JP7688610B2 - 評価用データ出力装置、評価用データ出力方法及び評価用データ出力プログラム - Google Patents
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Description
例えば、強化学習を用いた推薦システムにおいては、状態としてユーザの属性と過去の一定期間にわたって選択した項目とを含む情報を、行動として推薦する項目の情報を、報酬として推薦した項目が実際に利用者に適合していたことを示す閲覧数等の情報が割り当てられる。
本実施形態では、強化学習を用いた推薦システムに対するポイズニング攻撃を想定した安全性評価のために、この推薦システムの性能を低下させるようなユーザの行動とみなせる評価用データの出力を、勾配計算と、クラスタリングアルゴリズムを用いたアイテムの選択により実現する。
これにより、攻撃を想定した評価用データである選択アイテムに対して、推薦システムの耐性を検証、評価することを可能とする。
本実施形態では、次のような推薦システムを想定する。
強化学習は、ある環境におかれたエージェントが環境の状態を観測し、得られる報酬の合計を最大化するような方策を求めるアルゴリズムである。
マルコフ決定過程(S,A,T,r)でモデル化すると、Sは状態空間、Aは行動空間、Tは状態遷移確率関数(T:S×A×S→[0,1]、rは報酬(r:S×A→R(実数))である。
また、ある状態s∈Sにおいて、エージェントが出力する行動の確率分布π(・|s)を方策と呼ぶ。方策は、例えば多層のニューラルネットワーク等を用いて実装される。ニューラルネットワークのパラメータをθとすると、パラメータθが設定された方策はπθと表される。
強化学習を用いた推薦システムは、i番目のユーザの特徴ベクトルui、j番目の推薦対象のアイテムの特徴ベクトルxjを用いてモデル化できる。本実施形態では、強化学習アルゴリズムにおける状態、行動、報酬を、次のように設定する。
・行動:次に推薦するアイテムaである。
・報酬:状態s及び行動aを引数にとる報酬関数r(s,a)により定められる値である。例えば、状態sのとき行動aとして推薦されたアイテムをユーザが選択した場合に1、選択しなかった場合に0を返す関数であってよい。
具体的には、本実施形態で想定するポイズニング攻撃は、推薦システムの性能を低下させるために、累積報酬の期待値Eを最小化する。
評価用データ出力装置1は、制御部10及び記憶部20の他、各種の入出力デバイス及び通信デバイス等を備えた情報処理装置(コンピュータ)である。
ここで、同一ドメインのアイテムとは、対象の推薦システムが扱っているアイテムと同種のアイテム、例えば動画の推薦システムなら動画データである。
なお、対象の推薦システムにおける学習モデルのパラメータ及びアイテムデータを取得できる場合、代理モデル構成部11は、これらをコピーして代理モデルを構成してもよい。
代表ベクトルは、例えば、特徴ベクトルの重心であってもよい。
ベクトル間の距離は、Lpノルムが用いられてよく、ノルムの次元pは、例えば2であってよいが、これには限られず適宜選択されてよい。
ベクトル間の距離は、クラスタ選択時と同様に、Lpノルムが用いられてよく、ノルムの次元pは、例えば2であってよいが、これには限られず適宜選択されてよい。
ここでは、まず、評価対象の推薦システムの代理となる同等の代理モデル及び代理データ(アイテム)が準備され、この代理モデルを用いて、攻撃を想定した評価用データ(アイテム)が選択される。
具体的には、特徴ベクトル算出部14は、例えば、状態sのうち、直前に選択したアイテムの特徴ベクトルに対応する要素だけが1、他が0であるマスクベクトルmを用いて、s’とmとの要素積をとり、mの要素のうち値が1である要素に対応するs’の値だけを取り出し、x’とする。
代理システムへの入力となる状態ベクトルsは、ユーザの特徴ベクトルuと、ユーザがi(1≦i≦τ)個前に選択した複数のアイテムの特徴ベクトルxaとを連結したものとする。
この状態ベクトルsに対して、累積報酬の期待値を低下させるための状態ベクトルs’=s-ε∇Eが勾配計算により算出される。
評価用データ出力装置1は、この特徴ベクトルx’に相当するアイテムを選択するが、データセット内には、同一の特徴ベクトルが存在するとは限らず、最も近い実際に存在するアイテムを選択する。
これにより、評価用データとしてのアイテムa~が選択される。
したがって、評価用データ出力装置1により効率的な攻撃を想定した評価用データを出力することで、強化学習を用いた推薦システムの安全性を適切に評価できる。
10 制御部
11 代理モデル構成部
12 クラスタリング部
13 勾配算出部
14 特徴ベクトル算出部
15 クラスタ選択部
16 アイテム選択部
17 出力部
20 記憶部
Claims (5)
- 強化学習を用いた推薦システムの学習モデルに対応した代理モデルを、同一ドメインのアイテムからなるデータセットを用いて構成する代理モデル構成部と、
前記データセットに含まれる全てのアイテムの特徴ベクトルを、所定のクラスタリングアルゴリズムを用いて複数のクラスタに分類し、各クラスタに対して、要素の特徴ベクトルを代表する代表ベクトルを算出するクラスタリング部と、
前記代理モデルにおいて、少なくとも直近の所定数の選択アイテムの特徴ベクトルを含んだ現在の状態ベクトルを入力したときの、当該状態ベクトルに対する累積報酬の期待値の勾配を算出する勾配算出部と、
前記勾配を用いて、前記累積報酬の期待値を低下させるような状態ベクトルを求め、当該状態ベクトルから、直近の選択アイテムに相当する評価用ベクトルを抽出する特徴ベクトル算出部と、
前記複数のクラスタのうち、前記評価用ベクトルと前記代表ベクトルとの距離が最小となるクラスタを選択するクラスタ選択部と、
前記クラスタ選択部により選択されたクラスタに含まれる要素のうち、前記評価用ベクトルとの距離が最小となる特徴ベクトルに対応したアイテムを選択するアイテム選択部と、
前記アイテム選択部により選択されたアイテムに相当する前記推薦システムにおけるアイテムを提示する出力部と、を備える評価用データ出力装置。 - 前記代表ベクトルは、前記要素の特徴ベクトルの重心である請求項1に記載の評価用データ出力装置。
- 前記クラスタ選択部及び前記アイテム選択部は、ベクトル間の距離としてL2ノルムを用いる請求項1に記載の評価用データ出力装置。
- 強化学習を用いた推薦システムの学習モデルに対応した代理モデルを、同一ドメインのアイテムからなるデータセットを用いて構成する代理モデル構成ステップと、
前記データセットに含まれる全てのアイテムの特徴ベクトルを、所定のクラスタリングアルゴリズムを用いて複数のクラスタに分類し、各クラスタに対して、要素の特徴ベクトルを代表する代表ベクトルを算出するクラスタリングステップと、
前記代理モデルにおいて、少なくとも直近の所定数の選択アイテムの特徴ベクトルを含んだ現在の状態ベクトルを入力したときの、当該状態ベクトルに対する累積報酬の期待値の勾配を算出する勾配算出ステップと、
前記勾配を用いて、前記累積報酬の期待値を低下させるような状態ベクトルを求め、当該状態ベクトルから、直近の選択アイテムに相当する評価用ベクトルを抽出する特徴ベクトル算出ステップと、
前記複数のクラスタのうち、前記評価用ベクトルと前記代表ベクトルとの距離が最小となるクラスタを選択するクラスタ選択ステップと、
前記クラスタ選択ステップにおいて選択されたクラスタに含まれる要素のうち、前記評価用ベクトルとの距離が最小となる特徴ベクトルに対応したアイテムを選択するアイテム選択ステップと、
前記アイテム選択ステップにおいて選択されたアイテムに相当する前記推薦システムにおけるアイテムを提示する出力ステップと、をコンピュータが実行する評価用データ出力方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の評価用データ出力装置としてコンピュータを機能させるための評価用データ出力プログラム。
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| JP2022132013A JP7688610B2 (ja) | 2022-08-22 | 2022-08-22 | 評価用データ出力装置、評価用データ出力方法及び評価用データ出力プログラム |
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Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015079308A (ja) | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 国立大学法人広島大学 | 認識システム |
| JP2018045476A (ja) | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 株式会社日立製作所 | 評価値に基づいて推奨するコンテンツを決定するシステム |
| WO2022074796A1 (ja) | 2020-10-08 | 2022-04-14 | 富士通株式会社 | 評価方法、評価装置、および評価プログラム |
| JP2022090432A (ja) | 2020-12-07 | 2022-06-17 | Kddi株式会社 | 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム |
| US20220224717A1 (en) | 2021-01-12 | 2022-07-14 | Walmart Apollo, Llc | Methods and apparatuses for defending against data poisoning attacks in recommender systems |
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- 2022-08-22 JP JP2022132013A patent/JP7688610B2/ja active Active
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Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| Y. Cao他,Adversarial Attacks and Detection on Reinforcement Learning-Based Interactive Recommender Systems,arXiv.org [online],Cornell University,2020年06月14日,https://arxiv.org/pdf/2006.07934 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2024029644A (ja) | 2024-03-06 |
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