JP7684841B2 - エレベーターのかご位置監視システム、及びかご位置監視方法 - Google Patents
エレベーターのかご位置監視システム、及びかご位置監視方法 Download PDFInfo
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Description
エレベーターの乗りかごに設置された磁気センサと、建築物側に設置された磁気マーカーと、かご枠と乗りかごの鉛直方向の距離を測定する距離センサと、磁気センサと距離センサから得られた磁束密度情報と距離情報を各々保存するデータ収集部と、乗りかごと建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する信号処理部を備え、
データ収集部は、通常の運行状態における所定期間の間の任意の時刻に計測した磁束密度情報と距離情報を保存し、
信号処理部は、所定期間が終了された状態において、データ収集部に保存された磁束密度情報と距離情報の関係を表す所定の関数を算出し、磁気センサから得られた新たな磁束密度情報と所定の関数に基づいて、乗りかごと建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とするものである。
ステップS10においては、乗りかご本体21の床面21Fと乗り場27の床面27Fとの高さ(段差)が、許容できる高さ(段差がない状態が望ましい)になるよう設定する(図2Aの状態)。この高さは上述した位置ずれ、或いは段差を意味する。これによって初期状態が設定される。この初期状態が設定されると、ステップS11の処理に移行する。
ステップS11においては、かご枠20の底面20Fと乗りかご本体21の底面21Fの鉛直方向の距離を測定する距離センサ26を設置する(図2Aの状態)。この距離センサ26は、かご枠20の底面20F、或いは乗りかご本体21の底面21Fの何れか一方に取り付けられる。距離センサ26の設置が完了すると、ステップS12の処理に移行する。
ステップS12においては、磁気センサ23を乗りかご本体21の上面に設置し、更に磁気マーカー25を建築物側の所定の位置に各々設置する(図2Aの状態)。本実施形態では、磁気マーカー25は、ホールドア28の上部のドア枠29の部分に設置される。この磁気センサ23と磁気マーカー25の設置位置は、磁気センサ23で検出される磁束密度が最大となる状態が得られる位置とされている。
ステップS13においては、所定期間(イニシャライズ期間)の間において、エレベーターを通常運行しながら、任意の時刻(T)における磁気センサ23の磁束密度情報、及び距離センサ26の距離情報を取り込み、データ記憶部(DB)37に保存する(図2Bの状態)。通常運行されている状態では乗客が搭乗するので、乗りかご本体21は沈み込み、この時の磁束密度情報、及び距離情報は、位置ずれが生じた時の関係を模擬できる。
ステップS14においては、予め定めた「所定の期間」が終了したかどうかの判断が行われる。所定の期間を終了していないと判断されると、再びステップS13に戻って同じ処理を繰り返し、所定の期間を終了していると判断されると、ステップS15の処理に移行する。
ステップS15においては、実際の位置ずれの監視を実行するため、図2Aに示した状態にして、乗りかごと乗り場の位置ずれの有無の確認を行い、位置ずれがないと、これ以降は距離センサ26の距離情報は不要であるので、取り外して他のエレベーターのかご位置監視システムで再利用することができる。
ステップS16においては、ステップS14以降の新たに検出された磁気センサ23の磁束密度情報とステップS15で算出された相関関数から、乗りかご本体21の床面21Fと乗り場27の床面27Fとの間の高さ(段差)を推定する。この高さの推定が完了すると、ステップS17の処理に移行する。
ステップS17においては、ステップS16で推定された高さが、所定の閾値(高さ)以上かどうかの判断が行われる。所定の閾値以上ではないと判断されると、再びステップS16に戻って同じ処理を繰り返し、所定の閾値以上と判断されると、ステップS18の処理に移行する。尚、実際ではほとんど位置ずれが発生しない構成とされているので、ステップS16とステップS17を繰り返し実行することになる。
ステップS18においては、ステップS17で推定された高さが、所定の閾値(高さ)以上と判断されているので、警報を発報して注意を喚起する。管理センタの管理員は、この発報を認識するとエレベーターの管理会社等に連絡を行い、エレベーターの管理会社は、この位置ずれに対する処置を行うことになる。
Claims (14)
- エレベーターの乗りかごに設置された磁気センサと、建築物の側に設置された磁気マーカーと、前記乗りかごのかご枠と乗りかご本体の鉛直方向の距離を測定する距離センサと、前記磁気センサと前記距離センサから得られた磁束密度情報と距離情報を各々保存するデータ収集部と、前記乗りかごと前記建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する信号処理部を備え、
前記データ収集部は、通常の運行状態における所定期間の間の任意の時刻に計測した前記磁束密度情報と前記距離情報を保存し、
前記信号処理部は、前記所定期間が終了した状態において、前記データ収集部に保存された前記磁束密度情報と前記距離情報の関係を表す所定の関数を算出し、前記磁気センサから得られた新たな前記磁束密度情報と前記所定の関数に基づいて、前記乗りかごと前記建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項1に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記所定期間は、前記乗りかごと前記建築物の鉛直方向の位置ずれを許容できる状態にされた後に設定される期間である
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項2に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記所定の関数は、前記磁束密度情報と前記距離情報の相関を表す相関関数である
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項2に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記信号処理部は、推定された前記位置ずれ量が所定の閾値を超えた場合は、警報を発報する
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項2に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記データ収集部と前記信号処理部は管理サーバに設けられており、前記磁気センサと前記距離センサからの前記磁束密度情報と前記距離情報は、無線、或いは有線で前記管理サーバに送られる
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項2に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記乗りかご本体の底面と前記かご枠の底面の間には、荷重によって伸縮する緩衝部が配置され、前記距離センサは、前記乗りかご本体の底面、或いは前記かご枠の底面に取り付けられている
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項6に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記距離センサの代わりに、前記乗りかご本体の重量を測定する重量センサを用いる
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項1に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記磁気マーカーは、前記建築物の階床毎に設けられており、前記磁束密度情報と前記距離情報は、各階床毎に計測されて前記データ収集部に保存されている
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項8に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記磁束密度情報と前記距離情報は、各階床に対応して紐付けられて前記データ収集部に保存されている
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項9に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記乗りかごは気圧センサを備えており、前記気圧センサによって前記乗りかごの到着階を検出し、前記到着階と前記磁束密度情報と前記距離情報とが紐付けられて前記データ収集部に保存されている
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。 - 請求項6に記載のエレベーターのかご位置監視システムにおいて、
前記建築物の乗り場のホールドアには、ドア用磁気センサが設けられており、前記ドア用磁気センサによって、前記任意の時刻である前記ホールドアが開かれる時期、或いは閉じられる時期に、前記磁束密度情報と前記距離情報が計測される
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視システム。
- エレベーターの乗りかごに設置された磁気センサと、建築物の側に設置された磁気マーカーと、かご枠と乗りかご本体の鉛直方向の距離を測定する距離センサと、前記磁気センサと前記距離センサから得られた磁束密度情報と距離情報を各々保存するデータ収集部と、前記乗りかごと前記建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する信号処理部を備えたエレベーターのかご位置監視方法であって、
前記乗りかごと前記建築物の鉛直方向の位置ずれを許容できる状態に設定した後の所定期間の間の任意の時刻に計測した前記磁束密度情報と前記距離情報を前記データ収集部に保存し、
所定期間の終了後において、前記データ収集部に保存された前記磁束密度情報と前記距離情報の関係を表す所定の関数を前記信号処理部で算出し、
所定期間の終了後において、前記磁気センサから得られた新たな磁束密度情報と前記所定の関数に基づいて、前記乗りかごと前記建築物との鉛直方向の位置ずれ量を推定する
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視方法。 - 請求項12に記載のエレベーターのかご位置監視方法において、
前記距離センサは、前記所定期間が終了されると前記乗りかごから撤去される
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視方法。 - 請求項12に記載のエレベーターのかご位置監視方法において、
前記所定の期間が終了した後で、しかも前記乗りかごと前記建築物の鉛直方向の位置ずれが許容できる状態にあることを条件に、前記所定の関数が前記信号処理部で算出される
ことを特徴とするエレベーターのかご位置監視方法。
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| JP2021095830A JP7684841B2 (ja) | 2021-06-08 | 2021-06-08 | エレベーターのかご位置監視システム、及びかご位置監視方法 |
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