JP7683161B2 - 肌の色ムラ表示方法、肌の色ムラ評価方法、肌の色ムラ表示装置、及び肌の色ムラ表示プログラム - Google Patents
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被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出工程と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示工程を備える、肌の色ムラ表示方法である。
前記表示工程は、前記色差の算出値の出現頻度として、前記分類工程で分類された前記グループの構成比を表示する。
色差の算出値の出現頻度を各グループの構成比で表現することで、肌全体の色ムラの傾向を明確に認識することができる。
前記表示工程は、前記第1の色差の算出値から得られる第1のグラフ又はチャートと、前記第2の色差の算出値から得られる第2のグラフ又はチャートを一図で表示する。
このように複数の時点に係るグラフ等を並べて表示することで、経時の肌の色ムラの変化を容易に表現することができる。
積み立て棒グラフを用いることで、前記グループの構成比を容易に表現することができる。
肌画像を並べて表示することで、肌画像から感覚的に認識される肌の色ムラと、色差に基づく客観的な肌の色ムラを比較することができる。
被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出工程と、
前記色差の算出値の出現頻度に基づいて、肌の色ムラを評価する評価工程を備える、肌の色ムラ評価方法にも関する。
本発明の肌の色ムラ評価方法を用いることで、画素単位の色差で表されるミクロな色ムラに基づいて、肌全体のマクロな色ムラの傾向を客観的に評価することができる。
前記評価工程は、前記第1の色差の算出値と前記第2の色差の算出値の出現頻度を比較することにより、肌の色ムラの変化を評価する。
異なる時点の色差を比較することで、肌の色ムラの変化を適切に評価することができる。
被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出手段と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示手段と、
を備える、肌の色ムラ表示装置である。
被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出手段と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示手段と、
として機能させるための、肌の色ムラ表示プログラムである。
以下、本発明の肌の色ムラ表示方法(以下、「色ムラ表示方法」ともいう)の実施形態について詳述する。
本実施形態の色ムラ表示方法は、被験者の肌画像を取得する画像取得工程、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出工程、当該色差の算出値を2以上のグループに分類する分類工程、及び、色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示工程を含む。
画像取得工程では、被験者の肌画像を取得する。肌画像としては、好ましくは頬領域の肌画像を用いる。ここで、肌画像は、一般的なビデオカメラ又はデジタルカメラで撮像した画像を用いてよく、本発明においては、カラー画像を取得することが好ましい。
また、画像取得後に画像の解像度を任意の値に変更することで、適切な画素の肌画像を得てもよい。
続いて、肌画像から画素ごとの色差を算出する方法について詳述する。
画素ごとの色差は、取得した肌画像に任意の領域を定めて算出することが好ましい。評価領域は、被験者の実際の肌の領域のサイズとして好ましくは、1×1cm以上、より好ましくは3×3cm以上、さらに好ましくは5×5cm以上の範囲とすることができ、その形状は、矩形又は正方形であることが好ましい。
色差の算出値の代表値は、算出した複数の色差の算出値から、平均値、中央値、最頻出値等を算出することで求めることができる。
続いて、色差の算出値を、その値に基づいて2以上のグループに分類する。ここで、色差を分類するグループ数は特に限定されるものではないが、好ましくは2~8、より好ましくは2~5、さらに好ましくは2~3のグループに分類することが好ましい。
例えば、色差の算出値に基づき2つのグループに分類する場合、色差ΔE* abの境界は、好ましくは0.3~5.0、より好ましくは0.6~2.5、より好ましくは0.6~1.2の範囲内に設定することができる。
上記範囲に境界線を設けグループ分けを行うことで、肌の色ムラの評価をより正確に行うことができる。
例えば、2つのグループに分類する場合、色差の算出値を所定の値で等間隔に分割することにより、複数のグループに分割する形態であってもよいし、グループの境界線を色差の算出値の中央値に設定する形態、色差の算出値の最小値から1/3の値に設定する形態、色差の算出値の最大値から1/3の値に設定する形態等も好ましく例示できる。
3つのグループに分類する場合、色差の算出値を所定の値で等間隔に分割することにより、複数のグループに分割する形態であってもよいし、色差の算出値の中央値、色差の算出値の最小値から1/3の値、色差の算出値の最大値から1/3の値から選ばれる2か所にグループの境界線を設定する形態も好ましく例示できる。
表示工程では、色差の算出値の出現頻度を、グラフ、チャート等(以下、単にグラフ等ともいう)で図式化する。色差の算出値の出現頻度は、分類工程で得られたグループの構成比を用いて図式化する態様でもよいし、算出工程で得られた色差の算出値をそのままグラフ化する態様であってもよい。
また、注目すべきグループが際立つように着色する形態であってもよく、例えば、注目グループのみ他のグループと色相の異なる色で着色する形態や、注目グループのみ斜線等のパターンで塗りつぶす形態とすることができる。
色差の算出領域と同一領域の肌画像をグラフ等と並べて表示することで、肌画像から感覚的に認識される肌の色ムラと、色差に基づく客観的な肌の色ムラを比較することができる。
このようにして色差の算出値の解析範囲を設定した場合、上記(3)分類工程で用いる色差の算出値は、解析範囲に含まれる値のみを用いて行うことができる。
本発明の肌の色ムラ評価方法(以下、「色ムラ評価方法」ともいう)は、前述した色ムラ表示方法における算出工程において算出された色差の算出値に基づいて、肌の色ムラを評価する評価工程を備える。なお、画像取得工程、算出工程、及び分類工程は、上記<1>に記載の説明を援用する。
以下、本発明の色ムラの評価方法における評価工程について詳述する。
具体的には、予め設定した2以上のグループに色差の算出値を分類し、色差の算出値の総数を基準(100%)とした各グループの構成比により、評価領域内の肌の色ムラを評価する。
例えば、2つのグループに色差の算出値を分類する場合、色差の算出値の小さいグループの構成比が、色差の算出値の大きいグループの構成比よりも大きい場合に、評価領域内の色ムラは小さいと評価する態様が挙げられる。
3つ以上のグループに色差の算出値を分類する場合、色差の算出値が最も大きいグループの構成比が所定の比率よりも小さく、かつ、色差の算出値の値が最も小さいグループの構成比が所定の比率よりも大きい場合に、評価領域内の色ムラは小さいと評価する態様や、予め評価対象と定めたグループの構成比率に基づいて、評価領域の色ムラを評価する態様が挙げられる。
以下、色ムラ表示装置について、図4を参照しながら説明を加える。なお、本発明の色ムラの表示装置は、上記<1>の項目で説明した色ムラの表示方法を実施するための装置である。したがって、上記<1>に係る説明は、以下の装置に関しても妥当する。
本発明の色ムラ表示プログラムは、コンピュータ、その他の装置、機械等を、被験者の肌画像を取得する画像取得手段11と、肌画像から画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出手段12と、色差の算出に必要な各種の式等を記憶する記憶部13と、色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示手段14と、として機能させる(図4参照)。
11 画像取得手段
12 算出手段
13 記憶部
14 表示手段
Claims (7)
- コンピュータが、
被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出工程と、
前記算出工程で算出された前記色差を、その算出値に基づいて2以上のグループに分類する分類工程と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示工程を実行することを含み、
前記色差は、下記に示すΔE * ab の値であり、
前記算出工程は、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用前である第1の時点における肌画像から第1の色差を算出する工程と、前記第1の色差の算出を行った肌領域と同一の肌領域について、前記第1の時点より後の、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用後である第2の時点における肌画像から第2の色差を算出する工程を含み、
前記分類工程では、前記色差が0.3~5.0の範囲内にグループの境界線を設け、前記色差の算出値を2以上のグループに分類し、
前記表示工程では、
前記色差の算出値の出現頻度として、前記分類工程で分類された前記グループの構成比を表示し、
前記第1の色差の算出値から得られる第1のグラフ又はチャート及び前記第2の色差の算出値から得られる第2のグラフ又はチャートと並べて、前記第1の時点における肌画像及び前記第2の時点における肌画像を表示し、かつ
前記第1のグラフ又はチャートと、前記第2のグラフ又はチャートを一図で表示し、
前記分類工程において、前記算出工程で算出した前記色差の算出値の解析範囲を設定する工程を含み、
前記の解析範囲を設定する工程は、
前記第1の色差の算出値と前記第2の色差の算出値について、所定の階級ごとに前記色差の算出値の度数を算出することと、
前記第1の色差の算出値の度数と、前記第2の色差の算出値の度数について、算出した度数を用いて前記階級ごとの累積度数を算出することと、
前記階級ごとに、前記第1の色差の算出値に基づく累積度数と、前記第2の色差の算出値に基づく累積度数の差分の絶対値を算出することと、
各階級の前記の累積度数の差分の絶対値を、全階級の累積度数の差分の合計値で割ることにより、前記階級ごとの累積度数差分占有比を算出することと、
前記累積度数差分占有比を用いて、前記階級ごとの累積度数差分占有比の累積値を算出し、当該累積度数差分占有比の累積値が0.1~0.99となる階級の範囲を、前記色差の算出値の解析範囲とすることと、
を含み、
前記分類工程では、前記解析範囲に含まれる前記色差の算出値を用いて分類を行う、肌の色ムラ表示方法。
- 前記グラフ又はチャートが積み立て棒グラフであり、
前記表示工程において、各グループをそれぞれ異なる色で着色し、
前記色差の算出値が小さいグループほど、明度が高く白に近い色で着色し、
前記色差の算出値が大きいグループほど、前記明度が低く黒に近い色で着色する、請求項1に記載の肌の色ムラ表示方法。 - 前記分類工程において、前記色差の算出値を3つのグループに分類し、
前記グループの色差の境界を、0.3~0.9及び1.0~2.5の範囲の計2か所に設定する、請求項1又は2に記載の肌の色ムラ表示方法。 - 前記色差を算出する前記肌画像の評価領域は、正方形かつ1×1cm以上であり、
前記肌画像の解像度は、500万画素以上である、請求項1~3の何れか一項に記載の肌の色ムラ表示方法。 - 前記算出工程において、前記肌画像の画素のうち前記色差を算出する画素を注目画素、前記注目画素を囲む画素を前記隣接画素とし、前記注目画素につき、4つの前記隣接画素を用いて前記色差を算出し、得られた複数の前記色差の算出値の平均値、中央値及び最頻出値のうちの少なくとも1つを算出することにより、前記注目画素の色差を算出し、
前記色差の算出は、前記評価領域内の画素すべてを前記注目画素として行う、請求項4に記載の肌の色ムラ表示方法。 - 被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記色差を、その算出値に基づいて2以上のグループに分類する分類手段と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示手段と、
を備え、
前記色差は、下記に示すΔE * ab の値であり、
前記算出手段は、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用前である第1の時点における肌画像から第1の色差を算出する手段と、前記第1の色差の算出を行った肌領域と同一の肌領域について、前記第1の時点より後の、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用後である第2の時点における肌画像から第2の色差を算出する手段を含み、
前記分類手段は、前記色差が0.3~5.0の範囲内にグループの境界線を設け、前記色差の算出値を2以上のグループに分類し、
前記表示手段は、
前記色差の算出値の出現頻度として、前記分類手段で分類された前記グループの構成比を表示し、
前記第1の色差の算出値から得られる第1のグラフ又はチャート及び前記第2の色差の算出値から得られる第2のグラフ又はチャートと並べて、前記第1の時点における肌画像及び前記第2の時点における肌画像を表示し、かつ
前記第1のグラフ又はチャートと、前記第2のグラフ又はチャートを一図で表示し、
前記分類手段は、前記算出手段で算出した前記色差の算出値の解析範囲を設定する手段を含み、
前記の解析範囲を設定する手段は、
前記第1の色差の算出値と前記第2の色差の算出値について、所定の階級ごとに前記色差の算出値の度数を算出する手段と、
前記第1の色差の算出値の度数と、前記第2の色差の算出値の度数について、算出した度数を用いて前記階級ごとの累積度数を算出する手段と、
前記階級ごとに、前記第1の色差の算出値に基づく累積度数と、前記第2の色差の算出値に基づく累積度数の差分の絶対値を算出する手段と、
各階級の前記の累積度数の差分の絶対値を、全階級の累積度数の差分の合計値で割ることにより、前記階級ごとの累積度数差分占有比を算出する手段と、
前記累積度数差分占有比を用いて、前記階級ごとの累積度数差分占有比の累積値を算出し、当該累積度数差分占有比の累積値が0.1~0.99となる階級の範囲を、前記色差の算出値の解析範囲とする手段と、
を含み、
前記分類手段は、前記解析範囲に含まれる前記色差の算出値を用いて分類を行う、肌の色ムラ表示装置。
- コンピュータを、
被験者の肌画像について、画素ごとに隣接画素との色差を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記色差を、その算出値に基づいて2以上のグループに分類する分類手段と、
前記色差の算出値の出現頻度をグラフ又はチャートで表示する表示手段と、
として機能させるための、肌の色ムラ表示プログラムであって、
前記算出手段は、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用前である第1の時点における肌画像から第1の色差を算出する手段と、前記第1の色差の算出を行った肌領域と同一の肌領域について、前記第1の時点より後の、基礎化粧料、スキンケア製品及び/又は医薬品の使用後である第2の時点における肌画像から第2の色差を算出する手段を含み、
前記色差は、下記に示すΔE * ab の値であり、
前記分類手段は、前記色差が0.3~5.0の範囲内にグループの境界線を設け、前記色差の算出値を2以上のグループに分類し、
前記表示手段は、
前記色差の算出値の出現頻度として、前記分類手段で分類された前記グループの構成比を表示し、
前記第1の色差の算出値から得られる第1のグラフ又はチャート及び前記第2の色差の算出値から得られる第2のグラフ又はチャートと並べて、前記第1の時点における肌画像及び前記第2の時点における肌画像を表示し、かつ
前記第1のグラフ又はチャートと、前記第2のグラフ又はチャートを一図で表示し、
前記分類手段は、前記算出手段で算出した前記色差の算出値の解析範囲を設定する手段を含み、
前記の解析範囲を設定する手段は、
前記第1の色差の算出値と前記第2の色差の算出値について、所定の階級ごとに前記色差の算出値の度数を算出する手段と、
前記第1の色差の算出値の度数と、前記第2の色差の算出値の度数について、算出した度数を用いて前記階級ごとの累積度数を算出する手段と、
前記階級ごとに、前記第1の色差の算出値に基づく累積度数と、前記第2の色差の算出値に基づく累積度数の差分の絶対値を算出する手段と、
各階級の前記の累積度数の差分の絶対値を、全階級の累積度数の差分の合計値で割ることにより、前記階級ごとの累積度数差分占有比を算出する手段と、
前記累積度数差分占有比を用いて、前記階級ごとの累積度数差分占有比の累積値を算出し、当該累積度数差分占有比の累積値が0.1~0.99となる階級の範囲を、前記色差の算出値の解析範囲とする手段と、
を含み、
前記分類手段は、前記解析範囲に含まれる前記色差の算出値を用いて分類を行う、肌の色ムラ表示プログラム。
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