。
図10から判る通り、アンモニアの混焼率が20%を超えると、NOx排出量が増大することが判る。従って、混焼率が20%を超えるアンモニア混焼においてNOx排出量を低減することの意義は大きいことが判る。また、アンモニアの混焼率が50%のとき、NOx排出量が著しく増えることが判る。従って、アンモニアの混焼率が20%以上かつ50%以下のアンモニア混焼においてNOx排出量を低減することの意義は大きいことが判る。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
5 :制御装置
11 :ノーズ
15 :供給システム
20 :火炉
91 :プロセッサ
Claims (33)
- アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼によるガス温度が1400℃以上である火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して、前記他の燃料とアンモニアとの混焼が行われることを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。
- アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼によって火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態にある前記火炉内に、アンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して、前記他の燃料とアンモニアとの混焼が行われることを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。
- 火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して燃焼させるアンモニア燃料ボイラであって、
アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により前記火炉内のガス温度が1400℃以上であるときに、前記アンモニア噴射ノズルから前記火炉内に液体アンモニアの噴射を開始することを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。 - 火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して燃焼させるアンモニア燃料ボイラであって、
アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により前記火炉内のガス温度が1400℃以上であることを温度計測手段が計測したら、前記アンモニア噴射ノズルから前記火炉内に液体アンモニアの噴射を開始させる制御装置
を備えることを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。 - 火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して燃焼させるアンモニア燃料ボイラであって、
アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により前記火炉のノーズ温度が1120℃以上であるときに、前記アンモニア噴射ノズルから前記火炉内に液体アンモニアの噴射を開始することを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。 - 火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射して燃焼させるアンモニア燃料ボイラであって、
アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により前記火炉のノーズ温度が1120℃以上であることを温度計測手段が計測したら、前記アンモニア噴射ノズルから前記火炉内に液体アンモニアの噴射を開始させる制御装置
を備えることを特徴とするアンモニア燃料ボイラ。 - 前記火炉内で前記他の燃料とアンモニアとの混焼が行われた後に、アンモニアの専焼が行われる
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記制御装置は、前記アンモニア噴射ノズルから液体アンモニアの噴射を開始させた後、
アンモニアの専焼を開始するためのアンモニア専焼条件が満たされると判定した場合に、
アンモニアの専焼を前記火炉内で開始させるための制御指令を、前記他の燃料ならびに液体アンモニアを供給するための供給システムに送り、
前記火炉内でアンモニアの専焼が行われる
ことを特徴とする請求項4又は6に記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記アンモニア噴射ノズルは、噴射された液状のアンモニアが前記火炉の内部で微粒化するように構成されている、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記アンモニア噴射ノズルは、噴射される液体アンモニアが末広がり状の液膜になるように構成された渦巻噴射ノズル、噴射される液体アンモニアがシート状の液膜になるように構成されたファンスプレーノズル、または、液噴流の状態で液体アンモニアを噴射するように構成されたプレーンジェット型のアトマイザのいずれか1つである、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記アンモニア噴射ノズルによって噴射された液状のアンモニアは、前記火炉の内部でアンモニアガスに気化して燃焼する請求項1~10のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記アンモニア噴射ノズルによって噴射された液状のアンモニアは、前記火炉の内部で熱分解して燃焼する請求項1~11のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記アンモニア噴射ノズルは、アシスト流体を用いずに前記液体アンモニアを液状のまま噴射するための1流体ノズルである請求項1~12のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記アンモニア噴射ノズルは、起動用燃料と前記液体アンモニアを噴射できる両用ノズルである請求項1~13のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記アンモニア噴射ノズルを有するアンモニアバーナを備え、
前記アンモニアバーナは、前記火炉内で生じる燃焼火炎を保炎するように構成された保炎効果を有する機構を備える請求項1~14のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記保炎効果を有する機構は、
前記アンモニア噴射ノズルが内側に配置される内筒と、
前記内筒を囲むように配置され、前記火炉の内部と連通する空気供給路が前記内筒との間で形成される外筒と、
前記空気供給路に設けられ、前記空気供給路を流れる空気に旋回力を付与するように構成されたスワラと
を備える請求項15に記載のアンモニア燃料ボイラ。 - 前記アンモニア噴射ノズルから噴射される前記液体アンモニアは尿素を含有することを特徴とする請求項1~16のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記アンモニア噴射ノズルが複数備えられている請求項1~17のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 複数の前記アンモニア噴射ノズルが前記火炉の周方向に沿って配置されている請求項18に記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記他の燃料が、液化天然ガス、重油、軽油、または、石炭である請求項1~6のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- 前記他の燃料が、微粉炭であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載のアンモニア燃料ボイラ。
- アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が20%以上の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が50%以下の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が20%以上かつ50%以下の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記他の燃料とアンモニアとの混焼を、アンモニアの専焼を開始するためのアンモニア専焼条件が満たされるまで継続するステップと、
前記アンモニア専焼条件が満たされると判定した場合に、前記他の燃料の供給を停止して、アンモニアの専焼を行うステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - アンモニア燃料以外の他の燃料を用いた燃焼により、火炉内のガス温度を1400℃以上にするステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記他の燃料とアンモニアとの混焼を規定時間が経過するまで継続するステップと、
前記規定時間の経過後に前記他の燃料の供給を停止して、アンモニアの専焼を行うステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が20%以上の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が50%以下の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記液体アンモニアと前記他の燃料との熱量換算での混焼率が20%以上かつ50%以下の状態で混焼を継続するステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記他の燃料とアンモニアとの混焼を、アンモニアの専焼を開始するためのアンモニア専焼条件が満たされるまで継続するステップと、
前記アンモニア専焼条件が満たされると判定した場合に、前記他の燃料の供給を停止して、アンモニアの専焼を行うステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。 - 火炉のノーズ温度が1120℃以上の状態になるまで、アンモニア燃料以外の他の燃料を前記火炉内で燃焼させるステップと、
前記火炉内にアンモニア噴射ノズルから液体アンモニアを液状のまま噴射するステップと、
前記他の燃料とアンモニアとの混焼を規定時間が経過するまで継続するステップと、
前記規定時間の経過後に前記他の燃料の供給を停止して、アンモニアの専焼を行うステップと、
を備えることを特徴とするボイラの運転方法。
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