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JP7681282B2 - 換気システムと換気空調システム及び排気口部の取付方法 - Google Patents
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JP7681282B2 - 換気システムと換気空調システム及び排気口部の取付方法 - Google Patents

換気システムと換気空調システム及び排気口部の取付方法 Download PDF

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    • Y02B30/56Heat recovery units

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  • Duct Arrangements (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年11月10日,図面送付先:ハウジング・スタッフ株式会社(島根県松江市東津田町453-2)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年11月21日,図面送付先:株式会社スタイルディープラス(北海道函館市宮前町9-20)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年12月7日,図面送付先:DesiE(和歌山県和歌山市東蔵前丁39)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年12月7日,図面送付先:ハーバーハウス株式会社(新潟県新潟市中央区明石2-3-30)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年12月21日,図面送付先:株式会社アールプラスDM 大分西店(大分県大分市寒田1057-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年12月23日,図面送付先:有限会社エンドウ工務店(山梨県南アルプス市寺部1544-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和5年12月26日,図面送付先:有限会社LOHAS(静岡県富士市荒田島町8-16)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年1月16日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年1月16日,図面送付先:株式会社木村建設(熊本県熊本市中央区坪井6-17-15)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年1月16日,図面送付先:谷前住建株式会社(広島県三原市木原1-9-32)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年1月25日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年2月6日,図面送付先:有限会社LOHAS(静岡県富士市荒田島町8-16)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年2月14日,図面送付先:株式会社建販(鳥取県鳥取市叶428-2)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年2月15日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年3月22日,図面送付先:ハーバーハウス株式会社(新潟県新潟市中央区明石2-3-30)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月3日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月9日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月18日,図面送付先:オオトリ建設株式会社(愛知県名古屋市中川区富田町榎津布部田485-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月24日,図面送付先:美し信州建設株式会社 長野県上田市中之条1268-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月24日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年4月30日,図面送付先:株式会社タツミハウジング(愛知県豊川市伊奈町前山19-12)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年5月23日,図面送付先:株式会社コプロス(山口県下関市長府安養寺1-15-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年5月28日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月3日,図面送付先:株式会社コムテックス(福島県福島市鎌田字半田家2-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月4日,図面送付先:株式会社スタイルディープラス(北海道函館市宮前町9-20)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月5日,図面送付先:株式会社An.d you(兵庫県洲本市下加茂1-1-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月7日,図面送付先:株式会社岡田組(徳島県徳島市幸町1-47-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月11日,図面送付先:株式会社樋渡建設(佐賀県伊万里市脇田町3225-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月14日,図面送付先:株式会社山井建設(埼玉県さいたま市中央区本町東3-6-2)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月21日,図面送付先:明工建設株式会社(静岡県御前崎市池新田7742-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年6月27日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月5日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月8日,図面送付先:株式会社バルハウス(静岡県浜松市中央区西都台町9-28)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月10日,図面送付先:株式会社Machida(大阪府堺市北区北花田町4-119-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月11日,図面送付先:株式会社Machida(大阪府堺市北区北花田町4-119-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月19日,図面送付先:グランライフ株式会社(京都府宇治市広野町西裏9-7)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月22日,図面送付先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月24日,図面送付先:株式会社バルハウス(静岡県浜松市中央区西都台町9-28)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月29日,図面送付先:株式会社岡田組(徳島県徳島市幸町1-47-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年7月31日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月1日,図面送付先:相羽建設株式会社(東京都東村山市本町2-22-11)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月1日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月5日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月6日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月8日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月8日,図面送付先:株式会社イトコー(愛知県豊川市諏訪西町2-248)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月19日,図面送付先:株式会社タツミハウジング(愛知県豊川市伊奈町前山19-12)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月22日,図面送付先:有限会社栗山建築(岐阜県羽島市正木町三ッ柳71)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月23日,図面送付先:積善の家株式会社(三重県鈴鹿市上箕田1-10-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月28日,図面送付先:オネストアーク株式会社(東京都葛飾区青戸4-13-9)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月29日,図面送付先:RBH株式会社(宮崎県宮崎市大字島之内2235-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月30日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年8月30日,図面送付先:株式会社オバタケイ(静岡県浜松市浜名区小林345)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月5日,図面送付先:株式会社コプロス(山口県下関市長府安養寺1-15-13)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月6日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月9日,図面送付先:株式会社安藤建築(愛知県西尾市吉良町吉田東郷9)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月11日,図面送付先:株式会社トモノ(長野県南佐久郡佐久穂町大字海瀬355)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月11日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月25日,図面送付先:株式会社安成工務店(山口県下関市綾羅木新町3-7-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年9月27日,図面送付先:クラフトハウス株式会社(静岡県静岡市葵区瀬名中央3-5-45)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月1日,図面送付先:株式会社岡田組(徳島県徳島市幸町1-47-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月3日,図面送付先:オールハウス株式会社(広島県安芸郡府中町八幡1-4-23)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月4日,図面送付先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月8日,図面送付先:株式会社岡田組(徳島県徳島市幸町1-47-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月9日,図面送付先:株式会社An.d you(兵庫県洲本市下加茂1-1-3)
特許法第30条第2項適用 図面送付日:令和6年10月9日,図面送付先:▲高▼山産業株式会社(山口県美弥市秋芳町岩永本郷29)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年3月14日,納品先:株式会社アールプラスDM 大分西店(大分県大分市寒田1057-1)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年3月19日,納品先:株式会社建販(鳥取県鳥取市叶428-2)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年3月28日,納品先:有限会社LOHAS(静岡県富士市荒田島町8-16)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年5月9日,納品先:株式会社スタイルディープラス(北海道函館市宮前町9-20)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年5月10日,納品先:有限会社LOHAS(静岡県富士市荒田島町8-16)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年5月29日,納品先:株式会社アールプラスDM(千葉県八千代市島田台790-1)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年6月17日,納品先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年6月18日,納品先:オオトリ建設株式会社(愛知県名古屋市中川区富田町榎津布部田485-1)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年7月16日,納品先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年8月2日,納品先:株式会社スタイルディープラス(北海道函館市宮前町9-20)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年8月5日,納品先:株式会社エコビルド(山口県下関市熊野西町6-13)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年8月27日,納品先:ハーバーハウス株式会社(新潟県新潟市中央区明石2-3-30)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年8月27日,納品先:株式会社An.d you(兵庫県洲本市下加茂1-1-3)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年9月12日,納品先:株式会社バルハウス(静岡県浜松市中央区西都台町9-28)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年9月24日,納品先:株式会社バルハウス(静岡県浜松市中央区西都台町9-28)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年9月26日,納品先:美し信州建設株式会社(長野県上田市中之条1268-1)
特許法第30条第2項適用 納品日:令和6年9月30日,納品先:株式会社スタイルディープラス(北海道函館市宮前町9-20)
特許法第30条第2項適用 発行者:OMソーラー株式会社,刊行物名:空気と熱をデザインする R+換気システム,発行日:令和6年1月25日
特許法第30条第2項適用 発行者:OMソーラー株式会社,刊行物名:空気と熱をデザインする 全熱交換換気システム「PAtH」,発行日:令和6年1月25日
特許法第30条第2項適用 発行者:OMソーラー株式会社,刊行物名:PAtH(SE200RS)工事説明書,発行日:令和6年5月1日
特許法第30条第2項適用 掲載日:令和6年2月21日,掲載アドレス:https://product.omsolar.jp/paper/ ,https://passivaircon.com/path/
本発明は、上下に居住部を有する家屋の換気システムと換気空調システム及び排気口部の取付方法に関する。
従来、住宅の24時間換気を行う換気装置として、天井裏の空間に収容されたものが用いられている。この換気装置は、外気を外壁の吸込口部から天井の給気口部まで送るための給気ダクトと、室内の空気を天井の排気口部から外壁の排出口部まで送るための排気ダクトと、給気ダクト及び排気ダクトの途中に設けられ送風機や熱交換器などを有する本体部と、を備えている。
換気装置の設置の際に、家屋の構造によって、天井裏の空間内でダクトを通せない場合があると、目的とする箇所への給気を行うための配管に代えて、他の箇所へ給気を行うなど、当初の換気の計画を変更する必要がある。
このようなダクトの使用を低減するために、家屋の構造の一部を利用して換気を行うことが知られている(特許文献1~特許文献3)。
特許文献1には換気システムが開示されており、この換気システムでは、熱交換器を設けた本体部を階間に収容し、外気を階間に供給し、外気が階間を構成する一階の天井に形成された複数の開口から一階の居住部へ送られ、二階の床に形成された複数の開口から二階の居住部へ送られている。さらに換気装置の本体部から排気用のダクトが一階の床下の空間と二階の天井裏の空間とにそれぞれ延びていて、排気用のダクトの先端部には送風機がそれぞれ取り付けられている。これら送風機が作動して、一階の床下の空間では、空気が排気用のダクトに流入し、本体部を経て屋外へ排気され、二階の天井裏の空間では、空気が排気用のダクトに流入し、本体部を経て屋外へ排気されている。また、一階居住部の空気が一階の床に設けた開口から床下の空間へ流入し、二階居住部の空気が二階の天井に設けた開口から天井裏の空間へ流入している。
特許文献2には全館空調システムが開示されており、この全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とを階間に収容し、外気を換気装置の本体部から空調機に供給し、空調された空気を空調機から階間に供給し、空気が階間を構成する一階の天井に形成された複数の開口から一階の居住部へ送られ、二階の床に形成された複数の開口から二階の居住部へ送られている。また、一階居住部の空気が一階の天井に設けた排気口部から排気ダクトと換気装置の本体部を経て屋外へ排気されている。また、床下の空間から階間まで排気ダクトが設けられており、床下の空間も屋外へ排気されている。また、一階の居住部の空気が、床に設けた開口から床下の空間へ流入している。
特許文献3には全館空調システムが開示されており、この全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とを階間に収容し、外気を換気装置の本体部から階間に供給し、空調された空気を空調機から階間に供給し、空気が階間を構成する一階の天井に形成された複数の開口から一階の居住部へ送られ、二階の床に形成された複数の開口から二階の居住部へ送られている。また、一階居住部の空気が一階の天井に設けた排気口部から排気ダクトと換気装置の本体部とを経て屋外へ排気されている。
特開2001-279837号公報 段落0062~0069、図4 特開2021-38873号号公報 段落0075~0079、図6 特開2020-94724号号公報 段落0055~0062、図4
ところで、特許文献1の換気システムでは、床下の空間側の排気ダクトの先端に設けた送風機によって、一階居住部の空気を床下の空間と排気ダクトを経て屋外へ排気し、天井裏側の排気ダクトの先端に設けた送風機によって、二階居住部の空気を天井裏の空間と排気ダクトを経て屋外へ排気するが、ダクトの先端に送風機を設けると、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での取付作業が煩雑となる恐れがある。
特許文献2の全館空調システムは、換気装置の本体部と空調機とを階間に設け、これらをダクトで接続する作業も要することから、取付作業が煩雑となる恐れがあり、階間において換気系統を空調系統から分離して、一階居住部と二階居住部とを換気を行うことが望ましい。
特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部へ送られるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。階間に通じる吸込口を二階の床板に設けることに代えて、一階の室内空気を吸い込むように一階の天井に設ける場合も、吸込口からの室内空気が階間内を経由して本体部へ送られると、二階の床板に設ける場合と同様の問題が考えられる。これらでは例えば第一居住部としての一階と第一居住部の上にある第二居住部としての二階の室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。
そこで、本発明は、上下に居住部を有する家屋の換気システムと、換気空調システム及び排気口部の取付方法とを提供することを目的とする。
本発明は、第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1,K2,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする。
K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
本発明の換気システムでは、前記上流側排気ダクトは、下流側の端部が前記本体部に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられていて、前記第一チャンバ排気ダクトからの前記室内空気と前記第二チャンバ排気ダクトからの前記室内空気と前記第一室内排気ダクトからの前記室内空気と前記第二室内排気ダクトからの前記室内空気とが流れる本体接続ダクトをさらに備え、前記第二チャンバ排気ダクトの下流側の端部と、前記第一室内排気ダクトの下流側の端部とが二入力一出力型の第一管継手の二つの流入用接続部に接続されており、前記第一管継手の流出用接続部と、前記第二室内排気ダクトの下流側の端部とが、二入力一出力型の第二管継手の二つの流入用接続部に接続されており、前記第二管継手の流出用接続部と、前記第一チャンバ排気ダクトの下流側の端部とが、二入力一出力型の第三管継手の二つの流入用接続部に接続されており、さらに前記本体接続ダクトの上流側の端部が前記第三管継手の流出用接続部に接続されている。
本発明は、第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二チャンバは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする。
K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
本発明は、第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第一チャンバは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K2,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする。
K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
本発明は、第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第三排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第三室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第四排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第四室内排気ダクトと、を備え、前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第一チャンバと前記第二チャンバとは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K3,K4,K5及びK6の経路で屋外へ排気することを特徴とする。
K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト及び前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K5:前記第三排気口部から前記第三室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
K6:前記第四排気口部から前記第四室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
本発明は、第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一チャンバ排気ダクトの下流側の端部と前記第二チャンバ排気ダクトの下流側の端部とが二つの流入用接続部に接続された二入力一出力型の管継手と、上流側の端部を前記管継手の流出用接続部に接続され下流側の端部を前記本体部に接続された本体接続ダクトと、を備え、前記第一居住部の天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1及びK2の経路で屋外へ排気することを特徴とする。
K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
本発明の換気空調システムは、前記換気システムと、前記第一居住部に設けられたルームエアコンディショナの室内機と、を備え、前記室内機は空調空気を送風する空調用送風機を備え、さらに前記室内機は前記第一吹出口部の下方に配置されていて、前記室内機が、該室内機の上方の前記第一吹出口部から前記第一居住部に流入した前記外気を空調して、前記空調空気を前記第一居住部に送風することを特徴とする。
本発明の換気空調システムは、前記換気システムと、前記第二居住部に設けられたルームエアコンディショナの室内機と、を備え、前記室内機は空調空気を送風する空調用送風機を備え、さらに前記室内機は前記第二吹出口部の上方に配置されていて、前記室内機が、該室内機の下方の前記第二吹出口部から前記第二居住部に流入した前記外気を空調して、前記空調空気を前記第二居住部に送風することを特徴とする。
本発明の排気口部の取付方法は、前記換気システムの前記第一排気口部と前記第二排気口部とを、前記第三チャンバを構成する前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に、取り付ける方法であって、前記家屋の間取りに基づいて第一選択空間部に前記第一排気口部を取り付ける第一取付工程と、前記家屋の間取りに基づいて第二選択空間部に前記第二排気口部を取り付ける第二取付工程と、を備え、前記第一取付工程は、前記第一選択空間部が前記第一居住部のトイレ、洗面所、脱衣所(洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関のうち、何れかであれば前記第一排気口部を前記第一選択空間部の前記天井板に取り付け、又は前記第一選択空間部が前記第二居住部のトイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)のうち、何れかであれば前記第一排気口部を前記第一選択空間部の前記床板に取り付け、前記第二取付工程は、前記第二選択空間部が前記第一居住部の前記トイレ、前記洗面所、前記脱衣所、前記シューズクローク、前記玄関のうち(前記第一選択空間部であるものを除く。)、何れかであれば前記第二排気口部を前記第二選択空間部の前記天井板に取り付け、又は前記第二選択空間部が前記第二居住部の前記トイレ、前記洗面所、前記脱衣所のうち(前記第一選択空間部であるものを除く。)、何れかであれば前記第二排気口部を前記第二選択空間部の前記床板に取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、換気装置を第一居住部と第二居住部とを有する家屋に容易に取り付けることができる。さらに第一居住部と第二居住部の換気を好適に行える。
本発明の第一実施形態に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 図1の換気システムの換気装置を示す斜視図である。 図2の換気装置の本体部を示す図である。 図2の換気装置の管継手を示す図である。 図2の換気装置の上流側排気ダクトの接続関係を説明するための図である。 図1の家屋の一階居住部の構成例を示す平面図である。 図1の家屋の二階居住部の構成例を示す平面図である。 図1の家屋の基礎の構成例を示す平面図である。 本発明の変形例の換気装置の上流側排気ダクトの接続関係を説明するための図である。 図2の換気装置の第一排気口部と第二排気口部を設ける生活空間部を決める方法を示す図である。 図10の第一判断工程を示す図である。 図11の工程A1を説明するための図である。 図10の第二判断工程を示す図である。 図13の工程B1を説明するための図である。 本発明の第二実施形態に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第三実施形態に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第四実施形態に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第五実施形態に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第五実施形態の変形例に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第五実施形態の他の変形例に係る換気システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の第六実施形態に係る換気空調システムを適用した家屋の断面図である。 本発明の他の変形例の換気装置を説明するための図である。 図3の本体部と家屋の配置例を説明するための図である。
[第一実施形態]
先ず図面を用いて本発明の第一実施形態の換気システム1を適用する家屋10について説明する。
図1に示すように家屋10は二階建であり、さらに家屋10は一階の居住部(以下、第一居住部R1と称す。)と、この第一居住部R1の上方に設けられた二階の居住部(以下、第二居住部R2と称す。)と、第一居住部R1の下に設けられた第一チャンバR3と、第二居住部R2の上に設けられた第二チャンバR4と、第一居住部R1と第二居住部R2との間に設けられて階間を構成する第三チャンバR5と、を備えている。第一居住部R1と第二居住部R2と第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とが、屋外に対して気密性を高く構成されている。以下、第一居住部R1を『一階』と、第二居住部R2を『二階』と呼ぶ場合がある。
第一チャンバR3は、第一居住部R1の一部を用いて構成されて第一居住部R1の下に設けられている。具体的には第一チャンバR3は、基礎110のベースコンクリート111と立ち上がり部112と立ち上がり部112の基礎天端112Aで支持される土台115と、根太117に支えられ第一居住部R1の居住空間に上面が露出する床板119と、を備えて、中空に形成されている。基礎天端112Aと土台115との間にはパッキン120が配置されている。
第二チャンバR4は、第二居住部R2の一部を用いて構成されて第二居住部R2の上に設けられている。具体的には第二チャンバR4は、第二居住部R2の居住空間に下面が露出する天井板131と、天井板131の上方に配置された屋根板137と、その内側に設けられる断熱材133と、後述する外壁部160の内側に設けられる側面部134と、を備えて、中空に形成されている。断熱材133の天井裏空間側の面には、気密性のシートが張られている。気密シートは、合成樹脂からなる防湿用のシートである。屋根を構成する屋根板137を支える垂木139同士の間も断熱材140で埋められており、断熱材140と複数の垂木139とは断熱材133で覆われている。側面部134は、断熱材135A,135Bと梁136とを備え、梁136の上の断熱材135Aは、第二チャンバR4の中空側の面が気密シートで覆われており、梁136の下の断熱材135Bは、後述する二階の内壁パネル138が天井裏まで延出して覆われている。また、気密性シートを別途設けずに、内側の面が気密層で構成された断熱材、RC躯体などの躯体構造を、気密性を高めるために用いることもできる。
断熱材133,135A,135B,140は、材質は限定されるものではないが、例えばグラスウールからなる。
第三チャンバR5は、第一居住部R1の一部と第二居住部R2の一部とを用いて構成されて第一居住部R1の上、且つ第二居住部R2の下に設けられている。具体的には第三チャンバR5は、第一居住部R1の居住空間に下面が露出する天井板141と、天井板141の上方に配置されていて第二居住部R2の居住空間に上面が露出する床板143と、側面部145と、を備えて、中空に形成されている。側面部145は、外壁部160の内側に設けられる梁147と断熱材135とを備えている。断熱材135は、第一居住部R1に設けられるものに符号135Cを付し、第二居住部R2に設けられるものに符号135Bを付している。なお、後述する二階の内壁パネル138が第三チャンバR5まで延出して、断熱材135Bを覆い、また一階の内壁パネル138が第三チャンバR5まで延出して、断熱材135Cを覆っている。
また、家屋10の外壁部160は、外壁パネル161と、外壁パネル161の内側に隙間R6を介して設けられる補強面材163と、を備えている。補強面材163は、例えば合板、石膏ボードなどである。また断熱材135B,135Cが補強面材163の内側に設けられ、さらに石膏ボード等の内壁パネル138が断熱材135B,135Cの内側に設けられる。
家屋10の外壁部160の補強面材163は、土台115の外側の面から屋根の垂木139までに亘って設けられている。さらに屋根板137は補強面材で構成されている。なお、家屋10では、基礎110や窓、玄関などの出入口、さらに通気の箇所を除いて、補強面材が断熱材135A,135B,135C、140の外側全体を覆っている。
家屋10は、間仕切り壁171,172を設けて、複数の部屋が第一居住部R1と第二居住部R2とに設けられている。部屋の数は図示例に限るものではなく、各階一つ以上有すればよい。
(換気装置20)
次に前記の家屋10に設置される換気装置20を説明する。
図2に示すように、換気装置20は、外気が流れる給気ダクト30と、室内空気が流れる排気ダクト40と、給気ダクト30及び排気ダクト40の途中に設けられていて熱交換及び送風を行う本体部50と、を備えている。以下、給気ダクト30のうち、本体部50より上流側に配置されるものを上流側給気ダクト310と称し、本体部50より下流側に配置されるものを下流側給気ダクト320と称す。また排気ダクト40のうち、本体部50より上流側に配置されるものを上流側排気ダクト410と称し、本体部50より下流側に配置されるものを下流側排気ダクト420と称す。
本体部50は、図示することを省略するが、内部に外気が流れる給気用流路と、室内空気が流れる排気用流路とが形成されている。また、図3に示すように、本体部50には、熱交換器510が給気用流路と排気用流路の交差する箇所に配置されている。熱交換器510は、全熱交換器或いは顕熱交換器である。また、シロッコファンなどの給気用送風機520、排気用送風機530及び異物を捕集するフィルタが設けられている。
本体部50は、給気用流路の上流側の端に上流側給気ダクト310を接続するためのテーパ状に突出した第一接続部541を有する。本体部50は給気用流路の下流側の端に下流側給気ダクト320を接続するためのテーパ状に突出した第二接続部542を有する。
また本体部50は、排気用流路の上流側の端に上流側排気ダクト410を接続するためのテーパ状に突出した第三接続部543を有する。本体部50は排気用流路の下流側の端に下流側排気ダクト420を接続するためのテーパ状に突出した第四接続部544を有する。
本体部50は、第三チャンバR5に収容されている。例えば本体部50は、ブラケットなどを介して第二居住部R2の床板143を支持する根太149などの家屋構造部に固定されている。
(上流側給気ダクト310)
上流側給気ダクト310が、外壁パネル161に設けた吸込口部330から本体部50の第一接続部541まで延びている。吸込口部330は、所謂フードであり、その接続部に上流側給気ダクト310の上流側の端部が接続され、上流側給気ダクト310の下流側の端部が第一接続部541に接続される。
上流側給気ダクト310は、構造及び材料が限定されるものではないが、例えばグラスウールなどの耐火層が筒状に形成されて、それらの内側が流路として構成され、フレキシブルに曲げることができるものが好ましい。上流側給気ダクト310の内径φは限定されるものではないが、例えば75mm、100mm、125mm、150mmである。
(下流側給気ダクト320)
下流側給気ダクト320は、上流側の端部が本体部50の第二接続部542に接続されており、下流側の端部321は第三チャンバR5の内部にサドルなどで保持されている。この下流側の端部321が、外気の第三チャンバR5への吹出口を構成する。下流側給気ダクト320は、構造及び材料が限定されるものではないが、例えば内面不織布の上にPETフェルトとアルミ蒸着フィルムで被膜したフレキシブルに曲げることができるものが好ましい。下流側給気ダクト320の内径φは限定されるものではないが、例えば75mm、100mm、125mm、150mmである。
(上流側排気ダクト410)
上流側排気ダクト410は、第一チャンバR3の内部から第三チャンバR5の内部へ延びる第一チャンバ排気ダクト411と、第二チャンバR4の内部から第三チャンバR5の内部へ延びる第二チャンバ排気ダクト412と、第二居住部R2の床板143に設けた後述する第一排気口部71に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第一室内排気ダクト413と、第二居住部R2の床板143に設けた後述する第二排気口部72に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第二室内排気ダクト414と、下流側の端部が本体部50の第三接続部543に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる本体接続ダクト415と、を備えている。なお、図1及び後述の図5では、上流側排気ダクト410を、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。
第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414は、図4に示す二入力一出力型の管継手で接続されており、合流した室内空気が本体接続ダクト415を経て本体部50に向かう。なお、管継手は、流入用の二つの流入用接続部61A,61Bと、合流した室内空気が流出する流出用接続部62と、を有する。この二入力一出力型の管継手として、所謂Y分岐を用いることができる。
上流側排気ダクト410では、第一チャンバ排気ダクト411からの単位時間当たりの排気量をEA1[m/h]、第二チャンバ排気ダクト412からの単位時間当たりの排気量をEA2[m/h]、第一室内排気ダクト413からの単位時間当たりの排気量をEA3[m/h]、第二室内排気ダクト414からの単位時間当たりの排気量をEA4[m/h]とすると、換気装置20による単位時間当たりの全排気量EAに占める割合は例えば以下の表1に設定されている。
Figure 0007681282000001
例えば第一チャンバ排気ダクト411からの単位時間当たりの排気量EA1が80[m/h]であり、第二チャンバ排気ダクト412からの単位時間当たりの排気量EA2が20[m/h]であり、第一室内排気ダクト413からの単位時間当たりの排気量EA3が20[m/h]であり、第二室内排気ダクト414からの単位時間当たりの排気量EA4が40[m/h]である。
具体的な第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414の接続としては、図5に示すように、第二チャンバ排気ダクト412が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続され、第二チャンバR4からの室内空気と第二居住部R2からの室内空気が合流する。
第一管継手610で合流した空気は、第二管継手620で第二室内排気ダクト414からの室内空気と合流する。第二室内排気ダクト414が第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一管継手610の流出用接続部62と、第二管継手620の他方の流入用接続部61Bとが継手同士をつなぐ第一管材417で接続される。
第二管継手620で合流した空気は、第三管継手630で第一チャンバR3からの室内空気と合流する。第二管継手620の流出用接続部62と、第三管継手630の一方の流入用接続部61Aとが継手同士をつなぐ第二管材418で接続され、第一チャンバ排気ダクト411が第三管継手630の他方の流入用接続部61Bに接続されている。
第三管継手630の流出用接続部62には、本体接続ダクト415の上流側の端部が接続されており、第三管継手630で合流した空気は、本体接続ダクト415を経て本体部50内に送られる。継手同士をつなぐ第一管材417と第二管材418は、例えばダクトである。
さらに図1に示すように、第一チャンバ排気ダクト411の上流側の端部411Aは、第一チャンバR3の内部に例えばサドルなどで保持されて、流入口を構成しており、第一チャンバR3内の空気が本体部50の排気用送風機530によって第一チャンバ排気ダクト411の上流側の端部411Aに引き込まれる。
第二チャンバ排気ダクト412の上流側の端部412Aは、第二チャンバR4の内部にサドルなどで保持されて、流入口を構成しており、第二チャンバR4内の空気が本体部50の排気用送風機530によって第二チャンバ排気ダクト412の上流側の端部412Aに引き込まれる。
第一室内排気ダクト413の上流側の端部は、第二居住部R2の床板143に設けた第一排気口部71に接続されており、第二居住部R2の空気が本体部50の排気用送風機530によって第一排気口部71に引き込まれる。
第二室内排気ダクト414の上流側の端部は、第二居住部R2の床板143に設けた第二排気口部72に接続されており、第二居住部R2の空気が本体部50の排気用送風機530によって第二排気口部72に引き込まれる。
第一排気口部71及び第二排気口部72は、構造は限定されるものではないが、例えば中空で上方へ口を開けた箱状の排気口本体部と、この本体部の口部に取り付けられ複数の通気孔を有する蓋材(所謂ガラリ)と、を備え、排気口本体部にはダクトを接続するための接続部が設けられている。
第一チャンバ排気ダクト411は、例えば第一居住部R1の間仕切り壁171等の一階ダクト通し部の中を通って、第三チャンバR5まで延びている。第二チャンバ排気ダクト412は、例えば第二居住部R2の間仕切り壁172等の二階ダクト通し部の中を通って、第三チャンバR5まで延びている。第一チャンバ排気ダクト411の第一居住部R1を貫通する位置は間仕切り壁171の内部に限られるものではなく、納戸などの空間に配置してもよい。第二チャンバ排気ダクト412が第二居住部R2を貫通する位置も同様である。
第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413、第二室内排気ダクト414及び本体接続ダクト415は、構造及び材料が限定されるものではないが、例えば内面不織布の上にPETフェルトとアルミ蒸着フィルムで被膜したフレキシブルに曲げることができるものが好ましい。第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413、第二室内排気ダクト414及び本体接続ダクト415の内径φは限定されるものではないが、例えば75mm、100mm、125mm、150mmである。上流側排気ダクト410を構成する各ダクトの内径は全て同じサイズであることに限定されるものではないが、本実施形態では、ダクトそれぞれが同じ内径φであることを前提として説明する。
第一管継手610、第二管継手620、第三管継手630は例えば合成樹脂からなる。第一管継手610、第二管継手620、第三管継手630は、第三チャンバR5の内部に配置される。
(下流側排気ダクト420)
下流側排気ダクト420が、本体部50の第四接続部544から外壁パネル161に設けた排出口部430まで延びている。排出口部430は所謂フードであり、下流側排気ダクト420の下流側の端部が排出口部430に接続される。なお、吸込口部330と排出口部430とは3m以上離れて設けられることが好ましい。
下流側排気ダクト420は、構造及び材料が限定されるものではないが、例えばグラスウールなどの耐火層が筒状に形成されて、それらの内側が流路として構成され、フレキシブルに曲げることができるものが好ましい。下流側排気ダクト420の内径φは限定されるものではないが、例えば75mm、100mm、125mm、150mmである。
このように、換気装置20が、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを設けた家屋10に設置されている。
さらに、家屋10は、第一チャンバR3の内部に通じる床排気口部73が第一居住部R1の床板119に設けられており、第一居住部R1の室内空気がこの床排気口部73から第一チャンバR3の内部に流入する。床排気口部73は複数設けられている。床排気口部73を構成する装置は、構造は限定されるものではないが、例えば床板119の開口に取り付けられ中空で上方へ口を開けた箱型の排気口本体部と、この排気口本体部の口部に取り付けられ複数の通気孔を有する蓋材(ガラリ)と、を備え、排気口本体部には第一チャンバR3の内部に通じる貫通部が設けられている。
複数の床排気口部73のうち、一部が、例えば少なくとも二つが後述するダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置されることが望ましい。また複数の床排気口部73のうち、その他の一部はダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。例えばダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n11は、寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n12よりも小さく設定されている(n11<n12)。
第二チャンバR4の内部に通じる天井排気口部74が第二居住部R2の天井板131に設けられており、第二居住部R2の室内空気が第二チャンバR4の内部に流入する。天井排気口部74は少なくとも一つ設けられている。天井排気口部74を構成する装置は、構造は限定されるものではないが、例えば天井板131の開口に取り付けられるフレームと、フレーム内側の通気部を遮蔽するカバー部と、を備え、室内空気がフレームとカバー部との間隙を経て第二チャンバR4に流れる。
天井排気口部74は、好ましくは、後述するダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。また天井排気口部74を複数設ける場合、それらのうち、一部はダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。例えばダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋に設けられる天井排気口部74の第二居住部R2における数n21は、寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けられる天井排気口部74の第二居住部R2における数n22よりも小さく設定されている(n21<n22)。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に設けられており、換気装置20の本体部50で熱交換を室内空気との間で行った外気が第一居住部R1の居住空間に吹き出す。第一吹出口部81は複数設けられている。第一吹出口部81を構成する装置は、構造は限定されるものではないが、例えば第二居住部R2の天井板131の開口に取り付けられる天井排気口部74を構成する装置と同様のものを利用できる。
第一吹出口部81は、好ましくは後述するダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第一吹出口部81と床排気口部73との両方が設けられてもよい。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に設けられており、換気装置20の本体部50で熱交換を室内空気との間で行った外気が第二居住部R2の居住空間に吹き出す。第二吹出口部82は複数設けられている。第二吹出口部82を構成する装置は、構造は限定されるものではないが、例えば第一居住部R1の床板119の開口に取り付けられる床排気口部73を構成する装置と同様のものを利用できる。
第二吹出口部82は、好ましくはダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第二吹出口部82と天井排気口部74との両方が設けられてもよい。
換気システム1では、好ましくは、第一排気口部71、第二排気口部72、床排気口部73を設ける後述するダーティーゾーン、ウォークインクローゼット、廊下、ホールや湿気の多い部屋には、専用の換気扇を省いてもよい。換気装置20とは別体の専用の換気扇などを省くことで、家屋に対する換気用の装置の施工作業や換気用の装置のコストを低減できる。
ここで、図6は第一居住部R1の平面図であり、一階の天井板141に設ける第一吹出口部81と、第一居住部R1の床板119に設ける床排気口部73の配置例を示している。第一吹出口部81が三つ設けられ、床排気口部73が六つ設けられている(n11<n12)。また、図7は第二居住部R2の平面図であり、第二居住部R2の床板143に設ける第二吹出口部82と、第一排気口部71及び第二排気口部72と、二階の天井板131に設ける天井排気口部74の配置例を示している。第二吹出口部82が三つ設けられ、第一排気口部71が一つ設けられ、第二排気口部72が一つ設けられ、天井排気口部74が一つ設けられている。図6及び図7に示す家屋において、床排気口部73を設けた一階のトイレや洗面所には専用の換気扇を設けておらず、第一排気口部71を設けた二階のトイレと第二排気口部72を設けた二階の洗面所も専用の換気扇を設けておらず、また天井排気口部74を設けた二階のウォークインクローゼットも専用の換気扇を設けていない。床排気口部73を設けた一階のトイレや洗面所、第一排気口部71を設けた二階のトイレと第二排気口部72を設けた二階の洗面所、天井排気口部74を設けた二階のウォークインクローゼットには、開閉自在の窓が設けられてもよい。また、図6及び図7に示す家屋では、図示することを省略するが、換気装置20とは別体でキッチン専用の換気扇(台所レンジファン)が設けられ、さらに浴室専用の換気扇(バス換気扇)が設けられている。キッチンでは換気扇(台所レンジファン)と床排気口部73との両方を設けてもよい。
図8は第一チャンバR3を構成する基礎110の平面図であり、立ち上がり部112にハッチングを付して表し、またこの平面図では一階に設ける床排気口部73も併せて示している。
このように、換気装置20が家屋10に設置されると共に、家屋10が吹出口部(81,82)及び排気口部(71~74)を設けることで、換気システム1が構成される。
また家屋10は、換気システム1を設置して完成した状態で、好ましくは、『JISA2201:2017(送風機による住宅等の気密性能試験方法)』の相当隙間面積が1.0[cm/m]が以下に構成されている。相当隙間面積(=α×Or/b)は、家屋内を一つの空間とみなし、建物の内外の圧力差ΔPを生じさせて空気の流量Or[m/h]を測定して、これに流量係数α(0≦α≦1)を掛けて隙間面積に換算し、この換算値α×Orを延床面積b[m]で除して得られる。流量Orは圧力差ΔPが9.8[Pa]のときの送風機風量である。なお、気密性能の測定試験の際、換気装置20の本体部50更にその他の換気扇(図6及び図7に示す家屋では台所レンジファンやバス換気扇)の動作を停止し、外壁部160に設けた外気を吸い込む吸込口部330や室内空気を排出する排出口部430さらにその他の換気扇(図6及び図7に示す家屋では台所レンジファンやバス換気扇)を目張り処理して閉じた状態とする。さらに、床排気口部73と天井排気口部74と第一吹出口部81及び第二吹出口部82それぞれに目張り処理を施して、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを室内に含めずに、つまりこれらの後述する仮想面積を延床面積bに含めずに、相当隙間面積を求める。
以下に、換気システム1による換気について説明する。
先ず給気について説明する。本体部50の給気用送風機520によって、外気が吸込口部330から上流側給気ダクト310を経て本体部50内に送られる。外気は、本体部50で、熱交換器510を通ることで、排気される室内空気との間で熱交換を行う。熱交交換を経た外気は、給気用送風機520によって下流側給気ダクト320に送られ、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)から第三チャンバR5内に吹き出す。
外気が給気用送風機520によって第三チャンバR5に流入し続けることで、外気が第三チャンバR5に充満し、余剰の外気が第一居住部R1の天井板141に設けた第一吹出口部81から第一居住部R1に吹き出し、給気される。また、第三チャンバR5内の外気は、第二居住部R2の床板143に設けた第二吹出口部82から第二居住部R2に吹き出し、給気される。
次に排気について説明する。
本体部50の排気用送風機530によって、第一チャンバR3内の空気が、第一チャンバ排気ダクト411の端部411A(流入口)に入り本体部50へ送られる。第一チャンバR3内の空気が本体部50へ送られ続けることで、また第一居住部R1への給気によって、第一居住部R1の室内空気が床板119の床排気口部73に流入する。図8に示す第一チャンバR3の構成例では、第一居住部R1の室内空気が六つの床排気口部73それぞれから第一チャンバR3に流入し、これら室内空気が第一チャンバR3で混ざり、第一チャンバ排気ダクト411の端部411A、本体部50を経て、屋外へ排気される。
本体部50の排気用送風機530によって、第二居住部R2の空気が、第二居住部R2の床板143の第一排気口部71及び第一室内排気ダクト413を経て本体部50へ送られ、さらに第二居住部R2の床板143の第二排気口部72及び第二室内排気ダクト414を経て本体部50へ送られる。また本体部50の排気用送風機530によって、第二チャンバR4内の空気が、第二チャンバ排気ダクト412の端部412A(流入口)に入り本体部50へ送られる。第二チャンバR4内の空気が本体部50へ送られ続けることで、また第二居住部R2への給気によって、第二居住部R2の室内空気が天井板131の天井排気口部74に流入する。図示することを省略するが、複数の天井排気口部74が二階の天井板131に設けられる場合、第二居住部R2の室内空気が複数の天井排気口部74それぞれから第二チャンバR4に流入し、これら室内空気が第二チャンバR4で混ざり、第二チャンバ排気ダクト412の端部412A、本体部50を経て、屋外へ排気される。
第二チャンバ排気ダクト412と第一室内排気ダクト413とを流れる室内空気が第一管継手610で合流し、さらに第二管継手620で第二室内排気ダクト414の室内空気と合流し、その次に第三管継手630で第一チャンバ排気ダクト411の室内空気と合流した後、本体接続ダクト415を流れて、本体部50内に入る。室内空気は、外気との間で熱交換を行った後に、下流側排気ダクト420を経て排出口部430から屋外に排気される。
(必要換気量)
家屋10の単位時間当たりの必要換気量V1[m/h]は、延床面積a(一階延床面積a1と二階延床面積a2の和)に室内の高さHを掛け、さらに単位時間当たりの換気の回数nを掛けて得られる値である(V1=a×H×n)。nは、二時間に居住部の空気を一回入れ替えることから0.5とする。図6及び図7の間取りを例に必要換気量V1を算出する。図6の一階延床面積a1が63.72m(19.25坪)であり、図7の二階延床面積a2が55.44m(16.75坪)であり、延床面積aは119.16mとなるが、浴室換気を除外するために一坪減じた115.85mを延床面積aとする。そして高さHは一階及び二階の何れも2.4mであり、必要換気量V1は139.02[m/h]となる。
次に、本体部50の一時間の換気量V2を例えば160[m/h]とした場合の理想の給気量と排気量について説明する。なお、換気量V2が160[m/h]であるとは、給気量が160[m/h]であると共に、排気量が160[m/h]であることを意味する。
第三チャンバR5への単位時間当たりの外気の供給量が160[m/h]であり、換気システム1では、第三チャンバR5から第一居住部R1への給気量と第三チャンバR5から第二居住部R2への給気量とが同量に設定されている。第一居住部R1の天井板141には三つの第一吹出口部81が設けられており、これら第一吹出口部81からの総供給量が80[m/h]である。第二居住部R2の床板143には三つの第二吹出口部82が設けられており、これら第二吹出口部82からの総供給量が80[m/h]である。
第一居住部R1の床板119には、六つの床排気口部73が設けられており、床排気口部73それぞれに単位時間当たり流入する空気の量は約13[m/h]であり、理想として単位時間当たり空気が第一チャンバR3へ流入する量が80[m/h]としている。
第二居住部R2の床板143の第一排気口部71に単位時間当たり流入する空気の量は20[m/h]であり、第二排気口部72に単位時間当たり流入する空気の量は40[m/h]である。さらに第二居住部R2の天井板131の天井排気口部74に単位時間当たり流入する空気の量は20[m/h]である。
上流側排気ダクト410では、室内空気が第一管継手610、第二管継手620、第三管継手630で合流して、その総和が160[m/h]となる。このように、本体部50による同時給排気として単位時間当たりの換気量が160[m/h]とすることで、必要換気量の換気を行うことができる。
第一実施形態の換気システム1では、換気装置20の本体部50を第三チャンバR5に収容し、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)を第三チャンバR5内に開放していることで、第三チャンバR5の内部を外気で満たし、第一吹出口部81及び第二吹出口部82から第一居住部R1と第二居住部R2とに好適に給気を行える。
また換気システム1では、排気用送風機530によって、室内空気を下記K1,K2,K3及びK4の経路を用いることで、外気で満たされた第三チャンバR5を通るが外気とは混じらずに、屋外へ室内空気を好適に排気できる。
K1:床排気口部73から第一チャンバR3、第一チャンバ排気ダクト411、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K2:天井排気口部74から第二チャンバR4、第二チャンバ排気ダクト412、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K3:第一排気口部71から第一室内排気ダクト413、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K4:第二排気口部72から第二室内排気ダクト414、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
換気装置20を用いることで換気、例えば臭いなどがある室内空気の排気を行いつつ、新鮮な空気の給気を好適に行える。
このように、第三チャンバR5を利用して給気することで、給気ダクトの使用量減らすことができる。また第一チャンバR3及び第二チャンバR4を利用して排気することで、排気ダクトの使用量減らすことができる。
その上換気装置20では、本体部50が上流側排気ダクト410で室内空気を引き込む箇所が、四か所、具体的には第一チャンバ排気ダクト411の上流の端部411A、第二チャンバ排気ダクト412の上流の端部412A、第一室内排気ダクト413の上流の端部に取り付けた第一排気口部71及び第二室内排気ダクト414の上流の端部に取り付けた第二排気口部72に限られており、これらを第一チャンバR3の内部、第二チャンバR4の内部、第二居住部R2の床板に設置すればよいので、取付作業が容易である。
一方、特許文献1に示す換気装置では、送風機を二階の天井裏の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けると共に、送風機を一階の床下の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けており、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での設置の作業が煩雑である。
また特許文献2では、換気装置と空調機とをダクトで接続する作業を要することから、換気装置及び空調機の取付作業が煩雑となる恐れがあるが、換気システム1における換気装置20は空調機から分離した装置であり、さらに第三チャンバR5には空調機(室内機)を設けずに換気装置20の本体部50や管材を設ければ良いため、取付作業が容易である。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部に吸い込まれるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。これでは室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。この特許文献3に対して、本実施形態の換気システム1では、第一吹出口部81や第二吹出口部82を設けた第三チャンバR5を給気用の流路に用い、且つ外気で満たされた第三チャンバR5内に排気用の経路K1~K4を通して室内空気が外気と混じらずに排気することになり、さらに本体部50は第三チャンバR5内に開放した吸い込み用の口を設けていないので第三チャンバR5に供給した外気をショートカットで排気する事態は生じない。これにより、換気として排気と給気とを同時に好適に行える。
(換気装置の変形例)
換気装置は、換気装置の単位時間当たりの全排気量に占める、第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414のそれぞれの排気量EA1,EA2,EA3,EA4の割合を変えて、構成することができ、例えば排気量EA1,EA2,EA3,EA4は表2に示す割合にも設定できる。
Figure 0007681282000002
図9は、換気装置20Aの単位時間当たりの排気量に占める各第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414のそれぞれの排気量EA1,EA2,EA3,EA4の割合を表2に示す割合にする場合の換気装置20Aの構成を示す図である。なお、図9では、上流側排気ダクト410を、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。換気装置20Aの上流側排気ダクト410′では、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第二室内排気ダクト414が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続され、第一排気口部71からの室内空気と第二排気口部72からの室内空気が合流する。さらに第二チャンバ排気ダクト412が第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一管継手610の流出用接続部62が管材417を介して第二管継手620の他方の流入用接続部61Bに接続されている。これにより、第一排気口部71からの室内空気と第二排気口部72からの空気とが第二チャンバR4からの室内空気と合流する。またこれらの室内空気は、第三管継手630にて第一チャンバR3の空気と合流した後、本体接続ダクト415、本体部50、下流側排気ダクト420及び排出口部430を経て屋外へ排出される。
排気量EA3と排気量EA4とが同じに、例えばそれぞれ20.0[m/h]に設定すると、床面積1.6[m]、天井の高さ2.5[m]であるトイレ(気積4.0[m])に第一排気口部71を設けた場合、また別の同じ大きさのトイレに第二排気口部72を設けた場合、それぞれのトイレでは一時間当たり5回の換気を行える。これは、一般の住宅で、トイレの換気回数として必要とされる最小の換気回数(5回)を満たすことができる。このように、臭気などが発生する場所、例えばダーティーゾーンに対して、第一排気口部71と第二排気口部72とを設けて、換気システムとして利用するとよい。排気量EA4を20.0[m/h]よりも多くしたい場合は、前記の図5に示す配管にすることで、或いは本体部50の排気用送風機の風量を多くするとよい。
ダーティーゾーンは、トイレの他に、例えば洗面所、脱衣所、シューズクローク(SICと記載する場合がある。)、玄関などがある。また、衣類を多く収容するウォークインクローゼット(WICと記載する場合がある。)、廊下、ホールなど、また湿気の多い部屋にも設置してもよい。ダーティーゾーンや湿気の多い部屋には浴室は含まれない。なお、これらのうち、いずれか複数がまとまって構成されている場合、例えば洗面所と脱衣所とが一部屋であれば、脱衣所兼用の洗面所として扱えばよい。本実施形態では、湿気の多い部屋は、湿気の多い部屋の他に、押し入れやクローゼットなどの家屋の収納専用スペースを含めた意義として用いる。
家屋は、第一排気口部71と第二排気口部72を設ける場所として、一階のトイレ、二階のトイレ、洗面所、脱衣所、シューズクローク、玄関、ウォークインクローゼット、廊下、ホールなどの生活空間部を複数設けているが、これらのうち、いずれか一つの生活空間部に第一排気口部71と、さらに別の一つの生活空間部に第二排気口部72を設けることになる。なお、第一排気口部71と第二排気口部72を設ける生活空間部は、家屋の二階に限るものではなく、第一排気口部71及び第二排気口部72のうち、一方を第二居住部R2の床板143に設け、他方を第一居住部R1の天井板141に設けることができ、又は両方を一階の天井板141に設けることもできる。
ここで、家屋が、生活空間部として、キッチン、リビングルーム、複数の個室、浴室などの他に、一階のトイレ、二階のトイレ、脱衣所を兼ねた洗面所、シューズクローク、ウォークインクローゼット、廊下を設けた間取りである場合を例に、第三チャンバR5に収容する本体部50に第一室内排気ダクト413を介して接続される第一排気口部71と、本体部50に第二室内排気ダクト414を介して接続される第二排気口部72とを、いずれかの生活空間部の第一居住部R1の天井板141或いは第二居住部R2の床板143に取り付けるかを決定する方法について説明する。
図10に示すように、決定方法は、複数の生活空間部を有する間取りのうち、第一排気口部71を設ける第一選択空間部を決める第一判断工程S1と、複数の生活空間部を有する間取りのうち、第二排気口部72を設ける第二選択空間部を決める第二判断工程S2と、を備えている。
(第一判断工程S1)
先ず第一判断工程S1について説明する。第一判断工程S1は、第一排気口部71の設置をするか否かの判断を、下記の表3の参照情報が示す予定箇所として優先すべき順に行う。参照情報は、第一排気口部71及び第二排気口部72の設置に関する各生活空間部の優先順位を示し、優先順位は、家屋の間取りに基づくものであり、具体的には各生活空間部の空気汚染物質の排出の必要性に依る。ここで、空気汚染物質は、例えば二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素、二酸化硫黄、オゾン、臭気、水蒸気(湿気)、浮遊粉塵、ラドン娘核種、アスベスト、浮遊微生物である。表3ではトイレが最も優先して取り付ける対象として挙げられている。
Figure 0007681282000003
また、第一排気口部71の設置予定箇所を決める判断は、二階から一階の順に行う。図11に示すように、第一判断工程S1では、工程A1~A10において第一排気口部71を二階に設定可能か判断し、二階に設定できない場合に工程A11で第一排気口部71の設置を一階にすることとし、工程A12~A20で第一排気口部71の一階における配置箇所を決定する。
具体的には、先ず工程A1では、第一排気口部71を設置予定の箇所(以下、設置予定箇所)がトイレであり、トイレに設置してよいかを判断する。工程A1の判断では、図12に示すように、設置予定箇所を家屋が設けている第一条件を満たすか否か確認する第一確認工程C11と、設置予定箇所が換気装置20,20Aとは別の換気扇(例えばトイレ専用の換気扇)を設置していないとする第二条件を満たすか否か確認する第二確認工程C12と、設置予定箇所が天井排気口部74を設けていないとする第三条件を満たすか否か確認する第三確認工程C13と、を行う。
なお、二階において第一排気口部71を設ける場所の決定する際に、予め以下の情報を用意しておくことが必要である。
第一情報: 家屋の一階と二階それぞれの間取りに関する情報
第二情報: 家屋に換気装置20,20Aとは別に設置される換気扇の配置箇所に関する情報
第三情報: 第二居住部R2の天井板131に設けられる天井排気口部74を設ける生活空間部に関する情報
そして、第一確認工程C11は第一情報を基に判断し、第二確認工程C12は第二情報を基に判断し、第三確認工程C13は第三情報を基に判断する。
第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A2でトイレを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。このように第一排気口部71の配置予定箇所を決定した場合、その第一排気口部71の配置予定箇所に関する情報を第四情報とする。以降のステップでも、配置予定箇所を決定した場合も、第一排気口部71の配置予定箇所に関する情報を第四情報とする。
一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A3に移る。
工程A3では、設置予定箇所を洗面所に変えて判断する。この工程A3は、工程A1と同様に、設置予定箇所を洗面所として、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A4で洗面所を第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A5に移る。
工程A5では、設置予定箇所をウォークインクローゼットに変えて判断する。この工程A5は、工程A1等と同様に、設置予定箇所をウォークインクローゼットとして、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A6でウォークインクローゼットを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A7に移る。
工程A7では、設置予定箇所をシューズクロークに変えて判断する。この工程A7は、工程A1等と同様に、設置予定箇所をシューズクロークとして、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A8でシューズクロークを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A9に移る。
工程A9では、設置予定箇所を廊下に変えて判断する。この工程A9は、工程A1等と同様に、設置予定箇所を廊下として、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A10で廊下を第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、二階に第一排気口部71の設置予定箇所が無いとし、第一排気口部71の配置予定箇所を一階とする(工程A11)。工程A11では、二階に第一排気口部71の設置予定箇所が無い場合、第二排気口部72の設置予定箇所に関する第五情報を、一階に設定する旨にする。なお、第五情報は、第二排気口部72の設置予定箇所を二階とする内容に予め設定されており、工程A11を経て、第五情報は第二排気口部72の設置予定箇所を一階に設定する旨に更新される。
(一階での第一排気口部71の設置の判断)
工程A12では、設置予定箇所を一階のトイレに変えて判断する。この工程A12は、工程A1等と同様に、設置予定箇所を一階のトイレとして、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行う。
なお、一階において第一排気口部71を設ける場所の決定する際に、前記の第一情報と第二情報と、以下の第六情報を用意しておくことが必要である。
第六情報: 第一居住部R1の床板119に設けられる床排気口部73を設ける生活空間部に関する情報
そして、一階の各部屋に関する第一確認工程C11は第一情報を基に判断し、第二確認工程C12は第二情報を基に判断し、第三確認工程C13は、前記の第三情報に代えて第六情報を基に判断する。第三確認工程C13では、設置予定箇所が床排気口部73を設けていないとする第三条件を満たすか否か確認する。
第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A13で一階のトイレを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A14に移る。
工程A14では、設置予定箇所を一階の洗面所に変えて判断する。この工程A14は、工程A12と同様に、設置予定箇所を一階の洗面所として、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A15で一階の洗面所を第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A16に移る。
工程A16では、設置予定箇所を一階のウォークインクローゼットに変えて判断する。この工程A14は、工程A12等と同様に、設置予定箇所を一階のウォークインクローゼットとして、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A17で一階のウォークインクローゼットを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程A18に移る。
工程A18では、設置予定箇所を一階のシューズクロークに変えて判断する。この工程A18は、工程A12等と同様に、設置予定箇所をシューズクロークとして、図12に示す第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とを行い、第一条件、第二条件及び第三条件を満たす場合に、工程A19で一階のシューズクロークを第一選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件及び第三条件のいずれかを満たさない場合には、廊下を第一選択空間部に決定する(工程A20)。この廊下は、例えばホールでもよい。
(第二判断工程S2)
次に第二判断工程S2について説明する。
第二判断工程S2は、第二排気口部72の設置をするか否かの判断を、前記の表3の参照情報が示す予定箇所として優先すべき順に行う。
図13に示す第二判断工程S2では、工程B1で第二排気口部72の配置予定箇所として一階のトイレでよいか否かを判断し、第二排気口部72の配置予定箇所を一階のトイレに設定しない場合、工程B3で第一判断工程S1の第五情報を基に、二階を対象として第二排気口部72の配置予定箇所の判断を開始してよいか判断し、工程B4~B11において第二排気口部72を二階に設定可能か判断し、二階に設定できない場合に、工程B12~B18で第二排気口部72の一階における配置箇所を決定する。
具体的には、先ず工程B1では、第二排気口部72の設置予定箇所が一階のトイレであり、一階のトイレに設置してよいかを判断する。工程B1は、図14に示すように、設置予定箇所(一階のトイレ)を家屋が設けている第一条件を満たすか否か確認する第一確認工程C21と、設置予定箇所(一階のトイレ)が換気装置20,20Aとは別の換気扇(例えばトイレ専用の換気扇)を設置していないとする第二条件を満たすか否か確認する第二確認工程C22と、設置予定箇所(一階のトイレ)が床排気口部73を設けていないとする第三条件を満たすか否か確認する第三確認工程C23と、設置予定箇所(一階のトイレ)が第一排気口部71を設けていないとする第四条件を満たすか否か確認する第四確認工程C24と、を行う。第一確認工程C21は第一情報を基に判断し、第二確認工程C22は第二情報を基に判断し、第三確認工程C23は第六情報(床排気口部73が第一居住部R1の床板119に設けられる位置に関する情報)を基に判断し、第四確認工程C24は第四情報を基に判断する。
そして、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B2で一階のトイレを第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第二排気口部72を一階のトイレに設けない場合、工程B3で、二階を対象として第二排気口部72の設置予定箇所の判断を進めてよいか、第五情報を基に判断する。第一判断工程S1で工程A11を経ていなければ、第五情報は二階を対象としており、その場合には二階から設置予定箇所の判断を進める。
(二階での第二排気口部72の設置の判断)
工程B4では、第二排気口部72の設置予定箇所が洗面所であり、洗面所に設置してよいかを判断する。工程B4は、工程B1と同様に、図14に示すように、設置予定箇所を洗面所として、設置予定箇所(洗面所)を家屋が設けている第一条件を満たすか否か確認する第一確認工程C21と、設置予定箇所(洗面所)が換気装置20,20Aとは別の換気扇(例えば洗面所専用の換気扇)を設置していないとする第二条件を満たすか否か確認する第二確認工程C22と、設置予定箇所(洗面所)が天井排気口部74を設けていないとする第三条件を満たすか否か確認する第三確認工程C23と、設置予定箇所(洗面所)が第一排気口部71を設けていないとする第四条件を満たすか否か確認する第四確認工程C24と、を行う。二階での第三確認工程C23では、第六情報(床排気口部73が第一居住部R1の床板119に設けられる位置に関する情報)に代えて、第三情報を用い、設置予定箇所が天井排気口部74を設けていないとする第三条件を確認する。
第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B5で洗面所を第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程B6に移る。
工程B6では、設置予定箇所をウォークインクローゼットに変えて判断する。この工程B6は、工程B1等と同様に、設置予定箇所をウォークインクローゼットとして、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行い、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B7でウォークインクローゼットを第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程B8に移る。
工程B8では、設置予定箇所をシューズクロークに変えて判断する。この工程B8は、工程B1等と同様に、設置予定箇所をシューズクロークとして、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行い、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B9でシューズクロークを第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程B10に移る。
工程B10では、設置予定箇所を廊下に変えて判断する。この工程B10は、工程B1等と同様に、設置予定箇所を廊下として、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行い、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B11で廊下を第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、一階での第二排気口部72の設置予定箇所の判断を進める。
(一階での第二排気口部72の設置の判断)
工程B12では、設置予定箇所を一階の洗面所に変えて判断する。この工程B12は、工程B1等と同様に、設置予定箇所を一階の洗面所として、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行う。そして、一階の各部屋に関する第一確認工程C21は第一情報を基に判断し、第二確認工程C22は第二情報を基に判断し、第三確認工程C23は前記第六情報(第一居住部R1の床板119に設けられる床排気口部73を設ける生活空間部に関する情報)を基に判断し、第四確認工程C24は第四情報を基に判断する。
第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B13で一階の洗面所を第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程B14に移る。
工程B14では、設置予定箇所を一階のウォークインクローゼットに変えて判断する。この工程B14は、工程B12等と同様に、設置予定箇所を一階のウォークインクローゼットにして、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行い、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B15で一階のウォークインクローゼットを第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、設置予定箇所となる対象を次の優先順位に変えて同様の処理を行う次の工程B16に移る。
工程B16では、設置予定箇所を一階のシューズクロークに変えて判断する。この工程B16は、工程B12等と同様に、設置予定箇所を一階のシューズクロークにして、図14に示す第一確認工程C21と第二確認工程C22と第三確認工程C23と第四確認工程C24とを行い、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件を満たす場合に、工程B17で一階のシューズクロークを第二選択空間部に決定し、判断工程を終了する。一方、第一条件、第二条件、第三条件及び第四条件のいずれかを満たさない場合には、工程B18で廊下を第二選択空間部に決定する。なお、第二排気口部72の設置予定箇所をシューズクロークに決定した場合、第二排気口部72の設置予定箇所を、シューズクロークに代えてこのシューズクロークに隣接する玄関に設定してもよい。
このような図10~図14に示す決定方法によって、第一排気口部71と第二排気口部72を設ける箇所に関する情報を、換気装置を家屋に取り付ける作業の中で、特に家屋の階間に、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414を配管する工程で利用することができる。
換気装置20,20Aの排気口部(第一排気口部71と第二排気口部72と)を家屋に取り付ける取付方法は、家屋の間取りに基づいて第一選択空間部に第一排気口部71を取り付ける第一取付工程と、家屋の間取りに基づいて第二選択空間部に第二排気口部72を取り付ける第二取付工程と、を備えている。例えば第一選択空間部が第一居住部R1であれば第一排気口部71を第一選択空間部の天井板141に取り付け、第一選択空間部が第二居住部R2であれば第一排気口部71を第一選択空間部の床板143へ取り付け、さらに第一室内排気ダクト413の上流側の端部を第一排気口部71に接続する。
また換気装置20,20Aの取付方法では、例えば第二選択空間部が第一居住部R1であれば第二排気口部72を第二選択空間部の天井板141に取り付け、第二選択空間部が第二居住部R2であれば第二排気口部72を第二選択空間部の床板143へ取り付け、さらに第二室内排気ダクト414の上流側の端部を第二排気口部72に接続する。
図10~図14に示すように、家屋の間取りに基づいて第一排気口部71を取り付ける第一選択空間部を特定することで、さらに家屋の間取りに基づいて第二排気口部72を取り付ける第二選択空間部を特定することで、家屋の換気を好適に行える。
前記第一実施形態の家屋10では、第一チャンバR3を室内空気の排気用の流路(第一排気チャンバ)として活用すると共に第二チャンバR4を室内空気の排気用の流路(第二排気チャンバ)として活用しているが、これらのうち、一方或いは両方を室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバとして家屋は構成することもできる。
第一チャンバR3を室内空気の排気用の流路に活用しない場合、第一居住部R1の床板119には、第一居住部R1から第一チャンバR3の内部に通じる床排気口部73を省いてもよい。このような床板119には、第一チャンバR3の中空側に断熱材を設けて床断熱構造としてもよい。断熱材は例えばグラスウール等からなる。
第二チャンバR4を室内空気の排気用の流路に活用しない場合、第二居住部R2の天井板131には、第二居住部R2から第二チャンバR4の内部に通じる天井排気口部74を省いてもよい。このような天井板131には、第二チャンバR4の中空側に断熱材を設けて天井断熱構造としてもよい。断熱材は例えばグラスウール等からなる。
以下、第一チャンバR3及び/又は第二チャンバR4が室内空気の排気用の流路として活用されない家屋の換気システムを説明する。
[第二実施形態]
先ず図面を用いて本発明の第二実施形態の換気システム2を適用する家屋10Aについて説明する。
図15に示すように家屋10Aは、前記第一実施形態の家屋10と同様に、二階建であり、さらに家屋10Aは第一居住部R1と第二居住部R2と第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを備えている。さらに家屋10Aは、第二チャンバR4が家屋10Aに設置される換気装置20Bによる第二居住部R2の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることに加えて、第二居住部R2の天井板131の第二チャンバR4の中空側に断熱材181を設けた天井断熱構造と、基礎110のベースコンクリート111から立ち上がり部112に亘って断熱材182を設けた基礎断熱構造とを有して、高断熱に構成されている。
(換気装置20B)
次に前記の家屋10Aに設置される換気装置20Bを説明する。
図15に示すように、換気装置20Bは、外気が流れる給気ダクト30と、室内空気が流れる排気ダクト40Aと、給気ダクト30と排気ダクト40Aの途中に設けられていて熱交換及び送風を行う本体部50と、を備えている。以下、排気ダクト40Aのうち、本体部50より上流側に配置されるものを上流側排気ダクト410Aと称す。また前記第一実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
(上流側排気ダクト410A)
上流側排気ダクト410Aは、第一チャンバR3の内部から第三チャンバR5の内部へ延びる第一チャンバ排気ダクト411と、第二居住部R2の床板143に設けた第一排気口部71に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第一室内排気ダクト413と、第二居住部R2の床板143に設けた第二排気口部72に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第二室内排気ダクト414と、下流側の端部が本体部50の第三接続部543に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる本体接続ダクト415と、を備えている。なお、図15では、上流側排気ダクト410Aを、下流側排気ダクト420、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。
第一チャンバ排気ダクト411、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414は、図4に示す二入力一出力型の管継手で接続されており、合流した室内空気が本体接続ダクト415を経て本体部50に向かう。具体的には、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第二室内排気ダクト414が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続されている。第一チャンバ排気ダクト411が第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一管継手610の流出用接続部62と、第二管継手620の他方の流入用接続部61Bとが継手同士をつなぐ第一管材417で接続される。第二管継手620の流出用接続部62が、本体接続ダクト415を介して本体部50に接続されている。
換気システム2では、第二チャンバR4が家屋10Aに設置される換気装置20Bによる第二居住部R2の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることから、第一排気口部71と第二排気口部72とを第二居住部R2の床板143に設けることが望ましい。
換気システム2では、第一排気口部71と第二排気口部72とは、好ましくは、家屋の間取りのうち、ダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置するとよい。
床排気口部73が第一居住部R1の床板119に複数設けられ、好ましくはこれらのうち一部が、例えば少なくとも二つがダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。また複数の床排気口部73のうち、その他の一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。例えばダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n11は、寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n12よりも小さく設定されている(n11<n12)。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第一吹出口部81と床排気口部73との両方が設けられてもよい。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。
図示例の家屋10Aでは、第一排気口部71を第一ダーティーゾーンdz1としての第二居住部R2のトイレに設置し、床排気口部73を第一ダーティーゾーンdz1とは別室の第二ダーティーゾーンdz2としての第一居住部R1のトイレ(第三選択空間部)に設置し、他の床排気口部73を第一ダーティーゾーンdz1及び第二ダーティーゾーンdz2とは別室の第三ダーティーゾーンdz3としての第一居住部R1の洗面所(第三選択空間部)に設置し、第二排気口部72を第二居住部R2のウォークインクローゼット(WIC)に設置している。この場合も、好ましくは、第一実施形態の換気システム1と同様に、第一排気口部71、第二排気口部72、床排気口部73を設けるダーティーゾーンdz1,dz2,dz3やWICには、専用の換気扇を省いてもよい。図15中の符号173,174,175は間仕切り壁である。
第一居住部R1では、第一吹出口部81を床排気口部73よりも少なく設け、例えば第一吹出口部81が三つ設けられ、床排気口部73が六つ設けられる。第二居住部R2では、第二吹出口部82を第一排気口部71と第二排気口部72との総数(=2)よりも多く設け、例えば第二吹出口部82が四つ設けられる。
なお、家屋の間取りや排気する部屋の優先順位に拠っては、換気装置20Bの第一排気口部71と第二排気口部72の一方の設置個所或いは両方の設置個所を第一居住部R1のダーティーゾーンに選定してもよい。第一居住部R1のダーティーゾーンに第一排気口部71や第二排気口部72を設ける場合、第一実施形態の換気システム1と同様に、第一排気口部71や第二排気口部72を設けるダーティーゾーンには、専用の換気扇の設置を省いてもよい。
また家屋10Aは、換気システム2を設置して完成した状態で、好ましくは、相当隙間面積が1.0[cm/m]が以下に構成されている。なお、気密性能の測定試験の際、換気装置20Bの本体部50更にその他の図示しない換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)の動作を停止し、外壁部160に設けた外気を吸い込む吸込口部330や室内空気を排出する排出口部430さらにその他の換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)を目張り処理して閉じた状態とする。さらに、床排気口部73と第一吹出口部81及び第二吹出口部82それぞれに目張り処理を施して、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを室内に含めずに、相当隙間面積を求める。
第二実施形態の換気システム2では、換気装置20Bの本体部50を第三チャンバR5に収容し、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)を第三チャンバR5内に開放していることで、第三チャンバR5の内部を外気で満たし、第一吹出口部81及び第二吹出口部82から第一居住部R1と第二居住部R2とに好適に給気を行える。
また換気システム2では、排気用送風機530によって、室内空気を下記K1,K3及びK4の経路で、屋外へ室内空気を排気できる。
K1:床排気口部73から、第一チャンバR3、第一チャンバ排気ダクト411、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K3:第一排気口部71から第一室内排気ダクト413、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K4:第二排気口部72から第二室内排気ダクト414、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
換気装置20Bを用いることで高気密及び高断熱の家屋10Aの換気を好適に行える。
このように、第三チャンバR5を利用して給気することで、給気ダクトの使用量減らすことができる。また第一チャンバR3を利用して排気することで、排気ダクトの使用量減らすことができる。
その上換気装置20Bでは、第一実施形態の換気装置20と比べて、本体部50が上流側排気ダクト410Aで室内空気を引き込む箇所が三か所と少なく、具体的には第一チャンバ排気ダクト411の上流の端部411A、第一室内排気ダクト413の第一排気口部71及び第二室内排気ダクト414の第二排気口部72に限られており、これらを第一チャンバR3の内部、第二居住部R2の床板143に設置すればよいので、取付作業が容易である。
一方、特許文献1に示す換気装置では、送風機を二階の天井裏の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けると共に、送風機を一階の床下の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けており、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での設置の作業が煩雑である。
また特許文献2では、換気装置と空調機とをダクトで接続する作業を要することから、換気装置及び空調機の取付作業が煩雑となる恐れがあるが、換気システム2における換気装置20Bは空調機から分離した装置であるため、取付作業が容易である。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部に吸い込まれるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。これでは室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。この特許文献3に対して、本実施形態の換気システム2では、第一吹出口部81や第二吹出口部82を設けた第三チャンバR5を給気用の流路に用い、且つ外気で満たされた第三チャンバR5内に排気用の経路K1,K3及びK4を通して室内空気が外気と混じらずに排気することになり、さらに本体部50は第三チャンバR5内に開放した吸い込み用の口を設けていないので第三チャンバR5に供給した外気をショートカットで排気する事態は生じない。これにより、換気として排気と給気とを同時に好適に行える。
[第三実施形態]
次に図16を用いて、本発明の第三実施形態の換気システム3を適用する家屋10Bについて説明する。家屋10Bは、前記第一実施形態の家屋10と同様に、二階建であり、第一居住部R1と第二居住部R2と第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを備えている。さらに家屋10Bは、第一チャンバR3が家屋10Bに設置される換気装置20Cによる第一居住部R1の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることに加えて、第一居住部R1の床板119の第一チャンバR3の中空側に断熱材183を設けた床断熱構造を有して、高断熱に構成されている。
(換気装置20C)
家屋10Bに設置される換気装置20Cを説明する。図16に示すように、換気装置20Cは、外気が流れる給気ダクト30と、室内空気が流れる排気ダクト40Bと、給気ダクト30と排気ダクト40Bの途中に設けられていて熱交換及び送風を行う本体部50と、を備えている。以下、排気ダクト40Bのうち、本体部50より上流側に配置されるものを上流側排気ダクト410Bと称す。また前記第一実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
(上流側排気ダクト410B)
上流側排気ダクト410Bは、第二チャンバR4の内部から第三チャンバR5の内部へ延びる第二チャンバ排気ダクト412と、一階の天井板141に設けた第一排気口部71に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第一室内排気ダクト413と、一階の天井板141に設けた第二排気口部72に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第二室内排気ダクト414と、下流側の端部が本体部50の第三接続部543に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる本体接続ダクト415と、を備えている。なお、図16では、上流側排気ダクト410Bを、下流側排気ダクト420、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。
第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413及び第二室内排気ダクト414は、図4に示す二入力一出力型の管継手で接続されており、合流した室内空気が本体接続ダクト415を経て本体部50に向かう。具体的には、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第二室内排気ダクト414が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続されている。第二チャンバ排気ダクト412が第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一管継手610の流出用接続部62と、第二管継手620の他方の流入用接続部61Bとが継手同士をつなぐ第一管材417で接続される。第二管継手620の流出用接続部62が、本体接続ダクト415を介して本体部50に接続されている。
換気システム3では、第一チャンバR3が家屋10Bに設置される換気装置20Cによる第一居住部R1の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることから、第一排気口部71と第二排気口部72とを第一居住部R1の天井板141に設けることが望ましい。
換気システム3では、第一排気口部71と第二排気口部72とは、好ましくは、家屋の間取りのうち、ダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置するとよい。
天井排気口部74が第二居住部R2の天井板131に複数設けられ、好ましくはこれらのうち一部が、例えば少なくとも二つがダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。また複数の天井排気口部74のうち、その他の一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第二吹出口部82と天井排気口部74との両方が設けられてもよい。
図示例の家屋10Bでは、第一排気口部71を第一ダーティーゾーンdz1としての第一居住部R1のトイレに設置し、第二排気口部72を第一ダーティーゾーンdz1とは別室の第二ダーティーゾーンdz2としての第一居住部R1の洗面所に設置し、天井排気口部74を第一ダーティーゾーンdz1及び第二ダーティーゾーンdz2とは別室の第三ダーティーゾーンdz3としての第二居住部R2のトイレ(第四選択空間部)に設置している。また他の天井排気口部74が第二居住部R2のWICに設置されている。換気システム3も、好ましくは、第一実施形態の換気システム1と同様に、第一排気口部71、第二排気口部72や天井排気口部74を設けるダーティーゾーンdz1,dz2,dz3やWICには、専用の換気扇の設置を省いてもよい。
第一居住部R1では、第一吹出口部81を第一排気口部71と第二排気口部72との総数(=2)よりも多く設け、例えば第一吹出口部81が四つ設けられる。
第二居住部R2では、第二吹出口部82を天井排気口部74よりも少なく設け、例えば第二吹出口部82が三つ設けられ、天井排気口部74が五つ設けられる。
なお、図示することを省略するが、家屋の間取りや排気する部屋の優先順位に拠っては、換気装置20Cの第一排気口部71と第二排気口部72の一方の設置個所或いは両方の設置個所を第二居住部R2のダーティーゾーンに選定してもよい。第二居住部R2のダーティーゾーンに第一排気口部71や第二排気口部72を設ける場合、第一実施形態の換気システム1と同様に、第一排気口部71や第二排気口部72を設けるダーティーゾーンには、専用の換気扇の設置を省いてもよい。
また家屋10Bは、換気システム3を設置して完成した状態で、好ましくは、相当隙間面積が1.0[cm/m]が以下に構成されている。なお、気密性能の測定試験の際、換気装置20Cの本体部50更にその他の図示しない換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)の動作を停止し、外壁に設けた外気を吸い込む吸込口部330や室内空気を排出する排出口部430さらにその他の換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)を目張り処理して閉じた状態とする。さらに、天井排気口部74と第一吹出口部81及び第二吹出口部82それぞれに目張り処理を施して、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを室内に含めずに、相当隙間面積を求める。
第三実施形態の換気システム3では、換気装置20Cの本体部50を第三チャンバR5に収容し、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)を第三チャンバR5内に開放していることで、第三チャンバR5の内部を外気で満たし、第一吹出口部81及び第二吹出口部82から第一居住部R1と第二居住部R2とに好適に給気を行える。
また換気システム3では、排気用送風機530によって、室内空気を下記K2,K3及びK4の経路で、屋外へ室内空気を排気できる。
K2:天井排気口部74から第二チャンバR4、第二チャンバ排気ダクト412、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K3:第一排気口部71から第一室内排気ダクト413、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K4:第二排気口部72から第二室内排気ダクト414、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
換気装置20Cを用いることで高気密及び高断熱の家屋10Bの換気を好適に行える。
このように、第三チャンバR5を利用して給気することで、給気ダクトの使用量減らすことができる。また第二チャンバR4を利用して排気することで、排気ダクトの使用量減らすことができる。
その上換気装置20Cでは、第一実施形態の換気装置20と比べて、本体部50が上流側排気ダクト410Bで室内空気を引き込む箇所が三か所と少なく、具体的には第二チャンバ排気ダクト412の上流の端部412A、第一室内排気ダクト413の第一排気口部71及び第二室内排気ダクト414の第二排気口部72に限られており、これらを第二チャンバR4の内部、第二居住部R2の床板143に設置すればよいので、取付作業が容易である。
一方、特許文献1に示す換気装置では、送風機を二階の天井裏の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けると共に、送風機を一階の床下の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けており、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での設置の作業が煩雑である。
また特許文献2では、換気装置と空調機とをダクトで接続する作業を要することから、換気装置及び空調機の取付作業が煩雑となる恐れがあるが、換気システム3における換気装置20Cは空調機から分離した装置であるため、取付作業が容易である。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部に吸い込まれるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。これでは室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。この特許文献3に対して、本実施形態の換気システム3では、第一吹出口部81や第二吹出口部82を設けた第三チャンバR5を給気用の流路に用い、且つ外気で満たされた第三チャンバR5内に排気用の経路K2,K3及びK4を通して室内空気が外気と混じらずに排気することになり、さらに本体部50は第三チャンバR5内に開放した吸い込み用の口を設けていないので第三チャンバR5に供給した外気をショートカットで排気する事態は生じない。これにより、換気として排気と給気とを同時に好適に行える。
[第四実施形態]
図17を用いて本発明の第四実施形態の換気システム4を適用する家屋10Cについて説明する。家屋10Cは、前記第一実施形態の家屋10と同様に、二階建であり、第一居住部R1と第二居住部R2と第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを備えている。さらに家屋10Cは、第一チャンバR3が家屋10Cに設置される換気装置20Dによる第一居住部R1の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていると共に、第二チャンバR4が換気装置20Dによる第二居住部R2の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることに加えて、第二居住部R2の天井板131の第二チャンバR4の中空側に断熱材181を設けた天井断熱構造と、第一居住部R1の床板119の第一チャンバR3の中空側に断熱材183を設けた床断熱構造とを有して、高断熱に構成されている。
(換気装置20D)
次に前記の家屋10Cに設置される換気装置20Dを説明する。
図17に示すように、換気装置20Dは、外気が流れる給気ダクト30と、室内空気が流れる排気ダクト40Cと、給気ダクト30と排気ダクト40Cの途中に設けられていて熱交換及び送風を行う本体部50と、を備えている。以下、排気ダクト40Cのうち、本体部50より上流側に配置されるものを上流側排気ダクト410Cと称す。また前記第一実施形態と同様の構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
(上流側排気ダクト410C)
上流側排気ダクト410Cは、第一居住部R1の天井板141に設けた第一排気口部71に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第一室内排気ダクト413と、第一居住部R1の天井板141に設けた第二排気口部72に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第二室内排気ダクト414と、第二居住部R2の床板143に設けた第三排気口部76に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第三室内排気ダクト419Aと、第二居住部R2の床板143に設けた第四排気口部77に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる第四室内排気ダクト419Bと、下流側の端部が本体部50の第三接続部543に接続されて第三チャンバR5の内部に設けられる本体接続ダクト415と、を備えている。なお、図17では、上流側排気ダクト410Cを、下流側排気ダクト420、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。第三排気口部76と第四排気口部77とは、第一排気口部71や第二排気口部72と同様に、構造は限定されるものではないが、例えば中空で上方へ口を開けた箱状の排気口本体部と、この排気口本体部の口部に取り付けられ複数の通気孔を有する蓋材(所謂ガラリ)と、を備え、排気口本体部にはダクトを接続するための接続部が設けられている。これら第一排気口部71や第三排気口部76等はエルボを備えたものでもよい。
第一室内排気ダクト413、第二室内排気ダクト414、第三室内排気ダクト419A及び第四室内排気ダクト419Bは、図4に示す二入力一出力型の管継手で接続されており、合流した室内空気が本体接続ダクト415を経て本体部50に向かう。具体的には、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第二室内排気ダクト414が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続される。また第三室内排気ダクト419Aが第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第四室内排気ダクト419Bが第二管継手620の他方の流入用接続部61Bに接続される。さらに第一管継手610の流出用接続部62が第三管継手630の一方の流入用接続部61Aに第一管材417を介して接続され、第二管継手620の流出用接続部62が第三管継手620の他方の流入用接続部61Bに第二管材418を介して接続されている。さらに第三管継手630の流出用接続部62が、本体接続ダクト415を介して本体部50に接続されている。上流側排気ダクト410Cを構成する各ダクトの内径は全て同じサイズであることに限定されるものではないが、本実施形態では、ダクトそれぞれが同じ内径φであることを前提として説明する。
換気システム4では、第一チャンバR3が家屋10Cに設置される換気装置20Dによる第一居住部R1の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることから、第一排気口部71と第二排気口部72とを第一居住部R1の天井板141に設け、第二チャンバR4が家屋10Cに設置される換気装置20Dによる第二居住部R2の室内空気の排気用の流路として非活用に構成されていることから、第三排気口部76と第四排気口部77とを第二居住部R2の床板143に設けることが望ましい。
これら第一排気口部71と第二排気口部72と第三排気口部76と第四排気口部77とは、好ましくは、家屋の間取りのうち、ダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置するとよい。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。
図示例の家屋10Cでは、第一排気口部71を第一ダーティーゾーンdz1としての第一居住部R1のトイレに設置し、第二排気口部72を第一ダーティーゾーンdz1とは別室の第二ダーティーゾーンdz2としての第一居住部R1の洗面所に設置し、第三排気口部76を第一ダーティーゾーンdz1と第二ダーティーゾーンdz2とは別室の第三ダーティーゾーンdz3としての第二居住部R2のトイレに設置し、第四排気口部77を第二居住部R2のWICに設置している。この場合も、第一実施形態の換気システム1と同様に、第一排気口部71、第二排気口部72、第三排気口部76、第四排気口部77を設ける各ダーティーゾーンやWICには、専用の換気扇の設置を省いてもよい。
第一居住部R1では、第一吹出口部81を第一居住部R1の天井板141に設けた第一排気口部71と第二排気口部72の総数(=2)よりも多く設け、例えば第一吹出口部81が四つ設けられる。第二居住部R2では、第二吹出口部82を第二居住部R2の床板143に設けた第三排気口部76と第四排気口部77の総数(=2)よりも多く設け、例えば第二吹出口部82が四つ設けられる。なお、図示することを省略するが、家屋10Cの間取りや排気する部屋の優先順位に拠っては、換気装置20Dの第一排気口部71と第二排気口部72と第三排気口部76と第四排気口部77の四つを第一居住部R1の天井板141に設置し或いは第二居住部R2の床板143に設置し、又は三つ或いは一つを第一居住部R1の天井板141に設置し残りを第二居住部R2の床板143に設置することも可能である。この場合も、それぞれ異なるダーティーゾーン等に設置するとよい。
また家屋10Cは、換気システム4を設置して完成した状態で、好ましくは、相当隙間面積が1.0[cm/m]が以下に構成されている。なお、気密性能の測定試験の際、換気装置20Dの本体部50更にその他の図示しない換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)の動作を停止し、外壁に設けた外気を吸い込む吸込口部330や室内空気を排出する排出口部430さらにその他の換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)を目張り処理して閉じた状態とする。さらに、第一吹出口部81、第二吹出口部82それぞれに目張り処理を施して、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを室内に含めずに、相当隙間面積を求める。
第四実施形態の換気システム4では、換気装置20Dの本体部50を第三チャンバR5に収容し、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)を第三チャンバR5内に開放していることで、第三チャンバR5の内部を外気で満たし、第一吹出口部81及び第二吹出口部82から第一居住部R1と第二居住部R2とに好適に給気を行える。
また換気システム4では、排気用送風機530によって、室内空気を下記K3,K4,K5及びK6の経路で、屋外へ室内空気を排気できる。
K3:第一排気口部71から第一室内排気ダクト413、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K4:第二排気口部72から第二室内排気ダクト414、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K5:第三排気口部76から第三室内排気ダクト419A、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K6:第四排気口部77から第四室内排気ダクト419B、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
換気装置20Dを用いることで高気密及び高断熱の家屋10Cの換気を好適に行える。
このように、第三チャンバR5を利用して給気することで、給気ダクトの使用量減らすことができる。
その上換気装置20Dでは、本体部50が上流側排気ダクト410Cで室内空気を引き込む四箇所、具体的には第一室内排気ダクト413の第一排気口部71及び第二室内排気ダクト414の第二排気口部72、第三室内排気ダクト419Aの第三排気口部76及び第四室内排気ダクト419Bの第四排気口部77が何れも、第三チャンバR5を構成する天井板141或いは床板143に設けられ、第三チャンバR5から第一チャンバR3までの配管、第三チャンバR5から第二チャンバR4までの配管が不要であることから、第一実施形態の換気装置20と比べて煩雑な作業を省くことができる。また材料コストも低減できる。
一方、特許文献1に示す換気装置では、送風機を二階の天井裏の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けると共に、送風機を一階の床下の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けており、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での設置の作業が煩雑である。
また特許文献2では、換気装置と空調機とをダクトで接続する作業を要することから、換気装置及び空調機の取付作業が煩雑となる恐れがあるが、換気システム4における換気装置20Dは空調機から分離した装置であるため、取付作業が容易である。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部に吸い込まれるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。これでは室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。この特許文献3に対して、本実施形態の換気システム4では、第一吹出口部81や第二吹出口部82を設けた第三チャンバR5を給気用の流路に用い、且つ外気で満たされた第三チャンバR5内に排気用の経路K3,K4,K5及びK6を通して室内空気が外気と混じらずに排気することになり、さらに本体部50は第三チャンバR5内に開放した吸い込み用の口を設けていないので第三チャンバR5に供給した外気をショートカットで排気する事態は生じない。これにより、換気として排気と給気とを同時に好適に行える。
換気装置は、第一居住部R1の天井板或いは第二居住部R2の床板に設けた第一排気口部71に接続した第一室内排気ダクト413と、第一居住部R1の天井板或いは第二居住部R2の床板に設けた第二排気口部72に接続した第二室内排気ダクト414とのうち、一方或いは両方を省いて構成すると、図2に示す換気装置20及び図9に示す換気装置20Aと比べて、換気装置自体の費用を一層低減することができる。
[第五実施形態]
図18を用いて、本発明の第五実施形態の換気システム5について以下に説明する。
換気システム5は、家屋10Dに設置される換気装置20Eを備えている。換気装置20Eは、前記の換気装置20,20Aと比べると、換気装置20Eの排気ダクト40Dが換気装置20,20Aの排気ダクト40と異なり、具体的には、換気装置20Eの上流側排気ダクト410Dは、前記の換気装置20,20Aの上流側排気ダクト410と異なり、上流側排気ダクト410Dが第一室内排気ダクト413と第二室内排気ダクト414とを省いて、第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412及び本体接続ダクト415からなる。前記の第一実施形態の構成と同じ構成には同じ符号を付して、それらの説明は省略する。なお、図18では、上流側排気ダクト410Dを、下流側排気ダクト420、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。
第一チャンバ排気ダクト411は、前記の換気装置20,20Aと同様に、第三チャンバR5の内部から第一チャンバR3の内部まで延びていて、端部411Aが流入口として第一チャンバR3の内部に設けられている。第二チャンバ排気ダクト412も、前記の換気装置20,20Aと同様に、第三チャンバR5の内部から第二チャンバR4の内部まで延びていて、端部412Aが流入口として第二チャンバR4の内部に設けられている。これら第一チャンバ排気ダクト411と第二チャンバ排気ダクト412とが、いわゆるY分岐である管継手600、本体接続ダクト415を介して本体部50につながっている。具体的には、第一チャンバ排気ダクト411が第三チャンバR5に設けられる管継手600の一方の流入用接続部61Aに接続され、第二チャンバ排気ダクト412が管継手600の他方の流入用接続部61Bに接続され、本体接続ダクト415の上流の端部が管継手600の流出用接続部62に接続され、本体接続ダクト415の下流の端部が本体部50の第三接続部543に接続されている。
換気装置20Eでは、上流側排気ダクト410Dの上流側が二つに分岐しており、その第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412それぞれの単位時間当たりの排気量は限定されるものではないが、例えば換気装置20Eにおける単位時間当たりの全排気量に占める割合がそれぞれ50%に設定される。
換気システム5の家屋10Dは、前記の第一実施形態の家屋10と同様に、二階建であり、第一居住部R1と第二居住部R2と第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを備えている。換気システム5では、外部に対する高気密の第一チャンバR3と第二チャンバR4及び第三チャンバR5と換気装置20Eとが協働して、換気が行われる。
また換気システム5では、前記の第一排気口部71と第二排気口部72と第三排気口部76と第四排気口部77とを第一居住部R1と第二居住部R2とに設けずに、第一居住部R1の室内空気を第一チャンバR3に引き込むように構成され、第二居住部R2の室内空気を第二チャンバR4に引き込むことを特徴としている。
床排気口部73が第一居住部R1の床板119に複数設けられ、好ましくはこれらのうち一部が、例えば少なくとも二つがダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。また複数の床排気口部73のうち、その他の一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。例えばダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n11は、寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n12よりも小さく設定されている(n11<n12)。
天井排気口部74が第二居住部R2の天井板131に複数設けられ、好ましくはこれらのうち一部が、例えば少なくとも二つがダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。また複数の天井排気口部74のうち、その他の一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。床排気口部73や天井排気口部74を設けるダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、湿気の多い部屋には、専用の換気扇の設置を省略してもよい。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室、リビングルームやキッチンなどの部屋には、第一吹出口部81と床排気口部73との両方が設けられてもよい。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第二吹出口部82と天井排気口部74との両方が設けられてもよい。
第一居住部R1では、第一吹出口部81を床排気口部73よりも少なく設け、例えば第一吹出口部81が三つ設けられ、床排気口部73が六つ設けられる。第二居住部R2では、第二吹出口部82を天井排気口部74よりも少なく設け、例えば第二吹出口部82が三つ設けられ、天井排気口部74が五つ設けられる。
また家屋10Dは、換気システム5を設置して完成した状態で、好ましくは、相当隙間面積が1.0[cm/m]が以下に構成されている。なお、気密性能の測定試験の際、換気装置20Eの本体部50更にその他の図示しない換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)の動作を停止し、外壁に設けた外気を吸い込む吸込口部330や室内空気を排出する排出口部430さらにその他の換気扇(家屋に設けられる台所レンジファンやバス換気扇など)を目張り処理して閉じた状態とする。さらに、床排気口部73と天井排気口部74と第一吹出口部81及び第二吹出口部82それぞれに目張り処理を施して、第一チャンバR3と第二チャンバR4と第三チャンバR5とを室内に含めずに、相当隙間面積を求める。
換気システム5の給気は、図3に示す本体部50の給気用送風機520によって、外気が吸込口部330から上流側給気ダクト310を経て本体部50内に送られる。外気は、本体部50で、熱交換器510を通ることで、排気される室内空気との間で熱交換が行われる。熱交交換を経た外気は、給気用送風機520によって下流側給気ダクト320に送られ、下流側給気ダクト320の端部321(吹出口)から第三チャンバR5内に吹き出す。
外気が給気用送風機520によって第三チャンバR5に流入し続けることで、外気が第三チャンバR5の内部に充満し、余剰の外気が第一居住部R1の天井板141に設けた複数の第一吹出口部81から第一居住部R1に吹き出し、給気される。また、第三チャンバR5内の外気は、第二居住部R2の床板143に設けた複数の第二吹出口部82から第二居住部R2に吹き出し、給気される。
換気システム5の排気は、本体部50の排気用送風機530によって、第一チャンバR3内の空気が、第一チャンバ排気ダクト411の端部411A(流入口)に入り本体部50へ送られる。第一チャンバR3内の空気が本体部50へ送られ続けることで、また第一居住部R1への給気によって、第一居住部R1の室内空気が床板119の複数の床排気口部73から第一チャンバR3に流入する。
本体部50の排気用送風機530によって、第二チャンバR4内の空気が、第二チャンバ排気ダクト412の端部412A(流入口)に入り本体部50へ送られる。第二チャンバR4内の空気が本体部50へ送られ続けることで、また第二居住部R2への給気によって、第二居住部R2の室内空気が天井板131の複数の天井排気口部74から第二チャンバR4の内部に流入する。
第一チャンバ排気ダクト411と第二チャンバ排気ダクト412とを流れる室内空気が管継手600で合流し、さらに本体接続ダクト415を流れて、本体部50内に入る。室内空気は、外気との間で熱交換を行った後に、下流側排気ダクト420を経て排出口部430から屋外に排気される。
このように換気システム5では、換気装置20Eの排気用送風機530によって、室内空気を下記K1及びK2の経路で屋外へ排気する。
K1:床排気口部73から第一チャンバR3、第一チャンバ排気ダクト411、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K2:天井排気口部74から第二チャンバR4、第二チャンバ排気ダクト412、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
換気装置20Eでは、第一チャンバR3の空気を排気するために、第一チャンバ排気ダクト411の上流の端部411Aを第一チャンバR3に設ければよいだけであるので、設置作業が容易である。第二チャンバR4の空気を排気するための第二チャンバ排気ダクト412の上流の端部412Aを第二チャンバR4に設ける作業も容易である。
一方、特許文献1に示す換気装置では、送風機を二階の天井裏の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けると共に、送風機を一階の床下の空気を排気するための排気ダクトの先端に設けており、送風機への給電用の配線も必要となり、床下の空間と天井裏の空間での設置の作業が煩雑である。
また特許文献2では、換気装置と空調機とをダクトで接続する作業を要することから、換気装置及び空調機の取付作業が煩雑となる恐れがあるが、換気システム5における換気装置20Eは空調機から分離した装置であるため、取付作業が容易である。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、換気装置の本体部と空調機とがダクトで接続されずに階間に設けられていて、二階の空気が床板に設けられた吸込口から階間内を経由して本体部に吸い込まれるとしているが(特許文献3の段落0059)、これでは換気装置の本体部から階間に給気された外気と、吸込口から階間内に入った室内空気とが混ざり、また階間で建物の中央寄りの位置に設けられる換気装置の本体部と床板に設けられた吸込口との間で一階の天井板と二階の床板とには複数の吹出口が設けられており、室内空気が吸込口から階間に流入したとしても、階間に入った室内空気が換気装置の本体部に到達する前に、吹出口から居住部に戻る恐れがあり、さらに階間の空気が換気装置の本体部に入って屋外へ排気されることから、換気装置の本体部から階間に供給された外気がショートカットによって排気されてしまう恐れもある。これでは室内空気の排気と外気の給気とが好適に行われない。この特許文献3に対して、本実施形態の換気システム5では、第一吹出口部81や第二吹出口部82を設けた第三チャンバR5を給気用の流路に用い、且つ外気で満たされた第三チャンバR5内に排気用の経路K1及びK2を通し、さらに第一居住部R1の天井板141や第二居住部R2の床板143から室内空気を第三チャンバR5に吸い込むことは行わないことから、第三チャンバR5室内空気が外気と混じらずに排気することになり、さらに本体部50は第三チャンバR5内に開放した吸い込み用の口を設けていないので第三チャンバR5に供給した外気をショートカットで排気する事態は生じない。これにより、換気として排気と給気とを同時に好適に行える。
[第五実施形態の変形例]
図19に示す本発明の第五実施形態の変形例の換気システム5Aは、家屋10D′に設置される換気装置20E′を備えている。換気装置20E′は、前記の換気装置20Eと比べると、換気装置20E′の排気ダクト40D′が換気装置20Eの排気ダクト40Dと異なり、具体的には、換気装置20E′の上流側排気ダクト410D′は換気装置20Eの上流側排気ダクト410Dと異なり、上流側排気ダクト410D′が第一排気口部71とこれに上流側の端部がつながる第一室内排気ダクト413とを備えている。前記の第一実施形態や第五実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。なお、図19では、上流側排気ダクト410D′を、下流側排気ダクト420、上流側給気ダクト310や下流側給気ダクト320と比べて細い線で表している。
具体的な第一チャンバ排気ダクト411、第二チャンバ排気ダクト412、第一室内排気ダクト413の接続としては、第二チャンバ排気ダクト412が第一管継手610の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一室内排気ダクト413が第一管継手610の他方の流入用接続部61Bに接続され、第二チャンバR4からの室内空気と第二居住部R2からの室内空気が合流する。
第一チャンバ排気ダクト411が第二管継手620の一方の流入用接続部61Aに接続され、第一管継手610の流出用接続部62と、第二管継手620の他方の流入用接続部61Bとが継手同士をつなぐ第一管材417で接続される。第二管継手620で合流した空気は、本体接続ダクト415を経て本体部50内に送られる。
換気システム5Aでは、第一排気口部71を、好ましくは、家屋の間取りのうち、ダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置するとよい。
床排気口部73が第一居住部R1の床板119に複数設けられ、好ましくはこれらのうち、一部がダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置され、より好ましくは少なくとも二つがダーティーゾーンに設置される。また複数の床排気口部73のうち、その他の一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。例えばダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n11は、寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けられる床排気口部73の第一居住部R1における数n12よりも小さく設定されている(n11<n12)。
天井排気口部74が第二居住部R2の天井板131に少なくとも一つ設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホールや湿気の多い部屋の何れかに設置される。天井排気口部74が複数設けられる場合、それらのうち、一部はダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設けてもよい。
第一吹出口部81が第一居住部R1の天井板141に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第一吹出口部81と床排気口部73との両方が設けられてもよい。
第二吹出口部82が第二居住部R2の床板143に複数設けられ、好ましくはダーティーゾーン、WIC、廊下、ホール、浴室や湿気の多い部屋以外の寝室、リビングルーム、キッチンなどの部屋に設置される。また寝室やリビングルームなどの部屋には、第二吹出口部82と天井排気口部74との両方が設けられてもよい。
図示例では、第一排気口部71を第一ダーティーゾーンdz1としての二階のトイレに設置し、床排気口部73を第一ダーティーゾーンdz1とは別室の第二ダーティーゾーンdz2としての一階のトイレに設置し、他の床排気口部73を第一ダーティーゾーンdz1と第二ダーティーゾーンdz2とは別室の第三ダーティーゾーンdz3としての一階の洗面所に設置し、天井排気口部74を二階のホールに設置している。この場合、第一排気口部71、床排気口部73や天井排気口部74を設けるダーティーゾーンdz1、dz2、dz3やホールには、専用の換気扇の設置を省略してもよい。
図示例では、第一排気口部71が第二居住部R2の床板143に設けられているが、家屋の間取りや排気する部屋の優先順位、床排気口部73や天井排気口部74の位置などによって、図20に示すように、第一排気口部71は第一居住部R1の天井板141に設けられてもよい。
換気システム5Aでは、排気用送風機530によって、室内空気を下記K1,K2及びK3の経路を用いることで、外気で満たされた第三チャンバR5を通るが外気とは混じらずに、屋外へ室内空気を好適に排気できる。
K1:床排気口部73から第一チャンバR3、第一チャンバ排気ダクト411、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K2:天井排気口部74から第二チャンバR4、第二チャンバ排気ダクト412、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
K3:第一排気口部71から第一室内排気ダクト413、本体部50を経由して下流側排気ダクト420を流れる経路。
[第六実施形態]
前記の家屋10,10A,10B,10C,10D,10D′は、換気装置20,20A,20B,20C,20D,20E,20E′に加えて、第一居住部R1の壁や第二居住部R2の壁にルームエアコンディショナの室内機を設けて、換気空調システムとして構成することもできる。
図21を用いて本発明の第六実施形態の換気空調システム6を説明する。換気空調システム6は、図1に示す換気システム1の第一居住部R1の壁と第二居住部R2の壁とにルームエアコンディショナの室内機90A,90Bを設けたものである。前記の第一実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
ルームエアコンディショナは、図示省略の室外機と、室内機90A,90Bと、を備え、室内機90A,90Bそれぞれ専用の室外機が一台接続された単独タイプに限らず、一台の室外機に複数の室内機90A,90Bが接続されたマルチタイプでもよい。
室内機90A,90Bは、熱交換器と、空調用送風機(クロスフローファン)と、これらを収容するキャビネットと、を備え、キャビネットの上部に設けた吸込口91から室内空気を取り込み、熱交換器で空調された空調空気を空調用送風機によってキャビネットの下部の正面(化粧面)側に設けた吹出口92より居住空間へ送風する。ルームエアコンディショナは、冷房用に限らず、冷房と暖房の機能を備えたものでもよく、また室内機は、除湿、浄化などの公知の各種の機能を備えたものでもよい。図中の符号93が空調用送風機である。
第一居住部R1では、第三チャンバR5から一階の天井板141の第一吹出口部81を経て第一居住部R1に流入した外気は、一階の室内空気に混ざり、一階の壁に設けた室内機90Aの吸込口91から取り込まれて空調される。
第二居住部R2では、第三チャンバR5から第二居住部R2の床板143の第二吹出口部82を経て第二居住部R2に流入した外気は、二階の室内空気に混ざり、二階の壁に設けた室内機90Bの吸込口91から取り込まれて空調される。
なお、第一居住部R1に設ける室内機90Aは、好ましくは、第一吹出口部81の下方に配置する。室内機90Aが第一吹出口部81の下方に配置されると、第一居住部R1に給気された外気の多くを室内機90Aで空調し、さらに室内機90Aの空調用送風機93(クロスフローファン)や吹出口92のルーバーによって空調空気を遠くまで送風させる。これにより、居室全体を効率的に空調できる。
第二居住部R2においても、好ましくは、室内機90Bを第二吹出口部82の上方に配置する。室内機90Bが第二吹出口部82の上方に配置されると、第二居住部R2に給気された外気を室内機90Bで空調し、さらに室内機90Bの空調用送風機93(クロスフローファン)や吹出口92のルーバーによって空調空気を遠くまで送風させる。これにより、居室全体を効率的に空調できる。
換気空調システム6によれば、ルームエアコンディショナと換気装置とをそれぞれ別体に家屋10に設けることから取付作業が容易である。
一方、特許文献2の換気空調システムでは、換気装置と空調機とをダクトなどで接続する必要があることから取付作業が煩雑になる恐れがある。
さらに特許文献3の全館空調システムでは、空調機から階間に供給された空調空気が、階間に設けられた換気装置の本体部によって屋外へ排気される恐れがあることから、空調空気を一階の天井板や二階の床板に設けた吹き出し用の開口から居住部に供給するとしても、居住部の全体を空調させることは容易ではない。本実施形態の換気空調システム6では、例えば第一居住部R1に設ける室内機90Aが第一吹出口部81の下方に配置することで、室内機がある部屋の全体に空調空気を送ることができる。
本発明は上記の説明や図示例に限らず実施をすることができる。
第一居住部や第二居住部の間取りは図示例に限らない。また一階の居住部を第一居住部として、二階の居住部を第二居住部として、本発明を二階建の家屋に適用した場合を説明したが、これに限らず、例えば三階建の家屋に、本発明の換気装置(換気システム)を適用して換気してもよい。例えば二階の居住部を第一居住部として、さらに三階の居住部を第二居住部として、本体部を二階と三階の階間に収容し、第一チャンバ排気ダクトを二階と三階の間にある第三チャンバ(階間)から二階の床側の第一チャンバへ延ばし、第二チャンバ排気ダクトを第三チャンバから三階の天井側の第二チャンバへ延ばし、第一排気口部を二階の天井板或いは三階の床板に取り付け、この第一排気口部に第一室内排気ダクトの上流の端を接続し、第二排気口部を二階の天井板或いは三階の床板に取り付け、この第二排気口部に第二室内排気ダクトの上流の端を接続する。または三階建の家屋のうち、一階の居住部を第一居住部として、さらに二階の居住部を第二居住部として、本発明の換気装置(換気システム)を適用することができる。この場合も、二階の居住部の床下の床下空間を高気密性に構成し、三階の居住部の天井裏の空間も高気密性に構成するとよい。
前記第一実施形態で、三つの管継手(第一管継手、第二管継手、第三管継手)を用いて、第一チャンバ排気ダクト、第二チャンバ排気ダクト、第一室内排気ダクト、第二室内排気ダクトを接続したが、所謂Y分岐に代えて、三入力一出力型、四入力一出力型などの他の管継手で接続してもよい。換気装置20B,20C,20D,20E,20E′や後述の換気装置20Fも、所謂Y分岐に代えて、三入力一出力型の管継手などを用いて接続してもよい。
前記第一実施形態の換気装置20,20Aでは、給気ダクトが下流側給気ダクト320を備えて、その端部321が第三チャンバR5内に開放されていたが、図22に示す換気装置20Fでは、給気ダクト30Aが換気装置20の下流側給気ダクト320を省いて、本体部50より上流側の上流側給気ダクト310だけで構成されており、本体部50は給気ダクト30Aの下流側の端に設けられると共に排気ダクト40の途中に設けられている。さらに本体部50の第二接続部542が第三チャンバR5内に開放された開口として設けられている。本体部50の熱交換器510で室内空気との間で熱交換を行った外気は、第二接続部542から第三チャンバR5内に吹き出す。開口は、テーパ形状の第二接続部542に限るものではなく、第二接続部542を省いて、ケースやカバーの板部を貫通した穴として形成されたものでもよい。なお、図22では、上流側排気ダクト410′を、上流側給気ダクト310と比べて細い線で表している。換気装置20B~20Fにおいても、下流側給気ダクト320を省いて、本体部50の第二接続部542などの開口から第三チャンバR5の内部に外気を吹き出させてもよい。
換気装置の本体部50は図3に示すように、ダクト接続部を四つだけ備えていて、これらのうち、第一接続部541が外気入口用に設けられ、第二接続部542が外気出口用に設けられ、第三接続部543が室内空気入口用に設けられ、第四接続部544が室内空気出口用に設けられている。熱交換器、給気用送風機や排気用送風機を備えた本体部としては、ダクト接続部は四つに限定されるものではなく、例えば、室内空気を本体部内への入口用のダクトを接続するための第三接続部は複数設けてもよい。例えば第一チャンバ排気ダクト411と第二チャンバ排気ダクト412と第一室内排気ダクト413と第二室内排気ダクト414とを一本ずつ接続するように四つ設けてもよい。
家屋は、本体部50のメンテナンスなどを行えるように、第三チャンバR5に点検口を設けるとよい。例えば、図23に示すように、点検口95を第二居住部R2の床板143に設ける。図23では、点検口95を閉じる図示省略の板状部材を取り外した状態を示し、符号95Aは点検口95の枠である。
本体部50は、外気に含まれる異物を捕集するフィルタ551と、室内空気に含まれる異物を捕集するフィルタ552とを、本体部50の装着面570の装着部に着脱自在に設けられている。本体部50の装着面570は、点検口の板状の蓋を開けると露出するように上方を臨む向きで、第三チャンバR5に設けることが望ましい。これにより、本体部50のフィルタ551,552の取り出し、また本体部50へのフィルタ551,552の装着を行うことができる。
本体部50の装着面570と点検口95の枠95Aとの距離は短くすることが望ましい。例えば本体部50の装着面570と点検口95の枠95Aとの間には、遮蔽部材96A,96B,96C,96Dを設ける。遮蔽部材96A,96B,96C,96Dは枠95Aから下方へ突き出て、本体部50との間にできる隙間を小さくする。これにより、第三チャンバR5の内部への異物の侵入を抑制できる。
特許文献1~3では、換気装置の本体部を階間に設けるが、本体部のメンテナンスの際に、異物が階間に入る恐れがある。
前記第一実施形態では、第一排気口部71を設ける第一選択空間部を決定する第一判断工程と第二排気口部72を設ける第二選択空間部を決定する第二判断工程との参照情報として、表3を示したが、換気装置を取り付ける家屋の間取りを考慮して、表3で挙げていない生活空間部を含めて、又は表3で挙げる一部の生活空間部を省いて、参照情報として用いることもできる。その場合も、優先順位は、家屋の間取りに基づくものであり、具体的には各生活空間部の空気汚染物質の排出の必要性に依る。ここで、空気汚染物質は、例えば二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素、二酸化硫黄、オゾン、臭気、水蒸気(湿気)、浮遊粉塵、ラドン娘核種、アスベスト、浮遊微生物である。
また前記第一判断工程では、生活空間部ごとに第一確認工程C11と第二確認工程C12と第三確認工程C13とをそれぞれ行うこととしたが、第一排気口部71を設置対象となる複数の生活空間部から、予め本発明とは別の換気扇が設けられる生活空間部と、床排気口部や天井排気口部が設けられる生活空間部とを省いた後に、残りの複数の生活空間部から第一排気口部71を参照情報の順に選ぶようにしてもよい。または先に複数の生活空間部から第一排気口部71を参照情報の順に選択した後、選択した生活空間部が本発明とは別の換気扇が設けられる生活空間部である場合、または床排気口部や天井排気口部が設けられる生活空間部である場合は、選択をリセットし、他の生活空間部を選択するようにしてもよい。これら第一排気口部71を決定する判断方法は、第二排気口部72を設置対象となる複数の生活空間部から決定する場合も同様に行える。
このように第一判断工程で、第一排気口部71を設ける生活空間部の選択と、対象から除外すべき生活空間部の特定と、選択した生活空間部が除外すべき生活空間部と同じであるかの確認などの順序は限定されるものではない。これは、前記第二判断工程でも同様であり、第二判断工程で、第二排気口部72を設ける生活空間部の選択と、対象から除外すべき生活空間部の特定と、選択した生活空間部が除外すべき生活空間部と同じであるかの確認などの順序は限定されるものではない。
[相当隙間面積について]
家屋が、第一チャンバR3の内部や第二チャンバR4の内部に通じる出入り口又は改め口を設けている場合は、これら第一チャンバR3や第二チャンバR4を室内に含めて気密性の測定を行う。測定の際、床排気口部73や天井排気口部74に対する目張り処理を不要とする。また第一チャンバR3や第二チャンバR4の気積を求め仮想天井高2.6[m]で除して仮想面積を求め、仮想面積を延床面積bに含める。
[家屋の構造]
図1には示されていないが換気システム1を適用した家屋10は、図6及び図7の構成例と同様に階段を有し、本発明では階段の空間を利用して室内空気が一階から二階へ、或いは二階から一階へ流れてもよい。また図6及び図7の符号190は一階の床板から二階の天井まで広がる吹き抜け部であり、この吹き抜け部190を利用しても室内空気が一階から二階へ、或いは二階から一階へ流れてもよい。これらは家屋10に限らず、他の家屋10A,10B等でも同様である。
図6の換気システムでは、床排気口部73が一階のダーティーゾーンとしてのトイレと洗面所に設けられている。これらトイレの気積va、洗面所の気積vb及び第一チャンバR3の気積vcに関して、本発明の換気システムでは、第一チャンバR3の気積vcをトイレの気積vaや洗面所の気積vbよりも大きく設定(vc>va,vc>vb)して、臭気などを含む空気をダーティーゾーン以外の他の居室などからの空気とミックスすることが好ましい。これらは家屋10に限らず、他の家屋10A,10B等でも同様である。
図18の換気システム5では、天井排気口部74を二階のダーティーゾーンとしてのトイレと洗面所に設けることにすると、これらトイレの気積vd、洗面所の気積veと第二チャンバR4の気積vfとを比べると、第二チャンバR4の気積vfをトイレの気積vdや洗面所の気積veよりも大きく設定(vf>vd,vf>ve)して、臭気などを含む空気をダーティーゾーン以外の他の居室などからの空気とミックスすることが好ましい。
第一チャンバR3を第一居住部R1の室内空気を排気する際の流路として用いる場合、第一チャンバ排気ダクト411の上流側の端部411Aと、第一居住部R1の床板に設けられる複数の床排気口部73とを、同一の仮想の水平面に投影すると、好ましくは複数の床排気口部73は端部411Aの周りに設けられる。例えば、図8に示すように端部411Aを中心に時計まわりの異なる角度の位置に配置される床排気口部73を順番に一点鎖線で示す仮想線L1でつなぐと、複数の床排気口部73は第一チャンバ排気ダクト411の端部411Aを囲うように設けられ、敷衍して言えば端部411Aが仮想線L1で成る周縁より内側の領域に設けられる。端部411Aから床排気口部73までの直線距離は同じに限定されるものではない。
1,2,3,4,5,5A 換気システム
6 換気空調システム
10,10A,10B,10C,10D,10D′ 家屋
119,143 床板
131,141 天井板
20,20A,20B,20C,20D,20E,20E′,20F 換気装置
30,30A 給気ダクト
310 上流側給気ダクト
320 下流側給気ダクト
321 端部
330 吸込口部
40,40A,40B,40C,40D,40D′ 排気ダクト
410,410′,410A,410B,410C,410D,410D′ 上流側排気ダクト
411 第一チャンバ排気ダクト
411A 端部
412 第二チャンバ排気ダクト
412A 端部
413 第一室内排気ダクト
414 第二室内排気ダクト
415 本体接続ダクト
419A 第三室内排気ダクト
419B 第四室内排気ダクト
420 下流側排気ダクト
430 排出口部
50 本体部
510 熱交換器
520 給気用送風機
530 排気用送風機
71 第一排気口部
72 第二排気口部
73 床排気口部
74 天井排気口部
76 第三排気口部
77 第四排気口部
81 第一吹出口部
82 第二吹出口部
R1 第一居住部
R2 第二居住部
R3 第一チャンバ
R4 第二チャンバ
R5 第三チャンバ(階間)

Claims (30)

  1. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1,K2,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  2. 前記上流側排気ダクトは、下流側の端部が前記本体部に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられていて、前記第一チャンバ排気ダクトからの前記室内空気と前記第二チャンバ排気ダクトからの前記室内空気と前記第一室内排気ダクトからの前記室内空気と前記第二室内排気ダクトからの前記室内空気とが流れる本体接続ダクトをさらに備え、
    前記第二チャンバ排気ダクトの下流側の端部と、前記第一室内排気ダクトの下流側の端部とが二入力一出力型の第一管継手の二つの流入用接続部に接続されており、
    前記第一管継手の流出用接続部と、前記第二室内排気ダクトの下流側の端部とが、二入力一出力型の第二管継手の二つの流入用接続部に接続されており、
    前記第二管継手の流出用接続部と、前記第一チャンバ排気ダクトの下流側の端部とが、二入力一出力型の第三管継手の二つの流入用接続部に接続されており、
    さらに前記本体接続ダクトの上流側の端部が前記第三管継手の流出用接続部に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の換気システム。
  3. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二チャンバは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  4. 前記家屋は前記第二居住部の天井板に断熱材を設けていることを特徴とする、請求項3に記載の換気システム。
  5. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一チャンバは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K2,K3及びK4の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  6. 前記家屋は前記第一居住部の床板に断熱材を設けたことを特徴とする、請求項5に記載の換気システム。
  7. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第二排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第二室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第三排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第三室内排気ダクトと、前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に設けられた第四排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第四室内排気ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一チャンバと前記第二チャンバとは前記室内空気の流路としては非活用な非排気用チャンバであり、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K3,K4,K5及びK6の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K4:前記第二排気口部から前記第二室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K5:前記第三排気口部から前記第三室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K6:前記第四排気口部から前記第四室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  8. 前記家屋は、前記第一居住部の床板に断熱材を設け、前記第二居住部の天井板に前記断熱材を設けたことを特徴とする、請求項7に記載の換気システム。
  9. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一チャンバ排気ダクトの下流側の端部と前記第二チャンバ排気ダクトの下流側の端部とが二つの流入用接続部に接続された二入力一出力型の管継手と、上流側の端部を前記管継手の流出用接続部に接続され下流側の端部を前記本体部に接続された本体接続ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の天井板は前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の床板は前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1及びK2の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  10. 第一居住部と、この第一居住部の上方に設けられた第二居住部と、前記第一居住部の下に設けられた第一チャンバと、前記第二居住部の上に設けられた第二チャンバと、前記第一居住部と前記第二居住部との間に設けられて階間を構成する第三チャンバと、を備えた家屋(前記第三チャンバにルームエアコンディショナの室内機を設けたものを除く。)を、換気装置によって換気する換気システムであって、
    前記換気装置は、外気が流れる給気ダクトと、室内空気が流れる排気ダクトと、給気用送風機と排気用送風機と熱交換器とを設けた本体部と、を備え、
    前記熱交換器は前記外気と前記室内空気との間で熱交換を行い、
    前記本体部は前記給気ダクト及び前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されており且つ前記給気ダクトの下流側の端部が前記第三チャンバの内部に保持されて前記外気が前記給気用送風機によって前記給気ダクトの前記下流側の端部から前記第三チャンバの内部に吹き出し、又は前記本体部は前記給気ダクトの前記下流側の端部に設けられていると共に前記排気ダクトの途中に設けられて前記第三チャンバに収容されていて前記外気が前記給気用送風機によって前記本体部の開口から前記第三チャンバの内部に吹き出し、
    前記本体部より上流の上流側排気ダクトは、前記第一チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第一チャンバ排気ダクトと、前記第二チャンバの内部から前記第三チャンバの内部まで延びた第二チャンバ排気ダクトと、前記第一居住部の天井板或いは前記第二居住部の床板に設けられた第一排気口部(送風機を備えたものを除く。)に接続されて前記第三チャンバの内部に設けられた第一室内排気ダクトと、を備え、
    前記第一居住部の前記天井板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第一居住部に吹き出す複数の第一吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の前記床板は、前記第三チャンバの前記外気が前記第二居住部に吹き出す複数の第二吹出口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第一居住部の床板は前記第一チャンバの内部に通じる複数の床排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記第二居住部の天井板は前記第二チャンバの内部に通じる天井排気口部(前記送風機を備えたものを除く。)を備え、
    前記排気用送風機によって、前記室内空気を下記K1,K2及びK3の経路で屋外へ排気することを特徴とする、換気システム。
    K1:前記床排気口部から前記第一チャンバ、前記第一チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して下流側排気ダクトを流れる経路。
    K2:前記天井排気口部から前記第二チャンバ、前記第二チャンバ排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
    K3:前記第一排気口部から前記第一室内排気ダクト、前記本体部を経由して前記下流側排気ダクトを流れる経路。
  11. 前記家屋が、前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1及びダーティーゾーンx2のうち何れかを備え、
    前記第一選択空間部は換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1~8,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  12. 前記家屋が、前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1及びダーティーゾーンx2のうち何れかを備え、
    前記第一選択空間部は換気扇を設けておらず、
    下記の条件α 20 を満たすことを特徴とする、請求項1~8,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
    条件α 20 :前記第一選択空間部が前記第一居住部に設けられている場合、前記第一選択空間部は前記第一吹出口部を設けておらず、又は前記第一選択空間部が前記第二居住部に設けられている場合、前記第一選択空間部は前記第二吹出口部を設けていないこと。
  13. 前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1及びダーティーゾーンx2のうち何れかと、
    前記第二排気口部を設けた第二選択空間部として前記ダーティーゾーンx1及び前記ダーティーゾーンx2のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第二選択空間部とは換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1~8の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  14. 前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1及びダーティーゾーンx2のうち何れかと、
    前記第二排気口部を設けた第二選択空間部として前記ダーティーゾーンx1及び前記ダーティーゾーンx2のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第二選択空間部とは換気扇を設けておらず、
    下記の条件α 20 ,α 30 を満たすことを特徴とする、請求項1~8の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
    条件α 20 :前記第一選択空間部が前記第一居住部に設けられている場合、前記第一選択空間部は前記第一吹出口部を設けておらず、又は前記第一選択空間部が前記第二居住部に設けられている場合、前記第一選択空間部は前記第二吹出口部を設けていないこと。
    条件α 30 :前記第二選択空間部が前記第一居住部に設けられている場合、前記第二選択空間部は前記第一吹出口部を設けておらず、又は前記第二選択空間部が前記第二居住部に設けられている場合、前記第二選択空間部は前記第二吹出口部を設けていないこと。
  15. 前記第一排気口部と前記第二排気口部とが前記第二居住部の前記床板に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の換気システム。
  16. 前記家屋が、複数の前記床排気口部の何れかを設けた第三選択空間部として下記のダーティーゾーンx1のうち何れかを備え、
    前記第三選択空間部は換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1~4,9,10,15の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
  17. 前記家屋が、複数の前記床排気口部の何れかを設けた第三選択空間部として下記のダーティーゾーンx1のうち何れかを備え、
    前記第三選択空間部は換気扇と前記第一吹出口部とを設けていないことを特徴とする、請求項1~4,9,10,15の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
  18. 前記家屋が前記天井排気口部を複数設けており、
    さらに前記家屋は、複数の前記天井排気口部の何れかを設けた第四選択空間部として下記のダーティーゾーンx2のうち何れかを備え、
    前記第四選択空間部は換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1,2,5,6,9,10,15の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  19. 前記家屋が前記天井排気口部を複数設けており、
    さらに前記家屋は、複数の前記天井排気口部の何れかを設けた第四選択空間部として下記のダーティーゾーンx2のうち何れかを備え、
    前記第四選択空間部は換気扇と前記第二吹出口部とを設けていないことを特徴とする、請求項1,2,5,6,9,10,15の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  20. 前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1のうち何れかと、
    複数の前記床排気口部の何れかを設けた第三選択空間部として前記ダーティーゾーンx1のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第三選択空間部とは換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1~4,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
  21. 前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx1のうち何れかと、
    複数の前記床排気口部の何れかを設けた第三選択空間部として前記ダーティーゾーンx1のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第三選択空間部とは換気扇と前記第一吹出口部を設けていないことを特徴とする、請求項1~4,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx1:前記第一居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関
  22. 前記家屋が前記天井排気口部を複数設けており、
    さらに前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx2のうち何れかと、
    複数の前記天井排気口部の何れかを設けた第四選択空間部として前記ダーティーゾーンx2のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第四選択空間部とは換気扇を設けていないことを特徴とする、請求項1,2,5,6,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  23. 前記家屋が前記天井排気口部を複数設けており、
    さらに前記家屋が、
    前記第一排気口部を設けた第一選択空間部として下記のダーティーゾーンx2のうち何れかと、
    複数の前記天井排気口部の何れかを設けた第四選択空間部として前記ダーティーゾーンx2のうち何れか(前記第一選択空間部であるものを除く。)と、を備え、
    前記第一選択空間部と前記第四選択空間部とは換気扇と前記第二吹出口部とを設けていないことを特徴とする、請求項1,2,5,6,10の何れかに記載の換気システム。
    ダーティーゾーンx2:前記第二居住部に設けられる、トイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)
  24. 前記天井排気口部が複数設けられていることを特徴とする、請求項1,2,5,6,9,10,15の何れかに記載の換気システム。
  25. 前記第一排気口部と前記第二排気口部とが前記第一居住部の前記天井板に設けられ、前記第三排気口部と前記第四排気口部とが前記第二居住部の前記床板に設けられていることを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載の換気システム。
  26. 前記家屋は、JISA2201:2017(送風機による住宅等の気密性能試験方法)の相当隙間面積が1.0[cm/m]以下に構成されていることを特徴とする、請求項1~10,15の何れかに記載の換気システム。
  27. 前記家屋は前記第二居住部の前記床板に点検口を備え、
    前記本体部は前記点検口の下方に設けられていることを特徴とする、請求項1~10,15の何れかに記載の換気システム。
  28. 請求項1~10,15の何れかに記載の換気システムと、
    前記第一居住部に設けられた前記ルームエアコンディショナの前記室内機と、を備え、
    前記室内機は空調空気を送風する空調用送風機を備え、さらに前記室内機は前記第一吹出口部の下方に配置されていて、
    前記室内機が、該室内機の上方の前記第一吹出口部から前記第一居住部に流入した前記外気を空調して、前記空調空気を前記第一居住部に送風することを特徴とする、換気空調システム。
  29. 請求項1~10,15の何れかに記載の換気システムと、
    前記第二居住部に設けられた前記ルームエアコンディショナの前記室内機と、を備え、
    前記室内機は空調空気を送風する空調用送風機を備え、さらに前記室内機は前記第二吹出口部の上方に配置されていて、
    前記室内機が、該室内機の下方の前記第二吹出口部から前記第二居住部に流入した前記外気を空調して、前記空調空気を前記第二居住部に送風することを特徴とする、換気空調システム。
  30. 請求項1に記載の換気システムの前記第一排気口部と前記第二排気口部とを、前記第三チャンバを構成する前記第一居住部の前記天井板或いは前記第二居住部の前記床板に、取り付ける方法であって、
    前記家屋の間取りに基づいて第一選択空間部に前記第一排気口部を取り付ける第一取付工程と、
    前記家屋の間取りに基づいて第二選択空間部に前記第二排気口部を取り付ける第二取付工程と、を備え、
    前記第一取付工程は、前記第一選択空間部が前記第一居住部のトイレ、洗面所、脱衣所(洗面所と兼用のものを除く。)、シューズクローク、玄関のうち、何れかであれば前記第一排気口部を前記第一選択空間部の前記天井板に取り付け、前記第一選択空間部が前記第二居住部のトイレ、洗面所、脱衣所(前記第二居住部の前記洗面所と兼用のものを除く。)のうち、何れかであれば前記第一排気口部を前記第一選択空間部の前記床板に取り付け、
    前記第二取付工程は、前記第二選択空間部が前記第一居住部の前記トイレ、前記洗面所、前記脱衣所、前記シューズクローク、前記玄関のうち(前記第一選択空間部であるものを除く。)、何れかであれば前記第二排気口部を前記第二選択空間部の前記天井板に取り付け、前記第二選択空間部が前記第二居住部の前記トイレ、前記洗面所、前記脱衣所のうち(前記第一選択空間部であるものを除く。)、何れかであれば前記第二排気口部を前記第二選択空間部の前記床板に取り付けることを特徴とする、排気口部の取付方法。
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