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JP7689366B2 - 装着具 - Google Patents
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JP7689366B2 - 装着具 - Google Patents

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Description

本発明は、装着具に関する。
過去に「足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、足甲部および足裏部のそれぞれのつま先側に設けられる、平面視で第1指側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に配置される鋭角の頂点とした三角状の楔部と、少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している第1~第5指袋と、少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲しているように、隣り合う各指袋の付け根部分が連設されている付根部と、付根部と足袋部の足甲側とが連設される位置にあるリンキングラインであって、少なくとも第4指および第5指に対応する位置において、少なくとも第1指および第2指に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインと、を有する五本指付き靴下」が提案されている(例えば、特開2017-043868号公報参照)。この五本指付き靴下は、通常の五本指付き靴下に比べて薬指と小指が指袋から脱げにくい。
特開2017-043868号公報
ところで、上述の五本指付き靴下は、ゆっくりとした歩行等の比較的軽い運動時には十分な効果を発揮し得ると思われるが、速い歩行や走行、各種スポーツでの複雑な運動等の比較的激しい運動時には小指(第5趾)が趾袋から脱げるおそれがある。
本発明の課題は、上述のような比較的激しい運動時にも小指(第5趾)が趾袋から脱げにくい装着具を提供することにある。
本発明の第1局面に係る装着具は、丸編み機で編成され、少なくとも足を覆う装着具であって、内側趾袋部、外側趾袋部およびフット部を備える。なお、本明細書でいう「趾」は「足の指」と同義であることに留意されたい。また、本明細書においてフット部には趾袋部は含まれない。内側趾袋部は、少なくとも第1趾を覆う。外側趾袋部は、少なくとも第5趾を覆う。なお、ここにいう趾袋部には複数本の趾が挿入されてもよいが、その本数は4本以下である。フット部は、内側領域および外側領域を有する。内側領域には、第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれるが外側趾袋部と同一のウェール上の編目が含まれない。外側領域には、外側趾袋部と同一のウェール上の編目が含まれるが第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれない。そして、内側領域の伸張性は外側領域の伸張性よりも高い。
この装着具では、内側領域の伸張性が外側領域の伸張性よりも高い。このため、この装着具は、装着時に第5趾(小趾)を覆い得る趾袋を踵側に引き寄せることができると共に、運動時にその趾袋の変形を抑制することができる。したがって、この装着具では、比較的激しい運動時にも小指(第5趾)が趾袋から脱げにくくなる。
本発明の第2局面に係る装着具は、第1局面に係る装着具であり、内側領域には高伸張部位が含まれており、外側領域には低伸張部位が含まれている。そして、高伸張部位は、低伸張部位よりも高い伸張性を示す。
このため、この装着具は、比較的作りやすく製造コストを抑制することができる。
本発明の第3局面に係る装着具は、第2局面に係る装着具であり、高伸張部位は、内側のコース数が外側のコース数よりも多くなる扇形または楔形を呈する。
このため、この装着具では、高伸張部位の内側の伸張性を高め、外側の伸張性を低くすることができる。
本発明の第4局面に係る装着具は、第2局面または第3局面に係る装着具であり、フット部は、高伸張部位の伸張性よりも低く、低伸張部位の伸張性よりも高い部位が基本構成部位とされている。
すなわち、この装着具は、主に、基本構成部位、高伸張部位および低伸張部位から構成されている。このため、この装着具では、基本構成部位にも保温性や通気性等の他の必要特性を持たせつつ、本発明の課題を解決することができる。
本発明の第5局面に係る装着具は、第2局面から第4局面のいずれか一局面に係る装着具であり、高伸張部位は、第1趾の付け根部に対応する部位を含むように形成されている。
本発明の第6局面に係る装着具は、第2局面から第5局面のいずれか一局面に係る装着具であり、低伸張部位は、第5趾の付け根部に対応する部位を含むように形成されている。
本発明の第7局面に係る装着具は、第1局面から第6局面のいずれか一局面に係る装着具であり、フット部において、第1趾側の側面長は、第5趾側の側面長よりも長い。
このため、この装着具は、さらに小指(第5趾)が趾袋から脱げにくくなる。
本発明の第8局面に係る装着具は、第7局面に係る装着具であり、3.5kgの張力をかけた際の第5趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の第1趾側の側面長の比は1.04以上1.27以下の範囲内である。
上記比の範囲は、多数の人々の足の実測値に基づいて決定されている。このため、第5趾を趾袋から脱げにくくすることができるという効果を多くの人らに実感してもらうことができる。
本発明の第9局面に係る装着具は、第1局面から第8局面のいずれか一局面に係る装着具であり、3.5kgの張力をかけた際の第1趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の内側領域の側面長の比は0.13以上0.31以下の範囲内である。
上記数値範囲は、第1趾付け根から踵までの側面長、ならびに、基節骨および中足骨の寸法に適した比の範囲である。このため、第1趾袋部が第1母趾にフィットし、第5趾袋部がつま先側に引っ張られることによる第5趾袋部の脱げを抑制することができる。
本発明の第10局面に係る装着具は、第1局面から第9局面のいずれか一局面に係る装着具であり、3.5kgの張力をかけた際の第5趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の外側領域の側面長の比は0.02以上0.18以下の範囲内である。
上記数値範囲は、第5趾付け根から踵までの側面長、ならびに、基節骨および中足骨の寸法に適した比の範囲である。このため、第5趾袋部がつま先側に引っ張られにくくなり、第5趾の脱げを抑制することができる。
本発明の第11局面に係る装着具は、第1局面から第10局面のいずれか一局面に係る装着具であり、3.5kgの張力をかけた際の外側領域の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の内側領域の側面長の比は1.5以上10以下の範囲内である
上記数値範囲は、第1趾側および第5趾側の基節骨および中足骨の寸法に適した比の範囲である。このため、第5趾袋部がつま先側に引っ張られにくくなり、第5趾の脱げを抑制することができるだけでなく、フィット感も良好にすることができる。
本発明の第12局面に係る装着具は、丸編み機で編成され、少なくとも足を覆う装着具であって、内側趾袋部、外側趾袋部およびフット部を備える。内側趾袋部は、少なくとも第1趾を覆う。外側趾袋部は、少なくとも第5趾を覆う。なお、ここにいう趾袋部には複数本の趾が挿入されてもよいが、その本数は4本以下である。フット部は、内側領域および外側領域を有する。内側領域には、第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれるが外側趾袋部と同一のウェール上の編目が含まれない。外側領域には、外側趾袋部と同一のウェール上の編目が含まれるが第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれない。そして、外側領域の弾性は内側領域の弾性よりも高い。
この装着具では、外側領域の弾性が内側領域の弾性よりも高い。このため、この装着具は、装着時に第5趾(小趾)を覆い得る趾袋を踵側に引き寄せることができると共に、運動時にその趾袋の変形を抑制することができる。したがって、この装着具では、比較的激しい運動時にも小指(第5趾)が趾袋から脱げにくくなる。
本発明の一実施形態に係る趾袋付き装着具の底面図である。 本発明の一実施形態に係る趾袋付き装着具の趾袋部編成の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る趾袋付き装着具の高伸張部位の足骨に対する位置関係を示す図である。
<本発明の実施の形態に係る趾袋付き装着具の構成>
本発明の実施の形態に係る趾袋付き装着具は、丸編み機で編成され、少なくとも足を覆う趾袋付き装着具であって、例えば、靴下、足袋、フットカバー、ストッキング、タイツ等である。本発明の実施の形態に係る趾袋付き装着具の一例として、図1に示される五本趾袋付き足装着具100が挙げられる。以下、この五本趾袋付き足装着具100について詳述すると共に、本発明において許容され得る構成を説明する。
図1に図示される五本趾袋付き足装着具100は、主に、フット部160、第1趾袋部110、第2趾袋部120、第3趾袋部130、第4趾袋部140および第5趾袋部150から形成されている。なお、この五本趾袋付き足装着具100には、レッグ部やパンティー部等がさらに形成されてもよい。なお、レッグ部は、脚の一部あるいは全部を覆う部位である。また、パンティー部は、股から腰の領域の一部あるいは全部を覆う部位である。レッグ部およびパンティー部の両方を備えるものとしては、例えば、ストッキングやタイツが挙げられる。
フット部160は、足を覆う部位である。なお、ここで、フット部160には趾袋部110~150は含まれない。なお、五本趾袋付き足装着具100にレッグ部が形成される場合、レッグ部は、フット部160の踵側の端から上方に向かって延びている。また、図1に示されるように、フット部160の第1趾袋側の側面長L1は、第5趾袋側の側面長L5よりも僅かに長くなるように(言い換えると、フット部160の第5趾袋側の側面長L5は、第1趾袋側の側面長L1よりも僅かに短くなるように)作られている。なお、このような側面長の関係は、丸編み機で実現することができる限界まで行われることが望ましい。このような側面長の関係を実現することができる方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。目減らし編み、目増し編み、および、全周編みを順に繰り返して第5趾袋部から第1趾袋部に向かって趾袋部を順に編成していく(図2参照。なお、図2中、白い領域が針を下して編成する領域である。)。この手法によって第1趾側のフット部のコース数(=踵ゴアラインの趾側端点から趾袋部ゴアラインの踵側端点までのコース数)が、第5趾側のフット部のコース数(=踵ゴアラインの趾側端点から趾袋部ゴアラインの踵側端点までのコース数)より長くなって(すなわち、各趾袋部の位置を揃える際に、あとで編んだ趾袋部に対応するウェールのコース数は、趾袋部の間に編成する全周編み領域のコース数分、コース数が長くなる。)、上記側面長の関係を実現することができる。また、その他、ゴアラインの長さを調整してもよいし、先端Yヒールとしてもよいし、目数を調整してもよい。
ところで、側面長L1,L5を計測する方法としては、例えば、五本趾袋付き足装着具100を平らな場所に置いた平置き状態で計測する方法(置き寸法計測法)や、五本趾袋付き足装着具100に対して長さ方向に一定の負荷をかけて五本趾袋付き足装着具100を伸ばした状態で計測する方法(伸び寸法計測法)等が挙げられる。いずれの計測法も以下の(1)~(4)の手順で実施される。なお、伸び寸法計測法では、上記(2)および(4)において、フット部にかける張力を同一とする必要がある。なお、この張力は、装着具100の着用時の寸法とほぼ同じになるという点から3.5kgであることが好ましい。
(1)第1趾外側のゴアラインの趾側端点と踵ゴアラインの趾側端点との中間点を通る幅方向仮想線に沿ってフット部160を畳む。
(2)上記(1)で特定した中間点から第1趾外側のゴアラインの趾側端点までの部位の伸び寸法を計測する。この伸び寸法を側面長L1とする。
(3)第5趾外側のゴアラインの趾側端点と踵ゴアラインの趾側端点との中間点を通る幅方向仮想線に沿ってフット部160を畳む。
(4)上記(3)で特定した中間点から第5趾外側のゴアラインの趾側端点までの部位の伸び寸法を計測する。この伸び寸法を側面長L5とする。
なお、五本趾袋付き足装着具100において、踵ゴアラインが分岐する等して複数存在する場合、踵ゴアラインの趾側端点として、踵部の最も長いメインのゴアラインの趾側端点を採用するのが好ましい。
そして、このフット部160は、図1に示されるように、主に、基本構成部位MBP、高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPから構成されている。以下、これらの部位について詳述する。
基本構成部位MBPは、フット部の大部分を構成する部位であって、伸縮性以外の特性、すなわち、保温性や、通気性、クッション性等も考慮された上で形成されている。なお、この基本構成部位MBPは、編地で編成されるのが好ましい。また、五本趾袋付き足装着具100にレッグ部やパンティー部が形成される場合、レッグ部やパンティー部が基本構成部位MBPと同一の構成とされてもかまわない。
高伸張部位HEPは、基本構成部位MBPの伸張性よりも高い伸張性を有する。なお、この高伸張部位HEPは、伸縮性の高い編地(例えば、メッシュ編みやパール編み)で編成されるのが好ましい。また、この高伸張部位HEPは、内側のコース数が外側のコース数よりも多くなる扇形や楔形を呈するのが好ましい(図1参照)。これにより高伸張部位HEPの内側の伸張性を高め、外側の伸張性を低くすることができるからである。本発明の実施の形態において、この高伸張部位HEPは、第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれるが第5趾袋部150と同一のウェール上の編目が含まれない領域に形成されている。なお、この高伸張部位HEPは、コース方向において第1趾(母趾)の付け根部を含む位置であって、ウェール方向において母趾球部に対応する位置(なお、足骨との関係で言えば、図3に示されるように基節骨あるいは中足骨に対応する位置)に設けられるのが好ましい。また、この高伸張部位HEPは、裏側部位から第1趾側外側面部位を通って甲側部位まで延びていることが好ましい。また、高伸張部位HEPを形成するに際して、その伸張性のみならず、その他の特性(例えば、保温性や、通気性、クッション性等)が考慮されてもよい。
低伸張部位LEPは、基本構成部位MBPの伸張性よりも低い伸張性を有する。すなわち、低伸張部位LEPの伸張性は、高伸張部位HEPの伸張性よりも低い。なお、この低伸張部位LEPは、伸縮性の低い編地(例えば、タック編みやミス編み(浮編み))で編成されるのが好ましい。本発明の実施の形態において、この低伸張部位LEPは、第5趾袋部150と同一のウェール上の編目が含まれるが第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目が含まれない領域に形成されている。なお、この低伸張部位LEPは、コース方向において第5趾(小趾)の付け根部を含む位置であって、ウェール方向において小趾球部に対応する位置(なお、足骨との関係で言えば、図3に示されるように基節骨あるいは中足骨に対応する位置)に設けられるのが好ましい。また、この低伸張部位LEPは、裏側部位から第5趾側外側面部位を通って甲側部位まで延びていることが好ましい。また、低伸張部位LEPを形成するに際して、その伸張性のみならず、その他の特性(例えば、保温性や、通気性、クッション性等)が考慮されてもよい。
第1趾袋部110は、第1趾すなわち母趾を覆う部位であって、図1に示されるように底面視においてフット部160の幅方向の最内端部から前方に向かって延びている。なお、この第1趾袋部110は、編地で編成されるのが好ましい。
第2趾袋部120は、第2趾すなわち示趾を覆う部位であって、図1に示されるように底面視においてフット部160の第1趾袋部110の付け根部位と第3趾袋部130の付け根部位とに挟まれる部位から前方に向かって延びている。なお、この第2趾袋部120は、編地で編成されるのが好ましい。
第3趾袋部130は、第3趾すなわち中趾を覆う部位であって、図1に示されるように底面視においてフット部160の第2趾袋部120の付け根部位と第4趾袋部140の付け根部位とに挟まれる部位から前方に向かって延びている。なお、この第3趾袋部130は、編地で編成されるのが好ましい。
第4趾袋部140は、第4趾すなわち環趾を覆う部位であって、図1に示されるように底面視においてフット部160の第3趾袋部130の付け根部位と第5趾袋部150の付け根部位とに挟まれる部位から前方に向かって延びている。なお、この第4趾袋部140は、編地で編成されるのが好ましい。
第5趾袋部150は、第5趾すなわち小趾を覆う部位であって、図1に示されるように底面視においてフット部160の幅方向の最外端部から前方に向かって延びている。なお、この第5趾袋部150は、編地で編成されるのが好ましい。
<変形例>
(A)
先の実施の形態の説明では、本発明の実施の形態に係る物として五本趾袋付き足装着具100が説明されたが、本発明の実施の形態に係る物はこれに限られず、例えば、二股趾袋付き装着具や、三股趾袋付き装着具、二本趾袋付き装着具、三本趾袋付き装着具、四本趾袋付き装着具を含み得る。
二本趾袋付き装着具としては、例えば、a1)第1趾のみを覆うための趾袋、ならびに、第2趾、第3趾、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するものや、a2)第1趾および第2趾をまとめて覆うための趾袋、ならびに、第3趾、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するもの、a3)第1趾、第2趾および第3趾をまとめて覆うための趾袋、ならびに、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するもの、a4)第1趾、第2趾、第3趾および第4趾をまとめて覆うための趾袋、ならびに、第5趾のみを覆うための趾袋を有するものが挙げられる。
三本趾袋付き装着具としては、例えば、b1)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾のみを覆うための趾袋、ならびに、第3趾、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するものや、b2)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾および第3趾をまとめて覆うための趾袋、ならびに、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するもの、b3)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾、第3趾および第4趾をまとめて覆うための趾袋、ならびに、第5趾のみを覆うための趾袋を有するもの、b4)第1趾および第2趾をまとめて覆うための趾袋、第3趾のみを覆うための趾袋、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するもの、b5)第1趾および第2趾をまとめて覆うための趾袋、第3趾および第4趾をまとめて覆うための趾袋、第5趾のみを覆うための趾袋を有するもの、b6)第1趾、第2趾および第3趾をまとめて覆うための趾袋、第4趾のみを覆うための趾袋、第5趾のみを覆うための趾袋を有するものが挙げられる。
四本趾袋付き装着具としては、例えば、c1)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾のみを覆うための趾袋、第3趾のみを覆うための趾袋、第4趾および第5趾をまとめて覆うための趾袋を有するものや、c2)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾のみを覆うための趾袋、第3趾および第4趾をまとめて覆うための趾袋、第5趾のみを覆うための趾袋を有するもの、c3)第1趾のみを覆うための趾袋、第2趾および第3趾をまとめて覆うための趾袋、第4趾のみを覆うための趾袋、第5趾のみを覆うための趾袋を有するもの、c4)第1趾および第2趾をまとめて覆うための趾袋、第3趾のみを覆うための趾袋、第4趾のみを覆うための趾袋、第5趾のみを覆うための趾袋を有するものが挙げられる。
(B)
先の実施の形態に係る五本趾袋付き足装着具100のフット部160は、基本構成部位MBP、高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPから構成されていたが、フット部160は、基本構成部位MBPおよび高伸張部位HEPのみから構成されてもよいし、基本構成部位MBPおよび低伸張部位LEPのみから構成されてもよい。前者では基本構成部位MBPの伸縮性が高伸張部位HEPの伸縮性よりも低くされ、後者では基本構成部位MBPの伸縮性が低伸張部位LEPの伸縮性よりも高くされることになる。
(C)
先の実施の形態に係る五本趾袋付き足装着具100では、編成方法を変えることによって(編地の種類を変えることによって)高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成したが、その他、a)糸の素材を変える、b)糸の本数を変える、c)編地以外の素材を加える、d)加工方法を変えることによって高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成してもかまわない。
a)糸の素材を変えることによって高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成する場合、インターシャ編みが可能である丸編み編機を用いて同一コース上の糸を切り換える。すなわち、高伸張部位HEPを構成する糸として伸張性の高いフィラメント ツイスティッド ヤーン(FTY)、ポリウレタン糸、ゴム糸などを用い、低伸張部位LEPを構成する糸として通常の伸張性の低い糸を用いる。
b)糸の本数を変えることによって高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成する場合、高伸張部位HEPの糸の本数より低伸張部位LEPの糸の本数を増やして低伸張部位LEPの伸張性を高伸張部位HEPよりも低下させる。
c)編地以外の素材を加えることによって高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成する場合、低伸張部位LEPに樹脂や、硬質ゴム、硬質エラストマー等を塗布したり、フィルムやシートを貼り付けたりする。
d)加工方法を変えることによって高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPを形成する場合、低伸張部位LEPを熱可塑性樹脂製の糸や融着糸で編成した後、伸縮性につき他の部位との関係を成立させるように低伸張部位LEPを溶融固化させる方法や、低伸張部位LEPのみ、熱可塑性樹脂製の糸や融着糸を増し糸として編成した後、伸縮性につき他の部位との関係を成立させるように低伸張部位LEPを溶融固化させる方法などが挙げられる。
(D)
先の実施の形態に係る五本趾袋付き足装着具100のフット部160は、基本構成部位MBP、高伸張部位HEPおよび低伸張部位LEPから構成されていたが、高伸張部位HEPを低弾性部位に代えると共に、低伸張部位LEPを高弾性部位に代えてもよい。なお、ここで、低弾性部位は、高弾性部位よりも低い弾性を示す。すなわち、低弾性部位は、高弾性部位に比べて復元力が弱い。なお、この例は、上記変形例(B)に適用されてもよい。
<計測例>
(1)
足の裏面視において各足趾長、および、第4趾の付け根から第5趾の付け根までの長さの計測データから8割の人が満たす各長さ範囲を調査した。計測対象者として104名(男性60名,女性44名)を集めた。そして、計測対象者それぞれに対して以下の手法で各足趾長、および、第4趾の付け根から第5趾の付け根までの長さを測定した。
1.プリンターに右足を軽く載せてもらい、足裏のフットプリントをとる。
2.フットプリントから各足趾長、および、第4趾の付け根から第5趾の付け根までの長さを計測する。
その結果、8割の人が満たす各長さ範囲は以下の通りであった。
男性:第1趾長40~46mm,第2趾長28~36mm,第3趾長24~32mm、第4趾長20~26mm,第5趾長22~26mm,第4趾の付け根から第5趾の付け根までの長さ14~18mm
女性:第1趾長36~42mm,第2趾長26~34mm,第3趾長20~30mm、第4趾長18~26mm,第5趾長20~24mm,第4趾の付け根から第5趾の付け根までの長さ14~18mm
上記計測データに基づいて本発明の実施の形態に係る五本趾袋付き足装着具100の各部寸法を設定すれば、足の形状にフィットするだけでなく、履き心地と脱げにくさを両立させることができる。
(2)
足の裏面視において先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長、第1趾付け根から踵までの側面長、および、第5趾付け根から踵までの側面長を計測した。計測対象者として48名(エジプト型31名、ギリシャ型17名)を集めた。そして、計測対象者それぞれに対して以下の手法で、先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長、第1趾付け根から踵までの側面長、および、第5趾付け根から踵までの側面長を測定した。なお、エジプト型では先端位置が最前である趾が第1趾となり、ギリシャ型では先端位置が最前である趾が第2趾となる。
1.プリンターに右足を軽く載せてもらい、足裏のフットプリントをとる。
2.フットプリントから、先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長、第1趾付け根から踵までの側面長、および、第5趾付け根から踵までの側面長を計測する。
その結果、先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長、第1趾付け根から踵までの側面長、および、第5趾付け根から踵までの側面長の平均値はそれぞれ以下の通りであった。
<エジプト型>
第1趾の先端から踵までの側面長:252mm
第1趾付け根から踵までの側面長:207mm
第5趾付け根から踵までの側面長:184mm
<ギリシャ型>
第2趾の先端から踵までの側面長:251mm
第1趾付け根から踵までの側面長:206mm
第5趾付け根から踵までの側面長:182mm
(3)
上記(2)で得られた先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長、第1趾付け根から踵までの寸法、および、第5趾付け根から踵までの側面長からエジプト型、ギリシャ型の各型において第5趾付け根から踵までの側面長に対して第1趾付け根から踵までの側面長が何パーセント長いかを調べたところ、エジプト型では平均112.8%となり12.8%長く、ギリシャ型では平均113.2%となり13.2%長いことが明らかとなった。
以上の結果から装着具の第1趾側の領域は、第5趾側の領域に比べて110%以上120%以下の範囲内の伸縮性が必要であることが明らかとなった。
ところで、上記計測例および当技術分野の経験則等から足長が24.0cm~26.0cmである人については、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長(置き寸法)は210mm±20mmであることが好ましく、第1趾付け根から踵までの側面長L1(置き寸法)は140mm±20mmであることが好ましく、第5趾付け根から踵までの側面長L5(置き寸法)は135mm±20mmであることが好ましい。また、同人について、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長(伸び寸法)は350mm±20mmであることが好ましく、第1趾付け根から踵までの側面長L1(伸び寸法)は210mm±20mmであることが好ましく、第5趾付け根から踵までの側面長L5(伸び寸法)は200mm±20mmであることが好ましい。すなわち、置き寸法においてL1/L5は1.03(≒160/155)以上1.05(≒120mm/115mm)以下の範囲内であることが好ましい。また、伸び寸法においてL1/L5は1.04(≒230mm/220mm)以上1.06(≒190mm/180mm)以下の範囲内であることが好ましい。
また、かかる場合において、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における高伸張部位HEPの側面長(置き寸法)は30mm±10mmであることが好ましく、低伸張部位LEPの側面長(置き寸法)は15mm±10mmであることが好ましい。また、同人について、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)は60mm±10mmであることが好ましく、低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)は15mm±10mmであることが好ましい。なお、高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)は、高伸張部位HEPにのみ3.5kg荷重を負荷した際の寸法であり、低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)は、低伸張部位LEPにのみ3.5kg荷重を負荷した際の寸法である。すなわち、置き寸法において低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比は1.6(=40mm/25mm)以上4(=20mm/5mm)以下であることが好ましい。また、伸び寸法において低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比は2.8(=70mm/25mm)以上10(=50mm/5mm)以下であることが好ましい。また、低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比を逆転すれば、第5趾側がより伸びにくくなり、脱げにくさをさらに高めることができる。ただし、第5趾に窮屈感がでるおそれがある。
また、上述の通りであるから、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における第1趾付け根から踵までの側面長L1(置き寸法)に対する高伸張部位HEPの側面長(置き寸法)の比は0.16(≒20mm/120mm)以上0.25(=40mm/160mm)であることが好ましい。また、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における第1趾付け根から踵までの側面長L1(伸び寸法)に対する高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)の比は0.26(≒50mm/190mm)以上0.31(≒70mm/230mm)以下の範囲内であることが好ましい。
また、上述の通りであるから、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における第5趾付け根から踵までの側面長L5(置き寸法)に対する低伸張部位LEPの側面長(置き寸法)の比は0.04(≒5mm/115mm)以上0.17(≒25mm/155mm)以下の範囲内であることが好ましい。また、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における第5趾付け根から踵までの側面長L5(伸び寸法)に対する低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)の比は0.02(≒5mm/180mm)以上0.12(≒25mm/220mm)以下の範囲内であることが好ましい。
また、別の設計では、足長が24.0cm~26.0cmである人について、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長(置き寸法)は180mm±20mmであることが好ましく、第1趾付け根から踵までの側面長L1(置き寸法)は150mm±20mmであることが好ましく、第5趾付け根から踵までの側面長L5(置き寸法)は120mm±20mmであることが好ましい。また、同人について、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における先端位置が最前である趾の先端から踵までの側面長(伸び寸法)は460mm±20mmであることが好ましく、第1趾付け根から踵までの側面長L1(伸び寸法)は400mm±20mmであることが好ましく、第5趾付け根から踵までの側面長L5(伸び寸法)は320mm±20mmであることが好ましい。すなわち、置き寸法においてL1/L5は1.21(≒170/140)以上1.30(≒130mm/100mm)以下の範囲内であることが好ましい。また、伸び寸法においてL1/L5は1.23(≒420mm/340mm)以上1.27(≒380mm/300mm)以下の範囲内であることが好ましい。
また、かかる場合において、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における高伸張部位HEPの側面長(置き寸法)は30mm±10mmであることが好ましく、低伸張部位LEPの側面長(置き寸法)は20mm±10mmであることが好ましい。また、同人について、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)は70mm±20mmであることが好ましく、低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)は40mm±20mmであることが好ましい。なお、高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)は、高伸張部位HEPにのみ3.5kg荷重を負荷した際の寸法であり、低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)は、低伸張部位LEPにのみ3.5kg荷重を負荷した際の寸法である。すなわち、置き寸法において低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比は1.3(=40mm/30mm)以上2.0(=20mm/10mm)以下であることが好ましい。また、伸び寸法において低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比は1.5(=90mm/60mm)以上2.5(=50mm/20mm)以下であることが好ましい。また、低伸張部位LEPの側面長に対する高伸張部位HEPの側面長の比を逆転すれば、第5趾側がより伸びにくくなり、脱げにくさをさらに高めることができる。ただし、第5趾に窮屈感がでるおそれがある。
また、上述の通りであるから、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における第1趾付け根から踵までの側面長L1(置き寸法)に対する高伸張部位HEPの側面長(置き寸法)の比は0.15(≒20mm/130mm)以上0.24(=40mm/170mm)以下であることが好ましい。また、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における第1趾付け根から踵までの側面長L1(伸び寸法)に対する高伸張部位HEPの側面長(伸び寸法)の比は0.13(≒50mm/380mm)以上0.22(≒90mm/420mm)以下の範囲内であることが好ましい。
また、上述の通りであるから、五本趾袋付き足装着具100の平置き状態における第5趾付け根から踵までの側面長L5(置き寸法)に対する低伸張部位LEPの側面長(置き寸法)の比は0.10(≒10mm/100mm)以上0.22(≒30mm/140mm)以下の範囲内であることが好ましい。また、五本趾袋付き足装着具100の3.5kg荷重負荷時の伸び状態における第5趾付け根から踵までの側面長L5(伸び寸法)に対する低伸張部位LEPの側面長(伸び寸法)の比は0.06(≒20mm/300mm)以上0.18(≒60mm/340mm)以下の範囲内であることが好ましい。
ところで、上記比の数値範囲は、いずれの寸法の五本趾袋付き足装着具100に適用し得る。
100 五本趾袋付き足装着具(装着具)
110 第1趾袋部(内側趾袋部)
150 第5趾袋部(外側趾袋部)
160 フット部
HEP 高伸張部
LEP 低伸張部
MBP 基本構成部位

Claims (12)

  1. 丸編み機で編成され、少なくとも足を覆う装着具であって、
    少なくとも第1趾を覆う内側趾袋部と、
    少なくとも第5趾を覆う外側趾袋部と、
    前記第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目を含むが前記外側趾袋部と同一のウェール上の編目を含まない内側領域と、前記外側趾袋部と同一のウェール上の編目を含むが前記第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目を含まない外側領域とを有するフット部と
    を備え、
    前記内側領域の伸張性は、前記外側領域の伸張性よりも高い
    装着具。
  2. 前記内側領域には、高伸張部位が含まれており、
    前記外側領域には、低伸張部位が含まれており、
    前記高伸張部位は、前記低伸張部位よりも高い伸張性を示す
    請求項1に記載の装着具。
  3. 前記高伸張部位は、内側のコース数が外側のコース数よりも多くなる扇形または楔形を呈する
    請求項2に記載の装着具。
  4. 前記フット部は、前記高伸張部位の伸張性よりも低く、前記低伸張部位の伸張性よりも高い部位が基本構成部位とされている
    請求項2または3に記載の趾袋付き装着具。
  5. 前記高伸張部位は、前記第1趾の付け根部に対応する部位を含むように形成されている
    請求項2から4のいずれか1項に記載の装着具。
  6. 前記低伸張部位は、前記第5趾の付け根部に対応する部位を含むように形成されている
    請求項2から5のいずれか1項に記載の装着具。
  7. 前記フット部において、前記第1趾側の側面長は、前記第5趾側の側面長よりも長い
    請求項1から6のいずれか1項に記載の装着具。
  8. 3.5kgの張力をかけた際の前記第5趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の前記第1趾側の側面長の比は1.04以上1.27以下の範囲内である
    請求項7に記載の装着具。
  9. 3.5kgの張力をかけた際の前記第1趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の前記内側領域の側面長の比は0.13以上0.31以下の範囲内である
    請求項1から8のいずれか1項に記載の装着具。
  10. 3.5kgの張力をかけた際の前記第5趾側の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の前記外側領域の側面長の比は0.02以上0.18以下の範囲内である
    請求項1から9のいずれか1項に記載の装着具。
  11. 3.5kgの張力をかけた際の前記外側領域の側面長に対する3.5kgの張力をかけた際の前記内側領域の側面長の比は1.5以上10以下の範囲内である
    請求項1から10のいずれか1項に記載の装着具。
  12. 丸編み機で編成され、少なくとも足を覆う装着具であって、
    少なくとも第1趾を覆う内側趾袋部と、
    少なくとも第5趾を覆う外側趾袋部と、
    前記第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目を含むが前記外側趾袋部と同一のウェール上の編目を含まない内側領域と、前記外側趾袋部と同一のウェール上の編目を含むが前記第1趾の付け根部に対応する部位と同一のウェール上の編目を含まない外側領域とを有するフット部と
    を備え、
    前記外側領域の弾性は、前記内側領域の弾性よりも高い
    装着具。
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